説明

癌および自己免疫障害を処置するためのIL28およびIL29の短縮型システイン変異体の使用法

IL-28およびIL-29分子を用いる癌および自己免疫障害を有する患者の処置法。IL-28およびIL-29分子には、ヒトIL-28またはIL-29ポリペプチド配列に対する相同性を有するポリペプチドならびにIL-28およびIL-29の機能的活性を有するポリペプチドと融合されたタンパク質が含まれる。この分子は単剤療法としてまたは他の公知の癌および/もしくは自己免疫療法との併用で使用できる。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
SEQ ID NO: 163、165、167、169、171、173、および175の群より選択される治療有効量のポリペプチドをそれを必要とする患者に投与する工程を含む、B細胞リンパ腫、慢性リンパ球性白血病、急性リンパ球性白血病、非ホジキンリンパ腫、多発性骨髄腫、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、腎細胞癌、肝細胞癌、子宮頸癌、黒色腫、甲状腺癌、悪性神経膠腫、乳癌、結腸癌、肺癌、膵癌、前立腺癌、胃癌、卵巣癌、精巣癌、カポジ肉腫、および骨癌の群より選択される癌を処置する方法。
【請求項2】
ポリペプチドがポリエチレングリコールをさらに含む、請求項1記載の方法。
【請求項3】
ポリエチレングリコールがポリペプチドのアミノ末端に共有結合している、請求項2記載の方法。
【請求項4】
ポリエチレングリコールが約20kD、30kD、または40kDである、請求項2記載の方法。
【請求項5】
ポリエチレングリコールが直鎖型または分枝型である、請求項2記載の方法。
【請求項6】
ポリエチレングリコールがモノメトキシ-PEGプロピオンアルデヒドである、請求項2記載の方法。
【請求項7】
患者が哺乳動物である、請求項1記載の方法。
【請求項8】
患者がヒトである、請求項7記載の方法。
【請求項9】
SEQ ID NO: 163、165、167、169、171、173、および175の群より選択される配列と少なくとも95%の配列同一性を有する治療有効量のポリペプチドをそれを必要とする患者に投与する工程を含む、B細胞リンパ腫、慢性リンパ球性白血病、急性リンパ球性白血病、非ホジキンリンパ腫、多発性骨髄腫、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、腎細胞癌、肝細胞癌、子宮頸癌、黒色腫、甲状腺癌、悪性神経膠腫、乳癌、結腸癌、肺癌、膵癌、前立腺癌、胃癌、卵巣癌、精巣癌、カポジ肉腫、および骨癌の群より選択される癌を処置する方法。
【請求項10】
SEQ ID NO: 163、165、167、169、171、173、および175の群より選択される配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチドならびに薬学的に許容される媒体を含む治療有効量の処方物をそれを必要とする患者に投与する工程を含む、B細胞リンパ腫、慢性リンパ球性白血病、急性リンパ球性白血病、非ホジキンリンパ腫、多発性骨髄腫、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、腎細胞癌、肝細胞癌、子宮頸癌、黒色腫、甲状腺癌、悪性神経膠腫、乳癌、結腸癌、肺癌、膵癌、前立腺癌、胃癌、卵巣癌、精巣癌、カポジ肉腫、および骨癌の群より選択される癌を処置する方法。
【請求項11】
SEQ ID NO: 163、165、167、169、171、173、および175の群より選択される配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチド、第二のポリペプチド、薬学的に許容される媒体を含む治療有効量の処方物をそれを必要とする患者に投与する工程を含む、B細胞リンパ腫、慢性リンパ球性白血病、急性リンパ球性白血病、非ホジキンリンパ腫、多発性骨髄腫、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、腎細胞癌、肝細胞癌、子宮頸癌、黒色腫、甲状腺癌、悪性神経膠腫、乳癌、結腸癌、肺癌、膵癌、前立腺癌、胃癌、卵巣癌、精巣癌、カポジ肉腫、および骨癌の群より選択される癌を処置する方法。
【請求項12】
第二のポリペプチドがインターフェロンである、請求項11記載の方法。
【請求項13】
第二のポリペプチドがインターフェロン-α、インターフェロン-β、またはインターフェロン-γである、請求項12記載の方法。
【請求項14】
SEQ ID NO: 163、165、167、169、171、173、および175の群より選択される配列と少なくとも95%の配列同一性を有する治療有効量のポリペプチドをそれを必要とする患者に投与する工程を含む、B細胞リンパ腫、慢性リンパ球性白血病、急性リンパ球性白血病、非ホジキンリンパ腫、多発性骨髄腫、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、腎細胞癌、肝細胞癌、子宮頸癌、黒色腫、甲状腺癌、悪性神経膠腫、乳癌、結腸癌、肺癌、膵癌、前立腺癌、胃癌、卵巣癌、精巣癌、カポジ肉腫、および骨癌の群より選択される癌の進行を抑制する方法。
【請求項15】
SEQ ID NO: 163、165、167、169、171、173、および175の群より選択される配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチド、第二のポリペプチド、ならびに薬学的に許容される媒体を含む治療有効量の処方物をそれを必要とする患者に投与する工程を含む、B細胞リンパ腫、慢性リンパ球性白血病、急性リンパ球性白血病、非ホジキンリンパ腫、多発性骨髄腫、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、腎細胞癌、肝細胞癌、子宮頸癌、黒色腫、甲状腺癌、悪性神経膠腫、乳癌、結腸癌、肺癌、膵癌、前立腺癌、胃癌、卵巣癌、精巣癌、カポジ肉腫、および骨癌の群より選択される癌の進行を抑制する方法。
【請求項16】
SEQ ID NO: 163、165、167、169、171、173、および175の群より選択される配列と少なくとも95%の配列同一性を有する治療有効量のポリペプチドをそれを必要とする患者に投与する工程を含む、B細胞リンパ腫、慢性リンパ球性白血病、急性リンパ球性白血病、非ホジキンリンパ腫、多発性骨髄腫、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、腎細胞癌、肝細胞癌、子宮頸癌、黒色腫、甲状腺癌、悪性神経膠腫、乳癌、結腸癌、肺癌、膵癌、前立腺癌、胃癌、卵巣癌、精巣癌、カポジ肉腫、および骨癌の群より選択される癌の発症を遅らせる方法。
【請求項17】
SEQ ID NO: 163、165、167、169、171、173、および175の群より選択される配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチド、第二のポリペプチド、薬学的に許容される媒体を含む治療有効量の処方物をそれを必要とする患者に投与する工程を含む、B細胞リンパ腫、慢性リンパ球性白血病、急性リンパ球性白血病、非ホジキンリンパ腫、多発性骨髄腫、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、腎細胞癌、肝細胞癌、子宮頸癌、黒色腫、甲状腺癌、悪性神経膠腫、乳癌、結腸癌、肺癌、膵癌、前立腺癌、胃癌、卵巣癌、精巣癌、カポジ肉腫、および骨癌の群より選択される癌の発症を遅らせる方法。
【請求項18】
SEQ ID NO: 163、165、167、169、171、173、および175の群より選択される配列と少なくとも95%の配列同一性を有する治療有効量のポリペプチドをそれを必要とする患者に投与する工程を含む、B細胞リンパ腫、慢性リンパ球性白血病、急性リンパ球性白血病、非ホジキンリンパ腫、多発性骨髄腫、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、腎細胞癌、肝細胞癌、子宮頸癌、黒色腫、甲状腺癌、悪性神経膠腫、乳癌、結腸癌、肺癌、膵癌、前立腺癌、胃癌、卵巣癌、精巣癌、カポジ肉腫、および骨癌の群より選択される癌の重症度を軽減する方法。
【請求項19】
SEQ ID NO: 163、165、167、169、171、173、および175の群より選択される配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチド、第二のポリペプチド、薬学的に許容される媒体を含む治療有効量の処方物をそれを必要とする患者に投与する工程を含む、B細胞リンパ腫、慢性リンパ球性白血病、急性リンパ球性白血病、非ホジキンリンパ腫、多発性骨髄腫、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、腎細胞癌、肝細胞癌、子宮頸癌、黒色腫、甲状腺癌、悪性神経膠腫、乳癌、結腸癌、肺癌、膵癌、前立腺癌、胃癌、卵巣癌、精巣癌、カポジ肉腫、および骨癌の群より選択される癌の重症度を軽減する方法。
【請求項20】
SEQ ID NO: 163、165、167、169、171、173、および175の群より選択される配列と少なくとも95%の配列同一性を有する治療有効量のポリペプチドをそれを必要とする患者に投与する工程を含む、B細胞リンパ腫、慢性リンパ球性白血病、急性リンパ球性白血病、非ホジキンリンパ腫、多発性骨髄腫、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、腎細胞癌、肝細胞癌、子宮頸癌、黒色腫、甲状腺癌、悪性神経膠腫、乳癌、結腸癌、肺癌、膵癌、前立腺癌、胃癌、卵巣癌、精巣癌、カポジ肉腫、および骨癌の群より選択される癌の状態または症状の少なくとも一つを抑制する方法。
【請求項21】
SEQ ID NO: 163、165、167、169、171、173、および175の群より選択される配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチド、第二のポリペプチド、薬学的に許容される媒体を含む治療有効量の処方物をそれを必要とする患者に投与する工程を含む、B細胞リンパ腫、慢性リンパ球性白血病、急性リンパ球性白血病、非ホジキンリンパ腫、多発性骨髄腫、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、腎細胞癌、肝細胞癌、子宮頸癌、黒色腫、甲状腺癌、悪性神経膠腫、乳癌、結腸癌、肺癌、膵癌、前立腺癌、胃癌、卵巣癌、精巣癌、カポジ肉腫、および骨癌の群より選択される癌の状態または症状の少なくとも一つを抑制する方法。
【請求項22】
SEQ ID NO: 163、165、167、169、171、173、および175の群より選択される配列と少なくとも95%の配列同一性を有する治療有効量のポリペプチドをそれを必要とする患者に投与する工程を含む、頸部、腋窩、または鼠蹊部のリンパ節の無痛性腫脹、寝汗、原因不明の発熱、体重減、および過度の疲労感の群より選択される非ホジキンリンパ腫の状態または症状の少なくとも一つを抑制する方法。
【請求項23】
SEQ ID NO: 163、165、167、169、171、173、および175の群より選択される配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチド、第二のポリペプチド、ならびに薬学的に許容される媒体を含む治療有効量の処方物をそれを必要とする患者に投与する工程を含む、頸部、腋窩、または鼠蹊部のリンパ節の無痛性腫脹、寝汗、原因不明の発熱、体重減、および過度の疲労感の群より選択される非ホジキンリンパ腫の状態または症状の少なくとも一つを抑制する方法。
【請求項24】
SEQ ID NO: 163、165、167、169、171、173、および175の群より選択される配列と少なくとも95%の配列同一性を有する治療有効量のポリペプチドをそれを必要とする患者に投与する工程を含む、背痛、身長低下、貧血、腎障害、反復性呼吸器感染、および高カルシウム血症の群より選択される多発性骨髄腫の状態または症状の少なくとも一つを抑制する方法。
【請求項25】
SEQ ID NO: 163、165、167、169、171、173、および175の群より選択される配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチド、第二のポリペプチド、ならびに薬学的に許容される媒体を含む治療有効量の処方物をそれを必要とする患者に投与する工程を含む、背痛、身長低下、貧血、腎障害、反復性呼吸器感染、および高カルシウム血症の群より選択される多発性骨髄腫の状態または症状の少なくとも一つを抑制する方法。
【請求項26】
SEQ ID NO: 163、165、167、169、171、173、および175の群より選択される配列と少なくとも95%の配列同一性を有する治療有効量のポリペプチドをそれを必要とする患者に投与する工程を含む、数週間以内に治癒しない頭部または頸部の潰瘍またはびらん領域、嚥下困難、呼吸または会話の問題、口の麻痺感、鼻血、持続性耳痛、難聴、および口または頸部の腫脹またはしこりの群より選択される頭頸部腫瘍の状態または症状の少なくとも一つを抑制する方法。
【請求項27】
SEQ ID NO: 163、165、167、169、171、173、および175の群より選択される配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチド、第二のポリペプチド、ならびに薬学的に許容される媒体を含む治療有効量の処方物をそれを必要とする患者に投与する工程を含む、数週間以内に治癒しない頭部または頸部の潰瘍またはびらん領域、嚥下困難、呼吸または会話の問題、口の麻痺感、鼻血、持続性耳痛、難聴、および口もしくは頸部の腫脹またはしこりの群より選択される頭頸部腫瘍の状態または症状の少なくとも一つを抑制する方法。
【請求項28】
SEQ ID NO: 163、165、167、169、171、173、および175の群より選択される治療有効量のポリペプチドをそれを必要とする患者に投与する工程を含む、多発性硬化症、関節炎、関節リウマチ、潰瘍性大腸炎、クローン病、全身性エリテマトーデス、および乾癬の群より選択される自己免疫障害を処置する方法。
【請求項29】
SEQ ID NO: 163、165、167、169、171、173、および175の群より選択される配列と少なくとも95%の配列同一性を有する治療有効量のポリペプチドをそれを必要とする患者に投与する工程を含む、多発性硬化症、関節炎、関節リウマチ、潰瘍性大腸炎、クローン病、全身性エリテマトーデス、および乾癬の群より選択される自己免疫障害を処置する方法。
【請求項30】
SEQ ID NO: 163、165、167、169、171、173、および175の群より選択される配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチド、第二のポリペプチド、薬学的に許容される媒体を含む治療有効量の処方物をそれを必要とする患者に投与する工程を含む、癌が多発性硬化症、関節炎、関節リウマチ、潰瘍性大腸炎、クローン病、全身性エリテマトーデス、および乾癬の群より選択される自己免疫障害の方法。
【請求項31】
SEQ ID NO: 163、165、167、169、171、173、および175の群より選択される配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチド、第二のポリペプチド、ならびに薬学的に許容される媒体を含む治療有効量の処方物をそれを必要とする患者に投与する工程を含む、癌が多発性硬化症、関節炎、関節リウマチ、潰瘍性大腸炎、クローン病、全身性エリテマトーデス、および乾癬の群より選択される自己免疫障害の進行を抑制する方法。
【請求項32】
SEQ ID NO: 163、165、167、169、171、173、および175の群より選択される配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチドならびに薬学的に許容される媒体を含む治療有効量の処方物をそれを必要とする患者に投与する工程を含む、患者の多発性硬化症の再発を遅らせる方法。
【請求項33】
SEQ ID NO: 163、165、167、169、171、173、および175の群より選択される配列と少なくとも95%の配列同一性を有するポリペプチド、薬学的に許容される媒体を含む治療有効量の処方物をそれを必要とする患者に投与する工程を含む、患者の再発性多発性硬化症の重症度を軽減する方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公表番号】特表2009−502800(P2009−502800A)
【公表日】平成21年1月29日(2009.1.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−522947(P2008−522947)
【出願日】平成18年7月20日(2006.7.20)
【国際出願番号】PCT/US2006/028106
【国際公開番号】WO2007/013944
【国際公開日】平成19年2月1日(2007.2.1)
【出願人】(505222646)ザイモジェネティクス, インコーポレイテッド (72)
【Fターム(参考)】