緩衝包装構造
【課題】衝撃吸収特性を従来よりもさらに高めた緩衝包装構造を提供する。
【解決手段】周壁11と両端壁15、16を有する外箱10内に、内容物70を保持するフレーム枠体30を収容し、フレーム枠体30の表面から突出する複数の突起41が外箱の周壁内面に圧接することで、内容物70を外箱10内に保持する緩衝包装構造。内容物70は、袋体50に入った状態でフレーム枠体30に保持されている。当該袋体50は、内容物70の両端にエアパック領域55、56を備え、当該エアパック領域55、56が外箱の両端壁15、16に内側から圧接することで、衝撃吸収特性をさらに高める。すなわち、フレーム枠体30の周壁31から突出する突起41が外箱内面に圧接することによる衝撃吸収特性に加えて、プラスアルファの衝撃吸収特性を得ることができる。
【解決手段】周壁11と両端壁15、16を有する外箱10内に、内容物70を保持するフレーム枠体30を収容し、フレーム枠体30の表面から突出する複数の突起41が外箱の周壁内面に圧接することで、内容物70を外箱10内に保持する緩衝包装構造。内容物70は、袋体50に入った状態でフレーム枠体30に保持されている。当該袋体50は、内容物70の両端にエアパック領域55、56を備え、当該エアパック領域55、56が外箱の両端壁15、16に内側から圧接することで、衝撃吸収特性をさらに高める。すなわち、フレーム枠体30の周壁31から突出する突起41が外箱内面に圧接することによる衝撃吸収特性に加えて、プラスアルファの衝撃吸収特性を得ることができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内容物に衝撃を与えずに輸送する緩衝包装構造に関する。
【背景技術】
【0002】
電子機器や割れ物等、衝撃をきらう内容物を包装して輸送するため、内部に緩衝構造を設けた段ボールケースが従来から知られている(例えば、特許文献1、2)。
これらの段ボールケースは、いずれも、フレーム状の支持枠に内容物を保持し、これを外箱内に収容するよう構成されている。フレーム状の支持枠は、表面に突出部を複数備えていて、当該突出部が外箱の内面に圧接することで、外箱と内容物との間に適度な空間を保持し、これによって、衝撃が内容物に伝わらないよう工夫されている。
【0003】
【特許文献1】特開2004-106897号
【特許文献2】実用新案登録第3006478号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、緩衝構造を有する従来の段ボールケースに対して、衝撃吸収特性をさらに高めた緩衝包装構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の緩衝包装構造は、「周壁と両端壁を有する外箱」内に、「内容物を保持するフレーム枠体」を収容し、フレーム枠体の表面から突出する複数の突起が外箱の周壁内面に圧接することで、内容物を外箱内に保持するものである。
当該緩衝包装構造において、内容物は、袋体に入った状態でフレーム枠体に保持されている。当該袋体は、内容物の両端にエアパック領域を備えていて、当該エアパック領域が外箱の両端壁に内側から圧接することで、衝撃吸収特性を高めている。
【発明の効果】
【0006】
内容物を保持するフレーム枠体を外箱内に収容し、フレーム枠体の表面から突出する突起を外箱内面に圧接させることで、外箱と内容物との間に適度な空間を確保し、これにより衝撃吸収性を与えることは従来から知られている。
上記構成を備えた本発明の緩衝包装構造においては、このような衝撃吸収性に加えてさらに、袋体に設けたエアパック領域が外箱の両端壁に圧接することで、衝撃吸収性をさらに高めることができる。
【0007】
また、外箱の両端壁に対して圧接する突起をフレーム枠体に設ける必要がないので、その分だけ、フレーム枠体の全長を抑えることができ、その結果、外箱の全長も抑えることができる。すなわち、包装構造をコンパクト化することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明の実施形態を添付の図面を参照して以下に詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る緩衝包装構造を説明する分解図である。内容物の一例であるトナーカートリッジ70は、フィルム等の適宜の材料で構成される袋体50に入った状態でフレーム枠体30に保持され、その状態で外箱10内に収容される。
【0009】
フレーム枠体30は、端部フラップ35、36を両端に備えていて、これを閉じた状態における全長が、外箱10の全長にほぼ等しい。また、フレーム枠体30の周壁31から突出する複数の突起41が、外箱10の周壁11の内面に圧接するので、フレーム枠体30は、外箱10内にガタツキなくキッチリと収まる。
【0010】
上記構造によって、外箱10と内容物70との間に適度な空間が確保され、輸送中に外箱10に衝撃が加わったとしても、その衝撃が内容物70に伝わり難くなっている。そのような構造は従来から知られているが、本発明においては、それに加えて、袋体50に設けたエアパック領域55、56を追加的に利用して、衝撃吸収特性を高めている。
【0011】
≪フレーム枠体30の構造≫
図2は、フレーム枠体30を構成する段ボール紙の展開図である。なお、フレーム枠体30は、段ボール紙に限らず、適度の剛性を有する材料をもって構成することができる。
段ボール紙の表面には、複数箇所に折罫45が形成されていて、図3、4に示した工程を経て、四角形筒状のフレーム枠体30が構成される。折罫45により稜線となる箇所には、スリットとタブが複数形成されていて、折罫を折って稜線にすると、複数の突起41が現れる(図4)。
【0012】
図2〜4においては、一部のスリット42a〜42d、一部のタブ41a〜41dのみに参照数字を付して示している。組立後においては、図2、3中のタブ41a、41bがそれぞれ、スリット42a、42bに挿通され、さらに、タブ41c、41dがそれぞれ、スリット42c、42dに挿通され、その結果、図4に示したような、四角形筒状のフレーム枠体30が構成される。
【0013】
なお、フレーム枠体30の具体的な構成は、図示したものに限られず、内容物70を直接保持する周壁31の表面から複数の突起41が突出し、これが外箱10の周壁11の内面に圧接するものであれば、適宜の構成を採用できる。
外箱10およびフレーム枠体30は、図示の例では、いずれも四角筒状であるが、三角筒、五角筒、円筒等、その他の筒形状を採用することが可能である。
【0014】
図示した例では、フレーム枠体30は、筒状の周壁31の両端を閉じる端部フラップ35、36を備えている。詳しくは後述するが、この端部フラップ35、36は、省略することも可能である。
【0015】
≪袋体50の構造≫
本発明の緩衝包装構造は、衝撃をきらうあらゆる内容物に対して適用可能である。図示の例では、トナーカートリッジ70が内容物とされている。トナーカートリッジ70は、フィルム材その他の適当な材料からなる袋体50に封入された状態で、フレーム枠体30に保持される。
袋体50は、内容物であるトナーカートリッジ70の両端部に対応する位置に、エアパック領域55、56を備える。エアパック領域55は、シール部65a、65bに囲まれたエアを密封パックした領域であって、高い衝撃吸収性を有する。同様に、エアパック領域56も、シール部66a、66bに囲まれたエアを密封パックした領域である。
【0016】
なお、図示していないが、袋体50は、その長手方向に延びるシール部も備えている。ただし、内容物の両端部に、エアを密封パックしたエアパック領域が存在する限り、その具体的構成は、特定のものに限定されることはない。
【0017】
袋体50にトナーカートリッジ70を収容した状態で、フレーム枠体30および外箱10を用いて包装すると、エアパック領域55、56が、フレーム枠体30の端部フラップ35、36を介して、外箱10の両端壁15、16に内側から圧接して、衝撃吸収特性を与える。
すなわち、フレーム枠体30の周壁31から突出する突起41が外箱内面に圧接することによる衝撃吸収特性に加えて、プラスアルファの衝撃吸収特性を得ることができる。
【0018】
なお、フレーム枠体30に両端フラップ35、36が存在しない場合でも、エアパック領域55、56が外箱10の両端壁15、16に圧接して衝撃を吸収するので、フレーム枠体30の両端フラップ35、36は省略することが可能である。
しかし、両端フラップ35、36を設けて、これを両端壁15、16とエアパック領域55、56との間に介在させることで、より高い衝撃吸収性を得ることができる。
【0019】
また、外箱10の両端壁15、16に対して圧接する突起をフレーム枠体30に設ける必要がないので、その分だけ、フレーム枠体30の全長を抑えることができ、その結果、外箱10の全長も抑えることができる。すなわち、包装構造がコンパクトになる。
【0020】
≪エアパック領域の変形例≫
エアパック領域は、図5(b)に示したように、複数のサブ領域に分割されていてもよい。図5(b)では、エアパック領域55の中央に設けた仕切りシール部65cにより、当該エアパック領域55を、2つのサブ領域55a、55bに分割している。
このように、エアパック領域をサブ領域に分割すると、仮に一方のサブ領域が破断して衝撃吸収性を失ったとしても、他方のサブ領域がなお衝撃吸収性を与えることができる、というメリットがある。図示していないが、仕切りシール部65cを複数設けて、3つあるいはそれ以上のサブ領域を構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の一実施形態に係る緩衝包装構造を説明する分解図。
【図2】図1中に示されるフレーム枠体の展開図。
【図3】図2のフレーム枠体の組立工程図。
【図4】図2のフレーム枠体の組立工程図。
【図5】図1中に示される袋体を説明する概略図。
【符号の説明】
【0022】
10 外箱
11 周壁
15、16 端壁
30 フレーム枠体
31 周壁
35、36 端部フラップ
41 突起(タブ)
42 スリット
45 折罫
50 袋体
55、56 エアパック領域
55a、55b サブ領域
65a、65b シール部
65c 仕切りシール部
66a、66b シール部
70 内容物(トナーカートリッジ)
【技術分野】
【0001】
本発明は、内容物に衝撃を与えずに輸送する緩衝包装構造に関する。
【背景技術】
【0002】
電子機器や割れ物等、衝撃をきらう内容物を包装して輸送するため、内部に緩衝構造を設けた段ボールケースが従来から知られている(例えば、特許文献1、2)。
これらの段ボールケースは、いずれも、フレーム状の支持枠に内容物を保持し、これを外箱内に収容するよう構成されている。フレーム状の支持枠は、表面に突出部を複数備えていて、当該突出部が外箱の内面に圧接することで、外箱と内容物との間に適度な空間を保持し、これによって、衝撃が内容物に伝わらないよう工夫されている。
【0003】
【特許文献1】特開2004-106897号
【特許文献2】実用新案登録第3006478号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、緩衝構造を有する従来の段ボールケースに対して、衝撃吸収特性をさらに高めた緩衝包装構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の緩衝包装構造は、「周壁と両端壁を有する外箱」内に、「内容物を保持するフレーム枠体」を収容し、フレーム枠体の表面から突出する複数の突起が外箱の周壁内面に圧接することで、内容物を外箱内に保持するものである。
当該緩衝包装構造において、内容物は、袋体に入った状態でフレーム枠体に保持されている。当該袋体は、内容物の両端にエアパック領域を備えていて、当該エアパック領域が外箱の両端壁に内側から圧接することで、衝撃吸収特性を高めている。
【発明の効果】
【0006】
内容物を保持するフレーム枠体を外箱内に収容し、フレーム枠体の表面から突出する突起を外箱内面に圧接させることで、外箱と内容物との間に適度な空間を確保し、これにより衝撃吸収性を与えることは従来から知られている。
上記構成を備えた本発明の緩衝包装構造においては、このような衝撃吸収性に加えてさらに、袋体に設けたエアパック領域が外箱の両端壁に圧接することで、衝撃吸収性をさらに高めることができる。
【0007】
また、外箱の両端壁に対して圧接する突起をフレーム枠体に設ける必要がないので、その分だけ、フレーム枠体の全長を抑えることができ、その結果、外箱の全長も抑えることができる。すなわち、包装構造をコンパクト化することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明の実施形態を添付の図面を参照して以下に詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る緩衝包装構造を説明する分解図である。内容物の一例であるトナーカートリッジ70は、フィルム等の適宜の材料で構成される袋体50に入った状態でフレーム枠体30に保持され、その状態で外箱10内に収容される。
【0009】
フレーム枠体30は、端部フラップ35、36を両端に備えていて、これを閉じた状態における全長が、外箱10の全長にほぼ等しい。また、フレーム枠体30の周壁31から突出する複数の突起41が、外箱10の周壁11の内面に圧接するので、フレーム枠体30は、外箱10内にガタツキなくキッチリと収まる。
【0010】
上記構造によって、外箱10と内容物70との間に適度な空間が確保され、輸送中に外箱10に衝撃が加わったとしても、その衝撃が内容物70に伝わり難くなっている。そのような構造は従来から知られているが、本発明においては、それに加えて、袋体50に設けたエアパック領域55、56を追加的に利用して、衝撃吸収特性を高めている。
【0011】
≪フレーム枠体30の構造≫
図2は、フレーム枠体30を構成する段ボール紙の展開図である。なお、フレーム枠体30は、段ボール紙に限らず、適度の剛性を有する材料をもって構成することができる。
段ボール紙の表面には、複数箇所に折罫45が形成されていて、図3、4に示した工程を経て、四角形筒状のフレーム枠体30が構成される。折罫45により稜線となる箇所には、スリットとタブが複数形成されていて、折罫を折って稜線にすると、複数の突起41が現れる(図4)。
【0012】
図2〜4においては、一部のスリット42a〜42d、一部のタブ41a〜41dのみに参照数字を付して示している。組立後においては、図2、3中のタブ41a、41bがそれぞれ、スリット42a、42bに挿通され、さらに、タブ41c、41dがそれぞれ、スリット42c、42dに挿通され、その結果、図4に示したような、四角形筒状のフレーム枠体30が構成される。
【0013】
なお、フレーム枠体30の具体的な構成は、図示したものに限られず、内容物70を直接保持する周壁31の表面から複数の突起41が突出し、これが外箱10の周壁11の内面に圧接するものであれば、適宜の構成を採用できる。
外箱10およびフレーム枠体30は、図示の例では、いずれも四角筒状であるが、三角筒、五角筒、円筒等、その他の筒形状を採用することが可能である。
【0014】
図示した例では、フレーム枠体30は、筒状の周壁31の両端を閉じる端部フラップ35、36を備えている。詳しくは後述するが、この端部フラップ35、36は、省略することも可能である。
【0015】
≪袋体50の構造≫
本発明の緩衝包装構造は、衝撃をきらうあらゆる内容物に対して適用可能である。図示の例では、トナーカートリッジ70が内容物とされている。トナーカートリッジ70は、フィルム材その他の適当な材料からなる袋体50に封入された状態で、フレーム枠体30に保持される。
袋体50は、内容物であるトナーカートリッジ70の両端部に対応する位置に、エアパック領域55、56を備える。エアパック領域55は、シール部65a、65bに囲まれたエアを密封パックした領域であって、高い衝撃吸収性を有する。同様に、エアパック領域56も、シール部66a、66bに囲まれたエアを密封パックした領域である。
【0016】
なお、図示していないが、袋体50は、その長手方向に延びるシール部も備えている。ただし、内容物の両端部に、エアを密封パックしたエアパック領域が存在する限り、その具体的構成は、特定のものに限定されることはない。
【0017】
袋体50にトナーカートリッジ70を収容した状態で、フレーム枠体30および外箱10を用いて包装すると、エアパック領域55、56が、フレーム枠体30の端部フラップ35、36を介して、外箱10の両端壁15、16に内側から圧接して、衝撃吸収特性を与える。
すなわち、フレーム枠体30の周壁31から突出する突起41が外箱内面に圧接することによる衝撃吸収特性に加えて、プラスアルファの衝撃吸収特性を得ることができる。
【0018】
なお、フレーム枠体30に両端フラップ35、36が存在しない場合でも、エアパック領域55、56が外箱10の両端壁15、16に圧接して衝撃を吸収するので、フレーム枠体30の両端フラップ35、36は省略することが可能である。
しかし、両端フラップ35、36を設けて、これを両端壁15、16とエアパック領域55、56との間に介在させることで、より高い衝撃吸収性を得ることができる。
【0019】
また、外箱10の両端壁15、16に対して圧接する突起をフレーム枠体30に設ける必要がないので、その分だけ、フレーム枠体30の全長を抑えることができ、その結果、外箱10の全長も抑えることができる。すなわち、包装構造がコンパクトになる。
【0020】
≪エアパック領域の変形例≫
エアパック領域は、図5(b)に示したように、複数のサブ領域に分割されていてもよい。図5(b)では、エアパック領域55の中央に設けた仕切りシール部65cにより、当該エアパック領域55を、2つのサブ領域55a、55bに分割している。
このように、エアパック領域をサブ領域に分割すると、仮に一方のサブ領域が破断して衝撃吸収性を失ったとしても、他方のサブ領域がなお衝撃吸収性を与えることができる、というメリットがある。図示していないが、仕切りシール部65cを複数設けて、3つあるいはそれ以上のサブ領域を構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の一実施形態に係る緩衝包装構造を説明する分解図。
【図2】図1中に示されるフレーム枠体の展開図。
【図3】図2のフレーム枠体の組立工程図。
【図4】図2のフレーム枠体の組立工程図。
【図5】図1中に示される袋体を説明する概略図。
【符号の説明】
【0022】
10 外箱
11 周壁
15、16 端壁
30 フレーム枠体
31 周壁
35、36 端部フラップ
41 突起(タブ)
42 スリット
45 折罫
50 袋体
55、56 エアパック領域
55a、55b サブ領域
65a、65b シール部
65c 仕切りシール部
66a、66b シール部
70 内容物(トナーカートリッジ)
【特許請求の範囲】
【請求項1】
周壁(11)と両端壁(15、16)を有する外箱(10)内に、内容物(70)を保持するフレーム枠体(30)を収容し、フレーム枠体(30)の表面から突出する複数の突起(41)が外箱の周壁内面に圧接することで、内容物(70)を外箱(10)内に保持する緩衝包装構造において、
内容物(70)は、袋体(50)に入った状態でフレーム枠体(30)に保持されていて、当該袋体(50)は、内容物(70)の両端にエアパック領域(55、56)を備えていて、当該エアパック領域(55、56)が外箱の両端壁(15、16)に内側から圧接することで、衝撃吸収特性を高めたことを特徴とする、緩衝包装構造。
【請求項2】
上記フレーム枠体(30)は、外箱(10)内に収容されたとき外箱の両端壁(15、16)に沿って延在する端部フラップ(35、36)を備えていて、
上記袋体のエアパック領域(55、56)は、端部フラップ(35、36)を介して、外箱の両端壁(15、16)に内側から圧接することを特徴とする、請求項1記載の緩衝包装構造。
【請求項3】
上記エアパック領域(55)は、仕切りシール部(65c)によって、複数のサブ領域(55a、55b)に分割されていることを特徴とする、請求項1または2記載の緩衝包装構造。
【請求項1】
周壁(11)と両端壁(15、16)を有する外箱(10)内に、内容物(70)を保持するフレーム枠体(30)を収容し、フレーム枠体(30)の表面から突出する複数の突起(41)が外箱の周壁内面に圧接することで、内容物(70)を外箱(10)内に保持する緩衝包装構造において、
内容物(70)は、袋体(50)に入った状態でフレーム枠体(30)に保持されていて、当該袋体(50)は、内容物(70)の両端にエアパック領域(55、56)を備えていて、当該エアパック領域(55、56)が外箱の両端壁(15、16)に内側から圧接することで、衝撃吸収特性を高めたことを特徴とする、緩衝包装構造。
【請求項2】
上記フレーム枠体(30)は、外箱(10)内に収容されたとき外箱の両端壁(15、16)に沿って延在する端部フラップ(35、36)を備えていて、
上記袋体のエアパック領域(55、56)は、端部フラップ(35、36)を介して、外箱の両端壁(15、16)に内側から圧接することを特徴とする、請求項1記載の緩衝包装構造。
【請求項3】
上記エアパック領域(55)は、仕切りシール部(65c)によって、複数のサブ領域(55a、55b)に分割されていることを特徴とする、請求項1または2記載の緩衝包装構造。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【公開番号】特開2010−70249(P2010−70249A)
【公開日】平成22年4月2日(2010.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−242704(P2008−242704)
【出願日】平成20年9月22日(2008.9.22)
【出願人】(000002897)大日本印刷株式会社 (14,506)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年4月2日(2010.4.2)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年9月22日(2008.9.22)
【出願人】(000002897)大日本印刷株式会社 (14,506)
【Fターム(参考)】
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