説明

移動通信端末装置

【課題】 標準搭載された撮像装置を有効利用できる移動通信端末装置を提供する。
【解決手段】 本発明の移動通信端末装置は、CCDカメラ1による撮影画像をデジタル変換するA/D変換器2と、モード選択を行うモード選択部3と、心霊現象を想起させるような心霊写真データを格納する心霊写真データ格納部4と、画像合成される心霊写真データの種類と表示位置を選択する心霊写真データ選択部5と、CCDカメラ1の撮影画像と心霊写真データとの画像合成を行う画像合成部6と、表示装置7に表示される画像データを格納する表示メモリ8と、を備えている。CCDカメラ1の撮影画像に心霊写真データを合成して表示するため、恐怖感を感じさせる画像や意外性のある画像を表示でき、画像を見る楽しさが増える。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CCDカメラ等の撮像装置を備えた移動通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、携帯電話やPHS(Personal Handy-phone System)等の移動通信端末装置にカラーの液晶パネルとCCDカメラを搭載するものが増えてきた。これら移動通信端末装置は、CCDカメラによる撮影画像をメール送信したり、壁紙として利用する機能を備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、移動通信端末装置に搭載されているCCDカメラは、サイズとコストの制約から、画素数の少ない安価なCCDと単焦点レンズを使用しており、撮影画像の画質があまりよくない。特に、最近のように、高画質のデジタルカメラが普及している現状にあっては、移動通信端末装置に付属のCCDカメラは性能的に見劣りする。
【0004】また、現行の移動通信端末装置は、データ伝送速度があまり速くないため、画像をメールで送受信すると通信時間がかかり、通信コストが高くついてしまう。
【0005】このような事情から、移動通信端末装置にせっかくCCDカメラを搭載しても、あまり有効利用されていないのが実情である。
【0006】本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的は、標準搭載された撮像装置を有効利用できる移動通信端末装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決するために、本発明は、被写体を撮影する撮像装置と、画像を表示可能な表示装置と、を備えた移動通信端末装置において、所定のモードが選択されたときに、前記撮像装置で撮影された画像に心霊現象を想起させる画像を合成して前記表示装置に表示させる表示制御手段を備える。
【0008】また、本発明は、被写体を撮影する撮像装置と、画像を表示可能な表示装置と、を備えた移動通信端末装置において、前記表示装置の画面上の中央から下側の所定範囲の領域のうち、色の3要素の一つである彩度が所定のしきい値を超える領域を選択する領域選択手段と、前記選択された領域内の色相を基準として、画面全体に含まれる特定の色について色相変換を行う色相変換手段と、を備える。
【0009】また、本発明は、被写体を撮影する撮像装置と、画像を表示可能な表示装置と、を備えた移動通信端末装置において、前記表示装置の画面上に二以上の画像が表示されている場合に、これら画像の間をランダムあるいは決められた順序で移動可能な移動画像を画面上に合成表示させる画像移動手段と、予め設定された回数だけ前記移動画像が移動した後、前記二以上の画像のいずれかの近傍に前記移動画像を停止させる画像停止手段と、を備える。
【0010】また、本発明は、被写体を撮影する撮像装置と、画像を表示可能な表示装置と、を備えた移動通信端末装置において、前記撮像装置で撮影された画像の少なくとも一部の画素値を加算する画素値加算手段と、前記加算された画素値を特定の値で割った場合の余りに基づいて、前記撮像装置で撮影された画像を複数段階に評価づける評価手段と、を備える。
【0011】また、本発明は、被写体を撮影する撮像装置と、画像を表示可能な表示装置と、を備えた移動通信端末装置において、前記撮像装置で撮影された画像のうち、色を構成する3要素の一つである彩度が所定のしきい値を超える部分を抽出する画像抽出手段と、前記抽出された部分について、色を構成する3要素の一つである色相の平均値を検出する平均値検出手段と、前記検出された色相の平均値に基づいて、前記表示装置の画面上に合成表示されるキャラクタ画像の形態を変化させるキャラクタ変更手段と、を備える。
【0012】また、本発明は、被写体を撮影する撮像装置と、画像を表示可能な表示装置と、を備えた移動通信端末装置において、複数の地域それぞれに関連のある複数の地域画像を格納する地域画像格納手段と、前記移動通信端末装置の所有者の現在位置を検出する現在位置検出手段と、前記検出された現在位置に関連のある前記地域画像を前記地域画像格納手段から読み出して、前記撮像装置で撮影された画像に合成して前記表示装置に表示させる画像合成手段と、を備える。
【0013】また、本発明は、被写体を撮影する撮像装置と、画像を表示可能な表示装置と、を備えた移動通信端末装置において、特定の操作がなされたときに、前記撮像装置にて撮影された人物の画像を歪める処理を行う画像変形手段を備える。
【0014】また、本発明は、操作パネル面に設けられ被写体を撮影する撮像装置と、画像を表示可能な表示装置と、を備えた移動通信端末装置であって、前記撮像装置で撮影されたスルー画像を左右にミラー反転して前記表示装置に表示させる表示制御手段を備える。
【0015】また、本発明は、操作パネル面とは反対側の面に設けられ被写体を撮影する撮像装置と、画像を表示可能な表示装置と、を備えた移動通信端末装置において、前記表示装置にメールの送受信画面を表示させているときに、前記撮像装置で撮影されたスルー画像を前記表示装置の画面領域の少なくとも一部に表示させる表示制御手段を備える。
【0016】また、本発明は、被写体を撮影する撮像装置と、画像を表示可能な表示装置と、を備えた移動通信端末装置において、前記撮像装置で撮影された画像に対して画像認識処理を行って文字情報に変換するOCR手段と、前記変換された文字情報に基づいてアドレス登録を行うアドレス登録手段と、を備える。
【0017】また、本発明は、被写体を撮影する撮像装置と、画像を表示可能な表示装置と、を備えた移動通信端末装置において、時刻情報を検出する時刻検出手段と、前記検出された時刻情報に基づいて、前記撮像装置で撮像された画像を回転させる画像回転手段と、前記回転させた画像を時刻情報とともに前記表示装置に表示させる回転画像表示制御手段と、を備える。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る移動通信端末装置について、図面を参照しながら具体的に説明する。以下では、背面または前面(操作パネル面)にCCDカメラが装着されている移動通信端末装置について説明する。CCDカメラによる撮影画像は前面側の表示装置に表示される。
【0019】(第1の実施形態)本実施形態は、CCDカメラによる撮影画像に、手、顔、人魂、鬼火および白玉等の心霊現象を想起させるような画像を合成して表示するモード(以下、このモードを心霊写真モードと呼ぶ)を設け、移動通信端末のキー操作により、このモードが選択されると、心霊現象を想起させるような画像をランダムに選択して、画面上のランダムな位置に表示させるものである。
【0020】図1は第1の実施形態における移動通信端末の概略構成を示すブロック図である。このブロック図では、本実施形態の動作に関連のある部分のみを示している。
【0021】図示のように、本実施形態の移動通信端末は、CCDカメラ1による撮影画像をデジタル変換するA/D変換器2と、モード選択を行うモード選択部3と、心霊現象を想起させるような心霊写真データを格納する心霊写真データ格納部4と、画像合成される心霊写真データの種類と表示位置を選択する心霊写真データ選択部5と、CCDカメラ1の撮影画像と心霊写真データとの画像合成を行う画像合成部6と、表示装置7に表示される画像データを格納する表示メモリ8と、を備えている。
【0022】モード選択部3は、CCDカメラ1で撮影された画像をそのまま表示するデフォルト設定の通常モードと、心霊写真を合成して表示する心霊写真モードと、お祓いを行って心霊写真を削除するお祓いモードとを備えている。
【0023】図2(a)はCCDカメラ1で撮影した通常モードでの画像を示している。同じ被写体を心霊写真モードで撮影すると、図2(b)のようになる。図2(b)には、鬼火と手の画像が新たに付加されている。
【0024】図2(b)の画像が表示されている状態で、キー操作により、お祓いモードが選択されると、図2(c)のようなお祓いを行う道具が表示され、この道具を用いてお祓いを行うと、図2(d)のように心霊現象を想起させるような画像が削除される。
【0025】このように、本実施形態では、CCDカメラ1の撮影画像に心霊写真データを合成して表示するため、恐怖感を感じさせる画像や意外性のある画像を表示でき、画像を見る楽しさが増える。また、合成された心霊写真データはお祓いを行うことで削除できるため、ゲーム感覚で楽しめる。
【0026】(第2の実施形態)第2の実施形態は、CCDカメラ1で撮影された画像の色を日によって変えるものである。
【0027】図3は第2の実施形態における移動通信端末装置の概略構成を示すブロック図である。このブロック図では、本実施形態の動作に関連のある部分のみを示している。
【0028】図示のように、本実施形態の移動通信端末装置は、CCDカメラ1による撮影画像をデジタル変換するA/D変換器2と、デジタル変換後のRGBまたはCMYKデジタル信号に基づいて各画素のH(色相)、S(彩度)およびV(明度)を検出するHSV検出部9と、表示装置7内の中央下の画面領域から彩度がしきい値を超える領域を選択してこの選択領域内の色相の平均値を検出する平均値検出部10と、時刻情報を出力するクロックIC11と、時刻情報に基づいて変換後の色を決定する色決定部12と、画面全体の特定の色成分を色決定部12で決定した色に変換する色相変換部13と、表示装置7に表示される画像データを格納する表示メモリ8とを備えている。
【0029】図4(a)は色相変換前のCCDカメラ1による撮影画像を示している。平均値検出部10は、図4(a)の画面中央下の領域から彩度がしきい値を超える領域を選択してこの領域の色相の平均値を検出する。
【0030】色相変換部13は、画面全体から選択領域内の色相の平均値とほぼ等しい色相をもつ領域を抽出し、抽出した領域を色決定部12で決定した色に変換する。
【0031】図4(b)は色相変換後の画像を示しており、図示の女性の服装が色相変換される。図示のように、ある日は赤に、次の日は青に、というように、日によって順次色相を切り替える。
【0032】また、まれに、ラッキーカラーである金色に変換する日を設けてもよい。例えば、クロックIC11で管理している日付情報が28で割り切れる日を金色に変換する日として設定してもよい。割る値は28に限定されないが、生体のバイオリズムは約28日なので、それにならって28で割るようにすれば、金色がラッキーカラーであることをユーザに訴えやすくなる。
【0033】このように、第2の実施形態では、CCDカメラ1による撮影画像の特定の色を所定の周期で色相変換するため、衣服を変えなくても、画像のイメージを変えることができ、同じ画像を新鮮な気持ちで眺めることができる。
【0034】(第3の実施形態)第3の実施形態は、複数の人物や商品等の間で例えば十円玉をやり取りして、その十円玉が停止した位置により、意中の人物や商品等を決定するものである。
【0035】図5は第3の実施形態の表示装置7の画面表示例を示しており、バーゲンで見つけた2種類の色の異なる手袋の画像を、友人との間でメールで送受信しあう例を示している。
【0036】移動通信端末装置のメニューから十円玉占いモードを選択すると、図5(a)の通常画像が図5(b)のような十円玉の画像が2つの手袋の間を行き来する画像に切り替わる。メールを送信するたびに、十円玉の画像表示位置は交互にあるいはランダムに変化する。やがて、十円玉が停止し、停止した旨が表示される(図5(c))。十円玉の停止位置に近い位置の手袋が選択すべきものである。
【0037】一方、図6(a)〜図6(e)は商品の代わりに、意中の人物を見つける例を示しており、恋人候補の二人の男性の画像を友人との間でメールで送受信しあうものである。
【0038】メールを送るたびに、十円玉の位置が交互にあるいはランダムに変化する(図6(b)〜図6(e))。何回か移動を繰り返した後、十円玉は停止し、停止した旨が表示される。十円玉の停止位置に近い位置の人物が意中の人物として決定される。
【0039】このように、本実施形態では、メールを送るたびに十円玉を移動させ、十円玉の最終的な停止位置により商品や人物等を選択するため、占いゲームやくじ引きゲームと同様の感覚で楽しむことができる。
【0040】なお、上述した実施形態において、商品や人物の間を行き来する物は十円玉である必要はないし、選択すべき対象物も特に問わない。
【0041】(第4の実施形態)第4の実施形態は、CCDカメラ1による撮影画像に対して相性診断を行うものである。
【0042】図7は第4の実施形態における移動通信端末装置の概略構成を示すブロック図である。このブロック図では、本実施形態の動作に関連のある部分のみを示している。
【0043】図示のように、本実施形態の移動通信端末装置は、CCDカメラ1による撮影画像をデジタル変換するA/D変換器2と、撮影画像の中から複数の基準画素の画素値を検出する画素値検出部21と、検出された画素値すべてを加算した値を所定の係数で割って余りを計算する余り計算部22と、計算された余りに基づいて相性度を数値化する相性判定部23と、撮影画像に相性度の数値画像を合成する画像合成部6と、表示装置7に表示される画像データを格納する表示メモリ8と、を備えている。
【0044】余り計算部22は、基準画素すべての画素値を加算した値を例えば100で割った余りを計算する。相性判定部23は、計算された余りをそのまま相性度としてもよいし、あるいは余りを正規分布等で重み付けして相性度を計算してもよい。
【0045】画素値検出部21で検出される画素値は、同じ画像に対しては常に同じ値になるため、相性度も同じになる。
【0046】図8は第4の実施形態の表示装置7の画面表示例を示している。図8(a)の撮影画像の場合は図8(b)のように例えば相性度92パーセントと判断され、図8(c)の撮影画像の場合は図8(d)のように例えば相性度33%と判断される。
【0047】図8の相性度の数値はあくまで一例であり、相性度の数値を決定するアルゴリズムも特に問わない。
【0048】このように、第4の実施形態では、CCDカメラ1で撮影された複数の人物同士の相性度を数値化して表示するため、相性度の高い人物を見つけようとして、CCDカメラ1を利用するユーザの数が増える。また、同じ画像に対しては常に同じ結果が得られるようにしたため、相性度の信頼性が高いという印象をユーザに与えることができる。
【0049】(第5の実施形態)第5の実施形態は、CCDカメラ1で撮影した人物の真実度や元気度を判定するものである。
【0050】図9は第5の実施形態における移動通信端末装置の概略構成を示すブロック図である。このブロック図では、本実施形態の動作に関連のある部分のみを示している。
【0051】図示のように、本実施形態の移動通信端末装置は、CCDカメラ1による撮影画像をデジタル変換するA/D変換器2と、撮影画像の中央付近の所定領域内の画素値を検出する画素値検出部21と、検出された画素値の平均値を計算する平均値検出部10と、検出された平均値に基づいて真実度を判定する真実度判定部31と、撮影画像に真実度の数値画像を合成する画像合成部6と、表示装置7に表示される画像データを格納する表示メモリ8と、を備えている。
【0052】画素値検出部21は、画面の中央付近に人物の顔が存在すると仮定して中央付近の所定領域内の画素値を検出する。真実度判定部31は、例えば赤色成分が多いほど真実度が低いと判定する。
【0053】図10は第5の実施形態の表示装置7の画面表示例を示している。図10(a)の撮影画像の場合は図10(b)のように例えば真実度10%と判断され、図10(c)の撮影画像の場合は図10(d)のように例えば真実度95%と判断される。
【0054】図11は、真実度の代わりに、元気度をバーグラフで表示する例を示している。この場合のアルゴリズムも真実度判定の場合とほとんど同じである。撮影画像内の特徴領域(例えば、中央付近)の色相を調べて元気度を判定する。図11(a)の撮影画像の場合、例えば図11(b)のように元気度が低く判定され、図11(c)の撮影画像の場合、例えば図11(d)のように元気度が高く判定される。
【0055】このように、第5の実施形態では、CCDカメラ1で撮影された人物の真実度や元気度を数値やバーグラフで表示するため、ゲーム感覚で楽しむことができ、移動通信端末装置に搭載されたCCDカメラ1の利用頻度を増やすことができる。
【0056】(第6の実施形態)第6の実施形態は、CCDカメラ1による撮像画像にキャラクタ画像を合成表示するものである。
【0057】図12は第6の実施形態における移動通信端末装置の概略構成を示すブロック図である。このブロック図では、本実施形態の動作に関連のある部分のみを示している。
【0058】図示のように、本実施形態の移動通信端末装置は、CCDカメラ1による撮影画像をデジタル変換するA/D変換器2と、デジタル変換後のRGBまたはCMYKデジタル信号に基づいて各画素のH(色相)、S(彩度)およびV(明度)を検出するHSV検出部9と、撮影画像の中から彩度が所定のしきい値を超える領域を選択する領域選択部41と、キャラクタ画像を格納するキャラクタ格納部42と、選択された領域の色相に基づいてキャラクタ画像の形態を変更するキャラクタ変更部43と、撮影画像にキャラクタ画像を合成する画像合成部6と、表示装置7に表示される画像データを格納する表示メモリ8と、を備えている。
【0059】キャラクタ変更部43は、領域選択部41で選択された領域内の色相に応じて、キャラクタの機嫌、体重、身長、元気度、および顔の表情などの形態を変更する。
【0060】図13はキャラクタの形態変化の度合いを示すテーブルであり、数値が大きいものほど変化の度合いが大きいことを示している。「ご機嫌」が「−」のときは機嫌が悪くなり、「+」のときは機嫌がよくなる。「元気」が「−」のときは元気が出てきて、「+」のときは元気がなくなる。「無」は無彩色を示している。
【0061】図14(a)はキャラクタ表示モードを選択したときの初期画面、図14(b)はキャラクタが画像を食べ始めたときの画面、図14(c)は食べ終わったときの画面の一例である。
【0062】キャラクタの形態は、食べる画像の色合いによって変化し、例えば図14(d)のような画面を食べたときは、図14(e)のような形態に変化する。
【0063】キャラクタの形態変化には特に制限はなく、例えば図14(f)のようにおなかがすいた状態になったり、図14(g)のようにさみしがっている状態になったり、図14(h)のように酔っ払った状態になってもよい。
【0064】キャラクタ変更部43で変更されたキャラクタの形態はキャラクタ格納部42に格納される。キャラクタ表示モードに設定してキャラクタの形態変更を行った後、しばらく期間をおいてから、再度キャラクタ表示モードに設定した場合、直前にキャラクタ表示モードに設定してからの経過時間に応じて、キャラクタの形態を変化させてもよい。例えば、期間が長いほど、キャラクタを痩せさせていき、一定時間を経過すると、キャラクタが死んでしまうようにしてもよい。
【0065】また、メールで送信された画像に対しても、キャラクタの形態を変化させてもよい。その場合、CCDカメラ1で撮影された画像とメールで送られた画像とで、図13のテーブルの数値を変えてもよい。
【0066】このように、第6の実施形態では、撮影画像の色相に応じて、キャラクタの形態を変更するため、キャラクタの形態を色々変えてみたいという欲求をユーザに起こさせ、移動通信端末装置に搭載されたCCDカメラ1の利用頻度を増やすことができる。
【0067】(第7の実施形態)第7の実施形態は、CCDカメラ1による撮影画像に現在位置に関連のある地域画像を合成するものである。
【0068】図15は第7の実施形態における移動通信端末装置の概略構成を示すブロック図である。このブロック図では、本実施形態の動作に関連のある部分のみを示している。
【0069】図示のように、本実施形態の移動通信端末装置は、CCDカメラ1による撮影画像をデジタル変換するA/D変換器2と、複数の地域それぞれに関連のある複数の地域画像を格納する地域画像格納部51と、現在位置を検出する現在位置検出部52と、現在位置に対応する地域画像を地域画像格納部51から選択する地域画像選択部53と、読み出した地域画像とCCDカメラ1の撮影画像とを合成する画像合成部6と、表示装置7に表示される画像データを格納する表示メモリ8と、を備えている。
【0070】地域画像格納部51は、例えば、北海道、東北、関東、甲信越、東海、近畿、山陰、および九州のそれぞれに関連のある地域画像を格納する。例えば、東海であれば、富士山を写した画像を用意する。現在位置検出部52は、基地局からの信号により、現在位置を検出する。
【0071】図16は第7の実施形態の表示装置7の画面表示例を示している。図16(a)は通常モードでの撮影画像、図16(b)は地域画像合成モードを選択した場合の画像の表示例である。図示のように、ユーザが東海地方にいれば、例えば富士山を写した地域画像が撮影画像に合成表示される。
【0072】このように、第7の実施形態では、現在位置に関連のある地域画像を撮影画像に合成するため、どこで写した写真であるかを把握しやすくなり、地域性のある画像が手軽に得られる。
【0073】(第8の実施形態)第8の実施形態は、CCDカメラ1で撮影された人物の顔を歪ませる処理を行うものである。
【0074】図17は第8の実施形態における移動通信端末装置の概略構成を示すブロック図である。このブロック図では、本実施形態の動作に関連のある部分のみを示している。
【0075】図示のように、本実施形態の移動通信端末装置は、CCDカメラ1による撮影画像をデジタル変換するA/D変換器2と、撮影画像の中から顔を歪ませる対象領域を検出する領域検出部61と、検出された対象領域内の画像に対して所定のフィルタリング処理を行うフィルタリング処理部62と、表示装置7に表示される画像データを格納する表示メモリ8と、を備えている。
【0076】領域検出部61は、例えば彩度が所定のしきい値を超えている領域で、かつ肌色に近い領域を対象領域として選択する。
【0077】図18は第8の実施形態の表示装置7の画面表示例を示している。図18(a)は通常モードでの撮影画像、図18(b)はパンチモードを選択した場合の画像の一例である。この場合、フィルタリング処理部62が顔の部分に対してフィルタリング処理を行う。このとき、図18(c)のように、パンチする瞬間の効果音を出力したり、消費カロリー量を表示したり、顔の色を変えるなどの処理を併せて行ってもよい。
【0078】このように、第8の実施形態では、撮影画像を歪める処理を行うため、ストレスを発散させることができる。
【0079】(第9の実施形態)第9の実施形態は、CCDカメラ1で撮影されたスルー画像を表示装置7に表示するものである。
【0080】第9の実施形態の移動通信端末装置は、前面(パネル操作面)側にCCDカメラ1を備えている。
【0081】図19は第9の実施形態における移動通信端末装置の概略構成を示すブロック図である。このブロック図では、本実施形態の動作に関連のある部分のみを示している。
【0082】図示のように、本実施形態の移動通信端末装置は、CCDカメラ1による撮影画像をデジタル変換するA/D変換器2と、デジタル変換された画像データを左右にミラー反転した画像データを生成するミラー反転部63と、表示装置7に表示される画像データを格納する表示メモリ8と、を備えている。
【0083】本実施形態の表示装置7には、図20(a)に示すように、あたかも鏡を見ているように、ユーザ自身の顔がスルーで表示される。したがって、本実施形態によれば、図20(b)に示すように、表示装置7を鏡の代わりに利用できる。このため、特に女性は、鏡を持ち歩かなくても、移動通信端末装置を利用してお化粧や顔の手入れをすることができる。
【0084】また、ズーム機能を付加して、顔の一部をアップ表示できるようにすれば、マスカラやアイライン等のお化粧をする際に便利である。また、広角機能を利用して顔全体や上半身や全身が写るようにすれば、手軽に全体チェックが行えるため、より望ましい。
【0085】(第10の実施形態)第10の実施形態は、メール送受信画面を表示しているときに、背景にユーザの前方のスルー画像を表示するものである。
【0086】最近、歩きながらメールの送受信を行うことも多くなってきている。ところが、メールの送受信画面に気を取られていると、図21(a)に示すように障害物に衝突したりして危険である。そこで、本実施形態では、移動通信端末装置の背面側に一体に取り付けられたCCDカメラ1で前方の様子を撮影し、撮影されたスルー画像をメール送受信画面の背景画像として表示装置7に表示させる。
【0087】図21(b)はメール送受信画面の表示例を示している。図示のように、ユーザは必然的に、前方の様子を確認しながらメールの送受信画面を見ることになるため、メールの送受信画面から目を離さなくても前方の様子を把握でき、危険を未然に防げる。
【0088】なお、スルー画面は、表示装置の画面全体に表示する必要はなく、画面の一部にのみ表示してもよい。
【0089】(第11の実施形態)第11の実施形態は、他の移動通信端末装置のアドレス表示画面を撮影してOCR処理し、アドレス登録を行うものである。
【0090】図22は第11の実施形態における移動通信端末装置の概略構成を示すブロック図である。このブロック図では、本実施形態の動作に関連のある部分のみを示している。
【0091】図示のように、本実施形態の移動通信端末装置は、CCDカメラ1による撮影画像をデジタル変換するA/D変換器2と、デジタル変換されたデジタル信号に対してOCR(Optical Character Recognition)処理を行って文字情報を生成するOCR処理部71と、生成された文字情報の修正を行う文字修正部72と、修正された文字情報に基づいてアドレス登録を行うアドレス登録部73と、表示装置7に表示される画像データを格納する表示メモリ8と、を備えている。
【0092】本実施形態では、例えば図23(a)に示すように、他の移動通信端末装置でアドレス情報を表示させている状態で、この画面をCCDカメラ1で撮影する。撮影された画像はOCR処理部71で文字情報に変換される。OCR処理を行っても誤認識することがありうるため、文字修正部72でユーザが任意に文字を修正できるようにする。文字修正部72で修正された文字情報はアドレス登録部73にて自動的にアドレス登録される。
【0093】本実施形態の変形例として、図23(b)に示すように、ハンディスキャナとして利用することも可能である。
【0094】このように、第11の実施形態は、CCDカメラ1で撮影された画像をOCR処理部71で文字情報に変換するため、手入力やメールの送受信を行わずに、手軽にアドレス登録を行うことができる。また、ハンディスキャナとして利用することもできる。
【0095】なお、図22および図23では、移動通信端末装置の操作パネル面にCCDカメラ1が装着されている例を示したが、背面側にCCDカメラ1が装着されていてもよい。
【0096】(第12の実施形態)第12の実施形態は、CCDカメラ1による撮影画像を用いて絵時計を表示するものである。
【0097】図24は第12の実施形態における移動通信端末装置の概略構成を示すブロック図である。このブロック図では、本実施形態の動作に関連のある部分のみを示している。
【0098】図示のように、本実施形態の移動通信端末装置は、CCDカメラ1による撮影画像をデジタル変換するA/D変換器2と、クロックIC11と、クロックIC11から出力された時刻情報に基づいてCCDカメラ1による撮影画像の回転処理を行う回転処理部74と、表示装置7に表示される画像データを格納する表示メモリ8と、を備えている。
【0099】回転処理部74は、例えば3時間ごと、すなわち0(12)時、3(15)時、6(18)時、9(21)時のそれぞれごとに、90度ずつ画像の反転処理を行う。
【0100】図25は第12の実施形態の表示装置7の画面表示例を示している。図25(a)は12時、図25(b)は15時、図25(c)は18時、図25(d)は9時のときの撮影画像をそれぞれ示している。なお、移動通信端末装置をアナログ時計表示モードにしている際、短針に画像を貼り付けてもよい。
【0101】画面の表示形態は特に図25(a)〜図25(d)に限定されず、例えば図25(e)〜図25(h)のような絵時計を表示してもよい。
【0102】このように、第12の実施形態では、時計の短針の動きに合わせて画像を回転させるため、時刻を把握しやすくなる。
【0103】(第13の実施形態)第13の実施形態は、飲食物に対して湯気、水滴、泡などの画像を付加するものである。
【0104】図26(a)はコーヒーカップを写した撮影画像、図26(b)は図26(a)の撮影画像に湯気を追加したものである。
【0105】また、図26(c)は冷たい飲み物が入ったグラスを写した撮影画像、図26(d)は図26(c)のグラス内に水泡を追加したものである。
【0106】湯気や水泡等の画像を付加することにより、飲食物をよりリアルに表現でき、食欲を湧かせることができる。特に、本実施形態は、彩度を上げて飲食物をおいしそうに表現する画像処理に付加することで、より効果が大きくなる。
【0107】(第14の実施形態)第14の実施形態では、撮影画像の肌色を検出して、肌色の色合いを変更するものである。
【0108】本出願人は、肌色を調整する手法を以前に出願している(特開平11-73498号公報参照)。例えば、この公報に開示された手法を用いて撮影画像の肌色を検出し、肌色の色合いを変更する。
【0109】図27は第14の実施形態の表示装置7の画面表示例を示している。図27(a)は通常モードでの撮影画像、図27(b)は肌色調整後の画像である。図示のように、肌色調整を行うことにより、肌色部分が明るさを増すため、若返ったような印象を与える。したがって、CCDカメラ1の性能が低かったり、周囲の明るさが足りない場合でも、見栄えのよい画像が得られる。
【0110】(第15の実施形態)第15の実施形態は、撮影画像の加工処理を行うものである。
【0111】図28(b)は、図28(a)の人物の顔に対して、顔の特定部分、例えば唇やほくろなどをカーソルで指定し、口紅をつけたり、ほくろを取ったりつけたりする例を示している。また、目の色を変えるなどの処理を行うことも可能である。
【0112】また、図28(d)はフィルタリング処理により図28(c)の人物の顔を丸顔に変形する例を示し、図28(f)は図28(e)の人物の顔をスリムにする例を示している。
【0113】加工処理の具体的内容は、特に制限はなく、図示された以外の加工処理を行ってもよい。
【0114】このような加工処理を行うことで、撮影画像に対して個性的な画像処理を施すことができ、移動通信端末装置で手軽に画像処理を楽しむことができる。
【0115】(第16の実施形態)第16の実施形態は、CCDカメラ1で撮影された人物像の変装処理を行うものである。
【0116】図29(a)はCCDカメラ1で撮影された人物の顔、図29(b)は変装用の部品画像、図29(c)は人物の顔に任意の部品画像を合成して生成した合成画像を示している。
【0117】このように、第16の実施形態では、変装用の部品画像を任意に組み合わせて変装処理を行うことにより、実際の人物画像とはまったく異なる個性的な人物画像を生成でき、変装のやり方を種々変更して楽しむことができる。
【0118】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によれば、移動通信端末装置に搭載された撮像装置で撮像した画像に対して種々の画像処理を行えるため、撮像装置の利用価値を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における移動通信端末の概略構成を示すブロック図。
【図2】心霊写真モードでの画面表示例を示す図。
【図3】第2の実施形態における移動通信端末装置の概略構成を示すブロック図。
【図4】日によって色相が変換する画面表示例を示す図。
【図5】第3の実施形態の画面表示例を示す図。
【図6】第3の実施形態の他の画面表示例を示す図。
【図7】第4の実施形態における移動通信端末装置の概略構成を示すブロック図。
【図8】第4の実施形態の表示装置7の画面表示例を示す図。
【図9】第5の実施形態における移動通信端末装置の概略構成を示すブロック図。
【図10】第5の実施形態の表示装置7の画面表示例を示す図。
【図11】真実度の代わりに、元気度をバーグラフで表示する例を示す図。
【図12】第6の実施形態における移動通信端末装置の概略構成を示すブロック図。
【図13】キャラクタの形態変化の度合いを示すテーブルを示す図。
【図14】キャラクタ表示モードでの画面表示例を示す図。
【図15】第7の実施形態における移動通信端末装置の概略構成を示すブロック図。
【図16】第7の実施形態の表示装置7の画面表示例を示す図。
【図17】第8の実施形態における移動通信端末装置の概略構成を示すブロック図。
【図18】第8の実施形態の表示装置7の画面表示例を示す図。
【図19】第9の実施形態における移動通信端末装置の概略構成を示すブロック図。
【図20】ユーザ自身の顔をスルーで表示する例を示す図。
【図21】撮影されたスルー画像をメール送受信画面の背景画像として表示する例を示す図。
【図22】第11の実施形態における移動通信端末装置の概略構成を示すブロック図。
【図23】他の移動通信端末装置のアドレス表示画面を撮影してOCR処理し、アドレス登録を行う例を示す図。
【図24】第12の実施形態における移動通信端末装置の概略構成を示すブロック図。
【図25】第12の実施形態の表示装置7の画面表示例を示す図。
【図26】飲食物に対して湯気、水滴、泡などの画像を付加する例を示す図。
【図27】第14の実施形態の表示装置7の画面表示例を示す図。
【図28】撮影画像の加工処理を行う例を示す図。
【図29】人物像の変装処理を行う例を示す図。
【符号の説明】
1 CCDカメラ
2 A/D変換器
3 モード選択部
4 心霊写真データ格納部
5 心霊写真データ選択部
6 表示メモリ
7 表示装置
8 表示メモリ
9 HSV検出部
11 クロックIC
12 色決定部
13 色相変換部
21 画素値検出部
22 余り計算部
23 相性判定部
31 真実度判定部
41 領域検出部
42 キャラクタ格納部
43 キャラクタ変更部
51 地域画像格納部
52 現在位置検出部
53 地域画像選択部
61 領域検出部
62 フィルタリング処理部
63 ミラー反転部
71 OCR処理部
72 文字修正部
73 アドレス登録部
74 回転処理部

【特許請求の範囲】
【請求項1】被写体を撮影する撮像装置と、画像を表示可能な表示装置と、を備えた移動通信端末装置において、所定のモードが選択されたときに、前記撮像装置で撮影された画像に心霊現象を想起させる画像を合成して前記表示装置に表示させる表示制御手段を備えることを特徴とする移動通信端末装置。
【請求項2】前記心霊現象を想起させる画像が前記表示装置に表示されている状態で、特定の操作がなされると、前記心霊現象を想起させる画像を前記表示装置の画面上から削除する画像削除手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の移動通信端末装置。
【請求項3】被写体を撮影する撮像装置と、画像を表示可能な表示装置と、を備えた移動通信端末装置において、前記表示装置の画面上の中央から下側の所定範囲の領域のうち、色の3要素の一つである彩度が所定のしきい値を超える領域を選択する領域選択手段と、前記選択された領域内の色相を基準として、画面全体に含まれる特定の色について色相変換を行う色相変換手段と、を備えることを特徴とする移動通信端末装置。
【請求項4】前記色相変換手段は、所定の時間間隔で金色以外の色への色相変換を順次行い、前記所定の時間間隔よりも長い時間間隔で金色への色相変換を行うことを特徴とする請求項3に記載の移動通信端末装置。
【請求項5】被写体を撮影する撮像装置と、画像を表示可能な表示装置と、を備えた移動通信端末装置において、前記表示装置の画面上に二以上の画像が表示されている場合に、これら画像の間をランダムあるいは決められた順序で移動可能な移動画像を画面上に合成表示させる画像移動手段と、予め設定された回数だけ前記移動画像が移動した後、前記二以上の画像のいずれかの近傍に前記移動画像を停止させる画像停止手段と、を備えることを特徴とする移動通信端末装置。
【請求項6】被写体を撮影する撮像装置と、画像を表示可能な表示装置と、を備えた移動通信端末装置において、前記撮像装置で撮影された画像の少なくとも一部の画素値を加算する画素値加算手段と、前記加算された画素値を特定の値で割った場合の余りに基づいて、前記撮像装置で撮影された画像を複数段階に評価づける評価手段と、を備えることを特徴とする移動通信端末装置。
【請求項7】前記評価手段は、前記加算された画素値を特定の値で割った場合の余りに基づいて、前記表示装置の画面に表示される複数の人物同士の相性を数値で表現することを特徴とする請求項6に記載の移動通信端末装置。
【請求項8】前記評価手段は、前記表示装置の画面に表示される人物の真実度または元気度を数値で表現することを特徴とする請求項6に記載の移動通信端末装置。
【請求項9】被写体を撮影する撮像装置と、画像を表示可能な表示装置と、を備えた移動通信端末装置において、前記撮像装置で撮影された画像のうち、色を構成する3要素の一つである彩度が所定のしきい値を超える部分を抽出する画像抽出手段と、前記抽出された部分について、色を構成する3要素の一つである色相の平均値を検出する平均値検出手段と、前記検出された色相の平均値に基づいて、前記表示装置の画面上に合成表示されるキャラクタ画像の形態を変化させるキャラクタ変更手段と、を備えることを特徴とする移動通信端末装置。
【請求項10】前記キャラクタ変更手段は、キャラクタ画像の表情およびサイズの少なくとも一方を変化させることを特徴とする請求項9に記載の移動通信端末装置。
【請求項11】被写体を撮影する撮像装置と、画像を表示可能な表示装置と、を備えた移動通信端末装置において、複数の地域それぞれに関連のある複数の地域画像を格納する地域画像格納手段と、前記移動通信端末装置の所有者の現在位置を検出する現在位置検出手段と、前記検出された現在位置に関連のある前記地域画像を前記地域画像格納手段から読み出して、前記撮像装置で撮影された画像に合成して前記表示装置に表示させる画像合成手段と、を備えることを特徴とする移動通信端末装置。
【請求項12】被写体を撮影する撮像装置と、画像を表示可能な表示装置と、を備えた移動通信端末装置において、特定の操作がなされたときに、前記撮像装置にて撮影された人物の画像を歪める処理を行う画像変形手段を備えることを特徴とする移動通信端末装置。
【請求項13】操作パネル面に設けられ被写体を撮影する撮像装置と、画像を表示可能な表示装置と、を備えた移動通信端末装置であって、前記撮像装置で撮影されたスルー画像を左右にミラー反転して前記表示装置に表示させる表示制御手段を備えることを特徴とする移動通信端末装置。
【請求項14】操作パネル面とは反対側の面に設けられ被写体を撮影する撮像装置と、画像を表示可能な表示装置と、を備えた移動通信端末装置において、前記表示装置にメールの送受信画面を表示させているときに、前記撮像装置で撮影されたスルー画像を前記表示装置の画面領域の少なくとも一部に表示させる表示制御手段を備えることを特徴とする移動通信端末装置。
【請求項15】被写体を撮影する撮像装置と、画像を表示可能な表示装置と、を備えた移動通信端末装置において、前記撮像装置で撮影された画像に対して画像認識処理を行って文字情報に変換するOCR手段と、前記変換された文字情報に基づいてアドレス登録を行うアドレス登録手段と、を備えることを特徴とする移動通信端末装置。
【請求項16】被写体を撮影する撮像装置と、画像を表示可能な表示装置と、を備えた移動通信端末装置において、時刻情報を検出する時刻検出手段と、前記検出された時刻情報に基づいて、前記撮像装置で撮像された画像を回転させる画像回転手段と、前記回転させた画像を時刻情報とともに前記表示装置に表示させる回転画像表示制御手段と、を備えることを特徴とする移動通信端末装置。

【図1】
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【図2】
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【図17】
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【図19】
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【図3】
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【図4】
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【図7】
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【図9】
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【図12】
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【図5】
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【図6】
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【図8】
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【図13】
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【図15】
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【図10】
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【図16】
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【図11】
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【図20】
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【図24】
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【図14】
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【図18】
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【図22】
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【図21】
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【図23】
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【図27】
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【図25】
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【図26】
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【図28】
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【図29】
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【公開番号】特開2003−198677(P2003−198677A)
【公開日】平成15年7月11日(2003.7.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2001−401207(P2001−401207)
【出願日】平成13年12月28日(2001.12.28)
【出願人】(596046118)株式会社市川ソフトラボラトリー (19)
【Fターム(参考)】