説明

自動車のルーフ構造

【課題】車両側面衝突時に、ルーフリインフォースの端部の変形モードが安定するようにした自動車のルーフ構造を提供する。
【解決手段】自動車のルーフ両側縁に沿って設けた一対のルーフサイドレール11と、これらのルーフサイドレールを横方向に互いに連結して取り付けたルーフリインフォース12と、を備え、ルーフリインフォースの両端部の中央から車幅方向外側に延びる延長部12aが、ルーフサイドレールの内側に突出したレールフランジの下側で下方に屈曲して縦壁12bを形成すると共に、この縦壁から屈曲部を介して下方に延びる接続部12dがルーフサイドレールインナに連結しており、車両側面衝突時に、ルーフリインフォース12の端部がルーフサイドレールのフランジの端縁に当接すると共に、ルーフリインフォースの縦壁12bがルーフサイドレールインナの腹面11fに当接する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ルーフサイドレールとルーフリインフォースとを備えた自動車のルーフ構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、図6及び図7に示すように、自動車のルーフ構造1は、ルーフの両側縁に沿って延びる一対のルーフサイドレール2と、これらのルーフサイドレール2をその長手方向中央付近で横方向に互いに連結するルーフリインフォース3と、を備えている。
【0003】
ルーフサイドレール2は、図8に示すように、二枚の鋼板、即ち内側のレールインナ2aと、外側のレールアウタ2bと、から構成されており、これらのレールインナ2aとレールアウタ2bとの間に補強のためのレールアウタリインフォース2cが配置されている。
これらのレールインナ2a,レールアウタ2b及びレールアウタリインフォース2cは、その上方内側に突出するレールフランジ2dを構成するよう、各端部を互いに重ねて溶接等によって接続されている。また、ルーフサイドレール2は、図6及び図7に示すように、その下端がセンタピラー5に連結されている。
【0004】
ルーフリインフォース3は、図8に示すように、二枚の鋼板、即ち上方のルーフリインフォースアッパー(以下、アッパーという)3aと、下方のルーフリインフォースロア(以下、ロアという)3bを重ね合わせて互いに接合することで構成されており、ルーフパネル4の下方に配置されている。
【0005】
このルーフリインフォース3は、図8に示すように、そのアッパー3a及びロア3bの互いに重ねて接合された先端部3cが、ルーフサイドレール2の上端から内側に向かって突出するレールフランジ2dの上に載るように配置されている。
【0006】
このような構成のルーフ構造1によれば、図9に示すように、車両側面衝突時に左方から衝撃力Fが作用したとき、ルーフリインフォース3の先端部3cが矢印Aで示すようにルーフサイドレール2のレールフランジ2dの下側に潜り込んでルーフリインフォース3が破線で示す位置へ移動しないで、矢印Bで示す方向へ移動して、レールフランジ2dの上側にすり抜けて、ルーフリインフォース3が実線で示す位置へ移動する。
このため、ルーフサイドレール2から下方に向かって延びるように連結された例えばセンタピラー5の上部が、車室内側に倒れ込んでルーフサイドレールが折損する虞があり、車室内側への侵入量が大きくなって、ルーフリインフォース3による側突対応の効果が十分に得られない可能性がある。
【0007】
これに対して、図10に示すように、ルーフリインフォース3の両端をルーフサイドレール2に連結するブラケット6を備えたルーフ構造も知られている。このブラケット6は鋼製であって、全体として屈曲した断面形状を有していて、一端6aがルーフリインフォース3のロア3bの下面に螺着され、また他端6bがルーフサイドレール2のレールインナ2aに対して螺着されている。
【0008】
この構成のルーフ構造によれば、図11に示すように、車両側面衝突時に左方から衝撃力Fが作用したとき、ルーフリインフォース3のレールフランジ2dの上側へのすり抜けが規制される。これにより、ルーフリインフォース3の端部3dが矢印Cで示すように、確実にレールフランジ2dの下側に潜り込んで、ルーフサイドレール2そしてBピラーの車室内側への侵入が抑制される。
【0009】
また、ブラケット6は、図12に示すように、上述したブラケット6の一端6aから車幅方向内側に延びる挿入部6cが、ルーフリインフォース3のアッパー3aとロア3bとの間に挿入されていてもよい。この場合、車両側面衝突時に左方から衝撃力Fが作用したとき、同様に図13に示すようにしてルーフリインフォース3のレールフランジ2dの上側へのすり抜けが規制される。
【0010】
特許文献1には、車体上部を重量化することなく側突時にセンタピラーが車室内に侵入する量を低減することができる車体上部構造が開示されている。
【0011】
特許文献2には、閉断面を有するルーフリインフォースに対してその断面中心にルーフサイドレール側から側突荷重を確実に伝達できるようにした車体上部構造が開示されている。
【特許文献1】特開2006−192998号公報
【特許文献2】特開2007−083830号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
上述したブラケット6を備えた自動車のルーフ構造1においては、搭載要件として、図14に示すように、ルーフリインフォース3の互いに接合された先端部3cを除く端部3dとルーフサイドレール2のレールフランジ2dの先端との間の間隔d1を5mm確保する必要がある。従って、ルーフリインフォース3の端部3dと、ルーフサイドレール2のレールインナ2aの腹面2eとの間の距離d2が、車両側面衝突時におけるルーフサイドレール2のルーフリインフォース3に対する空走距離になってしまう。
【0013】
ここで、自動車の組立時における建付け精度によって、上記間隔d1(=5mm)を確保すると、この空走距離d2にバラツキが発生することになる。このため、車両側面衝突時におけるルーフリインフォース3の端部3dの変形モードがこのバラツキの影響を受けて不安定になり、変形タイミングにバラツキが生ずる可能性がある。また、ブラケット6が必要であることから部品点数が多くなり、部品コスト及び組立コストが高くなってしまう。
【0014】
本発明は以上の点に鑑み、車両側面衝突時にルーフリインフォースの端部の変形モードを安定化させる自動車のルーフ構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記目的を達成するため、本発明は、自動車のルーフ両側縁に沿って設けられた一対のルーフサイドレールと、これらのルーフサイドレールを横方向に互いに連結するように取り付けられたルーフリインフォースと、から成る自動車のルーフ構造において、ルーフリインフォースの両端部の中央から車幅方向外側に延びる延長部が、ルーフサイドレールの内側に突出したレールフランジの下側で下方に屈曲して縦壁を形成すると共に、この縦壁から屈曲部を介して下方に延びる接続部がルーフサイドレールインナに連結されており、車両側面衝突時に、ルーフリインフォースの端部がルーフサイドレールのフランジ端縁に当接すると共に、ルーフリインフォースの縦壁がルーフサイドレールインナの腹面に当接することを特徴としている。
本発明の自動車のルーフ構造において、好ましくは、ルーフリインフォースの両端部がレールフランジの内側で車両上下方向に延びた壁部を備え、この壁部の車幅外側の端縁がレールフランジの端縁と対向している。
【0016】
本発明による自動車のルーフ構造において、好ましくは、ルーフサイドレールのレールアウタリインフォースがレールフランジ内端からさらに車幅方向内側に突出する延長部を有しており、この延長部が前記ルーフリインフォースの上側に位置する。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、車両側面衝突時にルーフリインフォースの端部がルーフサイドレールのレールインナの腹面に当接する前に、ルーフサイドレールのレールフランジ端縁に当接すると共に、ルーフリインフォースの延長部に形成された縦壁が、ルーフサイドレールのレールインナの腹面に当接する。
これにより、二箇所でルーフリインフォースがルーフサイドレールに対して突き当てられると共に、ルーフリインフォースの端部の空走距離が大幅に短くなる。
従って、荷重が二箇所に分散されるので、ルーフリインフォースの強度が見かけ上向上することになると共に、ルーフリインフォースの端部における変形モードが安定して、変形バラツキが低減される。
【0018】
また、ルーフリインフォースの延長部先端の接続部がルーフサイドレールのレールインナの腹面に連結されているので、搭載要件に拘束されることなく、ルーフリインフォースの端部のルーフサイドレールのレールインナの腹面までの距離のバラツキが低減される。
従って、車両側面衝突時に、一方のルーフサイドレールからルーフリインフォースに対して内側に向かって荷重が加えられると、この荷重が、ルーフリインフォースを介して反対側のルーフサイドレールに確実に伝達されるので、一方のルーフサイドレールに加えられる荷重が軽減される。
【0019】
その際、ルーフリインフォースの両端部から車幅方向外側に延びる延長部が、ルーフサイドレールのレールフランジの下方に位置するので、ルーフリインフォースの端部がレールフランジの上方にすり抜けてしまうことがない。
従って、車両側面衝突による衝撃が確実に吸収されることになり、ルーフリインフォースの軸入力荷重が高められる。これにより車両側面衝突性能が向上する。
【0020】
ルーフサイドレールのレールアウタリインフォースが、レールフランジ内端からさらに車幅方向内側に突出する延長部を有しており、この延長部が、ルーフリインフォースの上側に位置する場合には、車両側面衝突時に、ルーフリインフォースの端部のレールフランジの上方へのすり抜け、そしてルーフリインフォースの曲げ変形による反り返りが抑制される。
【0021】
このようにして、本発明によれば、車両側面衝突時に一側のルーフサイドレールから内側に向かって荷重が作用したとき、ブラケットを使用することなく、この荷重がルーフリインフォースを介して反対側のルーフサイドレールにも確実に伝達される。これにより、当該ルーフサイドレールの内側への変形が抑制されると共に、ルーフリインフォースの両端部が、ルーフサイドレールに対してより安定した状態で突き当てられるので、ルーフリインフォースの変形モードが安定して、側面衝突性能が向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、図面に示した実施形態に基づいて本発明を詳細に説明する。図中のFrは車両前方、Upは車両上方、Outは車幅外方向を示す。
図1は本発明による自動車のルーフ構造の一実施形態の構成を示している。
図1において、自動車のルーフ構造10は、図6に示した自動車のルーフ構造とほぼ同様に構成されており、ルーフの両側縁に沿って延びる一対のルーフサイドレール11と、これらのルーフサイドレール11をその長手方向中央付近で横方向に互いに連結するルーフリインフォース12と、を備えている。
【0023】
ルーフサイドレール11は、図8に示した従来のルーフサイドレール2と同様にして、二枚の鋼板、即ち内側のレールインナ11aと、外側のレールアウタ11bと、から構成されており、これらのレールインナ11aとレールアウタ11bとの間に補強のためのレールアウタリインフォース11cが配置されている。
これらのレールインナ11a,レールアウタ11b及びレールアウタリインフォース11cは、その上方側で内側へ向けて突出するレールフランジ11dを構成するよう、各端部を互いに重ねて溶接等によって接続されている。
ルーフサイドレール11は、その下端がセンタピラー(図示せず)に連結されている。
レールアウタリインフォース11cは、図2に示すように、車両前後方向に関してルーフリインフォース12に対応する領域で、レールフランジ11dの端縁から車幅方向内側に突出する延長部11eを有している。
【0024】
ルーフリインフォース12は、一枚の鋼板をプレス成形することで形成されており、ルーフパネル13の下方に配置されている。
ルーフリインフォース12は、図3に示すように、その両端部が搭載要件を考慮してルーフサイドレール11のレールフランジ11dの端縁に対して、所定距離d3だけ離れて位置する部分(後述の部分12g)を車両前側寄りと車両後側寄りにそれぞれ備え、さらにこれらの前後の部分12g,12gの間から車幅方向外側に延びる延長部12aを備えている。
【0025】
この延長部12aは、図1に示すように、ルーフサイドレール11のレールフランジ11dの下側で、下方へ屈曲して縦壁12bを形成すると共に、この縦壁12bから屈曲部12cを介して下方に延びる接続部12dを有している。この接続部12dは、ルーフサイドレール11のレールインナ11aに対して螺着によって連結されている。
ここで、縦壁12bは、図3に示すように、車幅方向外側に対向するレールインナ11aの腹面11fに対して距離d4だけ離れて位置している。この距離d4は、好ましくは、前述の距離d3より短く選定される。
【0026】
ルーフリインフォース12は、図2,図4及び図5に示すように、その全体が車両前後方向に関して、中央部分12e及び両側部12fが上方に盛り上がるように形成されている。このルーフリインフォース12の特に中央部分12eの盛り上がり形状に対応して、前述したルーフサイドレール11の延長部11eは、車両前後方向に関して中央部分が同様に盛り上がるように形成されている。
延長部11eの下側で、ルーフリインフォース12の中央部分12eから車両の前側及び後側へ延出した低い部分12gが、ルーフサイドレール11のレールフランジ11dの端縁に対して前述した距離d3(図2参照)だけ離れて対向している。
より詳細には、ルーフリインフォース12の両端部には、レールフランジ11dの内側、即ち車幅方向における内側で車両上下方向に延びた壁部12hを備え、この壁部12hの車幅外側の端縁12jがレールフランジ11dの端縁と対向しており、これらの車幅方向に沿った直線距離が前述の距離d3に設定されている。
【0027】
本発明の実施形態による自動車のルーフ構造10は以上のように構成されており、車両側面衝突時において、図3に示すように左方から衝撃力Fが作用したとき、衝撃力Fの荷重が左方からルーフサイドレール11に加えられる。これにより、ルーフサイドレール11が変形して右方に移動すると、この荷重がルーフリインフォース12に伝達される。
【0028】
この伝達の過程では、まずルーフリインフォース12の延長部12aの縦壁12bがルーフサイドレール11のレールインナ11aの腹面11fに接近して、この縦壁12bが腹面11fに当接する。その後、さらにルーフサイドレール11がルーフリインフォース12の端部側へ接近して、ルーフリインフォース12の端部における低い部分12gから側部12fかけて立ち上がった壁部12hの車幅外側の端縁12jが、レールフランジ11dの端縁11gに当接する。
このようにして、車両側面衝突時のルーフリインフォース12の両端部のルーフサイドレール11のレールインナ11aの腹面11fに突き当たるまでの所謂空走距離が大幅に短くなるので、より早いタイミングで、ルーフリインフォース12の延長部12aの縦壁12bがルーフサイドレール11のレールインナ11aの腹面11fに突き当たることになり、ルーフリインフォース12の変形モードが安定することになる。
【0029】
この状態で、さらに荷重でルーフサイドレール11が左方に変形すると、ルーフリインフォース12の端部がルーフサイドレール11のレールフランジ11dの下側に確実に潜り込む。
従って、所謂ルーフリインフォース12のすり抜けが発生するようなことはなく、ルーフサイドレール11に作用する衝撃力による荷重がルーフリインフォース12を介して反対側のルーフサイドレール11に伝達されるので、車両側面衝突性能が向上する。
このとき、ルーフリインフォース12の両端部の上方に、ルーフサイドレール11のレールアウタリインフォース11cの延長部11eが延びているので、ルーフリインフォース12の曲げ変形による反り返りがこの延長部11eによって抑えられる。
【0030】
本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において様々な形態で実施することができる。
例えば、上述した実施形態においては、ルーフリインフォース12は、図1に示すようにルーフサイドレール11の長手方向中央付近に配置されており、センタピラーに整合しているが、これに限らず、例えばルーフサイドレール11の前端または後端付近に配置され、Aピラー,Cピラーに整合するルーフリインフォースに関しても本発明を適用し得ることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明による自動車のルーフ構造の一実施形態におけるルーフサイドレールとルーフリインフォースの連結部分を示す部分拡大断面図である。
【図2】図1の自動車のルーフ構造における連結部分をより詳細に示す部分拡大斜視図である。
【図3】図1の自動車のルーフ構造における連結部分の相対位置関係を示す概略断面図である。
【図4】図1の自動車のルーフ構造におけるルーフサイドレールの延長部とルーフリインフォースの端部との関係を示す部分拡大斜視図である。
【図5】図3のB−B線断面図である。
【図6】従来の自動車のルーフ構造の一例の構成を示す概略斜視図である。
【図7】図6の自動車のルーフ構造におけるルーフサイドレール及びルーフリインフォースの連結部分を示す部分拡大斜視図である。
【図8】図6の自動車のルーフ構造におけるルーフサイドレールとルーフリインフォースの連結部分を示す部分拡大断面図である。
【図9】図8の連結部分の車両側面衝突時の変形状態を示す概略断面図である。
【図10】(A)は従来の自動車のルーフ構造の他の例の構成を示す概略断面図であり、(B)はブラケットの斜視図である。
【図11】図10の自動車のルーフ構造の車両側面衝突時における変形状態を示す概略断面図である。
【図12】(A)は従来の自動車のルーフ構造のさらに他の例の構成を示す概略断面図であり、(B)はブラケットの斜視図である。
【図13】図12の自動車のルーフ構造の車両側面衝突時における変形状態を示す概略断面図である。
【図14】図10及び図12の自動車のルーフ構造における空走距離を示す概略断面図である。
【符号の説明】
【0032】
10 ルーフ構造
11 ルーフサイドレール
11a レールインナ
11b レールアウタ
11c レールアウタリインフォース
11d レールフランジ
11e 延長部
11f 腹面
11g 端縁
12 ルーフリインフォース
12a 延長部
12b 縦壁
12c 屈曲部
12d 接続部
12e 中央部分
12f 側部
12h 壁部
12j 端縁
13 ルーフパネル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車のルーフ両側縁に沿って設けられた一対のルーフサイドレールと、これらのルーフサイドレールを横方向に互いに連結するルーフリインフォースと、から成る自動車のルーフ構造において、
上記ルーフリインフォースの両端部の中央から車幅方向外側に延びる延長部が、上記ルーフサイドレールの内側に突出したレールフランジの下側で下方に屈曲して縦壁を形成すると共に、この縦壁から屈曲部を介して下方に延びる接続部がルーフサイドレールインナに連結されており、
車両側面衝突時に、上記ルーフリインフォースの端部が上記ルーフサイドレールのフランジ端縁に当接すると共に、上記ルーフリインフォースの縦壁がルーフサイドレールインナの腹面に当接することを特徴とする、自動車のルーフ構造。
【請求項2】
前記ルーフリインフォースの両端部が前記レールフランジの内側で車両上下方向に延びた壁部を備え、この壁部の車幅外側の端縁が前記レールフランジの端縁と対向していることを特徴とする、請求項1に記載の自動車のルーフ構造。
【請求項3】
前記ルーフリインフォースの縦壁と前記ルーフサイドレールインナの腹面との距離が、前記壁部の車幅外側の端縁と前記レールフランジの端縁との距離よりも短く設定されていて、
側面衝突時に、前記ルーフリインフォースの端部が前記ルーフサイドレールのフランジ端縁に当接する前に、前記ルーフリインフォースの縦壁が前記ルーフサイドレールインナの腹面に当接することを特徴とする、請求項1又は2に記載の自動車のルーフ構造。
【請求項4】
前記ルーフサイドレールのレールアウタリインフォースが、前記レールフランジ内端からさらに車幅方向内側に突出する延長部を有しており、この延長部が前記ルーフリインフォースの上側に位置することを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載の自動車のルーフ構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2010−23692(P2010−23692A)
【公開日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−187982(P2008−187982)
【出願日】平成20年7月19日(2008.7.19)
【出願人】(000157083)関東自動車工業株式会社 (1,164)
【Fターム(参考)】