説明

自然言語解析装置、自然言語解析方法、及び、自然言語解析プログラム

【課題】入力文に含まれる複数の節や複数の文の相互の意味的な対応関係を自動的に解釈することを課題とする。
【解決手段】複数の節又は複数の文によって構成された入力文の意味を解釈するための自然言語解析装置1であって、複数の節又は複数の文の中から、これら各節又は各文が示す現象又は述語に基づいて、各節又は各文の意味を位置付けて解釈するための場面を提示する問題枠を設定する問題枠設定節を特定する問題枠設定節特定手段と、この問題枠設定節特定手段にて特定された問題枠設定節に対して、当該問題枠設定節以外の節又は文を意味的に対応付けるための所定の処理を行う節意味表現対応付け手段とを備える。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の節又は複数の文によって構成された入力文の意味を解釈するための自然言語解析装置であって、
前記複数の節又は複数の文の中から、これら各節又は各文が示す現象又は述語に基づいて、各節又は各文の意味を位置付けて解釈するための場面を提示する問題枠を設定する問題枠設定節を特定する問題枠設定節特定手段と、
前記問題枠設定節特定手段にて特定された問題枠設定節に対して、当該問題枠設定節以外の節又は文を意味的に対応付けるための所定の処理を行う節意味表現対応付け手段と、
を備えることを特徴とする自然言語解析装置。
【請求項2】
前記問題枠設定節特定手段は、
前記複数の節又は複数の文を、これら各節又は各文が示す現象又は述語に基づいて、所定の複数のタイプのいずれかに分類し、所定のタイプに該当する前記節又は文を、前記問題枠設定節として特定すること、
を特徴とする請求項1に記載の自然言語解析装置。
【請求項3】
前記節意味表現対応付け手段は、
前記複数の節又は複数の文の中から、これら各節又は各文が示す現象又は述語に基づいて、前記入力文によって問われている情報を値として有する問題対象属性を含んだ問題設定節を特定し、これら問題対象属性及び問題設定節を、前記問題枠設定節に対して意味的に対応付けること、
を特徴とする請求項1又は2に記載の自然言語解析装置。
【請求項4】
前記節意味表現対応付け手段は、
疑問文若しくは疑問文に変換可能な節や文を、前記問題設定節として特定すること、
を特徴とする請求項3に記載の自然言語解析装置。
【請求項5】
前記複数の節又は複数の文の意味を特定するために所定形式で構成された複数の意味表現を格納する意味表現格納手段と、
前記意味表現格納手段に格納された前記意味表現に含まれる属性同士の対応可否又は値伝播可能性の判断基準を格納する対応可否判断基準格納手段とを備え、
前記節意味表現対応付け手段は、前記意味表現格納手段に格納された前記意味表現と、前記対応可否判断基準格納手段に格納された前記判断基準とに基づいて、前記属性同士の対応可否又は値伝播可能性を判定すること、
を特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の自然言語解析装置。
【請求項6】
前記対応可否判断基準格納手段には、前記属性のカテゴリ毎に異なる複数の前記判断基準が格納され、
前記節意味表現対応付け手段は、前記属性のカテゴリに応じた前記判断基準を前記対応可否判断基準格納手段から取得し、この判断基準に基づいて、前記属性同士の対応可否又は値伝播可能性を判定すること、
を特徴とする請求項5に記載の自然言語解析装置。
【請求項7】
前記節意味表現対応付け手段は、前記意味表現格納手段にて格納された前記意味表現に含まれる属性のうち、当該属性に対する回答の要求を示す所定の識別子を値として有する属性を、前記問題対象属性として特定すること、
を特徴とする請求項5又は6に記載の自然言語解析装置。
【請求項8】
前記入力文に対する回答になる値を含んだ知識情報を格納する知識情報格納手段を備え、
前記節意味表現対応付け手段は、前記意味表現格納手段にて格納された前記意味表現に含まれる属性のうち、前記問題対象属性に対応する値を、前記知識情報格納手段にて格納された知識情報から取得すること、
を特徴とする請求項5から7のいずれか一項に記載の自然言語解析装置。
【請求項9】
前記節意味表現対応付け手段は、前記属性同士の対応可否の判定結果に基づいて、前記意味表現格納手段にて格納された前記意味表現に含まれる属性のうち、前記複数の節又は複数の文によって言及されている属性と、前記複数の節又は複数の文によって言及されていない属性とを判定し、言及されていない属性の中から、前記問題対象属性に対応する属性を選択すること、
を特徴とする請求項5から8のいずれか一項に記載の自然言語解析装置。
【請求項10】
複数の節又は複数の文によって構成された入力文の意味を解釈するための自然言語解析方法であって、
前記複数の節又は複数の文の中から、これら各節又は各文が示す現象又は述語に基づいて、各節又は各文の意味を位置付けて解釈するための場面を提示する問題枠を設定する問題枠設定節を特定する問題枠設定節特定ステップと、
前記問題枠設定節特定ステップにおいて特定された問題枠設定節に対して、当該問題枠設定節以外の節又は文を意味的に対応付けるための所定の処理を行う節意味表現対応付けステップと、
を含むことを特徴とする自然言語解析方法。
【請求項11】
複数の節又は複数の文によって構成された入力文の意味を解釈するための自然言語解析方法をコンピュータに実行させるための自然言語解析プログラムであって、
前記複数の節又は複数の文の中から、これら各節又は各文が示す現象又は述語に基づいて、各節又は各文の意味を位置付けて解釈するための場面を提示する問題枠を設定する問題枠設定節を特定する問題枠設定節特定ステップと、
前記問題枠設定節特定ステップにおいて特定された問題枠設定節に対して、当該問題枠設定節以外の節又は文を意味的に対応付けるための所定の処理を行う節意味表現対応付けステップと、
を含む自然言語解析方法をコンピュータに実行させることを特徴とする自然言語解析プログラム。
【請求項12】
前記問題枠設定節特定ステップにおいて、
前記複数の節又は複数の文を、これら各節又は各文が示す現象又は述語に基づいて、所定の複数のタイプのいずれかに分類し、所定のタイプに該当する前記節又は文を、前記問題枠設定節として特定すること、
を特徴とする請求項11に記載の自然言語解析プログラム。
【請求項13】
前記節意味表現対応付けステップにおいて、
前記複数の節又は複数の文の中から、これら各節又は各文が示す現象又は述語に基づいて、前記入力文によって問われている情報を値として有する問題対象属性を含んだ問題設定節を特定し、これら問題対象属性及び問題設定節を、前記問題枠設定節に対して意味的に対応付けること、
を特徴とする請求項11又は12に記載の自然言語解析プログラム。
【請求項14】
前記節意味表現対応付けステップにおいて、
疑問文若しくは疑問文に変換可能な節や文を、前記問題設定節として特定すること、
を特徴とする請求項13に記載の自然言語解析プログラム。
【請求項15】
前記複数の節又は複数の文の意味を特定するために所定形式で構成された複数の意味表現を所定の意味表現格納手段に格納する意味表現格納ステップと、
意味表現格納ステップにおいて格納された前記意味表現に含まれる属性同士の対応可否又は値伝播可能性の判断基準を、所定の対応可否判断基準格納手段に格納する対応可否判断基準格納ステップとを備え、
前記節意味表現対応付けステップにおいて、前記意味表現格納ステップにおいて格納された前記意味表現と、前記対応可否判断基準格納ステップにおいて格納された前記判断基準とに基づいて、前記属性同士の対応可否又は値伝播可能性を判定すること、
を特徴とする請求項11から14のいずれか一項に記載の自然言語解析プログラム。
【請求項16】
前記対応可否判断基準格納ステップにおいて、前記属性のカテゴリ毎に異なる複数の前記判断基準が格納され、
前記節意味表現対応付けステップにおいて、前記属性のカテゴリに応じた前記判断基準を前記対応可否判断基準格納手段から取得し、この判断基準に基づいて、前記属性同士の対応可否又は値伝播可能性を判定すること、
を特徴とする請求項15に記載の自然言語解析プログラム。
【請求項17】
前記節意味表現対応付けステップにおいて、前記意味表現格納ステップにおいて格納された前記意味表現に含まれる属性のうち、当該属性に対する回答の要求を示す所定の識別子を値として有する属性を、前記問題対象属性として特定すること、
を特徴とする請求項15又は16に記載の自然言語解析プログラム。
【請求項18】
前記入力文に対する回答になる値を含んだ知識情報を所定の知識情報格納手段に格納する知識情報格納ステップを含み、
前記節意味表現対応付けステップにおいて、前記意味表現格納ステップにおいて格納された前記意味表現に含まれる属性のうち、前記問題対象属性に対応する値を、前記知識情報格納ステップにおいて格納された知識情報から取得すること、
を特徴とする請求項15から17のいずれか一項に記載の自然言語解析プログラム。
【請求項19】
前記節意味表現対応付けステップにおいて、前記属性同士の対応可否の判定結果に基づいて、前記意味表現格納ステップにおいて格納された前記意味表現に含まれる属性のうち、前記複数の節又は複数の文によって言及されている属性と、前記複数の節又は複数の文によって言及されていない属性とを判定し、言及されていない属性の中から、前記問題対象属性に対応する属性を選択すること、
を特徴とする請求項15から18のいずれか一項に記載の自然言語解析プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8−1】
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【図8−2】
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【図8−3】
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【図8−4】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12−1】
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【図12−2】
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【図12−3】
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【図12−4】
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【図12−5】
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【図12−6】
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【図12−7】
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【図13】
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【図14】
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【図15−1】
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【図15−2】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22−1】
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【図22−2】
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【図22−3】
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【図22−4】
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【図23−1】
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【図23−2】
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【図23−3】
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【図24】
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【図25−1】
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【図25−2】
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【図26−1】
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【図26−2】
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【図26−3】
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【図26−4】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図53】
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【図54】
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【図55】
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【図56】
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【図57】
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【図58】
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【図59】
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【図60】
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【図61】
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【図62】
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【図63】
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【図64】
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【図65】
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【図66】
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【図67】
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【図68】
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【図69】
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【図70】
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【公開番号】特開2006−190101(P2006−190101A)
【公開日】平成18年7月20日(2006.7.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−1691(P2005−1691)
【出願日】平成17年1月6日(2005.1.6)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 2004年12月15日 社団法人電子情報通信学会発行の「電子情報通信学会技術研究報告 信学技報Vol.104 No.543」に発表
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 2004年12月20日から22日 社団法人情報処理学会発行の「情報処理学会研究報告 情処研報Vol.2004 No.131」に発表
【出願人】(000131201)株式会社CSKホールディングス (53)
【出願人】(301021533)独立行政法人産業技術総合研究所 (6,529)
【Fターム(参考)】