説明

緑豆の抽出装置

【課題】 頭髪の発毛に対する効果が高く、且つ副作用のない食品を提供する。
【解決手段】蒸留抽出装置を用いて緑豆エキスを抽出した。本発明装置は各連結槽に、弾性部材の、Oリングを設け蒸気漏れを100%防止することで、微量の栄養素を安定的に抽出する目的で、発明されたことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、緑豆抽出エキスに関するものであり、特に緑豆の抽出装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来此の緑豆は主に萌やしとして食されていたが大豆などに比べて3分の1の大きさに係わらずその発芽は大豆の1,5倍太く大きな発芽をすることが特徴である。中国では古くから健康食や生薬として用いられ薬理作用として、解毒、抗菌作用などがあり、また腰背通、高脂決血症、日射病の治療に用いられる。
【0003】
緑豆は大豆のように、四塩化炭素またはエーテルを溶媒して油を抽出することなく、一般的に食用としての価値は期待されるものでない、しかし近年食品に係わる研究がされ植物化学物質などの含有率の高さで注目されている。
【0004】
なお本発明に関する公知技術として、非特許文献1を挙げることができる。
【0005】
【非特許文献1】 特許出願平10−29080
【発明開始】

【発明が解決しようとする課題】
【0006】
男性の悩みの頭髪の薄毛、禿げに永年悩まされた発明者が、市販薬のリアップやその他3種類ほど調査したが効果の程十分とはいえず、また副作用の問題もあり、そこで発毛に対して効果が高く且つ副作用のない発毛薬が待望されているが、現在のところ要求に応えられるような効果のある薬剤、或いは食品はない。
【0007】
そのため、副作用がなく手軽に作れる食品で、発毛され易い女性ホルモンに似た大豆イソフラボンを多く含有している植物は、大豆か緑豆が選択されそのエキスを、抽出する方法を発明しなければならなかった。
【0008】
本発明は此のような点に鑑みて成されたものであり、その目的は緑豆から微量の栄養素と超微量の植物化学物質のイソフラボンを抽出することにあった、そこで緑豆の抽出装置が発明され、安全で効果的、経済的、且つ容易に抽出することにある。
【0009】
上述の目的を達成する本発明の緑豆の抽出装置は、蒸留の場合一番の難点である蒸気漏れをどのように防止するかにあった。蒸気漏れが少しでもあれば、抽出する度に栄養成分のバラツキが生じ安定した品質の保証が不可能である。
【発明の効果】
【0010】
上述のごとく、そこで抽出装置の蒸気漏れが発生し易い、各連結槽に、弾性部材の、Oリングを内蔵され密着度を利用して、100%蒸気漏れ防止可能になり、その結果、超微量の栄養成分も安定される。
【0011】
以上説明した通り、本発明の抽出装置で抽出された緑豆エキスを摂取し、頭部にスプレーすることにより、3,5ヶ月後に頭髪の発毛が確認され、毎月の調査で平均7mm位の育毛が見られ、使用10ヶ月後には、使用前の証明写真と比較しても歴然と差のつくものである。
【0012】
以上の蒸留抽出装置に係わる緑豆エキスは抽出課程において、薬品又は中和剤を、未使用のため、一般食品と同様に食することができ、幾多の疾患に対し安心して臨床実験が出来ることが特徴である。そのため頭髪の発毛は勿論のこと、胃腸病、前立腺肥大、爪の白癬菌、 高血糖値、皮膚のかゆみ、肌のシミ、腰痛、目の充血疲労、体の疲労などの効果があり、発現数は少ないが表1のように、特に前立腺肥大、爪の白癬菌、体の疲労に対して100%の効果があった。
【0013】
上記が示すように、本発明の根本の課題は緑豆エキスによる頭髪の発毛にあった、しかしながら、臨床実験14名を期間1ヶ月〜10ヶ月実施している中で表1に示すような疾患の人がいて、緑豆エキスを1日2回朝夕、飲用5ml〜10mlと、疾患に応じ、塗布、スプレーを適量。年齢31歳〜65歳まで、男6人、女8人で実行、10ヶ月後の結果である。
【0014】
上記が示すように本発明の蒸留抽出装置で抽出された緑豆のエキスであれば、表1のような効果がある。熱酢酸水で抽出し、中和すると、花粉症やアトピー性皮膚炎に効果あると言われる。何れにしても緑豆は、抽出方法により効果度は変わるものの人体の疾患に対し、治癒力を増進する効果がある。
【0015】
【表1】

【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0017】
図1〜図2は本発明の第1の実施の形態にあり図1はその断面図、図2はその平面図である。
【0018】
図1図2に示すように、本発明の緑豆の抽出装置はボイラー3で蒸気し、ボイラー排出Oリング4.22を通過するが伝導拡散器5を挿入し、その箇所に、Oーリングを設けたため100%蒸気漏れも無く、また取り付け、取り外しが、Oリング使用箇所全てにおいて、ワンタッチで可能である。
【0019】
伝導拡散器5は円周四等分に5mmの穴を設けその上部中心に2mmの穴を設け蒸気がバランス良く拡散しながら上昇すると緑豆篭6を満遍なく蒸気が包み込むことが可能である。
【0020】
緑豆篭6は外観円筒状で内面は円柱形の形状に有り伝導拡散器5より蒸気が上昇すると篭全体に蒸気がバランス良く包み込むため、緑豆が平均に蒸される構造にあり、微量の栄養素を安定的に抽出される。
【0021】
伝導抽出槽8は緑豆篭6より伝導された蒸気を上昇させる外観槽で伝導抽出槽Oリング9.で26に連結される。
【0022】
伝導抽出槽Oリング9より伝導された拡大連結槽10がその内面の空間槽を利用し、より強力に伝導し拡大連結槽Oリング11.12に送りだす。
【0023】
拡大連結槽Oリング11.12より蒸気移送パイプ24に伝導し、冷却連結槽Oリング13.14から液体排出口7に伝導する7の構造は蒸気が短時間に冷却できるよう、片仮名のキの字形の異形に有り効率よく冷却され100%液体化され緑豆エキスになる。
【0024】
冷却水槽25は冷却水入り口15より水道水を供給し、槽全体を冷却し液体排出口7が十分に冷却される形態に有り、使用済みの冷却水は冷却水排出口16より排出される。
【実施例】
【0025】
例えば家庭で緑豆を抽出する場合は構造体の調節で十分可能で、ガスコンロと水道の位置に合うように有り、作業が速やかにできるよう適合可能である。
【0026】
実施の1例として、緑豆200g、水5,000mIを用意し、緑豆を洗浄し、水5,000mIの内1,000mIに緑豆を約13時間浸し、残り水4,000mIの内2,000mIをボイラー3に入れ残り2,000mIを水槽17に入れる用意をする。
【0027】
図1のように水槽17を4本の水槽止めボルト30で4本の水槽脚31を固定し、その延長線の下の4本の水槽レベルボルト33を調節し安定させる。図1の冷却水槽25も同様に4本の冷却槽止めボルト28で4本の冷却槽脚29を固定し、その延長線の下の4本の冷却槽レベルボルト32を調節し安定させる。
【0028】
ボイラー3を基本に伝導抽出槽8が伝導拡散器5に一体に有り、ボイラー排出Oリング4に挿入し、緑豆篭6を伝導抽出槽8の緑豆篭止め27まで止まるように入れる。
【0029】
拡大連結槽10を取り付ける。蒸気移送パイプ24を拡大連結槽Oリング11.12と冷却連結榑Oリングl3.14に挿入する。
【0030】
水槽17に2,000mIの水を入れ、その後、供給水パイプOリング21を供給水パイプOリング19.20に挿入する。水量調節バルブ18を1時間で約2,000mIボイラー3に供給できるよう調節する。水はナチュラルミネラルウォーター使用のため、このような供給構造にした。
【0031】
ガスコンロに火をつけ蒸留を用意すると、約15分後にボイラー排出Oリング4.22を通過し伝導拡散器5を通過して、緑豆篭6を通過して拡大連結槽10で蒸気を十分溜め拡大連結槽Oリング11.12を通り、蒸気移送パイプ24から冷却連結槽Oリング13.14を通り、冷却水入り口15から供給された水道水で冷却され液体排出口7から液体となり排出される構造にあり、濃度の高いものは、蒸留できず、廃液出口23より排出される。
【0032】
緑豆エキスに因る頭髪の発毛に対する実施例について説明する、緑豆エキスの1回の使用量は約2mIで、1日2回(朝、夕)夜は洗髪後、髪の水分をタオルで拭き取り、手の指10木の腹で約2分間軽く叩いて頭皮の血液の循環を促し、その後緑豆エキスをスプレーする。この方法で3〜5ヶ月続行すると、頭皮より産毛の発毛がみられる。飲量は1回約10mIで、1日2回(朝、夕)飲用する。この方法で毎日続けて1年半位で頭髪が約10cmになる。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明の緑豆の抽出装置は構造体を大きくするか、小さくするかで、工場又は、家庭でも緑豆エキスの製造可能であり、事業化できる。事業的には上述したように頭髪の発毛は勿論のこと、胃腸病、前立腺肥大、爪の白癬菌、高血糖値、皮膚のかゆみ、、肌のシミ、腰痛、目の充血疲労、体の疲労回復等に効果あり、治癒増進又は、健康維持食品として製造販売することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】 本発明の第一の実施の形態に因る緑豆の抽出装置の断面図である。
【図2】 図1の緑豆の抽出装置の平面図である。
【符号の説明】
【0035】
3 ボイラー。
4、22 ボイラー排出Oリング。
5 伝導拡散器。
6 緑豆篭。
7 液体排出口。
8 伝導抽出槽。
9、26 伝導抽出槽Oリング。
10 拡大連結槽。
11、12 拡大連結槽Oリング。
13、14 冷却連結槽Oリング。
15 冷却水入り口
16 冷却水排出口。
17 水槽。
18 水量調節バルブ。
19、20、21 供給水パイプOリング。
23 廃液出口。
24 蒸気移送パイプ。
25 冷却水槽。
27 緑豆篭止め。
28 冷却槽止めボルト。
29 冷却槽脚。
30 水槽止めボルト。
31 水槽脚。
32 冷却槽レベルボル。
33 水槽レベルボルト。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
蒸留抽出であって、緑豆エキスを抽出したことを特徴とする緑豆の抽出装置。
【請求項2】
請求項1に記載の緑豆の抽出装置において、内面に伝導拡散器を設けたことを特徴とする緑豆の抽出装置。
【請求項3】
請求項2に記載の緑豆の抽出装置において、内面に異形の緑豆篭を設けたことを特徴とする緑豆の抽出装置。
【請求項4】
請求項3に記載の緑豆の抽出装置において、内面に異形の液体排出口を設けたことを特徴とする。
【請求項5】
請求項1〜4に記載の緑豆の抽出装置において、各連結槽に蒸気漏れ防止に、弾性部材の、Oリングを設けたことを特徴とする。
【請求項6】
請求項1〜5に記載の緑豆の抽出装置において、抽出される緑豆のエキスの栄養素は蛋白質100g中0,1g.脂質0,1g 灰分0,1g 炭水化物0,1g未満と植物化学物質の微量の成分が安定的に抽出されることを特徴とする緑豆の抽出装置。
【請求項7】
請求項6に記載の緑豆の抽出装置において、抽出された緑豆エキスであって、臨床実験の結果、頭部に発毛が確認されたことを特徴とする緑豆の抽出装置。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2006−225366(P2006−225366A)
【公開日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−73841(P2005−73841)
【出願日】平成17年2月17日(2005.2.17)
【出願人】(501383978)
【Fターム(参考)】