篏着連結クリップ

【課題】本体そのものが相互に幾十にも重なり筱着することにより嵩張らない、保管性携帯性に優れ、栞や付箋としても使用できる篏着連結クリップを提供する。
【解決手段】弾力性のある薄板の小片を下挟板（１）とし、その内側に上部一辺を残した囲み型の切り込みを入れることにより形成する上挟板（２）とその切り込みと接触しないスペースに押圧による凸型（３）を設けることで形成する。保管、携帯の際には表面の凸部分を他方の裏側の凹部分に篏着することを繰り返すことで、複数個がコンパクトに一体となることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
この発明はクリップそのものが相互に幾十にも重なり筱着することにより嵩張らない、保管性携帯性に優れたクリップに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来、数枚の紙片を仮止するためのクリップはそのものの体積に比べケースがたいへん大きいため、保管する場所が机周りに限られていた。本発明はクリップそのものが幾十にも篏着でき、体積を取らないため複数個の携帯性、保管性に優れている。優れた携帯性故にクリップ本来の用途以上に使い勝手が広がり、栞、付箋としても使用できることにある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
これは次のような欠点があった。
（イ）クリップそのものの体積に比べケースが大きく保管性が悪い。
（ロ）（イ）の理由から保管場所が限られ、複数個の携帯性に難がある。
（ハ）弾力性のある小片板で作られた栞としても使用できるクリップはあるが、複数個を携帯するにはむいていない。
本発明は、以上のような欠点をなくすためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
弾力性のある薄板の小片を下挟板（１）とし、その内側に上部一辺を残した囲み型の切り込みを入れることにより形成する上挟板（２）とその切り込みと接触しないスペースに押圧による凸型（３）を設けることで形成する。保管、携帯の際には表面の凸部分を他方の裏側の凹部分に篏着（することを繰り返すことで、複数個がコンパクトに一体となる。本発明は、以上の構成よりなる保管性、携帯性に優れた篏着連結クリップである。
【発明の効果】
【０００５】
幾十ものクリップを連結して携帯できることや形状からクリップとしての用途だけでなくミニ栞としても利用できるため手帳用の栞としてや付箋としての利用も可能で、用途ばかりでなく、使用場所も机周りに限らず使用シーンが広がる。また囲み型の切り込みを入れることにより形成する上挟板（２）と押圧による凸型（３）だけというシンプルな構造故に本体そのものに自由な形状、デザインを施すことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
本発明は弾力性のあるプラスチックや金属薄板の小片を下挟板（１）とし、その内側に上部一辺を残した囲み型の切り込みをに入れることにより形成する上挟板（２）、その切り込みと接触しないスペースに押圧により成された凸型（３）からなる。凸型は四角形に限らず、円形や多角形でも差し支えがない。また切り込みの代わりに別の小片の上部を接着することで、この上挟板を形成することも可能である。保管、携帯の際には表面の凸部分を他方の裏側の凹部分に篏着することを繰り返すことで、複数個がコンパクトに一体となる。使用する際には一枚づつ剥がす。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
【図１】本発明の斜視図である。
【図２】本発明の断面図である。
【図３】複数個を篏着した状態の斜視図である。
【図４】複数個を篏着した状態の断面図である。。
【符号の説明】
【０００８】
１下挟板
２上挟板
３凸部

【特許請求の範囲】
弾力性のある薄板の小片を下挟板（１）とし、その内側に上部一辺を残した囲み型の切り込みを入れることにより形成する上挟板（２）とその切り込みと接触しないスペースに押圧による凸型（２）を形成する。

【図１】