説明

自己整列構造を有する植木鉢及び多区画トレー

植木鉢と多区画トレーが提供されており、鉢とトレーは、鉢がトレーの区画に入れられるとき鉢に適切な心合わせをさせるための自己整列構造を有する。鉢は、鉢の底部の周りに放射状に設けられた角度付き凹部を含む。トレーの区画は、区画の底部の周りに放射状に設けられた角度付き突起を含む。鉢の角度付き凹部は、鉢が区画に入れられたときに区画の角度付き突起と係合し、鉢に適切な心合わせをさせる。複数の長穴が各鉢の上部に沿って備えられ、これらの長穴に採否が随意の識別タグが挿入できるようになっている。ロゴ、図版、又はその他の印に加えて、識別タグが、含まれる場合には、鉢とトレーの自己整列構造により所望の方向に向くよう配置される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、植木鉢及びそれを保持するための多区画トレーに関する。特に、本発明は、植木鉢並びに多区画トレーであって、鉢をトレーの適正な位置に整列して固定するため、及びタグやその他の印を自動的に一方向に揃えるための、適合性の高い自己整列構造を有する植木鉢と多区画トレーに関する。
【背景技術】
【0002】
植木鉢は、多様なデザインと形態で出回っている。これらの鉢は、花、つる性植物、小さな低木、やその他の植物を植えるのに用いられる。植木鉢は、鉢に詰められた土から水の排水をさせ且つ通気を行なわせるために、底に穴を備えていることが多い。加えて、植木鉢は、園芸用品店、植木屋などでの一時的使用に適した、軽量のプラスチック材料から作られることが多い。
【0003】
複数の植木鉢を中に収納して、それで運搬も出来るトレーを提供することは周知のことである。このようなトレーは、複数の鉢をある場所から他の場所へ簡便に運ぶのを可能にし、類似した種類の植物を一まとめにすることも考慮に入れている。更に、鉢トレーは、植物の素早い分類や識別のために鉢の一部に取り付けられる識別タグと、組合せて用いられることが多い。
【0004】
現状の植木鉢及びそれと共に用いられるトレーに伴う問題点は、鉢がトレーに置かれたとき自動的に整列させたり向きを合わせたりすることが出来ないことである。例えば、鉢に識別タグが与えられてトレー内に置かれたとき、識別タグが全部所望の方向に面しているように、手作業で鉢の向きを変えて同じ方向を向かせなければならない。更に、識別タグが鉢と一緒に用いられない場合でも、現状の鉢は、トレーの収納区画内できちんと向きを揃えるために、手作業による調節が必要である。更に、もしも印(例えば、ロゴ又は広告)が鉢に付けられていると、印を一方向に揃えるため、及び/又はそれらの見え易さを改善するために、鉢は手作業で整えられなければならない。
【0005】
従って、望ましいものであるがこれまでに提供されたことのないものは、多区画トレー及び植木鉢であって、鉢がトレーの区画内に置かれたとき鉢を自動的に整列させ向きを揃える自己整列構造を有する多区画トレー及び植木鉢である。
【発明の開示】
【0006】
本発明は、植木鉢及び多区画トレー(仕切り箱)であって、鉢がトレーの区画内に置かれたときに鉢に適切な整列をさせるための自己整列構造を両者共に有する植木鉢及び多区画トレーに関する。各鉢は、上部と、本体部と、底部と、を備える。底部は、中央部と、中央部の周りに放射状に設けられた複数の心合わせ凹部と、を含む。複数の心合わせ凹部の各々は、鉢がトレー上に置かれたとき鉢を所望の方向に向けるために、トレーの角度付き面と共同作用する角度付き面を含んでいる。鉢の中の土から水の排水をさせ且つ通気性を与えるために、複数の穴が底部に設けられている。鉢がトレー上に置かれたときある距離だけトレーより上に鉢を維持し、水が穴から排水されることを可能にするために、レール状突起が底部に設けられてもよい。上部は、鉢の植物の種類を識別するための、採否が随意の識別タグを挿入することができる複数の長穴(スロット)を含んでいる。識別タグは、もし使用する場合には、鉢がトレー上で整列させられるときに一方向を向いて揃えられる。
【0007】
多区画トレーは、複数の植木鉢を保持するために提供される。トレーの各区画は、上部と、底部と、それらの間の区画壁と、を含む。各区画の底部は、中央部の周りに放射状に設けられた複数の心合わせ突起を含む。心合わせ突起は、鉢が区画内に置かれたとき鉢を所望の方向に向けるために、鉢の心合わせ凹部の角度付き面と共同作用する角度付き面を含んでいる。上部付近に配置された複数の傾斜部は、鉢をトレーに配置したときに、採否が随意の識別タグを鉢の長穴へ挿入するための空間を提供する。
【0008】
本発明のこれら及びその他の重要な目的並びに特徴は、付随する図面との関連においてなされる、以下の発明の詳細な説明から明らかになるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明は、植木鉢と多区画トレーに関し、鉢とトレーは各々、鉢がトレーの区画内へ置かれたときに鉢を適切に整列(心合わせ、位置合わせ)させるための自己整列構造を有している。植木鉢は、鉢の底部周辺に放射状に設けられた角度付き(角付き、山形)凹部を含む。トレーの区画は、区画の底部周辺に放射状に設けられた角度付き(角付き、山形)突起を含む。鉢の角度付き凹部は、鉢が区画内に入れられて適切に整列させられるときに、区画の角度付き突起と係合する。一つ以上の長穴が各鉢の上部に沿って、採否が随意の識別タグをその中に挿入できるようにするために含まれてもよい。識別タグは、もし含まれる場合は、鉢とトレーの自己整列構造によって所望の方向に向くように位置が合わせられる。
【0010】
ここで図面を参照すると、図1は、全体的に符号10で示す本発明による植木鉢の等角投影図である。鉢10は、本体部20と、上部30と、底部40と、を備え、この技術分野で周知の従来からある形状の鉢を形成している。上部30は、本体部20と肩32で接続し、肩32に接続された縁36を含む。上部30は、鉢10に入っている植物の種類を識別するために識別タグを挿入できるように、肩32を通って延伸する一つ以上の長穴を含んでもよい。多数の長穴及び識別タグを設けることができる。
【0011】
底部40は、本明細書で考察されている本発明の多区画トレーなどの収納トレーに入れたときに鉢10が自己整列されるような、多くの特徴を含んでいる。中央部42が底部40に設けられ、その周りには、複数の心合わせ凹部44が鉢の底部40に放射状に設けられている。以下で図2〜4を参照して詳細に論じるように、心合わせ凹部44は形が概ね三角形であって、本発明の多区画トレーの心合わせ突起と共同作用して鉢10を回転させて適切に整列させる、角度付き面及び放射状面を含む。複数の傾斜部46が底部46の円周近傍に設けられ、鉢10から水その他の液体の適切な排出を保証し且つ鉢10に入っている土の通気(エアレーション)をもたらすための排水穴48を含む。加えて、穴48は、底部40の平らな面にも設けられる。傾斜部46及び排水穴48のいかなる形態も本発明の範囲内であると見なされる。
【0012】
図2は、本発明の植木鉢10の底面図である。前に述べた様に、鉢10の底部40は、中央部42の周りに放射状に設けられた複数の心合わせ凹部44を含み、心合わせ凹部44はトレーの心合わせ突起と共同作用して鉢10を適切に心合わせさせる。各心合わせ凹部40は、放射状面50の他に、角度付き(斜め)面52及び54を含み、それらは、端部で連結し先細又は概ね三角形の形態を形成する。第2放射状面56は、心合わせ凹部44の端部を中央部42の円周に連結させる。心合わせ凹部44にぴったり合う心合わせ突起を有するトレーの区画に鉢10が入れられたとき、鉢が完全に心合わせされない場合は、鉢10(又はその内容物)の重量が、面50、52、及び54を心合わせ突起に押し当てて(接触させて)滑らせ、鉢が下方へ移動するとき鉢10に回転力を与える。この回転力は、鉢10を適切に心合わせさせ、トレーに入れられたとき鉢10を自己整列させる。
【0013】
採否は随意であるが、複数のレール状物60が、底部40に設けられて(例えばトレー容器の底より上方の)面上の所望の距離に鉢10の底部40を浮かせることができる。これは、鉢10の穴48が塞がれるのを防ぎ、鉢が所定の位置にあるときに排水と通気ができるようにする。レール状物60は、いかなる所望の高さ及び形態であってもよい。
【0014】
図3は、本発明の植木鉢10の上面図である。鉢10の本体部20は、従来の鉢と同様に土と植物が入れられる空洞を画定している。底部の図は、図2で示した凹部が図3では突起であるけれども、図2の底面図に示すのと同じ特徴を含んでいる。即ち、複数の突起74が角度付き(斜め)面64及び66と放射状面62によって形成されている。角度付き面64及び66と放射状面62は端部で連結し、概ね三角形の突起を画定している。
【0015】
鉢10の肩32は、識別タグを挿入できる一つ以上の長穴34を含み得る。識別タグは、長穴34に挿入後、鉢10の縁36に立て掛けられ、所望の角度から見ることができる。好ましくは、複数の鉢が用意されるときに、タグが一枚以上の所望の長穴34に挿入され、鉢が多区画トレーに入れられて自己整列するときに、タグは自動的に一方向に向くように配置される。このことは、タグに同じ方向を向けさせるように、各鉢を一つ一つ配置する必要性を未然に排除する。加えて、絵、文字、ロゴ又はその他の印のような鉢の側面に設けられた印が、人の介入を必要としないで自動的に一方向に向くように設計されている。
【0016】
図4は、図1の線4−4に沿って取った、本発明の植木鉢の断面図である。鉢10全体が、従来の植木鉢を製造するのに一般的に用いられるプラスチックの1つの単体構造で形成されるのが好ましい。心合わせ凹部44は、成型などのいかなる適切な製造方法を用いて形成してもよい。本願発明の植木鉢及び多区画トレーの形成には、プラスチック又はその他の重合体材料を含むがこれらに限定されない、いかなる材料を使用してもよい。
【0017】
図5は、全体的に符号100で示す本発明による多区画トレーの等角投影図である。トレー100は、本発明の植木鉢10などの鉢を収納する複数の区画110を備える。区画110はそれぞれ、本体部120と、区画110内に挿入された植木鉢を心合わせするための角度付き突起を有する底部140と、を含み、以下に詳細に論じられる。図5に示すように、8個の区画110がトレー100に設けられているが、勿論、幾つの区画を設けてもよい。採否は随意であるが、複数の鉢を持上げたり運んだりするのを助けるために、1つ以上の運搬用取っ手をトレー100に設けてもよい。更に、複数のトレー100を、収納のため互いに上へ積み重ねてもよい。
【0018】
図6は、多区画トレー100の区画110の1つをより詳細に示す、等角投影部分断面図である。区画110の底部140は、中央部142を含み、中央部142の周りに複数の心合わせ突起144が放射状に設けられている。各心合わせ突起144は、角度付き(斜め)面152及び154と放射状面150とを含み、それらは端部で連結され先細突起を形成している。取扱い時には、図1〜4に示し上でも説明した植木鉢10の底部40のような植木鉢の底部は、鉢10が区画110に挿入されたとき、心合わせ突起144に押付けて配置される。心合わせが完全でない場合は、重力が鉢10の心合わせ凹部44の面を心合わせ突起144の面に押し当てて滑らせる。突起144に押し当てた凹部44の滑り作用は、鉢10に対して回転力を与え、凹部44が突起144を滑り下るとき鉢を回転させる。この回転力は、鉢10を心合わせさせ、従って鉢10を自己整列させる。
【0019】
鉢10をトレー100の区画110に落とし込む角度を変えることによって、鉢10は望みの方向に向きが揃えられる。例えば、鉢10がトレー100の法線に関してある角度で区画110に落とし込まれると、鉢10を右方向へ自己整列させることが出来る(例えば、トレー内に置かれるや否や右に捻じられる)。更に、鉢10がトレー100の法線に関して別のある角度で区画110に落とし込まれると、鉢10を左方向へ自己整列させることが出来る。
【0020】
区画に挿入された鉢から排出される流体を保持するために、採否は随意であるが、溝156が設けられることがある。一つ以上の穴が、過剰の流体を鉢と区画から排出させるために、溝156に設けられてもよいと考えられる。区画110の頂部130は、肩132を含み、区画110に入れられたとき、肩132に鉢10の肩32が支えられる。肩132と本体部120の上の部分とは、鉢10が区画110内に置かれたとき、鉢10の長穴34に挿入された一枚以上の識別タグを収納する空間を提供するための、傾斜部138を含むことが好ましい。重要なことには、識別タグが本発明と共に用いられる場合、鉢10が心合わせ突起144と心合わせ凹部44とによって向きが揃えられると、タグは自己整列して一方向に向く。このことは付けタグを一方向に向かせるように鉢を手作業で回転する必要性を取除き、(例えば、コンベア・ラインにおける自動装置による)複数の鉢のトレー100への自動設置を可能にする。
【0021】
図7は、多区画トレー100の一区画110に置かれた、本発明の鉢10の上面図である。鉢10の複数の心合わせ凹部は、区画110の複数の心合わせ突起と共同作用して、鉢10を適切に整列させる。鉢を整列させることによって、長穴34に入れられた一枚以上の識別タグが、このような整列を達成するのに人間の介在を必要としないで、一方向を向くように構成されている。これにより、鉢をトレーに組込むときに要求される労働力の量の減少、それによるこのような労働力に伴う費用の低減がもたらされる。
【0022】
図8は、図7の線8−8に沿って取った植木鉢と区画の断面図である。鉢10の底面40の心合わせ凹部44は、区画110の底面140の心合わせ突起144と共同作用し且つ対になって、鉢10に適切に整列させる。放射状面50に加えて凹部44の角度付き面52及び54は、鉢が区画110内に入れられるとき、区画110の角度付き面152及び154と放射状面150に接触して滑り、鉢10を整列させる。鉢10の中央部42は、区画110の中央部142の上方で芯出しされる。
【0023】
図9は、図7の線9−9に沿って取った植木鉢と区画の断面図である。この図では、一つだけの心合わせ凹部44及び突起144が断面で示されている。示されるように、凹部44の角度付き面52及び54は、凹部144の角度付き面152及び154と共同作用して、鉢10が本発明の多区画トレーの区画110に配置されたとき、鉢10を適切に位置合わせさせる。
【0024】
本発明をこのように詳細に説明したが、前述の説明は本発明の精神と範囲とを制限する意図はないことを理解すべきである。特許証により保護されることを望むものは、添付の特許請求の範囲に述べられている。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】図1は、本発明による植木鉢の等角投影図である。
【図2】図2は、図1の植木鉢の底面図である。
【図3】図3は、図1の植木鉢の上面図である。
【図4】図4は、図1の線4−4に沿って取った本発明の植木鉢の断面図である。
【図5】図5は、本発明の多区画トレーの等角投影図である。
【図6】図6は、図5の多区画トレーの一区画をより詳細に示す、等角投影部分断面図である。
【図7】図7は、多区画トレーの一区画に置かれた、本発明の植木鉢の上面図である。
【図8】図8は、図7の線8−8に沿って取った植木鉢と区画の断面図である。
【図9】図9は、図7の線9−9に沿って取った植木鉢と区画の断面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
植木鉢であって、
上部と、
前記上部へ一端で接続された本体部と、
前記本体部の他端に接続された底部と、
前記底部にある複数の心合わせ凹部と、
を備える鉢。
【請求項2】
前記複数の心合わせ凹部の各々が、第1角度付き面及び第2角度付き面を含む、請求項1に記載の鉢。
【請求項3】
前記複数の心合わせ凹部の各々が、前記第1及び第2角度付き面に接続された放射状面を含む、請求項2に記載の鉢。
【請求項4】
前記第1角度付き面、第2角度付き面及び放射状面が、端部において連結し先細凹部を形成する、請求項3に記載の鉢。
【請求項5】
前記複数の心合わせ凹部の各々は、形状が概ね三角形である、請求項1に記載の鉢。
【請求項6】
前記複数の心合わせ凹部は、鉢がトレーに挿入されたときに鉢の向きを揃えるために、トレーの心合わせ突起と係合可能である、請求項1に記載の鉢。
【請求項7】
前記底部が、流体の排出と通気を可能にするための複数の穴を含む、請求項1に記載の鉢。
【請求項8】
前記底部が、流体の排出と通気をさせるための穴を有する複数の傾斜部を含む、請求項1に記載の鉢。
【請求項9】
前記上部が、識別タグを入れるための少なくとも一つの長穴を更に含む、請求項1に記載の鉢。
【請求項10】
鉢を収納するための多区画トレーであって、
本体と、
植木鉢を収納するための前記本体内にある複数の区画であって、各々が頂部、本体部及び底部を有する複数の区画と、
前記複数の区画の底部に設けられた複数の心合わせ突起と、
を備えるトレー。
【請求項11】
前記複数の心合わせ突起の各々が、第1角度付き面及び第2角度付き面を含む、請求項10に記載のトレー。
【請求項12】
前記複数の心合わせ突起の各々が、前記第1及び第2角度付き面に接続された放射状面を含む、請求項11に記載のトレー。
【請求項13】
前記第1角度付き面、第2角度付き面及び放射状面が、端部において連結し先細突起を形成する、請求項12に記載のトレー。
【請求項14】
前記複数の心合わせ突起の各々は、形状が概ね三角形である、請求項10に記載のトレー。
【請求項15】
前記複数の心合わせ突起は、鉢が区画内に挿入されたときに鉢の向きを揃えるため、鉢の心合わせ凹部と係合可能である、請求項10に記載のトレー。
【請求項16】
複数の鉢と共に用いる識別タグ用の空間を提供するために、複数の区画の頂部周辺に設けられた複数の傾斜部を更に含む、請求項10に記載の多区画トレー。
【請求項17】
複数の鉢であって、各々が頂部、本体部、底部及び底部周辺に設けられた複数の角度付き心合わせ凹部を有する鉢と、
複数の区画を備えた多区画トレーであって、前記鉢が前記区画内に挿入されたとき前記鉢を心合わせするために、前記区画が、前記鉢の角度付き心合わせ凹部と係合するための前記区画の底部に設けられた角度付き心合わせ突起を有する、多区画トレーと、
を含む植栽システム。
【請求項18】
前記複数の心合わせ凹部及び突起の各々が、第1角度付き面及び第2角度付き面を含む、請求項17に記載のシステム。
【請求項19】
前記複数の心合わせ凹部及び突起の各々が、前記第1及び第2角度付き面に接続された放射状面を含む、請求項18に記載のシステム。
【請求項20】
前記第1角度付き面、第2角度付き面、放射状面が、端部において連結し先細凹部及び突起を形成する、請求項19に記載のシステム。
【請求項21】
前記心合わせ凹部が前記心合わせ突起に接触して滑り、前記鉢を適切に心合わせさせる、請求項17に記載のシステム。
【請求項22】
前記鉢の内容物を識別するために鉢の長穴に挿入される識別タグを更に含む、請求項17に記載のシステム。
【請求項23】
植木鉢の向きを揃える方法であって、
複数の心合わせ凹部を鉢の底部に有する植木鉢を用意する工程と、
複数の区画を有し、各区画はその底部に心合わせ突起を有するトレーの区画内へ、前記鉢を置く工程と、
前記鉢に下向きの力を働かせる工程と、
前記鉢の心合わせ凹部を前記トレーの心合わせ突起と共同作用させ、前記鉢を所望の方向に向ける工程と、
を含む方法。
【請求項24】
前記鉢の心合わせ凹部を前記トレーの心合わせ突起と共同作用させる工程が、前記心合わせ凹部の角度付き面を前記心合わせ突起の角度付き面に押し当てて滑らせ、鉢を回転させて所望の方向に向けることを包む、請求項23記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2006−524488(P2006−524488A)
【公表日】平成18年11月2日(2006.11.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−571472(P2004−571472)
【出願日】平成15年11月19日(2003.11.19)
【国際出願番号】PCT/US2003/036972
【国際公開番号】WO2004/095905
【国際公開日】平成16年11月11日(2004.11.11)
【出願人】(505398158)プルーブン ウィナーズ ノース アメリカ エルエルシー (2)
【Fターム(参考)】