説明

表示装置

【課題】電荷を蓄積することのできるセルの配列への電荷供給を制御するドライバ回路において、電荷のチャージシェアリング駆動時に発生するEMI(Electro Magnetic Interference)を低減する。
【解決手段】クロック信号(CLK1)により制御される先行導通手段(SW221)は、基準電位より高い電位である正極性を有する第1回路(211)の出力信号線と、基準電位より低い電位である負極性を有する第2回路(212)の出力信号線とを導通させる。所定時間経過後に、クロック信号(CLK2)により制御される後続導通手段(SW222)は、正極性を有する第3回路(213)の出力信号線と、負極性を有する第4回路(214)の出力信号線とを導通させる。第1出力信号線(DR)、第2出力信号線(DG)、第3出力信号線(DB)及び第4出力信号線(DR)は、この順序で、順次隣接している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置に関し、より詳しくは、液晶表示パネル、有機EL及びDRAM等の電荷を蓄積することのできるセルの配列への電荷供給を制御するドライバ回路を用いた表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
コンピュータ等の情報通信端末やテレビ受像機の表示デバイスとして、液晶表示装置が広く用いられている。液晶表示装置は、2つの基板の間に封じ込められた液晶分子の配向を変えることにより、光の透過度合いを変化させて、表示させる画像を制御する装置である。この液晶分子の配向を変えるためには、基板に備えられた電極へ供給する電荷を制御して、基板間の電界を変化させる必要があるが、供給する電荷の極性に偏りがある場合には液晶パネルの短寿命化を招くため、電荷の極性を反転させながら駆動する、いわゆる反転駆動法により表示画像の制御を行うのが一般的である。また、電荷反転のために消費される電力を抑えるため、極性の異なる出力信号同士を所定のタイミングで短絡させて、電荷反転のために消費される電力を抑えるチャージシェアリング駆動と呼ばれる駆動方法が知られている(特許文献1、2及び3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−122317号公報
【特許文献2】特開昭62−055625号公報
【特許文献3】特開2009−109881号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のチャージシェアリング駆動は、液晶表示装置の省電力化に重要な役割を果たしている。しかしながら、このチャージシェアリング駆動の際に液晶表示画面からEMI(Electro Magnetic Interference:電磁波妨害)が生じることがわかっており、EMIが大きくなった場合には、装置内外の他の電子機器の動作に影響を与える可能性がある。特に利用者の指等が画面に接触することにより、入力装置として動作するタッチパネル式の液晶表示装置においては、液晶表示画面に近接して配置されることから、表示画面で発生するEMIの影響を受けやすく、誤った位置座標が認識されることによる誤作動を防ぐ必要がある。
【0005】
本発明は上述の事情を鑑みてされたものであり、電荷を蓄積することのできるセルの配列への電荷供給を制御するドライバ回路において、電荷のチャージシェアリング駆動時に発生するEMIの低減を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の表示装置は、電荷を蓄積することのできるセルの配列と、前記セルの配列への電荷供給を制御するドライバ回路とを有する表示装置であって、前記ドライバ回路は、前記配列内の異なる複数のセルに電荷を供給するための、順次隣接する第1出力信号線、第2出力信号線、第3出力信号線及び第4出力信号線がそれぞれ接続された第1回路、第2回路、第3回路及び第4回路と、前記第1出力信号線とは異なる電位を有する信号線と前記第1出力信号線とを導通させる第1先行導通手段と、前記先行導通手段による導通の後に、前記第4出力信号線とは異なる電位を有する信号線と前記第4出力信号線とを導通させる第1後続導通手段と、を備え、前記第1出力信号線、前記第2出力信号線、前記第3出力信号線及び前記第4出力信号線には、基準電位より高い電位である正極性の電圧、又は低い電位である負極性の電圧が印加され、前記第3出力信号線には、前記第1出力信号線と同じ極性の電圧が印加され、前記第2出力信号線及び前記第4出力信号線には、前記第1出力信号線とは異なる極性の電圧が印加される、ことを特徴とする表示装置である。
【0007】
また、本発明の表示装置においては、前記第1出力信号線とは異なる電位を有する信号線は、前記第2出力信号線であり、前記第1先行導通手段は、前記第1出力信号線と前記第2出力信号線とを導通させ、前記第4出力信号線とは異なる電位を有する信号線は、前記第3出力信号線であり、前記第1後続導通手段は、前記第4出力信号線と前記第3出力信号線とを導通させる、こととしてもよい。
【0008】
また、本発明の表示装置のドライバ回路は、前記第2出力信号線に接続され、前記第1先行導通手段と同一のタイミングで導通する第2先行導通手段と、前記第3出力信号線に接続され、前記第1後続導通手段と同一のタイミングで導通する第2後続導通手段と、を更に備え、前記第1出力信号線とは異なる電位を有する信号線、及び前記第4出力信号線とは異なる電位を有する信号線は、同一の信号線である共通線であり、前記第2先行導通手段及び前記第2後続導通手段は、それぞれ前記第2出力信号線及び前記第3出力信号線と、前記共通線とを導通させる、こととしてもよい。
【0009】
また、本発明の表示装置のドライバ回路は、前記第3出力信号線に接続され、前記第1先行導通手段と同一のタイミングで導通する第2先行導通手段と、前記第2出力信号線に接続され、前記第1後続導通手段と同一のタイミングで導通する第2後続導通手段と、を更に備え、前記第1出力信号線とは異なる電位を有する信号線、及び前記第4出力信号線とは異なる電位を有する信号線は、同一の信号線である共通線であり、前記第2先行導通手段及び前記第2後続導通手段は、それぞれ前記第3出力信号線及び前記第2出力信号線と、前記共通線とを導通させる、こととしてもよい。
【0010】
また、本発明の表示装置においては、電荷を蓄積することのできるセルの配列と、前記セルの配列への電荷供給を制御するドライバ回路とを有する表示装置であって、前記ドライバ回路は、前記配列内の、それぞれ異なる複数のセルに電荷を供給するための出力信号を出力する第1回路、第2回路、第3回路及び第4回路とを有し、前記出力信号は、基準電位より高い電位である正極性の電圧、又は低い電位である負極性の電圧であり、前記第1回路は、前記出力信号が印加される第1出力信号線を1つ有し、前記第2回路は、前記第1出力信号線に印加される出力信号とは、極性が異なる出力信号が印加される第2出力信号線を1つ有し、前記第3回路は、前記第1出力信号線に印加される出力信号とは、極性が同じ出力信号が印加される第3出力信号線を1つ有し、前記第4回路は、前記第1出力信号線に印加される出力信号とは、極性が異なる出力信号が印加される第4出力信号線を1つ有し、前記ドライバ回路は、前記第1出力信号線の電位と前記第2出力信号線の電位とを導通させる先行導通手段と、前記先行導通手段による導通の後に、前記第3出力信号線の電位と前記第4出力信号線の電位とを導通させる後続導通手段とを備え、前記第1出力信号線と前記第2出力信号線と前記第3出力信号線と前記第4出力信号線とは、この順序で、順次隣接していることを特徴としてもよい。
【0011】
また、本発明の表示装置においては、前記第1回路から前記第4回路の各々は、前記第1出力信号線から前記第4出力信号線の何れか1本に接続されているスイッチを有し、前記スイッチの全ては、1本の共通線に接続されており、前記先行導通手段による導通及び前記後続導通手段による導通は、前記共通線を介する導通であることを特徴としてもよい。
【0012】
また、本発明の表示装置においては、電荷を蓄積することのできるセルの配列と、前記セルの配列への電荷供給を制御するドライバ回路とを有する表示装置であって、前記ドライバ回路は、前記配列内の、それぞれ異なる複数のセルに電荷を供給するための出力信号を出力する第1回路、第2回路、第3回路及び第4回路とを有し、前記出力信号は、基準電位より高い電位である正極性の電圧、又は低い電位である負極性の電圧であり、前記第1回路は、前記出力信号が印加される第1出力信号線を1つと、前記第1出力信号線に接続される第1スイッチとを有し、前記第2回路は、前記第1出力信号線に印加される出力信号とは、極性が同じ出力信号が印加される第2出力信号線を1つと、前記第2出力信号線に接続される第2スイッチとを有し、前記第3回路は、前記第1出力信号線に印加される出力信号とは、極性が異なる出力信号が印加される第3出力信号線を1つと、前記第3出力信号線に接続される第3スイッチとを有し、前記第4回路は、前記第1出力信号線に印加される出力信号とは、極性が異なる出力信号が印加される第4出力信号線を1つと、前記第4出力信号線に接続される第4スイッチとを有し、前記第1スイッチから前記第4スイッチの全ては、1本の共通線に接続され、前記ドライバ回路は、前記第1出力信号線の電位と前記第3出力信号線の電位とを、前記共通線を介して導通させる先行導通手段と、前記先行導通手段による導通の後に、前記第2出力信号線の電位と前記第4出力信号線の電位とを、前記共通線を介して導通させる後続導通手段とを備え、前記第1出力信号線と前記第2出力信号線と前記第3出力信号線と前記第4出力信号線とは、この順序で、順次隣接していることを特徴としてもよい。
【0013】
ここで、電荷を蓄積することのできるセルの配列とは、例えば、液晶表示装置で用いられる画素電極アレイ、有機EL表示装置で用いられる発光素子アレイ、及びDRAM(Dynamic Random Access Memory)のメモリアレイ等を意味する。また、ここでの基準電位は、各回路の出力信号線が導通することにより、それらの出力信号線の電位の移動先を示す電位であるが、一定である必要はなく、基準電位は交流であってもよい。
【0014】
また、第1〜4回路は、それぞれが周期的な電位変化を行い、先行導通手段及び後続導通手段による導通もこの周期で導通を繰り返すが、同一周期中の一定のタイミングで導通が行われることも特徴としてもよい。
【0015】
また、本発明の表示装置は、前記先行導通手段の導通するタイミングを制御するクロック信号を生成する先行クロック信号生成手段と、前記先行クロック信号生成手段が生成するクロック信号とは、周期が同一で位相が異なるクロック信号であり、前記後続導通手段の導通するタイミングを制御するクロック信号を生成する後続クロック信号生成手段と、を更に備えることができる。
【0016】
また、本発明の表示装置は、前記セルは液晶の配向を変えるための画素電極であり、前記第1回路、第2回路、第3回路及び第4回路は、それぞれ前記画素電極に電圧を印加して画像を表示する、液晶表示装置用のドライバ回路の一部である、とすることができる。すなわち、本発明の表示装置が有するドライバ回路は、液晶表示装置用のドライバ回路として用いることができる。
【0017】
また、本発明の表示装置は、前記セルは発光素子であり、前記第1回路、第2回路、第3回路及び第4回路は、それぞれ前記発光素子に電圧を印加して画像を表示する、有機EL表示装置用のドライバ回路の一部である、とすることができる。すなわち、本発明の表示装置が有するドライバ回路は、有機EL表示装置用のドライバ回路として用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の第一の実施形態である液晶表示装置を概略的に示す図である。
【図2】図1の液晶パネル及びドライバ部を概略的に示す図である。
【図3】図2の領域の表示制御を説明するための図である。
【図4】図2の駆動部によるドレイン信号及びの制御を説明するための図である。
【図5】図4に示された各信号の時間的変化を示すタイミングチャートである。
【図6】図2の駆動部によるドレイン信号及びの制御を説明するための図である。
【図7】クロック信号及びドレイン信号の出力の時間的変化を示すタイミングチャートである。
【図8】図7のAのタイミングでの導通に係る画素電極が配置されている領域を示す図である。
【図9】図7のBのタイミングでの導通に係る画素電極が配置されている領域を示す図である。
【図10】第一の実施形態においてTFTアレイ基板の分割数を4つにした場合を示す図である。
【図11】統合された駆動部を用いたソース・ドライバ部、ゲート・ドライバ部及び液晶パネルを概略的に示す図である。
【図12】図11の駆動部の構成を概略的に示す図である。
【図13】本発明の第二の実施形態に係る液晶表示装置の駆動部の構成を概略的に示す図である。
【図14】本発明の第三の実施形態に係る液晶表示装置の駆動部の構成を概略的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明のチャージシェアリング駆動の概要、及び本発明の第一の実施形態を、図1〜図11を参照しつつ説明する。
【0020】
図1には、本発明のドライバ回路を含む一実施形態であるTFT(Thin Film Transistor)液晶表示装置10の構成が模式的に表されている。この液晶表示装置10は、(a)TFTを含み、これを動作させることにより、画像が視覚的に表示される液晶パネル11と、(b)液晶パネル11内のTFTのドレイン端子に印加する電圧を制御するソース・ドライバ部12と、(c)液晶パネル11内のTFTのゲート端子に印加する電圧を制御するゲート・ドライバ部13と、(d)表示させる画像データを受信し、ソース・ドライバ部12及びゲート・ドライバ部13に動作を指令する表示制御回路14と、(e)液晶パネル11、ソース・ドライバ部12、ゲート・ドライバ部13、表示制御回路14に電力を供給する電源回路15と、を備えている。
【0021】
図2には、液晶パネル11、ソース・ドライバ部12及びゲート・ドライバ部13の構成がより詳しく示されている。液晶パネル11は、横1024画素、縦768画素のTFTアレイ基板20と、不図示のカラーフィルタ基板と、偏光板と、基板間に封止された液晶等とから構成されている。更に、TFTアレイ基板20は、図に示されるように、領域21及び領域22から構成されており、領域21は、ソース・ドライバ部12内の第1駆動部31からの出力信号線であるドレイン信号D〜D511により制御される領域であり、領域22は、同じくソース・ドライバ部12内の第2駆動部32からの出力信号であるドレイン信号D512〜D1023で制御される領域となっている。第1駆動部31には第1クロック生成部35により生成されたクロック信号CLK1が入力され、第2駆動部32には第2クロック生成部36により生成され、クロック信号CLK1とは異なるタイミングのクロック信号であるクロック信号CLK2が入力されている。また、ゲート・ドライバ部13は、液晶パネル11全体のゲート信号G〜G767を出力する。
【0022】
図3は、第1駆動部31とゲート・ドライバ部13とによるTFTアレイ基板20の領域21の表示制御を説明するための図である。この図に示されるように、1画素は、赤、緑及び青の表示を制御するための3種類の透明電極R、G及びBにより構成され、それぞれTFTのソース信号に接続されている。このTFTのドレイン側にはドレイン信号DR〜DR511、DG〜DG511及びDB〜DB511が接続され、ゲート側にはゲート信号G0〜G767が接続されており、第1駆動部31がドレイン信号DR〜DR511、DG〜DG511及びDB〜DB511を制御し、ゲート・ドライバ部13がゲート信号G〜G767を制御することにより、それぞれの画素において対応する色の表示を制御する。
【0023】
図4は、図3の第1駆動部31によるドレイン信号DR及びDGの制御を説明するための図である。図に示されるように、第1駆動部31は、透明電極Rに印加するためのドレイン信号DRを出力するDR用回路61と、透明電極Gに印加するためのドレイン信号DGを出力するDG用回路62と、ドレイン信号DR及びDGを導通させるためのスイッチSW13とを備え、DR用回路61及びDG用回路62は、それぞれ、アンプ41及び42と、これらのアンプ41及び42とドレイン信号DR及びDGとをそれぞれ電気的に切り離すためのスイッチSW11及びSW12と、を有している。
【0024】
スイッチSW11、SW12及びSW13は、それぞれ入力クロック信号CLK1により制御されるスイッチ制御信号EQW11、EQW12及びEQW13により開閉動作が行なわれる。クロック信号CLK1がLow状態のときには、スイッチ制御信号EQW11、EQW12及びEQW13は共にネガティブであり、スイッチSW11及びスイッチSW12は閉状態、スイッチSW13が開状態となる。一方、クロック信号CLK1がHigh状態のときには、スイッチ制御信号EQW11、EQW12及びEQW13は共にアクティブであり、スイッチSW11及びスイッチSW12は開状態、スイッチSW13が閉状態となる。ここで、ドレイン信号DR及びDGは、周期的に極性の異なる信号を反転させながら出力するように制御され、更に、ドレイン信号DRとDGとは同じタイミングで互いに異なる極性の出力を行うように制御されている。
【0025】
図5は、クロック信号CLK1、スイッチ制御信号EQW11、EQW12及びEQW13、並びにドレイン信号DR及びDGの動作を表したタイミングチャートである。このチャートに示されるように、まず、クロック信号CLK1がHighになると、この動作に追従して、スイッチ制御信号EQW11がアクティブになり、これに伴い、スイッチSW11が開状態となり、アンプ41とドレイン信号DRが電気的に切り離される。この後時間Td1経過後に、スイッチ制御信号EQW12がアクティブになると、スイッチSW12が開状態となり、アンプ42とドレイン信号DGが電気的に切り離される。更に時間Td2経過後にスイッチ制御信号EQW13がアクティブになると、スイッチSW13が閉状態となり、ドレイン信号DRとDGとが導通する。ドレイン信号DRとDGとが導通すると、ドレイン信号DRの正(負)の極性とドレイン信号DGの負(正)の極性とが打ち消しあい、互いに基準電位Vcomに近づく。Ts時間経過すると、スイッチ制御信号EQW13は、ネガティブとなり、ドレイン信号DRとDGとが電気的に切り離される。
【0026】
この後時間Td2経過後に、スイッチ制御信号EQW12がネガティブになると、スイッチSW12が閉状態となり、アンプ42とドレイン信号DGが電気的に接続され、ドレイン信号DGは正(負)極性の電圧が印加される。更に時間Td1経過後にスイッチ制御信号EQW11がネガティブになると、スイッチSW11が閉状態となり、アンプ41とドレイン信号DRが電気的に接続され、ドレイン信号DRは負(正)極性の電圧が印加される。以降、水平同期の周期(1H)で同様の動作が繰り返される。
【0027】
図6は、図3の第2駆動部32によるドレイン信号DR512及びDG512の制御を説明するための図である。第2駆動部32の構成は、第1駆動部31と同様に、透明電極Rに印加するためのドレイン信号DR512を出力するDR512用回路63と、透明電極Gに印加するためのドレイン信号DG512を出力するDG512用回路64と、ドレイン信号DR512及びDG512を導通させるためのスイッチSW23とを備え、DR512用回路63及びDG512用回路64は、それぞれ、アンプ43及び44と、これらのアンプ43及び44とドレイン信号DR512及びDG512とをそれぞれ電気的に切り離すためのスイッチSW21及びSW22と、を有している。それぞれのスイッチSW21、SW22及びSW23は、入力クロック信号CLK2により制御されるスイッチ制御信号EQW21、EQW22及びEQW23により開閉動作を行う。各信号は、入力クロック信号CLK2のタイミングが、入力クロック信号CLK1と異なる他は、図5のタイミングチャートと同様に動作する。
【0028】
図7には、クロック信号CLK1が入力された第1駆動部31による出力であるドレイン信号D〜D511と、クロック信号CLK2が入力された第2駆動部32による出力であるドレイン信号D512〜D1023とのタイミングが示されている。なお、この図7のタイミングチャートでは、ドレイン信号の極性については考慮されていない。図に示されるように、入力クロック信号CLK2のタイミングは、入力クロック信号CLK1から時間TD遅れており、このため、チャージシェアリングのタイミング、すなわち、SW13及びSW23の導通(閉)のタイミングも時間TDだけずれ、ドレイン信号D〜D511の電位、及びドレイン信号D512〜D1023の電位が基準電位Vcomに移動するタイミングも時間TDだけ異なることとなる。つまり、図7のAのタイミングで、第1駆動部31により制御される領域21でチャージシェアリングが行われた後(図8斜線部分)、Bのタイミングで第2駆動部32により制御される領域22でチャージシェアリングが行われる(図9斜線部分)。これにより、TFTアレイ基板20の全面で同時にチャージシェアリングが行われるときよりも、発生するEMIを低減させることができる。
【0029】
上述のチャージシェアリング駆動の概要では、TFTアレイ基板20を領域21及び22の2つに分割することとしたが、図10に示すように、領域121〜124の4つに分割することとしてもよい。この場合には、図に示されるように、クロック信号CLK1及びCLK2をそれぞれ分岐させ、領域121〜124のドレイン信号Dを制御する第1駆動部131〜第4駆動部134に、それぞれを交互に入力させることにより、同時に発生するEMIを分散させ、全体のEMIの低減を図ることができる。
【0030】
また、TFTアレイ基板20を分割する領域の分割数が4つよりも増えた場合にも、同様にEMIの低減を図ることができる。
【0031】
図11には、更に分割数を増やし、クロック信号CLK1及びCLK2の両方が入力される、統合された駆動部231を用いたソース・ドライバ部12、液晶パネル及びゲート・ドライバ部が概略的に示されている。駆動部231は、図12に示すように、隣接する2ライン(2つの信号線)を分割された1つの領域にして、TFTアレイ基板20を分割している。図12に示されるように、ドレイン信号DR、DG、DB、DR、DG及びDBは、それぞれDR用回路211、DG用回路212、DB用回路213、DR用回路214、DG用回路215及びDB用回路216に接続され、ドレイン信号DR及びDGを導通させるスイッチSW221、ドレイン信号DB及びDRを導通させるスイッチSW222、ドレイン信号DG及びDBを導通させるスイッチSW223が接続されている。即ち、図12において、ドレイン信号DRの出力信号線とドレイン信号DGの出力信号線がペアを形成し、1つの領域を成す。さらにその隣のドレイン信号DBの出力信号線とドレイン信号DRの出力信号線がペアを形成し、1つの領域を成す。また、駆動部231は、隣接する2ラインのペア毎に形成される複数の単位駆動部(例えば、DR用回路211、DG用回路212、スイッチSW221から成る)に分割される。
【0032】
図12の構成においても、図10と同様に、入力クロック信号CLK1及びCLK2をそれぞれ分岐させ、隣接する2ラインのペア毎に形成される複数の単位駆動部に、入力クロック信号CLK1及びCLK2をそれぞれ交互に入力させることにより、同時に発生するEMIを分散させ、全体のEMIの低減を図ることができる。
【0033】
TFTアレイ基板20を分割する領域を、隣接する2ラインのペアから成る最小単位にしたことにより、図12に示す構成では、発生するノイズ、即ちEMIが小さい段階で、隣接する各領域でEMIを相殺できるため、表示装置全体のEMI低減効果をより顕著に得ることができる。
【0034】
尚、図11に示すソース・ドライバ部12が複数のドライバICから形成される場合、図12に示す構成において、上述の単位駆動部は、各ドライバIC内に複数形成される。
【0035】
以下、本発明の第二の実施形態を、図13を参照しつつ説明する。
【0036】
第二の実施形態に係る液晶表示装置は、第一の実施形態に係る図11の駆動部231の内部構成が異なる他は、同様の構成であるため、説明を省略する。図13は、第一の実施形態の駆動部231に対応する駆動部331の内部構成について概略的に示す図である。図13に示されるように、ドレイン信号DR、DG、DB、DR及びDGは、それぞれDR用回路311、DG用回路312、DB用回路313、DR用回路314及びDG用回路315に接続されると共に、それぞれスイッチSW321、スイッチSW322、スイッチSW323、スイッチSW324及びスイッチSW325を介して、共通線CLに接続されている。即ち、第一の実施形態の図12においては、一つの領域毎に隣接する2ラインのペアを同電位にする、つまり、チャージシェアリング駆動をするスイッチSW221〜SW223が形成されているが、図13に示す構成においては、1ライン毎にチャージシェアリング駆動をするスイッチSW321〜SW325が形成されている。また、入力クロック信号CLK1或いはCLK2によりスイッチSW321〜SW325を制御するスイッチ制御信号も、1ライン毎に形成されている。よって、駆動部331は、1ライン毎に形成される複数の単位駆動部(例えば、DR用回路311、スイッチSW321から成る)に分割される。
【0037】
また、スイッチSW321〜SW325の各々は、共通線CLと接続されているため、図13においては、共通線CLを介して全ラインをチャージシェアリングすることができる。共通線CLには、所定の電位が印加されていることが望ましい。例えば、共通線CLに基準電位Vcomを印加してもよい。また、例えば、共通線CLを、コンデンサを介して接地電位に接続してもよい。
【0038】
クロックタイミングが異なる入力クロック信号CLK1とCLK2とは、隣接する2ラインのペア毎に、それぞれ交互に上述の単位駆動部へ入力される。即ち、入力クロック信号CLK1が、ドレイン信号DRの単位駆動部とドレイン信号DGの単位駆動部とに入力され、入力クロック信号CLK1とはクロックタイミングが異なる入力クロック信号CLK2が、ドレイン信号DBの単位駆動部とドレイン信号DRの単位駆動部とに入力される。以降も、順次隣接する2ラインのペア毎に、交互に入力クロック信号CLK1とCLK2とが入力される。
【0039】
図13に示す構成においても、クロックタイミングが異なる入力クロック信号CLK1及びCLK2をそれぞれ交互に入力させることにより、同時に発生するEMIを分散させ、全体のEMIの低減を図ることができる。
【0040】
以下、本発明の第三の実施形態を、図14を参照しつつ説明する。
【0041】
第三の実施形態に係る液晶表示装置は、第一の実施形態に係る図11の駆動部231の内部構成が異なる他は、同様の構成であり、説明を省略する。図14は、第一の実施形態の駆動部231に対応する駆動部431の内部構成について概略的に示す図である。図14に示されるように、ドレイン信号DR、DG、DB及びDRは、それぞれDR用回路411、DG用回路412、DB用回路413及びDR用回路414に接続されると共に、それぞれスイッチSW421、スイッチSW422、スイッチSW423及びスイッチSW424を介して、共通線CLに接続されている。また、駆動部431は、1ライン毎に形成される複数の単位駆動部(例えば、DR用回路411、スイッチSW421から成る)に分割される。ここで、図14に示す構成においては、入力クロック信号CLK1とCLK2とは、1ライン毎に交互に上述の単位駆動部へ入力されている点が図13と異なっている。即ち、ドレイン信号DRの単位駆動部には入力クロック信号CLK1が入力され、隣のドレイン信号DGの単位駆動部には入力クロック信号CLK2が入力され、更に隣のドレイン信号DBの単位駆動部には入力クロック信号CLK1が入力される。以降も、順次1ライン毎に、交互に入力クロック信号CLK1とCLK2とが入力される。
【0042】
図14に示す構成においても、クロックタイミングが異なる入力クロック信号CLK1及びCLK2をそれぞれ交互に入力させることにより、同時に発生するEMIを分散させ、全体のEMIの低減を図ることができる。
【0043】
図14に示す構成は、特に、隣接する2ライン(2つの信号線)毎に、基準電位より高い電位の信号と基準電位より低い電位の信号とが入れ替わる(反転する)駆動方式の場合において有効である。即ち、入力クロック信号CLK1が単位駆動部に入力されるドレイン信号(DR、DB、DG・・・)は信号線の電位の極性が交互に反転している。同様に、入力クロック信号CLK2が単位駆動部に入力されるドレイン信号(DG、DR、DB・・・)は信号線の電位の極性が交互に反転している。尚、図12、図13と同様に、隣接する1ライン毎に、基準電位より高い電位の信号と基準電位より低い電位の信号とが入れ替わる(反転する)駆動方式の場合においても、図14に示す構成はEMIの低減の効果を有する。
【0044】
以上説明したように、本発明に係るドライバ回路では、電荷を蓄積することのできるセルの配列への電荷供給を制御し、第1回路(211、311、411)において、ドレイン信号線と、このドレイン信号線とは異なる電位を有する信号線とが、クロック信号CLK1のタイミングに制御されて導通するとともに、これに遅れて、第4回路(214、314、414)において、ドレイン信号線と、このドレイン信号線とは異なる電位を有する信号線とが、クロック信号CLK2のタイミングに制御されて導通する。したがって、本発明に係るドライバ回路は、導通(チャージシェアリング動作)の際に発生するEMIのタイミングを分散し、その影響を低減することができる。
【0045】
なお、上述の第一から第三の実施形態では、基準電位Vcomを一定とした駆動方式としたが、基準電位Vcomを交流とした場合のチャージシェアリングにも用いることができる。
【0046】
また、上述の第一から第三の実施形態では、チャージする極性の反転駆動方式がドット反転駆動方式、フレーム反転駆動方式、水平ライン反転駆動方式、及び垂直反転駆動方式の場合、或いはその他の反転駆動方式の場合にも用いることができる。
【0047】
また、上述の第一から第三の実施形態では、TFTにより液晶表示を行う表示装置について示したが、本発明は、チャージシェアリング機能を有するTFD(Thin Film Diode)やMIM(Metal Insulated Metal)等その他の方式により表示を行う液晶表示装置についても用いることができる。
【産業上の利用可能性】
【0048】
以上説明したように、本発明は、電荷を蓄積することのできるセルの配列とセルの配列への電荷供給を制御するドライバ回路とを有する表示装置へ適用することができる。
【符号の説明】
【0049】
10 液晶表示装置、11 液晶パネル、12 ソース・ドライバ部、13 ゲート・ドライバ部、14 表示制御回路、15 電源回路、20 TFTアレイ基板、21〜22 領域、31 第1駆動部、32 第2駆動部、35 第1クロック生成部、36 第2クロック生成部、41〜44 アンプ、61 DR用回路、62 DG用回路、63 DR512用回路、64 DG512用回路、121〜124 領域、131 第1駆動部、132 第2駆動部、133 第3駆動部、134 第4駆動部、211 DR用回路、212 DG用回路、213 DB用回路、214 DR用回路、215 DG用回路、216 DB用回路、231,331,431 駆動部、311 DR用回路、312 DG用回路、313 DB用回路、314 DR用回路、315 DG用回路、411 DR用回路、412 DG用回路、413 DB用回路、414 DR用回路、CLK1,CLK2 クロック信号、D ドレイン信号、G ゲート信号、SW11〜SW13 スイッチ、SW21〜SW23 スイッチ、SW221〜SW223 スイッチ、SW321〜SW325 スイッチ、SW421〜SW424 スイッチ、EQW11〜EQW13 スイッチ制御信号、EQW21〜EQW23 スイッチ制御信号、CL 共通線。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電荷を蓄積することのできるセルの配列と、前記セルの配列への電荷供給を制御するドライバ回路とを有する表示装置であって、前記ドライバ回路は、
前記配列内の異なる複数のセルに電荷を供給するための、順次隣接する第1出力信号線、第2出力信号線、第3出力信号線及び第4出力信号線がそれぞれ接続された第1回路、第2回路、第3回路及び第4回路と、
前記第1出力信号線とは異なる電位を有する信号線と前記第1出力信号線とを導通させる第1先行導通手段と、
前記先行導通手段による導通の後に、前記第4出力信号線とは異なる電位を有する信号線と前記第4出力信号線とを導通させる第1後続導通手段と、を備え、
前記第1出力信号線、前記第2出力信号線、前記第3出力信号線及び前記第4出力信号線には、基準電位より高い電位である正極性の電圧、又は低い電位である負極性の電圧が印加され、
前記第3出力信号線には、前記第1出力信号線と同じ極性の電圧が印加され、
前記第2出力信号線及び前記第4出力信号線には、前記第1出力信号線とは異なる極性の電圧が印加される、ことを特徴とする表示装置。
【請求項2】
前記第1出力信号線とは異なる電位を有する信号線は、前記第2出力信号線であり、前記第1先行導通手段は、前記第1出力信号線と前記第2出力信号線とを導通させ、
前記第4出力信号線とは異なる電位を有する信号線は、前記第3出力信号線であり、前記第1後続導通手段は、前記第4出力信号線と前記第3出力信号線とを導通させる、ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記第2出力信号線に接続され、前記第1先行導通手段と同一のタイミングで導通する第2先行導通手段と、
前記第3出力信号線に接続され、前記第1後続導通手段と同一のタイミングで導通する第2後続導通手段と、を更に備え、
前記第1出力信号線とは異なる電位を有する信号線、及び前記第4出力信号線とは異なる電位を有する信号線は、同一の信号線である共通線であり、
前記第2先行導通手段及び前記第2後続導通手段は、それぞれ前記第2出力信号線及び前記第3出力信号線と、前記共通線とを導通させる、ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
前記第3出力信号線に接続され、前記第1先行導通手段と同一のタイミングで導通する第2先行導通手段と、
前記第2出力信号線に接続され、前記第1後続導通手段と同一のタイミングで導通する第2後続導通手段と、を更に備え、
前記第1出力信号線とは異なる電位を有する信号線、及び前記第4出力信号線とは異なる電位を有する信号線は、同一の信号線である共通線であり、
前記第2先行導通手段及び前記第2後続導通手段は、それぞれ前記第3出力信号線及び前記第2出力信号線と、前記共通線とを導通させる、ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項5】
電荷を蓄積することのできるセルの配列と、前記セルの配列への電荷供給を制御するドライバ回路とを有する表示装置であって、
前記ドライバ回路は、前記配列内の、それぞれ異なる複数のセルに電荷を供給するための出力信号を出力する第1回路、第2回路、第3回路及び第4回路とを有し、
前記出力信号は、基準電位より高い電位である正極性の電圧、又は低い電位である負極性の電圧であり、
前記第1回路は、前記出力信号が印加される第1出力信号線を1つ有し、
前記第2回路は、前記第1出力信号線に印加される出力信号とは、極性が異なる出力信号が印加される第2出力信号線を1つ有し、
前記第3回路は、前記第1出力信号線に印加される出力信号とは、極性が同じ出力信号が印加される第3出力信号線を1つ有し、
前記第4回路は、前記第1出力信号線に印加される出力信号とは、極性が異なる出力信号が印加される第4出力信号線を1つ有し、
前記ドライバ回路は、前記第1出力信号線の電位と前記第2出力信号線の電位とを導通させる先行導通手段と、
前記先行導通手段による導通の後に、前記第3出力信号線の電位と前記第4出力信号線の電位とを導通させる後続導通手段とを備え、
前記第1出力信号線と前記第2出力信号線と前記第3出力信号線と前記第4出力信号線とは、この順序で、順次隣接していることを特徴とする表示装置。
【請求項6】
前記第1回路から前記第4回路の各々は、前記第1出力信号線から前記第4出力信号線の何れか1本に接続されているスイッチを有し、
前記スイッチの全ては、1本の共通線に接続されており、
前記先行導通手段による導通及び前記後続導通手段による導通は、前記共通線を介する導通であることを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
【請求項7】
電荷を蓄積することのできるセルの配列と、前記セルの配列への電荷供給を制御するドライバ回路とを有する表示装置であって、
前記ドライバ回路は、前記配列内の、それぞれ異なる複数のセルに電荷を供給するための出力信号を出力する第1回路、第2回路、第3回路及び第4回路とを有し、
前記出力信号は、基準電位より高い電位である正極性の電圧、又は低い電位である負極性の電圧であり、
前記第1回路は、前記出力信号が印加される第1出力信号線を1つと、前記第1出力信号線に接続される第1スイッチとを有し、
前記第2回路は、前記第1出力信号線に印加される出力信号とは、極性が同じ出力信号が印加される第2出力信号線を1つと、前記第2出力信号線に接続される第2スイッチとを有し、
前記第3回路は、前記第1出力信号線に印加される出力信号とは、極性が異なる出力信号が印加される第3出力信号線を1つと、前記第3出力信号線に接続される第3スイッチとを有し、
前記第4回路は、前記第1出力信号線に印加される出力信号とは、極性が異なる出力信号が印加される第4出力信号線を1つと、前記第4出力信号線に接続される第4スイッチとを有し、
前記第1スイッチから前記第4スイッチの全ては、1本の共通線に接続され、
前記ドライバ回路は、前記第1出力信号線の電位と前記第3出力信号線の電位とを、前記共通線を介して導通させる先行導通手段と、
前記先行導通手段による導通の後に、前記第2出力信号線の電位と前記第4出力信号線の電位とを、前記共通線を介して導通させる後続導通手段とを備え、
前記第1出力信号線と前記第2出力信号線と前記第3出力信号線と前記第4出力信号線とは、この順序で、順次隣接していることを特徴とする表示装置。
【請求項8】
前記ドライバ回路は、
前記先行導通手段の導通するタイミングを制御するクロック信号を生成する先行クロック信号生成手段と、
前記先行クロック信号生成手段が生成するクロック信号とは、周期が同一で位相が異なるクロック信号であり、前記後続導通手段の導通するタイミングを制御するクロック信号を生成する後続クロック信号生成手段と、を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2012−18320(P2012−18320A)
【公開日】平成24年1月26日(2012.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−156052(P2010−156052)
【出願日】平成22年7月8日(2010.7.8)
【出願人】(502356528)株式会社 日立ディスプレイズ (2,552)
【出願人】(506087819)パナソニック液晶ディスプレイ株式会社 (443)
【Fターム(参考)】