蒸気モップ
水入口(46a)および蒸気出口(53)が配置されたボイラ(46)を有する本体(16)と、入口(29a)および出口(29b)を有し、ポンプ出口はボイラ入口に連結されているポンプ(29)と、ポンプ入口に連結された水を貯蔵するための水容器(14)と、蒸気出口に連結された蒸気ポケットフレーム(21)と、を有し、蒸気を生成するために、ポンプの作動により、水容器からボイラに水がポンピングされる蒸気モップ(10)。本発明の一実施形態において、ボイラを有する本体と、水容器と、ボイラおよび容器間にあるメカニカルウォーターポンプと、ボイラ蒸気出口を布帛蒸気ポケットフレームに連結している少なくとも1本のサイドアームと、を有する蒸気モップ。清掃時に、水をボイラに送るために、モップの動きによってウォーターポンプが作動される。蒸気パッドフレーム(121)は、実質的に長方形であり、正方形の格子構成の複数のバッフル(188)を有し、バッフル間に蒸気を供給するために外に向かって延びている。清掃する面に清掃用の蒸気を供給するために、交換可能な布帛パッド(124)がフレームにぴったりと装着される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、蒸気モップに関し、より詳細には、ボイラに連結された蒸気ノズルに供給する蒸気を発生させるために、リザーバーからボイラに水をポンピングするためにユーザの動きによって駆動されるウォーターポンプと、清掃する面に当てるためのパッドとを備えた蒸気モップに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のモップは、床の清掃に広く使用されている。しかし、従来のモップは、小さな割れ目や床のすき間の汚れを清掃するには有効ではない。また、モップは、実際上、一度に狭い表面積しか清掃できないため、従来のモップは頻繁に持ち上げる(rising)必要がある。
【0003】
家庭用の物品に蒸気をあてるために用いられる蒸気装置が知られている。この装置の用途は多岐に渡り、しわを取るために、ドレープまたは他の布地に蒸気をあてたり、物品の清掃を補助するためにその物品に蒸気をあてることなどがある。
【0004】
代表的な蒸気装置は、水を貯蔵するためのリザーバーを有し、これが、オン/オフスイッチを有する電気式ウォーターポンプに接続されている。電気式ウォーターポンプからの出口は、水を加熱するための加熱素子を備えた蒸気ボイラに連結されている。加熱された水は蒸気となり、蒸気は、蒸気の適用を制御するノズルを通って、目的の対象物のほうに案内されうる。ノズルの形状およびサイズを変えることで、発生させた蒸気を、清掃する物品に好適に供給することができる。蒸気をあてる物体に応じて、異なるノズルを使用できるように、ノズルが、蒸気発生装置から着脱可能でもよい。ノズルは、蒸気発生装置に密接に連結されても、蒸気発生装置から距離をおいて配置されてもよく、その場合、蒸気発生装置と排出ノズル間を相互連結するための配管または他の蒸気輸送構造が必要である。一般に、ノズルを蒸気発生装置に連結するか、または蒸気発生装置とノズル間に輸送チューブまたはホースを挿入できるように、蒸気発生装置とノズル間に適切なコネクタを設けると有利である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般に、蒸気クリーナと使用されるノズルは、大きな表面積を有さず、蒸気の結露を吸収するための布を有さない。この場合、布パッドが、ノズルの底部にある複数のクリート(cleats)に、面ファスナー(Velcro)のストリップによってノズルに固定される。別の実施形態では、清掃用の表面積を増やすために、平らな布片が、平らなブラシまたはノズルのまわりに巻き付けられる。ブラシまたはノズルの上の折り畳まれた布が、その布片の上からクリップで固定される。多くの場合、蒸気は、布の裏に噴射され、ブラシ毛が布と当たる点で、布を通り抜ける。これにより、布が濡れ、蒸気の清掃効果を低下させる傾向がある。また、布カバーは、ブラシアタッチメントの前または後ろを覆うことがないように、慎重に取り付ける必要がある。
【0006】
さまざまな蒸気発生機器が利用できるものの、蒸気クリーナの有効な蒸気清掃表面積を事実上改良する、効率的かつ小型で、使いやすい蒸気モップを提供することが求められている。フローリング、家具および他の家庭用の物品を清掃する際に、ユーザが、蒸気の結露を拭き取る心配をせずに、広い表面積を簡単に清掃できる能力をこの装置に提供することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一般に、本発明によれば、蒸気モップであって、モップの押し引きの動きに応じて、リザーバーからボイラに選択的に水を導入するためのウォーターポンプを備えた蒸気モップが提供される。モップは電気ボイラとウォーターポンプを有するハウジングを有し、ユーザによるモップの前後の動きにより、蒸気パッドフレームアタッチメントに、清掃のために蒸気を供給するために、ボイラに水がポンピングされる。改良された清掃面を提供するために、蒸気パッドフレームに布帛蒸気パッドが取り付けられる。
【0008】
本発明に記載の蒸気クリーナは、蒸気パッドフレームにヒンジにより連結された長尺状のハウジングを有する。蒸気パッドフレームは、ボイラに動作可能に連結されている。一実施形態では、長尺状ハウジングの一部として形成されたウォータータンクに水が貯蔵される。ユーザが、蒸気パッドフレームに供給する蒸気を発生させるために、ハンドルを押した場合のみ、水がボイラにポンピングされる。
【0009】
一実施形態では、蒸気パッドフレームは、正方形の格子構成の複数のバッフルを有する実質的に長方形であり、蒸気出口から蒸気パッドフレームの四辺に向かって、清掃面に外に向かって延びている。蒸気パッドフレームは、中央蒸気出口を有し、バッフルの正方形の格子構成は、バッフル間の空間に、およびフレームに取り付けられた布帛蒸気パッドの表面に蒸気を案内する。布帛蒸気パッドは、簡単に取り付けられるように、パッドの上面に、フレームに固定するためのファスナーまたは面ファスナーのストリップを有する実質的に長方形のパッドである。蒸気パッドフレームは、長尺状のハウジングに動作可能に連結されている。蒸気がパッドに導入されると、表面を蒸気清掃するために、布帛の表面積全体が使用されうる。布帛蒸気ポケットは、改良された清掃面を提供するために、蒸気ポケットフレームに取り付けられ、蒸気ポケットフレームは、少なくとも1本の枢支的に取り付けられたサイドアームによってボイラに連結されている。これにより、フレームを反転させて、別の清掃面を提供することができる。別の実施形態では、フレームを反転可能にする2本のサイドアームが設けられている。これにより、モップが、後方または前方に使用でき、右利きのユーザも左利きのユーザも簡単に使用できるようになる。
【0010】
別の実施形態では、ハンドルの一部として形成されたウォータータンクに水が貯蔵されうる。ユーザが、サイドアームを通って蒸気ポケットフレームに供給する蒸気を発生させるためにハンドルを押した場合のみ、水がボイラにポンピングされる。
【0011】
蒸気ポケットフレームは、実質的に長方形であり、その上面と下面の両方で、清掃面に実質的に垂直に延びる複数のバッフルを有する。蒸気ポケットフレームは、バッフルに垂直に延びる中央通路を有し、中央通路は、バッフル間の空間に、およびフレームに取り付けられた布帛蒸気ポケットの表面に蒸気を案内するために、バッフル間に開口を有する。
【0012】
布帛蒸気ポケットは、3辺が接合され、開いた縁にフレームの上に固定するためのファスナーを有する2層の布帛であっても、あるいは、フレームの上に簡単に取り付けるために、フレームの前または後(あるいは左または右)の長辺に設けた、フレームおよび面ファスナーのストリップに巻き付けた1層の布帛であってもよい。蒸気ポケットフレームは、蒸気クリーナの出口パイプに動作可能に連結されている。蒸気がポケットに導入されると、表面を蒸気清掃するために、布帛の表面積全体が使用される。
【0013】
したがって、本発明の目的は、改良された蒸気モップおよび蒸気パッドフレームアタッチメントを提供することにある。
【0014】
本発明の別の目的は、広い蒸気清掃表面積を提供する蒸気モップおよび蒸気ポケットフレームアタッチメントを提供することにある。
【0015】
本発明の更に別の目的は、ユーザが、清掃のために、モップを前に押したり後ろに引いたりする動きによって駆動されるメカニカルポンプを有し、高圧蒸気加圧システムを必要としない蒸気モップを提供することにある。
【0016】
本発明の更に別の目的は、蒸気パッドフレームに簡単に取り付けられる布帛蒸気パッドを提供することにある。
【0017】
本発明の更に別の目的は、ブラシ毛と接触する点で蒸気が逃げないようにする布帛パッドを有する蒸気パッドフレームアタッチメントを提供することにある。
【0018】
本発明の更に別の目的は、清掃に両面を使用することができる布帛蒸気ポケットにある。
【0019】
本発明の更に別の目的および利点は、一部は自明であり、一部は本明細書から明らかとなるであろう。
【0020】
このため、本発明は、構成要素の特徴、特性、およびこれら間に関連を有するプロダクトを含み、これは、以下に記載するプロダクトにおいて例示され、本発明の範囲は特許請求の範囲に記載される。
【0021】
本発明をより完全に理解できるように、以下の添付の図面に関連して以下の説明を参照する。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明に従って構成および配置された、布帛蒸気パッドを受けるための蒸気パッドフレームアタッチメントを備えた蒸気モップの斜視図である。
【図2】ハウジングの正面図であり、図1の蒸気モップのリザーバー、ポンプおよびボイラを示している。
【図3】図2の構成要素の断面図である。
【図4】図1,9,17の蒸気モップとの使用に適したベローズポンプの斜視図である。
【図5】図1の蒸気モップと使用するための蒸気パッドフレームの底面図である。
【図6】図1の蒸気パッドフレームアタッチメントとの使用に適した布帛蒸気パッドの上面図である。
【図7】布帛蒸気パッドがアタッチメントフレームに取り付けられている図1のモップの斜視図である。
【図8】図1,9,17の蒸気モップとの使用に適したピストンポンプの断面図である。
【図9】本発明の別の実施形態に従って構成および配置された、布帛蒸気ポケットを受けるための蒸気ポケットフレームアタッチメントを備える1本のサイドアームを備えた蒸気モップの斜視図である。
【図10】図9の蒸気モップと使用するためのハウジングおよびアセンブリの正面図である。
【図11】図9に示した蒸気モップおよびハンドルと使用するために適した水容器の平面図である。
【図12】図9の蒸気モップとの使用に適したハンドルの斜視図である。
【図13A】図9の蒸気モップと使用するための蒸気ポケットフレームの上面図である。
【図13B】図13Aの蒸気ポケットフレームの断面の平面図である。
【図14】図9の蒸気ポケットフレームアタッチメントとの使用に適した布帛蒸気ポケットの斜視図である。
【図15】布帛蒸気ポケットがアタッチメントフレームに取り付けられている図9のモップの斜視図である。
【図16】図9に示したタイプの蒸気モップの組み立て方を示す分解斜視図である。
【図17】本発明の更に別の実施形態に従って構成および配置された2本のサイドアームを備えた蒸気モップの斜視図である。
【図18】図17の蒸気ポケットフレームに取り付けられた布帛蒸気ポケットを示す斜視図である。
【図19】図9の蒸気モップの組み立て方を示す分解斜視図である。
【図20】図1の蒸気モップとの使用に適した二方弁の模式図である。
【図21】図1の蒸気モップの蒸気パッドフレームおよび布帛蒸気パッドと共に、図20の二方弁がボイラに連結されているポンプを示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
図1は、本発明の一実施形態に従って構成および配置された蒸気モップ10の斜視図である。モップ10は、パイプ20の一端において蒸気パッドフレーム21に連結されたハウジングまたは本体16と、パイプ20の他端にあるハンドル11とを備える。ハウジング16は、図2にハウジング16の上部分の一部として示され、一方出口弁45を有するポンプ29によって、ボイラ46に連結された水容器またはタンク14を備える。任意のタイプのメカニカルポンプまたはボイラに水を輸送する他の何らかの手段を、蒸気モップ10と使用することができる。好ましくは、ポンプ29は、ベローズポンプまたはピストンポンプなどのメカニカルポンプであり、ユーザが、パイプ20の端にあるハンドル11を押し引きすることによるモップ10の動きによって駆動される。上部コードハンガー17がハンドル11に取り付けられており、電気コード47を簡単に収容するための下部コードハンガー18がパイプ20に取り付けられている。
【0024】
図5に示すように、蒸気パッドフレーム21は実質的に長方形の形状であり、中央蒸気開口23を備える。図2に示す蒸気ボイラ46で作成された蒸気が、蒸気をフレーム21に、およびフレーム21の中央蒸気開口23に供給する。図5と図6に示すように、一組の面ファスナーのストリップ66,67を複数のクリート68,69,71,72に取り付けることによって、実質的に長方形の布帛蒸気パッド24が、フレーム21に取り付けられる。
【0025】
図2と図3は、それぞれ、蒸気モップ10のハウジング16内の構成要素の正面図と断面図である。これには、水容器またはタンク14、一方向ポンプ29およびボイラ46が含まれる。水供給ホース40が、ポンプの水入口41に連結されている。ポンプの水出口39は、ボイラ46に連結されている。水容器14は、ユーザが水容器14に水を入れるために、ユーザが簡単に開閉できる開口15を有する。
【0026】
水供給ホースまたはウォーターポンプ40は、ポンプキャビィティ42を含むポンプ本体41を備える。キャビティ42内に、プッシュロッド44に連結されたピストン43が配されている。ユーザがモップハンドル11を引くと、プッシュロッド44とピストン43により、キャビティ42内に負圧が生じる。これにより、タンク14から、水供給ホース14aに、およびポンプの水入口38に水が吸入される。次に、水は、一方入口弁48を通って吸入される。使用中にハンドル11が押されると、キャビティ42内の水が、一方出口弁45およびポンプ出口39を通って排出される。次に、このポンピングされた水は、ボイラ46のボイラ入口46aを通る。ボイラ46内の水は、ボイラキャビティ50にある加熱素子49によって加熱され、作成された蒸気は、蒸気弁51を通って蒸気室52に供給される。加熱素子49は、電気コネクタ49a,49bに接続されている。次に、蒸気は、蒸気出口53を通って、蒸気ホース54に、およびフレームコネクタ55に排出される。
【0027】
一方入口弁48と一方出口弁45は、ゴムなどの可撓性エラストマー材料で形成される。ハンドル11を引くと、水が入口弁48を通って吸入される一方、出口弁45が閉じたままになるように、弁は円錘形状である。同様に、ハンドル11を押すと、水が出口弁45を通って押し出され、入口弁48が閉じたままになり、水がボイラ46に供給される。
【0028】
図4は、蒸気モップと使用することができる例示的なポンプの斜視図である。ここでは、メカニカルベローズポンプ29は、蒸気モップ10と使用するのに適しているものとして図4に示されている。ベローズポンプ29は、ポンプ入口29aとポンプ出口29bを有する。水容器14の下部分14bが、導管31を介してポンプ入口29aに取り付けられている。矢印Aは、水流の方向を示す。ポンプ出口29bは、一方ダックビル入口弁32に連結されている。ポンプ入口29aとポンプ出口29bは、複数の折り目34を有する円筒形の可撓性の管状のブラダー33によって連結されている。水は、弁33を通る一方向にしか流れることができない。ポンプ出口29bは、ベローズポンプ29の下部分にある第2の一方ダックビル弁37に連結されている。
【0029】
ユーザの動きによって、距離Bが増減するように導管31が上下に動くと、ポンプ29が作動する。ハンドル11を上に引くと、距離Bが短くなり、ベローズ34に水が満たされる。ハンドルを押すと、ベローズ34が圧縮され、距離Bが長くなり、ポンプ29の下部分29aにある第2のダックビル弁37を通って、水がベローズ34から放出され、水管41に、次にボイラ46へと送られる。したがって、ユーザは、清掃するために、モップを前に押しモップを後ろに引いて動かすことによって、ボイラ46に水を選択的に供給することができる。ユーザが動かなければ、水がボイラに供給されず、蒸気が生成されない。ユーザが前後にモップを動かすときにのみ、蒸気が生成され、放出される。蒸気モップ10は、非加圧システムとして設計されている。床の清掃には、高圧蒸気は必要ない。清掃は、フレーム21に取り付けられた布帛蒸気パッド24に蒸気を供給することによって行われる。
【0030】
図5は、前面壁81、背面壁82、右側壁83、および左側壁84を有する長方形の蒸気ポケットフレーム21の底面斜視図である。正方形の格子構成の複数のバッフル88が、蒸気出口23から蒸気パッドフレーム21の四辺に向かって、フレーム21内の清掃面に外に向かって延びている。バッフル88は、平坦な形状であり、バッフル88間の空間に、およびその上に取り付けられた蒸気パッドに蒸気を供給するための、複数の脱気孔または開口88aを格子間に有する。また、蒸気ポケットフレーム21は、蒸気ポケットフレーム21の四隅のそれぞれにクリート68,69,71,72を有する。
【0031】
図6は、蒸気パッドフレームアタッチメント21との使用に適した布帛蒸気パッド24の上面図である。蒸気布パッド24は、フレーム21に取り付けるように構成されている。ファスナー66,67は、蒸気パッド24の上面に固定されている。好ましい実施形態では、ファスナー66,67は、面ファスナータイプのファスナーである。別の実施形態として、床または他の表面の清掃に使用するときに、蒸気パッド24を固定し、保持するために、他のタイプのファスナーを使用することができる。
【0032】
図に示した実施形態では、蒸気パッド24は、布またはタオルである。綿、あるいはポリエステルまたはポリオレフィン繊維などの合成布帛等の任意の適切な布帛から形成されうる。好ましくは、パッド24の布帛はマイクロファイバである。最も好ましくは、マイクロファイバは、合成ポリエステルのマイクロファイバである
【0033】
図7は、布帛蒸気パッドがアタッチメントフレームに取り付けられている図1のモップの斜視図である。この例では、布帛蒸気パッド24は、ファスナー(図示なし)によって蒸気パッドフレーム21に取り付けられている。また、この例では、蒸気清掃表面積を広げるために、布帛蒸気パッドは蒸気パッドフレームよりも大きい。
【0034】
図8は、蒸気モップと使用することができる別の例示的なポンプの斜視図である。ここでは、メカニカルピストンポンプ19は、蒸気モップ10と使用するのに適しているものとして図7に示されている。ピストンポンプ79は、ポンプ入口79aとポンプ出口79bを有する。水容器14の下部分14bが、導管31を介してポンプ入口79aに取り付けられている。矢印Aは、水流の方向を示す。ポンプ出口79bは、一方ダックビル入口弁32に連結されている。ポンプ入口79aとポンプ出口79bの間で水をリークさせることなく、ピストン92がシリンダ91内部で自由に移動することができるように、ポンプ入口79aとポンプ出口79bは、シールされた可動ジョイント93によって連結されている。水は、弁32を通る一方向にしか流れることができない。ポンプ出口79bは、ピストンポンプ29の下部分にある第2の一方ダックビル弁37に連結されている。
【0035】
ユーザの動きによって、距離Bが増減するように導管31が上下に動くと、ポンプ79が作動する。ハンドル11を上に引くと、距離Bが短くなり、シリンダ91内の体積空間に水が満たされる。ハンドルを押すと、ピストン92によってシリンダ91内の体積空間が圧縮され、距離Bが長くなり、ポンプ29の下部分29aにある第2のダックビル弁37を通って、水がシリンダ91から放出され、水管41に、次にボイラ46へと送られる。したがって、ユーザは、清掃するために、モップを前に押しモップを後ろに引いて動かすことによって、ボイラ46に水を選択的に供給することができる。ユーザが動かなければ、水がボイラに供給されず、蒸気が生成されない。ユーザが前後にモップを動かすときにのみ、蒸気が生成され、放出される。蒸気モップ10は、非加圧システムとして設計されている。床の清掃には、高圧蒸気は必要ない。清掃は、フレーム21に取り付けられた布帛蒸気ポケット24に蒸気を供給することによって行われる。
【0036】
蒸気フロアモップ10は、電気式ウォーターポンプと、電気式ウォーターポンプを作動させるためのオン/オフスイッチが不要となるため、使いやすさの点で多くの利点を提供する。ここで、ユーザは、モップを前後に動かすことによって、ボイラに流入させるために必要な水の量と、このため必要な蒸気の量を、より厳密に制御することができる。また、蒸気モップは、ユーザが使用するのに安全であるように、低圧または非加圧のシステムとして設計されている。更に、ボイラに送られる水の量が制御されるため、ボイラは短時間で蒸気を生成することができる。
【0037】
図9は、本発明の一実施形態に従って構成および配置された蒸気モップ100の斜視図である。図9の全ての構成要素には、100を足した同じ参照符号が付されている。モップ100は、サイドアーム117によってハウジングまたは本体116に取り付けられた蒸気ポケットフレーム121を有する。水容器またはタンク114は、ハウジング116の上部分にハンドル111を伴って取り付けられ、一方出口弁137を有するポンプ129によって、ボイラ146に連結されている。ハンドル111が取り付けられているときには、水容器カバー119は閉まっている。また、水容器114は、使いやすいように、ハンドル111を簡単に着脱するためのハンドル取り外しボタン113を有する。任意のタイプのメカニカルポンプまたはボイラに水を輸送する他の何らかの手段を、蒸気モップ100と使用することができる。好ましくは、ポンプ129は、ベローズポンプまたはピストンポンプなどのメカニカルポンプであり、ユーザが、ハンドル111を押し引きすることによるモップ10の動きによって駆動される。
【0038】
蒸気ポケットフレーム121は、長方形の形状であり、側面の端とサイドアーム117の端とを連結する蒸気入口カップリング122を有する。図10に示す蒸気ボイラ146で作成された蒸気が、アーム117に、次にフレーム121に供給される。図14に示すように、フレーム121の上に長方形の布帛蒸気ポケット124が取り付けられ、面ファスナーのストリップ166,167によって、フレーム121の蒸気入口カップリング122の側に取り付けられる。
【0039】
図10は、水入口138と水出口139を有する水ホース141と共にボイラ146を備えた蒸気モップ100のハウジング116の正面図である。一方出口弁137(図4に図示)を通って水入口138に水が流入し、水ホース141を通ってボイラ146に流入する。ボイラ146には、蒸気入口142と蒸気出口143を有する蒸気ホース144が連結されている。水入口138とボイラ146は、電気コード147によって電源に接続されている。ボイラ146で作成された蒸気は、蒸気入口142と蒸気出口143を有する蒸気ホース144を通って排出する。利便性のため、本体116は、蒸気温度が使用に適した温度になっていることを示すインジケータライト149も備える。
【0040】
蒸気モップ100との使用に適した水容器114が、図11に示される。水容器114は、上部分114aと下部分114bを有する。この例では、上部分114aは、ユーザが水容器114に簡単に水を充填できるようにする漏斗として機能する円錐状のオープントップ128を有する。図12に示す水容器カバー19は、組み立てられると、水容器114の円錐状のオープントップ128を覆う。ユーザは、容器114に簡単に充填するために、ハンドル取り外しボタン113を押して、水容器114からハンドル111を取り外す。
【0041】
図12は、蒸気モップ100と使用するためのハンドル111の斜視図である。ハンドル111は、高さ調節ボタン112を有し、先端に、水容器114と連結する水容器カバー119を有する。好ましくは、ハンドル111は、入れ子式のハンドルである。
【0042】
図13Aは、前面壁181、背面壁182、右側壁183および左側壁184を有する長方形の蒸気ポケットフレーム121の上面の斜視図である。フレーム121内で、複数のバッフル188が、前面壁181から背面壁182まで延びている。バッフル188は、平坦な形状であり、フレーム121の前面壁から背面壁まで垂直に延びている。フレーム121は、右側壁183を有し、ここに蒸気入口カップリング122が連結されている。また、右側壁183は、アーム117にも連結されている。フレーム121は、右側壁183から左側壁184まで、バッフル188に垂直に延びる通路161を有する。通路161は、バッフル188間の空間およびその上に取り付けられた蒸気ポケットに、蒸気を供給するための複数の脱気孔または開口162を有する。蒸気ポケットフレーム121の利点は、清掃時に、乾いた面に蒸気の効果(benefit)を提供するために、蒸気がフレーム121の上面から出るという点にある。
【0043】
図13Bは、図13Aの蒸気ポケットフレームアタッチメント121の断面の平面図である。複数の脱気孔162が、通路161の両側に、バッフル188と平行に設けられている。
【0044】
図14では、蒸気ポケット124は、フレーム121の上に被せるように構成されている。この点において、蒸気ポケット124は、第1層124aと対向する第2層124b(図示なし)で形成され、これらの各々は、2辺の対向する長縁124c,124dと、2辺の対向する短辺124e,124fを有する長方形である。長縁124c,124dと一方の長辺124fは、ポケット124を形成するように縫合されている。
【0045】
蒸気ポケット124の開放側に、ストラップ166,167が取り付けられている。好ましい実施形態では、ファスナー166,167は、面ファスナータイプのファスナーである。別の実施形態として、ストラップ166,167が、ボタンまたはスナップを備えてもよい。いずれの場合でも、ストラップ166,167は、床または他の表面の清掃に使用するときに、ポケット124を適所に保持するために、フレーム121の上に置かれて固定される。
【0046】
図に示した実施形態では、蒸気ポケット124は、布またはタオルである。綿、あるいはポリエステルまたはポリオレフィン繊維などの合成布帛等の任意の適切な布帛から形成されうる。好ましくは、ポケット124の布帛はマイクロファイバである。最も好ましくは、マイクロファイバは、合成ポリエステルのマイクロファイバである
【0047】
図15は、図9の蒸気ポケットフレームアタッチメントとの使用に適した蒸気ポケットフレームアタッチメント121に取り付けられた布帛蒸気ポケット124を示している。これは、矢印Cの方向によっても示される。蒸気ポケットフレームアタッチメント121は、ユーザが、蒸気ポケット124を取り付け直さずに、蒸気ポケット布帛124の両面を使用できるように、矢印Dに示すように回転することができる。これにより、蒸気ポケット124は、洗浄して取り付け直さなくても、長時間使用できるようになる。
【0048】
図16は、図9に示したタイプの蒸気フロアモップの組み立て方を、矢印で示す分解斜視図である。
【0049】
図17は、本発明の一実施形態に従って構成および配置された、布帛蒸気ポケットカバーを受けるための蒸気ポケットフレーム221を備えた蒸気フロアモップ200の斜視図である。図11の全ての構成要素には、200を足した同じ参照符号が付されている。この例では、蒸気ポケットフレーム221は、ハウジング216に連結された2本のサイドアーム217,218の先端に取り付けられている。蒸気ポケットフレーム221は、長方形の形状であり、側面の端に蒸気入口カップリング222を有する。蒸気出口223は、蒸気をサイドアーム217に、および蒸気ポケットフレーム布帛ポケット224に供給する。また、フレーム221は、アーム218を連結しているコネクタ230を有する左側壁も有する。
【0050】
図18は、蒸気ポケットフレーム221に長方形の蒸気ポケット布帛224を取り付ける方法を示す長方形の布帛蒸気ポケット224の斜視図である。布帛蒸気ポケット224は、蒸気ポケットフレーム221の周りの前面壁281と背面壁282に巻き付けられる。これは、矢印Bの方向によっても示される。面ファスナータイプのストリップ227によって、長方形の蒸気ポケット布帛124の上面と底面の両方が、蒸気ポケットフレーム221の前面壁281または背面壁282に固定される。
【0051】
図に示した実施形態では、蒸気ポケット224は、布またはタオルである。綿、あるいはポリエステルまたはポリオレフィン繊維などの合成布帛等の任意の適切な布帛から形成されうる。好ましくは、蒸気ポケット224の布帛はマイクロファイバである。最も好ましくは、マイクロファイバは、合成ポリエステルのマイクロファイバである
【0052】
蒸気入口カップリング222とコネクタ230は、蒸気ポケットフレーム221に取り付けられており、ユーザが、蒸気ポケット224を取り付け直さずに、蒸気ポケット布帛224の両面を使用できるように、矢印Aに示すように回転することができる。これにより、蒸気ポケット224は、洗浄して取り付け直さなくても、長時間使用できるようになる。
【0053】
図19は、図17に示したタイプの蒸気フロアモップの組み立て方を、矢印で示す分解斜視図である。
【0054】
ここで図20を参照すると、図3の弁40および図4の弁29に加えて、「二方」弁250を使用してもよい。前進移動と、ハンドル11が戻りの後退移動の両方で移動されると、弁250が水をポンピングするポンプ250はポンプシリンダ251を備え、ポンプシリンダ251は、ハンドル11の動きに応じて上下に動くピストンロッド255に連結されたピストン254によって分割された、上室252と下室253を有する。
【0055】
第1の一方向入口ダックビル弁256と第1の一方向出口ダックビル弁257が、上室252に連結されている。第2の一方向入口ダックビル弁258と第2の一方向出口ダックビル弁259が、下室253に連結されている。図21に示すように、入口ダックビル弁256,258の両方は、リザーバー14からのホースを固定するための水入口フィッティング262を有する水入口パイプ261に並列に連結されている。水出口ダックビル弁257,259は、入口268でボイラ267に連結された水出口ホース266に固定された水出口パイプ263に並列に連結されている。弁257,259から水を押し出すポンプ作用を発生させるために、室252,253内に体積変化を作り出す必要がある。
【0056】
蒸気ホース269は、蒸気を所望のパターンで供給するために使用することができる、図2および3のボイラ46などの任意の適切な設計の蒸気発生装置267に連結されている。水入口261は、ポンプ251が水をポンピングして蒸気発生装置267に供給できるように、任意の適切な連結(ゴムホース、ウォータータンクへの直接連結など)によって給水源に連結されうる。
【0057】
ピストン254が下がると、下室253の体積が減少し、これにより、内部の水が、ダックビル弁259を通って室253から出る。水流の方向は、ダックビル弁の方向によって決まる。水は、ダックビル弁を通る一方向にしか流れることができない。水が出口弁259を通って流れ出るのと同時に、室252の体積が増加する。この体積の増加によって、矢印Aに示すように、水が、リザーバー14から入口ダックビル弁256を通って室252に流れ込む。
【0058】
蒸気フロアモップ10,100,200は、電気式ウォーターポンプと、電気式ウォーターポンプを作動させるためのオン/オフスイッチが不要となるため、使いやすさの点で多くの利点を提供する。ここで、ユーザは、モップを前後に動かすことによって、ボイラに流入させるために必要な水の量と、このため必要な蒸気の量を、より厳密に制御することができる。また、蒸気モップは、ユーザが使用するのに安全であるように、低圧または非加圧のシステムとして設計されている。更に、ボイラに送られる水の量が制御されるため、ボイラは短時間で蒸気を生成することができる。
【0059】
本発明による、布帛蒸気パッドフレーム21を有する蒸気パッドフレーム10と、布帛蒸気パッド24および蒸気ポケット布帛124,224を有する蒸気ポケットフレーム121,221とは、それぞれ、蒸気クリーナ用のブラシ毛アタッチメント上にタオルを配置する構成と比較して、大幅な改良である。本発明は、ブラシ毛による布の穿刺を防ぎ、清掃面を2倍に広げる。更に、布帛カバーの取り付けおよび交換を、簡単に行うことができる。
【0060】
したがって、上の説明から明らな目的のうち、上に記載した目的は有効に達成されることがわかり、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、上記のプロダクトに特定の変更を行うことができるため、上記の説明に含まれ、添付の図面に示した全ての事項は、例示として解釈されるべきであり、限定的なものではないことが意図される。
【0061】
また、以下の特許請求の範囲は、ここに記載の本発明の一般的な特徴と特定の特徴の全てをカバーすることが意図され、本発明の範囲の全ての表明は、文言として、そこに含まれうる点が理解される。
【0062】
本発明は、本発明の趣旨または必須の属性から逸脱することなく、他のさまざまな形態で実施することができる。したがって、前述の明細書ではなく、添付の特許請求の範囲を、本発明の範囲を示すものとして参照すべきである。本発明による、モップハンドルの動きに応じて水容器から蒸気発生装置に水をポンピングするポンプを有し、蒸気が布帛ポケットカバーに供給される蒸気モップは、電気式ポンプに比べて大幅な改良である。このポンプは、モップの押し引きの両方に応じて水をポンピングする二方弁を備えてもよい。
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、蒸気モップに関し、より詳細には、ボイラに連結された蒸気ノズルに供給する蒸気を発生させるために、リザーバーからボイラに水をポンピングするためにユーザの動きによって駆動されるウォーターポンプと、清掃する面に当てるためのパッドとを備えた蒸気モップに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のモップは、床の清掃に広く使用されている。しかし、従来のモップは、小さな割れ目や床のすき間の汚れを清掃するには有効ではない。また、モップは、実際上、一度に狭い表面積しか清掃できないため、従来のモップは頻繁に持ち上げる(rising)必要がある。
【0003】
家庭用の物品に蒸気をあてるために用いられる蒸気装置が知られている。この装置の用途は多岐に渡り、しわを取るために、ドレープまたは他の布地に蒸気をあてたり、物品の清掃を補助するためにその物品に蒸気をあてることなどがある。
【0004】
代表的な蒸気装置は、水を貯蔵するためのリザーバーを有し、これが、オン/オフスイッチを有する電気式ウォーターポンプに接続されている。電気式ウォーターポンプからの出口は、水を加熱するための加熱素子を備えた蒸気ボイラに連結されている。加熱された水は蒸気となり、蒸気は、蒸気の適用を制御するノズルを通って、目的の対象物のほうに案内されうる。ノズルの形状およびサイズを変えることで、発生させた蒸気を、清掃する物品に好適に供給することができる。蒸気をあてる物体に応じて、異なるノズルを使用できるように、ノズルが、蒸気発生装置から着脱可能でもよい。ノズルは、蒸気発生装置に密接に連結されても、蒸気発生装置から距離をおいて配置されてもよく、その場合、蒸気発生装置と排出ノズル間を相互連結するための配管または他の蒸気輸送構造が必要である。一般に、ノズルを蒸気発生装置に連結するか、または蒸気発生装置とノズル間に輸送チューブまたはホースを挿入できるように、蒸気発生装置とノズル間に適切なコネクタを設けると有利である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般に、蒸気クリーナと使用されるノズルは、大きな表面積を有さず、蒸気の結露を吸収するための布を有さない。この場合、布パッドが、ノズルの底部にある複数のクリート(cleats)に、面ファスナー(Velcro)のストリップによってノズルに固定される。別の実施形態では、清掃用の表面積を増やすために、平らな布片が、平らなブラシまたはノズルのまわりに巻き付けられる。ブラシまたはノズルの上の折り畳まれた布が、その布片の上からクリップで固定される。多くの場合、蒸気は、布の裏に噴射され、ブラシ毛が布と当たる点で、布を通り抜ける。これにより、布が濡れ、蒸気の清掃効果を低下させる傾向がある。また、布カバーは、ブラシアタッチメントの前または後ろを覆うことがないように、慎重に取り付ける必要がある。
【0006】
さまざまな蒸気発生機器が利用できるものの、蒸気クリーナの有効な蒸気清掃表面積を事実上改良する、効率的かつ小型で、使いやすい蒸気モップを提供することが求められている。フローリング、家具および他の家庭用の物品を清掃する際に、ユーザが、蒸気の結露を拭き取る心配をせずに、広い表面積を簡単に清掃できる能力をこの装置に提供することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一般に、本発明によれば、蒸気モップであって、モップの押し引きの動きに応じて、リザーバーからボイラに選択的に水を導入するためのウォーターポンプを備えた蒸気モップが提供される。モップは電気ボイラとウォーターポンプを有するハウジングを有し、ユーザによるモップの前後の動きにより、蒸気パッドフレームアタッチメントに、清掃のために蒸気を供給するために、ボイラに水がポンピングされる。改良された清掃面を提供するために、蒸気パッドフレームに布帛蒸気パッドが取り付けられる。
【0008】
本発明に記載の蒸気クリーナは、蒸気パッドフレームにヒンジにより連結された長尺状のハウジングを有する。蒸気パッドフレームは、ボイラに動作可能に連結されている。一実施形態では、長尺状ハウジングの一部として形成されたウォータータンクに水が貯蔵される。ユーザが、蒸気パッドフレームに供給する蒸気を発生させるために、ハンドルを押した場合のみ、水がボイラにポンピングされる。
【0009】
一実施形態では、蒸気パッドフレームは、正方形の格子構成の複数のバッフルを有する実質的に長方形であり、蒸気出口から蒸気パッドフレームの四辺に向かって、清掃面に外に向かって延びている。蒸気パッドフレームは、中央蒸気出口を有し、バッフルの正方形の格子構成は、バッフル間の空間に、およびフレームに取り付けられた布帛蒸気パッドの表面に蒸気を案内する。布帛蒸気パッドは、簡単に取り付けられるように、パッドの上面に、フレームに固定するためのファスナーまたは面ファスナーのストリップを有する実質的に長方形のパッドである。蒸気パッドフレームは、長尺状のハウジングに動作可能に連結されている。蒸気がパッドに導入されると、表面を蒸気清掃するために、布帛の表面積全体が使用されうる。布帛蒸気ポケットは、改良された清掃面を提供するために、蒸気ポケットフレームに取り付けられ、蒸気ポケットフレームは、少なくとも1本の枢支的に取り付けられたサイドアームによってボイラに連結されている。これにより、フレームを反転させて、別の清掃面を提供することができる。別の実施形態では、フレームを反転可能にする2本のサイドアームが設けられている。これにより、モップが、後方または前方に使用でき、右利きのユーザも左利きのユーザも簡単に使用できるようになる。
【0010】
別の実施形態では、ハンドルの一部として形成されたウォータータンクに水が貯蔵されうる。ユーザが、サイドアームを通って蒸気ポケットフレームに供給する蒸気を発生させるためにハンドルを押した場合のみ、水がボイラにポンピングされる。
【0011】
蒸気ポケットフレームは、実質的に長方形であり、その上面と下面の両方で、清掃面に実質的に垂直に延びる複数のバッフルを有する。蒸気ポケットフレームは、バッフルに垂直に延びる中央通路を有し、中央通路は、バッフル間の空間に、およびフレームに取り付けられた布帛蒸気ポケットの表面に蒸気を案内するために、バッフル間に開口を有する。
【0012】
布帛蒸気ポケットは、3辺が接合され、開いた縁にフレームの上に固定するためのファスナーを有する2層の布帛であっても、あるいは、フレームの上に簡単に取り付けるために、フレームの前または後(あるいは左または右)の長辺に設けた、フレームおよび面ファスナーのストリップに巻き付けた1層の布帛であってもよい。蒸気ポケットフレームは、蒸気クリーナの出口パイプに動作可能に連結されている。蒸気がポケットに導入されると、表面を蒸気清掃するために、布帛の表面積全体が使用される。
【0013】
したがって、本発明の目的は、改良された蒸気モップおよび蒸気パッドフレームアタッチメントを提供することにある。
【0014】
本発明の別の目的は、広い蒸気清掃表面積を提供する蒸気モップおよび蒸気ポケットフレームアタッチメントを提供することにある。
【0015】
本発明の更に別の目的は、ユーザが、清掃のために、モップを前に押したり後ろに引いたりする動きによって駆動されるメカニカルポンプを有し、高圧蒸気加圧システムを必要としない蒸気モップを提供することにある。
【0016】
本発明の更に別の目的は、蒸気パッドフレームに簡単に取り付けられる布帛蒸気パッドを提供することにある。
【0017】
本発明の更に別の目的は、ブラシ毛と接触する点で蒸気が逃げないようにする布帛パッドを有する蒸気パッドフレームアタッチメントを提供することにある。
【0018】
本発明の更に別の目的は、清掃に両面を使用することができる布帛蒸気ポケットにある。
【0019】
本発明の更に別の目的および利点は、一部は自明であり、一部は本明細書から明らかとなるであろう。
【0020】
このため、本発明は、構成要素の特徴、特性、およびこれら間に関連を有するプロダクトを含み、これは、以下に記載するプロダクトにおいて例示され、本発明の範囲は特許請求の範囲に記載される。
【0021】
本発明をより完全に理解できるように、以下の添付の図面に関連して以下の説明を参照する。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明に従って構成および配置された、布帛蒸気パッドを受けるための蒸気パッドフレームアタッチメントを備えた蒸気モップの斜視図である。
【図2】ハウジングの正面図であり、図1の蒸気モップのリザーバー、ポンプおよびボイラを示している。
【図3】図2の構成要素の断面図である。
【図4】図1,9,17の蒸気モップとの使用に適したベローズポンプの斜視図である。
【図5】図1の蒸気モップと使用するための蒸気パッドフレームの底面図である。
【図6】図1の蒸気パッドフレームアタッチメントとの使用に適した布帛蒸気パッドの上面図である。
【図7】布帛蒸気パッドがアタッチメントフレームに取り付けられている図1のモップの斜視図である。
【図8】図1,9,17の蒸気モップとの使用に適したピストンポンプの断面図である。
【図9】本発明の別の実施形態に従って構成および配置された、布帛蒸気ポケットを受けるための蒸気ポケットフレームアタッチメントを備える1本のサイドアームを備えた蒸気モップの斜視図である。
【図10】図9の蒸気モップと使用するためのハウジングおよびアセンブリの正面図である。
【図11】図9に示した蒸気モップおよびハンドルと使用するために適した水容器の平面図である。
【図12】図9の蒸気モップとの使用に適したハンドルの斜視図である。
【図13A】図9の蒸気モップと使用するための蒸気ポケットフレームの上面図である。
【図13B】図13Aの蒸気ポケットフレームの断面の平面図である。
【図14】図9の蒸気ポケットフレームアタッチメントとの使用に適した布帛蒸気ポケットの斜視図である。
【図15】布帛蒸気ポケットがアタッチメントフレームに取り付けられている図9のモップの斜視図である。
【図16】図9に示したタイプの蒸気モップの組み立て方を示す分解斜視図である。
【図17】本発明の更に別の実施形態に従って構成および配置された2本のサイドアームを備えた蒸気モップの斜視図である。
【図18】図17の蒸気ポケットフレームに取り付けられた布帛蒸気ポケットを示す斜視図である。
【図19】図9の蒸気モップの組み立て方を示す分解斜視図である。
【図20】図1の蒸気モップとの使用に適した二方弁の模式図である。
【図21】図1の蒸気モップの蒸気パッドフレームおよび布帛蒸気パッドと共に、図20の二方弁がボイラに連結されているポンプを示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
図1は、本発明の一実施形態に従って構成および配置された蒸気モップ10の斜視図である。モップ10は、パイプ20の一端において蒸気パッドフレーム21に連結されたハウジングまたは本体16と、パイプ20の他端にあるハンドル11とを備える。ハウジング16は、図2にハウジング16の上部分の一部として示され、一方出口弁45を有するポンプ29によって、ボイラ46に連結された水容器またはタンク14を備える。任意のタイプのメカニカルポンプまたはボイラに水を輸送する他の何らかの手段を、蒸気モップ10と使用することができる。好ましくは、ポンプ29は、ベローズポンプまたはピストンポンプなどのメカニカルポンプであり、ユーザが、パイプ20の端にあるハンドル11を押し引きすることによるモップ10の動きによって駆動される。上部コードハンガー17がハンドル11に取り付けられており、電気コード47を簡単に収容するための下部コードハンガー18がパイプ20に取り付けられている。
【0024】
図5に示すように、蒸気パッドフレーム21は実質的に長方形の形状であり、中央蒸気開口23を備える。図2に示す蒸気ボイラ46で作成された蒸気が、蒸気をフレーム21に、およびフレーム21の中央蒸気開口23に供給する。図5と図6に示すように、一組の面ファスナーのストリップ66,67を複数のクリート68,69,71,72に取り付けることによって、実質的に長方形の布帛蒸気パッド24が、フレーム21に取り付けられる。
【0025】
図2と図3は、それぞれ、蒸気モップ10のハウジング16内の構成要素の正面図と断面図である。これには、水容器またはタンク14、一方向ポンプ29およびボイラ46が含まれる。水供給ホース40が、ポンプの水入口41に連結されている。ポンプの水出口39は、ボイラ46に連結されている。水容器14は、ユーザが水容器14に水を入れるために、ユーザが簡単に開閉できる開口15を有する。
【0026】
水供給ホースまたはウォーターポンプ40は、ポンプキャビィティ42を含むポンプ本体41を備える。キャビティ42内に、プッシュロッド44に連結されたピストン43が配されている。ユーザがモップハンドル11を引くと、プッシュロッド44とピストン43により、キャビティ42内に負圧が生じる。これにより、タンク14から、水供給ホース14aに、およびポンプの水入口38に水が吸入される。次に、水は、一方入口弁48を通って吸入される。使用中にハンドル11が押されると、キャビティ42内の水が、一方出口弁45およびポンプ出口39を通って排出される。次に、このポンピングされた水は、ボイラ46のボイラ入口46aを通る。ボイラ46内の水は、ボイラキャビティ50にある加熱素子49によって加熱され、作成された蒸気は、蒸気弁51を通って蒸気室52に供給される。加熱素子49は、電気コネクタ49a,49bに接続されている。次に、蒸気は、蒸気出口53を通って、蒸気ホース54に、およびフレームコネクタ55に排出される。
【0027】
一方入口弁48と一方出口弁45は、ゴムなどの可撓性エラストマー材料で形成される。ハンドル11を引くと、水が入口弁48を通って吸入される一方、出口弁45が閉じたままになるように、弁は円錘形状である。同様に、ハンドル11を押すと、水が出口弁45を通って押し出され、入口弁48が閉じたままになり、水がボイラ46に供給される。
【0028】
図4は、蒸気モップと使用することができる例示的なポンプの斜視図である。ここでは、メカニカルベローズポンプ29は、蒸気モップ10と使用するのに適しているものとして図4に示されている。ベローズポンプ29は、ポンプ入口29aとポンプ出口29bを有する。水容器14の下部分14bが、導管31を介してポンプ入口29aに取り付けられている。矢印Aは、水流の方向を示す。ポンプ出口29bは、一方ダックビル入口弁32に連結されている。ポンプ入口29aとポンプ出口29bは、複数の折り目34を有する円筒形の可撓性の管状のブラダー33によって連結されている。水は、弁33を通る一方向にしか流れることができない。ポンプ出口29bは、ベローズポンプ29の下部分にある第2の一方ダックビル弁37に連結されている。
【0029】
ユーザの動きによって、距離Bが増減するように導管31が上下に動くと、ポンプ29が作動する。ハンドル11を上に引くと、距離Bが短くなり、ベローズ34に水が満たされる。ハンドルを押すと、ベローズ34が圧縮され、距離Bが長くなり、ポンプ29の下部分29aにある第2のダックビル弁37を通って、水がベローズ34から放出され、水管41に、次にボイラ46へと送られる。したがって、ユーザは、清掃するために、モップを前に押しモップを後ろに引いて動かすことによって、ボイラ46に水を選択的に供給することができる。ユーザが動かなければ、水がボイラに供給されず、蒸気が生成されない。ユーザが前後にモップを動かすときにのみ、蒸気が生成され、放出される。蒸気モップ10は、非加圧システムとして設計されている。床の清掃には、高圧蒸気は必要ない。清掃は、フレーム21に取り付けられた布帛蒸気パッド24に蒸気を供給することによって行われる。
【0030】
図5は、前面壁81、背面壁82、右側壁83、および左側壁84を有する長方形の蒸気ポケットフレーム21の底面斜視図である。正方形の格子構成の複数のバッフル88が、蒸気出口23から蒸気パッドフレーム21の四辺に向かって、フレーム21内の清掃面に外に向かって延びている。バッフル88は、平坦な形状であり、バッフル88間の空間に、およびその上に取り付けられた蒸気パッドに蒸気を供給するための、複数の脱気孔または開口88aを格子間に有する。また、蒸気ポケットフレーム21は、蒸気ポケットフレーム21の四隅のそれぞれにクリート68,69,71,72を有する。
【0031】
図6は、蒸気パッドフレームアタッチメント21との使用に適した布帛蒸気パッド24の上面図である。蒸気布パッド24は、フレーム21に取り付けるように構成されている。ファスナー66,67は、蒸気パッド24の上面に固定されている。好ましい実施形態では、ファスナー66,67は、面ファスナータイプのファスナーである。別の実施形態として、床または他の表面の清掃に使用するときに、蒸気パッド24を固定し、保持するために、他のタイプのファスナーを使用することができる。
【0032】
図に示した実施形態では、蒸気パッド24は、布またはタオルである。綿、あるいはポリエステルまたはポリオレフィン繊維などの合成布帛等の任意の適切な布帛から形成されうる。好ましくは、パッド24の布帛はマイクロファイバである。最も好ましくは、マイクロファイバは、合成ポリエステルのマイクロファイバである
【0033】
図7は、布帛蒸気パッドがアタッチメントフレームに取り付けられている図1のモップの斜視図である。この例では、布帛蒸気パッド24は、ファスナー(図示なし)によって蒸気パッドフレーム21に取り付けられている。また、この例では、蒸気清掃表面積を広げるために、布帛蒸気パッドは蒸気パッドフレームよりも大きい。
【0034】
図8は、蒸気モップと使用することができる別の例示的なポンプの斜視図である。ここでは、メカニカルピストンポンプ19は、蒸気モップ10と使用するのに適しているものとして図7に示されている。ピストンポンプ79は、ポンプ入口79aとポンプ出口79bを有する。水容器14の下部分14bが、導管31を介してポンプ入口79aに取り付けられている。矢印Aは、水流の方向を示す。ポンプ出口79bは、一方ダックビル入口弁32に連結されている。ポンプ入口79aとポンプ出口79bの間で水をリークさせることなく、ピストン92がシリンダ91内部で自由に移動することができるように、ポンプ入口79aとポンプ出口79bは、シールされた可動ジョイント93によって連結されている。水は、弁32を通る一方向にしか流れることができない。ポンプ出口79bは、ピストンポンプ29の下部分にある第2の一方ダックビル弁37に連結されている。
【0035】
ユーザの動きによって、距離Bが増減するように導管31が上下に動くと、ポンプ79が作動する。ハンドル11を上に引くと、距離Bが短くなり、シリンダ91内の体積空間に水が満たされる。ハンドルを押すと、ピストン92によってシリンダ91内の体積空間が圧縮され、距離Bが長くなり、ポンプ29の下部分29aにある第2のダックビル弁37を通って、水がシリンダ91から放出され、水管41に、次にボイラ46へと送られる。したがって、ユーザは、清掃するために、モップを前に押しモップを後ろに引いて動かすことによって、ボイラ46に水を選択的に供給することができる。ユーザが動かなければ、水がボイラに供給されず、蒸気が生成されない。ユーザが前後にモップを動かすときにのみ、蒸気が生成され、放出される。蒸気モップ10は、非加圧システムとして設計されている。床の清掃には、高圧蒸気は必要ない。清掃は、フレーム21に取り付けられた布帛蒸気ポケット24に蒸気を供給することによって行われる。
【0036】
蒸気フロアモップ10は、電気式ウォーターポンプと、電気式ウォーターポンプを作動させるためのオン/オフスイッチが不要となるため、使いやすさの点で多くの利点を提供する。ここで、ユーザは、モップを前後に動かすことによって、ボイラに流入させるために必要な水の量と、このため必要な蒸気の量を、より厳密に制御することができる。また、蒸気モップは、ユーザが使用するのに安全であるように、低圧または非加圧のシステムとして設計されている。更に、ボイラに送られる水の量が制御されるため、ボイラは短時間で蒸気を生成することができる。
【0037】
図9は、本発明の一実施形態に従って構成および配置された蒸気モップ100の斜視図である。図9の全ての構成要素には、100を足した同じ参照符号が付されている。モップ100は、サイドアーム117によってハウジングまたは本体116に取り付けられた蒸気ポケットフレーム121を有する。水容器またはタンク114は、ハウジング116の上部分にハンドル111を伴って取り付けられ、一方出口弁137を有するポンプ129によって、ボイラ146に連結されている。ハンドル111が取り付けられているときには、水容器カバー119は閉まっている。また、水容器114は、使いやすいように、ハンドル111を簡単に着脱するためのハンドル取り外しボタン113を有する。任意のタイプのメカニカルポンプまたはボイラに水を輸送する他の何らかの手段を、蒸気モップ100と使用することができる。好ましくは、ポンプ129は、ベローズポンプまたはピストンポンプなどのメカニカルポンプであり、ユーザが、ハンドル111を押し引きすることによるモップ10の動きによって駆動される。
【0038】
蒸気ポケットフレーム121は、長方形の形状であり、側面の端とサイドアーム117の端とを連結する蒸気入口カップリング122を有する。図10に示す蒸気ボイラ146で作成された蒸気が、アーム117に、次にフレーム121に供給される。図14に示すように、フレーム121の上に長方形の布帛蒸気ポケット124が取り付けられ、面ファスナーのストリップ166,167によって、フレーム121の蒸気入口カップリング122の側に取り付けられる。
【0039】
図10は、水入口138と水出口139を有する水ホース141と共にボイラ146を備えた蒸気モップ100のハウジング116の正面図である。一方出口弁137(図4に図示)を通って水入口138に水が流入し、水ホース141を通ってボイラ146に流入する。ボイラ146には、蒸気入口142と蒸気出口143を有する蒸気ホース144が連結されている。水入口138とボイラ146は、電気コード147によって電源に接続されている。ボイラ146で作成された蒸気は、蒸気入口142と蒸気出口143を有する蒸気ホース144を通って排出する。利便性のため、本体116は、蒸気温度が使用に適した温度になっていることを示すインジケータライト149も備える。
【0040】
蒸気モップ100との使用に適した水容器114が、図11に示される。水容器114は、上部分114aと下部分114bを有する。この例では、上部分114aは、ユーザが水容器114に簡単に水を充填できるようにする漏斗として機能する円錐状のオープントップ128を有する。図12に示す水容器カバー19は、組み立てられると、水容器114の円錐状のオープントップ128を覆う。ユーザは、容器114に簡単に充填するために、ハンドル取り外しボタン113を押して、水容器114からハンドル111を取り外す。
【0041】
図12は、蒸気モップ100と使用するためのハンドル111の斜視図である。ハンドル111は、高さ調節ボタン112を有し、先端に、水容器114と連結する水容器カバー119を有する。好ましくは、ハンドル111は、入れ子式のハンドルである。
【0042】
図13Aは、前面壁181、背面壁182、右側壁183および左側壁184を有する長方形の蒸気ポケットフレーム121の上面の斜視図である。フレーム121内で、複数のバッフル188が、前面壁181から背面壁182まで延びている。バッフル188は、平坦な形状であり、フレーム121の前面壁から背面壁まで垂直に延びている。フレーム121は、右側壁183を有し、ここに蒸気入口カップリング122が連結されている。また、右側壁183は、アーム117にも連結されている。フレーム121は、右側壁183から左側壁184まで、バッフル188に垂直に延びる通路161を有する。通路161は、バッフル188間の空間およびその上に取り付けられた蒸気ポケットに、蒸気を供給するための複数の脱気孔または開口162を有する。蒸気ポケットフレーム121の利点は、清掃時に、乾いた面に蒸気の効果(benefit)を提供するために、蒸気がフレーム121の上面から出るという点にある。
【0043】
図13Bは、図13Aの蒸気ポケットフレームアタッチメント121の断面の平面図である。複数の脱気孔162が、通路161の両側に、バッフル188と平行に設けられている。
【0044】
図14では、蒸気ポケット124は、フレーム121の上に被せるように構成されている。この点において、蒸気ポケット124は、第1層124aと対向する第2層124b(図示なし)で形成され、これらの各々は、2辺の対向する長縁124c,124dと、2辺の対向する短辺124e,124fを有する長方形である。長縁124c,124dと一方の長辺124fは、ポケット124を形成するように縫合されている。
【0045】
蒸気ポケット124の開放側に、ストラップ166,167が取り付けられている。好ましい実施形態では、ファスナー166,167は、面ファスナータイプのファスナーである。別の実施形態として、ストラップ166,167が、ボタンまたはスナップを備えてもよい。いずれの場合でも、ストラップ166,167は、床または他の表面の清掃に使用するときに、ポケット124を適所に保持するために、フレーム121の上に置かれて固定される。
【0046】
図に示した実施形態では、蒸気ポケット124は、布またはタオルである。綿、あるいはポリエステルまたはポリオレフィン繊維などの合成布帛等の任意の適切な布帛から形成されうる。好ましくは、ポケット124の布帛はマイクロファイバである。最も好ましくは、マイクロファイバは、合成ポリエステルのマイクロファイバである
【0047】
図15は、図9の蒸気ポケットフレームアタッチメントとの使用に適した蒸気ポケットフレームアタッチメント121に取り付けられた布帛蒸気ポケット124を示している。これは、矢印Cの方向によっても示される。蒸気ポケットフレームアタッチメント121は、ユーザが、蒸気ポケット124を取り付け直さずに、蒸気ポケット布帛124の両面を使用できるように、矢印Dに示すように回転することができる。これにより、蒸気ポケット124は、洗浄して取り付け直さなくても、長時間使用できるようになる。
【0048】
図16は、図9に示したタイプの蒸気フロアモップの組み立て方を、矢印で示す分解斜視図である。
【0049】
図17は、本発明の一実施形態に従って構成および配置された、布帛蒸気ポケットカバーを受けるための蒸気ポケットフレーム221を備えた蒸気フロアモップ200の斜視図である。図11の全ての構成要素には、200を足した同じ参照符号が付されている。この例では、蒸気ポケットフレーム221は、ハウジング216に連結された2本のサイドアーム217,218の先端に取り付けられている。蒸気ポケットフレーム221は、長方形の形状であり、側面の端に蒸気入口カップリング222を有する。蒸気出口223は、蒸気をサイドアーム217に、および蒸気ポケットフレーム布帛ポケット224に供給する。また、フレーム221は、アーム218を連結しているコネクタ230を有する左側壁も有する。
【0050】
図18は、蒸気ポケットフレーム221に長方形の蒸気ポケット布帛224を取り付ける方法を示す長方形の布帛蒸気ポケット224の斜視図である。布帛蒸気ポケット224は、蒸気ポケットフレーム221の周りの前面壁281と背面壁282に巻き付けられる。これは、矢印Bの方向によっても示される。面ファスナータイプのストリップ227によって、長方形の蒸気ポケット布帛124の上面と底面の両方が、蒸気ポケットフレーム221の前面壁281または背面壁282に固定される。
【0051】
図に示した実施形態では、蒸気ポケット224は、布またはタオルである。綿、あるいはポリエステルまたはポリオレフィン繊維などの合成布帛等の任意の適切な布帛から形成されうる。好ましくは、蒸気ポケット224の布帛はマイクロファイバである。最も好ましくは、マイクロファイバは、合成ポリエステルのマイクロファイバである
【0052】
蒸気入口カップリング222とコネクタ230は、蒸気ポケットフレーム221に取り付けられており、ユーザが、蒸気ポケット224を取り付け直さずに、蒸気ポケット布帛224の両面を使用できるように、矢印Aに示すように回転することができる。これにより、蒸気ポケット224は、洗浄して取り付け直さなくても、長時間使用できるようになる。
【0053】
図19は、図17に示したタイプの蒸気フロアモップの組み立て方を、矢印で示す分解斜視図である。
【0054】
ここで図20を参照すると、図3の弁40および図4の弁29に加えて、「二方」弁250を使用してもよい。前進移動と、ハンドル11が戻りの後退移動の両方で移動されると、弁250が水をポンピングするポンプ250はポンプシリンダ251を備え、ポンプシリンダ251は、ハンドル11の動きに応じて上下に動くピストンロッド255に連結されたピストン254によって分割された、上室252と下室253を有する。
【0055】
第1の一方向入口ダックビル弁256と第1の一方向出口ダックビル弁257が、上室252に連結されている。第2の一方向入口ダックビル弁258と第2の一方向出口ダックビル弁259が、下室253に連結されている。図21に示すように、入口ダックビル弁256,258の両方は、リザーバー14からのホースを固定するための水入口フィッティング262を有する水入口パイプ261に並列に連結されている。水出口ダックビル弁257,259は、入口268でボイラ267に連結された水出口ホース266に固定された水出口パイプ263に並列に連結されている。弁257,259から水を押し出すポンプ作用を発生させるために、室252,253内に体積変化を作り出す必要がある。
【0056】
蒸気ホース269は、蒸気を所望のパターンで供給するために使用することができる、図2および3のボイラ46などの任意の適切な設計の蒸気発生装置267に連結されている。水入口261は、ポンプ251が水をポンピングして蒸気発生装置267に供給できるように、任意の適切な連結(ゴムホース、ウォータータンクへの直接連結など)によって給水源に連結されうる。
【0057】
ピストン254が下がると、下室253の体積が減少し、これにより、内部の水が、ダックビル弁259を通って室253から出る。水流の方向は、ダックビル弁の方向によって決まる。水は、ダックビル弁を通る一方向にしか流れることができない。水が出口弁259を通って流れ出るのと同時に、室252の体積が増加する。この体積の増加によって、矢印Aに示すように、水が、リザーバー14から入口ダックビル弁256を通って室252に流れ込む。
【0058】
蒸気フロアモップ10,100,200は、電気式ウォーターポンプと、電気式ウォーターポンプを作動させるためのオン/オフスイッチが不要となるため、使いやすさの点で多くの利点を提供する。ここで、ユーザは、モップを前後に動かすことによって、ボイラに流入させるために必要な水の量と、このため必要な蒸気の量を、より厳密に制御することができる。また、蒸気モップは、ユーザが使用するのに安全であるように、低圧または非加圧のシステムとして設計されている。更に、ボイラに送られる水の量が制御されるため、ボイラは短時間で蒸気を生成することができる。
【0059】
本発明による、布帛蒸気パッドフレーム21を有する蒸気パッドフレーム10と、布帛蒸気パッド24および蒸気ポケット布帛124,224を有する蒸気ポケットフレーム121,221とは、それぞれ、蒸気クリーナ用のブラシ毛アタッチメント上にタオルを配置する構成と比較して、大幅な改良である。本発明は、ブラシ毛による布の穿刺を防ぎ、清掃面を2倍に広げる。更に、布帛カバーの取り付けおよび交換を、簡単に行うことができる。
【0060】
したがって、上の説明から明らな目的のうち、上に記載した目的は有効に達成されることがわかり、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、上記のプロダクトに特定の変更を行うことができるため、上記の説明に含まれ、添付の図面に示した全ての事項は、例示として解釈されるべきであり、限定的なものではないことが意図される。
【0061】
また、以下の特許請求の範囲は、ここに記載の本発明の一般的な特徴と特定の特徴の全てをカバーすることが意図され、本発明の範囲の全ての表明は、文言として、そこに含まれうる点が理解される。
【0062】
本発明は、本発明の趣旨または必須の属性から逸脱することなく、他のさまざまな形態で実施することができる。したがって、前述の明細書ではなく、添付の特許請求の範囲を、本発明の範囲を示すものとして参照すべきである。本発明による、モップハンドルの動きに応じて水容器から蒸気発生装置に水をポンピングするポンプを有し、蒸気が布帛ポケットカバーに供給される蒸気モップは、電気式ポンプに比べて大幅な改良である。このポンプは、モップの押し引きの両方に応じて水をポンピングする二方弁を備えてもよい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
蒸気モップであって、
水入口および水出口を有する水容器と、水用のボイラ入口および蒸気出口を有するボイラとを有する本体と、
前記水出口に連結された入口および前記ボイラ入口に連結された出口を有するポンプと、
前記蒸気出口に連結された蒸気フレームと、を有し、
蒸気を生成するために前記水容器から前記ボイラに水をポンピングするように、前記蒸気モップの動きにより、前記ポンプが作動する蒸気モップ。
【請求項2】
前記蒸気フレームは、表面を清掃するための布帛布を受けるように適合されている請求項1に記載の蒸気モップ。
【請求項3】
前記蒸気フレームは、少なくとも1本の管状のサイドアームによって前記蒸気出口に連結されている請求項2に記載の蒸気モップ。
【請求項4】
前記蒸気フレームは蒸気パッドフレームである請求項1に記載の蒸気モップ。
【請求項5】
前記蒸気フレームは蒸気ポケットフレームである請求項1に記載の蒸気モップ。
【請求項6】
前記ポンプは一方向ポンプである請求項1に記載の蒸気モップ。
【請求項7】
前記ポンプは、一方入口弁および一方出口弁を有するメカニカルベローズポンプである請求項1に記載の蒸気モップ。
【請求項8】
前記ポンプは、一方入口弁および一方出口弁を有するメカニカルピストンポンプである請求項1に記載の蒸気モップ。
【請求項9】
前記弁は、実質的に円錘形の形状であり、実質的に可撓性材料から形成されている請求項7に記載の蒸気モップ。
【請求項10】
前記弁は、実質的に円錘形の形状であり、実質的に可撓性材料から形成されている請求項8に記載の蒸気モップ。
【請求項11】
蒸気モップであって、
水を貯蔵するための水容器、水入口を有するボイラ、および内部に配置された蒸気出口を有する本体と、
入口および出口を有するポンプと、前記ポンプ出口は前記ボイラ入口に連結されており、
前記蒸気出口に連結された蒸気フレームと、を有し、
前記水容器は前記ポンプ入口に連結され、
蒸気を生成するために、前記ポンプの作動により、前記水容器から前記ボイラに水がポンピングされる蒸気モップ。
【請求項12】
前記ポンプに連結されたハンドルを更に有し、前記ハンドルの動きにより前記ポンプが作動する請求項11に記載の蒸気モップ。
【請求項13】
第1端部および第2端部を有し、前記第1端部に第1の一方入口弁および第2の一方入口弁と、前記第2端部に第2の一方出口弁および第2の一方出口弁と、を有するポンプシリンダと、
前記シリンダを第1室および第2室に分割しているピストンと、を有し、前記室のそれぞれに入口弁および出口弁が連結されており、前記第1および第2の入口弁は前記水出口に連結され、前記出口弁は前記蒸気発生装置に連結されており、
これにより、前記ピストンが前記第2端部のほうに移動すると、前記第2の出口弁を通って前記第2室から水が排出され、前記第1の入口弁を通って前記第1室に水が吸入され、前記ピストンが前記第1端部のほうに移動すると、前記第1の出口弁を通って前記第1室から水が排出され、前記第2の入口弁を通って前記第2室に水が吸入される請求項12に記載の蒸気モップ。
【請求項14】
前記水容器は、前記本体の一端において充填用の注ぎ口を有する請求項12に記載の蒸気モップ。
【請求項15】
前記水容器は、前記ポンプ入口と前記ハンドルの間に配置されている請求項12に記載の蒸気モップ。
【請求項16】
前記ポンプは、一方入口弁および一方出口弁を有するメカニカルベローズポンプである請求項11に記載の蒸気モップ。
【請求項17】
前記ポンプは、一方入口弁および一方出口弁を有するメカニカルピストンポンプである請求項11に記載の蒸気モップ。
【請求項18】
前記弁は、実質的に円錘形の形状であり、実質的に可撓性材料から形成されている請求項16に記載の蒸気モップ。
【請求項19】
前記弁は、実質的に円錘形の形状であり、実質的に可撓性材料から形成されている請求項17に記載の蒸気モップ。
【請求項20】
前記蒸気フレームは蒸気パッドフレームである請求項11に記載の蒸気モップ。
【請求項21】
前記蒸気パッドフレームは、実質的に長方形であり、前面壁、後面壁、右側壁および左側壁と中央蒸気出口とを有し、前記中央蒸気チャネルから前記前面壁、前記右側壁、前記左側壁および前記後面壁に外に向かって延びる正方形の格子構成の複数のバッフルを有する請求項20に記載の蒸気モップ。
【請求項22】
前記蒸気フレームは蒸気ポケットフレームである請求項11に記載の蒸気モップ。
【請求項23】
二方向メカニカルポンプであって、
第1端部および第2端部を有し、前記第1端部に第1の一方入口弁および第2の一方入口弁と、前記第2端部に第2の一方出口弁および第2の一方出口弁と、を有するポンプシリンダと、
前記シリンダを第1室および第2室に分割しているピストンと、を有し、前記室のそれぞれに入口弁および出口弁が連結されており、前記第1および第2の入口弁は水源に連結され、前記出口弁は水だめに連結されており、
これにより、前記ピストンが前記第2端部のほうに移動すると、前記第2の出口弁を通って前記第2室から水が排出され、前記第1の入口弁を通って前記第1室に水が吸入され、前記ピストンが前記第1端部のほうに移動すると、前記第1の出口弁を通って前記第1室から水が排出され、前記第2の入口弁を通って前記第2室に水が吸入される二方向メカニカルポンプ。
【請求項24】
蒸気モップと使用するために布帛蒸気ポケットを取り付けるための蒸気パッドフレームであって、前記フレームは、実質的に長方形のフレームであり、前記フレームは、
前面壁と、
後面壁と、
右側壁と、
左側壁と、
中央蒸気出口と、
前記前面壁と後面壁の間で、前記蒸気出口から前記蒸気ポケットフレームに配置された外に向かって延びる正方形の格子構成の複数のバッフルと、を有し、
前記フレームは前記モップから蒸気を受け容れ、前記フレームに取り付けられた蒸気ポケットに蒸気を供給するために、蒸気入口に連結されている蒸気パッドフレーム。
【請求項1】
蒸気モップであって、
水入口および水出口を有する水容器と、水用のボイラ入口および蒸気出口を有するボイラとを有する本体と、
前記水出口に連結された入口および前記ボイラ入口に連結された出口を有するポンプと、
前記蒸気出口に連結された蒸気フレームと、を有し、
蒸気を生成するために前記水容器から前記ボイラに水をポンピングするように、前記蒸気モップの動きにより、前記ポンプが作動する蒸気モップ。
【請求項2】
前記蒸気フレームは、表面を清掃するための布帛布を受けるように適合されている請求項1に記載の蒸気モップ。
【請求項3】
前記蒸気フレームは、少なくとも1本の管状のサイドアームによって前記蒸気出口に連結されている請求項2に記載の蒸気モップ。
【請求項4】
前記蒸気フレームは蒸気パッドフレームである請求項1に記載の蒸気モップ。
【請求項5】
前記蒸気フレームは蒸気ポケットフレームである請求項1に記載の蒸気モップ。
【請求項6】
前記ポンプは一方向ポンプである請求項1に記載の蒸気モップ。
【請求項7】
前記ポンプは、一方入口弁および一方出口弁を有するメカニカルベローズポンプである請求項1に記載の蒸気モップ。
【請求項8】
前記ポンプは、一方入口弁および一方出口弁を有するメカニカルピストンポンプである請求項1に記載の蒸気モップ。
【請求項9】
前記弁は、実質的に円錘形の形状であり、実質的に可撓性材料から形成されている請求項7に記載の蒸気モップ。
【請求項10】
前記弁は、実質的に円錘形の形状であり、実質的に可撓性材料から形成されている請求項8に記載の蒸気モップ。
【請求項11】
蒸気モップであって、
水を貯蔵するための水容器、水入口を有するボイラ、および内部に配置された蒸気出口を有する本体と、
入口および出口を有するポンプと、前記ポンプ出口は前記ボイラ入口に連結されており、
前記蒸気出口に連結された蒸気フレームと、を有し、
前記水容器は前記ポンプ入口に連結され、
蒸気を生成するために、前記ポンプの作動により、前記水容器から前記ボイラに水がポンピングされる蒸気モップ。
【請求項12】
前記ポンプに連結されたハンドルを更に有し、前記ハンドルの動きにより前記ポンプが作動する請求項11に記載の蒸気モップ。
【請求項13】
第1端部および第2端部を有し、前記第1端部に第1の一方入口弁および第2の一方入口弁と、前記第2端部に第2の一方出口弁および第2の一方出口弁と、を有するポンプシリンダと、
前記シリンダを第1室および第2室に分割しているピストンと、を有し、前記室のそれぞれに入口弁および出口弁が連結されており、前記第1および第2の入口弁は前記水出口に連結され、前記出口弁は前記蒸気発生装置に連結されており、
これにより、前記ピストンが前記第2端部のほうに移動すると、前記第2の出口弁を通って前記第2室から水が排出され、前記第1の入口弁を通って前記第1室に水が吸入され、前記ピストンが前記第1端部のほうに移動すると、前記第1の出口弁を通って前記第1室から水が排出され、前記第2の入口弁を通って前記第2室に水が吸入される請求項12に記載の蒸気モップ。
【請求項14】
前記水容器は、前記本体の一端において充填用の注ぎ口を有する請求項12に記載の蒸気モップ。
【請求項15】
前記水容器は、前記ポンプ入口と前記ハンドルの間に配置されている請求項12に記載の蒸気モップ。
【請求項16】
前記ポンプは、一方入口弁および一方出口弁を有するメカニカルベローズポンプである請求項11に記載の蒸気モップ。
【請求項17】
前記ポンプは、一方入口弁および一方出口弁を有するメカニカルピストンポンプである請求項11に記載の蒸気モップ。
【請求項18】
前記弁は、実質的に円錘形の形状であり、実質的に可撓性材料から形成されている請求項16に記載の蒸気モップ。
【請求項19】
前記弁は、実質的に円錘形の形状であり、実質的に可撓性材料から形成されている請求項17に記載の蒸気モップ。
【請求項20】
前記蒸気フレームは蒸気パッドフレームである請求項11に記載の蒸気モップ。
【請求項21】
前記蒸気パッドフレームは、実質的に長方形であり、前面壁、後面壁、右側壁および左側壁と中央蒸気出口とを有し、前記中央蒸気チャネルから前記前面壁、前記右側壁、前記左側壁および前記後面壁に外に向かって延びる正方形の格子構成の複数のバッフルを有する請求項20に記載の蒸気モップ。
【請求項22】
前記蒸気フレームは蒸気ポケットフレームである請求項11に記載の蒸気モップ。
【請求項23】
二方向メカニカルポンプであって、
第1端部および第2端部を有し、前記第1端部に第1の一方入口弁および第2の一方入口弁と、前記第2端部に第2の一方出口弁および第2の一方出口弁と、を有するポンプシリンダと、
前記シリンダを第1室および第2室に分割しているピストンと、を有し、前記室のそれぞれに入口弁および出口弁が連結されており、前記第1および第2の入口弁は水源に連結され、前記出口弁は水だめに連結されており、
これにより、前記ピストンが前記第2端部のほうに移動すると、前記第2の出口弁を通って前記第2室から水が排出され、前記第1の入口弁を通って前記第1室に水が吸入され、前記ピストンが前記第1端部のほうに移動すると、前記第1の出口弁を通って前記第1室から水が排出され、前記第2の入口弁を通って前記第2室に水が吸入される二方向メカニカルポンプ。
【請求項24】
蒸気モップと使用するために布帛蒸気ポケットを取り付けるための蒸気パッドフレームであって、前記フレームは、実質的に長方形のフレームであり、前記フレームは、
前面壁と、
後面壁と、
右側壁と、
左側壁と、
中央蒸気出口と、
前記前面壁と後面壁の間で、前記蒸気出口から前記蒸気ポケットフレームに配置された外に向かって延びる正方形の格子構成の複数のバッフルと、を有し、
前記フレームは前記モップから蒸気を受け容れ、前記フレームに取り付けられた蒸気ポケットに蒸気を供給するために、蒸気入口に連結されている蒸気パッドフレーム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13A】
【図13B】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13A】
【図13B】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【公表番号】特表2009−545387(P2009−545387A)
【公表日】平成21年12月24日(2009.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−522913(P2009−522913)
【出願日】平成19年7月6日(2007.7.6)
【国際出願番号】PCT/US2007/072908
【国際公開番号】WO2008/016761
【国際公開日】平成20年2月7日(2008.2.7)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.VELCRO
【出願人】(508002782)ユーロプロ オペレーティング エルエルシー (2)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年12月24日(2009.12.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年7月6日(2007.7.6)
【国際出願番号】PCT/US2007/072908
【国際公開番号】WO2008/016761
【国際公開日】平成20年2月7日(2008.2.7)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.VELCRO
【出願人】(508002782)ユーロプロ オペレーティング エルエルシー (2)
【Fターム(参考)】
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