複合液体分離のためのバッグアセンブリとその製造方法
バッグアセンブリは、バッグのセットと、バッグのセットを組み立てるバッグ組み立て装置とを備える。バッグのセットは、生成物管によって少なくとも1つの生成物バッグへ接続される分離バッグを備える。バッグ組み立て装置は、支持材と、生成物バッグを収容するための中央空洞を有する遠心分離機のロータにてバッグ組み立て装置を取り外し可能な仕方で載置するため支持材へ接続される載置手段と、生成物バッグを支持材へ解除可能な仕方で固定するため支持材へ接続される第1の固定手段とを備える。載置手段と第1の固定手段とは、ロータの中央空洞において、バッグ組み立て装置がここに載置されるときに、生成物バッグが所定の位置を占めるよう配置される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複合液体を少なくとも2つの成分に分離するためのバッグアセンブリと、このようなバッグアセンブリを製造する方法とに関する。
【背景技術】
【0002】
本発明のバッグアセンブリは、水分と1つ以上の細胞成分とを備える生体液の分離のための各種方法を遂行するのに特に適している。そのような方法は例えば、ともに溜められたいくつかの濃縮小板成分から一小板成分を抽出すること、一定量の全血をフィルタを通して流しそこから小板と白血球とを取り除くことによって得た一定量の濾過済み血液から血漿成分と赤血球成分とを抽出すること、一定量の全血をフィルタを通して流しそこから白血球を取り除くことによって得た一定量の濾過済み血液から、血漿成分と小板成分と赤血球成分とを抽出すること、一定量の全血から血漿成分と細胞成分(小板、白血球、及び赤血球を含む)とを抽出することであり、そこから小板と白血球とを取り除くため細胞成分はその後に濾過されること、一定量の全血から血漿成分と小板成分と赤血球成分とを抽出することであり、白血球はその後に濾過によって小板成分と赤血球成分とから取り除かれること、を含む。
【0003】
国際公開第2004/018021号は、血液成分分離のための機械と、この遠心分離機との協働のために設計されたバッグセットとを説明している。
【0004】
バッグセットは、
−外側円形端部と内側円形端部とによって区切られた環状の、または部分的に環状の室を有する分離バッグと、
−管によって分離バッグへこれの内側端部にて接続される2つまたは3つの生成物バッグと、
−生成物バッグのうち1つへ管によって接続される任意の第2の生成物バッグと、
−管によって分離バッグへこれの内側端部にて接続される任意の回収バッグと、
−1つ以上の管へ任意に接続される1つ以上の白血球フィルタと、を備える。
【0005】
このバッグセットのバッグと管とは、可撓性プラスチック材料で作られる。これらは事前に接続され、バッグセットは使用に先駆け滅菌される。
【0006】
国際公開第2004/018021号で説明された血液生成物分離機は、
−ロータを有する遠心分離機を備え、同ロータは血液成分の分離にとって相応しい回転速度にてロータを回転することに適したモータへ結合される。ロータは、血液生成物バッグを受け入れるための容器を画定する中空上部分を有するシャフトと、容器の上部分へ接続されたターンテーブルとを備える。ターンテーブルは環状室を含み、同環状室は蓋によって閉ざすことができ、これにより分離バッグを受け入れるように設計された分離室を画定できる。生成物バッグを分離バッグへ接続する管を選択的に開閉するため、ロータ上にはピンチ弁が載置される。
【0007】
−ターンテーブルを部分的に裏張りする可撓性環状隔膜によって分離室の中に画定された環状液圧式室で、作動液を出し入れする液圧式システムを備える。液圧式室の中へ作動液が注入されると液圧式室は分離室の中で拡大し、液体で満たされた分離バッグがそこにある場合、分離バッグの内容が生成物バッグのうち1つの中へ移される。
【0008】
−ロータへ結合されたモータ、すなわちモータの回転速度と、液圧システムと、ロータ上に載置されたピンチ弁とを基本的に制御する、制御システムを備える。
【0009】
不定長の可撓性管によって相互に接続される最大6つの可撓性バッグを備えることがある、上で述べたタイプのバッグのセットの、バッグセットの製造のとき、そして分離機におけるこれの配置とそこからのこれの撤去のときの取り扱いは、ときとして厄介である。また、もしも蒸気滅菌工程のときに管がねじれると、接触する管の内壁は通常ならばねじれのところでともに溶着し、その後セット全体を廃棄しなければならない。
【特許文献1】国際公開第2004/018021号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の目的は、製造と取り扱いの両方が容易いバッグアセンブリを設計することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明によると、複合液体を少なくとも2つの成分に分離するためのバッグアセンブリは、
−分離バッグと、
−少なくとも1つの生成物バッグと、
−分離バッグを少なくとも1つの生成物バッグへ接続する生成物管と、
を備えるバッグのセットと、
−支持材と、
−少なくとも1つの生成物バッグを収容するための中央空洞を有する遠心分離機のロータにて、組み立て装置を取り外し可能な仕方で載置するため支持材へ接続される載置手段と、
−少なくとも1つの生成物バッグを支持材へ解除可能な仕方で固定するため、支持材へ接続される第1の固定手段と、
を備える、バッグのセットを組み立てるバッグ組み立て装置とを備え、
ここで、載置手段と第1の固定手段とは、ロータの中央空洞において、組み立て装置がここに載置されるときに、少なくとも1つの生成物バッグが所定の位置を占めるよう、互いを基準にして配置される。
【0012】
本発明によると、分離バッグと、少なくとも1つの生成物バッグと、分離バッグを少なくとも1つの生成物バッグへ接続する生成物管とを備える、バッグのセットを組み立てるバッグ組み立て装置は、
−支持材と、
−少なくとも1つの生成物バッグを収容するための中央空洞を有する遠心分離機のロータにて、バッグ組み立て装置を取り外し可能な仕方で載置するための支持材へ接続される載置手段と、
−少なくとも1つの生成物バッグを支持材へ解除可能な仕方で固定するため支持材へ接続される第1の固定手段とを備え、
ここで、載置手段と第1の固定手段とは、ロータの中央空洞において、バッグ組み立て装置がここに載置されるときに、少なくとも1つの生成物バッグが所定の位置を占めるよう互いを基準にして配置される。
【0013】
本発明のさらなる、または代替の特徴は次のとおりである、
−バッグアセンブリは複数の生成物バッグを備え、第1の固定手段は生成物バッグを、これらがコンパクトな堆積を形成するよう、支持材へ解除可能な仕方で固定することに適する。
【0014】
−第1の固定手段は、少なくとも1つの生成物バッグを支持材へこれの周辺端部に沿って固定することに適する。
【0015】
−少なくとも1つの生成物バッグはほぼ長方形であり、第1の固定手段は生成物バッグを支持材へこれの上端部に沿って固定することに適する。
【0016】
−第1の固定手段は、少なくとも1つの生成物バッグを支持材へこれの少なくとも2つの区域に沿って固定することに適する。
【0017】
−第1の固定手段は、少なくとも1つの生成物バッグの周辺区域にて2つの穴に係合するため、少なくとも2つの相隔たる突出部品を備える。
【0018】
−第1の固定手段はさらに少なくとも2つのストラップを備え、各ストラップは、支持材へ接続される第1の末端と、突出部品上に係合されたバッグがここから離脱するのを防ぐため突出部品のうち1つへ接続できる第2の末端とを有する。
【0019】
−支持材は2つの向き合う側面を有する細長い本体を備え、第1及び第2の突出部品は支持材の本体の一方の側面からほぼ垂直に延在する2つのロッドを備え、各ロッドは、ロッド沿いに係合されたバッグがここから離脱するのを防ぐため保定拡張部が取り付けられた先端部を有する。
【0020】
−支持材は、真直ぐで平坦な基部を有する第1及び第2のU字形部品を備え、第1及び第2のU字形部品は、これらのそれぞれの真直ぐで平坦な基部がほぼ平行となり且つこれらの間に長方形の間隙を画定するよう、解除可能な仕方で接続可能であり、2つの相隔たる突出部品は、第1のU字形部品の真直ぐで平坦な基部へ接続され且つ長方形の間隙をまたいで第2のU字形部品の真直ぐで平坦な基部まで延在する、2つのほぼ平行なロッドを備える。
【0021】
−支持材はともに蝶番式に取り付けられる第1及び第2のフラップを備え、少なくとも2つの相隔たる突出部品はフラップの外面から延在する。
【0022】
−バッグアセンブリは複数の生成物バッグを備え、第1の固定手段は4つの相隔たる突出部品を備え、2つの突出部品は第1のフラップから延在し、2つの突出部品は第2のフラップから延在する。
【0023】
−第1の固定手段は、少なくとも1つの生成物バッグをこれの周辺端部の一部分に沿って解除可能な仕方で把持するため、少なくとも1つのジョーを備える。
【0024】
−バッグアセンブリは複数の生成物バッグを備え、支持材は2つの側面を有する細長い本体を備え、第1の固定手段は細長い本体の両側へそれぞれ蝶番式に取り付けられる2つのジョーを備える。
【0025】
−載置手段は、バッグ組み立て装置がロータに載置されるときに支持材がロータの回転軸に交差するよう支持材へ接続される。
【0026】
−支持材は2つの側方末端を有する細長い部分を備え、載置手段は支持材の細長い部分の両端にて延在する2つの拡張部を備え、ここで2つの拡張部は、ロータの中央空洞の壁にある2つの対応する凹所に係合することに適し、このため支持材は、ロータの空洞にまたがって延在し、側方拡張部がこれの前記凹所にて係合される。
【0027】
−支持材は2つの向き合う側面を有する細長い本体を備え、載置手段は支持材の本体の片側から延在する第1及び第2の突出部品を備え、ここで突出部品はロータの中央空洞の壁の一部分にある2つの凹所に係合することに適する先端部を有し、このため支持材は、ほぼ壁の部分に沿って延在し、突出部品がこれの凹所にて係合される。
【0028】
−載置手段と第1の固定手段とは、遠心分離機のロータにてバッグ組み立て装置が載置されるときに、少なくとも1つの生成物バッグがほぼ直立状態で垂れ下がるよう、互いを基準にして配置される。
【0029】
−バッグアセンブリはさらに、支持材へ接続され、分離バッグをこれに解除可能な仕方で固定する、第2の固定手段を備える。
【0030】
−第1の固定手段と第2の固定手段とは、少なくとも1つの生成物バッグが第1の固定手段によって支持材へ固定され、且つ分離バッグが第2の固定手段によって支持材へ固定されるときに、生成物管がこれのねじれを防ぐにあたり十分に大きい輪を形成するよう、互いを基準にして配置される。
【0031】
−第2の固定手段は、分離バッグを支持材へこれの周辺端部に沿って固定することに適する。
【0032】
−分離バッグはほぼ環状または半環状であって、第2の固定手段は分離バッグを支持材へこれの内周端部に沿って固定することに適する。
【0033】
−第2の固定手段は、分離バッグを支持材へこれの少なくとも2つの区域に沿って固定することに適する。
【0034】
−第2の固定手段は、分離バッグの周辺区域にある2つの開口部に係合するため、2つの相隔たる突出部品を備える。
【0035】
−バッグアセンブリはさらに支持材へ接続されるハンドルを備え、2つの突出部品はハンドルから延在する。
【0036】
−第1及び第2の固定手段は、分離バッグの周辺区域にある2つの開口部と、少なくとも1つの生成物バッグの周辺区域にある2つの穴とに係合するため、同じ2つの相隔たる突出部品を備える。
【0037】
−バッグアセンブリはさらに、移送管によって分離バッグへ接続される回収バッグを備える。
【0038】
−バッグ組み立て装置はさらに、回収バッグを支持材へ解除可能な仕方で固定するため支持材へ接続される第3の固定手段を備える。
【0039】
−支持材は第1及び第2の向き合う側面を有する細長い本体を備え、第1の固定手段は、少なくとも1つの生成物バッグの周辺区域にある2つの穴に係合するため2つの相隔たる突出部品を備え、第3の固定手段は、回収バッグの周辺区域にある2つの穴に係合するため2つの相隔たる突出部品を備え、これにより第1の固定手段の突出部品は細長い本体の第1の側面から延在し、第2の固定手段の突出部品は細長い本体の第2の側面から延在する。
【0040】
−バッグ組み立て装置はさらに、分離バッグを支持材へ解除可能な仕方で固定するため支持材へ接続される第2の固定手段と、回収バッグを支持材へ解除可能な仕方で固定するため支持材へ接続される第3の固定手段とを備え、これにより第2の固定手段と第3の固定手段とは、分離バッグが第2の固定手段によって支持材へ固定され、且つ回収バッグが第3の固定手段によって支持材へ固定されるときに、移送管がこれのねじれを防ぐにあたり十分に大きい輪を形成するよう、互いを基準にして配置される。
【0041】
−バッグアセンブリはさらに、少なくとも1つの生成物バッグへ接続された管へ接続されるフィルタを備える。
【0042】
−バッグ組み立て装置はさらに、フィルタを解除可能な仕方で保持するため支持材へ接続されるホルダを備える。
【0043】
−載置手段とフィルタホルダとは、ロータの中央空洞の中にホルダが位置し、バッグ組み立て装置がここに載置されるよう、互いを基準にして配置される。
【0044】
−フィルタは円盤様の筐体を有し、フィルタホルダはフィルタを収容するため円筒形の部分を備え、このためフィルタとホルダの円筒形部分とはほぼ同心となる。
【0045】
−フィルタホルダは、バッグ組み立て装置がロータに載置されるときに、ホルダの円筒形部分の中心軸がロータの回転軸に対しほぼ垂直となるよう、支持材へ接続される。
【0046】
−フィルタホルダと第1の固定手段とは、少なくとも1つの生成物バッグがフィルタの円盤様筐体の円形側部のうち1つに対しほぼ平行となるよう、互いを基準にして配置される。
【0047】
−バッグ組み立て装置はさらに、フィルタへ接続された管の一部分を巻くため第1の巻き取り支持体を備える。
【0048】
−バッグ組み立て装置はさらに、回収管を巻くため第2の巻き取り支持体を備える。
【0049】
−バッグアセンブリはさらに、少なくとも1つの生成物バッグを分離バッグへ接続する生成物管を選択的に閉じるためのクランプを備える。
【0050】
本発明によると、複合液体を少なくとも2つの生成物に分離するためのバッグアセンブリを製造する方法は、
−支持材と、
−複数の生成物バッグと分離バッグとを支持材へ解除可能な仕方で固定するため支持材へ接続される固定手段と、
−フィルタを保持するため支持材へ接続されるフィルタホルダと、
−支持材へ接続される巻き取り支持体であって、フィルタに接続された管の一区画を巻き取り支持体のまわりに、または中で巻くための巻き取り支持体と、
を備える、バッグ組み立て装置を提供することと、
管の2つの区画へ接続されたフィルタをフィルタホルダの中へ挿入することと、
フィルタへ接続された管の一区画を巻き取り支持体のまわりに、または中で巻くことと、
複数の生成物バッグを、生成物バッグの堆積を形成するよう、固定手段によって支持材へ固定することと、
分離バッグを固定手段によって支持材へ固定することと、
フィルタに接続された管の一区画へ1つの生成物バッグを接続することと、
管のねじれを防ぐにあたり十分に大きい少なくとも1つの管の輪を形成するよう、生成物バッグを管によって分離バッグへ互いに接続することと、
の各ステップを含む。
【0051】
本発明の他の特徴と利点とは、専ら例示とみなすべき以降の説明と添付の図面から明らかとなるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0052】
明瞭さを図るため、特定の用途、具体的には血漿を備える第1の成分、小板を備える第2の成分、及び赤血球を備える第3の成分への全血の分離に関し、これより本発明を説明する。ただし、この特定の用途が専ら例示であることは理解されたい。
【0053】
図1は、血漿生成物、小板生成物、及び赤血球生成物への全血の分離に適する1セットのバッグの第1の例を示す。このバッグセットは分離バッグ1と、これに接続された3つの生成物バッグ2、3、4とを備える。分離バッグ1は、外側円形端部6と内側円形端部7とを有するほぼ環状の分離室5と、環状室5の内側端部7へ接続される円盤様接続部品8とを有する。分離室5の外側円形端部6と内側円形端部7とはほぼ同心である。円盤様接続部品8は、ここに埋め込まれたほぼ半円形の流通経路9を備え、同流通経路は通路10を通じて環状室5と連通する。円盤様接続部品8はさらに、遠心分離機のロータへ分離バッグ1を接続するため一連の穴11を備える。後ほど説明するバッグ組み立て装置へ分離バッグ1を固定するため、円盤様接続部品8の内周には、貫通する開口部13を有する3つの周辺タン12が取り付けられる。
【0054】
分離バッグ1の変形例は、
−偏心である外側円形端部6と内側円形端部7とを有する、分離室5と、
−室が、環状となる代わりに、多少なりとも開放するC字形を有するよう、内側端部7から外側端部6にかけて延在する1つまたは2つの放射状壁を有する、分離室5とを含んでよい。
【0055】
分離バッグ1はまた、遠心分離機のロータの平坦な支持面上に、または円錐台支持面上に整合するべく成形できる。
【0056】
第1の生成物バッグ2は小板生成物を収容することを意図する。これは平らで且つほぼ長方形であり、生成物バッグ2をバッグ組み立て装置(下で説明)へ固定するため、これの上位隅にて穴14を備える。これは第1の生成物管15によって分離バッグ1へ接続される。クランプ16が取り付けられる第1の生成物管15は、第1の生成物バッグ2の上端部へ接続される第1の末端と、流通経路9の第1の末端へ接続される第2の末端とを有する。空気を追い出すための第1のバッグ17は、管18によって第1の生成物バッグ2の上端部へ接続される。
【0057】
第2の生成物バッグ3は血漿生成物を収容することを意図する。これは平らで且つほぼ長方形であり、生成物バッグ3をバッグ組み立て装置(下で説明)へ固定するため、これの上位隅にて穴14を備える。これは第2の生成物管19によって分離バッグ1へ接続される。クランプ16が取り付けられる第2の生成物管19は、第2の生成物バッグ3の上端部へ接続される第1の末端と、流通経路へ接続された第1の生成物管15の末端と、流通経路9と環状室5との間の通路10との間で、流通経路9へ接続される第2の末端とを有する。空気を追い出すための第2のバッグ21は、管22によって第2の生成物バッグ3の上端部へ接続される。
【0058】
第3の生成物バッグ4は赤血球生成物を収容することを意図する。これは平らで且つほぼ長方形であり、生成物バッグ4をバッグ組み立て装置(下で説明)へ固定するため、これの上位隅にて穴14を備える。これは第3の生成物管23によって分離バッグ1へ接続される。クランプ16が取り付けられる第3の生成物管23は、第3の生成物バッグ4の上端部へ接続される第1の末端と、流通経路9の第2の末端へ接続される第2の末端とを有する。
【0059】
第3の生成物バッグ4は移送管25によって補助生成物バッグ26へ接続され、同補助生成物バッグは平らで且つほぼ長方形であり、補助生成物バッグ26をバッグ組み立て装置(下で説明)へ固定するため、これの上位隅にて穴14を備える。移送管25は、第3の生成物バッグ4の上端部へ接続される第1の末端と、補助生成物バッグ26の上端部へ接続される第2の末端とを有する。これは、白血球減少フィルタ27(白血球を除去するためのフィルタ)の入口と出口とにそれぞれ接続される2つの区画を有する。補助バッグ26は、赤血球のため一定量の蓄積溶液を収容する。補助生成物バッグ26の中から取り外すことができる栓28(例えばいわゆる「フランジブルピン」)は、移送管25の中で液体の流れを遮断し、補助生成物バッグ26から第3の生成物バッグ4の中へ蓄積溶液が流れるのを防ぐ。代わりに、補助バッグ26は蓄積溶液を収容せず、滅菌フィルタへ接続されるポートが取り付けられ、第3の生成物バッグから補助バッグ26の中へ赤血球が移される直前には、同ポートを通じて補助バッグ26の中に蓄積溶液を注入できる。
【0060】
バッグセットはさらに回収バッグ29を備え、同回収バッグはドナーから一定量の全血(通常は約450ml)を受け入れることを意図する。回収バッグ29は平らで且つほぼ長方形であり、回収バッグ29をバッグ組み立て装置(下で説明)へ固定するため、これの上位隅にて穴14を備える。回収バッグ29は、回収バッグ29の上端部へ取り付けられる一端と環状室5の内側端部7にて取り付けられる他端とを有する移送管30によって、分離バッグ1へ接続される。回収バッグ29は一定量の抗凝固溶液を収容する(典型的には、約450mlの血液供給に対し約70mlのリン酸クエン酸デキストロース(citrate phosphate dextrose)の溶液)。回収バッグ29の中から取り外すことができる栓31(例えばいわゆる「フランジブルピン」)は、管30の中で液体の流れを遮断し、回収バッグ29から分離バッグ1の中へ抗凝固溶液が流れるのを防ぐ。
【0061】
バッグセットはさらに回収管32を備え、同回収管は一端にて回収バッグ29の上端部へ接続され、他端にてカバー33によって保護される針を備える。
【0062】
図2は、血漿生成物、小板生成物、及び赤血球生成物への全血の分離に適する1セットのバッグの第2の例を示す。このバッグセットは分離バッグ1と、これに接続された3つの生成物バッグ2、3、4とを備える。分離バッグ1は、ほぼ円形の外側端部6と、内側円形端部7と、内側端部7から外側端部6まで延在する放射状の壁34とを有する、部分的に環状の分離室5を備え、このため室5は割れたリングの形状を有する。分離室5はまた、分離室の内容を下で説明する第3の生成物バッグ4の中へ退避させることに役立てるため、これの外側端部6から外向きに突出する漏斗様の拡張部20を備える。分離バッグ1はさらに、環状室5の内側端部7へ接続される円盤様接続部品8を備える。円盤様接続部品8は、分離バッグ1を遠心分離機のロータへ接続するため一連の穴11を備える。バッグ組み立て装置(下で説明)へ分離バッグ1を固定するため、円盤様接続部品8の内周には、貫通する開口部13を有する3つの周辺タン12が取り付けられる。
【0063】
第1の生成物バッグ2は小板生成物を収容することを意図する。これは平らで且つほぼ長方形であり、生成物バッグ2をバッグ組み立て装置(下で説明)へ固定するため、これの上位隅にて穴14を備える。これは第1の生成物管15によって分離バッグ1へ接続される。クランプ16が取り付けられる第1の生成物管15は、第1の生成物バッグ2の上端部へ接続される第1の末端と、環状室5の内側端部7へ接続される第2の末端とを有する。空気を追い出すための第1のバッグ17は、管18によって第1の生成物バッグ2の上端部へ接続される。
【0064】
第2の生成物バッグ3は血漿生成物を収容することを意図する。これは平らで且つほぼ長方形であり、生成物バッグ3をバッグ組み立て装置(下で説明)へ固定するため、これの上位隅にて穴14を備える。これは第2の生成物管19によって分離バッグ1へ接続される。クランプ16が取り付けられる第2の生成物管19は、第2の生成物バッグ3の上端部へ接続される第1の末端と、環状室5の内側端部7へ接続される第2の末端とを有する。空気を追い出すための第2のバッグ21は、管22によって第2の生成物バッグ3の上端部へ接続される。
【0065】
第3の生成物バッグ4は赤血球生成物を収容することを意図する。これは平らで且つほぼ長方形であり、生成物バッグ4をバッグ組み立て装置(下で説明)へ固定するため、これの上位隅にて穴14を備える。これは第3の生成物管23によって分離バッグ1へ接続される。クランプ16が取り付けられる第3の生成物管23は、第3の生成物バッグ4の上端部へ接続される第1の末端と、分離室5の漏斗様拡張部20の先端部へ接続される第2の末端とを有する。これは、白血球減少フィルタ27(白血球を除去するためのフィルタ)の入口と出口とにそれぞれ接続される2つの区画を備える。第3の生成物バッグ4は、赤血球のため一定量の蓄積溶液を収容する。第3の生成物バッグ4の中から取り外すことができる栓28(例えばいわゆる「フランジブルピン」)は、生成物管23の中で液体の流れを遮断し、第3の生成物バッグ4から分離バッグ1の中へ蓄積溶液が流れるのを防ぐ。
【0066】
バッグセットはさらに回収管32を備え、同回収管は一端にて分離バッグ1の内側端部7へ接続され、他端にてカバー33によって保護される針を備える。
【0067】
図3は、血漿生成物、小板生成物、及び赤血球生成物への一定量の血液の分離に用いる遠心分離機の、ロータ35の上部の中央部分を示す。このロータ35の中央部分は、分離工程中に生成物バッグ2、3、4、26とフィルタ27とを受け入れることを意図する中央容器36を備える。これはさらに、分離バッグ1の円盤様接続部品8を支えるため、容器36の上位縁へ接続される環状フランジ37を備える。環状フランジ37には、分離バッグ1がこれの遠心分離のときにロータに対し動くことを防ぐため、分離バッグ1の接続部品8にある穴11に係合する一連の丸みを帯びたピン38が取り付けられる。ロータ35はまた、下で説明する本発明のバッグ組み立て装置の相補的載置手段と協働する載置手段を備える。ロータ35の載置手段は、容器36の壁の中に陥没する2つのスロット39を備える。スロット39は、ロータ35の回転軸に対し、及びこれと同一平面にて、ほぼ等距離にある。
【0068】
図4から16は、本発明によるバッグ組み立て装置の5つの実施形態を示す。バッグ組み立て装置には3つの主要な目的があり、第1にこれは、バッグのセットの製造時に、生成物バッグ2、3、4、26と回収バッグ29とを分離バッグ1へ所定の順序で組み付けるために使われ、第2にこれは、各種管によってともに接続されたバッグの滅菌時に、バッグを互いを基準として一定の関係に維持するために使われ、このため組み立て段階のときに管に形成される輪はその曲率を保ち、且つ管がねじれるおそれはなく、第3にこれは、最終製品としてのバッグアセンブリの使用時に、遠心分離機のロータ35にてバッグのセットを速やかに装填し且つ取り出すために、そしてロータ35の容器36の中で、これの回転時に、生成物バッグ2、3、4、26を所定の位置に保つために使われる。
【0069】
図4及び5は、本発明によるバッグ組み立て装置40の第1の実施形態の2つの側面A及びBを示す。バッグ組み立て装置は、湾曲する上位畝63へ接続された細長く平坦な本体を有する支持材41を備える。生成物管15、19、23を誘導するため、湾曲畝63には3つの細隙42が切り取られている。
【0070】
バッグ組み立て装置40はさらに、細長く平坦な本体41の側方端部へ接続された2つの拡張部43、44を有する載置手段を備える。拡張部43、44の外側縁は、細長く平坦な本体41に対し垂直となるよう湾曲している。拡張部43、44には、それらの外側縁に対し平行な1つまたは2つの溝様ホルダ45がそれぞれ取り付けられ、ここで管の一部分または針カバー33をぴったりと係合させることができる。載置手段は、図3に示すロータ35にて、バッグ組み立て装置40を取り外し可能な仕方で載置するためのものである。拡張部43及び44の形状は容器36の壁の上部分にあるスロット39の形状と相補的であるから、これに係合でき、これとともにタン及び溝配置を形成する。バッグ組み立て装置40がロータ35に載置されるとき、支持材41は容器36の中にほぼ位置し、容器36の開口部をまたいで延在し、ロータ35の回転軸に垂直に交差する。
【0071】
バッグ組み立て装置40はさらに、生成物バッグ2、3、4、26を支持材41へ解除可能な仕方で固定するため支持材41へ接続される、第1の固定手段を備える。第1の固定手段はロッド46、47の形をとる2つの相隔たる突出部品からなり、同ロッドは細長い本体41のA側、これの湾曲した上位畝63のすぐ下から垂直に延在する。2つのロッド46、47間の距離は、生成物バッグ2、3、4、26の上部分にある穴14間の距離とほぼ同じである。ロッド46、47の断面は穴14にほぼ整合する。各ロッド46、47の先端部には、バッグアセンブリの遠心分離のときにロッド沿いに係合されたバッグがここから離脱するのを防ぐため、上位及び下位かえし48、49が取り付けられる。バッグの穴14におけるロッド46、47の係合を促進するため、上向きに延在する上位かえし48は下向きに延在する下位かえし49より小さい。
【0072】
載置手段43、44と第1の固定手段46、47のそれぞれの配置の結果として、生成物バッグ2、3、4、26は、組み立て装置とこれに固定されたバッグがロータに載置されるときに、ロータの中央空洞にて所定の位置を占める。より具体的に、図3に示すロータ35内に載置されるとき、バッグ2、3、4、26はロータの回転軸に非常に近く、このため分離工程のときにこれらのバッグの内容にかかる遠心力は極小である。小板には相当な遠心力に晒されるときに凝集する傾向があるから、これは、血漿の中で浮遊する小板からなる小板生成物にとって特に興味深い。
【0073】
バッグ組み立て装置40はさらに、分離バッグ1をこれに解除可能な仕方で固定するため支持材41へ接続される、第2の固定手段を備える。図4、5、6、7に示すバッグ組み立て装置40の実施形態においては、第2の固定手段もまた第1の固定手段を形成する2つの相隔たるロッド46、47からなる。代わりに、第2の固定手段は別個の突出部品から構成されてよい。第2の固定手段としてのロッド46、47の使用にあたっては、バッグ1(図1及び2)の円盤様接続部品8の内周から延在する3つのタン12を次のとおりに配置する必要がある。第1に、タン12は、分離バッグ1を直径に沿って2つに折り畳むことができ、且つタン12のうち2つが重なり合うよう、円盤様接続部品8の内周をめぐって相隔てられる。第2に、2つの重ね合わされたタン12の穴13と第3のタン12の穴13との間の距離は、ロッド46、47間の距離とほぼ同じである。
【0074】
第2の固定手段は、分離バッグ1を生成物バッグ2、3、4、26に対し固定位置に保ち、これらを相互に接続する各種管がほぼ安定的な輪に曲がることを許容し、かくして管のねじれは防がれるから、バッグアセンブリ(すなわち、バッグ組み立て装置40へ固定された図1または2のバッグのセット)の滅菌とその後の操作・出荷のときに有用である。これはまた、分離バッグ1を生成物バッグ2、3、4、26に対し固定位置に保つべく成形されたパッケージの中に、バッグ組み立て装置40へ生成物バッグ2、3、4、26のみ固定されたバッグアセンブリを置くことにより達成できることに留意されたい。
【0075】
バッグ組み立て装置40はさらに、回収バッグ25をこれに解除可能な仕方で固定するため支持材41へ接続される、第3の固定手段を備える。第3の固定手段は、かぎ形ペグ50、51の形をとる2つの相隔たる突出部品からなり、同かぎ形ペグは細長い板41のB側、これの下位畝のすぐ上から垂直に延在する。2つのペグ50、51間の距離は、回収バッグ29の上部分にある穴14間の距離とほぼ同じである。
【0076】
第2の固定手段(ロッド46、47)の、そして第3の固定手段(ペグ50、51)のそれぞれの配置の結果として、分離バッグ1が第2の固定手段46、47によって支持材41へ固定され、且つ回収バッグ29が第3の固定手段(50、51)によって支持材41へ固定されるときに、移送管30は、これのねじれを防ぐにあたり十分に大きい輪を形成するよう曲がることができる。
【0077】
バッグ組み立て装置40はさらに、一般的に円盤形のケースと、対角線上に向き合う放射状の入口及び出口とを有するフィルタ27を解除可能な仕方で保持するため、支持材41へ接続されるホルダ52を備える。ホルダ52は、フィルタ27のケースの直径よりわずかに大きい内径と、フィルタ27の厚みより大きい幅とを有する、管状区画53を備える。管状区画53は、同じ幅である、同心のより大きい管状区画54へ接続され、同管状区画54はさらに、細長い板41の下端部へ接続される。管状区画53、54はこれらの縁のうち1つによって接続され、これらの他の縁は細長い本体41のA側と面一であり、これらの中心軸は細長い本体41に対し垂直である。
【0078】
支持材41、載置手段43、44、及びフィルタホルダ52の相対的配置の結果として、ホルダ52はロータ35の容器36の中に位置し、バッグ組み立て装置40がここに載置される。
【0079】
支持材41、第1の固定手段46、47、第3の固定手段50、51、及びフィルタホルダ52の相対的配置の結果として、生成物バッグ1、2、3、26と回収バッグ29とは、遠心分離機のロータ35の中にバッグアセンブリが載置されるときに、互いに、且つフィルタ27の円形側面に対し、平行に垂れ下がる。
【0080】
フィルタホルダ52の管状区画53には、管状区画53の中でフィルタ27を中間位置に保つため、内側に突出する2つの停止体55が取り付けられる。上で述べたとおり、フィルタ27の厚みは管状区画53の幅より小さいから、フィルタ27は最寄の生成物バッグ及び回収バッグに接触せず、この配置は、バッグを作るプラスチック材料(例えばPVC)とフィルタ27のケースを作るプラスチック材料(例えばポリカーボネート)とが、蒸気滅菌工程中に接触したときにともに溶融する傾向を持つ場合に、特に興味深い。
【0081】
フィルタホルダ52の管状区画53はさらに、フィルタ27の入口へ、そして出口へ接続される移送管25(図2における生成物管23)の2つの区画がフィルタホルダ52から外へ延在することをそれぞれ許容するため、2つの対角線上に向き合う切り欠き56、57を備える。より大きい管状部分54もまた、同じ目的のため2つの対角線上に向き合う切り欠き58、59を備える。
【0082】
バッグ組み立て装置40はさらに、フィルタ27の出口へ接続される移送管25(図2における生成物管23)の下流部分を巻くため、第1の巻き取り支持体を備える。第1の巻き取り支持体は、より小さい管状区画53の外面とより大きい管状区画53の内面との間に画定される管状間隙を備える。
【0083】
バッグ組み立て装置はさらに、回収管32を巻くため第2の巻き取り支持体を備える。第2の巻き取り支持体は、より大きい管状区画53と、これの外面の周囲に配置された数個の突出ガイド、具体的には第3の固定手段の2つのペグ50、51、支持材41のB側の中央から垂直に突出するタン60、及び細長い本体41のA側と面一なより大きい管状区画53の縁から下向きに延在するフランジ62へ接続される、切り欠き59に近接するピン61とを備える。
【0084】
上で説明したバッグ組み立て装置40は、ポリプロピレン等のプラスチック材料の射出成形によって一体に製造できる。
【0085】
図1に示すバッグセットとバッグ組み立て装置40とを備えるバッグアセンブリは、以下のとおりに製造される。
【0086】
−移送管25の2つの区画があらかじめ接続された円盤形フィルタ27は、フィルタホルダ52に挿入される。
【0087】
−フィルタ27の出口へ接続された移送管25の下流区画は、第1の巻き取り支持体(管状区画53及び54間の環状間隙)の中で巻かれる。
【0088】
−第1の空気追い出しバッグ17があらかじめ接続された小板生成物バッグ2は、第1の固定手段の2つのロッド46、47上に係合される。
【0089】
−第2の空気追い出しバッグ21があらかじめ接続された血漿生成物バッグ3は、第1の固定手段の2つのロッド46、47上に係合され、かくして小板生成物バッグ2に積み重なる。第1の空気追い出しバッグ17は小板生成物バッグ2と血漿生成物バッグ3との間に挿入され、かくして管18は大きい輪を形成する。
【0090】
−主赤血球生成物バッグ4は第1の固定手段の2つのロッド46、47上に係合され、かくして血漿生成物バッグ3に積み重なる。第2の空気追い出しバッグ21は血漿生成物バッグ2と主赤血球生成物バッグ4との間に挿入され、かくして管22は大きい輪を形成する。
【0091】
−補助赤血球生成物バッグ26は第1の固定手段の2つのロッド46、47上に係合され、かくして主赤血球生成物バッグ4に積み重なる。
【0092】
−生成物管15、19、23と移送管30とがあらかじめ接続された分離バッグ1は、第2の固定手段の2つのロッド46、47上に係合され、かくして補助赤血球生成物バッグ26に積み重なる。
【0093】
−各生成物管15、19、23の自由端は、対応する生成物バッグ2、3、4の上端部へ接合される。移送管25の上流及び下流区画の自由端は、主赤血球生成物バッグ4の、および補助赤血球生成物バッグ26の上端部へそれぞれ接合される。フィルタ27、生成物バッグ2、3、4、26、及び分離バッグ1の相対的な固定位置の結果として、これらを接続する各種の管は、バッグアセンブリの滅菌とその後の操作・出荷のときにねじれる見込みがない大きい輪を形成するよう配置できる。
【0094】
−回収バッグ29は、第3の固定手段の2つのペグ50、51上に係合される。
【0095】
−回収管32は第2の巻き取り支持体53のまわりに巻かれ、これの自由端は回収バッグ29の上端部へ接合される。移送管30の自由端は、回収バッグ29の上端部へ接合される。ここでもまた、回収バッグ29と分離バッグ1との相対的な固定位置の結果として、回収管32と移送管30とは、バッグアセンブリの滅菌とその後の操作・出荷のときにねじれる見込みがない大きい輪を形成するよう配置できる。
【0096】
−一定量の抗凝固溶液は回収バッグ29の中へ注入され、一定量の蓄積溶液は補助赤血球バッグ26の中へ注入される。
【0097】
−バッグアセンブリは第1のパッケージに挿入され蒸気滅菌されてよい。
【0098】
−滅菌の後には、回収バッグ29からの抗凝固溶液の蒸発を防ぐため、そして補助バッグ26から蓄積溶液を得るため、(パッケージされた)バッグアセンブリが(第2の)気密性パッケージに封入される。
【0099】
図6及び7は、図4及び5のバッグ組み立て装置と図2のバッグセットとを備えるバッグアセンブリの製造の2つの段階を示す。
【0100】
図6において、円盤形フィルタ27はフィルタホルダ52に挿入されており、フィルタ23の出口へ接続される生成物管23の下流区画は、第1の巻き取り支持体(管状区画53及び54間の環状間隙)の中で巻かれており、また3つの生成物バッグ2、3、4は第1の固定手段の2つのロッド46、47上に係合されている。
【0101】
図7において、分離バッグ1は2つのロッド46、47上に係合されて生成物バッグ2、3、4に積み重なっており、各生成物管15及び19の自由端は対応する生成物バッグ2及び3の上端部へ接合されており、生成物管23の末端は、第3の生成物バッグ4の上端部へ、そして分離バッグ1の漏斗様拡張部20へそれぞれ接合されており、最後に、回収管32は第2の巻き取り支持体54のまわりに巻かれており、回収管32の末端にある針カバー33の中の針は針ホルダ45にて係合されている。
【0102】
図8、9、及び10は、本発明によるバッグ組み立て装置70の第2の実施形態を示す。バッグ組み立て装置70は、同じ2つの側面を有する細長い支持材71を備える。各側は、上縁と、2つの管に対応する一連の凹所72と、生成物バッグの上端部へ接続される2つのサンプリングポートを除き、ほぼ平らである。
【0103】
バッグ組み立て装置70はさらに、遠心分離機のロータへバッグ組み立て装置を取り外し可能な仕方で載置するための載置手段を備える。載置手段は、支持材71の各末端にて下向きに突出する2つの弾力性スナップロックレッグ73からなる。
【0104】
バッグ組み立て装置70はさらに、少なくとも1つの生成物バッグを支持材71へ解除可能な仕方で固定するため第1の固定手段を備える。第1の固定手段は2つのジョー74からなり、同2つのジョーは支持材71の各側面の一方の末端にて蝶番式に取り付けられ、これらの他方の末端にてスナップロックグリップ75によって取り付けられ、同スナップロックグリップ75によりこれらは閉鎖状態で支持材71へ解除可能な仕方で固定できる。各ジョー74は、支持材71の側面にある凹所72と対称をなす凹所76を備える。各ジョー74は、1つまたは2つの生成物バッグを支持材71へ固定できる。
【0105】
バッグ組み立て装置70はさらにハンドル77を備え、同ハンドルは支持材71の上に延在し、載置手段のレッグ73に揃う2つのスタッド78によってこれへ固定される。このハンドル77の目的は、遠心分離機のロータでのバッグアセンブリの載置と、遠心分離機のロータからのバッグアセンブリの撤去とを促進することにある。
【0106】
バッグ組み立て装置70はさらに、分離バッグ1をこれへ解除可能な仕方で固定するため支持材71へ接続される、第2の固定手段を備える。第2の固定手段は、ハンドル77の末端から延在する2つの側方アーム79と、側方アーム79から上向きに突出する2つのピン80とを備える。2つのピン80のサイズと距離とは、分離バッグ1の円盤形接続部品8にある数個の穴11に一致する。
【0107】
ジョー74のうち1つは、回収バッグ29を支持材71へ固定するため、そして図4から7を参照しながら上で説明した第3の固定手段の機能を果たすために使用できる。
【0108】
図9及び10は、図2のバッグ組み立て装置70とバッグセットとを含むバッグアセンブリを、これの製造の2つの段階にて示す。図9で、2つの生成物バッグ2、3はジョー74のうち1つによって支持材71へ固定されており、第3の生成物バッグ4は、他のジョー74によって支持材71へ固定されるため配置されている。図10で、生成物バッグ2、3、4は分離バッグ1へ接続され、同分離バッグは2つのピン80によって支持材71へ固定され、生成物バッグに巻き付けられている。この実施形態において、フィルタ27は支持材71へ固定されず、生成物バッグ2、3、4の間に単純に挿入される。
【0109】
図11及び12は、本発明によるバッグ組み立て装置90の第3の実施形態を示す。バッグ組み立て装置90は、横に突出する蝶番93によってともに接続される2つのほぼ平らなフラップ91、92を含む支持材を備える。
【0110】
各フラップは蝶番93に対し平行な側方端部94を備え、これは、2つのフラップ91、92が互いに押し当てられるときに、2つの側方端部94が蝶番93とほぼ同じ形状を有するよう設計される。本発明のこの実施形態において、遠心分離機のロータにてバッグ組み立て装置90を載置するための載置手段は、蝶番93と、互いに押し当てられる2つの側方端部94とからなる。
【0111】
バッグ組み立て装置90はさらに、少なくとも1つの生成物バッグを支持材へ解除可能な仕方で固定するため支持材91、92へ接続される、第1の固定手段を備える。第1の固定手段は、フラップ91、92の外面、これの上端部の近くにそれぞれ接続される、二対の相隔たるノブ95、96及び97、98を備える。各フラップ91、92上のノブ95、96及び97、98間の距離は、生成物バッグ2、3、4、26の上端部にある2つの穴14間の距離にほぼ一致する。第1の固定手段はまた、ノブ95、96、97、98に対応する4つの可撓性ストラップ99、100、101、102を備える。各ストラップは、フラップ91、92のうち一方の上端部へ接続された一端と、穴が取り付けられた他端とを有し、同穴を通じて対応するノブを強制的に係合でき、かくしてノブに係合されたバッグがここから離脱することを防ぐ。
【0112】
バッグ組み立て装置90はさらに、フラップ91のうち一方と一体化され、これの外面から陥没する円盤形のフィルタホルダ103を備える。他方のフラップ92はフィルタホルダ103に部分的に一致する切り欠き104を備え、このため2つのフラップ91、22が互いに押し当てられるときには、これらのそれぞれの内面は互いに接触する。
【0113】
バッグ組み立て装置90はさらに、フィルタに接続される管の一区画を巻くため巻き取り支持体を備える。巻き取り支持体は、フラップ91の外面、フィルタホルダ103のまわりから突出する環状縁105と、環状縁105に巻き付けられた管のコイルを解除可能な仕方で拘束するための手段とを備える。拘束手段は、フラップ101の下端部へ接続された一端を有し、且つ巻き取り支持体の環状縁105の近くのフラップ91に接続された2つのノブ108、109に強制的に係合するため穴が取り付けられた他端とを有する、2つの可撓性ストラップ106、107を備える。
【0114】
1対のノブ95、96及び97、98の各々は、生成物バッグ2、3、4、26をフラップ91、92へ固定するために使われることに加え、分離バッグ1と回収バッグ29とをフラップ91、92へ固定するため、そして次に図4から7を参照しながら上で説明した第2及び第3の固定手段の機能を果たすために使用できる。
【0115】
図12においては、バッグ組み立て装置100の各フラップ91、92へ2つの生成物バッグ2、3及び4、26が固定されている。
【0116】
図13及び14は、本発明によるバッグ組み立て装置110の第4の実施形態を示している。バッグ組み立て装置110は、2つのほぼ同じU字形部品111、112を含む支持材を備え、同U字形部品はこれらの間に長方形の間隙を画定するよう解除可能な仕方で接続できる。各U字形部品は、真直ぐで平坦な基部113と、基部113の各末端にてこれに垂直に接続された2つの真直ぐで平坦なアーム114と、各アーム114の上端から外側に延在する2つの接続イヤー115、116とを備える。接続イヤー115のうち一方はこれの中央に穴117を備え、他方の接続イヤー116は、外側に突出し、且つ他方の接続イヤーにある穴117の形状に対し相補的な形状を有するピン118をこれの中央に備える。支持材の2つの同じU字形部品111及び112は、一方のU字形部品111、112のピン118を、他方のU字形部品111、112の穴117に係合させることによって、接続できる。支持材の両側方末端にて互いに接続される2つのイヤー115、116は載置手段を形成し、同載置手段により、遠心分離機のロータにてバッグアセンブリ110を取り外し可能な仕方で載置できる。
【0117】
バッグ組み立て装置120はさらに、U字形部品111の一方の基部へ垂直に接続され、かくしてU字形部品111、112の中の間隙にまたがって延在する、2つの相隔たるロッド119、120の形をとるバッグ固定手段を備える。ロッド119、120間の距離は、バッグアセンブリの任意のバッグの2つの固定穴11、13、14間の距離にほぼ等しい。ロッド119、120は2つの接続されたU字形部品111、112間の間隙の幅よりわずかに長く、U字形部品112は、他方のU字形部品111から突出するロッド119、120の先端部を受け入れるため、これの基部113に2つの穴121、122を備える。
【0118】
本発明によるバッグ組み立て装置のこの実施形態において、2つのロッド119、120は、図4から7を参照しながら上で説明した第1、第2、及び第3の固定手段の機能を果たすことができる。
【0119】
バッグ組み立て装置110は、バッグセットの全バッグを互いに積み重ねられた状態で保持するのに適する。図14では、バッグ組み立て装置のロッド119、120上に係合された、図2のバッグセットの生成物バッグ2、3、4が見られる。
【0120】
バッグ組み立て装置110はフィルタ27のためのホルダを備えず、フィルタ27は、ロータの中央空洞の中で、バッグアセンブリがここに載置されるときに、単純に垂れ下がる。
【0121】
図15及び16は、本発明によるバッグ組み立て装置130の第5の実施形態の2つの側A及びBを示す。バッグ組み立て装置130は、細長く平坦な本体131を有する支持材を備える。平坦なU字形取り扱い付属部132は、遠心分離機のロータにバッグ組み立て装置130が載置されるときに上向きに突出するよう、細長い本体131へ、これの中央にて接続される。細長く平坦な本体131には、両側A及びB沿いに2つの平行する溝様ホルダ133、134が取り付けられ、同2つの平行する溝様ホルダは、細長く平坦な本体131の長手方向軸に対し垂直であり、且つU字形取り扱い付属部132の側方端部とほぼ一直線上に、細長く平坦な本体131の中央部分に延在する。溝様ホルダ133、134の寸法は、管の一部分または針カバー33をここにぴったりと係合できるよう定められる。
【0122】
バッグ組み立て装置130はさらに、遠心分離機のロータにてバッグ組み立て装置130を取り外し可能な仕方で載置するため載置手段を備える。載置手段は、遠心分離機のロータにバッグ組み立て装置130が載置されるときに下向きに突出するよう、細長く平坦な本体131の両端に接続される2つの牙様拡張部135、136を備える。この載置手段は、遠心分離機のロータの中央容器が、図3にあるように、牙様拡張部135、136を受け入れるため2つの対角線上に向き合うスロットまたは凹所を備える場合に使用される。
【0123】
バッグ組み立て装置130はさらに、生成物バッグ2、3、4、26を支持材131へ解除可能な仕方で固定するため支持材131へ接続される、第1の固定手段を備える。第1の固定手段は、細長い本体131のA側から垂直に延在するロッド137、138の形をとる2つの相隔たる突出部品からなる。2つのロッド137、138間の距離は、生成物バッグ2、3、4、26の上部分にある穴14間の距離とほぼ同じである。ロッド137、138の断面は穴14にほぼ整合する。各ロッド137、138の先端部には、バッグアセンブリの遠心分離のときにロッド上に係合されたバッグがここから離脱するのを防ぐため保定部品139、140が取り付けられる。各保定部品139、140は丸みを帯びた末端を有する板からなり、同板は、遠心分離機のロータにバッグ組み立て装置130が載置されるときに、上向きに延在する板の部分が下向きに延在する板の部分より長くなるよう、対応するロッド137、138へ垂直に接続される。
【0124】
代わりに、第1の固定手段137、138、139、140はまた、ほぼ平らで、且つロッド137、138の先端部を受け入れて固定するよう成形され位置付けられる、2つのスロットまたは凹所を有する壁の一部分を、ロータの中央容器が備える場合に、上で説明した載置手段の機能を果たす。ロッド137、138の先端部が2つの凹所にて係合されるとき、支持材131はロータの中央容器の平らな壁に対しほぼ平行に延在する。
【0125】
載置手段135、136と第1の固定手段137、138、139、140のそれぞれの配置の結果として、組み立て装置とこれに固定されたバッグがロータに載置されるとき、生成物バッグ2、3、4、26はロータの中央空洞にて所定の位置を占める。
【0126】
バッグ組み立て装置130はさらに、分離バッグ1をこれへ解除可能な仕方で固定するため支持材131へ接続される第2の固定手段を備える。図15、16に示すバッグ組み立て装置130の実施形態においては、第2の固定手段もまた第1の固定手段を形成する2つの相隔たるロッド137、138からなる。代わりに、第2の固定手段は別個の突出部品から構成されてよい。
【0127】
バッグ組み立て装置130はさらに、回収バッグ25をこれへ解除可能な仕方で固定するため支持材131へ接続される、第3の固定手段を備える。第3の固定手段は、それぞれ第1の固定手段のロッド137、138と同じ軸に沿って細長い本体131のB側から垂直に延在するロッド141、142の形をとる、2つの相隔たる突出部品からなる。第1の固定手段のロッド137、138のように、ロッド141、142の先端部には、バッグアセンブリの遠心分離のときにロッド上に係合されたバッグがここから離脱するのを防ぐため、保定部品143、144が取り付けられる。ロッドの長さを除き、全体的に第3の固定手段は第1の固定手段と同じであり、同ロッドは第1の固定手段において、第3の固定手段におけるより長い。
【0128】
バッグ組み立て装置130はフィルタ27のためのホルダを備えておらず、フィルタ27は、ロータの中央空洞の中で、バッグアセンブリがここに載置されるときに、単純に垂れ下がる。
【0129】
ここで説明したバッグ組み立て装置と方法とに様々な修正を施せることは、当業者にとって明白となるであろう。よって、明細書に論じる主題に本発明が限定されないことを理解されたい。むしろ本発明は修正と変形とを含むことを意図する。
【図面の簡単な説明】
【0130】
【図1】本発明によるバッグアセンブリのための第1のバッグのセットの概略図である。
【図2】本発明によるバッグアセンブリのための第2のバッグのセットの概略図である。
【図3】本発明によるバッグアセンブリに適する遠心分離機のロータの上部分の斜視図である。
【図4】本発明による第1のバッグ組み立て装置の斜視図(A側)である。
【図5】本発明による第1のバッグ組み立て装置の別の斜視図(B側)である。
【図6】第1のバッグ組み立て装置を備えるバッグアセンブリの、製造の初期段階における斜視図である。
【図7】図6のバッグアセンブリの、製造の後期段階における斜視図である。
【図8】本発明による第2のバッグ組み立て装置の斜視図である。
【図9】第2のバッグ組み立て装置を備えるバッグアセンブリの、製造の初期段階における斜視図である。
【図10】図9のバッグアセンブリの、製造の後期段階における斜視図である。
【図11】本発明による第3のバッグ組み立て装置の斜視図である。
【図12】第3のバッグ組み立て装置とこれに接続された4つのバッグとを備える、バッグアセンブリの斜視図である。
【図13】本発明による第4のバッグ組み立て装置の概略斜視図である。
【図14】第4のバッグ組み立て装置とこれに接続された3つのバッグとを備える、バッグアセンブリの概略上面図である。
【図15】本発明による第5のバッグ組み立て装置の斜視図(A側)である。
【図16】本発明による第5のバッグ組み立て装置の別の斜視図(B側)である。
【技術分野】
【0001】
本発明は、複合液体を少なくとも2つの成分に分離するためのバッグアセンブリと、このようなバッグアセンブリを製造する方法とに関する。
【背景技術】
【0002】
本発明のバッグアセンブリは、水分と1つ以上の細胞成分とを備える生体液の分離のための各種方法を遂行するのに特に適している。そのような方法は例えば、ともに溜められたいくつかの濃縮小板成分から一小板成分を抽出すること、一定量の全血をフィルタを通して流しそこから小板と白血球とを取り除くことによって得た一定量の濾過済み血液から血漿成分と赤血球成分とを抽出すること、一定量の全血をフィルタを通して流しそこから白血球を取り除くことによって得た一定量の濾過済み血液から、血漿成分と小板成分と赤血球成分とを抽出すること、一定量の全血から血漿成分と細胞成分(小板、白血球、及び赤血球を含む)とを抽出することであり、そこから小板と白血球とを取り除くため細胞成分はその後に濾過されること、一定量の全血から血漿成分と小板成分と赤血球成分とを抽出することであり、白血球はその後に濾過によって小板成分と赤血球成分とから取り除かれること、を含む。
【0003】
国際公開第2004/018021号は、血液成分分離のための機械と、この遠心分離機との協働のために設計されたバッグセットとを説明している。
【0004】
バッグセットは、
−外側円形端部と内側円形端部とによって区切られた環状の、または部分的に環状の室を有する分離バッグと、
−管によって分離バッグへこれの内側端部にて接続される2つまたは3つの生成物バッグと、
−生成物バッグのうち1つへ管によって接続される任意の第2の生成物バッグと、
−管によって分離バッグへこれの内側端部にて接続される任意の回収バッグと、
−1つ以上の管へ任意に接続される1つ以上の白血球フィルタと、を備える。
【0005】
このバッグセットのバッグと管とは、可撓性プラスチック材料で作られる。これらは事前に接続され、バッグセットは使用に先駆け滅菌される。
【0006】
国際公開第2004/018021号で説明された血液生成物分離機は、
−ロータを有する遠心分離機を備え、同ロータは血液成分の分離にとって相応しい回転速度にてロータを回転することに適したモータへ結合される。ロータは、血液生成物バッグを受け入れるための容器を画定する中空上部分を有するシャフトと、容器の上部分へ接続されたターンテーブルとを備える。ターンテーブルは環状室を含み、同環状室は蓋によって閉ざすことができ、これにより分離バッグを受け入れるように設計された分離室を画定できる。生成物バッグを分離バッグへ接続する管を選択的に開閉するため、ロータ上にはピンチ弁が載置される。
【0007】
−ターンテーブルを部分的に裏張りする可撓性環状隔膜によって分離室の中に画定された環状液圧式室で、作動液を出し入れする液圧式システムを備える。液圧式室の中へ作動液が注入されると液圧式室は分離室の中で拡大し、液体で満たされた分離バッグがそこにある場合、分離バッグの内容が生成物バッグのうち1つの中へ移される。
【0008】
−ロータへ結合されたモータ、すなわちモータの回転速度と、液圧システムと、ロータ上に載置されたピンチ弁とを基本的に制御する、制御システムを備える。
【0009】
不定長の可撓性管によって相互に接続される最大6つの可撓性バッグを備えることがある、上で述べたタイプのバッグのセットの、バッグセットの製造のとき、そして分離機におけるこれの配置とそこからのこれの撤去のときの取り扱いは、ときとして厄介である。また、もしも蒸気滅菌工程のときに管がねじれると、接触する管の内壁は通常ならばねじれのところでともに溶着し、その後セット全体を廃棄しなければならない。
【特許文献1】国際公開第2004/018021号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の目的は、製造と取り扱いの両方が容易いバッグアセンブリを設計することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明によると、複合液体を少なくとも2つの成分に分離するためのバッグアセンブリは、
−分離バッグと、
−少なくとも1つの生成物バッグと、
−分離バッグを少なくとも1つの生成物バッグへ接続する生成物管と、
を備えるバッグのセットと、
−支持材と、
−少なくとも1つの生成物バッグを収容するための中央空洞を有する遠心分離機のロータにて、組み立て装置を取り外し可能な仕方で載置するため支持材へ接続される載置手段と、
−少なくとも1つの生成物バッグを支持材へ解除可能な仕方で固定するため、支持材へ接続される第1の固定手段と、
を備える、バッグのセットを組み立てるバッグ組み立て装置とを備え、
ここで、載置手段と第1の固定手段とは、ロータの中央空洞において、組み立て装置がここに載置されるときに、少なくとも1つの生成物バッグが所定の位置を占めるよう、互いを基準にして配置される。
【0012】
本発明によると、分離バッグと、少なくとも1つの生成物バッグと、分離バッグを少なくとも1つの生成物バッグへ接続する生成物管とを備える、バッグのセットを組み立てるバッグ組み立て装置は、
−支持材と、
−少なくとも1つの生成物バッグを収容するための中央空洞を有する遠心分離機のロータにて、バッグ組み立て装置を取り外し可能な仕方で載置するための支持材へ接続される載置手段と、
−少なくとも1つの生成物バッグを支持材へ解除可能な仕方で固定するため支持材へ接続される第1の固定手段とを備え、
ここで、載置手段と第1の固定手段とは、ロータの中央空洞において、バッグ組み立て装置がここに載置されるときに、少なくとも1つの生成物バッグが所定の位置を占めるよう互いを基準にして配置される。
【0013】
本発明のさらなる、または代替の特徴は次のとおりである、
−バッグアセンブリは複数の生成物バッグを備え、第1の固定手段は生成物バッグを、これらがコンパクトな堆積を形成するよう、支持材へ解除可能な仕方で固定することに適する。
【0014】
−第1の固定手段は、少なくとも1つの生成物バッグを支持材へこれの周辺端部に沿って固定することに適する。
【0015】
−少なくとも1つの生成物バッグはほぼ長方形であり、第1の固定手段は生成物バッグを支持材へこれの上端部に沿って固定することに適する。
【0016】
−第1の固定手段は、少なくとも1つの生成物バッグを支持材へこれの少なくとも2つの区域に沿って固定することに適する。
【0017】
−第1の固定手段は、少なくとも1つの生成物バッグの周辺区域にて2つの穴に係合するため、少なくとも2つの相隔たる突出部品を備える。
【0018】
−第1の固定手段はさらに少なくとも2つのストラップを備え、各ストラップは、支持材へ接続される第1の末端と、突出部品上に係合されたバッグがここから離脱するのを防ぐため突出部品のうち1つへ接続できる第2の末端とを有する。
【0019】
−支持材は2つの向き合う側面を有する細長い本体を備え、第1及び第2の突出部品は支持材の本体の一方の側面からほぼ垂直に延在する2つのロッドを備え、各ロッドは、ロッド沿いに係合されたバッグがここから離脱するのを防ぐため保定拡張部が取り付けられた先端部を有する。
【0020】
−支持材は、真直ぐで平坦な基部を有する第1及び第2のU字形部品を備え、第1及び第2のU字形部品は、これらのそれぞれの真直ぐで平坦な基部がほぼ平行となり且つこれらの間に長方形の間隙を画定するよう、解除可能な仕方で接続可能であり、2つの相隔たる突出部品は、第1のU字形部品の真直ぐで平坦な基部へ接続され且つ長方形の間隙をまたいで第2のU字形部品の真直ぐで平坦な基部まで延在する、2つのほぼ平行なロッドを備える。
【0021】
−支持材はともに蝶番式に取り付けられる第1及び第2のフラップを備え、少なくとも2つの相隔たる突出部品はフラップの外面から延在する。
【0022】
−バッグアセンブリは複数の生成物バッグを備え、第1の固定手段は4つの相隔たる突出部品を備え、2つの突出部品は第1のフラップから延在し、2つの突出部品は第2のフラップから延在する。
【0023】
−第1の固定手段は、少なくとも1つの生成物バッグをこれの周辺端部の一部分に沿って解除可能な仕方で把持するため、少なくとも1つのジョーを備える。
【0024】
−バッグアセンブリは複数の生成物バッグを備え、支持材は2つの側面を有する細長い本体を備え、第1の固定手段は細長い本体の両側へそれぞれ蝶番式に取り付けられる2つのジョーを備える。
【0025】
−載置手段は、バッグ組み立て装置がロータに載置されるときに支持材がロータの回転軸に交差するよう支持材へ接続される。
【0026】
−支持材は2つの側方末端を有する細長い部分を備え、載置手段は支持材の細長い部分の両端にて延在する2つの拡張部を備え、ここで2つの拡張部は、ロータの中央空洞の壁にある2つの対応する凹所に係合することに適し、このため支持材は、ロータの空洞にまたがって延在し、側方拡張部がこれの前記凹所にて係合される。
【0027】
−支持材は2つの向き合う側面を有する細長い本体を備え、載置手段は支持材の本体の片側から延在する第1及び第2の突出部品を備え、ここで突出部品はロータの中央空洞の壁の一部分にある2つの凹所に係合することに適する先端部を有し、このため支持材は、ほぼ壁の部分に沿って延在し、突出部品がこれの凹所にて係合される。
【0028】
−載置手段と第1の固定手段とは、遠心分離機のロータにてバッグ組み立て装置が載置されるときに、少なくとも1つの生成物バッグがほぼ直立状態で垂れ下がるよう、互いを基準にして配置される。
【0029】
−バッグアセンブリはさらに、支持材へ接続され、分離バッグをこれに解除可能な仕方で固定する、第2の固定手段を備える。
【0030】
−第1の固定手段と第2の固定手段とは、少なくとも1つの生成物バッグが第1の固定手段によって支持材へ固定され、且つ分離バッグが第2の固定手段によって支持材へ固定されるときに、生成物管がこれのねじれを防ぐにあたり十分に大きい輪を形成するよう、互いを基準にして配置される。
【0031】
−第2の固定手段は、分離バッグを支持材へこれの周辺端部に沿って固定することに適する。
【0032】
−分離バッグはほぼ環状または半環状であって、第2の固定手段は分離バッグを支持材へこれの内周端部に沿って固定することに適する。
【0033】
−第2の固定手段は、分離バッグを支持材へこれの少なくとも2つの区域に沿って固定することに適する。
【0034】
−第2の固定手段は、分離バッグの周辺区域にある2つの開口部に係合するため、2つの相隔たる突出部品を備える。
【0035】
−バッグアセンブリはさらに支持材へ接続されるハンドルを備え、2つの突出部品はハンドルから延在する。
【0036】
−第1及び第2の固定手段は、分離バッグの周辺区域にある2つの開口部と、少なくとも1つの生成物バッグの周辺区域にある2つの穴とに係合するため、同じ2つの相隔たる突出部品を備える。
【0037】
−バッグアセンブリはさらに、移送管によって分離バッグへ接続される回収バッグを備える。
【0038】
−バッグ組み立て装置はさらに、回収バッグを支持材へ解除可能な仕方で固定するため支持材へ接続される第3の固定手段を備える。
【0039】
−支持材は第1及び第2の向き合う側面を有する細長い本体を備え、第1の固定手段は、少なくとも1つの生成物バッグの周辺区域にある2つの穴に係合するため2つの相隔たる突出部品を備え、第3の固定手段は、回収バッグの周辺区域にある2つの穴に係合するため2つの相隔たる突出部品を備え、これにより第1の固定手段の突出部品は細長い本体の第1の側面から延在し、第2の固定手段の突出部品は細長い本体の第2の側面から延在する。
【0040】
−バッグ組み立て装置はさらに、分離バッグを支持材へ解除可能な仕方で固定するため支持材へ接続される第2の固定手段と、回収バッグを支持材へ解除可能な仕方で固定するため支持材へ接続される第3の固定手段とを備え、これにより第2の固定手段と第3の固定手段とは、分離バッグが第2の固定手段によって支持材へ固定され、且つ回収バッグが第3の固定手段によって支持材へ固定されるときに、移送管がこれのねじれを防ぐにあたり十分に大きい輪を形成するよう、互いを基準にして配置される。
【0041】
−バッグアセンブリはさらに、少なくとも1つの生成物バッグへ接続された管へ接続されるフィルタを備える。
【0042】
−バッグ組み立て装置はさらに、フィルタを解除可能な仕方で保持するため支持材へ接続されるホルダを備える。
【0043】
−載置手段とフィルタホルダとは、ロータの中央空洞の中にホルダが位置し、バッグ組み立て装置がここに載置されるよう、互いを基準にして配置される。
【0044】
−フィルタは円盤様の筐体を有し、フィルタホルダはフィルタを収容するため円筒形の部分を備え、このためフィルタとホルダの円筒形部分とはほぼ同心となる。
【0045】
−フィルタホルダは、バッグ組み立て装置がロータに載置されるときに、ホルダの円筒形部分の中心軸がロータの回転軸に対しほぼ垂直となるよう、支持材へ接続される。
【0046】
−フィルタホルダと第1の固定手段とは、少なくとも1つの生成物バッグがフィルタの円盤様筐体の円形側部のうち1つに対しほぼ平行となるよう、互いを基準にして配置される。
【0047】
−バッグ組み立て装置はさらに、フィルタへ接続された管の一部分を巻くため第1の巻き取り支持体を備える。
【0048】
−バッグ組み立て装置はさらに、回収管を巻くため第2の巻き取り支持体を備える。
【0049】
−バッグアセンブリはさらに、少なくとも1つの生成物バッグを分離バッグへ接続する生成物管を選択的に閉じるためのクランプを備える。
【0050】
本発明によると、複合液体を少なくとも2つの生成物に分離するためのバッグアセンブリを製造する方法は、
−支持材と、
−複数の生成物バッグと分離バッグとを支持材へ解除可能な仕方で固定するため支持材へ接続される固定手段と、
−フィルタを保持するため支持材へ接続されるフィルタホルダと、
−支持材へ接続される巻き取り支持体であって、フィルタに接続された管の一区画を巻き取り支持体のまわりに、または中で巻くための巻き取り支持体と、
を備える、バッグ組み立て装置を提供することと、
管の2つの区画へ接続されたフィルタをフィルタホルダの中へ挿入することと、
フィルタへ接続された管の一区画を巻き取り支持体のまわりに、または中で巻くことと、
複数の生成物バッグを、生成物バッグの堆積を形成するよう、固定手段によって支持材へ固定することと、
分離バッグを固定手段によって支持材へ固定することと、
フィルタに接続された管の一区画へ1つの生成物バッグを接続することと、
管のねじれを防ぐにあたり十分に大きい少なくとも1つの管の輪を形成するよう、生成物バッグを管によって分離バッグへ互いに接続することと、
の各ステップを含む。
【0051】
本発明の他の特徴と利点とは、専ら例示とみなすべき以降の説明と添付の図面から明らかとなるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0052】
明瞭さを図るため、特定の用途、具体的には血漿を備える第1の成分、小板を備える第2の成分、及び赤血球を備える第3の成分への全血の分離に関し、これより本発明を説明する。ただし、この特定の用途が専ら例示であることは理解されたい。
【0053】
図1は、血漿生成物、小板生成物、及び赤血球生成物への全血の分離に適する1セットのバッグの第1の例を示す。このバッグセットは分離バッグ1と、これに接続された3つの生成物バッグ2、3、4とを備える。分離バッグ1は、外側円形端部6と内側円形端部7とを有するほぼ環状の分離室5と、環状室5の内側端部7へ接続される円盤様接続部品8とを有する。分離室5の外側円形端部6と内側円形端部7とはほぼ同心である。円盤様接続部品8は、ここに埋め込まれたほぼ半円形の流通経路9を備え、同流通経路は通路10を通じて環状室5と連通する。円盤様接続部品8はさらに、遠心分離機のロータへ分離バッグ1を接続するため一連の穴11を備える。後ほど説明するバッグ組み立て装置へ分離バッグ1を固定するため、円盤様接続部品8の内周には、貫通する開口部13を有する3つの周辺タン12が取り付けられる。
【0054】
分離バッグ1の変形例は、
−偏心である外側円形端部6と内側円形端部7とを有する、分離室5と、
−室が、環状となる代わりに、多少なりとも開放するC字形を有するよう、内側端部7から外側端部6にかけて延在する1つまたは2つの放射状壁を有する、分離室5とを含んでよい。
【0055】
分離バッグ1はまた、遠心分離機のロータの平坦な支持面上に、または円錐台支持面上に整合するべく成形できる。
【0056】
第1の生成物バッグ2は小板生成物を収容することを意図する。これは平らで且つほぼ長方形であり、生成物バッグ2をバッグ組み立て装置(下で説明)へ固定するため、これの上位隅にて穴14を備える。これは第1の生成物管15によって分離バッグ1へ接続される。クランプ16が取り付けられる第1の生成物管15は、第1の生成物バッグ2の上端部へ接続される第1の末端と、流通経路9の第1の末端へ接続される第2の末端とを有する。空気を追い出すための第1のバッグ17は、管18によって第1の生成物バッグ2の上端部へ接続される。
【0057】
第2の生成物バッグ3は血漿生成物を収容することを意図する。これは平らで且つほぼ長方形であり、生成物バッグ3をバッグ組み立て装置(下で説明)へ固定するため、これの上位隅にて穴14を備える。これは第2の生成物管19によって分離バッグ1へ接続される。クランプ16が取り付けられる第2の生成物管19は、第2の生成物バッグ3の上端部へ接続される第1の末端と、流通経路へ接続された第1の生成物管15の末端と、流通経路9と環状室5との間の通路10との間で、流通経路9へ接続される第2の末端とを有する。空気を追い出すための第2のバッグ21は、管22によって第2の生成物バッグ3の上端部へ接続される。
【0058】
第3の生成物バッグ4は赤血球生成物を収容することを意図する。これは平らで且つほぼ長方形であり、生成物バッグ4をバッグ組み立て装置(下で説明)へ固定するため、これの上位隅にて穴14を備える。これは第3の生成物管23によって分離バッグ1へ接続される。クランプ16が取り付けられる第3の生成物管23は、第3の生成物バッグ4の上端部へ接続される第1の末端と、流通経路9の第2の末端へ接続される第2の末端とを有する。
【0059】
第3の生成物バッグ4は移送管25によって補助生成物バッグ26へ接続され、同補助生成物バッグは平らで且つほぼ長方形であり、補助生成物バッグ26をバッグ組み立て装置(下で説明)へ固定するため、これの上位隅にて穴14を備える。移送管25は、第3の生成物バッグ4の上端部へ接続される第1の末端と、補助生成物バッグ26の上端部へ接続される第2の末端とを有する。これは、白血球減少フィルタ27(白血球を除去するためのフィルタ)の入口と出口とにそれぞれ接続される2つの区画を有する。補助バッグ26は、赤血球のため一定量の蓄積溶液を収容する。補助生成物バッグ26の中から取り外すことができる栓28(例えばいわゆる「フランジブルピン」)は、移送管25の中で液体の流れを遮断し、補助生成物バッグ26から第3の生成物バッグ4の中へ蓄積溶液が流れるのを防ぐ。代わりに、補助バッグ26は蓄積溶液を収容せず、滅菌フィルタへ接続されるポートが取り付けられ、第3の生成物バッグから補助バッグ26の中へ赤血球が移される直前には、同ポートを通じて補助バッグ26の中に蓄積溶液を注入できる。
【0060】
バッグセットはさらに回収バッグ29を備え、同回収バッグはドナーから一定量の全血(通常は約450ml)を受け入れることを意図する。回収バッグ29は平らで且つほぼ長方形であり、回収バッグ29をバッグ組み立て装置(下で説明)へ固定するため、これの上位隅にて穴14を備える。回収バッグ29は、回収バッグ29の上端部へ取り付けられる一端と環状室5の内側端部7にて取り付けられる他端とを有する移送管30によって、分離バッグ1へ接続される。回収バッグ29は一定量の抗凝固溶液を収容する(典型的には、約450mlの血液供給に対し約70mlのリン酸クエン酸デキストロース(citrate phosphate dextrose)の溶液)。回収バッグ29の中から取り外すことができる栓31(例えばいわゆる「フランジブルピン」)は、管30の中で液体の流れを遮断し、回収バッグ29から分離バッグ1の中へ抗凝固溶液が流れるのを防ぐ。
【0061】
バッグセットはさらに回収管32を備え、同回収管は一端にて回収バッグ29の上端部へ接続され、他端にてカバー33によって保護される針を備える。
【0062】
図2は、血漿生成物、小板生成物、及び赤血球生成物への全血の分離に適する1セットのバッグの第2の例を示す。このバッグセットは分離バッグ1と、これに接続された3つの生成物バッグ2、3、4とを備える。分離バッグ1は、ほぼ円形の外側端部6と、内側円形端部7と、内側端部7から外側端部6まで延在する放射状の壁34とを有する、部分的に環状の分離室5を備え、このため室5は割れたリングの形状を有する。分離室5はまた、分離室の内容を下で説明する第3の生成物バッグ4の中へ退避させることに役立てるため、これの外側端部6から外向きに突出する漏斗様の拡張部20を備える。分離バッグ1はさらに、環状室5の内側端部7へ接続される円盤様接続部品8を備える。円盤様接続部品8は、分離バッグ1を遠心分離機のロータへ接続するため一連の穴11を備える。バッグ組み立て装置(下で説明)へ分離バッグ1を固定するため、円盤様接続部品8の内周には、貫通する開口部13を有する3つの周辺タン12が取り付けられる。
【0063】
第1の生成物バッグ2は小板生成物を収容することを意図する。これは平らで且つほぼ長方形であり、生成物バッグ2をバッグ組み立て装置(下で説明)へ固定するため、これの上位隅にて穴14を備える。これは第1の生成物管15によって分離バッグ1へ接続される。クランプ16が取り付けられる第1の生成物管15は、第1の生成物バッグ2の上端部へ接続される第1の末端と、環状室5の内側端部7へ接続される第2の末端とを有する。空気を追い出すための第1のバッグ17は、管18によって第1の生成物バッグ2の上端部へ接続される。
【0064】
第2の生成物バッグ3は血漿生成物を収容することを意図する。これは平らで且つほぼ長方形であり、生成物バッグ3をバッグ組み立て装置(下で説明)へ固定するため、これの上位隅にて穴14を備える。これは第2の生成物管19によって分離バッグ1へ接続される。クランプ16が取り付けられる第2の生成物管19は、第2の生成物バッグ3の上端部へ接続される第1の末端と、環状室5の内側端部7へ接続される第2の末端とを有する。空気を追い出すための第2のバッグ21は、管22によって第2の生成物バッグ3の上端部へ接続される。
【0065】
第3の生成物バッグ4は赤血球生成物を収容することを意図する。これは平らで且つほぼ長方形であり、生成物バッグ4をバッグ組み立て装置(下で説明)へ固定するため、これの上位隅にて穴14を備える。これは第3の生成物管23によって分離バッグ1へ接続される。クランプ16が取り付けられる第3の生成物管23は、第3の生成物バッグ4の上端部へ接続される第1の末端と、分離室5の漏斗様拡張部20の先端部へ接続される第2の末端とを有する。これは、白血球減少フィルタ27(白血球を除去するためのフィルタ)の入口と出口とにそれぞれ接続される2つの区画を備える。第3の生成物バッグ4は、赤血球のため一定量の蓄積溶液を収容する。第3の生成物バッグ4の中から取り外すことができる栓28(例えばいわゆる「フランジブルピン」)は、生成物管23の中で液体の流れを遮断し、第3の生成物バッグ4から分離バッグ1の中へ蓄積溶液が流れるのを防ぐ。
【0066】
バッグセットはさらに回収管32を備え、同回収管は一端にて分離バッグ1の内側端部7へ接続され、他端にてカバー33によって保護される針を備える。
【0067】
図3は、血漿生成物、小板生成物、及び赤血球生成物への一定量の血液の分離に用いる遠心分離機の、ロータ35の上部の中央部分を示す。このロータ35の中央部分は、分離工程中に生成物バッグ2、3、4、26とフィルタ27とを受け入れることを意図する中央容器36を備える。これはさらに、分離バッグ1の円盤様接続部品8を支えるため、容器36の上位縁へ接続される環状フランジ37を備える。環状フランジ37には、分離バッグ1がこれの遠心分離のときにロータに対し動くことを防ぐため、分離バッグ1の接続部品8にある穴11に係合する一連の丸みを帯びたピン38が取り付けられる。ロータ35はまた、下で説明する本発明のバッグ組み立て装置の相補的載置手段と協働する載置手段を備える。ロータ35の載置手段は、容器36の壁の中に陥没する2つのスロット39を備える。スロット39は、ロータ35の回転軸に対し、及びこれと同一平面にて、ほぼ等距離にある。
【0068】
図4から16は、本発明によるバッグ組み立て装置の5つの実施形態を示す。バッグ組み立て装置には3つの主要な目的があり、第1にこれは、バッグのセットの製造時に、生成物バッグ2、3、4、26と回収バッグ29とを分離バッグ1へ所定の順序で組み付けるために使われ、第2にこれは、各種管によってともに接続されたバッグの滅菌時に、バッグを互いを基準として一定の関係に維持するために使われ、このため組み立て段階のときに管に形成される輪はその曲率を保ち、且つ管がねじれるおそれはなく、第3にこれは、最終製品としてのバッグアセンブリの使用時に、遠心分離機のロータ35にてバッグのセットを速やかに装填し且つ取り出すために、そしてロータ35の容器36の中で、これの回転時に、生成物バッグ2、3、4、26を所定の位置に保つために使われる。
【0069】
図4及び5は、本発明によるバッグ組み立て装置40の第1の実施形態の2つの側面A及びBを示す。バッグ組み立て装置は、湾曲する上位畝63へ接続された細長く平坦な本体を有する支持材41を備える。生成物管15、19、23を誘導するため、湾曲畝63には3つの細隙42が切り取られている。
【0070】
バッグ組み立て装置40はさらに、細長く平坦な本体41の側方端部へ接続された2つの拡張部43、44を有する載置手段を備える。拡張部43、44の外側縁は、細長く平坦な本体41に対し垂直となるよう湾曲している。拡張部43、44には、それらの外側縁に対し平行な1つまたは2つの溝様ホルダ45がそれぞれ取り付けられ、ここで管の一部分または針カバー33をぴったりと係合させることができる。載置手段は、図3に示すロータ35にて、バッグ組み立て装置40を取り外し可能な仕方で載置するためのものである。拡張部43及び44の形状は容器36の壁の上部分にあるスロット39の形状と相補的であるから、これに係合でき、これとともにタン及び溝配置を形成する。バッグ組み立て装置40がロータ35に載置されるとき、支持材41は容器36の中にほぼ位置し、容器36の開口部をまたいで延在し、ロータ35の回転軸に垂直に交差する。
【0071】
バッグ組み立て装置40はさらに、生成物バッグ2、3、4、26を支持材41へ解除可能な仕方で固定するため支持材41へ接続される、第1の固定手段を備える。第1の固定手段はロッド46、47の形をとる2つの相隔たる突出部品からなり、同ロッドは細長い本体41のA側、これの湾曲した上位畝63のすぐ下から垂直に延在する。2つのロッド46、47間の距離は、生成物バッグ2、3、4、26の上部分にある穴14間の距離とほぼ同じである。ロッド46、47の断面は穴14にほぼ整合する。各ロッド46、47の先端部には、バッグアセンブリの遠心分離のときにロッド沿いに係合されたバッグがここから離脱するのを防ぐため、上位及び下位かえし48、49が取り付けられる。バッグの穴14におけるロッド46、47の係合を促進するため、上向きに延在する上位かえし48は下向きに延在する下位かえし49より小さい。
【0072】
載置手段43、44と第1の固定手段46、47のそれぞれの配置の結果として、生成物バッグ2、3、4、26は、組み立て装置とこれに固定されたバッグがロータに載置されるときに、ロータの中央空洞にて所定の位置を占める。より具体的に、図3に示すロータ35内に載置されるとき、バッグ2、3、4、26はロータの回転軸に非常に近く、このため分離工程のときにこれらのバッグの内容にかかる遠心力は極小である。小板には相当な遠心力に晒されるときに凝集する傾向があるから、これは、血漿の中で浮遊する小板からなる小板生成物にとって特に興味深い。
【0073】
バッグ組み立て装置40はさらに、分離バッグ1をこれに解除可能な仕方で固定するため支持材41へ接続される、第2の固定手段を備える。図4、5、6、7に示すバッグ組み立て装置40の実施形態においては、第2の固定手段もまた第1の固定手段を形成する2つの相隔たるロッド46、47からなる。代わりに、第2の固定手段は別個の突出部品から構成されてよい。第2の固定手段としてのロッド46、47の使用にあたっては、バッグ1(図1及び2)の円盤様接続部品8の内周から延在する3つのタン12を次のとおりに配置する必要がある。第1に、タン12は、分離バッグ1を直径に沿って2つに折り畳むことができ、且つタン12のうち2つが重なり合うよう、円盤様接続部品8の内周をめぐって相隔てられる。第2に、2つの重ね合わされたタン12の穴13と第3のタン12の穴13との間の距離は、ロッド46、47間の距離とほぼ同じである。
【0074】
第2の固定手段は、分離バッグ1を生成物バッグ2、3、4、26に対し固定位置に保ち、これらを相互に接続する各種管がほぼ安定的な輪に曲がることを許容し、かくして管のねじれは防がれるから、バッグアセンブリ(すなわち、バッグ組み立て装置40へ固定された図1または2のバッグのセット)の滅菌とその後の操作・出荷のときに有用である。これはまた、分離バッグ1を生成物バッグ2、3、4、26に対し固定位置に保つべく成形されたパッケージの中に、バッグ組み立て装置40へ生成物バッグ2、3、4、26のみ固定されたバッグアセンブリを置くことにより達成できることに留意されたい。
【0075】
バッグ組み立て装置40はさらに、回収バッグ25をこれに解除可能な仕方で固定するため支持材41へ接続される、第3の固定手段を備える。第3の固定手段は、かぎ形ペグ50、51の形をとる2つの相隔たる突出部品からなり、同かぎ形ペグは細長い板41のB側、これの下位畝のすぐ上から垂直に延在する。2つのペグ50、51間の距離は、回収バッグ29の上部分にある穴14間の距離とほぼ同じである。
【0076】
第2の固定手段(ロッド46、47)の、そして第3の固定手段(ペグ50、51)のそれぞれの配置の結果として、分離バッグ1が第2の固定手段46、47によって支持材41へ固定され、且つ回収バッグ29が第3の固定手段(50、51)によって支持材41へ固定されるときに、移送管30は、これのねじれを防ぐにあたり十分に大きい輪を形成するよう曲がることができる。
【0077】
バッグ組み立て装置40はさらに、一般的に円盤形のケースと、対角線上に向き合う放射状の入口及び出口とを有するフィルタ27を解除可能な仕方で保持するため、支持材41へ接続されるホルダ52を備える。ホルダ52は、フィルタ27のケースの直径よりわずかに大きい内径と、フィルタ27の厚みより大きい幅とを有する、管状区画53を備える。管状区画53は、同じ幅である、同心のより大きい管状区画54へ接続され、同管状区画54はさらに、細長い板41の下端部へ接続される。管状区画53、54はこれらの縁のうち1つによって接続され、これらの他の縁は細長い本体41のA側と面一であり、これらの中心軸は細長い本体41に対し垂直である。
【0078】
支持材41、載置手段43、44、及びフィルタホルダ52の相対的配置の結果として、ホルダ52はロータ35の容器36の中に位置し、バッグ組み立て装置40がここに載置される。
【0079】
支持材41、第1の固定手段46、47、第3の固定手段50、51、及びフィルタホルダ52の相対的配置の結果として、生成物バッグ1、2、3、26と回収バッグ29とは、遠心分離機のロータ35の中にバッグアセンブリが載置されるときに、互いに、且つフィルタ27の円形側面に対し、平行に垂れ下がる。
【0080】
フィルタホルダ52の管状区画53には、管状区画53の中でフィルタ27を中間位置に保つため、内側に突出する2つの停止体55が取り付けられる。上で述べたとおり、フィルタ27の厚みは管状区画53の幅より小さいから、フィルタ27は最寄の生成物バッグ及び回収バッグに接触せず、この配置は、バッグを作るプラスチック材料(例えばPVC)とフィルタ27のケースを作るプラスチック材料(例えばポリカーボネート)とが、蒸気滅菌工程中に接触したときにともに溶融する傾向を持つ場合に、特に興味深い。
【0081】
フィルタホルダ52の管状区画53はさらに、フィルタ27の入口へ、そして出口へ接続される移送管25(図2における生成物管23)の2つの区画がフィルタホルダ52から外へ延在することをそれぞれ許容するため、2つの対角線上に向き合う切り欠き56、57を備える。より大きい管状部分54もまた、同じ目的のため2つの対角線上に向き合う切り欠き58、59を備える。
【0082】
バッグ組み立て装置40はさらに、フィルタ27の出口へ接続される移送管25(図2における生成物管23)の下流部分を巻くため、第1の巻き取り支持体を備える。第1の巻き取り支持体は、より小さい管状区画53の外面とより大きい管状区画53の内面との間に画定される管状間隙を備える。
【0083】
バッグ組み立て装置はさらに、回収管32を巻くため第2の巻き取り支持体を備える。第2の巻き取り支持体は、より大きい管状区画53と、これの外面の周囲に配置された数個の突出ガイド、具体的には第3の固定手段の2つのペグ50、51、支持材41のB側の中央から垂直に突出するタン60、及び細長い本体41のA側と面一なより大きい管状区画53の縁から下向きに延在するフランジ62へ接続される、切り欠き59に近接するピン61とを備える。
【0084】
上で説明したバッグ組み立て装置40は、ポリプロピレン等のプラスチック材料の射出成形によって一体に製造できる。
【0085】
図1に示すバッグセットとバッグ組み立て装置40とを備えるバッグアセンブリは、以下のとおりに製造される。
【0086】
−移送管25の2つの区画があらかじめ接続された円盤形フィルタ27は、フィルタホルダ52に挿入される。
【0087】
−フィルタ27の出口へ接続された移送管25の下流区画は、第1の巻き取り支持体(管状区画53及び54間の環状間隙)の中で巻かれる。
【0088】
−第1の空気追い出しバッグ17があらかじめ接続された小板生成物バッグ2は、第1の固定手段の2つのロッド46、47上に係合される。
【0089】
−第2の空気追い出しバッグ21があらかじめ接続された血漿生成物バッグ3は、第1の固定手段の2つのロッド46、47上に係合され、かくして小板生成物バッグ2に積み重なる。第1の空気追い出しバッグ17は小板生成物バッグ2と血漿生成物バッグ3との間に挿入され、かくして管18は大きい輪を形成する。
【0090】
−主赤血球生成物バッグ4は第1の固定手段の2つのロッド46、47上に係合され、かくして血漿生成物バッグ3に積み重なる。第2の空気追い出しバッグ21は血漿生成物バッグ2と主赤血球生成物バッグ4との間に挿入され、かくして管22は大きい輪を形成する。
【0091】
−補助赤血球生成物バッグ26は第1の固定手段の2つのロッド46、47上に係合され、かくして主赤血球生成物バッグ4に積み重なる。
【0092】
−生成物管15、19、23と移送管30とがあらかじめ接続された分離バッグ1は、第2の固定手段の2つのロッド46、47上に係合され、かくして補助赤血球生成物バッグ26に積み重なる。
【0093】
−各生成物管15、19、23の自由端は、対応する生成物バッグ2、3、4の上端部へ接合される。移送管25の上流及び下流区画の自由端は、主赤血球生成物バッグ4の、および補助赤血球生成物バッグ26の上端部へそれぞれ接合される。フィルタ27、生成物バッグ2、3、4、26、及び分離バッグ1の相対的な固定位置の結果として、これらを接続する各種の管は、バッグアセンブリの滅菌とその後の操作・出荷のときにねじれる見込みがない大きい輪を形成するよう配置できる。
【0094】
−回収バッグ29は、第3の固定手段の2つのペグ50、51上に係合される。
【0095】
−回収管32は第2の巻き取り支持体53のまわりに巻かれ、これの自由端は回収バッグ29の上端部へ接合される。移送管30の自由端は、回収バッグ29の上端部へ接合される。ここでもまた、回収バッグ29と分離バッグ1との相対的な固定位置の結果として、回収管32と移送管30とは、バッグアセンブリの滅菌とその後の操作・出荷のときにねじれる見込みがない大きい輪を形成するよう配置できる。
【0096】
−一定量の抗凝固溶液は回収バッグ29の中へ注入され、一定量の蓄積溶液は補助赤血球バッグ26の中へ注入される。
【0097】
−バッグアセンブリは第1のパッケージに挿入され蒸気滅菌されてよい。
【0098】
−滅菌の後には、回収バッグ29からの抗凝固溶液の蒸発を防ぐため、そして補助バッグ26から蓄積溶液を得るため、(パッケージされた)バッグアセンブリが(第2の)気密性パッケージに封入される。
【0099】
図6及び7は、図4及び5のバッグ組み立て装置と図2のバッグセットとを備えるバッグアセンブリの製造の2つの段階を示す。
【0100】
図6において、円盤形フィルタ27はフィルタホルダ52に挿入されており、フィルタ23の出口へ接続される生成物管23の下流区画は、第1の巻き取り支持体(管状区画53及び54間の環状間隙)の中で巻かれており、また3つの生成物バッグ2、3、4は第1の固定手段の2つのロッド46、47上に係合されている。
【0101】
図7において、分離バッグ1は2つのロッド46、47上に係合されて生成物バッグ2、3、4に積み重なっており、各生成物管15及び19の自由端は対応する生成物バッグ2及び3の上端部へ接合されており、生成物管23の末端は、第3の生成物バッグ4の上端部へ、そして分離バッグ1の漏斗様拡張部20へそれぞれ接合されており、最後に、回収管32は第2の巻き取り支持体54のまわりに巻かれており、回収管32の末端にある針カバー33の中の針は針ホルダ45にて係合されている。
【0102】
図8、9、及び10は、本発明によるバッグ組み立て装置70の第2の実施形態を示す。バッグ組み立て装置70は、同じ2つの側面を有する細長い支持材71を備える。各側は、上縁と、2つの管に対応する一連の凹所72と、生成物バッグの上端部へ接続される2つのサンプリングポートを除き、ほぼ平らである。
【0103】
バッグ組み立て装置70はさらに、遠心分離機のロータへバッグ組み立て装置を取り外し可能な仕方で載置するための載置手段を備える。載置手段は、支持材71の各末端にて下向きに突出する2つの弾力性スナップロックレッグ73からなる。
【0104】
バッグ組み立て装置70はさらに、少なくとも1つの生成物バッグを支持材71へ解除可能な仕方で固定するため第1の固定手段を備える。第1の固定手段は2つのジョー74からなり、同2つのジョーは支持材71の各側面の一方の末端にて蝶番式に取り付けられ、これらの他方の末端にてスナップロックグリップ75によって取り付けられ、同スナップロックグリップ75によりこれらは閉鎖状態で支持材71へ解除可能な仕方で固定できる。各ジョー74は、支持材71の側面にある凹所72と対称をなす凹所76を備える。各ジョー74は、1つまたは2つの生成物バッグを支持材71へ固定できる。
【0105】
バッグ組み立て装置70はさらにハンドル77を備え、同ハンドルは支持材71の上に延在し、載置手段のレッグ73に揃う2つのスタッド78によってこれへ固定される。このハンドル77の目的は、遠心分離機のロータでのバッグアセンブリの載置と、遠心分離機のロータからのバッグアセンブリの撤去とを促進することにある。
【0106】
バッグ組み立て装置70はさらに、分離バッグ1をこれへ解除可能な仕方で固定するため支持材71へ接続される、第2の固定手段を備える。第2の固定手段は、ハンドル77の末端から延在する2つの側方アーム79と、側方アーム79から上向きに突出する2つのピン80とを備える。2つのピン80のサイズと距離とは、分離バッグ1の円盤形接続部品8にある数個の穴11に一致する。
【0107】
ジョー74のうち1つは、回収バッグ29を支持材71へ固定するため、そして図4から7を参照しながら上で説明した第3の固定手段の機能を果たすために使用できる。
【0108】
図9及び10は、図2のバッグ組み立て装置70とバッグセットとを含むバッグアセンブリを、これの製造の2つの段階にて示す。図9で、2つの生成物バッグ2、3はジョー74のうち1つによって支持材71へ固定されており、第3の生成物バッグ4は、他のジョー74によって支持材71へ固定されるため配置されている。図10で、生成物バッグ2、3、4は分離バッグ1へ接続され、同分離バッグは2つのピン80によって支持材71へ固定され、生成物バッグに巻き付けられている。この実施形態において、フィルタ27は支持材71へ固定されず、生成物バッグ2、3、4の間に単純に挿入される。
【0109】
図11及び12は、本発明によるバッグ組み立て装置90の第3の実施形態を示す。バッグ組み立て装置90は、横に突出する蝶番93によってともに接続される2つのほぼ平らなフラップ91、92を含む支持材を備える。
【0110】
各フラップは蝶番93に対し平行な側方端部94を備え、これは、2つのフラップ91、92が互いに押し当てられるときに、2つの側方端部94が蝶番93とほぼ同じ形状を有するよう設計される。本発明のこの実施形態において、遠心分離機のロータにてバッグ組み立て装置90を載置するための載置手段は、蝶番93と、互いに押し当てられる2つの側方端部94とからなる。
【0111】
バッグ組み立て装置90はさらに、少なくとも1つの生成物バッグを支持材へ解除可能な仕方で固定するため支持材91、92へ接続される、第1の固定手段を備える。第1の固定手段は、フラップ91、92の外面、これの上端部の近くにそれぞれ接続される、二対の相隔たるノブ95、96及び97、98を備える。各フラップ91、92上のノブ95、96及び97、98間の距離は、生成物バッグ2、3、4、26の上端部にある2つの穴14間の距離にほぼ一致する。第1の固定手段はまた、ノブ95、96、97、98に対応する4つの可撓性ストラップ99、100、101、102を備える。各ストラップは、フラップ91、92のうち一方の上端部へ接続された一端と、穴が取り付けられた他端とを有し、同穴を通じて対応するノブを強制的に係合でき、かくしてノブに係合されたバッグがここから離脱することを防ぐ。
【0112】
バッグ組み立て装置90はさらに、フラップ91のうち一方と一体化され、これの外面から陥没する円盤形のフィルタホルダ103を備える。他方のフラップ92はフィルタホルダ103に部分的に一致する切り欠き104を備え、このため2つのフラップ91、22が互いに押し当てられるときには、これらのそれぞれの内面は互いに接触する。
【0113】
バッグ組み立て装置90はさらに、フィルタに接続される管の一区画を巻くため巻き取り支持体を備える。巻き取り支持体は、フラップ91の外面、フィルタホルダ103のまわりから突出する環状縁105と、環状縁105に巻き付けられた管のコイルを解除可能な仕方で拘束するための手段とを備える。拘束手段は、フラップ101の下端部へ接続された一端を有し、且つ巻き取り支持体の環状縁105の近くのフラップ91に接続された2つのノブ108、109に強制的に係合するため穴が取り付けられた他端とを有する、2つの可撓性ストラップ106、107を備える。
【0114】
1対のノブ95、96及び97、98の各々は、生成物バッグ2、3、4、26をフラップ91、92へ固定するために使われることに加え、分離バッグ1と回収バッグ29とをフラップ91、92へ固定するため、そして次に図4から7を参照しながら上で説明した第2及び第3の固定手段の機能を果たすために使用できる。
【0115】
図12においては、バッグ組み立て装置100の各フラップ91、92へ2つの生成物バッグ2、3及び4、26が固定されている。
【0116】
図13及び14は、本発明によるバッグ組み立て装置110の第4の実施形態を示している。バッグ組み立て装置110は、2つのほぼ同じU字形部品111、112を含む支持材を備え、同U字形部品はこれらの間に長方形の間隙を画定するよう解除可能な仕方で接続できる。各U字形部品は、真直ぐで平坦な基部113と、基部113の各末端にてこれに垂直に接続された2つの真直ぐで平坦なアーム114と、各アーム114の上端から外側に延在する2つの接続イヤー115、116とを備える。接続イヤー115のうち一方はこれの中央に穴117を備え、他方の接続イヤー116は、外側に突出し、且つ他方の接続イヤーにある穴117の形状に対し相補的な形状を有するピン118をこれの中央に備える。支持材の2つの同じU字形部品111及び112は、一方のU字形部品111、112のピン118を、他方のU字形部品111、112の穴117に係合させることによって、接続できる。支持材の両側方末端にて互いに接続される2つのイヤー115、116は載置手段を形成し、同載置手段により、遠心分離機のロータにてバッグアセンブリ110を取り外し可能な仕方で載置できる。
【0117】
バッグ組み立て装置120はさらに、U字形部品111の一方の基部へ垂直に接続され、かくしてU字形部品111、112の中の間隙にまたがって延在する、2つの相隔たるロッド119、120の形をとるバッグ固定手段を備える。ロッド119、120間の距離は、バッグアセンブリの任意のバッグの2つの固定穴11、13、14間の距離にほぼ等しい。ロッド119、120は2つの接続されたU字形部品111、112間の間隙の幅よりわずかに長く、U字形部品112は、他方のU字形部品111から突出するロッド119、120の先端部を受け入れるため、これの基部113に2つの穴121、122を備える。
【0118】
本発明によるバッグ組み立て装置のこの実施形態において、2つのロッド119、120は、図4から7を参照しながら上で説明した第1、第2、及び第3の固定手段の機能を果たすことができる。
【0119】
バッグ組み立て装置110は、バッグセットの全バッグを互いに積み重ねられた状態で保持するのに適する。図14では、バッグ組み立て装置のロッド119、120上に係合された、図2のバッグセットの生成物バッグ2、3、4が見られる。
【0120】
バッグ組み立て装置110はフィルタ27のためのホルダを備えず、フィルタ27は、ロータの中央空洞の中で、バッグアセンブリがここに載置されるときに、単純に垂れ下がる。
【0121】
図15及び16は、本発明によるバッグ組み立て装置130の第5の実施形態の2つの側A及びBを示す。バッグ組み立て装置130は、細長く平坦な本体131を有する支持材を備える。平坦なU字形取り扱い付属部132は、遠心分離機のロータにバッグ組み立て装置130が載置されるときに上向きに突出するよう、細長い本体131へ、これの中央にて接続される。細長く平坦な本体131には、両側A及びB沿いに2つの平行する溝様ホルダ133、134が取り付けられ、同2つの平行する溝様ホルダは、細長く平坦な本体131の長手方向軸に対し垂直であり、且つU字形取り扱い付属部132の側方端部とほぼ一直線上に、細長く平坦な本体131の中央部分に延在する。溝様ホルダ133、134の寸法は、管の一部分または針カバー33をここにぴったりと係合できるよう定められる。
【0122】
バッグ組み立て装置130はさらに、遠心分離機のロータにてバッグ組み立て装置130を取り外し可能な仕方で載置するため載置手段を備える。載置手段は、遠心分離機のロータにバッグ組み立て装置130が載置されるときに下向きに突出するよう、細長く平坦な本体131の両端に接続される2つの牙様拡張部135、136を備える。この載置手段は、遠心分離機のロータの中央容器が、図3にあるように、牙様拡張部135、136を受け入れるため2つの対角線上に向き合うスロットまたは凹所を備える場合に使用される。
【0123】
バッグ組み立て装置130はさらに、生成物バッグ2、3、4、26を支持材131へ解除可能な仕方で固定するため支持材131へ接続される、第1の固定手段を備える。第1の固定手段は、細長い本体131のA側から垂直に延在するロッド137、138の形をとる2つの相隔たる突出部品からなる。2つのロッド137、138間の距離は、生成物バッグ2、3、4、26の上部分にある穴14間の距離とほぼ同じである。ロッド137、138の断面は穴14にほぼ整合する。各ロッド137、138の先端部には、バッグアセンブリの遠心分離のときにロッド上に係合されたバッグがここから離脱するのを防ぐため保定部品139、140が取り付けられる。各保定部品139、140は丸みを帯びた末端を有する板からなり、同板は、遠心分離機のロータにバッグ組み立て装置130が載置されるときに、上向きに延在する板の部分が下向きに延在する板の部分より長くなるよう、対応するロッド137、138へ垂直に接続される。
【0124】
代わりに、第1の固定手段137、138、139、140はまた、ほぼ平らで、且つロッド137、138の先端部を受け入れて固定するよう成形され位置付けられる、2つのスロットまたは凹所を有する壁の一部分を、ロータの中央容器が備える場合に、上で説明した載置手段の機能を果たす。ロッド137、138の先端部が2つの凹所にて係合されるとき、支持材131はロータの中央容器の平らな壁に対しほぼ平行に延在する。
【0125】
載置手段135、136と第1の固定手段137、138、139、140のそれぞれの配置の結果として、組み立て装置とこれに固定されたバッグがロータに載置されるとき、生成物バッグ2、3、4、26はロータの中央空洞にて所定の位置を占める。
【0126】
バッグ組み立て装置130はさらに、分離バッグ1をこれへ解除可能な仕方で固定するため支持材131へ接続される第2の固定手段を備える。図15、16に示すバッグ組み立て装置130の実施形態においては、第2の固定手段もまた第1の固定手段を形成する2つの相隔たるロッド137、138からなる。代わりに、第2の固定手段は別個の突出部品から構成されてよい。
【0127】
バッグ組み立て装置130はさらに、回収バッグ25をこれへ解除可能な仕方で固定するため支持材131へ接続される、第3の固定手段を備える。第3の固定手段は、それぞれ第1の固定手段のロッド137、138と同じ軸に沿って細長い本体131のB側から垂直に延在するロッド141、142の形をとる、2つの相隔たる突出部品からなる。第1の固定手段のロッド137、138のように、ロッド141、142の先端部には、バッグアセンブリの遠心分離のときにロッド上に係合されたバッグがここから離脱するのを防ぐため、保定部品143、144が取り付けられる。ロッドの長さを除き、全体的に第3の固定手段は第1の固定手段と同じであり、同ロッドは第1の固定手段において、第3の固定手段におけるより長い。
【0128】
バッグ組み立て装置130はフィルタ27のためのホルダを備えておらず、フィルタ27は、ロータの中央空洞の中で、バッグアセンブリがここに載置されるときに、単純に垂れ下がる。
【0129】
ここで説明したバッグ組み立て装置と方法とに様々な修正を施せることは、当業者にとって明白となるであろう。よって、明細書に論じる主題に本発明が限定されないことを理解されたい。むしろ本発明は修正と変形とを含むことを意図する。
【図面の簡単な説明】
【0130】
【図1】本発明によるバッグアセンブリのための第1のバッグのセットの概略図である。
【図2】本発明によるバッグアセンブリのための第2のバッグのセットの概略図である。
【図3】本発明によるバッグアセンブリに適する遠心分離機のロータの上部分の斜視図である。
【図4】本発明による第1のバッグ組み立て装置の斜視図(A側)である。
【図5】本発明による第1のバッグ組み立て装置の別の斜視図(B側)である。
【図6】第1のバッグ組み立て装置を備えるバッグアセンブリの、製造の初期段階における斜視図である。
【図7】図6のバッグアセンブリの、製造の後期段階における斜視図である。
【図8】本発明による第2のバッグ組み立て装置の斜視図である。
【図9】第2のバッグ組み立て装置を備えるバッグアセンブリの、製造の初期段階における斜視図である。
【図10】図9のバッグアセンブリの、製造の後期段階における斜視図である。
【図11】本発明による第3のバッグ組み立て装置の斜視図である。
【図12】第3のバッグ組み立て装置とこれに接続された4つのバッグとを備える、バッグアセンブリの斜視図である。
【図13】本発明による第4のバッグ組み立て装置の概略斜視図である。
【図14】第4のバッグ組み立て装置とこれに接続された3つのバッグとを備える、バッグアセンブリの概略上面図である。
【図15】本発明による第5のバッグ組み立て装置の斜視図(A側)である。
【図16】本発明による第5のバッグ組み立て装置の別の斜視図(B側)である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複合液体を少なくとも2つの成分に分離するためのバッグアセンブリであって、
バッグのセットを備え、同バッグのセットは、
分離バッグ(1)と、
少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)と、
前記分離バッグ(1)を前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)へ接続する、生成物管(15、19、23、25)とを備えるものであり、
前記バッグのセットを組み立てるバッグ組み立て装置(40、70、90、110、130)を備え、同バッグ組み立て装置は、
支持材(41、71、91、92、111、112、131)と、
前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)を収容するための中央空洞を有する遠心分離機のロータにて、前記バッグ組み立て装置(40、70、90、110、130)を取り外し可能な仕方で載置するため前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ接続される載置手段(43、44、73、93、94、115、116、135、136)と、
前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)を前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ解除可能な仕方で固定するため、前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ接続される、第1の固定手段(46、47、74、95、96、97、98、119、120、137、138)とを備えるものであり、
ここで、前記載置手段(43、44、73、93、94、115、116、135、136)と前記第1の固定手段(46、47、74、95、96、97、98、119、120、137、138)とは、ロータの前記中央空洞において、前記バッグ組み立て装置(40、70、90、110、130)がここに載置されるときに、前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)が所定の位置を占めるよう、互いを基準にして配置される、バッグアセンブリ。
【請求項2】
前記第1の固定手段(46、47、74、95、96、97、98、119、120、137、138)は、前記生成物バッグ(2、3、4、26)を、これらがコンパクトな堆積を形成するよう前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ解除可能な仕方で固定することに適する、複数の生成物バッグを備える請求項1に記載のバッグアセンブリ。
【請求項3】
前記第1の固定手段(46、47、74、95、96、97、98、119、120、137、138)は、前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)を前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へこれの周辺端部に沿って固定することに適する、請求項1に記載のバッグアセンブリ。
【請求項4】
前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)はほぼ長方形であり、前記第1の固定手段(46、47、74、95、96、97、98、119、120、137、138)は、前記生成物バッグ(2、3、4、26)を前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へこれの上端部に沿って固定することに適する、請求項1に記載のバッグアセンブリ。
【請求項5】
前記第1の固定手段(46、47、74、95、96、97、98、119、120、137、138)は、少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)を前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へこれの少なくとも2つの区域に沿って固定することに適する、請求項1に記載のバッグアセンブリ。
【請求項6】
前記第1の固定手段は、少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)の周辺区域にて2つの穴(14)に係合するため、少なくとも2つの相隔たる突出部品(46、47、95、96、97、98、119、120、137、138)を備える、請求項5に記載のバッグアセンブリ。
【請求項7】
前記第1の固定手段は少なくとも2つのストラップ(99、100、101、102)をさらに備え、各ストラップは、前記支持材(111、112)へ接続される第1の末端と、前記突出部品上に係合されたバッグがここから離脱するのを防ぐため前記突出部品(95、96、97、98)のうち1つへ接続できる第2の末端とを有する、請求項6に記載のバッグアセンブリ。
【請求項8】
前記支持材は2つの向き合う側面(A、B)を有する細長い本体(41、131)を備え、前記第1及び第2の突出部品は前記支持材の前記本体(41、131)の一方の側面(A)からほぼ垂直に延在する2つのロッド(46、47、137、138)を備え、各ロッドは、前記ロッド(46、47、137、138)上に係合されたバッグがここから離脱するのを防ぐため、保定拡張部(48、49、139、140)が取り付けられた先端部を有する、請求項6に記載のバッグアセンブリ。
【請求項9】
前記支持材は真直ぐで平坦な基部(113)を有する第1及び第2のU字形部品(111、112)を備え、前記第1及び第2のU字形部品(111、112)は、これらのそれぞれの真直ぐで平坦な基部(113)がほぼ平行となり且つこれらの間に長方形の間隙を画定するよう解除可能な仕方で接続可能であり、前記2つの相隔たる突出部品は、前記第1のU字形部品(111)の前記真直ぐで平坦な基部(113)へ接続され且つ前記長方形の間隙をまたいで前記第2のU字形部品(112)の前記真直ぐで平坦な基部(113)まで延在する、2つのほぼ平行なロッド(119、120)を備える、請求項6に記載のバッグアセンブリ。
【請求項10】
前記支持材は、ともに蝶番式に取り付けられる第1及び第2のフラップ(91、92)を備え、前記少なくとも2つの相隔たる突出部品(95、96、97、98)は前記フラップ(91、92)の外面から延在する、請求項6に記載のバッグアセンブリ。
【請求項11】
前記第1の固定手段は4つの相隔たる突出部品(95、96、97、98)を備え、2つの突出部品(95、96)は前記第1のフラップ(91)から延在し、2つの突出部品(97、98)は前記第2のフラップ(92)から延在する、複数の生成物バッグ(2、3、4、26)を備える請求項10に記載のバッグアセンブリ。
【請求項12】
前記第1の固定手段は、少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)をこれの周辺端部の一部分に沿って解除可能な仕方で把持するため、少なくとも1つのジョー(74)を備える、請求項1に記載のバッグアセンブリ。
【請求項13】
前記支持材(71)は2つの側面を有する細長い本体を備え、前記第1の固定手段は前記細長い本体の両側へそれぞれ蝶番式に取り付けられる2つのジョー(74)を備える、複数の生成物バッグ(2、3、4、26)を備える請求項12に記載のバッグアセンブリ。
【請求項14】
前記載置手段(43、44、73、93、94、115、116、135、136)は、前記バッグ組み立て装置(40、70、90、110、130)が前記ロータに載置されるときに、前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)が前記ロータの回転軸に交差するよう、前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ接続される、請求項1に記載のバッグアセンブリ。
【請求項15】
−前記支持材は2つの側方末端を有する細長い部分(41、71、91、92、111、112、131)を備え、
−前記載置手段は、前記支持材の前記細長い部分の両端にて延在し、且つロータの中央空洞の壁にある2つの対応する凹所に係合することに適する2つの拡張部(43、44、73、93、94、115、116、135、136)を備え、このため前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)は、前記ロータの前記空洞にまたがって延在し、前記側方拡張部はこれの前記凹所にて係合される、請求項1に記載のバッグアセンブリ。
【請求項16】
−前記支持材は2つの向き合う側面(A、B)を有する細長い本体(131)を備え、
−前記載置手段は前記支持材(131)の前記本体の一方の側面(A)から延在する第1及び第2の突出部品(137、138)を備え、前記突出部品(137、138)はロータの中央空洞の壁の一部分にある2つの凹所に係合することに適する先端部を有し、このため前記支持材(131)は、ほぼ壁の前記部分に沿って延在し、前記突出部品(137、138)はこれの凹所にて係合される、請求項1に記載のバッグアセンブリ。
【請求項17】
前記載置手段(43、44、73、93、94、115、116、135、136)と前記第1の固定手段(46、47、74、95、96、97、98、119、120、137、138)とは、遠心分離機の前記ロータに前記バッグ組み立て装置(40、70、90、110、130)が載置されるときに、前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)がほぼ直立状態で垂れ下がるよう互いを基準にして配置される、請求項1に記載のバッグアセンブリ。
【請求項18】
前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ接続され、前記分離バッグ(1)をこれに解除可能な仕方で固定する第2の固定手段(46、47、79、80、95、96、97、98、119、120、137、138)をさらに備える、請求項1に記載のバッグアセンブリ。
【請求項19】
前記第1の固定手段(46、47、74、95、96、97、98、119、120、137、138)と前記第2の固定手段(46、47、79、80、95、96、97、98、119、120、137、138)とは、前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)が前記第1の固定手段(46、47、74、95、96、97、98、119、120、137、138)によって前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ固定され、且つ前記分離バッグ(1)が前記第2の固定手段(46、47、79、80、95、96、97、98、119、120、137、138)によって前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ固定されるときに、前記生成物管(15、19、23、25)がこれのねじれを防ぐにあたり十分に大きい輪を形成するよう、互いを基準にして配置される、請求項18に記載のバッグアセンブリ。
【請求項20】
前記第2の固定手段(46、47、79、80、95、96、97、98、119、120、137、138)は、前記分離バッグ(1)を前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へこれの周辺端部に沿って固定することに適する、請求項18に記載のバッグアセンブリ。
【請求項21】
前記分離バッグ(1)はほぼ環状または半環状であって、前記第2の固定手段(46、47、79、80、95、96、97、98、119、120、137、138)は、前記分離バッグ(1)を前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へこれの内周端部に沿って固定することに適する、請求項18に記載のバッグアセンブリ。
【請求項22】
前記第2の固定手段(46、47、79、80、95、96、97、98、119、120、137、138)は、前記分離バッグ(1)を前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へこれの少なくとも2つの区域に沿って固定することに適する、請求項18に記載のバッグアセンブリ。
【請求項23】
前記第2の固定手段は、前記分離バッグ(1)の周辺区域にある2つの開口部(11、13)に係合するため2つの相隔たる突出部品(46、47、80、95、96、97、98、119、120、137、138)を備える、請求項22に記載のバッグアセンブリ。
【請求項24】
前記支持材(71)へ接続されるハンドル(77)をさらに備え、前記2つの突出部品(80)は前記ハンドル(77)から延在する、請求項23に記載のバッグアセンブリ。
【請求項25】
前記第1及び第2の固定手段は、前記分離バッグ(1)の周辺区域にある2つの開口部(13)と、前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)の周辺区域にある2つの穴(14)とに係合するため、前記同じ2つの相隔たる突出部品(46、47、95、96、97、98、119、120、137、138)を備える、請求項18に記載のバッグアセンブリ。
【請求項26】
移送管(30)によって前記分離バッグ(1)へ接続される回収バッグ(29)をさらに備える、請求項1に記載のバッグアセンブリ。
【請求項27】
前記バッグ組み立て装置(40、70、90、110、130)はさらに、前記回収バッグ(29)を前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ解除可能な仕方で固定するため前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ接続される、第3の固定手段(50、51、74、95、96、97、98、119、120、141、142)を備える、請求項26に記載のバッグアセンブリ。
【請求項28】
前記支持材は第1及び第2の向き合う側面(A、B)を有する細長い本体(41、131)を備え、前記第1の固定手段は前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)の周辺区域にある2つの穴(14)に係合するため2つの相隔たる突出部品(46、47、137、138)を備え、前記第3の固定手段は前記回収バッグ(29)の周辺区域にある2つの穴(14)に係合するため2つの相隔たる突出部品(50、51、141、142)を備え、これにより前記第1の固定手段の前記突出部品(46、47、137、138)は前記細長い本体(41、131)の前記第1の側面(A)から延在し、前記第2の固定手段の前記突出部品(50、51、141、142)は前記細長い本体(41、131)の前記第2の側面(B)から延在する、請求項27に記載のバッグアセンブリ。
【請求項29】
前記バッグ組み立て装置(40、70、90、110、130)はさらに、前記分離バッグ(1)を前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ解除可能な仕方で固定するため前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ接続される、第2の固定手段(46、47、79、80、95、96、97、98、119、120、137、138)と、前記回収バッグ(29)を前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ解除可能な仕方で固定するため前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ接続される、第3の固定手段(50、51、74、95、96、97、98、119、120、141、142)とを備え、これにより前記第2の固定手段(46、47、79、80、95、96、97、98、119、120、137、138)と前記第3の固定手段(50、51、74、95、96、97、98、119、120、141、142)とは、前記分離バッグ(1)が前記第2の固定手段(46、47、79、80、95、96、97、98、119、120、137、138)によって前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ固定され、且つ前記回収バッグ(29)が前記第3の固定手段(50、51、74、95、96、97、98、119、120、141、142)によって前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ固定されるときに、前記移送管(30)が、これのねじれを防ぐにあたり十分に大きい輪を形成するよう、互いを基準にして配置される、請求項1に記載のバッグアセンブリ。
【請求項30】
前記少なくとも1つの生成物バッグ(4、26)へ接続された管(23、25)へ接続されたフィルタ(27)をさらに備える、請求項1に記載のバッグアセンブリ。
【請求項31】
前記バッグ組み立て装置(40、90)はさらに、前記フィルタ(27)を解除可能な仕方で保持するため前記支持材(41、91)へ接続されるホルダ(52、103)を備える、請求項30に記載のバッグアセンブリ。
【請求項32】
前記載置手段(43、44、93、94)と前記フィルタホルダ(52、103)とは、ロータの前記中央空洞の中に、前記バッグ組み立て装置(40、90)がここに載置されるときに、前記ホルダ(52、103)が位置するよう、互いを基準にして配置される、請求項31に記載のバッグアセンブリ。
【請求項33】
前記フィルタ(27)は円盤様の筐体を有し、前記フィルタホルダは前記フィルタ(27)を収容するため円筒形の部分(53、105)を備え、このため前記フィルタ(27)と前記ホルダの前記円筒形部分(53、105)とはほぼ同心となる、請求項32に記載のバッグアセンブリ。
【請求項34】
前記フィルタホルダは、前記バッグ組み立て装置(40、90)がロータに載置されるときに、前記ホルダの前記円筒形部分(53、103)の中心軸が前記ロータの回転軸に対しほぼ垂直となるよう、前記支持材(41、91)へ接続される、請求項33に記載のバッグアセンブリ。
【請求項35】
前記フィルタホルダ(52、103)と前記第1の固定手段(46、47、95、96、97、98)とは、前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)が前記フィルタ(27)の前記円盤様筐体の円形側部のうち1つに対しほぼ平行となるよう、互いを基準にして配置される、請求項34に記載のバッグアセンブリ。
【請求項36】
前記バッグ組み立て装置(40、90)はさらに、前記フィルタへ接続された管(23、25)の一部分を巻くため第1の巻き取り支持体(53、54、105)を備える、請求項30に記載のバッグアセンブリ。
【請求項37】
前記バッグ組み立て装置(40)はさらに、回収管(32)を巻くため第2の巻き取り支持体(50、51、54、60、61、62)を備える、請求項1に記載のバッグアセンブリ。
【請求項38】
前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4)を前記分離バッグ(1)へ接続する前記生成物管(15、19、23)を選択的に閉じるため、クランプ(16)をさらに備える、請求項1に記載のバッグアセンブリ。
【請求項39】
分離バッグ(1)と、少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)と、前記分離バッグ(1)を前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)へ接続する生成物管(15、19、23、25)とを備える、バッグのセットを組み立てるためのバッグ組み立て装置(40、70、90、110、130)であって、このバッグ組み立て装置(40、70、90、110、130)は、
支持材(41、71、91、92、111、112、131)と、
前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)を収容するための中央空洞を有する遠心分離機のロータにて、前記バッグ組み立て装置(40、70、90、110、130)を取り外し可能な仕方で載置するため、前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ接続される、載置手段(43、44、73、93、94、115、116、135、136)と、
前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)を前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ解除可能な仕方で固定するため前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ接続される、第1の固定手段(46、47、74、95、96、97、98、119、120、137、138)とを備え、
ここで、前記載置手段(43、44、73、93、94、115、116、135、136)と前記第1の固定手段(46、47、74、95、96、97、98、119、120、137、138)とは、ロータの前記中央空洞において、前記バッグ組み立て装置(40、70、90、110、130)がここに載置されるときに、前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)が所定の位置を占めるよう、互いを基準にして配置される、バッグ組み立て装置。
【請求項40】
前記第1の固定手段(46、47、74、95、96、97、98、119、120、137、138)は、前記生成物バッグ(2、3、4、26)を、これらがコンパクトな堆積を形成するよう前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ解除可能な仕方で固定することに適する、複数の生成物バッグのための請求項39に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項41】
前記第1の固定手段(46、47、74、95、96、97、98、119、120、137、138)は、前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)を前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へこれの周辺端部に沿って固定することに適する、請求項39に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項42】
前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)はほぼ長方形であり、前記第1の固定手段(46、47、74、95、96、97、98、119、120、137、138)は、前記生成物バッグ(2、3、4、26)を前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へこれの上端部に沿って固定することに適する、請求項39に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項43】
前記第1の固定手段(46、47、74、95、96、97、98、119、120、137、138)は、少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)を前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へこれの少なくとも2つの区域に沿って固定することに適する、請求項39に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項44】
前記第1の固定手段は、少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)の周辺区域にて2つの穴(14)に係合するため、少なくとも2つの相隔たる突出部品(46、47、95、96、97、98、119、120、137、138)を備える、請求項43に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項45】
前記第1の固定手段はさらに少なくとも2つのストラップ(99、100、101、102)を備え、各ストラップは、前記支持材(111、112)へ接続される第1の末端と、前記突出部品上に係合されたバッグがここから離脱するのを防ぐため前記突出部品(95、96、97、98)のうち1つへ接続できる第2の末端とを有する、請求項44に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項46】
前記支持材は2つの向き合う側面(A、B)を有する細長い本体(41、131)を備え、前記第1及び第2の突出部品は、前記支持材の前記本体(41、131)の一方の側面(A)からほぼ垂直に延在する2つのロッド(46、47、137、138)を備え、各ロッドは、前記ロッド(46、47、137、138)上に係合されたバッグがここから離脱するのを防ぐため保定拡張部(48、49、139、140)が取り付けられた先端部を有する、請求項44に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項47】
前記支持材は真直ぐで平坦な基部(113)を有する第1及び第2のU字形部品(111、112)を備え、前記第1及び第2のU字形部品(111、112)は、これらのそれぞれの真直ぐで平坦な基部(113)がほぼ平行となり且つこれらの間に長方形の間隙を画定するよう解除可能な仕方で接続可能であり、前記2つの相隔たる突出部品は、前記第1のU字形部品(111)の前記真直ぐで平坦な基部(113)へ接続され且つ前記長方形の間隙をまたいで前記第2のU字形部品(112)の前記真直ぐで平坦な基部(113)まで延在する、2つのほぼ平行なロッド(119、120)を備える、請求項44に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項48】
前記支持材はともに蝶番式に取り付けられる第1及び第2のフラップ(91、92)を備え、前記少なくとも2つの相隔たる突出部品(95、96、97、98)は前記フラップ(91、92)の外面から延在する、請求項44に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項49】
前記第1の固定手段は4つの相隔たる突出部品(95、96、97、98)を備え、2つの突出部品(95、96)は前記第1のフラップ(91)から延在し、2つの突出部品(97、98)は前記第2のフラップ(92)から延在する、複数の生成物バッグ(2、3、4、26)のための請求項48に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項50】
前記第1の固定手段は、少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)をこれの周辺端部の一部分に沿って解除可能な仕方で把持するため、少なくとも1つのジョー(74)を備える、請求項39に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項51】
前記支持材(71)は2つの側面を有する細長い本体を備え、前記第1の固定手段は前記細長い本体の両側へそれぞれ蝶番式に取り付けられる2つのジョー(74)を備える、複数の生成物バッグ(2、3、4、26)のための請求項50に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項52】
前記載置手段(43、44、73、93、94、115、116、135、136)は、前記バッグ組み立て装置(40、70、90、110、130)が前記ロータに載置されるときに、前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)が前記ロータの回転軸に交差するよう前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ接続される、請求項39に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項53】
−前記支持材は2つの側方末端を有する細長い部分(41、71、91、92、111、112、131)を備え、
−前記載置手段は、前記支持材の前記細長い部分の両端にて延在し、且つロータの中央空洞の壁にある2つの対応する凹所に係合することに適する2つの拡張部(43、44、73、93、94、115、116、135、136)を備え、このため前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)は、前記ロータの前記空洞にまたがって延在し、前記側方拡張部がこれの前記凹所にて係合される、請求項39に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項54】
−前記支持材は2つの向き合う側面(A、B)を有する細長い本体(131)を備え、
−前記載置手段は、前記支持材(131)の前記本体の一方の側面(A)から延在する第1及び第2の突出部品(137、138)を備え、前記突出部品(137、138)はロータの中央空洞の壁の一部分にある2つの凹所に係合することに適する先端部を有し、このため前記支持材(131)は、ほぼ壁の前記部分に沿って延在し、前記突出部品(137、138)がこれの凹所にて係合される、請求項39に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項55】
前記載置手段(43、44、73、93、94、115、116、135、136)と前記第1の固定手段(46、47、74、95、96、97、98、119、120、137、138)とは、遠心分離機の前記ロータに前記バッグ組み立て装置(40、70、90、110)が載置されるときに、前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)がほぼ直立状態で垂れ下がるよう互いを基準にして配置される、請求項39に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項56】
前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ接続され、前記分離バッグ(1)をこれに解除可能な仕方で固定する第2の固定手段(46、47、79、80、95、96、97、98、119、120、137、138)をさらに備える、請求項39に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項57】
前記第1の固定手段(46、47、74、95、96、97、98、119、120、137、138)と前記第2の固定手段(46、47、79、80、95、96、97、98、119、120、137、138)とは、前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)が前記第1の固定手段(46、47、74、95、96、97、98、119、120、137、138)によって前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ固定され、且つ前記分離バッグ(1)が前記第2の固定手段(46、47、79、80、95、96、97、98、119、120、137、138)によって前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ固定されるときに、前記生成物管(15、19、23、25)がこれのねじれを防ぐにあたり十分に大きい輪を形成するよう、互いを基準にして配置される、請求項56に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項58】
前記第2の固定手段(46、47、79、80、95、96、97、98、119、120)は、前記分離バッグ(1)を前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へこれの周辺端部に沿って固定することに適する、請求項56に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項59】
前記第2の固定手段(46、47、79、80、95、96、97、98、119、120、137、138)は前記分離バッグ(1)を前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へこれの内周端部に沿って固定することに適する、環状または半環状の分離バッグ(1)のための、請求項56に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項60】
前記第2の固定手段(46、47、79、80、95、96、97、98、119、120、137、138)は、前記分離バッグ(1)を前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へこれの少なくとも2つの区域に沿って固定することに適する、請求項56に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項61】
前記第2の固定手段は、前記分離バッグ(1)の周辺区域にある2つの開口部(11、13)に係合するため2つの相隔たる突出部品(46、47、80、95、96、97、98、119、120)を備える、請求項60に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項62】
前記支持材(71)の上部分へ接続されるハンドル(77)をさらに備え、前記2つの突出部品(80)は前記ハンドル(77)から延在する、請求項61に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項63】
前記第1及び第2の固定手段は、前記分離バッグ(1)の周辺区域にある2つの開口部(13)と、前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)の周辺区域にある2つの穴(14)とに係合するため、前記同じ2つの相隔たる突出部品(46、47、95、96、97、98、119、120、137、138)を備える、請求項56に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項64】
移送管(30)によって分離バッグ(1)へ接続された前記回収バッグ(29)を前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ解除可能な仕方で固定するため、前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ接続される第3の固定手段(50、51、74、95、96、97、98、119、120、141、142)をさらに備える、請求項39に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項65】
前記支持材は第1及び第2の向き合う側面(A、B)を有する細長い本体(41、131)を備え、前記第1の固定手段は、前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)の周辺区域にある2つの穴(14)に係合するため2つの相隔たる突出部品(46、47、137、138)を備え、前記第3の固定手段は前記回収バッグ(29)の周辺区域にある2つの穴(14)に係合するため2つの相隔たる突出部品(50、51、141、142)を備え、これにより前記第1の固定手段の前記突出部品(46、47、137、138)は前記細長い本体(41、131)の前記第1の側面(A)から延在し、前記第2の固定手段の前記突出部品(50、51、141、142)は前記細長い本体(41、131)の前記第2の側面(B)から延在する、請求項64に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項66】
前記分離バッグ(1)を前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ解除可能な仕方で固定するため、前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ接続される第2の固定手段(46、47、79、80、95、96、97、98、119、120、137、138)と、移送管(30)によって分離バッグ(1)へ接続された前記回収バッグ(29)を前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ解除可能な仕方で固定するため、前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ接続される第3の固定手段(50、51、74、95、96、97、98、119、120、141、142)とをさらに備え、これにより前記第2の固定手段(46、47、79、80、95、96、97、98、119、120、137、138)と前記第3の固定手段(50、51、74、95、96、97、98、119、120、141、142)とは、前記分離バッグ(1)が前記第2の固定手段(46、47、80、95、96、97、98、119、120、137、138)によって前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ固定され、且つ前記回収バッグ(29)が前記第3の固定手段(50、51、74、95、96、97、98、119、120、141、142)によって前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ固定されるときに、前記移送管(30)がこれのねじれを防ぐにあたり十分に大きい輪を形成するよう、互いを基準にして配置される、請求項39に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項67】
前記少なくとも1つの生成物バッグ(4、26)へ接続された管(23、25)へ接続されたフィルタ(27)を解除可能な仕方で保持するため、前記支持材(41、91)へ接続されたフィルタホルダ(52、103)をさらに備える、請求項39に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項68】
前記載置手段(43、44、93、94)と前記フィルタホルダ(52、103)とは、ロータの前記中央空洞の中に、前記バッグ組み立て装置(40、90)がここに載置されるときに、前記ホルダ(52、103)が位置するよう、互いを基準にして配置される、請求項67に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項69】
前記フィルタホルダ(52、103)は前記フィルタ(27)を収容するため円筒形の部分(53、105)を備え、このため前記フィルタ(27)と前記ホルダの前記円筒形部分(53、105)とはほぼ同心となる、円盤様の筐体を有するフィルタ(27)のための、請求項67に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項70】
前記フィルタホルダは、前記バッグ組み立て装置(40、90)がロータに載置されるときに、前記ホルダの前記円筒形部分(53、105)の中心軸が前記ロータの回転軸に対しほぼ垂直となるよう前記支持材(41、91)へ接続される、請求項69に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項71】
前記フィルタホルダ(52、103)と前記第1の固定手段(46、47、95、96、97、98)とは、少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)が前記第1の固定手段(46、47、95、96、97、98)によって支持材(41、91)へ固定され、且つフィルタ(27)が前記フィルタホルダ(52、103)にて保持されるときに、前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)が前記フィルタ(27)の前記円盤様筐体の円形側部のうち1つに対しほぼ平行となるよう、互いを基準にして配置される、請求項70に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項72】
前記フィルタへ接続された管(23、25)の一部分を巻くため第1の巻き取り支持体(53、54、105)をさらに備える、請求項67に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項73】
回収管(32)を巻くため第2の巻き取り支持体(50、51、54、60、61、62)をさらに備える、請求項39に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項74】
複合液体を少なくとも2つの生成物に分離するためのバッグアセンブリを製造する方法であって、
支持材と、
複数の生成物バッグと分離バッグとを前記支持材へ解除可能な仕方で固定するため、前記支持材へ接続される固定手段と、
フィルタを保持するため支持材へ接続されるフィルタホルダと、
フィルタに接続された管の一区画を巻き取り支持体のまわりに巻き付けるため、前記支持材へ接続される巻き取り支持体とを備える、バッグ組み立て装置を提供することと、
管の2つの区画へ接続されたフィルタを前記フィルタホルダの中へ挿入することと、
前記フィルタへ接続された管の一区画を巻き取り支持体に巻き付けることと、
前記生成物バッグの堆積を形成するよう、複数の生成物バッグを前記固定手段によって前記支持材へ固定することと、
分離バッグを前記固定手段によって前記支持材へ固定することと、
前記フィルタに接続された前記管の一区画へ1つの生成物バッグを接続することと、
前記管のねじれを防ぐにあたり十分に大きい少なくとも1つの管の輪を形成するよう、生成物バッグを管によって前記分離バッグへ互いに接続することと、
の各ステップを含む、方法。
【請求項1】
複合液体を少なくとも2つの成分に分離するためのバッグアセンブリであって、
バッグのセットを備え、同バッグのセットは、
分離バッグ(1)と、
少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)と、
前記分離バッグ(1)を前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)へ接続する、生成物管(15、19、23、25)とを備えるものであり、
前記バッグのセットを組み立てるバッグ組み立て装置(40、70、90、110、130)を備え、同バッグ組み立て装置は、
支持材(41、71、91、92、111、112、131)と、
前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)を収容するための中央空洞を有する遠心分離機のロータにて、前記バッグ組み立て装置(40、70、90、110、130)を取り外し可能な仕方で載置するため前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ接続される載置手段(43、44、73、93、94、115、116、135、136)と、
前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)を前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ解除可能な仕方で固定するため、前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ接続される、第1の固定手段(46、47、74、95、96、97、98、119、120、137、138)とを備えるものであり、
ここで、前記載置手段(43、44、73、93、94、115、116、135、136)と前記第1の固定手段(46、47、74、95、96、97、98、119、120、137、138)とは、ロータの前記中央空洞において、前記バッグ組み立て装置(40、70、90、110、130)がここに載置されるときに、前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)が所定の位置を占めるよう、互いを基準にして配置される、バッグアセンブリ。
【請求項2】
前記第1の固定手段(46、47、74、95、96、97、98、119、120、137、138)は、前記生成物バッグ(2、3、4、26)を、これらがコンパクトな堆積を形成するよう前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ解除可能な仕方で固定することに適する、複数の生成物バッグを備える請求項1に記載のバッグアセンブリ。
【請求項3】
前記第1の固定手段(46、47、74、95、96、97、98、119、120、137、138)は、前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)を前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へこれの周辺端部に沿って固定することに適する、請求項1に記載のバッグアセンブリ。
【請求項4】
前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)はほぼ長方形であり、前記第1の固定手段(46、47、74、95、96、97、98、119、120、137、138)は、前記生成物バッグ(2、3、4、26)を前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へこれの上端部に沿って固定することに適する、請求項1に記載のバッグアセンブリ。
【請求項5】
前記第1の固定手段(46、47、74、95、96、97、98、119、120、137、138)は、少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)を前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へこれの少なくとも2つの区域に沿って固定することに適する、請求項1に記載のバッグアセンブリ。
【請求項6】
前記第1の固定手段は、少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)の周辺区域にて2つの穴(14)に係合するため、少なくとも2つの相隔たる突出部品(46、47、95、96、97、98、119、120、137、138)を備える、請求項5に記載のバッグアセンブリ。
【請求項7】
前記第1の固定手段は少なくとも2つのストラップ(99、100、101、102)をさらに備え、各ストラップは、前記支持材(111、112)へ接続される第1の末端と、前記突出部品上に係合されたバッグがここから離脱するのを防ぐため前記突出部品(95、96、97、98)のうち1つへ接続できる第2の末端とを有する、請求項6に記載のバッグアセンブリ。
【請求項8】
前記支持材は2つの向き合う側面(A、B)を有する細長い本体(41、131)を備え、前記第1及び第2の突出部品は前記支持材の前記本体(41、131)の一方の側面(A)からほぼ垂直に延在する2つのロッド(46、47、137、138)を備え、各ロッドは、前記ロッド(46、47、137、138)上に係合されたバッグがここから離脱するのを防ぐため、保定拡張部(48、49、139、140)が取り付けられた先端部を有する、請求項6に記載のバッグアセンブリ。
【請求項9】
前記支持材は真直ぐで平坦な基部(113)を有する第1及び第2のU字形部品(111、112)を備え、前記第1及び第2のU字形部品(111、112)は、これらのそれぞれの真直ぐで平坦な基部(113)がほぼ平行となり且つこれらの間に長方形の間隙を画定するよう解除可能な仕方で接続可能であり、前記2つの相隔たる突出部品は、前記第1のU字形部品(111)の前記真直ぐで平坦な基部(113)へ接続され且つ前記長方形の間隙をまたいで前記第2のU字形部品(112)の前記真直ぐで平坦な基部(113)まで延在する、2つのほぼ平行なロッド(119、120)を備える、請求項6に記載のバッグアセンブリ。
【請求項10】
前記支持材は、ともに蝶番式に取り付けられる第1及び第2のフラップ(91、92)を備え、前記少なくとも2つの相隔たる突出部品(95、96、97、98)は前記フラップ(91、92)の外面から延在する、請求項6に記載のバッグアセンブリ。
【請求項11】
前記第1の固定手段は4つの相隔たる突出部品(95、96、97、98)を備え、2つの突出部品(95、96)は前記第1のフラップ(91)から延在し、2つの突出部品(97、98)は前記第2のフラップ(92)から延在する、複数の生成物バッグ(2、3、4、26)を備える請求項10に記載のバッグアセンブリ。
【請求項12】
前記第1の固定手段は、少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)をこれの周辺端部の一部分に沿って解除可能な仕方で把持するため、少なくとも1つのジョー(74)を備える、請求項1に記載のバッグアセンブリ。
【請求項13】
前記支持材(71)は2つの側面を有する細長い本体を備え、前記第1の固定手段は前記細長い本体の両側へそれぞれ蝶番式に取り付けられる2つのジョー(74)を備える、複数の生成物バッグ(2、3、4、26)を備える請求項12に記載のバッグアセンブリ。
【請求項14】
前記載置手段(43、44、73、93、94、115、116、135、136)は、前記バッグ組み立て装置(40、70、90、110、130)が前記ロータに載置されるときに、前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)が前記ロータの回転軸に交差するよう、前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ接続される、請求項1に記載のバッグアセンブリ。
【請求項15】
−前記支持材は2つの側方末端を有する細長い部分(41、71、91、92、111、112、131)を備え、
−前記載置手段は、前記支持材の前記細長い部分の両端にて延在し、且つロータの中央空洞の壁にある2つの対応する凹所に係合することに適する2つの拡張部(43、44、73、93、94、115、116、135、136)を備え、このため前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)は、前記ロータの前記空洞にまたがって延在し、前記側方拡張部はこれの前記凹所にて係合される、請求項1に記載のバッグアセンブリ。
【請求項16】
−前記支持材は2つの向き合う側面(A、B)を有する細長い本体(131)を備え、
−前記載置手段は前記支持材(131)の前記本体の一方の側面(A)から延在する第1及び第2の突出部品(137、138)を備え、前記突出部品(137、138)はロータの中央空洞の壁の一部分にある2つの凹所に係合することに適する先端部を有し、このため前記支持材(131)は、ほぼ壁の前記部分に沿って延在し、前記突出部品(137、138)はこれの凹所にて係合される、請求項1に記載のバッグアセンブリ。
【請求項17】
前記載置手段(43、44、73、93、94、115、116、135、136)と前記第1の固定手段(46、47、74、95、96、97、98、119、120、137、138)とは、遠心分離機の前記ロータに前記バッグ組み立て装置(40、70、90、110、130)が載置されるときに、前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)がほぼ直立状態で垂れ下がるよう互いを基準にして配置される、請求項1に記載のバッグアセンブリ。
【請求項18】
前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ接続され、前記分離バッグ(1)をこれに解除可能な仕方で固定する第2の固定手段(46、47、79、80、95、96、97、98、119、120、137、138)をさらに備える、請求項1に記載のバッグアセンブリ。
【請求項19】
前記第1の固定手段(46、47、74、95、96、97、98、119、120、137、138)と前記第2の固定手段(46、47、79、80、95、96、97、98、119、120、137、138)とは、前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)が前記第1の固定手段(46、47、74、95、96、97、98、119、120、137、138)によって前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ固定され、且つ前記分離バッグ(1)が前記第2の固定手段(46、47、79、80、95、96、97、98、119、120、137、138)によって前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ固定されるときに、前記生成物管(15、19、23、25)がこれのねじれを防ぐにあたり十分に大きい輪を形成するよう、互いを基準にして配置される、請求項18に記載のバッグアセンブリ。
【請求項20】
前記第2の固定手段(46、47、79、80、95、96、97、98、119、120、137、138)は、前記分離バッグ(1)を前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へこれの周辺端部に沿って固定することに適する、請求項18に記載のバッグアセンブリ。
【請求項21】
前記分離バッグ(1)はほぼ環状または半環状であって、前記第2の固定手段(46、47、79、80、95、96、97、98、119、120、137、138)は、前記分離バッグ(1)を前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へこれの内周端部に沿って固定することに適する、請求項18に記載のバッグアセンブリ。
【請求項22】
前記第2の固定手段(46、47、79、80、95、96、97、98、119、120、137、138)は、前記分離バッグ(1)を前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へこれの少なくとも2つの区域に沿って固定することに適する、請求項18に記載のバッグアセンブリ。
【請求項23】
前記第2の固定手段は、前記分離バッグ(1)の周辺区域にある2つの開口部(11、13)に係合するため2つの相隔たる突出部品(46、47、80、95、96、97、98、119、120、137、138)を備える、請求項22に記載のバッグアセンブリ。
【請求項24】
前記支持材(71)へ接続されるハンドル(77)をさらに備え、前記2つの突出部品(80)は前記ハンドル(77)から延在する、請求項23に記載のバッグアセンブリ。
【請求項25】
前記第1及び第2の固定手段は、前記分離バッグ(1)の周辺区域にある2つの開口部(13)と、前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)の周辺区域にある2つの穴(14)とに係合するため、前記同じ2つの相隔たる突出部品(46、47、95、96、97、98、119、120、137、138)を備える、請求項18に記載のバッグアセンブリ。
【請求項26】
移送管(30)によって前記分離バッグ(1)へ接続される回収バッグ(29)をさらに備える、請求項1に記載のバッグアセンブリ。
【請求項27】
前記バッグ組み立て装置(40、70、90、110、130)はさらに、前記回収バッグ(29)を前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ解除可能な仕方で固定するため前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ接続される、第3の固定手段(50、51、74、95、96、97、98、119、120、141、142)を備える、請求項26に記載のバッグアセンブリ。
【請求項28】
前記支持材は第1及び第2の向き合う側面(A、B)を有する細長い本体(41、131)を備え、前記第1の固定手段は前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)の周辺区域にある2つの穴(14)に係合するため2つの相隔たる突出部品(46、47、137、138)を備え、前記第3の固定手段は前記回収バッグ(29)の周辺区域にある2つの穴(14)に係合するため2つの相隔たる突出部品(50、51、141、142)を備え、これにより前記第1の固定手段の前記突出部品(46、47、137、138)は前記細長い本体(41、131)の前記第1の側面(A)から延在し、前記第2の固定手段の前記突出部品(50、51、141、142)は前記細長い本体(41、131)の前記第2の側面(B)から延在する、請求項27に記載のバッグアセンブリ。
【請求項29】
前記バッグ組み立て装置(40、70、90、110、130)はさらに、前記分離バッグ(1)を前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ解除可能な仕方で固定するため前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ接続される、第2の固定手段(46、47、79、80、95、96、97、98、119、120、137、138)と、前記回収バッグ(29)を前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ解除可能な仕方で固定するため前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ接続される、第3の固定手段(50、51、74、95、96、97、98、119、120、141、142)とを備え、これにより前記第2の固定手段(46、47、79、80、95、96、97、98、119、120、137、138)と前記第3の固定手段(50、51、74、95、96、97、98、119、120、141、142)とは、前記分離バッグ(1)が前記第2の固定手段(46、47、79、80、95、96、97、98、119、120、137、138)によって前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ固定され、且つ前記回収バッグ(29)が前記第3の固定手段(50、51、74、95、96、97、98、119、120、141、142)によって前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ固定されるときに、前記移送管(30)が、これのねじれを防ぐにあたり十分に大きい輪を形成するよう、互いを基準にして配置される、請求項1に記載のバッグアセンブリ。
【請求項30】
前記少なくとも1つの生成物バッグ(4、26)へ接続された管(23、25)へ接続されたフィルタ(27)をさらに備える、請求項1に記載のバッグアセンブリ。
【請求項31】
前記バッグ組み立て装置(40、90)はさらに、前記フィルタ(27)を解除可能な仕方で保持するため前記支持材(41、91)へ接続されるホルダ(52、103)を備える、請求項30に記載のバッグアセンブリ。
【請求項32】
前記載置手段(43、44、93、94)と前記フィルタホルダ(52、103)とは、ロータの前記中央空洞の中に、前記バッグ組み立て装置(40、90)がここに載置されるときに、前記ホルダ(52、103)が位置するよう、互いを基準にして配置される、請求項31に記載のバッグアセンブリ。
【請求項33】
前記フィルタ(27)は円盤様の筐体を有し、前記フィルタホルダは前記フィルタ(27)を収容するため円筒形の部分(53、105)を備え、このため前記フィルタ(27)と前記ホルダの前記円筒形部分(53、105)とはほぼ同心となる、請求項32に記載のバッグアセンブリ。
【請求項34】
前記フィルタホルダは、前記バッグ組み立て装置(40、90)がロータに載置されるときに、前記ホルダの前記円筒形部分(53、103)の中心軸が前記ロータの回転軸に対しほぼ垂直となるよう、前記支持材(41、91)へ接続される、請求項33に記載のバッグアセンブリ。
【請求項35】
前記フィルタホルダ(52、103)と前記第1の固定手段(46、47、95、96、97、98)とは、前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)が前記フィルタ(27)の前記円盤様筐体の円形側部のうち1つに対しほぼ平行となるよう、互いを基準にして配置される、請求項34に記載のバッグアセンブリ。
【請求項36】
前記バッグ組み立て装置(40、90)はさらに、前記フィルタへ接続された管(23、25)の一部分を巻くため第1の巻き取り支持体(53、54、105)を備える、請求項30に記載のバッグアセンブリ。
【請求項37】
前記バッグ組み立て装置(40)はさらに、回収管(32)を巻くため第2の巻き取り支持体(50、51、54、60、61、62)を備える、請求項1に記載のバッグアセンブリ。
【請求項38】
前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4)を前記分離バッグ(1)へ接続する前記生成物管(15、19、23)を選択的に閉じるため、クランプ(16)をさらに備える、請求項1に記載のバッグアセンブリ。
【請求項39】
分離バッグ(1)と、少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)と、前記分離バッグ(1)を前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)へ接続する生成物管(15、19、23、25)とを備える、バッグのセットを組み立てるためのバッグ組み立て装置(40、70、90、110、130)であって、このバッグ組み立て装置(40、70、90、110、130)は、
支持材(41、71、91、92、111、112、131)と、
前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)を収容するための中央空洞を有する遠心分離機のロータにて、前記バッグ組み立て装置(40、70、90、110、130)を取り外し可能な仕方で載置するため、前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ接続される、載置手段(43、44、73、93、94、115、116、135、136)と、
前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)を前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ解除可能な仕方で固定するため前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ接続される、第1の固定手段(46、47、74、95、96、97、98、119、120、137、138)とを備え、
ここで、前記載置手段(43、44、73、93、94、115、116、135、136)と前記第1の固定手段(46、47、74、95、96、97、98、119、120、137、138)とは、ロータの前記中央空洞において、前記バッグ組み立て装置(40、70、90、110、130)がここに載置されるときに、前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)が所定の位置を占めるよう、互いを基準にして配置される、バッグ組み立て装置。
【請求項40】
前記第1の固定手段(46、47、74、95、96、97、98、119、120、137、138)は、前記生成物バッグ(2、3、4、26)を、これらがコンパクトな堆積を形成するよう前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ解除可能な仕方で固定することに適する、複数の生成物バッグのための請求項39に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項41】
前記第1の固定手段(46、47、74、95、96、97、98、119、120、137、138)は、前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)を前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へこれの周辺端部に沿って固定することに適する、請求項39に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項42】
前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)はほぼ長方形であり、前記第1の固定手段(46、47、74、95、96、97、98、119、120、137、138)は、前記生成物バッグ(2、3、4、26)を前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へこれの上端部に沿って固定することに適する、請求項39に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項43】
前記第1の固定手段(46、47、74、95、96、97、98、119、120、137、138)は、少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)を前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へこれの少なくとも2つの区域に沿って固定することに適する、請求項39に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項44】
前記第1の固定手段は、少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)の周辺区域にて2つの穴(14)に係合するため、少なくとも2つの相隔たる突出部品(46、47、95、96、97、98、119、120、137、138)を備える、請求項43に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項45】
前記第1の固定手段はさらに少なくとも2つのストラップ(99、100、101、102)を備え、各ストラップは、前記支持材(111、112)へ接続される第1の末端と、前記突出部品上に係合されたバッグがここから離脱するのを防ぐため前記突出部品(95、96、97、98)のうち1つへ接続できる第2の末端とを有する、請求項44に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項46】
前記支持材は2つの向き合う側面(A、B)を有する細長い本体(41、131)を備え、前記第1及び第2の突出部品は、前記支持材の前記本体(41、131)の一方の側面(A)からほぼ垂直に延在する2つのロッド(46、47、137、138)を備え、各ロッドは、前記ロッド(46、47、137、138)上に係合されたバッグがここから離脱するのを防ぐため保定拡張部(48、49、139、140)が取り付けられた先端部を有する、請求項44に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項47】
前記支持材は真直ぐで平坦な基部(113)を有する第1及び第2のU字形部品(111、112)を備え、前記第1及び第2のU字形部品(111、112)は、これらのそれぞれの真直ぐで平坦な基部(113)がほぼ平行となり且つこれらの間に長方形の間隙を画定するよう解除可能な仕方で接続可能であり、前記2つの相隔たる突出部品は、前記第1のU字形部品(111)の前記真直ぐで平坦な基部(113)へ接続され且つ前記長方形の間隙をまたいで前記第2のU字形部品(112)の前記真直ぐで平坦な基部(113)まで延在する、2つのほぼ平行なロッド(119、120)を備える、請求項44に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項48】
前記支持材はともに蝶番式に取り付けられる第1及び第2のフラップ(91、92)を備え、前記少なくとも2つの相隔たる突出部品(95、96、97、98)は前記フラップ(91、92)の外面から延在する、請求項44に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項49】
前記第1の固定手段は4つの相隔たる突出部品(95、96、97、98)を備え、2つの突出部品(95、96)は前記第1のフラップ(91)から延在し、2つの突出部品(97、98)は前記第2のフラップ(92)から延在する、複数の生成物バッグ(2、3、4、26)のための請求項48に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項50】
前記第1の固定手段は、少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)をこれの周辺端部の一部分に沿って解除可能な仕方で把持するため、少なくとも1つのジョー(74)を備える、請求項39に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項51】
前記支持材(71)は2つの側面を有する細長い本体を備え、前記第1の固定手段は前記細長い本体の両側へそれぞれ蝶番式に取り付けられる2つのジョー(74)を備える、複数の生成物バッグ(2、3、4、26)のための請求項50に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項52】
前記載置手段(43、44、73、93、94、115、116、135、136)は、前記バッグ組み立て装置(40、70、90、110、130)が前記ロータに載置されるときに、前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)が前記ロータの回転軸に交差するよう前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ接続される、請求項39に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項53】
−前記支持材は2つの側方末端を有する細長い部分(41、71、91、92、111、112、131)を備え、
−前記載置手段は、前記支持材の前記細長い部分の両端にて延在し、且つロータの中央空洞の壁にある2つの対応する凹所に係合することに適する2つの拡張部(43、44、73、93、94、115、116、135、136)を備え、このため前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)は、前記ロータの前記空洞にまたがって延在し、前記側方拡張部がこれの前記凹所にて係合される、請求項39に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項54】
−前記支持材は2つの向き合う側面(A、B)を有する細長い本体(131)を備え、
−前記載置手段は、前記支持材(131)の前記本体の一方の側面(A)から延在する第1及び第2の突出部品(137、138)を備え、前記突出部品(137、138)はロータの中央空洞の壁の一部分にある2つの凹所に係合することに適する先端部を有し、このため前記支持材(131)は、ほぼ壁の前記部分に沿って延在し、前記突出部品(137、138)がこれの凹所にて係合される、請求項39に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項55】
前記載置手段(43、44、73、93、94、115、116、135、136)と前記第1の固定手段(46、47、74、95、96、97、98、119、120、137、138)とは、遠心分離機の前記ロータに前記バッグ組み立て装置(40、70、90、110)が載置されるときに、前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)がほぼ直立状態で垂れ下がるよう互いを基準にして配置される、請求項39に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項56】
前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ接続され、前記分離バッグ(1)をこれに解除可能な仕方で固定する第2の固定手段(46、47、79、80、95、96、97、98、119、120、137、138)をさらに備える、請求項39に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項57】
前記第1の固定手段(46、47、74、95、96、97、98、119、120、137、138)と前記第2の固定手段(46、47、79、80、95、96、97、98、119、120、137、138)とは、前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)が前記第1の固定手段(46、47、74、95、96、97、98、119、120、137、138)によって前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ固定され、且つ前記分離バッグ(1)が前記第2の固定手段(46、47、79、80、95、96、97、98、119、120、137、138)によって前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ固定されるときに、前記生成物管(15、19、23、25)がこれのねじれを防ぐにあたり十分に大きい輪を形成するよう、互いを基準にして配置される、請求項56に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項58】
前記第2の固定手段(46、47、79、80、95、96、97、98、119、120)は、前記分離バッグ(1)を前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へこれの周辺端部に沿って固定することに適する、請求項56に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項59】
前記第2の固定手段(46、47、79、80、95、96、97、98、119、120、137、138)は前記分離バッグ(1)を前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へこれの内周端部に沿って固定することに適する、環状または半環状の分離バッグ(1)のための、請求項56に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項60】
前記第2の固定手段(46、47、79、80、95、96、97、98、119、120、137、138)は、前記分離バッグ(1)を前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へこれの少なくとも2つの区域に沿って固定することに適する、請求項56に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項61】
前記第2の固定手段は、前記分離バッグ(1)の周辺区域にある2つの開口部(11、13)に係合するため2つの相隔たる突出部品(46、47、80、95、96、97、98、119、120)を備える、請求項60に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項62】
前記支持材(71)の上部分へ接続されるハンドル(77)をさらに備え、前記2つの突出部品(80)は前記ハンドル(77)から延在する、請求項61に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項63】
前記第1及び第2の固定手段は、前記分離バッグ(1)の周辺区域にある2つの開口部(13)と、前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)の周辺区域にある2つの穴(14)とに係合するため、前記同じ2つの相隔たる突出部品(46、47、95、96、97、98、119、120、137、138)を備える、請求項56に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項64】
移送管(30)によって分離バッグ(1)へ接続された前記回収バッグ(29)を前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ解除可能な仕方で固定するため、前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ接続される第3の固定手段(50、51、74、95、96、97、98、119、120、141、142)をさらに備える、請求項39に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項65】
前記支持材は第1及び第2の向き合う側面(A、B)を有する細長い本体(41、131)を備え、前記第1の固定手段は、前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)の周辺区域にある2つの穴(14)に係合するため2つの相隔たる突出部品(46、47、137、138)を備え、前記第3の固定手段は前記回収バッグ(29)の周辺区域にある2つの穴(14)に係合するため2つの相隔たる突出部品(50、51、141、142)を備え、これにより前記第1の固定手段の前記突出部品(46、47、137、138)は前記細長い本体(41、131)の前記第1の側面(A)から延在し、前記第2の固定手段の前記突出部品(50、51、141、142)は前記細長い本体(41、131)の前記第2の側面(B)から延在する、請求項64に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項66】
前記分離バッグ(1)を前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ解除可能な仕方で固定するため、前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ接続される第2の固定手段(46、47、79、80、95、96、97、98、119、120、137、138)と、移送管(30)によって分離バッグ(1)へ接続された前記回収バッグ(29)を前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ解除可能な仕方で固定するため、前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ接続される第3の固定手段(50、51、74、95、96、97、98、119、120、141、142)とをさらに備え、これにより前記第2の固定手段(46、47、79、80、95、96、97、98、119、120、137、138)と前記第3の固定手段(50、51、74、95、96、97、98、119、120、141、142)とは、前記分離バッグ(1)が前記第2の固定手段(46、47、80、95、96、97、98、119、120、137、138)によって前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ固定され、且つ前記回収バッグ(29)が前記第3の固定手段(50、51、74、95、96、97、98、119、120、141、142)によって前記支持材(41、71、91、92、111、112、131)へ固定されるときに、前記移送管(30)がこれのねじれを防ぐにあたり十分に大きい輪を形成するよう、互いを基準にして配置される、請求項39に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項67】
前記少なくとも1つの生成物バッグ(4、26)へ接続された管(23、25)へ接続されたフィルタ(27)を解除可能な仕方で保持するため、前記支持材(41、91)へ接続されたフィルタホルダ(52、103)をさらに備える、請求項39に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項68】
前記載置手段(43、44、93、94)と前記フィルタホルダ(52、103)とは、ロータの前記中央空洞の中に、前記バッグ組み立て装置(40、90)がここに載置されるときに、前記ホルダ(52、103)が位置するよう、互いを基準にして配置される、請求項67に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項69】
前記フィルタホルダ(52、103)は前記フィルタ(27)を収容するため円筒形の部分(53、105)を備え、このため前記フィルタ(27)と前記ホルダの前記円筒形部分(53、105)とはほぼ同心となる、円盤様の筐体を有するフィルタ(27)のための、請求項67に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項70】
前記フィルタホルダは、前記バッグ組み立て装置(40、90)がロータに載置されるときに、前記ホルダの前記円筒形部分(53、105)の中心軸が前記ロータの回転軸に対しほぼ垂直となるよう前記支持材(41、91)へ接続される、請求項69に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項71】
前記フィルタホルダ(52、103)と前記第1の固定手段(46、47、95、96、97、98)とは、少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)が前記第1の固定手段(46、47、95、96、97、98)によって支持材(41、91)へ固定され、且つフィルタ(27)が前記フィルタホルダ(52、103)にて保持されるときに、前記少なくとも1つの生成物バッグ(2、3、4、26)が前記フィルタ(27)の前記円盤様筐体の円形側部のうち1つに対しほぼ平行となるよう、互いを基準にして配置される、請求項70に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項72】
前記フィルタへ接続された管(23、25)の一部分を巻くため第1の巻き取り支持体(53、54、105)をさらに備える、請求項67に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項73】
回収管(32)を巻くため第2の巻き取り支持体(50、51、54、60、61、62)をさらに備える、請求項39に記載のバッグ組み立て装置。
【請求項74】
複合液体を少なくとも2つの生成物に分離するためのバッグアセンブリを製造する方法であって、
支持材と、
複数の生成物バッグと分離バッグとを前記支持材へ解除可能な仕方で固定するため、前記支持材へ接続される固定手段と、
フィルタを保持するため支持材へ接続されるフィルタホルダと、
フィルタに接続された管の一区画を巻き取り支持体のまわりに巻き付けるため、前記支持材へ接続される巻き取り支持体とを備える、バッグ組み立て装置を提供することと、
管の2つの区画へ接続されたフィルタを前記フィルタホルダの中へ挿入することと、
前記フィルタへ接続された管の一区画を巻き取り支持体に巻き付けることと、
前記生成物バッグの堆積を形成するよう、複数の生成物バッグを前記固定手段によって前記支持材へ固定することと、
分離バッグを前記固定手段によって前記支持材へ固定することと、
前記フィルタに接続された前記管の一区画へ1つの生成物バッグを接続することと、
前記管のねじれを防ぐにあたり十分に大きい少なくとも1つの管の輪を形成するよう、生成物バッグを管によって前記分離バッグへ互いに接続することと、
の各ステップを含む、方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【公表番号】特表2008−503321(P2008−503321A)
【公表日】平成20年2月7日(2008.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−518104(P2007−518104)
【出願日】平成17年6月8日(2005.6.8)
【国際出願番号】PCT/US2005/020708
【国際公開番号】WO2006/009650
【国際公開日】平成18年1月26日(2006.1.26)
【出願人】(507114521)ガンブロ・ビーシーティー、インコーポレーテッド (39)
【氏名又は名称原語表記】Gambro BCT, Inc.
【住所又は居所原語表記】10811 West Collins Avenue, Lakewood, Colorado 80215, U.S.A.
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年2月7日(2008.2.7)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年6月8日(2005.6.8)
【国際出願番号】PCT/US2005/020708
【国際公開番号】WO2006/009650
【国際公開日】平成18年1月26日(2006.1.26)
【出願人】(507114521)ガンブロ・ビーシーティー、インコーポレーテッド (39)
【氏名又は名称原語表記】Gambro BCT, Inc.
【住所又は居所原語表記】10811 West Collins Avenue, Lakewood, Colorado 80215, U.S.A.
【Fターム(参考)】
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