説明

緩衝装置

【課題】少なくとも上下方向に移動する支持体が上下方向へ動き出した際或いは停止した際、撮影装置が上下方向に惰性で進むことによって生じる支持体の振動を低減させる。
【解決手段】緩衝装置1は、クレーン100側に固定される第1基台11と、カメラ200が取り付けられる第2基台12と、第1基台11と第2基台12とを連結する連結機構13とを備える。連結機構13は、案内部14a、14b及び伸縮部15を備える。案内部14a、案内部14bは、第2基台12を第1基台11に対して上下方向Vに沿って案内する。伸縮部15は、上下方向Vに沿って伸縮する弾性部材である。伸縮部15の伸縮力は、カメラ200を含む第2基台12に配設された部材の重量と第2基台12の重量との合計と釣り合う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮影装置などを取り付ける可動式の支持体において、撮影装置の稼働中に支持体から撮影装置へ伝わる慣性力を緩衝する緩衝装置に関する。
【背景技術】
【0002】
撮影装置は、三脚、クレーン等の支持体に取り付けられる。例えば、撮影装置がクレーンのような可動式の支持体に取り付けられる場合について説明する。撮影装置はクレーンのアームの先端に取り付けられる。アームは、撮影者の所望するアングルや、被写体の動きに応じて上下左右に移動させられる。アームの先端に取り付けられた撮影装置は、アームが停止しても惰性で進もうとするため、アームの撓りによって撮影装置が振動する。
【0003】
アームの先端に取り付けられたカメラには、アームが急激に動いても振れのない映像を撮影することが要求される。そのため、撮影装置とアームとの間に、アームの振動が撮影装置に伝わることを防ぐ緩衝装置が設けられる(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−263514号公報(第3図、第13図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に示す緩衝装置は、クレーンの水平方向(X軸、Y軸)の動きによって生じる撮影装置の水平方向の振動を防止することができる。ところが、特許文献1に示す緩衝装置は、クレーンの上下方向の動きをコイルバネの変形応力のみで吸収する。そのため、クレーンが上下方向へ動き出した際或いは停止した際、撮影装置が上下方向に惰性で進むことによって生じる振動を支持体を低減させることは困難であった。
【0006】
そこで、本発明は、支持体が上下方向へ動き出した際或いは停止した際、撮影装置が上下方向に惰性で進むことによって生じる支持体の振動を低減させることができる緩衝装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した目的を達成するために、本発明の特徴は、少なくとも上下方向に移動する支持体と、前記支持体に取り付けられる撮影装置との間に配設され、前記支持体から前記撮影装置に働く力を緩衝する緩衝装置であって、前記緩衝装置は、前記支持体に固定される第1基台と、前記撮影装置が取り付けられる第2基台と、前記第1基台と第2基台とを連結する連結機構とを備え、前記連結機構は、前記第2基台を前記第1基台に対して前記上下方向に沿って案内する案内部と、前記上下方向に沿って伸縮する伸縮部とを有し、前記伸縮部の一方の端部は第1基台に連結され、前記伸縮部の他方の端部は前記第2基台に連結されることを要旨とする。
【0008】
本発明に係る緩衝装置において、第2基台は、案内部に案内されて第1基台に対して上下方向に動くことができる。また、第2基台は、伸縮部を介して第1基台に連結されている。そのため、第2基台と第1基台との間隔が所定間隔以上に拡がると伸縮力が働く。これにより、第2基台と第1基台とが案内部に案内されて、上下方向において、互いに接近する方向に移動させられる。
【0009】
すなわち、支持体が上下方向に移動した際、前記支持体に固定される第1基台と、撮影装置が取り付けられる第2基台との間隔が所定間隔以上に拡がると、第2基台と第1基台とが上下方向において互いに接近する方向に移動させられる。
【0010】
従って、支持体が停止状態から動き始めた直後には、撮影装置はその場に取り残される代わりに、伸縮部が伸びる。しかし、第2基台と第1基台との間隔が所定間隔以上に拡がると伸縮部が縮むことにより、支持体の移動する方向に撮影装置が移動を開始する。
【0011】
逆に支持体が動いている状態から停止した直後には、撮影装置は惰性で進むため、伸縮部が伸びる。しかし、第2基台と第1基台との間隔が所定間隔以上に拡がると伸縮部が縮むことにより、釣り合い位置で撮影装置が停止する。
【0012】
従って、支持体が上下方向へ動き出した際或いは停止した際、撮影装置が上下方向に惰性で進むことによって生じる支持体の振動を吸収することができる。
【0013】
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記上下方向において、少なくとも前記撮影装置の重量と前記第2基台の重量との合計と、前記伸縮部の伸縮力とは釣り合うことを要旨とする。
【0014】
定常状態において、撮影装置の重量と前記第2基台の重量との合計と、前記伸縮部の伸縮力とを釣り合わせることにより、支持体の急激な移動に対する応答性が高められる。
【0015】
本発明の第3の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記伸縮部は、前記上下方向に沿って伸縮する弾性部材であることを要旨とする。
【0016】
本発明の第4の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記第1基台は、平板形状を有し、平板の表面から水平方向に突出し、前記伸縮部の一方の端部が連結される第1連結部を有し、前記第2基台は、平板形状を有し、前記伸縮部の他方の端部が連結される第2連結部と、平板の表面に形成され、前記第2連結部が挿通される開口部とを有し、前記開口部に前記第1連結部が挿通された状態で、前記第1連結部に前記伸縮部の一方の端部が連結され、前記第1連結部に前記伸縮部の他方の端部が連結されることを要旨とする。
【0017】
このように、緩衝装置は、水平方向に対してブレの少ない構造になっている。これにより、緩衝装置は、水平方向において取り除くことが困難になるブレが発生することを防止できる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、支持体が上下方向へ動き出した際或いは停止した際、撮影装置が上下方向に惰性で進むことによって生じる振動を吸収させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】図1は、本発明の実施形態に係るクレーンの全体構成を説明する概略図である。
【図2】図2は、カメラが取り付けられた状態の多関節アーム部の先端部分の斜視図である。
【図3】図3は、本発明の実施形態に係る緩衝装置の周辺の分解図である。
【図4】図4は、本発明の実施形態に係る緩衝装置の分解図である。
【図5】図5は、本発明の実施形態に係る緩衝装置を適用可能なその他のクレーンを説明する図である。
【図6】図6は、本発明の実施形態に係る緩衝装置を適用可能な車載用カメラマウントを説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
次に、本発明に係る緩衝装置の実施形態について、図面を参照しながら説明する。具体的には、(1)クレーン全体の構成、(2)クレーンの先端部分の構成、(3)緩衝装置の構成、(4)作用・効果、(5)その他の実施形態について説明する。
【0021】
(1)クレーン全体の構成
図1を参照して、クレーン全体の概略構成を説明する。図1に示すように、実施形態として示す緩衝装置1は、クレーン100とカメラ200との間に設けられる。
【0022】
クレーン100は、クレーン基台101と、アーム巻回部102とを有する。クレーン100は、アーム巻回部102をクレーン基台101に対して回動自在に支持する回動支軸103を有する。クレーン100は、多関節アーム部104を備える。ここで、本実施形態におけるクレーン100は、支持体を構成する。カメラ200は、撮影装置を構成する。
【0023】
多関節アーム部104は、複数のアームブロックが互いに連結されることによって構成される。アンロック状態は、互いに一部のみが連結された状態である。アームブロックは、アンロック状態でアーム巻回部102に巻き取られる。アームブロックは、使用時にロック状態になる。アームブロックは、アーム巻回部102から繰り出され、互いに係合されてアームを形成する。多関節アーム部104の先端部分には、カメラ200が取り付けられる。
【0024】
(2)クレーンの先端部分の構成
図2は、カメラ200が取り付けられた状態の多関節アーム部104の先端部分の斜視図である。図2に示すように、多関節アーム部104の先端部分には、モータ取付部105が連結される。モータ取付部105には、カメラをチルト方向に回動するモータ106が取り付けられる。モータ取付部105には、モータ106を介して緩衝装置取付部107が取り付けられる。緩衝装置取付部107に緩衝装置1が取り付けられる。緩衝装置1には、カメラ取付部201が取り付けられる。カメラ取付部201には、カメラ台座202が取り付けられる。カメラ200は、カメラ台座202に取り付けられる。
【0025】
図3は、本発明の実施形態に係る緩衝装置の周辺の分解図である。カメラ取付部201は、支持アーム211と、アーム取付部212,213とを有する。支持アーム211には、カメラ台座202が取り付けられる。支持アーム211は、アーム取付部212,213によって緩衝装置1に取り付けられる。なお、図3では、説明の便宜上、一方の支持アームのみ示されている。
【0026】
(3)緩衝装置の構成
図4は、緩衝装置1の分解図である。図4に示すように、緩衝装置1は、クレーン100側に固定される第1基台11と、カメラ200が取り付けられる第2基台12と、第1基台11と第2基台12とを連結する連結機構13とを備える。
【0027】
第1基台11は、平板形状を有する。第1基台11は、緩衝装置取付部107に取り付けられる。第1基台11は、平板の表面から水平方向Hに突出する第1連結部21を有する。第1連結部21には、後述する伸縮部15の端部15aが連結される。
【0028】
第2基台12は、平板形状を有する。第2基台12は、平板の下辺の鉛直下方に突出した第2連結部22を有する。第2連結部22には、後述する伸縮部15の端部15bが連結される。また、第2基台12は、表面に第1連結部21が挿通される開口部12aが形成される。第2基台12は、図示しない係合部を備えており、後述する案内部14a、案内部14bと係合される。第2基台12は、案内部14a、案内部14bに固定されておらず、上下方向Vに沿って動くことができる。本実施形態において、上下方向Vは、鉛直方向に一致する。
【0029】
連結機構13は、案内部14a、案内部14b、及び伸縮部15を備える。案内部14a、案内部14bは、第1基台11の表面に配設される。案内部14a、案内部14bは、上下方向Vに沿って配設されており、第2基台12を第1基台11に対して上下方向Vに沿って案内する。
【0030】
伸縮部15は、上下方向Vに沿って伸縮する。伸縮部15は、上下方向Vに沿って伸縮する弾性部材である。本実施形態では、伸縮部15は、コイルばねである。伸縮部15は、端部15aと端部15bとを有し、端部15aは、第1連結部21に連結される。また、端部15bは、第2連結部22に連結される。伸縮部15の伸縮力は、カメラ200を含む第2基台12に配設された部材の重量と第2基台12の重量との合計と釣り合うことが好ましい。
【0031】
上述の構成を有する緩衝装置1において、第2基台12は、第2基台12に形成された開口部12aに第1基台11に設けられた第1連結部21が挿通された状態で、案内部14a及び案内部14bに可動自在に係合される。第1連結部21と第2連結部22とは、伸縮部15によって連結される。
【0032】
このように、緩衝装置1において、第1基台11と第2基台12とは、案内部14a及び案内部14bにより水平方向Hへの動きが規制される。すなわち、第1基台11と第2基台12とは、水平方向Hへのブレが少ない連結構造により連結される。
【0033】
また、第2基台12(及びカメラ200を含む第2基台12に配設される部材)は、伸縮部15により第1基台11に吊り下げられた状態になっており、伸縮部15の伸縮力により釣り合いが取れた状態である。第1基台11に力が与えられると、伸縮部15が伸び縮みすることにより、第2基台12に伝わる力が軽減される。
【0034】
このとき、開口部12aに挿通された第1連結部21の外面と、開口部12aの縁との間隔が第1基台11に対して第2基台12が上下方向に動くことのできる許容範囲である。
【0035】
(4)作用・効果
上述した本実施形態に係る緩衝装置1において、第2基台12は、案内部14a、案内部14bに案内されて、第1基台11に対して上下方向Vに動くことができる。また、第2基台12は、伸縮部15を介して第1基台11に連結されている。そのため、第1基台11と第2基台12との間隔が所定以上に拡がると伸縮力が働く。これにより、第1基台11と第2基台12とが案内部14a、案内部14bに案内されて、上下方向Vにおいて、互いに接近する方向に移動させられる。
【0036】
すなわち、クレーン100が上下方向Vに移動した際、クレーン100に固定される第1基台11と、カメラ200が取り付けられる第2基台12との間隔が所定間隔以上に拡がると、第2基台12と第1基台11とが上下方向Vにおいて互いに接近する方向に移動させられる。
【0037】
従って、クレーン100が停止状態から動き始めた直後には、カメラ200はその場に取り残される代わりに、伸縮部15が伸びる。その後、第2基台12と第1基台11との間隔が所定間隔以上に拡がると伸縮部15が縮み始め、クレーン100の移動方向にカメラ200が移動を開始する。
【0038】
逆にクレーン100が動いている状態から停止した直後には、カメラ200は惰性で進むため、、伸縮部15が伸びる。第2基台12と第1基台11との間隔が所定間隔以上に拡がると伸縮部15が縮み始め、釣り合い位置でカメラ200が停止する。
【0039】
従って、クレーン100が上下方向Vへ動き出した際或いは停止した際、カメラ200が上下方向に惰性で進むことによって生じるクレーン100の振動を吸収することができる。
【0040】
また、緩衝装置1は、上下方向Vにおいて、少なくともカメラ200の重量と第2基台12の重量との合計と、伸縮部15の伸縮力とは釣り合う。
【0041】
定常状態において、カメラ200の重量と第2基台12の重量との合計と、伸縮部15の伸縮力とを釣り合わせることにより、クレーン100の急激な移動に対する応答性が高められる。
【0042】
(5)その他の実施形態
上記のように、実施形態をあげて本発明について記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には、様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
【0043】
例えば、緩衝装置1の構造は、図4に示す構造に限定されない。案内部は、第1基台11に対する第2基台12の相対的な動きを上下方向Vに規制していればよく、案内部14a、案内部14bに限定されない。設置される場所も、図4に限定されない。また、伸縮部15は、コイルばねであるとしたが、上下方向Vに伸縮できる構造を有していればよく、オイルダンパー等であってもよい。
【0044】
本実施形態では、緩衝装置1は、クレーン100の先端部とカメラ200との間に配設されているとして説明したが、クレーン100に限定されない。
【0045】
図5は、汎用の伸縮式のクレーンの一例を示す。図5に示すクレーン300は、基台301と、パン方向に回動する回動軸302と、伸縮式のアーム303とを備える。アーム303は、回動軸302の先端部302aに取り付けられる。アーム303は、チルト方向に自在に稼動する。緩衝装置1は、図5に示すアーム303の先端部303aとカメラ200との間に配設される。緩衝装置1を配置することにより、アーム303の撓りによる上下方向の揺れを吸収することができる。
【0046】
図6は、車載用カメラマウントの一例を示す。図6に示すマウント400は、車両500に取り付けられる。緩衝装置1は、図6に示すマウント400の先端部400aとカメラ200との間に配設される。緩衝装置1を配置することにより、マウント400の上下方向の揺れを吸収することができる。
【0047】
上述のように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
【符号の説明】
【0048】
1…緩衝装置、 11…第1基台、 12…第2基台、 12a…開口部、 13…連結機構、 14a…案内部、 14b…案内部、 15…伸縮部、 15a…端部、 15b…端部、 21…第1連結部、 22…第2連結部、 100…クレーン、 101…クレーン基台、 102…アーム巻回部、 103…回動支軸、 104…多関節アーム部、 105…モータ取付部、 106…モータ、 107…緩衝装置取付部、 200…カメラ、 201…カメラ取付部、 202…カメラ台座、 211…支持アーム、 212,213…アーム取付部、 300…クレーン、 301…基台、 302…回動軸、 302a…先端部、 303…アーム、 303a…先端部、 400…マウント、 400a…先端部、 500…車両

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも上下方向に移動する支持体と、前記支持体に取り付けられる撮影装置との間に配設され、前記支持体から前記撮影装置に働く力を緩衝する緩衝装置であって、
前記緩衝装置は、
前記支持体に固定される第1基台と、
前記撮影装置が取り付けられる第2基台と、
前記第1基台と第2基台とを連結する連結機構とを備え、
前記連結機構は、
前記第2基台を前記第1基台に対して前記上下方向に沿って案内する案内部と、
前記上下方向に沿って伸縮する伸縮部とを有し、
前記伸縮部の一方の端部は第1基台に連結され、前記伸縮部の他方の端部は前記第2基台に連結される緩衝装置。
【請求項2】
前記上下方向において、
少なくとも前記撮影装置の重量と前記第2基台の重量との合計と、前記伸縮部の伸縮力とは釣り合う請求項1に記載の緩衝装置。
【請求項3】
前記伸縮部は、前記上下方向に沿って伸縮する弾性部材である請求項1に記載の緩衝装置。
【請求項4】
前記第1基台は、平板形状を有し、平板の表面から水平方向に突出し、前記伸縮部の一方の端部が連結される第1連結部を有し、
前記第2基台は、平板形状を有し、前記伸縮部の他方の端部が連結される第2連結部と、平板の表面に形成された開口部とを有し、
前記開口部に前記第1連結部が挿通された状態で、前記第1連結部に前記伸縮部の一方の端部が連結され、前記第2連結部に前記伸縮部の他方の端部が連結される請求項1に記載の緩衝装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−196734(P2010−196734A)
【公開日】平成22年9月9日(2010.9.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−39921(P2009−39921)
【出願日】平成21年2月23日(2009.2.23)
【出願人】(000136468)株式会社フジ・メディア・ホールディングス (14)
【出願人】(505227043)野村ユニソン株式会社 (25)
【Fターム(参考)】