説明

立体映像表示装置とその駆動方法

【課題】ホールドタイプ表示素子を利用する時発生される左右目映像のクロストークを防止するようにした立体映像表示装置とその駆動方法を提供する。
【解決手段】本発明は、立体映像を表示する表示素子と、前記表示素子に同期して左目シャッターと右目シャッターが交互にオン/オフされるシャッターメガネと、前記表示素子に光を照射して周期的に点灯及び消灯されるバックライトユニットと、第1フレーム期間を第1アドレス期間と第1バーチカルブランク期間に分割して、第2フレーム期間を第2アドレス期間と第2バーチカルブランク期間に分割するが、前記第1バーチカルブランク期間と前記第2バーチカルブランク期間を異なり制御する制御部と、前記制御部の制御の下に前記第1及び第2アドレス期間にデータを前記表示素子に供給する駆動回路を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、立体映像表示装置とその駆動方法に関する。
【背景技術】
【0002】
立体映像表示装置は、両眼視差方式(stereoscopic technique)と複合視差知覚方式(autostereoscopic technique)に分けられる。
【0003】
両眼視差方式は、立体効果が大きい左右の目の視差映像を利用するものであって、眼鏡方式と無眼鏡方式があり、二つの方式とも実用化されている。眼鏡方式は直視型表示素子やプロジェクターに左右視差映像の偏光方向を変えてまたは時分割方式で表示して、偏光眼鏡または液晶シャッターメガネを使って立体映像を具現する。無眼鏡方式は一般的にパララックスバリヤ、レンチキュラーレンズなどの光学板を利用して左右視差映像の光軸を分離して立体映像を具現する。
【0004】
眼鏡方式の立体映像表示装置の一例としては、米国特許第5、821、989号明細書、米国特許出願公開第2007/0229395号明細書等が知られている。
【0005】
図1及び図2は、眼鏡方式の立体映像表示装置を概略的に示す図である。図1及び図2において、液晶シャッターメガネSTで黒色で表示された部分は観察者の方に進行する光を遮断するシャッターであり、白色で表示された部分は観察者の方に光を透過するシャッターを示す。
【0006】
図1は、眼鏡方式の立体映像表示装置においてインパルスタイプ(Impulse type)表示素子を選択した場合の左右映像の時分割動作を示す図である。陰極線管(Cathod Ray Tube、CRT)のようなインパルスタイプ表示素子はデータをスキャニング方向によって完全に記入した直後に各ピクセルのデータが消去される。
【0007】
図1の立体映像表示装置で、奇数フレーム期間には液晶シャッターメガネSTの左目シャッターが開放され、インパルスタイプ表示素子DIS1に左目映像データRGBLが順次スキャニングされる。偶数フレーム期間には液晶シャッターメガネSTの右目シャッターが開放され、インパルスタイプ表示素子DIS1に右目映像データRGBRが順次スキャニングされる。したがって、観察者は奇数フレーム間左目映像のみを見るようになり、偶数フレーム期間の間右目映像のみを見るようになって立体感を感じることができる。
【0008】
図2は、眼鏡方式の立体映像表示装置においてホールドタイプ(Hold type)表示素子を選択した場合の左右映像の時分割動作を示す図である。液晶表示装置(Liquid Crystal Display、LCD)のようなホールドタイプ表示素子は応答時間遅延特性によって、全体ピクセルにデータが記入された後に応答完了時点から次のフレーム期間で一番目ラインにデータが記入される直前までピクセルに記入されたデータが維持される。
【0009】
図2の立体映像表示装置において、第n(nは正の整数)フレーム期間は液晶シャッターメガネSTの左目シャッターが開放され、ホールドタイプ表示素子DIS2に左目映像データRGBL(Fn)が順次スキャニングされる。液晶シャッターメガネSTの左目シャッターが開放されている間、ホールドタイプ表示素子DIS2において第nフレームの左目映像データRGBL(Fn)がまだ記入されない一部ピクセルは第n−1フレームに既に充電した右目映像データRGBR(Fn−1)を維持する。したがって、観察者は第nフレーム間第nフレームの左目映像データRGBL(Fn)のイメージだけでなく第n−1フレームの右目映像データRGBR(Fn−1)のイメージを左目で見ることができる。
【0010】
図2の立体映像表示装置において、第n+1フレーム期間は液晶シャッターメガネSTの右目シャッターが開放され、ホールドタイプ表示素子DIS2に右目映像データRGBR(Fn+1)が順次スキャニングされる。液晶シャッターメガネSTの右目シャッターが開放されている間、ホールドタイプ表示素子DIS2において右目映像データRGBR(Fn+1)がまだ記入されない一部ピクセルは第nフレームに充電した左目映像データRGBL(Fn)を維持する。したがって、観察者は右目映像データRGBR(Fn+1)のイメージだけでなく左目映像データRGBL(Fn)のイメージを同時に見ることができる。
【0011】
図2で分かるように、ホールドタイプ表示素子DISP2で招来される左右目映像のクロストーク(crosstalk)によって、観察者は左目映像から右目映像に変わる時間または右目映像から左目映像に変わる時間で逆立体視(pseudo-stereoscopic vision)を感じることができる。
【0012】
図2のような立体映像表示装置の応答時間遅延による画質低下問題を改善するために、米国出願公開第2007/0229395号明細書では液晶表示パネルに既存より早くデータをアドレッシングしてバーチカルブランク期間を増やす。そして、米国出願公開第2007/0229395号明細書は拡張されたバーチカルブランク期間から液晶応答時間を抜いた時間の間液晶シャッターメガネSTを開放させる方法を提案した。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
ところが、液晶シャッターメガネが一定周期でオン/オフを繰り返しながらデータがないバーチカルブランク期間が長くなり液晶シャッターメガネの開放時間が小さくなれば、観察者はフリッカーを感じることになる。さらに、液晶シャッターSTのオン/オフ周期と蛍光灯のような周辺光のオン/オフ周期の相関関係によって液晶シャッターを透過する光と周辺光の補強干渉が発生して観察者の感じるフリッカーがさらにひどくなるという問題があった。
【0014】
そこで、本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、ホールドタイプ表示素子を利用する時発生される左右目映像のクロストークを防止するようにした立体映像表示装置とその駆動方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
前記課題を解決するために、本発明に係る立体映像表示装置は、立体映像を表示する表示素子と、前記表示素子に同期して左目シャッターと右目シャッターが交互にオン/オフされるシャッターメガネと、前記表示素子に光を照射して周期的に点灯及び消灯されるバックライトユニットと、第1フレーム期間を第1アドレス期間と第1バーチカルブランク期間に分割して、第2フレーム期間を第2アドレス期間と第2バーチカルブランク期間に分割し、前記第1バーチカルブランク期間と前記第2バーチカルブランク期間を異なるよう制御する制御部と、前記制御部の制御の下に前記第1及び第2アドレス期間にデータを前記表示素子に供給する駆動回路とを備える。
【0016】
また、本発明に係る立体映像表示装置の駆動方法は、第1フレーム期間を第1アドレス期間と第1バーチカルブランク期間に分割すると共に、第2フレーム期間を第2アドレス期間と第2バーチカルブランク期間に分割し、前記第1バーチカルブランク期間と前記第2バーチカルブランク期間を異なるように制御する段階と、前記第1及び第2アドレス期間にデータを表示素子に供給する段階と、前記表示素子に同期してシャッターメガネの左目シャッターと右目シャッターを交互にオン/オフさせる段階と、前記表示素子に光を照射するためのバックライトユニットを周期的に点灯及び消灯させる段階を含む。
【発明の効果】
【0017】
以上説明したように、本発明によれば、表示素子に左目映像データと右目映像データを時分割表示して液晶シャッターメガネを時分割して立体映像を具現する時バックライトユニットを点消灯制御して左目映像と右目映像のクロストーク問題を解決することができる。 また、本発明はバーチカルブランク期間を拡張してシャッター開放期間を減らす立体映像表示方法で現われるフリッカーを解決することができ、消費電力も低めることができる。
【0018】
さらに、本発明は連続されるブラックデータがアドレッシングされるフレーム期間のバーチカルブランク期間と、映像データがアドレッシングされるフレーム期間のバーチカルブランク期間を非対称制御して表示素子の応答特性に最適条件で前記表示素子を駆動する。その結果、本発明は立体映像表示装置の表示品質を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】眼鏡方式の立体映像表示装置においてインパルスタイプ表示素子を選択した場合の左右映像の時分割動作を示す図である。
【図2】眼鏡方式の立体映像表示装置においてホールドタイプ表示素子を選択した場合の左右映像の時分割動作を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る立体映像表示装置を示すブロック図である。
【図4】図3に示された制御部を詳しく示すブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る立体映像表示装置の駆動方法を示す流れ図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る立体映像表示装置の駆動波形を示す波形図である。
【図7】立ち下がり時間が長い液晶の応答特性を例示した図である。
【図8】図7のような液晶の応答特性でブラックデータがアドレッシングされるフレーム期間のバーチカルブランク期間を拡張した例を示す波形図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る立体映像表示装置の駆動方法を示す流れ図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係る立体映像表示装置の駆動波形を示す波形図である。
【図11A】ノルマルガンマ特性カーブ、ハイガンマ特性カーブ及びローガンマ特性カーブを示すグラフである。
【図11B】ノルマルガンマ特性カーブ、ハイガンマ特性カーブ及びローガンマ特性カーブを示すグラフである。
【図11C】ノルマルガンマ特性カーブ、ハイガンマ特性カーブ及びローガンマ特性カーブを示すグラフである。
【図12】図7のような液晶の応答特性でローガンマ特性の左右目映像データがアドレッシングされるフレーム期間のバーチカルブランク期間を拡張した例を示す波形図である。
【図13】立ち上がり時間が長い液晶の応答特性を例示した図である。
【図14】図13のような液晶の応答特性で左右目映像データがアドレッシングされるフレーム期間のバーチカルブランク期間を拡張した例を示す波形図である。
【図15】図13のような液晶の応答特性でハイガンマ特性の左右目映像データがアドレッシングされるフレーム期間のバーチカルブランク期間を拡張した例を示す波形図である。
【図16】本発明の第3の実施の形態に係る立体映像表示装置の駆動方法を示す流れ図である。
【図17】本発明の第3の実施の形態に係る立体映像表示装置の駆動波形を示す波形図である。
【図18】過駆動補償効果を得るためにNフレーム期間連続される左目/右目映像データの内で一番目フレーム期間のバーチカルブランク期間を拡張した例を示す波形図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能を有する構成要素については、同一符号を付することにより重複説明を省略する。
【0021】
図3を参照すれば、本発明の実施の形態に係る立体映像表示装置は、表示パネル15、バックライトユニット16、液晶シャッターメガネ18、制御部11、表示パネル駆動回路12、バックライト駆動回路13、液晶シャッター制御信号伝送部14及び液晶シャッター制御信号受信部17を備える。
【0022】
表示パネル15は、制御部11の制御の下に左目映像データRGBLと右目映像データRGBRを交互に表示する。表示パネル15は、制御部11の制御の下に左目映像データRGBLと右目映像データRGBRの間にブラックデータを表示することができる。表示パネル15は、バックライトユニットを要するホールドタイプ表示素子として選択することができる。ホールドタイプ表示素子として、代表的にバックライトユニット16からの光を変調する透過型液晶表示パネルを選択することができる。
【0023】
透過型液晶表示パネルは、薄膜トランジスター(Thin Film Transistor: 以下、“TFT”とする)基板とカラーフィルター基板を含む。TFT基板とカラーフィルター基板の間には液晶層が形成される。TFT基板上には、下部ガラス基板上にデータラインとゲートライン(またはスキャンライン)が相互に直交されるように形成され、データラインとゲートラインによって定義されたセル領域に液晶セルがマトリックス状に配置される。データラインとゲートラインの交差部に形成されたTFTは、ゲートラインからのスキャンパルスに応答してデータラインを経由して供給されるデータ電圧を液晶セルの画素電極に伝達するようになる。
【0024】
このために、TFTのゲート電極はゲートラインに接続され、ソース電極はデータラインに接続される。TFTのドレーン電極は液晶セルの画素電極に接続される。画素電極と対向する共通電極には共通電圧が供給される。カラーフィルター基板は、上部ガラス基板上に形成されたブラックマトリクス、カラーフィルターを含む。共通電極はTN(Twisted Nematic)モードとVA(Vertical Alignment)モードのような垂直電界駆動方式で上部ガラス基板上に形成され、IPS(In Plane Switching)モードとFFS(Fringe Field Switching)モードのような水平電界駆動方式で画素電極とともに下部ガラス基板上に形成される。
【0025】
透過型液晶表示パネルの上部ガラス基板と下部ガラス基板それぞれには偏光板が附着され、液晶のプレチルト角(pre-tilt angle)を設定するための配向膜が形成される。透過型液晶表示パネルの上部ガラス基板と下部ガラス基板の間には液晶層のセルギャップ(cell gap)を維持するためのスペーサーが形成される。透過型液晶表示パネルの液晶モードは前述のTNモード、VAモード、IPSモード、FFSモードだけでなくいかなる液晶モードであっても具現することができる。
【0026】
表示パネル駆動回路12は、データ駆動回路とゲート駆動回路を含む。データ駆動回路は制御部11から入力される左目映像と右目映像のデータを正極性/負極性ガンマ補償電圧に変換して正極性/負極性アナログデータ電圧を発生する。データ駆動回路から出力される正極性/負極性アナログデータ電圧は表示パネル15のデータラインに供給される。ゲート駆動回路はデータ電圧と同期するゲートパルス(またはスキャンパルス)を表示パネル15のゲートラインに順次供給する。
【0027】
バックライトユニット16は、あらかじめ設定された所定の時間の間点灯して表示パネル15に光を照射してその以外の期間の間消灯して点灯と消灯を周期的に繰り返す。バックライトユニット16は、バックライト駆動回路13から供給される駆動電力によって点灯する光源、導光板(または拡散板)、多数の光学シートなどを含む。バックライトユニット16は、直下型(direct type)バックライトユニットまたはエッジ型(edge type)バックライトユニットに具現することができる。バックライトユニットの光源は、HCFL(Hot Cathode Fluorescent Lamp)、CCFL(Cold Cathode Fluorescent Lamp)、EEFL(External Electrode Fluorescent Lamp)、LED(Light Emitting Diode)の内いずれか一つまたは二つの種類以上の光源を含むことができる。
【0028】
バックライト駆動回路13は、光源を点灯させるための駆動電力を発生する。バックライト駆動回路13は、制御部11の制御の下に光源に供給される駆動電力を周期的にオン/オフ(ON/OFF)する。
【0029】
液晶シャッターメガネ18は、電気的に個別制御される左目シャッターSTLと右目シャッターSTRを備える。左目シャッターSTLと右目シャッターSTRそれぞれは、第1透明基板、第1透明基板上に形成された第1透明電極、第2透明基板、第2透明基板上に形成された第2透明電極、第1及び第2透明基板上に狭持された液晶層を含む。第1透明電極には基準電圧が供給され、第2透明電極にはON/OFF電圧が供給される。左目シャッターSTLと右目シャッターSTRそれぞれは第2透明電極にON電圧が供給される時表示パネル15からの光を透過させる一方、第2透明電極にOFF電圧が供給される時表示パネルからの光を遮断する。
【0030】
液晶シャッター制御信号伝送部14は、制御部11に接続されて制御部11から入力される液晶シャッター制御信号CSTを有/無線インターフェースを通じて液晶シャッター制御信号受信部17に伝送する。液晶シャッター制御信号受信部17は、液晶シャッターメガネ18に設置されて有/無線インターフェースを通じて液晶シャッター制御信号CSTを受信して、液晶シャッター制御信号CSTによって液晶シャッターメガネ18の左目シャッターSTLと右目シャッターSTRを交互に開閉する。
【0031】
液晶シャッター制御信号CSTが第1論理値で液晶シャッター制御信号受信部17に入力される時、左目シャッターSTLの第2透明電極にON電圧が供給される反面、右目シャッターSTRの第2透明電極にOFF電圧が供給される。液晶シャッター制御信号CSTが第2論理値で液晶シャッター制御信号受信部17に入力される時、左目シャッターSTLの第2透明電極にOFF電圧が供給される反面、右目シャッターSTRの第2透明電極にON電圧が供給される。
【0032】
したがって、液晶シャッターメガネ18の左目シャッターSTLは液晶シャッター制御信号CSTが第1論理値として発生する時開放され、液晶シャッターメガネ18の右目シャッターSTRは液晶シャッター制御信号CSTが第2論理値として発生する時開放される。第1論理値はハイ論理電圧(High logic voltage)で、第2論理値はロー論理電圧(High logic voltage)で設定される。
【0033】
制御部11は、図示しないビデオソースからタイミング信号とデジタルビデオデータRGBの入力を受ける。タイミング信号は、垂直同期信号Vsync、水平同期信号Hsync、データイネーブル信号DE、ドットクロックCLKなどを含む。
【0034】
制御部11は、第1の実施の形態において、図5及び図6のようなデータシーケンスによって左右目映像データRGBL、RGBRそれぞれの後にブラックデータがアドレッシングされるフレーム期間を挿入することができる。液晶の応答特性で立ち下がり時間(Falling time)が図7のように立ち上がり時間(Rising time)に比べて長ければ、制御部11は、図8のように左右目映像データRGBL、RGBRが表示されるフレーム期間のバーチカルブランク期間に比べてブラックデータが表示されるフレーム期間のバーチカルブランク期間をさらに長く制御する。
【0035】
制御部11は、第2の実施の形態において、図9ないし図11CのようにN(Nは2以上の正の整数)フレーム期間の間互いに異なるガンマ特性に変調された左目映像データRGBL(HG)、RGBL(LG)を連続に出力した後に、その次Nフレーム期間の間互いに異なるガンマ特性に変調された右目映像データRGBR(HG)、RGBR(LG)を連続して出力することができる。液晶の応答特性で立ち下がり時間が図7のように立ち上がり時間に比べて長ければ、制御部11は、図12のようハイガンマ特性の左右目映像データRGBL(HG)、RGBR(HG)がアドレッシングされるフレーム期間のバーチカルブランク期間よりローガンマ特性の左右目映像データRGBL(LG)、RGBR(LG)がアドレッシングされるフレーム期間のバーチカルブランク期間をさらに長く制御する。
【0036】
制御部11は、第3の実施の形態において、液晶の応答特性で立ち上がり時間が図13のように立ち下がり時間に比べて長ければ、図14のように左右目映像データRGBL、RGBRが表示されるフレーム期間のバーチカルブランク期間をブラックデータが表示されるフレーム期間のバーチカルブランク期間よりさらに長く制御する。
【0037】
制御部11は、第4の実施の形態において、液晶の応答特性で立ち上がり時間が図13のように立ち下がり時間に比べて長ければ、図15のようにハイガンマ特性の左右目映像データRGBL(HG))、RGBR(HG)がアドレッシングされるフレーム期間のバーチカルブランク期間をローガンマ特性の左右目映像データRGBL(LG)、RGBR(LG)がアドレッシングされるフレーム期間のバーチカルブランク期間よりさらに長く制御する。
【0038】
制御部11は、第5の実施の形態において、図16及び図17のようにNフレーム期間の間同一の左目映像データRGBLを連続して出力した後に、その次Nフレーム期間の間同一の右目映像データRGBRを連続して出力することができる。制御部11は、図18のように第1左右目映像データRGBL(1)、RGBR(1)が表示されるフレーム期間のバーチカルブランク期間を第2左右目映像データRGBL(2)、RGBR(2)が表示されるフレーム期間のバーチカルブランク期間よりさらに長く制御する。
【0039】
制御部11は、フレーム周波数を入力フレーム周波数のN倍、望ましくは4倍以上に逓倍して逓倍されたフレーム周波数基準で表示パネル制御信号CDIS、バックライト制御信号CBL、及び液晶シャッター制御信号CSTを発生する。入力フレーム周波数はPAL(Phase Alternate Line)方式で50Hzであり、NTSC(National Television Standards Committee)方式で60Hzである。
【0040】
したがって、制御部11は、入力フレーム周波数を4倍に逓倍する時200Hz以上のフレーム周波数基準で表示パネル制御信号CDIS、バックライト制御信号CBL、及び液晶シャッター制御信号CSTの周波数を逓倍する。フレーム周波数が200Hzである時1フレーム期間は5msecであり、フレーム周波数が240Hzである時1フレーム期間は概略4.16msecである。
【0041】
表示パネル制御信号CDISは、データ駆動回路の動作タイミングを制御するためのデータ制御信号と、ゲート駆動回路の動作タイミングを制御するためのゲート制御信号を含む。データ制御信号はソーススタートパルス(Source、Start Pulse、SSP)、ソースサンプリングクロック(Source Sampling Clock、SSC)、ソース出力イネーブル信号(Source Output Enable、SOE)、極性制御信号POLなどを含む。ソーススタートパルスSSPはデータ駆動回路のデータサンプリング開始時点を制御する。ソースサンプリングクロックは立ち上がりまたは立ち下がりエッジに基づいてデータ駆動回路のサンプリング動作を制御するクロック信号である。データ駆動回路に入力されるデジタルビデオデータがmini LVDS(Low Voltage Differential Signaling) インターフェース規格で伝送されたら、ソーススタートパルスSSPとソースサンプリングクロックSSCは省略される。
【0042】
極性制御信号POLは、データ駆動回路から出力されるデータ電圧の極性をn(nは正の整数)水平期間周期で反転させる。ソース出力イネーブル信号SOEはデータ駆動回路の出力タイミングを制御する。ゲート制御信号はゲートスタートパルス(Gate Start Pulse、GSP)、ゲートシフトクロック(Gate Shift Clock、GSC)、ゲート出力イネーブル信号(Gate Output Enable、GOE)などを含む。ゲートスタートパルスGSPは一番目ゲートパルスのタイミングを制御する。ゲートシフトクロックGSCはゲートスタートパルスGSPをシフトさせるためのクロック信号である。ゲート出力イネーブル信号GOEはゲート駆動回路の出力タイミングを制御する。
【0043】
バックライト制御信号CBLは、バックライト駆動回路13を制御して図5ないし図18のようにバックライトユニット16の光源を周期的に点灯及び消灯させる。液晶シャッター制御信号CSTは液晶シャッター制御信号伝送部14に伝送されて液晶シャッターメガネ18の左目シャッターSTLと右目シャッターSTRを交互に開閉させる。
【0044】
図4は制御部11を詳しく示す。
【0045】
図4を参照すれば、制御部11は、第1制御信号発生部21、フレームカウンター22、ラインカウンター23、第2制御信号発生部25、メモリー24及びデータ分離部26を備える。
【0046】
第1制御信号発生部21は、ビデオソースから入力されるタイミング信号を利用して図5ないし図18のような表示パネル制御信号CDISと液晶シャッター制御信号CSTを発生する。第1制御信号発生部21は、図8、図12、図14、図15、及び図18に示されたアドレス期間ADDRに表示パネル15にデータが記入されるように表示パネル制御信号CDISを出力する一方、データがないバーチカルブランク期間VBに表示パネル制御信号CDISを出力しない。
【0047】
フレームカウンター22は、垂直同期信号VsyncまたはゲートスタートパルスGSPのように1垂直期間(または1フレーム期間)に1回パルスが発生される信号をカウントしてフレームカウント信号Cnt_FRを発生する。ラインカウンター23は、水平同期信号Hsyncまたはデータイネーブル信号DEのように1水平期間に1回パルスが発生される信号をカウントしてラインカウント信号Cnt_LNを発生する。
【0048】
第2制御信号発生部25は、フレームカウント信号Cnt_FRとラインカウント信号Cnt_LNの入力を受けて図5ないし図10のようなバックライト制御信号CBLを発生する。
【0049】
メモリー24は、入力デジタルビデオデータRGBを一時貯蔵する。入力デジタルビデオデータRGBには1フレーム単位で左目映像データRGBLと右目映像データRGBRが交互にエンコードされる。こうように、入力デジタルビデオデータRGBに左目映像データRGBLと右目映像データRGBRが1フレーム単位で交互にエンコードされたら、メモリー24はフレームメモリーに選択される。一方、入力デジタルビデオデータRGBには1ライン単位で左目映像データRGBLと右目映像データRGBRが交互にエンコードされる。このように、入力デジタルビデオデータRGBに左目映像データRGBLと右目映像データRGBRが1ライン単位で交互にエンコードされたら、メモリー24はラインメモリーに選択される。
【0050】
データ分離部26は、メモリー24から入力されるデジタルビデオデータRGBを再整列して左目映像データRGBLと右目映像データRGBRを分離して図5ないし図18のようなデータシーケンスによって左目映像データRGBLと右目映像データRGBRを伝送する。データ分離部26は、左目映像データRGBLと右目映像データRGBRそれぞれの後にブラックデータを挿入することができる。また、データ分離部26は、左目映像データRGBLのガンマ特性を1フレーム期間単位で異なるよう変換し、連続する右目映像データRGBRのガンマ特性を1フレーム期間単位で異なるよう変換することができる。データ分離部26は、図8、図12、図14、図15、及び図18に示されたアドレス期間ADDRにデータを出力する一方、バーチカルブランク期間VBにデータを出力しない。
【0051】
以下、図5ないし図18を参照して本発明の立体映像表示装置の駆動方法の多様な実施の形態に対して具体的に説明する。図5、図7及び図9の流れ図において、‘BL’はバックライトユニット16を意味し、‘STL’と‘STR’は液晶シャッターメガネ18の左目シャッターと右目シャッターを意味する。
【0052】
図5は、本発明の第1の実施の形態に係る立体映像表示装置の駆動方法を示す流れ図である。図6は、本発明の第1の実施の形態に係る立体映像表示装置の駆動波形を示す波形図である。この実施の形態に対して図3及び図4に示された立体映像表示装置を参照して詳しく説明する。
【0053】
図5及び図6を参照すれば、制御部11は、メモリー24を利用して入力デジタルビデオデータRGBから左目映像データRGBLと右目映像データRGBRを分離する(S51)。
【0054】
1フレーム期間は表示素子にデータがアドレッシングされるアドレス期間ADDRと、データがないバーチカルブランク期間VBに分けられる。制御部11は、フレームカウントとラインカウントを通じてフレーム期間のアドレス期間ADDR及びバーチカルブランク期間VBを判断することができ、バックライトユニット16の点・消灯時間を判断することができる(S52)。
【0055】
制御部11は、第nフレーム期間Fnのアドレス期間ADDR間表示パネル制御信号CDISを発生する。そして、制御部11は、第nフレーム期間Fnのアドレス期間ADDRの間左目映像データRGBLをデータ駆動回路に供給し液晶シャッター制御信号CSTをハイ論理として発生する。データ駆動回路は、第nフレーム期間Fnのアドレス期間ADDRの間左目映像データRGBLのデータ電圧を表示パネル15のデータラインに供給して表示パネル15のピクセルに左目映像データRGBLをアドレッシングする。液晶シャッター制御信号受信部17は、第nフレーム期間Fnの間、ハイ論理の液晶シャッター制御信号CSTに応答して左目シャッターSTLを開放して右目シャッターSTRを遮断する(S53及びS54)。
【0056】
制御部11は、第nフレーム期間Fnの開始時点から所定の時間Tまでバックライト制御信号CBLをロー論理で維持した後ハイ論理に反転させる。所定の時間Tはラインカウント値によって判断することができ、0より大きく1フレーム期間より短い時間内で液晶の応答時間以後の時間に決まることができる。バックライト駆動回路13は、ハイ論理のバックライト制御信号CBLに応答して第nフレーム期間Fnの開始時点からTだけ経過した時点からバックライトユニット16の光源を点灯させる(S55及びS56)。
【0057】
制御部11は、第n+1フレーム期間Fn+1のアドレス期間ADDRの間、表示パネル制御信号CDISを発生しレジスター(register)に貯蔵されたブラックデータ(例えば、デジタルデータ通信"0000 0000")をデータ駆動回路に繰り返し供給して、液晶シャッター制御信号CSTをハイ論理に維持する(S57及びS58)。データ駆動回路は、第n+1フレーム期間Fn+1のアドレス期間ADDR、ブラックデータのデータ電圧を表示パネル15のデータラインに供給して表示パネル15のピクセルにブラックデータをアドレッシングする。バックライト駆動回路13は、ハイ論理のバックライト制御信号CBLに応答して第n+1フレーム期間Fn+1の間、バックライトユニット16の光源を点灯させる。液晶シャッター制御信号受信部17は、第n+1フレーム期間Fn+1、ハイ論理の液晶シャッター制御信号CSTに応答して左目シャッターSTLを開放して右目シャッターSTRを遮断する。
【0058】
制御部11は、第n+1フレーム期間Fn+1のバーチカルブランク期間VB内でバックライト制御信号CBLをロー論理に反転させた後に、第n+1フレーム期間Fn+1のバーチカルブランク期間VB内で液晶シャッター制御信号CSTをロー論理に反転させる。
【0059】
バックライト駆動回路13は、第n+1フレーム期間のバーチカルブランク期間VBにロー論理のバックライト制御信号CBLに応答してバックライトユニット16の光源を消灯させる。液晶シャッター制御信号受信部17は、ロー論理の液晶シャッター制御信号CSTに応答して第n+1フレーム期間Fn+1のバーチカルブランク期間VB内で左目シャッターSTLを遮断して右目シャッターSTRを開放する。(S59及びS60)
【0060】
制御部11は、第n+2フレーム期間Fn+2のアドレス期間ADDRの間、表示パネル制御信号CDISを発生し、右目映像データRGBRをデータ駆動回路に供給して液晶シャッター制御信号CSTをロー論理で発生する。データ駆動回路は第n+2フレーム期間Fn+2のアドレス期間ADDRに右目映像データRGBRのデータ電圧を表示パネル15のデータラインに供給して表示パネル15のピクセルに右目映像データRGBRをアドレッシングする。液晶シャッター制御信号受信部17は、第n+2フレーム期間Fn+2の間、ロー論理の液晶シャッター制御信号CSTに応答して左目シャッターSTLを遮断して右目シャッターSTRを開放する。(S61及びS62)
【0061】
制御部11は、第n+2フレーム期間Fn+2の開始時点にバックライト制御信号CBLをロー論理で発生した後第n+2フレーム期間Fn+2の開始時点から所定の時間T経過された時点にバックライト制御信号CBLをハイ論理に反転させる。バックライト駆動回路13は、ハイ論理のバックライト制御信号CBLに応答して第n+2フレーム期間Fn+2の開始時点以後T経過された時点からバックライトユニット16の光源を点灯させる。(S63及びS64)
【0062】
制御部11は、第n+3フレーム期間Fn+3のアドレス期間ADDRの間、表示パネル制御信号CDISを発生し、レジスターに貯蔵されたブラックデータをデータ駆動回路に繰り返し供給して、液晶シャッター制御信号CSTをロー論理で維持する(S65及びS66)。データ駆動回路は、第n+3フレーム期間Fn+3のアドレス期間ADDRにブラックデータのデータ電圧を表示パネル15のデータラインに供給して表示パネル15のピクセルにブラックデータをアドレッシングする。バックライト駆動回路13は、ハイ論理のバックライト制御信号CBLに応答して第n+3フレーム期間Fn+3の間、バックライトユニット16の光源を点灯させる。液晶シャッター制御信号受信部17は、第n+3フレーム期間Fn+3の間、ロー論理の液晶シャッター制御信号CSTに応答して左目シャッターSTLを遮断し右目シャッターSTRを開放する。
【0063】
制御部11は、第n+3フレーム期間Fn+3のバーチカルブランク期間VBにバックライト制御信号CBLをロー論理に反転させた後に第n+3フレーム期間Fn+3のバーチカルブランク期間VBに液晶シャッター制御信号CSTをハイ論理に反転させる(S67及びS68)。バックライト駆動回路13は、第n+3フレーム期間Fn+3のバーチカルブランク期間VBにロー論理のバックライト制御信号CBLに応答してバックライトユニット16の光源を消灯させる。液晶シャッター制御信号受信部17は、第n+3フレーム期間Fn+3のバーチカルブランク期間VBにハイ論理の液晶シャッター制御信号CSTに応答して左目シャッターSTLを開放して右目シャッターSTRを遮断する。
【0064】
液晶の応答特性は、式(1)及び(2)に定義される立ち上がり時間(rising time、τr)と立ち下がり時間(falling time、τf)で判断することができる。
【0065】
【数1】

【0066】
ここで、VFは液晶分子が傾斜運動を始めるフリーデリック遷移電圧(Freederick Transition Voltage)を、dは液晶セルのセルギャップ(cell gap)を、γ(gamma)は液晶分子の回転粘度(rotational viscosity)をそれぞれ意味する。
【0067】
【数2】

【0068】
ここで、Kは液晶固有の弾性係数を意味する。
【0069】
液晶の応答特性において、液晶の立ち上がり時間(τr)は立ち下がり時間(τf)に比べてさらに大きくすることができる。この場合に、ブラックデータがアドレッシングされるフレーム期間が短ければ、そのフレーム期間の間液晶セルにブラックデータが充分に充電されなく残像が見えられる。特に、フレーム周波数が200Hz以上の時、フレーム期間が短くなるので液晶セルのブラックデータ充電時間が不足する。
【0070】
本発明の第1の実施の形態において、制御部11は、図8のようにブラックデータがアドレッシングされるフレーム期間(Fn+1、Fn+3)のバーチカルブランク期間VBを左右目映像データ(RGBL、RGBR)がアドレッシングされるフレーム期間(Fn、Fn+2)に比べてさらに長く制御する。240Hzのフレーム周波数で、1フレーム期間は概略4.16msecである。この場合に、左右目映像データ(RGBL、RGBR)がアドレッシングされるフレーム期間(Fn、Fn+2)それぞれでアドレス期間ADDRは概略4msec以下に制御されて、バーチカルブランク期間VBは0.167msec)に制御される。これに比べて、ブラックデータがアドレッシングされるフレーム期間(Fn+1、Fn+3)それぞれでアドレス期間ADDRは概略4msec以下に制御されて、バーチカルブランク期間VBは1.833msec以上に長く制御される。
【0071】
図9は、本発明の第2の実施の形態に係る立体映像表示装置の駆動方法を示す流れ図である。図10は、本発明の第2の実施の形態に係る立体映像表示装置の駆動波形を示す波形図である。この実施の形態に対して図3及び図4に示された立体映像表示装置を参照して詳しく説明する。
【0072】
図9及び図10を参照すれば、制御部11は、左目映像データRGBLと右目映像データRGBRを分離し、フレーム期間とラインをカウントする(S101、S102)。
【0073】
制御部11は、第nフレーム期間Fnのアドレス期間ADDRの間、表示パネル制御信号CDISを発生する。そして、制御部11は、第nフレーム期間Fnのアドレス期間ADDRの間、図11Bのようにハイガンマ特性で変調された左目映像データRGBL(HG)をデータ駆動回路に供給して液晶シャッター制御信号CSTをハイ論理で発生する。
【0074】
ハイガンマ特性の左目映像データRGBL(HG)は、図11Aのようなノルマルガンマ特性に比べて低階調と中間階調で表示輝度を高くする。データ駆動回路は第nフレーム期間Fnのアドレス期間ADDRの間、ハイガンマ特性の左目映像データRGBL(HG)のデータ電圧を表示パネル15のデータラインに供給して表示パネル15のピクセルに左目映像データRGBL(HG)をアドレッシングする。
【0075】
液晶シャッター制御信号受信部17は、第nフレーム期間Fnの間、ハイ論理の液晶シャッター制御信号CSTに応答して左目シャッターSTLを開放して右目シャッターSTRを遮断する。制御部11は、第nフレーム期間Fnの開始時点にバックライト制御信号CBLをロー論理で発生した後、第nフレーム期間Fnの開始時点から所定の時間T経過された時点にバックライト制御信号CBLをハイ論理に反転させる。バックライト駆動回路13は、ハイ論理のバックライト制御信号CBLに応答して第nフレーム期間Fnの開始時点からT経過された時点からバックライトユニット16の光源を点灯させる(S103ないしS106)。
【0076】
制御部11は、第n+1フレーム期間Fn+1のアドレス期間ADDRの間、表示パネル制御信号CDISを発生し、図11Cのようにローガンマ特性に変調された左目映像データRGBL(LG)をデータ駆動回路に供給し、液晶シャッター制御信号CSTをハイ論理で維持する。データ駆動回路は、第n+1フレーム期間Fn+1にローガンマ特性の左目映像データRGBL(LG)のデータ電圧を表示パネル15のデータラインに供給して表示パネル15のピクセルに左目映像データRGBL(LG)をアドレッシングする。
【0077】
ローガンマ特性の左目映像データRGBL(LG)は、図11Aのようなノルマルガンマ特性に比べて低階調と中間階調で表示輝度をさらに低める。バックライト駆動回路13は、ハイ論理のバックライト制御信号CBLに応答して第n+1フレーム期間Fn+1の間バックライトユニット16の光源を点灯させる。液晶シャッター制御信号受信部17は、第n+1フレーム期間Fn+1の間ハイ論理の液晶シャッター制御信号CSTに応答して左目シャッターSTLを開放し右目シャッターSTRを遮断する(S107及びS108)。
【0078】
制御部11は、第n+1フレーム期間Fn+1のバーチカルブランク期間VBにバックライト制御信号CBLをロー論理に反転させ、液晶シャッター制御信号CSTをロー論理に反転させる(S109及びS110)。バックライト駆動回路13は、第n+1フレーム期間Fn+1のバーチカルブランク期間VBにロー論理のバックライト制御信号CBLに応答してバックライトユニット16の光源を消灯させる。液晶シャッター制御信号受信部17は、第n+1フレーム期間Fn+1のバーチカルブランク期間VBにロー論理の液晶シャッター制御信号CSTに応答して左目シャッターSTLを遮断して右目シャッターSTRを開放する(S109及びS110)。
【0079】
制御部11は、第n+2フレーム期間のアドレス期間ADDRの間、表示パネル制御信号CDISを発生する。制御部11は、第n+2フレーム期間のアドレス期間ADDRの間、図11Bのようなハイガンマ特性の右目映像データRGBR(HG)をデータ駆動回路に供給して液晶シャッター制御信号CSTをロー論理で発生する。データ駆動回路は、第n+2フレーム期間Fn+2のアドレス期間ADDRにハイガンマ特性の右目映像データRGBR(HG)のデータ電圧を表示パネル15のデータラインに供給して表示パネル15のピクセルに右目映像データRGBR(HG)をアドレッシングする。液晶シャッター制御信号受信部17は、第n+2フレーム期間Fn+2のアドレス期間ADDRの間ロー論理の液晶シャッター制御信号CSTに応答して左目シャッターSTLを遮断して右目シャッターSTRを開放する。
【0080】
制御部11は、第n+2フレーム期間Fn+2の開始時点にバックライト制御信号CBLをロー論理で発生した後第n+2フレーム期間Fn+2の開始時点から所定の時間T経過された時点にバックライト制御信号CBLをハイ論理に反転させる。バックライト駆動回路13は、ハイ論理のバックライト制御信号CBLに応答して第n+2フレーム期間Fn+2の開始時点以後T経過された時点からバックライトユニット16の光源を点灯させる(S111ないしS114)。
【0081】
制御部11は、第n+3フレーム期間Fn+3のアドレス期間ADDRの間、表示パネル制御信号CDISを発生する。そして、制御部11は、第n+3フレーム期間Fn+3のアドレス期間ADDRの間、図11Cのようなローガンマ特性の右目映像データRGBR(LG)をデータ駆動回路に供給して、液晶シャッター制御信号CSTをロー論理で維持する。データ駆動回路は、第n+3フレーム期間Fn+3にローガンマ特性の右目映像データRGBR(LG)のデータ電圧を表示パネル15のデータラインに供給して表示パネル15のピクセルに右目映像データRGBR(LG)をアドレッシングする。バックライト駆動回路13は、ハイ論理のバックライト制御信号CBLに応答して第n+3フレーム期間Fn+3の間バックライトユニット16の光源を点灯させる。液晶シャッター制御信号受信部17は、第n+3フレーム期間Fn+3の間、ロー論理の液晶シャッター制御信号CSTに応答して左目シャッターSTLを遮断して右目シャッターSTRを開放する(S115及びS116)。
【0082】
制御部11は、第n+3フレーム期間Fn+3のバーチカルブランク期間VBの間、バックライト制御信号CBLをロー論理に反転させ、液晶シャッター制御信号CSTをハイ論理に反転させる(S117及びS118)。バックライト駆動回路13は、第n+3フレーム期間のバーチカルブランク期間VBにロー論理のバックライト制御信号CBLに応答してバックライトユニット16の光源を消灯させる。液晶シャッター制御信号受信部17は、第n+3フレーム期間のバーチカルブランク期間VBにハイ論理の液晶シャッター制御信号CSTに応答して左目シャッターSTLを開放して右目シャッターSTRを遮断する。
【0083】
データのガンマ特性の変調方法は、本願出願人によって既に出願された大韓民国特許出願第10−2006−0108849号(2006.11.06)、大韓民国特許出願第10−2006−0078873号(2006.08.21)、大韓民国特許出願第10−2007−0038438号(2007.04.19)、大韓民国特許出願第10−2006−0139203号(2006.12.30)等に開示された方法を利用することができる。
【0084】
液晶の応答特性で、図7のように液晶の立ち下がり時間(τf)を立ち上がり時間(τr) よりさらに大きくすることができる。この場合に、図9及び図10のようにローガンマ特性の左右目映像データRGBL(LG)、RGBR(LG)がアドレッシングされるフレーム期間が短ければ、そのフレーム期間の間液晶セルにデータが充分に充電されにくい。特に、フレーム周波数が200Hz以上の時、フレーム期間が短くなるから、液晶セルにローガンマ特性に変調されたデータの充電時間が不足する。このような問題を解決するために、本発明の第2の実施の形態において、制御部11は、図12にように、ローガンマ特性の左右目映像データRGBL(LG)、RGBR(LG)がアドレッシングされるフレーム期間(Fn+1、Fn+3)のバーチカルブランク期間VBをハイガンマ特性の左右目映像データRGBL(HG)、RGBR(HG)がアドレッシングされるフレーム期間(Fn、Fn+2)よりさらに長く制御する。
【0085】
液晶の応答特性で、図13のように液晶の立ち上がり時間τrを立ち下がり時間τfよりさらに大きくすることができる。この場合に、左右目映像データ(RGBL、RGBR)がアドレッシングされるフレーム期間を充分に長くするのが望ましい。本発明の第3の実施の形態において、制御部11は、図14のように左右目映像データ(RGBL、RGBR)がアドレッシングされるフレーム期間(Fn、Fn+2)のバーチカルブランク期間VBをブラックデータがアドレッシングされるフレーム期間(Fn+1、Fn+3)に比べてさらに長く制御する。
【0086】
液晶の応答特性で、図13のように液晶の立ち上がり時間τrを立ち下がり時間τfよりさらに大きくすることができる。この場合に、ハイガンマ特性の左右目映像データRGBL(HG)、RGBR(HG)がアドレッシングされるフレーム期間を充分に長くするのが望ましい。本発明の第4の実施の形態において、制御部11は、図15のようにハイガンマ特性の左右目映像データRGBL(HG)、RGBR(HG)がアドレッシングされるフレーム期間(Fn、Fn+2)のバーチカルブランク期間VBをローガンマ特性の左右目映像データRGBL(LG)、RGBR(LG)がアドレッシングされるフレーム期間(Fn+1、Fn+3)に比べてさらに長く制御する。
【0087】
図16は、本発明の第3の実施の形態に係る立体映像表示装置の駆動方法を示す流れ図である。図17は、本発明の第3の実施の形態に係る立体映像表示装置の駆動波形を示す波形図である。この実施の形態に対して図3及び図4に示された立体映像表示装置を参照して詳しく説明する。
【0088】
図16及び図17を参照すれば、制御部11は、左目映像データRGBLと右目映像データRGBRを分離して、フレーム期間とラインをカウントする(S151、S152)。
【0089】
制御部11は、第nフレーム期間Fnのアドレス期間ADDRに表示パネル制御信号CDISを発生して第1左目映像データRGBL(1)をデータ駆動回路に供給する。そして、制御部11は、第nフレーム期間Fnにバックライト制御信号CBLをロー論理で発生して液晶シャッター制御信号CSTをハイ論理で発生する。データ駆動回路は、第nフレーム期間Fnのアドレス期間ADDRに第1左目映像データRGBL(1)のデータ電圧を表示パネル15のデータラインに供給して表示パネル15のピクセルに第1左目映像データRGBL(1)をアドレッシングする。バックライト駆動回路13は、第nフレーム期間Fnの間、ロー論理のバックライト制御信号CBLに応答して光源を消灯させる。液晶シャッター制御信号受信部17は、第nフレーム期間Fnの間ハイ論理の液晶シャッター制御信号CSTに応答して左目シャッターSTLを開放して右目シャッターSTRを遮断する(S153及びS154)。
【0090】
制御部11は、第n+1フレーム期間Fn+1のアドレス期間ADDRに、表示パネル制御信号CDISを発生して第2左目映像データRGBL(2)をデータ駆動回路に供給して、液晶シャッター制御信号CSTをハイ論理で維持する(S155及びS156)。次いで、制御部11は、第n+1フレーム期間Fn+1の開始時点から所定の時間T経過された時点からバックライト制御信号CBLをハイ論理に反転させる。データ駆動回路は、第n+1フレーム期間Fn+1のアドレス期間ADDRに第2左目映像データRGBL(2)のデータ電圧を表示パネル15のデータラインに供給して表示パネル15のピクセルに第2左目映像データRGBL(2)をアドレッシングする。バックライト駆動回路13は、ハイ論理のバックライト制御信号CBLに応答して第n+1フレーム期間Fn+1の開始時点からT経過した時点からバックライトユニット16の光源を点灯させる(S157及びS158)。液晶シャッター制御信号受信部17は、第n+1フレーム期間Fn+1の間ハイ論理の液晶シャッター制御信号CSTに応答して左目シャッターSTLを開放して右目シャッターSTRを遮断する。
【0091】
制御部11は、第n+1フレーム期間Fn+1のバーチカルブランク期間VBにバックライト制御信号CBLをロー論理に反転させた後、第n+1フレーム期間Fn+1のバーチカルブランク期間VBに液晶シャッター制御信号CSTをロー論理に反転させる。バックライト駆動回路13は、第n+1フレーム期間Fn+1のバーチカルブランク期間VBにロー論理のバックライト制御信号CBLに応答してバックライトユニット16の光源を消灯させる。液晶シャッター制御信号受信部17は、ロー論理の液晶シャッター制御信号CSTに応答して第n+1フレーム期間Fn+1のバーチカルブランク期間VBに左目シャッターSTLを遮断し、右目シャッターSTRを開放する(S159及びS160)。
【0092】
制御部11は、第n+2フレーム期間Fn+2のアドレス期間ADDRに表示パネル制御信号CDISを発生して第1右目映像データRGBR(1)をデータ駆動回路に供給する。そして、制御部11は、第n+2フレーム期間Fn+2にバックライト制御信号CBLをロー論理で発生して液晶シャッター制御信号CSTをロー論理で発生する。データ駆動回路は、第n+2フレーム期間Fn+2のアドレス期間ADDRに第1右目映像データRGBR(1)のデータ電圧を表示パネル15のデータラインに供給して表示パネル15のピクセルに第1右目映像データRGBR(1)をアドレッシングする。バックライト駆動回路13は、第n+2フレーム期間Fn+2の間、ロー論理のバックライト制御信号CBLに応答して光源を消灯させる。液晶シャッター制御信号受信部17は、第n+2フレーム期間Fn+2の間、ロー論理の液晶シャッター制御信号CSTに応答して左目シャッターSTLを遮断して右目シャッターSTRを開放する(S161及びS162)。
【0093】
制御部11は、第n+3フレーム期間Fn+3のアドレス期間ADDRに表示パネル制御信号CDISを発生して第2右目映像データRGBR(2)をデータ駆動回路に供給する。そして、制御部11は、第n+3フレーム期間Fn+3の間、液晶シャッター制御信号CSTをロー論理で維持する。次いで、制御部11は、第n+3フレーム期間の開始時点から所定の時間T経過した時点からバックライト制御信号CBLをハイ論理に反転させる。データ駆動回路は、第n+3フレーム期間Fn+3のアドレス期間ADDRに第2右目映像データRGBR(2)のデータ電圧を表示パネル15のデータラインに供給して表示パネル15のピクセルに第2右目映像データRGBR(2)をアドレッシングする。バックライト駆動回路13は、ハイ論理のバックライト制御信号CBLに応答して第n+3フレーム期間Fn+3の開始時点からT経過した時点からバックライトユニット16の光源を点灯させる。液晶シャッター制御信号受信部17は、第n+3フレーム期間Fn+3間ロー論理の液晶シャッター制御信号CSTに応答して左目シャッターSTLを遮断して右目シャッターSTRを開放する(S163ないしS166)。
【0094】
制御部11は、第n+3フレーム期間Fn+3のバーチカルブランク期間VBに、バックライト制御信号CBLをロー論理に反転させ、第n+3フレーム期間Fn+3のバーチカルブランク期間VBに液晶シャッター制御信号CSTをハイ論理に反転させる。バックライト駆動回路13は、第n+3フレーム期間のバーチカルブランク期間VBにロー論理のバックライト制御信号CBLに応答してバックライトユニット16の光源を消灯させる。液晶シャッター制御信号受信部17は、第n+3フレーム期間Fn+3のバーチカルブランク期間VBにハイ論理の液晶シャッター制御信号CSTに応答して左目シャッターSTLを開放して右目シャッターSTRを遮断する(S167及びS168)。
【0095】
第2左目映像データRGBL(2)は、第1左目映像データRGBL(1)と同一であり、第2右目映像データRGBR(2)は第1右目映像データRGBR(1)と同一である。
【0096】
制御部11は、第5の実施の形態において、図18のように第1左目映像データRGBL(1)がアドレッシングされるフレーム期間Fnのバーチカルブランク期間VBを第2左目映像データRGBL(2)がアドレッシングされるフレーム期間(Fn+1)のバーチカルブランク期間VBより長く制御する。また、制御部11は、第1右目映像データRGBR(1)がアドレッシングされるフレーム期間(Fn+2)のバーチカルブランク期間VBを第2右目映像データRGBR(2)がアドレッシングされるフレーム期間(Fn+3)のバーチカルブランク期間VBより長く制御する。この制御方法は、過駆動補償(Over Driving Compensation)効果と類似の効果を得ることができる。過駆動補償方法はデータの変化の可否に基づいて式(1)で|V2a−V2F|を大きくして液晶の応答時間を早くする。第1左目映像データRGBL(1)がアドレッシングされるフレーム期間Fnのバーチカルブランク期間VBを拡張すれば、液晶セルの輝度が目標輝度に到逹するまで現在フレームが維持されるのでデータ電圧を変調しないとしても過駆動補償効果と類似の効果を得ることができる。
【0097】
前述の実施の形態において、表示素子として液晶表示素子を中心に説明したが、本発明の表示素子は液晶表示素子だけではなく電界放出表示装置(Field Emission Display)、プラズマディスプレーパネル(Plasma Display Panel)、及び無機電界発光素子と有機発光ダイオード素子(Organic Light Emitting Diode、OLED)を含む電界発光素子(Electroluminescence Device、EL)などの平板表示装置に具現されることができる。
【0098】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
立体映像を表示する表示素子と、
前記表示素子に同期して左目シャッターと右目シャッターが交互にオン/オフされるシャッターメガネと、
前記表示素子に光を照射して周期的に点灯及び消灯されるバックライトユニットと、
第1フレーム期間を第1アドレス期間と第1バーチカルブランク期間に分割して、第2フレーム期間を第2アドレス期間と第2バーチカルブランク期間に分割し、前記第1バーチカルブランク期間と前記第2バーチカルブランク期間を異なるよう制御する制御部と、
前記制御部の制御の下に前記第1及び第2アドレス期間にデータを前記表示素子に供給する駆動回路と
を備える立体映像表示装置。
【請求項2】
前記第2バーチカルブランク期間は、前記第1バーチカルブランク期間より長い
ことを特徴とする、請求項1記載の立体映像表示装置。
【請求項3】
前記駆動回路は、
前記第1アドレス期間に左目映像データと右目映像データの内のいずれか一つを前記表示素子に供給した後、前記第2アドレス期間にブラックデータを前記表示素子に供給することを特徴とする、請求項2記載の立体映像表示装置。
【請求項4】
前記駆動回路は、
前記第1アドレス期間にハイガンマ特性の左目映像データハイガンマ特性の右目映像データの内のいずれか一つを前記表示素子に供給した後、前記第2アドレス期間にローガンマ特性の左目映像データとローガンマ特性の右目映像データの内のいずれか一つを前記表示素子に供給する
ことを特徴とする、請求項2記載の立体映像表示装置。
【請求項5】
前記第1バーチカルブランク期間は、前記第2バーチカルブランク期間より長い
ことを特徴とする、請求項1記載の立体映像表示装置。
【請求項6】
前記駆動回路は、
前記第1アドレス期間に左目映像データと右目映像データの内のいずれか一つを前記表示素子に供給した後、前記第2アドレス期間にブラックデータを前記表示素子に供給することを特徴とする、請求項5記載の立体映像表示装置。
【請求項7】
前記駆動回路は、
前記第1アドレス期間にハイガンマ特性の左目映像データとハイガンマ特性の右目映像データの内のいずれか一つを前記表示素子に供給した後、前記第2アドレス期間にローガンマ特性の左目映像データとローガンマ特性の右目映像データの内のいずれか一つを前記表示素子に供給する
ことを特徴とする、請求項5記載の立体映像表示装置。
【請求項8】
前記駆動回路は、
前記第1アドレス期間に第1左目映像データを前記表示素子に供給した後、前記第2アドレス期間ADDRに第2左目映像データを前記表示素子に供給する
ことを特徴とする、請求項5記載の立体映像表示装置。
【請求項9】
前記駆動回路は、
前記第1アドレス期間に第1右目映像データを前記表示素子に供給した後、前記第2アドレス期間に第2右目映像データを前記表示素子に供給する
ことを特徴とする、請求項5記載の立体映像表示装置。
【請求項10】
第1フレーム期間を第1アドレス期間と第1バーチカルブランク期間に分割すると共に、第2フレーム期間を第2アドレス期間と第2バーチカルブランク期間に分割し、前記第1バーチカルブランク期間と前記第2バーチカルブランク期間を異なるように制御する段階と、
前記第1及び第2アドレス期間にデータを表示素子に供給する段階と、
前記表示素子に同期してシャッターメガネの左目シャッターと右目シャッターを交互にオン/オフさせる段階と、
前記表示素子に光を照射するためのバックライトユニットを周期的に点灯及び消灯させる段階を含むことを特徴とする立体映像表示装置の駆動方法。
【請求項11】
前記第2バーチカルブランク期間は前記第1バーチカルブランク期間より長い
ことを特徴とする、請求項10記載の立体映像表示装置の駆動方法。
【請求項12】
前記第1及び第2アドレス期間にデータを表示素子に供給する段階は、
前記第1アドレス期間に左目映像データと右目映像データの内のいずれか一つを前記表示素子に供給する段階と、
前記第2アドレス期間にブラックデータを前記表示素子に供給する段階を含む
ことを特徴とする、請求項11記載の立体映像表示装置の駆動方法。
【請求項13】
前記第1及び第2アドレス期間にデータを表示素子に供給する段階は、
前記第1アドレス期間にハイガンマ特性の左目映像データとハイガンマ特性の右目映像データの内のいずれか一つを前記表示素子に供給する段階と、
前記第2アドレス期間にローガンマ特性の左目映像データとローガンマ特性の右目映像データの内のいずれか一つを前記表示素子に供給する段階を含む
ことを特徴とする、請求項11記載の立体映像表示装置の駆動方法。
【請求項14】
前記第1バーチカルブランク期間は前記第2バーチカルブランク期間より長い
ことを特徴とする、請求項10記載の立体映像表示装置の駆動方法。
【請求項15】
前記第1及び第2アドレス期間にデータを表示素子に供給する段階は、
前記第1アドレス期間に左目映像データと右目映像データの内のいずれか一つを前記表示素子に供給する段階と、
前記第2アドレス期間にブラックデータを前記表示素子に供給する段階を含む
ことを特徴とする、請求項14記載立体映像表示装置の駆動方法。
【請求項16】
前記第1及び第2アドレス期間にデータを表示素子に供給する段階は、
前記第1アドレス期間にハイガンマ特性の左目映像データとハイガンマ特性の右目映像データの内のいずれか一つを前記表示素子に供給する段階と、
前記第2アドレス期間にローガンマ特性の左目映像データとローガンマ特性の右目映像データの内のいずれか一つを前記表示素子に供給する段階を含む
ことを特徴とする、請求項14記載の立体映像表示装置の駆動方法。
【請求項17】
前記第1及び第2アドレス期間にデータを表示素子に供給する段階は、
前記第1アドレス期間に第1左目映像データを前記表示素子に供給する段階と、
前記第2アドレス期間に第2左目映像データを前記表示素子に供給する段階を含む
ことを特徴とする、請求項14記載の立体映像表示装置の駆動方法。
【請求項18】
前記第1及び第2アドレス期間にデータを表示素子に供給する段階は、
前記第1アドレス期間に第1右目映像データを前記表示素子に供給する段階と、
前記第2アドレス期間に第2右目映像データを前記表示素子に供給する段階をさらに含む
ことを特徴とする、請求項14記載の立体映像表示装置の駆動方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11A】
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【図11B】
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【図11C】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2011−100096(P2011−100096A)
【公開日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−108353(P2010−108353)
【出願日】平成22年5月10日(2010.5.10)
【出願人】(501426046)エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド (732)
【Fターム(参考)】