説明

自動車のウィンドディフレクタ

本発明は、移動可能なルーフ部によって閉鎖および部分的に開放可能な車両のルーフ開口部(42)用のウィンドディフレクタ(1)であって、自動車のルーフ開口部縁部領域(41)に配置され得る弓形のベース要素(10)と、前記ベース要素(10)の上方に配置され、かつベース要素(10)に対して旋回できるように配置される弓形の展開要素(11)と、ベース要素と展開要素との間にクランプされ得るディフレクタ要素(12)と、車両の騒音を低減するために、展開要素に固定される少なくとも1つの封止要素(13)とを有するウィンドディフレクタ(1)に関する。ディフレクタ要素(12)は、直接封止要素(13)に固定される。本発明は、前記種類のウィンドディフレクタの製造方法にも関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車のウィンドディフレクタに関する。
【背景技術】
【0002】
自動車の所望のどの領域にも利用できるが、本発明および本発明が基づく問題を、自動車のスライド式ルーフに関して詳細に説明する。しかしながら、本発明の概念を、例えば、車両のウィンドウ、サンルーフまたはパノラマルーフに使用することもできる。
【0003】
自動車のスライド式ルーフで一般的に知られている問題は、カバーが開放している時に、車両が低速〜中速で移動していると、車両内部に周期的な圧力変動が発生し得ることである。前記周期的な圧力変動は、一般的に気に障る聴覚的な雑音、例えば「ゴロゴロ」いう音で認識される。一般的にウィンドディフレクタを使用して、前記圧力変動を回避する。
【0004】
ウィンドディフレクタは、例えば、スライド式ルーフのカバーが開放位置にある時に、自動車の空気の流れの状態を改善する機能を有する。ウィンドディフレクタは、通常走行方向から見て、スライドカバーが開かれたルーフ開口部の前端部に配置され、かつカバーが開放している時に、車両ルーフの外面の下に位置する格納位置から展開位置へ移される。
【0005】
特許文献1に説明されているように、従来のウィンドディフレクタは、弓形のベース要素と、その上に配置された弓形の展開要素とを有し、それらの要素間にディフレクタ用ネットを広げることができる。この種のウィンドディフレクタは、スライド式ルーフカバーの開放運動と同時に、弓形の展開要素の側方領域においてルーフ開口部のフレームに取り付けられたアクティブ制御機構によって、所定の湾曲したトラックに沿って動かされることが多い。開放操作中、カバーを初めに上方へ動かしかつ前方へわずかに旋回させて動かした後、スライドカバーを、弓形の展開要素の側方領域の比較的長いセクションに沿って後部へ押す。開放操作中に車両の前側にあるスライド式ルーフカバーの縁部が展開要素を越えた場合にのみ、展開要素を完全に展開、すなわち完全に上方に旋回できる。前記制御機構によって、前記開放操作中、スライド式ルーフカバーの下側と車両の横方向に延びるウィンドディフレクタ部との間に間隙状の中間スペースが生じる。前記中間スペースの間隙幅は約5mmである。前記間隙状の中間スペースは、車両内部に望ましくない風騒音および通風が発生する原因となる。
【0006】
特許文献2は、前記問題を取り除く一手法を開示している。ここでは、展開要素が上側に直線状の可撓性要素を有して、スライド式ルーフカバーの開放または閉鎖操作中に間隙状の中間スペースを封止する。この場合、伸張することのできるディフレクタ用ネットを展開要素に固定する。固定は通常、ディフレクタ用ネットの縁部に固定されかつ展開要素の溝に挿入されるウェザーストリップ要素によって行われる。ウェザーストリップ要素の設置プロセスは、各ウェザーストリップ要素を位置決めして個別に溝に挿入するために、非常に複雑であることが分かる。前記プロセスの自動化は困難を伴う。これにより、部品のコストが高くなり、そのようなウィンドディフレクタを設置するための時間が長くなる。
【特許文献1】DE 102 10 142 A1号明細書
【特許文献2】DE 10 2004 026 834B3号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
このような背景に対して、本発明の目的は、改良した、特に設置の点で単純な、ディフレクタ要素の展開要素への接続を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によれば、この目的は、特許請求項1の特徴を有するウィンドディフレクタおよび/または特許請求項12の特徴を有する方法によって達成される。
【0009】
それによれば、可動ルーフ部によって閉鎖および部分的に開放可能である車両のルーフ開口部用のウィンドディフレクタであって、車両のルーフ開口部の縁部領域に備え付けられた弓形のベース要素と、ベース要素の上方に配置され、かつベース要素に対して旋回できるように備え付けられた弓形の展開要素と、ベース要素と展開要素との間に配置され、広げることができるディフレクタ要素と、運転時の騒音を低減するための、展開要素に固定された少なくとも1つの封止要素とを備え、ディフレクタ要素は直接封止要素に固定されている、ウィンドディフレクタを提供する。
【0010】
さらに、少なくとも、縫製および/または接着結合および/または溶接および/またはクランプおよび/または封止要素のウィンドディフレクタへの射出成形による、ディフレクタ要素の封止要素への接続を有する、本発明によるウィンドディフレクタを設置するための方法を提供する。
【0011】
それゆえ、本発明は、従来技術による公知の手法よりも、ディフレクタ要素をシールへ直接固定することにより、設置費用を低減しかつ構成部品を省くことができるという点で優れている。これは、ディフレクタ要素を展開要素へ固定するためのウェザーストリップ要素を、本発明を用いることによって省略できるためである。さらに、ウェザーストリップ要素の複雑な設置プロセスを省略する。ウェザーストリップ要素のディフレクタ要素への取り付けおよび展開要素にある溝へのウェザーストリップ要素の挿入と比較して、ディフレクタ要素のシールへの自動設置およびシールの展開要素への取り付けは、単純な方法によって実現でき、設置費用を低減させる。
【0012】
従属項は、本発明によるウィンドディフレクタの有利な改良形態および改善例ならびにその製造方法を含む。
【0013】
好ましい発展形態によれば、封止要素はディフレクタ要素に、シームおよび/または接着剤および/または溶接シームおよび/またはクランプ接続および/または封止要素が射出成形されることによる粘性材料のジョイントによって接続される。ディフレクタ要素のそのような接続を、設置の点で単純な方法で、特に自動化した方法でも行うことができる。さらに、ディフレクタ要素と封止要素との間に確実な接続をもたらすことができる。
【0014】
本発明の別の発展形態では、封止要素をプロファイルシールとして設計する。この種のシールの形状を、封止する間隙に最適に適合させることができる。特に、シールは、必要に応じて開放部分および/または閉鎖部分を有することができる。封止要素は、好ましくは微孔性ゴム(microcellular rubber)および/またはEPDM(エチレン−プロピレン−ジエンゴム)および/またはシリコーンを有する。そのような材料は減衰特性が高いので、展開要素と可動ルーフ部との間のガタガタいう騒音を防止することができる。
【0015】
別の好ましい実施形態によれば、ルーフ開口部が閉鎖しているおよび/またはルーフ開口部が部分的に開放している時、封止要素は、可動ルーフ部と接触して少なくとも部分的に封止するおよび/または展開要素と可動ルーフ部との間に振動減衰装置を形成する。これにより、展開要素と可動ルーフ部との間の相対風騒音およびガタガタいう騒音を効果的に低減できる。
【0016】
別の好ましい発展形態では、ルーフ開口部が少なくとも部分的に開放している時、封止要素をルーフ縁部のフロントルーフフランジと接触させることができ、かつ封止要素を、ルーフ開口部が少なくとも部分的に開放している時、相対風がほとんど騒音を伴わずにルーフ縁部の上側を流れるように設計する。ルーフ開口部の縁部の上側における流れを最適にすることによって、さらに相対風騒音を低減することができる。
【0017】
本発明の別の好ましい発展形態によれば、展開要素を封止要素に、接着剤および/または封止要素の射出成形による粘性材料のジョイントおよび/または差し込み型の接続および/またはクランプ接続および/または膨張接続および/またはクリップ接続および/またはラッチ接続によって接続する。着脱可能な接続は、展開要素のディフレクタ要素を簡単に取り外すことができるという利点を有する。ディフレクタ要素とシールとの間の永続的な接続によって、単純な設置が一般的に可能となるという利点をもたらす。
【0018】
展開要素を好ましくはプロファイル部として設計する。これにより、相対風における展開要素の高度な安定性および変形抵抗を保証する。特に、展開要素をプラスチックプロファイル部および/またはアルミニウム押出プロファイル部および/またはマグネシウムダイカスト部として設計することは、それらが高耐食性を有しかつ製造が簡単なため、有利である。
【0019】
本発明の別の有利な発展形態では、ディフレクタ要素をファブリックおよび/または通気性フィルムとして設計する。これは、車両においてゴロゴロいう騒音を低減させる働きをする。
【0020】
さらに、本発明によって、少なくとも、ディフレクタ要素の封止要素への、縫製および/または接着結合および/または溶接および/またはクランプおよび/または封止要素のウィンドディフレクタへの射出成形による接続を有するウィンドディフレクタの設置方法が提供される。そのような設置方法を、設置の点で単純な方法で、特に自動化された方法でも行うことができる。
【0021】
本発明を以下、概略的な図面で示す例示的実施形態を参照して詳細に説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
図面全てにおいて、同一または機能的に同一の要素には、特に明記しない限り、それぞれ同じ参照符号を付ける。
【0023】
図1Aおよび図1Bはそれぞれ概略的に、本発明によるウィンドディフレクタ1の全体的な構造の上面図および部分的な断面図(A−A)を示す。ウィンドディフレクタ1は自動車のルーフ4に配置される。この場合、車両は、矢印5で示す方向に移動する。ルーフ4は、可動ルーフ部3によって、閉鎖および部分的に開放できるルーフ開口部42を有する。ウィンドディフレクタ1は、ルーフ4のルーフ開口部縁部領域41に備え付けられた弓形のベース要素10を有する。ベース要素10の上には、ベース要素10に対して旋回できるように備え付けられた弓形の展開要素11が配置される。ベース要素10と展開要素11との間には、伸張することのできるディフレクタ要素12が配置される。展開要素11には、運転時の騒音を低減するために設けられた封止要素13が固定される。ディフレクタ要素12は直接封止要素13に固定される。
【0024】
図2Aは、本発明によるウィンドディフレクタ1の第1の例示的実施形態の部分的な断面図を示す。シール13をシールリップとして設計して、凹部111を有するアルミニウムプロファイル11に接着剤14によって固定する。この場合、シール13は、アルミニウムプロファイル部11と共にキャビティ131を形成する。シール13には、ウィンドディフレクタ用ネット12が糸15によって固定される。
【0025】
スライドカバー3が少なくとも部分的に開放している時、シール13の表面132が、スライドカバー3の下側33に対して当接して封止する(図3参照)。ここで、部分的な封止は、シール13の表面132とスライドカバー3の下側33との間の、0〜数ミリメートルの範囲の距離を意味する。この場合、シール13は、展開要素11とスライドカバー3との間の振動を吸収する。
【0026】
図2Bは、本発明によるウィンドディフレクタ1の第2の例示的実施形態の部分的な断面図を示す。封止要素を、キャビティ131およびペグ111を備える閉鎖プロファイルシール13として設計する。プロファイルシール13は、プラスチックプロファイル部として設計される展開要素11に、ペグ111を溝116に押し込むことによって固定される。シール13を超音波溶接シーム15によって、通気性フィルムとして設計されるディフレクタ要素12に固定する。本発明のこの実施形態の利点は、シール13を展開要素111に着脱可能に接続するので、ディフレクタ要素が損傷した場合にディフレクタ要素の交換が簡単になることである。接着結合による接続を、より単純で迅速なプロセスで行うことができる。それゆえ、例えば、糸で縫うことに比べて非常に迅速なプロセスであるため、超音波溶接が特に好適である。
【0027】
図3は、本発明によるウィンドディフレクタ1の第3の例示的実施形態の、そのフロントルーフフランジ43の領域の部分的な断面図を示す。シール13は、展開要素11と共にキャビティ131を形成するオープンシールの領域132(シールリップ)に分けられる。さらに、シール13は、別のキャビティ134を備える閉鎖シールとして設計される別の領域133を有する。スライドカバー3はわずかに開放位置にあり、ガラスカバー31、シール32および下側33を有する。相対風6がルーフ4の上側をフランジ43のところを経由して流れ、相対風6の乗員室7への流れ込みは、スライドカバーの下側33に接触しているシール13の領域132によって回避される。シール13の別の領域133はルーフフランジ43に対し当接して封止するので、ほとんど騒音を伴わずに流れがルーフフランジ43を通過するのを支援する。
【0028】
スライドカバー3の閉鎖位置にあっても、シール13は、その減衰特性によって、展開要素11とスライドカバー3との間の振動による騒音の発生を妨げる。
【0029】
図4Aは、本発明による方法の例示的実施形態の鋳造装置の断面図を示す。鋳造装置9は、互いに対向して配置されかつそれぞれ直線的に可動な(参照符号99、98)ピストン94、95上に配置された2つの鋳型92、93を有する。さらに、鋳造装置は、液体シーリング材、例えばEPDMを供給する手段を有する。キャビティ91は、通気手段96を介して通気される。展開要素11およびディフレクタ要素12の縁部分を鋳造装置内に配置する。製造プロセスの初めに、展開要素11およびディフレクタ要素12の端部を、開放した鋳型92、93内に位置決めする。次いで鋳型92、93を共に、ピストン94、95によって封止するように押圧する。そこでシーリング材が供給手段97を介してキャビティ91に注入される。キャビティ91に存在する空気が通気手段96を介して排出され得る。鋳造プロセスの最後に、鋳型92、93が開いて前記鋳造プロセスの生成品が取り出される。
【0030】
図4Bは、図4Aからの方法のように製造された、本発明によるウィンドディフレクタの例示的実施形態の部分的な断面図を示す。封止要素13は展開要素11およびそのペグ113におよびディフレクタ要素12に接続される。
【0031】
本発明は、上述の図面に示すウィンドディフレクタの特定の構造およびその製造方法に制限されるものではない。
【0032】
本発明の別の可能で同様に有利な改良形態では、ディフレクタ要素は、弓形のベース要素および展開要素の全長にわたって延在する。ディフレクタ要素が展開要素および/またはベース要素の湾曲部を包囲するような場合、展開要素の上側に配置されたシールは、ウィンドディフレクタまたはスライド式ルーフの機能を妨害する場合には、部分的に取り除かれ得る。
【0033】
さらに、本願明細書で説明した展開要素の形態を、例えばベース要素に適用できる。この場合、本発明による展開要素にディフレクタ要素を接続するのと同じ方法で、ベース要素をディフレクタ要素に接続する。
【0034】
ディフレクタ要素の製造方法は、様々な方法に変更できる。例えば、まずシールを展開要素に固定して、別のステップにおいて、ディフレクタ要素をシールに固定できる。
【0035】
ディフレクタ要素の製造方法を、好ましくはダイカスト法として構成する。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1A】本発明によるウィンドディフレクタの全体的な構成の上面図である。
【図1B】図1AのA−Aに沿った部分的な断面図である。
【図2A】本発明によるウィンドディフレクタの第1の例示的実施形態の部分的な断面図である。
【図2B】本発明によるウィンドディフレクタの第2の例示的実施形態の部分的な断面図である。
【図3】本発明によるウィンドディフレクタの第3の例示的実施形態の部分的な断面図である。
【図4A】本発明による方法の例示的実施形態の鋳造装置の断面図である。
【図4B】本発明の方法により製造された本発明によるウィンドディフレクタの例示的実施形態の部分的な断面図である。
【符号の説明】
【0037】
1…ウィンドディフレクタ、10…ベース要素、11…展開要素、111…溝、112…プロファイル、113…ペグ、12…ディフレクタ要素、13…封止要素、131…封止要素のキャビティ、132…封止要素の領域、133…封止要素の別の領域、134…封止要素の別のキャビティ、137…封止要素のペグ、14…接着剤、15…接続、3…可動ルーフ部、31…ガラスカバー、32…スライドカバーシール、33…スライドカバーの下側、4…ルーフ、41…ルーフ縁部領域、42…ルーフ開口部、43…フロントルーフフランジ、5…車両の移動方向、6…相対風、7…車両の内部スペース、9…鋳造装置、91…キャビティ、92、93…鋳型、94、95…ピストン、96…通気手段、97…溶解用供給手段、98、99…ピストンの移動方向

【特許請求の範囲】
【請求項1】
可動ルーフ部(3)によって閉鎖および部分的に開放可能な車両のルーフ開口部(42)用のウィンドディフレクタ(1)であって、
−前記自動車のルーフ開口部の縁部領域(41)に備え付けられた弓形のベース要素(10)と、
−前記ベース要素(10)の上方に配置され、かつ前記ベース要素(10)に対して旋回できるように備え付けられた弓形の展開要素(11)と、
−前記ベース要素(10)と前記展開要素(11)との間に配置され、広げることができるディフレクタ要素(12)と、
−運転時の騒音を低減するための、前記展開要素(11)に固定された少なくとも1つの封止要素(13)と、
を備えるウィンドディフレクタ(1)において、
−前記ディフレクタ要素(12)が直接前記封止要素(13)に固定されている、ウィンドディフレクタ(1)。
【請求項2】
前記封止要素(13)が前記ディフレクタ要素(12)に、シームおよび/または接着剤および/または溶接シームおよび/またはクランプ接続および/または前記封止要素(13)が射出成形されることによる粘性材料のジョイントによって接続されることを特徴とする請求項1に記載のウィンドディフレクタ。
【請求項3】
前記封止要素(13)がプロファイルシールとして設計されることを特徴とする請求項1または2に記載のウィンドディフレクタ。
【請求項4】
前記プロファイルシール(112)が、開放部分および/または閉鎖部分を有することを特徴とする請求項3に記載のウィンドディフレクタ。
【請求項5】
前記封止要素(13)が、微孔性ゴムおよび/またはEPDMおよび/またはシリコーンを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のウィンドディフレクタ。
【請求項6】
前記ルーフ開口部(42)が閉鎖しているおよび/または前記ルーフ開口部(42)が少なくとも部分的に開放している時に、前記封止要素(13)が、前記可動ルーフ部(3)に接触して少なくとも部分的に封止するおよび/または前記展開要素(11)と前記可動ルーフ部(3)との間に振動減衰装置を形成することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のウィンドディフレクタ。
【請求項7】
前記ルーフ開口部(42)が少なくとも部分的に開放している時に、前記封止要素(13)をルーフ縁部のフロントルーフフランジ(43)と接触させることができること、および前記封止要素(13)が、前記ルーフ開口部(42)が少なくとも部分的に開放している時に、相対風(6)がほとんど騒音を伴わずに前記ルーフ縁部の上側を流れるように設計されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のウィンドディフレクタ。
【請求項8】
前記展開要素(11)が前記封止要素に、接着剤および/または前記封止要素(13)が射出成形されることによる粘性材料のジョイントおよび/または差し込み型の接続および/または栓型接続および/またはクランプ接続および/または楔式接続および/または膨張接続および/またはクリップ接続および/またはラッチ接続によって接続されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のウィンドディフレクタ。
【請求項9】
前記展開要素(11)がプロファイル部として設計されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のウィンドディフレクタ。
【請求項10】
前記プロファイル部(112)が、プラスチックプロファイル部および/またはアルミニウム押出プロファイル部および/またはマグネシウムダイカスト部として設計されることを特徴とする請求項9に記載のウィンドディフレクタ。
【請求項11】
前記ディフレクタ要素(12)が、ファブリックおよび/または通気性フィルムとして設計されることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載のウィンドディフレクタ。
【請求項12】
少なくとも以下のステップ:
−前記ディフレクタ要素(12)を前記封止要素(13)に、縫製および/または接着結合および/または溶接および/またはクランプおよび/または前記封止要素(13)の前記ディフレクタ要素(12)への射出成形によって接続すること、
−前記封止要素(13)を前記展開要素(11)に、接着結合および/または前記封止要素(13)の前記展開要素(11)への射出成形および/または差し込みおよび/または栓をすることおよび/またはクランプおよび/または溶接および/または膨張および/またはクリップ留めおよび/またはラッチによって取り付けること
を有する、請求項1〜11のいずれか1項に記載のウィンドディフレクタ(1)を設置する方法。

【図1A】
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【図1B】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【公表番号】特表2009−522145(P2009−522145A)
【公表日】平成21年6月11日(2009.6.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−547846(P2008−547846)
【出願日】平成18年12月21日(2006.12.21)
【国際出願番号】PCT/DE2006/002325
【国際公開番号】WO2007/076836
【国際公開日】平成19年7月12日(2007.7.12)
【出願人】(591018763)ベバスト・アクチィエンゲゼルシャフト (102)
【Fターム(参考)】