説明

脈動吸収高圧ホース及び脈動吸収高圧ホース用ニップル

【課題】 液圧試験後に残留試験流体を完全にかつ容易に除去できる脈動吸収高圧ホースを提供する。
【解決手段】 ホース本体10と、先端部が上記ホース本体10の端部内に挿入された環状のニップル11と、ホース本体10の端部外周に嵌合され、上記ニップル11とで上記ホース本体10の端部を挟み込んで固定するソケット12と、上記ニップル11の先端部内に所定長さL挿入されて固定された螺旋管13とを備えた脈動吸収高圧ホースにおいて、上記ニップル11の先端部の内面に、長手方向に沿って上記螺旋管13の挿入代Lよりも長く延出する一つ又は複数の溝2を設け、上記螺旋管13の外面と上記ホース本体10の内面との間に形成される環状空間15と上記ニップル11の内部空間11aとを連通する連通路3を形成したものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポンプ等の圧力流体供給源から吐出される流体の脈動を吸収して騒音や振動の発生を防止する脈動吸収高圧ホース及び、その脈動吸収高圧ホース用のニップルに係り、特に、液圧試験後の試験流体の排出性を高めることができる脈動吸収高圧ホース及び脈動吸収高圧ホース用ニップルに関するものである。
【背景技術】
【0002】
圧力流体供給源(例えばポンプ)により流体を圧送する場合、負荷変動等により、圧送される流体に脈動が生じる。この脈動が生じたまま、流体がポンプに接続された高圧ホースを通過すると、騒音や振動が発生してしまう。
【0003】
そこで、圧送される流体の脈動を吸収して騒音や振動の発生を防止する脈動吸収高圧ホースが提案されている。
【0004】
そのような脈動吸収高圧ホースの一例を図4に示す。
【0005】
この脈動吸収高圧ホース100(以下単に高圧ホースともいう)は、例えば自動車のパワーステアリング等の流体作動機器の配管として使用されるものであり、ホース本体10と、先端部がホース本体10の端部内に挿入された円筒状のニップル11と、ホース本体10の端部の外周に嵌合されたソケット12とを備え、ホース本体10の端部をニップル11とソケット12とで挟み込んでかしめ固定するようになっている。ニップル11の先端(ホース本体10内側端部)には螺旋管13が所定長さ挿入されており、ニップル11と螺旋管13とは、かしめにより互いに固定されている。ホース本体10の両端にそれぞれ設けられた螺旋管13の先端部同士は、ホース本体10のほぼ中央部で所定距離を隔てて対向する。
【0006】
螺旋管13は、ホース本体10の内径よりも小さい外径を有し、ホース本体10とほぼ同軸に配置される。従って、螺旋管13の外面とホース本体10の内面との間に環状空間15が形成される。
【0007】
各ニップル11の後端部には継手部材16及びチューブ17がそれぞれ接続されており、高圧ホース100の一端を図示しない圧力流体供給源側(例えばポンプの吐出口)に、他端を同じく図示しない流体作動機器側(例えば、ステアリングギア)に連結できるようになっている。
【0008】
圧力流体供給源から圧送された流体(例えば油)は、高圧ホース100の一端から螺旋管13の内部を通り、その先端部からホース本体10の内部に流入する。そして、他方の螺旋管13内を通って高圧ホース100の他端から流体作動機器へと送られる。このとき、ホース本体10内に流入した流体の一部が環状空間15内へと流れ込み、この環状空間15内の流体と螺旋管13内の流体との相互作用により流体の脈動が吸収・抑制される。
【0009】
このような脈動吸収高圧ホースは、特許文献1等にも開示されている。
【0010】
【特許文献1】特開昭57−154586号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
ところで、このような高圧ホース100は、所定の圧力(負荷)に耐えうることを確認するために、実機に取り付ける前に液圧試験を行うのが一般的である。液圧試験は、高圧ホース100内に試験流体(例えば水)を高圧で封入して行われるが、試験後には高圧ホース100から試験流体を除去する必要がある。
【0012】
そこで、試験後に高圧ホース100の一端から高圧エアを吹き込んで残留する試験流体を他端側から吐き出すようにしている。
【0013】
しかしながら、図4に示したような二重管構造の脈動吸収高圧ホース100では、エアブローを行っても環状空間15内に入り込んでしまった流体を除去できないという問題があった。例えば、図4の高圧ホース100の右端からエアブローを行った場合、試験流体の一部が図中左側の環状空間15内に入り込んで、ホース本体10と、ニップル11の先端部と、螺旋管13とで囲まれた空間Aに溜まって除去できなくなってしまう。
【0014】
このように、高圧ホース100内に試験流体が残留してしまうと、圧力流体供給源や流体作動機器等に悪影響を及ぼすおそれがある。
【0015】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、液圧試験後に残留試験流体を完全にかつ容易に除去できる脈動吸収高圧ホース及び脈動吸収高圧ホース用ニップルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0016】
上記目的を達成するために本発明は、ホース本体と、先端部が上記ホース本体の端部内に挿入された環状のニップルと、ホース本体の端部外周に嵌合され、上記ニップルとで上記ホース本体の端部を挟み込んで固定するソケットと、上記ニップルの先端部内に所定長さ挿入されて固定された螺旋管とを備えた脈動吸収高圧ホースにおいて、上記ニップルの先端部の内面に、長手方向に沿って上記螺旋管の挿入代よりも長く延出する一つ又は複数の溝を設け、上記螺旋管の外面と上記ホース本体の内面との間に形成される環状空間と上記ニップルの内部空間とを連通する連通路を形成したものである。
【0017】
この構成によれば、液圧試験後のエアブローを行うときに、環状空間内に入り込んだ試験流体を連通路を介してニップルの内部空間へと流し込み高圧ホースの外部に排出できるので、試験流体を完全にかつ容易に排出できる。従って、高圧ホース内に試験流体が残留し、圧力流体供給源や流体作動機器等に悪影響を及ぼすことはない。
【0018】
また本発明は、ホース本体と、先端部が上記ホース本体の端部内に挿入された環状のニップルと、ホース本体の端部外周に嵌合され、上記ニップルとで上記ホース本体の端部を挟み込んで固定するソケットと、上記ニップルの先端部内に所定長さ挿入されて固定された螺旋管とを備えた脈動吸収高圧ホースにおいて、上記螺旋管における上記ニップルに対する挿入代以外の部位に、上記螺旋管の内外を連通する穴を設け、上記螺旋管の外面と上記ホース本体の内面との間に形成される環状空間と上記螺旋管の内部空間とを連通する連通路を形成したものである。
【0019】
この構成によれば、液圧試験後のエアブローを行うときに、環状空間内に入り込んだ試験流体を連通路を介して螺旋管の内部空間へと流し込み高圧ホースの外部に排出できるので、試験流体を完全にかつ容易に排出できる。従って、高圧ホース内に試験流体が残留し、圧力流体供給源や流体作動機器等に悪影響を及ぼすことはない。
【0020】
ここで、上記穴は上記ニップルの先端部近傍に設けられることが好ましい。
【0021】
更に本発明は、ホース本体の端部内に挿入される環状の先端部を有し、その先端部と上記ホース本体の端部外周に嵌合されるソケットとで上記ホース本体の端部を挟み込んで固定するためのニップルであって、上記先端部内に螺旋管が所定長さ挿入されて固定される脈動吸収高圧ホース用ニップルにおいて、上記環状の先端部の内面に、長手方向に沿って上記螺旋管の挿入代よりも長く延出する一つ又は複数の溝を設けたものである。
【0022】
この構成のニップルを用いて脈動吸収高圧ホースを形成すれば、螺旋管の外面とホース本体の内面との間に形成される環状空間とニップルの内部空間とを連通する連通路が形成されるので、液圧試験後のエアブローを行うときに、環状空間内に入り込んだ試験流体を連通路を介してニップルの内部空間へと流し込み高圧ホースの外部に排出できるので、試験流体を完全にかつ容易に排出できる。従って、高圧ホース内に試験流体が残留し、圧力流体供給源や流体作動機器等に悪影響を及ぼすことはない。
【発明の効果】
【0023】
本発明によれば、液圧試験後に残留試験流体を完全にかつ容易に除去できるという優れた効果を発揮するものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下、本発明の好適な一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0025】
図1(a)は本実施形態の脈動吸収高圧ホース及び脈動吸収高圧ホース用ニップルを示す部分側面断面図であり、図1(b)は図1(a)のIb−Ib線に沿った断面図である。
【0026】
本実施形態の脈動吸収高圧ホース1は、自動車の油圧式パワーステアリングホースとして使用されるものであり、その基本的な構造は図4に示したものと同様である。そこで、図4に示すものと同一の構成要素については同一の参照番号を付す。
【0027】
本実施形態の脈動吸収高圧ホース1(以下単に高圧ホースとも言う)は、ゴム等の可撓性を有する部材からなるホース本体10と、先端部がホース本体10の端部内に挿入された円筒状(環状)のニップル11と、ホース本体10の端部の外周に嵌合されたソケット12とを備え、ホース本体10の端部をニップル11とソケット12とで挟み込んでかしめ固定するようになっている。ニップル11の先端部(ホース本体10内側端部)には金属製の螺旋管13が所定長さL挿入されており、ニップル11と螺旋管13とは、かしめにより互いに固定されている。ホース本体10の両端にそれぞれ設けられた螺旋管13(図1では一方に螺旋管13のみ示される)の先端部同士は、ホース本体10のほぼ中央部で所定距離を隔てて対向する。
【0028】
螺旋管13は、ホース本体10の内径よりも小さい外径を有し、ホース本体10とほぼ同軸に配置される。従って、螺旋管13の外面とホース本体10の内面との間に環状空間15が形成される。
【0029】
各ニップル11の後端部には図示しない継手部材及びチューブがそれぞれ接続され、高圧ホース1の一端を図示しないポンプの吐出口側に、他端を同じく図示しないステアリング作動装置側に連結できるようになっている。本実施形態では、ニップル11と継手部材とは一体的に形成される。
【0030】
ポンプから圧送された流体(例えば油)は、高圧ホース1の一端から螺旋管13の内部を通り、その先端部からホース本体10の内部に流入する。そして、他方の螺旋管13内を通って高圧ホース1の他端からステアリング作動装置へと送られる。このとき、ホース本体10内に流入した流体の一部が環状空間15内へと流れ込み、この環状空間15内の流体と螺旋管13内の流体との相互作用により流体の脈動が吸収・抑制される。
【0031】
さて、本実施形態の脈動吸収高圧ホース1及び脈動吸収高圧ホース用ニップル11の特徴は、図1に示すように、ニップル11の先端部の内周面に、ニップル11の長手方向に延出する溝2を設けた点にある。本実施形態では、溝2の断面はほぼ半円形状であり、ニップル11の内周面に切削加工を施すことで形成される。
【0032】
この溝2は、ニップル11の最先端部から長手方向に向かって、少なくとも螺旋管13のニップル11に対する挿入代Lよりも長く延出するように形成される。従って、この溝2の内面と螺旋管13の外面とにより、環状空間15と、ニップル11の内部空間11aとを連通する連通路3が形成される。
【0033】
次に、脈動吸収高圧ホース1の作用について説明する。
【0034】
上述したように、脈動吸収高圧ホース1を実機に取り付けるのに先立って、液圧試験を実行し、その後、残留する試験流体を高圧ホース1から除去するために、高圧ホース1の一端からエアブローを行う。ここでは、高圧ホース1において図1に示された側と反対側の端部からエアブローを行うとする。
【0035】
エアブローを行うと、高圧ホース1内に残留していた試験流体の多くは、高圧ホース1の他端側(図1に示される側)の螺旋管13内に流れ込み、ニップル11の内部空間11aを通って外部に排出される。
【0036】
一方、螺旋管13内に流れ込まなかった試験流体は、高圧ホース1の他端側の環状空間15内に流れ込み、環状空間15内を長手方向に沿って移動する。試験流体は、環状空間15の端部(即ち、ホース本体10と、ニップル11の先端部と、螺旋管13とで囲まれた空間)まで達すると連通路3内に流れ込み、連通路3内を長手方向に移動する。そして、螺旋管13の端部まで達すると、ニップル11の内部空間11a内に流れ込み、外部に排出される。
【0037】
このように、本実施形態の脈動吸収高圧ホース1及び脈動吸収高圧ホース用ニップル11によれば、環状空間15内に入り込んだ残留試験流体を連通路3を介して外部に排出できるので、試験流体を完全にかつ容易に排出できる。従って、高圧ホース1内に試験流体が残留し、ポンプやステアリングギア等に悪影響を及ぼすことはない。
【0038】
ここで、溝2及び連通路3は、高圧ホース1の両端部に設けても良いし、いずれか一方の端部にのみ設けても良い。高圧ホース1の一方の端部にのみ溝2及び連通路3を設ける場合、エアブローを行う際に、溝2及び連通路3が設けられていない側の端部からエアを吹き付ければ上記効果を得ることができる。このため、溝2及び連通路3を一方の端部にのみ設ける場合、それらが設けられている側の端部を作業者が高圧ホース1の外観から容易に判断できるように、ホース本体10やソケット12等の外面にマーキング等を施すことが好ましい。
【0039】
また、溝2及び連通路3の周方向位置を表す印を高圧ホース1に設けておけば、エアブローを行う際に、作業者が、試験流体を最も効果的に排出できる位置に溝2及び連通路3を位置させることが可能となる。
【0040】
なお、上記実施形態では溝2及び連通路3を1つ形成した例を示したが、本発明はこの点において限定されず、ニップル11の周方向に間隔を隔てて複数形成しても良い。溝2及び連通路3を複数形成することで、試験流体の排出性をより高めることができる。また、溝2及び連通路3の断面形状は半円形に限定されず、図2に示すように、断面四角形状のキー溝タイプとしても良い。
【0041】
要するに、溝2及び連通路3の個数、形状、サイズ等は、加工のし易さや試験流体の排出性等を考慮して任意に設定することが可能である。
【0042】
次に図3を用いて、本発明の他の実施形態を説明する。
【0043】
この実施形態は、ニップル11の内周面に溝を設ける代わりに、螺旋管13に、螺旋管13の内外を連通する穴5を設けたものであり、その他の構成要素については図1に示したものと同様である。
【0044】
穴5は、螺旋管13におけるニップル11に対する挿入代L以外の部位に形成される。従って、この穴5により、環状空間15と螺旋管13の内部空間13aとを連通する連通路6が形成される。
【0045】
試験流体を排出すべく高圧ホース1’の一端(図3に示す側と反対側の端部)からエアブローを行うと、環状空間15内に入り込んだ試験流体は、環状空間15を長手方向に流れる。そして、連通路6(穴5)が形成された位置まで到達すると、その連通路6を通って螺旋管13の内部空間13a内に流れ込み、ニップル11の内部空間11aを通って外部に排出される。従って、この実施形態においても試験流体を完全にかつ容易に排出することができる。
【0046】
ここで、ニップル11の先端部と連通路6との間に大きな間隔が存在すると、試験流体の一部が連通路6を越えてニップル11側に移動してしまい、その試験流体がホース本体10と、ニップル11の先端部と、螺旋管13とで囲まれた空間に留まって排出できなくなるおそれがある。そこで、穴5(連通路6)は、できるだけニップル11の先端部に近接した位置に形成することが好ましい。こうすることで、試験流体が残留するスペースをなくすことができる。
【0047】
なお、この実施形態においても穴5は高圧ホース1’の両端に設けても、一方の端部にのみ設けても良い。また、穴5の個数、形状、サイズについても任意に設定可能である。更に、この実施形態では、穴5を螺旋管13の長手方向に間隔を隔てて複数設けても良い。
【0048】
以上説明してきた実施形態は本発明の一例を示すものであり、本発明を限定するものではない。例えば、上記実施形態では自動車のパワーステアリングホースに適用した例を示したが、本発明の脈動吸収高圧ホース及び脈動吸収高圧ホース用ニップルは、圧力流体供給源に接続されるあらゆる種類の高圧ホースに適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】(a)は本発明の一実施形態に係る脈動吸収高圧ホース及び脈動吸収高圧ホース用ニップルを示す部分側面断面図であり、(b)は図1(a)のIb−Ib線に沿った断面図である。
【図2】溝の変形を示す図である。
【図3】(a)は本発明の他の実施形態に係る脈動吸収高圧ホースの部分側面断面図であり、(b)は図3(a)のIIIb−IIIb線に沿った断面図である。
【図4】従来の脈動吸収高圧ホースの側面断面図である。
【符号の説明】
【0050】
1 脈動吸収高圧ホース
2 溝
3 連通路
5 穴(連通路)
10 ホース本体
11 ニップル
12 ソケット
13 螺旋管
15 環状空間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ホース本体と、先端部が上記ホース本体の端部内に挿入された環状のニップルと、ホース本体の端部外周に嵌合され、上記ニップルとで上記ホース本体の端部を挟み込んで固定するソケットと、上記ニップルの先端部内に所定長さ挿入されて固定された螺旋管とを備えた脈動吸収高圧ホースにおいて、
上記ニップルの先端部の内面に、長手方向に沿って上記螺旋管の挿入代よりも長く延出する一つ又は複数の溝を設け、上記螺旋管の外面と上記ホース本体の内面との間に形成される環状空間と上記ニップルの内部空間とを連通する連通路を形成したことを特徴とする脈動吸収高圧ホース。
【請求項2】
ホース本体と、先端部が上記ホース本体の端部内に挿入された環状のニップルと、ホース本体の端部外周に嵌合され、上記ニップルとで上記ホース本体の端部を挟み込んで固定するソケットと、上記ニップルの先端部内に所定長さ挿入されて固定された螺旋管とを備えた脈動吸収高圧ホースにおいて、
上記螺旋管における上記ニップルに対する挿入代以外の部位に、上記螺旋管の内外を連通する穴を設け、上記螺旋管の外面と上記ホース本体の内面との間に形成される環状空間と上記螺旋管の内部空間とを連通する連通路を形成したことを特徴とする脈動吸収高圧ホース。
【請求項3】
上記穴が、上記ニップルの先端部近傍に設けられる請求項2記載の脈動吸収高圧ホース。
【請求項4】
ホース本体の端部内に挿入される環状の先端部を有し、その先端部と上記ホース本体の端部外周に嵌合されるソケットとで上記ホース本体の端部を挟み込んで固定するためのニップルであって、上記先端部内に螺旋管が所定長さ挿入されて固定される脈動吸収高圧ホース用ニップルにおいて、
上記環状の先端部の内面に、長手方向に沿って上記螺旋管の挿入代よりも長く延出する一つ又は複数の溝を設けたことを特徴とする脈動吸収高圧ホース用ニップル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−9820(P2006−9820A)
【公開日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−183502(P2004−183502)
【出願日】平成16年6月22日(2004.6.22)
【出願人】(000005120)日立電線株式会社 (3,358)
【Fターム(参考)】