融合環ヘテロアリールキナーゼ阻害剤
本明細書は、特定のキナーゼ活性を低下させ、特定の病状を処置するなど、種々の方法に有用な融合環ヘテロアリール化合物を提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式:
【化1】
{式中、xは0〜4の整数であり;
yは0〜5の整数であり;
環Aはアリーレンまたはヘテロアリーレンであり;
環Bはアリールまたはヘテロアリールであり;
Z1は-N=または-C(R22)=であり;
Z2は-N=または-C(R23)=であり;
R1及びR2は独立して水素、置換若しくは非置換アルキル、または置換若しくは非置換へテロアルキルであり;
R3、R4、R5、R22及びR23は独立して、-CN、-CF3、-S(O)nR6、-N(O)m、-NR7R8、-C(O)R9、-NR10-C(O)R11、-NR12-C(O)-R13、-C(O)NR14R15、-NR16S(O)2R17、-S(O)2NR18R18’、-OR19、ハロメチル、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、置換若しくは非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換へテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールであり;
nは0〜2の整数であり;
mは1〜2の整数であり;
R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R18’、R19及びR20は独立して水素、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールであり;
L1は結合、置換若しくは非置換アルキレンまたは置換若しくは非置換ヘテロアルキレンであり;
L2は-S(O)-、-S(O)2-、または-C(O)-であり;
L3は結合、-N(R20)-、置換若しくは非置換アルキレン、または置換若しくは非置換ヘテロアルキレンであり;及び
L4は結合、-NH-または-CH2-である}
をもつ化合物。
【請求項2】
式:
【化2】
{式中、xは0〜4の整数であり;
yは0〜5の整数であり;
環Aはアリーレンまたはヘテロアリーレンであり;
環Bはアリールまたはヘテロアリールであり;
R1及びR2は独立して水素、置換若しくは非置換アルキル、または置換若しくは非置換へテロアルキルであり;
R3、R4及びR5は独立して、-CN、-CF3、-S(O)nR6、-N(O)m、-NR7R8、-C(O)R9、-NR10-C(O)R11、-NR12-C(O)-R13、-C(O)NR14R15、-NR16S(O)2R17、-S(O)2NR18R18’、-OR19、ハロメチル、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、置換若しくは非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換へテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールであり;nは0〜2の整数であり;及びmは1〜2の整数であり;
L1は結合、置換若しくは非置換アルキレンまたは置換若しくは非置換ヘテロアルキレンであり;
L2は-S(O)-、-S(O)2-、または-C(O)-であり;
L3は結合、-N(R20)-、置換若しくは非置換アルキレン、または置換若しくは非置換ヘテロアルキレンであり;及び
R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R18’、R19及びR20は独立して水素、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールである}
をもつ、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
式中、環Aはアリーレンであり、及び環Bはアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
環Aはフェニレンであり、及び環Bはフェニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
式中、L2は結合または-C(O)-L3-である、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
式中、L3は-N(R20)-である、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
式中、L3は-NH-である、請求項5に記載の化合物。
【請求項8】
式中、L1は置換若しくは非置換C1-C10アルキレンまたは置換若しくは非置換2〜10員のヘテロアルキレンである、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
式中、L1は置換若しくは非置換C1-C3アルキレンまたは置換若しくは非置換2〜4員のヘテロアルキレンである、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
式中、L1は非置換C1-C3アルキレンまたは非置換2〜4員のヘテロアルキレンである、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
式中、L1は非置換C1-C10アルキレンまたは非置換2〜10員のヘテロアルキレンである、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
式中、L1はメチレンである、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
式中、R1またはR2の少なくとも一つは水素である、請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
式中、R1及びR2は水素である、請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
式中、R3は置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、置換若しくは非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換へテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項16】
式中、R3は置換若しくは非置換アルキルまたは置換若しくは非置換へテロシクロアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項17】
式中、R3は置換若しくは非置換C1-C10アルキルまたは置換若しくは非置換3〜6員のヘテロシクロアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項18】
式中、R3は置換若しくは非置換C1-C3アルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項19】
式中、R3はメチル、エチルまたはイソプロピルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項20】
式中、R3は非置換3〜6員のヘテロシクロアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項21】
式中、R3はシクロペンチルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項22】
式中、xは0であり、及びyは1である、請求項1に記載の化合物。
【請求項23】
式中、R5は-CX3であり、ここでXは独立してハロゲンである、請求項1に記載の化合物。
【請求項24】
式中、R5は-CF3である、請求項1に記載の化合物。
【請求項25】
式:
【化3】
をもつ、請求項1に記載の化合物。
【請求項26】
式中、R1及びR2は水素であり;
L1は結合またはメチレンであり;
L3は-N(R20)-であり;及び
yは1である、請求項25に記載の化合物。
【請求項27】
式:
【化4】
{式中、wは0〜4の整数であり;
zは0〜5の整数であり;
環Cはシクロアルキレン、ヘテロシクロアルキレン、アリーレンまたはヘテロアリーレンであり;
環Dはアリールまたはヘテロアリールであり;
Z1は-N=または-C(R22)=であり;
Z2は-N=または-C(R23)=であり;
R1及びR2は独立して水素、置換若しくは非置換アルキル、または置換若しくは非置換へテロアルキルであり;
R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R18’、R19及びR20は独立して水素、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールであり;
R21は-CN、-CF3、-S(O)nR6、-N(O)m、-NR7R8、-C(O)R9、-N=NH、-NR10-C(O)R11、-NR12-C(O)-OR13、-C(O)NR14R15、-NR16S(O)2R17、-S(O)2NR18R18’、-OR19、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、置換若しくは非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールであり;
nは0〜2の整数であり;
mは1〜2の整数であり;
R22及びR23は独立して、-CN、-CF3、-S(O)nR6、-N(O)m、-NR7R8、-C(O)R9、-NR10-C(O)R11、-NR12-C(O)-OR13、-C(O)NR14R15、-NR16S(O)2R17、-S(O)2NR18R18’、-OR19、ハロメチル、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、置換若しくは非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールであり;
R68及びR69は独立して、ハロゲン、-CN、-CF3、-S(O)nR6、-N(O)m、-NR7R8、-C(O)R9、-N=NH、-NR10-C(O)R11、-NR12-C(O)-OR13、-C(O)NR14R15、-NR16S(O)2R17、-S(O)2NR18R18’、-OR19、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、置換若しくは非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールであり;
L5は結合、置換若しくは非置換アルキレンまたは置換若しくは非置換ヘテロアルキレンであり;
L6は-S(O)-、-S(O)2-、または-C(O)-であり;
L7は結合、-N(R20)-、置換若しくは非置換アルキレン、または置換若しくは非置換ヘテロアルキレンであり;及び
L8は結合、-C(O)-、-NH-または-CH2-である}
をもつ化合物。
【請求項28】
式:
【化5】
{式中、wは0〜4の整数であり;
xは0〜4の整数であり;
yは0〜5の整数であり;
zは0〜5の整数であり;
環Aはアリーレンまたはヘテロアリーレンであり;
環B及び環Dは独立してアリールまたはヘテロアリールであり;
環Cはシクロアルキレン、ヘテロシクロアルキレン、アリーレンまたはヘテロアリーレンであり;
Z1は-N=または-C(R22)=であり;
Z2は-N=または-C(R23)=であり;
R1及びR2は独立して水素、置換若しくは非置換アルキル、または置換若しくは非置換へテロアルキルであり;
R3、R4、R5、R22、及びR23は独立して-CN、-CF3、-S(O)nR6、-N(O)m、-NR7R8、-C(O)R9、-NR10-C(O)R11、-NR12-C(O)-OR13、-C(O)NR14R15、-NR16S(O)2R17、-S(O)2NR18R18’、-OR19、ハロメチル、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、置換若しくは非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールであり;
nは0〜2の整数であり;
mは1〜2の整数であり;
R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R18’、R19及びR20は独立して水素、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールであり;
R68及びR69は独立して、ハロゲン、-CN、-CF3、-S(O)nR6、-N(O)m、-NR7R8、-C(O)R9、-N=NH、-NR10-C(O)R11、-NR12-C(O)-OR13、-C(O)NR14R15、-NR16S(O)2R17、-S(O)2NR18R18’、-OR19、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、置換若しくは非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールであり;
L1及びL5は独立して、結合、置換若しくは非置換アルキレンまたは置換若しくは非置換ヘテロアルキレンであり;
L2及びL6は独立して-S(O)-、-S(O)2-、または-C(O)-であり;
L3及びL7は独立して結合、-N(R20)-、置換若しくは非置換アルキレン、または置換若しくは非置換ヘテロアルキレンであり;
L4は結合、-NH-または-CH2-であり;
L8は結合、-C(O)-、-NH-または-CH2-である}
をもつ化合物。
【請求項29】
式:
【化6】
【化7】
【化8】
【化9】
をもつ化合物。
【請求項30】
肝癌、大腸癌、乳癌、黒色腫、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、非小細胞肺癌、消化管間質腫瘍、フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病(Ph+ALL)、腎細胞癌、(原発性)肝細胞癌、好酸球増加症候群、または隆起性皮膚線維肉腫の処置の必要な患者において、肝癌、大腸癌、乳癌、黒色腫、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、非小細胞肺癌、消化管間質腫瘍、フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病(Ph+ALL)、腎細胞癌、(原発性)肝細胞癌、好酸球増加症候群、または隆起性皮膚線維肉腫を処置する方法であって、請求項1に記載の化合物の有効量を前記患者に投与することを含む、前記方法。
【請求項31】
Srcチロシンキナーゼの活性を低下させる方法であって、前記Srcチロシンキナーゼと、有効量の式:
【化10】
{式中、xは0〜4の整数であり;
yは0〜5の整数であり;
環Aはアリーレンまたはヘテロアリーレンであり;
環Bはアリールまたはヘテロアリールであり;
Z1は-N=または-C(R22)=であり;
Z2は-N=または-C(R23)=であり;
R1及びR2は独立して水素、置換若しくは非置換アルキル、または置換若しくは非置換へテロアルキルであり;
R3、R4、R5、R22、及びR23は独立して-CN、-CF3、-S(O)nR6、-N(O)m、-NR7R8、-C(O)R9、-NR10-C(O)R11、-NR12-C(O)-OR13、-C(O)NR14R15、-NR16S(O)2R17、-S(O)2NR18R18’、-OR19、ハロメチル、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、置換若しくは非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールであり;
nは0〜2の整数であり;
mは1〜2の整数であり;
R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R18’、R19及びR20は独立して水素、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールであり;
L1は、結合、置換若しくは非置換アルキレンまたは置換若しくは非置換ヘテロアルキレンであり;
L2は-S(O)-、-S(O)2-、または-C(O)-であり;
L3は結合、-N(R20)-、置換若しくは非置換アルキレン、または置換若しくは非置換ヘテロアルキレンであり;
L4は結合、-NH-または-CH2-である}
をもつ化合物とを接触させることを含む、前記方法。
【請求項32】
Ablチロシンキナーゼと前記混合物とを接触させ、それにより前記Ablチロシンキナーゼ活性を低下させることをさらに含む、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記AblキナーゼはBcr-AblキナーゼまたはT315I Bcr-Ablキナーゼである、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
Ablチロシンキナーゼの活性を低下させる方法であって、前記Ablチロシンキナーゼと有効量の請求項1に記載の化合物とを接触させることを含む、前記方法。
【請求項35】
前記AblキナーゼがBcr-AblキナーゼまたはT1351 Bcr-Ablキナーゼである、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
Srcチロシンキナーゼと前記化合物とを接触させ、それにより前記Srcチロシンキナーゼの活性を低下させることをさらに含む、請求項34に記載の方法。
【請求項37】
T315I Bcr-Ablキナーゼの活性を低下させる方法であって、前記T315I Bcr-Ablキナーゼと式:
【化11】
{式中、Z1は-N=または-C(R22)=であり;
Z2は-N=または-C(R23)=であり;
R1及びR2は独立して水素、置換若しくは非置換アルキル、または置換若しくは非置換へテロアルキルであり;
R3、R21、R22及びR23は独立して-CN、-CF3、-S(O)nR6、-N(O)m、-NR7R8、-C(O)R9、-NR10-C(O)R11、-NR12-C(O)-OR13、-C(O)NR14R15、-NR16S(O)2R17、-S(O)2NR18R18’、-OR19、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、置換若しくは非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールであり;
ここでnは0〜2の整数であり;及び
mは1〜2の整数であり;
R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R18’、R19及びR20は独立して水素、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールである}
をもつ化合物の有効量とを接触させることを含む、前記方法。
【請求項38】
Srcチロシンキナーゼと前記化合物とを接触させ、それにより前記Srcチロシンキナーゼの活性を低下させることをさらに含む、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記化合物が式:
【化12】
{式中、xは0〜4の整数であり;
yは0〜5の整数であり;
環Aはアリーレンまたはヘテロアリーレンであり;
環Bはアリールまたはヘテロアリールであり;
R1及びR2は独立して水素、置換若しくは非置換アルキル、または置換若しくは非置換へテロアルキルであり;
R3、R4、及びR5は独立して-CN、-CF3、-S(O)nR6、-N(O)m、-NR7R8、-C(O)R9、-NR10-C(O)R11、-NR12-C(O)-OR13、-C(O)NR14R15、-NR16S(O)2R17、-S(O)2NR18R18’、-OR19、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、置換若しくは非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールであり;
ここでnは0〜2の整数であり;及び
mは1〜2の整数であり;
L1は、結合、置換若しくは非置換アルキレンまたは置換若しくは非置換ヘテロアルキレンであり;
L2は-S(O)-、-S(O)2-、または-C(O)-であり;
L3は結合、-N(R20)-、置換若しくは非置換アルキレン、または置換若しくは非置換ヘテロアルキレンであり;
L4は結合、-NH-または-CH2-であり;及び
R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R18’、R19及びR20は独立して水素、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールである}
をもつ、請求項37に記載の方法。
【請求項40】
T315I Bcr-Ablキナーゼにより仲介される疾患の処置の必要な患者の処置法であって、前記方法は、前記患者に有効量の式:
【化13】
{式中、Z1は-N=または-C(R22)=であり;
Z2は-N=または-C(R23)=であり;
R1及びR2は独立して水素、置換若しくは非置換アルキル、または置換若しくは非置換へテロアルキルであり;
R3、R21、R22及びR23は独立して-CN、-CF3、-S(O)nR6、-N(O)m、-NR7R8、-C(O)R9、-NR10-C(O)R11、-NR12-C(O)-OR13、-C(O)NR14R15、-NR16S(O)2R17、-S(O)2NR18R18’、-OR19、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、置換若しくは非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールであり;
ここでnは0〜2の整数であり;及び
mは1〜2の整数であり;
R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R18’、R19及びR20は独立して水素、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールである}
をもつ化合物を投与することを含む、前記方法。
【請求項41】
前記化合物が式:
【化14】
{式中、xは0〜4の整数であり;
yは0〜5の整数であり;
環Aはアリーレンまたはヘテロアリーレンであり;
環Bはアリールまたはヘテロアリールであり;
R1及びR2は独立して水素、置換若しくは非置換アルキル、または置換若しくは非置換へテロアルキルであり;
R3、R4、及びR5は独立して-CN、-CF3、-S(O)nR6、-N(O)m、-NR7R8、-C(O)R9、-NR10-C(O)R11、-NR12-C(O)-OR13、-C(O)NR14R15、-NR16S(O)2R17、-S(O)2NR18R18’、-OR19、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、置換若しくは非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールであり;
ここでnは0〜2の整数であり;及び
mは1〜2の整数であり;
L1は、結合、置換若しくは非置換アルキレンまたは置換若しくは非置換ヘテロアルキレンであり;
L2は-S(O)-、-S(O)2-、または-C(O)-であり;
L3は結合、-N(R20)-、置換若しくは非置換アルキレン、または置換若しくは非置換ヘテロアルキレンであり;
L4は結合、-NH-または-CH2-であり;及び
R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R18’、R19及びR20は独立して水素、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールである}
をもつ、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記疾患が、好酸球増加症候群、隆起性皮膚線維肉腫、慢性骨髄性白血病または消化管間質腫瘍である、請求項40に記載の方法。
【請求項1】
式:
【化1】
{式中、xは0〜4の整数であり;
yは0〜5の整数であり;
環Aはアリーレンまたはヘテロアリーレンであり;
環Bはアリールまたはヘテロアリールであり;
Z1は-N=または-C(R22)=であり;
Z2は-N=または-C(R23)=であり;
R1及びR2は独立して水素、置換若しくは非置換アルキル、または置換若しくは非置換へテロアルキルであり;
R3、R4、R5、R22及びR23は独立して、-CN、-CF3、-S(O)nR6、-N(O)m、-NR7R8、-C(O)R9、-NR10-C(O)R11、-NR12-C(O)-R13、-C(O)NR14R15、-NR16S(O)2R17、-S(O)2NR18R18’、-OR19、ハロメチル、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、置換若しくは非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換へテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールであり;
nは0〜2の整数であり;
mは1〜2の整数であり;
R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R18’、R19及びR20は独立して水素、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールであり;
L1は結合、置換若しくは非置換アルキレンまたは置換若しくは非置換ヘテロアルキレンであり;
L2は-S(O)-、-S(O)2-、または-C(O)-であり;
L3は結合、-N(R20)-、置換若しくは非置換アルキレン、または置換若しくは非置換ヘテロアルキレンであり;及び
L4は結合、-NH-または-CH2-である}
をもつ化合物。
【請求項2】
式:
【化2】
{式中、xは0〜4の整数であり;
yは0〜5の整数であり;
環Aはアリーレンまたはヘテロアリーレンであり;
環Bはアリールまたはヘテロアリールであり;
R1及びR2は独立して水素、置換若しくは非置換アルキル、または置換若しくは非置換へテロアルキルであり;
R3、R4及びR5は独立して、-CN、-CF3、-S(O)nR6、-N(O)m、-NR7R8、-C(O)R9、-NR10-C(O)R11、-NR12-C(O)-R13、-C(O)NR14R15、-NR16S(O)2R17、-S(O)2NR18R18’、-OR19、ハロメチル、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、置換若しくは非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換へテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールであり;nは0〜2の整数であり;及びmは1〜2の整数であり;
L1は結合、置換若しくは非置換アルキレンまたは置換若しくは非置換ヘテロアルキレンであり;
L2は-S(O)-、-S(O)2-、または-C(O)-であり;
L3は結合、-N(R20)-、置換若しくは非置換アルキレン、または置換若しくは非置換ヘテロアルキレンであり;及び
R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R18’、R19及びR20は独立して水素、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールである}
をもつ、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
式中、環Aはアリーレンであり、及び環Bはアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
環Aはフェニレンであり、及び環Bはフェニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
式中、L2は結合または-C(O)-L3-である、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
式中、L3は-N(R20)-である、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
式中、L3は-NH-である、請求項5に記載の化合物。
【請求項8】
式中、L1は置換若しくは非置換C1-C10アルキレンまたは置換若しくは非置換2〜10員のヘテロアルキレンである、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
式中、L1は置換若しくは非置換C1-C3アルキレンまたは置換若しくは非置換2〜4員のヘテロアルキレンである、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
式中、L1は非置換C1-C3アルキレンまたは非置換2〜4員のヘテロアルキレンである、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
式中、L1は非置換C1-C10アルキレンまたは非置換2〜10員のヘテロアルキレンである、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
式中、L1はメチレンである、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
式中、R1またはR2の少なくとも一つは水素である、請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
式中、R1及びR2は水素である、請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
式中、R3は置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、置換若しくは非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換へテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項16】
式中、R3は置換若しくは非置換アルキルまたは置換若しくは非置換へテロシクロアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項17】
式中、R3は置換若しくは非置換C1-C10アルキルまたは置換若しくは非置換3〜6員のヘテロシクロアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項18】
式中、R3は置換若しくは非置換C1-C3アルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項19】
式中、R3はメチル、エチルまたはイソプロピルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項20】
式中、R3は非置換3〜6員のヘテロシクロアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項21】
式中、R3はシクロペンチルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項22】
式中、xは0であり、及びyは1である、請求項1に記載の化合物。
【請求項23】
式中、R5は-CX3であり、ここでXは独立してハロゲンである、請求項1に記載の化合物。
【請求項24】
式中、R5は-CF3である、請求項1に記載の化合物。
【請求項25】
式:
【化3】
をもつ、請求項1に記載の化合物。
【請求項26】
式中、R1及びR2は水素であり;
L1は結合またはメチレンであり;
L3は-N(R20)-であり;及び
yは1である、請求項25に記載の化合物。
【請求項27】
式:
【化4】
{式中、wは0〜4の整数であり;
zは0〜5の整数であり;
環Cはシクロアルキレン、ヘテロシクロアルキレン、アリーレンまたはヘテロアリーレンであり;
環Dはアリールまたはヘテロアリールであり;
Z1は-N=または-C(R22)=であり;
Z2は-N=または-C(R23)=であり;
R1及びR2は独立して水素、置換若しくは非置換アルキル、または置換若しくは非置換へテロアルキルであり;
R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R18’、R19及びR20は独立して水素、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールであり;
R21は-CN、-CF3、-S(O)nR6、-N(O)m、-NR7R8、-C(O)R9、-N=NH、-NR10-C(O)R11、-NR12-C(O)-OR13、-C(O)NR14R15、-NR16S(O)2R17、-S(O)2NR18R18’、-OR19、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、置換若しくは非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールであり;
nは0〜2の整数であり;
mは1〜2の整数であり;
R22及びR23は独立して、-CN、-CF3、-S(O)nR6、-N(O)m、-NR7R8、-C(O)R9、-NR10-C(O)R11、-NR12-C(O)-OR13、-C(O)NR14R15、-NR16S(O)2R17、-S(O)2NR18R18’、-OR19、ハロメチル、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、置換若しくは非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールであり;
R68及びR69は独立して、ハロゲン、-CN、-CF3、-S(O)nR6、-N(O)m、-NR7R8、-C(O)R9、-N=NH、-NR10-C(O)R11、-NR12-C(O)-OR13、-C(O)NR14R15、-NR16S(O)2R17、-S(O)2NR18R18’、-OR19、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、置換若しくは非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールであり;
L5は結合、置換若しくは非置換アルキレンまたは置換若しくは非置換ヘテロアルキレンであり;
L6は-S(O)-、-S(O)2-、または-C(O)-であり;
L7は結合、-N(R20)-、置換若しくは非置換アルキレン、または置換若しくは非置換ヘテロアルキレンであり;及び
L8は結合、-C(O)-、-NH-または-CH2-である}
をもつ化合物。
【請求項28】
式:
【化5】
{式中、wは0〜4の整数であり;
xは0〜4の整数であり;
yは0〜5の整数であり;
zは0〜5の整数であり;
環Aはアリーレンまたはヘテロアリーレンであり;
環B及び環Dは独立してアリールまたはヘテロアリールであり;
環Cはシクロアルキレン、ヘテロシクロアルキレン、アリーレンまたはヘテロアリーレンであり;
Z1は-N=または-C(R22)=であり;
Z2は-N=または-C(R23)=であり;
R1及びR2は独立して水素、置換若しくは非置換アルキル、または置換若しくは非置換へテロアルキルであり;
R3、R4、R5、R22、及びR23は独立して-CN、-CF3、-S(O)nR6、-N(O)m、-NR7R8、-C(O)R9、-NR10-C(O)R11、-NR12-C(O)-OR13、-C(O)NR14R15、-NR16S(O)2R17、-S(O)2NR18R18’、-OR19、ハロメチル、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、置換若しくは非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールであり;
nは0〜2の整数であり;
mは1〜2の整数であり;
R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R18’、R19及びR20は独立して水素、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールであり;
R68及びR69は独立して、ハロゲン、-CN、-CF3、-S(O)nR6、-N(O)m、-NR7R8、-C(O)R9、-N=NH、-NR10-C(O)R11、-NR12-C(O)-OR13、-C(O)NR14R15、-NR16S(O)2R17、-S(O)2NR18R18’、-OR19、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、置換若しくは非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールであり;
L1及びL5は独立して、結合、置換若しくは非置換アルキレンまたは置換若しくは非置換ヘテロアルキレンであり;
L2及びL6は独立して-S(O)-、-S(O)2-、または-C(O)-であり;
L3及びL7は独立して結合、-N(R20)-、置換若しくは非置換アルキレン、または置換若しくは非置換ヘテロアルキレンであり;
L4は結合、-NH-または-CH2-であり;
L8は結合、-C(O)-、-NH-または-CH2-である}
をもつ化合物。
【請求項29】
式:
【化6】
【化7】
【化8】
【化9】
をもつ化合物。
【請求項30】
肝癌、大腸癌、乳癌、黒色腫、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、非小細胞肺癌、消化管間質腫瘍、フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病(Ph+ALL)、腎細胞癌、(原発性)肝細胞癌、好酸球増加症候群、または隆起性皮膚線維肉腫の処置の必要な患者において、肝癌、大腸癌、乳癌、黒色腫、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、非小細胞肺癌、消化管間質腫瘍、フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病(Ph+ALL)、腎細胞癌、(原発性)肝細胞癌、好酸球増加症候群、または隆起性皮膚線維肉腫を処置する方法であって、請求項1に記載の化合物の有効量を前記患者に投与することを含む、前記方法。
【請求項31】
Srcチロシンキナーゼの活性を低下させる方法であって、前記Srcチロシンキナーゼと、有効量の式:
【化10】
{式中、xは0〜4の整数であり;
yは0〜5の整数であり;
環Aはアリーレンまたはヘテロアリーレンであり;
環Bはアリールまたはヘテロアリールであり;
Z1は-N=または-C(R22)=であり;
Z2は-N=または-C(R23)=であり;
R1及びR2は独立して水素、置換若しくは非置換アルキル、または置換若しくは非置換へテロアルキルであり;
R3、R4、R5、R22、及びR23は独立して-CN、-CF3、-S(O)nR6、-N(O)m、-NR7R8、-C(O)R9、-NR10-C(O)R11、-NR12-C(O)-OR13、-C(O)NR14R15、-NR16S(O)2R17、-S(O)2NR18R18’、-OR19、ハロメチル、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、置換若しくは非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールであり;
nは0〜2の整数であり;
mは1〜2の整数であり;
R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R18’、R19及びR20は独立して水素、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールであり;
L1は、結合、置換若しくは非置換アルキレンまたは置換若しくは非置換ヘテロアルキレンであり;
L2は-S(O)-、-S(O)2-、または-C(O)-であり;
L3は結合、-N(R20)-、置換若しくは非置換アルキレン、または置換若しくは非置換ヘテロアルキレンであり;
L4は結合、-NH-または-CH2-である}
をもつ化合物とを接触させることを含む、前記方法。
【請求項32】
Ablチロシンキナーゼと前記混合物とを接触させ、それにより前記Ablチロシンキナーゼ活性を低下させることをさらに含む、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記AblキナーゼはBcr-AblキナーゼまたはT315I Bcr-Ablキナーゼである、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
Ablチロシンキナーゼの活性を低下させる方法であって、前記Ablチロシンキナーゼと有効量の請求項1に記載の化合物とを接触させることを含む、前記方法。
【請求項35】
前記AblキナーゼがBcr-AblキナーゼまたはT1351 Bcr-Ablキナーゼである、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
Srcチロシンキナーゼと前記化合物とを接触させ、それにより前記Srcチロシンキナーゼの活性を低下させることをさらに含む、請求項34に記載の方法。
【請求項37】
T315I Bcr-Ablキナーゼの活性を低下させる方法であって、前記T315I Bcr-Ablキナーゼと式:
【化11】
{式中、Z1は-N=または-C(R22)=であり;
Z2は-N=または-C(R23)=であり;
R1及びR2は独立して水素、置換若しくは非置換アルキル、または置換若しくは非置換へテロアルキルであり;
R3、R21、R22及びR23は独立して-CN、-CF3、-S(O)nR6、-N(O)m、-NR7R8、-C(O)R9、-NR10-C(O)R11、-NR12-C(O)-OR13、-C(O)NR14R15、-NR16S(O)2R17、-S(O)2NR18R18’、-OR19、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、置換若しくは非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールであり;
ここでnは0〜2の整数であり;及び
mは1〜2の整数であり;
R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R18’、R19及びR20は独立して水素、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールである}
をもつ化合物の有効量とを接触させることを含む、前記方法。
【請求項38】
Srcチロシンキナーゼと前記化合物とを接触させ、それにより前記Srcチロシンキナーゼの活性を低下させることをさらに含む、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記化合物が式:
【化12】
{式中、xは0〜4の整数であり;
yは0〜5の整数であり;
環Aはアリーレンまたはヘテロアリーレンであり;
環Bはアリールまたはヘテロアリールであり;
R1及びR2は独立して水素、置換若しくは非置換アルキル、または置換若しくは非置換へテロアルキルであり;
R3、R4、及びR5は独立して-CN、-CF3、-S(O)nR6、-N(O)m、-NR7R8、-C(O)R9、-NR10-C(O)R11、-NR12-C(O)-OR13、-C(O)NR14R15、-NR16S(O)2R17、-S(O)2NR18R18’、-OR19、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、置換若しくは非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールであり;
ここでnは0〜2の整数であり;及び
mは1〜2の整数であり;
L1は、結合、置換若しくは非置換アルキレンまたは置換若しくは非置換ヘテロアルキレンであり;
L2は-S(O)-、-S(O)2-、または-C(O)-であり;
L3は結合、-N(R20)-、置換若しくは非置換アルキレン、または置換若しくは非置換ヘテロアルキレンであり;
L4は結合、-NH-または-CH2-であり;及び
R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R18’、R19及びR20は独立して水素、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールである}
をもつ、請求項37に記載の方法。
【請求項40】
T315I Bcr-Ablキナーゼにより仲介される疾患の処置の必要な患者の処置法であって、前記方法は、前記患者に有効量の式:
【化13】
{式中、Z1は-N=または-C(R22)=であり;
Z2は-N=または-C(R23)=であり;
R1及びR2は独立して水素、置換若しくは非置換アルキル、または置換若しくは非置換へテロアルキルであり;
R3、R21、R22及びR23は独立して-CN、-CF3、-S(O)nR6、-N(O)m、-NR7R8、-C(O)R9、-NR10-C(O)R11、-NR12-C(O)-OR13、-C(O)NR14R15、-NR16S(O)2R17、-S(O)2NR18R18’、-OR19、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、置換若しくは非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールであり;
ここでnは0〜2の整数であり;及び
mは1〜2の整数であり;
R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R18’、R19及びR20は独立して水素、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールである}
をもつ化合物を投与することを含む、前記方法。
【請求項41】
前記化合物が式:
【化14】
{式中、xは0〜4の整数であり;
yは0〜5の整数であり;
環Aはアリーレンまたはヘテロアリーレンであり;
環Bはアリールまたはヘテロアリールであり;
R1及びR2は独立して水素、置換若しくは非置換アルキル、または置換若しくは非置換へテロアルキルであり;
R3、R4、及びR5は独立して-CN、-CF3、-S(O)nR6、-N(O)m、-NR7R8、-C(O)R9、-NR10-C(O)R11、-NR12-C(O)-OR13、-C(O)NR14R15、-NR16S(O)2R17、-S(O)2NR18R18’、-OR19、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、置換若しくは非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールであり;
ここでnは0〜2の整数であり;及び
mは1〜2の整数であり;
L1は、結合、置換若しくは非置換アルキレンまたは置換若しくは非置換ヘテロアルキレンであり;
L2は-S(O)-、-S(O)2-、または-C(O)-であり;
L3は結合、-N(R20)-、置換若しくは非置換アルキレン、または置換若しくは非置換ヘテロアルキレンであり;
L4は結合、-NH-または-CH2-であり;及び
R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R18’、R19及びR20は独立して水素、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール、または置換若しくは非置換ヘテロアリールである}
をもつ、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記疾患が、好酸球増加症候群、隆起性皮膚線維肉腫、慢性骨髄性白血病または消化管間質腫瘍である、請求項40に記載の方法。
【図1A】
【図1B】
【図1C】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図1B】
【図1C】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【公表番号】特表2012−505916(P2012−505916A)
【公表日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−532279(P2011−532279)
【出願日】平成21年10月16日(2009.10.16)
【国際出願番号】PCT/US2009/060985
【国際公開番号】WO2010/045542
【国際公開日】平成22年4月22日(2010.4.22)
【出願人】(592130699)ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア (364)
【氏名又は名称原語表記】The Regents of The University of California
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年10月16日(2009.10.16)
【国際出願番号】PCT/US2009/060985
【国際公開番号】WO2010/045542
【国際公開日】平成22年4月22日(2010.4.22)
【出願人】(592130699)ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア (364)
【氏名又は名称原語表記】The Regents of The University of California
【Fターム(参考)】
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