説明

自動車用内装構造

【課題】自動車用内装構造において、車載機器用の開口を有する内装パネル周りの見栄えを向上させる。
【解決手段】自動車用内装構造は、車内に向けて情報を表示する表示器に連設された状態でインストルメントパネルに設けられ表示器の画面に対する車外からの光の入射を遮るフード部材1と、フード部材1とは別体であるフィニッシャ部材2と、を備える。フィニッシャ部材2は、フード部材1の一対の側壁部22,23の下端部の間に配設された棚部21、及び、車載機器用の開口32を有し棚部21に一体成形されて棚部21から下方へ延出している内装パネル3を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車のインストルメントパネルに設けられる自動車用内装構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、自動車として、例えばカーナビゲーション装置の表示器及び空調装置の操作部がインストルメントパネルに組み込まれたものがある。
【0003】
このようなインストルメントパネルには、カーナビゲーション装置の表示器の画面への入光を遮るフード部材と、車載機器用の開口によって空調装置の操作部のスイッチ類を車内に露出させた状態でその操作部を覆ったフィニッシャ部材としての内装パネルと、が取り付けられているものがある。
【0004】
フード部材は、相対向している左右一対の側壁部と、これら側壁部の上端部同士を連結している上壁部と、側壁部の下端部間に配置された棚部を有している。
【0005】
内装パネルは、フード部材とは、別部品であり、フード部材の棚部の車両後端部に連設されている(例えば、特許文献1参照)。このように、車載機器用の開口を有する内装パネルをフードパネルと別体にすることにより、各部品を容易に製造できるようにしている。
【特許文献1】特開2001−63404号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、かかる従来の自動車用内装構造は、フード部材と内装パネルとが別体に形成されているため、棚部と内装パネルとの間に隙間が形成され、見栄えが悪化するという問題がある。
【0007】
そこで、本発明は、自動車用内装構造において、車載機器用の開口を有する内装パネル周りの見栄えを向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1の態様の自動車用内装構造は、車内に向けて情報を表示する表示器に連設された状態でインストルメントパネルに設けられ、相対向している一対の側壁部及びこれら側壁部の上端部同士を連結している上壁部を有して前記表示器の画面への入光を前記側壁部及び前記上壁部によって遮るフード部材と、前記一対の側壁部の下端部の間に配設された棚部、及び、車載機器用の開口を有し前記棚部に一体成形され前記棚部から下方へ延出している内装パネルを有し、前記フード部材とは別体であるフィニッシャ部材と、を備える。
【0009】
本発明の第2の態様は、前記第1の態様の自動車用内装構造において、前記フィニッシャ部材は、前記一対の側壁部間に前記棚部が挿入されることで、前記フード部材に対する組付位置に配置され、前記挿入において前記棚部を前記側壁部に対して離間させた状態で前記フィニッシャ部材を前記組付位置へ向けて案内するガイド構造を備える。
【0010】
本発明の第3の態様は、前記第2の態様の自動車用内装構造において、前記ガイド構造は、相互に離間した一対のガイド面を有し前記フード部材に固定されたレール部と、前記棚部に固定され前記一対のガイド面の間に挿入され前記ガイド面を摺動可能な摺動部と、を有する。
【0011】
本発明の第4の態様は、前記第3の態様の自動車用内装構造において、前記レール部は、前記フィニッシャ部材が前記組付位置に位置した状態で前記摺動部を前記一対のガイド面によって挟持する挟持部を有する。
【0012】
本発明の第5の態様は、前記第4の態様の自動車用内装構造において、前記レール部は、前記摺動部が挿入される入口と、前記一対のガイド面の間の幅が前記挟持部における前記一対のガイド面の間の幅よりも広く形成され前記入口から前記挟持部に向かうに従って徐々に前記一対のガイド面の間の幅が狭くなる縮幅部と、を有する。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、棚部と内装パネルとが一体成形されていることにより、それら内装パネルと棚部との接続部に隙間が形成されるのを無くすことができ、よって、自動車用内装部材において車載機器用の開口を有する内装パネル周りの見栄えを向上することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態を図1ないし図6に基づいて説明する。図1は、本実施形態にかかる自動車用内装構造を示す斜視図、図2は、本実施形態にかかる自動車用内装構造を示す分解斜視図、図3は、図1中A−A線に沿った断面図、図4は、本実施形態にかかるフード部材を示す斜視図、図5は、図2中B方向から見たガイド構造の摺動部を示す側面図、図6は、図3中C方向から見たガイド構造のレール部を示す平面図である。本実施形態は、インストルメントパネルとして、カーナビゲーション装置の表示器及び車載機器としての空調装置の吹出口が配設されるインストルメントパネルへの適用例である。
【0015】
本実施形態の自動車用内装構造は、図1に示すフード部材1及びこのフード部材1に連設されたフィニッシャ部材2を有し、これらフード部材1及びフィニッシャ部材2は、インストルメントパネルに設けられる。具体的には、フード部材1及びフィニッシャ部材2は、インストルメントパネルのパネル本体(図示せず)に取り付けられる。
【0016】
フード部材1は、カーナビゲーション装置の表示器(図示せず)に連設された状態でインストルメントパネルに設けられる。カーナビゲーション装置の表示器の画面は、車内に向けて情報を表示するものである。フード部材1の一端部である奥側(車両前後方向の前方側)の端部に、カーナビゲーション装置の表示器が配置される。
【0017】
図1及び図2に示すように、フード部材1は、相対向している左右一対の側壁部22,23及びこれら側壁部22,23の上端部同士を連結している上壁部24を有している。これら側壁部22,23及び上壁部24は、フード部材1の奥側の端部からフード部材1の他端部である手前側(車両前後方向の後方側)の端部に向けて延在している。そして、これら側壁部22,23及び上壁部24の奥側の端部によって形成された開口25に、カーナビゲーション装置の表示器が嵌め込まれる。この構造のフード部材1は、カーナビゲーション装置の表示器の画面に対する車外からの光等による入光を側壁部22,23及び上壁部24によって遮る。
【0018】
また、フード部材1には、図4に示すように、一対の側壁部22,23の奥側の端部の下部同士を連結した連結部材13が設けられている。この連結部材13には、左右一対の係合部13aが形成されている。また、フード部材1には、インストルメントパネルのパネル本体に当該フード部材1を取り付けるための複数の装着部11が設けられている。このフード部材1は、樹脂成形品である。
【0019】
フィニッシャ部材2は、フード部材1とは別体(別部品)の樹脂成形品であり、フード部材1に連結される。フィニッシャ部材2は、空調装置を覆っている。フィニッシャ部材2は、棚部21と内装パネル3とを有している。
【0020】
棚部21は、フード部材1の一対の側壁部22,23の下端部の間に配設されている。棚部21は、平板状に形成されている。
【0021】
内装パネル3は、棚部21に一体成形されている。具体的には、内装パネル3は、棚部21の手前側の端部から下方へ延出している。内装パネル3は、車載機器用の開口32を有している。この開口32は、車載機器のために使用されるものであり、具体的には、本実施形態の開口32は、空調装置の吹出口(図示せず)を車室内に連通させるためのものである。また、内装パネル3には、インストルメントパネルのパネル本体に当該内装パネル3を取り付けるための複数の装着部31が設けられている。
【0022】
このフィニッシャ部材2は、フード部材1の一対の側壁部22,23間にフード部材1の手目側から奥側に向けて棚部21が挿入されることで、フード部材1に対する組付位置(図1に示す位置)に配置されるようになっている。そして、自動車用内装構造は、フード部材1への棚部21の挿入において、棚部21を側壁部22,23に対して離間させた状態でフィニッシャ部材2をフード部材1に対する組付位置(図1)へ向けて案内するガイド構造4を備える。
【0023】
図2及び図3に示すように、ガイド構造4は、フード部材1の下部に固定された支持板12と、フィニッシャ部材2の棚部21に固定された摺動部42と、有している。
【0024】
支持板12は、フード部材1とは別部品の樹脂成形品である。この支持板12は、フード部材1の一対の側壁部22,23間に配置された状態で、図示しない固定構造によってフード部材1に固定されている。
【0025】
支持板12には、左右一対のレール部41,41が形成されている。各レール部41は、支持板12に形成された相対向する一対の第1のリブ41a,41aを有している。各第1のリブ41aには、ガイド面41bが形成されている。これらのガイド面41b,41b同士は、左右方向で相互に離間して対向している。即ち、レール部41は、相互に離間した一対のガイド面41b,41bを有している。一対のガイド面41b,41bの手前側の端部間にレール部41の入口41cが形成されている。そして、ガイド面41b,41bの間に、入口41cから摺動部42が挿入される。
【0026】
レール部41は、図4,図6に示すように、フィニッシャ部材2がフード部材1に対する組付位置(図1)に位置した状態で摺動部42を一対のガイド面41b,41bによって挟持する挟持部43を有している。この挟持部43によって、フィニッシャ部材2の左右方向の位置決めが行われる。挟持部43は、レール部41の奥部に形成されており、相対向するガイド面41b、41bの間隔が摺動部42の幅に略一致している。
【0027】
また、レール部41は、縮幅部44を有している。縮幅部44は、一対のガイド面41b,41bの間の幅が挟持部43における一対のガイド面41b,41bの間の幅よりも広く形成され入口41cから挟持部43に向かうに従って徐々に一対のガイド面41b,41bの間の幅が狭くなるように形成されている。
【0028】
支持板12には、図3に示すように、レール部41以外に補強用の突部45やリブ46を突設してあり、これら突部45及びリブ46の上端で棚部21を摺動自在に支持するようになっている。
【0029】
図2および図3に示すように、摺動部42は、棚部21に一体成形されることで固定されている。摺動部42は、レール部41に対応して左右一対設けられている。各摺動部42は、棚部21の下面に垂設された一対の第2のリブ42a、42aによって構成されている。摺動部42は、レール部41の一対のガイド面41b,41bの間に挿入されガイド面41b,41bを摺動可能となっている。
【0030】
第2のリブ42aは、図5に示すように、棚部21の奥側(図中右方)が最も突出量Sが大きく、手前側(図中左方)に向かって徐々に突出量Sが減少して、その側面形状が横長の略三角形状となっている。また、第2のリブ42aの奥側先端部には、図6に示すように、フード部材1の係合部13aに係合する切欠部42bが形成されている。
【0031】
フード部材1へのフィニッシャ部材2の取り付けは、予めインストルメントパネルのパネル本体に固定したフード部材1に対して、フィニッシャ部材2をフード部材1の手前側から奥側(車両後方から前方)へ向けて挿入することにより行なわれる。このとき、摺動部42をレール部41に挿入して、フィニッシャ部材2をフード部材に挿入する。これにより、摺動部42とレール部41とによって、棚部21を側壁部22,23に対して離間させた状態でフィニッシャ部材2がフード部材1に対する組付位置へ向けて案内される。
【0032】
以上説明したように、本実施形態の自動車用内装構造は、棚部21と内装パネル3とが一体成形されている。したがって、それら棚部21と内装パネル3との接続部に隙間が形成されるのを無くすことができ、よって、車載機器用の開口25を有する内装パネル3周りの見栄えを向上させることができる。
【0033】
また、本実施形態の自動車用内装構造は、ガイド構造4が、棚部21を側壁部22,23に対して離間させた状態でフィニッシャ部材2をフード部材1に対する組付位置へ向けて案内する。したがって、内装パネル3を取り付ける際に、棚部21が側壁部22,23の内面に接触してそれら両側壁部22,23の内面を傷付けてしまうのを防止することができる。
【0034】
また、本実施形態では、ガイド構造4のレール部41に挟持部43が設けられているので、フィニッシャ部材2をフード部材1に対して挿入するだけで、挟持部43によって摺動部42が挟持される。したがって、フード部材1に対する棚部21(フィニッシャ部材2)の位置決めを容易に行なうことができ、よって、フード部材1に対する棚部21の取り付けを容易に行なうことができる。
【0035】
また、本実施形態では、レール部41において入口41c側に縮幅部44が設けられているので、棚部21をフード部材1に挿入する際に、縮幅部44に摺動部42を容易に挿入でき、その後は単に棚部21を押し込めばよく、内装パネル3の取付け作業が容易になる。
【0036】
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態を図7及び図8に基づいて説明する。第1の実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べる。図7は、本実施形態にかかる自動車用内装構造の一部を示す正面断面図であって図3に相当する図、図8は、図7中D方向から見たフード部材の平面図である。
【0037】
本実施形態は、図7に示すように、支持板12がフード部材1に一体成形されている点と、ガイド構造4Aの構成とが第1の実施形態に対して異なる。
【0038】
本実施形態では、レール部41Aが支持板12の左右中央部に1つ設けられているとともに、そのレール部41Aに対応して摺動部42Aが1つ設けられている。
【0039】
具体的には、レール部41Aは、支持板12の上面に凹状に形成されている。このレール部41Aでは、凹状における左右一対の内側面によって、ガイド面41Ab、41Abが形成されている。ガイド面41Ab,41Ab間の手前側の端部に、入口41Acが形成されている。
【0040】
摺動部42Aは、レール部41Aのガイド面41Ab、41Abに対応する一対の第2のリブ42Ac、42Acによって構成されている。これら第2のリブ42Ac、42Acは、第1の実施形態と同じく棚部21の下面に垂設されている。
【0041】
また、レール部41Aには、図8に示すように、第1の実施形態と同様に挟持部43Aと縮幅部44Aとが設けられている。
【0042】
このような構成の本実施形態の自動車用内装構造にあっても、第1の実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0043】
また、本実施形態では、レール部41A及び摺動部42Aがそれぞれ一つずつ設けられているので、それらが複数設けられている場合に比べて、自動車用内装構造を簡素な構造とすることができる。
【0044】
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態を図9及び図10に基づいて説明する。図9は、本実施形態にかかる自動車用内装構造のガイド構造を示す縦断側面図、図10は、本実施形態にかかる自動車用内装構造のガイド構造のレール部の奥部を示す斜視図である。なお、前記各実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べる。
【0045】
本実施形態は、図9および図10に示すように、棚部21がフード部材1(図1参照)に対する組付位置に位置した状態で棚部21をロックするロック部50が、ガイド構造4Bに設けられている点が第1の実施形態に対して異なる。
【0046】
ここで、本実施形態は、図9に示すように、ガイド構造4Bの摺動部42Bは、基本的に第1実施形態と同様に、棚部21の下面に側面形状が横長の略三角形状に形成されている。また、図10に示すように、ガイド構造4Bのレール部41Bも、基本的に第1実施形態と同様に、支持板12に形成されており、レール部41Bには、左右一対のガイド面41Bbが形成されている。このレール部41Bの奥部には、挟持部43Bが設けられているとともに、挟持部43Bよりも手前側には縮幅部44Bが設けられている。
【0047】
そして、ロック部50は、摺動部42Bの奥側先端部に設けられる突出部42Bdに形成された爪部50aと、レール部41Bの奥部に設けられた係合バー50bと、によって構成されている。そして、フード部材1に対する組付位置まで棚部21をフード部材1に押し込んだ際に、図9に示すように、爪部50aが係合バー50bに係合し、棚部21がロックされる。
【0048】
このような構成の本実施形態の自動車用内装構造にあっても、第1の実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0049】
また、本実施形態では、ロック部50を備えるので、摺動部42Bをレール部41Bに押し込むのみで最終的にロック部50が係合して、棚部21がロックされて、棚部21の抜止めができるため、内装パネル3の取付け作業が容易になる。
【0050】
なお、本発明は、上記実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。
【0051】
例えば、表示器は、カーナビゲーション装置の表示器に限ることなく、例えば、テレビ、オーディオの表示器、計器類など情報を表示するものであればよい。
【0052】
また、レール部や摺動部の数は、1つや2つに限ることなく、3つ以上設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかる自動車用内装構造を示す斜視図。
【図2】本発明の第1の実施形態にかかる自動車用内装構造を示す分解斜視図。
【図3】図1中A−A線に沿った断面図。
【図4】本発明の第1の実施形態にかかるフード部材を示す斜視図。
【図5】図2中B方向から見たガイド構造の摺動部を示す側面図。
【図6】図3中C方向から見たガイド構造のレール部を示す平面図。
【図7】本発明の第2の実施形態にかかる自動車用内装構造の一部を示す正面断面図。
【図8】図7中D方向から見たフード部材の平面図。
【図9】本発明の第3の実施形態にかかる自動車用内装構造のガイド構造を示す縦断側面図。
【図10】本発明の第3の実施形態にかかる自動車用内装構造のガイド構造のレール部の奥部を示す斜視図。
【符号の説明】
【0054】
1 フード部材
2 フィニッシャ部材
3 内装パネル
4、4A、4B ガイド構造
21 棚部
22,23 側壁部
24 上壁部
32 開口
41,41A,41B レール部
41b,41Ab,41Bb ガイド面
41c,41Ac 入口
42,42A,42B 摺動部
43,43A,43B 挟持部
44,44A,44B 縮幅部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車内に向けて情報を表示する表示器に連設された状態でインストルメントパネルに設けられ、相対向している一対の側壁部及びこれら側壁部の上端部同士を連結している上壁部を有して前記表示器の画面への入光を前記側壁部及び前記上壁部によって遮るフード部材と、
前記一対の側壁部の下端部の間に配設された棚部、及び、車載機器用の開口を有し前記棚部に一体成形され前記棚部から下方へ延出している内装パネルを有し、前記フード部材とは別体であるフィニッシャ部材と、
を備える自動車用内装構造。
【請求項2】
前記フィニッシャ部材は、前記一対の側壁部間に前記棚部が挿入されることで、前記フード部材に対する組付位置に配置され、
前記挿入において前記棚部を前記側壁部に対して離間させた状態で前記フィニッシャ部材を前記組付位置へ向けて案内するガイド構造を備える請求項1に記載の自動車用内装構造。
【請求項3】
前記ガイド構造は、相互に離間した一対のガイド面を有し前記フード部材に固定されたレール部と、前記棚部に固定され前記一対のガイド面の間に挿入され前記ガイド面を摺動可能な摺動部と、を有する請求項2に記載の自動車用内装構造。
【請求項4】
前記レール部は、前記フィニッシャ部材が前記組付位置に位置した状態で前記摺動部を前記一対のガイド面によって挟持する挟持部を有する請求項3に記載の自動車用内装構造。
【請求項5】
前記レール部は、前記摺動部が挿入される入口と、前記一対のガイド面の間の幅が前記挟持部における前記一対のガイド面の間の幅よりも広く形成され前記入口から前記挟持部に向かうに従って徐々に前記一対のガイド面の間の幅が狭くなる縮幅部と、を有する請求項4に記載の自動車用内装構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2009−51230(P2009−51230A)
【公開日】平成21年3月12日(2009.3.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−216875(P2007−216875)
【出願日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【出願人】(000229955)日本プラスト株式会社 (740)
【Fターム(参考)】