説明

脂肪酸アミドヒドロラーゼ阻害剤

本発明は、脂肪酸アミドヒドロラーゼ阻害剤、その固体形態、その組成物、及びそれを製造及び使用する方法を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式1:
【化1】

の結晶化合物、又は、医薬として許容し得るその塩、水和物、又は溶媒和物を含む固体形態。
【請求項2】
式IMP-1、式IMP-2、 式IMP-3、又は式IMP-4:
【化2】

の化合物を実質的に含まない、請求項1記載の固体形態。
【請求項3】
非晶質の化合物1を実質的に含まない、請求項2記載の固体形態。
【請求項4】
式IMP-1の化合物を実質的に含まない、請求項2又は3記載の固体形態。
【請求項5】
約0.05% a/a未満の式IMP-1の化合物を含む、請求項2〜4のいずれか1項記載の固体形態。
【請求項6】
式IMP-2の化合物を実質的に含まない、請求項2〜5のいずれか1項記載の固体形態。
【請求項7】
約0.05% a/a未満の式IMP-2の化合物を含む、請求項2〜6のいずれか1項記載の固体形態。
【請求項8】
式IMP-3の化合物を実質的に含まない、請求項2〜7のいずれか1項記載の固体形態。
【請求項9】
約0.05% a/a未満の式IMP-3の化合物を含む、請求項2〜8のいずれか1項記載の固体形態。
【請求項10】
式IMP-4の化合物を実質的に含まない、請求項2〜9のいずれか1項記載の固体形態。
【請求項11】
約0.05% a/a未満の式IMP-4の化合物を含む、請求項2〜10のいずれか1項記載の固体形態。
【請求項12】
式1の前記結晶化合物が、化合物1のフォームA結晶形である、請求項1〜11のいずれか1項記載の固体形態。
【請求項13】
化合物1のその他の結晶形を実質的に含まない、請求項1〜12のいずれか1項記載の固体形態。
【請求項14】
以下の近似ピーク位置:9.68±0.10、17.26±0.10、21.60±0.10、24.68±0.10、25.48±0.10、27.73±0.10及び29.08±0.10度2θの1、2、3、4、5、6のピーク又はすべてを有するX線粉末回折パターンを含む、請求項1〜13のいずれか1項記載の固体形態。
【請求項15】
約17.26、21.60、及び27.73度2θにピークを有するX線粉末回折パターンを含む、請求項1〜13のいずれか1項記載の固体形態。
【請求項16】
約24.68、及び25.48度2θにピークをさらに有するX線粉末回折パターンを含む、請求項15記載の固体形態。
【請求項17】
約9.68 、及び29.08度2θにピークをさらに有するX線粉末回折パターンを含む、請求項16記載の固体形態。
【請求項18】
図1、図19A、図22、図23に示したXRPDパターンと実質的に同様のX線粉末回折パターンを含む、請求項1〜13のいずれか1項記載の固体形態。
【請求項19】
以下の近似単位格子パラメーター:a=5.45Å; b=5.16Å; c=36.12Å;α= 90°; β= 90°;γ= 90°;V=1016.5Å3、及びZ=4と一致する単位格子パラメーターを含む、請求項1〜18のいずれか1項記載の固体形態。
【請求項20】
示差走査熱量測定によって決定された128±5℃及び約244±2℃から選択された1つ以上の転移温度を含む、請求項1〜19のいずれか1項記載の固体形態。
【請求項21】
図2に示した示差走査熱量測定サーモグラムと実質的に同様の示差走査熱量測定サーモグラムを含む、請求項1〜20のいずれか1項記載の固体形態。
【請求項22】
前記固体形態が、1種以上の化合物1の無水物を実質的に含まない、請求項1〜21のいずれか1項記載の固体形態。
【請求項23】
前記1種以上の無水物が、化合物2:
【化3】

又は、医薬として許容し得るその塩、水和物、又は溶媒和物である、請求項22記載の固体形態。
【請求項24】
式2:
【化4】

の結晶化合物、又は、医薬として許容し得るその塩、水和物、又は溶媒和物を含む固体形態。
【請求項25】
式IMP-1、式IMP-2、 式IMP-3、又は式IMP-4:
【化5】

の化合物を実質的に含まない、請求項24記載の固体形態。
【請求項26】
非晶質の化合物2を実質的に含まない、請求項24又は25記載の固体形態。
【請求項27】
化合物2のフォームI結晶形であり、前記固体形態が、化合物2のその他の結晶形を実質的に含まない、請求項24〜26のいずれか1項記載の固体形態。
【請求項28】
化合物1、又は、その他のその無水物を実質的に含まない、請求項24〜27のいずれか1項記載の固体形態。
【請求項29】
約6.32、12.69、及び26.77度2θでのピークを含むX線粉末回折パターンを含む、請求項24〜28のいずれか1項記載の固体形態。
【請求項30】
約6.32、12.69、及び26.77度2θでのピークを含むX線粉末回折パターンをさらに含む、請求項29記載の固体形態。
【請求項31】
以下の近似XRPDパターンピーク: 6.3, 9.6, 11.2, 11.5, 12.7, 13.1, 14.7, 15.2, 16.9, 17.3, 17.4, 17.7, 18.0, 18.6, 19.0, 19.4, 20.4, 20.8, 21.6, 22.5, 22.7, 23.0, 23.4, 24.5, 24.7, 25.1, 25.5, 26.8, 27.7, 28.3, 29.0度2θの少なくとも3、少なくとも4、少なくとも5、少なくとも6、少なくとも7、少なくとも8、少なくとも9、少なくとも10、少なくとも11、少なくとも12、少なくとも13、少なくとも14、少なくとも15、少なくとも16、少なくとも17、少なくとも18、少なくとも19、少なくとも20、少なくとも21、少なくとも22、少なくとも23、少なくとも24、少なくとも25、少なくとも26、少なくとも27、 少なくとも28、少なくとも29、少なくとも30、又は、すべてを有するX線粉末回折パターンを含む、請求項24〜28のいずれか1項記載の固体形態。
【請求項32】
図8、図28、又は図29に示したXRPDパターンと実質的に同様のX線粉末回折パターンを含む、請求項24〜31のいずれか1項記載の固体形態。
【請求項33】
図18に示した示差走査熱量測定サーモグラムと実質的に同様の示差走査熱量測定サーモグラムを含む、請求項24〜32のいずれか1項記載の固体形態。
【請求項34】
示差走査熱量測定によって決定された約112±5℃及び約241±2℃から選択された1つ以上の転移温度を含む、請求項24〜33のいずれか1項記載の固体形態。
【請求項35】
請求項1〜34のいずれか1項記載の固体形態、及び医薬として許容し得る賦形剤を含む医薬組成物。
【請求項36】
化合物1:
【化6】

又は、医薬として許容し得るその塩、水和物、或いは、溶媒和物、又は無水物の製造方法であって:
(a)式E-1:
【化7】

の化合物(式中、LG1及びLG2は、独立して、ハロゲン又はスルホン酸塩から選択される)を;式E-2:
【化8】

の化合物(式中、R1及びR2の各々は、独立して、水素、又はC1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C6-12アリール、又はC6-12 ヘテロアリール基から選択され、又は、R1及びR2は、結合して5-8員環を形成する)とカップリングして、
式E-3:
【化9】

の化合物(式中、LG2は、ハロゲン又はスルホン酸塩から選択される)を提供する工程;及び
(b) 化合物1、又は、医薬として許容し得るその塩、その水和物又は溶媒和物、又は、その無水物を得るために、E-3と、ホウ素化試薬及び金属試薬とを反応させる工程;を含む、前記方法。
【請求項37】
結晶化合物1を提供するために、工程(b)の化合物1を結晶化することをさらに含む、請求項36記載の方法。
【請求項38】
前記結晶化工程が、水、極性非極性溶媒、又はこれらの混合物を含む極性溶液から化合物1を晶出することを含む、請求項37記載の方法。
【請求項39】
前記結晶化工程が、水とアセトンの混合物から化合物1を晶出することを含む、請求項37記載の方法。
【請求項40】
前記結晶化合物1が、非極性溶液でさらに洗浄される、請求項37〜39のいずれか1項記載の方法。
【請求項41】
前記非極性溶液が、ヘキサン、 ヘプタン、又はこれらの混合物を含む、請求項40記載の方法。
【請求項42】
E-1が、 E-1b:
【化10】

である請求項36〜41のいずれか1項記載の方法。
【請求項43】
E-2が、 E-2a:
【化11】

である請求項36〜42のいずれか1項記載の方法。
【請求項44】
E-3が、 E-3a:
【化12】

である請求項36〜43のいずれか1項記載の方法。
【請求項45】
前記カップリング工程が、パラジウム触媒を含む、請求項36〜44のいずれか1項記載の方法。
【請求項46】
前記パラジウム触媒が、Pd(PPh34、Pd(OAc)2、Pd2(dba)3、Pd(dppf)2Cl2、及びPdCl2(PPh32から選択される、請求項45記載の方法。
【請求項47】
前記カップリング工程が、塩基を含む、請求項36〜46のいずれか1項記載の方法。
【請求項48】
前記塩基が、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸セシウム、重炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸セシウム、酢酸カリウム、酢酸ナトリウム、リン酸カリウム、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、及び水酸化マグネシウムから選択される、請求項47記載の方法。
【請求項49】
前記ホウ素化試薬が、ボロン酸エステルである、請求項36〜48のいずれか1項記載の方法。
【請求項50】
前記ボロン酸エステルが、ホウ酸トリメチル、ホウ酸トリエチル、ホウ酸トリアリル、ホウ酸トリイソプロピル、ホウ酸トリブチル、ホウ酸トリ-tert-ブチル、ホウ酸トリペンチル、ホウ酸トリヘキシル、ホウ酸トリトリル、ホウ酸トリベンジル、ホウ酸トリフェニル、ホウ酸トリメチレン、ホウ酸トリエタノールアミン、ホウ酸トリメタリル、2-メトキシ-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン、2-メトキシ-4,4,6-トリメチル-1,3,2-ジオキサボリナン、2-イソプロポキシ-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン、2-イソプロポキシ-4,4,6-トリメチル-1,3,2-ジオキサボリナン、2-(2-ジメチルアミノエトキシ)-4-メチル-1,3,2-ジオキサボリナン、2-ブトキシ-4,4,6-トリメチル-1,3,2-ジオキサボリナン、ホウ酸トリス(2,2,2-トリフルオロエチル)、ホウ酸トリス(1-イソプロピル-2-メチルプロピル)、及び2,2'-(2-メチル-2,4-ペンタンジイルジオキシ)ビス(4,4,6-トリメチル-1,3,2-ジオキサボリナン)から選択される、請求項49記載の方法。
【請求項51】
前記金属試薬が、アルキルリチウム試薬である、請求項36〜50のいずれか1項記載の方法。
【請求項52】
前記アルキルリチウム試薬が、n-ブチルリチウム又はヘキシルリチウムである、請求項51記載の方法。
【請求項53】
前記方法の工程(b)が、化合物1の無水物を得るために、化合物1を脱水する工程、次いで、化合物1、又は医薬として許容し得るその塩、水和物、又は溶媒和物を得るために、該化合物1の無水物を加水分解する工程をさらに含む、請求項36〜52のいずれか1項記載の方法。
【請求項54】
前記化合物1の無水物が、化合物2:
【化13】

又は、医薬として許容し得るその塩、水和物、又は溶媒和物である、請求項53記載の方法。
【請求項55】
FAAH媒介病態を治療する方法であって、治療有効量の請求項1記載の固体形態を、治療を必要とする対象に投与することを含む、前記方法。
【請求項56】
前記FAAH媒介病態が、疼痛病態、炎症病態、免疫障害、中枢神経系の障害、代謝障害、心臓障害、及び緑内障から選択される、請求項55記載の方法。
【請求項57】
前記FAAH媒介病態が、神経因性疼痛、中枢性疼痛、除神経後疼痛、慢性疼痛、術後疼痛、術前疼痛、侵害受容性疼痛、急性疼痛、非炎症性疼痛、炎症性疼痛、癌に関連した疼痛、外傷疼痛、火傷疼痛、医療処置に関連した疼痛、掻痒に起因する疼痛、膀胱痛症候群、月経前不快気分障害に関連した疼痛、月経前症候群に関連した疼痛、慢性疲労症候群に関連した疼痛、早産に関連した疼痛、薬物中毒からの禁断症状に関連した疼痛、関節痛、関節炎疼痛、仙腰痛、筋骨格痛、頭痛、偏頭痛、筋肉痛、下背部痛、頸部疼痛、歯痛、歯科/顎顔面疼痛、及び内臓痛から選択された疼痛病態である、請求項55記載の方法。
【請求項58】
前記FAAH媒介病態が、炎症病態、又は免疫障害である、請求項55記載の方法。
【請求項59】
前記炎症病態、又は免疫障害が、胃腸障害である、請求項58記載の方法。
【請求項60】
前記炎症病態、又は免疫障害が、皮膚病態である、請求項58記載の方法。
【請求項61】
前記FAAH媒介病態が、神経毒性及び/又は神経外傷、脳卒中、多発性硬化症、脊髄損傷、癲癇、精神障害、睡眠障害、運動障害、悪心及び/又は嘔吐、筋萎縮性側索硬化症、アルツハイマー病、及び薬物中毒から選択された中枢神経系の障害である、請求項55記載の方法。
【請求項62】
前記FAAH媒介病態が、消耗性疾病、又は肥満関連病態或いはその合併症から選択された代謝障害である、請求項55記載の方法。
【請求項63】
前記FAAH媒介病態が、高血圧、循環性ショック、心筋再灌流障害、及びアテローム性動脈硬化症から選択された心臓障害である、請求項55記載の方法。
【請求項64】
前記FAAH媒介病態が、緑内障である、請求項55記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【公表番号】特表2013−518886(P2013−518886A)
【公表日】平成25年5月23日(2013.5.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−552035(P2012−552035)
【出願日】平成23年2月1日(2011.2.1)
【国際出願番号】PCT/US2011/023352
【国際公開番号】WO2011/097233
【国際公開日】平成23年8月11日(2011.8.11)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
2.Linux
【出願人】(511242122)インフイニトイ プハルマセウトイカルス インコーポレイテッド (4)
【Fターム(参考)】