説明

補体タンパク質C5を標的とする抗体に関する組成物および方法

本発明は、補体タンパク質C5を標的とする抗体およびその組成物および使用方法に関するものである。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1×10-1、10-1、10-1、1010-1または1011-1の親和定数(K)を有する抗体である、補体C5タンパク質と特異的に結合する単離抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項2】
20〜200pMのIC50で、インビトロ溶血検定法により測定されたとおり副完全経路を阻害する、請求項1記載の抗体。
【請求項3】
補体C5タンパク質と特異的に結合し、表1記載の抗体と交差競合する単離抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項4】
表1記載の抗体と同じエピトープに結合する、単離抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項5】
抗体がモノクローナル抗体である、請求項1、3または4記載の抗体。
【請求項6】
抗体が、ヒトまたはヒト化抗体である、請求項5記載の抗体。
【請求項7】
抗体がキメラ抗体である、請求項5記載の抗体。
【請求項8】
抗体が、ヒト重鎖定常領域およびヒト軽鎖定常領域を含む、請求項5記載の抗体。
【請求項9】
抗体が1本鎖抗体である、請求項5記載の抗体。
【請求項10】
抗体がFabフラグメントである、請求項5記載の抗体。
【請求項11】
抗体がscFVである、請求項5記載の抗体。
【請求項12】
ヒトC5およびカニクイザルC5の両方に結合する、請求項5記載の抗体。
【請求項13】
IgGアイソタイプである、請求項5記載の抗体。
【請求項14】
抗体が、アミノ酸が個々のヒトVHまたはVL生殖系列配列から抗体フレームワークに置換されたフレームワークを含む、請求項5記載の抗体。
【請求項15】
ヒトC5タンパク質と結合する抗体であって、配列番号1、2、3、4、5、6、17、18、19、20、21、22、33、34、35、36、37、38、49、50、61、62、63、64、65、66、77、78、89、95、101、107、113、119、120、131、132、133、134、135、136、145、146、147、148、149、150、159、160、161、162、163、164、173、174、175、176、177、178、195、196、197、198、199、200、209、226、235、236、237、238、239または240と少なくとも95%の配列同一性を有する少なくとも1つの相補性決定(CDR)配列を含む、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項16】
ヒトC5タンパク質と結合する抗体であって、配列番号1、2、3、17、18、19、33、34、35、49、61、62、63、77、77、95、107、113、119、132、131、133、145、146、147、159、160、161、173、174、175、195、196、197、226、235、236または237と同一である少なくとも1つの重鎖CDR配列を含む、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項17】
ヒトC5タンパク質と結合する抗体であって、配列番号4、5、6、20、21、22、36、37、38、50、64、65、66、78、89、101、120、134、135、136、148、149、150、162、163、164、176、177、178、198、199、200、209、238、239または240と同一である少なくとも1つの軽鎖CDR配列を含む、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項18】
ヒトC5タンパク質と結合する抗体であって、配列番号1、17、33、61、131、145、159、173、195および235から成る群から選択される重鎖CDR1;配列番号2、18、34、49、62、77、95、107、113、119、132、146、160、174、196、226および236から成る群から選択される重鎖CDR2;および配列番号3、19、35、63、133、147、161、175、197および237から成る群から選択される重鎖CDR3を含む、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項19】
ヒトC5タンパク質と結合する抗体であって、配列番号4、20、36、64、134、148、162、176、198および238から成る群から選択される軽鎖CDR1;配列番号5、21、37、65、135、149、163、177、199および239から成る群から選択される軽鎖CDR2;および配列番号6、22、38、50、66、78、89、101、120、136、150、164、178、200、209および240から成る群から選択される軽鎖CDR3を含む、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項20】
さらに、配列番号4、20、36、64、134、148、162、176、198および238から成る群から選択される軽鎖CDR1;配列番号5、21、37、65、135、149、163、177、199および239から成る群から選択される軽鎖CDR2;および配列番号6、22、38、50、66、78、89、101、120、136、150、164、178、200、209および240から成る群から選択される軽鎖CDR3を含む、請求項18記載の抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項21】
ヒトC5タンパク質と結合する抗体であって、配列番号7、23、39、51、67、79、96、108、114、121、137、151、165、179、187、201、210、218、227、241、253、257、273、277または281と少なくとも95%の配列同一性を有する重鎖可変領域を含む、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項22】
ヒトC5タンパク質と結合する抗体であって、配列番号8、24、40、52、68、80、90、102、122、138、152、166、180、188、202、211、219、228、242、261、265、269、285および289と少なくとも95%の配列同一性を有する軽鎖可変領域を含む、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項23】
さらに、配列番号8、24、40、52、68、80、90、102、122、138、152、166、180、188、202、211、219、228、242、261、265、269、285および289と少なくとも95%の配列同一性を有する軽鎖可変領域を含む、請求項21記載の抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項24】
ヒトC5タンパク質と結合する抗体であって、配列番号9、25、41、53、69、81、97、109、115、123、139、153、167、181、189、203、212、220、229、243、249、254、258、274、278または282と少なくとも95%の配列同一性を有する重鎖を含む、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項25】
ヒトC5タンパク質と結合する抗体であって、配列番号10、26、42、54、70、82、91、103、124、140、154、168、182、190、204、213、221、230、244、251、262、266、270、286または290と少なくとも95%の配列同一性を有する軽鎖を含む、単離モノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項26】
さらに、配列番号10、26、42、54、70、82、91、103、124、140、154、168、182、190、204、213、221、230、244、251、262、266、270、286または290と少なくとも95%の配列同一性を有する軽鎖を含む、請求項24記載の抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項27】
請求項1〜26から選択される抗体および医薬上許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項28】
配列番号7、23、39、51、67、79、96、108、114、121、137、151、165、179、187、201、210、218、227、241、253、257、273、277または281と少なくとも95%の配列同一性を有する重鎖可変領域を含むポリペプチドをコード化するヌクレオチド配列を含む核酸。
【請求項29】
配列番号8、24、40、52、68、80、90、102、122、138、152、166、180、188、202、211、219、228、242、261、265、269、285および289と少なくとも95%の配列同一性を有する軽鎖可変領域を含むポリペプチドをコード化するヌクレオチド配列を含む核酸。
【請求項30】
請求項28または29記載の核酸を含むベクター。
【請求項31】
(1)請求項18記載の抗体の重鎖をコード化する組換えDNAセグメントおよび(2)抗体の軽鎖をコード化する第2組換えDNAセグメントを含む単離宿主細胞であって、DNAセグメントがプロモーターに機能し得るように結合されていて、それらを発現させ得る宿主細胞。
【請求項32】
抗体がヒトモノクローナル抗体である、請求項31記載の宿主細胞。
【請求項33】
ヒト以外の哺乳類のセルラインである、請求項31記載の宿主細胞。
【請求項34】
処置を必要とする対象に、請求項1〜26から選択された抗体を含む組成物の有効量を投与することを含む、加齢性黄斑変性の処置方法。
【請求項35】
対象がヒトである、請求項34記載の方法。
【請求項36】
処置を必要とする対象に、請求項1〜26から選択された抗体を含む組成物の有効量を投与することを含む疾患の処置方法であって、疾患が、喘息、関節炎、自己免疫心疾患、多発性硬化症、炎症性腸疾患、虚血−再灌流損傷、バラクワ−サイモン(Barraquer-Simons)症候群、血液透析、全身性エリテマトーデス、紅斑性狼瘡、乾癬、多発性硬化症、移植、アルツハイマー病、糸球体腎炎またはMPGNIIである処置方法。
【請求項37】
疾患が糸球体腎炎である、請求項36記載の方法。
【請求項38】
処置を必要とする対象に、請求項1〜26から選択された抗体を含む組成物の有効量を投与することを含む、発作性夜間血色素尿症(PNH)の処置方法。
【請求項39】
処置を必要とする対象に、請求項1〜26の抗体を含む組成物の有効量を投与することを含む、体外循環に随伴する症状の改善方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7−1】
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【図7−2】
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【図7−3】
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【図7−4】
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【図8−1】
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【図8−2】
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【図8−3】
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【図8−4】
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【図9a】
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【図9b】
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【図9c】
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【図9d】
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【図9e】
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【図9f】
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【図9g】
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【図9h】
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【図9i】
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【図9j】
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【図10a】
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【図10b】
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【図10c】
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【図10d】
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【図10e】
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【図10f】
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【図11a】
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【図11b】
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【図11c】
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【図11d】
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【図11e】
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【図11f】
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【図12】
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【図13】
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【図14a】
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【図14b】
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【図14c】
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【図15a】
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【図15b】
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【図15c】
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【図15d】
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【図15e】
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【図15f】
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【図16a】
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【図16b】
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【図16c】
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【図16d】
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【図17−1】
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【図17−2】
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【図17−3】
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【図17−4】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22−1】
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【図22−2】
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【図22−3】
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【図23】
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【図25−1】
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【図25−2】
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【図25−3】
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【図25−4】
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【図26−1】
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【図26−2】
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【図26−3】
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【図26−4】
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【図27】
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【図24】
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【公表番号】特表2011−529700(P2011−529700A)
【公表日】平成23年12月15日(2011.12.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−521555(P2011−521555)
【出願日】平成21年8月3日(2009.8.3)
【国際出願番号】PCT/EP2009/060052
【国際公開番号】WO2010/015608
【国際公開日】平成22年2月11日(2010.2.11)
【出願人】(504389991)ノバルティス アーゲー (806)
【Fターム(参考)】