表示制御装置と画像形成装置とプログラム
【課題】 ユーザが参照する複数項目の一覧表示画面を見易くする。
【解決手段】 追加指示受付部13がジョブ制御部6からのエラーガイダンスの追加指示を受け付けると、項目追加部14が表示項目リスト記憶部11の表示項目リストにエラーガイダンスの項目を追加する。ページデータ作成部10は、現在表示中の画面にエラーガイダンスの表示が必要と判断すると、現在表示中の画面のページデータにエラーガイダンスのデータを追加し、その追加によってページ内に予約ジョブとその予約ジョブに関連付けられた読取ガイダンスが収まらなくなった場合、それらを現在表示中の画面のページデータから除外し、それらを次のページに配置する項目として記憶する。表示制御部12が上記ページデータに基いて操作表示部3にジョブ一覧画面を表示させる。
【解決手段】 追加指示受付部13がジョブ制御部6からのエラーガイダンスの追加指示を受け付けると、項目追加部14が表示項目リスト記憶部11の表示項目リストにエラーガイダンスの項目を追加する。ページデータ作成部10は、現在表示中の画面にエラーガイダンスの表示が必要と判断すると、現在表示中の画面のページデータにエラーガイダンスのデータを追加し、その追加によってページ内に予約ジョブとその予約ジョブに関連付けられた読取ガイダンスが収まらなくなった場合、それらを現在表示中の画面のページデータから除外し、それらを次のページに配置する項目として記憶する。表示制御部12が上記ページデータに基いて操作表示部3にジョブ一覧画面を表示させる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、表示を制御する表示制御装置と、ファクシミリ装置、印刷装置、複写装置、並びにそれらの装置の機能を備えた複合装置を含む画像形成装置と、コンピュータに実行させるための手順からなるプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ファクシミリ装置、印刷装置、複写装置、並びにそれらの装置の機能を備えた複合装置を含む画像形成装置は、ジョブ(処理)実行中に他のジョブの実行を予約しておくことができるものが多い。
ユーザは、画像形成装置にどのようなジョブがどの程度予約されているのか、また各ジョブがどのような実行状況なのかを知りたい場合がある。
【0003】
従来、複数のジョブを予約して順番に処理する場合において、ユーザに予約ジョブの一覧とその各予約ジョブの状況を表示する装置(例えば、特許文献1参照)があった。
また、記憶手段に記憶されている実行待ちの印刷ジョブを、実行可能ジョブと実行不可能ジョブとを識別可能にそれぞれ異なる表示形態で表示する画像形成装置(例えば、特許文献2参照)があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来の装置では、ジョブの一覧画面中にエラー等の事象が発生したときにのみユーザに選択させる新たな項目を挿入して表示することはできなかった。
また、ジョブの一覧画面において関連する複数の項目が異なるページに表示されて見難くなることがあった。
このように、ユーザが参照し易いジョブの一覧画面ではなかったという問題があった。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ユーザが参照する複数項目の一覧表示画面を見易くすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明は上記の目的を達成するため、表示手段に表示させるべき項目のリストである表示項目リストを記憶する記憶手段と、表示項目リストに基づき、画面の1ページに配置する所定数の項目及びその配置順を規定するページデータを作成するページデータ作成手段と、ページデータ作成手段が作成したページデータに基いて表示手段に画面を表示させる表示制御手段と、表示手段に表示させるべき項目の追加指示を受け付ける追加指示受付手段と、追加指示受付手段が追加指示を受け付けた項目を表示項目リストに追加する項目追加手段を有し、ページデータ作成手段が、表示項目リストへの項目の追加に伴い現在表示中の画面にその追加した項目を表示させる必要があると判断した場合、現在表示中の画面に係るページデータにその追加した項目を示すデータを追加し、その追加によりページ内に収まらなくなった項目をそのページのページデータから除外すると共に次のページに配置する項目として記憶し、その除外した項目と予め関連付けられた項目があった場合は、その予め関連付けられた項目も、そのページのページデータから除外すると共に次のページに配置する項目として記憶することにより、現在表示中の画面のページデータを更新する手段を有する表示制御装置を提供する。
【発明の効果】
【0006】
この発明による表示制御装置と画像形成装置とプログラムは、ユーザが参照する複数項目の一覧表示画面を見易くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】発明の一実施形態である画像形成装置の機能構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す画像形成装置の操作表示制御部が操作表示部の画面にジョブ一覧画面を表示すると共に、画像形成装置のエラー発生時のジョブ一覧画面の表示制御処理例を示すフローチャート図である。
【図3】図1に示す画像形成装置の操作表示制御部が画像形成装置のエラー解消時におけるジョブ一覧画面の表示制御処理例を示すフローチャート図である。
【図4】図1に示す画像形成装置の操作表示制御部が画像形成装置のエラー解消時におけるジョブ一覧画面の表示制御の他の処理例を示すフローチャート図である。
【図5】図1に示す画像形成装置の操作表示制御部がエラー解消時のジョブ一覧画面で前ページへの移動指示を受けた場合の表示制御処理例を示すフローチャート図である。
【図6】図1に示す画像形成装置の操作表示制御部がエラー解消時のジョブ一覧画面で前ページへの移動指示を受けた場合の表示制御の他の処理例を示すフローチャート図である。
【図7】図1に示す操作表示部の表示部におけるジョブ一覧画面の表示中にエラーが発生したときとページ移動のときの画面遷移例を示す図である。
【図8】図7に示すジョブ一覧画面でエラーが解消したときとページ移動のときの画面遷移例を示す図である。
【図9】図1に示す操作表示部の表示部におけるジョブ一覧画面でエラーが発生したときとそのエラーが解消したときとページ移動のときの他の画面遷移例を示す図である。
【図10】図1に示す操作表示部の表示部におけるジョブ一覧画面でエラーが発生したときとそのエラーが解消したときとページ移動のときのさらに他の画面遷移例を示す図である。
【図11】ジョブ一覧画面の参考例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、発明の一実施形態である画像形成装置の機能構成を示すブロック図である。
画像形成装置1は、通信網を介してファクシミリ通信(インターネットを使ったデータ通信も含む)と、原稿の画像を光学的に読み取る画像読み取り(スキャナ)と、画像データに基づいて用紙等の媒体に印刷する印刷(プリント)と、原稿の画像を読み取って媒体にその画像を印刷する複写(コピー)の機能を備えた複合機である。
【0009】
この、画像形成装置1は、制御部2、操作表示部3、記憶部4及び画像形成部5を備えている。
操作表示部3は、画面を表示する表示部(表示手段に相当する)を備え、その表示部に各種の画面を表示する。また、表示部の上側には操作部であるタッチパネル(操作手段に相当する)を備えており、そのタッチパネル上から画面上の各キーを押下することにより、その押下位置に対応するキーによる指示を入力する。
【0010】
記憶部4は、ハードディスク装置を含む記憶装置であり、この画像形成装置1で実行するジョブのデータを含む各種のデータを記憶する。
このジョブには、スキャナ部18によって読み取った画像データを指定された相手先へファクシミリ送信(又はデータ送信)するジョブ、通信網を介して外部の装置から受信したデータを印刷するジョブ、スキャナ部18によって読み取った画像データをプロッタ部19によって印刷する複写のジョブを含む。
【0011】
また、ジョブには、予め指定された実行条件(指定日時等がある)を満たしたときに実行し、その実行までは保持されて待機する予約ジョブもある。
この予約ジョブには、現在実行中のジョブが終了したときに実行を開始するものも含まれる。
画像形成部5は、原稿の画像を読み取り、その読み取った画像データを入力するスキャナ部(画像読取部)18と、スキャナ部18によって読み取った画像データに基づく印刷、通信網を介して受信した画像データの印刷を含む各種の印刷をするプロッタ部19とを備えている。
【0012】
制御部2は、CPU、ROM及びRAMを含むマイクロコンピュータによって実現され、CPUがRAMを作業領域として、ROMに記憶されたプログラム(「ファームウェア」ともいう)を実行することにより実現される、ジョブ制御部6、通信制御部7、画像処理部8及び操作表示制御部9の各機能部を備えている。
そして、この制御部2は、画像形成装置1の全体の制御を司る。
【0013】
ジョブ制御部6は、記憶部4に記憶されたジョブデータに基いてデータ通信、画像読み取り、印刷、又は複写種類のジョブを実行する。上記ジョブデータには処理対象のデータ又は画像データが含まれる。また、ジョブ制御部6は、上記ジョブデータが予約ジョブとして登録された場合、指定された日時を含む実行条件を満たしたときに実行する制御も司る。さらに、ジョブ制御部6は、ジョブの実行についての各種の情報を表示させるための指示を操作表示制御部9へ通知する。
【0014】
通信制御部7は、電話回線、ネットワーク通信網、インターネットを含む通信網を介して外部装置との間のファクシミリ通信(FAX送信、FAX受信)とネットワーク通信とインターネット通信を制御する。
画像処理部8は、スキャナ部18が画像読取り(複写印刷の際の画像読取りも含む)のジョブ(予約ジョブも含む)を実行して読み取った画像データにアナログ−デジタル変換処理、オフセット補正処理、およびシェーディング補正処理を含む所定の画像処理を施す。また、画像処理部8は、印刷(複写印刷の際の印刷も含む)のジョブ(予約ジョブも含む)を実行してプロッタ部19に印刷させる画像データを形成する画像処理も行う。
【0015】
操作表示制御部9は、操作表示部3からの入力制御と操作表示部3への出力制御を司り、上記CPUが実行するプログラムに含まれるページデータ作成手順、表示制御手順、追加指示受付手順、項目追加手順、削除指示受付手順、項目削除手順、及び移動指示受付手順の各手順の実行によってそれぞれ実現される機能部として、ページデータ作成部10、表示制御部12、追加指示受付部13、項目追加部14、削除指示受付部15、項目削除部16、及び移動指示受付部17を備えている。
【0016】
また、操作表示制御部9は、表示項目リスト記憶部11に表示項目リストを記憶する記憶手順も実行する。
表示項目リスト記憶部11は、操作表示部3の表示部に表示させるべき項目のリストである表示項目リストを記憶する記憶手段であり、例えば、制御部2のRAM上の一領域を割り当てると良い。
上記表示項目リストには、例えば、この画像形成装置1におけるデータ送信、画像読取り、印刷、及び複写等のジョブ一覧画面に表示する予約ジョブのリストがある。
【0017】
ジョブ一覧画面の表示項目リストの場合、操作表示制御部9は、予め決められたジョブ一覧画面のレイアウトのデータに基いて、ジョブ一覧画面中に常に表示させるべき項目(例えば、タイトルキー等)と、ジョブ制御部6が管理している予約ジョブのリストから取得した各予約ジョブのキーを含んだ表示項目リストを作成して表示項目リスト記憶部11に記憶する。
表示制御部12は、ページデータ作成部10が作成したページデータに基いて操作表示部3の表示部にジョブ一覧画面を含む画面を表示させる表示制御を司る。
【0018】
追加指示受付部13は、ジョブ制御部6からの操作表示部3の表示部に表示させるべき項目の追加指示を受け付ける制御を司る。
例えば、上記ジョブ制御部6が、ジョブ一覧画面の表示中にエラーが発生したとき、そのエラー内容とエラーを解消するための説明やエラー時の対処方法の説明を表示する項目であるエラーガイダンスをジョブ一覧画面に表示追加する指示を送った場合、追加指示受付部13は、ジョブ一覧画面にエラーガイダンスの追加指示として受け付ける。
【0019】
項目追加部14は、追加指示受付部13がジョブ制御部6から項目の追加指示を受け付けた場合、その項目のデータを表示項目リスト記憶部11の表示項目リストに追加する制御を司る。
例えば、追加指示受付部13がジョブ制御部6からジョブ一覧画面にエラーガイダンスを追加する指示を受け付けた場合、ジョブ一覧画面の表示項目リストにエラーガイダンスのデータを追加する。
【0020】
削除指示受付部15は、ジョブ制御部6からの操作表示部3の表示部に表示させるべき項目の削除指示を受け付ける制御を司る。
例えば、上記ジョブ制御部6が、ジョブ一覧画面にエラーガイダンスを表示中にエラーが解消したとき、ジョブ一覧画面からエラーガイダンスを削除する指示を送った場合、削除指示受付部15は、ジョブ一覧画面からエラーガイダンスの削除指示として受け付ける。
【0021】
項目削除部16は、削除指示受付部15がジョブ制御部6から項目の削除指示を受け付けた場合、その項目のデータを表示項目リスト記憶部11の表示項目リストから削除する制御を司る。
例えば、項目削除部16がジョブ制御部6からジョブ一覧画面からエラーガイダンスを削除する指示を受け付けた場合、ジョブ一覧画面の表示項目リストからエラーガイダンスのデータを削除する。
【0022】
移動指示受付部17は、ユーザ操作による操作表示部3の操作部からの前ページへの移動の指示を受け付ける制御を司る。
この前ページの移動指示には、例えば、ジョブ一覧画面の表示中の前ページの移動指示がある。
ページデータ作成部10は、表示項目リスト記憶部11の表示項目リストに基づき、画面の1ページに配置する所定数の項目及びその配置順を規定するページデータを作成する制御処理をする。
【0023】
例えば、上記ページデータには、ジョブ一覧画面のページデータがある。ジョブ一覧画面のページデータの場合、ジョブ一覧画面の全体のレイアウトのデータと共に、1ページに配置する項目数と、ジョブ一覧画面の表示項目リストに登録された項目の1ページ内での配置順を規定するデータを含んでいる。
【0024】
また、ページデータ作成部10は、表示項目リスト記憶部11の表示項目リストへの項目の追加に伴い現在表示中の画面にその追加した項目を表示させる必要があると判断した場合、現在表示中の画面に係るページデータにその追加した項目を示すデータを追加し、その追加によりページ内に収まらなくなった項目をそのページのページデータから除外すると共に次のページに配置する項目として記憶し、その除外した項目と予め関連付けられた項目があった場合は、その予め関連付けられた項目も、そのページのページデータから除外すると共に次のページに配置する項目として記憶することにより、現在表示中の画面のページデータを更新する第1制御処理をする。この第1制御処理には、例えば、ジョブ一覧画面の表示項目リストへのエラーガイダンスの追加の場合の制御処理がある。
【0025】
さらに、ページデータ作成部10は、表示項目リスト記憶部11の表示項目リストからの項目の削除に伴い現在表示中の画面からその削除した項目を削除する必要があると判断した場合、現在表示中の画面に係るページデータからその削除した項目を示すデータを削除すると共に、現在表示中の画面においてその削除した項目より後ろに配置している項目を前に詰めて配置するように、現在表示中の画面のページデータを更新する第2制御処理をする。この第2制御処理には、例えば、ジョブ一覧画面の表示項目リストからのエラーガイダンスの削除の場合の制御処理がある。
【0026】
また、ページデータ作成部10は、上記第2制御処理に代えて、表示項目リスト記憶部11の表示項目リストからの項目の削除に伴い現在表示中の画面からその削除した項目を削除する必要があると判断した場合、現在表示中の画面に係るページデータからその削除した項目を示すデータを削除すると共に、表示項目リスト記憶部11の表示項目リストを参照し、その削除した項目より後ろに配置すべき項目を、1ページに収まる数だけ詰めて配置するように現在表示中の画面のページデータを更新する第3制御処理をすることもできる。この第3制御処理には、例えば、ジョブ一覧画面の表示項目リストからのエラーガイダンスの削除の場合の制御処理がある。
【0027】
上記第2制御処理と第3制御処理のどちらを実行するかは、予め一方を有効にする設定をすると良い。その設定は、ユーザが操作表示部3のキー入力によって選択できるようにすると良い。
【0028】
さらに、ページデータ作成部10は、表示項目リスト記憶部11の表示項目リストからの項目の削除に応じてページデータを更新した後で移動指示受付部17で前ページへの移動の指示を受け付けた場合、当該前のページのページデータとして、その項目の削除後の表示項目リストに基づいて1ページ目から順に項目を配置していった場合に当該前のページに配置される項目を配置するページデータを作成する第4制御処理をする。この第4制御処理には、例えば、ジョブ一覧画面からエラーガイダンスを削除した後の前ページ移動の指示を受け付けた場合の制御処理がある。
【0029】
さらにまた、ページデータ作成部10は、上記第4制御処理に代えて、表示項目リスト記憶部11の表示項目リストからの項目の削除に応じてページデータを更新した後で移動指示受付部17で前ページへの移動の指示を受け付けた場合、当該前のページのページデータとして、現在表示中の画面において最先に配置されている項目の直前の項目が配置可能位置の最後尾に位置するように、その項目及び位置を基準に、所定数の項目を項目の削除後の表示項目リストに基づいて配置するページデータを作成する第5制御処理をすることもできる。この第5制御処理には、例えば、ジョブ一覧画面からエラーガイダンスを削除した後の前ページ移動の指示を受け付けた場合の制御処理がある。
【0030】
上記第4制御処理と第5制御処理のどちらを実行するかは、予め一方を有効にする設定をすると良い。その設定は、ユーザが操作表示部3のキー入力によって選択できるようにすると良い。
【0031】
この画像形成装置1は、制御部2の制御により、画像形成部5のスキャナ部18がセットされた原稿から読み取った画像データを、画像処理部8が所定の画像処理を施した後、一時的に記憶部4に記憶した後、操作表示部3からの通信網上の指定された相手先装置へ通信制御部7がファクシミリ送信またはデータ送信する通信処理を行う。
また、制御部2の制御により、画像形成部5のスキャナ部18がセットされた原稿から読み取った画像データを、画像処理部8が所定の画像処理を施した後、記憶部4に蓄積する画像読取処理を行う。
【0032】
さらに、制御部2の制御により、通信制御部7が通信網上の装置から受信したデータを、一時的に記憶部4に記憶した後、画像処理部8が所定の画像処理を施した後、画像形成部5のプロッタ部19が紙に印刷する印刷処理を行う。
また、制御部2の制御により、画像形成部5のスキャナ部18がセットされた原稿から読み取った画像データを、画像処理部8が所定の画像処理を施した後、一時的に記憶部4に記憶した後、プロッタ部19が紙に印刷して出力する複写処理を行う。
そして、上記通信処理、画像読取処理、印刷処理、及び複写処理を含む各種の処理の際、操作表示制御部9が操作表示部3に各種の画面を表示する。
【0033】
次に、この画像形成装置1における画面表示処理について説明する。
例えば、操作表示部3の表示部にジョブ一覧画面を表示する場合の処理を説明する。
この実施形態では、ジョブ一覧画面に予約ジョブのリストを表示した場合、ジョブ一覧画面へのエラーガイダンスの追加表示、その追加表示の際にページ内に収まらなくなった予約ジョブの次ページへの配置、あるいは、ページ内に収まらなくなった互いに関連付けられた予約ジョブと読取ガイダンスの次ページへの配置、ジョブ一覧画面からのエラーガイダンスの削除の場合の処理を説明する。
また、ジョブ一覧画面の表示中のページ移動の際の処理についても説明する。
【0034】
図2は、図1に示した画像形成装置1の操作表示制御部9が操作表示部3の画面にジョブ一覧画面を表示すると共に、画像形成装置1のエラー発生時のジョブ一覧画面の表示制御処理例を示すフローチャート図である。
図1の操作表示制御部9は、操作表示部3の操作部からジョブ一覧画面の表示要求の指示を受け付けると、図2のステップ(図中「S」で示す)1で、図1のページデータ作成部10が、表示項目リスト記憶部11のジョブ一覧画面の表示項目リストに基いてジョブ一覧画面のページデータを作成し、表示制御部12がそのページデータに基いて操作表示部3の表示部にジョブ一覧画面を表示し、ステップ2へ進む。
このステップ1がジョブ一覧画面のページデータを作成するページデータ作成手順に相当する。
【0035】
ステップ2では、図1の追加指示受付部13が、ジョブ制御部6からのエラーガイダンスの追加指示を受け付けたか否かを判断し、受け付けないと判断した場合(Nの場合)はステップ1へ戻り、受け付けたと判断した場合(Yの場合)はステップ3へ進む。
このステップ2が追加指示受付手順に相当する。
ステップ3では、図1の項目追加部14が、表示項目リスト記憶部11のジョブ一覧画面の表示項目リストにエラーガイダンスのデータを追加し、ステップ4へ進む。
このステップ3が項目追加手順に相当する。
【0036】
ステップ4では、図1のページデータ作成部10が、(操作表示部3の表示部に)現在表示中の画面にエラーガイダンスの表示が必要か否かを判断し、エラーガイダンスの表示が必要ではないと判断した場合(Nの場合)はステップ1へ戻り、エラーガイダンスの表示が必要と判断した場合(Yの場合)はステップ5へ進む。
このエラーガイダンスの表示が必要か否かの判断は、ページデータ中に予めジョブ一覧画面のページ中にエラーガイダンスを表示するか否かを示すデータを登録し、そのデータを参照することによって判断すると良い。
このステップ4は現在表示中の画面に追加した項目を表示させる必要があると判断する手順に相当する。
【0037】
ステップ5では、図1のページデータ作成部10が、(操作表示部3の表示部に)現在表示中の画面のページデータにエラーガイダンスのデータを追加し、ステップ6へ進む。
この実施形態では、ページデータにおけるエラーガイダンスの配置順については、予め設定した配置順にする場合を説明する。
このステップ5が現在表示中の画面に係るページデータに追加した項目を示すデータを追加する手順に相当する。
【0038】
ステップ6では、図1のページデータ作成部10が、ページ内にエラーガイダンスを追加することによって、そのページ内に収まらなくなった予約ジョブ又は読取ガイダンスの項目があるか否かを判断し、ページ内に収まらなくなった予約ジョブ又は読取ガイダンスの項目がないと判断した場合(Nの場合)はこの処理を終了し、ページ内に収まらなくなった予約ジョブ又は読取ガイダンスの項目があると判断した場合(Yの場合)はステップ7へ進む。
このステップ6がページ内に収まらなくなった項目の有無を判断する手順に相当する。
【0039】
図1のページデータ作成部10は、上記判断で、ページ内に収まらなくなった予約ジョブ又は読取ガイダンスの項目がないと判断した場合、ページデータを更新しないので、図1の表示制御部12によって操作表示部3の表示部に表示させるジョブ一覧画面は、エラーガイダンスの追加があっても現在表示中の画面の内容は変化しない。
また、図1のページデータ作成部10は、上記判断は、例えば、ページデータにおいて、エラーガイダンスの追加によって1ページ内に表示させるべき所定数を超えた場合はあると判断し、超えない場合はないと判断する。
【0040】
ステップ7では、図1のページデータ作成部10が、現在表示中の画面のページデータからページ内に収まらなくなった予約ジョブ又は読取ガイダンスの項目のデータを除外し、その除外したデータを次のページに配置する項目としてページデータ作成部10内に記憶し、ステップ8へ進む。
このステップ7がページデータからページ内に収まらなくなった項目を除外すると共に次のページに配置する項目として記憶する手順に相当する。
【0041】
ステップ8では、図1のページデータ作成部10が、現在表示中の画面のページ内に除外した予約ジョブ又は読取ガイダンスの項目と関連付けられた項目があるか否かを判断し、ページ内に除外した予約ジョブ又は読取ガイダンスの項目と関連付けられた項目がないと判断した場合(Nの場合)はこの処理を終了し、ページ内に除外した予約ジョブ又は読取ガイダンスの項目と関連付けられた項目があると判断した場合(Yの場合)はステップ9へ進む。
このステップ8が除外した項目と予め関連付けられた項目の有無を判断する手順に相当する。
【0042】
図1のページデータ作成部10は、上記判断で、除外した項目が予約ジョブでその予約ジョブに関連付けられた読取ガイダンスが表示項目リストに登録されていた場合、あると判断する。
また、図1のページデータ作成部10は、上記判断で、除外した項目が予約ジョブでその予約ジョブに関連付けられた読取ガイダンスが表示項目リストに登録されていなかったと判断した場合、ステップ7でのページデータの更新のみで終了する。
その結果、図1の表示制御部12によって操作表示部3の表示部に表示させるジョブ一覧画面は、エラーガイダンスの追加と共にその追加によってページ内に収まらなくなった予約ジョブが消去されて表示される。
【0043】
ステップ9では、図1のページデータ作成部10が、現在表示中の画面のページデータから除外した予約ジョブ又は読取ガイダンスの項目のデータと関連付けられた項目のデータも除外し、その除外したデータも次のページに配置する項目としてページデータ作成部10内に記憶し、この処理を終了する。
このステップ9が除外した項目と共に予め関連付けられた項目もページデータから除外すると共に次のページに配置する項目として記憶し、現在表示中の画面のページデータを更新する手順に相当する。
【0044】
図1のページデータ作成部10は、上記処理で、現在表示中の画面のページデータから複数の項目を除外する。
その結果、図1の表示制御部12が操作表示部3の表示部に表示させるジョブ一覧画面には、エラーガイダンスの追加と共にその追加によってページ内に収まらなくなった予約ジョブとその予約ジョブに関連付けられた読取ガイダンスが消去されて表示される。
このようにして、図1の表示制御部12は、図2で示したようにして作成されたページデータに基いて操作表示部3の表示部に画面を表示させる表示制御手順を実行する。
【0045】
図3は、図1に示した画像形成装置1の操作表示制御部9が画像形成装置1のエラー解消時におけるジョブ一覧画面の表示制御処理例を示すフローチャート図である。
図1の操作表示制御部9は、上記第2制御処理を実行するように設定されている場合、図2に示したフローチャート図の処理によって操作表示部3の表示部にジョブ一覧画面を表示後、図3に示す処理を実行する。
【0046】
図1の操作表示制御部9は、図3のステップ(図中「S」で示す)11で、図1の削除指示受付部15が、ジョブ制御部6からのエラーガイダンスの削除指示を受け付けたか否かを判断し、受け付けないと判断した場合(Nの場合)はステップ11の処理を再度行い、受け付けたと判断した場合(Yの場合)はステップ12へ進む。
このステップ11が削除指示受付手順に相当する。
【0047】
ステップ12では、図1の項目削除部16が、表示項目リスト記憶部11のジョブ一覧画面の表示項目リストからエラーガイダンスのデータを削除し、ステップ13へ進む。
このステップ12が項目削除手順に相当する。
ステップ13では、図1のページデータ作成部10が、(操作表示部3の表示部に)現在表示中の画面からエラーガイダンスを削除する必要があるか否かを判断し、エラーガイダンスを削除する必要がないと判断した場合(Nの場合)はこの処理を終了し、エラーガイダンスを削除する必要があると判断した場合(Yの場合)はステップ14へ進む。
【0048】
このエラーガイダンスを削除する必要があるか否かの判断は、現在表示中のジョブ一覧画面のページ中にエラーガイダンスが表示されている場合は削除する必要があると判断すると良い。
このステップ13は現在表示中の画面から項目を削除する必要があると判断する手順に相当する。
ステップ14では、図1のページデータ作成部10が、(操作表示部3の表示部に)現在表示中の画面のページデータからエラーガイダンスのデータを削除し、ステップ15へ進む。
【0049】
このステップ14が現在表示中の画面に係るページデータから削除した項目を示すデータを削除する手順に相当する。
ステップ15では、図1のページデータ作成部10が、現在表示中の画面から削除したエラーガイダンスより後ろに配置している項目を前に詰めて配置するように、現在表示中の画面のページデータを更新し、この処理を終了する。
このステップ15が現在表示中の画面のページデータを現在表示中の画面から削除したエラーガイダンスより後ろに配置している項目を前に詰めて配置するようにして更新する手順に相当する。
【0050】
図4は、図1に示した画像形成装置1の操作表示制御部9が画像形成装置1のエラー解消時におけるジョブ一覧画面の表示制御の他の処理例を示すフローチャート図である。
図1の操作表示制御部9は、上記第3制御処理を実行するように設定されている場合、図2に示したフローチャート図の処理によって操作表示部3の表示部にジョブ一覧画面を表示後、図4に示す処理を実行する。
【0051】
図1の操作表示制御部9は、図4のステップ(図中「S」で示す)21で、図1の削除指示受付部15が、ジョブ制御部6からのエラーガイダンスの削除指示を受け付けたか否かを判断し、受け付けないと判断した場合(Nの場合)はステップ21の処理を再度行い、受け付けたと判断した場合(Yの場合)はステップ22へ進む。
このステップ21が削除指示受付手順に相当する。
ステップ22では、図1の項目削除部16が、表示項目リスト記憶部11のジョブ一覧画面の表示項目リストからエラーガイダンスのデータを削除し、ステップ23へ進む。
このステップ22が項目削除手順に相当する。
【0052】
ステップ23では、図1のページデータ作成部10が、(操作表示部3の表示部に)現在表示中の画面からエラーガイダンスを削除する必要があるか否かを判断し、エラーガイダンスを削除する必要がないと判断した場合(Nの場合)はこの処理を終了し、エラーガイダンスを削除する必要があると判断した場合(Yの場合)はステップ24へ進む。
このエラーガイダンスを削除する必要があるか否かの判断は、現在表示中のジョブ一覧画面のページ中にエラーガイダンスが表示されている場合は削除する必要があると判断すると良い。
【0053】
このステップ23は現在表示中の画面から項目を削除する必要があると判断する手順に相当する。
ステップ24では、図1のページデータ作成部10が、(操作表示部3の表示部に)現在表示中の画面のページデータからエラーガイダンスのデータを削除し、ステップ25へ進む。
【0054】
このステップ24が現在表示中の画面に係るページデータから削除した項目を示すデータを削除する手順に相当する。
ステップ25では、図1のページデータ作成部10が、表示項目リスト記憶部11の表示項目リストを参照し、現在表示中の画面から削除したエラーガイダンスのデータより後ろに配置すべき項目を、1ページに収まる数だけ詰めて配置するように、現在表示中の画面のページデータを更新し、この処理を終了する。
このステップ25が現在表示中の画面のページデータを現在表示中の画面から削除したエラーガイダンスより後ろに配置すべき項目を1ページに収まる数だけ詰めて配置するようにして更新する手順に相当する。
【0055】
図5は、図1に示した画像形成装置1の操作表示制御部9がエラー解消時のジョブ一覧画面で前ページへの移動指示を受けた場合の表示制御処理例を示すフローチャート図である。
図1の操作表示制御部9は、上記第4制御処理を実行するように設定されている場合、図3又は図4に示したフローチャート図の処理によってジョブ一覧画面の表示項目リストからのエラーガイダンスの削除に応じてページデータを更新した後、図5に示す処理を実行する。
【0056】
図1の操作表示制御部9は、表示項目リストからの項目の削除に応じてページデータを更新した後で、図5のステップ(図中「S」で示す)31で、図1の移動指示受付部17が操作表示部3の操作部からの前ページへの移動の指示を受け付けたか否かを判断し、前ページへの移動の指示を受け付けていないと判断した場合(Nの場合)は再度ステップ31の処理を実行し、前ページへの移動の指示を受け付けたと判断した場合(Yの場合)はステップ32へ進む。
このステップ31が移動指示受付手順に相当する。
【0057】
ステップ32では、図1のページデータ作成部10が、現在表示中画面のページの前ページのページデータとして、エラーガイダンスのデータの削除後の表示項目リストに基いて、1ページ目から順に配置していった場合に現在表示中の画面の前のページに配置される項目を配置するページデータを作成し、この処理を終了する。
このステップ32が、表示項目リストからの項目の削除に応じてページデータを更新した後で前ページへの移動の指示を受け付けた場合、当該前のページのページデータとして、その項目の削除後の表示項目リストに基づいて1ページ目から順に項目を配置していった場合に当該前のページに配置される項目を配置するページデータを作成する手順に相当する。
【0058】
図6は、図1に示した画像形成装置1の操作表示制御部9がエラー解消時のジョブ一覧画面で前ページへの移動指示を受けた場合の表示制御の他の処理例を示すフローチャート図である。
図1の操作表示制御部9は、上記第5制御処理を実行するように設定されている場合、図3又は図4に示したフローチャート図の処理によってジョブ一覧画面の表示項目リストからのエラーガイダンスの削除に応じてページデータを更新した後、図6に示す処理を実行する。
【0059】
図1の操作表示制御部9は、表示項目リストからの項目の削除に応じてページデータを更新した後で、図6のステップ(図中「S」で示す)41で、図1の移動指示受付部17が操作表示部3の操作部からの前ページへの移動の指示を受け付けたか否かを判断し、前ページへの移動の指示を受け付けていないと判断した場合(Nの場合)は再度ステップ41の処理を実行し、前ページへの移動の指示を受け付けたと判断した場合(Yの場合)はステップ42へ進む。
このステップ41が移動指示受付手順に相当する。
【0060】
ステップ42では、図1のページデータ作成部10が、現在表示中画面のページの前ページのページデータとして、現在表示中の画面において最先に配置されている項目の直前の項目が配置可能位置の最後尾に位置するように、その項目及び位置を基準に、1ページ内の所定数の項目を、エラーガイダンスのデータを削除後の表示項目リストに基いて配置するページデータを作成し、この処理を終了する。
【0061】
このステップ42が、表示項目リストからの項目の削除に応じてページデータを更新した後で前ページへの移動の指示を受け付けた場合、当該前のページのページデータとして、現在表示中の画面において最先に配置されている項目の直前の項目が配置可能位置の最後尾に位置するように、その項目及び位置を基準に、所定数の項目を項目の削除後の表示項目リストに基づいて配置するページデータを作成する手順に相当する。
【0062】
次に、この画像形成装置1の操作表示部3の表示部におけるジョブ一覧画面の表示例について説明する。
まず、ジョブ一覧画面の表示中にエラーが発生したときの画面を説明する。
図7は、図1に示した操作表示部3の表示部におけるジョブ一覧画面の表示中にエラーが発生したときとページ移動の画面遷移例を示す図である。
この画面遷移では、図2のフローチャート図で説明した処理を実行している。
図7のジョブ一覧画面20は、ジョブ一覧画面の初期画面例である。
【0063】
図1のページデータ作成部10は、図7のジョブ一覧画面20を表示する場合、印刷ジョブのタイトル、第1予約ジョブ、第2予約ジョブ、及び読取ガイダンスの各項目が登録されている表示項目リストに基づき、1ページの画面中に配置する項目数は4であり、その配置順として印刷ジョブのタイトルを画面の一番上に配置し、第1予約ジョブ、第2予約ジョブ、及び読取ガイダンスをそれぞれ順に下側に並べて配置し、次ページ移動キー及び前ページ移動キーとページ数を配置することを規定したページデータを作成する。
【0064】
図7のジョブ一覧画面20では、画面の上下方向に上から順に印刷ジョブタイトル30、第1予約ジョブ31、第2予約ジョブ32、及び読取ガイダンス33の各項目を配置した表示例を示している。
印刷ジョブタイトル30は、このジョブ一覧画面が印刷の予約ジョブの一覧であることを示すものであり、この実施形態では画面の一番上に配置するように規定している。
また、第1予約ジョブ31と第2予約ジョブ32は、それぞれ予約順が1番目と2番目の予約ジョブを示しており、この実施形態では印刷ジョブタイトル30の下から順に予約順で配置するように規定している。
【0065】
例えば、図1の操作表示制御部9が、ユーザからのタッチパネルを介した第1予約ジョブ31の選択指示を受け付けると、第1予約ジョブ31に対応する予約ジョブに関する情報(例えば、印刷条件)を表示させることができる。
さらに、読取ガイダンス33は、第2予約ジョブ32に関連付けられた項目であり、この実施形態では第2予約ジョブ32の次の順に配置するように規定している。
例えば、図1の操作表示制御部9が、ユーザからのタッチパネルを介した読取ガイダンス33の選択指示を受け付けると、第2予約ジョブが複写印刷の場合に原稿の読取条件の設定等の説明を表示させることができる。
【0066】
また、図7の各ジョブ一覧画面20〜21の最下段には、次ページ移動キー及び前ページ移動キーとページ数とを表示している。
図7のジョブ一覧画面20では、この画面が1ページ中の1ページ目のデータであるため、ページ数「1/1」を表示しており、次ページ移動キー35及び前ページ移動キー36はそれぞれ入力が無効であることを示すために反転表示している(図中ではキー内部に斜線を施して示す)。
【0067】
次に、図7のジョブ一覧画面20の表示中にエラーが発生した場合、図7のジョブ一覧画面21に遷移する。
図1のページデータ作成部10は、図7のジョブ一覧画面21を表示する場合、ジョブ制御部6からエラーガイダンスの追加の指示を受け付けると、ジョブ一覧画面の表示項目リストにエラーガイダンスの項目を追加し、この画面にエラーガイダンスの表示が必要であると判断し、この画面のページデータにエラーガイダンスのデータを追加することにより、当該画面のページデータを更新する。
【0068】
この実施形態ではエラーガイダンスを印刷ジョブタイトルの次の順に配置するように規定している。
エラーガイダンスを追加した結果、この画面には読取ガイダンスが収まらなくなり、さらに読取ガイダンスは第2予約ジョブと関連付けられているので、この画面から第2予約ジョブと読取ガイダンスを除外し、それらを次のページに配置する項目として記憶することにより、現在表示中の画面のページデータを更新する。
図7のジョブ一覧画面21では、印刷ジョブタイトル30、エラーガイダンス34、及び第1予約ジョブ31の順に表示され、その後は空欄にされる。
【0069】
エラーガイダンス34は、この画像形成装置1で発生したエラーの内容やエラーへの対処方法等のメッセージを表示させるためのものであり、例えば、図1の操作表示制御部9が、ユーザからのタッチパネルを介したエラーガイダンス34の選択指示を受け付けると、上述のメッセージを表示させることができる。
図7のジョブ一覧画面21では、第2予約ジョブと読取ガイダンスの次ページへの移動に伴ってページ数が増えたので、ページ数「1/2」を表示し、次ページ移動キー35の反転表示を解除し、入力可能に表示する。
【0070】
次に、図7のジョブ一覧画面21の表示中に次ページ移動キー35の指示を受け付けた場合、図7のジョブ一覧画面22に遷移する。
図1のページデータ作成部10は、図7のジョブ一覧画面22を表示する場合、印刷ジョブのタイトルを画面の一番上に配置し、次にエラーガイダンスを配置し、その次に、上記記憶した第2予約ジョブと読取ガイダンスを配置することを規定したページデータを作成する。
【0071】
図7のジョブ一覧画面22では、印刷ジョブタイトル30、エラーガイダンス34、第2予約ジョブ32、及び読取ガイダンス33の順に表示される。
また、図7のジョブ一覧画面22では、第2予約ジョブと読取ガイダンスの次ページへの移動に伴ってページ数が増えたので、ページ数「2/2」を表示し、次ページ移動キーを反転表示に戻し(図中ではキー内部に斜線を施して示す)、前ページ移動キー36の反転表示を解除して入力可能に表示する。
さらに、図7のジョブ一覧画面22の表示中に前ページ移動キー36の指示を受け付けた場合、図7のジョブ一覧画面21に戻る。
【0072】
このようにして、ジョブ一覧画面の表示中にエラーが発生した場合には、どのページを表示していても、各ページ中にエラーガイダンスが追加表示され、ユーザに通知する。
また、エラーガイダンスの追加表示によってページ内に収まらなくなった予約ジョブは次のページで表示させることができ、さらに、エラーガイダンスの追加表示によって予約ジョブに関連付けられた読取ガイダンスが次のページに移動された場合、関連付けられた予約ジョブも一緒に次のページで表示させることができる。
したがって、関連付けられた複数の項目が異なるページに分かれて表示されることが無く、ユーザに関連付けられた複数の項目は常に同一ページで参照させることができ、ユーザがジョブ一覧画面を参照する際の利便性を向上させることができる。
【0073】
次に、ジョブ一覧画面においてエラー発生後にそのエラーが解消したときとページ移動のときの画面遷移を説明する。
図8は、図7に示したジョブ一覧画面でエラーが解消したときとページ移動のときの画面遷移例を示す図である。図7と共通する部分には同一符号を付し、図7での説明と重複するものについてはその説明を省略する。
図8のジョブ一覧画面21の表示中にエラーが解除された場合、図8の初期画面であるジョブ一覧画面20に戻る。
この画面遷移では、図4のフローチャート図で説明した処理を実行している。
【0074】
図1のページデータ作成部10は、図8のジョブ一覧画面20を表示する場合、図8のジョブ一覧画面21のページデータについて、ジョブ制御部6からエラーガイダンスの削除の指示を受け付けると、ジョブ一覧画面の表示項目リストからエラーガイダンスの項目を削除し、表示項目リストの削除したエラーガイダンスよりも後ろに配置すべき項目を1ページに収まる数だけ詰めて、第1予約ジョブと第2予約ジョブと読取ガイダンスをこの順に配置し、当該画面のページデータを更新する。
こうして、ジョブ一覧画面は初期状態に戻る。
【0075】
次に、図8のジョブ一覧画面22の表示中にエラーが解除された場合、図8のジョブ一覧画面23に遷移する。
この画面遷移では、図3のフローチャート図で説明した処理を実行している。
図1のページデータ作成部10は、図8のジョブ一覧画面23を表示する場合、図8のジョブ一覧画面22のページデータについて、ジョブ制御部6からエラーガイダンスの削除の指示を受け付けると、ジョブ一覧画面の表示項目リストからエラーガイダンスの項目を削除する。
【0076】
そして、図1のページデータ作成部10は、表示項目リストの削除したエラーガイダンスよりも後ろに配置している項目を前に詰めて配置し、第2予約ジョブと読取ガイダンスをこの順に配置し、当該画面のページデータを更新する。
図8のジョブ一覧画面23では、印刷ジョブタイトル30、第2予約ジョブ32、及び読取ガイダンス33の順に表示され、その後は空欄にされる。
また、図8のジョブ一覧画面23では、次ページ移動キー35を反転表示に戻し(図中ではキー内部に斜線を施して示す)、前ページ移動キー36の反転表示を解除し、入力可能に表示する。
【0077】
次に、図8のジョブ一覧画面23の表示中に前ページ移動キー36の指示を受け付けた場合、図8の初期画面のジョブ一覧画面20に戻す。
この画面遷移では、図5のフローチャート図で説明した処理を実行している。
図1のページデータ作成部10は、図8のジョブ一覧画面20に表示を戻す場合、エラーガイダンスのデータの削除後の表示項目リストに基いて、1ページ目から順に配置していった場合に現在表示中の画面の前のページに配置される項目を配置し、印刷ジョブタイトル、第1予約ジョブ、第2予約ジョブ、及び読取ガイダンスの各項目を配置するページデータを作成する。
【0078】
このようにして、ジョブ一覧画面でページを繰って表示させているときに、エラー解消と共にエラーガイダンスが消去されても、現在表示しているページの項目が他のページに移動することがないので(図8の例では第2予約ジョブ32及び読取ガイダンス33)、ユーザはエラーガイダンスが表示されていたときに参照していた項目を探すような繁雑な作業を強いられることなく、ジョブ一覧画面を参照する際の利便性を向上させることができる。
【0079】
次に、この画像形成装置1の操作表示部3の表示部におけるジョブ一覧画面の他の表示例について説明する。
図9は、図1に示す操作表示部3の表示部におけるジョブ一覧画面でエラーが発生したときとそのエラーが解消したときとページ移動のときの他の画面遷移例を示す図である。
図9のジョブ一覧画面40は、ジョブ一覧画面の初期画面例である。
【0080】
図1のページデータ作成部10は、図9のジョブ一覧画面40を表示する場合、印刷ジョブのタイトル、第1予約ジョブ〜第6予約ジョブの各項目が登録されている表示項目リストに基づき、1ページの画面中に配置する項目数は4であり、その配置順として印刷ジョブのタイトルを画面の一番上に配置し、第1予約ジョブ、第2予約ジョブ、及び第3予約ジョブをそれぞれ順に下側に並べて配置し、次ページ移動キー及び前ページ移動キーとページ数を配置することを規定したページデータを作成する。
【0081】
図9のジョブ一覧画面40では、画面の上下方向に上から順に印刷ジョブタイトル50、第1予約ジョブ51、第2予約ジョブ52、及び第3予約ジョブ53の各項目を配置した表示例を示している。
印刷ジョブタイトル50は、このジョブ一覧画面が印刷の予約ジョブの一覧であることを示すものであり、この実施形態では画面の一番上に配置するように規定している。
また、第1予約ジョブ51〜第3予約ジョブ53は、それぞれ予約順が1番目〜3番目の予約ジョブを示しており、この実施形態では印刷ジョブタイトル50の下から順に予約順で配置するように規定している。
【0082】
例えば、図1の操作表示制御部9が、ユーザからのタッチパネルを介した第1予約ジョブ51の選択指示を受け付けると、第1予約ジョブ51に対応する予約ジョブに関する情報(例えば、印刷条件)を表示させることができる。
また、図9の各ジョブ一覧画面40〜46の最下段には、次ページ移動キー及び前ページ移動キーとページ数とを表示している。
図9のジョブ一覧画面40では、この画面が2ページ中の1ページ目のデータであるため、ページ数「1/2」を表示しており、前ページ移動キー59は入力が無効であることを示すために反転表示し(図中ではキー内部に斜線を施して示す)、次ページ移動キー58を入力可能に表示している。
【0083】
次に、図9のジョブ一覧画面40の表示中にエラーが発生した場合、図9のジョブ一覧画面41に遷移する。
この画面遷移では、図2のフローチャート図で説明した処理を実行している。
図1のページデータ作成部10は、図9のジョブ一覧画面41を表示する場合、ジョブ制御部6からエラーガイダンスの追加の指示を受け付けると、ジョブ一覧画面の表示項目リストにエラーガイダンスの項目を追加し、画面にエラーガイダンスの表示が必要であると判断し、ジョブ一覧画面40のページデータにエラーガイダンスのデータを追加することにより、当該画面のページデータを更新する。
【0084】
この実施形態ではエラーガイダンスを印刷ジョブタイトルの次の順に配置するように規定している。
エラーガイダンスを追加した結果、この画面には第3予約ジョブが収まらなくなるので、この画面から第3予約ジョブを除外し、それを次のページに配置する項目として記憶することにより、現在表示中の画面のページデータを更新する。
【0085】
図9のジョブ一覧画面41では、印刷ジョブタイトル50、エラーガイダンス57、第1予約ジョブ51及び第2予約ジョブ52の順に表示される。
図9のジョブ一覧画面41では、第3予約ジョブの次ページへの移動に伴ってページ数が増えたので、ページ数「1/3」を表示する。
【0086】
次に、図9のジョブ一覧画面41の表示中に次ページ移動キー58の指示を受け付けた場合、図9のジョブ一覧画面42に遷移する。
図1のページデータ作成部10は、図9のジョブ一覧画面42を表示する場合、印刷ジョブのタイトルを画面の一番上に配置し、次にエラーガイダンスを配置し、その次に、上記記憶した第3予約ジョブとそれに続く第4予約ジョブを配置することを規定したページデータを作成する。
【0087】
また、エラーガイダンスの追加と第3予約ジョブの移動に伴って、この画面には第5予約ジョブと第6予約ジョブが収まらなくなるので、この画面から第5予約ジョブと第6予約ジョブを除外し、それを次のページに配置する項目として記憶することにより、現在表示中の画面のページデータを更新する。
【0088】
図9のジョブ一覧画面42では、印刷ジョブタイトル50、エラーガイダンス57、第3予約ジョブ53、及び第4予約ジョブ54の順に表示される。
また、図9のジョブ一覧画面42では、第5予約ジョブと第6予約ジョブの次ページへの移動に伴ってページ数が増えたので、ページ数「2/3」を表示し、前ページ移動キー59の反転表示を解除して入力可能に表示する。
さらに、図9のジョブ一覧画面42の表示中に前ページ移動キー59の指示を受け付けた場合、図9のジョブ一覧画面41に戻る。
【0089】
次に、図9のジョブ一覧画面42の表示中に次ページ移動キー58の指示を受け付けた場合、図9のジョブ一覧画面43に遷移する。
図1のページデータ作成部10は、図9のジョブ一覧画面43を表示する場合、印刷ジョブのタイトルを画面の一番上に配置し、次にエラーガイダンスを配置し、その次に、上記記憶した第5予約ジョブ及び第6予約ジョブを配置することを規定したページデータを作成する。
【0090】
図9のジョブ一覧画面43では、印刷ジョブタイトル50、エラーガイダンス57、第5予約ジョブ55、及び第6予約ジョブ56の順に表示される。
また、図9のジョブ一覧画面43では、ページ数「3/3」を表示し、次ページ移動キー58を反転表示し(図中ではキー内部に斜線を施して示す)、前ページ移動キー59の反転表示を解除して入力可能に表示する。
さらに、図9のジョブ一覧画面43の表示中に前ページ移動キー59の指示を受け付けた場合、図9のジョブ一覧画面42に戻る。
【0091】
このようにして、ジョブ一覧画面の表示中にエラーが発生した場合には、どのページを表示していても、各ページ中にエラーガイダンスが追加表示され、ユーザに通知する。
また、エラーガイダンスの追加表示によってページ内に収まらなくなった予約ジョブは次のページで表示させることができる。
【0092】
次に、図9のジョブ一覧画面41の表示中にエラーが解除された場合、図9の初期画面であるジョブ一覧画面40に戻る。
この画面遷移では、図4のフローチャート図で説明した処理を実行している。
図1のページデータ作成部10は、図9のジョブ一覧画面40を表示する場合、図9のジョブ一覧画面41のページデータについて、ジョブ制御部6からエラーガイダンスの削除の指示を受け付けると、ジョブ一覧画面の表示項目リストからエラーガイダンスの項目を削除する。
【0093】
そして、図1のページデータ作成部10は、表示項目リストの削除したエラーガイダンスよりも後ろに配置すべき項目を1ページに収まる数だけ詰めて、第1予約ジョブ〜第3予約ジョブをこの順に配置し、当該画面のページデータを更新する。
こうして、ジョブ一覧画面は初期状態に戻る。
【0094】
次に、図9のジョブ一覧画面42の表示中にエラーが解除された場合、図9のジョブ一覧画面45に遷移する。
この画面遷移では、図4のフローチャート図で説明した処理を実行している。
図1のページデータ作成部10は、図9のジョブ一覧画面45を表示する場合、図9のジョブ一覧画面42のページデータについて、ジョブ制御部6からエラーガイダンスの削除の指示を受け付けると、ジョブ一覧画面の表示項目リストからエラーガイダンスの項目を削除する。
【0095】
そして、図1のページデータ作成部10は、表示項目リストの削除したエラーガイダンスよりも後ろに配置すべき項目を1ページに収まる数だけ詰めて、第3予約ジョブ〜第5予約ジョブをこの順に配置し、当該画面のページデータを更新する。
図9のジョブ一覧画面45では、印刷ジョブタイトル50、第3予約ジョブ53、第4予約ジョブ54、及び第5予約ジョブ55の順に表示される。
【0096】
次に、図9のジョブ一覧画面43の表示中にエラーが解除された場合、図9のジョブ一覧画面46に遷移する。
この画面遷移では、図4のフローチャート図で説明した処理を実行している。
図1のページデータ作成部10は、図9のジョブ一覧画面46を表示する場合、図9のジョブ一覧画面43のページデータについて、ジョブ制御部6からエラーガイダンスの削除の指示を受け付けると、ジョブ一覧画面の表示項目リストからエラーガイダンスの項目を削除する。
【0097】
そして、図1のページデータ作成部10は、表示項目リストの削除したエラーガイダンスよりも後ろに配置すべき項目を1ページに収まる数だけ詰めて、第5予約ジョブと第6予約ジョブをこの順に配置し、当該画面のページデータを更新する。
図9のジョブ一覧画面46では、印刷ジョブタイトル50、第5予約ジョブ55、及び第6予約ジョブ56の順に表示され、その後は空欄にされる。
【0098】
次に、図9のジョブ一覧画面45の表示中に前ページ移動キー59の指示を受け付けた場合、図9の初期画面のジョブ一覧画面40に戻す。
この画面遷移では、図5のフローチャート図で説明した処理を実行している。
図1のページデータ作成部10は、図9のジョブ一覧画面40に表示を戻す場合、エラーガイダンスのデータの削除後の表示項目リストに基いて、1ページ目から順に配置していった場合に現在表示中の画面の前のページに配置される項目を配置し、印刷ジョブタイトル、第1予約ジョブ、第2予約ジョブ、及び第3予約ジョブの各項目を配置するページデータを作成する。
【0099】
なお、図9では図示を省略したが、図9のジョブ一覧画面45においてユーザからの次ページ移動キー58の指示を受け付けると、次のページが表示され、そのページでは、印刷ジョブのタイトルと第6予約ジョブを並べた表示内容になる。
【0100】
次に、図9のジョブ一覧画面46の表示中に前ページ移動キー59の指示を受け付けた場合、図9のジョブ一覧画面44に遷移する。
この画面遷移では、図5のフローチャート図で説明した処理を実行している。
図1のページデータ作成部10は、図9のジョブ一覧画面44を表示する場合、エラーガイダンスのデータの削除後の表示項目リストに基いて、1ページ目から順に配置していった場合に現在表示中の画面である3ページ目の前のページである2ページ目に配置される項目を配置し、印刷ジョブタイトル、第4予約ジョブ、第5予約ジョブ、及び第6予約ジョブの各項目を配置するページデータを作成する。
【0101】
図9のジョブ一覧画面44では、印刷ジョブタイトル50、第4予約ジョブ54、第5予約ジョブ55、及び第6予約ジョブ56の順に表示される。
さらに、図9のジョブ一覧画面44への遷移により、全体のページ数は2ページに戻るので、図9のジョブ一覧画面44では、ページ数を「2/2」に戻し、次ページ移動キー58を反転表示する(図中ではキー内部に斜線を施して示す)。
【0102】
このようにして、ジョブ一覧画面でページを繰って表示させているときに、エラー解消と共にエラーガイダンスが消去されても、現在表示しているページの項目が他のページに移動することがないので、ユーザはエラーガイダンスが表示されていたときに参照していた項目を探すような繁雑な作業を強いられることない。
また、エラーガイダンスの削除後のページから前のページに移動させた場合には、移動前に表示されていた予約ジョブを含んで表示させることができるので、移動前に表示されていた予約ジョブも含めて前ページの一覧を参照したいユーザについてジョブ一覧画面を参照する際の利便性を向上させることができる。
【0103】
次に、図9のジョブ一覧画面44の表示中に前ページ移動キー59の指示を受け付けた場合、図9の初期画面のジョブ一覧画面40に戻す。
この画面遷移では、図5のフローチャート図で説明した処理を実行している。
図1のページデータ作成部10は、図9のジョブ一覧画面40に戻して表示する場合、エラーガイダンスのデータの削除後の表示項目リストに基いて、1ページ目から順に配置していった場合に現在表示中の画面である2ページ目の前のページである1ページ目に配置される項目を配置し、印刷ジョブタイトル、第1予約ジョブ、第2予約ジョブ、及び第3予約ジョブの各項目を配置するページデータを作成する。
【0104】
次に、この画像形成装置1の操作表示部3の表示部におけるジョブ一覧画面のさらに他の表示例について説明する。
図9のジョブ一覧画面46の前ページである図9のジョブ一覧画面44では、図9のジョブ一覧画面46で表示されていた第5予約ジョブ55と第6予約ジョブ56を含めて表示させる場合を説明したが、図6のフローチャート図で示した処理により、第5予約ジョブ55と第6予約ジョブ56含めない画面を表示することができる。
【0105】
図10は、図1に示す操作表示部3の表示部におけるジョブ一覧画面でエラーが発生したときとそのエラーが解消したときとページ移動のときのさらに他の画面遷移例を示す図である。
図9とは共通する部分には同一符号を付し、図9での説明と重複するものについてはその説明を省略する。
図10のジョブ一覧画面46の表示中に、ユーザからの前ページ移動キー59の指示を受け付けると、図10のジョブ一覧画面47に遷移する。
【0106】
この画面遷移では、図6のフローチャート図で説明した処理を実行している。
図1のページデータ作成部10は、図10のジョブ一覧画面47を表示する場合、現在表示中の画面である3ページ目の前ページである2ページ目のページデータとして、現在表示中の画面において最先に配置されている項目である第5予約ジョブの直前の項目である第4予約ジョブが配置可能位置の最後尾に位置するように、その第4予約ジョブの項目及び位置を基準に、1ページ内の所定数4の項目を、エラーガイダンスのデータを削除後の表示項目リストに基いて配置し、印刷ジョブタイトル、第2予約ジョブ、第3予約ジョブ、及び第4予約ジョブを配置するページデータを作成する。
【0107】
図10のジョブ一覧画面47では、印刷ジョブタイトル50、第2予約ジョブ52、第3予約ジョブ53、及び第4予約ジョブ54の順に表示される。
さらに、図10のジョブ一覧画面47への遷移により、ページ数を「2/3」にし、次ページ移動キー58の反転表示を解除する。
また、図10のジョブ一覧画面47の表示中に前ページ移動キー59の指示を受け付けた場合、図10の初期画面であるジョブ一覧画面40に戻る。
さらに、図10のジョブ一覧画面47の表示中に次ページ移動キー58の指示を受け付けた場合、図10のジョブ一覧画面46に戻る。
【0108】
このようにして、ジョブ一覧画面でページを繰って表示させているときに、エラー解消と共にエラーガイダンスが消去されても、現在表示しているページの項目が他のページに移動することがないので、ユーザはエラーガイダンスが表示されていたときに参照していた項目を探すような繁雑な作業を強いられることがない。
また、エラーガイダンスの削除後のページから前のページに移動させた場合には、移動前に表示されていた予約ジョブを含まないように表示させることができるので、移動前に表示されていた予約ジョブは含めないで前ページの一覧を参照したいユーザについてジョブ一覧画面を参照する際の利便性を向上させることができる。
【0109】
次に、ジョブ一覧画面の参考例を説明する。
図11は、ジョブ一覧画面の参考例を示す図である。
図11の(a)に示すジョブ一覧画面60では、読取ガイダンス68の表示位置を印刷ジョブタイトル62の次に固定し、読取ガイダンス68の表示位置を最下段に固定している。そして、予約ジョブをエラーガイダンス63とエラーガイダンス22の間に並べて配置している。ジョブ一覧画面60では、第1予約ジョブ64〜第4予約ジョブ67を表示している。
【0110】
このようなジョブ一覧画面では、エラーガイダンス63と読取ガイダンス68の表示が必要ないときにも、それらの領域が常に確保されてしまい画面の表示領域を有効に活用できない。
また、図11の(b)に示すジョブ一覧画面61では、ジョブ一覧画面60よりも表示領域が狭いため、1ページに第1予約ジョブ64しか表示できなくなる。
つまり、表示領域が小さい場合、一覧表示する予約ジョブの数は少なくなるので、ユーザは、多数の予約ジョブを一覧する場合、ページを繰る操作が多くなって不便になる。
【0111】
また、表示する文字サイズを小さくした場合、今度は表示内容が見難くなるという不便が生じる。
そこで、上述したように、この実施形態の画像形成装置1では、ジョブ一覧画面には、最初は予約ジョブの表示を優先し、エラーが発生したときに表示するエラーガイダンスは、エラー発生時に予約ジョブの一覧中に挿入して表示するので、通常は、予約ジョブの項目数を多く表示することができる。
【0112】
なお、上述の実施形態では、ジョブ一覧画面において各項目を画面の上下方向に並べて表示する場合を説明したが、画面の左右方向や行列配置で表示するようにしても良い。
また、上述の実施形態では、ジョブ一覧画面の表示例を説明したが、その他の項目の一覧表示の場合でも、上述と同様にして実施することができる。
例えば、ジョブ実行履歴の一覧表示などがある。
さらに、上述の実施形態では、画像形成装置におけるジョブ一覧画面の表示について説明したが、画像形成装置のみならず情報処理装置全般において、各種のリスト表示について上述と同様にして実施することができる。
【符号の説明】
【0113】
1:画像形成装置 2:制御部 3:操作表示部 4:記憶部 5:画像形成部 6:ジョブ制御部 7:通信制御部 8:画像処理部 9:操作表示制御部 10:ページデータ作成部 11:表示項目リスト記憶部 12:表示制御部 13:追加指示受付部 14:項目追加部 15:削除指示受付部 16:項目削除部 17:移動指示受付部 18:スキャナ部 19:プロッタ部 20〜23、40〜47、60、61:ジョブ一覧画面 30、50、62:印刷ジョブタイトル 31、51、64:第1予約ジョブ 32、52、65:第2予約ジョブ 53、66:第3予約ジョブ 54、67:第4予約ジョブ 55:第5予約ジョブ 56:第6予約ジョブ 34、57、63:エラーガダンス 33、68:読取ガイダンス 35、58:次ページ移動キー 36、59:前ページ移動キー
【先行技術文献】
【特許文献】
【0114】
【特許文献1】特開2002−027179号公報
【特許文献2】特開2002−225389号公報
【技術分野】
【0001】
この発明は、表示を制御する表示制御装置と、ファクシミリ装置、印刷装置、複写装置、並びにそれらの装置の機能を備えた複合装置を含む画像形成装置と、コンピュータに実行させるための手順からなるプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ファクシミリ装置、印刷装置、複写装置、並びにそれらの装置の機能を備えた複合装置を含む画像形成装置は、ジョブ(処理)実行中に他のジョブの実行を予約しておくことができるものが多い。
ユーザは、画像形成装置にどのようなジョブがどの程度予約されているのか、また各ジョブがどのような実行状況なのかを知りたい場合がある。
【0003】
従来、複数のジョブを予約して順番に処理する場合において、ユーザに予約ジョブの一覧とその各予約ジョブの状況を表示する装置(例えば、特許文献1参照)があった。
また、記憶手段に記憶されている実行待ちの印刷ジョブを、実行可能ジョブと実行不可能ジョブとを識別可能にそれぞれ異なる表示形態で表示する画像形成装置(例えば、特許文献2参照)があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来の装置では、ジョブの一覧画面中にエラー等の事象が発生したときにのみユーザに選択させる新たな項目を挿入して表示することはできなかった。
また、ジョブの一覧画面において関連する複数の項目が異なるページに表示されて見難くなることがあった。
このように、ユーザが参照し易いジョブの一覧画面ではなかったという問題があった。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ユーザが参照する複数項目の一覧表示画面を見易くすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明は上記の目的を達成するため、表示手段に表示させるべき項目のリストである表示項目リストを記憶する記憶手段と、表示項目リストに基づき、画面の1ページに配置する所定数の項目及びその配置順を規定するページデータを作成するページデータ作成手段と、ページデータ作成手段が作成したページデータに基いて表示手段に画面を表示させる表示制御手段と、表示手段に表示させるべき項目の追加指示を受け付ける追加指示受付手段と、追加指示受付手段が追加指示を受け付けた項目を表示項目リストに追加する項目追加手段を有し、ページデータ作成手段が、表示項目リストへの項目の追加に伴い現在表示中の画面にその追加した項目を表示させる必要があると判断した場合、現在表示中の画面に係るページデータにその追加した項目を示すデータを追加し、その追加によりページ内に収まらなくなった項目をそのページのページデータから除外すると共に次のページに配置する項目として記憶し、その除外した項目と予め関連付けられた項目があった場合は、その予め関連付けられた項目も、そのページのページデータから除外すると共に次のページに配置する項目として記憶することにより、現在表示中の画面のページデータを更新する手段を有する表示制御装置を提供する。
【発明の効果】
【0006】
この発明による表示制御装置と画像形成装置とプログラムは、ユーザが参照する複数項目の一覧表示画面を見易くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】発明の一実施形態である画像形成装置の機能構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す画像形成装置の操作表示制御部が操作表示部の画面にジョブ一覧画面を表示すると共に、画像形成装置のエラー発生時のジョブ一覧画面の表示制御処理例を示すフローチャート図である。
【図3】図1に示す画像形成装置の操作表示制御部が画像形成装置のエラー解消時におけるジョブ一覧画面の表示制御処理例を示すフローチャート図である。
【図4】図1に示す画像形成装置の操作表示制御部が画像形成装置のエラー解消時におけるジョブ一覧画面の表示制御の他の処理例を示すフローチャート図である。
【図5】図1に示す画像形成装置の操作表示制御部がエラー解消時のジョブ一覧画面で前ページへの移動指示を受けた場合の表示制御処理例を示すフローチャート図である。
【図6】図1に示す画像形成装置の操作表示制御部がエラー解消時のジョブ一覧画面で前ページへの移動指示を受けた場合の表示制御の他の処理例を示すフローチャート図である。
【図7】図1に示す操作表示部の表示部におけるジョブ一覧画面の表示中にエラーが発生したときとページ移動のときの画面遷移例を示す図である。
【図8】図7に示すジョブ一覧画面でエラーが解消したときとページ移動のときの画面遷移例を示す図である。
【図9】図1に示す操作表示部の表示部におけるジョブ一覧画面でエラーが発生したときとそのエラーが解消したときとページ移動のときの他の画面遷移例を示す図である。
【図10】図1に示す操作表示部の表示部におけるジョブ一覧画面でエラーが発生したときとそのエラーが解消したときとページ移動のときのさらに他の画面遷移例を示す図である。
【図11】ジョブ一覧画面の参考例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、発明の一実施形態である画像形成装置の機能構成を示すブロック図である。
画像形成装置1は、通信網を介してファクシミリ通信(インターネットを使ったデータ通信も含む)と、原稿の画像を光学的に読み取る画像読み取り(スキャナ)と、画像データに基づいて用紙等の媒体に印刷する印刷(プリント)と、原稿の画像を読み取って媒体にその画像を印刷する複写(コピー)の機能を備えた複合機である。
【0009】
この、画像形成装置1は、制御部2、操作表示部3、記憶部4及び画像形成部5を備えている。
操作表示部3は、画面を表示する表示部(表示手段に相当する)を備え、その表示部に各種の画面を表示する。また、表示部の上側には操作部であるタッチパネル(操作手段に相当する)を備えており、そのタッチパネル上から画面上の各キーを押下することにより、その押下位置に対応するキーによる指示を入力する。
【0010】
記憶部4は、ハードディスク装置を含む記憶装置であり、この画像形成装置1で実行するジョブのデータを含む各種のデータを記憶する。
このジョブには、スキャナ部18によって読み取った画像データを指定された相手先へファクシミリ送信(又はデータ送信)するジョブ、通信網を介して外部の装置から受信したデータを印刷するジョブ、スキャナ部18によって読み取った画像データをプロッタ部19によって印刷する複写のジョブを含む。
【0011】
また、ジョブには、予め指定された実行条件(指定日時等がある)を満たしたときに実行し、その実行までは保持されて待機する予約ジョブもある。
この予約ジョブには、現在実行中のジョブが終了したときに実行を開始するものも含まれる。
画像形成部5は、原稿の画像を読み取り、その読み取った画像データを入力するスキャナ部(画像読取部)18と、スキャナ部18によって読み取った画像データに基づく印刷、通信網を介して受信した画像データの印刷を含む各種の印刷をするプロッタ部19とを備えている。
【0012】
制御部2は、CPU、ROM及びRAMを含むマイクロコンピュータによって実現され、CPUがRAMを作業領域として、ROMに記憶されたプログラム(「ファームウェア」ともいう)を実行することにより実現される、ジョブ制御部6、通信制御部7、画像処理部8及び操作表示制御部9の各機能部を備えている。
そして、この制御部2は、画像形成装置1の全体の制御を司る。
【0013】
ジョブ制御部6は、記憶部4に記憶されたジョブデータに基いてデータ通信、画像読み取り、印刷、又は複写種類のジョブを実行する。上記ジョブデータには処理対象のデータ又は画像データが含まれる。また、ジョブ制御部6は、上記ジョブデータが予約ジョブとして登録された場合、指定された日時を含む実行条件を満たしたときに実行する制御も司る。さらに、ジョブ制御部6は、ジョブの実行についての各種の情報を表示させるための指示を操作表示制御部9へ通知する。
【0014】
通信制御部7は、電話回線、ネットワーク通信網、インターネットを含む通信網を介して外部装置との間のファクシミリ通信(FAX送信、FAX受信)とネットワーク通信とインターネット通信を制御する。
画像処理部8は、スキャナ部18が画像読取り(複写印刷の際の画像読取りも含む)のジョブ(予約ジョブも含む)を実行して読み取った画像データにアナログ−デジタル変換処理、オフセット補正処理、およびシェーディング補正処理を含む所定の画像処理を施す。また、画像処理部8は、印刷(複写印刷の際の印刷も含む)のジョブ(予約ジョブも含む)を実行してプロッタ部19に印刷させる画像データを形成する画像処理も行う。
【0015】
操作表示制御部9は、操作表示部3からの入力制御と操作表示部3への出力制御を司り、上記CPUが実行するプログラムに含まれるページデータ作成手順、表示制御手順、追加指示受付手順、項目追加手順、削除指示受付手順、項目削除手順、及び移動指示受付手順の各手順の実行によってそれぞれ実現される機能部として、ページデータ作成部10、表示制御部12、追加指示受付部13、項目追加部14、削除指示受付部15、項目削除部16、及び移動指示受付部17を備えている。
【0016】
また、操作表示制御部9は、表示項目リスト記憶部11に表示項目リストを記憶する記憶手順も実行する。
表示項目リスト記憶部11は、操作表示部3の表示部に表示させるべき項目のリストである表示項目リストを記憶する記憶手段であり、例えば、制御部2のRAM上の一領域を割り当てると良い。
上記表示項目リストには、例えば、この画像形成装置1におけるデータ送信、画像読取り、印刷、及び複写等のジョブ一覧画面に表示する予約ジョブのリストがある。
【0017】
ジョブ一覧画面の表示項目リストの場合、操作表示制御部9は、予め決められたジョブ一覧画面のレイアウトのデータに基いて、ジョブ一覧画面中に常に表示させるべき項目(例えば、タイトルキー等)と、ジョブ制御部6が管理している予約ジョブのリストから取得した各予約ジョブのキーを含んだ表示項目リストを作成して表示項目リスト記憶部11に記憶する。
表示制御部12は、ページデータ作成部10が作成したページデータに基いて操作表示部3の表示部にジョブ一覧画面を含む画面を表示させる表示制御を司る。
【0018】
追加指示受付部13は、ジョブ制御部6からの操作表示部3の表示部に表示させるべき項目の追加指示を受け付ける制御を司る。
例えば、上記ジョブ制御部6が、ジョブ一覧画面の表示中にエラーが発生したとき、そのエラー内容とエラーを解消するための説明やエラー時の対処方法の説明を表示する項目であるエラーガイダンスをジョブ一覧画面に表示追加する指示を送った場合、追加指示受付部13は、ジョブ一覧画面にエラーガイダンスの追加指示として受け付ける。
【0019】
項目追加部14は、追加指示受付部13がジョブ制御部6から項目の追加指示を受け付けた場合、その項目のデータを表示項目リスト記憶部11の表示項目リストに追加する制御を司る。
例えば、追加指示受付部13がジョブ制御部6からジョブ一覧画面にエラーガイダンスを追加する指示を受け付けた場合、ジョブ一覧画面の表示項目リストにエラーガイダンスのデータを追加する。
【0020】
削除指示受付部15は、ジョブ制御部6からの操作表示部3の表示部に表示させるべき項目の削除指示を受け付ける制御を司る。
例えば、上記ジョブ制御部6が、ジョブ一覧画面にエラーガイダンスを表示中にエラーが解消したとき、ジョブ一覧画面からエラーガイダンスを削除する指示を送った場合、削除指示受付部15は、ジョブ一覧画面からエラーガイダンスの削除指示として受け付ける。
【0021】
項目削除部16は、削除指示受付部15がジョブ制御部6から項目の削除指示を受け付けた場合、その項目のデータを表示項目リスト記憶部11の表示項目リストから削除する制御を司る。
例えば、項目削除部16がジョブ制御部6からジョブ一覧画面からエラーガイダンスを削除する指示を受け付けた場合、ジョブ一覧画面の表示項目リストからエラーガイダンスのデータを削除する。
【0022】
移動指示受付部17は、ユーザ操作による操作表示部3の操作部からの前ページへの移動の指示を受け付ける制御を司る。
この前ページの移動指示には、例えば、ジョブ一覧画面の表示中の前ページの移動指示がある。
ページデータ作成部10は、表示項目リスト記憶部11の表示項目リストに基づき、画面の1ページに配置する所定数の項目及びその配置順を規定するページデータを作成する制御処理をする。
【0023】
例えば、上記ページデータには、ジョブ一覧画面のページデータがある。ジョブ一覧画面のページデータの場合、ジョブ一覧画面の全体のレイアウトのデータと共に、1ページに配置する項目数と、ジョブ一覧画面の表示項目リストに登録された項目の1ページ内での配置順を規定するデータを含んでいる。
【0024】
また、ページデータ作成部10は、表示項目リスト記憶部11の表示項目リストへの項目の追加に伴い現在表示中の画面にその追加した項目を表示させる必要があると判断した場合、現在表示中の画面に係るページデータにその追加した項目を示すデータを追加し、その追加によりページ内に収まらなくなった項目をそのページのページデータから除外すると共に次のページに配置する項目として記憶し、その除外した項目と予め関連付けられた項目があった場合は、その予め関連付けられた項目も、そのページのページデータから除外すると共に次のページに配置する項目として記憶することにより、現在表示中の画面のページデータを更新する第1制御処理をする。この第1制御処理には、例えば、ジョブ一覧画面の表示項目リストへのエラーガイダンスの追加の場合の制御処理がある。
【0025】
さらに、ページデータ作成部10は、表示項目リスト記憶部11の表示項目リストからの項目の削除に伴い現在表示中の画面からその削除した項目を削除する必要があると判断した場合、現在表示中の画面に係るページデータからその削除した項目を示すデータを削除すると共に、現在表示中の画面においてその削除した項目より後ろに配置している項目を前に詰めて配置するように、現在表示中の画面のページデータを更新する第2制御処理をする。この第2制御処理には、例えば、ジョブ一覧画面の表示項目リストからのエラーガイダンスの削除の場合の制御処理がある。
【0026】
また、ページデータ作成部10は、上記第2制御処理に代えて、表示項目リスト記憶部11の表示項目リストからの項目の削除に伴い現在表示中の画面からその削除した項目を削除する必要があると判断した場合、現在表示中の画面に係るページデータからその削除した項目を示すデータを削除すると共に、表示項目リスト記憶部11の表示項目リストを参照し、その削除した項目より後ろに配置すべき項目を、1ページに収まる数だけ詰めて配置するように現在表示中の画面のページデータを更新する第3制御処理をすることもできる。この第3制御処理には、例えば、ジョブ一覧画面の表示項目リストからのエラーガイダンスの削除の場合の制御処理がある。
【0027】
上記第2制御処理と第3制御処理のどちらを実行するかは、予め一方を有効にする設定をすると良い。その設定は、ユーザが操作表示部3のキー入力によって選択できるようにすると良い。
【0028】
さらに、ページデータ作成部10は、表示項目リスト記憶部11の表示項目リストからの項目の削除に応じてページデータを更新した後で移動指示受付部17で前ページへの移動の指示を受け付けた場合、当該前のページのページデータとして、その項目の削除後の表示項目リストに基づいて1ページ目から順に項目を配置していった場合に当該前のページに配置される項目を配置するページデータを作成する第4制御処理をする。この第4制御処理には、例えば、ジョブ一覧画面からエラーガイダンスを削除した後の前ページ移動の指示を受け付けた場合の制御処理がある。
【0029】
さらにまた、ページデータ作成部10は、上記第4制御処理に代えて、表示項目リスト記憶部11の表示項目リストからの項目の削除に応じてページデータを更新した後で移動指示受付部17で前ページへの移動の指示を受け付けた場合、当該前のページのページデータとして、現在表示中の画面において最先に配置されている項目の直前の項目が配置可能位置の最後尾に位置するように、その項目及び位置を基準に、所定数の項目を項目の削除後の表示項目リストに基づいて配置するページデータを作成する第5制御処理をすることもできる。この第5制御処理には、例えば、ジョブ一覧画面からエラーガイダンスを削除した後の前ページ移動の指示を受け付けた場合の制御処理がある。
【0030】
上記第4制御処理と第5制御処理のどちらを実行するかは、予め一方を有効にする設定をすると良い。その設定は、ユーザが操作表示部3のキー入力によって選択できるようにすると良い。
【0031】
この画像形成装置1は、制御部2の制御により、画像形成部5のスキャナ部18がセットされた原稿から読み取った画像データを、画像処理部8が所定の画像処理を施した後、一時的に記憶部4に記憶した後、操作表示部3からの通信網上の指定された相手先装置へ通信制御部7がファクシミリ送信またはデータ送信する通信処理を行う。
また、制御部2の制御により、画像形成部5のスキャナ部18がセットされた原稿から読み取った画像データを、画像処理部8が所定の画像処理を施した後、記憶部4に蓄積する画像読取処理を行う。
【0032】
さらに、制御部2の制御により、通信制御部7が通信網上の装置から受信したデータを、一時的に記憶部4に記憶した後、画像処理部8が所定の画像処理を施した後、画像形成部5のプロッタ部19が紙に印刷する印刷処理を行う。
また、制御部2の制御により、画像形成部5のスキャナ部18がセットされた原稿から読み取った画像データを、画像処理部8が所定の画像処理を施した後、一時的に記憶部4に記憶した後、プロッタ部19が紙に印刷して出力する複写処理を行う。
そして、上記通信処理、画像読取処理、印刷処理、及び複写処理を含む各種の処理の際、操作表示制御部9が操作表示部3に各種の画面を表示する。
【0033】
次に、この画像形成装置1における画面表示処理について説明する。
例えば、操作表示部3の表示部にジョブ一覧画面を表示する場合の処理を説明する。
この実施形態では、ジョブ一覧画面に予約ジョブのリストを表示した場合、ジョブ一覧画面へのエラーガイダンスの追加表示、その追加表示の際にページ内に収まらなくなった予約ジョブの次ページへの配置、あるいは、ページ内に収まらなくなった互いに関連付けられた予約ジョブと読取ガイダンスの次ページへの配置、ジョブ一覧画面からのエラーガイダンスの削除の場合の処理を説明する。
また、ジョブ一覧画面の表示中のページ移動の際の処理についても説明する。
【0034】
図2は、図1に示した画像形成装置1の操作表示制御部9が操作表示部3の画面にジョブ一覧画面を表示すると共に、画像形成装置1のエラー発生時のジョブ一覧画面の表示制御処理例を示すフローチャート図である。
図1の操作表示制御部9は、操作表示部3の操作部からジョブ一覧画面の表示要求の指示を受け付けると、図2のステップ(図中「S」で示す)1で、図1のページデータ作成部10が、表示項目リスト記憶部11のジョブ一覧画面の表示項目リストに基いてジョブ一覧画面のページデータを作成し、表示制御部12がそのページデータに基いて操作表示部3の表示部にジョブ一覧画面を表示し、ステップ2へ進む。
このステップ1がジョブ一覧画面のページデータを作成するページデータ作成手順に相当する。
【0035】
ステップ2では、図1の追加指示受付部13が、ジョブ制御部6からのエラーガイダンスの追加指示を受け付けたか否かを判断し、受け付けないと判断した場合(Nの場合)はステップ1へ戻り、受け付けたと判断した場合(Yの場合)はステップ3へ進む。
このステップ2が追加指示受付手順に相当する。
ステップ3では、図1の項目追加部14が、表示項目リスト記憶部11のジョブ一覧画面の表示項目リストにエラーガイダンスのデータを追加し、ステップ4へ進む。
このステップ3が項目追加手順に相当する。
【0036】
ステップ4では、図1のページデータ作成部10が、(操作表示部3の表示部に)現在表示中の画面にエラーガイダンスの表示が必要か否かを判断し、エラーガイダンスの表示が必要ではないと判断した場合(Nの場合)はステップ1へ戻り、エラーガイダンスの表示が必要と判断した場合(Yの場合)はステップ5へ進む。
このエラーガイダンスの表示が必要か否かの判断は、ページデータ中に予めジョブ一覧画面のページ中にエラーガイダンスを表示するか否かを示すデータを登録し、そのデータを参照することによって判断すると良い。
このステップ4は現在表示中の画面に追加した項目を表示させる必要があると判断する手順に相当する。
【0037】
ステップ5では、図1のページデータ作成部10が、(操作表示部3の表示部に)現在表示中の画面のページデータにエラーガイダンスのデータを追加し、ステップ6へ進む。
この実施形態では、ページデータにおけるエラーガイダンスの配置順については、予め設定した配置順にする場合を説明する。
このステップ5が現在表示中の画面に係るページデータに追加した項目を示すデータを追加する手順に相当する。
【0038】
ステップ6では、図1のページデータ作成部10が、ページ内にエラーガイダンスを追加することによって、そのページ内に収まらなくなった予約ジョブ又は読取ガイダンスの項目があるか否かを判断し、ページ内に収まらなくなった予約ジョブ又は読取ガイダンスの項目がないと判断した場合(Nの場合)はこの処理を終了し、ページ内に収まらなくなった予約ジョブ又は読取ガイダンスの項目があると判断した場合(Yの場合)はステップ7へ進む。
このステップ6がページ内に収まらなくなった項目の有無を判断する手順に相当する。
【0039】
図1のページデータ作成部10は、上記判断で、ページ内に収まらなくなった予約ジョブ又は読取ガイダンスの項目がないと判断した場合、ページデータを更新しないので、図1の表示制御部12によって操作表示部3の表示部に表示させるジョブ一覧画面は、エラーガイダンスの追加があっても現在表示中の画面の内容は変化しない。
また、図1のページデータ作成部10は、上記判断は、例えば、ページデータにおいて、エラーガイダンスの追加によって1ページ内に表示させるべき所定数を超えた場合はあると判断し、超えない場合はないと判断する。
【0040】
ステップ7では、図1のページデータ作成部10が、現在表示中の画面のページデータからページ内に収まらなくなった予約ジョブ又は読取ガイダンスの項目のデータを除外し、その除外したデータを次のページに配置する項目としてページデータ作成部10内に記憶し、ステップ8へ進む。
このステップ7がページデータからページ内に収まらなくなった項目を除外すると共に次のページに配置する項目として記憶する手順に相当する。
【0041】
ステップ8では、図1のページデータ作成部10が、現在表示中の画面のページ内に除外した予約ジョブ又は読取ガイダンスの項目と関連付けられた項目があるか否かを判断し、ページ内に除外した予約ジョブ又は読取ガイダンスの項目と関連付けられた項目がないと判断した場合(Nの場合)はこの処理を終了し、ページ内に除外した予約ジョブ又は読取ガイダンスの項目と関連付けられた項目があると判断した場合(Yの場合)はステップ9へ進む。
このステップ8が除外した項目と予め関連付けられた項目の有無を判断する手順に相当する。
【0042】
図1のページデータ作成部10は、上記判断で、除外した項目が予約ジョブでその予約ジョブに関連付けられた読取ガイダンスが表示項目リストに登録されていた場合、あると判断する。
また、図1のページデータ作成部10は、上記判断で、除外した項目が予約ジョブでその予約ジョブに関連付けられた読取ガイダンスが表示項目リストに登録されていなかったと判断した場合、ステップ7でのページデータの更新のみで終了する。
その結果、図1の表示制御部12によって操作表示部3の表示部に表示させるジョブ一覧画面は、エラーガイダンスの追加と共にその追加によってページ内に収まらなくなった予約ジョブが消去されて表示される。
【0043】
ステップ9では、図1のページデータ作成部10が、現在表示中の画面のページデータから除外した予約ジョブ又は読取ガイダンスの項目のデータと関連付けられた項目のデータも除外し、その除外したデータも次のページに配置する項目としてページデータ作成部10内に記憶し、この処理を終了する。
このステップ9が除外した項目と共に予め関連付けられた項目もページデータから除外すると共に次のページに配置する項目として記憶し、現在表示中の画面のページデータを更新する手順に相当する。
【0044】
図1のページデータ作成部10は、上記処理で、現在表示中の画面のページデータから複数の項目を除外する。
その結果、図1の表示制御部12が操作表示部3の表示部に表示させるジョブ一覧画面には、エラーガイダンスの追加と共にその追加によってページ内に収まらなくなった予約ジョブとその予約ジョブに関連付けられた読取ガイダンスが消去されて表示される。
このようにして、図1の表示制御部12は、図2で示したようにして作成されたページデータに基いて操作表示部3の表示部に画面を表示させる表示制御手順を実行する。
【0045】
図3は、図1に示した画像形成装置1の操作表示制御部9が画像形成装置1のエラー解消時におけるジョブ一覧画面の表示制御処理例を示すフローチャート図である。
図1の操作表示制御部9は、上記第2制御処理を実行するように設定されている場合、図2に示したフローチャート図の処理によって操作表示部3の表示部にジョブ一覧画面を表示後、図3に示す処理を実行する。
【0046】
図1の操作表示制御部9は、図3のステップ(図中「S」で示す)11で、図1の削除指示受付部15が、ジョブ制御部6からのエラーガイダンスの削除指示を受け付けたか否かを判断し、受け付けないと判断した場合(Nの場合)はステップ11の処理を再度行い、受け付けたと判断した場合(Yの場合)はステップ12へ進む。
このステップ11が削除指示受付手順に相当する。
【0047】
ステップ12では、図1の項目削除部16が、表示項目リスト記憶部11のジョブ一覧画面の表示項目リストからエラーガイダンスのデータを削除し、ステップ13へ進む。
このステップ12が項目削除手順に相当する。
ステップ13では、図1のページデータ作成部10が、(操作表示部3の表示部に)現在表示中の画面からエラーガイダンスを削除する必要があるか否かを判断し、エラーガイダンスを削除する必要がないと判断した場合(Nの場合)はこの処理を終了し、エラーガイダンスを削除する必要があると判断した場合(Yの場合)はステップ14へ進む。
【0048】
このエラーガイダンスを削除する必要があるか否かの判断は、現在表示中のジョブ一覧画面のページ中にエラーガイダンスが表示されている場合は削除する必要があると判断すると良い。
このステップ13は現在表示中の画面から項目を削除する必要があると判断する手順に相当する。
ステップ14では、図1のページデータ作成部10が、(操作表示部3の表示部に)現在表示中の画面のページデータからエラーガイダンスのデータを削除し、ステップ15へ進む。
【0049】
このステップ14が現在表示中の画面に係るページデータから削除した項目を示すデータを削除する手順に相当する。
ステップ15では、図1のページデータ作成部10が、現在表示中の画面から削除したエラーガイダンスより後ろに配置している項目を前に詰めて配置するように、現在表示中の画面のページデータを更新し、この処理を終了する。
このステップ15が現在表示中の画面のページデータを現在表示中の画面から削除したエラーガイダンスより後ろに配置している項目を前に詰めて配置するようにして更新する手順に相当する。
【0050】
図4は、図1に示した画像形成装置1の操作表示制御部9が画像形成装置1のエラー解消時におけるジョブ一覧画面の表示制御の他の処理例を示すフローチャート図である。
図1の操作表示制御部9は、上記第3制御処理を実行するように設定されている場合、図2に示したフローチャート図の処理によって操作表示部3の表示部にジョブ一覧画面を表示後、図4に示す処理を実行する。
【0051】
図1の操作表示制御部9は、図4のステップ(図中「S」で示す)21で、図1の削除指示受付部15が、ジョブ制御部6からのエラーガイダンスの削除指示を受け付けたか否かを判断し、受け付けないと判断した場合(Nの場合)はステップ21の処理を再度行い、受け付けたと判断した場合(Yの場合)はステップ22へ進む。
このステップ21が削除指示受付手順に相当する。
ステップ22では、図1の項目削除部16が、表示項目リスト記憶部11のジョブ一覧画面の表示項目リストからエラーガイダンスのデータを削除し、ステップ23へ進む。
このステップ22が項目削除手順に相当する。
【0052】
ステップ23では、図1のページデータ作成部10が、(操作表示部3の表示部に)現在表示中の画面からエラーガイダンスを削除する必要があるか否かを判断し、エラーガイダンスを削除する必要がないと判断した場合(Nの場合)はこの処理を終了し、エラーガイダンスを削除する必要があると判断した場合(Yの場合)はステップ24へ進む。
このエラーガイダンスを削除する必要があるか否かの判断は、現在表示中のジョブ一覧画面のページ中にエラーガイダンスが表示されている場合は削除する必要があると判断すると良い。
【0053】
このステップ23は現在表示中の画面から項目を削除する必要があると判断する手順に相当する。
ステップ24では、図1のページデータ作成部10が、(操作表示部3の表示部に)現在表示中の画面のページデータからエラーガイダンスのデータを削除し、ステップ25へ進む。
【0054】
このステップ24が現在表示中の画面に係るページデータから削除した項目を示すデータを削除する手順に相当する。
ステップ25では、図1のページデータ作成部10が、表示項目リスト記憶部11の表示項目リストを参照し、現在表示中の画面から削除したエラーガイダンスのデータより後ろに配置すべき項目を、1ページに収まる数だけ詰めて配置するように、現在表示中の画面のページデータを更新し、この処理を終了する。
このステップ25が現在表示中の画面のページデータを現在表示中の画面から削除したエラーガイダンスより後ろに配置すべき項目を1ページに収まる数だけ詰めて配置するようにして更新する手順に相当する。
【0055】
図5は、図1に示した画像形成装置1の操作表示制御部9がエラー解消時のジョブ一覧画面で前ページへの移動指示を受けた場合の表示制御処理例を示すフローチャート図である。
図1の操作表示制御部9は、上記第4制御処理を実行するように設定されている場合、図3又は図4に示したフローチャート図の処理によってジョブ一覧画面の表示項目リストからのエラーガイダンスの削除に応じてページデータを更新した後、図5に示す処理を実行する。
【0056】
図1の操作表示制御部9は、表示項目リストからの項目の削除に応じてページデータを更新した後で、図5のステップ(図中「S」で示す)31で、図1の移動指示受付部17が操作表示部3の操作部からの前ページへの移動の指示を受け付けたか否かを判断し、前ページへの移動の指示を受け付けていないと判断した場合(Nの場合)は再度ステップ31の処理を実行し、前ページへの移動の指示を受け付けたと判断した場合(Yの場合)はステップ32へ進む。
このステップ31が移動指示受付手順に相当する。
【0057】
ステップ32では、図1のページデータ作成部10が、現在表示中画面のページの前ページのページデータとして、エラーガイダンスのデータの削除後の表示項目リストに基いて、1ページ目から順に配置していった場合に現在表示中の画面の前のページに配置される項目を配置するページデータを作成し、この処理を終了する。
このステップ32が、表示項目リストからの項目の削除に応じてページデータを更新した後で前ページへの移動の指示を受け付けた場合、当該前のページのページデータとして、その項目の削除後の表示項目リストに基づいて1ページ目から順に項目を配置していった場合に当該前のページに配置される項目を配置するページデータを作成する手順に相当する。
【0058】
図6は、図1に示した画像形成装置1の操作表示制御部9がエラー解消時のジョブ一覧画面で前ページへの移動指示を受けた場合の表示制御の他の処理例を示すフローチャート図である。
図1の操作表示制御部9は、上記第5制御処理を実行するように設定されている場合、図3又は図4に示したフローチャート図の処理によってジョブ一覧画面の表示項目リストからのエラーガイダンスの削除に応じてページデータを更新した後、図6に示す処理を実行する。
【0059】
図1の操作表示制御部9は、表示項目リストからの項目の削除に応じてページデータを更新した後で、図6のステップ(図中「S」で示す)41で、図1の移動指示受付部17が操作表示部3の操作部からの前ページへの移動の指示を受け付けたか否かを判断し、前ページへの移動の指示を受け付けていないと判断した場合(Nの場合)は再度ステップ41の処理を実行し、前ページへの移動の指示を受け付けたと判断した場合(Yの場合)はステップ42へ進む。
このステップ41が移動指示受付手順に相当する。
【0060】
ステップ42では、図1のページデータ作成部10が、現在表示中画面のページの前ページのページデータとして、現在表示中の画面において最先に配置されている項目の直前の項目が配置可能位置の最後尾に位置するように、その項目及び位置を基準に、1ページ内の所定数の項目を、エラーガイダンスのデータを削除後の表示項目リストに基いて配置するページデータを作成し、この処理を終了する。
【0061】
このステップ42が、表示項目リストからの項目の削除に応じてページデータを更新した後で前ページへの移動の指示を受け付けた場合、当該前のページのページデータとして、現在表示中の画面において最先に配置されている項目の直前の項目が配置可能位置の最後尾に位置するように、その項目及び位置を基準に、所定数の項目を項目の削除後の表示項目リストに基づいて配置するページデータを作成する手順に相当する。
【0062】
次に、この画像形成装置1の操作表示部3の表示部におけるジョブ一覧画面の表示例について説明する。
まず、ジョブ一覧画面の表示中にエラーが発生したときの画面を説明する。
図7は、図1に示した操作表示部3の表示部におけるジョブ一覧画面の表示中にエラーが発生したときとページ移動の画面遷移例を示す図である。
この画面遷移では、図2のフローチャート図で説明した処理を実行している。
図7のジョブ一覧画面20は、ジョブ一覧画面の初期画面例である。
【0063】
図1のページデータ作成部10は、図7のジョブ一覧画面20を表示する場合、印刷ジョブのタイトル、第1予約ジョブ、第2予約ジョブ、及び読取ガイダンスの各項目が登録されている表示項目リストに基づき、1ページの画面中に配置する項目数は4であり、その配置順として印刷ジョブのタイトルを画面の一番上に配置し、第1予約ジョブ、第2予約ジョブ、及び読取ガイダンスをそれぞれ順に下側に並べて配置し、次ページ移動キー及び前ページ移動キーとページ数を配置することを規定したページデータを作成する。
【0064】
図7のジョブ一覧画面20では、画面の上下方向に上から順に印刷ジョブタイトル30、第1予約ジョブ31、第2予約ジョブ32、及び読取ガイダンス33の各項目を配置した表示例を示している。
印刷ジョブタイトル30は、このジョブ一覧画面が印刷の予約ジョブの一覧であることを示すものであり、この実施形態では画面の一番上に配置するように規定している。
また、第1予約ジョブ31と第2予約ジョブ32は、それぞれ予約順が1番目と2番目の予約ジョブを示しており、この実施形態では印刷ジョブタイトル30の下から順に予約順で配置するように規定している。
【0065】
例えば、図1の操作表示制御部9が、ユーザからのタッチパネルを介した第1予約ジョブ31の選択指示を受け付けると、第1予約ジョブ31に対応する予約ジョブに関する情報(例えば、印刷条件)を表示させることができる。
さらに、読取ガイダンス33は、第2予約ジョブ32に関連付けられた項目であり、この実施形態では第2予約ジョブ32の次の順に配置するように規定している。
例えば、図1の操作表示制御部9が、ユーザからのタッチパネルを介した読取ガイダンス33の選択指示を受け付けると、第2予約ジョブが複写印刷の場合に原稿の読取条件の設定等の説明を表示させることができる。
【0066】
また、図7の各ジョブ一覧画面20〜21の最下段には、次ページ移動キー及び前ページ移動キーとページ数とを表示している。
図7のジョブ一覧画面20では、この画面が1ページ中の1ページ目のデータであるため、ページ数「1/1」を表示しており、次ページ移動キー35及び前ページ移動キー36はそれぞれ入力が無効であることを示すために反転表示している(図中ではキー内部に斜線を施して示す)。
【0067】
次に、図7のジョブ一覧画面20の表示中にエラーが発生した場合、図7のジョブ一覧画面21に遷移する。
図1のページデータ作成部10は、図7のジョブ一覧画面21を表示する場合、ジョブ制御部6からエラーガイダンスの追加の指示を受け付けると、ジョブ一覧画面の表示項目リストにエラーガイダンスの項目を追加し、この画面にエラーガイダンスの表示が必要であると判断し、この画面のページデータにエラーガイダンスのデータを追加することにより、当該画面のページデータを更新する。
【0068】
この実施形態ではエラーガイダンスを印刷ジョブタイトルの次の順に配置するように規定している。
エラーガイダンスを追加した結果、この画面には読取ガイダンスが収まらなくなり、さらに読取ガイダンスは第2予約ジョブと関連付けられているので、この画面から第2予約ジョブと読取ガイダンスを除外し、それらを次のページに配置する項目として記憶することにより、現在表示中の画面のページデータを更新する。
図7のジョブ一覧画面21では、印刷ジョブタイトル30、エラーガイダンス34、及び第1予約ジョブ31の順に表示され、その後は空欄にされる。
【0069】
エラーガイダンス34は、この画像形成装置1で発生したエラーの内容やエラーへの対処方法等のメッセージを表示させるためのものであり、例えば、図1の操作表示制御部9が、ユーザからのタッチパネルを介したエラーガイダンス34の選択指示を受け付けると、上述のメッセージを表示させることができる。
図7のジョブ一覧画面21では、第2予約ジョブと読取ガイダンスの次ページへの移動に伴ってページ数が増えたので、ページ数「1/2」を表示し、次ページ移動キー35の反転表示を解除し、入力可能に表示する。
【0070】
次に、図7のジョブ一覧画面21の表示中に次ページ移動キー35の指示を受け付けた場合、図7のジョブ一覧画面22に遷移する。
図1のページデータ作成部10は、図7のジョブ一覧画面22を表示する場合、印刷ジョブのタイトルを画面の一番上に配置し、次にエラーガイダンスを配置し、その次に、上記記憶した第2予約ジョブと読取ガイダンスを配置することを規定したページデータを作成する。
【0071】
図7のジョブ一覧画面22では、印刷ジョブタイトル30、エラーガイダンス34、第2予約ジョブ32、及び読取ガイダンス33の順に表示される。
また、図7のジョブ一覧画面22では、第2予約ジョブと読取ガイダンスの次ページへの移動に伴ってページ数が増えたので、ページ数「2/2」を表示し、次ページ移動キーを反転表示に戻し(図中ではキー内部に斜線を施して示す)、前ページ移動キー36の反転表示を解除して入力可能に表示する。
さらに、図7のジョブ一覧画面22の表示中に前ページ移動キー36の指示を受け付けた場合、図7のジョブ一覧画面21に戻る。
【0072】
このようにして、ジョブ一覧画面の表示中にエラーが発生した場合には、どのページを表示していても、各ページ中にエラーガイダンスが追加表示され、ユーザに通知する。
また、エラーガイダンスの追加表示によってページ内に収まらなくなった予約ジョブは次のページで表示させることができ、さらに、エラーガイダンスの追加表示によって予約ジョブに関連付けられた読取ガイダンスが次のページに移動された場合、関連付けられた予約ジョブも一緒に次のページで表示させることができる。
したがって、関連付けられた複数の項目が異なるページに分かれて表示されることが無く、ユーザに関連付けられた複数の項目は常に同一ページで参照させることができ、ユーザがジョブ一覧画面を参照する際の利便性を向上させることができる。
【0073】
次に、ジョブ一覧画面においてエラー発生後にそのエラーが解消したときとページ移動のときの画面遷移を説明する。
図8は、図7に示したジョブ一覧画面でエラーが解消したときとページ移動のときの画面遷移例を示す図である。図7と共通する部分には同一符号を付し、図7での説明と重複するものについてはその説明を省略する。
図8のジョブ一覧画面21の表示中にエラーが解除された場合、図8の初期画面であるジョブ一覧画面20に戻る。
この画面遷移では、図4のフローチャート図で説明した処理を実行している。
【0074】
図1のページデータ作成部10は、図8のジョブ一覧画面20を表示する場合、図8のジョブ一覧画面21のページデータについて、ジョブ制御部6からエラーガイダンスの削除の指示を受け付けると、ジョブ一覧画面の表示項目リストからエラーガイダンスの項目を削除し、表示項目リストの削除したエラーガイダンスよりも後ろに配置すべき項目を1ページに収まる数だけ詰めて、第1予約ジョブと第2予約ジョブと読取ガイダンスをこの順に配置し、当該画面のページデータを更新する。
こうして、ジョブ一覧画面は初期状態に戻る。
【0075】
次に、図8のジョブ一覧画面22の表示中にエラーが解除された場合、図8のジョブ一覧画面23に遷移する。
この画面遷移では、図3のフローチャート図で説明した処理を実行している。
図1のページデータ作成部10は、図8のジョブ一覧画面23を表示する場合、図8のジョブ一覧画面22のページデータについて、ジョブ制御部6からエラーガイダンスの削除の指示を受け付けると、ジョブ一覧画面の表示項目リストからエラーガイダンスの項目を削除する。
【0076】
そして、図1のページデータ作成部10は、表示項目リストの削除したエラーガイダンスよりも後ろに配置している項目を前に詰めて配置し、第2予約ジョブと読取ガイダンスをこの順に配置し、当該画面のページデータを更新する。
図8のジョブ一覧画面23では、印刷ジョブタイトル30、第2予約ジョブ32、及び読取ガイダンス33の順に表示され、その後は空欄にされる。
また、図8のジョブ一覧画面23では、次ページ移動キー35を反転表示に戻し(図中ではキー内部に斜線を施して示す)、前ページ移動キー36の反転表示を解除し、入力可能に表示する。
【0077】
次に、図8のジョブ一覧画面23の表示中に前ページ移動キー36の指示を受け付けた場合、図8の初期画面のジョブ一覧画面20に戻す。
この画面遷移では、図5のフローチャート図で説明した処理を実行している。
図1のページデータ作成部10は、図8のジョブ一覧画面20に表示を戻す場合、エラーガイダンスのデータの削除後の表示項目リストに基いて、1ページ目から順に配置していった場合に現在表示中の画面の前のページに配置される項目を配置し、印刷ジョブタイトル、第1予約ジョブ、第2予約ジョブ、及び読取ガイダンスの各項目を配置するページデータを作成する。
【0078】
このようにして、ジョブ一覧画面でページを繰って表示させているときに、エラー解消と共にエラーガイダンスが消去されても、現在表示しているページの項目が他のページに移動することがないので(図8の例では第2予約ジョブ32及び読取ガイダンス33)、ユーザはエラーガイダンスが表示されていたときに参照していた項目を探すような繁雑な作業を強いられることなく、ジョブ一覧画面を参照する際の利便性を向上させることができる。
【0079】
次に、この画像形成装置1の操作表示部3の表示部におけるジョブ一覧画面の他の表示例について説明する。
図9は、図1に示す操作表示部3の表示部におけるジョブ一覧画面でエラーが発生したときとそのエラーが解消したときとページ移動のときの他の画面遷移例を示す図である。
図9のジョブ一覧画面40は、ジョブ一覧画面の初期画面例である。
【0080】
図1のページデータ作成部10は、図9のジョブ一覧画面40を表示する場合、印刷ジョブのタイトル、第1予約ジョブ〜第6予約ジョブの各項目が登録されている表示項目リストに基づき、1ページの画面中に配置する項目数は4であり、その配置順として印刷ジョブのタイトルを画面の一番上に配置し、第1予約ジョブ、第2予約ジョブ、及び第3予約ジョブをそれぞれ順に下側に並べて配置し、次ページ移動キー及び前ページ移動キーとページ数を配置することを規定したページデータを作成する。
【0081】
図9のジョブ一覧画面40では、画面の上下方向に上から順に印刷ジョブタイトル50、第1予約ジョブ51、第2予約ジョブ52、及び第3予約ジョブ53の各項目を配置した表示例を示している。
印刷ジョブタイトル50は、このジョブ一覧画面が印刷の予約ジョブの一覧であることを示すものであり、この実施形態では画面の一番上に配置するように規定している。
また、第1予約ジョブ51〜第3予約ジョブ53は、それぞれ予約順が1番目〜3番目の予約ジョブを示しており、この実施形態では印刷ジョブタイトル50の下から順に予約順で配置するように規定している。
【0082】
例えば、図1の操作表示制御部9が、ユーザからのタッチパネルを介した第1予約ジョブ51の選択指示を受け付けると、第1予約ジョブ51に対応する予約ジョブに関する情報(例えば、印刷条件)を表示させることができる。
また、図9の各ジョブ一覧画面40〜46の最下段には、次ページ移動キー及び前ページ移動キーとページ数とを表示している。
図9のジョブ一覧画面40では、この画面が2ページ中の1ページ目のデータであるため、ページ数「1/2」を表示しており、前ページ移動キー59は入力が無効であることを示すために反転表示し(図中ではキー内部に斜線を施して示す)、次ページ移動キー58を入力可能に表示している。
【0083】
次に、図9のジョブ一覧画面40の表示中にエラーが発生した場合、図9のジョブ一覧画面41に遷移する。
この画面遷移では、図2のフローチャート図で説明した処理を実行している。
図1のページデータ作成部10は、図9のジョブ一覧画面41を表示する場合、ジョブ制御部6からエラーガイダンスの追加の指示を受け付けると、ジョブ一覧画面の表示項目リストにエラーガイダンスの項目を追加し、画面にエラーガイダンスの表示が必要であると判断し、ジョブ一覧画面40のページデータにエラーガイダンスのデータを追加することにより、当該画面のページデータを更新する。
【0084】
この実施形態ではエラーガイダンスを印刷ジョブタイトルの次の順に配置するように規定している。
エラーガイダンスを追加した結果、この画面には第3予約ジョブが収まらなくなるので、この画面から第3予約ジョブを除外し、それを次のページに配置する項目として記憶することにより、現在表示中の画面のページデータを更新する。
【0085】
図9のジョブ一覧画面41では、印刷ジョブタイトル50、エラーガイダンス57、第1予約ジョブ51及び第2予約ジョブ52の順に表示される。
図9のジョブ一覧画面41では、第3予約ジョブの次ページへの移動に伴ってページ数が増えたので、ページ数「1/3」を表示する。
【0086】
次に、図9のジョブ一覧画面41の表示中に次ページ移動キー58の指示を受け付けた場合、図9のジョブ一覧画面42に遷移する。
図1のページデータ作成部10は、図9のジョブ一覧画面42を表示する場合、印刷ジョブのタイトルを画面の一番上に配置し、次にエラーガイダンスを配置し、その次に、上記記憶した第3予約ジョブとそれに続く第4予約ジョブを配置することを規定したページデータを作成する。
【0087】
また、エラーガイダンスの追加と第3予約ジョブの移動に伴って、この画面には第5予約ジョブと第6予約ジョブが収まらなくなるので、この画面から第5予約ジョブと第6予約ジョブを除外し、それを次のページに配置する項目として記憶することにより、現在表示中の画面のページデータを更新する。
【0088】
図9のジョブ一覧画面42では、印刷ジョブタイトル50、エラーガイダンス57、第3予約ジョブ53、及び第4予約ジョブ54の順に表示される。
また、図9のジョブ一覧画面42では、第5予約ジョブと第6予約ジョブの次ページへの移動に伴ってページ数が増えたので、ページ数「2/3」を表示し、前ページ移動キー59の反転表示を解除して入力可能に表示する。
さらに、図9のジョブ一覧画面42の表示中に前ページ移動キー59の指示を受け付けた場合、図9のジョブ一覧画面41に戻る。
【0089】
次に、図9のジョブ一覧画面42の表示中に次ページ移動キー58の指示を受け付けた場合、図9のジョブ一覧画面43に遷移する。
図1のページデータ作成部10は、図9のジョブ一覧画面43を表示する場合、印刷ジョブのタイトルを画面の一番上に配置し、次にエラーガイダンスを配置し、その次に、上記記憶した第5予約ジョブ及び第6予約ジョブを配置することを規定したページデータを作成する。
【0090】
図9のジョブ一覧画面43では、印刷ジョブタイトル50、エラーガイダンス57、第5予約ジョブ55、及び第6予約ジョブ56の順に表示される。
また、図9のジョブ一覧画面43では、ページ数「3/3」を表示し、次ページ移動キー58を反転表示し(図中ではキー内部に斜線を施して示す)、前ページ移動キー59の反転表示を解除して入力可能に表示する。
さらに、図9のジョブ一覧画面43の表示中に前ページ移動キー59の指示を受け付けた場合、図9のジョブ一覧画面42に戻る。
【0091】
このようにして、ジョブ一覧画面の表示中にエラーが発生した場合には、どのページを表示していても、各ページ中にエラーガイダンスが追加表示され、ユーザに通知する。
また、エラーガイダンスの追加表示によってページ内に収まらなくなった予約ジョブは次のページで表示させることができる。
【0092】
次に、図9のジョブ一覧画面41の表示中にエラーが解除された場合、図9の初期画面であるジョブ一覧画面40に戻る。
この画面遷移では、図4のフローチャート図で説明した処理を実行している。
図1のページデータ作成部10は、図9のジョブ一覧画面40を表示する場合、図9のジョブ一覧画面41のページデータについて、ジョブ制御部6からエラーガイダンスの削除の指示を受け付けると、ジョブ一覧画面の表示項目リストからエラーガイダンスの項目を削除する。
【0093】
そして、図1のページデータ作成部10は、表示項目リストの削除したエラーガイダンスよりも後ろに配置すべき項目を1ページに収まる数だけ詰めて、第1予約ジョブ〜第3予約ジョブをこの順に配置し、当該画面のページデータを更新する。
こうして、ジョブ一覧画面は初期状態に戻る。
【0094】
次に、図9のジョブ一覧画面42の表示中にエラーが解除された場合、図9のジョブ一覧画面45に遷移する。
この画面遷移では、図4のフローチャート図で説明した処理を実行している。
図1のページデータ作成部10は、図9のジョブ一覧画面45を表示する場合、図9のジョブ一覧画面42のページデータについて、ジョブ制御部6からエラーガイダンスの削除の指示を受け付けると、ジョブ一覧画面の表示項目リストからエラーガイダンスの項目を削除する。
【0095】
そして、図1のページデータ作成部10は、表示項目リストの削除したエラーガイダンスよりも後ろに配置すべき項目を1ページに収まる数だけ詰めて、第3予約ジョブ〜第5予約ジョブをこの順に配置し、当該画面のページデータを更新する。
図9のジョブ一覧画面45では、印刷ジョブタイトル50、第3予約ジョブ53、第4予約ジョブ54、及び第5予約ジョブ55の順に表示される。
【0096】
次に、図9のジョブ一覧画面43の表示中にエラーが解除された場合、図9のジョブ一覧画面46に遷移する。
この画面遷移では、図4のフローチャート図で説明した処理を実行している。
図1のページデータ作成部10は、図9のジョブ一覧画面46を表示する場合、図9のジョブ一覧画面43のページデータについて、ジョブ制御部6からエラーガイダンスの削除の指示を受け付けると、ジョブ一覧画面の表示項目リストからエラーガイダンスの項目を削除する。
【0097】
そして、図1のページデータ作成部10は、表示項目リストの削除したエラーガイダンスよりも後ろに配置すべき項目を1ページに収まる数だけ詰めて、第5予約ジョブと第6予約ジョブをこの順に配置し、当該画面のページデータを更新する。
図9のジョブ一覧画面46では、印刷ジョブタイトル50、第5予約ジョブ55、及び第6予約ジョブ56の順に表示され、その後は空欄にされる。
【0098】
次に、図9のジョブ一覧画面45の表示中に前ページ移動キー59の指示を受け付けた場合、図9の初期画面のジョブ一覧画面40に戻す。
この画面遷移では、図5のフローチャート図で説明した処理を実行している。
図1のページデータ作成部10は、図9のジョブ一覧画面40に表示を戻す場合、エラーガイダンスのデータの削除後の表示項目リストに基いて、1ページ目から順に配置していった場合に現在表示中の画面の前のページに配置される項目を配置し、印刷ジョブタイトル、第1予約ジョブ、第2予約ジョブ、及び第3予約ジョブの各項目を配置するページデータを作成する。
【0099】
なお、図9では図示を省略したが、図9のジョブ一覧画面45においてユーザからの次ページ移動キー58の指示を受け付けると、次のページが表示され、そのページでは、印刷ジョブのタイトルと第6予約ジョブを並べた表示内容になる。
【0100】
次に、図9のジョブ一覧画面46の表示中に前ページ移動キー59の指示を受け付けた場合、図9のジョブ一覧画面44に遷移する。
この画面遷移では、図5のフローチャート図で説明した処理を実行している。
図1のページデータ作成部10は、図9のジョブ一覧画面44を表示する場合、エラーガイダンスのデータの削除後の表示項目リストに基いて、1ページ目から順に配置していった場合に現在表示中の画面である3ページ目の前のページである2ページ目に配置される項目を配置し、印刷ジョブタイトル、第4予約ジョブ、第5予約ジョブ、及び第6予約ジョブの各項目を配置するページデータを作成する。
【0101】
図9のジョブ一覧画面44では、印刷ジョブタイトル50、第4予約ジョブ54、第5予約ジョブ55、及び第6予約ジョブ56の順に表示される。
さらに、図9のジョブ一覧画面44への遷移により、全体のページ数は2ページに戻るので、図9のジョブ一覧画面44では、ページ数を「2/2」に戻し、次ページ移動キー58を反転表示する(図中ではキー内部に斜線を施して示す)。
【0102】
このようにして、ジョブ一覧画面でページを繰って表示させているときに、エラー解消と共にエラーガイダンスが消去されても、現在表示しているページの項目が他のページに移動することがないので、ユーザはエラーガイダンスが表示されていたときに参照していた項目を探すような繁雑な作業を強いられることない。
また、エラーガイダンスの削除後のページから前のページに移動させた場合には、移動前に表示されていた予約ジョブを含んで表示させることができるので、移動前に表示されていた予約ジョブも含めて前ページの一覧を参照したいユーザについてジョブ一覧画面を参照する際の利便性を向上させることができる。
【0103】
次に、図9のジョブ一覧画面44の表示中に前ページ移動キー59の指示を受け付けた場合、図9の初期画面のジョブ一覧画面40に戻す。
この画面遷移では、図5のフローチャート図で説明した処理を実行している。
図1のページデータ作成部10は、図9のジョブ一覧画面40に戻して表示する場合、エラーガイダンスのデータの削除後の表示項目リストに基いて、1ページ目から順に配置していった場合に現在表示中の画面である2ページ目の前のページである1ページ目に配置される項目を配置し、印刷ジョブタイトル、第1予約ジョブ、第2予約ジョブ、及び第3予約ジョブの各項目を配置するページデータを作成する。
【0104】
次に、この画像形成装置1の操作表示部3の表示部におけるジョブ一覧画面のさらに他の表示例について説明する。
図9のジョブ一覧画面46の前ページである図9のジョブ一覧画面44では、図9のジョブ一覧画面46で表示されていた第5予約ジョブ55と第6予約ジョブ56を含めて表示させる場合を説明したが、図6のフローチャート図で示した処理により、第5予約ジョブ55と第6予約ジョブ56含めない画面を表示することができる。
【0105】
図10は、図1に示す操作表示部3の表示部におけるジョブ一覧画面でエラーが発生したときとそのエラーが解消したときとページ移動のときのさらに他の画面遷移例を示す図である。
図9とは共通する部分には同一符号を付し、図9での説明と重複するものについてはその説明を省略する。
図10のジョブ一覧画面46の表示中に、ユーザからの前ページ移動キー59の指示を受け付けると、図10のジョブ一覧画面47に遷移する。
【0106】
この画面遷移では、図6のフローチャート図で説明した処理を実行している。
図1のページデータ作成部10は、図10のジョブ一覧画面47を表示する場合、現在表示中の画面である3ページ目の前ページである2ページ目のページデータとして、現在表示中の画面において最先に配置されている項目である第5予約ジョブの直前の項目である第4予約ジョブが配置可能位置の最後尾に位置するように、その第4予約ジョブの項目及び位置を基準に、1ページ内の所定数4の項目を、エラーガイダンスのデータを削除後の表示項目リストに基いて配置し、印刷ジョブタイトル、第2予約ジョブ、第3予約ジョブ、及び第4予約ジョブを配置するページデータを作成する。
【0107】
図10のジョブ一覧画面47では、印刷ジョブタイトル50、第2予約ジョブ52、第3予約ジョブ53、及び第4予約ジョブ54の順に表示される。
さらに、図10のジョブ一覧画面47への遷移により、ページ数を「2/3」にし、次ページ移動キー58の反転表示を解除する。
また、図10のジョブ一覧画面47の表示中に前ページ移動キー59の指示を受け付けた場合、図10の初期画面であるジョブ一覧画面40に戻る。
さらに、図10のジョブ一覧画面47の表示中に次ページ移動キー58の指示を受け付けた場合、図10のジョブ一覧画面46に戻る。
【0108】
このようにして、ジョブ一覧画面でページを繰って表示させているときに、エラー解消と共にエラーガイダンスが消去されても、現在表示しているページの項目が他のページに移動することがないので、ユーザはエラーガイダンスが表示されていたときに参照していた項目を探すような繁雑な作業を強いられることがない。
また、エラーガイダンスの削除後のページから前のページに移動させた場合には、移動前に表示されていた予約ジョブを含まないように表示させることができるので、移動前に表示されていた予約ジョブは含めないで前ページの一覧を参照したいユーザについてジョブ一覧画面を参照する際の利便性を向上させることができる。
【0109】
次に、ジョブ一覧画面の参考例を説明する。
図11は、ジョブ一覧画面の参考例を示す図である。
図11の(a)に示すジョブ一覧画面60では、読取ガイダンス68の表示位置を印刷ジョブタイトル62の次に固定し、読取ガイダンス68の表示位置を最下段に固定している。そして、予約ジョブをエラーガイダンス63とエラーガイダンス22の間に並べて配置している。ジョブ一覧画面60では、第1予約ジョブ64〜第4予約ジョブ67を表示している。
【0110】
このようなジョブ一覧画面では、エラーガイダンス63と読取ガイダンス68の表示が必要ないときにも、それらの領域が常に確保されてしまい画面の表示領域を有効に活用できない。
また、図11の(b)に示すジョブ一覧画面61では、ジョブ一覧画面60よりも表示領域が狭いため、1ページに第1予約ジョブ64しか表示できなくなる。
つまり、表示領域が小さい場合、一覧表示する予約ジョブの数は少なくなるので、ユーザは、多数の予約ジョブを一覧する場合、ページを繰る操作が多くなって不便になる。
【0111】
また、表示する文字サイズを小さくした場合、今度は表示内容が見難くなるという不便が生じる。
そこで、上述したように、この実施形態の画像形成装置1では、ジョブ一覧画面には、最初は予約ジョブの表示を優先し、エラーが発生したときに表示するエラーガイダンスは、エラー発生時に予約ジョブの一覧中に挿入して表示するので、通常は、予約ジョブの項目数を多く表示することができる。
【0112】
なお、上述の実施形態では、ジョブ一覧画面において各項目を画面の上下方向に並べて表示する場合を説明したが、画面の左右方向や行列配置で表示するようにしても良い。
また、上述の実施形態では、ジョブ一覧画面の表示例を説明したが、その他の項目の一覧表示の場合でも、上述と同様にして実施することができる。
例えば、ジョブ実行履歴の一覧表示などがある。
さらに、上述の実施形態では、画像形成装置におけるジョブ一覧画面の表示について説明したが、画像形成装置のみならず情報処理装置全般において、各種のリスト表示について上述と同様にして実施することができる。
【符号の説明】
【0113】
1:画像形成装置 2:制御部 3:操作表示部 4:記憶部 5:画像形成部 6:ジョブ制御部 7:通信制御部 8:画像処理部 9:操作表示制御部 10:ページデータ作成部 11:表示項目リスト記憶部 12:表示制御部 13:追加指示受付部 14:項目追加部 15:削除指示受付部 16:項目削除部 17:移動指示受付部 18:スキャナ部 19:プロッタ部 20〜23、40〜47、60、61:ジョブ一覧画面 30、50、62:印刷ジョブタイトル 31、51、64:第1予約ジョブ 32、52、65:第2予約ジョブ 53、66:第3予約ジョブ 54、67:第4予約ジョブ 55:第5予約ジョブ 56:第6予約ジョブ 34、57、63:エラーガダンス 33、68:読取ガイダンス 35、58:次ページ移動キー 36、59:前ページ移動キー
【先行技術文献】
【特許文献】
【0114】
【特許文献1】特開2002−027179号公報
【特許文献2】特開2002−225389号公報
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示手段に表示させるべき項目のリストである表示項目リストを記憶する記憶手段と、
前記表示項目リストに基づき、画面の1ページに配置する所定数の項目及びその配置順を規定するページデータを作成するページデータ作成手段と、
前記ページデータ作成手段が作成したページデータに基いて前記表示手段に画面を表示させる表示制御手段と、
前記表示手段に表示させるべき項目の追加指示を受け付ける追加指示受付手段と、
該追加指示受付手段が追加指示を受け付けた項目を前記表示項目リストに追加する項目追加手段とを有し、
前記ページデータ作成手段が、前記表示項目リストへの項目の追加に伴い現在表示中の画面に該追加した項目を表示させる必要があると判断した場合、現在表示中の画面に係るページデータに該追加した項目を示すデータを追加し、該追加によりページ内に収まらなくなった項目を該ページのページデータから除外すると共に次のページに配置する項目として記憶し、該除外した項目と予め関連付けられた項目があった場合は、該予め関連付けられた項目も、該ページのページデータから除外すると共に次のページに配置する項目として記憶することにより、現在表示中の画面のページデータを更新する手段を有することを特徴とする表示制御装置。
【請求項2】
請求項1に記載の表示制御装置であって、
前記表示手段に表示させるべき項目の削除指示を受け付ける削除指示受付手段と、
該削除指示受付手段が削除指示を受け付けた項目を前記表示項目リストから削除する項目削除手段とを有し、
前記ページデータ作成手段が、前記表示項目リストからの項目の削除に伴い現在表示中の画面から該削除した項目を削除する必要があると判断した場合、現在表示中の画面に係るページデータから該削除した項目を示すデータを削除すると共に、現在表示中の画面においてその削除した項目より後ろに配置している項目を前に詰めて配置するように、現在表示中の画面のページデータを更新する手段を有することを特徴とする表示制御装置。
【請求項3】
請求項1に記載の表示制御装置であって、
前記表示手段に表示させるべき項目の削除指示を受け付ける削除指示受付手段と、
該削除指示受付手段が削除指示を受け付けた項目を前記表示項目リストから削除する項目削除手段とを有し、
前記ページデータ作成手段が、前記表示項目リストからの項目の削除に伴い現在表示中の画面から該削除した項目を削除する必要があると判断した場合、現在表示中の画面に係るページデータから該削除した項目を示すデータを削除すると共に、前記表示項目リストを参照し、その削除した項目より後ろに配置すべき項目を、1ページに収まる数だけ詰めて配置するように現在表示中の画面のページデータを更新する手段を有することを特徴とする表示制御装置。
【請求項4】
請求項2又は3に記載の表示制御装置であって、
前ページへの移動の指示を受け付ける移動指示受付手段を備え、
前記ページデータ作成手段が、前記表示項目リストからの項目の削除に応じてページデータを更新した後で前記移動指示受付手段が前ページへの移動の指示を受け付けた場合、当該前のページのページデータとして、該項目の削除後の表示項目リストに基づいて1ページ目から順に項目を配置していった場合に当該前のページに配置される項目を配置するページデータを作成する手段を有することを特徴とする表示制御装置。
【請求項5】
請求項2又は3に記載の表示制御装置であって、
前ページへの移動の指示を受け付ける移動指示受付手段を備え、
前記ページデータ作成手段が、前記表示項目リストからの項目の削除に応じてページデータを更新した後で前記移動指示受付手段が前ページへの移動の指示を受け付けた場合、当該前のページのページデータとして、現在表示中の画面において最先に配置されている項目の直前の項目が配置可能位置の最後尾に位置するように、その項目及び位置を基準に、前記所定数の項目を前記項目の削除後の表示項目リストに基づいて配置するページデータを作成する手段を有することを特徴とする表示制御装置。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか一項に記載された表示制御装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項7】
コンピュータに、表示手段に表示させるべき項目のリストである表示項目リストを記憶手段に記憶させる記憶手順と、
前記表示項目リストに基づき、画面の1ページに配置する所定数の項目及びその配置順を規定するページデータを作成するページデータ作成手順と、
前記ページデータ作成手順が作成したページデータに基いて前記表示手段に画面を表示させる表示制御手順と、
前記表示手段に表示させるべき項目の追加指示を受け付ける追加指示受付手順と、
該追加指示受付手順で追加指示を受け付けた項目を前記表示項目リストに追加する項目追加手順とを実行させるためのプログラムであって、
前記ページデータ作成手順が、前記表示項目リストへの項目の追加に伴い現在表示中の画面に該追加した項目を表示させる必要があると判断した場合、現在表示中の画面に係るページデータに該追加した項目を示すデータを追加し、該追加によりページ内に収まらなくなった項目を該ページのページデータから除外すると共に次のページに配置する項目として記憶し、該除外した項目と予め関連付けられた項目があった場合は、該予め関連付けられた項目も、該ページのページデータから除外すると共に次のページに配置する項目として記憶することにより、現在表示中の画面のページデータを更新する手順を有するプログラム。
【請求項8】
請求項7に記載のプログラムにおいて、
コンピュータに実行させる、前記表示手段に表示させるべき項目の削除指示を受け付ける削除指示受付手順と、
該削除指示受付手順で削除指示を受け付けた項目を前記表示項目リストから削除する項目削除手順とを有し、
前記ページデータ作成手順が、前記表示項目リストからの項目の削除に伴い現在表示中の画面から該削除した項目を削除する必要があると判断した場合、現在表示中の画面に係るページデータから該削除した項目を示すデータを削除すると共に、現在表示中の画面においてその削除した項目より後ろに配置している項目を前に詰めて配置するように、現在表示中の画面のページデータを更新する手順を有するプログラム。
【請求項9】
請求項7に記載のプログラムにおいて、
コンピュータに実行させる、前記表示手段に表示させるべき項目の削除指示を受け付ける削除指示受付手順と、
該削除指示受付手順で削除指示を受け付けた項目を前記表示項目リストから削除する項目削除手順とを有し、
前記ページデータ作成手順が、前記表示項目リストからの項目の削除に伴い現在表示中の画面から該削除した項目を削除する必要があると判断した場合、現在表示中の画面に係るページデータから該削除した項目を示すデータを削除すると共に、前記表示項目リストを参照し、その削除した項目より後ろに配置すべき項目を、1ページに収まる数だけ詰めて配置するように現在表示中の画面のページデータを更新する手順を有するプログラム。
【請求項10】
請求項8又は9に記載のプログラムにおいて、
コンピュータに実行させる、前ページへの移動の指示を受け付ける移動指示受付手順を有し、
前記ページデータ作成手順が、前記表示項目リストからの項目の削除に応じてページデータを更新した後で前記移動指示受付手順で前ページへの移動の指示を受け付けた場合、当該前のページのページデータとして、該項目の削除後の表示項目リストに基づいて1ページ目から順に項目を配置していった場合に当該前のページに配置される項目を配置するページデータを作成する手順を有するプログラム。
【請求項11】
請求項8又は9に記載のプログラムにおいて、
コンピュータに実行させる、前ページへの移動の指示を受け付ける移動指示受付手順を有し、
前記ページデータ作成手順が、前記表示項目リストからの項目の削除に応じてページデータを更新した後で前記移動指示受付手順で前ページへの移動の指示を受け付けた場合、当該前のページのページデータとして、現在表示中の画面において最先に配置されている項目の直前の項目が配置可能位置の最後尾に位置するように、その項目及び位置を基準に、前記所定数の項目を前記項目の削除後の表示項目リストに基づいて配置するページデータを作成する手順を有するプログラム。
【請求項1】
表示手段に表示させるべき項目のリストである表示項目リストを記憶する記憶手段と、
前記表示項目リストに基づき、画面の1ページに配置する所定数の項目及びその配置順を規定するページデータを作成するページデータ作成手段と、
前記ページデータ作成手段が作成したページデータに基いて前記表示手段に画面を表示させる表示制御手段と、
前記表示手段に表示させるべき項目の追加指示を受け付ける追加指示受付手段と、
該追加指示受付手段が追加指示を受け付けた項目を前記表示項目リストに追加する項目追加手段とを有し、
前記ページデータ作成手段が、前記表示項目リストへの項目の追加に伴い現在表示中の画面に該追加した項目を表示させる必要があると判断した場合、現在表示中の画面に係るページデータに該追加した項目を示すデータを追加し、該追加によりページ内に収まらなくなった項目を該ページのページデータから除外すると共に次のページに配置する項目として記憶し、該除外した項目と予め関連付けられた項目があった場合は、該予め関連付けられた項目も、該ページのページデータから除外すると共に次のページに配置する項目として記憶することにより、現在表示中の画面のページデータを更新する手段を有することを特徴とする表示制御装置。
【請求項2】
請求項1に記載の表示制御装置であって、
前記表示手段に表示させるべき項目の削除指示を受け付ける削除指示受付手段と、
該削除指示受付手段が削除指示を受け付けた項目を前記表示項目リストから削除する項目削除手段とを有し、
前記ページデータ作成手段が、前記表示項目リストからの項目の削除に伴い現在表示中の画面から該削除した項目を削除する必要があると判断した場合、現在表示中の画面に係るページデータから該削除した項目を示すデータを削除すると共に、現在表示中の画面においてその削除した項目より後ろに配置している項目を前に詰めて配置するように、現在表示中の画面のページデータを更新する手段を有することを特徴とする表示制御装置。
【請求項3】
請求項1に記載の表示制御装置であって、
前記表示手段に表示させるべき項目の削除指示を受け付ける削除指示受付手段と、
該削除指示受付手段が削除指示を受け付けた項目を前記表示項目リストから削除する項目削除手段とを有し、
前記ページデータ作成手段が、前記表示項目リストからの項目の削除に伴い現在表示中の画面から該削除した項目を削除する必要があると判断した場合、現在表示中の画面に係るページデータから該削除した項目を示すデータを削除すると共に、前記表示項目リストを参照し、その削除した項目より後ろに配置すべき項目を、1ページに収まる数だけ詰めて配置するように現在表示中の画面のページデータを更新する手段を有することを特徴とする表示制御装置。
【請求項4】
請求項2又は3に記載の表示制御装置であって、
前ページへの移動の指示を受け付ける移動指示受付手段を備え、
前記ページデータ作成手段が、前記表示項目リストからの項目の削除に応じてページデータを更新した後で前記移動指示受付手段が前ページへの移動の指示を受け付けた場合、当該前のページのページデータとして、該項目の削除後の表示項目リストに基づいて1ページ目から順に項目を配置していった場合に当該前のページに配置される項目を配置するページデータを作成する手段を有することを特徴とする表示制御装置。
【請求項5】
請求項2又は3に記載の表示制御装置であって、
前ページへの移動の指示を受け付ける移動指示受付手段を備え、
前記ページデータ作成手段が、前記表示項目リストからの項目の削除に応じてページデータを更新した後で前記移動指示受付手段が前ページへの移動の指示を受け付けた場合、当該前のページのページデータとして、現在表示中の画面において最先に配置されている項目の直前の項目が配置可能位置の最後尾に位置するように、その項目及び位置を基準に、前記所定数の項目を前記項目の削除後の表示項目リストに基づいて配置するページデータを作成する手段を有することを特徴とする表示制御装置。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか一項に記載された表示制御装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項7】
コンピュータに、表示手段に表示させるべき項目のリストである表示項目リストを記憶手段に記憶させる記憶手順と、
前記表示項目リストに基づき、画面の1ページに配置する所定数の項目及びその配置順を規定するページデータを作成するページデータ作成手順と、
前記ページデータ作成手順が作成したページデータに基いて前記表示手段に画面を表示させる表示制御手順と、
前記表示手段に表示させるべき項目の追加指示を受け付ける追加指示受付手順と、
該追加指示受付手順で追加指示を受け付けた項目を前記表示項目リストに追加する項目追加手順とを実行させるためのプログラムであって、
前記ページデータ作成手順が、前記表示項目リストへの項目の追加に伴い現在表示中の画面に該追加した項目を表示させる必要があると判断した場合、現在表示中の画面に係るページデータに該追加した項目を示すデータを追加し、該追加によりページ内に収まらなくなった項目を該ページのページデータから除外すると共に次のページに配置する項目として記憶し、該除外した項目と予め関連付けられた項目があった場合は、該予め関連付けられた項目も、該ページのページデータから除外すると共に次のページに配置する項目として記憶することにより、現在表示中の画面のページデータを更新する手順を有するプログラム。
【請求項8】
請求項7に記載のプログラムにおいて、
コンピュータに実行させる、前記表示手段に表示させるべき項目の削除指示を受け付ける削除指示受付手順と、
該削除指示受付手順で削除指示を受け付けた項目を前記表示項目リストから削除する項目削除手順とを有し、
前記ページデータ作成手順が、前記表示項目リストからの項目の削除に伴い現在表示中の画面から該削除した項目を削除する必要があると判断した場合、現在表示中の画面に係るページデータから該削除した項目を示すデータを削除すると共に、現在表示中の画面においてその削除した項目より後ろに配置している項目を前に詰めて配置するように、現在表示中の画面のページデータを更新する手順を有するプログラム。
【請求項9】
請求項7に記載のプログラムにおいて、
コンピュータに実行させる、前記表示手段に表示させるべき項目の削除指示を受け付ける削除指示受付手順と、
該削除指示受付手順で削除指示を受け付けた項目を前記表示項目リストから削除する項目削除手順とを有し、
前記ページデータ作成手順が、前記表示項目リストからの項目の削除に伴い現在表示中の画面から該削除した項目を削除する必要があると判断した場合、現在表示中の画面に係るページデータから該削除した項目を示すデータを削除すると共に、前記表示項目リストを参照し、その削除した項目より後ろに配置すべき項目を、1ページに収まる数だけ詰めて配置するように現在表示中の画面のページデータを更新する手順を有するプログラム。
【請求項10】
請求項8又は9に記載のプログラムにおいて、
コンピュータに実行させる、前ページへの移動の指示を受け付ける移動指示受付手順を有し、
前記ページデータ作成手順が、前記表示項目リストからの項目の削除に応じてページデータを更新した後で前記移動指示受付手順で前ページへの移動の指示を受け付けた場合、当該前のページのページデータとして、該項目の削除後の表示項目リストに基づいて1ページ目から順に項目を配置していった場合に当該前のページに配置される項目を配置するページデータを作成する手順を有するプログラム。
【請求項11】
請求項8又は9に記載のプログラムにおいて、
コンピュータに実行させる、前ページへの移動の指示を受け付ける移動指示受付手順を有し、
前記ページデータ作成手順が、前記表示項目リストからの項目の削除に応じてページデータを更新した後で前記移動指示受付手順で前ページへの移動の指示を受け付けた場合、当該前のページのページデータとして、現在表示中の画面において最先に配置されている項目の直前の項目が配置可能位置の最後尾に位置するように、その項目及び位置を基準に、前記所定数の項目を前記項目の削除後の表示項目リストに基づいて配置するページデータを作成する手順を有するプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2013−65082(P2013−65082A)
【公開日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−202065(P2011−202065)
【出願日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】
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