説明

自動二輪車ブレーキシステム

本発明は、ポンプが2つのブレーキ回路の一方で動作し始めるとき、ポンプ(9)によって発生する圧力により手で操作されるか又は足で操作されるマスターブレーキシリンダ(7、13)内の反作用が引き起こされることが防止される切換位置を、変更弁(20)及び/又は遮断弁(19)がとる二重回路の油圧式自動二輪車ブレーキシステムに関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の前文に記載の自動二輪車ブレーキシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
特開2000071963A号公報は、このタイプの自動二輪車ブレーキシステムを開示している。ブレーキシステムは、足で操作される及び手で操作されるマスターブレーキシリンダを介して、共に及び互いに独立して、ブレーキ圧力が車輪ブレーキに形成される油圧操作可能な前輪及び後輪ブレーキ回路を含む。ブレーキスリップ制御のために、電磁作動可能な入口弁及び出口弁及び電気モータで駆動可能な二重回路のポンプが、前輪回路及び後輪回路に設けられている。さらに、2つのマスターブレーキシリンダの一方の手動操作の場合、手動操作なしにブレーキ回路内のブレーキ圧力の形成を同様に可能にするために、2つのブレーキ回路には、入口弁と出口弁及びポンプに加えて、電気操作可能な分離弁及び切換弁が設けられ、このため、ポンプと分離弁及び手で操作されないブレーキ回路の切換弁は電気的に作動される。
【0003】
このブレーキシステムの1つの欠点は、手で操作されるマスターブレーキシリンダに対するポンプ圧力の反作用効果であり、その結果、手動操作のマスターブレーキシリンダの手又は足のブレーキレバーに脈動が感知される可能性がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のことに鑑みて、本発明の目的は、手で操作されるか又は足で操作されるマスターブレーキシリンダに対するポンプ圧力の反作用効果を可能な限り最も簡単なかつ機能的に確実な手段で確実に防止できるように、提示したタイプの自動二輪車ブレーキシステムを改良することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この目的は、請求項1に記載の特徴を有する提示したタイプの自動二輪車ブレーキシステムについて達成される。
【0006】
本発明の別の特徴及び利点は、従属請求項及び実施形態の引き続く説明に見ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
図1は、自動二輪車ブレーキシステムの本発明の重要な特徴を有する油圧回路の概略図を示している。ブレーキシステムは、油圧操作可能な前輪及び後輪ブレーキ回路4、10を含み、各々の1つのマスターブレーキシリンダ7は、前輪ブレーキ回路4に接続され、手の力と、脚力に比例して操作可能な後輪ブレーキ14のマスターブレーキシリンダ13とによって操作可能である。
【0008】
ブレーキスリップ制御のために、電磁操作可能な入口弁及び出口弁6、12が前輪及び後輪ブレーキ回路4、10に配置され、各々の場合に、基本位置で開放する1つの入口弁6は、基本位置で開放する分離弁19を介してそれぞれ関連のマスターブレーキシリンダ7、13を前輪又は後輪ブレーキ5、14に接続する前輪及び後輪ブレーキ回路4、10のブレーキ導管に挿入される。基本位置で閉じている出口弁12は、前輪又は後輪ブレーキ5、14をそれぞれ1つの低圧アキュムレータ16と、戻りの原理に従って動作する二重回路ポンプ9の吸引路3とに接続する各々のブレーキ回路の戻り導管15にそれぞれ挿入される。圧力側で、ポンプ9は、両方のブレーキ回路のブレーキ導管18と接続しているので、ブレーキスリップ制御段階で、各々の場合に前輪又は後輪ブレーキ5、14から両方のブレーキ回路のブレーキ導管18内に放出されるブレーキ液体積の戻り送出は、必要条件に従って保護される。2つのポンプ回路のポンプピストンは、電気モータ2によって共に駆動されるので、次に詳細に説明する分離弁及び切換弁19、20の本発明の回路なしには、ポンプ圧力の脈動は、ポンプが動作を開始するときに手で操作されるブレーキレバー又は足で操作されるブレーキペダルに対し、妨げのない反作用効果を及ぼすであろう。
【0009】
回路技術に関するそれらの構造に対応して、両方のブレーキ回路4、10は、共に及び互いに独立して操作可能であり、その特徴は、例えば、前輪ブレーキ回路4に接続されたマスターブレーキシリンダ7の手動操作の際に、前輪ブレーキ5内のブレーキ圧力形成のみならず、同時に後輪ブレーキ14内の電気油圧ブレーキ圧力の形成が同様に行われることであるが、この理由は、後輪ブレーキ回路10の分離弁19がポンプ圧力側をマスターブレーキシリンダ13から分離する間に、後輪ブレーキ回路10で電気的に開始される切換弁20の開位置のため、ポンプ9がマスターブレーキシリンダ13から圧力液を取り出して、後輪ブレーキ14に供給すると、電気モータ2がポンプ9を動作させるからである。
【0010】
当然、同一のパターンに従って後輪ブレーキ10に接続されたマスターブレーキシリンダ13の手動操作に応じて、電気油圧式に開始されるブレーキ操作を前輪ブレーキ5で開始することによって、上述の操作例も反転することができる。このことから、2つのマスターブレーキシリンダ7、13の一方の操作の際に、運転者によって操作されないブレーキ回路が、ほぼ電気油圧式の外部操作により二重回路ポンプ9によって加圧されるので、2つのマスターブレーキシリンダの一方の単一作動の場合に常に両方のブレーキ回路がブレーキ減速に能動的に寄与することが理解される。
【0011】
マスターブレーキシリンダ7によって前輪ブレーキ回路4に導入された圧力を感知するために、一般に、圧力センサ21が使用される。同様に、手動で後輪ブレーキ回路に導入された圧力の監視は、マスターブレーキシリンダ13に近接して配置された圧力センサ21によって実施される。両方のブレーキ回路には、入口弁6をアナログ制御するために車輪ブレーキ圧力を感知する2つの圧力センサ21が設けられる。
【0012】
前輪ブレーキ回路4の手動操作の際に、圧力センサ21によって前輪ブレーキ回路4で感知されるマスターブレーキシリンダ圧力により、後輪及び前輪ブレーキ回路10、4で機能するポンプ9を電気作動するための命令変数が生成され、前記ポンプは、入口弁及び出口弁6、12、分離弁及び切換弁19、20と協働して、前輪ブレーキ回路4に接続されたマスターブレーキシリンダ7がもっぱら操作されるとき、制御ユニット8に記憶される電子ブレーキ力分布特性曲線に従って後輪ブレーキ回路10の自動ブレーキ圧力制御を行う。
【0013】
これについて、同様に、後輪ブレーキ回路10の排他的な手動操作により、後輪ブレーキ回路4のマスターブレーキシリンダ13に配置された圧力センサ21は、前輪ブレーキ回路10に装着されたポンプ9、ならびに前輪ブレーキ回路10に装着された入口弁、出口弁、切換弁及び分離弁を電気作動するための命令変数を生成することが当てはまる。
【0014】
圧力センサ信号を評価するために、圧力センサ信号の評価の結果に応じて電気操作可能なポンプ9によって油圧が発生する電子制御ユニット8に、論理回路が設けられる。
【0015】
象徴的に示した制御ユニット8は、前輪及び後輪ブレーキ回路4、10を含みかつモノリシックブロックとして構成されるブレーキユニット11の一体の構成要素を形成することが好ましい。適切な実施形態では、制御ユニット8は、電気接触のためにブレーキユニット11に一体化される入口弁及び出口弁6、11、切換弁及び分離弁20、19に差し込まれる。このように、ブレーキユニット11は、特にコンパクトな構造のためバッテリに近接した自動二輪車フレームに締結することができる。
【0016】
基本的に、次のことがスリップ制御されるブレーキ操作に適用される。
【0017】
1.前輪又は後輪のロックの傾向は、制御ユニット8の車輪回転速度センサ及びそれらの信号評価によって確実に検出される。前輪又は後輪ブレーキ回路4、10に配置された入口弁6は、前輪又は後輪ブレーキ回路4、10のさらなる圧力変化を停止させるために制御ユニット8を介して電磁的に閉じられる。
【0018】
2.ロック傾向を低減するために、さらなる圧力低下が前輪又は後輪ブレーキ回路4、10にさらに必要な場合、この低減は、低圧アキュムレータ16に接続可能な通常は閉じている出口弁12を開放することによって達成される。出口弁12は、車輪加速度が規定の程度を越えて再び増大すると閉じられる。圧力低下段階では、対応する入口弁6は閉じたままであるので、前輪又は後輪ブレーキ回路4、10で発生したマスターブレーキシリンダの圧力は、前輪又は後輪ブレーキ回路4、10に伝播することができない。
【0019】
3.確認されたスリップ値により、前輪又は後輪ブレーキ回路4、10内の新しい圧力形成が可能である場合、制御ユニット8に一体化されたスリップ制御器の要求に従うため、入口弁6が一時的に限定的に開放される。ポンプ9は、圧力形成のために必要な油圧体積を供給する。
【0020】
2つのマスターブレーキシリンダ7、13のいずれが手動で操作されるかに関わらず、本発明は、関連のマスターブレーキシリンダ7、13を介して手で操作されるブレーキ回路で、切換弁20及び/又は分離弁19が、ポンプ操作の始めに、ポンプ9によって発生し得る圧力により手で操作されるか又は足で操作されるマスターブレーキシリンダ7、13に対する反作用効果が引き起こされることが防止される切換位置をとることを意図する。したがって、分離弁19は、外部操作可能な電気油圧式に操作されるブレーキ回路で閉じられるだけでなく、比較的短い時間の間、手で操作されるか又は足で操作される対応するブレーキ回路で閉じられる。
【0021】
したがって、分離弁19は、ポンプ操作の始めに、手動操作されるブレーキ回路(手の力又は脚の力)の絞り切換位置又は閉切換位置をとり、その結果、ポンプ9によって発生する圧力により手で操作されるか又は足で操作されるマスターブレーキシリンダ7、13に対する反作用効果が引き起こされることが防止される。さらに、出口弁12及び切換弁20も、手動操作のブレーキ回路の閉切換位置に留まるので、ポンプ9は、せいぜい、一般に排気された低圧アキュムレータ16及び圧力保持弁18が下流側に装着される戻り導管15の排出を引き起こすに過ぎない。
【0022】
ポンプ操作中、手で操作されるか又は足で操作されるブレーキ回路の分離弁19は、したがって、比較的短い時間の間のみ絞り切換位置又は閉切換位置に留まる。この比較的短い時間は、少数の送出行程又はポンプ9の対応する低い開始速度に対応し、この理由のため、送出行程又は開始速度を決定するために、測定装置1が制御ユニット8に設けられ、前記装置の測定信号により、分離弁19は、規定時間の間その絞り切換位置又は閉切換位置に留まるようにされ、比較的短くのみ制御ユニット8によって電磁的に通電される。
【0023】
手で操作されるブレーキ回路の分離弁19が快適さの理由のためにその絞り切換位置又は閉切換位置を採用する送出行程の数は、約2〜10のピストンポンプ行程である。
【0024】
このように、手で操作されるか又は足で操作されるブレーキ回路の分離弁19は、ポンプ9の開始により、一般に、ほぼ一定の時間応答の平均値の間その絞り切換位置又は閉切換位置に留まり、時間応答の平均値は、ポンプ9と閉じている切換弁20と出口弁12との間に配置されたポンプ吸引路3の排出の必要な持続時間によって決定される。分離弁19がその絞り切換位置又は閉切換位置に留まらなければならない一定の時間応答の平均値の維持は、言及した測定装置1の代わりとして制御ユニット8に一体化されたタイマ要素によって実現することができる。
【0025】
減速の開始時に、手で操作されるか又は足で操作されるマスターブレーキシリンダ7、13に対するポンプ9によって発生する圧力の反作用効果を防止するために、ここでは、分離弁19の閉位置又は絞り位置の代わりとして、切換弁20と分離弁19とを介してポンプ吸引側とポンプ圧力側とを短絡させることが提案され、このため、切換弁20と分離弁19の両方はそれらの開切換位置をとる。
【0026】
ブレーキ操作の始めに操作される手又は足ブレーキレバーに対するポンプ圧力の反作用効果を防止する既存の問題は、このように、ポンプ短絡によって又は単に分離弁19を絞るか又は閉じることによって、ポンプ操作の始めに有効に防止することができる。
【0027】
図から理解できるように、その基本位置で開放する分離弁19、その基本位置で閉じている切換弁20、その基本位置で開放する入口弁6及びその基本位置で閉じている出口弁12は、電気操作可能な2方向/2位置の方向制御弁として構成され、これらの弁は、最も簡単にばねによってそれらの図示した基本位置に留まる。さらに、車輪ブレーキ5、14の方向に開放する逆止弁23は、2つの分離弁19の各々に対し平行に配置され、その結果、分離弁の位置に関わらず、すなわち、電気油圧式に制御されるブレーキ操作が2つのブレーキ回路の一方で行われるかどうかに関わらず、ブレーキ圧力は、接続されたマスターブレーキシリンダ7、13によって常に手動で導入することができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】自動二輪車ブレーキシステムの本発明の重要な特徴を有する油圧回路の概略図である。
【符号の説明】
【0029】
1 測定装置
2 電気モータ
3 ポンプ吸引路
4 前輪ブレーキ回路
5 前輪ブレーキ
6 入口弁
7 マスターブレーキシリンダ
8 制御ユニット
9 ポンプ
10 後輪ブレーキ回路
11 ブレーキユニット
12 出口弁
13 マスターブレーキシリンダ
14 後輪ブレーキ
15 戻り導管
16 低圧アキュムレータ
17 圧力保持弁
18 ブレーキ導管
19 分離弁
20 切換弁
21 圧力センサ
22 供給タンク
23 逆止弁

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のブレーキ回路を油圧操作するための第1の手で操作されるか又は足で操作されるマスターブレーキシリンダと、第2のブレーキ回路を油圧操作するための第2の手で操作されるか又は足で操作されるマスターブレーキシリンダとを有し、各々のブレーキ回路の各々の車輪ブレーキのブレーキスリップ制御のために設けられた入口弁及び出口弁と、2つのブレーキ回路の各々に配置され、かつ各々の場合に出口弁の下流で、各々のブレーキ回路で、ポンプのポンプ圧力側が第1及び第2のブレーキ回路に接続されたポンプの吸引側に通じる戻り導管に接続される低圧アキュムレータとを含み、ならびに開位置で、関連のマスターブレーキシリンダをポンプ圧力側に接続する各々のブレーキ回路の分離弁を含み、切換弁の開位置で関連のマスターブレーキシリンダをポンプの吸引側に接続する各々のブレーキ回路の切換弁を有する自動二輪車ブレーキシステムにおいて、
ポンプ操作の始めに、2つのブレーキ回路の一方の切換弁(20)及び/又は分離弁(19)が、ポンプ(9)によって発生し得る圧力により手で操作されるか又は足で操作されるマスターブレーキシリンダ(7、13)に対する反作用効果が引き起こされることが防止される切換位置をとることを特徴とする自動二輪車ブレーキシステム。
【請求項2】
前記分離弁(19)が、ポンプ操作の始めに、手で操作されるか又は足で操作されるブレーキ回路の絞り切換位置又は閉切換位置をとり、その結果、手で操作されるか又は足で操作されるマスターブレーキシリンダ(7、13)に対しポンプ(9)によって発生する圧力の反作用効果をもはや感じることができないことを特徴とする、請求項1に記載の自動二輪車ブレーキシステム。
【請求項3】
前記切換弁(20)が、ポンプの動作中に手で操作されるか又は足で操作されるブレーキ回路の閉切換位置をとることを特徴とする、請求項1又は2に記載の自動二輪車ブレーキシステム。
【請求項4】
前記手で操作されるか又は足で操作されるブレーキ回路の分離弁(19)が、規定数の送出行程又はポンプ(9)の規定開始速度に応じて、分離弁の絞り切換位置又は閉切換位置に留まり、前記送出行程又は前記開始速度を検出するために測定装置(1)が設けられ、前記分離弁(19)が、前記測定装置の測定信号のため分離弁の絞り切換位置又は閉切換位置に留まることを特徴とする、請求項1又は2に記載の自動二輪車ブレーキシステム。
【請求項5】
前記分離弁(19)がその絞り切換位置又は閉切換位置をとる送出行程の数が、前記ポンプ(9)の2〜10のピストン行程の範囲にあることを特徴とする、請求項4に記載の自動二輪車ブレーキシステム。
【請求項6】
前記手で操作されるか又は足で操作されるブレーキ回路の分離弁(19)が、一定の時間応答の平均値の間、前記ポンプが動作を開始するときに分離弁の絞り切換位置又は閉切換位置に留まり、時間応答の平均値が、前記ポンプ(9)と前記閉じている切換弁(20)と前記出口弁(12)との間に配置されたポンプ吸引路(3)の排出の必要な平均持続時間によって決定されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の自動二輪車ブレーキシステム。
【請求項7】
タイマ要素の信号に応じて、前記分離弁(19)が、短い一定時間の間分離弁の絞り切換位置又は閉切換位置をとるように電気的に切り換えられることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の自動二輪車ブレーキシステム。
【請求項8】
前記ポンプ吸引側が、ポンプ操作の始めに前記ポンプ圧力側に接続されることを特徴とする、請求項1に記載の自動二輪車ブレーキシステム。
【請求項9】
前記ポンプ吸引側を前記ポンプ圧力側に接続するために、前記切換弁(20)及び前記分離弁(19)が開切換位置を同時にとり、その結果、前記手で操作されるマスターブレーキシリンダ(7、13)に対し反作用効果を有さない短絡ポンプサイクルが達成されることを特徴とする、請求項8に記載の自動二輪車ブレーキシステム。

【図1】
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【公表番号】特表2009−518237(P2009−518237A)
【公表日】平成21年5月7日(2009.5.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−544990(P2008−544990)
【出願日】平成18年12月12日(2006.12.12)
【国際出願番号】PCT/EP2006/069613
【国際公開番号】WO2007/068702
【国際公開日】平成19年6月21日(2007.6.21)
【出願人】(399023800)コンティネンタル・テーベス・アクチエンゲゼルシヤフト・ウント・コンパニー・オッフェネ・ハンデルスゲゼルシヤフト (162)
【Fターム(参考)】