説明

着色感放射線性組成物、カラーフィルタ及びそのカラーフィルタの製造方法、並びに、固体撮像素子

【課題】直線性が良好な着色パターンを形成でき、且つ、着色パターン形成領域外における残渣の発生が抑制された着色感放射線性組成物を提供する。
【解決手段】(A)着色剤、(B)下記式(I)で表される部分構造を有するアクリル樹脂、(C)重合性化合物、及び(D)紫外線吸収剤を含み、該(D)紫外線吸収剤の含有量が着色感放射線性組成物の固形分に対して、0.1質量%〜10質量%である着色感放射線組成物。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(A)着色剤、(B)下記式(I)で表される部分構造を有するアクリル樹脂、(C)重合性化合物、及び(D)紫外線吸収剤を含み、該(D)紫外線吸収剤の含有量が着色感放射線性組成物の固形分に対して、0.1質量%〜10質量%である着色感放射線組成物。
【化1】


式(I)中、Rは、水素原子又は1価の置換基を表す。*は主鎖構造との結合の部位を表す。
【請求項2】
前記(B)式(I)で表される部分構造を有するアクリル樹脂が、さらにカルボキシル基を含むアクリル樹脂である請求項1に記載の着色感放射線性組成物。
【請求項3】
前記(B)式(I)で表される部分構造を有するアクリル樹脂中に含まれる式(I)で表される部分構造の含有量が、アクリル樹脂全量に対して1質量%〜30質量%である請求項1又は請求項2に記載の着色感放射線性組成物。
【請求項4】
前記(A)着色剤が、赤色顔料である請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の着色感放射線性組成物。
【請求項5】
前記(D)紫外線吸収剤が、下記一般式(II)で表される化合物である請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の着色感放射線性組成物。
【化2】


前記一般式(II)中、R及びRは、各々独立に、水素原子、炭素原子数1〜20のアルキル基、又は炭素原子数6〜20のアリール基を表し、RとRとが、同時に水素原子を表すことはない。R及びRは、各々独立に、1価の基を表す。
【請求項6】
前記(C)重合性化合物が、分子中にエチレンオキシ基と5個以上の(メタ)アクリロイル基とを含む重合性化合物である請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の着色感放射線性組成物。
【請求項7】
さらに、(E)光重合開始剤を含む請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の着色感放射線性組成物。
【請求項8】
前記(E)光重合開始剤が、オキシム化合物である請求項7に記載の着色感放射線性組成物。
【請求項9】
請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の着色感放射線性組成物を用いてなる着色膜を具備するカラーフィルタ。
【請求項10】
請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の着色感放射線性組成物を基板上に付与して、着色感放射線性組成物層を形成する工程と、
前記着色感放射線性組成物層をパターン状に露光する工程と、
露光後の前記着色感放射線性組成物層を現像して着色パターンを形成する工程と、
を有するカラーフィルタの製造方法。
【請求項11】
請求項9に記載のカラーフィルタを備えた固体撮像素子。

【公開番号】特開2013−68814(P2013−68814A)
【公開日】平成25年4月18日(2013.4.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−207570(P2011−207570)
【出願日】平成23年9月22日(2011.9.22)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】