説明

粘着体を備えた紙容器及び容器組立体

【課題】
【解決手段】紙容器組立体は第1及び第2の紙容器を備える。第1の紙容器は第1の連続的な本体部、及び第1の表面を有する第1の縁部を含む。第1の縁部は第1の本体部を取囲んでこれから横方向外方に突出する。第1の縁部の第1の表面は第1の粘着体を含む。第2の紙容器は第2の連続的な本体部、及び第2の表面を有する第2の縁部を含む。第2の縁部は第2の本体部を取囲んでこれから横方向外方に突出する。第2の縁部の第2の表面は第2の粘着体を含む。第1の容器及び第2の容器は、第1及び第2の縁部を押合せて第1の粘着体及び第2の粘着体が互いに接触し解除可能に付着するようにすることにより、互いに解除可能に付着可能であるよう適合されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は概して紙容器に関する。より詳細には、本発明はその中に粘着体を備えた解除可能に付着する容器組立体及び容器に関する。
【背景技術】
【0002】
廉価な紙製包装容器の使用は、特に様々な食料品を調理し給仕するために普及している。紙容器はその中に入れられた食料品を加熱するために使用されている。
閉じたり開けたりするのが顧客にとって容易な紙容器を有することは望ましいであろう。解除可能に付着可能であり、かつ液体等の材料が容器から出てしまうのを防止又は抑制する容器を提供することも望ましいであろう。必ずしもふた部を有することなく機能し、しかし容器組立体を形成するためにふた部が望まれれば、顧客がそのような組立体を容易に形成できる容器は望ましいであろう。
【発明の概要】
【0003】
1つの実施の形態によれば、紙容器組立体は第1及び第2の紙容器を備える。第1の紙容器は、第1の連続的な本体部、及び第1の表面を有する第1の縁部を含む。第1の縁部は第1の本体部を取囲んで該本体部から横方向外方に突出する。第1の縁部の第1の表面は第1の粘着体を含む。第2の紙容器は、第2の連続的な本体部、及び第2の表面を有する第2の縁部を含む。第2の縁部は第2の本体部を取囲んで該本体部から横方向外方に突出する。第2の縁部の第2の表面は第2の粘着体を含む。第1の容器と第2の容器とは、第1及び第2の縁部を押し合せて第1の粘着体及び第2の粘着体が互いに接触し解除可能に付着するようにすることにより、互いに解除可能に付着可能であるよう適合されている。
【0004】
1つの方法によれば、紙容器組立体は、第1の連続的な本体部及び第1の表面を有する第1の縁部を含む第1の紙容器を準備することにより形成される。第1の縁部は第1の本体部を取囲んで該本体部から横方向外方に突出する。第1の縁部の第1の表面は第1の粘着体を含む。第2の連続的な本体部及び第2の表面を有する第2の縁部を含む第2の紙容器を準備する。第2の縁部は第2の本体部を取囲んで該本体部から横方向外方に突出する。第2の縁部の第2の表面は第2の粘着体を含む。第1の容器及び第2の容器の一方を裏返して、第1の容器及び第2の容器が概して整列し第1の縁部及び第2の縁部が互いに隣接するようにする。第1及び第2の縁部を押し合せて第1の粘着体及び第2の粘着体が互いに接触し解除可能に付着するようにする。
【0005】
1つの実施の形態によれば、紙容器組立体に使用される紙容器は、連続的な本体部及び第1の表面を有する縁部を備える。縁部は本体部を取囲んで該本体部から横方向外方に突出する。縁部の第1の表面は第1の粘着体を含む。縁部は、該縁部を第2の容器の第2の粘着体を有する縁部と押し合せて第1及び第2の粘着体が互いに接触するようにすることにより、解除可能に付着可能であるよう適合されている。
【0006】
別の実施の形態によれば、紙容器組立体は第1の紙容器及び第2の紙容器を備える。第1の紙容器は、第1の連続的な本体部、第1の取っ手及び第2の取っ手を含む。第1及び第2の取っ手は第1の本体部を取囲んで該本体部から横方向外方に突出する。第1の取っ手は第1の粘着体を含む。第2の取っ手は第2の粘着体を含む。第2の紙容器は、第2の連続的な本体部、第3の取っ手及び第4の取っ手を含む。第3及び第4の取っ手は第2の本体部を取囲んで該本体部から横方向外方に突出する。第3の取っ手は第3の粘着体を含み、一方第4の取っ手は第4の粘着体を含む。第1の容器及び第2の容器は、第1の取っ手及び第3の取っ手を押し合せて第1の粘着体及び第3の粘着体が互いに接触し解除可能に付着するようにし、かつ第2の取っ手及び第4の取っ手を押し合せて第2の粘着体及び第4の粘着体が互いに接触し解除可能に付着するようにすることにより、互いに解除可能に付着であるよう適合されている。
【0007】
別の方法によれば、紙容器組立体は第1及び第2の紙容器を使用して形成される。第1の連続的な本体部、第1の取っ手及び第2の取っ手を含む第1の紙容器を準備する。第1及び第2の取っ手は第1の本体部を取囲んで該本体部から横方向外方に突出する。第1の取っ手は第1の粘着体を含み、一方第2の取っ手は第2の粘着体を含む。第2の連続的な本体部、第3の取っ手及び第4の取っ手を含む第2の紙容器を準備する。第3及び第4の取っ手は第2の本体部を取囲んで該本体部から横方向外方に突出する。第3の取っ手は第3の粘着体を含み、一方第4の取っ手は第4の粘着体を含む。第1の容器及び第2の容器の一方を裏返して、第1の容器の第1及び第2の取っ手が第2の容器のそれぞれの第3及び第4の取っ手と概して整列するようにする。第1及び第3の取っ手を押し合せて第1の粘着体及び第3の粘着体が互いに接触し解除可能に付着するようにする。第2及び第4の取っ手を押し合せて第2の粘着体及び第4の粘着体が互いに接触し解除可能に付着するようにする。
【0008】
別の実施の形態によれば、容器組立体に使用される紙容器は、連続的な本体部、第1の取っ手及び第2の取っ手を備える。第1及び第2の取っ手は本体部を取囲んで該本体部から横方向外方に突出する。第1及び第2の取っ手は第1の粘着体を含む。第1及び第2の取っ手は、第1及び第2の取っ手を第2の容器の第2の粘着体を有するそれぞれの第3及び第4の取っ手に対して押すことにより、別の容器に解除可能に付着可能であるよう適合されている。
【0009】
1つの実施の形態によれば、ヒンジ式の紙容器は紙基部及び紙ふた部を備える。紙基部は、第1の連続的な本体部及び第1の表面を有する第1の縁部を含む。第1の縁部は第1の本体部を取囲んで該本体部から横方向外方に突出する。第1の縁部の第1の表面は第1の粘着体を含む。紙ふた部は、第2の連続的な本体部及び第2の表面を有する第2の縁部を含む。第2の縁部は第2の本体部を取囲んで該本体部から横方向外方に突出する。第2の縁部の第2の表面は第2の粘着体を含む。ふた部は基部にヒンジ式に付着されている。第1の縁部及び第2の縁部は、第1及び第2の縁部を押し合せて第1の粘着体及び第2の粘着体が互いに接触し解除可能に付着するようにすることにより、互いに解除可能に付着可能であるよう適合されている。
【0010】
1つの方法によれば、ヒンジ式の紙容器は、第1の連続的な本体部及び第1の表面を有する第1の縁部を含む紙基部を準備することにより形成される。第1の縁部は第1の本体部を取囲んで該本体部から横方向外方に突出する。第1の縁部の第1の表面は第1の粘着体を含む。第2の連続的な本体部及び第2の表面を有する第2の縁部を含む紙ふた部を準備する。第2の縁部は第2の本体部を取囲んで該本体部から横方向外方に突出する。第2の縁部の第2の表面は第2の粘着体を含む。ふた部は基部にヒンジ式に付着される。第1及び第2の縁部を押し合せて第1の粘着体及び第2の粘着体が互いに接触し解除可能に付着するようにする。
【0011】
さらなる実施の形態によれば、紙容器は紙基部及び紙ふた部を備える。紙基部は第1の連続的な本体部及び第1の縁部を含む。第1の縁部は第1の本体部を取囲んで該本体部から横方向外方に突出する。紙ふた部は第2の連続的な本体部及び第2の縁部を含む。第2の縁部は第2の本体部を取囲んで該本体部から横方向外方に突出する。基部又はふた部のいずれかはタブを形成し、基部及びふた部の他方はスロットを形成する。タブは第2の粘着体を含む表面を有する。基部及びふた部の他方は第2の粘着体を含む表面を有する。基部及びふた部は、スロット中にタブを延長させて第1の粘着体及び第2の粘着体が互いに接触し解除可能に付着するようにすることにより、互いに解除可能に付着可能である。
【0012】
さらに別の実施の形態によれば、紙容器組立体は第1の紙容器及び第2の紙容器を備える。第1の紙容器は、第1の連続的な本体部及びこれに一体的に接続されこれから延長する第1のフラップを含む。第1の連続的な本体部は第1のフラップの反対に位置する第1の表面を有する。第1の表面は第1の粘着体を有する。第1のフラップは第2の粘着体を含む第1の内表面を有する。第2の紙容器は、第2の連続的な本体部及びこれに一体的に接続されこれから延長する第2のフラップを含む。第2の本体部は第2のフラップの反対に位置する第2の表面を有する。第2の表面は第3の粘着体を有する。第2のフラップは第4の粘着体を含む第2の内表面を有する。第1の紙容器及び第2の紙容器は、第1及び第4の粘着体を接触させ、かつ第2及び第3の粘着体を接触させることにより、互いに解除可能に付着可能であるよう適合されている。
【発明の実施の形態】
【0013】
本発明は、様々な改変及び代替の形態を受けやすいが、その具体的な実施の形態を図面に一例として示し、本書にて詳細に説明する。しかしながら、開示された特定の形態に本発明を限定することは意図されておらず、反対に本発明が添付の請求の範囲によって規定される本発明の精神及び範囲内に入るすべての改変物、均等物及び代替物に及ぶべきことは理解されるべきである。
【0014】
図1a−cを参照すると、本発明の1つの実施の形態による紙容器組立体100が示されている。容器組立体は容器10及び第2の容器110を含む。容器10、110は容器10と実質的に同じ又は代替的に同一であることができ、解除可能に係止可能な容器組立体を形成する。
【0015】
図1a−cのもののほかに他の容器組立体を形成することができると考えられる。例えば、容器組立体は、非制限的に、平皿、ボウル、大皿、おけ、一人前用の及びファミリーサイズの容器、一人前用の及びファミリーサイズの耐熱食器、並びにそれらの組合せを使用して容器組立体を形成することができる。1つのそのような組合せは、容器組立体を形成するボウルと平皿である。以下本出願は概して平皿に関し容器及び容器組立体を論じるが、上述のもの等の他の容器組立体を形成できることは当業者により認められる。
【0016】
容器組立体の高さ及び形状は、本発明の範囲を逸脱することなく図示したそれと異なることができる。例えば、図1a−cの容器組立体は、後述のように概して円形のものとして表されている。本書にて使用される容器組立体及び容器は、長方形、正方形、六角形、八角形、他の多角形状、又は楕円形等の非多角形状等の他の形状であることができると考えられる。
【0017】
本発明の容器組立体及び容器は一般に食物に関して使用されるが、家庭用品、医薬品、化粧品又は他の物品を保存する等の他の用途に使用することができる。食物容器組立体及び容器としては、食物を給仕し、保存し、調理し及び/又は再加熱するのに使用することができる。
【0018】
なおも図1a−cを参照すると、紙容器10は連続的な本体部12、及び本体部12を取囲んで該本体部から横方向外方に突出する連続的な縁部14を含む。本体部12は底部16、及び底部16を取囲んで該底部から上方外方に突出する連続的な側壁部18を含む。側壁部は底部16から上方にのみ突出することもでき、又は底部16から上方内方に突出することさえもできると考えられる。また縁部は望ましくは連続的であるが、連続的でないこともできると考えられる。
【0019】
図1a、cに示すように、縁部14は表面14a(図1aの容器10の上表面)を含む。縁部14は粘着体20を含む。粘着体は本書ではそれ自体に付着する材料として定義される。使用できる種類の粘着体の一例は水溶性の粘着体である。使用できる粘着体の1つの具体例は、Ellsworth Adhesives社から入手できる粘着体である製品番号第C−2159P85号である。この特定の粘着体は華氏約20度(摂氏約−6.7度)から華氏約400度(摂氏約204.4度)の温度にてそれ自体に付着する。
【0020】
粘着体の使用は外部の掛け金機構の必要性を打消す。これは例えば図1a−cの容器組立体100において示される。以下に図5a−c、6a−cとの関連で論じるように、粘着体の使用は、しかしながら容器それ自体から作出される機械的な係止機能を補助することができる。
【0021】
他の粘着体を使用することができると考えられる。例えば、非水溶性の粘着体を使用できると考えられる。しかしながら、非水溶性の粘着体は、(a)食物に関係する用途においてFDAの承認を得ること、及び(b)紙容器自体との反応が起り得る、等の不利点を有することがある。
【0022】
本発明の粘着体は概して約0.5lbより大きい引張り力を有し、一般には1.0lbより大きい引張り力を有する。
粘着体20は図1aに、縁部表面14aの周りにかつ該表面の全体の形状において連続的に適用されるものとして示されている。粘着体は、例えば図1aに示す一部よりむしろ縁部の全表面に適用することができる。別の実施の形態によれば、粘着体は縁部表面の実質的な部分部分に適用される。粘着体はまた模様のように縁部の周りに断続的に適用することができる。
【0023】
粘着体20は様々な方法により縁部14に適用することができる。例えば、粘着体を縁部上に吹付けることができる。吹付けは、粘着体を効率的に使用し、同時に所望の保持力を提供するため模様で行うことができる。別の方法によれば、粘着体は縁部上に印刷することができる。使用できる非制限的な印刷技術には、スクリーン印刷、フレキソ印刷及び静電スクリーン印刷が含まれる。所望の保持力を達成するため十分な量の粘着体20が適用されるのを可能にするのであれば、粘着体20を縁部14に適用するのに任意の適用方法を使用することができる。
【0024】
なおも図1a−cを参照すると、紙容器110は、連続的な本体部112、及び本体部118を取囲んで該本体部から横方向外方に突出する連続的な縁部114を含む。本体部112は底部116、及び底部116を取囲んで該底部から上方外方に突出する連続的な側壁部118を含む。側壁部は底部116から上方にのみ突出することも、又は底部116から上方内方に突出することさえもできると考えられる。また縁部は望ましくは連続的であるが、連続的でないこともできると考えられる。
【0025】
縁部114は表面114a(図1aの容器110の最も底部の表面)を含む。縁部114は粘着体120を含む(図1c参照)。粘着体は粘着体20に関連して上述したのと同じであることができる。粘着体20、120は一般的には同じである。これらの粘着体は、粘着体20、120が互いに解除可能に付着できる限り異なったものであることができると考えられる。
【0026】
紙容器10、110は、縁部14、114を押合わせて粘着体20、120が互いに接触し解除可能に付着するようにすることにより、互いに解除可能に付着可能であるよう適合されている。
【0027】
図1cに最も良く示されるように、縁部14はその中に少なくとも1つの凹所30を形成する。同様に、縁部114はその中に少なくとも1つの凹所130を形成する。凹所30は粘着体20を含み、一方凹所130は粘着体120を含む。凹所30、130を使用することにより、紙容器10、110は、縁部14、114が押合わされた後にのみ互いに解除可能に付着されるが、それは粘着剤20、120が最初は縁部14、114の残部の表面より下にのみ位置するからである。図1cは縁部14、114が押合わされた後の付着した紙容器10、110を示す。
【0028】
別の実施の形態によれば、容器組立体は各々の縁部が複数の凹所を形成する縁部らを含むことができる。例えば、図2を参照すると、縁部44は本体部(例えば、本体部12)を取囲んで該本体部から横方向外方に突出する。縁部44は、各々の凹所がそれぞれの粘着体50a、bを包含する複数の凹所46a、bを形成する。縁部44は、各々の凹所がそれぞれの粘着体150a、bを包含する複数の凹所146a、bを含む縁部144と押合わされる。縁部44、144は上述の縁部14、114と同様に機能する。凹所の数及び凹所の寸法は図2に示すそれと異なることができると考えられる。
【0029】
さらなる実施の形態によれば、容器組立体は各々の縁部が複数の波形を形成する縁部を含むことができる。例えば、図3を参照すると、縁部64は本体部(例えば本体部12)を取囲んで該本体部から横方向外方に突出する。縁部64はそこから概して上方に突出する複数の波形66a−cを形成し、該複数の波形66a−cの隣接したものの間にはそれぞれ空所68a、bが形成される。各々の空所68a、bはそれぞれの粘着体70a、bを包含する。縁部64は縁部164と押合わされるが、後者はそこから概して上方に突出する複数の波形166a−cを形成し、該複数の波形166a−cの隣接したものの間にはそれぞれ空所168a、bが形成される。各々の空所168a、bはそれぞれの粘着体170a、bを包含する。
【0030】
縁部64、164を包含する容器は、縁部64、164を押合せて粘着体70a、bがそれぞれの粘着体170a、bと接触し解除可能に付着するようにすることにより、互いに解除可能に付着可能である。波形の数は図3に示すそれと異なることができると考えられる。
【0031】
さらなる実施の形態によれば、容器組立体は各々の縁部が概して平らな表面を有する縁部らを含むことができる。例えば、図4を参照すると、縁部74は本体部(例えば本体部12)を取囲んで該本体部から横方向外方に突出する。粘着体80は縁部74の表面74a(図4で見て縁部74の上表面)と接触する。縁部74は、粘着体180が縁部174
の表面174a(図4で見て縁部の下表面)と接触する縁部174と押合わされる。
【0032】
別の実施の形態によれば、具体的には図5a−cを参照すると、紙容器210は連続的な本体部212、及び本体部212を取囲んで該本体部から横方向外方に突出する連続的な縁部214を含む。本体部212は底部216、及び底部216を取囲んで該底部から上方外方に突出する連続的な側壁部218を含む。側壁部は底部216から上方にのみ突出することも、又は底部216から上方内方に突出することさえできると考えられる。縁部は望ましくは連続的であるが、連続的でないこともできると考えられる。
【0033】
連続的な縁部214はそこから概して上方に突出する複数のリブ220を含む。複数のリブ220は紙容器210の全周の周りに間隔をおいて配置され、解除可能に係止可能な容器組立体を形成するのを補助する。複数のリブ220の向きは縁部214の方向と概して垂直な模様を作出する。より具体的には、複数のリブ220の向きは縁部14の方向と垂直な模様を作出することができる。縁部の方向と垂直な模様を備えた放射状の構成において、複数のリブ220の各々は、内方に延長させたとすれば平皿の全体中心を通過する。複数のリブのほかに他の特徴部が連続的な縁部から上方に突出することもできると考えられる。
【0034】
しかしながら、複数のリブ220は、縁部214に関し図5bに示したのとは異なった模様で形成することができる(例えば、斜めに)。複数のリブ220を審美的な理由から装飾的な模様で形成することが望ましいことがある。そのような装飾的な特徴は、容器210の解除可能で係止可能な特徴を”隠す”又は覆うのを補助することができる。図5bの容器210は連続的な縁部214に形成された正確には60のリブを有する。リブの数は図5bに示すそれと異なることができると考えられる。例えば、容器は約3から約10のリブを有することができる。容器は約20又は約40より多くのリブを有することができ、かつ約120まで又はそれより多くのリブを有することさえできる。リブの数は概して約20から約60リブである。
【0035】
図5cに転じると、複数のリブ220がより詳細に示されている。具体的には、図5cの断面図は連続的な縁部214から上方に突出する2つの隣接したリブを示す。図5cは第1のリブ220a及び第2のリブ220bを表し、それらの間には空所222が形成されている。図5cの第1のリブ220aは、2つの側壁部226、228を架橋する概して平らな表面224を備える。第1のリブ220aは連続的な縁部14の残部の平面と概して直角をなすものとして示されている。具体的には、第1のリブ220aは、図5cにおいて縁部214の残部に沿って形成された平面CCと概して直角をなすものとして示されている。より具体的には、リブは縁部の残部の平面と直角をなすことができる。側壁部226、228は互いに離隔され、縁部214の残部の平面CCと概して直角をなすものとして示されている。しかしながら、側壁部226、228は縁部214の残部と必ずしも概して直角を又は直角をなさなければならないものではない。
【0036】
同様に、図5cの第2のリブ220bは2つの側壁部232、234を架橋する概して平らな表面230を備える。第2のリブ220bも縁部214の残部の平面CCと概して直角をなすものとして示されている。側壁部232、234は互いに離隔され、縁部14の残部の平面CCと概して直角をなすものとして示されている。しかしながら、側壁部232、234は必ずしも縁部214の残部と概して直角を又は直角をなければならないものではない。
【0037】
改良された係止式容器組立体を提供するため、1つの実施の形態において、粘着体がリブ間に形成された空所に追加され、かつリブ自体の概して平坦な表面に追加される。例えば、図5cにおいて、粘着体240a、bは隣接したリブ間に形成された空所に追加される。加えて、図5cに示すように、粘着体242a、bがそれぞれの表面224、230に追加される。これらの粘着体は粘着体20に関連して上述したのと同じであることができる。
【0038】
加えて、改良された係止式容器組立体をさらに提供するため、リブ側壁部の少なくとも一方はアンダーカットを有することができる。そのようなリブ側壁部に形成された随意のアンダーカットは、容器組立体を形成する時に、第2の容器の隣接したリブ間に形成された対応する空所における同様のアンダーカットと係合する。例えば、図5cにおいて、随意のアンダーカット226a、228aはそれぞれの側壁部226、228に形成される。複数のリブ220の形状及びサイズは図5a−cに示すそれと異なることができると考えられる。
【0039】
本発明の1つの実施の形態による紙容器組立体300を図6a−cに表す。紙容器組立体300は第1の容器210及び第2の容器310を含む。1つの実施の形態において、第2の容器310は第1の容器210と実質的に同じに形作られる。代替的に、第2の容器310は第1の容器210と同一であることができる。
【0040】
図6a、bの紙容器組立体300は、1つの方法によれば第1の容器210及び第2の容器310を準備することにより形成することができる。第2の容器310は連続的な本体部312、及び本体部312を取囲んで該本体部から横方向外方に突出する連続的な縁部314を含む。
【0041】
第2の容器310を第1の容器210に対し180度裏返して、容器210、310が概して整列され縁部214、314が互いに隣接するようにする。容器210に対するこの裏返された容器310の位置を図6aに示す。リブをそれぞれの空所に嵌め込むため、容器310をわずかに回転させてリブをずらさなければ(すなわち、リブと空所とを整列させなければ)ならないことがある。消費者が容器らを組立てて本発明の容器組立体を形成できることが望ましい。
【0042】
図6cを参照すると、容器310の隣接したリブ320a、320bは容器210のそれぞれの第2の空所222a、222bに嵌め込まれ、容器210のリブ220a、220bはそれぞれの空所322a、322bに嵌め込まれて、容器組立体300は解除可能に係止可能である。リブをそれぞれの空所に嵌め込むため、容器310をわずかに回転させてリブをずらさなければ(すなわち、リブと空所とを整列させなければ)ならないことがある。粘着体240a、bはそれぞれの粘着体250a、bと解除可能に付着し、一方粘着体242a、bはそれぞれの粘着体252a、bと解除可能に付着する。上述のように、粘着体240、250は望ましくは同じであるが、それらが互いに解除可能に付着する限り異なることができる。図6cはまた第1のリブ220aと、容器310のリブ320a、320b間に作出された空所322aとの間に形成された干渉区域324a、324bを表す。
【0043】
図7aを参照すると、紙容器410は連続的な本体部412、及び本体部412を取囲んで該本体部から横方向外方に突出する複数の取っ手424、426を含む。本体部412は底部416、及び底部416を取囲んで該底部から上方外方に突出する連続的な側壁部418を含む。側壁部は底部416から上方にのみ突出することも、底部416から上方内方に突出することさえもできると考えられる。複数の取っ手424、426の各々はそれぞれの表面424a、426a(図7aにおける上表面)を含む。表面424a、426aは、それぞれの粘着体420、422を含むそれぞれの凹所を形成する(例えば、図7cの凹所430参照)。粘着体420、422は、粘着体20に関連して上述したのと同じであることができる。粘着体420、422は一般的には同じである。これらの粘着体は互いに解除可能に付着できる限り異なったものであることができると考えられる。
【0044】
図7b、cを参照すると、紙容器組立体400は紙容器410及び紙容器460を含む。紙容器460は連続的な本体部462、及び本体部462を取囲んで該本体部から横方向外方に突出する複数の取っ手474、476を含む。本体部462は底部466、及び底部466を取囲んで該底部から上方外方に突出する連続的な側壁部468を含む。図7bの容器460の向きは、容器460が180度裏返されているので、上述したそれとは反対である。側壁部は底部466から上方にのみ突出することも、又は底部466から上方内方に突出することさえもできると考えられる。
【0045】
複数の取っ手474、476の各々は凹所を形成するそれぞれの表面を含む。各々の凹所はそれぞれの粘着体を包含する。例えば、図7cにおいて、取っ手476は凹所480を形成する表面476a(図7cの容器460の底部表面)を含む。凹所480は粘着体472を包含する。複数の取っ手424、426、474及び476に使用される粘着体は、粘着体20に関連した上述したのと同じであることができる。
【0046】
紙容器410及び紙容器460は、複数の取っ手424、426、474及び476を押合せてそれぞれの粘着体が互いに接触し解除可能に付着するようにする(粘着体422及び472を備えた図7c参照)ことにより、互いに解除可能に付着可能であるよう適合されている。
【0047】
上述のように、複数の取っ手の各々はその中に少なくとも1つの凹所を形成する。例えば、図7cにおいて、取っ手426は粘着体422を含む凹所430を形成し、取っ手476は粘着体472を包含する凹所480を形成する。凹所430、480を使用することにより、紙容器410、460は取っ手らが押合わされた後にのみ解除可能に付着されるが、それは粘着体422、472は最初は取っ手426、476の残部表面より下にのみ位置するからである。図7cは取っ手らが押合わされた後の紙容器410、460を示す。その他の取っ手424、474は図7cに示す取っ手426、476と同様に機能する。
【0048】
別の実施の形態によれば、容器組立体は複数の凹所を形成する複数の取っ手を含むことができる。例えば、図8を参照すると、容器組立体510は複数の取っ手(図8には取っ手514、524を示す)を含む。取っ手514は本体部(例えば本体部12)を取囲んで該本体部から横方向外方に突出する。取っ手514は、各々の凹所がそれぞれの粘着体520a、bを包含する複数の凹所516a、bを形成する。取っ手514は、各々の凹所がそれぞれの粘着体530a、bを包含する複数の凹所526a、bを含む取っ手524と押合わされる。取っ手514、524は上述の取っ手426、476と同様に機能する。凹所の数は図8に示すそれと異なることができると考えられる。
【0049】
さらなる実施の形態によれば、容器組立体は、各々の取っ手が複数の波形を形成する複数の取っ手を含むことができる。例えば、図9を参照すると、容器組立体540は複数の取っ手(図9には取っ手544、554を示す)を含む。取っ手544は本体部(例えば、本体部12)を取囲んで該本体部から横方向外方に突出する。取っ手544はそこから概して上方に突出する複数の波形546a−cを形成し、該複数の波形546a−cの隣接したものの間にはそれぞれ空所548a、bが形成される。各々の空所548a、bはそれぞれの粘着体550a、bを包含する。取っ手544は第2の容器の取っ手554と押合わされる。取っ手554はそこから概して上方に突出する複数の波形556a−cを形成し、該複数の波形556a−cの隣接したものの間にはそれぞれ空所558a、bが形成される。各々の空所558a、bはそれぞれの粘着体560a、bを包含する。
【0050】
取っ手を包含する容器らは、取っ手を押合せて粘着体550a、bがそれぞれの粘着体560a、bと接触し解除可能に付着するようにすることにより、互いに解除可能に付着可能であるよう適合されている。波形の数は図9に示すそれと異なることができると考えられる。
【0051】
さらなる実施の形態によれば、容器組立体は概して平らな表面を備えた複数の取っ手を含むことができる。例えば、図10を参照すると、容器組立体570は複数の取っ手(図10には取っ手574、584を示す)を含む。取っ手574は本体部(例えば、本体部12)を取囲んで該本体部から横方向外方に突出する。粘着体580は取っ手574の表面574aと接触する。取っ手574は別の容器580の取っ手584と押合わされる。取っ手584は粘着体590を含む表面584aを含む。粘着体580、590は互いに接触し解除可能に付着して容器組立体570を形成する。
【0052】
図11a、bに示す別の実施の形態によれば、ヒンジ式の紙容器600は紙基部610及び紙ふた部630を備え、ふた部630はヒンジ650を介して紙基部610にヒンジ式に付着される。紙基部610は連続的な本体部612、及び表面614aを有する連続的な縁部614を含む。縁部614は本体部612を取囲んで該本体部から横方向外方に突出する。縁部614の表面614aは粘着体620を含む。
【0053】
紙ふた部630は連続的な本体部632、及び表面634aを有する連続的な縁部634を含む。縁部634は本体部632を取囲んで該本体部から横方向外方に突出する。縁部634の表面634aは粘着体640を含む。粘着体620、640は粘着体20に関連して上述したのと同じであることができる。粘着体620、640は一般的には同じであるが、互いに解除可能に付着することができる限り異なることができると考えられる。縁部614、634は、縁部614、634を押合わせて粘着体620、640が互いに接触し解除可能に付着するようにすることにより、互いに解除可能に付着可能であるよう適合されている。
【0054】
1つの実施の形態によれば、縁部614、634はそれらの中にそれぞれの凹所を形成し、各々の凹所は粘着体を包含する。具体的には、図11cに示すように、縁部614、634はそれらの中にそれぞれの凹所628、648を形成する。凹所628、648はそれぞれの粘着体620、640を含む。凹所628、648を使用することにより、ヒンジ式の紙容器は縁部614、634が押合わされた後にのみ閉じた位置に配置されるが、それは粘着体620、640は最初は縁部614、634の残部表面より下に位置するからである。図11cは押合わされた後の縁部614、634を示す。
【0055】
ヒンジ式の紙容器の高さ及び形状は、本発明の範囲を逸脱することなく、図11a、bに示すそれと異なることができる。例えば、図11a、bのヒンジ式の紙容器は概して正方形のものとして表されている。ヒンジ式の紙容器は、円形、長方形、六角形、八角形、他の多角形状、又は楕円形等の非多角形状等の他の形状であることができると考えられる。
【0056】
ヒンジ式の紙容器は、図11a−cに表すのとは異なって形作られた縁部上に粘着体を包含することができる。例えば、1つの実施の形態において、ヒンジ式の紙容器は、図2の縁部44、144等の、粘着体を包含する複数の凹所を形成する縁部を含む。別の実施の形態によれば、ヒンジ式の紙容器は、図3における縁部64、164等の、粘着体を包含する複数の波形を形成する縁部を含む。さらなる実施の形態によれば、ヒンジ式の紙容器は、図4における縁部74、174等の、粘着体を備えた概して平らな表面を有する縁部を含む。
【0057】
図12a−dに示す別の実施の形態によれば、ヒンジ式の紙容器700は紙基部710及び紙ふた部730を備え、ふた部730はヒンジ750を介して紙基部710にヒンジ式に付着される。紙基部710は連続的な本体部712及び連続的な縁部714を含む。縁部714は本体部712を取囲んで該本体部から横方向外方に突出する。紙ふた部730は連続的な本体部732及び連続的な縁部734を含む。縁部734は本体部732を取囲んで該本体部から横方向外方に突出する。
【0058】
1つの実施の形態によれば、紙ふた部730はタブ760を形成し、紙基部710はスロット又は開口部770を形成する(図12b参照)。タブ760は粘着体762を含む表面760aを有する。基部710は粘着体772を含む表面714aを備えた縁部714を含む。基部710とふた部730とは、スロット770中にタブ760を延長させて粘着体762、772が互いに接触し解除可能に付着するようにすることにより、互いに解除可能に付着可能である。図12b−dに示すように、タブ760はスロット770を通じて延長し、粘着体762、772が互いに接触し解除可能に付着するように屈曲(矢印Aの反時計回りの方向に)するよう適合されている。
【0059】
粘着体762、772は粘着体20に関連して上述したのと同じであることができる。粘着体762、772は一般的には同じであるが、互いに解除可能に付着できる限り異なることができると考えられる。
【0060】
タブ760はスロット770を通じて延長し、時計回りの方向(図12cの矢印Aと反対の方向)に上方に押圧されて、粘着体が互いに接触し解除可能に付着するようにすることができると考えられる。そのような実施の形態において、粘着体は表面760aと反対の表面760b(図12b参照)に位置することになろう。紙基部上の粘着体の位置は図12bで見てスロット770の左方に位置することになろう。そのような実施の形態において、スロット又は開口部は、粘着体が互いに付着するためのより大きい表面積を提供するため、図12bで見てさらに右方に移動させることができる。
【0061】
ヒンジ式の紙容器の高さ及び形状は、本発明の範囲を逸脱することなく、図12a−dに示すそれと異なることができる。例えば、図12a−dのヒンジ式の紙容器は概して正方形のものとして表されている。ヒンジ式の紙容器は、円形、長方形、六角形、八角形、他の多角形状、又は楕円形等の非多角形状等の他の形状であることができると考えられる。粘着体は図11a−cに示す等の縁部上に含ませることができると考えられる。
【0062】
図13cに示す別の実施の形態によれば、紙容器組立体800は紙容器810(図13a−c)及び紙容器850(図13c)を備える。紙容器810は連続的な本体部812、及びこれに一体的に接続されこれから延長するフラップ814を含む。本体部812はフラップ814の反対に位置する表面812aを有する。表面812aは粘着体820を含む。フラップ814は粘着体830を含む表面814aを有する。
【0063】
紙容器850(図13c)は連続的な本体部852、及びこれに一体的に接続されこれから延長するフラップ854を含む。本体部852はフラップ854の反対に位置する表面852aを有する。表面852aは粘着体870を含む。フラップ854は粘着体880を含む表面854aを有する。容器810、850は、粘着体820、880を互いに接触させ、かつ粘着体830、870を互いに接触させることにより、互いに解除可能に付着可能であるよう適合されている。
【0064】
粘着体820、830、870及び880は粘着体20に関連して上述したのと同じであることができる。粘着体820、830、870及び880は一般的には同じであるが、互いに解除可能に付着することができる限り異なることができると考えられる。
【0065】
容器組立体は複数のフラップを含むことができると考えられる。例えば、容器組立体を形成する各々の紙容器は粘着体を備えた2つのフラップを含むことができる。これらのフラップの各々は、粘着体を互いに接触させることにより他方の容器に解除可能に付着可能であるよう適合されている。
【0066】
本発明の容器及び容器組立体(例えば、図1−13において上述した容器)は紙材料から形成される。紙容器及び容器組立体は板紙、積層紙又は成形繊維等の材料から形成することができる。当業者は他の紙材料又は紙材料の組合せを使用して容器及び容器組立体を形成することができることを認めると考えられる。本発明の容器組立体を形成するのに使用される容器は、例えば従来の紙加工技術を使用することにより形成することができる。
【0067】
本発明の容器及び容器組立体は一般的には使い捨てであるが、それらは将来の時に再利用することができると考えられる。容器組立体を形成するのに使用される容器(例えば容器10)は1つの区画を含むものとして示されている。容器は多数の区画から形成されることができると考えられる。そのような容器は異なった区画に物品(例えば食品)を配置して物品が混じり合うのを防止又は抑制するのに望ましい。例えば、食品の望ましくない混合は食品の味わい及び一貫性を損うことができる。
【0068】
本発明の容器組立体及び容器は一般的には食物に関して使用されるが、家庭用品、医薬品、化粧品又は他の物品を保存する等の他の用途に使用することができる。食物容器組立体及び容器としては、食物を給仕し、保存し、調理し及び/又は再加熱するのに使用することができる。
【0069】
そのような容器組立体を使用する方法は、食物を配置し容器らを係止して食物が入れられた容器組立体を形成することを含む。容器組立体はその後加熱装置内に配置され加熱される。一般的な加熱装置にはマイクロ波及び従来のオーブンが含まれる。容器組立体は固形食料品を包含することができる。容器組立体は冷蔵庫及び/又は冷凍庫内での保存に使用することができる。
【0070】
本発明の特定の実施の形態及び適用例を図示し説明したが、本発明は本書に開示した精密な構成に限定されるものではなく、様々な改変例、変更例及び変形例が、添付の請求の範囲で規定される本発明の精神及び範囲を逸脱することなく、先の説明から明らかとなり得ることは理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0071】
【図1】図1aは、本発明の1つの実施の形態による容器組立体の分解図である。図1bは、閉じた位置における図1aの容器組立体の図である。図1cは、図1bの容器組立体の部分拡大図である。
【図2】概して閉じた位置における別の実施の形態による縁部領域を示す容器組立体の部分拡大図である。
【図3】概して閉じた位置におけるさらなる実施の形態による縁部領域を示す容器組立体の部分拡大図である。
【図4】概して閉じた位置におけるさらに別の実施の形態による縁部領域を示す容器組立体の部分拡大図である。
【図5】図5aは、1つの実施の形態による容器組立体に使用される容器の側面図である。図5bは、図5aの容器の上面図である。図5cは、概して図5bの線5c−5cに沿った拡大断面図である。
【図6】図6aは、本発明の1つの実施の形態による図5aの容器及び図5aの第2の同一の容器を使用した、解除可能に係止可能な位置における容器組立体の側面図である。図6bは、図6aの容器組立体の上面図である。図6cは、概して図6bの線6c−6cに沿った拡大断面図である。
【図7】図7aは、1つの実施の形態による容器組立体に使用される、複数の取っ手を備えた容器の上面図である。図7bは、本発明の1つの実施の形態による図7aの容器及び図7aの第2の同一の容器を使用した、解除可能に係止可能な位置における容器組立体の側面図である。図7cは、概して図7bの取っ手領域を示す容器組立体の部分拡大図である。
【図8】概して閉じた位置における別の実施の形態による取っ手領域を示す容器組立体の部分拡大図である。
【図9】概して閉じた位置におけるさらなる実施の形態による取っ手領域を示す容器組立体の部分拡大図である。
【図10】概して閉じた位置におけるさらに別の実施の形態による取っ手領域を示す容器組立体の部分拡大図である。
【図11】図11aは、開いた位置における本発明の1つの実施の形態によるヒンジ式の容器の斜視図である。図11bは、閉じた位置における図11aの容器の斜視図である。図11cは、図11bのヒンジ式の容器の部分拡大図である。
【図12】図12aは、開いた位置における本発明の別の実施の形態によるヒンジ式の容器の斜視図である。図12b−dは、概して1つの実施の形態による開及び閉位置における縁部に向けられた図12aのヒンジ式の容器の部分拡大図である。
【図13】図13aは、1つの実施の形態による容器組立体に使用される、フラップを備えた容器の正面図である。図13bは、図13aの容器の側面図である。図13cは、本発明の1つの実施の形態による図13aの容器及び図13aの第2の同一の容器を使用した、解除可能に係止可能な位置における容器組立体の側面図である。
【符号の説明】
【0072】
10・・・・・・第1の容器
12・・・・・・本体部
14・・・・・・縁部
14a・・・・・表面
16・・・・・・底部
18・・・・・・側壁部
20・・・・・・粘着体
30・・・・・・凹所
100・・・・・紙容器組立体
110・・・・・第2の容器
112・・・・・本体部
114・・・・・縁部
114a・・・・表面
116・・・・・底部
118・・・・・側壁部
120・・・・・粘着体
130・・・・・凹所
【図1a】

【図1b】

【図1c】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
紙容器組立体であって、
第1の連続的な本体部及び第1の表面を有する第1の縁部を含む第1の紙容器にして、該第1の縁部は該第1の本体部を取囲んで該本体部から横方向外方に突出し、該第1の縁部の該第1の表面は第1の粘着体を含む、前記第1の紙容器と、
第2の連続的な本体部及び第2の表面を有する第2の縁部を含む第2の紙容器にして、該第2の縁部は該第2の本体部を取囲んで該本体部から横方向外方に突出し、該第2の縁部の該第2の表面は第2の粘着体を含む、前記第2の紙容器とを備え、
該第1の容器及び該第2の容器は、該第1及び第2の縁部を押し合せて該第1の粘着体及び該第2の粘着体が互いに接触し解除可能に付着するようにすることにより、互いに解除可能に付着可能であるよう適合されている、前記紙容器組立体。
【請求項2】
請求項1に記載の容器組立体において、該第1及び第2の容器の少なくとも一方は板紙を備える、前記容器組立体。
【請求項3】
請求項1に記載の容器組立体において、該第1及び第2の粘着体は同じである、前記容器組立体。
【請求項4】
請求項1に記載の容器組立体において、該第1及び第2の粘着体は水性粘着体である、前記容器組立体。
【請求項5】
請求項1に記載の容器組立体において、該第1の縁部はその中に少なくとも1つの凹所を形成し、該少なくとも1つの凹所は該第1の粘着体を含み、かつ該第2の縁部はその中に少なくとも1つの凹所を形成し、該少なくとも1つの凹所は該第2の粘着体を含む、前記容器組立体。
【請求項6】
請求項5に記載の容器組立体において、該第1の縁部は複数の凹所を形成し、かつ該第2の縁部は複数の凹所を形成する、前記容器組立体。
【請求項7】
請求項1に記載の容器組立体において、該第1及び第2の容器はボウルである、前記容器組立体。
【請求項8】
請求項1に記載の容器組立体において、該第1及び第2の容器は平皿である、前記容器組立体。
【請求項9】
請求項1に記載の容器組立体において、該第1の容器はボウルであり、該第2の容器は平皿である、前記容器組立体。
【請求項10】
請求項1に記載の容器組立体において、該第1の容器は該第2の容器と実質的に同じに形作られている、前記容器組立体。
【請求項11】
請求項10に記載の容器組立体において、該第1の容器は該第2の容器と同一である、前記容器組立体。
【請求項12】
請求項1に記載の容器組立体において、該第1の縁部はそこから概して上方に突出する第1の複数の波形にして該第1の複数の波形の隣接したものの間にはそれぞれ第1の空所が形成された第1の複数の波形を形成し、該それぞれの第1の空所は該第1の粘着体を包含し、該第2の縁部はそこから概して上方に突出する第2の複数の波形にして隣接した該第2の複数の波形の間にはそれぞれ第2の空所が形成された第2の複数の波形を形成し、該それぞれの第2の空所は該第2の粘着体を包含し、かつ該第1の容器及び該第2の容器は、該第1の縁部及び該第2の縁部を押し合せて該第1の粘着体及び該第2の粘着体が互いに接触し解除可能に付着するようにすることにより、互いに解除可能に付着可能であるよう適合されている、前記容器組立体。
【請求項13】
請求項1に記載の容器組立体において、該第1の縁部は第1の複数の上方突出特徴部にして隣接した上方突出特徴部の間には第1の空所が形成された第1の複数の上方突出特徴部を有し、該第1の空所は該第1の粘着体を包含し、該第2の縁部は第2の複数の上方突出特徴部にして隣接した上方突出特徴部の間には第2の空所が形成された第2の複数の上方突出特徴部を有し、該第2の空所は該第2の粘着体を包含し、該第2の縁部及び該第1の縁部は実質的に同じに形作られ、かつ該第1の容器及び該第2の容器は、該第1の複数の上方突出特徴部及び該第2の複数の上方突出特徴部を押し合せて該第1の粘着体及び該第2の粘着体が互いに接触し解除可能に付着するようにすることにより、互いに解除可能に付着可能であるよう適合されている、前記容器組立体。
【請求項14】
請求項1に記載の容器組立体において、該第1の縁部はそこから概して上方に突出する第1の複数のリブにして隣接したリブの間には第1の空所が形成されるようにした第1の複数のリブを有し、該第1の空所は該第1の粘着体を包含し、該第2のリブはそこから概して上方に突出する第2の複数のリブにして隣接したリブの間には第2の空所が形成されるようにした第2の複数のリブを有し、該第2の空所は該第2の粘着体を包含し、かつ該第1の容器及び該第2の容器は、該第1の複数の上方突出リブ及び該第2の複数の上方突出リブを押し合せて該第1の粘着体及び該第2の粘着体が互いに接触し解除可能に付着するようにすることにより、互いに解除可能に付着可能であるよう適合されている、前記容器組立体。
【請求項15】
請求項14に記載の容器組立体において、該第1の複数の上方突出リブ及び該第2の複数の上方突出リブの各々は少なくとも約3つのリブを含む、前記容器組立体。
【請求項16】
請求項14に記載の容器組立体において、該第1の複数の上方突出リブ及び該第2の複数の上方突出リブの各々は少なくとも約40のリブを含む、前記容器組立体。
【請求項17】
紙容器組立体の形成方法であって、該方法は、
第1の連続的な本体部及び第1の表面を有する第1の縁部を含む第1の紙容器にして、該第1の縁部は該第1の本体部を取囲んで該本体部から横方向外方に突出し、該第1の縁部の該第1の表面は第1の粘着体を含む、前記第1の紙容器を準備する行為と、
第2の連続的な本体部及び第2の表面を有する第2の縁部を含む第2の紙容器にして、該第2の縁部は該第2の本体部を取囲んで該本体部から横方向外方に突出し、該第2の縁部の該第2の表面は第2の粘着体を含む、前記第2の紙容器を準備する行為と、
該第1の容器及び該第2の容器の一方を裏返して、該第1の容器及び第2の容器が概して整列され該第1の縁部及び該第2の縁部が互いに隣接するようにする行為と、
該第1及び第2の縁部を押し合せて該第1の粘着体及び該第2の粘着体が互いに接触し解除可能に付着するようにする行為とを含む、前記方法。
【請求項18】
請求項17に記載の方法において、該第1及び第2の縁部を押し合せる前に、該第1の容器及び該第2の容器の少なくとも一方に食品を配置する行為をさらに含む、前記方法。
【請求項19】
請求項17に記載の方法において、該第1及び第2の容器の少なくとも一方は板紙を備える、前記方法。
【請求項20】
請求項17に記載の方法において、該第1及び第2の粘着体は同じである、前記方法。
【請求項21】
請求項17に記載の方法において、該第1及び第2の粘着体は水性粘着体である、前記方法。
【請求項22】
請求項17に記載の方法において、該第1の縁部はその中に少なくとも1つの凹所を形成し、該少なくとも1つの凹所は該第1の粘着体を含み、かつ該第2の縁部はその中に少なくとも1つの凹所を形成し、該少なくとも1つの凹所は該第2の粘着体を含む、前記方法。
【請求項23】
請求項17に記載の方法において、該第1の縁部は第1の複数の上方突出特徴部にして隣接した上方突出特徴部の間に第1の空所が形成された第1の複数の上方突出特徴部を有し、該第1の空所は該第1の粘着体を包含し、該第2の縁部は第2の複数の上方突出特徴部にして隣接した上方突出特徴部の間に第2の空所が形成された第2の複数の上方突出特徴部を有し、該第2の空所は該第2の粘着体を包含し、該第2の縁部及び該第1の縁部は実質的に同じに形作られ、かつ該第1の容器及び該第2の容器は、該第1の複数の上方突出特徴部及び該第2の複数の上方突出特徴部を押し合せて該第1の粘着体及び該第2の粘着体が互いに接触し解除可能に付着するようにすることにより、互いに解除可能に付着可能であるよう適合されている、前記方法。
【請求項24】
紙容器組立体であって、
第1の連続的な本体部、第1の取っ手及び第2の取っ手を含む第1の紙容器にして、該第1及び第2の取っ手は該第1の本体部を取囲んで該本体部から横方向外方に突出し、該第1の取っ手は第1の粘着体を含み、該第2の取っ手は第2の粘着体を含む、前記第1の紙容器と、
第2の連続的な本体部、第3の取っ手及び第4の取っ手を含む第2の紙容器にして、該第3及び第4の取っ手は該第2の本体部を取囲んで該本体部から横方向外方に突出し、該第3の取っ手は第3の粘着体を含み、該第4の取っ手は第4の粘着体を含む、前記第2の紙容器とを備え、
該第1の容器及び該第2の容器は、該第1の取っ手及び該第3の取っ手を押し合せて該第1の粘着体及び該第3の粘着体が互いに接触し解除可能に付着するようにし、かつ該第2の取っ手及び該第4の取っ手を押し合せて該第2の粘着体及び該第4の粘着体が互いに接触し解除可能に付着するようにすることにより、互いに解除可能に付着可能であるよう適合されている、前記紙容器組立体。
【請求項25】
請求項24に記載の容器組立体において、該第1及び第2の容器の少なくとも一方は板紙を備える、前記容器組立体。
【請求項26】
請求項24に記載の容器組立体において、該第1、第2、第3及び第4の粘着体は同じである、前記容器組立体。
【請求項27】
請求項24に記載の容器組立体において、該第1、第2、第3及び第4の粘着体は水性粘着体である、前記容器組立体。
【請求項28】
請求項24に記載の容器組立体において、該第1の容器は第1の取っ手及び第2の取っ手を有し、該第1及び第2の取っ手は互いに反対側に位置し、かつ該第2の容器は第3の取っ手及び第4の取っ手を有し、該第3及び第4の取っ手は互いに反対側に位置する、前記容器組立体。
【請求項29】
請求項24に記載の容器組立体において、該第1の取っ手はその中に第1の凹所を形成し、該第2の取っ手はその中に第2の凹所を形成し、該第1及び第2の凹所はそれぞれの第1及び第2の粘着体を含み、かつ該第3の取っ手はその中に第3の凹所を形成し、該第4の取っ手はその中に第4の凹所を形成し、該第3及び第4の凹所はそれぞれの第3及び第4の粘着体を含む、前記容器組立体。
【請求項30】
請求項24に記載の容器組立体において、該第1の取っ手はその中に複数の第1の凹所を形成し、該第2の取っ手はその中に複数の第2の凹所を形成し、該第1及び第2の複数の凹所はそれぞれの第1及び第2の粘着体を含み、かつ該第3の取っ手はその中に複数の第3の凹所を形成し、該第4の取っ手はその中に複数の第4の凹所を形成し、該第3及び第4の複数の凹所はそれぞれの第3及び第4の粘着体を含む、前記容器組立体。
【請求項31】
請求項24に記載の容器組立体において、該第1及び第2の容器はボウルである、前記容器組立体。
【請求項32】
請求項24に記載の容器組立体において、該第1及び第2の容器は平皿である、前記容器組立体。
【請求項33】
請求項24に記載の容器組立体において、該第1の容器はボウルであり、該第2の容器は平皿である、前記容器組立体。
【請求項34】
請求項24に記載の容器組立体において、該第1の容器は該第2の容器と実質的に同じに形作られている、前記容器組立体。
【請求項35】
請求項34に記載の容器組立体において、該第1の容器は該第2の容器と同一である、前記容器組立体。
【請求項36】
紙容器組立体の形成方法であって、該方法は、
第1の連続的な本体部、第1の取っ手及び第2の取っ手を含む第1の紙容器にして、該第1及び第2の取っ手は該第1の本体部を取囲んで該本体部から横方向外方に突出し、該第1の取っ手は第1の粘着体を含み、該第2の取っ手は第2の粘着体を含む、前記第1の紙容器を準備する行為と、
第2の連続的な本体部、第3の取っ手及び第4の取っ手を含む第2の紙容器にして、該第3及び第4の取っ手は該第2の本体部を取囲んで該本体部から横方向外方に突出し、該第3の取っ手は第3の粘着体を含み、該第4の取っ手は第4の粘着体を含む、前記第2の紙容器を準備する行為と、
該第1の容器及び該第2の容器の一方を裏返して、該第1の容器の該第1及び第2の取っ手が該第2の容器のそれぞれの第3及び第4の取っ手と概して整列されるようにする行為と、
該第1及び第3の取っ手を押し合せて該第1の粘着体及び該第3の粘着体が互いに接触し解除可能に付着するようにする行為と、
該第2及び第4の取っ手を押し合せて該第2の粘着体及び該第4の粘着体が互いに接触し解除可能に付着するようにする行為とを含む、前記方法。
【請求項37】
請求項36に記載の方法において、該第1及び第3の取っ手を押し合せる前かつ該第2及び第4の取っ手を押し合せる前に、該第1の容器及び該第2の容器の少なくとも一方に食品を配置する行為をさらに含む、前記方法。
【請求項38】
請求項36に記載の方法において、該第1及び第2の容器の少なくとも一方は板紙を備える、前記方法。
【請求項39】
請求項36に記載の方法において、該第1、第2、第3及び第4の粘着体は同じである、前記方法。
【請求項40】
請求項36に記載の方法において、該第1、第2、第3及び第4の粘着体は水性粘着体である、前記方法。
【請求項41】
請求項36に記載の方法において、該第1の容器は正確に第1の取っ手及び第2の取っ手を有し、該第1及び第2の取っ手は互いに反対側に位置し、かつ該第2の容器は正確に第3の取っ手及び第4の取っ手を有し、該第3及び第4の取っ手は互いに反対側に位置する、前記方法。
【請求項42】
請求項36に記載の方法において、該第1の取っ手はその中に第1の凹所を形成し、該第2の取っ手はその中に第2の凹所を形成し、該第1及び第2の凹所はそれぞれの第1及び第2の粘着体を含み、かつ該第3の取っ手はその中に第3の凹所を形成し、該第4の取っ手はその中に第4の凹所を形成し、該第3及び第4の凹所はそれぞれの第3及び第4の粘着体を含む、前記方法。
【請求項43】
ヒンジ式の紙容器であって、
第1の連続的な本体部及び第1の表面を有する第1の縁部を含む紙基部にして、該第1の縁部は該第1の本体部を取囲んで該本体部から横方向外方に突出し、該第1の縁部の該第1の表面は第1の粘着体を含む、前記紙基部と、
第2の連続的な本体部及び第2の表面を有する第2の縁部を含む紙ふた部にして、該第2の縁部は該第2の本体部を取囲んで該本体部から横方向外方に突出し、該第2の縁部の該第2の表面は第2の粘着体を含み、該ふた部は該基部にヒンジ式に付着された、前記紙ふた部とを備え、
該第1の縁部及び該第2の縁部は、該第1及び第2の縁部を押し合せて該第1の粘着体及び該第2の粘着体が互いに接触し解除可能に付着するようにすることにより、互いに解除可能に付着可能であるよう適合されている、前記紙容器。
【請求項44】
請求項43に記載の容器において、該基部及び該ふた部の少なくとも一方は板紙を備える、前記容器。
【請求項45】
請求項43に記載の容器において、該第1及び第2の粘着体は同じである、前記容器。
【請求項46】
請求項43に記載の容器において、該第1及び第2の粘着体は水性粘着体である、前記容器。
【請求項47】
請求項43に記載の容器において、該第1の縁部はその中に少なくとも1つの凹所を形成し、該少なくとも1つの凹所は第1の粘着体を含み、かつ該第2の縁部はその中に少なくとも1つの凹所を形成し、該少なくとも1つの凹所は第2の粘着体を含む、前記容器。
【請求項48】
請求項47に記載の容器において、該第1の縁部は複数の凹所を形成し、かつ該第2の縁部は複数の凹所を形成する、前記容器。
【請求項49】
請求項43に記載の容器において、該第1の縁部はそこから概して上方に突出する第1の複数の波形にして該第1の複数の波形の隣接したものの間にはそれぞれ第1の空所が形成された第1の複数の波形を形成し、該それぞれの第1の空所は該第1の粘着体を包含し、第2の縁部はそこから概して上方に突出する第2の複数の波形にして隣接した該第2の複数の波形の間にはそれぞれ第2の空所が形成された第2の複数の波形を形成し、該それぞれの第2の空所は該第2の粘着体を包含し、かつ前記紙基部及び前記紙ふた部は、該第1の縁部及び該第2の縁部を押し合せて該第1の粘着体及び該第2の粘着体が互いに接触し解除可能に付着することにより、互いに解除可能に付着可能であるよう適合されている、前記容器。
【請求項50】
ヒンジ式の紙容器の使用方法であって、該方法は、
第1の連続的な本体部及び第1の表面を有する第1の縁部を含む紙基部にして、該第1の縁部は該第1の本体部を取囲んで該本体部から横方向外方に突出し、該第1の縁部の該第1の表面は第1の粘着体を含む、前記紙基部を準備する行為と、
第2の連続的な本体部及び第2の表面を有する第2の縁部を含む紙ふた部にして、該第2の縁部は該第2の本体部を取囲んで該本体部から横方向外方に突出し、該第2の縁部の該第2の表面は第2の粘着体を含み、該ふた部は該基部にヒンジ式に付着された、前記紙ふた部を準備する行為と、
該第1及び第2の縁部を押し合せて該第1の粘着体及び該第2の粘着体が互いに接触し解除可能に付着するようにする行為とを含む、前記方法。
【請求項51】
請求項50に記載の方法において、該第1及び第2の縁部を押し合せる前に、該基部及び該ふた部の少なくとも一方に食品を配置する行為をさらに含む、前記方法。
【請求項52】
請求項50に記載の方法において、該基部及び該ふた部の少なくとも一方は板紙を備える、前記方法。
【請求項53】
請求項50に記載の方法において、該第1及び第2の粘着体は同じである、前記方法。
【請求項54】
請求項50に記載の方法において、該第1及び第2の粘着体は水性粘着体である、前記方法。
【請求項55】
請求項50に記載の方法において、該第1の縁部はその中に少なくとも1つの凹所を形成し、該少なくとも1つの凹所は第1の粘着体を含み、かつ該第2の縁部はその中に少なくとも1つの凹所を形成し、該少なくとも1つの凹所は第2の粘着体を含む、前記方法。
【請求項56】
紙容器であって、
第1の連続的な本体部及び第1の縁部を含む紙基部にして、該第1の縁部は該第1の本体部を取囲んで該本体部から横方向外方に突出する、前記紙基部と、
第2の連続的な本体部及び第2の縁部を含む紙ふた部にして、該第2の縁部は該第2の本体部を取囲んで該本体部から横方向外方に突出する、前記紙ふた部とを備え、
該基部又は該ふた部のいずれかはタブを形成し、該基部及び該ふた部の他方はスロットを形成し、該タブは第2の粘着体を含む表面を有し、該基部及び該ふた部の該他方は第2の粘着体を含む表面を有し、該基部及び該ふた部は、該スロット中に該タブを延長させて該第1の粘着体及び該第2の粘着体が互いに接触し解除可能に付着するようにすることにより、互いに解除可能に付着可能である、前記紙容器。
【請求項57】
請求項56に記載の容器において、該ふた部はタブを形成し、該基部はスロットを形成する、前記容器。
【請求項58】
請求項57に記載の容器において、該基部の該第1の縁部はスロットを形成する、前記容器。
【請求項59】
請求項56に記載の容器において、該タブは該第1の粘着体及び該第2の粘着体が互いに接触し解除可能に付着するように曲るよう適合されている、前記容器。
【請求項60】
請求項56に記載の容器において、該タブは該第1の粘着体及び該第2の粘着体が互いに接触し解除可能に付着するように時計回りの方向に曲るよう適合されている、前記容器。
【請求項61】
請求項56に記載の容器において、該タブは該第1の粘着体及び該第2の粘着体が互いに接触し解除可能に付着するように反時計回りの方向に曲るよう適合されている、前記容器。
【請求項62】
請求項56に記載の容器において、該基部及び該ふた部の少なくとも一方は板紙を備える、前記容器。
【請求項63】
請求項56に記載の容器において、該第1及び第2の粘着体は同じである、前記容器。
【請求項64】
請求項56に記載の容器において、該第1及び第2の粘着体は水性粘着体である、前記容器。
【請求項65】
紙容器組立体であって、
第1の連続的な本体部及びこれに一体的に接続されこれから延長する第1のフラップを含む第1の紙容器にして、該第1の連続的な本体部は該第1のフラップの反対に位置する第1の表面を有し、該第1の表面は第1の粘着体を有し、該第1のフラップは第2の粘着体を含む第1の内表面を有する、前記第1の紙容器と、
第2の連続的な本体部及びこれに一体的に接続されこれから延長する第2のフラップを含む第2の紙容器にして、該第2の本体部は該第2のフラップの反対に位置する第2の表面を有し、該第2の表面は第3の粘着体を有し、該第2のフラップは第4の粘着体を含む第2の内表面を有する、前記第2の紙容器とを備え、
該第1の紙容器及び該第2の紙容器は、該第1及び第4の粘着体を接触させ、かつ該第2及び第3の粘着体を接触させることにより、互いに解除可能に付着可能であるよう適合されている、前記紙容器組立体。
【請求項66】
請求項65に記載の容器組立体において、該第1及び第2の容器の少なくとも一方は板紙を備える、前記容器組立体。
【請求項67】
請求項65に記載の容器組立体において、該第1、第2、第3及び第4の粘着体は同じである、前記容器組立体。
【請求項68】
請求項65に記載の容器組立体において、該第1、第2、第3及び第4の粘着体は水性粘着体である、前記容器組立体。
【請求項69】
請求項65に記載の容器組立体において、該第1の容器は該第2の容器と実質的に同じに形作られている、前記容器組立体。
【請求項70】
請求項69に記載の容器組立体において、該第1の容器は該第2の容器と同一である、前記容器組立体。

【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5a】
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【図5b】
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【図5c】
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【図6a】
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【図6b】
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【図6c】
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【図7a】
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【図7b】
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【図7c】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11a】
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【図11b】
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【図11c】
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【図12a】
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【図12b】
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【図12c】
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【図12d】
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【図13a】
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【図13b】
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【図13c】
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【公表番号】特表2008−531400(P2008−531400A)
【公表日】平成20年8月14日(2008.8.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−555146(P2007−555146)
【出願日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【国際出願番号】PCT/US2006/004020
【国際公開番号】WO2006/086267
【国際公開日】平成18年8月17日(2006.8.17)
【出願人】(500134698)パクティヴ・コーポレーション (16)
【Fターム(参考)】