説明

自動製パン機

【課題】メロンパンの調理が容易で、しかも使用勝手の良い自動製パン機を提供する。
【解決手段】ヒータ3を有する焼成室2内に着脱自在に載置されたパン焼き型4と、パン焼き型4に配設された練り羽根7を駆動するモータ5と、ヒータ3やモータ5を制御する制御手段16と、メロンパンコースを含む製パンコースの種類を選択する入力手段13と、選択された製パンコースや調理終了時刻等を表示する表示手段14とを備え、メロンパンコースの調理シーケンスは、調理工程中に蓋8を開けてクッキー生地の生地乗せ工程を有し、生地乗せ工程が終了した時に、入力手段13を操作して、生地乗せ工程を終了し、生地乗せ工程に要した時間に応じて、次の工程以降の調理時間を調整して、メロンパンコースの調理の所用時間を略一定としたもので、クッキー生地乗せ工程があるので、クッキー生地乗せが容易で、しかも、全体の調理時間が略一定なので、使用勝手が良い。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般家庭等で使用される自動製パン機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のこの種の自動製パン機として、調理中にレーズンなどを投入するパンコースを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図7は、上記特許文献1に記載された自動製パン機のブロック図を示すもので、同図において、1は、自動製パン機本体、2は、加熱手段であるヒータ3と着脱自在で製パン材料を収納するパン焼き型4を内部に有しパンを焼成する焼成室、7は、パン焼き型4の内部に有ってパン生地を捏ね上げる練り羽根、5は、ベルト6とプーリー19により動力を伝達させ練り羽根7を回転させるモータ、8は、焼成室2を開閉する蓋、10は、焼成室2内の温度を検知するサーミスタ9を含む温度検知手段、11は、モータ5を制御駆動するモータ制御手段、12は、ヒータ3を通電制御する加熱制御手段、13は、メニューコースの選択等を行う入力手段、14は、選択されたメニューコースやでき上がり時刻等を表示する表示手段、15は、メニューコースの終了等をブザーなどで知らせる報知手段、30は、温度検知手段10の信号を受けて、モータ制御手段11や加熱制御手段12などを制御する制御手段である。
【特許文献1】国際公開第01/000072号パンフレット
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記従来の自動製パン機の構成では、メロンパンを調理する際に、クッキー生地を、調理途中に乗せるまでの時刻を表示するものの、クッキー生地の乗せ時間が自動的に決められているため、その投入時刻を過ぎてしまうと、成型発酵の途中での生地乗せとなってしまったりして、使い勝手が非常に悪いという課題を有していた。
【0005】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、メロンパンの調理工程中に、容易にクッキー生地を乗せることができると共に、その生地乗せに要した時間にかかわらず、メロンパンの調理時間が略一定で、使用勝手の良い自動製パン機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記従来の課題を解決するために、本発明の自動製パン機は、加熱手段を有する焼成室と、前記焼成室内に着脱自在に載置されたパン焼き型と、前記パン焼き型の内部に配設された練り羽根と、前記練り羽根を駆動するモータと、前記焼成室を開閉する蓋と、前記焼成室内の温度を検知する温度検知手段と、前記加熱手段や前記モータを制御する制御手段と、前記制御手段によって制御される製パンコースの種類を選択する入力手段と、選択された製パンコースや調理終了時刻等を表示する表示手段と、調理の製パンコースが終了したことを知らせる報知手段とを備え、前記製パンコース内にはメロンパンコースを含み、前記メロンパンコースの調理シーケンスは、調理工程中に前記蓋を開けてクッキー生地の生地乗せ工程を有し、前記生地乗せ工程が終了した時に、前記入力手段を操作して、生地乗せ工程を終了し、前記生地乗せ工程に要した時間に応じて、次の工程以降の工程で調理時間を調整して、前記メロンパンコースの調理シーケンスの所要時間を略一定としたもので、クッキー生地乗せ工程があるので、クッキー生地乗せが容易でしかも、手間のかかるクッキー生地乗せに要した時間にかかわらず、全体の調理時間が略一定なので、使用勝手の良い自動製パン機を提供できる。
【発明の効果】
【0007】
本発明の自動製パン機は、メロンパンの調理工程中に容易にクッキー生地乗せすることができると共に、クッキー生地乗せに要した時間にかかわらず、メロンパンの全体の調理時間が略一定で、使用勝手の良いものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
第1の発明は、加熱手段を有する焼成室と、前記焼成室内に着脱自在に載置されたパン焼き型と、前記パン焼き型の内部に配設された練り羽根と、前記練り羽根を駆動するモータと、前記焼成室を開閉する蓋と、前記焼成室内の温度を検知する温度検知手段と、前記加熱手段や前記モータを制御する制御手段と、前記制御手段によって制御される製パンコースの種類を選択する入力手段と、選択された製パンコースや調理終了時刻等を表示する表示手段と、調理の製パンコースが終了したことを知らせる報知手段とを備え、前記製パンコース内にはメロンパンコースを含み、前記メロンパンコースの調理シーケンスは、調理工程中に前記蓋を開けてクッキー生地の生地乗せ工程を有し、前記生地乗せ工程が終了した時に、前記入力手段を操作して、生地乗せ工程を終了し、前記生地乗せ工程に要した時間に応じて、次の工程以降の工程で調理時間を調整して、前記メロンパンコースの調理シーケンスの所要時間を略一定としたもので、クッキー生地乗せ工程があるので、クッキー生地乗せが容易でしかも、手間のかかるクッキー生地乗せに要した時間にかかわらず、全体の調理時間が略一定なので、使用勝手の良い自動製パン機を提供できる。
【0009】
第2の発明は、特に、第1の発明の生地乗せ工程が所定時間経過した場合、入力手段を操作しなくても、自動的に次の工程に移行するもので、万一、クッキー生地乗せを忘れてしまった場合にでも、普通の食パンとして調理を終了することができ、製パン材料を無駄にすることが無い。
【0010】
第3の発明は、特に、第2の発明の生地乗せ工程から自動的に次の工程に移行する際に、表示手段に表示している調理終了時刻を変更するもので、クッキー生地乗せに要した時間が所定の時間を超えた場合でも、調理終了時刻が変更され、使用者が間違うことなく、変更された調理終了時刻を確認することができる。
【0011】
第4の発明は、特に、第2又は第3の発明の生地乗せ工程から自動的に次の工程に移行する際に、報知手段にて、生地載せ工程が終了する旨を報知するもので、クッキー生地乗せ忘れを軽減することができる。
【0012】
第5の発明は、特に、第2〜4のいずれか一つの発明の生地乗せ工程から自動的に次の工程に移行する際に、表示手段にて、生地乗せ工程が終了する旨を表示するもので、クッキー生地乗せ工程の終了を確実に知ることができる。
【0013】
第6の発明は、第2〜5のいずれか一つの発明の自動製パン機において、自動的に生地乗せ工程を終了しないように設定するスイッチを備えたもので、使用者が調理の自動再開の有無を選択することで、希望のメロンパンを焼き上げる場合などに利用することができる。
【0014】
第7の発明は、第2〜5のいずれか一つの発明の蓋の開閉を検知する蓋開閉検知手段を備え、生地乗せ工程中に、前記蓋が開いていると検知している間は、次の工程に移行しないようにしたもので、蓋が開いたままで焼成室内の温度検知がうまくいかない状態で調理工程が自動再開されることが無いので、調理の失敗を避けることができる。
【0015】
第8の発明は、第7の発明の生地乗せ工程中に、所定時間経過しても蓋が閉じない場合に、報知手段にて、前記蓋を閉じることを促すための報知を行うもので、蓋の閉め忘れを確実に防ぐと共に、より早く調理工程の再開を行うことができる。
【0016】
第9の発明は、第2〜8のいずれか一つの発明の調理終了時刻が変更された場合、表示手段で、前記調理終了時刻が変更された旨を表示するもので、クッキー生地乗せ工程で調理工程時間が長くなった場合、再度調理終了時刻が変更されるが、利用者は、調理終了時刻が変更されたことを認識すると共に、間違うことなく変更した調理終了時刻を確認することができる。
【0017】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照にしながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0018】
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における自動製パン機のブロック図、図2は、同自動製パン機の入力手段と表示手段の表示内容を示す図、図3は、同自動製パン機のメロンパンの調理シーケンス、図4は、同入力手段と表示手段の動作図である。尚、上記従来の自動製パン機と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
【0019】
図1において、16は、温度検知手段10の信号を受けて、モータ制御手段11や加熱制御手段12などを制御するマイクロコンピュータを搭載した制御手段で、メロンパンの調理シーケンスも記憶している。
【0020】
次に、入力手段13と表示手段14の構成について図2に従って説明する。
【0021】
図2において、21は、液晶で全セグメントが点灯している状態になっていて、22は、調理状態を示すLEDで、点灯は調理中を、点滅は、調理終了の保温を、消灯は、それ以外の状態を示すものである。23は、メニュースイッチで、24は、タイマ調理のための予約スイッチで、25は、予約時間の時を変更する時スイッチで、26は、予約時間の分を変更する分スイッチで、27は、調理のスタートや復帰スタートのためのスタートスイッチで、28は、調理中にその調理の取消しを行う取消スイッチである。
【0022】
次に、制御手段16に記憶しているメロンパンの調理シーケンスについて、図3に従って説明する。
【0023】
調理準備として、まず、パン焼き型4内に、強力粉とバター、砂糖、粉ミルク、ドライイースト、水を所定の配合率でセットする。また、薄力粉とバター、砂糖、卵、ベーキングパウダーを所定の配合でボールに入れてかき混ぜ、クッキー生地を準備しておく。
【0024】
図3において、メニュースイッチ23で、「メロンパン」を選択し、スタートスイッチ27を操作して、調理がスタートすると、まず練り工程(1)がスタートして、モータ制御手段11を駆動して、パン焼き型4内の材料を混ぜ合わせて練り上げる。20分経過すると次の発酵工程(2)に移行する。
【0025】
発酵工程(2)では、温度検知手段10の検知温度が30℃より低い場合には、加熱制御手段12を通電率10%で駆動する。温度検知手段10の検知温度が30℃以上の場合には、加熱制御手段12をオフする。そして、20分経過すると次のガス抜き工程(3)に移行する。
【0026】
ガス抜き工程(3)では、モータ制御手段11を断続的に駆動して、練り羽根7を回転させて、パン焼き型4内のパン生地のガス抜きを行う。1分経過すると、さらに発酵工程(4)に移行する。
【0027】
発酵工程(4)では、発酵工程(2)と同じ制御を行い、14分経過で次の生地乗せ工程(5)に移行する。
【0028】
生地乗せ工程(5)では、使用者が、蓋8を開けて、パン焼き型4内のパン生地の上に、先ほど作っておいたクッキー生地を乗せる工程である。使用者は、クッキー生地乗せを終了すると、スタートスイッチ27を操作して、次の成型発酵工程(6)に移行する。
【0029】
この工程も、発酵工程(2)と同様に、温度検知手段10の検知温度に従って、加熱制御手段12を駆動する。生地乗せ工程と合わせた時間で、35分経過すると次の焼き上げ工程(7)に移行する。
【0030】
焼き上げ工程(7)では、温度検知手段10の検知温度が160℃に達するまでは、加熱制御手段12を通電率100%で駆動する。温度検知手段10の検知温度が160℃に達すると、加熱制御手段12を、通電率40%で駆動する。この焼き上げ工程(7)が30分経過すると、メロンパンコースの調理シーケンスが終了となる。
【0031】
次に、図4の入力手段13と表示手段14の表示例に従って説明する。
【0032】
まず、パン焼き型4内に、強力粉とバター、砂糖、粉ミルク、ドライイースト、水を所定の配合率でセットして、また、クッキー生地の準備も予め行っておく。材料が入ったパン焼き型4を焼成室2内にセットして、蓋8を閉める。入力手段13と表示手段14は、図4(a)に示すように、液晶21に現在時刻の10:00を表示している。この状態から、メニュースイッチ23を操作して、「メロンパン」を選択する。ここで、調理時間が、2時間となっているので、図4(b)に示すように、液晶21に、でき上がり時刻として「12:00」の表示と「メロンパン」選択の表示が行なわれている。
【0033】
次に、スタートスイッチ27を操作すると、調理シーケンスがスタートする。すると、図4(c)に示すように、LED22が点灯状態に切り替わり、液晶21に、クッキー生地乗せまでの残り時間が55分と表示される。そして55分が経過すると、まず、報知手段15により、ブザー報知をしてから、図4(d)に示すように、液晶21に、「クッキー生地乗せ」の文字を点滅表示して、時間表示を消去する。また、LED22も、点滅表示に切り替わる。ここで、使用者は、蓋8を開けて、パン焼き型4内のパン生地の上に先ほど準備したクッキー生地を乗せる。
【0034】
クッキー生地乗せが終了すると、スタートスイッチ27を操作して、調理シーケンスを再開する。再開すると、図4(e)に示すように、液晶21に、調理開始時のでき上がり時刻である「12:00」を表示して、クッキー生地乗せの文字を消去する。またLED22も点灯となる。ここで、図4(d)のクッキー生地乗せの間に、使用者がクッキー生地乗せを行わない場合には、最大15分まで待機する。15分経過してもスタートスイッチ27を操作しない場合には、自動的に、調理シーケンスが再開される。その場合には、調理シーケンスが再開される前に、報知手段15にて、調理が再開する旨の報知を行うと共に、図4(f)に示すように、液晶21に、「調理再開」を点滅表示する。その後図4(g)に示すように、当初の調理でき上がり時刻に10分加算した時刻である「12:10」の表示に切り替わるとともに、「でき上がり時刻変更」の文字も表示する。
【0035】
このように、まず、クッキー生地乗せ工程の時間が0〜5分で設定されていて、その生地乗せ工程が5分以内で終了した場合には、次の成型発酵工程で、先ほどの生地乗せ工程と加算して、35分になるように調整して、調理時間を2時間一定にすることができる。
【0036】
さらに、利用者が、自動製パン機の近くに居ない等の理由により、クッキー生地乗せ工程を終えない場合にでも、15分の待機の後、報知手段15によりブザー報知を行ってから、自動的に調理が再開するので、パン生地を無駄にすること無く普通の食パンとして調理を終了することができる。また、でき上がり時刻が変更になっていることもすぐに理解することができる。
【0037】
尚、上記実施の形態での調理シーケンスの時間や温度は、本体構成によって決まるもので、この数値に限定されるものではない。さらに、クッキー生地乗せ工程での時間を0〜5分で、最大待機時間を15分としているが、この時間に限定されるものではない。
【0038】
(実施の形態2)
図5は、本発明の第2の実施の形態における入力手段と表示手段の表示の内容を示す図である。なお、上記第1の実施の形態における自動製パン機と同一部品については、同じ符号を付してその説明を省略する。
【0039】
本実施の形態における自動製パン機は、図5に示すように、調理開始前のメニュー設定時において、メニュースイッチ23を操作して、「メロンパン」を選択している状態で、さらに、メニュースイッチ23を操作すると、「生地乗せまで待ち」を選択することができるようにしたものである。この場合には、メロンパンコースのクッキー生地乗せ工程では、クッキー生地乗せ工程を終えた後のスタートスイッチ27を操作するまでは、調理工程の再開を行わないような動作となっていて、クッキー生地乗せ工程の時間オーバーによる調理再開を行わないようにしている。
【0040】
以上のように、本実施の形態によれば、メロンパンの調理を確実に実行したい場合には、このようなメニュー選択にしておくことで、自動スタートによる調理再開をしないので、確実にメロンパンの調理を行うことができる。
【0041】
尚、上記実施の形態では、自動的に生地乗せ工程を終了しないように設定するスイッチとして、メニュー選択用のメニュースイッチ23を兼用したが、専用のスイッチを設けてもよい。
【0042】
(実施の形態3)
図6は、本発明の第3の実施の形態における自動製パン機のブロック図である。なお、上記実施の形態における自動製パン機と同一部品については、同じ符号を付してその説明を省略する。
【0043】
図6において、本実施の形態における自動製パン機は、蓋8の開閉を検知する蓋開閉検知手段17を有し、クッキー生地乗せ工程で、使用者が蓋8を開けて、パン焼き型4内のパン生地にクッキー生地を乗せるようにしたものである。ここで、使用者がクッキー生地乗せを行わないで、最大工程待ち時間の5分経過した場合には、報知手段15により、使用者に、蓋8が開いていることをお知らせする。さらに、蓋開閉検知手段17により、蓋8が閉じていないと検知された場合には、調理シーケンスの再開を行わない。
【0044】
そして、蓋開閉検知手段17により蓋8が閉じられていると検知されたときに、調理シーケンスを再開するようにしたものである。
【0045】
さらに、蓋開閉検知手段17により、蓋8が1時間経過しても閉じられていないと検知された場合には、調理シーケンスの再開を断念し、初期状態に戻すようにする。
【0046】
尚、本実施の形態では、クッキー生地乗せ再開の最大時間を1時間としているが、この時間に限定しているものではない。
【産業上の利用可能性】
【0047】
以上のように、本発明に係る自動製パン機は、メロンパンの調理工程中に容易にクッキー生地乗せをすることができると共に、クッキー生地乗せに要した時間にかかわらず、メロンパンの全体の調理時間が略一定となるので、パン生地を取出して作業するパンメニューなどにも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明の実施の形態1における自動製パン機のブロック図
【図2】同自動製パン機の入力手段と表示手段の表示内容を示す図
【図3】同自動製パン機のメロンパンの調理シーケンスを示す図
【図4】(a)〜(g)同自動製パン機の入力手段と表示手段の動作図
【図5】本発明の実施の形態2における自動製パン機の入力手段と表示手段の表示内容を示す図
【図6】本発明の実施の形態3における自動製パン機のブロック図
【図7】従来の自動製パン機のブロック図
【符号の説明】
【0049】
1 本体
2 焼成室
3 ヒータ(加熱手段)
4 パン焼き型
5 モータ
6 ベルト
7 練り羽根
8 蓋
9 サーミスタ
10 温度検知手段
11 モータ制御手段
12 加熱制御手段
13 入力手段
14 表示手段
15 報知手段
16 制御手段
17 蓋開閉検知手段
18 制御手段
21 液晶
22 LED
23 メニュースイッチ(スイッチ)
24 予約スイッチ
25 時スイッチ
26 分スイッチ
27 スタートスイッチ
28 取消スイッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
加熱手段を有する焼成室と、前記焼成室内に着脱自在に載置されたパン焼き型と、前記パン焼き型の内部に配設された練り羽根と、前記練り羽根を駆動するモータと、前記焼成室を開閉する蓋と、前記焼成室内の温度を検知する温度検知手段と、前記加熱手段や前記モータを制御する制御手段と、前記制御手段によって制御される製パンコースの種類を選択する入力手段と、選択された製パンコースや調理終了時刻等を表示する表示手段と、調理の製パンコースが終了したことを知らせる報知手段とを備え、前記製パンコース内にはメロンパンコースを含み、前記メロンパンコースの調理シーケンスは、調理工程中に前記蓋を開けてクッキー生地の生地乗せ工程を有し、前記生地乗せ工程が終了した時に、前記入力手段を操作して、生地乗せ工程を終了し、前記生地乗せ工程に要した時間に応じて、次の工程以降の工程で調理時間を調整して、前記メロンパンコースの調理シーケンスの所要時間を略一定とした自動製パン機。
【請求項2】
生地乗せ工程が所定時間経過した場合、入力手段を操作しなくても、自動的に次の工程に移行する請求項1に記載の自動製パン機。
【請求項3】
生地乗せ工程から自動的に次の工程に移行する際に、表示手段に表示している調理終了時刻を変更する請求項2に記載の自動製パン機。
【請求項4】
生地乗せ工程から自動的に次の工程に移行する際に、報知手段にて、生地載せ工程が終了する旨を報知する請求項2又は3に記載の自動製パン機。
【請求項5】
生地乗せ工程から自動的に次の工程に移行する際に、表示手段にて、生地乗せ工程が終了する旨を表示する請求項2〜4のいずれか1項に記載の自動製パン機。
【請求項6】
自動的に生地乗せ工程を終了しないように設定するスイッチを備えた請求項2〜5のいずれか1項に記載の自動製パン機。
【請求項7】
蓋の開閉を検知する蓋開閉検知手段を備え、生地乗せ工程中に、前記蓋が開いていると検知している間は、次の工程に移行しないようにした請求項2〜5のいずれか1項に記載の自動製パン機。
【請求項8】
生地乗せ工程中に、所定時間経過しても蓋が閉じない場合に、報知手段にて、前記蓋を閉じることを促すための報知を行う請求項7に記載の自動製パン機。
【請求項9】
調理終了時刻が変更された場合、表示手段で、前記調理終了時刻が変更された旨を表示する請求項2〜8のいずれか1項に記載の自動製パン機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−295625(P2008−295625A)
【公開日】平成20年12月11日(2008.12.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−143256(P2007−143256)
【出願日】平成19年5月30日(2007.5.30)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】