説明

自動車用グラスラン

【課題】リップ部やリップ部の付根部の肉厚がばらついても、リップ反力の変化量を小さくして、ドアガラスの摺動不具合や、ドアガラスのバタツキ、異音の発生を低減できるような自動車用グラスランを提供する。
【解決手段】ドアガラス50を案内する断面略コ字状の溝部40を形成する底壁部1と底壁部1の両端から延びる両側壁部2,3と、両側壁部2,3からそれぞれ内側に折曲して延び、ドアガラス50に摺接する両リップ部4,5を備え、ドアサッシュ30に取り付けられるグラスラン10において、両リップ部4,5の少なくとも一方の付根部6の溝部40側を、周辺部より軟質なスポンジ部材7により形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車のドアサッシュに嵌着され、昇降するドアガラスを案内する自動車用グラスランに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、図7に示すように、自動車のフロントドア60及びリアドア70のドアサッシュ30には、グラスラン100が嵌着されて、昇降するドアガラス50を案内するようになっている。
このグラスラン100の取付構造を図7のA−A断面図である図8を参照して説明する。
グラスラン100は、自動車のドアサッシュ30に嵌着され、昇降するドアガラス50を溝部40に案内するようになっている。溝部40は、断面略コ字状であり底壁部1と底壁部1の両端から延びる両側壁部2,3によって形成されている。また両側壁部2,3からはそれぞれ内側に折曲して延びる両リップ部4,5が設けられ、ドアガラス50に摺接するようになっている。
【0003】
図9は、グラスラン100の溝部40にドアガラス50が差し込まれた状態を示している。
このとき、両リップ部4,5は、ドアガラス50により、それぞれ両側壁部2,3の方向へ面直に押し付けられており、これに対する両リップ部4,5の反力によりドアガラス50を挟み込んでいる。
このようにして、グラスラン100は、水や音の浸入を防いだり、ドアガラス50のバタツキを防止するように機能している。
【0004】
ところで、こうした自動車用グラスランにおいては、走行時の遮音機能、振動吸収機能の向上や、ドアガラス昇降時の異音の発生を効果的に防止するための提案が行われている。
例えば、特許文献1に記載の発明においては、グラスランの側壁部とガラス摺動部(リップ部)とで形成される溝状の間隙にスポンジゴムを充填したものが提案されている。これにより、走行時の外部音やドアガラスの振動を吸収するとしている。
また、特許文献2に記載の発明においては、グラスランの側壁部とガラス摺動部(リップ部)との隙間に低比重の塊状の高発泡スポンジを同時押出成形したものが提案されている。これにより、ドアガラス昇降時の異音を高発泡スポンジにより吸収するとしている。
これらはいずれも、側壁部とガラス摺動部(リップ部)の間にスポンジが挟み込まれるように配置されていることが特徴である。
【特許文献1】実開昭57−45593号公報
【特許文献2】特開2001−130265号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら本発明者らは、ドアガラス50の摺動不具合や、ドアガラス50のバタツキ、異音の発生は、リップ部4,5がドアガラス50を挟み込む力(以下「リップ反力」という。)に依存していることに着目した。
図10のグラフは、ドアガラス50のリップ部4に対する位置と、このときのリップ部4のリップ反力の関係を示したものである。なお、ここでは両リップ部4,5のうち車内側であるリップ部4について説明するものである。
グラフの横軸において、基準位置はドアガラス50が本来位置すべき基準の位置である。また、横軸の正方向にいくほどドアガラス50はリップ部4に近づくためリップ反力が高くなり、逆に負方向にいくほどリップ部4から離れてリップ反力が小さくなっている。
【0006】
ここで、図10中、実線で示したグラフ11は、グラスラン100のリップ部4やリップ部4の付根部の肉厚が押出成形時における基準の厚さである場合を示している。
これに対して、一点鎖線で示したグラフ12は、リップ部4やリップ部4の付根部の肉厚が基準より厚い場合を示しており、二点鎖線で示したグラフ13は基準より薄い場合を示している。
【0007】
グラフ11乃至13からわかるように、ドアガラス50が基準位置よりもリップ部4に近づくにつれて、急激にリップ反力が大きくなる。
また、リップ部4やリップ部4の付根部の肉厚の違いにより、ドアガラス50の位置が同じでもリップ反力に大きな差が生じることがわかる。
従って、グラスラン100においてリップ部4やリップ部4の付根部の肉厚がばらつくと、リップ反力差が生じてドアガラス50の摺動不具合や、ドアガラス50のバタツキ、異音が発生してしまうのである。
グラスラン100の押出成形時にリップ部4やリップ部4の付根部の肉厚にばらつきが生じないようにすることが望ましいが、完全にばらつきを抑えることは困難である。
【0008】
そこで本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、ドアガラスがリップ部に近づいたときのリップ反力の上昇を緩やかにするとともに、リップ部やリップ部の付根部の肉厚がばらついても、リップ反力の変化量を小さくして、ドアガラスの摺動不具合や、ドアガラスのバタツキ、異音の発生を低減できるような自動車用グラスランを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記従来の課題を解決するために、請求項1に係る発明の自動車用グラスランは、ドアガラス(50)を案内する断面略コ字状の溝部(40)を形成する底壁部(1)と前記底壁部(1)の両端から延びる両側壁部(2,3)と、前記両側壁部(2,3)からそれぞれ内側に折曲して延び、ドアガラス(50)に摺接する両リップ部(4,5)を備え、ドアサッシュ(30)に取り付けられるグラスラン(10)において、前記両リップ部(4,5)の少なくとも一方の付根部(6)の前記溝部(40)側を、周辺部より軟質なスポンジ部材(7)により形成したことを特徴とする。
【0010】
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の発明において、付根部(6)の前記溝部(40)側を周辺部より軟質なスポンジ部材(7)により形成した前記リップ部(4)のうち、付根部(6)と先端部(8)との中間部(9)を、前記付根部(6)及び前記先端部(8)よりも肉厚としたことを特徴とする。
【0011】
なお、括弧内の記号は、発明を実施するための最良の形態および図面に記載された対応要素または対応事項を示す。
【発明の効果】
【0012】
請求項1に記載の発明によれば、断面略コ字状の溝部が形成され、ドアガラスに摺接する両リップ部を備えた自動車用グラスランにおいて、両リップ部の少なくとも一方の付根部の溝部側を、周辺部より軟質なスポンジ部材により形成するので、従来品と比べてドアガラスがリップ部に近づいたときのリップ反力の上昇を緩やかにすることができる。
また、リップ部やリップ部の付根部の肉厚がばらついても、リップ反力の変化量を小さくすることができる。
従って、ドアガラスの摺動不具合や、ドアガラスのバタツキ、異音の発生を低減することができる。
【0013】
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用効果に加えて、リップ部の付根部と先端部との中間部を、付根部及び先端部よりも肉厚とするので、ドアガラスがリップ部から離れたときのリップ反力を従来品と同等に大きくすることができる。
従って、ドアガラスがリップ部から離れた場合においても、リップ反力の変化量を小さくして、ドアガラスの摺動不具合や、ドアガラスのバタツキ、異音の発生を低減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
次に、図1を参照して、本発明の実施形態に係るグラスラン10について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るグラスラン10をドアサッシュ30に嵌着した状態を示す断面図であり、図7におけるA−A拡大断面図に該当する。
【0015】
グラスラン10は、自動車のドアサッシュ30に嵌着され、昇降するドアガラス50を溝部40に案内するようになっている。溝部40は、断面略コ字状であり底壁部1と底壁部1の両端から延びる両側壁部2,3によって形成されている。また両側壁部2,3からはそれぞれ内側に折曲して延びる両リップ部4,5が設けられ、ドアガラス50に摺接するようになっている。
【0016】
ここで、側壁部2から延びるリップ部4の付根部6のうち溝部40側はスポンジ部材7で形成されている。
このスポンジ部材7は周辺部より軟質な部材である。本実施形態においては、グラスラン10のうちスポンジ部材7以外の部分を硬質な同一部材により形成し、スポンジ部材7の部分のみを軟質な部材としている。
もちろん、スポンジ部材7が周辺部より軟質であればよいので、スポンジ部材7以外の部分が同一部材により形成されている必要はない。
【0017】
グラスラン10の材質としては、EPDM(エチレン・プロピレン・ジエン共重合ゴム)などのゴムや、TPO(オレフィン系熱可塑性エラストマー)などの熱可塑性樹脂などを用いることができる。
なおスポンジ部材7は、グラスラン10の押出成形時にリップ部4の付根部6の一部として一体成形されるものである。従って、側壁部2とリップ部4の隙間に付加されるものではなく、リップ部4の付根部6の溝部40側には何もない凹部80が形成されている。
従って、スポンジ部材7は、それ自体で音や振動を吸収するためのものではなく、リップ部4のリップ反力を調整する機能を有するものである。
【0018】
本実施形態に係るグラスラン10によれば、リップ部4の付根部6の溝部40側を、周辺部より軟質なスポンジ部材7により形成するので、従来品と比べてドアガラス50がリップ部4に近づいたときのリップ反力の上昇を緩やかにすることができる。
図2に示すように、従来品のグラフ31においては、ドアガラス50がリップ部4に近づくとともに(横軸の正方向)、リップ反力が急激に大きくなっている。これに対して、本実施形態のグラフ32においては、リップ反力の上昇が緩やかである。
【0019】
また、リップ部4やリップ部4の付根部6の肉厚がばらついても、リップ反力の変化量を小さくすることができる。
図3を参照すると、本実施形態において、実線で示したグラフ41は、グラスラン10のリップ部4やリップ部4の付根部6の肉厚が押出成形時における基準の厚さである場合を示している。
これに対して、一点鎖線で示したグラフ42は、リップ部4やリップ部4の付根部6の肉厚が基準より厚い場合を示しており、二点鎖線で示したグラフ43は基準より薄い場合を示している。
ここで、ドアガラス50の位置が同じ場合に、リップ部4やリップ部4の付根部6の肉厚の違いによるリップ反力の変化量をみてみると、本実施形態においては、従来例を示す図10と比較して、小さくなっている。
【0020】
以上から本実施形態に係るグラスラン10によれば、リップ反力の変化量を小さくして、ドアガラス50の摺動不具合や、ドアガラス50のバタツキ、異音の発生を低減することができる。
【0021】
なお、本実施形態ではリップ部4の付根部6のうち溝部40側のみをスポンジ部材7としている。本発明はこれに限らず、スポンジ部材7が付根部6の溝部40の反対側まで形成されて、付根部6全体がスポンジとなっていてもよい。
ただし、このようにすると、リップ部4の全体的なリップ反力水準が低下してドアガラス50と適切に摺接できなくなる場合があり、リップ反力水準の低下が著しい場合には、本実施形態のように、付根部6のうち溝部40の反対側は硬質部材により形成しておくとよい。
【0022】
次に、図4を参照して、他の実施形態に係るグラスラン20について説明する。
グラスラン20は、グラスラン10とほぼ同様の構成であるが、リップ部4の付根部6と先端部8の中間部9を、付根部6及び先端部8よりも肉厚とした点が異なる。即ちリップ部4の付根部6よりも先端部8側の部分を肉厚としたものである。
【0023】
グラスラン20によれば、リップ部4の付根部6と先端部8との中間部9を、付根部6及び先端部8よりも肉厚とするので、ドアガラス50がリップ部4から離れたときのリップ反力を従来品と同等に大きくすることができる。これは、付根部6をスポンジとしたことで低下したリップ反力を、中間部9を肉厚とすることで回復させたものである。
従って、ドアガラス50がリップ部4から離れた場合においても、リップ反力の変化量を小さくして、ドアガラス50の摺動不具合や、ドアガラス50のバタツキ、異音の発生を低減することができる。
【0024】
なお、上記二つの実施形態では車内側であるリップ部4の付根部6をスポンジ部材7により形成し、また中間部9を肉厚としたが、これに限らず、車外側であるリップ部5の付根部をスポンジ部材により形成し、また中間部を肉厚とすれば、リップ部5のリップ反力の変化量を小さくすることが可能である。
さらに、リップ部4とリップ部5の両方に対して適用することが可能である。
【0025】
次に図5及び図6を参照して、本実施形態に係るグラスランとして、S字型リップタイプとアーチ型リップタイプの二種類のグラスランを用いた場合のドアガラスとリップ反力の変化量の関係について説明する。
なお、S字型及びアーチ型とは、リップの形状をもとにした称呼である。
【0026】
最初に図5を参照して、S字型リップタイプについて説明する。
図表501は、現行断面のS字型リップタイプのグラスランの場合のドアガラス位置の変位とリップ反力の変化を示したものである。
【0027】
次に図表502では、リップ部の付根部をスポンジにより形成した場合を示している。
図表502においては、リップ部の付根部をスポンジで形成することにより、リップ反力の上昇が緩やかになっている(リップ反力の立ち上がりが遅くなった)。
ただし、ドアガラスが基準位置よりもリップ部に近づいた状態(横軸の正方向、以下「過圧縮」という。)で、現行断面と比較してリップ反力差が少ない。またドアガラスが基準位置よりもリップ部から離れた状態(横軸の負方向)の荷重(以下「初期荷重」という。)が若干低いという欠点を有している。
【0028】
これに対して、図表503では、リップ部の付根のスポンジをさらに拡大した場合を示している。
図表503においては、スポンジを拡大することにより、過圧縮で現行断面と比較してリップ反力差を大きくすることができた。
ただし、初期荷重は低下してしまった。
【0029】
一方、図表504では、リップ部の付根部より先端部側の中間部の肉厚を厚くした場合を示している。
図表504においては、中間部を肉厚とすることで、初期荷重を現行断面と同等とすることができた。
ただし、過圧縮で現行断面と比較してリップ反力差は少ない。
【0030】
最後に上記結果を踏まえて、図表505は、図表503と図表504における構成を組み合わせた結果を示している。
図表505においては、過圧縮で現行断面と比較してリップ反力差が大きく、かつ初期荷重を現行断面と同等とすることができた。
【0031】
以上から、S字型リップタイプのグラスランにおいて、リップ部の付根部をスポンジにより形成し、リップ部の中間部を肉厚とすることで、過圧縮におけるリップ反力の上昇を緩やかにするとともに、初期荷重も維持することができた。
これにより、リップ反力の変化量を小さくし、リップ部やリップ部の付根部の肉厚がばらついても、ドアガラスの摺動不具合や、ドアガラスのバタツキ、異音の発生を低減することができる。
【0032】
次に図6を参照して、アーチ型リップタイプについて説明する。
図表601は、現行断面のアーチ字型リップタイプのグラスランの場合のドアガラス位置の変位とリップ反力の変化を示したものである。
【0033】
次に図表602では、リップ部の付根部をスポンジにより形成した場合を示している。
図表602においては、リップ部の付根部をスポンジで形成することにより、リップ反力の上昇が緩やかになっている(リップ反力の立ち上がりが遅くなった)。
ただし、過圧縮で現行断面と比較してリップ反力差が少ない。また初期荷重が若干低いという欠点を有している。
【0034】
これに対して、図表603では、リップ部の付根のスポンジをさらに拡大した場合を示している。
図表603においては、スポンジを拡大することにより、過圧縮で現行断面と比較してリップ反力差を大きくすることができた。
ただし、初期荷重は低下してしまった。
【0035】
一方、図表604では、リップ部の付根部より先端部側の中間部の肉厚を厚くした場合を示している。
図表604においては、中間部を肉厚とすることで、初期荷重を現行断面と同等とすることができた。
ただし、過圧縮で現行断面と比較してリップ反力差は少ない。
【0036】
最後に上記結果を踏まえて、図表605は、図表603と図表604における構成を組み合わせた結果を示している。
図表605においては、過圧縮で現行断面と比較してリップ反力差が大きく、かつ初期荷重を現行断面と同等とすることができた。
【0037】
以上から、S字型リップタイプと同様に、アーチ型リップタイプのグラスランにおいても、リップ部の付根部をスポンジにより形成し、リップ部の中間部を肉厚とすることで、過圧縮におけるリップ反力の上昇を緩やかにするとともに、初期荷重も維持することができた。
これにより、リップ反力の変化量を小さくし、リップ部やリップ部の付根部の肉厚がばらついても、ドアガラスの摺動不具合や、ドアガラスのバタツキ、異音の発生を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の実施形態に係るグラスランの嵌着状態を示す断面図である。
【図2】ドアガラス位置とリップ反力の関係を示すグラフである。
【図3】ドアガラス位置とリップ反力の関係を示すグラフである。
【図4】他の実施形態に係るグラスランの嵌着状態を示す断面図である。
【図5】S字型リップタイプのグラスランにおける断面図、及びドアガラス位置とリップ反力の関係を示すグラフとの対応図である。
【図6】アーチ型リップタイプのグラスランにおける断面図、及びドアガラス位置とリップ反力の関係を示すグラフとの対応図である。
【図7】自動車ドアの外観を示す側面図である。
【図8】従来例に係るグラスランの嵌着状態を示す断面図である。
【図9】図8のグラスランにドアガラスが差し込まれた状態を示す断面図である。
【図10】ドアガラス位置とリップ反力の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
【0039】
1 底壁部
2 側壁部
3 側壁部
4 リップ部
5 リップ部
6 付根部
7 スポンジ部材
8 先端部
9 中間部
10 グラスラン
20 グラスラン
30 ドアサッシュ
40 溝部
50 ドアガラス
60 フロントドア
70 リアドア
80 凹部
100 グラスラン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドアガラスを案内する断面略コ字状の溝部を形成する底壁部と前記底壁部の両端から延びる両側壁部と、前記両側壁部からそれぞれ内側に折曲して延び、ドアガラスに摺接する両リップ部を備え、ドアサッシュに取り付けられるグラスランにおいて、
前記両リップ部の少なくとも一方の付根部の前記溝部側を、周辺部より軟質なスポンジ部材により形成したことを特徴とする自動車用グラスラン。
【請求項2】
付根部の前記溝部側を周辺部より軟質なスポンジ部材により形成した前記リップ部のうち、付根部と先端部との中間部を、前記付根部及び前記先端部よりも肉厚としたことを特徴とする請求項1に記載の自動車用グラスラン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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