胃腸増殖因子およびその使用方法
本発明は、胃腸増殖因子(GIPF)ポリヌクレオチドおよびポリペプチドを含む薬学的組成物に関する。本発明は、さらに、上皮粘膜の変性に関連する状態または疾患を予防または治療するためのGIPFの治療的使用に関する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
治療上有効量のGIPFポリペプチド、その断片またはアナログ、および薬学的に許容される担体を含む組成物。
【請求項2】
GIPFの生物学的に活性な断片を含むポリペプチドと薬学的に許容される担体とを含む薬学的組成物。
【請求項3】
GIPFがヒトGIPFである、請求項2記載の薬学的組成物。
【請求項4】
ポリペプチドが、SEQ ID NO:4のポリペプチドの生物学的に活性な断片を含む、請求項2記載の薬学的組成物。
【請求項5】
SEQ ID NO:4のポリペプチド断片を含むポリペプチドを含む薬学的組成物であって、該ポリペプチド断片は、SEQ ID NO:10、12、14、16、18、85、87、89、91、93、95、97、99、101、103、105、および178からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む、薬学的組成物。
【請求項6】
ポリペプチドがグリコシル化されている、請求項1〜5のいずれか一項記載の薬学的組成物。
【請求項7】
ポリペプチドがグリコシル化されていない、請求項1〜5のいずれか一項記載の薬学的組成物。
【請求項8】
ポリペプチドが上皮細胞増殖を刺激する、請求項1〜6のいずれか一項記載の薬学的組成物。
【請求項9】
SEQ ID NO:4のアミノ酸配列と少なくとも80%同一であるアミノ酸配列を含むポリペプチドを含む、請求項1記載の薬学的組成物。
【請求項10】
GIPFポリペプチド、その断片またはアナログ、および担体を含む組成物を、対象に投与する段階を含む、対象において上皮細胞増殖を刺激する方法。
【請求項11】
GIPFポリペプチドと薬学的に許容される担体とを含む治療上有効量の組成物を、治療を必要とする哺乳動物対象に投与する段階を含む、治療方法。
【請求項12】
GIPFポリペプチドと薬学的に許容される担体とを含む治療上有効量の組成物を、治療を必要とする哺乳動物対象に投与する段階を含む、粘膜炎、炎症性腸疾患、または短腸症候群を治療する方法。
【請求項13】
GIPDポリペプチドと薬学的に許容される担体とを含む治療上有効量の組成物を投与する段階を含む、患者の胃腸管における上皮細胞増殖を刺激するための方法。
【請求項14】
食道における上皮細胞増殖が刺激される、請求項13記載の方法。
【請求項15】
小腸における上皮細胞増殖が刺激される、請求項13記載の方法。
【請求項16】
大腸における上皮細胞増殖が刺激される、請求項13記載の方法。
【請求項17】
胃における上皮細胞増殖が刺激される、請求項13記載の方法。
【請求項18】
GIPFポリペプチドと薬学的に許容される担体とを含む治療上有効量の組成物を投与する段階を含む、胃腸管の少なくとも一部をライニングする上皮細胞に損傷の危険性がある患者を治療するための方法。
【請求項19】
患者が放射線療法を受けたことがある、または受けるであろう、請求項18記載の方法。
【請求項20】
患者が化学療法を受けたことがある、または受けるであろう、請求項18記載の方法。
【請求項21】
GIPFポリペプチドと薬学的に許容される担体とを含む治療上有効量の組成物を投与する段階を含む、放射線療法または化学療法を受けたことがある患者を治療するための方法。
【請求項22】
哺乳動物対象がヒトである、請求項10〜13、18、および21のいずれか一項記載の方法。
【請求項23】
発現制御配列に操作可能に付随したGIPFコード遺伝子を含む、アデノウイルスベクター。
【請求項24】
請求項23記載のアデノウイルスベクターを含む薬学的組成物。
【請求項25】
対象に請求項24記載の薬学的組成物を投与する段階を含む、対象において上皮細胞増殖を刺激する方法。
【請求項26】
GIPFタンパク質をコードする核酸を含む導入遺伝子構築物であって、該核酸は、B細胞における該タンパク質の発現を指令する転写調節配列に操作可能に付随している、導入遺伝子構築物。
【請求項27】
B細胞特異的プロモーターを含む、請求項26記載の導入遺伝子構築物。
【請求項28】
検出可能なレベルの天然ヒトGIPFタンパク質をB細胞中で産生するトランスジェニックマウスであって、該タンパク質の発現をB細胞に指令する転写調節配列に操作可能に付随したGIPFタンパク質をコードする核酸配列が、ゲノムに安定に組み込まれているトランスジェニックマウス。
【請求項29】
転写調節配列がB細胞プロモーターを含む、請求項28記載のトランスジェニックマウス。
【請求項30】
以下の段階を含む、粘膜炎、炎症性腸疾患、または短腸症候群の治療用の薬物候補を同定する方法:
(a)B細胞において組換えGIPFポリペプチドを発現するトランスジェニックマウスであって、組換えGIPFポリペプチド腸上皮細胞増殖を発現しないこと以外は同一であるマウスと比較して増大した腸上皮細胞増殖を示す該トランスジェニックマウスに、試験化合物を投与する段階;および
(b)腸細胞増殖の増大によって、該試験化合物が、粘膜炎、炎症性腸疾患、または短腸症候群の治療のための薬物候補として同定される、腸の上皮細胞増殖に対する該試験化合物の効果を評価する段階。
【請求項31】
腸の上皮細胞が陰窩細胞である、請求項30記載の方法。
【請求項32】
SEQ ID NO:9、11、13、15、17、84、86、88、90、92、94、96、98、100、102、および104からなる群より選択されるヌクレオチド配列を含む、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項33】
生物学的活性を持つポリペプチドをコードする単離されたポリヌクレオチドであって、請求項32記載のポリヌクレオチドとの約95%よりも高い配列同一性を有する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項34】
SEQ ID NO:12、14、16、18、85、87、89、91、93、95、97、99、101、103、および105からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む、単離されたポリペプチド。
【請求項35】
SEQ ID NO:12、14、16、18、85、87、89、91、93、95、97、99、101、103、および105からなる群より選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を含む、単離されたポリペプチド。
【請求項36】
SEQ ID NO:5、9、11、13、15、17、84、86、88、90、92、94、96、98、100、102、および104からなる群より選択されるポリヌクレオチド配列に操作可能に付随した発現調節エレメントを含む発現ベクター。
【請求項37】
SEQ ID NO:5、9、11、13、15、17、84、86、88、90、92、94、96、98、100、102、104、または177のポリヌクレオチドで形質転換したまたはトランスフェクトした宿主細胞。
【請求項38】
原核細胞または真核細胞である、請求項37記載の形質転換されたまたはトランスフェクトされた宿主細胞。
【請求項39】
以下の段階を含む、SEQ ID NO:12、14、16、18、85、87、89、91、93、95、97、99、101、103、または105のアミノ酸配列を含むポリペプチドを産生するための方法:
(a)該ポリペプチドの発現に適した条件下、培地中で、SEQ ID NO:12、14、16、18、85、87、89、91、93、95、97、99、101、103、または105のポリペプチドをコードする核酸分子を含む単離された細胞を培養する段階;および
(b)該細胞または該培地から該ポリペプチドを精製する段階。
【請求項40】
以下の段階を含む、SEQ ID NO:12、14、16、18、85、87、89、91、93、95、97、99、101、103、105、または178のアミノ酸配列を含むポリペプチドを含む薬学的組成物を産生するための方法:
(a)該ポリペプチドの発現に適した条件下、培地中で、SEQ ID NO:12、14、16、18、85、87、89、91、93、95、97、99、101、103、105、または178のポリペプチドをコードする核酸分子を含む単離された細胞を培養する段階;
(b)該細胞または該培地からポリペプチドを精製する段階;および
(c)該精製されたポリペプチドを薬学的に許容される担体と組み合わせる段階。
【請求項41】
以下の段階を含む、SEQ ID NO:12、14、16、18、85、87、89、91、93、95、97、99、101、103、105、または178のアミノ酸配列を含むポリペプチドを含む薬学的組成物を産生するための方法:
(a)SEQ ID NO:12、14、16、18、85、87、89、91、93、95、97、99、101、103、105、または178のアミノ酸配列を含むポリペプチドを合成する段階;
(b)該ポリペプチドを精製する段階;および
(c)該精製されたポリペプチドを薬学的に許容される担体と組み合わせる段階。
【請求項42】
GIPFタンパク質をコードする核酸を含む発現ベクター構築物であって、該核酸は、腸の上皮細胞におけるGIPFタンパク質の発現を指令する転写調節配列に操作可能に付随している、発現ベクター構築物。
【請求項43】
検出可能なレベルのGIPFタンパク質を腸の上皮細胞において産生するトランスジェニックマウスであって、腸の上皮細胞におけるGIPFタンパク質の発現を指令する転写調節配列に操作可能に付随したGIPFタンパク質をコードする核酸配列が、ゲノムに安定に組み込まれているトランスジェニックマウス。
【請求項44】
GIPFタンパク質およびWnt3aタンパク質をコードする核酸を含む発現ベクター構築物であって、該核酸は、腸の上皮細胞における該タンパク質の発現を指令する転写調節配列に操作可能に付随している、発現ベクター構築物。
【請求項45】
検出可能なレベルの天然GIPFおよびWnt3aタンパク質を腸の上皮細胞において産生するトランスジェニックマウスであって、腸の上皮細胞におけるGIPFタンパク質の発現を指令する転写調節配列に操作可能に付随したGIPFタンパク質をコードする核酸配列が、ゲノムに安定に組み込まれているトランスジェニックマウス。
【請求項46】
腸拡張を示す、請求項43または45記載のトランスジェニックマウス。
【請求項47】
粘膜炎の治療に用いるための、請求項1記載の薬学的組成物。
【請求項48】
炎症性腸疾患の治療に用いるための、請求項1記載の薬学的組成物。
【請求項49】
短腸症候群の治療に用いるための、請求項1記載の薬学的組成物。
【請求項50】
化学療法または放射線療法によって引き起こされる胃腸管に対する損傷の治療に用いるための、請求項1記載の薬学的組成物。
【請求項51】
口腔中の上皮細胞増殖が刺激される、請求項13記載の方法。
【請求項52】
アミノ酸50位におけるバリンがイソロイシンで置き換えられた、SEQ ID NO:4の変種を含む、ポリペプチド。
【請求項1】
治療上有効量のGIPFポリペプチド、その断片またはアナログ、および薬学的に許容される担体を含む組成物。
【請求項2】
GIPFの生物学的に活性な断片を含むポリペプチドと薬学的に許容される担体とを含む薬学的組成物。
【請求項3】
GIPFがヒトGIPFである、請求項2記載の薬学的組成物。
【請求項4】
ポリペプチドが、SEQ ID NO:4のポリペプチドの生物学的に活性な断片を含む、請求項2記載の薬学的組成物。
【請求項5】
SEQ ID NO:4のポリペプチド断片を含むポリペプチドを含む薬学的組成物であって、該ポリペプチド断片は、SEQ ID NO:10、12、14、16、18、85、87、89、91、93、95、97、99、101、103、105、および178からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む、薬学的組成物。
【請求項6】
ポリペプチドがグリコシル化されている、請求項1〜5のいずれか一項記載の薬学的組成物。
【請求項7】
ポリペプチドがグリコシル化されていない、請求項1〜5のいずれか一項記載の薬学的組成物。
【請求項8】
ポリペプチドが上皮細胞増殖を刺激する、請求項1〜6のいずれか一項記載の薬学的組成物。
【請求項9】
SEQ ID NO:4のアミノ酸配列と少なくとも80%同一であるアミノ酸配列を含むポリペプチドを含む、請求項1記載の薬学的組成物。
【請求項10】
GIPFポリペプチド、その断片またはアナログ、および担体を含む組成物を、対象に投与する段階を含む、対象において上皮細胞増殖を刺激する方法。
【請求項11】
GIPFポリペプチドと薬学的に許容される担体とを含む治療上有効量の組成物を、治療を必要とする哺乳動物対象に投与する段階を含む、治療方法。
【請求項12】
GIPFポリペプチドと薬学的に許容される担体とを含む治療上有効量の組成物を、治療を必要とする哺乳動物対象に投与する段階を含む、粘膜炎、炎症性腸疾患、または短腸症候群を治療する方法。
【請求項13】
GIPDポリペプチドと薬学的に許容される担体とを含む治療上有効量の組成物を投与する段階を含む、患者の胃腸管における上皮細胞増殖を刺激するための方法。
【請求項14】
食道における上皮細胞増殖が刺激される、請求項13記載の方法。
【請求項15】
小腸における上皮細胞増殖が刺激される、請求項13記載の方法。
【請求項16】
大腸における上皮細胞増殖が刺激される、請求項13記載の方法。
【請求項17】
胃における上皮細胞増殖が刺激される、請求項13記載の方法。
【請求項18】
GIPFポリペプチドと薬学的に許容される担体とを含む治療上有効量の組成物を投与する段階を含む、胃腸管の少なくとも一部をライニングする上皮細胞に損傷の危険性がある患者を治療するための方法。
【請求項19】
患者が放射線療法を受けたことがある、または受けるであろう、請求項18記載の方法。
【請求項20】
患者が化学療法を受けたことがある、または受けるであろう、請求項18記載の方法。
【請求項21】
GIPFポリペプチドと薬学的に許容される担体とを含む治療上有効量の組成物を投与する段階を含む、放射線療法または化学療法を受けたことがある患者を治療するための方法。
【請求項22】
哺乳動物対象がヒトである、請求項10〜13、18、および21のいずれか一項記載の方法。
【請求項23】
発現制御配列に操作可能に付随したGIPFコード遺伝子を含む、アデノウイルスベクター。
【請求項24】
請求項23記載のアデノウイルスベクターを含む薬学的組成物。
【請求項25】
対象に請求項24記載の薬学的組成物を投与する段階を含む、対象において上皮細胞増殖を刺激する方法。
【請求項26】
GIPFタンパク質をコードする核酸を含む導入遺伝子構築物であって、該核酸は、B細胞における該タンパク質の発現を指令する転写調節配列に操作可能に付随している、導入遺伝子構築物。
【請求項27】
B細胞特異的プロモーターを含む、請求項26記載の導入遺伝子構築物。
【請求項28】
検出可能なレベルの天然ヒトGIPFタンパク質をB細胞中で産生するトランスジェニックマウスであって、該タンパク質の発現をB細胞に指令する転写調節配列に操作可能に付随したGIPFタンパク質をコードする核酸配列が、ゲノムに安定に組み込まれているトランスジェニックマウス。
【請求項29】
転写調節配列がB細胞プロモーターを含む、請求項28記載のトランスジェニックマウス。
【請求項30】
以下の段階を含む、粘膜炎、炎症性腸疾患、または短腸症候群の治療用の薬物候補を同定する方法:
(a)B細胞において組換えGIPFポリペプチドを発現するトランスジェニックマウスであって、組換えGIPFポリペプチド腸上皮細胞増殖を発現しないこと以外は同一であるマウスと比較して増大した腸上皮細胞増殖を示す該トランスジェニックマウスに、試験化合物を投与する段階;および
(b)腸細胞増殖の増大によって、該試験化合物が、粘膜炎、炎症性腸疾患、または短腸症候群の治療のための薬物候補として同定される、腸の上皮細胞増殖に対する該試験化合物の効果を評価する段階。
【請求項31】
腸の上皮細胞が陰窩細胞である、請求項30記載の方法。
【請求項32】
SEQ ID NO:9、11、13、15、17、84、86、88、90、92、94、96、98、100、102、および104からなる群より選択されるヌクレオチド配列を含む、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項33】
生物学的活性を持つポリペプチドをコードする単離されたポリヌクレオチドであって、請求項32記載のポリヌクレオチドとの約95%よりも高い配列同一性を有する、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項34】
SEQ ID NO:12、14、16、18、85、87、89、91、93、95、97、99、101、103、および105からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む、単離されたポリペプチド。
【請求項35】
SEQ ID NO:12、14、16、18、85、87、89、91、93、95、97、99、101、103、および105からなる群より選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を含む、単離されたポリペプチド。
【請求項36】
SEQ ID NO:5、9、11、13、15、17、84、86、88、90、92、94、96、98、100、102、および104からなる群より選択されるポリヌクレオチド配列に操作可能に付随した発現調節エレメントを含む発現ベクター。
【請求項37】
SEQ ID NO:5、9、11、13、15、17、84、86、88、90、92、94、96、98、100、102、104、または177のポリヌクレオチドで形質転換したまたはトランスフェクトした宿主細胞。
【請求項38】
原核細胞または真核細胞である、請求項37記載の形質転換されたまたはトランスフェクトされた宿主細胞。
【請求項39】
以下の段階を含む、SEQ ID NO:12、14、16、18、85、87、89、91、93、95、97、99、101、103、または105のアミノ酸配列を含むポリペプチドを産生するための方法:
(a)該ポリペプチドの発現に適した条件下、培地中で、SEQ ID NO:12、14、16、18、85、87、89、91、93、95、97、99、101、103、または105のポリペプチドをコードする核酸分子を含む単離された細胞を培養する段階;および
(b)該細胞または該培地から該ポリペプチドを精製する段階。
【請求項40】
以下の段階を含む、SEQ ID NO:12、14、16、18、85、87、89、91、93、95、97、99、101、103、105、または178のアミノ酸配列を含むポリペプチドを含む薬学的組成物を産生するための方法:
(a)該ポリペプチドの発現に適した条件下、培地中で、SEQ ID NO:12、14、16、18、85、87、89、91、93、95、97、99、101、103、105、または178のポリペプチドをコードする核酸分子を含む単離された細胞を培養する段階;
(b)該細胞または該培地からポリペプチドを精製する段階;および
(c)該精製されたポリペプチドを薬学的に許容される担体と組み合わせる段階。
【請求項41】
以下の段階を含む、SEQ ID NO:12、14、16、18、85、87、89、91、93、95、97、99、101、103、105、または178のアミノ酸配列を含むポリペプチドを含む薬学的組成物を産生するための方法:
(a)SEQ ID NO:12、14、16、18、85、87、89、91、93、95、97、99、101、103、105、または178のアミノ酸配列を含むポリペプチドを合成する段階;
(b)該ポリペプチドを精製する段階;および
(c)該精製されたポリペプチドを薬学的に許容される担体と組み合わせる段階。
【請求項42】
GIPFタンパク質をコードする核酸を含む発現ベクター構築物であって、該核酸は、腸の上皮細胞におけるGIPFタンパク質の発現を指令する転写調節配列に操作可能に付随している、発現ベクター構築物。
【請求項43】
検出可能なレベルのGIPFタンパク質を腸の上皮細胞において産生するトランスジェニックマウスであって、腸の上皮細胞におけるGIPFタンパク質の発現を指令する転写調節配列に操作可能に付随したGIPFタンパク質をコードする核酸配列が、ゲノムに安定に組み込まれているトランスジェニックマウス。
【請求項44】
GIPFタンパク質およびWnt3aタンパク質をコードする核酸を含む発現ベクター構築物であって、該核酸は、腸の上皮細胞における該タンパク質の発現を指令する転写調節配列に操作可能に付随している、発現ベクター構築物。
【請求項45】
検出可能なレベルの天然GIPFおよびWnt3aタンパク質を腸の上皮細胞において産生するトランスジェニックマウスであって、腸の上皮細胞におけるGIPFタンパク質の発現を指令する転写調節配列に操作可能に付随したGIPFタンパク質をコードする核酸配列が、ゲノムに安定に組み込まれているトランスジェニックマウス。
【請求項46】
腸拡張を示す、請求項43または45記載のトランスジェニックマウス。
【請求項47】
粘膜炎の治療に用いるための、請求項1記載の薬学的組成物。
【請求項48】
炎症性腸疾患の治療に用いるための、請求項1記載の薬学的組成物。
【請求項49】
短腸症候群の治療に用いるための、請求項1記載の薬学的組成物。
【請求項50】
化学療法または放射線療法によって引き起こされる胃腸管に対する損傷の治療に用いるための、請求項1記載の薬学的組成物。
【請求項51】
口腔中の上皮細胞増殖が刺激される、請求項13記載の方法。
【請求項52】
アミノ酸50位におけるバリンがイソロイシンで置き換えられた、SEQ ID NO:4の変種を含む、ポリペプチド。
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図5−1】
【図5−2】
【図5−3】
【図5−4】
【図5−5】
【図5−6】
【図5−7】
【図5−8】
【図5−9】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54−1】
【図54−2】
【図54−3】
【図54−4】
【図54−5】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59】
【図60】
【図61】
【図62−1】
【図62−2】
【図62−3】
【図63】
【図64−1】
【図64−2】
【図64−3】
【図64−4】
【図64−5】
【図64−6】
【図64−7】
【図65A】
【図65B】
【図65C】
【図66】
【図67】
【図68−1】
【図68−2】
【図69−1】
【図69−2】
【図70】
【図71】
【図72】
【図73】
【図74】
【図75】
【図76】
【図77】
【図78】
【図79】
【図80】
【図4A】
【図4B】
【図5−1】
【図5−2】
【図5−3】
【図5−4】
【図5−5】
【図5−6】
【図5−7】
【図5−8】
【図5−9】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54−1】
【図54−2】
【図54−3】
【図54−4】
【図54−5】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59】
【図60】
【図61】
【図62−1】
【図62−2】
【図62−3】
【図63】
【図64−1】
【図64−2】
【図64−3】
【図64−4】
【図64−5】
【図64−6】
【図64−7】
【図65A】
【図65B】
【図65C】
【図66】
【図67】
【図68−1】
【図68−2】
【図69−1】
【図69−2】
【図70】
【図71】
【図72】
【図73】
【図74】
【図75】
【図76】
【図77】
【図78】
【図79】
【図80】
【公表番号】特表2007−526248(P2007−526248A)
【公表日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−551541(P2006−551541)
【出願日】平成17年1月27日(2005.1.27)
【国際出願番号】PCT/US2005/002996
【国際公開番号】WO2005/072419
【国際公開日】平成17年8月11日(2005.8.11)
【出願人】(506258028)ヌベロ インコーポレーティッド (2)
【出願人】(000253503)キリンホールディングス株式会社 (247)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年1月27日(2005.1.27)
【国際出願番号】PCT/US2005/002996
【国際公開番号】WO2005/072419
【国際公開日】平成17年8月11日(2005.8.11)
【出願人】(506258028)ヌベロ インコーポレーティッド (2)
【出願人】(000253503)キリンホールディングス株式会社 (247)
【Fターム(参考)】
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