説明

皮膚萎縮改善剤

【課題】高ホモシステインによって引き起こされる皮膚がやせる、薄くなる、ひいては皮膚の弾力性が失われるといった症状を改善する。
【解決手段】皮膚萎縮改善剤を、高ホモシステイン低下機能物質を含有するものとする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、皮膚萎縮改善剤に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ホモシステインはタンパク質の代謝過程でできるアミノ酸の一種であり、血液中に堆積して動脈硬化を引き起こすため、心筋梗塞などの心臓疾患や脳卒中を招く危険因子と見做されている物質である。ホモシステインの生合成経路は、蛋白質→メチオニン→S−アデノシルメチオニン→S−アデノシルホモシステイン→ホモシステインであり、ホモシステインの分解代謝経路は、ビタミンB6存在下でシステインに分解される経路と、葉酸およびビタミンB12の存在下でメチオニンに戻る経路である。従って、ビタミンB6が不足すると結果的にホモシステインが増えることに繋がり、葉酸およびビタミンB12が不足すれば、メチオニンの正常なリサイクル過程が阻害されるため、やはりホモシステインが過剰となる。
【0003】
特許文献1には、ホモシステインの生合成経路におけるS−アデノシルメチオニンを、傷害、外傷、ストレス等の結果として代謝ストレスを受けている哺乳動物に対して投与することにより、癌、神経疾患、片頭痛、アレルギー、インスリン抵抗性、心臓血管、脳血管疾患、高コレステロール血症、高血圧、低受胎、制御不可能な炎症過程、肺炎等の予防や治療を行うことが記載されている。これは、代謝ストレスを受けている哺乳動物では、食事中のメチル基供与体の必要性が高まっていることを見出し、S−アデノシルメチオニンがメチル基供与体であるという認識に基づくものである。
【0004】
また、ホモシステインは、喫煙、飲酒、加齢により体内に蓄積し体内組識の老化を促進する物質であるため、このホモシステインの体内濃度を低くすることは老化抑制に寄与する。このような観点から、特許文献2にはメチル基供与化合物であるベタインを含有する抗老化組成物が記載されている。メチル基供与化合物を体内に取り入れると、体内のメチル化が促進されるため、S−アデノシルメチオニンから、S−アデノシルホモシステイン合成の際の脱メチレーションにより生成されるメチル基受容体産物(メチル化DNA、メチル化RNA、メチル化蛋白)が体内に増加する。そのため、ホモシステインの生合成促進経路の脱メチレーションが拮抗阻害を受け、その結果、ホモシステインの生合成が抑制されるという知見に基づくものである。
【0005】
さらに、ホモシステインは、老化に伴う症状に関与すると同時に、動脈硬化やアルツハイマー病など多くの疾患の危険因子でもあることから、特許文献3にはベタインを含有する生体内ホモシステイン低減用組成物が記載されている。これは上記ホモシステインの分解代謝経路のうち、メチル化によるメチオニンへの代謝経路がベタインによって促進されるという知見に基づくものである。
【0006】
ところで、上記のS−アデノシルメチオニンは生体組織全体に広く存在し、ホルモン、神経伝達物質、リン脂質、およびタンパク質の合成および代謝等における、メチル基供与体または酵素活性化因子として、数多くの生物反応に関与する生理学的化合物である。従来、S‐アデノシルメチオニンは非常に不安定な物質で、酵母そのものに存在することはわかっていたものの、不安定なためすぐに分解してしまい、酵母の中に存在させることが困難であったが、近年、変異S−アデノシルホモシステイン加水分解酵素遺伝子を導入したS−アデノシルメチオニン産生酵母により、S−アデノシルメチオニンを安定に大量生産することが可能となっている(特許文献4)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特表2005−529980号公報
【特許文献2】特開2003−155234号公報
【特許文献3】特許2004−231585号公報
【特許文献4】特開2009−034043号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記特許文献2や3の記載からすると、ホモシステインの生合成を抑制したり、生体内ホモシステインの低減のためにはメチル基供与化合物の投与が効果的であることがわかる。一方で、ホモシステイン濃度と皮膚への影響、とりわけ皮膚萎縮との因果関係は知られていない。特許文献2には、メチル基供与化合物であるベタインを含有する抗老化組成物が皮膚のくすみや皺を抑制することができることが記載されているが、本発明者らが検討したところ、メチル基供与化合物であるにもかかわらずベタイン含有植物抽出物には高ホモシステインの低減作用はなく、また高ホモシステインによって起こる皮膚萎縮についても効果が得られなかった。すなわち、メチル基供与化合物であればどんな化合物であっても、高ホモシステインに起因する全ての疾患を改善することができるものではない。
【0009】
本発明は上記知見に基づきなされたものであり、皮膚萎縮改善剤を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の皮膚萎縮改善剤は、高ホモシステイン低下機能物質を含有することを特徴とするものである。
前記高ホモシステイン低下機能物質はS−アデノシルメチオニンであることが好ましい。
前記S−アデノシルメチオニン(以下SAMeともいう)はS−アデノシルメチオニン産生酵母(以下SAMe産生酵母ともいう)由来であることが好ましい。
【発明の効果】
【0011】
本発明の皮膚萎縮改善剤は高ホモシステイン低下機能物質を含有するので、真皮厚が薄くなることを抑制して皮膚の弾力性を維持、さらには改善することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】高ホモシステインと皮膚質量との関係を示すグラフである。
【図2】高ホモシステインと真皮厚との関係を示すグラフである。
【図3】コントロール群、高ホモシステイン群、SAMe酵母群およびアッケシソウエキス群の血漿ホモシステインの測定結果を示すグラフである。
【図4】コントロール群、高ホモシステイン群およびSAMe酵母群の真皮質量の測定結果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の皮膚萎縮改善剤は皮膚萎縮を改善する高ホモシステイン低下機能物質を含有することを特徴とするものである。高ホモシステインが皮膚萎縮を引き起こしていることは本発明者らによって初めて見出されたものである。ここで、皮膚萎縮とは真皮厚が薄くなる、単位面積当たりの皮膚質量が低下して皮膚がやせる、ひいては皮膚の弾力性が失われるといった症状を意味する。
【0014】
高ホモシステインと皮膚萎縮の関係について説明する。葉酸、ビタミンB12、ビタミンB6は、体内において蓄積されたホモシステインが分解される際、分解を促進する代謝経路の補酵素として作用するため、葉酸、ビタミンB12、B6を低減した餌を摂取させることで、高ホモシステインモデルを作製することができる。また、メチオニンを多く含む食品の摂取によっても生体内のホモシステイン濃度が上昇することが知られている。そこで、5週齢のHR−1マウス(ヘアレスマウス:株式会社 星野試験動物飼育所より購入)に低ビタミンB6、B12、葉酸食にメチオニン水を与えて3ヶ月飼育した高ホモシステインモデルマウス(高ホモシステインI群:n=8)、同週齢のHR−1マウスに低ビタミンB6、B12、葉酸食にホモシステイン水を与えて3ヶ月飼育した高ホモシステインモデルマウス(高ホモシステインII群:n=8)を作製した。また、高ホモシステインI群および高ホモシステインII群の対照として、同週齢のHR−1マウスに標準飼料であるAIN−93Gを与えて3ヶ月飼育したコントロール群(n=8)も作製した。
【0015】
高ホモシステインI群、高ホモシステインII群およびコントロール群のそれぞれの血漿ホモシステインを測定したところ、高ホモシステインI群および高ホモシステインII群に血漿ホモシステインの上昇が認められた。これら3群の皮膚質量および真皮厚を測定したところ、図1および図2に示すように高ホモシステインI群ではT検定による有意傾向(P<0.1)、高ホモシステインII群ではT検定による有意差(P<0.05)が認められた。従って、図1および図2に示すように高ホモシステインI群および高ホモシステインII群に明らかに皮膚質量の低下および真皮厚の低下が認められており、高ホモシステインが皮膚萎縮を引き起こしていることがわかる。
【0016】
従来、生体内ホモシステインの低減のためにはメチル基供与化合物の投与が効果的であるとされてきた。従って、高ホモシステインが引き起こしている皮膚萎縮の改善にはメチル基供与化合物が効果的であると予測される。メチル基供与化合物として肌に何らかの効果があると言われている化合物として特許文献2に記載されているベタインがある。ベタインは、自然界に広く存在しており、動物ではエビ、カニ、タコ、イカ、貝類などの水産物に、植物では麦芽、キノコ類、アザミ科の植物に多く含まれることが知られている。ベタインはその構造中に3つのメチル基を有し、このメチル基を供与することでホモシステインの代謝を促進し、その結果、生体内ホモシステインレベルを低減し、あるいはその上昇を抑制できるとされている。
【0017】
しかしベタインを含有するアッケシソウエキスを用いて試験を行ったところ皮膚萎縮に効果は認められず、メチル基供与化合物であっても高ホモシステインによって起こる皮膚萎縮については効果がないことがわかった。本発明者らは、皮膚萎縮を改善する効果を有する高ホモシステイン低下機能物質としてSAMeを見出し、本発明に至った。
【0018】
SAMeは化学的に不安定な物質であり、常温においても急速に分解が進むため、例えば、リン酸化合物により安定化されたSAMe、硫酸塩やp−トルエンスルホン酸塩などのSAMe塩をアルコール溶媒中に懸濁することにより安定化したもの、トレハロースにより安定化したSAMe、有機カルボン酸および/またはキレート形成能を有する化合物により安定化したSAMe、フィチン酸により安定化したSAMe等のような安定化SAMeを用いてもよい。
【0019】
また、SAMeは大腸菌のような原核生物、酵母のような真核生物によって大量生産もされており、SAMe産生酵母由来のものを利用してもよい。ここでSAMe産生酵母由来とは、SAMeとしてSAMe産生酵母そのものを用いてもよいし、SAMe産生酵母の抽出物であってもよいことを意味する。SAMe産生酵母の抽出物としては、酵母から溶媒を用いて抽出した抽出物、酵母を自己消化させることによって得られる消化物から溶媒を用いて抽出した抽出物、酵母を蛋白分解酵素で消化させることによって得られる消化物から溶媒を用いて抽出した抽出物、あるいは酵母を酸、塩基等で加水分解することによって得られる分解物から溶媒を用いて抽出した抽出物等を挙げることができ、核酸、ビタミンB2、ビタミンB6、各種アミノ酸等を含んでいてもよい。
【0020】
なお、SAMe酵母は市販もされており、例えばイタリアのグノシス社のSAMe酵母「SAM‐eSupereeSSe」(商品名)、磐田化学の清酒酵母から製造するSAMe酵母「アミー」(商品名)、三菱ガス化学のγ‐シクロデキストリンで安定化したSAMe含有乾燥酵母等があり、これらを利用することもできる。
【0021】
SAMeとしての経口摂取量は、50pg/kg/日〜500mg/kg/日の範囲で適宜調整することができ、SAMe酵母の経口摂取量(乾燥質量)は、約2μg/kg/日〜1000mg/kg/日の範囲で適宜調整することができ、SAMe酵母の抽出物は、10mg/kg/日〜約1000mg/kg/日の範囲で適宜調整することができる。
【0022】
本発明の皮膚萎縮改善剤を医薬製剤として用いる場合、剤型は任意で、例えば錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤等の経口用固形製剤や、内服液剤、シロップ剤等の経口用液体製剤など、いずれの形態にも公知の方法により適宜調製することができる。これらの医薬製剤には、通常用いられる結合剤、崩壊剤、増粘剤、分散剤、再吸収促進剤、矯味剤、緩衝剤、界面活性剤、溶解補助剤、保存剤、乳化剤、安定化剤やpH調製剤などの賦形剤を適宜使用してもよい。
【0023】
本発明の食品組成物は上記皮膚萎縮改善剤を含有するものであり場合、SAMe酵母としての配合量(乾燥質量)は、食品組成物の種類、目的、形態、利用方法などに応じて適宜決めることができ、例えば、食品組成物全量中に0.0001〜50質量%程度とすることができる。特に、保健用飲食品等として利用する場合には、本発明の有効成分を所定の効果が十分発揮されるような量で含有させることが好ましい。
【0024】
食品組成物の形態としては、例えば、顆粒状、粒状、ペースト状、ゲル状、固形状、または、液体状に任意に成形することができる。これらには、食品組成物等に含有することが認められている公知の各種物質、例えば、結合剤、崩壊剤、増粘剤、分散剤、再吸収促進剤、矯味剤、緩衝剤、界面活性剤、溶解補助剤、保存剤、乳化剤、等張化剤、安定化剤やpH調製剤などの賦形剤を適宜含有させることができる。
【0025】
本発明の皮膚萎縮改善剤を、食品組成物、医薬製剤等として用いる場合、真皮厚が薄くなる、皮膚がやせるといった症状を抑制、改善することができるので、皮膚の弾力性を改善することが可能である。また上記症状の治療、予防、改善等の生理機能をコンセプトとして、その旨を表示した機能性飲食品、疾病者用食品、特定保健用食品等に応用することができる。
以下、本発明の皮膚萎縮改善剤を実施例によりさらに詳細に説明する。
【実施例】
【0026】
32匹の5週齢のHR−1マウスを各群8匹として、体重層別法で群わけを行った。給餌方法は表1に示すように、コントロール群にはコントロール餌、高ホモシステイン群にはVBD餌、SAMe群にはSAMe酵母を1%含有したSM餌、アッケシソウ群にはアッケシソウエキスを1%含有したBE餌を、各群の体重の平均値に差が出ない量の制限給餌で摂取させ、3ヶ月間飼育した(表1中のAIN−93ビタミンミックスDefは葉酸・塩酸ピリドキシン・ビタミンB12フリーでシュークロースに置換したものである)。飼育条件は、12時間明暗サイクル、湿度55%±15%、温度23℃±2℃とした。3ヶ月飼育終了後、ヘパリン含有の注射器で採血し、遠心分離で血漿を得た。血漿は分析まで−80℃で保存した。
【0027】
【表1】

【0028】
血漿ホモシステインはHPLCで測定した。採決した血漿15μLに、TCEP(2mM/0.1Mリン緩衝液(pH5.0),1mMEDTA・2Na含有)を50μL添加し、10分間室温で静置した。その後、10%トリクロロ酢酸水溶液を50μL添加し、8000rpmで5分間遠心分離を行い、上清90μLを得た。ここに、90μLのABD−F(同仁化学)溶液(1mg/mLホウ酸バッファー(100mM,pH 8.2,2mmol/EDTA含有))を添加し、さらに5Mの水酸化ナトリウム水溶液を5μL添加した後、50℃で30分間加熱した。加熱後氷冷し、0.6Mの塩酸を185μL添加したものを、HPLCサンプルとした。
【0029】
HPLCの条件は、Capcell Pack MGII C18(4.6×250mm,5μm)(資生堂)カラムを使用して、流速1mL/minで溶離液A(水:トリフルオロ酢酸=999:1)と溶離液B(アセトニトリル:トリフルオロ酢酸=999:1)を、25分間で溶離液Bの割合が0%から25%になるようにリニアグラジエントとして溶離した。検出器は蛍光検出器(島津RF10−XL)を使用して励起波長380nm、放出波長500nmで検出を行い、標準物質との面積比でホモシステインを定量した。
【0030】
結果を図3のグラフに示す。T検定により、図3中*はコントロール群との有意差(P<0.05),#は高ホモシステイン群との有意差(P<0.05)を示す。図3に示すように、SAMe酵母群には高ホモシステイン改善効果が認められたが、アッケシソウエキス群は、メチル基供与化合物であるベタインを含有するにもかかわらず高ホモシステインの悪化効果が認められた。
【0031】
上記の実験で3ヶ月飼育後に、コントロール群、高ホモシステイン群、SAMe酵母群のHR−1マウスの背部皮膚を、直径8mmの生検トレパンで採取した。採取した皮膚を、クロロホルム:メタノール=2:1に5時間浸漬、振とう、脱脂を行った。その後、4時間凍結乾燥を行ったものの質量を測定し、皮膚乾燥質量とした。結果を図4のグラフに示す。図4に示すように、高ホモシステイン群ではコントロールに対し、T検定による有意傾向(P<0.1)が認められたが、SAMe酵母では有意傾向はみとめられなかった。従って、高ホモシステイン群では質量が低下傾向であったが、SAMe酵母群ではコントロールと差が認められなかった。このことから、SAMe酵母群では皮膚萎縮の改善効果が認められた。
【0032】
(処方例)
以下に、サプリメント、食品、飲料等の処方例を示す。なお、配合量は質量%で表している。
【0033】
(錠剤)
以下の粉末を混合し、直打法により圧縮成型して打錠を行う。
(配合成分) (質量%)
本皮膚萎縮改善剤:SAMe酵母(磐田化学社製:「アミー」) 10
乳糖 89
ショ糖脂肪酸エステル 1
【0034】
(クッキー)
材料を順次混合し、抜き型で成型し、180℃のオーブンで15分間加熱する。
(配合成分) (質量%)
薄力粉 45.0
バター 17.5
グラニュー糖 20.0
本皮膚萎縮改善剤:SAMe酵母(磐田化学社製:「アミー」) 3.0
乳酸発酵エキス(GABA20%含有:ファーマーズ社製) 1.0
卵 12.5
レモンフレーバー 1.0
【0035】
(顆粒)
(配合成分) (質量%)
本皮膚萎縮改善剤:SAMe酵母(磐田化学社製:「アミー」) 25
ビタミンC 20
還元乳糖 40
大豆オリゴ糖 3.6
エリスリトール 3.6
デキストリン 3.0
香料 2.4
クエン酸 2.4
【0036】
(ソフトカプセル)
(配合成分) (質量%)
食用大豆油 22
本皮膚萎縮改善剤:SAMe酵母(磐田化学社製:「アミー」) 14
ミツロウ 12
ゼラチン 30
グリセリン 12
グリセリン脂肪酸エステル 10

【特許請求の範囲】
【請求項1】
高ホモシステイン低下機能物質を含有することを特徴とする皮膚萎縮改善剤。
【請求項2】
前記高ホモシステイン低下機能物質がS−アデノシルメチオニンであることを特徴とする請求項1記載の皮膚萎縮改善剤。
【請求項3】
前記S−アデノシルメチオニンがS−アデノシルメチオニン産生酵母由来であることを特徴とする請求項2記載の皮膚萎縮改善剤。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2012−206942(P2012−206942A)
【公開日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−71274(P2011−71274)
【出願日】平成23年3月29日(2011.3.29)
【出願人】(000001959)株式会社 資生堂 (1,748)
【Fターム(参考)】