説明

自動保護切替方法、デバイス、およびシステム

自動保護切替方法、デバイス、およびシステムが、本発明の実施形態において提供される。この方法は、第1伝送パスの帯域幅変化を監視し、帯域幅変化状況に従って、サービスの一部を切替対象サービスであると判断する段階と、第2伝送パスおよび第1伝送パスのリンク間で切替対象サービスを切り替える段階とを有する。別の方法は、第1伝送パスまたは第2伝送パスを介して、反対側のネットワークエッジノードから一部切替メッセージを受信する段階と、一部切替メッセージ内の切替対象サービスの指示情報または帯域幅変化状況に従って、切替対象サービスを決定する段階と、第1伝送パスおよび第2伝送パスのリンク間で切替対象サービスを切り替える段階とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2009年8月25日に中国特許庁に出願した「AUTOMATIC PROTECTION SWITCHING METHOD, DEVICE AND SYSTEM」と題した中国特許出願第CN200910091787.6号の優先権を主張するものであり、その全内容を引用によって本明細書に組み込む。
本発明の実施態様は、通信技術に関し、詳細には、自動保護切替方法、デバイス、およびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
通信システムのパケットトランスポートネットワーク(Packet Transport Network、略してPTN)は、ネットワーク要素ノードによって形成されたリンクを使用して、サービスのデータパケットを伝送する。ノードまたはリンクの一部の故障がサービス伝送に影響を及ぼすことを回避するため、自動保護スイッチング(Automatic Protection Switching、APS)技術が既存のPTNにおいて提唱される。すなわち、障害のあるリンク上のサービスは、伝送のために、予め設定されたスタンバイリンクへ切り替えられ、それにより、サービス伝送に影響を及ぼさない。
【0003】
マイクロ波は、リンク上のノード間の伝送媒体の一種であり、現在、オペレータネットワークにおいて広く利用される。同期デジタルハイアラーキ(Synchronous Digital Hierarchy、略してSDH)技術およびプレシオクロナスデジタルハイアラーキ(Plesiochronous Digital Hierarchy、略してPDH)技術は、さらにより一般的に使用され、E1サービスが主に伝送される。近年、IPサービスは徐々にE1サービスに取って代わり、ネットワーク内のトラフィックの大部分を占め、帯域幅に対する要件は急増している。このような状況では、従来のPDHおよびSDHマイクロ波はIPサービスを十分にサポートできないので、PDHおよびSDHマイクロ波は徐々に、パケットマイクロ波技術に取って代わられている。マイクロ波リンクは比較的特殊な属性を有し、この属性は適応変調(Adaptive Modulation、略してAM)と呼ばれる。マイクロ波に基づいてデータを伝送するノードは、現在の環境の変化に従って、自動的に変調モードを変更する場合がある。これは、マイクロ波リンクの帯域幅変化につながる場合があるが、サービス伝送のビット誤り率を低く抑えることを保証できる。
【0004】
本発明の研究中に、本発明者は、マイクロ波リンクを含むPTNネットワークにAPS技術を適用することは、以下のような欠点を有するとの知見を得た。既存のAPS技術では、通常の場合、保護されたサービスは現用パス(working path)で伝送され、保護されていないサービスは保護パス(protection path)で伝送されるか、または、保護パスで伝送されるサービスはなく、故障が発生したとき、保護されたサービスはすべて、伝送のために保護パスへ切り替えられる。しかしながら、一態様では、AM機能により、マイクロ波リンクはなお、帯域幅が調節された後にサービスの一部を伝送することができ、サービス切り替えはパケットロスにつながる場合があり、サービス伝送効率およびサービス品質が悪化する。別の態様では、マイクロ波リンクが現用パスおよび保護パスの両方に存在し、保護パス上の帯域幅もまた減少する場合、おそらくは、すべての切り替えられたサービスの帯域幅要件を満たすことはできない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の実施態様は、自動保護切替方法、デバイス、およびシステムを提供し、自動保護切替技術に基づくサービス伝送の効率および品質を向上させるようにする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施態様は、自動保護切替方法を提供する。本方法は、ネットワークエッジノードにより、第1伝送パスの帯域幅の変化を監視し、帯域幅の変化に従って、第1伝送パスまたは第2伝送パス上のサービスの一部を切替対象サービスとして決定する段階と、ネットワークエッジノードにより、第2伝送パスおよび第1伝送パス上のリンク間で、切替対象サービスを切り替える段階とを有する。
【0007】
本発明の一実施態様は、別の自動保護切替方法を提供する。本方法は、ネットワークエッジノードにより、第1伝送パスまたは第2伝送パスを介して、ネットワークエッジノードのピアネットワークエッジノードから、一部切替メッセージを受信する段階と、ネットワークエッジノードにより、一部切替メッセージ内の、切替対象サービスに関する指示情報または帯域幅変化情報に従って、第1伝送パスまたは第2伝送パス上のサービスの一部を切替対象サービスとして決定し、第2伝送パスおよび第1伝送パス上のリンク間で、切替対象サービスを切り替える段階とを有する。
【0008】
本発明の一実施態様は、自動保護切替デバイスを提供する。本デバイスは、ネットワークエッジノードが、第1伝送パスの帯域幅の変化を検出したとき、帯域幅の変化に従って、第1伝送パスまたは第2伝送パス上のサービスの一部を切替対象サービスとして決定するように構成された決定モジュールと、第2伝送パスおよび第1伝送パス上のリンク間で、切替対象サービスを切り替えるように構成された切替モジュールとを具備する。
【0009】
本発明の一実施態様は、別の自動保護切替デバイスを提供する。本デバイスは、第1伝送パスまたは第2伝送パスを介して、ピアネットワークエッジノードから、一部切替メッセージを受信するように構成されたメッセージ受信モジュールと、一部切替メッセージ内の、切替対象サービスに関する指示情報または帯域幅変化情報に従って、第1伝送パスまたは第2伝送パス上のサービスの一部を切替対象サービスとして決定し、第2伝送パスおよび第1伝送パス上のリンク間で、切替対象サービスを切り替えるように構成されたサービス切替モジュールとを具備する。
【0010】
本発明の一実施態様は、自動保護切替システムを提供する。本システムは、第1ネットワークエッジノードと、第2ネットワークエッジノードとを具備する。第2伝送パスおよび第1伝送パスは、中間ノードを介して、第1ネットワークエッジノードと第2ネットワークエッジノードとの間に存在する。
【0011】
第1ネットワークエッジノードは、第1伝送パスの帯域幅変化を検出したとき、帯域幅の変化に従って、第1伝送パスまたは第2伝送パス上のサービスの一部を切替対象サービスとして決定し、第2伝送パスおよび第1伝送パス上のリンク間で、切替対象サービスを切り替え、一部切替メッセージを、第1伝送パスまたは第2伝送パスのピアエンドにおける第2ネットワークエッジノードへ送信するように構成される。一部切替メッセージは、少なくとも、切替対象サービスに関する指示情報または帯域幅変化情報を含む。
【0012】
第2ネットワークエッジノードは、第1伝送パスまたは第2伝送パスを介して、第1ネットワークエッジノードから一部切替メッセージを受信し、一部切替メッセージ内の、切替対象サービスに関する指示情報または帯域幅変化情報に従って、第1伝送パスまたは第2伝送パス上のサービスの一部を切替対象サービスとして決定し、第1伝送パスおよび第2伝送パス上のリンク間で、切替対象サービスを切り替えるように構成される。
【0013】
上記の技術的解決策から、本発明の実施態様によれば、伝送パスの帯域幅が変化するとき、サービスの一部に対して保護切替えを行う技術が使用されて、第1伝送パスおよび第2伝送パスの帯域幅リソースを適度に利用し、サービス切替量を低減し、切替えによって引き起こされるパケットロスを低減するようにすることがわかる。また、負荷が第1伝送パスと第2伝送パスとの間で適度に共有されるので、サービス伝送の効率および品質が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の第1実施形態による自動保護切替方法のフローチャートである。
【図2】本発明の第2実施形態による自動保護切替方法のフローチャートである。
【図3】本発明の第3実施形態による自動保護切替方法のフローチャートである。
【図4】本発明の一実施形態による自動保護切替ネットワークアーキテクチャの概略図である。
【図5】本発明の一実施形態による自動保護切替ネットワークアーキテクチャにおける、通常の伝送状態の概略図である。
【図6】本発明の一実施形態による自動保護切替ネットワークアーキテクチャにおける、保護された伝送状態の概略図である。
【図7】本発明の一実施形態による自動保護切替ネットワークアーキテクチャにおける、別の保護された伝送状態の概略図である。
【図8】本発明の第4実施形態による自動保護切替方法のフローチャートである。
【図9】本発明の第5実施形態による自動保護切替方法のフローチャートである。
【図10】本発明の第6実施形態による自動保護切替方法のフローチャートである。
【図11】本発明の第7実施形態による自動保護切替方法のフローチャートである。
【図12】本発明の第8実施形態による、別の自動保護切替方法のフローチャートである。
【図13】本発明の第9実施形態による自動保護切替デバイスの概略構造図である。
【図14】本発明の第10実施形態による自動保護切替デバイスの概略構造図である。
【図15】本発明の第11実施形態による自動保護切替デバイスの概略構造図である。
【図16】本発明の第12実施形態による、別の自動保護切替デバイスの概略構造図である。
【図17】本発明の第13実施形態による、別の自動保護切替デバイスの概略構造図である。
【図18】本発明の第14実施形態による、別の自動保護切替デバイスの概略構造図である。
【図19−1】本発明の一実施形態による自動保護切替方法のシナリオの図である。
【図19−2】チャネル割当ポリシーインデックスとパス帯域幅組合せとのマッピング関係の図である。
【図20】本発明の一実施形態による、通常の状態におけるチャネル割当のシナリオの図である。
【図21】図20におけるパス帯域幅が減少するときの保護切替えのシナリオの図である。
【図22】本発明の別の実施形態によるチャネル割当のシナリオの図である。
【図23】本発明の一実施形態による自動保護切替メッセージを処理する手順図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の実施形態における技術的解決策は、以下で添付の図面を参照して明瞭かつ完全に記載される。当然ながら、以下に記載する実施形態は、本発明の実施形態のすべてではなく、一部でしかない。当業者によって、創作的努力なしに、本発明の実施形態に基づいて得られるすべての他の実施形態は、本発明の保護範囲内にある。
【0016】
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態による自動保護切替方法のフローチャートである。APS技術を適用するネットワークでは、一般に少なくとも1つの保護パスおよび1つの現用パスが含まれる。この実施形態およびすべての以下の実施形態では、第1伝送パスは現用パスであってよく、第2伝送パスは保護パスであってよい。したがって、第1伝送パスが保護パスであるとき、第2伝送パスは現用パスである。第2伝送パスおよび第1伝送パスの両端は、2つのネットワークエッジノードに収束する。これらの2つのネットワークエッジノードは、送受信選択装置と共に構成され、保護切替えを実現するように、すなわち、保護されたサービスを伝送するためのパスを決定するようになる。この実施形態の方法は、具体的には、いずれかのネットワークエッジノードによって行われてもよく、以下のステップを含む。
【0017】
ステップ101:ネットワークエッジノードは、第1伝送パスの帯域幅の変化を検出したとき、帯域幅変化情報に従って、第1伝送パスまたは第2伝送パス上のサービスの一部を切替対象サービスとして決定する。帯域幅変化情報は、具体的には、変化後の帯域幅値もしくは帯域幅変化値であってもよく、または、帯域幅の変化傾向などとしてもよい。
【0018】
ステップ102:ネットワークエッジノードは、第2伝送パスおよび第1伝送パス上のリンク間で、切替対象サービスを切り替える。
【0019】
本発明の技術的解決策を通じて、第1伝送パスの帯域幅変化は、サービスの一部切替えをトリガするための保護切替トリガ条件である。第1伝送パスまたは第2伝送パス上のすべてのサービスに対して一律に保護切替えを行う代わりに、帯域幅変化に従って、第1伝送パスまたは第2伝送パス上のサービスの中で、切替対象サービスを選択することが必要である。したがって、この実施形態の技術的解決策を通じて、一部の保護されたサービスの自動保護切替えは、具体的な条件に従って実現されてもよく、負荷が第1伝送パスおよび第2伝送パス上のリンク間で適度に分散可能であり、第1伝送パスおよび第2伝送パスの伝送リソースが十分に使用され、保護されたサービス伝送の品質および効率が向上する。
【0020】
保護切替えのトリガ条件は、リンクの検出された帯域幅変化に限定されない。保護切替えはまた、帯域幅変化通知を受信することによって、または、伝送条件の変化もしくは伝送要件の変化によってトリガされてもよい。ここで、この変化は、他のネットワーク要素またはノードによって示される。切替対象サービスは、様々な方法で決定されうる。例えば、保護切替トリガ条件が帯域幅値の変化である場合、切替対象サービスは、第1伝送パスの現在の帯域幅値に従って決定されてもよく、または、切替対象サービスは、第1伝送パスの現在の帯域幅値および第2伝送パスの帯域幅値を同時に考慮することによって決定されてもよく、保護切替トリガ条件が他のネットワーク要素によって送信された通知メッセージである場合、切替対象サービスは、通知メッセージで搬送された指示に従って決定されてもよく、または、保護切替トリガ条件が発生するとき、切替対象サービスは、保護切替トリガ条件のタイプまたは識別子、および、ローカルで事前に格納されたポリシーに従って決定されてもよい。
【0021】
この実施形態に基づいて、ネットワークエッジノードが第2伝送パスと第1伝送パスとの間で切替対象サービスを切り替えた後、一部切替メッセージが、第1伝送パスまたは第2伝送パス上のネットワークエッジノードのピアネットワークエッジノードへさらに送信されてもよい。一部切替メッセージは、少なくとも、切替対象サービスに関する指示情報または帯域幅変化情報を含み、一部切替メッセージに従って切替対象サービスを決定するように、かつ、第2伝送パスおよび第1伝送パス上のリンク間で、切替対象サービスを切り替えるように、ピアネットワークエッジノードに命令するために使用される。一部切替メッセージは、好ましくは保護パスを介して送信され、したがって、APSメッセージによって搬送されうる。現在のAPS技術では、ネットワークエッジノードはAPSメッセージを保護パスへ送信して、自動保護切替えの双方向性を保証するようにする。この実施形態では、一部切替メッセージは、APSメッセージにおいて運ばれる場合があり、切替指示情報は、APSメッセージにおいて拡張かつ搬送されて、一部切替えを双方向にするようにしてもよい。
【0022】
一部切替メッセージは、反対側のネットワークエッジノードに、対応する一部自動保護切替えを行うように知らせるために使用される。切替対象に関する指示情報、例えば、サービス識別子、サービス識別子のリスト、サービスタイプ、またはサービス優先度に従って、切替対象サービスに関する指示情報に一致するサービスが切替対象サービスとして決定され、切り替えられる。指示情報がサービス識別子であるとき、対応するサービス識別子を有するサービスが、指示情報に一致するサービスである。指示情報がサービスタイプであるとき、同一タイプに属するサービスが、指示情報に一致するサービスである。上記の技術的解決策を通じて、サービスの双方向の自動保護切替えが達成されうる。
【0023】
明細書中で言及するサービスとは、伝送パス上で運ばれるトラフィックを指し、または、クライアントサービスであってもよく、マルチプロトコルラベルスイッチング(Multi-Protocol Label Switching、略してMPLS)ネットワークでは、サービスは、擬似回線(Pseudowire、略してPW)のトラフィック、または、内部層ネスティングのラベルスイッチングパス(Label Switching Path、略してLSP)のトラフィックであってもよく、イーサネット(登録商標)では、サービスはまた、内部層仮想ローカルエリアネットワーク(Virtual Local Area Network、略してVLAN)のトラフィックであってもよい。説明を容易にするために、「サービス」は、本発明においてこれらのトラフィックタイプを表すために使用される。
【0024】
<第2実施形態>
図2は、本発明の第2実施形態による自動保護切替方法のフローチャートである。この実施形態は、上記の第1実施形態に基づいてもよい。具体的には、一部自動保護切替えは、帯域幅の変化に従ってトリガされる。第1伝送パスは現用パスであってよく、第2伝送パスは保護パスであってよい。この方法は、以下のステップを含む。
【0025】
ステップ201:ネットワークエッジノードは、第1伝送パス上のリンクの帯域幅を監視する。
【0026】
ステップ202:ネットワークエッジノードは、第1伝送パス上のリンクの帯域幅の変化を検出したとき、帯域幅の変化に従って、第1伝送パスまたは第2伝送パス上のサービスの一部を切替対象サービスとして決定する。また、その間に、ネットワークエッジノードは、第1伝送パスの帯域幅変化に従って、切替対象サービスに関する指示情報を決定してもよい。
【0027】
ステップ203:ネットワークエッジノードは、第2伝送パスおよび第1伝送パス上のリンク間で、切替対象サービスを切り替え、さらに、一部切替メッセージを第2伝送パスのピアネットワークエッジノードへ送信してもよい。ここで、一部切替メッセージは、少なくとも、切替対象サービスに関する指示情報または帯域幅変化情報を含む。
【0028】
本発明の技術的解決策を通じて、ネットワークエッジノードは、第1伝送パスの帯域幅変化に従って、保護切替ポリシーに一致するサービスの所定部分を切り替えてもよい。帯域幅が減少するとき、サービスは、第1伝送パスから第2伝送パスへ切替可能であり、第1伝送パスの帯域幅が増加するとき、サービスは、第2伝送パスから第1伝送パスへ切替可能である。サービスを切り替えるとき、ネットワークエッジノードはさらに、切替対象サービスを識別可能な指示情報を、第1伝送パスまたは第2伝送パスへ送信する。指示情報は、ネットワークエッジノードのピアネットワークエッジノードへ送信されるので、指示情報に従ってサービスを切り替えるように、ピアネットワークエッジノードがトリガされるようになる。このようにして、双方向のサービス保護切替えが達成される。
【0029】
本発明の実施形態の技術的解決策を通じて、リンク帯域幅が変化するとき、帯域幅に従って、保護されたサービスの一部のみが切り替えられ、すべての保護されたサービスが切り替えられることが回避される。第1伝送パスはまた、保護されたサービスの一部を伝送可能でもあるので、切替トラフィック量および切替えによって引き起こされるパケットロスが低減されるようになる。別の態様では、第2伝送パスの元の伝送効率は、第2伝送パスで伝送される保護されたサービスが多過ぎることによる影響を受けない。
【0030】
上記のステップ202における、切替対象サービスおよび切替対象サービスに関する指示情報を決定する動作は、帯域幅変化に従って、事前に格納された保護切替ポリシーを問い合わせることによって決定することであってもよい。
【0031】
この実施形態では、保護切替ポリシーは、各ネットワークエッジノードに事前に格納されてもよく、保護切替ポリシーは、変化後の帯域幅値または帯域幅の変化値と切替対象サービスとのマッピング関係、および、切替対象サービスに関する指示情報を含む。例えば、保護切替ポリシーは、格納された帯域幅値と優先度値とのマッピング関係を含み、サービスは、優先度値に従って区別される。切替ルールが、さらに保護切替ポリシーに格納されてもよい。例えば、優先度値よりも大きいかあるいは高い優先度を有するサービスは、第1伝送パスへ切り替えられ、優先度値よりも低い優先度を有するサービスは、第2伝送パスへ切り替えられる。
【0032】
保護切替ポリシーの具体的な内容は、これらに限定されない。例えば、切替対象サービスに関する指示情報は、切替えの割合であってもよく、切替ルールは、帯域幅値が所定の値に達するとき、保護されたサービスの所定の割合を第2伝送パスまたは第1伝送パスへ切り替えることである。保護切替ポリシーの内容は、具体的な要件に従って設定されてもよい。保護切替ポリシーは、予め設定され、次いで各ネットワークエッジノードに格納されてもよく、または、保護切替ポリシーは、トリガ条件を介して、すなわち、通知の形式で、一方の側のネットワークエッジノードのために提供され、次いで、一部切替メッセージで搬送され、ピアネットワークエッジノードへ送信される。
【0033】
実際の応用例では、一部のサービスの自動保護切替えは、必ずしも第1伝送パス上のリンクの帯域幅を監視することによってトリガされるとは限らず、第2伝送パス上のリンクの帯域幅を監視することによってトリガされてもよい。第1伝送パス上のリンクの帯域幅の変化が検出されたとき、帯域幅変化に従って、切替対象サービスおよび切替対象サービスに関する指示情報を決定するために、保護切替ポリシーが問い合わせられてもよい。
【0034】
また、別の方法として、第1伝送パス上のリンクの帯域幅および第2伝送パス上のリンクの帯域幅は、切替対象サービスを決定するために、同時に監視されてもよい。
【0035】
この技術的解決策は、マイクロ波リンクが含まれる場合に、特に適用可能である。ネットワークエッジノードは、第1伝送パス上のリンクの帯域幅を監視し、すなわち、環境変化による適応変調によって引き起こされる、第1伝送パス上のマイクロ波リンクの帯域幅変化を監視する。具体的には、環境変化としてのそのような現象が発生するとき、マイクロ波の形式で隣接ノードとやりとりを行うネットワークエッジノードは、AM機能により変調モードを変更するようになり、それによって、帯域幅を変更する。したがって、ネットワークエッジノードは、ローカル帯域幅の変化を取得可能である。このとき、帯域幅が減少する場合、リンクが破損することにはならず、サービスの一部はなお伝送可能である。したがって、ネットワークエッジノードは、この実施形態の技術的解決策によれば、保護されたサービスの一部を第2伝送パスへ切り替えてもよいので、ネットワーク負荷が第2伝送パスおよび第1伝送パスによって共有されるようになり、ネットワークの帯域幅リソースが十分に使用されるようになる。
【0036】
<第3実施形態>
図3は、本発明の第3実施形態による自動保護切替方法のフローチャートである。この実施形態のAPS方法は、図4に示すリンク配置に基づいて実現されうる。APSは、いくつかのモード、すなわち、1:1、1:nおよびm:nモードを含みうる。1:1は、1つの保護パスおよび1つの現用パスを指す。ここで、現用パスは第1伝送パスとして知られ、保護パスは第2伝送パスとして知られる。1:nは、1つの第2伝送パスおよびn個の第1伝送パスを指す。m:nは、m個の第2伝送パスおよびn個の第1伝送パスを指す。ここで、mおよびnは自然数である。1:1モードが、例示のために一例として挙げられる。図4は、本発明の一実施形態による自動保護切替ネットワークアーキテクチャの概略図である。図4に示すように、複数の中間ノード間のリンクは2つのパスを形成し、一方は第1伝送パス410として設定され、他方は第2伝送パス420として設定される。第1伝送パス410および第2伝送パス420の両端で収束されたノードは、ネットワークエッジノードである。すべてのノードは、パケット交換ノードである。ノード間の伝送媒体、または、伝送モードとしても知られるものは、変わる場合がある。例えば、第1ネットワークエッジノード401、第1中間ノード402、および第4中間ノード406の間、または、第1中間ノード402と第2中間ノード403との間の伝送媒体は、マイクロ波リンクである。他の媒体は、第2ネットワークエッジノード405、第3中間ノード404、第5中間ノード407、および第6中間ノード408の間の伝送リンクとして使用される。図5に示すように、3つの保護されたサービス、すなわち、第1サービス430、第2サービス440、および第3サービス450のパケットは、第1ネットワークエッジノード401と第2ネットワークエッジノード405との間で伝送されると仮定される。具体的には、MPLSネットワークが一例として挙げられる。第1伝送パス410および第2伝送パス420は、LSPである。ここで言及するサービスは、擬似回線、または、擬似回線カプセル化の前のクライアント信号であってもよい。サービスが擬似回線モードである場合、対応する擬似回線優先度は、ネットワークエッジノードで擬似回線毎のサービス優先度として構成される必要があり、サービスがクライアント信号モードである場合、対応するサービス優先度は、ネットワークエッジノードでサービス毎に構成される必要がある。MPLSネットワークでは、擬似回線モードが推奨され、切替えは擬似回線に従って行われる。
【0037】
この実施形態は、第2実施形態に基づいてもよく、具体的には、図4に示す第1ネットワークエッジノード401によって行われる。この実施形態は、以下のステップを含む。
【0038】
ステップ301:第1ネットワークエッジノード401は、第1伝送パス410上のリンクの帯域幅を監視する。具体的には、第1ネットワークエッジノード401は、第1中間ノード402へのマイクロ波リンクの帯域幅が、変調モード変化により変化するかどうかを監視する。第1伝送パス410上の他のノード間のマイクロ波リンクの帯域幅が、変調モードの変化により変化する場合、他のノードは、通知メッセージを第1ネットワークエッジノード401へ送信して、帯域幅の変化を通知してもよい。
【0039】
ステップ302:第1伝送パス410上のリンクの帯域幅が減少すること、例えば、帯域幅値が元の帯域幅値1Gbpsから0.6Gbpsへ減少することを検出したとき、第1ネットワークエッジノード401は、減少後の現在の帯域幅値に従って、保護切替ポリシー内の値に対応する格納された優先度値を問い合わせ、保護切替ポリシー内の切替ルールに従って、優先度値よりも低い優先度を有するサービスを、第1伝送パス410から第2伝送パス420への切替対象サービスとして決定し、優先度値を切替対象サービスに関する指示情報として決定する。ここで、切替ルールは、保護切替ポリシー内に事前に格納される。切替ルールは、少なくとも、優先度値よりも低い優先度を有するサービスを、第1伝送パスから第2伝送パスへの切替対象サービスとして決定するように、かつ、優先度値を切替対象サービスに関する指示情報として決定するように、ネットワークエッジノードに命令する指示情報を含む。
【0040】
具体的には、保護切替ポリシーは、ネットワークエッジノードに事前に格納されてもよく、優先度値は、帯域幅の減分もしくは帯域幅の減分範囲、または、減少後の帯域幅値もしくは帯域幅減少の値範囲に従って設定されてもよい。例えば、帯域幅が0.6Gbpsまで減少するとき、対応する問い合わせられた優先度値は4に設定される。サービス優先度は、サービス毎にそれぞれ設定され、サービスのパケット内で搬送されてもよく、または、ネットワークエッジノードが、帯域幅変化に従って、保護切替ポリシーを問い合わせて、帯域幅値に対応する優先度値を取得し、次いで、各サービスに対応するサービス優先度をローカルで問い合わせ、識別するので、サービス優先度は、問い合わせられた優先度値と比較可能となる。例えば、第1サービス430のサービス優先度は7に設定され、第2サービス440のサービス優先度は3に設定され、第3サービス450のサービス優先度は5に設定される。したがって、第2サービス440のサービス優先度は4よりも低く、第2サービス440は切替対象サービスであり、優先度値4は切替対象サービスに関する指示情報であると決定される。
【0041】
ステップ303:第1ネットワークエッジノード401は、切替対象サービス、すなわち、第2サービス440を、第1伝送パス410から第2伝送パス420へ切り替え、一部切替メッセージを、第2伝送パス420のピアエンドの第2ネットワークエッジノード405へ送信する。一部切替メッセージは、少なくとも切替対象サービスに関する指示情報、すなわち、優先度値4を搬送する。切替え後のネットワーク伝送状態は、図6に示すようになる。第1ネットワークエッジノード401が、保護されたサービスを第2伝送パス420から送信する必要がないとき、第1ネットワークエッジノードは一般に、要求なし(No Request、略してNR)メッセージを第2伝送パス420へ送信し、保護切替えが必要とされるとき、上記の一部切替メッセージが生成される。
【0042】
ステップ304:第2伝送パス420から伝送された一部切替メッセージを受信した後、第2ネットワークエッジノード405は、一部切替メッセージを解析して、切替対象サービスに関する指示情報を取得し、保護切替ポリシーに従って、優先度値4よりも低い優先度を有するサービスを切り替え、すなわち、第2サービス440が第1伝送パス410から第2伝送パス420へ切り替えられるので、双方向の保護切替えが完了するようになる。保護切替ポリシーはまた、切替ルールを含んでもよい。切替ルールは、少なくとも、指定された優先度値よりも低い優先度を有するサービスを、第1伝送パス410から第2伝送パス420へ切り替えるように、第2ネットワークエッジノード405に命令する指示を含む。
【0043】
第2ネットワークエッジノード405は、第1ネットワークエッジノード401内の保護切替ポリシーと同一の保護切替ポリシーを事前に格納してもよく、または、第1ネットワークエッジノード401によって一部切替メッセージと共に送信される保護切替ポリシーを受信する。
【0044】
この実施形態の技術的解決策を通じて、第1伝送パスの帯域幅がマイクロ波リンクのAMにより減少するとき、信号劣化(Signal Degrade、略してSD)は発生せず、より低い優先度を有するサービスのみが第2伝送パスへ切替可能であるので、第1伝送パスの帯域幅の減少は、より高い優先度を有するサービスの伝送に影響を及ぼさないようになる。第1伝送パスの伝送品質が帯域幅の減少により悪化するという問題は、サービスの一部の切替えによって回避可能である。また、第1伝送パスの残りの帯域幅は、さらに十分に使用可能であるので、第2伝送パスへ切り替えられる保護されたサービスが多過ぎることによって、第2伝送パス上の元の保護されていないサービスの伝送効率および品質に影響を及ぼすことを回避することができる。同時に、サービス切替量の減少は、切替えによって引き起こされるパケットロスを低減可能である。保護されたサービスは、第1伝送パスおよび第2伝送パスへ適度に分配され、したがって、負荷が共有可能であり、最大の保護がサービスに対して提供される。
【0045】
この実施形態では、サービスの一部自動保護切替えは、複数回行われてもよい。サービスの一部自動保護切替えが行われた後、帯域幅が減少すること、例えば、帯域幅が0.6Gbpsから0.3Gbpsへ減少することを任意のネットワークエッジノードが監視する場合、対応する優先度値が問い合わせられ、決定されてもよく、例えば、帯域幅が0.3Gbpsであるとき、優先度値は6であり、5であるサービス優先度を有する第3サービス450もまた、図7に示すように、第2伝送パス420へ切り替えられる。
【0046】
<第4実施形態>
図8は、本発明の第4実施形態による自動保護切替方法のフローチャートである。この実施形態は、第3実施形態とは以下の点で異なる。すなわち、第3実施形態は、第1伝送パス上のリンクの帯域幅が減少するとき、サービスが第1伝送パスから第2伝送パスへ切り替えられる場合を示し、この実施形態は、第1伝送パス上のリンクの帯域幅が増加するとき、サービスが第2伝送パスから第1伝送パスへ切り替えられる場合を示す。詳細なステップは、以下の通りである。
【0047】
ステップ801:第1ネットワークエッジノード401は、第1伝送パス410上のリンクの帯域幅を監視する。
【0048】
ステップ802:第1伝送パス410上のリンクの帯域幅の増加を検出したとき、第1ネットワークエッジノード401は、帯域幅の増加に従って、保護切替ポリシーを問い合わせて、増加後の帯域幅値または帯域幅増加値に対応する優先度値を取得する。保護切替ポリシーは、少なくとも、増加後の帯域幅値または帯域幅増加値と優先度値とのマッピング関係を含み、かつ、切替ルールを含む。切替ルールは、少なくとも、優先度値以上の優先度を有するサービスを、第2伝送パス420から第1伝送パス410への切替対象サービスとして決定すること、および、優先度値を切替対象サービスに関する指示情報として決定することの指示情報を含む。保護切替ポリシーに格納された切替ルールに従って、第1ネットワークエッジノード401は、優先度値以上の優先度を有するサービスを、第2伝送パス420から第1伝送パス410への切替対象サービスとして決定し、優先度値を切替対象サービスに関する指示情報として決定する。例えば、帯域幅が0.3Gbpsから0.6Gbpsへ増加するとき、優先度値は4として決定され、5であるサービス優先度を有する第3サービス450は、切替対象サービスとして決定され、優先度値4は、切替対象サービスに関する指示情報として決定される。
【0049】
この実施形態において説明を容易にするために、第3サービス450のみが切り替えられることに留意されたい。実際のネットワークでは、2つ以上のサービスが切り替えられてもよい。すなわち、優先度値以上の優先度を有するすべてのサービスが第1ネットワークエッジノード401で切り替えられる。ここで、優先度値は保護切替ポリシー内にあり、変更された帯域幅値に対応する。
【0050】
ステップ803:第1ネットワークエッジノード401は、切替対象サービスを第2伝送パス420上のリンクから第1伝送パス410へ切り替え、一部切替メッセージを、第2伝送パス420のピアエンドにおける第2ネットワークエッジノード405へ送信する。一部切替メッセージは、少なくとも切替対象サービスに関する指示情報を含む。
【0051】
ステップ804:第2ネットワークエッジノード405は、第2伝送パス420から、第1ネットワークエッジノード401によって送信された一部切替メッセージを受信し、一部切替メッセージを解析して、優先度値4を取得し、保護切替ポリシーに従って、優先度値以上のサービス優先度を有する第3サービス450を、伝送のために、第2伝送パス420上のリンクから第1伝送パス410へ切り替える。保護切替ポリシーはさらに、切替ルールを含んでもよい。切替ルールは、少なくとも、指定された優先度値以上の優先度を有するサービスを、第2伝送パス420から第1伝送パス410へ切り替えるように、第2ネットワークエッジノード405に命令する指示を含む。
【0052】
この実施形態において説明を容易にするために、第3サービス450のみが切り替えられることに留意されたい。実際のネットワークでは、2つ以上のサービスが切り替えられてもよい。すなわち、優先度値以上の優先度を有するすべてのサービスが第2ネットワークエッジノード405で切り替えられる。ここで、優先度値は、解析された一部切替メッセージから取得される。
【0053】
この実施形態の技術的解決策を通じて、第1伝送パスの帯域幅がマイクロ波リンクのAMにより変化することを、ネットワークエッジノードが検出するとき、サービスがどのパスで伝送されるかは、サービス優先度に従って制御可能である。したがって、帯域幅リソースが適度に利用され、すべての保護されたサービスの切替えによって引き起こされるパケットロスが低減され、ネットワーク伝送の効率および品質が向上可能である。
【0054】
<第5実施形態>
図9は、本発明の第5実施形態による自動保護切替方法のフローチャートである。この実施形態は、第3実施形態および第4実施形態とは以下の点で異なる。すなわち、第3実施形態および第4実施形態は、切替えの優先度値が決定されるとき、第1伝送パスのリンク帯域幅のみが考慮される状況を示すが、この実施形態では、切替対象サービスの優先度値が、第1伝送パスの帯域幅および第2伝送パスの帯域幅を参照して決定される。この実施形態では、図4に示すネットワークアーキテクチャが、例示のために一例として挙げられる。
【0055】
ステップ901:第1ネットワークエッジノード401は、第1伝送パス410および第2伝送パス420の帯域幅を監視する。具体的には、第1ネットワークエッジノード401、第1中間ノード402、および第4中間ノード406の間のマイクロ波リンクの帯域幅が監視される。
【0056】
ステップ902:第1伝送パス410および/または第2伝送パス420の帯域幅が変化したか、または同時に変化したことを検出したとき、第1ネットワークエッジノード401は、第1伝送パス410および第2伝送パス420の帯域幅の現在の変化に従って、保護切替ポリシーを問い合わせて、帯域幅値に対応する優先度値を取得する。保護切替ポリシーは、少なくとも、変化後の帯域幅値または帯域幅変化値と優先度値とのマッピング関係を含み、かつ、切替ルールを含む。切替ルールは、少なくとも、優先度値に従って、サービスの一部に対する保護切替えを行うように、第1ネットワークエッジノード401に命令する指示を含む。すなわち、優先度値以上の優先度を有するサービスは、第2伝送パス420から第1伝送パス410への切替対象サービスとして決定され、優先度値よりも低い優先度を有するサービスは、第1伝送パス410から第2伝送パス420への切替対象サービスとして決定され、優先度値は、切替対象サービスに関する指示情報として決定される。第1ネットワークエッジノード401は、保護切替ポリシー内の切替ルールおよび優先度値に従って、サービスの一部に対して保護切替えを行う。すなわち、優先度値以上の優先度を有するサービスは、第2伝送パス420から第1伝送パス410への切替対象サービスとして決定され、優先度値よりも低い優先度を有するサービスは、第1伝送パス410から第2伝送パス420への切替対象サービスとして決定され、優先度値は、切替対象サービスに関する指示情報として決定される。
【0057】
具体的には、保護切替ポリシーは、ネットワークエッジノードに事前に格納されてもよく、優先度値は、第1伝送パスの帯域幅および第2伝送パスの帯域幅の対応する値に従って設定されてもよい。例えば、第1伝送パスの帯域幅が0.6Gbpsであり、第2伝送パスの帯域幅もまた0.6Gbpsであるとき、保護切替ポリシーを問い合わせることによって、優先度値が4として決定される。別法として、優先度値はさらに、第1伝送パスの帯域幅の増加値または減少値に従って決定されてもよい。優先度値が4として決定されるとき、図5に示す状況では、サービス優先度3を有する第2サービス440が切替対象サービスとして決定されてもよく、優先度値4は、切替対象サービスに関する指示情報として決定される。具体的には、切替対象サービスは、第1伝送パス410および第2伝送パス420内でそれぞれ識別されてもよい。優先度値よりも低い優先度を有するサービスが第1伝送パス410内で識別されるとき、このサービスは切替対象サービスとして決定され、第2伝送パス420へ切り替えられ、優先度値以上の優先度を有するサービスが第2伝送パス420内で識別されるとき、このサービスは切替対象サービスとして決定され、第1伝送パス410へ切り替えられる。ここで、切替対象サービスの数は、1つまたは複数である。
【0058】
ステップ903:第1ネットワークエッジノード401は、切替対象サービスに関する指示情報に従って、第2伝送パス420上のリンクと第1伝送パス410上のリンクとの間で、切替対象サービスを切り替え、一部切替メッセージを、第2伝送パス420のピアエンドにおける第2ネットワークエッジノード405へ送信する。ここで、一部切替メッセージは、少なくとも切替対象サービスに関する指示情報を含む。
【0059】
ステップ904:第2ネットワークエッジノード405は、第2伝送パス420から、第1ネットワークエッジノード401によって送信された一部切替メッセージを受信し、一部切替メッセージを解析して、優先度値4を取得し、保護切替ポリシー内の切替ルールを使用し、優先度値に従って、サービスの一部に対する保護切替えを行う。すなわち、第1伝送パス410のリンク内で優先度値よりも低い優先度を有するサービスは、切替対象サービスとして決定され、伝送のために、第2伝送パス420上のリンクへ切り替えられ、第2伝送パス420のリンク内で優先度値以上の優先度を有するサービスは、切替対象サービスとして決定され、伝送のために、第1伝送パス410上のリンクへ切り替えられる。この切替ルールは、第1ネットワークエッジノード401内の切替ルールと同一であっても異なってもよい。例えば、保護切替えは、優先度値に従って、サービスの一部に対して行われてもよく、すなわち、第1伝送パス410のリンク内で優先度値よりも低い優先度を有するサービスは、切替対象サービスとして決定され、第2伝送パス420上のリンクへ切り替えられ、第2伝送パス420のリンク内で優先度値以上の優先度を有するサービスは、切替対象サービスとして決定され、第1伝送パス410上のリンクへ切り替えられる。
【0060】
第2ネットワークエッジノード405は、上記のステップ902に類似したステップを行い、最初に優先度値に従って、第1伝送パス410および第2伝送パス420内のサービスを識別し、識別結果に従って、切替対象サービスとしての条件に一致するサービスを決定し、第1伝送パス410と第2伝送パス420との間でこのサービスを切り替えてもよい。したがって、より低い優先度を有するサービスが第2伝送パス420で伝送され、より高い優先度を有するサービスが第1伝送パス410で伝送されることが保証される。
【0061】
この実施形態の技術的解決策を通じて、第1伝送パスの帯域幅がマイクロ波リンクのAMにより変化することを、ネットワークエッジノードが検出するとき、サービスがどのパスで伝送されるかは、サービス優先度に従って制御可能である。したがって、帯域幅リソースが適度に利用され、すべての保護されたサービスの切替えによって引き起こされるパケットロスが低減され、ネットワーク伝送の効率および品質が向上可能である。
【0062】
実際の応用例では、保護切替えポリシーは、サービス優先度が優先度値よりも大きいか小さいかに従って、切替対象サービスを区別することに限定されず、切替対象サービスはまた、サービス識別子、またはサービス識別子のリスト、またはサービスグループ識別子、またはパケット優先度値に従って、直接識別されてもよい。例えば、1つのある優先度値または複数のある優先度値を有するサービスは、第2伝送パスへ切り替えられるべきであるサービスとして、直接決定され、これらのサービスが第1伝送パスで伝送されることが検出される場合、保護切替えが行われる。具体的には、MPLSネットワークでは、複数の擬似回線が擬似回線グループを形成してもよく、グループ識別子は擬似回線グループに割り当てられる。ラベルスイッチングパスは、複数の擬似回線グループを運んでもよい。切替えが行われるとき、切り替えられる必要がある1つまたは複数の擬似回線グループの識別子は、MPLS APSメッセージにおいて搬送され、その/これらの擬似回線グループ内のサービスが第2伝送パスへ切り替えられる必要があることが、ピアに通知される。
【0063】
<第6実施形態>
図10は、本発明の第6実施形態による自動保護切替方法のフローチャートである。上記の実施形態では、パス層APSメッセージが、一部切替メッセージを運ぶために使用可能であり、それによって、一部保護切替えをトリガする。この実施形態では、チャネル層APSメッセージが使用されて、保護切替えがトリガされる。一般に、設定は、チャネル上で伝送される1つまたは複数のサービスに固有である。したがって、チャネル層APSメッセージが使用されて、保護切替えがトリガされるとき、APSメッセージは、切替対象サービスの識別子または優先度を搬送する必要はないが、APSメッセージは、各チャネル上で伝送される切替対象サービスのために送信される。この実施形態では、マルチプルプロトコルラベルスイッチング/擬似回線(Multi-Protocol Label Switching/Pseudo Wires、略してMPLS/PW)ネットワークが一例として挙げられる。この方法は、以下のステップを含む。
【0064】
ステップ1001:ネットワークエッジノードは、第1伝送パスおよび/または第2伝送パスの帯域幅を監視する。具体的には、ネットワークエッジノードのマイクロ波リンクの帯域幅が直接監視されることであってもよい。
【0065】
ステップ1002:第1伝送パスおよび/または第2伝送パスの帯域幅が変化したか、または同時に変化したことを検出したするとき、ネットワークエッジノードは、帯域幅変化に従って、保護切替ポリシーを問い合わせて、対応する切替対象サービスを決定する。保護切替ポリシーは、少なくとも、変化後の帯域幅値または帯域幅変化値と切替対象サービスとのマッピング関係を含む。
【0066】
ステップ1003:ネットワークエッジノードは、切替対象サービスを、伝送のために、第1伝送パス上の現用擬似回線(working pseudowire)から第2伝送パス上の保護擬似回線(protection pseudowire)へ切り替え、PW APSメッセージ、すなわち、一部切替メッセージを、対応する保護擬似回線で送信してもよい。ここで、一部切替メッセージは、識別情報を、チャネル上のサービスを伝送のために保護擬似回線へ切り替える指示として、搬送する。PW APSメッセージを伝送するためのチャネルの識別子は、切替対象サービスに関する指示情報である。
【0067】
ステップ1004:ネットワークエッジノードのピアネットワークエッジノードは、第1伝送パスまたは第2伝送パスを介して、一部切替メッセージを受信する。
【0068】
ステップ1005:ネットワークエッジノードのピアネットワークエッジノードは、一部切替メッセージを伝送するためのチャネルの識別子を、切替対象サービスに関する指示情報として使用し、そのチャネルの識別子に従って、そのチャネル上のサービスを切替対象サービスとして決定する。
【0069】
ステップ1006:ピアネットワークエッジノードは、第1伝送パスおよび第2伝送パス上のリンク間で、切替対象サービスを切り替える。
【0070】
この実施形態では、対応するPW APSメッセージを受信するとき、ピアネットワークエッジノードは、PW APSメッセージを伝送するためのチャネルの識別子を、切替対象サービスに関する指示情報として使用し、そのチャネルの現用擬似回線上のサービスを、第2伝送パスの保護擬似回線へ切り替えられる必要があるサービスとして決定する。この実施形態では、第1伝送パスは現用パスであってよく、第2伝送パスは保護パスであってよい。
【0071】
この実施形態では、チャネルはPWを指してもよく、MPLSラベルスタックでは、チャネルはまた内部層LSPであってもよく、イーサネットネットワークでは、チャネルは、VLANおよびサービスインスタンス識別子(Service Instance Identifier、略してI-SID)であってもよい。
【0072】
<第7実施形態>
図11は、本発明の第7実施形態による自動保護切替方法のフローチャートである。上記の実施形態において伝送された一部切替メッセージは、切替対象サービスに関する指示情報を搬送する。この実施形態では、一部切替メッセージは、一部保護切替えをトリガ可能である保護切替トリガ条件を搬送する。具体的なステップには、以下が含まれる。
【0073】
ステップ1101:ネットワークエッジノードは、第1伝送パスおよび/または第2伝送パス上のリンクの帯域幅を監視する。
【0074】
ステップ1102:第1伝送パスおよび/または第2伝送パスの帯域幅の変化を検出したとき、ネットワークエッジノードは、帯域幅変化に従って、保護切替ポリシーを問い合わせて、対応する切替対象サービスを決定する。保護切替ポリシーは、少なくとも、変化後の帯域幅値または帯域幅変化値と切替対象サービスとのマッピング関係を含む。
【0075】
ステップ1103:ネットワークエッジノードは、第2伝送パスおよび第1伝送パス上のリンク間で、切替対象サービスを切り替え、具体的には、サービスをネットワークエッジノードからピアネットワークエッジノードへ送信するために使用されるパスを切り替える。
【0076】
ステップ1104:ネットワークエッジノードは、第1伝送パスまたは第2伝送パスのピアエンドにおけるネットワークエッジノードへ、一部切替メッセージを送信する。一部切替メッセージは、少なくとも、一部切替えをトリガ可能である帯域幅変化情報、すなわち、第1保護パスおよび/または第2保護パスの変化後の帯域幅値または帯域幅変化値を含む。帯域幅変化情報は、第1保護パスおよび/または第2保護パスの帯域幅変化に従って、切替対象サービスを決定するように、かつ、第2伝送パスおよび第1伝送パス上のリンク間で、切替対象サービスを切り替えるように、ピアネットワークエッジノードに命令するために使用される。
【0077】
ステップ1105:ピアネットワークエッジノードは、第1伝送パスまたは第2伝送パスを介して、一部切替メッセージを受信する。
【0078】
ステップ1106:一部切替メッセージ内の帯域幅変化情報に従って、ピアネットワークエッジノードは、ローカルの保護切替ポリシーを問い合わせて、対応するサービスを切替対象サービスとして決定する。帯域幅変化情報は、少なくとも、帯域幅変化値および/または変化後の帯域幅値を含み、保護切替ポリシーは、少なくとも、帯域幅変化値および/または変化後の帯域幅値と切替対象サービスとのマッピング関係を含む。
【0079】
ステップ1107:ピアネットワークエッジノードは、第1伝送パスおよび第2伝送パス上のリンク間で、切替対象サービスを切り替える。
【0080】
この実施形態では、第1伝送パスは現用パスであってよく、第2伝送パスは保護パスであってよい。
【0081】
この実施形態では、ネットワークエッジノードは、一部切替メッセージを使用して、一部切替えを行うようにピアネットワークエッジノードをトリガし、ピアネットワークエッジノードは、ローカルの保護切替ポリシー、ならびに、第1伝送パスおよび/または第2伝送パスの帯域幅変化情報に従って、切替対象サービスを自己決定する。具体的には、ピアネットワークエッジノード自身によって送信されたサービスによって使用されたパスが決定される。2つのネットワークエッジノードにおける保護切替ポリシーは、同一であっても異なってもよく、決定された切替対象サービスは、同一であっても異なってもよい。
【0082】
この実施形態では、第1伝送パスおよび第2伝送パス上のサービスの分配を調節することは、予め設定された分配アルゴリズムを介して、伝送のために、第1伝送パスまたは第2伝送パス上へ異なるサービスを分配することを指す。MPLSネットワークでは、複数の擬似回線が現用LSPおよび保護LSPへ分配されることであってもよく、イーサネットネットワークでは、複数のクライアントVLANが、異なるオペレータVLANトンネルまたはプロバイダバックボーンブリッジトラフィックエンジニアリング(Provider Backbone Bridge-Traffic Engineering、略してPBB-TE)トンネルへ分配されることであってもよい。サービス調節を行うことで、サービスの通常の伝送を最大限に保証することができる。
【0083】
上記の実施形態に基づいて、第1伝送パスおよび/または第2伝送パスの帯域幅の変化を検出したとき、ネットワークエッジノードはさらに、第1伝送パスおよび/または第2伝送パスの帯域幅の変化に従って、第1伝送パスおよび/または第2伝送パス上のサービスの一部を破棄対象サービス(to-be-discarded services)として決定し、この破棄対象サービスを破棄してもよい。破棄は主に、帯域幅値が減少する場合に発生する。好ましくは、サービスを伝送するために必要とされた帯域幅が、第1伝送パスの帯域幅および第2伝送パスの帯域幅の和を超えるとき、低優先度サービスの一部が破棄対象サービスとして決定されてもよい。ネットワークエッジノードはさらに、APSメッセージを送信して、切替えを行うことをピアネットワークエッジノードに通知してもよい。APSメッセージは、第1伝送パスおよび/または第2伝送パスの現在の帯域幅に関する情報を搬送するので、ピアネットワークエッジノードは、帯域幅変化に従って、破棄対象サービスを自己決定するようになる。明確に、ネットワークエッジノードはまた、これらの破棄対象サービスの識別情報(PWタグ、VLANタグおよびサービス優先度などの情報)を、APSメッセージまたは他のメッセージに追加し、ピアネットワークエッジノードに通知するためにメッセージを送信して、両側で破棄されたサービスが一致することを保証するようにしてもよい。
【0084】
<第8実施形態>
図12は、本発明の第8実施形態による、別の自動保護切替方法のフローチャートである。この実施形態は、ネットワークエッジノードによって行われてもよい。この実施形態では、第1伝送パスは現用パスであってよく、第2伝送パスは保護パスであってよい。この方法は、以下のステップを含む。
【0085】
ステップ1201:ネットワークエッジノードは、第1伝送パスまたは第2伝送パスを介して、ネットワークエッジノードのピアネットワークエッジノードから、一部切替メッセージを受信する。具体的には、一部切替メッセージは、第1伝送パスから受信されてもよく、または、第2伝送パスから受信されてもよい。好ましくは、一部切替メッセージは、第2伝送パスで伝送されたAPSメッセージにおいて運ばれる。
【0086】
ステップ1202:ネットワークエッジノードは、一部切替メッセージ内の、切替対象サービスに関する指示情報または帯域幅変化情報に従って、第1伝送パスまたは第2伝送パス上のサービスの一部を切替対象サービスとして決定し、第2伝送パスおよび第1伝送パス上のリンク間で、切替対象サービスを切り替える。
【0087】
この実施形態の技術的解決策を通じて、サービスの一部に対する保護切替えが実現可能であり、すべてサービスが切り替えられることを回避する。したがって、サービスの一部はさらに第1伝送パスで伝送されて、切替トラフィック量および切替えによって引き起こされるパケットロスが低減されるようにしてもよい。別の態様では、第2伝送パスの元の伝送効率は、第2伝送パスで伝送される保護されたサービスが多過ぎることによる影響を受けない。ネットワークエッジノードは、一部切替メッセージを受信するとき、対応する切替動作を完了し、サービスの双方向切替えを実現してもよい。
【0088】
ネットワークエッジノードは、切替トリガノードの一部と調整するとき、一部切替メッセージの送信側または受信側としての役割を果たして、サービスの双方向切替えを完了してもよい
【0089】
切替対象サービスに関する指示情報は、複数の形式、例えば、サービス識別子、サービスタイプ、または、切り替えられる必要があるサービスの割合であってもよい。サービスは、その割合に従って、切替えのためにランダムに選択されてもよい。
【0090】
具体的には、この実施形態は、図4に示すネットワークアーキテクチャに基づいて実現されてもよく、具体的には、第2ネットワークエッジノード405によって行われてもよい。
【0091】
第2ネットワークエッジノード405は、第2伝送パス420から、第1ネットワークエッジノード401によって送信された一部切替メッセージを受信する。
【0092】
第2ネットワークエッジノード405は、一部切替メッセージを解析して、優先度値を切替対象サービスに関する指示情報として取得する。例えば、指示情報は、優先度値4である。
【0093】
第2ネットワークエッジノード405は、保護切替ポリシーおよび保護切替ポリシー内の切替ルールに従って、第1伝送パス410のリンク内で優先度値よりも低い優先度を有するサービスを、切替対象サービスとして決定し、このサービスを、伝送のために、第2伝送パス420上のリンクへ切り替え、かつ/または、第2伝送パス420のリンク内で優先度値以上の優先度を有するサービスを、切替対象サービスとして決定し、このサービスを、伝送のために、第1伝送パス410上のリンクへ切り替える。すなわち、一部切替メッセージの受信側として、第2ネットワークエッジノード405は、指示情報に従って、第1伝送パス410および第2伝送パス420上のいずれかのサービスがそれぞれ切り替えられる必要があるかどうかを判断してもよい。保護切替ポリシーは、少なくとも、切替対象サービスのサービス優先度を含み、切替ルールは、少なくとも、第1伝送パス410のリンク内で優先度値よりも低い優先度を有するサービスを、切替対象サービスとして決定し、このサービスを、伝送のために、第2伝送パス420上のリンクへ切り替えること、および/または、第2伝送パス420のリンク内で優先度値以上の優先度を有するサービスを、切替対象サービスとして決定し、このサービスを、伝送のために、第1伝送パス410上のリンクへ切り替えることの指示を含む。
【0094】
本発明の上記の実施形態では、保護切替ポリシーは、優先度値に従って切替対象サービスを決定することに限定されず、現在の変調レベルおよび帯域幅レベル情報が、切替対象サービスを決定するための切替識別子としてさらに使用されてもよい。サービスが帯域幅に従って区別可能である限り、いかなる指示情報も適切である。本発明の実施形態の技術的解決策は、図4に示すPTNネットワークにおいて適用されることに限定されず、APS技術に基づいて他のパケットネットワークにおいて適用されてもよく、1:1の切替モードに限定されず、1:nまたはm:nの切替モードを使用してもよい。帯域幅の変化に従って、サービスの一部が第1伝送パスと第2伝送パスとの間で切り替えられる限り、いかなる切替モードも適切である。
【0095】
上記のすべての実施形態では、具体的には、サービス優先度が優先度値よりも低いとき、サービスが切り替えられる。しかしながら、実際の応用例では、保護切替ポリシー内の切替ルールはこれに限定されない。設定された優先度値以上の優先度を有するサービスもまた、切り替えられてもよい。
【0096】
実際の応用例では、第1伝送パスのみが、適応変調に対して脆弱なマイクロ波リンクを使用する場合があるのではなく、第2伝送パスもまた、適応変調に対して脆弱なマイクロ波リンクを採用する場合がある。したがって、切替トリガ条件は、必ずしも第1伝送パスの状態に従って生成されるとは限らず、第2伝送パスの状態に従って取得されてもよく、または、保護切替ポリシー内の優先度値など、指示情報は、第1伝送パスおよび第2伝送パスの帯域幅など、状態に従って決定されてもよい。
【0097】
本発明の一実施形態において提供される別の自動保護切替方法では、ステップ1202は、以下のステップを含んでもよい。
【0098】
ネットワークエッジノードは、一部切替メッセージを伝送するためのチャネルの識別子を、切替対象サービスに関する指示情報として使用し、そのチャネルの識別子に従って、そのチャネル上のサービスを切替対象サービスとして決定する。
【0099】
ネットワークエッジノードは、第2伝送パスおよび第1伝送パス上のリンク間で、切替対象サービスを切り替える。
【0100】
詳細な動作については、第6実施形態における説明を参照可能である。
【0101】
本発明の一実施形態において提供される別の自動保護切替方法では、ステップ1202は、以下のステップを含んでもよい。
【0102】
一部切替メッセージ内の帯域幅変化情報に従って、ネットワークエッジノードは、ローカルの保護切替ポリシーを問い合わせて、対応するサービスを切替対象サービスとして決定する。保護切替トリガ条件は、好ましくは、第1保護パスおよび/または第2保護パスの帯域幅値である。ここで、帯域幅値は、ピアネットワークエッジノードによって監視される。帯域幅変化情報は、少なくとも、帯域幅変化値および/または変化後の帯域幅値を含み、保護切替ポリシーは、少なくとも、帯域幅変化値および/または変化後の帯域幅値と切替対象サービスとのマッピング関係を含む。
【0103】
ネットワークエッジノードは、第2伝送パスおよび第1伝送パス上のリンク間で、切替対象サービスを切り替える。
【0104】
詳細な動作については、第7実施形態における説明を参照可能である。
【0105】
上記の実施形態に基づいて、第1伝送パスまたは第2伝送パスを介して、ピアネットワークエッジノードから一部切替メッセージを受信した後、ネットワークエッジノードはさらに、一部切替メッセージ内に含まれた帯域幅変化情報に従って、第1伝送パスおよび/または第2伝送パス上のサービスの一部を破棄対象サービスとして決定し、破棄対象サービスを破棄してもよい。好ましくは、破棄対象サービスは、ピアネットワークエッジノードによって検出された帯域幅値に従って決定されてもよい。両方のネットワークエッジノードによって決定された破棄対象サービスは、低優先度サービスであってもよく、同一であっても異なってもよい。
【0106】
<第9実施形態>
図13は、決定モジュール10および切替モジュール20を含む、本発明の第9実施形態による自動保護切替デバイスの概略構造図である。決定モジュール10は、第1伝送パスの帯域幅の変化を検出したとき、帯域幅の変化に従って、第1伝送パスまたは第2伝送パス上のサービスの一部を切替対象サービスとして決定するように構成され、切替モジュール20は、第2伝送パスおよび第1伝送パス上のリンク間で、切替対象サービスを切り替えるように構成される。
【0107】
この実施形態における自動保護切替デバイスは、スタンドアロンのネットワーク要素デバイスであってもよく、または、パケットネットワークのネットワークエッジノードに統合されてもよく、本発明の実施形態において提供された自動保護切替方法を行ってもよく、第2伝送パスと第1伝送パスとの間で切り替えるために、保護されたサービスからサービスの一部を決定してもよく、これにより、負荷が適度に分散され、かつ、パケット伝送の品質および効率が向上されることを実現する。
【0108】
さらに、自動保護切替デバイスは、メッセージ送信モジュール30をさらに含んでもよい。メッセージ送信モジュール30は、決定モジュール10に接続されてもよく、第1伝送パスまたは第2伝送パスのピアエンドにおけるネットワークエッジノードへ、一部切替メッセージを送信するように構成される。一部切替メッセージは、少なくとも、切替対象サービスに関する指示情報または帯域幅変化情報を含む。このような情報は、一部切替メッセージに従って、切替対象サービスを決定し、第2伝送パスおよび第1伝送パス上のリンク間で、切替対象サービスを切り替えるように、ピアネットワークエッジノードに命令するために使用される。第1伝送パスまたは第2伝送パスのピアエンドにおけるネットワークエッジノードには、一部切替メッセージを送信することによって、対応する保護切替えを行うことが通知され、サービスの双方向の自動保護切替えを実現するようにしてもよい。
【0109】
<第10実施形態>
図14は、本発明の第10実施形態による自動保護切替デバイスの概略構造図である。この実施形態は、第9実施形態に基づいてもよい。決定モジュール10は、帯域幅監視ユニット11および切替決定ユニット12を含む。帯域幅監視ユニット11は、第1伝送パスの帯域幅を監視するように構成され、切替決定ユニット12は、第1伝送パスの帯域幅の変化を検出したとき、帯域幅の変化に従って、第1伝送パスまたは第2伝送パス上のサービスの一部を切替対象サービスとして決定し、第1伝送パスの帯域幅変化に従って、切替対象サービスに関する指示情報を決定するように構成される。
【0110】
この実施形態は、本発明の一実施形態において提供された自動保護切替方法を行い、帯域幅の変化に従って、切り替えられる必要がある保護されたサービスを決定してもよい。この実施形態は、環境因子によるマイクロ波リンクの適応変調によって引き起こされる帯域幅変化を監視することに、特に適用可能である。このとき、帯域幅が減少するにもかかわらず、帯域幅リソースの一部はなお使用可能である。
【0111】
上記の技術的解決策に基づいて、切替決定ユニット12は、第1優先度問合せサブユニット121および第1サービス決定サブユニット122を含む。第1優先度問合せサブユニット121は、第1伝送パス上のリンクの帯域幅の減少を検出したとき、帯域幅減少に従って、保護切替ポリシーを問い合わせて、減少後の帯域幅値または帯域幅減少値に対応する優先度値を取得するように構成される。保護切替ポリシーは、少なくとも、減少後の帯域幅値または帯域幅減少値と優先度値とのマッピング関係を含む。第1サービス決定サブユニット122は、保護切替ポリシー内の切替ルールに従って、優先度値よりも低い優先度を有するサービスを、第1伝送パスから第2伝送パスへの切替対象サービスとして決定し、この優先度値を切替対象サービスに関する指示情報として決定するように構成される。ここで、切替ルールは、少なくとも、優先度値よりも低い優先度を有するサービスを、第1伝送パスから第2伝送パスへの切替対象サービスとして決定すること、および、優先度値を切替対象サービスに関する指示情報として決定することの指示を含む。
【0112】
上記の技術的解決策を通じて、サービスは、サービス優先度を使用することによって区別されうる。第1伝送パスの帯域幅が減少するとき、優先度値よりも低い優先度を有する保護されたサービスの一部は、第2伝送パスへ切り替えられ、したがって、負荷が適度に共有され、サービス伝送の信頼性が保証される。
【0113】
<第11実施形態>
図15は、本発明の第11実施形態による自動保護切替デバイスの概略構造図である。この実施形態は、切替決定ユニット12が第2優先度問合せサブユニット123および第2サービス決定サブユニット124を含む点で、第10実施形態とは異なる。第2優先度問合せサブユニット123は、第1伝送パス上のリンクの帯域幅の増加を検出したとき、帯域幅増加に従って、保護切替ポリシーを問い合わせて、増加後の帯域幅値または帯域幅増加値に対応する優先度値を取得するように構成される。保護切替ポリシーは、少なくとも、増加後の帯域幅値または帯域幅増加値と優先度値とのマッピング関係を含む。第2サービス決定サブユニット124は、保護切替ポリシー内の切替ルールに従って、優先度値以上の優先度を有するサービスを、第2伝送パスから第1伝送パスへの切替対象サービスとして決定し、優先度値を切替対象サービスに関する指示情報として決定するように構成される。ここで、切替ルールは、少なくとも、優先度値以上の優先度を有するサービスを、第2伝送パスから第1伝送パスへの切替対象サービスとして決定すること、および、優先度値を切替対象サービスに関する指示情報として決定することの指示を含む。
【0114】
この実施形態は具体的には、帯域幅が増加するときに発生する一部保護切替状況を示し、切替決定ユニットは、第1優先度問合せサブユニット、第1サービス決定サブユニット、第2優先度問合せサブユニット、および第2サービス決定サブユニットを同時に含んでもよい。したがって、保護されたサービスの双方向切替えは、帯域幅変化に従って、第1伝送パスと第2伝送パスとの間で発生する。
【0115】
上記の実施形態に基づいて、自動保護デバイスはさらに第1破棄モジュールを含み、第1破棄モジュールは、第1伝送パスの帯域幅変化に従って、第1伝送パス上のサービスの一部を破棄対象サービスとして決定し、破棄対象サービスを破棄するように構成される。
【0116】
<第12実施形態>
図16は、メッセージ受信モジュール40およびサービス切替モジュール50を含む、本発明の第12実施形態による別の自動保護切替デバイスの概略構造図である。メッセージ受信モジュール40は、第1伝送パスまたは第2伝送パスを介して、ピアネットワークエッジノードから一部切替メッセージを受信するように構成され、サービス切替モジュール50は、一部切替メッセージ内の、切替対象サービスに関する指示情報または帯域幅変化情報に従って、第1伝送パスまたは第2伝送パス上のサービスの一部を切替対象サービスとして決定し、第2伝送パスおよび第1伝送パス上のリンク間で、切替対象サービスを切り替えるように構成される。
【0117】
この実施形態における自動保護切替デバイスは、スタンドアロンのネットワーク要素デバイスであってもよく、または、パケットネットワークのネットワークエッジノードに統合されてもよく、本発明の実施形態において提供された自動保護切替方法を行ってもよく、第2伝送パスと第1伝送パスとの間で切り替えるために、保護されたサービスからサービスの一部を決定してもよく、これにより、負荷が適度に分散され、かつ、パケット伝送の品質および効率が向上されることを実現する。
【0118】
上記の技術的解決策に基づいて、サービス切替モジュール50は具体的には、第1情報解析ユニット51および第1サービス切替ユニット52を含んでもよい。第1情報解析ユニット51は、一部切替メッセージを解析して、優先度値を切替対象サービスに関する指示情報として取得するように構成され、第1サービス切替ユニット52は、保護切替ポリシーおよび保護切替ポリシー内の切替ルールに従って、第1伝送パスのリンク内で優先度値よりも低い優先度を有するサービスを、切替対象サービスとして決定し、このサービスを、伝送のために、第2伝送パス上のリンクへ切り替え、かつ/または、第2伝送パスのリンク内で優先度値以上の優先度を有するサービスを、切替対象サービスとして決定し、このサービスを、伝送のために、第1伝送パス上のリンクへ切り替えるように構成される。保護切替ポリシーは、少なくとも、切替対象サービスのサービス優先度を含み、切替ルールは、少なくとも、第1伝送パスのリンク内で優先度値よりも低い優先度を有するサービスを、切替対象サービスとして決定し、このサービスを、伝送のために、第2伝送パス上のリンクへ切り替えること、および/または、第2伝送パスのリンク内で優先度値以上の優先度を有するサービスを、切替対象サービスとして決定し、このサービスを、伝送のために、第1伝送パス上のリンクへ切り替えることの指示を含む。
【0119】
上記の技術的解決策を通じて、サービスは、サービス優先度を介して区別可能であり、高い優先度を有する保護されたサービスは好ましくは、伝送のために保護パスへ切り替えられ、したがって、負荷が適切に共有され、サービス伝送の信頼性が保証される。
【0120】
<第13実施形態>
図17は、本発明の第13実施形態による別の自動保護切替デバイスの概略構造図である。この実施形態は、サービス切替モジュール50が第2情報解析ユニット53および第2サービス切替ユニット54を含む点で、第12実施形態とは異なる。第2情報解析ユニット53は、一部切替メッセージを伝送するためのチャネルの識別子を、切替対象サービスに関する指示情報として使用し、そのチャネルの識別子に従って、そのチャネル上のサービスを切替対象サービスとして決定するように構成され、第2サービス切替ユニット54は、第1伝送パスおよび第2伝送パス上のリンク間で、切替対象サービスを切り替えるように構成される。
【0121】
この実施形態は、本発明の第6実施形態の技術的解決策を行ってもよい。詳細な作業処理については、上記の実施形態における説明を参照可能である。
【0122】
<第14実施形態>
図18は、本発明の第14実施形態による別の自動保護切替デバイスの概略構造図である。この実施形態は、サービス切替モジュール50が第3情報解析ユニット55および第3サービス切替ユニット56を含む点で、第12実施形態とは異なる。第3情報解析ユニット55は、一部切替メッセージ内の帯域幅変化情報に従って、ローカルの保護切替ポリシーを問い合わせて、対応するサービスを切替対象サービスとして決定するように構成される。ここで、帯域幅変化情報は、少なくとも、帯域幅変化値および/または変化後の帯域幅値を含み、保護切替ポリシーは、少なくとも、帯域幅変化情報と切替対象サービスとのマッピング関係、および、具体的には、帯域幅変化値および/または変化後の帯域幅値と切替対象サービスとのマッピング関係を含む。第3サービス切替ユニット56は、第1伝送パスおよび第2伝送パス上のリンク間で、切替対象サービスを切り替えるように構成される。
【0123】
この実施形態は、本発明の第7実施形態の技術的解決策を行ってもよい。詳細な作業処理については、上記の実施形態における説明を参照可能である。
【0124】
上記の実施形態に基づいて、自動保護デバイスはさらに第2破棄モジュールを含み、第2破棄モジュールは、一部切替メッセージに含まれた帯域幅変化情報に従って、第1伝送パス上のサービスの一部を破棄対象サービスとして決定し、破棄対象サービスを破棄するように構成される。
【0125】
<第15実施形態>
第15実施形態において提供される自動保護切替システムの構造については、図4〜図7を参照可能である。このシステムは、第1ネットワークエッジノード401および第2ネットワークエッジノード405を含む。中間ノードが第1ネットワークエッジノード401と第2ネットワークエッジノード405との間に存在して、第2伝送パス420および第1伝送パス410を形成する。第1ネットワークエッジノード401は、第1伝送パス410の帯域幅の変化を検出したとき、帯域幅の変化に従って、第1伝送パス410または第2伝送パス420上のサービスの一部を切替対象サービスとして決定し、第2伝送パス420上のリンクと第1伝送パス410上のリンクとの間で、切替対象サービスを切り替え、一部切替メッセージを、第1伝送パス410または第2伝送パス420のピアエンドにおける第2ネットワークエッジノード405へ送信するように構成される。ここで、一部切替メッセージは、少なくとも、切替対象サービスに関する指示情報または帯域幅変化情報を含む。第2ネットワークエッジノード405は、第1伝送パス410または第2伝送パス420を介して、第1ネットワークエッジノード401から一部切替メッセージを受信し、一部切替メッセージ内の、切替対象サービスに関する指示情報または帯域幅変化情報に従って、第1伝送パス410または第2伝送パス420上のサービスの一部を切替対象サービスとして決定し、第1伝送パス410上のリンクと第2伝送パス420上のリンクとの間で、切替対象サービスを切り替えるように構成される。
【0126】
この実施形態において提供された自動保護切替システムは、本発明の実施形態において提供された自動保護切替デバイスの2つのタイプを含んでもよく、具体的には、本発明の実施形態において提供された自動保護切替方法を行い、第1伝送パスと第2伝送パスとの間でサービスの一部を切り替えて、負荷が適度に分散され、かつ、パケット伝送の品質および効率が向上されるようにしてもよい。
【0127】
この実施形態の技術的解決策は、第1ネットワークエッジノードがマイクロ波リンクを介して中間ノードに接続される状況に、特に適用可能である。環境変化によるマイクロ波リンクの適応変調によって引き起こされた帯域幅変化を検出するとき、第1ネットワークエッジノードは、この保護切替トリガ条件を生成する。
【0128】
帯域幅変化が、環境変化によるマイクロ波リンクの適応変調によって引き起こされるとき、帯域幅減少により、信号が劣化され過ぎてサービスを伝送することができないことにはならず、帯域幅の一部はなお使用可能である。したがって、この実施形態の技術的解決策がマイクロ波パケットネットワークにおいて適用されるとき、帯域幅リソースが十分に利用され、パケット伝送の品質および効率が向上される。
【0129】
<第16実施形態>
第16実施形態は、ただ1つの実施形態のみが含まれうることではなく、複数の実施形態が含まれうることを示す。
第16実施形態は、ただ1つの実施形態のみが含まれうることではなく、複数の実施形態が含まれうることを示す。
【0130】
図19-1は、本発明の第16実施形態による自動保護切替方法のシナリオの図を記載する。APS技術を適用するネットワークでは、保護グループは一般に、少なくとも第1伝送パスおよび第2伝送パスを含む。第1伝送パスおよび第2伝送パスの両端は、2つの保護切替ノードに収束され、これらは一般にネットワークエッジノードである。これらの2つのネットワークエッジノードは、送受信選択装置と共に構成され、保護切替えを実現するように、すなわち、保護されたサービスを伝送するためのパスを決定するようになる。この実施形態の方法は、具体的には、いずれかのネットワークエッジノードによって行われてもよい。この実施形態では、「ネットワークエッジノード」および「ピアネットワークエッジノード」が、2つの異なるエッジノードを区別するために使用され、同様に、「ネットワークエッジノード」および「ピアネットワークエッジノード」は、上記の2つのエッジノードをそれぞれ指す。この実施形態では、2つの伝送パス、VP0およびVP1が、2つのエッジノード1601および1605の間で構成される。この2つの伝送パスは、1対の保護グループである。保護切替ポリシーは、ノード1601およびノード1605上で構成される。したがって、ノード1601およびノード1605は、保護切替ノードである。4つのトラフィックチャネルvc1、vc2、vc3およびvc4は、異なる優先度レベルを有し、2つの伝送パス上で運ばれる。4つのトラフィックチャネルのCIRは、それぞれ100Mbps、50Mbps、150Mbpsおよび50Mbpsである。VP0およびVP1は、マイクロ波リンクなど、1つまたは複数の適応帯域幅リンクを通過する。この実施形態では、マイクロ波リンクは、ノード1602とノード1603との間、かつ、ノード1606とノード1607との間に存在する。これらのマイクロ波リンクの帯域幅は、環境により変化する場合があるので、リンクによってVP0およびVP1に割り当てられた帯域幅もまた変化する場合がある。しかしながら、一般に、帯域幅変化はランダムではなく、予め設定される。この実施形態では、VP0は、4つの可能な帯域幅値、200Mbps、150Mbps、100Mbpsおよび50Mbpsを有し、VP1は、3つの可能な帯域幅値、200Mbps、150Mbpsおよび100Mbpsを有する。このように、保護切替ノード(すなわち、エッジノード)の観点からは、VP0およびVP1は、4*3=12通りの帯域幅の組合せを有する。この実施形態では、この12通りの帯域幅組合せは、12個のパス帯域幅状態に分けられる。図19-2に示すように、c1〜c12は、パス帯域幅状態のインデックスである。同一のパス帯域幅状態インデックステーブルが、2つの保護切替ノード、すなわち、ノード1601およびノード1605上で構成される必要があることに留意されたい。後の説明では、パス割当ポリシーが、パス帯域幅状態インデックスに従って決定される必要があり、c1〜c12はまた、チャネル割当ポリシーインデックスと見なされてもよい。したがって、理解を容易にするために、パス帯域幅状態インデックスおよびチャネル割当ポリシーインデックスは、同一のインデックスを表し、異なる応用例のときに異なる名前を有する。通常の状態では、一般に、伝送は最大帯域幅に従って行われ、VP0およびVP1は共に200Mbpsの容量を有する。ここで、MPLSネットワークでは、伝送パスはラベルスイッチングパスであり、チャネルは、PWまたはネストされた内部層LSPである。イーサネットでは、伝送パスは、VLAN接続またはPBB-TE接続であってもよく、チャネルは内部層VLANとして表されてもよく、OTNネットワークでは、伝送パスは、より高位のODU交差接続パスであってもよく、チャネルは、より下位のODUであってもよく、SDHネットワークでは、伝送パスはVC4交差接続であってもよく、チャネルは、VC12など、より下位のVCであってもよい。
【0131】
図20は、チャネル割当ポリシーの構成および通常の状態におけるチャネル割当を記載する。チャネル割当ポリシーテーブルは、2つの保護切替ノード1601および1605上で構成され、異なるパス帯域幅状態下のチャネルとパスとのマッピング関係を記述する。チャネル割当ポリシーテーブルでは、0および1は、伝送パスのシーケンス番号であり、それぞれVP0およびVP1に対応し、Dは、対応するサービスが破棄されるべきであることを示す。破棄の原因は一般に、サービスを運ぶために帯域幅が十分ではないことである。以下で、2つの例を使用して、チャネル割当ポリシーテーブルを説明する。パス帯域幅状態c1が、一例として挙げられる。このパス帯域幅状態では、チャネルvc1およびチャネルvc2は、VP0上で運ばれるように割り当てられ、チャネルvc3およびチャネルvc4は、VP1上で運ばれるように割り当てられる。パス状態c1lが、一例として挙げられる。vc1およびvc4は、VP1上で運ばれるべきであり、vc2は、VP0上で運ばれるべきであり、vc3は破棄されるようになる。ここで、c1〜c12は、それぞれ異なるチャネル割当ポリシーに対応する。したがって、c1〜c12はまた、チャネル割当ポリシーインデックスと呼ばれてもよい。チャネルは一般にサービスに対応するので、チャネル割当ポリシーインデックステーブルはここでは、サービス割当インデックステーブルと呼ばれてもよく、したがって、c1〜c12もまた、サービス割当ポリシーインデックスと呼ばれてもよい。図20で、保護切替ノードは、VP0の帯域幅およびVP1の帯域幅が200Mbpsであることを監視し、したがって、これらのチャネルは、帯域幅状態c1に対応するポリシーに従って割り当てられる。
【0132】
図21〜図23は、図20と比較して帯域幅が減少する保護切替状況を示す。保護切替えは、以下のステップを含む。
【0133】
ステップ1901:保護グループ内の少なくとも1つの伝送パスの帯域幅の変化を検出したとき、保護切替ノードは、変更されたパス帯域幅組合せを決定する。変更されたパス帯域幅組合せは、帯域幅が変化した後の保護グループ内のあらゆる伝送パスの帯域幅を含み、保護切替ノードは、パス帯域幅組合せとパス上のチャネル割当ポリシーとのマッピング関係を格納する。
【0134】
この実施形態では、パスは、複数の帯域幅組合せを有してもよく、パスの各帯域幅組合せは、チャネル割当ポリシーインデックスに対応してもよい。保護切替ノードは、パス帯域幅状態インデックステーブルを格納してもよい。ここで、パス帯域幅状態インデックステーブルは、パス帯域幅組合せとチャネル割当ポリシーインデックスとのマッピング関係を含む。この実施形態の保護切替ノードは、パス帯域幅組合せとパス上のチャネル割当ポリシーとのマッピング関係をさらに格納する。パス帯域幅組合せは、チャネル割当ポリシーインデックスに対応するので、保護切替ノードは、帯域幅状態インデックステーブルのみではなく、チャネル割当ポリシーインデックステーブルをも格納してもよい。チャネル割当ポリシーインデックステーブルは、チャネル割当インデックスとパス上のチャネル割当とのマッピング関係を含む。帯域幅組合せを決定した後、保護切替ノードは、対応するチャネル割当ポリシーインデックスを求めて、パス帯域幅状態インデックステーブルを探索し、次いで、チャネル割当ポリシーインデックスに対応する、パス上のチャネル割当ポリシーを求めて、チャネル割当ポリシーインデックステーブルを探索してもよい。
【0135】
このステップでは、保護グループ内の少なくとも1つの伝送パスの帯域幅が変化することを検出するとき、変更されたパス帯域幅組合せを決定することは、以下を含む。
【0136】
保護切替ノードは、各伝送パスの帯域幅を監視し、少なくとも1つの伝送パスの帯域幅の変化を検出したとき、検出された、各伝送パスの変更された帯域幅を、この伝送パスの帯域幅として決定する。
【0137】
あるいは、保護切替ノードは、各伝送パスの帯域幅を監視し、ピア保護切替ノードによって検出された各伝送パスの帯域幅を同時に受信し、ネットワークエッジノードによって検出された各伝送パスの帯域幅を、ピアネットワークエッジノードによって受信された各伝送パスの帯域幅と比較し、より小さい値を、決定された対応する伝送パスの帯域幅として選択し、それに応じて、変更されたパス帯域幅組合せを決定する。
【0138】
ステップ1902:保護切替ノードは、変更されたパス帯域幅組合せに従って、格納された、パス帯域幅組合せとパス上のチャネル割当ポリシーとのマッピング関係を問い合わせ、変更されたパス帯域幅状態下のチャネル割当ポリシーを決定する。
【0139】
ステップ1903:保護グループ内のパス間でチャネルを切り替えるか、または、チャネルのトラフィックを直接破棄することによって、保護切替ノードは、現在のチャネル割当ポリシーを、変更されたパス帯域幅状態下のチャネル割当ポリシーに合うように調節する。
【0140】
具体的には、図21は、図20と比較して帯域幅が減少するとき、発生する保護切替えの実装モードを記載する。
【0141】
帯域幅が変化する前、VP0の現在の帯域幅およびVP1の現在の帯域幅は200Mbpsであり、チャネル割当ポリシーインデックスはc1であり、このパス帯域幅状態では、チャネルvc1およびチャネルvc2は、VP0上で運ばれるように割り当てられ、チャネルvc3およびチャネルvc4は、VP1上で運ばれるように割り当てられる。ネットワークエッジノード1601は、変更された帯域幅情報を取得する。VP0の帯域幅は100Mbpsに減少し、VP1の帯域幅は150Mbpsに減少する。現在のパス帯域幅状態は、VP0の帯域幅が100Mbpsであり、VP1の帯域幅が150Mbpsである。現在のパス帯域幅状態に従って、パス帯域幅状態テーブル内の探索を介して、パス帯域幅状態インデックスc8が取得され、c8がチャネル割当ポリシーインデックスとして使用されて、チャネル割当ポリシーテーブルが探索され、変更されたチャネル割当ポリシーが取得され、すなわち、VP1を使用してvc1およびvc4を運び、VP0を使用してvc2を運び、vc3を破棄するというものである。変更されたチャネル割当ポリシーは、現在のチャネル割当ポリシーとは異なり、したがって、保護切替動作がトリガされ、すなわち、vc1をVP0からVP1へ切り替え、vc3のすべてのトラフィックを破棄することとなる。
【0142】
図21は、2つの保護切替ノードの間の自動保護切替調整を介することのない、一方向切替機構を示す。実際には、マイクロ波リンクなど、適応帯域幅リンクは、リンクの2つの方向に異なる周波数を有し、この2つの方向で外部環境によって引き起こされた影響もまた異なる。このようにして、2つの方向の帯域幅は一致しない場合があり、この場合、2つの保護切替ノードは、異なるパス帯域幅状態を取得してもよく、チャネル割当ポリシーが2つの保護切替ノードの間で異なる原因となる場合がある。一方向切替ポリシーでは、上記の処理は適切であるが、双方向切替ポリシーでは、両側のチャネル割当ポリシーが全く同一であるべきであることが必要であり、2つの保護切替ノードが互いに調和する必要がある。具体的には、図22および図23は、図20と比較して帯域幅が減少するとき、発生する保護切替えの別の実装モードを記載する。
【0143】
保護切替ノード1601は、現在の西から東への送信帯域幅を取得し、VP0の帯域幅は100Mbpsであり、VP1の帯域幅は100Mbpsである。帯域幅状態に従って、ノード1601は、パス帯域幅状態インデックスをc9として探し出し、こうして、c9に対応するチャネル割当ポリシーに従って、サービス切替えを行う。切替えの詳細は、ここでは無視される。また、APSメッセージは保護切替ノード1605へ送信される。APSメッセージ内の要求信号は、帯域幅状態インデックス値c9を搬送する。
【0144】
保護切替ノード1605は、現在の東から西への伝送帯域幅を取得する。VP0の帯域幅は50Mbpsであり、VP1の帯域幅は150Mbpsである。帯域幅状態に従って、ノード1605は、パス帯域幅状態インデックスをc11として探し出し、こうして、c11に対応するチャネル割当ポリシーに従って、サービス切替えを行い、vc1をVP0からVP1へ切り替え、vc3のすべてのトラフィックを破棄する。また、APSメッセージが保護切替ノード1601へ送信される。APSメッセージ内の要求信号は、帯域幅状態インデックス値c11を搬送する。
【0145】
保護切替ノード1601によって送信されたAPSメッセージを受信した後、保護切替ノード1605は、APSメッセージ内で搬送された帯域幅状態インデックス値c9に基づいて、帯域幅状態テーブルを探索し、西から東へのパス帯域幅状態を以下のように取得する。すなわち、VP0の帯域幅は100Mbpsであり、VP1の帯域幅は100Mbpsである。ローカルで取得された東から西への伝送帯域幅は、VP0の帯域幅が50Mbpsであり、VP1の帯域幅が150Mbpsである。各パスの帯域幅の最小値が選択されて、新しい双方向帯域幅状態が以下のように取得される。すなわち、VP0の帯域幅は50Mbpsであり、VP1の帯域幅は100Mbpsである。帯域幅状態テーブルが探索されて、新しいパス帯域幅状態インデックスc12が取得され、チャネル割当テーブルが探索されて、c12に対応するチャネル割当ポリシーが取得され、すなわち、VP0を使用してvc2を運び、VP1を使用してvc4を運び、vc1およびvc3を破棄するというものである。保護切替ノードは、このポリシーに従ってチャネルを調節し、すなわち、vc1およびvc3のトラフィックを破棄する。また、保護切替ノードへ送信されたAPSメッセージ内で、ブリッジ信号値がc12へ更新される。
【0146】
保護切替ノード1601は、保護切替ノード1605の動作に類似した動作を行い、詳細はここでは再度繰り返されない。
【0147】
図21は、図20と比較して帯域幅が減少するとき、発生する保護切替状況を記載する。保護切替えはさらに、以下のステップを含んでもよい。
【0148】
ステップ2401:第1伝送パスおよび/または第2伝送パスの帯域幅を監視する。第1伝送パスの最後に監視された帯域幅および/または第2伝送パスの最後に監視された帯域幅が、第1伝送パスの最初の帯域幅および/または第2伝送パスの最初の帯域幅と比較して変化すると決定されるとき、ネットワークエッジノードは、第1伝送パスの最後に監視された帯域幅および/または第2伝送パスの最後に監視された帯域幅を、最終的なパス帯域幅組合せとして決定する。ネットワークエッジノードは、パス帯域幅組合せとパス上のチャネル割当ポリシーとのマッピング関係を格納する。
【0149】
この実施形態では、第1伝送パスの最後に監視された帯域幅および/または第2伝送パスの最後に監視された帯域幅が、第1伝送パスの最初の帯域幅および/または第2伝送パスの最初の帯域幅と比較して変化すると決定することは、具体的には、第1伝送パスの最後に監視された帯域幅を、第1伝送パスの最初の帯域幅と比較すること、第2伝送パスの最後に監視された帯域幅を、第2伝送パスの最初の帯域幅と比較すること、および、2つの比較結果のいずれかが、2つの比較された帯域幅値が異なることを示す場合、すなわち、第1伝送パスの最後に監視された帯域幅が、第1伝送パスの最初の帯域幅とは異なるか、または、第2伝送パスの最後に監視された帯域幅が、第2伝送パスの最初の帯域幅とは異なるか、または、第1伝送パスの最後に監視された帯域幅および第2伝送パスの最後に監視された帯域幅が、第1伝送パスの最初の帯域幅および第2伝送パスの最初の帯域幅とは異なる場合、第1伝送パスの最後に監視された帯域幅および/または第2伝送パスの最後に監視された帯域幅が、第1伝送パスの最初の帯域幅および/または第2伝送パスの最初の帯域幅と比較して変化すると決定することであってもよい。
【0150】
この実施形態では、パスは、複数の帯域幅組合せを有してもよく、パスの各帯域幅組合せは、チャネル割当ポリシーインデックスに対応してもよい。ネットワークエッジノードは、パス帯域幅状態インデックステーブルを格納してもよい。ここで、パス帯域幅状態インデックステーブルは、パス帯域幅組合せとチャネル割当ポリシーインデックスとのマッピング関係を含む。この実施形態のネットワークエッジノードは、パス帯域幅組合せとパス上のチャネル割当ポリシーとのマッピング関係をさらに格納する。パス帯域幅組合せはチャネル割当ポリシーインデックスに対応するので、ネットワークエッジノードは、帯域幅状態インデックステーブルのみではなく、チャネル割当ポリシーインデックステーブルをも格納してもよい。チャネル割当ポリシーインデックステーブルは、チャネル割当インデックスとパス上のチャネル割当とのマッピング関係を含む。帯域幅組合せを決定した後、ネットワークエッジノードは、対応するチャネル割当ポリシーインデックスを求めて、パス帯域幅状態インデックステーブルを探索し、次いで、チャネル割当ポリシーインデックスに対応する、パス上のチャネル割当ポリシーを求めて、チャネル割当ポリシーインデックステーブルを探索してもよい。
【0151】
このステップでは、ネットワークエッジノードは、第1伝送パスおよび/または第2伝送パスの帯域幅を監視し、第1伝送パスの最後に監視された帯域幅および/または第2伝送パスの最後に監視された帯域幅が、第1伝送パスの最初の帯域幅および/または第2伝送パスの最初の帯域幅と比較して変化すると決定されるとき、ネットワークエッジノードは、第1伝送パスの最後に監視された帯域幅および/または第2伝送パスの最後に監視された帯域幅を、最終的なパス帯域幅組合せとして決定する。このステップは、以下を含む。
【0152】
24011:ネットワークエッジノードは、第1伝送パスおよび第2伝送パスの帯域幅を監視し、第1伝送パスの監視された帯域幅を、第1伝送パスの最後に監視された帯域幅として決定し、第2伝送パスの監視された帯域幅を、第2伝送パスの最後に監視された帯域幅として決定し、第1伝送パスの最初の帯域幅を、第1伝送パスの最後に監視された帯域幅と比較し、第2伝送パスの最初の帯域幅を、第2伝送パスの最後に監視された帯域幅と比較し、第1伝送パスの最後に監視された帯域幅および/または第2伝送パスの最後に監視された帯域幅が、第1伝送パスの最初の帯域幅および/または第2伝送パスの最初の帯域幅と比較して変化すると決定されるとき、ネットワークエッジノードは、第1伝送パスの最後に監視された帯域幅および/または第2伝送パスの最後に監視された帯域幅を、最終的なパス帯域幅組合せとして決定する。
【0153】
あるいは、24012:ネットワークエッジノードは、第1伝送パスおよび第2伝送パスの帯域幅を監視し、ピアネットワークエッジノードによって監視された第1伝送パスの帯域幅および第2伝送パスの帯域幅を同時に受信し、ネットワークエッジノードによって監視された第1伝送パスの帯域幅を、ピアネットワークエッジノードから受信された第1伝送パスの帯域幅と比較し、より小さい帯域幅値を、第1伝送パスの最後に監視された帯域幅として選択し、ネットワークエッジノードによって監視された第2伝送パスの帯域幅を、ピアネットワークエッジノードから受信された第2伝送パスの帯域幅と比較し、より小さい帯域幅値を、第2伝送パスの最後に監視された帯域幅として選択し、第1伝送パスの最初の帯域幅を、第1伝送パスの最後に監視された帯域幅と比較し、第2伝送パスの最初の帯域幅を、第2伝送パスの最後に監視された帯域幅と比較し、第1伝送パスの最後に監視された帯域幅および/または第2伝送パスの最後に監視された帯域幅が、第1伝送パスの最初の帯域幅および/または第2伝送パスの最初の帯域幅と比較して変化すると決定されるとき、ネットワークエッジノードは、第1伝送パスの最後に監視された帯域幅および/または第2伝送パスの最後に監視された帯域幅を、最終的なパス帯域幅組合せとして決定する。
【0154】
あるいは、24013:ネットワークエッジノードは、第1伝送パスおよび第2伝送パスの帯域幅を監視し、第1伝送パスの監視された帯域幅を、第1伝送パスの中間の監視された帯域幅として決定し、第2伝送パスの監視された帯域幅を、第2伝送パスの中間の監視された帯域幅として決定し、第1伝送パスの最初の帯域幅を、第1伝送パスの中間の監視された帯域幅と比較し、第2伝送パスの最初の帯域幅を、第2伝送パスの中間の監視された帯域幅と比較し、第1伝送パスの中間の監視された帯域幅および/または第2伝送パスの中間の監視された帯域幅が、第1伝送パスの最初の帯域幅および/または第2伝送パスの最初の帯域幅と比較して変化すると決定されるとき、ネットワークエッジノードは、第1伝送パスの中間の監視された帯域幅および/または第2伝送パスの中間の監視された帯域幅を、中間パス帯域幅組合せとして決定し、ネットワークエッジノードは、中間パス帯域幅組合せに従って、格納された、パス帯域幅組合せとパス上のチャネル割当ポリシーとのマッピング関係を問い合わせ、中間パス帯域幅組合せに対応する、パス上のチャネル割当ポリシーを決定し、中間パス帯域幅組合せに対応するチャネル割当ポリシーが、最初のチャネル割当ポリシーと同一であるかどうかを判断し、中間パス帯域幅組合せに対応するチャネル割当ポリシーが、最初のチャネル割当ポリシーとは異なる場合、中間パス帯域幅組合せに対応するチャネル割当ポリシーに従って、チャネル切替えを行い、ネットワークエッジノードは、ピアネットワークエッジノードによって監視された第1伝送パスの帯域幅および第2伝送パスの帯域幅を受信し、ネットワークエッジノードによって監視された第1伝送パスの帯域幅を、ピアネットワークエッジノードから受信された第1伝送パスの帯域幅と比較し、より小さい帯域幅値を、第1伝送パスの最後に監視された帯域幅として選択し、ネットワークエッジノードによって監視された第2伝送パスの帯域幅を、ピアネットワークエッジノードから受信された第2伝送パスの帯域幅と比較し、より小さい帯域幅値を、第2伝送パスの最後に監視された帯域幅として選択し、第1伝送パスの中間の監視された帯域幅を、第1伝送パスの最後に監視された帯域幅と比較し、第2伝送パスの中間の監視された帯域幅を、第2伝送パスの最後に監視された帯域幅と比較し、第1伝送パスの最後に監視された帯域幅および/または第2伝送パスの最後に監視された帯域幅が、第1伝送パスの中間の監視された帯域幅および/または第2伝送パスの中間の監視された帯域幅と比較して変化すると決定されるとき、ネットワークエッジノードは、第1伝送パスの最後に監視された帯域幅および/または第2伝送パスの最後に監視された帯域幅を、最終的なパス帯域幅組合せとして決定する。
【0155】
ステップ2402:ネットワークエッジノードは、最終的なパス帯域幅組合せに従って、格納された、パス帯域幅組合せとパス上のチャネル割当ポリシーとのマッピング関係を問い合わせ、最終的なパス帯域幅組合せに対応する、パス上のチャネル割当ポリシーを決定する。
【0156】
ステップ2403:最終的なパス帯域幅組合せに対応するチャネル割当ポリシーが、最初のチャネル割当ポリシーとは異なる場合、チャネル切替えは、最終的なパス帯域幅組合せに対応するチャネル割当ポリシーに従って行われる。
【0157】
この実施形態では、最初のチャネル割当ポリシーは、格納された、パス帯域幅組合せとパス上のチャネル割当ポリシーとのマッピング関係、および、最初のパス帯域幅組合せに対応するチャネル割当ポリシーであってもよい。最初のパス帯域幅組合せは、第1伝送パスの最初の帯域幅および第2伝送パスの最初の帯域幅の組合せであってもよい。
【0158】
具体的には、最終的なパス帯域幅組合せを決定するためのステップ1901の方法については、帯域幅が変化する前、VP0の最初の帯域幅およびVP1の最初の帯域幅は200Mbpsであり、チャネル割当ポリシーインデックスはc1であり、このパス帯域幅状態では、チャネルvc1およびチャネルvc2は、VP0上で運ばれるように割り当てられ、チャネルvc3およびチャネルvc4は、VP1上で運ばれるように割り当てられる。図21が、一例として挙げられる。ネットワークエッジノードは、最終的な帯域幅情報を取得する。VP0の帯域幅は100Mbpsに減少し、VP1の帯域幅は150Mbpsに減少する。最終的なパス帯域幅状態は以下の通りであり、すなわち、VP0の帯域幅は100Mbpsであり、VP1の帯域幅は150Mbpsである。最終的なパス帯域幅状態に従って、パス帯域幅状態テーブル内の探索を介して、パス帯域幅状態インデックスc8が取得され、c8がインデックスとして使用されて、チャネル割当ポリシーインデックステーブルが探索され、最終的なチャネル割当ポリシーが取得され、すなわち、VP1を使用してvc1およびvc4を運び、VP0を使用してvc2を運び、vc3を破棄するというものである。最終的なチャネル割当ポリシーは、最初のチャネル割当ポリシーとは異なり、したがって、保護切替動作が可能にされ、すなわち、vc1をVP0からVP1へ切り替え、vc3のすべてのトラフィックを破棄することである。
【0159】
上記のネットワークエッジノードは、保護切替ノードとも呼ばれる。
【0160】
本明細書に記載の実施形態および特許請求の範囲では、保護切替ノードの概念は、ネットワークエッジノードの概念と均等であり、両方の概念は、互いに交換可能である。
【0161】
説明を容易にするために、明細書中の実施形態では、2つの伝送パスだけが保護グループに含まれる状況のみを記載したということに留意されたい。しかしながら、3つ以上の伝送パスが保護グループに含まれる状況が存在してもよく、この場合、様々な帯域幅組合せにおけるサービスとチャネルとの間の関係がチャネル割当ポリシーテーブル内で構成される限り、この保護切替方法はなお適用可能である。
【0162】
本発明の実施形態による方法の各ステップの全部または一部が、関連ハードウェアに命令するプログラムによって実現されうるということは、当業者には理解されよう。このようなプログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に格納されてもよい。このようなプログラムが実行されるとき、本発明の実施形態における方法の各ステップが実行される。記憶媒体は、ROM、RAM、磁気ディスク、または光ディスクなど、プログラムコードを格納可能な任意の媒体であってもよい。
【0163】
最後に、上記の実施形態は、本発明の技術的解決策を説明するためだけに提供されたのであって、本発明を限定することを意図しない。上記の実施形態を参照して本発明が詳細に説明されたが、修正または均等の置換がなお本発明の技術的解決策に対して行われてもよく、これらの修正または均等の置換は、修正された技術的解決策を本発明の技術的解決策の精神および範囲から逸脱させるものではない。
【符号の説明】
【0164】
10 決定モジュール
11 帯域幅監視ユニット
12 切替決定ユニット
20 切替モジュール
30 メッセージ送信モジュール
40 メッセージ受信モジュール
50 サービス切替モジュール
51 第1情報解析ユニット
52 第1サービス切替ユニット
53 第2情報解析ユニット
54 第2サービス切替ユニット
55 第3情報解析ユニット
56 第3サービス切替ユニット
121 第1優先度問合せサブユニット
122 第1サービス決定サブユニット
123 第2優先度問合せサブユニット
124 第2サービス決定サブユニット
401 第1ネットワークエッジノード
402 第1中間ノード
403 第2中間ノード
404 第3中間ノード
405 第2ネットワークエッジノード
406 第4中間ノード
407 第5中間ノード
408 第6中間ノード
410 第1伝送パス
420 第2伝送パス
430 第1サービス
440 第2サービス
450 第3サービス
1601,1605 エッジノード
1602,1603,1606,1607 ノード
VP0,VP1 伝送パス
vc1,vc2,vc3,vc4 トラフィックチャネル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動保護切替方法であって、
ネットワークエッジノードにより、第1伝送パスの帯域幅を監視し、前記帯域幅の変化が検出されたとき、前記帯域幅の変化に従って、前記第1伝送パスまたは第2伝送パス上のサービスの一部を切替対象サービスとして決定する段階と、
前記第2伝送パスおよび前記第1伝送パス上のリンク間で、前記切替対象サービスを切り替える段階と
を有することを特徴とする自動保護切替方法。
【請求項2】
前記帯域幅の変化に従って、前記第1伝送パスまたは第2伝送パス上のサービスの一部を切替対象サービスとして決定する前記段階が、
変化後の帯域幅値または帯域幅変化値に従って、前記第1伝送パスまたは前記第2伝送パス上のサービスの一部を切替対象サービスとして決定する段階を含むことを特徴とする請求項1に記載の自動保護切替方法。
【請求項3】
前記ネットワークエッジノードにより、前記第1伝送パスの帯域幅を監視することが、
前記ネットワークエッジノードにより、前記第1伝送パス上のマイクロ波リンクの適応変調によって引き起こされる帯域幅の変化を監視することを含み、
前記適応変調は、環境の変化によって生じることを特徴とする請求項1に記載の自動保護切替方法。
【請求項4】
前記ネットワークエッジノードにより、前記第2伝送パスおよび前記第1伝送パス上のリンク間で、前記切替対象サービスを切り替える前記段階の後に、
前記ネットワークエッジノードにより、一部切替メッセージを、前記第1伝送パスまたは前記第2伝送パス上の前記ネットワークエッジノードのピアネットワークエッジノードへ送信する段階をさらに有し、
前記一部切替メッセージは、少なくとも、前記切替対象サービスに関する指示情報または前記帯域幅の変化に関する情報を含み、前記一部切替メッセージに従って前記切替対象サービスを決定するように、かつ、前記第2伝送パスおよび前記第1伝送パス上のリンク間で、前記切替対象サービスを切り替えるように、前記ピアネットワークエッジノードに命令するために使用されることを特徴とする請求項1に記載の自動保護切替方法。
【請求項5】
前記帯域幅の変化に従って、前記第1伝送パスまたは第2伝送パス上のサービスの一部を切替対象サービスとして決定する前記段階が、
前記第1伝送パスの前記帯域幅の変化に関する前記情報に従って、前記切替対象サービスに関する前記指示情報を決定する段階をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の自動保護切替方法。
【請求項6】
前記ネットワークエッジノードにより、第1伝送パスの帯域幅を監視し、前記帯域幅の変化が検出されたとき、前記帯域幅の変化に従って、前記第1伝送パス上のサービスの一部を切替対象サービスとして決定する前記段階、および、前記切替対象サービスに関する前記指示情報を決定する前記段階が、
前記ネットワークエッジノードにより、前記第1伝送パス上のリンクの前記帯域幅の減少が検出されたとき、前記帯域幅の減少に従って、保護切替ポリシーを問い合わせて、減少後の帯域幅値または帯域幅減少値に対応する優先度値を取得する段階と、
前記保護切替ポリシー内の切替ルールに従って、前記優先度値よりも低い優先度を有するサービスを、前記第1伝送パスから前記第2伝送パスへの切替対象サービスとして決定し、前記優先度値を前記切替対象サービスに関する指示情報として決定する段階と
を含み、
前記保護切替ポリシーは、少なくとも、前記減少後の帯域幅値または前記帯域幅減少値と前記優先度値とのマッピング関係を含み、かつ、前記切替ルールを含み、
前記切替ルールは、少なくとも、前記優先度値よりも低い優先度を有するサービスを、前記第1伝送パスから前記第2伝送パスへの切替対象サービスとして決定すること、および、前記優先度値を前記切替対象サービスに関する前記指示情報として決定することの指示情報を含むことを特徴とする請求項5に記載の自動保護切替方法。
【請求項7】
前記ネットワークエッジノードにより、第1伝送パスの帯域幅を監視し、前記帯域幅の変化が検出されたとき、前記帯域幅の変化に従って、前記第1伝送パス上のサービスの一部を切替対象サービスとして決定する前記段階、および、前記切替対象サービスに関する前記指示情報を決定する前記段階が、
前記ネットワークエッジノードにより、前記第1伝送パス上のリンクの前記帯域幅の増加が検出されたとき、前記帯域幅の増加に従って、保護切替ポリシーを問い合わせて、増加後の帯域幅値または帯域幅増加値に対応する優先度値を取得する段階と、
前記保護切替ポリシー内の切替ルールに従って、前記優先度値以上の優先度を有するサービスを、前記第2伝送パスから前記第1伝送パスへの切替対象サービスとして決定し、前記優先度値を前記切替対象サービスに関する指示情報として決定する段階と
を含み、
前記保護切替ポリシーは、少なくとも、前記増加後の帯域幅値または前記帯域幅増加値と前記優先度値とのマッピング関係を含み、かつ、前記切替ルールを含み、
前記切替ルールは、少なくとも、前記優先度値以上の優先度を有するサービスを、前記第2伝送パスから前記第1伝送パスへの切替対象サービスとして決定すること、および、前記優先度値を前記切替対象サービスに関する前記指示情報として決定することの指示情報を含むことを特徴とする請求項5または6に記載の自動保護切替方法。
【請求項8】
前記ネットワークエッジノードにより、一部切替メッセージを、前記第1伝送パスまたは前記第2伝送パス上の前記ネットワークエッジノードのピアネットワークエッジノードへ送信する前記段階が、
前記ネットワークエッジノードにより、前記切替対象サービスを伝送するためのチャネルを介して、前記一部切替メッセージを、前記第1伝送パスまたは前記第2伝送パス上の前記ネットワークエッジノードの前記ピアネットワークエッジノードへ送信する段階を含み、
前記一部切替メッセージ内の指示情報は、前記一部切替メッセージを伝送するためのチャネルの識別子であることを特徴とする請求項4に記載の自動保護切替方法。
【請求項9】
前記ネットワークエッジノードにより、前記第1伝送パスの帯域幅を監視し、前記帯域幅の変化が検出されたとき、
前記ネットワークエッジノードにより、前記第1伝送パスの帯域幅の変化に従って、前記第1伝送パス上のサービスの一部を破棄対象サービスとして決定し、前記破棄対象サービスを破棄する段階をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の自動保護切替方法。
【請求項10】
自動保護切替方法であって、
ネットワークエッジノードにより、第1伝送パスまたは第2伝送パスを介して、前記ネットワークエッジノードのピアネットワークエッジノードから、一部切替メッセージを受信する段階と、
前記一部切替メッセージ内の、切替対象サービスに関する指示情報または帯域幅変化情報に従って、前記第1伝送パスまたは前記第2伝送パス上のサービスの一部を切替対象サービスとして決定し、前記第2伝送パスおよび前記第1伝送パス上のリンク間で、前記切替対象サービスを切り替える段階と
を有することを特徴とする自動保護切替方法。
【請求項11】
前記一部切替メッセージ内の切替対象サービスに関する指示情報に従って、前記第1伝送パスまたは前記第2伝送パス上のサービスの一部を切替対象サービスとして決定し、前記第1伝送パスおよび前記第2伝送パス上のリンク間で、前記切替対象サービスを切り替える前記段階が、
前記ネットワークエッジノードにより、前記一部切替メッセージを解析して、前記切替対象サービスに関する指示情報として優先度値を取得する段階と、
保護切替ポリシーおよび該保護切替ポリシー内の切替ルールに従って、前記第1伝送パスのリンク内で前記優先度値よりも低い優先度を有するサービスを、切替対象サービスとして決定し、前記切替対象サービスを、伝送のために、前記第2伝送パス上のリンクへ切り替え、かつ/または、前記第2伝送パスのリンク内で前記優先度値以上の優先度を有するサービスを、切替対象サービスとして決定し、前記切替対象サービスを、伝送のために、前記第1伝送パス上のリンクへ切り替える段階と
を含み、
前記保護切替ポリシーは、少なくとも、前記切替対象サービスのサービス優先度レベルを含み、
前記切替ルールは、少なくとも、前記第1伝送パスのリンク内で前記優先度値よりも低い優先度を有するサービスを、切替対象サービスとして決定し、前記切替対象サービスを、伝送のために、前記第2伝送パス上のリンクへ切り替えること、および/または、前記第2伝送パスのリンク内で前記優先度値以上の優先度を有するサービスを、切替対象サービスとして決定し、前記切替対象サービスを、伝送のために、前記第1伝送パス上のリンクへ切り替えることの指示情報を含むことを特徴とする請求項10に記載の自動保護切替方法。
【請求項12】
前記一部切替メッセージ内の切替対象サービスに関する指示情報に従って、前記第1伝送パスまたは前記第2伝送パス上のサービスの一部を切替対象サービスとして決定し、前記第1伝送パスおよび前記第2伝送パス上のリンク間で、前記切替対象サービスを切り替える前記段階が、
前記ネットワークエッジノードにより、前記一部切替メッセージを伝送するためのチャネルの識別子を、前記切替対象サービスに関する指示情報として使用し、前記チャネルの前記識別子に従って、前記チャネル上のサービスを切替対象サービスとして決定する段階と、
前記第1伝送パスおよび前記第2伝送パス上のリンク間で、前記切替対象サービスを切り替える段階と
を含むことを特徴とする請求項10に記載の自動保護切替方法。
【請求項13】
前記ネットワークエッジノードにより、前記一部切替メッセージ内の帯域幅変化情報に従って、前記第1伝送パスまたは前記第2伝送パス上のサービスの一部を切替対象サービスとして決定し、前記第1伝送パスおよび前記第2伝送パス上のリンク間で、前記切替対象サービスを切り替える前記段階が、
前記ネットワークエッジノードにより、前記一部切替メッセージ内の前記帯域幅変化情報に従って、ローカルの保護切替ポリシーを問い合わせて、対応するサービスを切替対象サービスとして決定する段階と、
前記第1伝送パスおよび前記第2伝送パス上のリンク間で、前記切替対象サービスを切り替える段階と
を含み、
前記帯域幅変化情報は、少なくとも、帯域幅変化値および/または変化後の帯域幅値を含み、
前記保護切替ポリシーは、少なくとも、前記帯域幅変化情報と前記切替対象サービスとのマッピング関係を含むことを特徴とする請求項10に記載の自動保護切替方法。
【請求項14】
前記ネットワークエッジノードにより、第1伝送パスまたは第2伝送パスを介して、前記ネットワークエッジノードのピアネットワークエッジノードから、一部切替メッセージを受信する前記段階の後に、
前記ネットワークエッジノードにより、前記一部切替メッセージで搬送された前記帯域幅変化情報に従って、前記第1伝送パス上のサービスの一部を破棄対象サービスとして決定し、前記破棄対象サービスを破棄する段階をさらに有することを特徴とする請求項10に記載の自動保護切替方法。
【請求項15】
自動保護切替デバイスであって、
第1伝送パスの帯域幅の変化を監視し、前記帯域幅の変化が検出されたとき、前記帯域幅の変化に従って、前記第1伝送パスまたは第2伝送パス上のサービスの一部を切替対象サービスとして決定するように構成された決定モジュールと、
前記第2伝送パスおよび前記第1伝送パス上のリンク間で、前記切替対象サービスを切り替えるように構成された切替モジュールと
を具備することを特徴とする自動保護切替デバイス。
【請求項16】
一部切替メッセージを、前記第1伝送パスまたは前記第2伝送パス上の前記ネットワークエッジノードのピアネットワークエッジノードへ送信するように構成されたメッセージ送信モジュールをさらに具備し、
前記一部切替メッセージは、少なくとも、前記切替対象サービスに関する指示情報または前記帯域幅の変化に関する情報を含み、前記一部切替メッセージに従って前記切替対象サービスを決定するように、かつ、前記第2伝送パスおよび前記第1伝送パス上のリンク間で、前記切替対象サービスを切り替えるように、前記ピアネットワークエッジノードに命令するために使用されることを特徴とする請求項15に記載の自動保護切替デバイス。
【請求項17】
前記決定モジュールが、
前記第1伝送パスの帯域幅を監視するように構成された帯域幅監視ユニットと、
前記第1伝送パスの前記帯域幅の変化が検出されたとき、前記帯域幅の変化に従って、前記第1伝送パスまたは前記第2伝送パス上のサービスの一部を切替対象サービスとして決定し、前記第1伝送パスの帯域幅の変化に従って、前記切替対象サービスに関する指示情報を決定するように構成された切替決定ユニットと
を具備することを特徴とする請求項16に記載の自動保護切替デバイス。
【請求項18】
前記切替決定ユニットが、
前記第1伝送パス上のリンクの前記帯域幅の減少が検出されたとき、前記帯域幅の減少に従って、保護切替ポリシーを問い合わせて、減少後の帯域幅値または帯域幅減少値に対応する優先度値を取得するように構成された第1優先度問合せサブユニットと、
前記保護切替ポリシー内の切替ルールに従って、前記優先度値よりも低い優先度を有するサービスを、前記第1伝送パスから前記第2伝送パスへの切替対象サービスとして決定し、前記優先度値を前記切替対象サービスに関する指示情報として決定するように構成された第1サービス決定サブユニットと
を具備し、
前記保護切替ポリシーは、少なくとも、前記減少後の帯域幅値または前記帯域幅減少値と前記優先度値とのマッピング関係を含み、
前記切替ルールは、少なくとも、前記優先度値よりも低い優先度を有するサービスを、前記第1伝送パスから前記第2伝送パスへの切替対象サービスとして決定すること、および、前記優先度値を前記切替対象サービスに関する前記指示情報として決定することの指示を含むことを特徴とする請求項17に記載の自動保護切替デバイス。
【請求項19】
前記切替決定ユニットが、
前記第1伝送パス上のリンクの前記帯域幅の増加が検出されたとき、前記帯域幅の増加に従って、保護切替ポリシーを問い合わせて、増加後の帯域幅値または帯域幅増加値に対応する優先度値を取得するように構成された第2優先度問合せサブユニットと、
前記保護切替ポリシー内の切替ルールに従って、前記優先度値以上の優先度を有するサービスを、前記第2伝送パスから前記第1伝送パスへの切替対象サービスとして決定し、前記優先度値を前記切替対象サービスに関する指示情報として決定するように構成された第2サービス決定サブユニットと
を具備し、
前記保護切替ポリシーは、少なくとも、前記増加後の帯域幅値または前記帯域幅増加値と前記優先度値とのマッピング関係を含み、
前記切替ルールは、少なくとも、前記優先度値以上の優先度を有するサービスを、前記第2伝送パスから前記第1伝送パスへの切替対象サービスとして決定すること、および、前記優先度値を前記切替対象サービスに関する前記指示情報として決定することの指示を含むことを特徴とする請求項17に記載の自動保護切替デバイス。
【請求項20】
前記第1伝送パスの帯域幅の変化に従って、前記第1伝送パス上のサービスの一部を破棄対象サービスとして決定し、前記破棄対象サービスを破棄するように構成された第1破棄モジュールをさらに具備することを特徴とする請求項15に記載の自動保護切替デバイス。
【請求項21】
自動保護切替デバイスであって、
第1伝送パスまたは第2伝送パスを介して、ピアネットワークエッジノードから一部切替メッセージを受信するように構成されたメッセージ受信モジュールと、
前記一部切替メッセージ内の、切替対象サービスに関する指示情報または帯域幅変化情報に従って、前記第1伝送パスまたは前記第2伝送パス上のサービスの一部を切替対象サービスとして決定し、前記第2伝送パスおよび前記第1伝送パス上のリンク間で、前記切替対象サービスを切り替えるように構成されたサービス切替モジュールと
を具備することを特徴とする自動保護切替デバイス。
【請求項22】
前記サービス切替モジュールが、
前記一部切替メッセージを解析して、前記切替対象サービスに関する指示情報として優先度値を取得するように構成された第1情報解析ユニットと、
保護切替ポリシーおよび該保護切替ポリシー内の切替ルールに従って、前記第1伝送パスのリンク内で前記優先度値よりも低い優先度を有するサービスを、切替対象サービスとして決定し、前記切替対象サービスを、伝送のために、前記第2伝送パス上のリンクへ切り替え、かつ/または、前記第2伝送パスのリンク内で前記優先度値以上の優先度を有するサービスを、切替対象サービスとして決定し、前記切替対象サービスを、伝送のために、前記第1伝送パス上のリンクへ切り替えるように構成された第1サービス切替ユニットと
を具備し、
前記保護切替ポリシーは、少なくとも、前記切替対象サービスのサービス優先度レベルを含み、
前記切替ルールは、少なくとも、前記第1伝送パスのリンク内で前記優先度値よりも低い優先度を有するサービスを、切替対象サービスとして決定し、前記切替対象サービスを、伝送のために、前記第2伝送パス上のリンクへ切り替えること、および/または、前記第2伝送パスのリンク内で前記優先度値以上の優先度を有するサービスを、切替対象サービスとして決定し、前記切替対象サービスを、伝送のために、前記第1伝送パス上のリンクへ切り替えることの指示情報を含むことを特徴とする請求項21に記載の自動保護切替デバイス。
【請求項23】
前記サービス切替モジュールが、
前記一部切替メッセージを伝送するためのチャネルの識別子を、前記切替対象サービスに関する指示情報として使用し、前記チャネルの前記識別子に従って、前記チャネル上のサービスを切替対象サービスとして決定するように構成された第2情報解析ユニットと、
前記第1伝送パスおよび前記第2伝送パス上のリンク間で、前記切替対象サービスを切り替えるように構成された第2サービス切替ユニットと
を具備することを特徴とする請求項21に記載の自動保護切替デバイス。
【請求項24】
前記サービス切替モジュールが、
前記一部切替メッセージ内の前記帯域幅変化情報に従って、ローカルの保護切替ポリシーを問い合わせて、対応するサービスを切替対象サービスとして決定するように構成された第3情報解析ユニットと、
前記第1伝送パスおよび前記第2伝送パス上のリンク間で、前記切替対象サービスを切り替えるように構成された第3サービス切替ユニットと
を具備し、
前記帯域幅変化情報は、少なくとも、帯域幅変化値および/または変化後の帯域幅値を含み、
前記保護切替ポリシーは、少なくとも、前記帯域幅変化情報と前記切替対象サービスとのマッピング関係を含むことを特徴とする請求項21に記載の自動保護切替デバイス。
【請求項25】
前記一部切替メッセージに含まれた前記帯域幅変化情報に従って、前記第1伝送パス上のサービスの一部を破棄対象サービスとして決定し、前記破棄対象サービスを破棄するように構成された第2破棄モジュールをさらに具備することを特徴とする請求項21に記載の自動保護切替デバイス。
【請求項26】
自動保護切替システムであって、
第1ネットワークエッジノードと、
第2ネットワークエッジノードと
を具備し、
前記第1ネットワークエッジノードと前記第2ネットワークエッジノードとの間に中間ノードが存在して、第2伝送パスおよび第1伝送パスを形成し、
前記第1ネットワークエッジノードは、前記第1伝送パスの帯域幅の変化が検出されたとき、前記帯域幅の変化に従って、前記第1伝送パスまたは前記第2伝送パス上のサービスの一部を切替対象サービスとして決定し、前記第2伝送パスおよび前記第1伝送パス上のリンク間で、前記切替対象サービスを切り替え、一部切替メッセージを、前記第1伝送パスまたは前記第2伝送パスの反対側の前記第2ネットワークエッジノードへ送信するように構成され、
前記第2ネットワークエッジノードは、前記第1伝送パスまたは前記第2伝送パスを介して、前記第1ネットワークエッジノードから前記一部切替メッセージを受信し、前記一部切替メッセージ内の、前記切替対象サービスに関する指示情報または帯域幅変化情報に従って、前記第1伝送パスまたは前記第2伝送パス上のサービスの一部を切替対象サービスとして決定し、前記第1伝送パスおよび前記第2伝送パス上のリンク間で、前記切替対象サービスを切り替えるように構成され、
前記一部切替メッセージは、少なくとも、前記切替対象サービスに関する前記指示情報または前記帯域幅変化情報を含むことを特徴とする自動保護切替システム。
【請求項27】
保護切替方法であって、
ネットワークエッジノードにより、第1伝送パスおよび/または第2伝送パスの帯域幅を監視し、前記第1伝送パスの最後に監視された帯域幅および/または前記第2伝送パスの最後に監視された帯域幅が、前記第1伝送パスの最初の帯域幅および/または前記第2伝送パスの最初の帯域幅と比較して変化したと判断するとき、前記第1伝送パスの前記最後に監視された帯域幅および/または前記第2伝送パスの前記最後に監視された帯域幅を、最終的なパス帯域幅組合せとして決定する段階と、
前記最終的なパス帯域幅組合せに従って、パス帯域幅組合せとパス上のチャネル割当ポリシーとのマッピング関係を問い合わせ、前記最終的なパス帯域幅組合せに対応する、パス上のチャネル割当ポリシーを決定する段階と、
前記最終的なパス帯域幅組合せに対応する前記チャネル割当ポリシーが、最初のチャネル割当ポリシーとは異なる場合、チャネル切替を、前記最終的なパス帯域幅組合せに対応する前記チャネル割当ポリシーに従って行う段階と
を有し、
前記ネットワークエッジノードは、パス帯域幅組合せとパス上のチャネル割当ポリシーとの前記マッピング関係を格納することを特徴とする方法。
【請求項28】
前記ネットワークエッジノードにより、第1伝送パスおよび/または第2伝送パスの帯域幅を監視し、前記第1伝送パスの最後に監視された帯域幅および/または前記第2伝送パスの最後に監視された帯域幅が、前記第1伝送パスの最初の帯域幅および/または前記第2伝送パスの最初の帯域幅と比較して変化したと判断するとき、前記第1伝送パスの前記最後に監視された帯域幅および/または前記第2伝送パスの前記最後に監視された帯域幅を、最終的なパス帯域幅組合せとして決定する前記段階が、
前記ネットワークエッジノードにより、前記第1伝送パスおよび前記第2伝送パスの帯域幅を監視し、前記第1伝送パスの監視された帯域幅を、前記第1伝送パスの前記最後に監視された帯域幅として決定し、前記第2伝送パスの監視された帯域幅を、前記第2伝送パスの前記最後に監視された帯域幅として決定し、前記第1伝送パスの前記最初の帯域幅を、前記第1伝送パスの前記最後に監視された帯域幅と比較し、前記第2伝送パスの前記最初の帯域幅を、前記第2伝送パスの前記最後に監視された帯域幅と比較し、前記第1伝送パスの前記最後に監視された帯域幅および/または前記第2伝送パスの前記最後に監視された帯域幅が、前記第1伝送パスの前記最初の帯域幅および/または前記第2伝送パスの前記最初の帯域幅と比較して変化したと判断するとき、前記第1伝送パスの前記最後に監視された帯域幅および/または前記第2伝送パスの前記最後に監視された帯域幅を、最終的なパス帯域幅組合せとして決定する段階か、
または、
前記ネットワークエッジノードにより、前記第1伝送パスおよび前記第2伝送パスの帯域幅を監視し、ピアネットワークエッジノードによって監視された前記第1伝送パスの帯域幅および前記第2伝送パスの帯域幅を同時に受信し、前記ネットワークエッジノードによって監視された前記第1伝送パスの帯域幅を、前記ピアネットワークエッジノードから受信した前記第1伝送パスの帯域幅と比較し、より小さい帯域幅値を、前記第1伝送パスの前記最後に監視された帯域幅として選択し、前記ネットワークエッジノードによって監視された前記第2伝送パスの帯域幅を、前記ピアネットワークエッジノードから受信した前記第2伝送パスの帯域幅と比較し、より小さい帯域幅値を、前記第2伝送パスの前記最後に監視された帯域幅として選択し、前記第1伝送パスの前記最初の帯域幅を、前記第1伝送パスの前記最後に監視された帯域幅と比較し、前記第2伝送パスの前記最初の帯域幅を、前記第2伝送パスの前記最後に監視された帯域幅と比較し、前記第1伝送パスの前記最後に監視された帯域幅および/または前記第2伝送パスの前記最後に監視された帯域幅が、前記第1伝送パスの前記最初の帯域幅および/または前記第2伝送パスの前記最初の帯域幅と比較して変化したと判断するとき、前記第1伝送パスの前記最後に監視された帯域幅および/または前記第2伝送パスの前記最後に監視された帯域幅を、最終的なパス帯域幅組合せとして決定する段階か、
または、
前記ネットワークエッジノードにより、前記第1伝送パスおよび前記第2伝送パスの帯域幅を監視し、前記第1伝送パスの監視された帯域幅を、前記第1伝送パスの中間の監視された帯域幅として決定し、前記第2伝送パスの監視された帯域幅を、前記第2伝送パスの中間の監視された帯域幅として決定し、前記第1伝送パスの前記最初の帯域幅を、前記第1伝送パスの前記中間の監視された帯域幅と比較し、前記第2伝送パスの前記最初の帯域幅を、前記第2伝送パスの前記中間の監視された帯域幅と比較し、前記第1伝送パスの前記中間の監視された帯域幅および/または前記第2伝送パスの前記中間の監視された帯域幅が、前記第1伝送パスの前記最初の帯域幅および/または前記第2伝送パスの前記最初の帯域幅と比較して変化したと判断するとき、前記第1伝送パスの前記中間の監視された帯域幅および/または前記第2伝送パスの前記中間の監視された帯域幅を、中間パス帯域幅組合せとして決定し、前記中間パス帯域幅組合せに従って、前記格納された、パス帯域幅組合せとパス上のチャネル割当ポリシーとの前記マッピング関係を問い合わせ、前記中間パス帯域幅組合せに対応する、前記パス上のチャネル割当ポリシーを決定し、前記中間パス帯域幅組合せに対応する前記チャネル割当ポリシーが、前記最初のチャネル割当ポリシーと同一であるか否かを判断し、前記中間パス帯域幅組合せに対応する前記チャネル割当ポリシーが、前記最初のチャネル割当ポリシーとは異なる場合、前記中間パス帯域幅組合せに対応する前記チャネル割当ポリシーに従って、チャネル切替を行い、前記ピアネットワークエッジノードによって監視された前記第1伝送パスの帯域幅および前記第2伝送パスの帯域幅を受信し、前記ネットワークエッジノードによって監視された前記第1伝送パスの帯域幅を、前記ピアネットワークエッジノードから受信した前記第1伝送パスの帯域幅と比較し、より小さい帯域幅値を、前記第1伝送パスの前記最後に監視された帯域幅として選択し、前記ネットワークエッジノードによって監視された前記第2伝送パスの帯域幅を、前記ピアネットワークエッジノードから受信した前記第2伝送パスの帯域幅と比較し、より小さい帯域幅値を、前記第2伝送パスの前記最後に監視された帯域幅として選択し、前記第1伝送パスの前記中間の監視された帯域幅を、前記第1伝送パスの前記最後に監視された帯域幅と比較し、前記第2伝送パスの前記中間の監視された帯域幅を、前記第2伝送パスの前記最後に監視された帯域幅と比較し、前記第1伝送パスの前記最後に監視された帯域幅および/または前記第2伝送パスの前記最後に監視された帯域幅が、前記第1伝送パスの前記中間の監視された帯域幅および/または前記第2伝送パスの前記中間の監視された帯域幅と比較して変化したと判断するとき、前記第1伝送パスの前記最後に監視された帯域幅および/または前記第2伝送パスの前記最後に監視された帯域幅を、最終的なパス帯域幅組合せとして決定する段階か
を含むことを特徴とする請求項27に記載の方法。
【請求項29】
保護切替方法であって、
保護グループは、第1保護切替ノードと、第2保護切替ノードと、前記第1保護切替ノードと前記第2保護切替ノードとの間の少なくとも2つの伝送パスとを含み、
前記第1保護切替ノードおよび前記第2保護切替ノード上に、パス帯域幅組合せとチャネル割当ポリシーとのマッピング関係が構成され、
前記パス帯域幅組合せは、少なくとも2つの伝送パスの帯域幅によって形成されており、
前記第1保護切替ノードにより、前記保護グループ内の各伝送パスの帯域幅の状態を監視し、前記各伝送パスのうちの少なくとも1つの伝送パスの帯域幅が変化したと判断する段階と、
帯域幅が変化した伝送パスの帯域幅に従って、最終的なパス帯域幅組合せを取得する段階と、
前記最終的なパス帯域幅組合せに従って、パス帯域幅組合せとチャネル割当ポリシーとの前記マッピング関係を問い合わせ、前記最終的なパス帯域幅組合せに対応する、パス上のチャネル割当ポリシーを決定する段階と、
パス間でチャネルを切り替えることによって、または、前記チャネルのトラフィックを破棄することによって、現在のチャネル割当ポリシーを、前記最終的なパス帯域幅組合せに対応する、前記パス上のチャネル割当ポリシーに更新する段階と
を有し、
前記最終的なパス帯域幅組合せは、少なくとも1つの伝送パスの帯域幅が変化した後の前記少なくとも2つの伝送パスの帯域幅によって形成されることを特徴とする保護切替方法。
【請求項30】
前記第1保護切替ノードは、前記保護グループ内の各伝送パスの帯域幅の状態を監視し、前記各伝送パスのうちの少なくとも1つの伝送パスの帯域幅が変化したと判断し、
前記第2保護切替ノードは、自身の取得したパス帯域幅状態を、前記第1保護切替ノードへ送信し、
前記第1保護切替ノードは、前記第2保護切替ノードによって送信された前記パス帯域幅状態を受信し、自身の取得したパス帯域幅状態を考慮して、最終的なパス帯域幅状態を算出することを特徴とする請求項29に記載の保護切替方法。
【請求項31】
保護切替方法であって、
保護グループは、第1保護切替ノードと、第2保護切替ノードと、少なくとも2つの伝送パスとを含み、
前記保護切替ノード上に、パス帯域幅組合せとチャネル割当ポリシーとのマッピング関係が構成されており、
前記第1保護切替ノードにより、前記保護グループ内の各伝送パスの帯域幅の状態を監視し、前記各伝送パスのうちの少なくとも1つの伝送パスの帯域幅が変化したと判断する段階と、
変更されたパス帯域幅組合せに従って、パス帯域幅組合せとチャネル割当ポリシーとの前記マッピング関係を問い合わせ、最終的なパス帯域幅組合せに対応する、パス上のチャネル割当ポリシーを決定する段階と、
パス間でチャネルを切り替えることによって、または、前記チャネルのトラフィックを直接破棄することによって、現在のチャネル割当ポリシーを、前記最終的なパス帯域幅組合せに対応する、前記パス上のチャネル割当ポリシーに更新する段階と
を有することを特徴とする保護切替方法。
【請求項32】
前記第1保護切替ノードは、前記保護グループ内の各伝送パスの帯域幅の状態を監視し、前記各伝送パスのうちの少なくとも1つの伝送パスの帯域幅が変化したと判断し、
前記第2保護切替ノードは、自身の取得したパス帯域幅状態を、前記第1保護切替ノードへ送信し、
前記第1保護切替ノードは、前記第2保護切替ノードによって送信された前記パス帯域幅状態を受信し、自身の取得したパス帯域幅状態を考慮して、最終的なパス帯域幅状態を算出することを特徴とする請求項31に記載の保護切替方法。
【請求項33】
前記第2保護切替ノードは、自身の取得したパス帯域幅状態を、前記第1保護切替ノードへ送信し、
前記パス帯域幅状態は、パス帯域幅状態インデックスによって表され、
前記パス帯域幅状態インデックスは、パス帯域幅状態テーブルとして保持され、
前記パス帯域幅状態テーブルは、別個の保護グループ内にありかつ別個のパス帯域幅状態インデックス値に対応するパス帯域幅状態の組合せを保持することを特徴とする請求項31に記載の保護切替方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19−1】
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【図19−2】
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【図23(a)】
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【図23(b)】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【公表番号】特表2013−503518(P2013−503518A)
【公表日】平成25年1月31日(2013.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−525861(P2012−525861)
【出願日】平成22年5月17日(2010.5.17)
【国際出願番号】PCT/CN2010/072860
【国際公開番号】WO2011/022998
【国際公開日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【出願人】(504277388)▲ホア▼▲ウェイ▼技術有限公司 (220)
【Fターム(参考)】