説明

表示装置及びそれに用いる視野角制御ユニット

視野角制御ユニット11に電圧を印加しないと、視野角制御ユニット11に入射された光は、偏光板113の矢印方向に振動する光のみを透過する。偏光板113を透過した光は、ねじれることなくそのままの状態で液晶層120を透過する。液晶層120を透過した光は、偏光板111も透過する。このため、視野角無制御モードでは、どの視野角でも(全方位で)表示は透明(白表示)となる。視野角制御ユニット11に第1電源13より電圧を印加すると、視野角制御ユニット11に入射された光は、偏光板113の矢印方向に振動する光のみを透過する。偏光板113を透過した光は、液晶分子に沿って液晶層120を透過する。液晶層120を透過した光は、偏光板111も透過することができる。このため、視野角制御ユニット11の中央部においては、表示は透明となる。視野角制御ユニット11のサイド部においては、偏光板111の光軸と液晶分子の軸方向との間に所定の角度が生じるので、表示は黒になる。視野角制御モードでは、正面から表示パネルを見ると表示は見えるが、斜めから表示パネルを見ると表示が見えないようになる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は表示装置に関し、特に視野角制御ユニットを備えた表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
表示装置、特に液晶表示装置では、表示パネル正面だけでなく、その正面からずれた角度からでも表示が見えるようにするために、広い視野角があることが求められている。したがって、液晶表示装置では、広視野角特性を持つパネル開発がなされている。
【0003】
一方、近年、携帯電話やPDA(Portable Digital Assistant)でデータ通信を行う機会が増えてきており、それに対応して周りの人にそのデータを見られたくない場面も増えてきている。このため、このような用途に使用される液晶表示装置には、自分だけが見ることができ、周りの人が見ることのできない機能が要求されている。
【0004】
しかしながら、従来の液晶表示装置では、表示が見える有効表示視角範囲を変えることができず、周りの人に見せたくない情報が表示されているときに対応することができなかった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、特定の方向のみに表示を見せたり、特定の方向のみに表示を見せなくしたりできる表示装置を提供することである。また、このような機能を発揮する視野角制御ユニットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の表示装置は、画像又は映像を表示する表示デバイスと、前記表示デバイス上に配置された視野角制御ユニットとを含む表示装置であって、前記視野角制御ユニットは、少なくとも電極及び配向膜をそれぞれ有し、前記配向膜が対面するように互いに対向させた一対の基板と、前記一対の基板の間に挟持された液晶層と、前記液晶層を挟持した一対の基板の外側に配置された一対の偏光板と、を含み、前記一対の基板上のそれぞれの配向膜のラビング方向が互いに略平行である。
【0007】
本発明の表示装置においては、前記一対の偏光板がクロスニコル又は平行ニコルであることが好ましい。一対の偏光板がクロスニコルである場合、一方の偏光板の光軸と前記ラビング方向とが略直交し、他方の偏光板の光軸と前記ラビング方向とが略平行であることが好ましい。一対の偏光板が平行ニコルである場合、前記一対の偏光板の光軸と前記ラビング方向とが略平行であることが好ましい。
【0008】
本発明の表示装置においては、前記電極に電圧を印加する電源を有し、前記電源の切り替えを制御する電源制御手段を含むことが好ましい。
【0009】
本発明の表示装置においては、前記液晶層のリターデーション値が200nmから1000nmであることが好ましい。
【0010】
本発明の表示装置においては、前記光軸は吸収軸又は透過軸であることが好ましい。
【0011】
本発明の表示装置においては、前記表示デバイスは、発光型表示デバイス又は受光型表示デバイスであることが好ましい。表示デバイスが発光型表示デバイスである場合に、前記発光型表示デバイスの表示面上に前記視野角制御ユニットが配置されることが好ましい。表示デバイスとしては、液晶表示装置、エレクトロルミネッセンス表示装置、プラズマディスプレイ装置及び陰極線管からなる群から選ばれたいずれかであることが好ましい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0013】
(実施の形態1)
本実施の形態においては、視野角制御ユニットにより、パネル正面以外の方向から見たときに表示が見えるようにする場合について説明する。
【0014】
図1は、本発明に係る表示装置の一部を示す概略図である。本発明に係る表示装置は、駆動用表示デバイス12上に視野角制御ユニット11が配置されてなる構成を有する。
【0015】
駆動用表示デバイス12としては、発光型及び受光型のいかなる表示デバイスをも用いることができる。例えば、駆動用表示デバイス12としては、液晶表示装置(LCD)、エレクトロルミネッセンス表示装置(EL)、プラズマディスプレイ装置(PDP)、陰極線管(CRT)などを挙げることができる。駆動用表示デバイス12がEL,PDP,CRTのような発光型の表示デバイスである場合には、図1に示すように、駆動用表示デバイス12の表示面上に視野角制御ユニット11が配置される。駆動用表示デバイス12が液晶表示装置である場合には、駆動用表示デバイス12の表示面上に視野角制御ユニット11が配置されても良く、駆動用表示デバイス12の下方に視野角制御ユニット11が配置されても良い。
【0016】
視野角制御ユニット11は、第1電源13に接続されており、駆動用表示デバイス12は、第2電源14に接続されている。第1電源13には、電源制御部15が接続されており、電源制御部15は、ユーザの指示により若しくは自動的に視野角制御ユニット11のモード切り替えを行うようになっている。
【0017】
図2は、本発明の実施の形態1に係る表示装置の視野角制御ユニットを示す図である。
【0018】
視野角制御ユニット11は、一対の偏光板111,113と、この一対の偏光板111,113の間に挟持された液晶パネル112とから主に構成されている。液晶パネル112は、一対の基板114,115と、基板114,115上にそれぞれ設けられた電極116,117と、電極116,117上にそれぞれ設けられた配向膜118,119と、両基板114,115の間に挟持された液晶層120とから主に構成されている。なお、実際には、必要に応じてカラーフィルタやリターデーション膜などの光学素子が設けられるが、ここでは説明を簡単にするために省略する。
【0019】
偏光板111,113は、その光軸(吸収軸又は透過軸)が略直交するように配置されている(クロスニコル)。したがって、偏光板111,113の吸収軸又は透過軸の方向が互いに略直交するように設定される。
【0020】
基板114,115としては、ガラス基板、透明プラスチック基板、透明フィルムなどを用いることができる。
【0021】
電極116,117としては、ITOなどの透明電極や金属電極などを用いることができる。この電極116,117が第1電源13に接続されている。
【0022】
配向膜118,119としては、ポリイミド膜などの高分子膜やSiO層などの無機材料層などを挙げることができる。配向膜として高分子膜を用いる場合には、成膜した高分子膜にラビング処理を施す。配向膜として無機材料層を用いる場合には、無機材料を斜方蒸着法で被着することにより形成する。本実施の形態では、配向膜として高分子膜を用いた場合について説明する。
【0023】
配向膜118,119に対するラビング処理の方向は、偏光板111の光軸に対して略直交し、かつ、偏光板113の光軸に対して略平行である(図中の液晶パネル内の矢印方向)。このように、配向膜118,119のラビング方向が互いに略平行であるので、液晶分子のねじれ角はほぼ0°となる。
【0024】
液晶層120においては、そのリターデーションを調整することにより、表示が見える方向を制御することが可能になる。リターデーション値を大きくすることにより、パネル正面(0°)からの角度が大きい位置で表示が見え、リターデーション値を小さくすることにより、パネル正面(0°)からの角度が小さい位置で表示が見える。例えば、パネル正面(0°)からの角度が約5°〜60°の範囲で表示が見えるようにするためには、リターデーション値を200nm〜1000nmに設定する。
【0025】
次に、上記構成の視野角制御ユニット11の動作について説明する。
【0026】
まず、視野角制御ユニット11に第1電源13により電圧を印加しない状態(視野角無制御モード)について説明する。視野角無制御モードでは、電源制御部15が第1電源13に電圧を印加しない指示を行う(若しくは電圧印加に関する指示が無い)。
【0027】
液晶パネル112の液晶層120内の液晶分子は、配向膜118,119に施されたラビング処理により、その長手方向をラビング方向に沿うように配向する。視野角制御ユニット11に電圧を印加しないと、液晶分子は、その長手方向をラビング方向に沿った状態のままになる。また、偏光板111,113は、上述したように、その光軸が互いに略直交するように配置されている。
【0028】
したがって、視野角制御ユニット11に入射された光(図中下方から偏光板111に入射する光)は、偏光板113の矢印方向に振動する光のみを透過する。上述したように、配向膜118,119に施されたラビング処理のラビング方向が互いに略平行であり、ねじれ角が略0°である。このため、この偏光板113を透過した光は、ねじれることなくそのままの状態で液晶層120を透過する。
【0029】
一方、偏光板111の光軸は、偏光板113の光軸と略直交であるので、液晶層120を透過した光は、偏光板111を透過することができない。このため、図1に示すように、視野角制御ユニット11を駆動用表示デバイス12上に配置した場合、視野角無制御モードでは、どの視野角でも(全方位で)表示は黒となる(図3における特性線B)。
【0030】
次いで、視野角制御ユニット11に第1電源13により電圧を印加する状態(視野角制御モード)について説明する。視野角制御モードでは、電源制御部15が第1電源13に電圧を印加する指示を行う(ここでは、3.2V)。
【0031】
視野角制御ユニット11に第1電源13より電圧を印加すると、配向膜118,119により配向していた液晶分子が電界方向に揃う(液晶分子の長手方向が液晶層120の厚さ方向に揃う)。
【0032】
視野角制御ユニット11に入射された光(図中下方から偏光板111に入射する光)は、偏光板113の矢印方向に振動する光のみを透過する。液晶層120における液晶分子は、上述したように、その長手方向が液晶層120の厚さ方向に揃う、すなわち立った状態になる。このため、この偏光板113を透過した光は、液晶分子に沿って液晶層120を透過する。
【0033】
一方、偏光板111の光軸は、偏光板113の光軸と略直交であるので、液晶層120を透過した光は、偏光板111を透過することができない。このため、視野角制御ユニット11の中央部においては(正面から表示パネルを見る場合)、表示は黒となる。
【0034】
しかしながら、視野角制御ユニット11のサイド部においては(正面から所定の角度を有して斜めから表示パネルを見る場合)、偏光板111の光軸と液晶分子の軸方向(長手方向)との間に所定の角度が生じるので、表示は透明(白表示)になる。したがって、図1に示すように、視野角制御ユニット11を駆動用表示デバイス12上に配置した場合、視野角制御モードでは、正面から表示パネルを見ると表示は見えないが、斜めから表示パネルを見ると表示が見えるようになる(図3における特性線A)。
【0035】
本実施の形態に係る表示装置によれば、ユーザによる又は自動的なモード切り替えにより、特定の方向のみに表示を見せたり、特定の方向のみに表示を見せなくしたりできる。これにより、表示を見せたくない人が表示パネルの正面にいる場合に有効に利用することができる。例えば車載用モニタに本実施の形態に係る表示装置を使用し、視野角制御モードにしてドライバには表示画面が見えないようにし、助手席の人に見えるようにすることができる。
【0036】
(実施の形態2)
本実施の形態においては、視野角制御ユニットにより、パネル正面から見たときに表示が見えるようにする場合について説明する。
【0037】
図4は、本発明の実施の形態2に係る表示装置の視野角制御ユニットを示す図である。
【0038】
視野角制御ユニット11は、一対の偏光板111,113と、この一対の偏光板111,113の間に挟持された液晶パネル112とから主に構成されている。液晶パネル112は、一対の基板114,115と、基板114,115上にそれぞれ設けられた電極116,117と、電極116,117上にそれぞれ設けられた配向膜118,119と、両基板114,115の間に挟持された液晶層120とから主に構成されている。なお、実際には、必要に応じてカラーフィルタやリターデーション膜などの光学素子が設けられるが、ここでは説明を簡単にするために省略する。
【0039】
偏光板111,113は、その光軸(吸収軸又は透過軸)が略平行になるように配置されている(平行ニコル)。したがって、偏光板111,113の吸収軸又は透過軸の方向が互いに略平行になるように設定される。
【0040】
基板114,115、電極116,117及び配向膜118,119の材料としては、実施の形態1と同様のものを用いることができる。電極116,117が第1電源13に接続されている。
【0041】
配向膜118,119に対するラビング処理の方向は、偏光板111の光軸に対して略平行で、かつ、偏光板113の光軸に対して略平行である(図中の液晶パネル内の矢印方向)。このように、配向膜118,119のラビング方向が互いに略平行であるので、液晶分子のねじれ角はほぼ0°となる。
【0042】
液晶層120においては、そのリターデーションを調整することにより、表示が見える方向を制御することが可能になる。リターデーション値を大きくすることにより、パネル正面(0°)からの角度が大きい位置で表示が見え、リターデーション値を小さくすることにより、パネル正面(0°)からの角度が小さい位置で表示が見える。例えば、パネル正面(0°)からの角度が約5°〜60°の範囲で表示が見えるようにするためには、リターデーション値を200nm〜1000nmに設定する。
【0043】
次に、上記構成の視野角制御ユニット11の動作について説明する。
【0044】
まず、視野角制御ユニット11に第1電源13により電圧を印加しない状態(視野角無制御モード)について説明する。視野角無制御モードでは、電源制御部15が第1電源13に電圧を印加しない指示を行う(若しくは電圧印加に関する指示が無い)。
【0045】
液晶パネル112の液晶層120内の液晶分子は、配向膜118,119に施されたラビング処理により、その長手方向をラビング方向に沿うように配向する。視野角制御ユニット11に電圧を印加しないと、液晶分子は、その長手方向をラビング方向に沿った状態のままになる。また、偏光板111,113は、上述したように、その光軸が互いに略平行になるように配置されている。
【0046】
したがって、視野角制御ユニット11に入射された光(図中下方から偏光板111に入射する光)は、偏光板113の矢印方向に振動する光のみを透過する。上述したように、配向膜118,119に施されたラビング処理のラビング方向が互いに略平行であり、ねじれ角が略0°である。このため、この偏光板113を透過した光は、ねじれることなくそのままの状態で液晶層120を透過する。
【0047】
一方、偏光板111の光軸は、偏光板113の光軸と略平行であるので、液晶層120を透過した光は、偏光板111も透過する。このため、図1に示すように、視野角制御ユニット11を駆動用表示デバイス12上に配置した場合、視野角無制御モードでは、どの視野角でも(全方位で)表示は透明(白表示)となる(図5における特性線D)。
【0048】
次いで、視野角制御ユニット11に第1電源13により電圧を印加する状態(視野角制御モード)について説明する。視野角制御モードでは、電源制御部15が第1電源13に電圧を印加する指示を行う(ここでは、3.2V)。
【0049】
視野角制御ユニット11に第1電源13より電圧を印加すると、配向膜118,119により配向していた液晶分子が電界方向に揃う(液晶分子の長手方向が液晶層12の厚さ方向に揃う)。
【0050】
視野角制御ユニット11に入射された光(図中下方から偏光板111に入射する光)は、偏光板113の矢印方向に振動する光のみを透過する。液晶層120における液晶分子は、上述したように、その長手方向が液晶層120の厚さ方向に揃う、すなわち立った状態になる。このため、この偏光板113を透過した光は、液晶分子に沿って液晶層120を透過する。
【0051】
一方、偏光板111の光軸は、偏光板113の光軸と略平行であるので、液晶層120を透過した光は、偏光板111も透過することができる。このため、視野角制御ユニット11の中央部においては(正面から表示パネルを見る場合)、表示は透明となる。
【0052】
しかしながら、視野角制御ユニット11のサイド部においては(正面から所定の角度を有して斜めから表示パネルを見る場合)、偏光板111の光軸と液晶分子の軸方向(長手方向)との間に所定の角度が生じるので、表示は黒になる。したがって、図1に示すように、視野角制御ユニット11を駆動用表示デバイス12上に配置した場合、視野角制御モードでは、正面から表示パネルを見ると表示は見えるが、斜めから表示パネルを見ると表示が見えないようになる(図5における特性線C)。
【0053】
本実施の形態に係る表示装置によれば、ユーザによる又は自動的なモード切り替えにより、特定の方向のみに表示を見せたり、特定の方向のみに表示を見せなくしたりできる。これにより、表示を見せたくない人が表示パネルの両側(正面から所定の角度を有した位置)にいる場合に有効に利用することができる。例えばPDAに本実施の形態に係る表示装置を使用し、個人情報などを表示させているときに視野角制御モードにし、写真画像などを他の人にも見せるときに視野角無制御モードにする。
【0054】
この視野角制御ユニットは、各構成要素をフィルム状にすることにより、厚さを数ミクロンオーダーにすることが可能である。このため、視野角制御ユニット全体をシート状に形成することができ、表示デバイスの厚さを増加させずに、表示面上に簡単に配置することが可能となる。
【0055】
本発明は上記実施の形態1,2に限定されず、種々変更して実施することが可能である。例えば、上記実施の形態1,2において挙げた材料や数値などは例示でありこれに限定されず、同種の効果を発揮するのであれば種々変更することが可能である。
【産業上の利用可能性】
【0056】
本発明は、LCD、EL、PDP又はCRTなどの発光型及び受光型の表示デバイスに有効に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】本発明に係る表示装置の一部を示す概略図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る表示装置の視野角制御ユニットを示す図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る表示装置の階調特性を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係る表示装置の視野角制御ユニットを示す図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係る表示装置の階調特性を示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像又は映像を表示する表示デバイスと、前記表示デバイス上に配置された視野角制御ユニットとを含む表示装置であって、前記視野角制御ユニットは、少なくとも電極及び配向膜をそれぞれ有し、前記配向膜が対面するように互いに対向させた一対の基板と、前記一対の基板の間に挟持された液晶層と、前記液晶層を挟持した一対の基板の外側に配置された一対の偏光板と、を含み、前記一対の基板上のそれぞれの配向膜のラビング方向が互いに略平行である表示装置。
【請求項2】
前記一対の偏光板がクロスニコルである請求項1記載の表示装置。
【請求項3】
一方の偏光板の光軸と前記ラビング方向とが略直交し、他方の偏光板の光軸と前記ラビング方向とが略平行である請求項2記載の表示装置。
【請求項4】
前記一対の偏光板が平行ニコルである請求項1記載の表示装置。
【請求項5】
前記一対の偏光板の光軸と前記ラビング方向とが略平行である請求項4記載の表示装置。
【請求項6】
前記電極に電圧を印加する電源を有し、前記電源の切り替えを制御する電源制御手段を含む請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の表示装置。
【請求項7】
前記液晶層のリターデーション値が200nmから1000nmである請求項1から請求項6のいずれか一項記載の表示装置。
【請求項8】
前記光軸は、吸収軸又は透過軸である請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の表示装置。
【請求項9】
前記表示デバイスは、発光型表示デバイス又は受光型表示デバイスである請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の表示装置。
【請求項10】
前記表示デバイスが発光型表示デバイスである場合に、前記発光型表示デバイスの表示面上に前記視野角制御ユニットが配置される請求項9記載の表示装置。
【請求項11】
前記表示デバイスが、液晶表示装置、エレクトロルミネッセンス表示装置、プラズマディスプレイ装置及び陰極線管からなる群から選ばれたいずれかである請求項9又は請求項10記載の表示装置。
【請求項12】
少なくとも電極及び配向膜をそれぞれ有し、前記配向膜が対面するように互いに対向させた一対の基板と、前記一対の基板の間に挟持された液晶層と、前記液晶層を挟持した一対の基板の外側に配置された一対の偏光板と、を含み、前記一対の基板上のそれぞれの配向膜のラビング方向が互いに略平行である視野角制御ユニット。
【請求項13】
前記一対の偏光板がクロスニコルである請求項12記載の視野角制御ユニット。
【請求項14】
一方の偏光板の光軸と前記ラビング方向とが略直交し、他方の偏光板の光軸と前記ラビング方向とが略平行である請求項13記載の視野角制御ユニット。
【請求項15】
前記一対の偏光板が平行ニコルである請求項12記載の視野角制御ユニット。
【請求項16】
前記一対の偏光板の光軸と前記ラビング方向とが略平行である請求項15記載の視野角制御ユニット。
【請求項17】
前記電極に電圧を印加する電源を有し、前記電源の切り替えを制御する電源制御手段を含む請求項12から請求項16のいずれか一項に記載の視野角制御ユニット。
【請求項18】
前記液晶層のリターデーション値が200nmから1000nmである請求項12から請求項17のいずれか一項に記載の視野角制御ユニット。
【請求項19】
前記光軸は、吸収軸又は透過軸である請求項12から請求項18のいずれか一項に記載の視野角制御ユニット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2007−503603(P2007−503603A)
【公表日】平成19年2月22日(2007.2.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−523736(P2006−523736)
【出願日】平成16年8月13日(2004.8.13)
【国際出願番号】PCT/IB2004/051455
【国際公開番号】WO2005/019919
【国際公開日】平成17年3月3日(2005.3.3)
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【氏名又は名称原語表記】Koninklijke Philips Electronics N.V.
【住所又は居所原語表記】Groenewoudseweg 1,5621 BA Eindhoven, The Netherlands
【Fターム(参考)】