説明

自動レイアウトシステム

【課題】会議室などの使用目的及び出席人数に応じて、容易に机や椅子の配置を決定することができると共に、人手を借りることなく、机や椅子を所定の位置に配置することができる自動レイアウトシステムを提供する。
【解決手段】
複数の机又は椅子の脚部にそれぞれ設けられた磁性体40と、室内の床板下に設けられ、その床板を介して磁性体を吸引しながら移動する配置手段30と、レイアウト情報に基づいて机又は椅子を所定の位置に配置するように配置手段を制御する制御手段10と、を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、室内に備えられた複数の机又は椅子を所定の位置に自動的に配置する自動レイアウトシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
企業の会議室や研修室などには、様々な使用目的に応じられるように、多数の机や椅子が備えられている。そして、そのような会議室や研修室で会議や研修が行なわれる場合には、その使用目的(例えば、講義、会議及びグループ討議など)及び出席人数に応じて、机や椅子を配置する必要があった。実際には、会議などの運営を行なう責任者が、その会議室の使用目的及び出席人数に応じて机や椅子の配置を決定し、他の従業員などの助力を得て机や椅子を配置していた。
【0003】
しかしながら、責任者が、会議室などの使用目的及び出席人数に応じて、その都度、机や椅子の配置を決定する必要があるので、机や椅子を配置するのに時間がかかるという問題があった。また、机や椅子を所定の位置に配置する際には、少なくとも2人以上の人手が必要となり、作業効率の面においても問題があった。
【0004】
一方、人手を借りることなく動作する機器として、走行装置を備えた自走式掃除機が提案されているが(例えば、特許文献1参照)、机や椅子を配置することに用いることができないという問題があった。
【0005】
【特許文献1】特開2003−219996号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上述した事情に鑑み、会議室などの使用目的及び出席人数に応じて、容易に机や椅子の配置を決定することができると共に、人手を借りることなく、机や椅子を所定の位置に配置することができる自動レイアウトシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、レイアウト情報に基づいて、室内に備えられた複数の机又は椅子を所定の位置に自動的に配置する自動レイアウトシステムであって、前記複数の机又は椅子の脚部にそれぞれ設けられた磁性体と、前記室内の床板下に設けられ、当該床板を介して前記磁性体を吸引しながら移動する配置手段と、前記レイアウト情報に基づいて前記机又は椅子を前記所定の位置に配置するように前記配置手段を制御する制御手段と、を具備することを特徴とする自動レイアウトシステムにある。
【0008】
かかる第1の態様では、会議室などの使用目的及び出席人数に応じて、容易に机や椅子などの配置を決定することができると共に、人手を借りることなく、机や椅子を所定の位置に配置することができる。
【0009】
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載の自動レイアウトシステムにおいて、前記配置手段は、前記磁性体を吸引する磁石部と、前記机又は椅子が前記磁石部に吸引されていることを感知する吸引センサー部と、前記床板に沿って移動するための移動部と、を有することを特徴とする自動レイアウトシステムにある。
【0010】
かかる第2の態様では、容易にかつ低廉に自動レイアウトシステムを構築することができる。
【0011】
本発明の第3の態様は、第1又は第2の態様に記載の自動レイアウトシステムにおいて、前記机又は椅子を前記所定の位置に配置する際の配置工程をシミュレーションして最適な配置工程を選出するシミュレーション手段をさらに具備することを特徴とする自動レイアウトシステムにある。
【0012】
かかる第3の態様では、多数の机や椅子を配置する際により効率的にそれらを配置することができる。
【0013】
本発明の第4の態様は、第1〜3の何れかの態様に記載の自動レイアウトシステムにおいて、前記机又は椅子が存在する位置を検出する対象物位置検出手段と、前記配置手段が存在する位置を検出する位置検出手段と、をさらに具備することを特徴とする自動レイアウトシステムにある。
【0014】
かかる第4の態様では、会議室などの使用目的及び出席人数に応じて、より容易に机や椅子の配置を決定することができると共に、人手を借りることなく、机や椅子を所定の位置に配置することができる。
【0015】
本発明の第5の態様は、第1〜4の何れかの態様に記載の自動レイアウトシステムにおいて、前記所定の位置は規則性を有し、前記床板には前記規則性に従って配置された複数の貫通孔が設けられていることを特徴とする自動レイアウトシステムにある。
【0016】
かかる第5の態様では、机や椅子をその位置により強固に固定することができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明に係る自動レイアウトシステムによれば、会議室などの使用目的及び出席人数に応じて、容易に机や椅子の配置を決定することができると共に、人手を借りることなく、机や椅子を所定の位置に配置することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。なお、本実施形態の説明は例示であり、本発明は以下の説明に限定されない。
【0019】
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る自動レイアウトシステムを示す概略ブロック図である。本実施形態に係る自動レイアウトシステムは、複数の机や椅子が備えられた会議室や研修室などに設けられるものである。そして、自動レイアウトシステムは、図1に示すように、それらの室内に備えられた机や椅子などの脚部にそれぞれ取付けられた磁性体40と、それらの室内の床板とその床板の下に設けられた底壁との間に配置された配置手段30と、底壁の表面に埋設された位置検出手段20と、配置手段30と位置検出手段20とに接続されて配置手段30を制御する制御手段10とを具備しており、詳細は後述するが、会議室などの使用目的及び出席人数に応じて、容易に机や椅子の配置を決定することができると共に、人手を借りることなく、机や椅子を所定の位置に配置することができるようになっている。以下に、各構成要素について具体的に説明する。なお、配置手段30と制御手段10との間、及び位置検出手段20と制御手段10との間はそれぞれ有線で接続されていてもよいし、無線で接続されていてもよい。
【0020】
まず、磁性体40について説明する。磁性体40は、机や椅子の脚部に取付けることができるものであれば特に限定されない。磁性体40としては、強磁性を示すものが好ましく、後述する磁石部と極性が逆の永久磁石が特に好ましい。
【0021】
配置手段30は、会議室などの床板と底壁との間に配置されて、その床板を介して磁性体40を吸引しながら底壁上を自在に移動し、机や椅子を所定の位置に配置することができるものであれば特に限定されない。配置手段30としては、例えば図2に示すものなどが挙げられる。
【0022】
図2は、配置手段の一例を示す概略図である。図2に示すように、配置手段30は、床板100と底壁110との間に配置されている。そして、配置手段30は、図1に示した机などの脚部に取付けられた磁性体40を吸引する磁石部31と、床板100を介して机などの重量を検知する重量センサー32と、底壁110上を自在に移動するための移動部33とを有しており、机などの脚部に取付けられた磁性体40を吸引すると共に、床板100を介して磁性体40が取付けられた机などの重量を検知し、さらに任意の位置に移動することができるようになっている。すなわち、配置手段30は、机などの脚部に取付けられた磁性体40を吸引しながら移動することにより、机などを任意の位置に配置することができるようになっている。
【0023】
また、配置手段30は、重量センサー32を動作させながら床板100の全領域を探索することにより、重量センサー32によって検出された机などの重量に基づいて机などが存在する位置を検出することができる。したがって、机などが存在する位置を制御手段10に送信することができるのであれば、この配置手段30は、机などが存在する位置を検出する対象物位置検出手段としても用いることができる。以下に配置手段30を構成する構成要素について説明する。なお、配置手段30を対象物位置検出手段として用いる場合には、磁石部31を動作させないことはいうまでもない。
【0024】
磁石部31は、床板100を介して磁性体40を充分に吸引することができるものであれば特に限定されない。磁石部31としては、電磁石が好ましく、磁力が強いものがさらに好ましい。磁石部31として電磁石を用いることにより、磁性体40の吸引及びその解放を容易に行なうことができる。なお、磁石部31として電磁石を用いる際には、その電磁石に電流を供給するためのバッテリーを配置手段30に搭載するか、外部からその電磁石に電流を供給するための配線を設ける必要がある。
【0025】
重量センサー32は、床板100を介して机などの重量を検知することができるものであれば特に限定されず、市販のものであってもよい。具体的には、図3に示すようなものが挙げられる。
【0026】
図3は、机などの脚部が配置手段30の直上付近に存在する場合の概略図である。図3に示すように、床板100上に机などの脚部210が存在すると、その机などの重量によって床板100の一部が下向きに凸状に変形するので、重量センサー32は、その変位を検知することによって、配置手段30の直上付近に机などが存在することを検知することができるようになっている。なお、本実施形態では、机などの脚部210には、机などが床板100上を自在に水平移動できるようにボール型キャスター輪220が設けられている。また、本実施形態の重量センサー32は、机などの重量を正確に測定する必要はなく、配置手段30の直上付近に机などが存在することを検知することができれば充分である。
【0027】
移動部33は、机などと共に配置手段30を移動させることができるものであれば特に限定されない。移動部33としては、例えばモーターなどの駆動源と接続されたボール型キャスター輪などが挙げられる。なお、モーターなどを用いたものを移動部33として用いる場合には、そのモーターに電力を供給するためのバッテリーを配置手段30に搭載するか、外部からその電磁石に電流を供給するための配線を設ける必要があるのはいうまでもない。
【0028】
そして、机などを所定の位置に配置する際に、このような配置手段30を用いて、机などの方向転換を行なう場合があるが、例えば以下に説明するようにして机などの方向転換をすることができる。
【0029】
方向転換させる机は4つの脚部を有しており、図4に示すように、4つの配置手段30a〜30dが机200の脚部をそれぞれ吸引しているとする。すると、各配置手段30a〜30dを図4に示す矢印の方向に同時に移動させることにより、図5に示すように机200を方向転換させることができる。
【0030】
次に、位置検出手段20について説明する。位置検出手段20は、各々が所定の位置に配置されて、配置手段30の位置を検出することができ、配置手段30の位置情報を制御手段10に送信することができるものであれば特に限定されない。本実施形態では、図6に示すように、設置された位置情報を有する複数の磁気センサーが底壁110の表面に碁盤の目状に埋設されており、配置手段30が発する磁界を検出すると共に、その磁界を検出した磁気センサーが有する位置情報を制御手段10に送信することができるようになっている。
【0031】
さらに、制御手段10について説明する。制御手段10は、机や椅子のレイアウト情報と位置検出手段20により検出された配置手段30の位置情報とに基づいて、配置手段30を制御することができるものであれば特に限定されない。すなわち、制御手段10は、配置手段30を用いて机や椅子をそれぞれ所定の位置に配置するように制御することができるものであれば特に限定されない。制御手段10としては、例えば、以下に説明するような機能を有するコンピュータなどが挙げられる。
【0032】
まず、レイアウト情報を解析し、机や椅子の配置順序を決定する。次に、その配置順序とレイアウト情報と位置情報とに基づいて、どの経路を通ってどの位置に存在する机や椅子を所定の位置に配置するかの配置工程を決定する。具体的には、例えば、最短経路を通って所定の位置に最も近い位置に存在する机や椅子を所定の位置P1に配置する配置工程を決定する。次に、先の配置工程で使用される机や椅子を除いて、別の所定の位置P2に対して同様の操作を行なう。そして、このような操作をすべての机や椅子に対して行なう。このようにして、配置工程を決定することができる。
【0033】
そして、制御手段10は、レイアウト情報、位置情報、配置順序、配置工程に基づいて、机や椅子を所定の位置に配置するように配置手段30を制御する。
【0034】
なお、制御手段10は、室内に設置されていてもよいし、床板100と底壁110との間に設置されてもよい。
【0035】
次に、本実施形態に係る自動レイアウトシステムの動作について説明する。図7は、自動レイアウトシステム1の動作を示すシーケンスである。図7に示すように、まず、レイアウト情報が自動レイアウトシステム1に入力されると(S1)、自動レイアウトシステム1は、位置検出手段20を用いて、配置手段の位置を検出して位置情報を取得する(S2)。次に、配置手段30を用いて、机や椅子が存在する対象物位置情報を取得する(S3)。それから、自動レイアウトシステム1は、制御手段10を用いて、配置順序を決定すると共に(S4)、配置工程を決定する(S5)。さらに、自動レイアウトシステム1は、制御手段10を用いて配置手段30を制御し、机や椅子を所定の位置に配置する(S6)。そして、自動レイアウトシステム1は、すべての机や椅子に対してこの操作を繰り返す(S7)。
【0036】
(実施形態2)
実施形態1では上述したように自動レイアウトシステムを構成したが、制御手段内に机や椅子を所定の位置に配置する際の配置工程をシミュレーションするシミュレーション手段を自動レイアウトシステムにさらに具備させてもよい。具体的には、図8に示すように、制御手段10内にシミュレーション手段50を具備させてもよい。自動レイアウトシステム1Aにシミュレーション手段50を具備させることにより、レイアウト情報に基づいて多数の机や椅子を配置する際により効率的にそれらを配置することができるという効果を奏する。なお、自動レイアウトシステム1Aを構成する構成要素及びその機能は、実施形態1で説明したものと同様であるので、同符号を付して説明を省略する。
【0037】
シミュレーション手段50は、少なくともレイアウト情報と、位置情報と、配置手段の移動速度とに基づいて、机や椅子の配置工程をシミュレーションし、得られた複数の配置工程の中から最適な配置工程を選出することができるものであれば特に限定されない。本実施形態では、シミュレーション手段50は、レイアウト情報と、位置情報と、配置手段30の移動速度と、配置手段30の回転速度とに基づいて配置工程のシミュレーションを行い、最適な配置工程を決定するものである。シミュレーション手段50としては、例えば以下のように機能するプログラムなどが挙げられる。
【0038】
まず、レイアウト情報と位置情報とに基づいて、すべての机や椅子の現在の位置から所定の位置P1までの経路を決定する。次に、配置手段30の移動速度及び回転速度に基づいて、それらの経路を用いた際の所要時間を算出する。そして、その中で最も所要時間が少ないものを選出する。次に、先の配置工程で使用される机や椅子を除いて、別の所定の位置P2に対して同様の操作を行ない、その中で最も所要時間が少ないものを選出する。これらの操作をすべての机や椅子に行なうことにより、シミュレーション手段50は最適な配置工程を決定することができる。
【0039】
そして、得られた最適な配置工程に基づいて制御手段10が配置手段30を制御することによって、多数の机や椅子を配置する際により効率的にそれらを配置することができる。
【0040】
(他の実施形態)
上述した実施形態1及び2に係る自動レイアウトシステムは、4つの磁性体と4つの配置手段を用いて構成されているが、磁性体の数及び配置手段の数は限定されず、4つ以上の磁性体又は配置手段を用いて構成されていてもよいし、磁性体の数と配置手段の数とが異なるように構成されてもよい。
【0041】
また、位置検出手段は、碁盤の目状に配置されていたが、円形状、放射状又は不定形状に配置されてもよい。
【0042】
さらに、上述した実施形態1及び2では、吸引センサー部として重量センサーを用いたが、本発明はこれに限定されない。例えば、机や椅子の脚部にICタグを取付けた場合には、吸引センサー部として、そのICタグに電磁波を放射すると共に、ICタグによって放射された電磁波を受信する回路を用いてもよい。このようにしても、実施形態1又は2と同様の効果が得られる。
【0043】
また、実施形態1及び2では、床板として平滑なものを用いたが、机や椅子が配置される位置がある程度の規則性を有する場合には、床板にその規則性に従って配置された貫通孔を設けてもよい。床板に規則性に従って配置された貫通孔を設けることにより、レイアウト情報に基づいて机や椅子が配置されると、図9に示すように、その机や椅子の脚部210は貫通孔120上に配置されることから、磁石部31が磁性体40を直接吸引することになるので、その机や椅子をその位置により強固に固定することができるという効果を奏する。なお、机や椅子を固定する際には、磁石部31が常に磁界を発生させていなければならないのはいうまでもない。また、貫通孔は上述した規則性に従って配置されていればよく、碁盤の目状に配置されていても、放射状に配置されていても、さらには床板の一部にのみ配置されるようにしてもよい。
【0044】
さらに、実施形態1及び2の配置手段は対象物位置検出手段としても用いることができるようになっていたが、対象物位置検出手段を別途設けてもよい。例えば、対象物位置検出手段として床板に複数の重量センサーを設置し、その重量センサーを用いて机などの位置を検出するようにしてもよい。
【0045】
また、実施形態1及び2に係る自動レイアウトシステムは対象物位置検出手段及び位置検出手段を具備し、それらを用いて机や配置手段などの位置を検出していたが、制御手段などが常にそれらの位置を記録などしている場合には、対象物位置検出手段や位置検出手段を具備しなくてもよい。
【0046】
さらに、実施形態1及び2の配置手段は、床板と底壁との間に配置されていたが、床下に配置されていれば特に限定されず、底壁は存在しなくともよい。なお、この場合には配置手段を指示するレールなどが必要であることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】実施形態1に係る自動レイアウトシステムの概略ブロック図である。
【図2】実施形態1の配置手段の一例を示す概略図である。
【図3】図2に示す配置手段の直上に机などの脚部が存在する場合の概略図である。
【図4】配置手段を用いて机を回転させる前の状態を示す概略上面図である。
【図5】配置手段を用いて机を回転させた後の状態を示す概略上面図である。
【図6】実施形態1の位置検出手段の配置の一例を示す図である。
【図7】実施形態1に係る自動レイアウトシステムの動作を示すシーケンスである。
【図8】実施形態2に係る自動レイアウトシステムの概略ブロック図である。
【図9】他の実施形態の配置手段の直上に机などの脚部が存在する場合の概略図である。
【符号の説明】
【0048】
1、1A 自動レイアウトシステム
10 制御手段
20 位置検出手段
30、30a〜30d 配置手段
31 磁石部
32 重量センサー
33 移動部
40 磁性体
50 シミュレーション手段
100 床板
110 底壁
120 貫通孔
200 机
210 脚部
220 ボール型キャスター輪

【特許請求の範囲】
【請求項1】
レイアウト情報に基づいて、室内に備えられた複数の机又は椅子を所定の位置に自動的に配置する自動レイアウトシステムであって、
前記複数の机又は椅子の脚部にそれぞれ設けられた磁性体と、
前記室内の床板下に設けられ、当該床板を介して前記磁性体を吸引しながら移動する配置手段と、
前記レイアウト情報に基づいて前記机又は椅子を前記所定の位置に配置するように前記配置手段を制御する制御手段と、
を具備することを特徴とする自動レイアウトシステム。
【請求項2】
請求項1に記載の自動レイアウトシステムにおいて、
前記配置手段は、
前記磁性体を吸引する磁石部と、
前記机又は椅子が前記磁石部に吸引されていることを感知する吸引センサー部と、
前記床板に沿って移動するための移動部と、
を有することを特徴とする自動レイアウトシステム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の自動レイアウトシステムにおいて、
前記机又は椅子を前記所定の位置に配置する際の配置工程をシミュレーションして最適な配置工程を選出するシミュレーション手段をさらに具備することを特徴とする自動レイアウトシステム。
【請求項4】
請求項1〜3の何れかに記載の自動レイアウトシステムにおいて、
前記机又は椅子が存在する位置を検出する対象物位置検出手段と、
前記配置手段が存在する位置を検出する位置検出手段と、
をさらに具備することを特徴とする自動レイアウトシステム。
【請求項5】
請求項1〜4の何れかに記載の自動レイアウトシステムにおいて、
前記所定の位置は規則性を有し、
前記床板には前記規則性に従って配置された複数の貫通孔が設けられていることを特徴とする自動レイアウトシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2007−316917(P2007−316917A)
【公開日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−145408(P2006−145408)
【出願日】平成18年5月25日(2006.5.25)
【出願人】(000211307)中国電力株式会社 (6,505)
【Fターム(参考)】