説明

自動車車両の前面部の配置

本発明は、自動車車両の前面部(12)の配置(10)に関し、該配置は少なくとも1つの構造的箱型要素を有し、該構造的箱型要素はほぼ縦断する2つの中間ビーム(14)とほぼ縦断する2つの上部要素(16)からなり、該上部要素の端部に「技術的前面」と呼ばれる車両の部材を支える横断要素(18)が取付けられ、前面部は車両の少なくとも2つのヘッドライト(20)と、1つのバンパーカバー(22)と、連結するフードを閉じるためのの2つの止め具(38)とを有し、該横断要素(18)は中心部(21)から互いに反対方向に伸びる少なくとも2つの横方向上部アーム(26)を有し、各アームの端部(28)は上部縦断要素(16)に取付けられ、連結するヘッドライト(20)を取付けるための少なくとも1つの突出部(32)の取付け手段と、バンパーカバー(22)を取付ける少なくとも1つの固定点(36)の取付け手段と、フードを閉じるための止め具(38)の取付け手段とを有することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車車両の前面部の配置に関する。
【背景技術】
【0002】
本発明は、より具体的には、自動車車両の前面部の配置に関し、配置は、少なくとも1つの構造的箱型要素を備え、ほぼ縦断する2つの中間ビームを有し、車両の部材を支持する「技術的前面」と呼ばれる横断要素が該中間ビームの端部に取付けられ、該前面部は車両の少なくとも2つのヘッドライトと、1つのバンパーカバーと、フードを閉じるための2つの止め具とを有する。
【0003】
この種の配置には、多くの例が知られている。
【0004】
フランス特許公開公報FR2,874,585は、この種の配置を記述し、文献中、技術的前面は、連結するフードを閉じるための2つの止め具を支持している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】フランス特許公開公報FR2,874,585
【発明の概要】
【0006】
本発明は、技術的前面が利用され、より多数の要素を支持し、連結する車両の組み立てに要する時間を減少させるという理解に基づいている。
【0007】
このことは、例えば、バンパーカバーの取り付け、あるいは、子供の頭への衝撃から守るために車両のヘッドライトの位置を高く上げることに関する安全基準の最近の変遷によって、特に可能となっている。
【0008】
その上、内部がゆったりとした定番タイプの車両のフレーム内で、ヘッドライトは構造的箱型要素に対して高い位置に配置される。従って、該ヘッドライトが取り付けられるように構造的箱型要素に対して、技術的前面を十分高い位置に上げるように配置することが必要である。
【0009】
この目的のために、本発明は多くの要素を支持する高い位置の技術的前面を有する上述の種類の配置を提案する。
【0010】
この目的のために、本発明は上述した種類の配置を提案し、本発明の配置は、横断要素が、中心部から反対方向に伸びる少なくとも2つの横方向上部アームを有し、各上部アームの端部は、ほぼ縦断する中間ビームから伸びるほぼ垂直の脚部に支持されている
2つの上部横断要素に取付けられ、各上部アームは、連結するヘッドライトを取付けるための少なくとも1つの突出部を取付ける手段と、バンパーカバーの少なくとも1つの固定点を取付ける手段と、フードを閉じるための1つの止め具を取付ける手段とを有することを特徴としている。
【0011】
本発明のその他の特徴は、
‐各垂直脚部は、前記脚部の座屈を避けるために、車両の構造的箱型要素の少なくとも1つの隣接する側面要素に、ほぼ横断するタイ・ロッドを用いて接続されており、
‐該タイ・ロッドは、車両のヘッドライトの下部よりも低く垂直に配置され、
‐各アームの端部は、連結する上部縦断要素の端部にアームを取付ける第1手段と、ヘッドライトをアームに取付ける突出部を取付ける第2手段とを有する「構造的」と呼ばれる取付け部を有し、
‐アームを連結する上部縦断要素の端部に取付ける第1手段は、ほぼ垂直な1つの穴を有し、各構造的取付部の端部を貫通し、該構造的取付部を、連結する上部縦断要素の端部の上面に取付けるためにほぼ垂直なネジを収容するように設計され、
‐ヘッドライトをアームに取付ける突出部を取付ける第2手段は、ほぼ垂直なネジ穴を有し、各構造的取付部に形成され、ヘッドライトを取付けるための突出部を貫通する取付け用垂直ネジを収容するように設計され、
【0012】
‐本発明の配置は、取付け部とヘッドライトの突出部との位置合わせ手段を有し、該位置合わせ手段は1つのポストからなり、ポストは連結する上部縦断要素の端部の上面から突出し、各構造的取付部の凹部を貫通し、凹部の垂直面に少なくとも支持され収容され、ポストの端部はヘッドライトを取付けるための水平突出部に形成された整合する楕円穴に収容され、
‐各構造的取付部の凹部は、各構造部の垂直縁から伸び、一般的な「V」字型の形状を有し、該垂直縁が垂直支持面に沿って結合して、ポストの直径にほぼ相当する曲率の収容部を形成し、垂直支持面は該ポストを支える垂直面を形成し、
‐構造的取付部は、上部収容箱の取付け手段を有し、バンパーカバーの固定点を取付ける第3手段と、フードを閉じるための止め具を取付ける第4手段とからなり、
‐各構造的取付部は、少なくとも1つの凹部を有し、凹部は円筒部の中心部に収容されるフレームの形状をし、円筒部では穴が上部横断要素に構造的取付部のネジを収容するように設計され、フレームの壁部に補強剤で接続され、
【0013】
‐上部収容箱は、ネジ穴と反対位置にある各構造的取付部のフレームの縁に対応する少なくとも1つの垂直壁と、上部収容箱を構造的取付部に取付ける手段とを有し、該手段は、
・垂直壁の延長部に伸び、端部の突起がフレームの連結する垂直縁に形成され整合する開口部に収容され、上部収容箱を嵌合によって取付けられるように設計された少なくとも2つの弾力性のある下部垂直突出部と、
・ネジ穴と一致し、ヘッドライトを取付けるためのネジで貫通されるように設計された穴を持つ少なくとも1つの水平突出部と、
・ヘッドライトを、ポストに接して支えられるように取付けるため、突出部の楕円穴を貫通するように設計された少なくとも1つの位置合わせ垂直突出部とを有し、
【0014】
‐バンパーカバーの固定点を取付ける第3手段は、上部収容箱の上面から伸び、バンパーカバーの1つの壁部内に形成された穴を貫通する1つのネジを収容するように設計されたネジ穴を有する1つのボスからなる第1支柱面を有し、
‐フードを閉じるための止め具を取付けるための第4の手段は、バンパーカバーの壁部内に作られた整合した窓を貫通するように設計され、反対の端部にフードを閉じるための止め具を支持するアームを結合するための、ほぼ逆U字型の形状をもつクリップの弾力性のあるアームの端部に形成された2つの突起部を嵌合させて、収容するように設計された2つの上部ノッチを有する上部収容箱の上面に沿って広がる第2支持面を有する。
【0015】
本発明のその他の特徴や利点は、図面を参照した後述する詳細な明細書を読むことにより明らかになるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】図1は本発明による配置の概略図である。
【0017】
【図2】図2は、連結するヘッドライトを取付けるための突出部の取付け手段と、バンパーカバーの固定点の取付け手段と、および図1に示す配置の「技術的前面」と呼ばれる横断要素上のフードを閉じるための止め具を取付ける手段との詳細を示す分解図である。
【0018】
【図3】図3は、図2の平面3‐3で切断した取付け手段の組立断面図である。
【0019】
【図4】図4は、図2の平面4−4で切断した取付け手段の組立断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
後述する明細書において、同一の参照数字は同一部品または類似する機能を有することを示す。
【0021】
図1は、自動車車両の前面部12の配置10を示し、少なくとも1つの構造的箱型要素を有し、該構造的箱型要素は2つのほぼ縦断する中間ビーム14を有し、そのビームの端部は、車両の部材を支持している「技術的前面」と呼ばれる横断要素18に連結されており、前面部は車両の少なくとも2つのヘッドライトと、1つのバンパーカバー22と、連結するフード(図示していない)を閉じるための2つの止め具38とを支持している。
【0022】
本発明によれば、図1に一部示し、図2により詳細に示したように、横断要素18は、互いに反対方向を向き中心部21から伸びる横断する少なくとも2つの上部アーム26を有し、各上部アームの端部28は、ほぼ縦断する中間ビーム14から伸びるほぼ垂直の脚部17に支持される2つの上部縦断要素16に取付けられる。
【0023】
さらに、各上部アーム26の端部28は、連結するヘッドライト20を取付ける少なくとも1つの突出部32を取付けるための手段30、バンパーカバー22の少なくとも1つの固定点36を取付けるための手段30、フードを閉じるための1つの止め具38を取付けるための手段30とを有する。
【0024】
各垂直脚部17は嵌合加工および溶接加工によって実施され、各ビーム14の端部19に溶接されている。
【0025】
好ましくは、各垂直脚部17は車両の構造的箱型要素に隣接する少なくとも1つの側面要素25をほぼ横断するタイ・ロッド23を用いて連結され、脚部17の座屈を避ける。
【0026】
好ましくは、タイ・ロッド23は、脚部17のほぼ半分の高さに相当する車両のヘッドライトの下部(図示していない)よりも低く垂直に配置される。
【0027】
より具体的に記すと、図2に示すように、各アーム26の端部28は、「構造的」と呼ばれる取付部40を有し、該構造的取付部は、アーム26を連結する上部縦断要素16の端部に取付けるための第1手段と、ヘッドライト20をアーム26に取付ける突出部32を取付けるための第2手段とを有する。
【0028】
第1取付手段を実施するには、幾つかの実施方法が適合するだろう。しかしながら、本発明の好ましい実施形態では、アーム26を連結する縦断要素16の端部に取付ける第1手段は、ほぼ垂直の穴42を有し、各構造的取付部40の端部を貫通し、連結する上部縦断要素16の端部の上面46に開口した穴44に収まる構造的取付部を取付けるための1つの垂直ネジ34を収容するように設計される。
【0029】
さらに、ヘッドライト20をアーム26に取付けるための突出部32を取付ける第2手段は、各構造的取付部40に形成されたほぼ垂直のネジ穴48を有し、ヘッドライト20を取付けるための水平の突出部32に形成された穴52を貫通する取付け用垂直なネジ50を収容するために設計される。
【0030】
好ましくは、配置は、構造的取付部40とヘッドライトの突出部32の位置合わせ手段を有し、ネジ穴48に対して穴52を正しい位置に配置する。
【0031】
この位置合わせ手段は、連結する上部縦断要素16の端部の上面46から突出するポスト54からなり、各構造的取付部40の凹部56を貫通し、前記凹部56の垂直面に少なくとも支持され収容され、そして、ポストの端部60は、ヘッドライト20を取付ける水平な突出部52中に形成された整合する楕円穴62に収容される。
【0032】
本発明の好ましい実施形態において、各構造的取付部40の凹部56は、各構造的取付部の垂直縁64から伸び、一般に「V」字型をなし、ポスト54の直径にほぼ相当する曲率の収容部を形成するために、そのV字型の垂直縁66が垂直支持面58に沿って結合し、垂直支持面58は、凹部56の止め具の垂直面を形成する。
【0033】
好ましくは、各構造的取付部40は、横断要素18とともに成形工程によって作られる。このことによって、各構造的取付部を成形する際に凹部56を容易に作ることが出来る。
【0034】
図2に示すように、各構造的取付部40は、円筒部70の中心部に収まるフレームの形状をした少なくとも1つの凹部68を有し、円筒部では穴42が上部縦断要素16に構造的取付部40を取付けるネジ34を収容するように実施され、フレーム68の壁部に補強剤72によって接続される。フレームの形状の凹部68、円筒部70および補強材72は、従って、いずれも、要素18の成形時に作られる。
【0035】
有利には、構造的取付部40は、バンパーカバー22を取付けるための固定点36を取付ける第3手段と、フードを閉じるための止め具38を取付けるための第4手段とを有する上部収容箱74を取付ける手段を備える。
【0036】
図4に示すように、上部収容箱74は、ネジ穴48から反対側の各構造的取付部のフレーム68の縁78に対応する少なくとも1つの垂直壁76を有し、上部収容箱74を構造的取付部40に取付ける手段は、
‐垂直壁76の延長部に伸び、垂直壁の端部の突起部82は、フレーム68の連結する垂直縁78に形成された整合する開口部84に収容されるように設計され、上部収容箱74を嵌合によって取付けることができる少なくとも2つの弾性のある下部垂直突出部80と、
‐穴88がネジ穴48と一致し、かつ、ヘッドライト20を取付けるネジ50によって貫通されるように設計された少なくとも1つの水平突出部86と、
‐収容箱74の下部に垂直に伸び、かつ、ポスト54上に接して支持するためにヘッドライト20を取付ける突出部32の楕円穴62を貫通するように設計された少なくとも1つの垂直位置決め突出部90とを有する。
【0037】
このような構成によって、収容箱74を構造的取付部40に十分に固定させることが有利にできる。
【0038】
この構成において、バンパーカバー22の固定点36を取付ける第3手段は、収容箱の上面94から伸び、バンパーカバー22の壁部に形成された穴36を貫通するネジ98を収容するように設計された穴96を有するボス92からなる第1支持面を有する。
【0039】
さらに、フードを閉めるための止め具を取付けるための第4手段は、収容箱74の上面94に沿って伸びる第2支持面100を有し、2つの上部ノッチ104が、ほぼ逆U字型の形状をもつクリップ110の弾性アーム108の端部に形成された2つの突起部106の嵌合によって収容するように設計され、クリップ110は、バンパーカバー22の壁部に設けられた整合窓102を貫通するように設計され、かつ、アームの連結部から反対側の端部112はフードを閉じるための止め具38を支持している。
【0040】
従って、クリップ110は、バンパーカバー22の壁部を貫通し、バンパーカバー22から十分な距離にフードの止め具38を支え、フードの止め具を固定できる。クリップ110は、そのアーム108に柔軟性を与えるバネ鋼型の鋼鉄製で有利に実施することができ、フードが止め具38と接触する時、フードの振動の減衰が極めて簡単に得られるということが確認されるだろう。
【0041】
本発明は、従って、ヘッドライト20を取付けるための少なくとも1つの突出部32の取付け、バンパーカバー22を取付けるための少なくとも1つの固定点36の取付け、およびフードを閉じるための止め具38の取付け、といった一連の手段を提示できる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車車両の前面部(12)の配置であって、その配置は、少なくとも1つの構造的箱型要素を有し、その箱型要素は、車両の部材を支持する「技術的前面」と呼ばれる横断要
(18)と、その端部に取り付けられている2つのほぼ縦断するビーム(14)とを有し、前面部は、車両の少なくとも2つのヘッドライト(20)と、1つのバンパーカバー(22)と、連結するフードを閉じるための2つの止め具(38)とを支持しており、
横断要素(18)は、その中心部(21)から伸びる少なくとも2つの反対の横方向上部アーム(26)を有し、該上部アームの各端部(28)が、ほぼ縦断するビーム(14)から伸びるほぼ垂直脚部(17)によって支持されている2つの上部縦断要素(16)に取り付けられており、各上部アーム(26)は、連結するヘッドライト(20)を、1つの突出部(32)に取り付ける手段(30)と、バンパーカバー(22)の少なくとも1つの固定点(36)を取付ける手段(30)と、フードを閉じるための1つの止め具(38)を取付ける手段(30)とを有することを特徴とする自動車車両の前面部の配置(10)。
【請求項2】
各垂直脚部(17)は、ほぼ横断するタイ・ロッド(23)を用いて、車両の構造的箱型要素の少なくとも1つの隣接する側面要素(25)に接続され、前記脚部(17)の座屈を避けることを特徴とする請求項1に記載の配置(10)。
【請求項3】
タイ・ロッド(23)は、車両のヘッドライト(20)の低面の下部に垂直に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の配置(10)。
【請求項4】
各アーム(26)の端部(28)は、「構造的」と呼ばれる1つの接続部(40)を有し、連結する上部縦断要素(16)の端部に該アーム(26)を取付ける第1手段と、ヘッドライト(20)を取付ける突出部(32)を該アーム(26)に取付ける第2手段とを有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の配置(10)。
【請求項5】
アーム(26)を連結する上部縦断要素(16)の端部に取付ける第1手段は、各構造的取付部(40)の端部を貫通するほぼ垂直な1つの穴(42)を有し、連結する上部縦断要素(16)の端部の上面に該構造的取付部を固定するほぼ垂直な1つのネジ(34)を収容するように設計されていることを特徴とする請求項4に記載の配置(10)。
【請求項6】
ヘッドライト(20)を取り付けるための突出部(32)をアーム(26)に取付ける第2手段は、ほぼ垂直な1つのネジ穴(48)を有し、各構造的取付部(40)内に形成され、ヘッドライト(20)を取り付ける水平な突出部(32)を貫通する垂直な1つの取り付けネジ(50)を収容するように設計されていることを特徴とする請求項4ないし5のいずれか1つに記載の配置(10)。
【請求項7】
取付部分(40)とヘッドライト(20)の突出部(32)の位置合わせ手段を有し、該位置合わせ手段は1つの突出するポスト(54)からなり、該ポストは連結する上部縦断要素(16)の端部の上面から突出し、各構造的取付部(40)の凹部を貫通し、該凹部(56)の垂直面に少なくとも支持されて収容され、かつポストの端部(60)がヘッドライト(20)を取付けるための水平突出部(52)に形成された整合する楕円穴(62)内に収容されることを特徴とする請求項4ないし6のいずれか1つに記載の配置(10)。
【請求項8】
各構造的取付部(40)の凹部(56)は各構造部の垂直縁(64)から伸び、一般的に「V字型」の形状を持ち、その垂直縁(66)は垂直支持面(58)に沿って結合し、ポスト(54)の直径にほぼ相当する曲率の収容部を形成し、垂直支持面(58)は該ポスト(56)を支える垂直面を形成することを特徴とする請求項7に記載の配置(10)。
【請求項9】
構造的取付部(40)は、上部収容箱(74)を取付ける手段を有し、バンパーカバー(22)の固定点(36)を取付ける第3手段と、フードを閉じるための止め具(38)を取付ける第4手段とを有することを特徴とする請求項4ないし8のいずれか1つに記載の配置(10)。
【請求項10】
各構造的取付部(40)は、円筒部(70)の中心部に収容されているフレームの形状をした少なくとも1つの凹部(68)を有し、円筒部では構造的取付部(40)を上部縦断要素(16)に取付けるネジ(34)を収容するように設計された穴(42)が実施され、フレーム(68)の壁に補強剤で結合されることを特徴とする請求項6ないし9のいずれか1つに記載の配置(10)。
【請求項11】
上部収容箱(74)は、少なくとも1つの垂直壁(76)を有し、該垂直壁はネジ穴(48)の反対位置にある各構造的取付部のフレーム(68)の1つの縁(78)に対応し、構造的取付部上の上部収容箱(74)の取付け手段は、
‐上部収容箱(74)が嵌合して取り付けられるように、端部の突起(82)がフレーム(68)の連結する垂直縁(78)に形成された整合する開口部(84)の中に収容されるように設計された垂直壁(76)の延長部に伸びる少なくとも2つの低部の弾性のある垂直突出部(80)と、
‐ネジ穴(48)と一致し、ヘッドライト(20)を取付けるためのネジ(50)で貫通されるように設計された穴(88)を持つ少なくとも1つの水平突出部(86)と、
‐ヘッドライト(20)を、ポスト(54)に接して支えられるように取付けるため、突出部(32)の楕円穴(62)を貫通するように設計された少なくとも1つの垂直の位置合わせ突出部(90)とを、有することを特徴とする請求項9と組み合わせた請求項10に記載の配置(10)。
【請求項12】
バンパーカバー(22)の固定点(36)を取付ける第3手段は、上部収容箱(74)の上面(94)から伸び、バンパーカバー(22)の壁部内に形成された穴(36)を貫通するネジ(98)を収容するように設計されたネジ穴(96)を有するボス(92)からなる第1支持面を有することを特徴とする請求項9から11のいずれか1つに記載の配置(10)。
【請求項13】
フードを閉じる止め具を取付けるための第4手段は、上部収容箱(74)の上面(94)に沿って伸びる第2支持面(100)を有し、上面(94)には2つの上部ノッチ(104)が、クリップ(110)の弾性アーム(108)の端部に形成された2つの突起部(106)と嵌合することによって収容されるように設計され、クリップ(110)は、ほぼ逆「U」字型の形状を有し、バンパーカバー(22)の壁部に作られた整合する窓(102)を貫通するように設計され、アームの結合部と反対側のクリップ(110)の端部(112)はフードを閉じる止め具(38)を支持することを特徴とする請求項12に記載の配置(10)。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公表番号】特表2012−521325(P2012−521325A)
【公表日】平成24年9月13日(2012.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−501345(P2012−501345)
【出願日】平成22年3月17日(2010.3.17)
【国際出願番号】PCT/FR2010/050479
【国際公開番号】WO2010/109114
【国際公開日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【出願人】(507308902)ルノー・エス・アー・エス (281)
【Fターム(参考)】