細菌の鉄取り込み部位
SirABC鉄シデロフォア輸送システムを阻害する化合物を同定するスクリーニング方法。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
SEQ ID NO:5、SEQ ID NO:8、SEQ ID NO:11又はSEQ ID NO:16に対する抗体及び薬学的に受容されるキャリヤーを包含する薬学的組成物。
【請求項2】
SEQ ID NO:3、SEQ ID NO:6、SEQ ID NO:9又はSEQ ID NO:14に対するアンチセンスである核酸及び薬学的に受容されるキャリヤーを包含する薬学的組成物。
【請求項3】
薬学的受容されるキャリヤー、並びにSEQ ID NO:5、SEQ ID NO:8、SEQ ID NO:11又はSEQ ID NO:16のフラグメントであり、かつもう一つのポリペプチドと共にSEQ ID NO:5、 SEQ ID NO:8、SEQ ID NO:11又はSEQ ID NO:16の結合を競合的に阻害する、ポリペプチドを包含する薬学的組成物。
【請求項4】
薬学的受容されるキャリヤー、及びSEQ ID NO:3、SEQ ID NO:6、SEQ ID NO:9、若しくはSEQ ID NO:14の核酸、又はSEQ ID NO:3、SEQ ID NO:6、SEQ ID NO:9若しくはSEQ ID NO:14の核酸に対するアンチセンス核酸を含むsiRNA分子を包含する薬学的組成物。
【請求項5】
有効量の請求項1の薬学的組成物を前記被験体に投与することを包含する、被験体におけるS.aureusの感染により引き起こされるか又は寄与される、疾患又は異常を治療又は予防する方法。
【請求項6】
有効量の請求項2の薬学的組成物を前記被験体に投与することを包含する、被験体におけるS.aureusの感染により引き起こされるか又は寄与される、疾患又は異常を治療又は予防する方法。
【請求項7】
有効量の請求項3の薬学的組成物を前記被験体に投与することを包含する、被験体におけるS.aureusの感染により引き起こされるか又は寄与される、疾患又は異常を治療又は予防する方法。
【請求項8】
有効量の請求項4の薬学的組成物を前記被験体に投与することを包含する、被験体におけるS.aureusの感染により引き起こされるか又は寄与される、疾患又は異常を治療又は予防する方法。
【請求項9】
(i)薬剤の存在下、及び前記薬剤の非存在下で前記二つのタンパク質間の相互作用を許容する条件下で、前記二つのタンパク質を接触させることと、
(ii)前記薬剤の非存在下に比べて、前記薬剤の存在下における、二つのタンパク質間の異なるレベルの相互作用が、前記薬剤が前記二つのタンパク質の間の前記相互作用を阻害することを示す点において、前記の二つのタンパク質間の相互作用の前記レベルを決定すること
を包含する、Sirタンパク質、スタフィロバクチン(staphylobactin)及びFhuCからなる群から選ばれるタンパク質と、前記の群のもう一つの構成員との間の相互作用を阻害する薬剤を同定する方法。
【請求項10】
前記の薬剤が、SirAとSirBとの間の相互作用を阻害する、請求項9記載の方法。
【請求項11】
前記の薬剤が、SirAとSirCとの間の相互作用を阻害する、請求項9記載の方法。
【請求項12】
前記の薬剤が、SirBとSirCとの間の相互作用を阻害する、請求項9記載の方法。
【請求項13】
前記の薬剤が、スタフィロバクチン(staphylobactin)とSirタンパク質との間の相互作用を阻害する、請求項9記載の方法。
【請求項14】
(i)鉄を豊富に含む培地でsir欠失Staphylococcus aureus株及び野生型Staphylococcus aureus株を培養することと、
(ii)前記野生型菌株の生育における、より大きい減少が、前記薬剤がStaphylococcus aureusにおける鉄の取り込みを阻害することを示す点において、前記薬剤と前記菌株と接触させ、そして前記野性型株及び前記sir欠失株の生育を比較すること
を包含するStaphylococcus aureusにおける鉄の取り込みを阻害する薬剤を同定する方法。
【請求項15】
前記sir欠失菌株が、sirA欠失菌株である、請求項14記載の方法。
【請求項16】
前記sir欠失菌株が、sirB欠失菌株である、請求項14記載の方法。
【請求項17】
前記sir欠失菌株が、sirC欠失菌株である、請求項14記載の方法。
【請求項18】
(i)鉄を豊富に含む培地でFhuC欠失Staphylococcus aureus株及び野生型Staphylococcus aureus株を培養することと、
(ii)前記薬剤と前記菌株と接触させ、そして前記野性型菌株の生育における、より大きい減少が、前記薬剤がStaphylococcus aureusにおける鉄の取り込みを阻害することを示す点において、前記野性型菌株及び前記FhuC欠失菌株の生育を比較すること
を包含するStaphylococcus aureusにおける鉄の取り込みを阻害する薬剤を同定する方法。
【請求項19】
前記鉄の取り込みが、原子吸光分析により決定される、請求項14又は請求項18記載の方法。
【請求項20】
前記鉄の取り込みが、放射能を有する鉄により決定される、請求項14又は請求項18記載の方法。
【請求項21】
前記放射能を有する鉄が、59Feである、請求項20記載の方法。
【請求項22】
前記放射能を有する鉄が、55Feである、請求項20記載の方法。
【請求項23】
(i)前記薬剤の存在下又は非存在下で野生型Staphylococcus aureus株を培養することと、
(ii)前記薬剤で処理された細胞における前記ポリペプチドの発現のより大きな減少が、前記薬剤がStaphylococcus aureusにおける前記ポリペプチドの発現を阻害することを示す点において、前記ポリペプチドの発現を比較すること
を包含する、Staphylococcus aureus株におけるSirタンパク質、スタフィロバクチン(staphylobactin)及びFhuCからなる群から選ばれるポリペプチドの発現を阻害する薬剤を同定する方法。
【請求項24】
前記Sirタンパク質が、SirAである、請求項23記載の方法。
【請求項25】
前記Sirタンパク質が、SirBである、請求項23記載の方法。
【請求項26】
前記Sirタンパク質が、SirCである、請求項23記載の方法。
【請求項27】
(i)前記薬剤の存在下又は非存在下で野生型Staphylococcus aureus株を培養することと、
(ii)前記薬剤で処理された細胞における前記核酸の発現のより大きな減少が、前記薬剤がStaphylococcus aureusにおける前記核酸の発現を阻害することを示す点において、前記ポリペプチドの発現を比較すること
を包含する、Staphylococcus aureus株におけるSir核酸、スタフィロバクチン(staphylobactin)及びFhuCからなる群から選ばれる核酸の発現を阻害する薬剤を同定するための方法。
【請求項28】
前記sir核酸が、sirAである、請求項27記載の方法。
【請求項29】
前記sir核酸が、sirBである、請求項27記載の方法。
【請求項30】
前記sir核酸が、sirCである、請求項27記載の方法。
【請求項1】
SEQ ID NO:5、SEQ ID NO:8、SEQ ID NO:11又はSEQ ID NO:16に対する抗体及び薬学的に受容されるキャリヤーを包含する薬学的組成物。
【請求項2】
SEQ ID NO:3、SEQ ID NO:6、SEQ ID NO:9又はSEQ ID NO:14に対するアンチセンスである核酸及び薬学的に受容されるキャリヤーを包含する薬学的組成物。
【請求項3】
薬学的受容されるキャリヤー、並びにSEQ ID NO:5、SEQ ID NO:8、SEQ ID NO:11又はSEQ ID NO:16のフラグメントであり、かつもう一つのポリペプチドと共にSEQ ID NO:5、 SEQ ID NO:8、SEQ ID NO:11又はSEQ ID NO:16の結合を競合的に阻害する、ポリペプチドを包含する薬学的組成物。
【請求項4】
薬学的受容されるキャリヤー、及びSEQ ID NO:3、SEQ ID NO:6、SEQ ID NO:9、若しくはSEQ ID NO:14の核酸、又はSEQ ID NO:3、SEQ ID NO:6、SEQ ID NO:9若しくはSEQ ID NO:14の核酸に対するアンチセンス核酸を含むsiRNA分子を包含する薬学的組成物。
【請求項5】
有効量の請求項1の薬学的組成物を前記被験体に投与することを包含する、被験体におけるS.aureusの感染により引き起こされるか又は寄与される、疾患又は異常を治療又は予防する方法。
【請求項6】
有効量の請求項2の薬学的組成物を前記被験体に投与することを包含する、被験体におけるS.aureusの感染により引き起こされるか又は寄与される、疾患又は異常を治療又は予防する方法。
【請求項7】
有効量の請求項3の薬学的組成物を前記被験体に投与することを包含する、被験体におけるS.aureusの感染により引き起こされるか又は寄与される、疾患又は異常を治療又は予防する方法。
【請求項8】
有効量の請求項4の薬学的組成物を前記被験体に投与することを包含する、被験体におけるS.aureusの感染により引き起こされるか又は寄与される、疾患又は異常を治療又は予防する方法。
【請求項9】
(i)薬剤の存在下、及び前記薬剤の非存在下で前記二つのタンパク質間の相互作用を許容する条件下で、前記二つのタンパク質を接触させることと、
(ii)前記薬剤の非存在下に比べて、前記薬剤の存在下における、二つのタンパク質間の異なるレベルの相互作用が、前記薬剤が前記二つのタンパク質の間の前記相互作用を阻害することを示す点において、前記の二つのタンパク質間の相互作用の前記レベルを決定すること
を包含する、Sirタンパク質、スタフィロバクチン(staphylobactin)及びFhuCからなる群から選ばれるタンパク質と、前記の群のもう一つの構成員との間の相互作用を阻害する薬剤を同定する方法。
【請求項10】
前記の薬剤が、SirAとSirBとの間の相互作用を阻害する、請求項9記載の方法。
【請求項11】
前記の薬剤が、SirAとSirCとの間の相互作用を阻害する、請求項9記載の方法。
【請求項12】
前記の薬剤が、SirBとSirCとの間の相互作用を阻害する、請求項9記載の方法。
【請求項13】
前記の薬剤が、スタフィロバクチン(staphylobactin)とSirタンパク質との間の相互作用を阻害する、請求項9記載の方法。
【請求項14】
(i)鉄を豊富に含む培地でsir欠失Staphylococcus aureus株及び野生型Staphylococcus aureus株を培養することと、
(ii)前記野生型菌株の生育における、より大きい減少が、前記薬剤がStaphylococcus aureusにおける鉄の取り込みを阻害することを示す点において、前記薬剤と前記菌株と接触させ、そして前記野性型株及び前記sir欠失株の生育を比較すること
を包含するStaphylococcus aureusにおける鉄の取り込みを阻害する薬剤を同定する方法。
【請求項15】
前記sir欠失菌株が、sirA欠失菌株である、請求項14記載の方法。
【請求項16】
前記sir欠失菌株が、sirB欠失菌株である、請求項14記載の方法。
【請求項17】
前記sir欠失菌株が、sirC欠失菌株である、請求項14記載の方法。
【請求項18】
(i)鉄を豊富に含む培地でFhuC欠失Staphylococcus aureus株及び野生型Staphylococcus aureus株を培養することと、
(ii)前記薬剤と前記菌株と接触させ、そして前記野性型菌株の生育における、より大きい減少が、前記薬剤がStaphylococcus aureusにおける鉄の取り込みを阻害することを示す点において、前記野性型菌株及び前記FhuC欠失菌株の生育を比較すること
を包含するStaphylococcus aureusにおける鉄の取り込みを阻害する薬剤を同定する方法。
【請求項19】
前記鉄の取り込みが、原子吸光分析により決定される、請求項14又は請求項18記載の方法。
【請求項20】
前記鉄の取り込みが、放射能を有する鉄により決定される、請求項14又は請求項18記載の方法。
【請求項21】
前記放射能を有する鉄が、59Feである、請求項20記載の方法。
【請求項22】
前記放射能を有する鉄が、55Feである、請求項20記載の方法。
【請求項23】
(i)前記薬剤の存在下又は非存在下で野生型Staphylococcus aureus株を培養することと、
(ii)前記薬剤で処理された細胞における前記ポリペプチドの発現のより大きな減少が、前記薬剤がStaphylococcus aureusにおける前記ポリペプチドの発現を阻害することを示す点において、前記ポリペプチドの発現を比較すること
を包含する、Staphylococcus aureus株におけるSirタンパク質、スタフィロバクチン(staphylobactin)及びFhuCからなる群から選ばれるポリペプチドの発現を阻害する薬剤を同定する方法。
【請求項24】
前記Sirタンパク質が、SirAである、請求項23記載の方法。
【請求項25】
前記Sirタンパク質が、SirBである、請求項23記載の方法。
【請求項26】
前記Sirタンパク質が、SirCである、請求項23記載の方法。
【請求項27】
(i)前記薬剤の存在下又は非存在下で野生型Staphylococcus aureus株を培養することと、
(ii)前記薬剤で処理された細胞における前記核酸の発現のより大きな減少が、前記薬剤がStaphylococcus aureusにおける前記核酸の発現を阻害することを示す点において、前記ポリペプチドの発現を比較すること
を包含する、Staphylococcus aureus株におけるSir核酸、スタフィロバクチン(staphylobactin)及びFhuCからなる群から選ばれる核酸の発現を阻害する薬剤を同定するための方法。
【請求項28】
前記sir核酸が、sirAである、請求項27記載の方法。
【請求項29】
前記sir核酸が、sirBである、請求項27記載の方法。
【請求項30】
前記sir核酸が、sirCである、請求項27記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10A】
【図10B】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10A】
【図10B】
【図11】
【公表番号】特表2008−510793(P2008−510793A)
【公表日】平成20年4月10日(2008.4.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−529045(P2007−529045)
【出願日】平成17年8月26日(2005.8.26)
【国際出願番号】PCT/IB2005/003576
【国際公開番号】WO2006/021893
【国際公開日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【出願人】(505408929)ザ ユニバーシティー オブ ウェスタン オンタリオ (4)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年4月10日(2008.4.10)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年8月26日(2005.8.26)
【国際出願番号】PCT/IB2005/003576
【国際公開番号】WO2006/021893
【国際公開日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【出願人】(505408929)ザ ユニバーシティー オブ ウェスタン オンタリオ (4)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]