説明

米国OpenCable対応デジタルケーブル放送用受信機

【課題】従来のStatus of FATの項目である変調方式、搬送波ロック状態、S/N比、入力レベルの情報だけでは、お客様の家に配信されているケーブル信号状態および受信機の受信状態を、明確に表せないという点である。特にS/N比の値は±2dBの誤差があり、かつ受信機のフロントエンド部の受信限界値に近いS/N値では、フロントエンド部が、伝送路における誤りなしの状態で、受信できているのか否かが判断つかないという課題がある。
【解決手段】チャンネルの状態を表示する画面(OPENCABLE HOST DEVICE DIAGNOSTICS)のケーブル受信状態(Status of FAT)の項目において、MPEGトランスポート・パケット中のビット・エラーを換算し、TS誤りの有無を表示する誤り表示(エラーインジケータ)という項目を付加し表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、米国のOpenCable規格・仕様に対応した、デジタルケーブル放送用受信機、およびテレビセットに関する。
【背景技術】
【0002】
米国のケーブル業界においては、1997年にCable Labという北米ケーブルの規格を決定するグループの提唱により、ケーブル業界活性化を目的として、OpenCable標準規格が確立された。
【0003】
そのOpenCable標準規格の一つにOpenCableHostDevice1.0CoreFunctionalRequirementというOpenCableに対応した放送を受信する受信機に関する仕様がある。その仕様の中で、OPENCABLE HOST DEVICE DIAGNOSTICSという受信機のケーブル受信状態(STATUS)を表示する内容に関しての仕様がある。
【0004】
そのSTAUSの項目の中で、Status of FATというIN_BAND放送の状態を示す項目がある。
【0005】
従来のStatus of FATでは、変調方式(アナログ、64QAM、256QAM)、搬送波ロック状態、S/N比、入力レベル(dBmV)を表示するように規格化されていた(非特許文献1の53ページ目に記載)。
【0006】
そしてケーブル放送用受信機をお客様の家に設置する場合に、これらのStatusを見て、配信されるケーブル放送の状態を判断している。
【0007】
次に、従来の受信機の構成を図6に示す。ケーブル会社より送られてくるIN_BAND帯域のQAM変調信号から所望のチャンネルを選局し、QAM復調、誤り訂正し、トランスポートストリーム信号を復号し、またケーブル会社より送られてくるOUT_OF_BAND帯域のQPSK変調信号から所望の周波数を選局し、QPSK復調、誤り訂正をし、課金情報、ユーザ情報、チャンネル情報などを復号するフロントエンド部401と、トランスポートストリーム信号から、MPEG画像およびデジタル音声を復元し、アナログ映像、アナログ音声に変換し外部に出力するバックエンド部402と、受信機システム全体の制御をするシステム制御部108と、番組表や、グラフィック画面を作成するグラフィック部109により構成されている。
【非特許文献1】OC−SP−HOST1.0−CFR−C010040629
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
解決しようとする問題点は、従来のStatus of FATの項目である変調方式、搬送波ロック状態、S/N比、入力レベルだけの情報では、お客様の家に配信されているケーブル信号状態および受信機の受信状態を、明確に表せないという点である。
【0009】
特にS/N比の値は±2dBの誤差があり、かつ受信機のフロントエンド部の受信限界値に近いS/N値では、フロントエンド部が、伝送路における誤りなしの状態で、受信できているのか否かが判断つかないという課題がある。
【0010】
例えば、256QAM方式を受信する場合、伝送路における誤りなしのフロントエンド部における受信限界S/N比が30dBである場合、Status of FATのS/N比の値が31dBと表示したにもかかわらず、画像が正しく映らない場合に、フロントエンド部が原因なのか、バックエンド部が原因なのか、判断がつかなくなってしまう課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、チャンネルの状態を表示する画面(OPENCABLE HOST DEVICE DIAGNOSTICS)のケーブル受信状態(Status of FAT)の項目において、MPEGトランスポート・パケット中のビット・エラーを換算し、TS誤りの有無を表示するエラーインジケータという項目を付加し表示することを特徴とする。また、本発明は、上記Status of FATの項目において、フロントエンド部により算出されるビット誤り率という項目を付加し表示することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明の米国OpenCable対応デジタルケーブル放送用受信機は、受信機のフロントエンド部の受信限界値に近いS/N値を表示し、画像が正しく映らない場合に、フロントエンド部が原因なのか、バックエンド部が原因なのか、正しく判断でき、受信機をユーザの家で設置する場合に、受信機の受信状態を明確にできるという利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施形態を示す米国OpenCable対応デジタルケーブル放送用受信機の構成を示すブロック図である。
【0014】
ケーブル会社からのFAT(FORWARD APPLICATION TRANSPORT CHANNEL)信号とFDC(FORWARD DATA CHANNEL)信号の両方が入力される信号入力部101と、FAT信号から選局されたチャンネルの周波数とローカル信号を混合し規定周波数のIF信号に周波数変換し、隣接に存在するチャンネルを取り除き、QAM復調部が正しく動作する適切な信号を出力するFATチューナ部102と、QAM変調された信号を復調するQAM復調部103と、伝送路における誤りを訂正し、トランスポートストリーム信号(TS信号)を出力する誤り訂正部104と、誤り訂正部から出力されたトランスポートストリームからトランスポート・パケットの誤り量を算出し、トランスポート・パケット誤りの有無を判断するTS誤り量算出部1001と、トランスポートストリーム信号からMPEGデコードおよび音声デコードし、デジタル画像信号とデジタル音声信号を作り出すMPEGデコード部+音声デコード部105と、デジタル画像信号をアナログ画像信号に変換するVideoDAC部106と、デジタル音声信号をアナログ音声信号に変換するAudioDAC部107と、システム制御部108と、チャンネルの受信状態を示す画面を作り出すグラフィック部109と、MPEGデコード部から出力されるデジタル画像信号と、グラフィック部109から出力されるチャンネルの受信状態を示す画面を混合する画面混合部110と、アナログ画像信号を出力するアナログ画像信号出力部111と、アナログ音声信号を出力するアナログ音声信号出力部112と、リモコンや外部ボタンなどからシステム制御情報が入力される外部制御信号入力端子113と、FDC信号から、POD(Point of Deployment)部に設定されているFDC信号の存在する周波数を選局し、IF信号に周波数変換し、隣接に存在するチャンネルを取り除き、QPSK復調部が正しく動作する適切な信号を出力するFDCチューナ部114と、QPSK変調された信号を復調するQPSK復調部115と、ケーブル会社より送られてくるFDC信号の周波数と、FDC信号に含まれている情報(チャンネル配置情報、課金情報、お客様情報)を受信するPOD部116によって、構成されている。
【0015】
以下に図1を用いて、動作を説明する。まず、信号入力部101に、ケーブル会社からFAT信号とFDC信号が送信される。この信号入力部101からの信号は、FATチューナ部102と、FDCチューナ部114に供給される。
【0016】
次に、POD部116が指定するFDC信号の周波数チャンネル情報をシステム制御部108へ伝達し、システム制御部108はその周波数を選局するようにFDCチューナ部114に命令する。FDCチューナ部114では、システム制御部108から送られてきたFDC信号の存在する周波数を選局し、IF信号に周波数変換し、隣接に存在するチャンネルを取り除き、QPSK復調部が正しく動作する適切な信号を出力する。その後、後段QPSK復調部115へ伝送し、QPSK復調部115ではQPSK復調する。
【0017】
その後、POD部116へ、ケーブル会社からのチャンネル配置情報、課金情報などが受け渡され、それらの情報をシステム制御部108が管理する。
【0018】
その後、リモコンや外部ボタンにより、お客様が希望するチャンネルを選局すると、その情報が外部制御信号端子113から入力され、システム制御部108へ送られ、システム制御部108は、FATチューナ部102にその情報を伝達する。FATチューナ部102では、そのチャンネルの選局周波数を選局し、規定周波数のIF信号に周波数変換し、隣接に存在するチャンネルを取り除き、後段QAM復調部103が正しく動作する適切な信号を出力する。QAM復調部103では、そのQAM変調された信号をQAM復調し、後段の誤り訂正部104へ渡す。誤り訂正部104では、伝送路の誤りを訂正し、エラー情報などを含むトランスポートストリーム信号を出力する(図3参照)。
【0019】
トランスポートストリームは、188バイトの固定長トランスポート・パケットによって構成されている。トランスポート・パケットは、トランスポート・パケットの先頭を検出するための同期バイト、パケット中のビットエラーの有無を示す誤り表示(エラー・インジケータ)、新たなPESパケットが、このトランスポート・パケットのペイロードから始まることを示すユニット開始表示、このパケットの重要度を示すトランスポート・パケット・プライオリティ、該当パケットの個別ストリームの属性を示すPID(Packet Identification)、このパケットのペイロードのスクランブルの有無、種別を示すスクランブル制御、このパケットでのアダプテーション・フィールドの有無およびペイロードの有無を示すアダプテーション・フィールド制御、同じPIDを持つパケットが途中で一部棄却されたかどうかを検出するための情報である巡回カウンタ、個別ストリームに関する付加情報を含むアダプテーション・フィールド、情報であるペイロードによって構成されている。
【0020】
本発明では、そのトランスポート・パケット構成要素の中の誤り表示(エラー・インジケータ)を使用する。
【0021】
誤り訂正部104から出力されたトランスポートストリームは、MPEGデコード部+音声デコード部105において、MPEGデコードおよび音声デコードされ、デジタル画像信号とデジタル音声信号が作り出される。その後、デジタル画像信号は、VideoDAC部106により、アナログ画像信号に変換され、アナログ画像信号出力端子111から出力される。デジタル音声信号は、AudioDAC部107により、アナログ音声信号に変換され、アナログ音声出力端子112から出力される。
【0022】
一方で、誤り訂正部104から出力されたトランスポートストリームは、TS誤り量算出部1001に入力される。
【0023】
TS誤り量算出部1001では、n個のトランスポート・パケットから、誤り表示(エラー・インジケータ)の数を測定する。n個のトランスポート・パケットのうち、仮にm個(1≦m≦n)誤りがある場合は、m/n個の誤りあり(TS_Error:m/n)と判断し、誤りがない場合は、誤りなし(TS_Error:No_Error)と判断する。そして、TS誤り量に関する情報をシステム制御部108へ出力する。
【0024】
グラフィック部109では、システム制御部108から送られてくる、FATの情報、FDCの情報、トランスポート・パケットの誤り情報などから、図2に示すチャンネルの状態を表示する画面(OPENCABLE HOST DEVICE DIAGNOSTICS)を作成する。そして、外部信号入力端子113から、チャンネルの状態を表示する画面を表示するという制御信号がきた場合のみ、画面混合部110により、受信画面とチャンネルの受信状態を示す画面が混合され、VideoDAC部106を通り、アナログ画像出力端子111に出力される。
【0025】
以上より、図2に示す画面において、受信機のフロントエンド部の受信限界値に近いS/N値が表示され、画像が正しく映らない場合に、TS誤りありの場合には、フロントエンド部が原因であると判断でき、TS誤りなしの場合には、バックエンド部が原因であると判断することが可能となる。
【0026】
(実施の形態2)
図4は、本発明の第1の実施形態を示す米国OpenCable対応デジタルケーブル放送用受信機の構成を示すブロック図である。
【0027】
ケーブル会社からのFAT(FORWARD APPLICATION TRANSPORT CHANNEL)信号とFDC(FORWARD DATA CHANNEL)信号の両方が入力される信号入力部101と、FAT信号から選局されたチャンネルの周波数とローカル信号を混合し規定周波数のIF信号に周波数変換し、隣接に存在するチャンネルを取り除き、QAM復調部が正しく動作する適切な信号を出力するFATチューナ部102と、QAM変調された信号を復調するQAM復調部103と、伝送路における誤りを訂正し、トランスポートストリーム信号(TS信号)を出力する誤り訂正部104と、誤り訂正部104の前と後のデータを用いてビット誤り率を換算するビット誤り率算出部1002と、トランスポートストリーム信号からMPEGデコードおよび音声デコードし、デジタル画像信号とデジタル音声信号を作り出すMPEGデコード部+音声デコード部105と、デジタル画像信号をアナログ画像信号に変換するVideoDAC部106と、デジタル音声信号をアナログ音声信号に変換するAudioDAC部107と、システム制御部108と、チャンネルの受信状態を示す画面を作り出すグラフィック部109と、MPEGデコード部から出力されるデジタル画像信号と、グラフィック部109から出力されるチャンネルの受信状態を示す画面を混合する画面混合部110と、アナログ画像信号を出力するアナログ画像信号出力部111と、アナログ音声信号を出力するアナログ音声信号出力部112と、リモコンや外部ボタンなどからシステム制御情報が入力される外部制御信号入力端子113と、FDC信号から、POD(Point of Deployment)部に設定されているFDC信号の存在する周波数を選局し、IF信号に周波数変換し、隣接に存在するチャンネルを取り除き、QPSK復調部が正しく動作する適切な信号を出力するFDCチューナ部114と、QPSK変調された信号を復調するQPSK復調部115と、ケーブル会社より送られてくるFDC信号の周波数と、FDC信号に含まれている情報(チャンネル配置情報、課金情報、お客様情報)を受信するPOD部116によって、構成されている。
【0028】
以下に図4を用いて、動作を説明する。まず、信号入力部101に、ケーブル会社からFAT信号とFDC信号が送信される。この信号入力部101からの信号は、FATチューナ部102と、FDCチューナ部114に供給される。
【0029】
次に、POD部116が指定するFDC信号の周波数チャンネル情報をシステム制御部108へ伝達し、システム制御部108はその周波数を選局するようにFDCチューナ部114に命令する。FDCチューナ部114では、システム制御部108から送られてきたFDC信号の存在する周波数を選局し、IF信号に周波数変換し、隣接に存在するチャンネルを取り除き、QPSK復調部が正しく動作する適切な信号を出力する。その後、後段QPSK復調部115へ伝送し、QPSK復調部115ではQPSK復調する。
【0030】
その後、POD部116へ、ケーブル会社からのチャンネル配置情報、課金情報などが受け渡され、それらの情報をシステム制御部108が管理する。
【0031】
その後、リモコンや外部ボタンにより、お客様が希望するチャンネルを選局すると、その情報が外部制御信号端子113から入力され、システム制御部108へ送られ、システム制御部108は、FATチューナ部102にその情報を伝達する。FATチューナ部102では、そのチャンネルの選局周波数を選局し、規定周波数のIF信号に周波数変換し、隣接に存在するチャンネルを取り除き、後段QAM復調部103が正しく動作する適切な信号を出力する。QAM復調部103では、そのQAM変調された信号をQAM復調し、後段の誤り訂正部104へ渡す。
【0032】
誤り訂正部104では、伝送路の誤りを訂正し、エラー情報などを含むトランスポートストリーム信号を出力する(図3参照)。
【0033】
ビット誤り率算出部1002では、誤り訂正部104の前と後のデータを用いてビット誤り率を換算し、システム制御部108へ出力する。
【0034】
誤り訂正部104から出力されたトランスポートストリームは、MPEGデコード部+音声デコード部105において、MPEGデコードおよび音声デコードされ、デジタル画像信号とデジタル音声信号が作り出される。その後、デジタル画像信号は、VideoDAC部106により、アナログ画像信号に変換され、アナログ画像信号出力端子111から出力される。デジタル音声信号は、AudioDAC部107により、アナログ音声信号に変換され、アナログ音声出力端子112から出力される。
【0035】
グラフィック部109では、システム制御部108から送られてくる、FATの情報、FDCの情報、ビット誤り率の情報などから、図5に示すチャンネルの状態を表示する画面(OPENCABLE HOST DEVICE DIAGNOSTICS)を作成する。そして、外部信号入力端子113から、チャンネルの状態を表示する画面を表示するという制御信号がきた場合のみ、画面混合部110により、受信画面とチャンネルの受信状態を示す画面が混合され、VideoDAC部106を通り、アナログ画像出力端子111に出力される。
【0036】
以上より、図5に示す画面において、受信機のフロントエンド部の受信限界値に近いS/N値が表示され、画像が正しく映らない場合に、ビット誤り率がゼロでない場合には、フロントエンド部が原因であると判断でき、ビット誤り率がゼロの場合には、バックエンド部が原因であると判断することが可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0037】
本発明は、米国OpenCable対応デジタルケーブル放送用受信機だけでなく、デジタルケーブル放送受信機能を持つDVD録画機などの用途にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の実施の形態1における受信機の構成を示した図
【図2】本発明の実施の形態1における画面表示の一例を示した図
【図3】トランスポートストリームの構成を示した図
【図4】本発明の実施の形態2における受信機の構成を示した図
【図5】本発明の実施の形態2における画面表示の一例を示した図
【図6】従来の受信機の構成を示した図
【符号の説明】
【0039】
101 信号入力部
102 FATチューナ部
103 QAM復調部
104 誤り訂正部
105 MPEGデコード部+音声デコード部
106 VideoDAC部
107 AudioDAC部
108 システム制御部
109 グラフィック部
110 画面混合部
111 アナログ画像信号出力端子
112 アナログ音声信号出力端子
113 外部制御信号入力端子
114 FDCチューナ部
115 QPSK復調部
116 POD部
401 フロントエンド部
402 バックエンド部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
放送信号を受信し、選局および復調、デコードを行う放送用受信機であって、放送信号から復調されたトランスポートストリームの誤りの有無、誤り量、誤り率のいずれかを画面表示することを特徴とする放送用受信機。
【請求項2】
変調された放送信号を受信、選局するチューナ部と、前記チューナ部から入力した変調された放送信号を復調する復調部と、復調された放送信号の誤りを訂正してトランスポートストリームを出力する誤り訂正部と、前記誤り訂正部から出力されたトランスポートストリームの誤りの有無を判断する誤り量算出部を備えたフロントエンド部と、
前記誤り訂正部から出力されたトランスポートストリームをデコードするデコード部と、デコードされたデジタル信号をアナログ信号に変換するDAC部を備えたバックエンド部からなる放送受信機であって、
前記誤り量算出部が判断したトランスポートストリームの誤りの有無を画面表示するグラフィック部を有することを特徴とする放送受信機。
【請求項3】
前記誤り量算出部による誤りの有無の判断は、トランスポートストリームの各トランスポート・パケットに含まれる誤り表示(エラー・インジケータ)を参照して行うことを特徴とする請求項2に記載の放送受信機。
【請求項4】
変調された放送信号を受信、選局するチューナ部と、前記チューナ部から入力した変調された放送信号を復調する復調部と、復調された放送信号の誤りを訂正してトランスポートストリームを出力する誤り訂正部と、前記誤り訂正部から出力されたトランスポートストリームの誤り量を算出する誤り量算出部を備えたフロントエンド部と、
前記誤り訂正部から出力されたトランスポートストリームをデコードするデコード部と、デコードされたデジタル信号をアナログ信号に変換するDAC部を備えたバックエンド部からなる放送受信機であって、
前記誤り量算出部が判断したトランスポートストリームの誤り量を画面表示するグラフィック部を有することを特徴とする放送受信機。
【請求項5】
前記誤り量算出部による誤り量の算出は、トランスポートストリームを構成する複数のトランスポート・パケットに含まれる誤り表示(エラー・インジケータ)を集計することで行うことを特徴とする請求項4に記載の放送受信機。
【請求項6】
変調された放送信号を受信、選局するチューナ部と、前記チューナ部から入力した変調された放送信号を復調する復調部と、復調された放送信号の誤りを訂正してトランスポートストリームを出力する誤り訂正部と、前記誤り訂正部から出力されたトランスポートストリームの誤り率を算出する誤り量算出部を備えたフロントエンド部と、
前記誤り訂正部から出力されたトランスポートストリームをデコードするデコード部と、デコードされたデジタル信号をアナログ信号に変換するDAC部を備えたバックエンド部からなる放送受信機であって、
前記誤り量算出部が判断したトランスポートストリームの誤り率を画面表示するグラフィック部を有することを特徴とする放送受信機。
【請求項7】
前記誤り量算出部による誤り率の算出は、トランスポートストリームを構成する複数のトランスポート・パケットに含まれる誤り表示(エラー・インジケータ)の集計から算出することを特徴とする請求項6に記載の放送受信機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−217008(P2006−217008A)
【公開日】平成18年8月17日(2006.8.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−24831(P2005−24831)
【出願日】平成17年2月1日(2005.2.1)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】