説明

自動車内装用照明装置及びそれを用いた自動車内装用照明システム

【課題】優れた意匠性とともに、夜間には、ぼんやりした光が車内を流れるような演出や、文字やロゴを模った光がぼんやりと浮かぶような演出等、昼間と夜間とで異なる演出を達成することができる自動車内装用照明装置及びそれを用いたシステムを提供する。
【解決手段】自動車内装用照明装置は、自動車内装に設置された表面に装飾意匠層を施された光拡散板と、該光拡散板の裏面側に設置された光源とを備えてなる。また、自動車内装用照明システムは、上記照明装置を用いるシステムであって、前記光源の各点灯のタイミングをずらすように制御することにより、光がぼんやりと流れ、移動するような外観を演出することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車内装用照明装置及びそれを用いたシステムに関し、さらに詳しくは、優れた意匠性とともに、夜間には、ぼんやりした光が車内を流れるような演出や、文字やロゴを模った光がぼんやりと浮かぶような演出等、昼間と夜間とで異なる演出を達成することができる自動車内装用照明装置及びそれを用いたシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、自動車の車室内の意匠性を上げ、例えば高級感を出したりするための内装用部品として、金属や木製の内装用部品、或いはそれらを模した外観となるような樹脂内装用部品が知られている。例えば、ドアトリムの肘掛け上部のドアハンドル周辺に、高級感の演出のために、木目調のパネルが使用される。
ところで、光を使用した意匠部品として、上記樹脂内装用部品の一部に薄肉部を設け、そこから光を透過させることで意匠性の高い内装を作ることができる自動車用照明装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。これによれば、文字やロゴなどを光で表示することができる。
【0003】
しかしながら、上記のような金属調や木目調などの外観は、昼間には、乗員の目に触れるので意匠性を上げることに貢献するが、一方、夜間には、ほとんど目に触れることがなく、内装の演出には貢献していない。また、自動車用照明装置では、光源を使用したイルミネーション等により、夜間の演出を試みる内装用部品もあるが、これらは、エアコンの操作パネルやドア開閉スイッチ部分の文字が光るもの、内装部品の一部に文字が出る等のものであり、昼間、車室内が明るい時には金属調などの意匠性を持ちながら、夜間には昼間と異なる内装の演出がなされていないのが現状である。
【0004】
したがって、夜間には、ぼんやりした光が車内を流れるような演出や、文字やロゴを模った光がぼんやりと浮かぶような演出等、昼間とは異なる趣向の演出が達成することができる自動車内装用照明装置及びそれを用いたシステムが求められている。
【0005】
【特許文献1】特開2001−191845号公報(第1頁、第2頁)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、上記の従来技術の問題点に鑑み、優れた意匠性とともに、夜間には、ぼんやりした光が車内を流れるような演出や、文字やロゴを模った光がぼんやりと浮かぶような演出等、昼間と夜間とで異なる演出を達成することができる自動車内装用照明装置及びそれを用いたシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、上記目的を達成するために、自動車内装用照明装置について、鋭意研究を重ねた結果、特定の光拡散板を用いてなる照明装置により、優れた意匠性とともに、夜間には、ぼんやりした光が車内を流れるような演出や、文字やロゴを模った光がぼんやりと浮かぶような演出等、昼間と夜間とで異なる演出を達成することができることを見出し、本発明を完成した。
【0008】
すなわち、本発明の第1の発明によれば、自動車内装に設置された表面に装飾意匠層を施された光拡散板と、該光拡散板の裏面側に設置された光源とを備えてなる自動車内装用照明装置が提供される。
【0009】
また、本発明の第2の発明によれば、第1の発明において、前記光拡散板は、光拡散が微粒子混合、微発泡構造、又は表面形状加工から選ばれる少なくとも1種の手段により達成される樹脂板であることを特徴とする照明装置が提供される。
【0010】
また、本発明の第3の発明によれば、第1又は2の発明において、前記光拡散板の光学性能は、全光線透過率が10〜90%で、かつ平行光線透過率が30%以下であることを特徴とする照明装置が提供される。
【0011】
また、本発明の第4の発明によれば、第1の発明において、前記光源は、LEDであることを特徴とする照明装置が提供される。
【0012】
また、本発明の第5の発明によれば、第1の発明において、前記装飾意匠層は、金属蒸着によるハーフミラー、装飾模様が印刷された意匠フィルム、或いは光拡散板に直接印刷又は塗装された塗料層であることを特徴とする照明装置が提供される。
【0013】
また、本発明の第6の発明によれば、第1〜5いずれかの発明において、前記光拡散板の光源側の面に、部分的にのみ光を通すための処理がなされていることを特徴とする照明装置が提供される。
【0014】
また、本発明の第7の発明によれば、第1〜6いずれかの発明において、前記光源が2個以上配置されていることを特徴とする照明装置が提供される。
【0015】
また、本発明の第8の発明によれば、第7の発明の照明装置を用いるシステムであって、
前記光源の各点灯のタイミングをずらすように制御することにより、光がぼんやりと流れ、移動するような外観を演出することを特徴とする自動車内装用照明システムが提供される。
【発明の効果】
【0016】
本発明の自動車内装用照明装置及びそれを用いた自動車内装用照明システムは、第1〜5の発明によれば、優れた意匠性とともに、昼間には、金属調等の外観でありながら、光拡散板の作用により、夜間には、光拡散板の裏側の光源からの光がぼんやり浮かぶ照明をつくるなど、昼間と夜間とで異なる演出を達成することができる自動車内装用照明装置であるので、その工業的価値は極めて大きい。
【0017】
また、第6の発明では、部分的にのみ光を透過させることにより、文字や図形などをぼんやりと浮かびあがらせることができるので、より優れた演出効果を達成することができる。また、第7の発明では、2個以上の光源を配置することにより、各光源の点灯及び消灯を制御することにより、より優れた演出効果を達成することができる。
【0018】
また、本発明の自動車内装用照明装置を用いた自動車内装用照明システムである第8の発明では、ぼんやりした光が車内を流れるような演出を行うことができるので、より優れた演出効果を達成することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明の自動車内装用照明装置及びそれを用いた自動車内装用照明システムを詳細に説明する。
本発明の自動車内装用照明装置は、自動車内装に設置された表面に装飾意匠層を施された光拡散板と、該光拡散板の裏面側に設置された光源とを備えてなる。上記自動車内装用照明装置の設置は、特に限定されるものではなく、その表面上に光拡散板を設置することができる、自動車内装に用いる、天井材、ドアトリム、インストルメントパネル、ピラー内側のカバー、ハンドル等の各種の内装部品を用いて行なうことができる。
【0020】
本発明の自動車内装用照明装置において、それを構成する光拡散板が重要な作用を発揮する。すなわち、上記自動車内装用照明装置では、光源の光が、光拡散板の表面上に施された装飾意匠層を通過して放出される。ここで、光拡散板により、光源からの光が拡散され、例えば、該光拡散板の裏側に設けられた光源がはっきりと見えることなく、ぼんやりとした光になるように作用する。
【0021】
上記光拡散板としては、特に限定されるものではなく、微粒子混合、微発泡構造、又は表面形状加工から選ばれる少なくとも1種の手段により、光拡散が実現された樹脂板が用いられる。上記樹脂板としては、例えば、乳白色の樹脂フィルムを、透明樹脂板で挟んだり、又は透明樹脂板の上にラミネートすることで得られる。また、樹脂板そのものを乳白色にしたものも用いられる。
例えば、この手段としては、光学的に透明な樹脂板に、二酸化チタン、二酸化珪素、酸化アルミニウム等の金属酸化物、雲母のような鉱物、アルミニウム粉、錫粉、金粉、銀粉等の金属粉などの光拡散性物質からなる光拡散剤を均一に混合分散させる微粒子混合による方法、さらに、光拡散剤以外に光を散乱させる手段としては、種々の発泡手段により、光学的に透明な樹脂板内部に微細な発泡を存在させ微発泡構造を形成する方法や光学的に透明な熱可塑性樹脂の樹脂板の表面に、砂ずり、ホーニング処理、エンボスロール加工、プレス成形などにより、多数の微細で規則的又はランダムな凹凸を形成し、樹脂板の表面形状加工を行なう方法が用いられる。
【0022】
上記光拡散板に用いる樹脂板としては、特に限定されるものではなく、例えば、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネイト等の光学的に透明な樹脂板が用いられる。
【0023】
上記光拡散板の厚さとしては、特に限定されるものではなく、1〜5mmのものが用いられる。すなわち、厚さが1mm未満では、剛性が不足し、内装部品の一部として扱いにくくなる。一方、厚さが5mmを超えると、重量が必要以上に増え、コストアップにつながり、また室内スペースがその分小さくなる等の問題がある。
【0024】
上記光拡散板の光学性能としては、特に限定されるものではなく、全光線透過率は10〜90%が好ましく、かつ平行光線透過率は、30%以下が好ましい。すなわち、全光線透過率が10%未満では、夜間の照明が暗過ぎるので、意匠性が出ない。一方、全光線透過率が90%を超えると、明るくなり過ぎるので、乗員による他の内装部分の視認性が低下する。また、平行光線透過率が30%を超えると、光拡散板の裏側に配置された光源がはっきりと見えるようになり、ぼんやりとした光の演出効果が低くなる。
【0025】
さらに、上記光拡散板の光源側の面に、部分的にのみ光を通すための処理を施すことができる。例えば、上記光拡散板の一部に、光不透過処理を施すことが行なわれる。これにより、光不透過処理がなされない部分から、光源からの光を放出する。
上記光不透過処理の方法としては、光不透過性の塗装又は印刷を施すか、或いはシールを貼着するかして、例えば、光スリットを形成することにより行うことができる。このとき、スリット部に施した文字や図形を、ぼんやりとした光で浮かびあがらせることができる。
【0026】
上記装飾意匠層は、上記光拡散板の表面に施される。ここで、光拡散板の表面とは、上記内装部品が取り付けられた状態において、車室に面する側、すなわち乗員から観察される側である。上記装飾意匠層の構成としては、特に限定されるものではなく、金属蒸着によるハーフミラー、装飾模様が印刷された意匠フィルム、或いは、上記光拡散板に直接印刷又は塗装された塗料層が用いられる。
例えば、金属蒸着によるハーフミラーを光拡散板上に形成することにより、昼間には、金属調の外観でありながら、夜間には、光拡散板の裏側の光源からの光がぼんやり浮かぶ照明をつくることができる。また、光拡散板上に光透過性の木目調フィルムを貼り付けたり、光拡散板上に光透過性を保持しまま印刷したり、又は塗装した塗料層を形成すると、昼間は木目調でありながら、夜間には上記のような光の演出をすることができる。
【0027】
上記装飾意匠層の厚さとしては、特に限定されるものではなく、装飾意匠層の形成方法により適宜選ばれる。
【0028】
さらに、このような装飾意匠層により意匠性を持たせた光拡散板の光源側の面に、上記したようなスリット等の部分的にのみ光を通すための処理を施し、光を部分的に透過して文字やロゴなどの形を光で見えるようにすると、例えば、金属調のドアパネルに、夜間には文字が浮かびあがるようにすることができる。さらに、光拡散板上に、単純に着色層を設けたり、又は光拡散板そのものを着色することにより、有色とすることができる。
【0029】
上記光源は、上記光拡散板の裏面側に設置される。ここで、光拡散板の裏面側とは、上記内装部品が取り付けられた状態において、車室に面する側の反対側、すなわち乗員から観察されない側である。
なお、光源からの光を導光体を介して光放出部に導入する場合には、例えば、導光体の発光面が光拡散板に対向するように導光体を配置し、光源は導光体の側面に対向するように配置される。
【0030】
上記光源としては、特に限定されるものではなく、どのような光源でもよく、例えば、フィラメントバルブやLEDが挙げられるが、特に、低発熱、かつ小消費電力であること等により、樹脂部品に近接して設置できるなどの設計自由度に優れているLEDが好ましい。上記LEDとしては、汎用性のものが用いられ、またその発光色としては、目的により適宜選定することができる。
【0031】
また、上記光源としては、光拡散板の裏側に2個以上の複数の光源を配置することができる。これにより、各光源の点灯及び消灯を制御することにより、より優れた演出効果を達成することができる。例えば、光が流れるような演出をつくる際には、複数個の光源を並んでいる順に点灯、消灯させる。また、ランダムに点滅させることでも、揺らぐ光を演出することができる。これら光源の点灯及び消灯のパターンは、電子制御によりいかなるパターンの演出にも対応することができる。
【0032】
本発明の自動車内装用照明システムは、上記自動車内装用照明装置を用いるシステムであって、前記照明装置に2個以上配置された光源のそれぞれの点灯のタイミングをずらすように制御することにより、光がぼんやりと流れ、移動するような外観を演出することを特徴とする。このシステムにおいては、光源の点灯及び消灯のパターンを、上記したように電子制御することが行なわれる。
【0033】
さらに、このようなシステムの照明と、インパネのメーターパネルのイルミネーションとを組合わすことにより、種々の演出を行うことができる。例えば、運転者がキーを回した瞬間に、メーターパネルから、サイドドア、リアドアへと、光が流れるような演出が行える。
【実施例】
【0034】
以下に、本発明の実施例によって本発明の構成をさらに詳細に説明するが、本発明は、これらの実施例によってなんら限定されるものではない。
【0035】
(実施例1)
図1は、自動車の車室内側を上面としてその構成の一例を表す本発明の自動車内装用照明装置の断面概略図と評価用のハロゲンランプを表す図である。
図1において、光拡散板4は、2枚の透明ポリカーボネイト板(2mm厚)2−1、2−2に、光拡散剤を分散させた可塑化ポリビニルブチラール樹脂シート3を挟持させて、一体成型したものである。ここで、光拡散板4の全光線透過率は75%、及びその平行光透過率は1%であった。なお、光拡散板4の車室内表面には、透明PETシート(0.13mm厚)に木目調の印刷による装飾意匠層1を施したものを接着している。また、光拡散板4の車室内とは反対面に、文字及び図形の部分だけに光透過性を持たせた光スリット5を施した。以上の装飾意匠層1、光拡散板4及び光スリット5からなる光放出部6の車室内とは反対面に、光源部として、白色LED7を設置している。
なお、ハロゲンランプ8は、暗室の中で、昼と夜の環境を再現するため、車室内側の光拡散板4から1m離れた所に設置したものであり、本発明の自動車内装用照明装置の構成には含まれない。
【0036】
図1の自動車内装用照明装置を用いて、ハロゲンランプ8を点灯した状態で昼間の外観を再現したところ、木目調の外観のみが観察され、光拡散板4の裏側に設置したLEDランプは見えなかった。一方、ハロゲンランプ8を点灯せずに、光拡散板4の裏側に設置した白色LED7を点灯させると、木目調の裏から、光スリット5に施した文字及び図形がぼんやりとした光として観察された。
【0037】
(実施例2)
図2は、自動車の車室内側を上面としてその構成の一例を表す本発明の自動車内装用照明装置の断面概略図と評価用のハロゲンランプを表す図である。ここで、図1で表した構成とは、光スリット5を除いたこと、及び、LEDを5cm間隔で5個を直線上に並べる構成としたことが異なっている。なお、ハロゲンランプ8は同様に設置した。
図2の自動車内装用照明装置を用いて、ハロゲンランプ8を消灯し、夜間の状態で、白色LED7の点灯を、0.5秒毎に隣のLEDの点灯に次々と変わるように端から順に点灯、消灯させた。その結果、車室内側から見ると、ぼんやりとした光が、およそ10cm/秒の早さで移動しているように見えた。
【産業上の利用可能性】
【0038】
以上より明らかなように、本発明の自動車内装用照明装置及びそれを用いた自動車内装用照明システムは、優れた意匠性とともに、夜間には、ぼんやりした光が車内を流れるような演出や、文字やロゴを模った光がぼんやりと浮かぶような演出等、昼間と夜間とで異なる演出を達成することができる照明装置であり、またこれを用いて、夜間等に、ぼんやりした光が車内を流れる様な演出を行うことができる照明システムであるので、特に自動車内装用として、昼間とは異なる趣向の演出を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】自動車の車室内側を上面としてその構成の一例を表す本発明の自動車内装用照明装置の断面概略図と評価用のハロゲンランプを表す図である。(実施例1)
【図2】自動車の車室内側を上面としてその構成の一例を表す本発明の自動車内装用照明装置の断面概略図と評価用のハロゲンランプを表す図である。(実施例2)
【符号の説明】
【0040】
1 装飾意匠層
2−1 透明ポリカーボネイト板
2−2 透明ポリカーボネイト板
3 光拡散剤を分散させた可塑化ポリビニルブチラール樹脂シート
4 光拡散板
5 光スリット
6 光放出部
7 白色LED
8 ハロゲンランプ



【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車内装に設置された表面に装飾意匠層を施された光拡散板と、該光拡散板の裏面側に設置された光源とを備えてなる自動車内装用照明装置。
【請求項2】
前記光拡散板は、光拡散が微粒子混合、微発泡構造、又は表面形状加工から選ばれる少なくとも1種の手段により達成される樹脂板であることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記光拡散板の光学性能は、全光線透過率が10〜90%で、かつ平行光線透過率が30%以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置。
【請求項4】
前記光源は、LEDであることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
【請求項5】
前記装飾意匠層は、金属蒸着によるハーフミラー、装飾模様が印刷された意匠フィルム、或いは光拡散板に直接印刷又は塗装された塗料層であることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
【請求項6】
前記光拡散板の光源側の面に、部分的にのみ光を通すための処理がなされていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の照明装置。
【請求項7】
前記光源が2個以上配置されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の照明装置。
【請求項8】
請求項7に記載の照明装置を用いるシステムであって、
前記光源の各点灯のタイミングをずらすように制御することにより、光がぼんやりと流れ、移動するような外観を演出することを特徴とする自動車内装用照明システム。


【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2009−18747(P2009−18747A)
【公開日】平成21年1月29日(2009.1.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−184338(P2007−184338)
【出願日】平成19年7月13日(2007.7.13)
【出願人】(000002174)積水化学工業株式会社 (5,781)
【Fターム(参考)】