説明

表示されたスライドの予め選択された部分を強調表示するためのタッチパッドを備えたリモートコントロール

【課題】プレゼンテーション時、タッチパッド部分を触ると表示スクリーン上のスライドの予め選ばれた部分が強調表示されるタッチパッドを持つリモートコントロールを提供する。
【解決手段】スライド表示方法及びシステムは、一時に1つのスライドを表示する表示スクリーン(26、28、30、34)と操作者がスライドの予め選択された部分に強調表示を関連付けできるソフトウェア・プログラムを含む。リモートコントロール(12)は、タッチパッド部分をスライドの予め選択された部分にマッピングするため表示スクリーンとソフトウェア・プログラムと共に動作可能なタッチパッド(36)を含む。タッチパッドは、スライドの予め選択された部分に対応するタッチパッド部分が触られると応答して表示スクリーン上に表示されるスライドの予め選択された部分を強調表示するため表示スクリーンと共にさらに動作可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、リモートコントロールに関し、より詳細には、表示スクリーン上に表示されたスライドの予め選択された部分を強調表示するためにパッド対スクリーンマッピングモードで動作可能なタッチパッドを備えたリモートコントロールに関する。
【背景技術】
【0002】
家庭娯楽装置(HE)、コンピュータ、通信機、ビデオ記録器、プレンゼンテーション装置、及びその他の装置は、スライド、イメージ、画像等を表示するために表示スクリーンを含む。このようなHEはテレビジョンを含む。このような通信機装置は手で持つセルラー電話機及びパーソナル・デジタル・アシスタントを含む。このようなビデオ記録器はデジタルカメラ及びパーソナルビデオレコーダーを含む。このようなプレゼンテーション装置はスライド投影機を含む。
【0003】
操作者は装置を遠隔制御するためにリモートコントロールを使用できる。操作者はしばしば装置を制御するためにリモートコントロールを装置の表示スクリーンと一緒に使用する。例えば、表示スクリーンは装置を制御するため操作者がリモートコントロールを操作して遠隔から操縦できるカーソルを持つことができる。典型的に、リモートコントロールは装置の制御機能に対応した一組のボタンを含む。タッチパッド及びその他の位置感知装置が操作者により大きな制御機能性を与えるためにリモートコントロールに組み込まれている。タッチパッドは、タッチパッドに触れた操作者の指又はスタイラスなどの物体の位置を感知して、装置に位置情報を伝える。これに応答して、カーソルなどの表示スクリーン上の物体がタッチパッドに触れた物体の位置に一致して移動する。
【0004】
操作者は、聴視者に表示スクリーン上にスライド又はイメージを提供するために装置の表示スクリーンを使用できる。例えば、操作者は、聴視者に見せるために表示スクリーン上にスライド、イメージ等を生成して表示するために、マイクロソフト(商標)社のパワーポイント(商標)グラフイックスプレゼンテーション・プログラムなどのソフトウェアプログラムを使用できる。このグラフイックスプレゼンテーション・プログラムは操作者が異なるスライドを作成してそして聴視者にプレゼンテーションするため装置の表示スクリーン上に各々の個別のスライドを表示できる。典型的に、操作者はプレゼンテーションの際に表示スクリーン上に選ばれたスライドを表示するためリモートコントロールを使用して遠隔で装置を制御できる。プレゼンテーションの際、操作者は表示スクリーン上に表示されているスライドの特定部分に注意を引くようにすることが必要となるであろう。
【0005】
典型的なグラフイックスプレゼンテーション・プログラムは、操作者が特定部分に注意を引くためにスライドの特定の部分、個所、点、属性等に強調表示テクニックを関連付けることを可能にする。強調表示テクニックは、スライドの特定部分に聴視者の注意を引くための色変化、明滅又は輝度効果、アニメート構造、チェック印、下線等を含む。操作者はプレゼンテーションのためのスライドを準備する時、スライドの特定部分に予め定められた順序で強調表示テクニックを関連付けてスライドを作成するためにグラフイックスプレゼンテーション・プログラムを使用する。そして、操作者がリモートコントロールにより装置を制御してプレゼンテーションの際にスライドの特定部分の強調表示を実行する。問題は、スライドの特定部分の強調表示がスライドのプレゼンテーションに組み込まれると予め定められた順序でプレゼンテーションの際に発生し、そして操作者が強調表示の順序を変更したいと思う、又は、スライドの特定部分をまったく強調表示をしたくないと思うことである。強調表示が予め定められた順序で発生するため、この結果、操作者はプレゼンテーションの際に柔軟性と任意性を失う。
【0006】
この問題を最小にする1つの手法は、スライドの特定部分に注意を引くためのレーザーポインタなどのある種のポインテイング装置と共にリモートコントロールを構成することである。この手法の問題は、レーザーポインタは上述した強調表示テクニックほどは聴視者の注意を引かないことである。
【0007】
必要とされるものは、プレゼンテーションの際に装置の表示スクリーン上にスライドが表示されている時、触られたタッチパッド部分に対応する予め選ばれたスライド部分を強調表示するため操作者がタッチパッドの部分を触ることができるようにプレゼンテーションの際に装置の表示スクリーン上に表示されるべきスライドの予め選ばれた部分がタッチパッドにマップされているタッチパッドを有するリモートコントロールである。
【0008】
発明の開示
従って、本発明の1つの目的は、触られた対応するタッチパッド部分に応答して表示されたスライドの予め選択された部分を強調表示するため、タッチパッドのタッチパッド部分が表示されるスライドの予め選択された部分にマップされたスライドを表示するためのシステム及び方法を提供することである。
【0009】
本発明の別の目的は、表示スクリーン上に表示されたスライドの予め選択された部分を強調表示するためにパッド対スクリーンマッピングモードで動作可能なタッチパッドを有するリモートコントロールを提供することである。
【0010】
本発明のさらに別の目的は、リモートコントロール操作者がスライドの予め選択された部分に対応したタッチパッド部分に触ることにより表示スクリーン上に表示されたスライドの予め選択された部分を強調表示できるように、スライドの予め選択された部分にタッチパッドの部分をマッピングできるタッチパッドを持つリモートコントロールを提供することである。
【0011】
上記目的及び他の目的を実行するため、本発明はスライドを表示するシステムを提供する。システムは、表示スクリーンとタッチパッドを含む。表示スクリーンはスライドを表示することができる。タッチパッドは、スライドの予め選択された部分のそれぞれにマップされたタッチパッド部分を有する。タッチパッドは、スライドの予め選択された部分に対応するタッチパッド部分が触られることに応答してスライドの予め選択された部分を強調表示するように表示スクリーンと共に動作可能である。スライドの予め選択された部分は操作者により予め選択される。
【0012】
表示スクリーンは、家庭娯楽(HE)装置、テレビジョン、コンピュータ、スライド投影器、ビデオ映写機、セルラー電話機又はパーソナル・デジタル・アシスタントなどの通信機、又は、カメラ又はパーソナルビデオレコーダなどのビデオ記録機の表示スクリーンであってよい。タッチパッドは表示スクリーンとは遠隔的に動作でき、そしてリモートコントロールのタッチパッドであってよい。
【0013】
さらに、上記目的及び他の目的を実行するため、本発明はスライドを表示するシステムを提供する。システムは、操作者がスライドの予め選択された部分と強調表示を関係付けることができるようにソフトウェア・プログラムなどの関係付け手段と、スライドを一時に1つ表示することができる表示スクリーンを含む。システムはさらに、タッチパッドの部分を表示スクリーン上に表示されているスライドの予め選択された部分にマッピングするために、装置及び表示スクリーンと共に動作可能なタッチパッドを含む。タッチパッドはさらに、スライドの予め選択された部分に対応するタッチパッド部分が触れることに応答して表示スクリーン上で表示されているスライドの予め選択された部分を強調表示するために表示スクリーンと共に動作可能である。タッチパッドは、表示スクリーン上に表示されているスライドの予め選択された部分を強調表示するために表示スクリーンとは遠隔的に操作できる。
【0014】
また、上記目的及び他の目的を実行するため、本発明はタッチパッドを持つリモートコントロールを使用してスライドを表示する方法を提供する。方法は、強調表示のためにスライドの部分を予め選択し、そして強調表示をスライドの予め選択された部分と関連付けることを含む。そして、タッチパッド部分がスライドの予め選択された部分にマップされる。そして、スライドが表示スクリーン上に表示される。そして、スライドの予め選択された部分がスライドの予め選択された部分に対応するタッチパッド部分の触られたことに応答して強調表示される。
【0015】
方法はさらに、強調表示のために少なくとも2つのスライドの部分を予め選択し、強調表示を少なくとも2つのスライドの予め選択された部分と関連付け、タッチパッド部分を少なくとも2つのスライドの予め選択された部分にマップピングし、そして、少なくとも2つのスライドを一時に1つ表示スクリーン上に表示することを含んでも良い。
【0016】
上記目的及び他の目的を実行するため、本発明はさらにスライドを表示する表示スクリーンを制御するためのリモートコントロールを提供する。リモートコントロールは、位置感知装置の部分を表示スクリーン上に表示されているスライドの予め選択された部分にマップすることができる位置感知装置を含む。位置感知装置はさらに、スライドの予め選択された部分に対応した位置感知装置の部分が触られていることに応答して、表示スクリーン上に表示されているスライドの予め選択されて部分を強調表示をすることができる。位置感知装置はタッチパッドである。
【0017】
本発明の上記目的及び他の目的、特徴、及び利点は、添付図面を参照した以下の本発明を実施するための最良の形態の説明から容易に明らかとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
図1を参照すると、本発明によるスライドプレゼンテーション・システム10のブロック図が示されている。スライドプレゼンテーション・システム10は、リモートコントロール12、制御器14、及びリモートコントロールにより遠隔制御される装置を含む。リモートコントロール12により遠隔制御されるこのような装置は、家庭娯楽(HE)装置又はテレビジョン16、LCD又はデジタル光プロセッサ映像映写機などのスライド投影機18、ラップトップ又はデスクトップ・コンピュータなどのコンピュータ20、セルラー電話機又はパーソナルデジタルアシスタントなどの通信装置22、カメラ又はパーソナルビデオレコーダなどのビデオレコード装置24、及びその他を含む。装置16、18、20、22及び24は各々が、スライド又はイメージを一時に1つ聴視者に見せるために表示するそれぞれの表示スクリーン26、28、30、32及び34を含む。
【0019】
リモートコントロール12は、タッチパッドなどの位置感知装置36を含む。リモートコントロール12は、操作者が指又はスタイラスによりタッチパッドを触ることに応答してタッチパッド信号40を発生する。タッチパッド信号40は、タッチパッド36の触った位置を示す信号である。タッチパッド信号40はまた、触られた各位置についてタッチパッド36上の接触圧力及び持続期間を示してもよい。リモートコントロール12はさらに、少なくとも1つの制御ボタン38を含む。リモートコントロール12は操作者が制御ボタン38を押すことに応答して制御ボタン信号42を発生する。制御ボタン38はコンピュータマウスクリック・ボタンとして機能し、操作者により押されるときにコンピュータマウスクリック信号42を発生してもよい。
【0020】
本発明は、HE装置16の表示スクリーン上に表示されるスライド46などのスライドを参照してさらに説明される。HE装置16の表示スクリーン26上に表示されているスライド46に関する本発明の説明は、他の装置18、20、22及び24のそれぞれの表示スクリーン28、30、32及び34上に表示される他のスライドに関する本発明の説明を代表する。
【0021】
動作中、図1に示すように表示スクリーン26がスライド46を表示する。タッチパッド36及び表示スクリーン26の各々は領域を含む。スライド46は好ましくは、図1に示される表示スクリーン26の全体領域上に表示される。好ましくは、タッチパッド36とスライド46の領域は長方形である。タッチパッド36はタッチパッドの領域を表示スクリーン26及びスライド46の領域にマップできる。これはタッチパッド36の各タッチパッド部分がスライド46のそれぞれの部分に対応することを意味する。例えば、タッチパッド36の上左側タッチパッド部分はスライド46の上左側部分に対応する。同様に、タッチパッド36の中央底タッチパッド部分はスライド46の中央底部分に対応する。好ましくは、スライド46はタッチパッド36の領域よりもずっと大きい領域を持つ。タッチパッド36のスライド46へのマッピングは、タッチパッドとスライドの大きさの比の関数としてスケールされる。表示スクリーン26は、HE装置16の表示スクリーン領域の全部又は少なくとも一部である。
【0022】
制御器14は、操作者がタッチパッドに触ることに応答して、タッチパッドからのタッチパッド信号40を受信するためにリモートコントロール12と共に動作可能である。制御器14は、タッチパッド36の対応する領域が触られることに応答してスライド46の部分を強調表示する。スライド46の部分を強調表示する代わりに、制御器14は、色変化、外枠、又は、スライドの選択された部分を識別する他の方法を使用できる。制御器14はさらに、操作者が制御ボタン38を押すことに応答して制御ボタン信号42を受け取るため、リモートコントロール12と共に動作可能である。制御器14は制御ボタン信号42に従いHE装置16を制御する。セットトップボックス等の制御器14はHE装置16に直接的に接続されるか又は遠隔に位置する。リモートコントロール12は、制御器14と遠隔的に接続されていて、制御器14と通信するために赤外線(IR)又は無線周波数(RF)信号40と42を送信する。リモートコントロール12と制御器14は1つのユニットに組み込むことができ、そしてHE装置16に直接に接続することができる。
【0023】
スライドプレゼンテーション・システム10はさらに、操作者が表示スクリーン26上に表示されるスライド46などのスライドを生成して、そしてそれらが表示スクリーン上に表示されている時に聴視者の注意をスライドの予め選択された部分に引き付けるため、スライドの予め選択された部分、点、個所、属性等と色変化、明滅又は輝度効果、アニメ構成、チェック印、下線等などの強調テクニックを関連付けることができるスライド生成手段44を含む。スライド生成手段44は好ましくは、マイクロソフト(商標)社のパワーポイント(商標)グラフイックスプレゼンテーション・プログラムなどのソフトウェアグラフイックスプレゼンテーション・プログラムを含む。タッチパッド36は、タッチパッド部分をスライドの対応する予め選択された部分にマップするために、スライド生成手段44と共に動作可能である。そして、操作者はプレゼンテーションの際、表示スクリーン26上に表示されているスライド46などのスライドの対応する予め選択された部分の強調表示を実行するため、タッチパッド36のタッチパッド部分を触ることができる。
【0024】
図2を参照して、スライド46に関するタッチパッド36のタッチパッド部分のマッピングが以下に詳細に説明される。上述したように、タッチパッド36はタッチパッドの面積がスライドの面積にマップされるようにスライド46と共に動作可能である。すなわち、タッチパッド36の各タッチパッド点又は部分がスライド46のそれぞれの点又は部分に対応する。タッチパッド36は幅wpと高さhpにより定義される領域を有する。スライド46は幅wdと高さhdにより定義される領域を有する。タッチパッド36の点xp、ypなどの点は、スライド46のそれぞれの点xd、ydに対応する。スライド46の対応点xd、ydは、以下の式に従いタッチパッド36の点xp、ypに関係付けられる。
【0025】
d=xp*(wd/wp
d=yp*(hd/hp
【0026】
すなわち、スライド46(xd)のx座標は、スライド(wd)とタッチパッド(wp)の幅の間の比にタッチパッド36の対応点(xp)のx座標を乗算したものに等しい。同様に、スライド46(yd)のy座標は、スライド(hd)とタッチパッド(hp)の高さの間の比にタッチパッド36の対応点(yp)のy座標を乗算したものに等しい。この結果、タッチパッド36の各点はスライド46上に対応点を有する。
【0027】
図3を図1及び2と共に参照して、表示スクリーン26上に表示されたスライド46の予め選択された部分に関しタッチパッド36のタッチパッド部分をマッピングすることを以下に詳細に説明する。表示スクリーン26に聴視者が見るためのスライド46を表示する。スライド46は、操作者がスライドを生成する際にスライド生成手段44を使用して操作者により生成された複数の情報部分48a、48b、48c、48d、48e及び48fを含む。スライドを生成する時、操作者はスライド46内のいくつかの情報部分48をプレゼンテシーョンの際に強調表示するために指定又は予め選択するであろう。そして、操作者はスライド生成手段44を使用して選ばれた強調表示テクニックを予め選択された情報部分48と関連付ける。例えば、操作者は強調表示のためにスライド46の情報部分48a、48e、48fを予め選択するであろう。これに応答して、スライド生成手段44は選ばれた強調表示テクニックをスライド46の予め選択された部分48a、48e、48fと関連付ける。
【0028】
スライド46が表示スクリーン26上に表示される時、画像46の予め選択された情報部分48a、48e、48fに対応させるためにタッチパッド36はその領域を分割してタッチパッド36の相対的に置かれたタッチパッド部分50a、50e、50fにマップする。そして、操作者はそれぞれのタッチパッド部分に対応した画像46の予め選択された情報部分48a、48e、48fを強調表示するためにそれぞれのタッチパッド部分50a、50e、50fを触る。そして、制御器14は、触られているそれぞれのタッチパッド部分50a、50e、50fに対応した予め選択された情報部分48a、48e、48fの強調表示を実行する。例えば、もし、タッチパッド部分50aが触られると、スライド46の予め選択された情報部分48aが図4に示すように強調表示される。同様に、もし、タッチパッド部分50fが触られると、スライド46の予め選択された情報部分48fが図5に示すように強調表示される。
【0029】
タッチパッドの各点が予め選択された情報部分の1つに対応するように、タッチパッド36の全領域は表示スクリーン26上に表示された画像46の予め選択された情報部分48a、48e、48fにマップされる。例えば、タッチパッド36のタッチパッド部分の位置及び画像46の予め選択された情報部分の位置の関数として、各タッチパッド部分50a、50e、50fが画像46のそれぞれの予め選択された情報部分48a、48e、48fに対応する。例えば、タッチパッド部分50aはタッチパッド36の上側部分にあり、そして画像46の上側に位置する予め選ばれた情報部分48aに対応する。タッチパッド部分50fはタッチパッド36の右側部分にあり、そして画像46の右側に位置する予め選ばれた情報部分48fに対応する。動作では、操作者があるタッチパッド部分50a、50e、50fに入るタッチパッド28の点を触る。これに応答して、あるタッチパッド部分に対応した画像46の予め選ばれた情報部分48a、48e、48fが強調表示される。
【0030】
図6を参照すると、本発明による方法及びシステムの操作を説明するフローチャート60が示されている。フローチャート60は、リモートコントロール12とタッチパッド36を使用してスライドを表示する操作を示す。フローチャート60は、ボックス62に示すように強調表示のためにスライドの部分を操作者が予め選択することで始まる。そして、操作者はボックス64に示すように強調表示をスライドの予め選択された部分と関連付ける。そして、タッチパッド36のタッチパッド部分はボックス66に示すようにスライドの予め選択された部分にマップされる。そして、スライドがボックス68に示すように表示スクリーン26上に表示される。そして、スライドの予め選択された部分がボックス70に示すようにスライドの予め選択された部分に対応する触られているタッチパッド部分に応答して強調表示される。
【0031】
本発明による、表示スクリーン上に表示されているスライドの予め選択された部分を強調表示するためにパッド対スクリーンマッピング・モードで動作可能なタッチパッドを持つリモートコントロールが提供され、これは上記した目的、及び利点を完全に満足することが明らかである。本発明がその特定の実施の形態に関して説明されたが、当業者には上述から多くの修正、変形、置換えが明らかである。従って、本発明は全てのそのような代替も含むことを意図している。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明によるスライドプレゼンテーション・システムのブロック図。
【図2】本発明による表示スクリーン上に表示されているスライドに関するタッチパッドのタッチパッド部分のマッピングを示す図。
【図3】本発明による表示スクリーン上に表示されているスライドの予め選択された部分に関するタッチパッドのタッチパッド部分のマッピングを示す図。
【図4】本発明による表示すクリーン上に表示されているスライドの予め選択された情報部分の強調表示を示す図。
【図5】本発明による表示すクリーン上に表示されているスライドの予め選択された情報部分の強調表示を示す図。
【図6】本発明による方法及びシステムの操作を示すフローチャート。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
スライドを表示するためのシステムであって、
スライドを表示することができる表示スクリーンと、
スライドの予め選択された部分のそれぞれにマップされたタッチパッド部分を有し、スライドの予め選択された部分に対応するタッチパッド部分が触られることに応答してスライドの予め選択された部分を強調表示するように表示スクリーンと共に動作可能であるタッチパッドと、を含むシステム。
【請求項2】
表示スクリーンが、家庭娯楽(HE)装置の表示スクリーンである請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
表示スクリーンが、テレビジョンの表示スクリーンである請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
表示スクリーンが、コンピュータの表示スクリーンである請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
表示スクリーンが、スライド投影機の表示スクリーンである請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
表示スクリーンが、ビデオ映写機の表示スクリーンである請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
表示スクリーンが、通信装置の表示スクリーンである請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
通信装置が、セルラー電話機である請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
通信装置が、パーソナル・デジタル・アシスタントである請求項7に記載のシステム。
【請求項10】
表示スクリーンが、ビデオレコード装置の表示スクリーンである請求項1に記載のシステム。
【請求項11】
ビデオレコード装置が、カメラである請求項10に記載のシステム。
【請求項12】
ビデオレコード装置が、パーソナルビデオレコーダである請求項10に記載のシステム。
【請求項13】
タッチパッドが、表示スクリーンと遠隔的に操作可能である請求項1に記載のシステム。
【請求項14】
タッチパッドが、リモートコントロールのタッチパッドである請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
スライドの予め選択された部分が、操作者により予め選択される請求項1に記載のシステム。
【請求項16】
スライドを表示するためのシステムであって、
操作者が強調表示をスライドの予め選択された部分と関連付けることを可能にする関連付け手段と、
スライドを一時に1つ表示することができる表示スクリーンと、
表示スクリーン上に表示されたスライドの予め選択された部分にタッチパッド部分をマップするために関連付け手段及び表示スクリーンと共に動作可能であり、スライドの予め選択された部分に対応するタッチパッド部分が触られることに応答して表示スクリーン上に表示されているスライドの予め選択された部分を強調表示するために表示スクリーンと共にさらに動作可能であるタッチパッドと、を含むシステム。
【請求項17】
タッチパッドが、表示スクリーン上に表示されているスライドの予め選択された部分を強調表示するために表示スクリーンと共に遠隔的に動作可能である請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
タッチパッドを持つリモートコントロールを用いてスライドを表示する方法であって、
強調表示のためにスライドの部分を予め選択し、
スライドの予め選択された部分に強調表示を関連付けし、
タッチパッド部分をスライドの予め選択された部分にマッピングし、
表示スクリーン上にスライドを表示し、
スライドの予め定められた部分に対応したタッチパッド部分が触られることに応答してスライドの予め選択された部分を強調表示する、ことを含む方法。
【請求項19】
強調表示のためにスライドの部分を予め選択することが、強調表示のために少なくとも2つのスライドの部分を予め選択することを含み、
スライドの予め選択された部分に強調表示を関連付けすることが、少なくとも2つのスライドの予め選択された部分に強調表示を関連付けすることを含み、
タッチパッド部分をスライドの予め選択された部分にマッピングすることが、タッチパッド部分を少なくとも2つのスライドの予め選択された部分にマッピングすることを含み、
表示スクリーン上にスライドを表示することが、表示スクリーン上に少なくとも2つのスライドを一時に1つ表示することを含む請求項18に記載の方法。
【請求項20】
スライドを表示する表示スクリーンを制御するためのリモートコントロールであって、
表示スクリーンに表示されているスライドの予め選択された部分に位置感知装置部分をマッピングすることができ、スライドの予め選択された部分に対応する位置感知装置部分が触られることに応答して表示スクリーン上に表示されているスライドの予め選択された部分を強調表示することができる位置感知装置を含むリモートコントロール。
【請求項21】
位置感知装置が、タッチパッドである請求項20に記載のリモートコントロール。

【図1】
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【図6】
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【公表番号】特表2004−534300(P2004−534300A)
【公表日】平成16年11月11日(2004.11.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2002−586327(P2002−586327)
【出願日】平成14年3月18日(2002.3.18)
【国際出願番号】PCT/US2002/008079
【国際公開番号】WO2002/089109
【国際公開日】平成14年11月7日(2002.11.7)
【出願人】(500073973)インターリンク エレクトロニクス インコーポレイテッド (3)
【Fターム(参考)】