説明

発光キーボード

【課題】光の照射を均一化させる発光キーボードを提供する。
【解決手段】支持板と、透光中間フレームと、キーと、光源と、薄膜スイッチ回路を含む。透光中間フレームは光源によって発生させられるビームを通すことが可能であり、支持板は支持板開孔部を有するため、光源は支持板開孔部に伸び込むようにさせられ、光源を支持板の下方に設けることが可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、発光キーボードに関し、より詳しくは、発光機能を有する発光キーボードに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に言えば、コンピューター周辺入力装置にはマウス、キーボードとトラックボールなどを含まれており、そのうち、キーボードは直接文字と符号をコンピューターに入力できるため、ユーザーと入力装置メーカーからかなり重要視されている。続いて周知のキーボードの構造と機能を説明し、図1は周知のキーボードの外観構造模式図である。周知のキーボード1の表面上には複数のキーがあり、前記これらのキーは一般キー10、数字キー11とファンクションキー12などに分類され、前記これらのキーはユーザーが指で押すことにより、対応する信号をコンピューターに発生させ、コンピューターに押されたキーの機能を実行させ、例えば、一般キー10はアルファベットなどの符号を入力するために用いられ、数字キー11は数字を入力するために用いられ、ファンクションキー12は各種機能を提供するために用いられ、例えば、F1〜F12などがある。
【0003】
しかし、技術の革新に伴い、キーボードメーカーは各種特殊機能を有するキーボードを研究開発し、異なるユーザーの各種要求を満足させるよう努力しており、発光機能を有するキーボードを例に説明すると、例えば、図2の周知の発光キーボードの構造側面模式図に示されている。発光キーボード2はキー20、金属底板21、薄膜スイッチ回22、光源23と導光板24を含む。キー20はキーキャップ201、はさみ式連接部材22と弾性体203を含む。発光キーボード2中で、上述の各部材は上から下の配列順序で、キーキャップ201、はさみ式連接部材202、弾性体203、薄膜スイッチ回路22、金属底板21と導光板24となっており、光源23は導光板24の片側に位置づけられる。光源23はフレキシブルプリント回路(Flexible Printed Circuit,FPC)25によって、発光キーボード2の回路板(図中では標示せず)に連接され、フレキシブルプリント回路25によって電力を得て、光源23はビームBを発生させるために用いられ、ここでは、光源23は発光ダイオード(Light Emitter Diode,LED)であり、かつ、弾性体203は透光ゴムである。
【0004】
図2中では、導光板24はビームBを誘導させるために用いられ、ビームBはキーボード全体に拡散させられ、ビームBの進行方向を変化させ、ビームBは上へ進むようにさせられる。薄膜スイッチ回路22は金属底板21上に設けられ、かつ、金属底板21は第一固定構造211、第二固定構造212と二つの開孔部213を有し、開孔部213はビームBを通過させ、ビームBを薄膜スイッチ回路22に入れるために用いられる。キーキャップ201は第一キーキャップ固定構造2011、第二キーキャップ固定構造2012と透光領域2013を含み、はさみ式連接部材202は第一フレーム2021と第二フレーム2022を含む。第一フレーム2021の第一末端2021Aは第二固定構造212に連接され、第一フレーム2021の第二末端2021Bは第一キーキャップ固定構造2011に連接され、第二フレーム2022の第一末端2022Aは第一固定構造211に連接され、第二フレーム2022の第二末端2022Bは第二キーキャップ固定構造2012に連接される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
続いて、図2のキー2が押されて、金属底板21に対して下に移動する時、はさみ式連接部材202の第一フレーム2021と第二フレーム2022は開閉状態から折り畳み状態に変化し、かつ、下に移動するキーキャップ201は弾性体203を押し縮め、弾性体203が薄膜スイッチ回路22に当接するようにさせ、キー20に対応するキー信号を発生させる。キー20が押されなくなった時、弾性体203は弾性力をキーキャップ201に提供し、キーキャップ201は金属底板21に対して上に移動し、かつ、第一フレーム2021と第二フレーム2022は折り畳み状態から開閉状態に変化し、キーキャップを元の位置に戻させる。光源23がビームBを発生させる時、ビームBは導光板24に入り込み、導光板24はビームBの方向を変化させ、ビームBの一部は金属底板21によって阻止され、残りのビームは開孔部213を通過し、薄膜スイッチ回路22に入り込む。続いて、ビームBは順々に薄膜スイッチ回路22、弾性体203とキーキャップ201上の透光領域2013を通過し、キー20を発光させる。しかし、周知の発光キーボードを作動させる時、金属底板21下方に位置づけられる光源23が発生させる大部分のビームBは金属板21によって阻止されるため、周知の発光キーボードは光の照射が不均一であるという現象が発生するといった問題があった。
【0006】
本発明は、このような従来の問題に鑑みてなされたものである。上記課題解決のため、本発明は、光の照射が均一化された発光キーボードを提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、透光性の中枠と、透光性の中枠上に設置された薄膜スイッチング回路と、透光性の中枠に連接され、押下されると薄膜スイッチング回路に当接する少なくとも1つのキーと、キーと透光性の中枠の間にあって光ビームを生じる光源とを含むことを特徴とする発光キーボードを提供する。
【0008】
好ましい実施例において、薄膜スイッチング回路は、少なくとも1つの上接点と光源回路パターンを備え、光源と光源回路パターンが設置される上回路基板であって、光源回路パターンは光源に連接されて光源を駆動するものと、上回路基板の下方にあり、薄膜スイッチング回路が押下されると上接点が入る第1隔離層開孔と光源に貫通される第2隔離層開孔を備えた隔離層と、隔離層の下方にあり、薄膜スイッチング回路が押下されると上接点と接触して上接点に対応する下接点と光源に貫通される下回路基板開孔とを備えた下回路基板とを含み、光源は第2隔離層開孔と下回路基板開孔を順番に貫通して、透光性の中枠の中枠開孔に入る。
【0009】
好ましい実施例において、薄膜スイッチング回路は、少なくとも1つの上接点を備えた上回路基板と、上回路基板の下方にあり、隔離層開孔と光源回路パターンを備えた隔離層であって、隔離層開孔は薄膜スイッチング回路が押下されると上接点が入り、光源と光源回路パターンは隔離層上に設置され、光源回路パターンは光源に連接されて光源を駆動するものと、隔離層の下方にあり、薄膜スイッチング回路が押下されると上接点と接触して上接点に対応する下接点と光源に貫通される下回路基板開孔とを備えた下回路基板とを含み、光源は下回路基板開孔を貫通して透光性の中枠の中枠開孔に入る。
【0010】
好ましい実施例において、薄膜スイッチング回路は、少なくとも1つの上接点を備えた上回路基板と、上回路基板の下方にあり、薄膜スイッチング回路が押下されると上接点が入る隔離層開孔を備えた隔離層と、隔離層の下方にあり、薄膜スイッチング回路が押下されると上接点と接触して上接点に対応する下接点と光源回路パターンとを備えた下回路基板とを含み、光源と光源回路パターンは上回路基板上に設置され、光源は透光性の中枠の中枠開孔に入り、光源回路パターンは光源に連接されて光源を駆動する。
【0011】
好ましい実施例において、本発明の発光キーボードは、透光性の中枠の下方にあって光ビームを反射し、透光性の中枠が湾曲しないようにする支持板を更に含む。
【0012】
好ましい実施例において、本発明の発光キーボードは、薄膜スイッチング回路と透光性の中枠の間にあって光ビームを導き、光源に貫通される導光フィルム開孔を備えた導光フィルムを更に含み、光ビームは透光性の中枠、導光フィルム、支持板、導光フィルム、透光性の中枠、薄膜スイッチング回路及びキーを順番に通過する。
【0013】
好ましい実施例において、キーは、発光キーボードの表面に露出して透光領域を備えたキーキャップと、透光性の中枠とキーキャップの間にあり、透光性の中枠とキーキャップを連接してキーキャップを透光性の中枠に対向して上下移動させる鋏型連接部材と、薄膜スイッチング回路とキーキャップの間にあり、キーキャップが押下されると、圧縮されて薄膜スイッチング回路に当接して、上接点と下接点とを接触させ、キーキャップが押下されなくなると、弾性力をキーキャップに提供して、キーキャップを復位させる弾性体とを含む。
【0014】
好ましい実施例において、キーキャップは第1キーキャップ固定構造と第2キーキャップ固定構造を備え、透光性の中枠は第1中枠固定構造と第2中枠固定構造を備え、第1中枠固定構造、第2中枠固定構造及び透光性の中枠は一体成型とし、鋏型連接部材は第1フレームと第2フレームを備え、第1フレームの第1端は第2中枠固定構造に連接され、第1フレームの第2端は第1キーキャップ固定構造に連接され、第2フレームの第1端は第1中枠固定構造に連接され、第2フレームの第2端は第2キーキャップ固定構造に連接される。
【0015】
好ましい実施例において、本発明はまた、支持板と、支持板上に設置された透光性の中枠と、透光性の中枠上に設置された薄膜スイッチング回路と、透光性の中枠に連接され、押下されると薄膜スイッチング回路に当接する少なくとも1つのキーと、キーと支持板の間にあって光源回路パターンを備えた光源フィルムと、光源フィルム上に設置され、光源回路パターンに連接され駆動されて光ビームを生じる光源とを含むことを特徴とする発光キーボードを提供する。
【0016】
好ましい実施例において、光源フィルムはキーと薄膜スイッチング回路の間に設置され、薄膜スイッチング回路は、少なくとも1つの上接点と光源に貫通される上回路基板開孔を備えた上回路基板と、上回路基板の下方にあり、薄膜スイッチング回路が押下されると上接点が入る第1隔離層開孔と光源に貫通される第2隔離層開孔を備えた隔離層と、隔離層の下方にあり、薄膜スイッチング回路が押下されると上接点と接触して上接点に対応する下接点と光源に貫通される下回路基板開孔を備えた下回路基板とを含み、光源は上回路基板開孔、第2隔離層開孔及び下回路基板開孔を順番に貫通して透光性の中枠に入る。
【0017】
好ましい実施例において、光源フィルムは薄膜スイッチング回路と透光性の中枠の間に設置され、透光性の中枠は光源が入る中枠開孔を備える。
【0018】
好ましい実施例において、光源フィルムは透光性の中枠と支持板の間に設置され、透光性の中枠は光源が入る中枠開孔を備える。
【0019】
好ましい実施例において、本発明の発光キーボードは、光源フィルムに隣接して光ビームを導いて光ビームの方向を変更し、光源に貫通される導光フィルム開孔を備えた導光フィルムを更に含む。
【0020】
好ましい実施例において、キーは、発光キーボードの表面に露出して透光領域を備えたキーキャップと、透光性の中枠とキーキャップの間にあり、透光性の中枠とキーキャップを連接してキーキャップを透光性の中枠に対向して上下移動させる鋏型連接部材と、薄膜スイッチング回路とキーキャップの間にあり、キーキャップが押下されると、圧縮されて薄膜スイッチング回路に当接して、上接点と下接点とを接触させ、キーキャップが押下されなくなると、弾性力をキーキャップに提供して、キーキャップを復位させる弾性体とを含む。
【0021】
好ましい実施例において、キーキャップは第1キーキャップ固定構造と第2キーキャップ固定構造を備え、透光性の中枠は第1中枠固定構造と第2中枠固定構造を備え、第1中枠固定構造、第2中枠固定構造及び透光性の中枠は一体成型とし、鋏型連接部材は第1フレームと第2フレームを備え、第1フレームの第1端は第2中枠固定構造に連接され、第1フレームの第2端は第1キーキャップ固定構造に連接され、第2フレームの第1端は第1中枠固定構造に連接され、第2フレームの第2端は第2キーキャップ固定構造に連接される。
【0022】
好ましい実施例において、本発明は、透光性の中枠と、透光性の中枠上に設置された薄膜スイッチング回路と、透光性の中枠に連接され、押下されると薄膜スイッチング回路に当接する少なくとも1つのキーと、薄膜スイッチング回路とキーの間にあり、弾性体が光源回路パターンを備えた弾性体フィルムと、弾性体フィルム上に設置されて光源回路パターンに連接され駆動されて光ビームを生じる光源とを含むことを特徴とする発光キーボードを更に提供する。
【0023】
好ましい実施例において、薄膜スイッチング回路は、少なくとも1つの上接点と光源に貫通される上回路基板開孔を備えた上回路基板と、上回路基板の下方にあり、薄膜スイッチング回路が押下されると上接点が入る第1隔離層開孔と光源に貫通される第2隔離層開孔を備えた隔離層と、隔離層の下方にあり、薄膜スイッチング回路が押下されると上接点と接触して上接点に対応する下接点と、光源に貫通される下回路基板開孔とを備えた下回路基板とを含み、光源は上回路基板開孔、第2隔離層開孔及び下回路基板開孔を順番に貫通して透光性の中枠の開孔に入る。
【0024】
好ましい実施例において、弾性体フィルムは、キーキャップが押下されて透光性の中枠に対向して下方移動する際、弾性体に貫通されて弾性体を薄膜スイッチング回路に当接させる薄膜開孔を備える。
【0025】
好ましい実施例において、キーは、発光キーボードの表面に露出して透光領域を備えたキーキャップと、透光性の中枠とキーキャップの間にあり、透光性の中枠とキーキャップを連接してキーキャップを透光性の中枠に対向して上下移動させる鋏型連接部材と、弾性体フィルム上に設置され、キーキャップが押下されると、圧縮されて薄膜スイッチング回路に当接して、上接点と下接点とを接触させ、キーキャップが押下されなくなると、弾性力をキーキャップに提供して、キーキャップを復位させる弾性体とを含む。
【0026】
好ましい実施例において、 キーキャップは第1キーキャップ固定構造と第2キーキャップ固定構造を備え、透光性の中枠は第1中枠固定構造と第2中枠固定構造を備え、第1中枠固定構造、第2中枠固定構造及び透光性の中枠は一体成型とし、鋏型連接部材は第1フレームと第2フレームを備え、第1フレームの第1端は第2中枠固定構造に連接され、第1フレームの第2端は第1キーキャップ固定構造に連接され、第2フレームの第1端は第1中枠固定構造に連接され、第2フレームの第2端は第2キーキャップ固定構造に連接される。
【0027】
好ましい実施例において、本発明の発光キーボードは、
導光中枠の下方にあり、光ビームを反射して導光中枠が湾曲しないようにする支持板と、
支持板と導光中枠の間にあって光ビームを導いて光ビームの方向を変更する導光フィルムと、
をさらに含む。
【0028】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る発光キーボードは支持板開孔部を有する支持板と、前記支持板上に設けられる透光中間フレームと、前記透光中間フレーム上に設けられる薄膜スイッチ回路と、前記透光中間フレームに連接され、押されることにより前記薄膜スイッチ回路と当接する、少なくとも一つのキーと、前記支持板の下方に位置づけられ、かつ、光源回路パターンを有する光源薄膜と、前記光源薄膜上に設けられ、前記光源回路パターンに連接され、かつ、前記支持板開孔部に伸び込み、前記光源回路パターンによって駆動させられ、ビームを発生させる光源と、を含むことを特徴とする。
【0029】
より好ましい実施形態では、前記薄膜スイッチ回路は少なくとも一つの上接続点を有する上部回路基板と、前記上部回路基板の下方に設置され、仕切り層開孔部を有する仕切り層と、前記仕切り層の下方に位置づけられ、前記上接続点に対応する下接続点を有する下部回路基板とを含み、前記仕切り層開孔部は前記薄膜スイッチ回路が押された時に前記上接続点に伸び込ませるために用いられ、前記下接続点は前記薄膜スイッチ回路が押された時、前記上接続点と接触させるために用いられることを特徴とする。
【0030】
より好ましい実施形態では、前記支持板と前記透光中間フレームとの間に設けられ、前記ビームを誘導し、前記ビームの方向を変えるために用いられる導光膜をさらに含むことを特徴とする。
【0031】
より好ましい実施形態では、前記導光膜は導光膜開孔部を有し、前記支持板開孔部と対応し、かつ、前記光源は前記導光膜開孔部に伸び込み、ここでは、前記光源は順々に前記支持板開孔部と前記導光膜開孔部に伸び込むことを特徴とする。
【0032】
より好ましい実施形態では、前記キーは、
前記発光キーボードの表面に露呈され、かつ、透光領域を有するキーキャップと、
前記透光中間フレームと前記キーキャップの間に位置づけられ、前記透光中間フレームと前記キーキャップを連接させるために用いられ、前記キーキャップを前記透光中間フレームに対して上下移動させるはさみ式連接部材と、
前記薄膜スイッチ回路と前記キーキャップの間に位置づけられ、前記キーキャップが押された時、押し縮められ、前記薄膜スイッチ回路と当接し、前記上接続点と前記下接続点を接触させ、前記キーキャップが押されていない時には、弾性力を前記キーキャップに提供し、前記キーキャップを元の位置に戻させる弾性体と、
を含むことを特徴とする。
【0033】
より好ましい実施形態では、前記キーキャップは第一キーキャップ固定構造と第二キーキャップ固定構造を有し、前記透光中間フレームは第一中間フレーム固定構造と第二中間フレーム固定構造を有し、かつ、前記第一中間フレーム固定構造、前記第二中間フレーム固定構造と前記透光中間フレームは一体形成されていることを特徴とする。
【0034】
より好ましい実施形態では、前記はさみ式連接部材はさらに、第一フレームと第二フレームを含み、前記第一フレームの第一末端は前記第二中間フレーム固定構造に連接され、前記第一フレームの第二末端は前記第一中間フレーム固定構造に連接され、前記第二フレームの第一末端は前記第二キーキャップ固定構造に連接され、前記第二フレームの第二末端は前記第一中間フレーム固定構造に連接されることを特徴とする。
【0035】
より好ましい実施形態では、前記透光中間フレームは透明な材質によって製造され、前記弾性体は透光ゴムによって製造され、前記光源薄膜はプラスチック薄膜であることを特徴とする。
【0036】
より好ましい実施形態では、前記支持板は金属材質によって製造されることを特徴とする。
【0037】
より好ましい実施形態では、前記光源は側向式発光ダイオード(Side view light emitting diode)であることを特徴とする。
【0038】
さらに、本発明は、透光性の中枠と、透光性の中枠上に設置された薄膜スイッチング回路と、透光性の中枠に連接され、押下されると薄膜スイッチング回路に当接する少なくとも1つのキーと、キーと透光性の中枠の間にあって光ビームを生じる光源とを含むことを特徴とする発光キーボードを提供する。
【0039】
好ましい実施例において、薄膜スイッチング回路は、少なくとも1つの上接点と光源回路パターンを備え、光源と光源回路パターンが設置される上回路基板であって、光源回路パターンは光源に連接されて光源を駆動するものと、上回路基板の下方にあり、薄膜スイッチング回路が押下されると上接点が入る第1隔離層開孔と光源に貫通される第2隔離層開孔を備えた隔離層と、隔離層の下方にあり、薄膜スイッチング回路が押下されると上接点と接触して上接点に対応する下接点と光源に貫通される下回路基板開孔とを備えた下回路基板とを含み、光源は第2隔離層開孔と下回路基板開孔を順番に貫通して、透光性の中枠の中枠開孔に入る。
【0040】
好ましい実施例において、薄膜スイッチング回路は、少なくとも1つの上接点を備えた上回路基板と、上回路基板の下方にあり、隔離層開孔と光源回路パターンを備えた隔離層であって、隔離層開孔は薄膜スイッチング回路が押下されると上接点が入り、光源と光源回路パターンは隔離層上に設置され、光源回路パターンは光源に連接されて光源を駆動するものと、隔離層の下方にあり、薄膜スイッチング回路が押下されると上接点と接触して上接点に対応する下接点と光源に貫通される下回路基板開孔とを備えた下回路基板とを含み、光源は下回路基板開孔を貫通して透光性の中枠の中枠開孔に入る。
【0041】
好ましい実施例において、薄膜スイッチング回路は、少なくとも1つの上接点を備えた上回路基板と、上回路基板の下方にあり、薄膜スイッチング回路が押下されると上接点が入る隔離層開孔を備えた隔離層と、隔離層の下方にあり、薄膜スイッチング回路が押下されると上接点と接触して上接点に対応する下接点と光源回路パターンとを備えた下回路基板とを含み、光源と光源回路パターンは上回路基板上に設置され、光源は透光性の中枠の中枠開孔に入り、光源回路パターンは光源に連接されて光源を駆動する。
【0042】
好ましい実施例において、本発明の発光キーボードは、透光性の中枠の下方にあって光ビームを反射し、透光性の中枠が湾曲しないようにする支持板を更に含む。
【0043】
好ましい実施例において、本発明の発光キーボードは、薄膜スイッチング回路と透光性の中枠の間にあって光ビームを導き、光源に貫通される導光フィルム開孔を備えた導光フィルムを更に含み、光ビームは透光性の中枠、導光フィルム、支持板、導光フィルム、透光性の中枠、薄膜スイッチング回路及びキーを順番に通過する。
【0044】
好ましい実施例において、キーは、発光キーボードの表面に露出して透光領域を備えたキーキャップと、透光性の中枠とキーキャップの間にあり、透光性の中枠とキーキャップを連接してキーキャップを透光性の中枠に対向して上下移動させる鋏型連接部材と、薄膜スイッチング回路とキーキャップの間にあり、キーキャップが押下されると、圧縮されて薄膜スイッチング回路に当接して、上接点と下接点とを接触させ、キーキャップが押下されなくなると、弾性力をキーキャップに提供して、キーキャップを復位させる弾性体とを含む。
【0045】
好ましい実施例において、キーキャップは第1キーキャップ固定構造と第2キーキャップ固定構造を備え、透光性の中枠は第1中枠固定構造と第2中枠固定構造を備え、第1中枠固定構造、第2中枠固定構造及び透光性の中枠は一体成型とし、鋏型連接部材は第1フレームと第2フレームを備え、第1フレームの第1端は第2中枠固定構造に連接され、第1フレームの第2端は第1キーキャップ固定構造に連接され、第2フレームの第1端は第1中枠固定構造に連接され、第2フレームの第2端は第2キーキャップ固定構造に連接される。
【0046】
好ましい実施例において、本発明はまた、支持板と、支持板上に設置された透光性の中枠と、透光性の中枠上に設置された薄膜スイッチング回路と、透光性の中枠に連接され、押下されると薄膜スイッチング回路に当接する少なくとも1つのキーと、キーと支持板の間にあって光源回路パターンを備えた光源フィルムと、光源フィルム上に設置され、光源回路パターンに連接され駆動されて光ビームを生じる光源とを含むことを特徴とする発光キーボードを提供する。
【0047】
好ましい実施例において、光源フィルムはキーと薄膜スイッチング回路の間に設置され、薄膜スイッチング回路は、少なくとも1つの上接点と光源に貫通される上回路基板開孔を備えた上回路基板と、上回路基板の下方にあり、薄膜スイッチング回路が押下されると上接点が入る第1隔離層開孔と光源に貫通される第2隔離層開孔を備えた隔離層と、隔離層の下方にあり、薄膜スイッチング回路が押下されると上接点と接触して上接点に対応する下接点と光源に貫通される下回路基板開孔を備えた下回路基板とを含み、光源は上回路基板開孔、第2隔離層開孔及び下回路基板開孔を順番に貫通して透光性の中枠に入る。
【0048】
好ましい実施例において、光源フィルムは薄膜スイッチング回路と透光性の中枠の間に設置され、透光性の中枠は光源が入る中枠開孔を備える。
【0049】
好ましい実施例において、光源フィルムは透光性の中枠と支持板の間に設置され、透光性の中枠は光源が入る中枠開孔を備える。
【0050】
好ましい実施例において、本発明の発光キーボードは、光源フィルムに隣接して光ビームを導いて光ビームの方向を変更し、光源に貫通される導光フィルム開孔を備えた導光フィルムを更に含む。
【0051】
好ましい実施例において、キーは、発光キーボードの表面に露出して透光領域を備えたキーキャップと、透光性の中枠とキーキャップの間にあり、透光性の中枠とキーキャップを連接してキーキャップを透光性の中枠に対向して上下移動させる鋏型連接部材と、薄膜スイッチング回路とキーキャップの間にあり、キーキャップが押下されると、圧縮されて薄膜スイッチング回路に当接して、上接点と下接点とを接触させ、キーキャップが押下されなくなると、弾性力をキーキャップに提供して、キーキャップを復位させる弾性体とを含む。
【0052】
好ましい実施例において、キーキャップは第1キーキャップ固定構造と第2キーキャップ固定構造を備え、透光性の中枠は第1中枠固定構造と第2中枠固定構造を備え、第1中枠固定構造、第2中枠固定構造及び透光性の中枠は一体成型とし、鋏型連接部材は第1フレームと第2フレームを備え、第1フレームの第1端は第2中枠固定構造に連接され、第1フレームの第2端は第1キーキャップ固定構造に連接され、第2フレームの第1端は第1中枠固定構造に連接され、第2フレームの第2端は第2キーキャップ固定構造に連接される。
【0053】
好ましい実施例において、本発明は、透光性の中枠と、透光性の中枠上に設置された薄膜スイッチング回路と、透光性の中枠に連接され、押下されると薄膜スイッチング回路に当接する少なくとも1つのキーと、薄膜スイッチング回路とキーの間にあり、弾性体が光源回路パターンを備えた弾性体フィルムと、弾性体フィルム上に設置されて光源回路パターンに連接され駆動されて光ビームを生じる光源とを含むことを特徴とする発光キーボードを更に提供する。
【0054】
好ましい実施例において、薄膜スイッチング回路は、少なくとも1つの上接点と光源に貫通される上回路基板開孔を備えた上回路基板と、上回路基板の下方にあり、薄膜スイッチング回路が押下されると上接点が入る第1隔離層開孔と光源に貫通される第2隔離層開孔を備えた隔離層と、隔離層の下方にあり、薄膜スイッチング回路が押下されると上接点と接触して上接点に対応する下接点と、光源に貫通される下回路基板開孔とを備えた下回路基板とを含み、光源は上回路基板開孔、第2隔離層開孔及び下回路基板開孔を順番に貫通して透光性の中枠の開孔に入る。
【0055】
好ましい実施例において、弾性体フィルムは、キーキャップが押下されて透光性の中枠に対向して下方移動する際、弾性体に貫通されて弾性体を薄膜スイッチング回路に当接させる薄膜開孔を備える。
【0056】
好ましい実施例において、キーは、発光キーボードの表面に露出して透光領域を備えたキーキャップと、透光性の中枠とキーキャップの間にあり、透光性の中枠とキーキャップを連接してキーキャップを透光性の中枠に対向して上下移動させる鋏型連接部材と、弾性体フィルム上に設置され、キーキャップが押下されると、圧縮されて薄膜スイッチング回路に当接して、上接点と下接点とを接触させ、キーキャップが押下されなくなると、弾性力をキーキャップに提供して、キーキャップを復位させる弾性体とを含む。
【0057】
好ましい実施例において、キーキャップは第1キーキャップ固定構造と第2キーキャップ固定構造を備え、透光性の中枠は第1中枠固定構造と第2中枠固定構造を備え、第1中枠固定構造、第2中枠固定構造及び透光性の中枠は一体成型とし、鋏型連接部材は第1フレームと第2フレームを備え、第1フレームの第1端は第2中枠固定構造に連接され、第1フレームの第2端は第1キーキャップ固定構造に連接され、第2フレームの第1端は第1中枠固定構造に連接され、第2フレームの第2端は第2キーキャップ固定構造に連接される。
【0058】
好ましい実施例において、本発明の発光キーボードは、
導光中枠の下方にあり、光ビームを反射して導光中枠が湾曲しないようにする支持板と、
支持板と導光中枠の間にあって光ビームを導いて光ビームの方向を変更する導光フィルムと、
をさらに含む。
【発明の効果】
【0059】
本発明によれば、光の照射が均一化された発光キーボードが得られる。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】周知のキーボードの外観構造模式図である。
【図2】周知の発光キーボードの構造側面模式図である。
【図3】本発明の発光キーボードのより好ましい実施形態に係る構造模式図である。
【図4】本発明の発光キーボードのより好ましい実施形態に係る局部構造分解図である。
【図5】本発明の発光キーボードのより好ましい実施形態に係る局部構造側面模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0061】
以下に図面を参照して本発明を実施するための形態について、詳細に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
【実施例】
【0062】
〔第1実施形態〕
まず、本発明の発光キーボードの第1実施形態について説明する。本発明の実施形態に係る発光キーボードは図3の本発明の発光キーボードのより好ましい実施形態に係る構造模式図に示されている。発光キーボード3は支持板30、透光中間フレーム31、複数のキー32、光源33(図中では一つだけ示されている)、薄膜スイッチ回路34、光源薄膜35と導光膜36を含む。複数のキー32は薄膜スイッチ回路34上に設けられ、薄膜スイッチ回路34は透光中間フレーム31上に設けられ、かつ、透光中間フレーム31は支持板30上に設けられ、導光膜36は支持板30と透光中間フレーム31の間に設けられ、光源薄膜35は支持板30の下方に設けられる。このより好ましい実施形態では、光源33は発光ダイオードであり、かつ、これは側向式発光ダイオード(Side view light emitting diode)であり、光源33は一対一でキー32と対応しているわけではなく、発光キーボード3全体に関していえば、光源33から発生されるビームはすべてのキー32が発光効果を有するに十分である。
【0063】
続いて、発光キーボード3の細部構造について説明し、図3中のあるキー32を例に挙げて説明し、図4の本発明の発光キーボードのより好ましい実施形態に係る局部構造分解図を参照する。図4は支持板30、透光中間フレーム31、キー32、光源33、薄膜スイッチ回路34、光源薄膜35と導光膜36を示している。透光中間フレーム31は第一中間フレーム固定構造311と第二中間フレーム固定構造312を有しており、かつ、第一中間フレーム固定構造311、第二中間フレーム固定構造312と透光中間フレーム31は一体形成されており、このより好ましい実施形態では、透光中間フレーム31は透明材質によって製造されているため、透光中間フレーム31は光を阻止せず、光を通過させる効果を有する。キー32はキーキャップ321、はさみ式連接部材322と弾性体323を含む。キーキャップ321は発光キーボード3の表面に露呈され、かつ、キーキャップ321は透光領域3211を有し、その位置はキーキャップ321の上表面であり、はさみ式連接部材322は第一フレーム3221と第二フレーム3222を含み、この好ましい実施形態では、弾性体323は透光ゴムによって製造されており、弾性体323は光を阻止せず、光を通過させる効果を有する。
【0064】
〔第2実施形態〕
次は、本発明の発光キーボードの第2実施形態について説明する。
図4では、支持板30の下方に位置づけられる光源薄膜35は光源回路パターン351を有しており、かつ、光源33は光源薄膜35上に設けられ、光源回路パターン351に連接され、光源33は光源回路パターン351によって駆動させられ、ビームB’を発生させる(図5参照)。支持板30はビームB’を反射させるために用いられ、かつ、支持板30は支持板開孔部301を有し、これの設置位置は光源33に対応する。導光膜36は支持板30と透光中間フレーム31の間に設けられ、ビームB’を誘導し、ビームB’の方向を変化させるために用いられ、ビームB’がキー32に投射させられるようにし、かつ、導光膜36は導光膜開孔部361を有し、その設置位置は支持板開孔部301に対応する。このより好ましい実施形態では、光源薄膜はプラスチック薄膜であり、支持板30は金属材質によって製造されており、かつ、金属で製造される支持板30はより好ましい光反射性を有する。薄膜スイッチ回路34は透光中間フレーム31とキー32の間に位置づけられ、かつ、薄膜スイッチ回路34は上部回路基板341、仕切り層342と下部回路基板343を含む。上部回路基板341は少なくとも一つの上接続点3411を有し、仕切り層342は仕切り層開孔部3421を有し、仕切り層開孔部3421は薄膜スイッチ回路34が押された時に上接続点3411に伸び込ませるために用いられる。下部回路基板343は上接続点3411に対応する下接続点3431を有し、下接続点3431は薄膜スイッチ回路34が押された時、上接続点3411と接触させるために用いられる(各部材の結合状態に関しては、図5を参照)。
【0065】
〔第3実施形態〕
次は、本発明の発光キーボードの第3実施形態について説明する。
図5は本発明の発光キーボードのより好ましい実施形態に係る局部構造側面模式図である。発光キーボード3中で、透光中間フレーム31は支持板30上に設けられ、支持板30によって透光中間フレーム31の構造強度は強化されるため、透光中間フレーム31が折れ曲がることを避けることができる。導光膜36は透光中間フレーム31と支持板30の間に設けられ、かつ、光源薄膜35は支持板30の下方に設けられ、光源33は光源薄膜35上に設けられ、光源33は順々に支持板開孔部301と導光膜開孔部361に伸び込むようにさせられ、光源が発生させるビームB’は導光膜36に入り込む。
【0066】
薄膜スイッチ回路34は透光中間フレーム31上に設けられ、かつ、上部回路基板341は仕切り層342上に折り畳まれ、仕切り層342は下部回路基板343上に折り畳まれる。弾性体323は薄膜スイッチ回路34上に設けられ、かつ、キーキャップ321は弾性体323上に設けられる。はさみ式連接部材322は透光中間フレーム31とキーキャップ321の間に位置づけられ、透光中間フレーム31とキーキャップ321を連接させ、キーキャップ321が透光中間フレーム31に対し、上下移動するようにさせるために用いられ、ここでは、はさみ式連接部材322の第一フレーム3221の第一末端3221Aは第二中間フレーム固定構造312に連接され、第一フレーム3221の第二末端3221Bは第一キーキャップ固定構造3212に連接されており、はさみ式連接部材322の第二フレーム3222の第一末端3222Aは第二キーキャップ固定構造313に連接され、第二フレーム3222の第二末端3222Bは第一中間フレーム固定構造311に連接されている。
【0067】
キー32が押され、透光中間フレーム31に対して下に移動する時、はさみ式連接部材322の第一フレーム3221と第二フレーム3222は開閉状態から折り畳み状態に変化し、かつ、下に移動するキーキャップ321は弾性体323を押し縮め、弾性体323が薄膜スイッチ回路34に当接するようにさせる。薄膜スイッチ回路34では、上接続点3411は仕切り層開孔部3421に伸び込み、下接続点3431と接触し、上接続点3411と下接続点3431間の電性導電が確立され、これにより、キー32に対応するキー信号が発生させられる。キー32が押されなくなった時、弾性体323はキーキャップ321に弾性力を提供し、キーキャップ321は透光中間フレーム31に対して上に移動し、かつ、第一フレーム3221と第二フレーム3222は折り畳み状態から開閉状態に変化し、キーキャップ321は元の位置に戻される。
【0068】
図5によれば、光源33がビームB’を発生させる時、ビームB’の一部分は導光膜36に投射され入り込み、ビームB’の一部分はその進行方向を変化させられ、順々に透光中間フレーム31、薄膜スイッチ回路34を通過し、キー32に投射され、ここでは、これらビームB’の一部分は弾性体323を通過し、かつ、キーキャップ321に投射され、その他の部分のビームB’は弾性体323を通過せず、キー321に投射される。一方、別の一部分のビームB’は下に投射され、支持板30によって反射し、その進行方向を変化させ、別の一部分のビームB’は導光膜36に入り込み、上述の経路によってキーキャップ321に投射される。最後に、ビームB’はキーキャップ321上に位置づけられる透光領域3211を通過し、これによって発光キーボード3は発光させられる。
【0069】
ちなみに、キーキャップ321上の透光領域3211はキーキャップ321の表面の文字や符号を有する領域であり、例えば、キーA上のAという文字がある領域である。上述の構造により、ビームB’が透光領域3211を通過することにより、キー32上の文字や符号は発光させられる。
【0070】
上述からわかるように、本発明の発光キーボードの透光中間フレームは周知の金属底板と同様の機能−はさみ式連接部材と連接し、キーと透光中間フレームの結合を確立させ、また、透光中間フレームは透明材質によって製造されており、光源は透光中間フレームの下方に設けることができ、ビームは透光中間フレームを通過し、遮断されないため、キーキャップを通過するビームはより高い輝度を発生させることができ、ビームが周知の金属底板によって遮断され、光の照射の不均一が発生するという現象がない。つまり、透明材質によって製造される透光中間フレームはビームを通過させることができるため、光源を設置できる位置は周知の発光キーボードのように制限されることがない。さらに、支持板には光源に対応する支持板開孔部が設けられており、光源は支持板開孔部に伸び込むことができ、かつ、光源によって発生されるビームは支持板によって阻止されることがないため、光源は支持板の下方の位置に設けることが可能である。
【0071】
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の形態で実施することができる。
【符号の説明】
【0072】
1、2、3 キーボード
10 一般キー
11 数字キー
12 ファンクションキー
20、32 キー
21 金属底板
22、34 薄膜スイッチ回路
23、33 光源
24 導光板
25 フレキシブルプリント基板
30 支持板
31 透光中間フレーム
35 光源薄膜
36 導光膜
201、321 キーキャップ
202、322 はさみ式連接部材
203、323 弾性体
211 第一固定構造
212 第二固定構造
213 開孔部
301 支持板開孔部
311 第一中間フレーム固定構造
312 第二中間フレーム固定構造
341 上部回路基板
342 仕切り層
343 下部回路基板
351 光源回路パターン
361 導光膜開孔部
2011、3212 第一キーキャップ固定構造
2021、3221 第一フレーム
2012、3213 第二キーキャップ固定構造
2022、3222 第二フレーム
3211 透光領域
3411 上接続点
3421 仕切り層開孔部
3431 下接続点
2021A、3221A 第一フレームの第一末端
B、B’ビーム
2021B、3221B 第一フレームの第二末端
2022A、3222A 第二フレームの第一末端
2022B、3222B 第二フレームの第二末端

【特許請求の範囲】
【請求項1】
発光キーボードであって、
支持板開孔部を有する支持板と、
前記支持板上に設けられる透光中間フレームと、
前記透光中間フレーム上に設けられる薄膜スイッチ回路と、
前記透光中間フレームに連接され、押されることにより前記薄膜スイッチ回路と当接する、少なくとも一つのキーと、
前記支持板の下方に位置づけられ、かつ、光源回路パターンを有する光源薄膜と、
前記光源薄膜上に設けられ、前記光源回路パターンに連接され、かつ、前記支持板開孔部に伸び込み、前記光源回路パターンによって駆動させられ、ビームを発生させる光源と、
を含むことを特徴とする発光キーボード。
【請求項2】
前記薄膜スイッチ回路はさらに、
少なくとも一つの上接続点を有する上部回路基板と、
前記上部回路基板の下方に設置され、仕切り層開孔部を有する仕切り層と、
前記仕切り層の下方に位置づけられ、前記上接続点に対応する下接続点を有する下部回路基板とを含み、
前記仕切り層開孔部は前記薄膜スイッチ回路が押された時に前記上接続点に伸び込ませるために用いられ、
前記下接続点は前記薄膜スイッチ回路が押された時、前記上接続点と接触させるために用いられることを特徴とする、請求項1に記載の発光キーボード。
【請求項3】
前記支持板と前記透光中間フレームとの間に設けられ、前記ビームを誘導し、前記ビームの方向を変えるために用いられる導光膜をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の発光キーボード。
【請求項4】
前記導光膜は導光膜開孔部を有し、前記支持板開孔部と対応し、かつ、前記光源は前記導光膜開孔部に伸び込み、ここでは、前記光源は順々に前記支持板開孔部と前記導光膜開孔部に伸び込むことを特徴とする、請求項3に記載の発光キーボード。
【請求項5】
前記キーは、
前記発光キーボードの表面に露呈され、かつ、透光領域を有するキーキャップと、
前記透光中間フレームと前記キーキャップの間に位置づけられ、前記透光中間フレームと前記キーキャップを連接させるために用いられ、前記キーキャップを前記透光中間フレームに対して上下移動させるはさみ式連接部材と、
前記薄膜スイッチ回路と前記キーキャップの間に位置づけられ、前記キーキャップが押された時、押し縮められ、前記薄膜スイッチ回路と当接し、前記上接続点と前記下接続点を接触させ、前記キーキャップが押されていない時には、弾性力を前記キーキャップに提供し、前記キーキャップを元の位置に戻させる弾性体と、を含むことを特徴とする、請求項1に記載の発光キーボード。
【請求項6】
前記キーキャップは第一キーキャップ固定構造と第二キーキャップ固定構造を有し、前記透光中間フレームは第一中間フレーム固定構造と第二中間フレーム固定構造を有し、かつ、前記第一中間フレーム固定構造、前記第二中間フレーム固定構造と前記透光中間フレームは一体形成されていることを特徴とする、請求項5に記載の発光キーボード。
【請求項7】
前記はさみ式連接部材はさらに、
第一フレームと第二フレームを含み、
前記第一フレームの第一末端は前記第二中間フレーム固定構造に連接され、前記第一フレームの第二末端は前記第一中間フレーム固定構造に連接され、前記第二フレームの第一末端は前記第二キーキャップ固定構造に連接され、前記第二フレームの第二末端は前記第一中間フレーム固定構造に連接されることを特徴とする、請求項6に記載の発光キーボード。
【請求項8】
前記透光中間フレームは透明な材質によって製造され、前記弾性体は透光ゴムによって製造され、前記光源薄膜はプラスチック薄膜であることを特徴とする、請求項1に記載の発光キーボード。
【請求項9】
前記支持板は金属材質によって製造されることを特徴とする、請求項1に記載の発光キーボード。
【請求項10】
前記光源は側向式発光ダイオード(Side view light emitting diode)であることを特徴とする、請求項1に記載の発光ダイオード。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2012−89135(P2012−89135A)
【公開日】平成24年5月10日(2012.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−229037(P2011−229037)
【出願日】平成23年10月18日(2011.10.18)
【出願人】(501280046)致伸科技股▲ふん▼有限公司 (104)
【Fターム(参考)】