説明

節水型洋風便器

本発明は節水型洋風便器に関し、より詳しくは、密閉型ロータンクに多量の空気を流入させ内部の空気圧を増大させることにより洗浄水の流出が終了するまでずっと高い水圧を維持できるので少量の洗浄水でも汚物を排出すると同時に貯水槽をきれいに洗浄できるようにする節水型洋風便器に関する。
本発明の節水型洋風便器は密閉型で内部に圧力調節器と開閉手段が形成されるロータンクと、前記ロータンクに連結される洗浄水流出管と、前記洗浄流出管内に形成される開閉手段と、前記洗浄水が貯蔵され洗浄流出管と連結される貯水槽と、前記貯水槽の下部に排出手段を備えることを特徴とする。
本発明の節水型洋風便器は節水の効果が優れて水資源の節約による環境保護の効果がある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は節水型洋風便器に関する。より詳しくは、密閉型ロータンクに多量の空気を流入させ内部の空気圧を増大させることにより洗浄水の流出が終了するまでずっと高い水圧を維持することができるので、少量の洗浄水でも汚物を排出するとともに、貯水槽もきれいに洗浄できるようにする節水型洋風便器に関する。
【背景技術】
【0002】
現在家庭や大形建物のトイレに使用される便器は主に水洗式便器で洋風便器が主流になっている。このような洋風便器の水洗原理は次のようである。
【0003】
洋風便器のロータンクは蓋を有し、ゴムフロートにより閉鎖され約13Lの洗浄水が溜まっている。洋風便器の貯水槽にも一定量の水が溜まっている。
【0004】
この状態で使用者が小便または大便(以下、汚物と呼ぶ)をした後、前記ロータンクの開閉レバーを回すとゴムフロートが引き上がりロータンクの洗浄水が洋風便器の貯水槽に流れ汚物が貯水槽から排出管を介して排出される。
【0005】
ここでその排出原理はサイホン(siphon)作用によるもので、逆U字型管路(いわゆるサイホントラップ(siphon trap))の最高点で貯水槽と排出管間の圧力差により汚物が一遍に通り抜けるようにした原理である。即ち、開閉レバーを回すとロータンクの洗浄水が貯水槽に流入し貯水槽の水位が上昇し始め、水が逆U字型管路の最高点を越えると汚物が一遍に排出管を介して排出される。
【0006】
なお、逆U字型管路に溜まっている水は前記排出管を介して入ってくる悪臭や虫などの流入を防ぐ。
【0007】
しかしながら、このような従来の洋風便器は逆U字型管路の汚物をきれいに通過させるために強い水圧を必要とするので多量の洗浄水が消費される。前記のような従来の洋風便器の洗浄水消費量は約13L程度である。このように13Lという多量の洗浄水が必要な理由は従来の洋風便器が貯水槽内の水の量だけで水圧を得る必要があるため、強い水圧を得るのに多量の水が必要となるからである。
【0008】
そこで家庭ではよく洗浄水の消費量を減らすためロータンク内部にレンガや水を詰めたペットボトルなどを入れるが、このような方式は洗浄水の節約効果が大きくなく、さらに汚物がうまく排出されないことが多いので、もう一度レバーを回す必要が生じることもあり、その場合にはより多量の洗浄水を消費する結果をもたらす。
【0009】
前記のような問題点を解決するため洋風便器を変形したり様々な節水装置が開発及び市販されているが、その節水効果は大概6〜7L程度でそれほど大きくなく、むしろ各種節水装置の付加による生産費増加という問題点がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は前記の問題点を解決するために案出されたもので、
第1の目的は逆U字型管路を除去して汚物が排出される時に不必要な洗浄水の消費を減らし、
第2の目的は密閉されたロータンクの使用によりロータンク内部に空気圧が形成されるようにして、空気圧で洗浄水の水圧を上昇させ洗浄時の洗浄水の消費を減らし、
第3の目的は前記ロータンクを既存の逆U字型管路を使用した所に設けても節水効果を得られるので既存の洋風便器をリサイクルできるようにする節水型洋風便器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前記のような目的を達成するために本発明は、底面に形成された洗浄水流出口を開閉する開閉手段が内蔵され、空気が抜けないように密閉されたロータンクと、前記洗浄水流出口と連結される洗浄水流出管に内設され開閉手段をタッチして洗浄水流出口で洗浄水が流出されるようにする開放手段と、前記洗浄水流出管と連結され洗浄水が貯水され底の汚物排出口に磁石が設けられている貯水槽と、前記貯水槽の下端部に形成される開閉ふたと放水路が形成されることを特徴として構成される。
【発明の効果】
【0012】
前記のように本発明はロータンクを密閉して多量の空気を流入させ空気圧を増大させることにより少量の洗浄水でも貯水槽の汚物をきれいに排出でき、逆U字型管路を有する貯水槽に装着しても洗浄水を節約できるので資源のリサイクル及び水資源の節約に大きな効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の好ましい一実施例を添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0014】
図1及び図2に示したように底に形成された洗浄水流出口140を開閉する球状ゴムフロート120が内蔵され、前記洗浄水流出口140の一側に給水管150が連結され前記洗浄水流出口140の周辺が漏斗状である密閉されたロータンク110と、前記洗浄水流出口140と連結される洗浄水流出管240に内設され球状ゴムフフロート120をタッチして洗浄水流出口140を開放する開放手段と、前記洗浄水流出管240と連結され洗浄水が提供され底の汚物排出口320に磁石420が設けられている貯水槽310と、ローラー430に支持されるワイヤー440で前記開放手段と連結され開放作動時に貯水槽310の洗浄水と汚物が前記汚物排出口320を介して排出されるように開き、閉鎖作動時前記磁石420の磁力により閉じる開閉ふた410と、が含まれて構成される。
【0015】
前記の開放手段は作動レバー211が設けられたピニオンギア210と、前記ピニオンギア210とかみ合い前記作動レバー211の開放作動により上昇し前記球状ゴムフロート120にタッチされるラックギア220と前記ラックギア220の上昇により圧縮され前記作動レバー211の閉鎖作動により引張られ前記作動レバー211を元の位置に戻らせる弾性スプリング230とから構成されるが、前記ピニオンギア210及びラックギア220、弾性スプリング230は洗浄水流出管240の中央に設けられその四方の周りには洗浄水流出路250が形成される。
【0016】
前記ロータンク110が外部に対して密閉されるのは、洗浄水が給水管150を介して流入されるときに空気の漏れを防止してその空気を圧縮し空気圧を形成して1〜1.5Lの少量の洗浄水でも貯水槽310内をきれいに洗浄するためである。
【0017】
前記貯水槽310内には洗浄水と汚物が貯水槽に過剰に流入されたとき、過剰流入量の分流出されるようにして貯水量を一定に維持し、貯水槽310の洗浄水と汚物が流出されるとき、洗浄水の流入と貯水されていた洗浄水と汚物の流出をバランスよくするため放水路330が貯水槽310と連通され一体に形成される。
【0018】
前記貯水槽310の汚物排出口320に設けられた開閉ふた410はヒンジ450により回動され前記汚物排出口320を開閉するもので、閉じるとき磁石420の磁力だけでなく復元力も利用するためヒンジ450にねじれスプリングを設けることも好ましい。
【0019】
以下、本発明の一実施例に係る節水型洋風便器の技術構成の作動過程を説明する。
【0020】
図1のようにロータンク110に洗浄水が貯水されている状態で使用者が用便してから作動レバー211を回すと図2のように作動されるが、作動レバー211を回すと一体に形成されたピニオンギア210が上方向に回転されかみ合っていたラックギア220を上方に押し上げながら弾性スプリング230は圧縮され、押し上げられたラックギア220が球状ゴムフロート120の下部を打撃することにより球状ゴムフロート120が洗浄水流出口140から離脱され浮力により浮流する。
【0021】
同時にラックギア220が上方向へ垂直上昇することによりその下端に設けられたワイヤー440がローラー430の回転とその支持力により円滑に引っ張られ開閉ふた410を開くようになる。このとき球状ゴムフロート120が洗浄水流出口140から離脱され洗浄水流出口140が開きロータンク110に溜まっていた洗浄水は内部の空気圧と水圧により高水圧で洗浄水流出路250に流出され貯水槽310に溜まっている洗浄水に加えられ、同時に開閉ふた410が開き貯水槽310の洗浄水とともに汚物が貯水槽310からすぐ排出される。
【0022】
一方、浮流された球状ゴムフロート120がロータンク110の中間程度に到達すると給水管150から洗浄水流入口130に給水される洗浄水が前記球状ゴムフロート120を押し上げ、より迅速に浮流させる。このとき、球状ゴムフロート120がロータンク110内の洗浄水に及ぼす抵抗が減るので洗浄水流出口140を抜ける洗浄水の速度が一層速くなる。
【0023】
このように磁石420により閉じていた開閉ふた410が作動レバー211を回す人為的な力により開き落差だけで汚物が一度に貯水槽310から迅速に排出されるが、作動レバー211を手で回して離しても開閉ふた410が持続して開放状態を維持しながら汚物を排出できるのはロータンク110から高水圧で排出された洗浄水の水圧が貯水槽310に与えられながら磁石420が開閉ふた410を引っ張る力より大きく作用するからである。
【0024】
このように洗浄水と汚物が排出されながら洗浄水の水圧が弱まり磁石420が開閉ふた410を引っ張る力が大きくなると開閉ふた410が閉じると同時にワイヤー440が引っ張られ、圧縮されていた弾性スプリング230がラックギア220を下方向へ移動させ作動レバー211が元の位置に復帰する。
【0025】
なお、ロータンク110内の球状ゴムフロート120は重力により下向しながら漏斗状の洗浄水流出口140を塞ぐことによりロータンク110でこれ以上洗浄水が流出されないようにする。
【0026】
図3は汚物排出口530を貯水槽510の底中央から一側方向へ離脱させ延長形成した本発明の他の実施例で、汚物やその他の圧力が開閉ふた410に直接伝達されないようになっている。符号520は放水路である。
【0027】
以下、本発明をまた他の実施例と図面を参照して詳細に説明する。
【0028】
図4乃至図9に示したように、ロータンク1は密閉型で形成され、底に形成された洗浄水流出口5にはゴムパッキング18が設けられる。前記洗浄水流出口5を開閉するため下端にゴムフロート部2が形成された開閉器3が設けられ、前記開閉器3には開閉器の重心が下側に位置するように内部下側に重量錘2aが内設されている。前記開閉器3の外側四方には垂直に設けられ前記開閉器3が上下に移動するときにガイドする開閉器ガイド4が形成される。前記洗浄水流出口5と離隔した位置に形成された洗浄水流入口14には給水管15が設けられ、前記給水管15には空気を流入させる空気流入弁16と給水量を調節する給水弁17が連結される。前記洗浄水流出口5には洗浄水流出管24が連結され、ロータンク1内の上部一側には空気圧を調節する空気圧力調節器6が設けられる。
【0029】
図5において前記空気圧力調節器6は円筒状で形成され、円筒の側面と下部に形成されたホール6aと、前記円筒の中央下側に形成された空気流出口7と、前記空気流出口7の下側には洗浄水の浮力により上下に移動し前記空気流出口7を開閉するように外側に多数の溝8aと上部に突起8bが形成された浮具8と、前記空気流出口7の上部に設けられた遮断膜9とその上部に設けられたスプリング10と、前記スプリング10の上部に設けられた加圧板11と、前記加圧板11の上部に固定され内部の空気圧を調節するように空気孔12aが形成されたナット部12に設けられた調節ネジ13とからなる。なお前記空気圧力調節器6の上部には中央に空気孔19aが形成された蓋体19が設けられる。
【0030】
前記ロータンク1は図1乃至図3に示した貯水槽310と同一な構成及び作動原理を有する貯水槽310と連結されている。
【0031】
前記ロータンク1に給水管15を介して洗浄水が流入するときに密閉されたロータンク1の上部には一定の空気圧が形成され洗浄水は高水位Aまで位置するようになる(図6参照)。もし前記開閉器3が開放作動すると前記高水位Aで水圧と空気圧により低水位Bまで洗浄水が流出される(図8参照)。このとき流出される洗浄水の量は1.5〜2.5L程度である。
【0032】
前記開放手段は図1乃至図3に示した開放手段と同一な構成で形成され、作動原理も同一である。
【0033】
前記ロータンク1の開閉器3は重心を重量錘2aにより下方向のゴムフロート部2に位置させ開閉器3の重力と洗浄水の水圧及び空気圧により洗浄水流出口5のゴムパッキング18に乗せられ閉じるようになる。
【0034】
前記給水管15には空気流入弁16とロータンク1に流入される洗浄水の量を調節する給水弁17が設けられ洗浄水流出口5の開放時に洗浄水が給水され空気流入弁16により空気が一部流入されロータンク1内の空気圧力を一定に維持し洗浄水の水位を一定に維持する。なお、前記洗浄水流入口14にはロータンク内の圧力が増加しても洗浄水が給水管15に逆流しないようにするため洗浄水逆流防止弁14aが設けられる。
【0035】
図6及び図9に示したように前記貯水槽310の上部には洋風便器の使用者が用便するとき座れるようにヒンジ54で固定された便座50が設けられる。前記便座50の下部には弾性管52が設けられるが、前記弾性管52は中空管であり、ゴムやシリコン材質で形成され弾性が優れているので内部空間が圧着されてはまた回復できる、一種の空気ポンプの役割をすることができる。なお、前記弾性管52は便座50の模様に沿って二すじ設けられ、前記二すじの弾性管52の端部には第1チェック弁55が設けられ、前記便座50が固定されたヒンジ54の後側で二すじの弾性管52が合い一つの弾性管52を形成する。前記弾性管52は第2チェック弁56に連結され空気注入棒52aと連結され、前記空気注入棒52aはロータンク1に挿入されているが、ロータンク1内部で低水位Bの位置より若干高い位置にその端部が位置し、前記端部には第3チェック弁53が設けられる。
【0036】
前記のように便座50に人が座るときに空気が弾性管52により押され空気注入棒52aに圧縮され、ロータンク1内の空気圧が前記空気注入棒52aの空気圧より低まると前記空気注入棒52aから空気がロータンク1内に注入されロータンク1内の空気圧が上昇する。もし流入された空気の量が多くてロータンク1内部の空気圧が過剰に上昇すると洗浄水の流入量が減る可能性があるので前記空気圧力調節器6が作動されロータンク1内部の空気圧を維持する。
【0037】
前記洗浄水流出口5とゴムフロート2の接触部、ラックギア220と洗浄水流出路250の接触部及び磁石420と開閉ふた410の接触部、空気注入棒52aとロータンク1の接触部には洗浄水が漏れないように水密維持用でゴムパッキング180、260、460が設けられる。
【0038】
前記のように本発明のまた他の実施例に係る節水型洋風便器の作動過程は図1乃至図2に説明した実施例とほぼ同一である。
【0039】
図6乃至図8に示したように前記開放手段により開閉器3が上昇して洗浄水が洗浄水流出管24を介して流出されながら貯水槽310内の汚物を除去する。前記汚物が除去されてから開閉器3は内部の重量錘2aにより閉じ、洗浄水流入口14に洗浄水が入りロータンク1内にはまた空気圧が形成される。
【0040】
もしロータンク1内部の空気圧が設定された空気圧より上昇すればロータンク1内部の空気は空気圧力調節器6の側面のホール6aを介して浮具8の溝8aに沿って空気流出口7の上部を塞いでいた遮断膜9を上向へ押して流出され上側のナット部12に形成された空気孔12aと、上部の蓋体19に形成されたホール19aを介して外部へ流出される。
【0041】
前記のようにロータンク1の空気圧において、空気圧力調節器6の空気流出口7を介して一部空気圧が流出されれば、スプリング10の復元力により自動で遮断膜9が空気流出口7を遮断する。前記のようにロータンク1の内部空気圧を一定に維持するために設定した空気圧より内部空気圧が高ければ洗浄水が低水位Bに流出されるとき瞬間的に空気圧により空気流出口7上部を塞いでいた遮断膜9が上側に押されながら開き内部の高い空気圧を一定に合わせる。前記空気圧力調節器6は調節ネジ13を利用してロータンク1の内部空気圧を一定水準に合わせ洗浄水の貯水量と流出量にも変化を与えることができる。
【0042】
前記のようにロータンク1内部の空気圧を調節して前記ロータンク1を既存の逆U字型管路を有する貯水槽にも設けることができる。
【産業上の利用可能性】
【0043】
前述のように本発明に係る節水型洋風便器を一回使用するとき消費される洗浄水量は最大2.5Lであるが、既存の一般洋風便器を一回使用するときの洗浄水量は13Lで、国内全体の所帯で計算してみれば多量を節水できる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の一実施例に係る節水型洋風便器の作動前の技術構成を示す概略図である。
【図2】本発明の一実施例に係る節水型洋風便器の作動後の技術構成を示す概略図である。
【図3】本発明の他の実施例に係る節水型洋風便器の排出口の概略図である。
【図4】本発明のまた他の実施例に係る節水型洋風便器のロータンクの構成図である。
【図5】本発明のまた他の実施例に係る節水型洋風便器のロータンクに設けられる空気圧力調節器の構成図である。
【図6】本発明のまた他の実施例に係る節水型洋風便器の結合構成図である。
【図7】本発明のまた他の実施例に係る節水型洋風便器の動作状態図である。
【図8】本発明のまた他の実施例に係る節水型洋風便器の洗浄後の動作状態図である。
【図9】本発明のまた他の実施例に係る節水型洋風便器の便座の斜視図である。
【符号の説明】
【0045】
1,110 ロータンク
120 球状ゴムフロート
2 ゴムフロート部
2a 重量錘
3 開閉器
4 開閉器ガイド
5,140 洗浄水流出口
6 空気圧力調節器
6a ホール
7 空気流出口
8 浮具
8a 溝
8b 突起
9 遮断膜
10 スプリング
11 加圧板
12 ナット部
12a 空気孔
13 調節ネジ
14,130 洗浄水流入口
14a 洗浄水逆流防止弁
16 空気流入弁
17 給水弁
18,180,260,460 ゴムパッキング
19 蓋体
19a 空気孔(ホール)
50 便座
15,150 給水管
210 ピニオンギア
211 作動レバー
220 ラックギア
230 弾性スプリング
24,240 洗浄水流出管
250 洗浄水流出路
310,510 貯水槽
320,530 汚物排出口
330,520 放水路
410 開閉ふた
420 磁石
430 ローラー
440 ワイヤー
450 ヒンジ
52 弾性管
52a 空気注入棒
53 第3チェック弁
54 ヒンジ
55 第1チェック弁
56 第2チェック弁

【特許請求の範囲】
【請求項1】
底に形成された洗浄水流出口を開閉する球状ゴムフロートが内蔵され、前記洗浄水流出口の一側に給水管が連結され前記洗浄水流出口の周辺が漏斗状である密閉されたロータンクと、
前記洗浄水流出口と連結された洗浄水流出管に内設され前記球状ゴムフロートをタッチし前記洗浄水流出口を開放する開放手段と、
前記洗浄水流出管と連結され洗浄水を提供し底の汚物排出口に磁石が設けられている貯水槽と、
ローラーに支持されるワイヤーで前記開放手段と連結され開放作動時貯水槽の洗浄水と汚物が前記汚物排出口を介して排出されるように開き、閉鎖作動時前記磁石の磁力により閉じる開閉ふたと、を含むことを特徴とする節水型洋風便器。
【請求項2】
前記開放手段は作動レバーが設けられたピニオンギアと、
前記ピニオンギアとかみ合い前記作動レバーの開放作動により上昇し前記球状ゴムフロートにタッチされるラックギアと、
前記ラックギアの上昇により圧縮され前記作動レバーの閉鎖作動により引張られ前記作動レバーを元の位置に戻らせる弾性スプリングと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の節水型洋風便器。
【請求項3】
前記貯水槽の一側に貯水槽と連通する放水路が形成されることを特徴とする請求項1に記載の節水型洋風便器。
【請求項4】
前記汚物排出口は貯水槽の底中央から一側方向へ離脱し延長形成されることを特徴とする請求項1に記載の節水型洋風便器。
【請求項5】
前記開閉ふたの回動部であるヒンジにねじれスプリングを設けることを特徴とする請求項1に記載の節水型洋風便器。
【請求項6】
前記ロータンクを球状に形成することを特徴とする請求項1に記載の節水型洋風便器。
【請求項7】
節水型洋風便器において、
ロータンクは密閉型で底に形成された洗浄水流出口を開閉するゴムフロート部が形成された開閉器と、前記開閉器の外側四方に垂直に設けられ前記開閉器が上下に移動するときガイドする開閉器ガイドと、前記洗浄水流出口と離隔した位置に設けられた給水管と、前記給水管とロータンクの連結部に貯水された洗浄水の逆流を防止する洗浄水逆流防止弁と、前記給水管には空気を流入させる空気流入弁と給水量を調節するように連結された給水弁と、前記洗浄水流出口と連結された洗浄水流出管と、上部一側内部に内部空気圧を調節する空気圧力調節器と、前記ロータンクの下部から一定の高さまで挿入された空気注入棒と、前記空気注入棒に空気を押し入れて圧縮する弾性管と、が設けられることを特徴とする節水型洋風便器。
【請求項8】
前記空気圧力調節器は円筒状の側面と下部にホールと、中央下側に空気流出口と、前記空気流出口の下側には洗浄水により上下に移動し前記空気流出口を開閉するように上部に突起と外側に多数の溝が形成される浮具と、前記空気流出口の上部には遮断膜とその上部に設けられたスプリングと、前記スプリングの上部に加圧板と、前記加圧板の上部に固定され内部の空気圧を調節するように空気孔が形成されたナット部に設けられる調節ネジと、からなることを特徴とする請求項7に記載の節水型洋風便器。
【請求項9】
節水型洋風便器において、
内部底に形成された洗浄水流出口を開閉するゴムフロートが形成される開閉器と、前記開閉器の外側四方に垂直に設けられ前記開閉器が上下に移動するときガイドする開閉器ガイドと、前記洗浄水流出口と連結された洗浄水流出管と、上部一側内部に内部空気圧を調節する空気圧力調節器が設けられた密閉型ロータンクと、
前記洗浄水流出口から離隔した位置に洗浄水の逆流を防止する逆流防止弁と、空気を流入させる空気流入弁と給水量を調節する給水弁とが設けられた給水管と、
前記ロータンクの下部から一定の高さまで挿入される空気注入棒と、
前記空気注入棒と連結される弾性管と、
前記貯水槽の上部に位置し回動する便座と、
前記ゴムフロートをタッチし前記洗浄水流出口を開放する開放手段と、
前記洗浄水流出管と連結され洗浄水を提供され底の汚物排出口に磁石が設けられている貯水槽と、
ローラーに支持されたワイヤーで前記開放手段と連結され開放作動時貯水槽の洗浄水と汚物が前記汚物排出口を介して排出されるように開き、閉鎖作動時前記磁石の磁力により閉じる開閉ふたと、からなることを特徴とする節水型洋風便器。
【請求項10】
前記開放手段は作動レバーが設けられたピニオンギアと、前記ピニオンギアとかみ合い前記作動レバーの開放作動により上昇し前記ゴムフロートにタッチされるラックギアと、前記ラックギアの上昇により圧縮され前記作動レバーの閉鎖作動により引張られ前記作動レバーを元の位置に戻らせる弾性スプリングと、を含むことを特徴とする請求項9に記載の節水型洋風便器。
【請求項11】
前記便座は貯水槽の上部にヒンジで固定され、便座の下端部には二すじの弾性管が設けられ、前記弾性管の端部には第1チェック弁が設けられ、前記二すじの弾性管は合わせられ一つの管に形成された空気注入棒と第2チェック弁に連結され、前記空気注入棒の端部には第3チェック弁が設けられ、前記空気注入棒は前記ロータンクの下端部から一定の高さまで挿入されることを特徴とする請求項9に記載の節水型洋風便器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2006−500496(P2006−500496A)
【公表日】平成18年1月5日(2006.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−501955(P2005−501955)
【出願日】平成15年9月22日(2003.9.22)
【国際出願番号】PCT/KR2003/001933
【国際公開番号】WO2004/029373
【国際公開日】平成16年4月8日(2004.4.8)
【出願人】(505105718)
【氏名又は名称原語表記】LEE,SE−HWAN
【住所又は居所原語表記】1750−34 Sillim 11−Dong,Gwanak−Gu,Seoul,151−899,KOREA
【Fターム(参考)】