説明

癌の治療のための新規抗CD38抗体

CD38に特異的に結合する、抗体、ヒト化抗体、再表面化された抗体、抗体断片、誘導体化された抗体及び細胞毒製剤とのこれらの連結体は、アポトーシス、抗体依存性細胞媒介性細胞傷害性(ADCC)及び/又は補体依存性細胞傷害(CDC)によってCD38細胞を死滅させることができる。前記抗体及びその断片は、多発性骨髄腫、慢性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、急性骨髄性白血病若しくは急性リンパ性白血病の治療又は全身性狼瘡、関節リウマチ、多発性硬化症、エリテマトーデス及び喘息の治療において使用され得る。前記誘導体化された抗体は、CD38の上昇したレベルを発現する腫瘍の診断及び画像化において使用され得る。細胞結合因子及び細胞傷害性因子を含む細胞傷害性連結体、該連結体を含む治療用組成物、細胞増殖の阻害及び疾病の治療において前記連結体を使用するための方法並びに細胞傷害性連結体を含むキットも提供される。特に、細胞結合因子は、CD38タンパク質を認識及び結合するモノクローナル抗体及びそのエピトープ結合断片である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
アポトーシス、抗体依存性細胞媒介性細胞傷害(ADCC)及び補体依存性細胞傷害(CDC)によってCD38細胞を死滅させることができることを特徴とする、CD38に特異的に結合する抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項2】
前記抗体又はそのエピトープ結合断片が、間質細胞又は間質由来のサイトカインの不存在下で、アポトーシスによって前記CD38細胞を死滅させることができることを特徴とする、請求項1に記載の抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項3】
前記抗体又はそのエピトープ結合断片が、モノクローナル抗体であることを特徴とする、請求項1から2の何れかに記載の抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項4】
前記CD38細胞が、リンパ腫細胞、白血病細胞又は多発性骨髄腫細胞であることを特徴とする、請求項1から3の何れかに記載の抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項5】
前記CD38細胞が、非ホジキンリンパ腫(NHL)細胞、バーキットリンパ腫(BL)細胞、多発性骨髄腫(MM)細胞、B慢性リンパ性白血病(B−CLL)細胞、B及びT急性リンパ性白血病(ALL)細胞、T細胞リンパ腫(TCL)細胞、急性骨髄性白血病(AML)細胞、有毛細胞白血病(HCL)細胞、ホジキンリンパ腫(HL)細胞又は慢性骨髄性白血病(CML)細胞であることを特徴とする、請求項4に記載の抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項6】
前記抗体又はそのエピトープ結合断片が、間質細胞又は間質由来のサイトカインの不存在下で、アポトーシスによって、Daudiリンパ腫細胞の少なくとも24%を死滅させることができることを特徴とする、請求項1に記載の抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項7】
前記抗体又はそのエピトープ結合断片が、間質細胞又は間質由来のサイトカインの不存在下で、アポトーシスによって、7%超のラモスリンパ腫細胞を死滅させることができることを特徴とする、請求項1に記載の抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項8】
前記抗体又はそのエピトープ結合断片が、間質細胞又は間質由来のサイトカインの不存在下で、アポトーシスによって、MOLP−8多発性骨髄腫細胞の11%超を死滅させることができることを特徴とする、請求項1に記載の抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項9】
前記抗体又はそのエピトープ結合断片が、間質細胞又は間質由来のサイトカインの不存在下で、アポトーシスによって、SU−DHL−8リンパ腫細胞の36%超を死滅させることができることを特徴とする、請求項1に記載の抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項10】
前記抗体又はそのエピトープ結合断片が、間質細胞又は間質由来のサイトカインの不存在下で、アポトーシスによって、DND−41白血病細胞の62%超を死滅させることができることを特徴とする、請求項1に記載の抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項11】
前記抗体又はそのエピトープ結合断片が、間質細胞又は間質由来のサイトカインの不存在下で、アポトーシスによって、27%超のNU−DUL−1リンパ腫細胞を死滅させることができることを特徴とする、請求項1に記載の抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項12】
前記抗体又はそのエピトープ結合断片が、間質細胞又は間質由来のサイトカインの不存在下で、アポトーシスによって、JVM−13白血病細胞の9%超を死滅させることができることを特徴とする、請求項1に記載の抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項13】
前記抗体又はそのエピトープ結合断片が、間質細胞又は間質由来のサイトカインの不存在下で、アポトーシスによって、HC−1リンパ腫細胞の4%超を死滅させることができることを特徴とする、請求項1に記載の抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項14】
前記抗体又はそのエピトープ結合断片が、3×10−9M又はそれ以下のKでCD38を結合することを特徴とする、請求項1から13の何れかに記載の抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項15】
前記抗体又はそのエピトープ結合断片が、配列番号1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35及び36からなる群から選択されるアミノ酸配列を有する1つ又はそれ以上の相補性決定領域を含むことを特徴とする、請求項1から14に記載の抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項16】
前記抗体又はそのエピトープ結合断片が、少なくとも1つの重鎖及び少なくとも1つの軽鎖を含み、並びに前記重鎖が1、2、3、7、8、9、13、14、15、19、20、21、25、26、27、31、32及び33からなる群から選択されるアミノ酸配列を有する3つの連続する相補性決定領域を含み、並びに前記軽鎖が配列番号4、5、6、10、11、12、16、17、18、22、23、24、28、30、34、35及び36からなる群から選択されるアミノ酸配列を有する3つの連続する相補性決定領域を含むことを特徴とする、請求項15に記載の抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項17】
前記抗体又はそのエピトープ結合断片が、配列番号38、40、42、44、46及び48からなる群から選択されるアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を含むことを特徴とする、請求項16に記載の抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項18】
前記抗体又はそのエピトープ結合断片が、配列番号50、52、54、56、58、60からなる群から選択されるアミノ酸配列を有する重鎖可変領域を含むことを特徴とする、請求項16に記載の抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項19】
前記抗体又はそのエピトープ結合断片が、少なくとも1つの重鎖及び少なくとも1つの軽鎖を含み、前記重鎖が配列番号1、2及び3によって表されるアミノ酸配列を有する3つの連続する相補性決定領域を含み、並びに前記軽鎖が配列番号4、5及び6によって表されるアミノ酸配列を有する3つの連続する相補性決定領域を含むことを特徴とする、請求項16に記載の抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項20】
前記抗体又はそのエピトープ結合断片が、配列番号38からなるアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を含むことを特徴とする、請求項19に記載の抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項21】
前記抗体又はそのエピトープ結合断片が、配列番号50からなるアミノ酸配列を有する重鎖可変領域を含むことを特徴とする、請求項19に記載の抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項22】
前記抗体又はそのエピトープ結合断片が、少なくとも1つの重鎖及び少なくとも1つの軽鎖を含み、前記重鎖が配列番号7、8及び9によって表されるアミノ酸配列を有する3つの連続する相補性決定領域を含み、並びに前記軽鎖が配列番号10、11及び12によって表されるアミノ酸配列を有する3つの連続する相補性決定領域を含むことを特徴とする、請求項16に記載の抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項23】
前記抗体又はそのエピトープ結合断片が、配列番号40からなるアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を含むことを特徴とする、請求項22に記載の抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項24】
前記抗体又はそのエピトープ結合断片が、配列番号52からなるアミノ酸配列を有する重鎖可変領域を含むことを特徴とする、請求項22に記載の抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項25】
前記抗体又はそのエピトープ結合断片が、少なくとも1つの重鎖及び少なくとも1つの軽鎖を含み、前記重鎖が配列番号13、14及び15によって表されるアミノ酸配列を有する3つの連続する相補性決定領域を含み、並びに前記軽鎖が配列番号16、17及び18によって表されるアミノ酸配列を有する3つの連続する相補性決定領域を含むことを特徴とする、請求項16に記載の抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項26】
前記抗体又はそのエピトープ結合断片が、配列番号42からなるアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を含むことを特徴とする、請求項25に記載の抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項27】
前記抗体又はそのエピトープ結合断片が、配列番号54からなるアミノ酸配列を有する重鎖可変領域を含むことを特徴とする、請求項25に記載の抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項28】
前記抗体又はそのエピトープ結合断片が、少なくとも1つの重鎖及び少なくとも1つの軽鎖を含み、前記重鎖が配列番号19、20及び21によって表されるアミノ酸配列を有する3つの連続する相補性決定領域を含み、並びに前記軽鎖が配列番号22、23及び24によって表されるアミノ酸配列を有する3つの連続する相補性決定領域を含むことを特徴とする、請求項16に記載の抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項29】
前記抗体又はそのエピトープ結合断片が、配列番号44からなるアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を含むことを特徴とする、請求項28に記載の抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項30】
前記抗体又はそのエピトープ結合断片が、配列番号56からなるアミノ酸配列を有する重鎖可変領域を含むことを特徴とする、請求項28に記載の抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項31】
前記抗体又はそのエピトープ結合断片が、少なくとも1つの重鎖及び少なくとも1つの軽鎖を含み、前記重鎖が配列番号25、26及び27によって表されるアミノ酸配列を有する3つの連続する相補性決定領域を含み、並びに前記軽鎖が配列番号28、29及び30によって表されるアミノ酸配列を有する3つの連続する相補性決定領域を含むことを特徴とする、請求項16に記載の抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項32】
前記抗体又はそのエピトープ結合断片が、配列番号46からなるアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を含むことを特徴とする、請求項31に記載の抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項33】
前記抗体又はそのエピトープ結合断片が、配列番号58からなるアミノ酸配列を有する重鎖可変領域を含むことを特徴とする、請求項31に記載の抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項34】
前記抗体又はそのエピトープ結合断片が、少なくとも1つの重鎖及び少なくとも1つの軽鎖を含み、前記重鎖が配列番号31、32及び33によって表されるアミノ酸配列を有する3つの連続する相補性決定領域を含み、並びに前記軽鎖が配列番号34、35及び36によって表されるアミノ酸配列を有する3つの連続する相補性決定領域を含むことを特徴とする、請求項16に記載の抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項35】
前記抗体又はそのエピトープ結合断片が、配列番号48からなるアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を含むことを特徴とする、請求項34に記載の抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項36】
前記抗体又はそのエピトープ結合断片が、配列番号60からなるアミノ酸配列を有する重鎖可変領域を含むことを特徴とする、請求項34に記載の抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項37】
前記抗体又はそのエピトープ結合断片が、寄託番号PTA−7667、PTA−7669、PTA−7670、PTA−7666、PTA−7668及びPTA−7671下で、2006年6月21日に、アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(10801University Bld,Manassas,VA,20110−2209,USA)に寄託されたハイブリドーマ細胞株の群から選択されるハイブリドーマ細胞株によって産生されることを特徴とする、請求項16に記載の抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項38】
前記抗体又はそのエピトープ結合断片が、少なくとも1つのヒト定常領域を含むことを特徴とする、請求項16に記載の抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項39】
前記定常領域が、ヒトIgG1/Igκ定常領域であることを特徴とする、請求項38に記載の抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項40】
前記抗体又はそのエピトープ結合断片が、ヒト化された又は再表面化された抗体であることを特徴とする、請求項16に記載の抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項41】
前記ヒト化された又は再表面化された抗体又はそのエピトープ結合断片が、少なくとも1つの重鎖及び少なくとも1つの軽鎖を含み、前記重鎖が配列番号1、2及び3によって表されるアミノ酸配列を有する3つの連続する相補性決定領域を含み、並びに前記軽鎖が配列番号4、5及び6によって表されるアミノ酸配列を有する3つの連続する相補性決定領域を含むことを特徴とする、請求項40に記載のヒト化された又は再表面化された抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項42】
前記ヒト化された又は再表面化された抗体又はそのエピトープ結合断片が、少なくとも1つの重鎖及び少なくとも1つの軽鎖を含み、前記重鎖が配列番号7、8及び9によって表されるアミノ酸配列を有する3つの連続する相補性決定領域を含み、並びに前記軽鎖が配列番号10、11及び12によって表されるアミノ酸配列を有する3つの連続する相補性決定領域を含むことを特徴とする、請求項40に記載のヒト化された又は再表面化された抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項43】
前記ヒト化された又は再表面化された抗体又はそのエピトープ結合断片が、少なくとも1つの重鎖及び少なくとも1つの軽鎖を含み、前記重鎖が配列番号13、14及び15によって表されるアミノ酸配列を有する3つの連続する相補性決定領域を含み、並びに前記軽鎖が配列番号16、17及び18によって表されるアミノ酸配列を有する3つの連続する相補性決定領域を含むことを特徴とする、請求項40に記載のヒト化された又は再表面化された抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項44】
前記ヒト化された又は再表面化された抗体又はそのエピトープ結合断片が、配列番号66によって表されるアミノ酸配列を有する重鎖可変領域を含むことを特徴とする、請求項43に記載のヒト化された又は再表面化された抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項45】
前記ヒト化された又は再表面化された抗体又はそのエピトープ結合断片が、配列番号62及び64の群から選択されるアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を含むことを特徴とする、請求項43に記載のヒト化された又は再表面化された抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項46】
前記ヒト化された又は再表面化された抗体又はそのエピトープ結合断片が、少なくとも1つの重鎖及び少なくとも1つの軽鎖を含み、前記重鎖が配列番号19、20及び21によって表されるアミノ酸配列を有する3つの連続する相補性決定領域を含み、並びに前記軽鎖が配列番号22、23及び24によって表されるアミノ酸配列を有する3つの連続する相補性決定領域を含むことを特徴とする、請求項40に記載のヒト化された又は再表面化された抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項47】
前記ヒト化された又は再表面化された抗体又はそのエピトープ結合断片が、少なくとも1つの重鎖及び少なくとも1つの軽鎖を含み、前記重鎖が配列番号25、26及び27によって表されるアミノ酸配列を有する3つの連続する相補性決定領域を含み、並びに前記軽鎖が配列番号28、29及び30によって表されるアミノ酸配列を有する3つの連続する相補性決定領域を含むことを特徴とする、請求項40に記載のヒト化された又は再表面化された抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項48】
前記ヒト化された又は再表面化された抗体又はそのエピトープ結合断片が、配列番号72によって表されるアミノ酸配列を有する重鎖可変領域を含むことを特徴とする、請求項47に記載のヒト化された又は再表面化された抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項49】
前記ヒト化された又は再表面化された抗体又はそのエピトープ結合断片が、配列番号68及び70の群から選択されるアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を含むことを特徴とする、請求項47に記載のヒト化された又は再表面化された抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項50】
前記ヒト化された又は再表面化された抗体又はそのエピトープ結合断片が、少なくとも1つの重鎖及び少なくとも1つの軽鎖を含み、前記重鎖が配列番号31、32及び33によって表されるアミノ酸配列を有する3つの連続する相補性決定領域を含み、並びに前記軽鎖が配列番号34、35及び36によって表されるアミノ酸配列を有する3つの連続する相補性決定領域を含むことを特徴とする、請求項40に記載のヒト化された又は再表面化された抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項51】
前記抗体又はそのエピトープ結合断片が、Fab、Fab’、F(ab’)又はFv断片であることを特徴とする、請求項16に記載の抗体又はそのエピトープ結合断片。
【請求項52】
細胞傷害性因子に連結された請求項1から51の何れかに記載の抗体又はそのエピトープ結合断片を含む連結体。
【請求項53】
前記細胞傷害性因子が、マイタンシノイド、小薬物、トマイマイシン誘導体、レプトマイシン誘導体、プロドラッグ、タキソイド、CC−1065及びCC−1065類縁体からなる群から選択されることを特徴とする、請求項52に記載の連結体。
【請求項54】
前記細胞傷害性因子が、式
【化17】

のマイタンシンDM1であることを特徴とする、請求項53に記載の連結体。
【請求項55】
前記細胞傷害性因子が、式
【化18】

のマイタンシンDM4であることを特徴とする、請求項53に記載の連結体。
【請求項56】
前記細胞傷害性因子が、以下からなる群から選択されるトマイマイシン誘導体であることを特徴とする、請求項53に記載の連結体。
・8,8’−[1,3−ベンゼンジイルビス(メチレンオキシ)]−ビス[(S)−2−エト−(E)−イリデン−7−メトキシ−1,2,3,11a−テトラヒドロ−5H−ピロロ[2,1−c][1,4]ベンゾジアゼピン−5−オン]
・8,8’−[5−メトキシ−1,3−ベンゼンジイルビス(メチレンオキシ)]−ビス[(S)−2−エト−(E)−イリデン−7−メトキシ−1,2,3,11a−テトラヒドロ−5H−ピロロ[2,1−c][1,4]ベンゾジアゼピン−5−オン]
・8,8’−[1,5−ペンタンジイルビス(オキシ)]−ビス[(S)−2−エト−(E)−イリデン−7−メトキシ−1,2,3,11a−テトラヒドロ−5H−ピロロ[2,1−c][1,4]ベンゾジアゼピン−5−オン]
・8,8’−[1,4−ブタンジイルビス(オキシ)]−ビス[(S)−2−エト−(E)−イリデン−7−メトキシ−1,2,3,11a−テトラヒドロ−5H−ピロロ[2,1−c][1,4]ベンゾジアゼピン−5−オン]
・8,8’−[3−メチル−1,5−ペンタンジイルビス(オキシ)]−ビス[(S)−2−エト−(E)−イリデン−7−メトキシ−1,2,3,11a−テトラヒドロ−5H−ピロロ[2,1−c][1,4]ベンゾジアゼピン−5−オン]
・8,8’−[2,6−ピリジンジイルビス(オキシ)]−ビス[(S)−2−エト−(E)−イリデン−7−メトキシ−1,2,3,11a−テトラヒドロ−5H−ピロロ[2,1−c][1,4]ベンゾジアゼピン−5−オン]
・8,8’−[4−(3−tert−ブトキシカルボニルアミノプロピルオキシ)−2,6−ピリジンジイルビス−(メチレンオキシ)]−ビス[(S)−2−エト−(E)−イリデン−7−メトキシ−1,2,3,11a−テトラヒドロ−5H−ピロロ[2,1−c][1,4]ベンゾジアゼピン−5−オン]
・8,8’−[5−(3−アミノプロピルオキシ)−1,3−ベンゼンジイルビス(メチレンオキシ)]−ビス[(S)−2−エト−(E)−イリデン−7−メトキシ−1,2,3,11a−テトラヒドロ−5H−ピロロ[2,1−c][1,4]ベンゾジアゼピン−5−オン]
・8,8’−[5−(N−メチル−3−tert−ブトキシカルボニルアミノプロピル)−1,3−ベンゼンジイルビス−(メチレンオキシ)]−ビス[(S)−2−エト−(E)−イリデン−7−メトキシ−1,2,3,11a−テトラヒドロ−5H−ピロロ[2,1−c][1,4]ベンゾジアゼピン−5−オン]
・8,8’−{5−[3−(4−メチル−4−メチルジスルファニル−ペンタノイルアミノ)プロピルオキシ]−1,3−ベンゼンジイルビス(メチレンオキシ)}−ビス[(S)−2−エト−(E)−イリデン−7−メトキシ−1,2,3,11a−テトラヒドロ−5H−ピロロ[2,1−c][1,4]ベンゾジアゼピン−5−オン]
・8,8’−[5−アセチルチオメチル−1,3−ベンゼンジイルビス(メチレンオキシ−ビス[(S)−2−メチレン−7−メトキシ−1,2,3,11a−テトラヒドロ−5H−ピロロ[2,1−c][1,4]ベンゾジアゼピン−5−オン]
・ビス−{2−[(S)−2−メチレン−7−メトキシ−5−オキソ−1,3,,11a−テトラヒドロ−5H−ピロロ[2,1−c][1,4]ベンゾジアゼピン−8−イルオキシ]−エチル}−カルバミン酸tert−ブチルエステル
・8,8’−[3−(2−アセチルチオエチル)−1,5−ペンタンジイルビス(オキシ)]−ビス[(S)−2−メチレン−7−メトキシ−1,2,3,11a−テトラヒドロ−5H−ピロロ[2,1−c][1,4]ベンゾジアゼピン−5−オン]
・8,8’−[5−(N−4−メルカプト−4,4−ジメチルブタノイル)アミノ−1,3−ベンゼンジイルビス(メチレンオキシ)]−ビス[7−メトキシ−2−メチレン−1,2,3,11a−テトラヒドロ−5H−ピロロ[2,1−c][1,4]ベンゾジアゼピン−5−オン]
・8,8’−[5−(N−4−メチルジチオ−4,4−ジメチルブタノイル)−アミノ−1,3−ベンゼンジイルビス(メチレンオキシ)]−ビス[7−メトキシ−2−メチレン−1,2,3,11a−テトラヒドロ−5H−ピロロ[2,1−c][1,4]ベンゾジアゼピン−5−オン]
・8,8’−[5−(N−メチル−N−(2−メルカプト−2,2−ジメチルエチル)アミノ−1,3−ベンゼンジイル(メチレンオキシ)]−ビス[7−メトキシ−2−メチレン−1,2,3,11a−テトラヒドロ−5H−ピロロ[2,1−c][1,4]ベンゾジアゼピン−5−オン]
・8,8’−[5−(N−メチル−N−(2−メチルジチオ−2,2−ジメチルエチル)アミノ−1,3−ベンゼンジイル(メチレンオキシ)]−ビス[7−メトキシ−2−メチレン−1,2,3,11a−テトラヒドロ−5H−ピロロ[2,1−c][1,4]ベンゾジアゼピン−5−オン]
・8,8’−[(4−(2−(4−メルカプト−4−メチル)−ペンタンアミド−エトキシ)−ピリジン−2,6−ジメチル)−ジオキシ]−ビス[(S)−2−エト−(E)−イリデン−7−ジメトキシ−1,2,3,11a−テトラヒドロ−ピロロ[2,1−c][1,4]ベンゾジアゼピン−5−オン]
・8,8’−[(1−(2−(4−メチル−4−メチルジスルファニル)−ペンタンアミド−エトキシ)−ベンゼン−3,5−ジメチル)−ジオキシ]−ビス[(S)−2−エト−(E)−イリデン−7−ジメトキシ−1,2,3,11a−テトラヒドロ−ピロロ[2,1−c][1,4]ベンゾジアゼピン−5−オン]
・8,8’−[(4−(3−(4−メチル−4−メチルジスルファニル)−ペンタンアミド−プロポキシ)−ピリジン−2,6−ジメチル)−ジオキシ]−ビス[(S)−2−エト−(E)−イリデン−7−ジメトキシ−1,2,3,11a−テトラヒドロ−ピロロ[2,1−c][1,4]ベンゾジアゼピン−5−オン]
・8,8’−[(4−(4−(4−メチル−4−メチルジスルファニル)−ペンタンアミド−ブトキシ)−ピリジン−2,6−ジメチル)−ジオキシ]−ビス[(S)−2−エト−(E)−イリデン−7−ジメトキシ−1,2,3,11a−テトラヒドロ−ピロロ[2,1−c][1,4]ベンゾジアゼピン−5−オン]
・8,8’−[(4−(3−[4−(4−メチル−4−メチルジスルファニル−ペンタノイル)−ピペラジン−1−イル]−プロピル)−ピリジン−2,6−ジメチル)−ジオキシ]−ビス[(S)−2−エト−(E)−イリデン−7−ジメトキシ−1,2,3,11a−テトラヒドロ−ピロロ[2,1−c][1,4]ベンゾジアゼピン−5−オン]
・8,8’−[(1−(3−[4−(4−メチル−4−メチルジスルファニル−ペンタノイル)−ピペラジン−1−イル]−プロピル)−ベンゼン−3,5−ジメチル)−ジオキシ]−ビス[(S)−2−エト−(E)−イリデン−7−ジメトキシ−1,2,3,11a−テトラヒドロ−ピロロ[2,1−c][1,4]ベンゾジアゼピン−5−オン]
・8,8’−[(4−(2−{2−[2−(4−メチル−4−メチルジスルファニル−ペンタノイルアミノ)−エトキシ]−エトキシ}−エトキシ)−ピリジン−2,6−ジメチル)−ジオキシ]−ビス[(S)−2−エト−(E)−イリデン−7−ジメトキシ−1,2,3,11a−テトラヒドロ−ピロロ[2,1−c][1,4]ベンゾジアゼピン−5−オン]
・8,8’−[(1−(2−{2−[2−(2−{2−[2−(4−メチル−4−メチルジスルファニル−ペンタノイルアミノ)−エトキシ]−エトキシ}−エトキシ)−エトキシ]−エトキシ}−エトキシ)−ベンゼン−3,5−ジメチル)−ジオキシ]−ビス[(S)−2−エト−(E)−イリデン−7−ジメトキシ−1,2,3,11a−テトラヒドロ−ピロロ[2,1−c][1,4]ベンゾジアゼピン−5−オン]
・8,8’−[(1−(2−{2−[2−(4−メチル−4−メチルジスルファニル−ペンタノイルアミノ)−エトキシ]−エトキシ}−エトキシ)−ベンゼン−3,5−ジメチル)−ジオキシ]−ビス[(S)−2−エト−(E)−イリデン−7−ジメトキシ−1,2,3,11a−テトラヒドロ−ピロロ[2,1−c][1,4]ベンゾジアゼピン−5−オン]
・8,8’−[(4−(2−{2−[2−(2−{2−[2−(4−メチル−4−メチルジスルファニル−ペンタノイルアミノ)−エトキシ]−エトキシ}−エトキシ)−エトキシ]−エトキシ}−エトキシ)−ピリジン−2,6−ジメチル)−ジオキシ]−ビス[(S)−2−エト−(E)−イリデン−7−ジメトキシ−1,2,3,11a−テトラヒドロ−ピロロ[2,1−c][1,4]ベンゾジアゼピン−5−オン]
・8,8’−[(1−(2−[メチル−(2−メチル−2−メチルジスルファニル−プロピル)−アミノ]−エトキシ)−ベンゼン−3,5−ジメチル)−ジオキシ]−ビス[(S)−2−エト−(E)−イリデン−7−ジメトキシ−1,2,3,11a−テトラヒドロ−ピロロ[2,1−c][1,4]ベンゾジアゼピン−5−オン]
・8,8’−[(4−(3−[メチル−(4−メチル−4−メチルジスルファニル−ペンタノイル)−アミノ]−プロピル)−ピリジン−2,6−ジメチル)−ジオキシ]−ビス[(S)−2−エト−(E)−イリデン−7−ジメトキシ−1,2,3,11a−テトラヒドロ−ピロロ[2,1−c][1,4]ベンゾジアゼピン−5−オン]
・8,8’−[(4−(3−[メチル−(2−メチル−2−メチルジスルファニル−プロピル)−アミノ]−プロピル)−ピリジン−2,6−ジメチル)−ジオキシ]−ビス[(S)−2−エト−(E)−イリデン−7−ジメトキシ−1,2,3,11a−テトラヒドロ−ピロロ[2,1−c][1,4]ベンゾジアゼピン−5−オン]
・8,8’−[(1−(4−メチル−4−メチルジスルファニル)−ペンタンアミド)−ベンゼン−3,5−ジメチル)−ジオキシ]−ビス[(S)−2−エト−(E)−イリデン−7−ジメトキシ−1,2,3,11a−テトラヒドロ−ピロロ[2,1−c][1,4]ベンゾジアゼピン−5−オン]。
【請求項57】
細胞傷害性因子が、以下からなる群から選択されるレプトマイシン誘導体であることを特徴とする、請求項53に記載の連結体。
・(2E,10E,12E,16Z,18E)−(R)−6−ヒドロキシ−3,5,7,9,11,15,17−ヘプタメチル−19−((2S,3S)−3−メチル−6−オキソ−3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−8−オキソ−ノナデカ−2,10,12,16,18−ペンタエン酸の(2−メチルスルファニル−エチル)−アミド
・(2E,10E,12E,16Z,18E)−(R)−6−ヒドロキシ−3,5,7,9,11,15,17−ヘプタメチル−19−((2S,3S)−3−メチル−6−オキソ−3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−8−オキソ−ノナデカ−2,10,12,16,18−ペンタエン酸]のビス−[(2−メルカプトエチル)−アミド
・(2E,10E,12E,16Z,18E)−(R)−6−ヒドロキシ−3,5,7,9,11,15,17−ヘプタメチル−19−((2S,3S)−3−メチル−6−オキソ−3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−8−オキソ−ノナデカ−2,10,12,16,18−ペンタエン酸の(2−メルカプト−エチル)−アミド
・(2E,10E,12E,16Z,18E)−(R)−6−ヒドロキシ−3,5,7,9,11,15,17−ヘプタメチル−19−((2S,3S)−3−メチル−6−オキソ−3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−8−オキソ−ノナデカ−2,10,12,16,18−ペンタエン酸の(2−メチルジスルファニル−エチル)−アミド
・(2E,10E,12E,16Z,18E)−(R)−6−ヒドロキシ−3,5,7,9,11,15,17−ヘプタメチル−19−((2S,3S)−3−メチル−6−オキソ−3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−8−オキソ−ノナデカ−2,10,12,16,18−ペンタエン酸の(2−メチル−2−メチルジスルファニル−プロピル)−アミド
・(2E,10E,12E,16Z,18E)−(R)−6−ヒドロキシ−3,5,7,9,11,15,17−ヘプタメチル−19−((2S,3S)−3−メチル−6−オキソ−3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−8−オキソ−ノナデカ−2,10,12,16,18−ペンタエン酸の(2−メルカプト−2−メチル−プロピル)−アミド。
【請求項58】
医薬として使用するための、請求項1から51の何れかに記載の抗体若しくはそのエピトープ結合断片又は請求項52から57の何れかに記載の連結体。
【請求項59】
請求項1から51の何れかに記載の抗体若しくはそのエピトープ結合断片又は請求項52から57の何れかに記載の連結体と及び医薬として許容される担体又は賦形剤とを含有する医薬組成物。
【請求項60】
前記組成物がさらなる治療剤を含有することを特徴とする、請求項59に記載の医薬組成物。
【請求項61】
さらなる治療剤が、上皮増殖因子(EGF)、線維芽細胞増殖因子(FGF)、肝細胞増殖因子(HGF)、組織因子(TF)、プロテインC、プロテインS、血小板由来増殖因子(PDGF)、ヘレグリン、マクロファージ刺激タンパク質(MSP)若しくは血管内皮増殖因子(VEGF)のアンタゴニスト又はHER2受容体、HER3受容体、c−MET及び他の受容体チロシンキナーゼを含む、上皮増殖因子(EGF)、線維芽細胞増殖因子(FGF)、肝細胞増殖因子(HGF)、組織因子(TF)、プロテインC、プロテインS、血小板由来増殖因子(PDGF)、ヘレグリン、マクロファージ刺激タンパク質(MSP)若しくは血管内皮増殖因子(VEGF)に対する受容体のアンタゴニストであることを特徴とする、請求項60に記載の医薬組成物。
【請求項62】
さらなる治療剤が、CD3、CD14、CD19、CD20、CD22、CD25、CD28、CD30、CD33、CD36、CD40、CD44、CD52、CD55、CD59、CD56、CD70、CD79、CD80、CD103、CD134、CD137、CD138及びCD152を含む群から選択される表面抗原分類の抗原に対して誘導された抗体であることを特徴とする、請求項60に記載の医薬組成物。
【請求項63】
癌又は自己免疫疾患を治療するための医薬を製造するための、請求項1から51の何れかに記載の抗体若しくはそのエピトープ結合断片又は請求項52から57の何れかに記載の連結体の使用。
【請求項64】
前記癌が、膀胱、乳房、大腸、腎臓、肝臓、肺、卵巣、膵臓、胃、子宮頚部、甲状腺及び皮膚の癌腫を含む癌腫;扁平上皮細胞癌を含む;細胞癌繊維肉腫及び横紋筋肉腫を含む間葉起源の腫瘍;悪性黒色腫、精上皮腫、奇形癌腫、神経芽細胞腫及び神経膠腫を含む他の腫瘍;星状細胞腫、神経芽細胞腫、神経膠腫及びシュワン細胞腫を含む中枢及び末梢神経系の腫瘍;繊維肉腫、横紋筋肉腫及び骨肉腫を含む間葉起源の腫瘍;並びに悪性黒色腫、色素性乾皮症、角化棘細胞腫、精上皮腫、甲状腺濾胞癌及び奇形癌腫を含む他の腫瘍からなる群から選択されることを特徴とする、請求項63に記載の使用。
【請求項65】
前記癌が、白血病、非ホジキンリンパ腫、急性リンパ性白血病、急性リンパ芽球性白血病、B細胞リンパ腫、T細胞リンパ腫、バーキットリンパ腫、ホジキンリンパ腫、有毛細胞白血病、多発性骨髄腫、慢性リンパ性白血病を含むリンパ系の造血器腫瘍;急性及び慢性骨髄性白血病及び前骨髄球性白血病を含む骨髄系の造血器腫瘍であることを特徴とする、請求項63に記載の使用。
【請求項66】
前記自己免疫性疾患又は炎症性疾患が、全身性紅斑性狼瘡、関節リウマチ、多発性硬化症、クローン病、潰瘍性大腸炎、胃炎、橋本甲状腺炎、強直性脊椎炎、C型肝炎関連クリオグロブリン血症性血管炎、慢性局所性脳炎、類天疱瘡、血友病A、膜性増殖性糸球体腎炎、シェーグレン症候群、成人及び若年性皮膚筋炎、成人多発性筋炎、慢性蕁麻疹、原発性胆汁性肝硬変、突発性血小板減少性紫斑病、視神経脊髄炎、グレーブス甲状腺異常病、類天疱瘡、膜性増殖性糸球体腎炎、チャーグ・ストラウス症候群及び喘息からなる群から選択されることを特徴とする、請求項63に記載の使用。
【請求項67】
同一の又は異なる組成物の製造においてさらなる治療剤の使用をさらに含む、請求項63に記載の使用。
【請求項68】
さらなる治療剤が、線維芽細胞増殖因子(FGF)、肝細胞増殖因子(HGF)、組織因子(TF)、プロテインC、プロテインS、血小板由来増殖因子(PDGF)、ヘレグリン、マクロファージ刺激タンパク質(MSP)若しくは血管内皮増殖因子(VEGF)のアンタゴニスト又はHER2受容体、HER3受容体、c−MET及び他の受容体チロシンキナーゼを含む、上皮増殖因子(EGF)、線維芽細胞増殖因子(FGF)、肝細胞増殖因子(HGF)、組織因子(TF)、プロテインC、プロテインS、血小板由来増殖因子(PDGF)、ヘレグリン、マクロファージ刺激タンパク質(MSP)若しくは血管内皮増殖因子(VEGF)に対する受容体のアンタゴニストであることを特徴とする、請求項67に記載の使用。
【請求項69】
さらなる治療剤が、CD3、CD14、CD19、CD20、CD22、CD25、CD28、CD30、CD33、CD36、CD40、CD44、CD52、CD55、CD59、CD56、CD70、CD79、CD80、CD103、CD134、CD137、CD138及びCD152を含む群から選択される表面抗原分類の抗原に対して誘導された抗体であることを特徴とする、請求項67に記載の使用。
【請求項70】
a)請求項1から51に記載の抗体又はそのエピトープ結合断片と患者の細胞を接触させること、
b)前記抗体又はそのエピトープ結合断片の前記細胞への結合を測定すること、及び
c)パート(b)での発現を正常な基準対象又は標準の発現と比較すること、
を含む、癌を有することが知られている又は癌を有することが疑われている対象中の癌を診断する方法。
【請求項71】
前記癌が、膀胱、乳房、大腸、腎臓、肝臓、肺、卵巣、膵臓、胃、子宮頚部、甲状腺及び皮膚の癌腫を含む癌腫;扁平上皮細胞癌を含む;細胞癌繊維肉腫及び横紋筋肉腫を含む間葉起源の腫瘍;悪性黒色腫、精上皮腫、奇形癌腫、神経芽細胞腫及び神経膠腫を含む他の腫瘍;星状細胞腫、神経芽細胞腫、神経膠腫及びシュワン細胞腫を含む中枢及び末梢神経系の腫瘍;繊維肉腫、横紋筋肉腫(rhabdomyoscarama)及び骨肉腫を含む間葉起源の腫瘍;並びに悪性黒色腫、色素性乾皮症、角化棘細胞腫、精上皮腫、甲状腺濾胞癌及び奇形癌腫を含む他の腫瘍からなる群から選択されることを特徴とする、請求項70に記載の方法。
【請求項72】
前記癌が、白血病、非ホジキンリンパ腫、急性リンパ性白血病、急性リンパ芽球性白血病、B細胞リンパ腫、T細胞リンパ腫、バーキットリンパ腫、ホジキンリンパ腫、有毛細胞白血病、多発性骨髄腫、慢性リンパ性白血病を含むリンパ系の造血器腫瘍;急性及び慢性骨髄性白血病及び前骨髄球性白血病を含む骨髄系の造血器腫瘍である、請求項70に記載の方法。
【請求項73】
前記細胞が、前記患者由来の凍結された又は固定された組織又は細胞中にあることを特徴とする、請求項70に記載の方法。
【請求項74】
配列番号1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、38、40、42、44、46、48、50、52、54、56、58、60、62、64、66、68、70及び72からなる群から選択されるポリペプチドをコードするポリヌクレオチド。
【請求項75】
前記ポリヌクレオチドが、配列番号37、39、41、43、45、47、49、51、53、55、57、59、61、63、65、67、69及び71からなる群から選択されるポリヌクレオチドと少なくとも80%の相同性を共有する配列を有することを特徴とする、請求項74に記載のポリヌクレオチド。
【請求項76】
請求項74又は75の何れかに記載の核酸を含む組換えベクター。
【請求項77】
請求項76に記載のベクターを含む宿主細胞。

【図1A】
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【図1B】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9A】
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【図9B】
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【図10】
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【図11A】
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【図11B】
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【図11C】
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【図12A】
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【図12B】
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【図13】
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【図14】
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【図15A】
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【図15B】
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【図15C】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公表番号】特表2010−506582(P2010−506582A)
【公表日】平成22年3月4日(2010.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−532912(P2009−532912)
【出願日】平成19年10月16日(2007.10.16)
【国際出願番号】PCT/IB2007/004172
【国際公開番号】WO2008/047242
【国際公開日】平成20年4月24日(2008.4.24)
【出願人】(504456798)サノフイ−アベンテイス (433)
【Fターム(参考)】