説明

蒸気粒子を鼻腔に直接送り込むことを容易化するための装置及び方法

【課題】 精油の蒸気粒子を鼻腔内に直接配送するための装置及び方法を提供する。
【解決手段】 蒸気粒子を直接鼻腔内に送り込むことを容易化するための装置を提供する。この装置は、少なくとも1つの構造部材(22)と、蒸発して蒸気粒子を形成することができる液体を保持するための、前記少なくとも1つの構造部材の各端部における少なくとも1つの吸収部材(34)とを含む。好ましくは、少なくとも2つのスタッド(30)が、少なくとも1つの構造部材の前記端部間の中間位置に配置されている。また、上記の装置を用いて、蒸気粒子/薬剤を鼻腔内に直接送り込むための方法を提供する。

【発明の詳細な説明】
【発明の分野】
【0001】
本発明は、蒸気粒子を鼻腔に直接送り込むことを容易にするための装置及び方法に関する。
【背景】
【0002】
アロマセラピー(芳香療法)は、精油(エッセンシャルオイル)として加工処理された植物のエッセンスを、治療効果、例えば、人体におけるバランスをとる、免疫システムを強化する、病気を防止又は最小限にする、神経を静める、集中力を高める、などのために用いる手法である。アロマセラピーを、嗅覚に依存するだけのものとして一般化することは適切でない。何故なら、精油の各々が、身体と相互作用する構成要素の独特の組合せを有するからである。これらの構成要素とのこの相互作用が、身体に有益な効果をもたらす。
【0003】
現在、アロマセラピーに用いられる一般的な技術は、
・精油を身体の所望の部分にマッサージして塗る;
・温/冷湿布:湿布を身体の所望の部分に貼り付け、好ましい温度に維持された湿布に適切な量の精油を加える;
・洗面器又はボウルに入れた熱湯を用いてオイルを蒸発させることにより精油を吸入する;
・アロマバーナを用いてオイルを蒸発させることにより精油を吸入する;
・精油の液滴を湯に加えた風呂に入る;
・精油の液滴を加えた吸収材料から精油を直接吸入する、
というものである。
【0004】
精油を直接吸入することがアロマセラピーの効果を得るための最良の方法であることが広く認識されている。上述した蒸発の方法は、蒸発される精油の量を最大化せず、従って、このような量の精油が吸入されない。このような方法が用いられると精油がかなり浪費される。従って、必要な精油の量が増えることになり、よってコストが増大する。不都合なことに、アロマセラピーをより経済的に行おうとするために、合成材料が添加された純粋でない精油が用いられる。このような治療は、合成物質が吸入されることにより、健康に有害なことが多い。
【0005】
また、鼻孔呼吸は、有効成分が肺に直接送り込まれ、肺にて血流に直接吸収されるため、消化、経口呼吸、又は皮膚湿布よりも迅速な効果をもたらす。
【発明の概要】
【0006】
蒸気粒子を鼻腔内に直接に送り込むことを容易化するための装置を提供する。この装置は、少なくとも1つの構造部材と、蒸発して蒸気粒子を形成することができる液体を保持するための、前記少なくとも1つの構造部材の各端部に設けられた少なくとも1つの吸収部材とを含む。好ましくは、少なくとも2つのスタッドが、前記少なくとも1つの構造部材の前記端部間の中間位置に配置される。
【0007】
好ましくは、少なくとも1つの吸収部材は、スポンジ、布地(ファブリック)、綿、紙、木、吸収性ポリマーなどから選択された材料から作られる。構造部材は、銅、アルミニウム、鉄、スチール、延性ポリマーなどから選択された材料から作られることが最も好ましい。構造部材は、PVC、シリコン、ラテックス、ビニル、ニトリル、合成ポリマーなどから選択された材料でコーティングされることが好ましいであろう。
【0008】
少なくとも1つの吸収部材がホルダ内に配置されていることが好ましい。ホルダは、ホルダの内側リム内に、穿孔されたディスクを有し得る。ホルダは、また、ホルダの内側リム内に、中実のディスクを有し得る。吸収部材は、ディスク状、球形状、ピラミッド形状、多角形状、半球形状などの形状から選択される形状を有し得る。吸収部材は、精油、又は液体薬剤から選択された液体を保持するために用いられ得る。液体薬剤は、典型的に点鼻薬/スプレー式点鼻薬により導入されるタイプの薬剤とすることができる。
【0009】
また、蒸気粒子を鼻腔内に直接送り込むことを容易化するための装置であって、少なくとも1つの構造部材と;蒸発して蒸気粒子を形成することができる液体を保持するための、前記少なくとも1つの構造部材を包む少なくとも1つの吸収部材とを含む装置も提供する。
【0010】
また、上記の装置を用いて蒸気粒子を鼻腔内に直接送り込むための方法、及び、上記の装置を用いて薬剤を鼻腔内に直接送り込むための方法も提供する。
【0011】
本発明がより良好に理解され、且つ、実質的な効果が容易に得られるために、本発明の好ましい実施形態を、単に、限定的でない例として、添付の例示的な図面を参照しつつ説明する。
【好適な実施形態の説明】
【0012】
図1を参照すると、蒸気粒子を鼻腔内に直接送り込むことを容易化するための装置20が提供されている。装置20は構造部材22を含み、構造部材22は、構造部材22の第1の端部26及び第2の端部28の各々にて、それぞれホルダ24を有する。この場合、「端部の各々にて」の「にて」とは、端部に隣接していること、及び、端部の近傍に位置していることを意味する。吸収部材34が、各ホルダ24内に配置される。構造部材22は、第1端部26と第2端部28との間の中間位置に配置された少なくとも2つのスタッド30を有する。構造部材22は複数の構成要素から作られ得る。
【0013】
構造部材22は、U字状の構造(図示されているように)を形成するように、可撓性であり湾曲可能である。構造部材22の第1端部26及び第2端部28は、それぞれ、近位位置40及び近位位置42から曲げられる。これのより、装置20のユーザの鼻孔内でのフィット性を高める。構造部材22は、銅、アルミニウム、鉄、スチール、延性ポリマーなどの材料から作られ得る。構造部材22は、PVC、シリコン、ラテックス、ビニル、ニトリル、合成ポリマーなどの材料でコーティングされてもよい。構造部材22が前記材料でコーティングされるのは、装置20のユーザに快適さを与え得るからであり、これは、摩擦が低減すること、及び、ユーザの皮膚(幾つかの材料に対して不都合に/アレルギー性の反応を生じることがある)と構造部材22の材料との接触を最小にすることによる。構造部材22をコーティングするのに用いられる材料は、ユーザの鼻孔内に用いられるときに装置20をカモフラージュするために着色された皮膚であってもよい。構造部材22は、装置20が中央の鼻骨をしっかりと把持し得る形状に曲げられ得る。図8は、装置20がユーザ100の鼻孔32にて用いられているときの様子を示す。
【0014】
構造部材22の第1端部26と第2端部28との間の中間位置に配置されているスタッド30は、取扱いを容易にするために、装置20の把持機能を増大し得る位置に配置されてもよい。
【0015】
ホルダ24の分解斜視図が図2に示されている。ホルダ24は、ホルダ24の内側リム36内に嵌め込まれたディスク38を有する。ディスク38は、空気が通過することを可能にするために穿孔されても、又は、中実のディスクであってもよい。ディスク状の吸収部材34がホルダ24内に配置される様子が示されている。吸収部材34は、ホルダ24の内側リム36内に嵌り込んで適合し、且つディスク38に接した状態で置かれる。吸収部材34は、液体を吸収する材料、例えば、スポンジ、布地、綿、紙、木、吸収性ポリマーなどから作られ得る。吸収部材34は、液体、例えば、精油又は液体薬剤を保持するために用いられ得る。液体薬剤は、一般に、点鼻薬/スプレー式点鼻薬により導入される。吸収部材34が中実のディスクであることが好ましい場合がある。これは、吸収部材34がその内容物を、吸収部材34の1つの面のみを通して逃がすことを可能にするからである。これは、吸収部材34が乾燥する(すなわち、液体内容物が失われる)速度を遅くし得る。ホルダ24は、吸収部材34中の液体内容物が吸収部材34から漏出することを防止し得る。液体内容物の漏出が、ユーザに、刺激性/アレルギー性反応を生じさせることがあるからである。
【0016】
図3は、吸収部材34の平面図である。吸収部材34は、この吸収部材34の内部を通る複数の貫通穴44を有する。穴44は、空気が吸収部材34を通過することを促進し、それにより吸収部材34内の液体内容物の蒸発を補助するように、吸収部材34内に設けられるのがよい。
【0017】
図4は、本発明のホルダ24の別の実施形態を示す。吸収部材34は構造部材22内の空洞部46に接続されている。空洞部46は、構造部材22の全て又は一部を通って延在し、液体のためのリザーバないしは保持手段として働き得る。空洞部46は、必要に応じてスポンジ48と共に用いられてもよい。このホルダ24も、内側リム36又はホルダ24に配置されたディスク(図示せず)を有し得る。空洞部46(スポンジ48の有無に関わらず)が、吸収部材34により用いられるために貯蔵され得る液体の量を増やす。この吸収部材34も貫通穴44を有し得る。
【0018】
図5は、装置20の更に別の実施形態を示す。装置20は構造部材22を含むことができ、構造部材22の第1の端部26及び第2の端部28に、それぞれ吸収部材50が配置されている。構造部材22は、銅、アルミニウム、鉄、スチール、延性ポリマーなどの材料から作られ得る。構造部材22は、構造部材22の第1端部26と第2端部28との間の中間位置に配置された少なくとも2つのスタッド30を有している。吸収部材50は、例えば、スポンジ、布地、綿、紙、吸収性ポリマーなどの材料から形成され、また、様々な形状、例えば、球形状、ピラミッド形状、多角形状などの形状とすることができる。吸収部材50に、液体内容物、例えば、精油や液体薬剤が潤浸される。液体薬剤は、一般に、点鼻薬/スプレー式点鼻薬により導入され得る。装置20は、本発明の好ましい第1の実施形態と同じ方法で用いられる。
【0019】
図6を参照すると、装置20の他の実施形態が示されている。この装置20も構造部材22を含み、構造部材22には、構造部材22の長さに沿って、中間位置から第1端部26に、及び、中間位置から第2端部28に鼻孔プラグ52が配置されている。構造部材22は、銅、アルミニウム、鉄、スチール、延性ポリマーなどの材料から作られ得る。構造部材22は、構造部材22の第1端部26と第2端部28との間の中間位置に配置された少なくとも2つのスタッド30を有する。ディスク状の吸収部材34がプラグ52内に挿入され得る。プラグ52は、プラグ52の内側リム54に嵌め込まれたディスク(図示せず)を有している。ディスクは、空気の通過を可能にするために穿孔されても、又は、中実のディスクであってもよい。ディスク状の吸収部材34がプラグ52内に配置され得る。吸収部材34は、プラグ52の内側リム54に嵌り込んで適合し、ディスクに接した状態で配置され得る。吸収部材34は、例えば、スポンジ、布地、綿、紙、吸収性ポリマーなどの材料から作られ得る。吸収部材50に、液体内容物、例えば、精油や液体薬剤が潤浸され得る。液体薬剤は、一般に、点鼻薬/スプレー式点鼻薬により導入され得る。装置20は、本発明の好ましい第1の実施形態と同一の方法で用いられる。しかし、装置20のこの実施形態は、ユーザの鼻孔を膨らんだ外観にし、それがユーザにとって快適でないことがあるため、ユーザの受け入れ易さが低いかも知れない。
【0020】
図7A及び図7Bを参照すると、装置20の更に別の実施形態が示されている。図7Aは、装置20が、ユーザの鼻孔内に配置される前に曲げられている様子を示す。図7Bは、装置20が曲げられる前の状態を示す。この装置20は、吸収部材56により包まれた構造部材22を有する。構造部材22は、銅、アルミニウム、鉄、スチール、延性ポリマーなどの材料から作られ得る。吸収材料56に、液体内容物、例えば、精油や液体薬剤が潤浸され得る。液体薬剤は、一般に、点鼻薬/スプレー式点鼻薬により導入され得る。吸収部材56は、接着側58及び非接着側60を有する。接着側58は、装置20を中央鼻骨に付着させるために用いられる。装置20はU字状に曲げられることができ、装置20の各端部が各鼻孔に入り、接着側58が中央鼻骨に付着して中央鼻骨に固定される。非接着側60は、吸収部材56上での空気の循環のために露出される。
【0021】
図8は、装置20の使用時の様子を示す。構造部材22の第2の端部28がユーザ100の鼻孔32の一方に挿入されており、構造部材22の第1端部26がユーザ100の鼻孔の他方に挿入されている。構造部材22は、スタッドを構造部材22の第1端部26と第2端部28との間の中間位置(図示せず)にて握ることにより折り曲げられ得る。これにより構造部材22は、鼻の様々な寸法及び形状に適応し、また、鼻孔の様々な寸法及び間隔に適応することが可能である。構造部材22は、ホルダ24がユーザ100を不快にさせないように、また、装置20がユーザ100の鼻から落ちないように曲げられ得る。各ホルダ24は、液体内容物、例えば、精油や液体薬剤が潤浸された少なくとも1つの吸収部材34を有するべきである。液体薬剤は、一般に、点鼻薬/スプレー式点鼻薬により導入され得る。装置20がこのような位置に配置されているとき、ユーザ100が正常な呼吸をすれば、蒸気粒子が鼻腔に入ることが可能となる。装置20は、周囲環境の、例えば、トイレ、生鮮市場、自動車の排ガス、喫煙場所、汚水領域、ごみ洗浄領域などの不快な臭いの作用を低減するためにも用いられ得る。装置20は寸法が小さく、尚且つ、精油の燃焼又は外部装置を用いないため、何時でもどこでも使用されることができる。蒸気粒子がユーザ100の鼻腔内に直接送り込まれるため、ユーザ100の周囲にいる、臭いに敏感で、吸収部材34に保持された液体内容物の臭いが嫌いな人々が感じる不快感は最小化される。
【0022】
精油の多くが、或る程度の耐腐敗性を有する。従って、装置20がユーザ100の鼻孔32に用いられるとき、空気は、鼻腔に入る前に、そしてその後呼吸系に入る前に浄化され得る。
【0023】
装置20は、また、薬剤を吸入により導入するためにも用いられ得る。喫煙者が禁煙を試みることを補助するために装置20を用いる方法があり得る。この方法は、ニコチンの作用を模し得る適切な精油、又はニコチン自体を用いることにより行われる。
【0024】
図9及び図10は、図2の実施形態の変形を示す。この実施形態において、ホルダ24は、吸収部材34が通過し得る上部リム92を有する。各ホルダ24は、また、ホルダ24の側壁の一部の周囲に延在するアーチ状スロット(溝孔)90も有し、吸収部材34はスロット90も通過し得る。1以上のスロット90をホルダ24の周囲に設けることができる。スロットの数及び位置に応じて、吸収部材34がホルダ24内に、矢印a,b,c又はdのうちの一方向にて挿入され得る。
【0025】
上記の説明において、本発明の好ましい実施形態を記載してきたが、当業者には、設計及び構造の詳細に、多くの変更及び修正が、本発明から逸脱せずに行われ得ることが理解されるであろう。
【0026】
本発明は、開示された全ての特徴を、個々に、又は、可能な全ての順列及び組合せで包含する。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】好ましい実施形態の斜視図である。
【図2】好ましい実施形態のホルダの分解斜視図である。
【図3】吸収部材の上面図である。
【図4】ホルダの別の実施形態の斜視図である。
【図5】別の実施形態の斜視図である。
【図6】更に別の実施形態の、一部が断面図である斜視図である。
【図7A】更に別の実施形態の斜視図であり、曲げられた状態を示す図である。
【図7B】更に別の実施形態の斜視図であり、直線状の状態を示す図である。
【図8】好ましい実施形態の使用時の側面図である。
【図9】図2に対応する最後の実施形態の図である。
【図10】図9の実施形態の組立時の部分側面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
蒸気粒子を鼻腔内に直接送り込むことを容易化するための装置であって、
少なくとも1つの構造部材と、
蒸発して蒸気粒子を形成することができる液体を保持するための、前記少なくとも1つの構造部材の各端部に設けられた少なくとも1つの吸収部材と
を備える装置。
【請求項2】
更に、前記少なくとも1つの構造部材の前記端部間の中間位置に配置された少なくとも2つのスタッドを備える請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記少なくとも1つの吸収部材が、スポンジ、布地、綿、紙、木及び吸収性ポリマーから成る群から選択された材料から作られている請求項1又は2に記載の装置。
【請求項4】
前記構造部材が、銅、アルミニウム、鉄、スチール及び延性ポリマーから成る群から選択された材料から作られている請求項1〜3のいずれか一項に記載の装置。
【請求項5】
前記構造部材が、PVC、シリコン、ラテックス、ビニル、ニトリル及び合成ポリマーから成る群から選択された材料でコーティングされる請求項1〜4のいずれか一項に記載の装置。
【請求項6】
前記少なくとも1つの吸収部材がホルダ内に配置されている請求項1〜5のいずれか一項に記載の装置。
【請求項7】
前記ホルダが、穿孔されたディスクを、該ホルダの内側リムに有し、前記ディスクが中実であるか、又は穿孔されている請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記ホルダが、前記少なくとも1つの吸収部材を通すための少なくとも1つのスロットを有する側壁を有する請求項6又は7に記載の装置。
【請求項9】
前記吸収部材が、ディスク状、球形状、ピラミッド形状、多角形状及び半球形状から成る群から選択される形状を有する請求項1〜8のいずれか一項に記載の装置。
【請求項10】
前記液体が、精油、ニコチン及び液体薬剤から成る群から選択される請求項1〜9のいずれか一項に記載の装置。
【請求項11】
前記構造部材がその長さの少なくとも一部において中空である請求項1〜10のいずれか一項に記載の装置。
【請求項12】
蒸気粒子を鼻腔内に直接送り込むことを容易化するための装置であって、
少なくとも1つの構造部材と、
蒸発して蒸気粒子を形成することができる液体を保持するための、前記少なくとも1つの構造部材を包む少なくとも1つの吸収部材と
を備える装置。
【請求項13】
前記少なくとも1つの吸収部材が、スポンジ、布地、綿、紙及び吸収性ポリマーから成る群から選択される材料から作られる請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記構造部材が、銅、アルミニウム、鉄、スチール及び延性ポリマーから成る群から選択された材料から作られる請求項12又は13に記載の装置。
【請求項15】
構造部材が、PVC、シリコン、ラテックス、ビニル、ニトリル及び合成ポリマーから成る群から選択された材料でコーティングされる請求項12〜14のいずれか一項に記載の装置。
【請求項16】
前記液体が、精油、ニコチン及び液体薬剤から成る群から選択される請求項12〜15のいずれか一項に記載の装置。
【請求項17】
請求項1〜16のいずれか一項に記載の装置を用いて蒸気粒子を鼻腔内に直接送り込むための方法。
【請求項18】
請求項1〜16のいずれか一項に記載の装置を用いて薬剤を鼻腔内に直接送り込むための方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公表番号】特表2008−525101(P2008−525101A)
【公表日】平成20年7月17日(2008.7.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−548162(P2007−548162)
【出願日】平成17年12月22日(2005.12.22)
【国際出願番号】PCT/SG2005/000428
【国際公開番号】WO2006/068624
【国際公開日】平成18年6月29日(2006.6.29)
【出願人】(507210203)
【Fターム(参考)】