説明

脱毛を防止する作用を有する組成物およびそれを含有する脱毛防止料

【課題】 本発明は、脱毛防止を有する組成物、およびその組成物を含有する化粧料、飲食タイプの脱毛防止料を提供するものである。
【解決手段】 動物プランクトンのエキスおよび、海藻のエキス、ヤボランジーのエキス、油溶性甘草エキス、銀杏葉エキス、バンレイシ(Annona squamosa L.)のエキスのうちのいずれか1種または複数種の成分からなることを特徴とする、脱毛防止作用を有する組成物。動物プランクトンのエキスとしてオキアミのエキス、海藻エキスとしてモズクのエキス、を用いることを特徴とする、脱毛防止作用を有する組成物。それらの組成物を含有することを特徴とする、脱毛防止用化粧料。それらの組成物を含有することを特徴とする、飲食タイプの脱毛防止料。飲食品が、酒類、嗜好飲料、清涼飲料水、スープ類のいずれかであることを特徴とする、飲食タイプの脱毛防止料。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、脱毛状態が進行を防ぐようにするための組成物および、それを含有する通常の化粧料ならびに、飲食タイプの脱毛防止料に関する。
【背景技術】
【0002】
偏った食事やストレス、疲労なども脱毛の原因になる。又、脂性やフケ症で不潔に成りやすい人も脱毛しやすいと言われているう。もちろん、遺伝的に脱毛しやすい体質もあり(男性ホルモンの過剰分泌)なども、関係していると言われている。この様に脱毛には、いくつもの要因絡み合っているが、私たちの皮膚が常に新陳代謝して、健康であるように毛髪にもライフスタイルがある。ヒトの毛髪の修復は何世紀にもわたり試みられてきた。多くの場合、脱毛は単にかつらあるいは入れ毛によりカバーされている。多くの内科治療も多年にわたり試みられた。しかし今日まで、脱
症を含む多種多様の事例に対し毛髪の成長を十分に剌激する治療法は見出されなかった。各頭髪は毛嚢と呼ばれるチューブ状くぼみから伸びる。毛嚢は皮膚の表面から真皮に伸び、場合により皮下層に達する。一群の表皮細胞が毛嚢の基部に存在し、それは毛嚢の基部にある結合組織の突起として生じる血管から養分を受け入れる。表皮細胞が分裂して成長するにつれて、古い細胞は表面に押し出される。表面に動き栄養分供給から遠ざかる細胞は角質化し失活する。かくして毛髪は垢などのような失活ケラチンとなり、あらかじめ定められた率で形成される。
【0003】
毛髪の通常の成長率は1ヶ月で約1cmである。各毛嚢は成長段階(発育相毛髪)および衰退あるいは休息段階(休止期毛髪)の周期を経る。発育相段階は約3年継続するが、一方休止期段階は約3ヶ月継続するだけである。毛嚢が休止期段階に到達すると、毛は抜け落ちる。結局は毛嚢は発育相段階へと再生し、新しい毛髪が作り出される。毛嚢に対する毛髪活性の周期は各毛嚢に対し独立している。しかも毛嚢が毛髪の再生に失敗すると禿頭になる。
【0004】
脱に対の数多くの原因が知られている。化学治療、X線治療(XRT)などの被曝、および有毒化学薬品の被曝などは脱毛の原因となる。ホルモン不均等、ストレス、栄養不足、および薬物の多用などは発育相毛髪の脱毛を生じる。円形脱毛症および男性ホルモン脱毛
症は遺伝により生じるとも言われている。
【0005】
毛嚢は免疫特権器管として知られており、毛髪の成長は免疫系で制御され得ることが主張されてきた(フラスゲート他「調査皮膚治療ジャーナル」97巻、417−420ページ、1991年)。かくして毛髪の修復のために疾病、ストレス、ホルモン不均等、栄養不足などのような内在する原因を治療することが必要となる。オルソン「脱毛症、初期包括医療(プライマリーケア)」1989:16(3)巻、765−787ぺージで開示されたように、患者の病歴、身体検査、実験研究、治療できるすべての脱毛の内在原因の治療、ミノキシジルおよび抗男性ホルモンの局所投与による脱毛症の治療などを含む患者の評価を行って、脱毛の治療を行うことが知られている。しかしミノキシジルによる治療は好ましくない多くの副作用を伴い、また毛髪の成長はミノキシジルが存在する間だけ生じる。
【0006】
かくして、脱毛症の原因を克服するように作用する脱毛の修復が望ましく、ミノキシジルなどのような継続的外部刺激なしで毛嚢が毛髪を成長させることが望ましい。毛髪を強化するために各種商業シャンプーの使用が知られている。これらのシャンプーは典型的にはタンパク質であり、毛嚢ではなく失活ケラチンにのみ作用するので、脱毛を防止することはできない。
【0007】
従来からこの種の脱毛防止剤としては、例えばタマネギ、ネギ、アサツキ、ニラ、ラッキョ、ニンニク等の近緑種植物の乾燥粉末、またはその抽出物とを必須成分とする育毛養毛等の美髪料や、脱臭処理したにんにく粉末を原材料とし、その有効成分を水、アルコール、メチルアルコール、酢酸、アセトンで抽出した濾液を主剤とする育毛発毛剤の製造法方や、流動パラフィン、プリスタン、スクワラン、ミンク油、ラノリン、オリーブ油、グレープシード油、小麦胚芽油、ツバキ油、ホホバ油、ひまわり油、サザンカオイル、トウモロコシ油、アマニ油、アボガドオイル、コレステアリルオレエート、コレステアリルイソステアレート等から成る天然油分および第4級アンモニウム塩を含有させた毛髪化粧料等が周知の技術である。
【0008】
しかしながらメーカーを問わず、ふけやかゆみや脱毛の予防等の目に見える効果が十分に発揮されてはいなかった。中には使用中にべたついたり、頭皮が乾燥したりするものもあり、付けないよりは付けたほうが良いというような精神的な満足感が得られるに留まっていた。また、ニンニクだけを直接多量に頭皮に塗った場合、個人差はあるものの、一般的に赤くかぶれたり、かゆみがでたりし、さらに汗をかいた時や雨で頭が濡れた時にはニンニク独特の臭みが発生する等という諸々の問題点を有していた。
【0009】
さらに、各種薬剤を配合した養毛料が知られている。例えば、ビタミンE等のビタミン類、メチオニン等のアミノ酸類、アセチルコリン誘導体等の血管拡張剤、紫根エキス等の抗炎症剤、エストラジオール等の女性ホルモン剤、セファランチン等の皮膚機能亢進剤等が配合され、脱毛症の予防及び治療に用いられている。植物成分を利用するもので興味を引かれるものとしては、ゴマ(Sesamum orientale L.)油に、ゲットウ(Alpinia galanga Swartz.)の地下茎、セリ科植物のパセリ(Petroselinum crispum Nym.)とトウゴマ(Ricinus communis L.)の実およびバンレイシ(Annona squamosa L.)の種子を個々にローストしたものを混練したものが毛髪の成長促進と維持のために有効であるとの提案がある(西ドイツ特許第3,614,448号明細書参照)。この明細書中、殊に、ゴマ油は皮膚柔軟作用を、そしてゲットウおよびバンレイシの種子は皮膚病に有効な作用を有することが言及されている。
【0010】
特開2002−293711号公報(特許文献1)には、有効成分として、リポ酸及び以下のポリエノール脂肪酸−リノール酸、リノレン酸又はオレイン酸のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする有効成分。リポ酸を0.5と90重量パーセントの間、好ましくは5と50重量%の間の量で含み、且つ、残りの割合が、リノール酸、リノレン酸及びオレイン酸より選ばれる少なくとも1つの脂肪酸を溶媒、溶解剤及び希釈剤を使用又は使用せずに含む同じ有効成分。リポ酸が、還元型であるジヒドロリポ酸、右旋性及び左旋性型の両方、ラセミ混合物及びそれぞれの塩、エステル及びアミドを含み、ポリエノール脂肪酸が、シス−及びトランス−型のそれぞれ、それぞれの塩、エステル及びアミドを含む、有効成分。以下の物質のうち少なくとも1つと共に、上記と同じ有効成分を含む、薬剤、食物及び化粧用途のための組成物:レチノール、レチンアルデヒド、ビタミンE、アスコルビン酸、ビオチン、パラアミノ安息香酸、ルチン、β-カロテン、チアミン、リボフラビン、ピリドキシン、ピリドキサール、ナイアシン、ニコチン酸、ニコチンアミド、パントテン酸、パンテノール、葉酸、レシチン、大豆リン脂質、例えば、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジン酸、リゾレシチンPABA、ホモサレート、カンファーベンザルコニウムメトサルフェート、ベンゾフェノン-3、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸、ブチルメトキシルジベンゾイルメタン(butyl methoxyldibenzoylmethane)、テレフタリリデンジカンファースルホリック(terephthalylidene
dicamphor sulforic)、ベンジリデンカンファースルホン酸、オクトクリレン(octocrylene)、オクチルメトキシシンナメート、ポリアクリルアミドメチルベンジリデン、PEG-25 PABA、オクチルサリシレート、オクチルジメチルPABA、イソアミルp-メトキシシンナメート、ベンゾフェノン-4、3-ベンジリデンカンファー、4-メチルベンジリデンカンファー、イソプロピルベンジルサリシレート、オクチル-トリアゾネシア(octyl-triazonesia);α-ヒドロキシ酸およびβヒドロキシ酸、モノカルボン酸およびビカルボン酸の両方、例えば、グリコール酸、乳酸(右旋性または左旋性形態のいずれかで、及びラセミ混合物として)、ヒドロキシ酪酸(右旋性または左旋性形態のいずれかで、及びラセミ混合物として)、マンデル酸(右旋性または左旋性形態のいずれかで、及びラセミ混合物として)、酒石酸(右旋性または左旋性形態のいずれかで、及びラセミ混合物として)、リンゴ酸(右旋性または左旋性形態のいずれかで、及びラセミ混合物として)、サリチル酸、3-ヒドロキシ安息香酸、4-ヒドロキシ安息香酸およびクエン酸、それらは別々および混合しての両方で使用され、それぞれの塩、エステルおよびアミドならびに関連D-L-DL組合せを含む。
【0011】
アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、貨幣状湿疹、剥奪性皮膚炎、うっ血性皮膚炎、神経皮膚炎、アクネ、しゅさ、瘢痕性脱毛症、男性型脱毛症、女性型脱毛症、中毒性医原性脱毛症、限局性脱毛症、紅斑、偽性毛嚢炎、乾癬、扁平苔癬、魚鱗癬、乾皮症、毛包角化症、褥瘡性潰瘍、栄養障害性潰瘍、無痛性潰瘍、血管腫性母斑または血管性星、血管腫、血管拡張性肉芽腫、脂漏性角化症、線維性組織球腫、限局性強皮症、過形成性瘢痕の治療として、熱傷瘢痕、毛細血管拡張症、循環系および微小循環系の変化、静脈うっ血、循環うっ血、紅斑性狼瘡、局所強皮症治療、傷の瘢痕、ケロイド、組織の無定形要素の変性形態の治療として、動脈うっ血、リウマチ性関節炎、変形性関節炎、関節症、強皮症、ROS(ラジカル酸素種)による被毒等の治療薬としての薬剤用途のための組成物。ビオチンは1日あたり2000mgの量で投与される。加えて、100mgのビタミンB複合体が毎日投与され得ることが開示されている。
【0012】
特表平8−501552号公報(特許文献2)には、1.患者の毛髪修復のための一の
治療方法であって、 患者の無毛部にコルチコステロイドを投与し、および、 患者の無毛部にトレチノインを塗布する 段階よりなることを特徴とする治療方法。2.請求の範囲第1項記載の治療方法であって、更にビオチンの一定の投与量を投与する段階をも含むことを特徴とする方法。ここでコルチコステロイドがヒドロコルチゾンからなることを特徴とする方法。コルチコステロイド,
トレチノイン, 希釈剤よりなることを特徴とする脱毛
治療のための一つの化合物が開示されている。
【0013】
特開2002−322073号公報(特許文献3)には、亜鉛を多く含む乾燥状態の良い海藻類、野菜類等の多くの食材の中の単品目、または多品目を用いて、これを水とともに煮鍋に入れて、よく沸騰させたのち、出来上がった抽出液を、浴湯の中に投入して攪拌したのち、これに入浴し、頭皮をはじめとして、全身の皮下組織にまで、亜鉛を多く含む抽出液を浸透させて、頭髪の脱毛
防止をはかる。これはミネラル中の亜鉛が細胞分裂の際のDNAの複製を容易にすることを応用した、全く新しい脱毛防止の方法である。尚、皮下組織の深部にまで抽出液の浸透をはかるため、浴湯のコロイド化を行ってもよい。この抽出液を、さらに煮つめて濃度の高い抽出液をつくり、これを、市販の育毛・養毛剤と全く同様に手軽に使用する脱毛防止剤。更に、乾燥食材の中の単品目、または多品目を用いて、熱によって成分に変質をきたさぬように製造工程の管理を徹底し、微粉末状のものを作り、これを浴湯に入れたあと入浴する、市販の入浴剤タイプの脱毛防止剤。尚、これにビタミンCを加え、ビタミンC添加型粉末脱毛防止剤としてもよい。亜鉛を含有する鉱物質原料や、その原料から作られた二次原料である製品屑等を、工程管理を徹底して、組成に変質をきたさぬようにして微粉末状態のものをつくり、亜鉛製剤として、市販の入浴剤と同様の用い方をする粉末脱毛防止剤。市販の経口型亜鉛製剤の、容器の形状を変更しただけの、浴湯投入式脱毛防止剤。食材とともに血行促用漢方薬草も入れ、血行促進剤入り脱毛防止用抽出液をつくる。抽出液の製造を始める時、原料の食材に、アガリスク茸(できれば乾燥したもの)も加える。アガリスク茸は発ガン抑止剤として、アガリスク茸を加えることが開示されている。
【0014】
特開2002−238495号公報(特許文献4)には、サンゴハリタケ属のキノコ の顆粒に、少なくとも1種類の育毛、脱毛防止用養毛材料の顆粒を添加し、カプセル、オブラート袋等易溶解性容器に充填した育毛、脱毛防止等を意図する養毛食品。サンゴハリタケ属のキノコの乾燥した顆粒に、少なくとも1種類の育毛、脱毛防止用養毛材料の乾燥した顆粒を添加し、カプセル、オブラート袋等易溶解性容器に充填した育毛、脱毛防止等を意図する養毛食品。これらの養毛材料は、ぶなしめじ、しめじ、椎茸、まいたけ、桂皮、柏葉、生姜、朝鮮人参、センブリ、根昆布、ハッカ、クルミ等の材料の一種又は数種の組合せで構成するヤマブシタケを利用した育毛、脱毛防止等を意図する養毛食品が開示されている。
【0015】
特開平11−124320号公報(特許文献5)には、ピロカルプス−ミクロフィルス−スタフ(ヤボランジー)の成分から成ることを特徴とする脱毛防止剤、養毛・発毛促進剤。ピロカルプス−ミクロフィルス−スタフ(ヤボランジー)の樹木を主成分としたことを特徴とする脱毛防止剤、養毛・発毛促進剤。前記樹木の葉・枝・幹の少なくともいずれかを主成分としたの脱毛防止剤、養毛・発毛促進剤。ピロカルプス−ミクロフィルス−スタフ(ヤボランジー)の成分と、他の成分とを組み合わせたことを特徴とする脱毛防止剤、養毛・発毛促進剤。ピロカルプス−ミクロフィルス−スタフ(ヤボランジー)の樹木または該樹木の葉・枝・幹のいずれかを煎じ、この煎じ液を1日2〜3回頭部にふりかけ、髪の毛の根元に擦り込むことを特徴とした脱毛防止
方法、養毛・発毛促進方法。ピロカルプス−ペンナチフォリウス(ヤボランジー)の成分から成ることを特徴とする脱毛防止剤、養毛・発毛促進剤。ピロカルプス−ペンナチフォリウス(ヤボランジー)の樹木を主成分としたことを特徴とする脱毛防止剤、養毛・発毛促進剤。
【0016】
前記樹木の葉・枝・幹の少なくともいずれかを主成分とした脱毛防止剤、養毛・発毛促進剤。ピロカルプス−ペンナチフォリウス(ヤボランジー)の成分と、他の成分とを組み合わせたことを特徴とする脱毛防止剤、養毛・発毛促進剤。ピロカルプス−ペンナチフォリウス(ヤボランジー)の樹木または該樹木の葉・枝・幹のいずれかを煎じ、この煎じ液を1日2〜3回頭部にふりかけ、髪の毛の根元に擦り込むことを特徴とした脱毛防止方法、養毛・発毛促進方法。ピロカルプス−ミクロフィルス−スタフ(ヤボランジー)、コウクレアヘンシャンドラ(キーナ)、サルビア−オフィシナリス(サルビア)、グアズマ−ウルミフォーリア(ムタンバ)、アルクチウム−ミヌス−ベルン(バルダナ)、ジュグランス−レギア(ノゲイラ)、ストリフォノデンドロン(バルバチモン)、バッチャーリス(カルケージョ)、ビニクン−メリニス(カッピン−ゴンドラ)、ランタナ−ミクロフィラ−マルト(アレクリン)、ラバンドラ−スピカ(アルフアゼマ)を組成分としたことを特徴とする脱毛
防 剤、養毛・発毛促進剤。ピロカルプス−ペンナチフォリウス(ヤボランジー)、コウクレアヘンシャンドラ(キーナ)、サルビア−オフィシナリス(サルビア)、グアズマ−ウルミフォーリア(ムタンバ)、アルクチウム−ミヌス−ベルン(バルダナ)、ジュグランス−レギア(ノゲイラ)、ストリフォノデンドロン(バルバチモン)、バッチャーリス(カルケージョ)、ビニクン−メリニス(カッピン−ゴンドラ)、ランタナ−ミクロフィラ−マルト(アレクリン)、ラバンドラ−スピカ(アルフアゼマ)を組成分としたことを特徴とする脱毛防止剤、養毛・発毛促進剤。
【0017】
コウクレアヘンシャンドラ(キーナ)、サルビア−オフィシナリス(サルビア)、グアズマ−ウルミフォーリア(ムタンバ)、アルクチウム−ミヌス−ベルン(バルダナ)、ジュグランス−レギア(ノゲイラ)、ストリフォノデンドロン(バルバチモン)、バッチャーリス(カルケージョ)、ビニクン−メリニス(カッピン−ゴンドラ)、ランタナ−ミクロフィラ−マルト(アレクリン)、ラバンドラ−スピカ(アルフアゼマ)のいずれかの成分と、ピロカルプス−ミクロフィルス−スタフ(ヤボランジー)の成分とを組み合わせたことを特徴とする脱毛防止剤、養毛・発毛促進剤。コウクレアヘンシャンドラ(キーナ)、サルビア−オフィシナリス(サルビア)、グアズマ−ウルミフォーリア(ムタンバ)、アルクチウム−ミヌス−ベルン(バルダナ)、ジュグランス−レギア(ノゲイラ)、ストリフォノデンドロン(バルバチモン)、バッチャーリス(カルケージョ)、ビニクン−メリニス(カッピン−ゴンドラ)、ランタナ−ミクロフィラ−マルト(アレクリン)、ラバンドラ−スピカ(アルフアゼマ)のいずれかの成分と、ピロカルプス−ペンナチフォリウス(ヤボランジー)の成分とを組み合わせたことを特徴とする脱毛防止剤、養毛・発毛促進剤。
ピロカルプス−ミクロフィルス−スタフ(ヤボランジー)、コウクレアヘンシャンドラ(キーナ)、サルビア−オフィシナリス(サルビア)、グアズマ−ウルミフォーリア(ムタンバ)、アルクチウム−ミヌス−ベルン(バルダナ)、ジュグランス−レギア(ノゲイラ)、ストリフォノデンドロン(バルバチモン)、バッチャーリス(カルケージョ)、ビニクン−メリニス(カッピン−ゴンドラ)、ランタナ−ミクロフィラ−マルト(アレクリン)、ラバンドラ−スピカ(アルフアゼマ)を組成分とした樹木・薬草を組み合わせて煎じ、この煎じ液を1日2〜3回頭部にふりかけ、髪の毛の根元に擦り込むことを特徴とした脱毛防止方法、養毛・発毛促進方法。
【0018】
ピロカルプス−ペンナチフォリウス(ヤボランジー)、コウクレアヘンシャンドラ(キーナ)、サルビア−オフィシナリス(サルビア)、グアズマ−ウルミフォーリア(ムタンバ)、アルクチウム−ミヌス−ベルン(バルダナ)、ジュグランス−レギア(ノゲイラ)、ストリフォノデンドロン(バルバチモン)、バッチャーリス(カルケージョ)、ビニクン−メリニス(カッピン−ゴンドラ)、ランタナ−ミクロフィラ−マルト(アレクリン)、ラバンドラ−スピカ(アルフアゼマ)を組成分とした樹木・薬草を組み合わせて煎じ、この煎じ液を1日2〜3回頭部にふりかけ、髪の毛の根元に擦り込むことを特徴とした脱毛防止方法、養毛・発毛促進方法。コウクレアヘンシャンドラ(キーナ)、サルビア−オフィシナリス(サルビア)、グアズマ−ウルミフォーリア(ムタンバ)、アルクチウム−ミヌス−ベルン(バルダナ)、ジュグランス−レギア(ノゲイラ)、ストリフォノデンドロン(バルバチモン)、バッチャーリス(カルケージョ)、ビニクン−メリニス(カッピン−ゴンドラ)、ランタナ−ミクロフィラ−マルト(アレクリン)、ラバンドラ−スピカ(アルフアゼマ)のいずれかを成分とした樹木・薬草と、ピロカルプス−ミクロフィルス−スタフ(ヤボランジー)の樹木または該樹木の葉・枝・幹のいずれかを組み合わせて煎じ、この煎じ液を1日2〜3回頭部にふりかけ、髪の毛の根元に擦り込むことを特徴とした脱毛防止方法、養毛・発毛促進方法。コウクレアヘンシャンドラ(キーナ)、サルビア−オフィシナリス(サルビア)、グアズマ−ウルミフォーリア(ムタンバ)、アルクチウム−ミヌス−ベルン(バルダナ)、ジュグランス−レギア(ノゲイラ)、ストリフォノデンドロン(バルバチモン)、バッチャーリス(カルケージョ)、ビニクン−メリニス(カッピン−ゴンドラ)、ランタナ−ミクロフィラ−マルト(アレクリン)、ラバンドラ−スピカ(アルフアゼマ)のいずれかを成分とした樹木・薬草と、ピロカルプス−ペンナチフォリウス(ヤボランジー)の樹木または該樹木の葉・枝・幹のいずれかを組み合わせて煎じ、この煎じ液を1日2〜3回頭部にふりかけ、髪の毛の根元に擦り込むことを特徴とした脱毛防止方法、養毛・発毛促進方法が開示されている。
【0019】
特開2000−38324号公報(特許文献6)には、銀杏の葉、アルコール、ハッカ
油を組成分としたことを特徴とする脱毛防止剤・頭皮活性剤。天然フラボノイド、ギンゴライド等の銀杏の葉のエキス、アルコール、ハッカ油を組成分としたことを特徴とする脱毛防止剤・頭皮活性剤。アルコールは、度数70°〜90°のウォッカであることを特徴とする脱毛防止剤・頭皮活性剤。ハッカ油は、薄荷脳(メントール)を30%以上含むことを特徴とする脱毛防止剤・頭皮活性剤。銀杏の葉を洗浄し、これに度数70°〜90°のアルコールを約1.5リットル、ハッカ油を約40mgを加えて、約2〜3カ月浸漬し、常温での日陰にて時々攪拌しながら放置して生成させることを特徴とした脱毛防止剤・頭皮活性剤の製法。銀杏の葉は、実の成らない時期のものを用いた脱毛防止剤・頭皮活性剤、脱毛防止剤・頭皮活性剤の製法が開示されている。
【0020】
特開平11−29444号公報(特許文献7)には、霊芝熱水抽出物を含有することを特徴とする脱毛防止剤が開示されている。
【0021】
特開平10−245334号公報(特許文献8)には、オキナワモズク(Cladosiphon
OkamuranusTOKIDA)およびイトモズク(Nemacystus dicipiens S.KUCK)から製造したエキスおよびフコイダンを配合することを特徴とする化粧品,薬用化粧品,皮膚外用剤。養殖および天然オキナワモズク,および養殖イトモズから粘質液を水で抽出し,連続遠心分離機とスプレードライアーを使用して製造する方法,ここで製造したものをエキス(固体粉末)と称する。このエキス(固体粉末)から,塩酸或いは塩化バリウムに溶解後,ケイソウ土(セライト535および545)で処理する方法)でフコイダンを製造する方法。その際,フコイダンを製造する最終行程で,スプレードライアーを使用して固体粉末を製造する方法。
乾燥オキナワモズクおよびイトモズクから,フコイダンを製造する際,最終行程で,凍結乾燥およびアルコール沈殿法に加え,スプレードライアーを使用して固体粉末のフコイダンを製造方法。およびこの方法で製造したエキスおよびフコイダンを含む薬用化粧品(肌荒れ防止,日焼け防止クリームおよび脱毛防止剤)および皮膚外用剤が開示されている。
【0022】
再公表特許WO95/19758号公報(特許文献9)には、バンレイシ科
Annonaceae)植物由来のビス−テトラヒドロフラン型化合物類縁体及びそのエステルの少なくとも1種を有効成分として含んでなる頭部用組成物並びに前記ビス−テトラヒドロフラン型化合物類の使用、特にそれらを有効成分として頭皮に投与する脱毛防止又は発毛促進方法及び前記頭部用組成物を調製するための前記化合物類の使用が開示されている。
【0023】
特開2003−155218号公報(特許文献10)には、プロスタグランジンA類、
プロスタグランジンD類及びこれらの誘導体、アデノシン3’,5’−環状−リン酸化合物
(AMP)の誘導体、フコイダン、フコイダン含有抽出物、奇数の炭素鎖長を有する脂肪
酸及びその誘導体、奇数の炭素鎖長を有するアルコール及びその誘導体、トコトリエノー
ル並びにミノキシジル類から選ばれる1種又は2種以上の化合物を有効成分として含有す
ることを特徴とする養育毛組成物。前記フコイダン又はフコイダン含有抽出物が、マツ
モ属、オキナワモズク属、モズク属、カジメ属、レッソニア属、ダービリア属、アイヌワ
カメ属、アスコフィラム属、アラメ属、コンブ属、シオミドロ属、ヒジキ属、ヒバマタ属、
ホンダワラ属及びマクロシスティス属から選ばれる1種又は2種以上を原料とする養育毛
組成物が開示されている。
【0024】
特開2001−321121号公報(特許文献11)には、エンメイソウ、オタネニン
ジン、オトギリソウ、サルビア、ボダイジュ、ラカンカ、コンブ、ヒジキ 、ヒバマタ、ワ
カメから選ばれる1種以上の植物抽出物を含有することを特徴とする育毛養毛用飲食品。
必須成分として、次の(1)及び(2)を含有することを特徴とする養毛用飲食品。(1)エンメイ
ソウ、オタネニンジン、オトギリソウ、サルビア、ボダイジュ、ラカンカ、コンブ、ヒジ
キ、ヒバマタ、ワカメから選ばれる1種以上の植物抽出物。(2)絹蛋白質、ケラチン蛋白質、
コラーゲン蛋白質から選ばれる1種以上の蛋白質分解物が開示されている。
【0025】
特開2001−139430号公報(特許文献12)には、アガリクス菌糸の溶剤抽出物及び/又はカンレンボクの溶剤抽出物を有効成分として含むことを特徴とする育毛・養毛用組成物が開示されている。
【0026】
特開2004−75636号公報(特許文献13)には、N末端アミノ酸配列がアミノ酸配列番号1で表される配列を有するタンパク質および/または該タンパク質の処理物であることを特徴とするコラーゲン代替組成物。配列番号1 Asp−Ala−Gly−Gly−Tyr−Gly−Gly−Gly−Tyr−Thr−Pro−。タンパク質が、植物および/または植物の一部より得られるタンパク質であることを特徴とする請求項1に記載のコラーゲン代替組成物。皮膚外用剤がうがい薬、養毛剤、育毛剤または頭皮用剤であることを特徴とする請求項9に記載の皮膚外用剤。食品がスープ、タレ、水産練製品、畜肉練製品、健康食品または飲料であることを特徴とする食品が開示されている。
【0027】
特開2003−137803号公報(特許文献14)には、サトウキビポリフェノール含有物を有効成分とする育毛剤。サトウキビの穂を醸造酒の原料に混合して醸造することを特徴とするサトウキビポリフェノールを含有する醸造酒の製造方法。
少なくともサトウキビの穂と水と糖類とを混合し、酒酵母を加えてアルコール発酵させ、その後酢酸菌及び種酢を加えて酢酸発酵させることを特徴とするサトウキビポリフェノールを含有する食酢の製造方法。サトウキビポリフェノール含有物を有効成分とし、pH調整剤が混合されている清涼飲料が開示されている。
【0028】
特開2000−355547号公報(特許文献15)には、コウタケのエキスは、血行不良、肩凝り、筋肉疲労、膣、子宮、ガン、胃潰瘍等の内臓の出来物、傷等の服用剤、及び洗除治療剤、育毛促進剤、美容剤として提供する。エキスは、ワイン、酒、ウイスキー等のアルコール、及びお茶、ジュース、コーヒー等に混入して、健康飲料水として提供することができることが、開示されている。
【0029】
特開2000−159788号公報(特許文献16)には、トレハロースと共に、食品、医薬品、化粧品、及び工業化学品の原材料並びに加工中間体から選ばれる一種又は二種以上の成分を含んでなるトレハロース含有組成物。食品、医薬品、化粧品、及び工業化学品の原材料並びに加工中間体から選ばれる一種又は二種以上の成分1重量部に対して、トレハロースを0.01乃至200重量部含有していることを特徴とするトレハロース含有組成物。化粧品が、美肌剤、美毛剤、又は、育毛剤であるトレハロース含有組成物が開示されている。
【0030】
特開平9−118626号公報(特許文献17)には、甜茶抽出物を有効成分とする抗炎症剤。抗炎症剤を含有する化粧品。化粧水、化粧クリーム、乳液、ファンデーション、口紅、整髪料、ヘアトニック、育毛料、歯磨き、洗口液、シャンプー、リンスおよび入浴剤からなる群より選ばれたものである化粧品が開示されている。
【0031】
特開平7−274914号公報(特許文献18)には、鳩麦に澱分分解酵素、蛋白質分
解酵素、麹菌、多糖類分解酵素微生物のうち少なくともひとつを加えバイオ反応させて、
麦エキスを抽出する。またさらに、該反応の過程中または反応後に、酵母、乳酸菌及び分
解酵素のうち少なくとも一つを加え反応させる方法により鳩麦エキスを抽出させ、該鳩麦
エキスを有効成分として含有させた基礎化粧品、入浴剤、ボディシャンプ−、皮膚疾患善
用塗布剤、健康食品、育毛剤等の皮膚改善用品を得ることが開示されている。
【特許文献1】特開2002−293711号公報
【特許文献2】特表平8−501552号公報
【特許文献3】特開2002−322073号公報
【特許文献4】特開2002−238495号公報
【特許文献5】特開平11−124320号公報
【特許文献6】特開2000−38324号公報
【特許文献7】特開平11−29444号公報
【特許文献8】特開平10−245334号公報
【特許文献9】再公表特許WO95/19758号公報
【特許文献10】特開2003−155218号公報
【特許文献11】特開2001−321121号公報
【特許文献12】特開2001−139430号公報
【特許文献13】特開2004−75636号公報
【特許文献14】特開2003−137803号公報
【特許文献15】特開2000−355547号公報
【特許文献16】特開2000−159788号公報
【特許文献17】特開平9−118626号公報
【特許文献18】特開平7−274914号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0032】
このように脱毛防止については、種々のものがその作用について、すでに研究され、市
場にでているが、なかなか決め手となる脱毛防止効果を有するものはないので、また特に
飲食タイプの脱毛防止料で効果のあるものは提供されていないので、これを提供すること
を課題とした。
【課題を解決するための手段】
【0033】
本発明者は、プランクトン、そのうちの動物プランクトン、とりわけ、オキアミ類の持つ栄養成分に注目した。植物プランクトンには1ミクロン(1ミリの千分の1)に満たない原始的な藻類から、1ミリを越える大型の珪藻までさまざまなものがいる。一方、動物プランクトンにもさまざまな形や大きさのものがいて、それぞれの生活に合ったやり方で植物プランクトンを食べる。甲殻類のオキアミ類(数センチ)やカイアシ類(数ミリ)は口のまわりの脚を使って大型の藻類(数十〜数百ミクロン)をこしたり捉えたりして食べる。 原生生物のように非常に小さい動物プランクトン(数十〜数百ミクロン)は、さらに小さい藻類やバクテリアを餌にする。また、オタマボヤのように餌をこし分けるための特別なフルイを使って小さなプランクトンだけを食べるものもいる。
【0034】
オキアミ類は現在世界中で85種類が分類される。オキアミの「オキ」は「沖」を意味し、海洋の沿岸から沖合水域に広く分布し、基本的には終生浮遊生活を送る。オキアミ類は分類学上は甲殻類上綱、軟甲綱、真軟甲亜綱、ホンエビ上目、オキアミ目に属し、外観はアミ類やエビ類と類似していますが、分類学上は全く異なる動物群である。オキアミ類は他の甲殻類と同様に、脱皮変態して形が異なる発育段階を経て、成体となる。まず、卵が産み落とされて、それが孵化してノープリウス幼生となる。
【0035】
このノープリウス幼生は1、2期があり、その次にメタノープリウス幼生となる。メタノープリウス幼生が脱皮して、エビ型のカリプトピス幼生となる。カリプトピス幼生期は3期からなり、この期で体は基本的に二つに分かれ、口器が完成し餌が取れるようになる。続くファーシリア幼生は6期あり、この期間で腹脚や胸脚が発達し、鰓も出現し、発光器、尾節、複眼の発達もみられる。ジュベニルになると全ての脚が完成し、尾節も明確になり、体形は成体型となる。ただし、生殖腺が未発達で、第2次性徴はみられず、雌雄の判別は因難である。ナンキョクオキアミの場合、表層で産み落とされた卵は沈んでいく過程で、孵化までのステージが進んでいき、水深数千メートル付近で孵化する。孵化後ノープリウス幼生、メタノープリウス幼生と発育段階が進むに連れ、徐々に上層に上がっていき、餌の摂食が可能となるカリプトピス幼生、ファーシリア幼生のころには、餌となる植物プランクトン等がいる表層付近にたどり着くようになる。卵が沈降途中、水深500メートルくらいの大陸棚等に着いた場合はその場で卵の発育が進行し、幼生も大陸棚の海底付近で発育段階が進み、水深数千メートル付近で孵化したものと同様に、摂食できるころに表層付近に上昇することになる。
【0036】
一般的にオキアミ類は幼生期には植物プランクトンを餌としている。ジュベニルや成体のものは種類や生息環境によって、多少の違いがあるが、胸脚を用いた摂食が基本となる。最も多く見られる摂食方法はろ過摂食である。これは胸脚を広げて、海水中の植物プランクトンや小型の動物プランクトンをろ過する方法である。また、胸脚を使って、中型の動物プランクトン等を捕まえて食べる方法もある。氷の下についた植物プランクトンを胸脚を使って、掻き取ったり、泥中の生物を捕まえたり、海中のデトライタスを摂食したりと様々な摂食パターンがある。
【0037】
このようにオキアミ類は植物プランクトン等を食べ、そのオキアミを魚類等が餌とし、生体内部には豊富な栄養分がある。すなわち、EPA(やDHA)を含む植物プランクトンを動物プランクトンが食べ、それをいわしなどの小型魚がエサにし、さらにまぐろなどの大型回遊魚がいわしなどを食べる”、という食物連鎖の結果、これらの魚の体内に蓄積されていると考えられている。EPAの主な作用は、血液の凝固を防ぎ、血流をよくする(血液サラサラ効果)悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす。その結果、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、高脂血症、高血圧、肥満といった生活習慣病の予防・改善に効果を発揮する。また
・アレルギー症状の予防・改善・抗がん作用 があることも知られている。血液の凝固を防ぎ、血流をよくする(血液サラサラ効果) ・悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やすでも酸化を防ぐ成分と一緒に摂らないとすぐに酸化してパワーを発揮できない。 “血液サラサラ効果”をはじめ、数々の優れた作用をもつEPA、DHAであるが、実は弱点もある。それは“体内で酸化されやすい”という性質。酸化されたEPA、DHAは体内の活性酸素を増やしてしまうので、からだにとってはかえってマイナスに働いてしまう。そこで、強力な抗酸化物質であるビタミンEやビタミンCとの併用が望まれる。
【0038】
本発明者は、鋭意研究を重ねた結果、動物プランクトン(オキアミ)エキス、海藻エキス(ヒジキおよびモズク)、樹木エキス(ヤボランジー)、薬草エキス(甘草エキス)、銀杏葉エキス、バンレイシ(Annona squamosa L.)のエキスのいずれか一種または複数種の主成分からなることを特徴とする、脱毛防止用組成物および、それを含有する化粧料、飲食品にすぐれた脱毛防止があることを発見した。すなわち、本発明の要旨は以下のとおりである。
【0039】
すなわち、本発明は、下記の構成を要旨とする脱毛防止効果を有する組成物およびそれを含有する飲食タイプの脱毛防止料に関するものである。
(1)動物プランクトンのエキスおよび、海藻のエキス、ヤボランジーのエキス、甘草エキス、銀杏葉エキス、バンレイシ(Annona squamosa L.)のエキスのうちのいずれか1種または複数種の成分からなることを特徴とする、脱毛防止作用を有する組成物。
(2)動物プランクトンのエキスとしてオキアミのエキス、海藻エキスとしてモズクのエキス、を用いることを特徴とする、脱毛防止作用を有する組成物。
(3)それらの組成物を含有することを特徴とする、脱毛防止用化粧料。
(4)それらの組成物を含有することを特徴とする、飲食タイプの脱毛防止料。
(5)飲食品が、酒類、嗜好飲料、清涼飲料水、スープ類のいずれかであることを特徴とする、飲食タイプの脱毛防止料。
【発明の効果】
【0040】
副作用のない脱毛防止効果のある組成物およびそれを含有する通常タイプの化粧料、飲食タイプの脱毛防止料を提供することができる。本発明の通常タイプの脱毛防止化粧料は、化粧品、医薬部外品及び医薬品のいずれにも用いることができ、その剤型としては、例えば、ヘアートニック、クリーム、乳液、ゲル剤、エアゾール剤、軟膏、パップ剤、エッセンス、パック、洗浄剤、浴用剤、ファンデーション、打粉、口紅等の皮膚に適用されるものが挙げられる。飲食品タイプとしては、酒類、嗜好飲料、清涼飲料水、スープ類のが挙げられる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0041】
動物プランクトンのエキスおよび、海藻のエキス、ヤボランジーのエキス、甘草エキス、銀杏葉エキス、バンレイシ(Annona squamosa L.)のエキスのうちのいずれか1種または複数種の成分からなることを特徴とする、脱毛防止作用を有する組成物。動物プランクトンとして、オキアミのエキス、海藻のエキスとしてモズクのエキス、ヤボランジーのエキス、油溶性甘草エキス、銀杏葉エキス、バンレイシ(Annona squamosa L.)のエキスのいずれか一種または複数種の主成分とした脱毛防止作用を有する組成物。および、それら組成物を含有する脱毛防止作用を有する通常タイプの化粧料および、飲食タイプの脱毛防止料を調製する。
【実施例】
【0042】
以下に本発明を実施例によって説明するが、本発明は、実施例によって限定されるものではない。
【0043】
本発明に使用する動物プランクトン(オキアミ)エキスの製造方法は、熱水、有機溶媒いずれによっても可能である。本実施例では、次のように行った。オキアミの乾燥粉砕物乾燥粉砕物100gを10倍量の60℃の50%エタノール中に入れ、1昼夜抽出した後、遠心分離後に抽出液と残さにわけ、残さを再度約5倍量の100℃の熱水を加えて1昼夜抽出を行い、遠心した後、60℃で抽出した抽出液と100℃で抽出した抽出液を混合したものをオキアミ抽出液とし、この抽出液をろ過を行った後、減圧濃縮し、10gのエキスを得た(オキアミエキス)。
【0044】
ピロカルプス−ミクロフィルス−スタフ(ヤボランジー)の樹木の葉100gを10倍量の熱湯で8時間煎じ、減圧濃縮して10gの抽出液(ヤボランジーエキス)を得た。
【0045】
銀杏の葉100gを洗浄し、これに度数70°〜90°のアルコールを約1リットル、ハッカ油を約40mgを加えて、約2〜3カ月浸漬し、常温での日陰にて時々攪拌しながら放置して生成させ、減圧濃縮して抽出液10g(銀杏葉エキス)を得た。
【0046】
湿潤モズク500gに水1Lを加え,ミキサーで撹拌して均一な溶液を調製後,連続遠心分離機で不溶物を除去して,スプレードライアーで固体粉末のエキスを得た。収量は10gであった(モズクエキス)。
【0047】
バンレイシ(Annona squamosa L.)の種子100gを10倍量のメタノールにて還流抽出を12時間行い、抽出液を濾過、濃縮後シリカゲルクロマトグラフイーにてクロロホルム、クロロホルムと酢酸エチルの混合液、次いで酢酸エチルとメタノールの混合液を溶離液として用い目的成分を分離し、抽出液10g(バンレイシエキス)を得た。
【0048】
甘草の抽出溶媒としては、例えば、水;メチルアルコール、エチルアルコール等の低級1価アルコール;グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等の液状多価アルコール;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン;酢酸エチルなどのアルキルエステル;ベンゼン、ヘキサン等の炭化水素;ジエチルエーテル等のエーテル類;ジクロルメタン、クロロホルム等のハロゲン化アルカン等の1種または2種以上を用いることが出来る。本実施例では、甘草の乾燥粉砕物100gを10倍量の60℃の熱水中に入れ、1昼夜抽出した後、遠心分離後に抽出液と残さにわけ、残さを再度約5倍量の100℃の熱水を加えて1昼夜抽出を行い、遠心した後、60℃で抽出した抽出液と100℃で抽出した抽出液を混合したものを甘草抽出液とし、この抽出液をろ過を行った後、減圧濃縮し、10gのエキスを得た(甘草エキス)。
【0049】
以下のような脱毛防止化粧料を調製した。数字は重量%。
表1
ヘアートニックA
1.オキアミエキス・・・・・・・・・・1.0
2.モズクエキス・・・・・・・・・・・1.0
3.ヤボランジーエキス・・・・・・・・1.0
4.甘草エキス・・・・・・・・・・・・1.0
5.銀杏葉エキス・・・・・・・・・・・1.0
6.バンレイシエキス・・・・・・・・・1.0
7.プロピレングリコール・・・・・・・5.0
8.ヒアルロン酸ナトリウム・・・・・・0.01
9.ビタミンC・・・・・・・・・・・・0.02
10.75%エタノール 残余
【0050】
表2
ヘアートニックB
1.オキアミエキス・・・・・・・・・・6.0
2.モズクエキス・・・・・・・・・・・0
3.ヤボランジーエキス・・・・・・・・0
4.甘草エキス・・・・・・・・・・・・0
5.銀杏葉エキス・・・・・・・・・・・0
6.バンレイシエキス・・・・・・・・・0
7.プロピレングリコール・・・・・・・0
8.ヒアルロン酸ナトリウム・・・・・・0.01
9.ビタミンC・・・・・・・・・・・・0.02
10.75%エタノール 残余
【0051】
表3
ヘアートニックC
1.オキアミエキス・・・・・・・・・・0
2.モズクエキス・・・・・・・・・・・6.0
3.ヤボランジーエキス・・・・・・・・0
4.甘草エキス・・・・・・・・・・・・0
5.銀杏葉エキス・・・・・・・・・・・0
6.バンレイシエキス・・・・・・・・・0
7.プロピレングリコール・・・・・・・5.0
8.ヒアルロン酸ナトリウム・・・・・・0.01
9.ビタミンC・・・・・・・・・・・・0.02
10.75%エタノール 残余
【0052】
表4
ヘアートニックD
1.オキアミエキス・・・・・・・・・・0
2.モズクエキス・・・・・・・・・・・0
3.ヤボランジーエキス・・・・・・・・6.0
4.甘草エキス・・・・・・・・・・・・0
5.銀杏葉エキス・・・・・・・・・・・0
6.バンレイシエキス・・・・・・・・・0
7.プロピレングリコール・・・・・・・5.0
8.ヒアルロン酸ナトリウム・・・・・・0.01
9.ビタミンC・・・・・・・・・・・・0.02
10.75%エタノール 残余
【0053】
表5
ヘアートニックE
1.オキアミエキス・・・・・・・・・・0
2.モズクエキス・・・・・・・・・・・0
3.ヤボランジーエキス・・・・・・・・0
4.甘草エキス・・・・・・・・・・・・6.0
5.銀杏葉エキス・・・・・・・・・・・0
6.バンレイシエキス・・・・・・・・・0
7.プロピレングリコール・・・・・・・5.0
8.ヒアルロン酸ナトリウム・・・・・・0.01
9.ビタミンC・・・・・・・・・・・・0.02
10.75%エタノール 残余
【0054】
表6
ヘアートニックF
1.オキアミエキス・・・・・・・・・・0
2.モズクエキス・・・・・・・・・・・0
3.ヤボランジーエキス・・・・・・・・0
4.甘草エキス・・・・・・・・・・・・0
5.銀杏葉エキス・・・・・・・・・・・6.0
6.バンレイシエキス・・・・・・・・・0
7.プロピレングリコール・・・・・・・5.0
8.ヒアルロン酸ナトリウム・・・・・・0.01
9.ビタミンC・・・・・・・・・・・・0.02
10.75%エタノール 残余
【0055】
表7
ヘアートニックG
1.オキアミエキス・・・・・・・・・・0
2.モズクエキス・・・・・・・・・・・0
3.ヤボランジーエキス・・・・・・・・0
4.甘草エキス・・・・・・・・・・・・0
5.銀杏葉エキス・・・・・・・・・・・0
6.バンレイシエキス・・・・・・・・・6.0
7.プロピレングリコール・・・・・・・5.0
8.ヒアルロン酸ナトリウム・・・・・・0.01
9.ビタミンC・・・・・・・・・・・・0.02
10.75%エタノール 残余
【0056】
表8
ヘアートニックH
1.オキアミエキス・・・・・・・・・・3.0
2.モズクエキス・・・・・・・・・・・3.0
3.ヤボランジーエキス・・・・・・・・0
4.甘草エキス・・・・・・・・・・・・0
5.銀杏葉エキス・・・・・・・・・・・0
6.バンレイシエキス・・・・・・・・・0
7.プロピレングリコール・・・・・・・5.0
8.ヒアルロン酸ナトリウム・・・・・・0.01
9.ビタミンC・・・・・・・・・・・・0.02
10.75%エタノール 残余
【0057】
表9
ヘアートニックI
1.オキアミエキス・・・・・・・・・・3.0
2.モズクエキス・・・・・・・・・・・0
3.ヤボランジーエキス・・・・・・・・3.0
4.甘草エキス・・・・・・・・・・・・0
5.銀杏葉エキス・・・・・・・・・・・0
6.バンレイシエキス・・・・・・・・・0
7.プロピレングリコール・・・・・・・5.0
8.ヒアルロン酸ナトリウム・・・・・・0.01
9.ビタミンC・・・・・・・・・・・・0.02
10.75%エタノール 残余
【0058】
表10
ヘアートニックJ
1.オキアミエキス・・・・・・・・・・3.0
2.モズクエキス・・・・・・・・・・・0
3.ヤボランジーエキス・・・・・・・・0
4.甘草エキス・・・・・・・・・・・・3.0
5.銀杏葉エキス・・・・・・・・・・・0
6.バンレイシエキス・・・・・・・・・0
7.プロピレングリコール・・・・・・・5.0
8.ヒアルロン酸ナトリウム・・・・・・0.01
9.ビタミンC・・・・・・・・・・・・0.02
10.75%エタノール 残余
【0059】
表11
ヘアートニックK
1.オキアミエキス・・・・・・・・・・3.0
2.モズクエキス・・・・・・・・・・・0
3.ヤボランジーエキス・・・・・・・・0
4.甘草エキス・・・・・・・・・・・・0
5.銀杏葉エキス・・・・・・・・・・・3.0
6.バンレイシエキス・・・・・・・・・0
7.プロピレングリコール・・・・・・・5.0
8.ヒアルロン酸ナトリウム・・・・・・0.01
9.ビタミンC・・・・・・・・・・・・0.02
10.75%エタノール 残余
【0060】
表12
ヘアートニックL
1.オキアミエキス・・・・・・・・・・3.0
2.モズクエキス・・・・・・・・・・・0
3.ヤボランジーエキス・・・・・・・・0
4.甘草エキス・・・・・・・・・・・・0
5.銀杏葉エキス・・・・・・・・・・・0
6.バンレイシエキス・・・・・・・・・3.0
7.プロピレングリコール・・・・・・・5.0
8.ヒアルロン酸ナトリウム・・・・・・0.01
9.ビタミンC・・・・・・・・・・・・0.02
10.75%エタノール 残余
【0061】
表13
ヘアートニックM
1.オキアミエキス・・・・・・・・・・0
2.モズクエキス・・・・・・・・・・・0
3.ヤボランジーエキス・・・・・・・・0
4.甘草エキス・・・・・・・・・・・・0
5.銀杏葉エキス・・・・・・・・・・・0
6.バンレイシエキス・・・・・・・・・0
7.プロピレングリコール・・・・・・・5.0
8.ヒアルロン酸ナトリウム・・・・・・0.01
9.ビタミンC・・・・・・・・・・・・0.02
10.75%エタノール 残余
【0062】
上記処方にて調製したヘアートニックについて実使用で脱毛防止等に対する効果を検討した。脱毛等の症状を呈する10名の男性(年齢30才〜50才)に1日2回(毎朝、毎夜)3mlずつ3ヶ月にわたって頭部に擦り込んでもらい、表14の結果を得た。表14から明らかなように、この脱毛防止化粧料は、脱毛の防止に対しても優れた効果を示した。また何らの好ましくない症状も発生しなかった。
【0063】
これらの結果は、判定方法の結果に基づく。脱毛防止効果テストの判定基準において、×とは治療にもかかわらず何らの改善もみられないもの。
○とは脱毛の進行がやや減少したもの。
◎とは脱毛が止まったもの。
【0064】
表14
パネル a b c d e f g h i j
ヘアートニックA ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ◎ ◎ ◎

ヘアートニックB ◎ ○ ◎ ◎ ○ ◎ ○ ○ ◎ ○
ヘアートニックC ○ ○ ○ ◎ ○ ◎ ○ ○ ○ ○
ヘアートニックD ○ ◎ ○ ○ ○ ○ ○ ◎ ○ ○
ヘアートニックE ○ ○ ◎ ○ ○ ○ ◎ ◎ ○ ○
ヘアートニックF ◎ ○ ○ ◎ ○ ◎ ○ ○ ○ ◎
ヘアートニックG ○ ◎ ○ ◎ ○ ○ ◎ ○ ○ ○

ヘアートニックH ◎ ○ ○ ◎ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○
ヘアートニックI ○ ◎ ○ ◎ ○ ○ ◎ ◎ ○ ○
ヘアートニックJ ○ ◎ ○ ◎ ◎ ○ ◎ ◎ ○ ◎
ヘアートニックK ○ ◎ ○ ◎ ○ ○ ◎ ○ ◎ ○
ヘアートニックL ◎ ○ ◎ ◎ ○ ◎ ◎ ○ ○ ○
ヘアートニックM × × × × × × × × × ×
表14より、動物プランクトン(オキアミ)のエキス、海藻(モズク)のエキス、ヤボランジーのエキス、油溶性甘草エキス、銀杏葉エキス、バンレイシ(Annona squamosa L.)のエキスを総合して加えたものに、特に大きな脱毛防止効果が認められた。
【0065】
以下のような飲むタイプの脱毛防止料を調製した。数字は重量%。
表15
脱毛防止料A
1.オキアミエキス・・・・・・・・・・1.0
2.モズクエキス・・・・・・・・・・・1.0
3.ヤボランジーエキス・・・・・・・・1.0
4.甘草エキス・・・・・・・・・・・・1.0
5.銀杏葉エキス・・・・・・・・・・・1.0
6.バンレイシエキス・・・・・・・・・1.0
7.レモン果汁・・・・・・・・・・・・3.0
8.ビタミンC・・・・・・・・・・・・0.02
9.精製水 残余
【0066】
表16
脱毛防止料B
1.オキアミエキス・・・・・・・・・・6.0
2.モズクエキス・・・・・・・・・・・0
3.ヤボランジーエキス・・・・・・・・0
4.甘草エキス・・・・・・・・・・・・0
5.銀杏葉エキス・・・・・・・・・・・0
6.バンレイシエキス・・・・・・・・・0
7.レモン果汁・・・・・・・・・・・・3.0
8.ビタミンC・・・・・・・・・・・・0.02
9.精製水 残余
【0067】
表17
脱毛防止料C
1.オキアミエキス・・・・・・・・・・0
2.モズクエキス・・・・・・・・・・・6.0
3.ヤボランジーエキス・・・・・・・・0
4.甘草エキス・・・・・・・・・・・・0
5.銀杏葉エキス・・・・・・・・・・・0
6.バンレイシエキス・・・・・・・・・0
7.レモン果汁・・・・・・・・・・・・3.0
8.ビタミンC・・・・・・・・・・・・0.02
9.精製水 残余
【0068】
表18
脱毛防止料D
1.オキアミエキス・・・・・・・・・・0
2.モズクエキス・・・・・・・・・・・0
3.ヤボランジーエキス・・・・・・・・6.0
4.甘草エキス・・・・・・・・・・・・0
5.銀杏葉エキス・・・・・・・・・・・0
6.バンレイシエキス・・・・・・・・・0
7.レモン果汁・・・・・・・・・・・・3.0
8.ビタミンC・・・・・・・・・・・・0.02
9.精製水 残余
【0069】
表19
脱毛防止料E
1.オキアミエキス・・・・・・・・・・0
2.モズクエキス・・・・・・・・・・・0
3.ヤボランジーエキス・・・・・・・・0
4.甘草エキス・・・・・・・・・・・・6.0
5.銀杏葉エキス・・・・・・・・・・・0
6.バンレイシエキス・・・・・・・・・0
7.レモン果汁・・・・・・・・・・・・3.0
8.ビタミンC・・・・・・・・・・・・0.02
9.精製水 残余
【0070】
表20
脱毛防止料F
1.オキアミエキス・・・・・・・・・・0
2.モズクエキス・・・・・・・・・・・0
3.ヤボランジーエキス・・・・・・・・0
4.甘草エキス・・・・・・・・・・・・0
5.銀杏葉エキス・・・・・・・・・・・6.0
6.バンレイシエキス・・・・・・・・・0
7.レモン果汁・・・・・・・・・・・・3.0
8.ビタミンC・・・・・・・・・・・・0.02
9.精製水 残余
【0071】
表21
脱毛防止料G
1.オキアミエキス・・・・・・・・・・0
2.モズクエキス・・・・・・・・・・・0
3.ヤボランジーエキス・・・・・・・・0
4.甘草エキス・・・・・・・・・・・・0
5.銀杏葉エキス・・・・・・・・・・・0
6.バンレイシエキス・・・・・・・・・6.0
7.レモン果汁・・・・・・・・・・・・3.0
8.ビタミンC・・・・・・・・・・・・0.02
9.精製水 残余
【0072】
表22
脱毛防止料H
1.オキアミエキス・・・・・・・・・・3.0
2.モズクエキス・・・・・・・・・・・3.0
3.ヤボランジーエキス・・・・・・・・0
4.甘草エキス・・・・・・・・・・・・0
5.銀杏葉エキス・・・・・・・・・・・0
6.バンレイシエキス・・・・・・・・・0
7.レモン果汁・・・・・・・・・・・・3.0
8.ビタミンC・・・・・・・・・・・・0.02
9.精製水 残余
【0073】
表23
脱毛防止料I
1.オキアミエキス・・・・・・・・・・3.0
2.モズクエキス・・・・・・・・・・・0
3.ヤボランジーエキス・・・・・・・・3.0
4.甘草エキス・・・・・・・・・・・・0
5.銀杏葉エキス・・・・・・・・・・・0
6.バンレイシエキス・・・・・・・・・0
7.レモン果汁・・・・・・・・・・・・3.0
8.ビタミンC・・・・・・・・・・・・0.02
9.精製水 残余
【0074】
表24
脱毛防止料J
1.オキアミエキス・・・・・・・・・・3.0
2.モズクエキス・・・・・・・・・・・0
3.ヤボランジーエキス・・・・・・・・0
4.甘草エキス・・・・・・・・・・・・3.0
5.銀杏葉エキス・・・・・・・・・・・0
6.バンレイシエキス・・・・・・・・・0
7.レモン果汁・・・・・・・・・・・・3.0
8.ビタミンC・・・・・・・・・・・・0.02
9.精製水 残余
【0075】
表25
脱毛防止料K
1.オキアミエキス・・・・・・・・・・3.0
2.モズクエキス・・・・・・・・・・・0
3.ヤボランジーエキス・・・・・・・・0
4.甘草エキス・・・・・・・・・・・・0
5.銀杏葉エキス・・・・・・・・・・・3.0
6.バンレイシエキス・・・・・・・・・0
7.レモン果汁・・・・・・・・・・・・3.0
8.ビタミンC・・・・・・・・・・・・0.02
9.精製水 残余
【0076】
表26
脱毛防止料L
1.オキアミエキス・・・・・・・・・・3.0
2.モズクエキス・・・・・・・・・・・0
3.ヤボランジーエキス・・・・・・・・0
4.甘草エキス・・・・・・・・・・・・0
5.銀杏葉エキス・・・・・・・・・・・0
6.バンレイシエキス・・・・・・・・・3.0
7.レモン果汁・・・・・・・・・・・・3.0
8.ビタミンC・・・・・・・・・・・・0.02
9.精製水 残余
【0077】
表27
脱毛防止料M
1.オキアミエキス・・・・・・・・・・0
2.モズクエキス・・・・・・・・・・・0
3.ヤボランジーエキス・・・・・・・・0
4.甘草エキス・・・・・・・・・・・・0
5.銀杏葉エキス・・・・・・・・・・・0
6.バンレイシエキス・・・・・・・・・0
7.レモン果汁・・・・・・・・・・・・3.0
8.ビタミンC・・・・・・・・・・・・0.02
9.精製水 残余
【0078】
上記処方にて調製した、飲むタイプの脱毛防止料について実使用で脱毛防止に対する効果を検討した。脱毛等の症状を呈する10名の男性(年齢30才〜50才)に1日1回、毎朝、10mlずつ3ヶ月にわたって摂取してもらい、表28の結果を得た。表28から明らかなように、この飲むタイプの脱毛防止料は、脱毛の防止に対しても優れた効果を示した。また何らの好ましくない症状も発生しなかった。
【0079】
これらの結果は、判定方法の結果に基づく。脱毛防止効果テストの判定基準において、×とは治療にもかかわらず何らの改善もみられないもの。
○とは脱毛の進行がやや減少したもの。
◎とは脱毛が止まったもの。
【0080】
表28
パネル a b c d e f g h i j
脱毛防止料A ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ○

脱毛防止料B ◎ ○ ○ ◎ ○ ○ ○ ◎ ◎ ○
脱毛防止料C ○ ◎ ○ ◎ ○ ○ ◎ ○ ○ ◎
脱毛防止料D ○ ○ ◎ ○ ○ ◎ ○ ○ ○ ○
脱毛防止料E ○ ○ ◎ ○ ○ ○ ○ ◎ ○ ○
脱毛防止料F ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ○ ○ ◎
脱毛防止料G ○ ◎ ○ ◎ ○ ○ ◎ ○ ○ ○

脱毛防止料H ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○
脱毛防止料I ○ ◎ ○ ○ ○ ◎ ◎ ◎ ○ ○
脱毛防止料J ○ ○ ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ◎
脱毛防止料K ○ ◎ ○ ◎ ○ ○ ◎ ○ ○ ◎
脱毛防止料L ◎ ○ ○ ◎ ○ ◎ ◎ ○ ◎ ○
脱毛防止料M × × × × × × × × × ×
表28より、動物プランクトン(オキアミ)のエキス、海藻(モズク)のエキス、ヤボランジーのエキス、甘草エキス、銀杏葉エキス、バンレイシ(Annona squamosa L.)のエキスを総合して加えたものに、特に大きな脱毛防止効果が認められた。
【0081】
<結果> 動物プランクトン(オキアミ)のエキス、および海藻(モズク)のエキス、ヤボランジーのエキス、甘草エキス、銀杏葉エキス、バンレイシ(Annona squamosa L.)から抽出物のいずれか1種または複数種の主成分とした、化粧料及び飲むタイプの脱毛防止料による脱毛防止効果が確認できた。
【0082】
なお、本発明の組成物に加えることのできる活性化合物と添加剤としては、化粧品、医薬部外品、医薬品等に用いる場合は、一般に用いられる各種成分、例えば、ポリオキシエチレン(8モル)オレイルアルコールエーテル、モノオレイン酸グリセリル等の油分、ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル、ビタミンEアセテート、センブリ抽出物等の血流促進剤、グリチルレチン酸、ヒノキチオール等のテストステロン-5α-リダクターゼ阻害剤、エチニルエストラジオール等のホルモン類、ビタミンH、パントテニルエチルエーテル等の毛根賦活剤、モノラウリン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、ポリエチレングリコールモノオレート、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリグリコールジエステル、ラウリルジエタノールアマイド、脂肪酸イソプロパノールアマイド等の非イオン界面活性剤、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、塩化ベンザルコニウム等のカチオン界面活性剤、パルミチン酸ナトリウム、ラウリン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミン、ロート油、リニアドデシルベンゼン硫酸、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油マレイン酸等のアニオン界面活性剤、ラウリルジメチルアミンオキサイド、オレインジメチルアミンオキサイド等の半極性界面活性剤、両性界面活性剤、保湿剤、増粘剤、防腐剤、酸化防止剤、香料、色剤等を挙げることができる。これらは、提供する商品のコンセプトに応じて成分として加えれば良い。
【0083】
なお、飲食品としては、酒類、嗜好飲料、清涼飲料水、スープ類が適当である。




































【特許請求の範囲】
【請求項1】
動物プランクトンのエキスおよび、海藻のエキス、ヤボランジーのエキス、甘草エキス、銀杏葉エキス、バンレイシ(Annona squamosa L.)のエキスのうちのいずれか1種または複数種の成分からなることを特徴とする、脱毛防止作用を有する組成物。
【請求項2】
動物プランクトンのエキスとしてオキアミのエキス、海藻エキスとしてモズクのエキス、を用いることを特徴とする、請求項1記載の脱毛防止作用を有する組成物。
【請求項3】
請求項1あるいは請求項2記載の組成物を含有することを特徴とする、脱毛防止用化粧料。
【請求項4】
請求項1あるいは請求項2記載の組成物を含有することを特徴とする、飲食タイプの脱毛防止料。
【請求項5】
飲食品が、酒類、嗜好飲料、清涼飲料水、スープ類のいずれかであることを特徴とする、請求項4記載の飲食タイプの脱毛防止料。


































【公開番号】特開2006−52153(P2006−52153A)
【公開日】平成18年2月23日(2006.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−233140(P2004−233140)
【出願日】平成16年8月10日(2004.8.10)
【出願人】(304033502)
【Fターム(参考)】