説明

脂質レベルを減少させるための化合物、組成物および方法

本技術は、式I〜VIの化合物、ならびにかかる化合物を作製および使用する方法に関する。使用方法は、高脂血症、高コレステロール血症、高中性脂肪血症、脂肪肝、およびメタボリック症候群の防止および治療を含む。本明細書に開示する化合物はまた、総コレステロール、LDLコレステロール、およびトリグリセリドを低下させ、肝臓LDL受容体発現を増加させ、PCSK9発現を阻害し、AMPを活性化したタンパク質キナーゼを活性化する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Vまたは式VIの化合物、
【化135】

その立体異性体、その互変異性体、その溶媒和物、およびその薬学的に許容される塩であって、
およびRは、独立して、−H、−(CH0−6COOR’、-C(O)R”、−OR’、−NR1011、−C(O)NR1011、または置換もしくは未置換の、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、またはヘテロシクリルアルキル基であるか、あるいはRおよびRを合わせたものは、1,2−ジオキシエチレン基であり、但し、RおよびRは両方とも-OR’ではないことが条件であり、
およびRは、独立して、−H、−OH、−Cl、−Br、−F、−I、−CN、−NH、−C(O)NH、−COOH、または置換もしくは未置換の、アルキル、アルケニル、アルコキシもしくはアラルキル基であり、
’は−Hであるか、またはRおよびR’を合わせたものはオキソ基であり、
は−H、ハロゲン、−OR’、−OSOR”、−OC(O)R”、−OC(O)OR”、−OC(O)NR’R”、−O−アルキレン−NR’R’、−O−アルキレン−OSOR”、−O−アルキレン−S(O)0−2R”、−O−アルキレン−NR’SOR”、−O−アルキレン−N(R’)C(O)R’、または置換もしくは未置換のアルキル基であり、
およびRは、独立して、−H、ハロゲン、−OH、または置換もしくは未置換のアルコキシ基である、あるいはRおよびRを合わせたものは、メチレンジオキシ基であるか、あるいはRおよびRを合わせたものは、メチレンジオキシ基であり、
は−H、ハロゲン、−OH、または置換もしくは未置換の、アルキルもしくはアルコキシ基であり、
10およびR11は、独立して、H、−C(O)OR”、または置換もしくは未置換のアルキル基であり、
各R’は、独立して、水素、または置換もしくは未置換の、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、もしくはヘテロシクリルアルキル基であり、
各R”は、独立して、置換もしくは未置換の、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、もしくはヘテロシクリルアルキル基であり、
但し、RおよびRが両方ともHである場合、Rはハロゲン、−OSOR”、−OC(O)R”、−OC(O)OR”、−OC(O)NR’R”、−O−アルキレン−NR’R’、−O−アルキレン−OSOR”、−O−アルキレン−S(O)0−2R”、−O−アルキレン−NR’SOR”、−O−アルキレン−N(R’)C(O)R’、または置換もしくは未置換のアルキル基である、式Vまたは式VIの化合物、その立体異性体、その互変異性体、その溶媒和物、およびその薬学的に許容される塩。
【請求項2】
およびRは、独立して、−H、−(CH0−6COOR’、−NR1011、−C(O)NR1011、または置換もしくは未置換のアルキル基であるか、あるいはRおよびRを合わせたものは、1,2−ジオキシエチレン基である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
およびRのうちの1つはOR’であり、もう1つは、−H、−(CH0−6COOR’、−NR1011、−C(O)NR1011、または置換もしくは未置換のアルキル基であるか、あるいはRおよびRを合わせたものは、1,2−ジオキシエチレン基である、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
10およびR11は、独立して、H、ヒドロキシ基で随意に置換されたC1−6アルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
およびRを合わせたものは、1,2−ジオキシエチレン基である、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
およびR’は、それぞれ−Hであるか、またはRおよびR’を合わせたものは、オキソ基である、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
は−H、−OR’、−OSOR”、−OC(O)OR”、−OC(O)NR’R”、−O−アルキレン−OSOR”、または−O−アルキレン−NR’R’である、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
は−H、−OR’、−OSOR”、または−OC(O)R”である、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
は−H、−OH、または置換もしくは未置換の、C1−6アルコキシ、C7−14アラルコキシ、−OC(O)−(C1−6アルキル)、−OC(O)−(アリール)、−OC(O)O−(アリール)、−OC(O)−NH−(アリール)、−O−(C2−6アルキレン)−NH−(C2−6アルキル)、−O−(C2−6アルキレン)−NH−(テトラヒドロピラン)、−O−(C2−6アルキレン)−NH−(チオモルホリンジオキシド)、−O−(C2−6アルキレン)−NH−(ピペリジニル)、−O−(C2−6アルキレン)−NH−(ピペラジニル)、−O−(C2−6アルキレン)−NH−(モルホリニル)、−O−(C2−6アルキレン)−NH−(アラルキル)、−O−(C2−6アルキレン)−NH−(シクロプロピル)、−OSO−(C3−6シクロアルキル)、−OSO−(アリール)、O−(C2−6アルキレン)−OSO−(アリール)、−OSO−(アラルキル)、−O−(C2−6アルキレン)−OSO−(ヘテロアリール)、−OSO−(C1−6アルキル)、−OSO−(ピリジル)、−OSO−(チアゾリル)、−O−(C2−6アルキレン)−NHSO−(アリール)、−O−(C2−6アルキレン)−NHSO−(ヘテロアリール)、−O−(C2−6アルキレン)−NHC(O)−(アリール)、−O−(C2−6アルキレン)−NHC(O)−(ヘテロアリール)、−O−(C0−4アルキル)ピリジル、−O−(C0−4アルキル)ピリミジニル、−O−(C0−4アルキル)モルホリニル、−O−(C0−4アルキル)チオモルホリニル、−O−(C0−4アルキル)イミダゾリル、−O−(C0−4アルキル)チエニル、−O−(C0−4アルキル)テトラヒドロピラニル、−O−(C0−4アルキル)テトラヒドロフラニル、−O−(C0−4アルキル)ピロリジニル、−O−(C0−4アルキル)ピペリジニル、もしくは−O−(C0−4アルキル)ピペラジニル基である、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
は、−H、−OH、または置換もしくは未置換の、C1−6アルコキシ、−OC(O)−(C1−6アルキル)−ビオチン、−OSO−(アリール)、O−(C2−6アルキレン)−OSO−(アリール)、もしくは−OSO−(アラルキル)である、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
式Vの14位または式VIの1位は、R-(+)立体化学的配置である、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
はOHまたは未置換のアルコキシであり、RはHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
はHであり、RはHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
は−H、−OH、−COOH、または未置換のアルキルもしくは−(CH1−6−フェニル基である、請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
およびRは、独立して、−H、−(CH0−6COOR’、−NR1011、−C(O)NR1011、または置換もしくは未置換のアルキル基であるか、あるいはRおよびRを合わせたものは、1,2−ジオキシエチレン基であり、
およびR’は、それぞれ−Hであるか、またはRおよびR’を合わせたものは、オキソ基であり、
は−H、−OH、または置換もしくは未置換の、C1−6アルコキシ、C7−14アラルコキシ、−OC(O)−(C1−6アルキル)、−OC(O)−(アリール)、−OC(O)O−(アリール)、−OC(O)−NH−(アリール)、−O−(C2−6アルキレン)−NH−(C2−6アルキル)、−O−(C2−6アルキレン)−NH−(テトラヒドロピラン)、−O−(C2−6アルキレン)−NH−(チオモルホリンジオキシド)、−O−(C2−6アルキレン)−NH−(ピペリジニル)、−O−(C2−6アルキレン)−NH−(ピペラジニル)、−O−(C2−6アルキレン)−NH−(モルホリニル)、−O−(C2−6アルキレン)−NH−(アラルキル)、−O−(C2−6アルキレン)−NH−(シクロプロピル)、−OSO−(C3−6シクロアルキル)、−OSO−(アリール)、−O−(C2−6アルキレン)−OSO−(アリール)、−OSO−(アラルキル)、−O−(C2−6アルキレン)−OSO−(ヘテロアリール)、−OSO−(C1−6アルキル)、−OSO−(ピリジル)、−OSO−(チアゾリル)、−O−(C2−6アルキレン)−NHSO−(アリール)、−O−(C2−6アルキレン)−NHSO−(ヘテロアリール)、−O−(C2−6アルキレン)−NHC(O)−(アリール)、−O−(C2−6アルキレン)−NHC(O)−(ヘテロアリール)、−O−(C0−4アルキル)ピリジル、−O−(C0−4アルキル)ピリミジニル、−O−(C0−4アルキル)モルホリニル、−O−(C0−4アルキル)チオモルホリニル、−O−(C0−4アルキル)イミダゾリル、−O−(C0−4アルキル)チエニル、−O−(C0−4アルキル)テトラヒドロピラニル、−O−(C0−4アルキル)テトラヒドロフラニル、−O−(C0−4アルキル)ピロリジニル、−O−(C0−4アルキル)ピペリジニル、もしくは−O−(C0−4アルキル)ピペラジニル基であり、
およびRは、独立して、−H、−OH、または未置換のC1−6アルコキシ基であるか、あるいはRおよびRを合わせたものは、メチレンジオキシ基であるか、あるいはRおよびRを合わせたものは、メチレンジオキシ基であり、
は−H、−OH、−COOH、または未置換の、アルキルもしくは-(CH1−6−フェニル基である、請求項1に記載の化合物。
【請求項16】
およびRは、独立して、-H、-CH、-CHOH、−OH、-OCH、-OCHCH、−OCHCHOH、−COOH、−C(O)N(CH、−C(O)NH(CHCHOH)、−C(O)OCH、−NHCH、−N(CH、−NC(O)OCHCH、ベンジルオキシであるか、またはRおよびRを合わせたものは、1,2−ジオキシエチレン基であり、
およびR’は、それぞれ−Hであるか、またはRおよびR’を合わせたものは、オキソ基であり、
は−H、−OH、OCH、−OCHCH、−O(CHOH、−OCHCOOH、−OCHCOOCHCH、−O(CHCOOH、−O(CHCHBr、−O−アセチル、−O−ベンゾイル、−O−(CH−NH−(CH−N(CH、−O−(CH−NH−(CH−OCH、−O−(CH−NH−(CH−SCH、−O−(CH−NH−モルホリニル、−O−(CH−NH−(CH−N(CH、−O−(CH−NH−ベンジル、−O−(CH−NH−(CH−(チオモルホリンジオキシド)、−O−(CH−NH−(CH−モルホリニル、−O−(CH−NH−(CH−テトラヒドロピラニル、−O−ピリジル(C1−4アルキル、−NO、およびNHからなる群から選択される1つもしくは2つの置換基で随意に置換された)、−O−(CH−S−フェニル、−OSO−ナフチル(ジ(C1−4アルキル)で随意に置換された)、−OSO−CF、−OSO−チアゾリル(アセタミドで随意に置換された)、−O−(CH0−2SO−フェニル(前記フェニル基は、メチル、メトキシ、フルオロ、クロロ、トリフルオロメチル、およびニトロからなる群から選択される1つもしくは2つの置換基で随意に置換されている)、−OSO−シクロペンチル、−OSO−チエニル、−OSO−ベンジル、−(CH−シクロプロピル、−(CH−モルホリニル、−(CH−イミダゾリル、−(CH−ピロリジニル、または−(CH−ピペラジニル基であり、前記ピペラジニル基は、メチル、イソプロピル、またはメトキシエチルで随意に置換され、
およびRは、独立して、−H,、OH、または−OCHであり、
は−H、メチル、エチル、−COOH、またはベンジルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項17】
は、−O−(CH0−2−SO−フェニルであり、前記フェニル基は、メチル、メトキシ、フルオロ、クロロ、トリフルオロメチル、およびニトロからなる群から選択される1つまたは2つの置換基で随意に置換される、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
は、−(CH0−6COOR’、-C(O)R”、−OR’、−NR1011、−C(O)NR1011、または置換もしくは未置換のアルキル基から選択され、
は、-H、−(CH0−6COOR’、-C(O)R”、−O(CH1−4−COR’、−NR1011、−C(O)NR1011、または置換もしくは未置換の、アルキル基から選択されかる、またはRおよびRを合わせたものは、1,2−ジオキシエチレン基であり、
は、−H、または未置換のC1−4アルキル基であり、
およびR’は、両方とも−Hであり、
は、−OH、−OSOR”、−OC(O)−(C1−6アルキル)−ビオチン、または−O−アルキレン−S(O)0−2R”であり、
は、−H、ハロゲン、−OH、または置換もしくは未置換のアルコキシ基であるか、あるいはRおよびRを合わせたものは、メチレンジオキシ基であるか、あるいはRおよびRを合わせたものは、メチレンジオキシ基であり、
およびRは、独立して、-Hまたはハロゲンから選択され、
10およびR11は、独立して、H、−C(O)OR”、または置換もしくは未置換のアルキル基であり、
各R’は、独立して、水素、または置換もしくは未置換の、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、もしくはヘテロシクリルアルキル基であり、かつ、
各R”は、独立して、置換もしくは未置換の、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、もしくはヘテロシクリルアルキル基である、請求項1に記載の化合物。

【請求項19】
R”は、置換もしくは未置換のアリール基である、請求項18に記載の化合物。

【請求項20】
R”はフェニルであり、1つまたは2つのハロゲンで随意に置換される、請求項19に記載の化合物。

【請求項21】
は−OSOR”または−O−アルキレン−S(O)0−2R”である、請求項18に記載の化合物。
【請求項22】
は、−OSO−フェニルであり、前記フェニルは、フッ素で随意に置換される、請求項18に記載の化合物。

【請求項23】
請求項1〜22のうちのいずれか1項に記載の化合物および薬学的に許容される担体を含む、組成物。
【請求項24】
脂質低下に有効な量の請求項1〜22のうちのいずれか1項に記載の化合物を含む、高脂血症、高コレステロール血症、高中性脂肪血症、脂肪肝、およびメタボリック症候群からなる群から選択される状態を治療するための薬学的組成物。
【請求項25】
脂質低下に有効な量の請求項1〜22のうちのいずれか1項に記載の化合物を対象へ投与することを含む、血漿および/または肝脂質レベルを減少させることを必要とする前記対象の血漿および/または肝脂質レベルを減少させる方法。
【請求項26】
高脂血症、高コレステロール血症、高中性脂肪血症、脂肪肝、およびメタボリック症候群からなる群から選択される疾病または状態を治療するための方法であって、前記疾病または状態の治療を必要とする対象に、治療有効量の請求項1〜22のうちのいずれか1項に記載の化合物を投与することを含む、方法。
【請求項27】
LDLR発現を増加する方法であって、LDLR発現の増加を必要とする対象に治療有効量の化合物を投与し、それによって前記対象のLDLR発現が増加することを含み、前記化合物は、請求項1〜22のうちのいずれか1項に記載の化合物である、方法。
【請求項28】
血漿LDLコレステロールおよび/または血漿トリグリセリドを低下させる方法であって、血漿LDLコレステロールおよび/または血漿トリグリセリドの低下を必要とする対象に治療有効量の化合物を投与し、それによって前記対象の血漿LDLコレステロールが低下することを含み、前記化合物は、請求項1〜22のうちのいずれか1項に記載の化合物から選択される、方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【図7C】
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【図7D】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図16】
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【図10】
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【図15A】
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【図15B】
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【公表番号】特表2012−513413(P2012−513413A)
【公表日】平成24年6月14日(2012.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−542588(P2011−542588)
【出願日】平成21年12月22日(2009.12.22)
【国際出願番号】PCT/US2009/069331
【国際公開番号】WO2010/075469
【国際公開日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【出願人】(511151503)シーブイアイ ファーマシューティカルズ リミテッド (1)
【Fターム(参考)】