説明

血小板凝集阻害剤としての4−ピペラジノチエノ[2,3−D]ピリミジン化合物

式I:(式中A1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8、X4、X6、R2a、Rx、R4、R5、及びR6は本発明の詳細な記載のように定義される。)
で表される構造を持つ化合物及び該化合物の医薬的に許容される塩が開示されている。対応する医薬組成物、治療方法、合成方法及び中間体もまた開示されている。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I
【化1】

(式中、A1、A2、A3、A4、A5、A6、A7及びA8は、水素、アルキル、及びハロアルキルからなる群から独立して選択され;
Rxは-C(O)R2b、-C(O)NR2bR2c及び-S(O)2R2bからなる群から選択され;
R2a、R2b及びR2cは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール及びヘテロシクリルからなる群から独立して選択され;
ここで、R2a、R2b及びR2cのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール及びヘテロシクリル置換基は、ハロゲン、シアノ、オキソ、=S、ニトロ、-R2d、-C(O)R2d、-C(S)R2d、-C(O)OR2d、-C(S)OR2d、-C(O)SR2d、-C(O)NR2dR2e、-C(S)NR2dR2e、-OR2d、-OC(O)R2d、-OC(S)R2d、-OC(O)OR2d、-OC(O)NR2dR2e、-OC(S)NR2dR2e、-NR2dR2e、-NR2dC(O)R2e、-NR2dC(S)R2e、-NR2dC(O)OR2e、-NR2dC(S)OR2e、-NR2dS(O)2R2e、-NR2dC(O)NR2eR2f、-S(O)nR2d、-S(O)2NR2dR2e、及び-SC(O)R2dからなる群から独立して選択された1個以上の置換基により所望により置換されていてもよく;
nは0、1又は2であり;
R2d、R2e及びR2fは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、及びヘテロシクリルからなる群から独立して選択され;
ここで、R2d、R2e及びR2fのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール及びヘテロシクリル置換基は、ハロゲン、シアノ、オキソ、=S、ニトロ、-R2g、-C(O)R2g、-C(S)R2g、-C(O)OR2g、-C(S)OR2g、-C(O)SR2g、-C(O)NR2gR2h、-C(S)NR2gR2h、-C(O)OC(O)R2g、-C(O)SC(O)R2g、-OR2g、-OC(O)R2g、-OC(S)R2g、-OC(O)OR2g、-OC(O)NR2gR2h、-OC(S)NR2gR2h、-NR2gR2h、-NR2gC(O)R2h、-NR2gC(S)R2h、-NR2gC(O)OR2h、-NR2gC(S)OR2h、-NR2gS(O)2R2h、-NR2gC(O)NR2hR2i、-S(O)pR2g、-S(O)2NR2gR2h、及び-SC(O)R2gからなる群から独立して選択された1個以上の置換基により所望により置換されていてもよく;
pは0、1又は2であり;
R2g、R2h及びR2iは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、及びヘテロシクリルからなる群から独立して選択され;
ここで、R2g、R2h及びR2iのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール及びヘテロシクリル置換基は、ハロゲン及びR2mからなる群から独立して選択された1個以上の置換基により所望により置換されていてもよく;
R2mは、シアノ、ニトロ、アミノ、オキソ、=S、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、-C(O)R2n、-C(S)R2n、-C(O)OR2n、-C(S)OR2n、-C(O)SR2n、-C(O)NR2nR2o、-C(S)NR2nR2o、-OR2n、-OC(O)R2n、-OC(S)R2n、-OC(O)OR2n、-OC(O)NR2nR2o、-OC(S)NR2nR2o、-NR2nR2o、-NR2nC(O)R2o、-NR2nC(S)R2o、-NR2nC(O)OR2o、-NR2nC(S)OR2o、-NR2nS(O)2R2o、-NR2nC(O)NR2oR2p、-S(O)qR2n、-S(O)2NR2nR2o、及び-SC(O)R2nからなる群から選択され;
qは0、1又は2であり;
R2n、R2o及びR2pは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、及びヘテロシクリルからなる群から独立して選択され;
ここで、R2mR2nR2o及びR2pのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル置換基は、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、オキソ、=S、ニトロ、-SH、アミノ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、カルボキシ、アルコキシ、アルコキシカルボニル及びアルキルアミノからなる群から独立して選択された1個以上の置換基により所望により置換されていてもよく;
X4は、-C(O)-、-C(S)-、-S(O)-及び-S(O)2-からなる群から選択され;
R4は、-R4j、-OR4j、及び-NR4jR4kからなる群から選択され;
ここで、R4j及びR4kは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、シクロアルキルアルキル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリールシクロアルキル、ヘテロシクリルシクロアルキル、シクロアルキルアリール、シクロアルキルヘテロシクリル、アリールアリール、ヘテロシクリルヘテロシクリル、アリールヘテロシクリル、ヘテロシクリルアリール、シクロアルコキシアルキル、ヘテロシクリルオキシアルキル、アリールオキシアリール、ヘテロシクリルオキシヘテロシクリル、アリールオキシヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシアリール、アリールカルボニルアリール、ヘテロシクリルカルボニルヘテロシクリル、アリールオキシアルキル、アリールカルボニルヘテロシクリル、ヘテロシクリルカルボニルアリール、アリールカルボニルアミノアルキル、ヘテロシクリルカルボニルアミノアルキル、アリールカルボニルアミノアルキル、及びヘテロシクリルカルボニルアミノアルキルからなる群から独立して選択され;
ここで、R4j及びR4k置換基は、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、オキソ、=S、ニトロ、シアノ、-R4l、-OR4l、-C(O)R4l、-C(O)OR4l、-C(O)NR4lR4m、-OC(O)R4l、-ONR4lR4m、-NR4lR4m、-NR4lC(O)R4m、-NR4lS(O)2R4m、-S(O)bR4l、-SC(O)R4l及び-SC(O)NR4lR4mからなる群から独立して選択された1個以上の置換基により所望により置換されていてもよく;
bは0、1又は2であり;
R4l及びR4mは、水素、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、シクロアルキル、アリール及びヘテロシクリルからなる群から独立して選択され;
ここで、R4l及びR4mのアルキル、ハロアルキル、アルケニル、シクロアルキル、アリール及びヘテロシクリル置換基は、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、オキソ、=S、ニトロ、-SH、アミノ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、カルボキシ、アルコキシ、アルコキシカルボニル及びアルキルアミノからなる群から独立して選択された1個以上の置換基により所望により置換されていてもよく;
R5は水素、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ及びハロアルコキシからなる群から選択され;
X6は結合を表すか、又は-C(O)-であり;この場合:
(a)X6が-C(O)-の場合、R6は、-R6a及び-OR6aからなる群から選択され;
(b)X6が結合を表す場合、R6はハロゲン、シアノ、-R6a及び-OR6aからなる群から選択され;
R6aは、水素、アルキル、シクロアルキル及びアリールからなる群から選択され;
ここで、R6aのアルキル、シクロアルキル及びアリール置換基は、ハロゲン、オキソ、=S、シアノ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、シクロアルキル、アリール及びヘテロシクリルからなる群から独立して選択された1個以上の置換基により所望により置換されていてもよい。)
で表される構造を持つ化合物、又はその医薬的に許容される塩。
【請求項2】
式II
【化2】

(式中、Rxは、-C(O)R2b、-C(O)NR2bR2c及び-S(O)2R2bからなる群から選択され;
R2a、R2b及びR2cは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール及びヘテロシクリルからなる群から独立して選択され;
ここで、R2a、R2b及びR2cアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール及びヘテロシクリル置換基は、ハロゲン、シアノ、オキソ、=S、ニトロ、-R2d、-C(O)R2d、-C(S)R2d、-C(O)OR2d、-C(S)OR2d、-C(O)SR2d、-C(O)NR2dR2e、-C(S)NR2dR2e、-OR2d、-OC(O)R2d、-OC(S)R2d、-OC(O)OR2d、-OC(O)NR2dR2e、-OC(S)NR2dR2e、-NR2dR2e、-NR2dC(O)R2e、-NR2dC(S)R2e、-NR2dC(O)OR2e、-NR2dC(S)OR2e、-NR2dS(O)2R2e、-NR2dC(O)NR2eR2f、-S(O)nR2d、-S(O)2NR2dR2e、及び-SC(O)R2dからなる群から独立して選択された1個以上の置換基により所望により置換されていてもよく;
nは0、1又は2であり;
R2d、R2e及びR2fは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール及びヘテロシクリルからなる群から独立して選択され;
ここで、R2d、R2e及びR2fのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール及びヘテロシクリル置換基は、ハロゲン、シアノ、オキソ、=S、ニトロ、-R2g、-C(O)R2g、-C(S)R2g、-C(O)OR2g、-C(S)OR2g、-C(O)SR2g、-C(O)NR2gR2h、-C(S)NR2gR2h、-C(O)OC(O)R2g、-C(O)SC(O)R2g、-OR2g、-OC(O)R2g、-OC(S)R2g、-OC(O)OR2g、-OC(O)NR2gR2h、-OC(S)NR2gR2h、-NR2gR2h、-NR2gC(O)R2h、-NR2gC(S)R2h、-NR2gC(O)OR2h、-NR2gC(S)OR2h、-NR2gS(O)2R2h、-NR2gC(O)NR2hR2i、-S(O)pR2g、-S(O)2NR2gR2h、及び-SC(O)R2gからなる群から独立して選択された1個以上の置換基により所望により置換されていてもよく;
pは0、1又は2であり;
R2g、R2h及びR2iは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、及びヘテロシクリルからなる群から独立して選択され;
ここで、R2g、R2h及びR2iのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、及びヘテロシクリル置換基は、ハロゲン及びR2mからなる群から独立して選択された1個以上の置換基により所望により置換されていてもよく;
R2mは、シアノ、ニトロ、-NH2、オキソ、=S、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、-C(O)R2n、-C(S)R2n、-C(O)OR2n、-C(S)OR2n、-C(O)SR2n、-C(O)NR2nR2o、-C(S)NR2nR2o、-OR2n、-OC(O)R2n、-OC(S)R2n、-OC(O)OR2n、-OC(O)NR2nR2o、-OC(S)NR2nR2o、-NR2nR2o、-NR2nC(O)R2o、-NR2nC(S)R2o、-NR2nC(O)OR2o、-NR2nC(S)OR2o、-NR2nS(O)2R2o、-NR2nC(O)NR2oR2p、-S(O)qR2n、-S(O)2NR2nR2o、及び-SC(O)R2nからなる群から選択され;;
qは0、1又は2であり;
R2nR2o及びR2pは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、及びヘテロシクリルからなる群から独立して選択され;
ここで、R2m、R2n、R2o及びR2pのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、及びヘテロシクリル置換基はハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、オキソ、=S、ニトロ、-SH、アミノ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、カルボキシ、アルコキシ、アルコキシカルボニル及びアルキルアミノからなる群から独立して選択された1個以上の置換基により所望により置換されていてもよく;
R4は、-R4j、-OR4j、及び-NR4jR4kからなる群から選択され;
ここで、R4j及びR4kは、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、シクロアルキルアルキル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリールシクロアルキル、ヘテロシクリルシクロアルキル、シクロアルキルアリール、シクロアルキルヘテロシクリル、アリールアリール、ヘテロシクリルヘテロシクリル、アリールヘテロシクリル、ヘテロシクリルアリール、シクロアルコキシアルキル、ヘテロシクリルオキシアルキル、アリールオキシアリール、ヘテロシクリルオキシヘテロシクリル、アリールオキシヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシアリール、アリールカルボニルアリール、ヘテロシクリルカルボニルヘテロシクリル、アリールオキシアルキル、アリールカルボニルヘテロシクリル、ヘテロシクリルカルボニルアリール、アリールカルボニルアミノアルキル、ヘテロシクリルカルボニルアミノアルキル、アリールカルボニルアミノアルキル、及びヘテロシクリルカルボニルアミノアルキルからなる群から独立して選択され;
ここで、R4j及びR4k置換基は、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、オキソ、=S、ニトロ、シアノ、-R4l、-OR4l、-C(O)R4l、-C(O)OR4l、-C(O)NR4lR4m、-OC(O)R4l、-ONR4lR4m、-NR4lR4m、-NR4lC(O)R4m、-NR4lS(O)2R4m、-S(O)bR4l、-SC(O)R4l及び-SC(O)NR4lR4mからなる群から独立して選択された1個以上の置換基により所望により置換されていてもよく;
bは0、1又は2であり;
R4l及びR4mは、水素、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、シクロアルキル、アリール及びヘテロシクリルからなる群から独立して選択され;
R5は、水素、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ及びハロアルコキシからなる群から選択され;
X6は、結合を表すか、又は-C(O)-であり;この場合:
(a)X6が-C(O)-の場合、R6は、-R6a及び-OR6aからなる群から選択され;
(b)X6が結合を表す場合、R6はハロゲン、シアノ、-R6a及び-OR6aからなる群から選択され;
R6aは、水素、アルキル、シクロアルキル及びアリールからなる群から選択され;
ここで、R6aのアルキル、シクロアルキル及びアリール置換基は、ハロゲン、オキソ、=S、シアノ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、シクロアルキル、アリール及びヘテロシクリルからなる群から独立して選択された1個以上の置換基により所望により置換されていてもよい。)
で表される構造を持つ化合物、又はその医薬的に許容される塩。
【請求項3】
R5は水素であり;X6は結合を表し;及びR6は-R6aであり、R6aは請求項2に記載のように定義される、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
R4は-NR4jR4kであり;R4j及びR4kは水素、アルキル及びアリールよりなる群から独立して選択され、R4j及びR4kアルキル及びアリールは請求項2に記載のように所望により置換されてよい、請求項3記載の化合物。
【請求項5】
R4は-NR4jR4kであり;R4j及びR4kは水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、フェニル、フェニルフェニル、フェニルメチル、フェニルエチル、フェニルプロピル及びフェニルブチルよりなる群から独立して選択され;そしてここで、R4j及びR4kのメチル、エチル、プロピル、ブチル、フェニル、フェニルフェニル、フェニルメチル、フェニルエチル、フェニルプロピル、及びフェニルブチルは請求項2に記載のように所望により置換されていてよい、請求項3に記載の化合物。
【請求項6】
R4はR4j又は-OR4jであり;R4jはアルキル、アリール、ヘテロシクリル、アリールアリール、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリールシクロアルキル、シクロアルキルアリール、アリールヘテロシクリル、アリールオキシアリール、ヘテロシクリルオキシアリール、アリールカルボニルアリール、及びアリールカルボニルアミノアルキルよりなる群から選択され;そしてここでR4j置換基は請求項2に記載のように所望により置換されていてよい、請求項3に記載の化合物。
【請求項7】
R4は-R4j又は-OR4jであり;R4jは(C1-C6)-アルキル、(C3-C10)-アリール、(C3-C14)-ヘテロシクリル、(C3-C10)-アリール-(C1-C6)-アルキル、(C3-C14)-ヘテロシクリル-(C1-C6)-アルキル、(C3-C10)-アリール-(C3-C6)-シクロアルキル、(C3-C6)-シクロアルキル-(C3-C10)-アリール、(C3-C10)-アリール-(C3-C14)-ヘテロシクリル、(C3-C10)-アリール-O-(C3-C10)-アリール、(C3-C10)-アリール-(C3-C10)-アリール、(C3-C14)-ヘテロシクリル-O-(C3-C10)-アリール、(C3-C10)-アリール-C(O)-(C3-C10)-アリール、(C3-C10)-アリール-O-(C1-C6)-アルキル、及び(C3-C10)-アリール-C(O)-アミノ-(C1-C6)-アルキルよりなる群から選択され;ここで、R4j置換基は請求項2に記載のように所望により置換されていてよい、請求項3に記載の化合物。
【請求項8】
R4は-R4j又は-OR4jであり;R4jは、ブチル、フェニル、フルオレニル、フェニルフェニル、フェニルメチル、フェニルエチル、フェニルフェニルメチル、ジフェニルエチル、フェニルオキシメチル、フェニルオキシエチル、フェニルオキシフェニル、ナフチルオキシメチル、フェニルシクロプロピル、フェニルカルボニルフェニル、フェニルカルボニルアミノエチル、フェニルカルボニル(フェニル)アミノエチル、チオフェニルメチル、フェニル-オキサジアゾリル、チアゾリルフェニル、フェニルチアゾリル、フェニルピリジニル、フェニルピリミジニル、ピリジニルフェニル及びピリミジニルフェニルよりなる群から選択され;そしてここでR4j置換基は請求項2に記載のように所望により置換されていてよい、請求項3に記載の化合物。
【請求項9】
Rxは-C(O)R2bであり;R2a及びR2bは水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール及びヘテロシクリルよりなる群から独立して選択され;R2a及びR2bのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、及びヘテロシクリル置換基はハロゲン、シアノ、オキソ、=S、ニトロ、-R2d、-C(O)R2d、-C(S)R2d、-C(O)OR2d、-C(S)OR2d、-C(O)SR2d、-C(O)NR2dR2e、-C(S)NR2dR2e、-OR2d、-OC(O)R2d、-OC(S)R2d、-OC(O)OR2d、-OC(O)NR2dR2e、-OC(S)NR2dR2e、-NR2dR2e、-NR2dC(O)R2e、-NR2dC(S)R2e、-NR2dC(O)OR2e、-NR2dC(S)OR2e、-NR2dS(O)2R2e、-NR2dC(O)NR2eR2f、-S(O)nR2d、-S(O)2NR2dR2e、及び-SC(O)R2dよりなる群から別個に選ばれた1個以上の置換基によって所望により置換されていてよく;
nは0、1又は2であり;
R2d、R2e及びR2fは水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、及びヘテロシクリルよりなる群から独立して選択され;そしてここでR2d、R2e及びR2f置換基は請求項1に記載のように所望により置換されていてよい、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
Rxは-C(O)NR2bR2cであり;R2a、R2b及びR2cは水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール及びヘテロシクリルよりなる群から独立して選択され;R2a、R2b及びR2cのアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、及びヘテロシクリル置換基はハロゲン、シアノ、オキソ、=S、ニトロ、-R2d、-C(O)R2d、-C(S)R2d、-C(O)OR2d、-C(S)OR2d、-C(O)SR2d、-C(O)NR2dR2e、-C(S)NR2dR2e、-OR2d、-OC(O)R2d、-OC(S)R2d、-OC(O)OR2d、-OC(O)NR2dR2e、-OC(S)NR2dR2e、-NR2dR2e、-NR2dC(O)R2e、-NR2dC(S)R2e、-NR2dC(O)OR2e、-NR2dC(S)OR2e、-NR2dS(O)2R2e、-NR2dC(O)NR2eR2f、-S(O)nR2d、-S(O)2NR2dR2e、及び-SC(O)R2dよりなる群から独立して選択された1個以上の置換基によって所望により置換されていてよく;
nは0、1又は2であり;
R2d、R2e及びR2fは水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、及びヘテロシクリルよりなる群から独立して選択され;そしてここでR2d、R2e及びR2f置換基は請求項1に記載のように所望により置換されていてよい、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
Rxは-C(O)NR2bR2cであり;R2aは水素であり;R2bは水素及びアルキルよりなる群から独立して選択され;及びR2cはエチルカルボニルメチル、プロペニルカルボニルオキシエチル、エトキシカルボニルエチル、カルボキシメチル、カルボキシエチル及びヒドロキシプロピルよりなる群から選択され;及びR2b及びR2c置換基はハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、オキソ、=S、ニトロ、-SH、アミノ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、カルボキシ、アルコキシ、アルコキシカルボニル及びアルキルアミノよりなる群から独立して選択された1個以上の置換基によって所望により置換されていてよい、請求項3に記載の化合物。
【請求項12】
式III
【化3】

(式中、R2bは、アミノ、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、アミノアルキル、アミノシクロアルキル、アミノアリール、アミノヘテロシクリル、アルキルアミノアルキル、アルキルアミノシクロアルキル、アルキルアミノアリール及びアルキルアミノヘテロシクリルからなる群から選択され;ここで、R2b置換基はハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、オキソ、=S、ニトロ、-SH、アミノ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、カルボキシ、アルコキシ、アルキルアミノ、アルコキシカルボニル、アミノアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルコキシ、アミノカルボニル、アリールアルコキシ、アリールアルコキシカルボニル及びアリールアルコキシカルボニルアミノよりなる群から独立して選択された1個以上の置換基により所望により置換されていてもよく;
R4は-R4j又は-OR4jであり;R4jはアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、アリールアリール、アリールアルキル、アルキルヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリールシクロアルキル、シクロアルキルアリール、ヘテロシクリルアリール、アリールヘテロシクリル、アリールオキシアリール、ヘテロシクリルオキシアリール、アリールアルコキシ、アリールカルボニルアリール、アリールアルコキシカルボニル及びアリールカルボニルアミノアルキルよりなる群から選択され;ここでR4j置換基はそれぞれオキソ、シアノ、ハロゲン、アルキル、フェニル、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アルキルアミノ、カルボキシ、アルコキシカルボニル及びアミノカルボニルよりなる群から独立して選択された1個以上の置換基により所望により置換されていてよく;
R6は水素、ハロゲン、シアノ、アルキル又はハロアルキルである。)
で表される構造を持つ化合物、又はその医薬的に許容される塩。
【請求項13】
式IV
【化4】

(式中、R2cはアルキル、シクロアルキル及びヘテロシクリルよりなる群から選択され;
ここで、該R2c置換基はハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、オキソ、=S、ニトロ、-SH、アミノ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、カルボキシ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、アルケニルカルボニルオキシ、アルキルアミノ、アルキルアミノカルボニル、アミノアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルコキシ及びアミノカルボニルよりなる群から独立して選択された1個以上の置換基により所望により置換されていてよく;
R4は-R4j又は-OR4jであり;R4jはアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、アリールアリール、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリールシクロアルキル、シクロアルキルアリール、アリールヘテロシクリル、ヘテロシクリルアリール、アリールオキシアリール、ヘテロシクリルオキシアリール、アリールカルボニルアリール及びアリールカルボニルアミノアルキルよりなる群から選択され;
ここで、R4j置換基はオキソ、シアノ、ハロゲン、アルキル、フェニル、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アルキルアミノ、カルボキシ、アルコキシカルボニル及びアミノカルボニルよりなる群から独立して選択された1個以上の置換基により所望により置換されていてよく;
R6は水素、ハロゲン、シアノ、アルキル又はハロアルキルである。)
で表される構造を持つ化合物、又はその医薬的に許容される塩。
【請求項14】
治療に有効な量の請求項1に記載の化合物を含む医薬組成物。
【請求項15】
対象に治療に有効な量の請求項1に記載の化合物を投与することを含む、対象における血小板依存性の血栓症又は血小板依存性の血栓症関連状態を治療する方法。

【公表番号】特表2008−534573(P2008−534573A)
【公表日】平成20年8月28日(2008.8.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−503618(P2008−503618)
【出願日】平成18年3月20日(2006.3.20)
【国際出願番号】PCT/IB2006/000819
【国際公開番号】WO2006/103555
【国際公開日】平成18年10月5日(2006.10.5)
【出願人】(504396379)ファルマシア・アンド・アップジョン・カンパニー・エルエルシー (130)
【Fターム(参考)】