複数のネットワーク構成要素およびそれらの複数の関連性を記述するシステムおよび方法
【課題】複数のネットワーク構成要素およびそれらの複数の関連性を記述する１つのシステムおよび方法を提供する。
【解決手段】ネットワーク管理層は複数のネットワーク構成要素の複数の記述を受信し、受信した記述の少なくとも一部分を複数のネットワーク構成要素の１つの電子リストの複数の区分の１つに配置する。複数の区分の各々は１つの標準形式を有する。
【解決手段】ネットワーク管理層は複数のネットワーク構成要素の複数の記述を受信し、受信した記述の少なくとも一部分を複数のネットワーク構成要素の１つの電子リストの複数の区分の１つに配置する。複数の区分の各々は１つの標準形式を有する。
【発明の詳細な説明】
【関連出願】
【０００１】
この非仮特許出願は、以下の同時に出願された複数の非仮特許出願、すなわち、「１つのネットワーク装置の物理的なネットワーク位置をプログラムで変更するシステムおよび方法（Ｓｙｓｔｅｍ ａｎｄ Ｍｅｔｈｏｄ ｆｏｒ Ｐｒｏｇｒａｍｍａｔｉｃａｌｌｙ Ｃｈａｎｇｉｎｇ ｔｈｅ Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｌｏｃａｔｉｏｎ ｏｆ ａ Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｄｅｖｉｃｅ）」と題された米国特許出願第０４２３９０．Ｐ１７０６０号、「複数の有線および無線ネットワークを動的に設定し、遷移するシステムおよび方法（Ｓｙｓｔｅｍ ａｎｄ Ｍｅｔｈｏｄ ｆｏｒ Ｄｙｎａｍｉｃａｌｌｙ Ｃｏｎｆｉｇｕｒｉｎｇ ａｎｄ Ｔｒａｎｓｉｔｉｏｎｉｎｇ Ｗｉｒｅｄ ａｎｄ Ｗｉｒｅｌｅｓｓ Ｎｅｔｗｏｒｋｓ）」と題された米国特許出願第０４２３９０．Ｐ１７０５９号、「動的ホスト設定プロトコル（ＤＨＣＰ）サーバおよび複数のルータインターフェースを同期設定するシステムおよび方法（Ｓｙｓｔｅｍ ａｎｄ Ｍｅｔｈｏｄ ｆｏｒ Ｓｙｎｃｈｒｏｎｏｕｓ Ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｏｆ Ｄｙｎａｍｉｃ Ｈｏｓｔ Ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ（ＤＨＣＰ） Ｓｅｒｖｅｒ ａｎｄ Ｒｏｕｔｅｒ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅｓ）」と題された米国特許出願第０４２３９０．Ｐ１７０６２号、および「複数のネットワークを設計し、記述するシステムおよび方法（Ｓｙｓｔｅｍ ａｎｄ Ｍｅｔｈｏｄ ｆｏｒ ｔｈｅ Ｄｅｓｉｇｎ ａｎｄ Ｄｅｓｃｒｉｐｔｉｏｎ ｏｆ Ｎｅｔｗｏｒｋｓ）」と題された米国特許出願第０４２３９０．Ｐ１７０６３号に関する。
【技術分野】
【０００２】
本発明の複数の実施形態は、概して、複数のネットワークの分野に関し、特に、複数のネットワーク構成要素およびそれらの複数の関連性を記述する１つのシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【０００３】
複数のモバイルネットワーク構築技術は、複数のネットワークの使用および構造での１つの進化を促進する。例えば、複数のモバイルネットワーク構築技術の複数の使用者は、彼らがあちらこちらに、また、ネットワークからネットワークへ移動している時に、つながったままでいることを望んでいる。更に、複数のモバイルネットワーク構築技術の複数の使用者は、彼らがあちらこちらに移動している時に、容易で、且つ途切れない複数のネットワークインターフェース遷移を望んでいる。
【０００４】
ネットワーク構成要素という表現は、１つのノード（例えば、１つのデスクトップ、ラップトップなど）あるいは、複数のノードの１つの集合体（例えば、１つの仮想プライベートネットワーク、１つのサブネット、１つの仮想ローカルエリアネットワークなど）を概して意味する。ノードという表現は、１つのネットワークインターフェースを有する１つのネットワーク構成要素を意味する。１つのノードの複数の例は、複数のスイッチ、複数のルータ、複数のサーバ、複数のクライアント、複数のワークステーション、複数のラップトップ、複数の手持ち式装置、複数のプリンタ、複数のハブなどを含む。
【０００５】
場所から場所へ、およびネットワークからネットワークへの複数のネットワーク構成要素の移動は、複数のネットワークインフラおよび複数のトポロジーを絶えず変化させる。複数のネットワーク構成要素は、特定の複数のネットワークインフラおよび複数のトポロジーと相互作用するように典型的に設定されている。設定という表現を１つのネットワーク構成要素あるいは１つのネットワーク全体に関して用いる場合がある。１つのネットワーク構成要素と関連して用いる場合、設定とは、ネットワーク構成要素が１つのネットワークと情報を交換できるソフトウェア、ハードウェアおよびファームウェアの複数の設置を意味する。１つの広い意味では、１つのネットワークの設定とは、もう１つと情報を交換するように複数のネットワーク構成要素を設定することを意味する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
最新の複数のネットワーク構築技術は、１つのネットワークと相互作用する様々な複数のネットワーク構成要素を増大させ、しかも、これら複数の相互作用が生じる頻度を増大させる。これら複数の相互作用は、各々が１つの別個の設定を持つ多くの異なる複数のネットワーク構成要素から構成されている複数の異機種ネットワークの１つの組み合わせ的な激増を引き起こす。複数のネットワーク構成要素が加えられ、ネットワークから取り除かれるので、１つの初期ネットワーク設定が時間と共に変化する可能性によって複数の異機種ネットワークのこの組み合わせ的な激増が更に複雑にされる。複数のネットワーク構成要素間の複数の相互作用の管理が、より分かりにくく行われる。その理由は、複数のネットワーク構成要素およびそれらの複数の関連性を記述する標準形式が存在しないためである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明の複数の実施形態は、複数のネットワーク構成要素と、記述された複数のネットワーク構成要素間の複数の関連性とを記述する１つのシステムおよび方法を提供する。本発明の一実施形態では、１つのネットワーク管理ツールが、１つのネットワークと、このネットワーク内の複数の遷移ノードとを動的に設定する記述を用いる。以下に更に説明するように、複数のネットワーク構成要素（およびそれらの複数の関連性）は、多くの異なる区分に分類されて、分類された複数のネットワーク構成要素の１つの標準記述を容易にする。本発明の一実施形態では、分類は、記述されたネットワーク構成要素の複数の機能に基づく。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００８】
図１は、複数のネットワーク構成要素およびそれらの複数の関連性を記述するのに用いることができる１つの例示的な構造体を示す１つの説明図である。本発明の一実施形態では、複数のネットワーク構成要素およびそれらの複数の関連性は、４つの基本要素、すなわち、区分要素１０５、データ要素１１０、関連性要素１１５および情報要素１２０を用いて記述される。本発明のその他の複数の実施形態では、複数のネットワーク資源およびそれらの複数の関連性の１つの記述が、図１に示す複数の要素と異なる複数の要素を含むことができることを当業者は理解するであろう。
【０００９】
例えば、１つの特定の機能（例えば、１つのルータ）を持つ１つ以上のネットワーク構成要素を記述するのに区分要素１１０を用いることができる。複数のネットワーク構成要素を、図２に更に示すそれらの複数の機能に基づいて分類するのに複数の区分要素を用いる。区分要素１０５は、１つ以上のデータ要素１２５を含む。本発明の一実施形態では、区分要素１０５が、ゼロあるいはそれ以上の区分要素１３０をも含むことができる。区分要素１０５は、本発明の一実施形態で選択的に情報要素１３５を含むことができる。
【００１０】
例えば、１つのネットワーク構成要素の１つの特定部分を記述するのにデータ要素１１０を用いることができる。例えば、１つの区分要素は１つのルータを記述でき、この区分要素内の１つのデータ要素はこのルータの１つのルータインターフェースを記述できる。複数の区分要素と複数のデータ要素との間の関係のより詳細な１つの説明を図２に関して以下で行う。データ要素１１０は、本発明の一実施形態で１つ以上の情報要素１４０を含む。データ要素１１０は、本発明の一実施形態で関連性要素１４５を選択的に含む。以下に更に説明するように、関連性要素１４５は、記述されたネットワーク構成要素と、別の１つのネットワーク構成要素との間の１つの関連性を記述する。
【００１１】
関連性要素１１５は、本発明の一実施形態で１つ以上の情報要素１５５を含む。情報要素１５５は、１つの予め規定された要素と、関連性要素１１５を含む要素との間の１つの関連性を示す。情報要素１２０は、本発明の一実施形態で情報を記憶するのに用いられる１つの基本単位である。
【００１２】
図２には、本発明の一実施形態に従って、複数のネットワーク構成要素およびそれらの複数の関連性を記述するために実施されたネットワーク資源および関連性ファイル２００を示す。ネットワーク資源および関連性ファイル２００は、動的ネットワーク装置区分２０２、非動的ネットワーク装置区分２０４、電源管理装置区分２０６、ハブ区分２０８、仮想ローカルエリアネットワーク（ＶＬＡＮ）スイッチ区分２１０、ルータ区分２１２、動的ホスト設定プロトコル（ＤＨＣＰ）サーバ区分２１４およびアドレス方式区分２１６を含む。１つのＤＨＣＰサーバは、１９９７年３月、Ｒ．ドロムス（Ｒ．Ｄｒｏｍｓ）により「動的ホスト設定プロトコル（Ｄｙｎａｍｉｃ Ｈｏｓｔ Ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）」と題されたＲＦＣ（Ｒｅｑｕｅｓｔ Ｆｏｒ Ｃｏｍｍｅｎｔｓ）２１３１に従って複数のネットワーク管理サービスを行う１つのネットワーク構成要素を意味する。ネットワーク資源および関連性ファイル２００のその他の複数の実施形態が、図２に示す複数の区分と比べて更なる複数の区分、少ない複数の区分、および／あるいはその他の複数の区分を含むことができることを当業者は理解するであろう。
【００１３】
動的ネットワーク装置という表現は、時間と共に変更できる複数のＩＰアドレスを有し、１つのネットワーク上のある位置から別の１つの位置へ移動できる１つのネットワーク構成要素を意味する。複数の動的装置の複数の例は、複数のラップトップ、複数のアクセスポイント、複数のパーソナルデジタルアシスタントなどを含むが、これらに限定されない。動的ネットワーク装置区分２０２は、１つの動的ネットワーク装置を記述するために区分要素２１８を含む。本発明の一実施形態では、区分要素２１８は次に、複数のデータ要素２２０，２２２を含む。データ要素２２０は、１つの装置名と、装置により用いられる１つのオペレーティングシステムとをそれぞれ記憶するために複数の情報要素２２４，２２６を含む。本発明の図示された実施形態では、データ要素２２２は、装置の１つのネットワークインターフェースを記述するために複数の情報要素２２８，２３０，２３２を含む。必要に応じて、更なる複数の動的ネットワーク装置を記述するのに装置区分要素２１８を繰り返すことができる。本発明のその他の複数の実施形態では、複数のデータ要素２２０，２２２が、より少ない複数の情報要素、更なる複数の情報要素、および／あるいは別の複数の情報要素を含むことができることを当業者は理解するであろう。
【００１４】
非動的ネットワーク装置という表現は、変化しないＩＰアドレスを有する１つのネットワーク構成要素を意味する。複数の非動的ネットワーク装置は、複数の仮想プライベートネットワーク（ＶＰＮ）を含むことができるが、これらに限定されない。非動的ネットワーク装置区分２０４は、装置区分要素２３４を含む。装置区分要素２３４は、複数の情報要素２３６，２３８，２４０が含まれる１つの単独のデータ要素を含む。図示の実施形態では、複数の情報要素２３６，２３８，２４０が、非動的ネットワーク装置に対応する（複数の）固定ＩＰアドレスを指定する。必要に応じて、更なる複数の非動的ネットワーク装置を記述するのに装置区分要素２３４を繰り返すことができる。本発明のその他の複数の実施形態では、装置区分要素２３４の構成を違ったものにできることを当業者は理解するであろう。
【００１５】
本発明の一実施形態では、電源管理区分２０６が、電源を特定の複数のネットワーク構成要素にプログラムで加える（そして、これらネットワーク構成要素から電源を取り除く）のに用いられる複数の電源管理モジュールの１つのリストを含む。関連の米国特許出願第０４２３９０．Ｐ１７０５９号明細書で更に説明されているように、複数のネットワーク構成要素への電源の印加を制御することは、複数のネットワーク設定および複数の遷移中に有用である。電源管理区分２０６は、１つの電源管理モジュールを記述するためにモジュール区分要素２４２を含む。モジュール区分要素２４２は、複数のデータ要素２４４，２４７を含む。データ要素２４４は、記述された電源管理モジュールに対する１つのホームアドレスを指定するために情報要素２４６を含む。図示の実施形態では、データ要素２４７は、情報要素２４８および関連性要素２５０を含む。関連性要素２５０は、記述された電源管理モジュールにより制御された電源を有する１つのネットワーク要素を指定する。同様に、本発明のその他の複数の実施形態では、電源管理区分２０６の構造が変わる場合があることを当業者は理解するであろう。
【００１６】
本発明の図示の実施形態では、ハブ区分２０８が、ハブ区分要素２５２を含む。ハブ区分要素２５２は、情報要素２５４および１つ以上の関連性要素２５６が含まれた１つのデータ要素を含む。情報要素２５４は、例えば、記述されたハブの名称を指定する。（複数の）関連性要素２５６は、名称を指定されたハブに取り付けられた１つ以上のネットワーク構成要素を指定する。必要に応じて、更なる複数のハブを記述するのにハブ区分要素２５２を繰り返すことができることを当業者は理解するであろう。同様に、本発明のその他の複数の実施形態では、ハブ区分要素２５２の構造が変わる場合があることを当業者は理解するであろう。
【００１７】
本発明の一実施形態では、ＶＬＡＮスイッチ区分２１０が、データ要素２５８およびポート区分要素２６０を含む。本発明の一実施形態では、データ要素２５８が、記述されたＶＬＡＮスイッチに関する詳細な情報を含めることができる複数の情報要素２６２，２６４，２６６，２６８を含む。ポート区分要素２６０は次に、データ要素２７０および（複数の）関連性要素２７２が含まれた１つのデータ要素を含む。データ要素２７０は、記述されたＶＬＡＮスイッチの１つのポート番号を指定するために１つの情報要素を含む。（複数の）関連性要素２７２は、特定のポートを介してアクセスできる１つ以上のネットワーク構成要素を指定する。本発明のその他の複数の実施形態では、ＶＬＡＮスイッチ区分２１０の構造が変わる場合があることを当業者は理解するであろう。
【００１８】
ルータ区分２１２は、１つ以上のルータ区分要素２７４を含む。本発明の図示の実施形態では、（複数の）ルータ区分要素の各々は、データ要素２７６および、１つあるいはそれ以上の（複数の）ルータインターフェース区分要素２７８を含む。データ要素２７６は、記述されたルータに関する複数の詳細（例えば、ルータの名称および、ルータにアクセスするための１つのパスワード）を提供するために１つ以上の情報要素を含む。本発明の一実施形態では、（複数の）ルータインターフェース区分要素２７８の各々は、記述されたルータの１つのインターフェースに対応する。ルータインターフェース区分要素２７８は１つの（複数の）データ要素を含むことができ、このデータ要素は次に、特定のルータインターフェースの複数の詳細（例えば、１つのインターフェース番号および／あるいは１つのインターフェースタイプ）を指定するために複数の情報要素（例えば、複数の情報要素２８０，２８２）を含む。本発明のその他の複数の実施形態では、ルータ区分２１２の構造が変わる場合があることを当業者は理解するであろう。
【００１９】
ＤＨＣＰサーバ区分２１４は、１つあるいはそれ以上の（複数の）ＤＨＣＰサーバ区分要素２８４を含む。本発明の図示の実施形態では、（複数の）ＤＨＣＰサーバ区分要素２８４の各々が、データ要素２８６および、１つあるいはそれ以上の（複数の）ＤＨＣＰサーバインターフェース区分要素２８８を含む。データ要素２８６は、記述されたＤＨＣＰサーバに関する複数の詳細を指定するためにもう１つの情報要素を含む。本発明の一実施形態では、各ＤＨＣＰサーバインターフェース区分要素２８８は、記述されたＤＨＣＰサーバの１つのインターフェースに対応する。ＤＨＣＰサーバインターフェース区分要素２８８は、ＤＨＣＰサーバの１つの特定のインターフェースに関する複数の詳細を提供するために複数の情報要素（例えば、複数の情報要素２９０，２９２）を含む１つのデータ要素を含む。本発明のその他の複数の実施形態では、ＤＨＣＰサーバ区分２１４の構造が変わる場合があることを当業者は理解するであろう。
【００２０】
本発明の複数の実施形態が、ネットワーク資源および関連性ファイル２００内に記載された複数のネットワーク構成要素に対する複数のＩＰアドレスを決定できるようにアドレス方式区分２１６がアドレス方式情報を提供する。アドレス方式区分２１６は１つ以上のアドレス方式区分要素２９４を含む。本発明の一実施形態では、複数のＩＰアドレスは、複数の接頭辞および複数の接尾辞に分割されている。このような一実施形態では、アドレス方式区分要素２９４内の複数の情報要素（例えば、情報要素２９６）は、ネットワーク資源および関連性ファイル２００に対応する１つのネットワークに対する１つのＩＰアドレス接頭辞を指定する。情報要素２９４に記載された接頭辞と、記載されたネットワーク構成要素の１つの情報要素（例えば、情報要素２３０）に記憶された１つのＩＰアドレス接尾辞とを結合することにより、１つの記載されたネットワーク構成要素に対する１つのＩＰアドレスを決定できる。本発明のその他の複数の実施形態では、アドレス方式区分２１６の構造が変わる場合があることを当業者は理解するであろう。
【００２１】
１つのネットワーク管理エージェント（例えば、図１０に示すネットワーク管理エージェント１０５０）は、予め規定された複数のアルゴリズムに従って複数の資源の複数の関連性を動的に分類し、割り当て、そして管理するのにネットワーク資源および関連性ファイル２００の標準化形式を用いることができる。複数のネットワーク構成要素を記述する１つの標準仕様に従うことにより１つのネットワーク管理エージェントはネットワーク資源および関連性ファイル２００を用いて資源有効性を動的に決定し、この情報に基づいて複数のネットワーク資源を割り当てることができる。例えば、関連の米国特許出願第０４２３９０．Ｐ１７０５９号明細書では、ネットワーク資源および関連性ファイル２００の標準化形式が、複数のネットワークの複数の動的設定および複数の遷移を可能にする。
（機能層の概要）
【００２２】
本発明の複数の実施形態を４つの層内へ、すなわち、制御層、ネットワーク管理層、検証および妥当性確認層、並びに物理ネットワーク層内へ抽象することができる。図３は、４つの層内へ抽象された本発明の一実施形態を示すブロック図である。本発明のその他の複数の実施形態では、より多くの層あるいは、より少ない層内へ複数の機能を抽象することができる。図３は、制御層３１０、ネットワーク管理層３２０、検証および妥当性確認層３３０、並びに物理ネットワーク層３４０を含む。
【００２３】
制御層３１０は、本発明の複数の実施形態により提供された複数の機能に対する１つの単独の制御点を形成できる。ネットワーク付近にある１つのノードの直上の１つのコンソールを介して、あるいは、１つの遠隔ログイン区分（例えば、テルネット）を介して制御層３１０にアクセスできる。本発明の一実施形態では、制御層３１０の複数の機能は、複数のネットワークシナリオを発生させること、および、発生された複数のネットワークシナリオに基づいてネットワークを設定し、遷移するように別の複数の層に命令することを含む。
【００２４】
本発明の一実施形態では、複数のネットワークシナリオを無作為に発生させることができ、あるいは、予め規定された複数のネットワーク設定に基づくことができる。また、制御層３１０は、一連の複数のネットワークシナリオを連続して発生させることができる。本発明の一実施形態では、過去の複数のシナリオにログインされた１つのシードを補充することにより複数のネットワークシナリオの各連なりを再発生させることができる。
【００２５】
本発明の一実施形態では、制御層３１０は、ネットワークの現在の物理配置および状態をネットワーク管理層３２０並びに検証および妥当性確認層３３０との複数の相互作用に基づいて決定する。以下で更に説明するように、制御層３１０は、複数のネットワーク設定および複数のネットワーク遷移を実行するためにネットワーク管理層３２０にアクセスする。１つのノードを遷移するとは、例えば、１つのノードを１つの第１ネットワークインターフェースから１つの第２インターフェースへ、および／あるいは、１つの第１サブネットから１つの第２サブネットへ、および／あるいは、１つの第１ＶＬＡＮから１つの第２ＶＬＡＮへ、および／あるいは、１つの第１トポロジーから１つの第２トポロジーへ遷移することを概して意味する。ネットワーク遷移という表現は、ネットワーク内での１つ以上のノードの遷移を意味する。
【００２６】
本発明の一実施形態では、ネットワーク管理層３２０が、複数のネットワーク設定、複数のネットワーク遷移、および、現在のネットワーク状態情報の保守を含む多くの機能を行う。説明を簡単にするために、設定するという表現を以後、設定すること、および、再設定することの双方を意味するのに用いる。複数のネットワーク構成要素を管理および再設定するためにネットワーク管理層３２０を１つのスタンドアロン型の構成要素とすることができる。本発明のその他の複数の実施形態では、ネットワーク管理層３２０は、図３に示す複数の別の層と関連して機能する。このような一実施形態では、複数の別の層は、ネットワーク管理層３２０からネットワーク状態情報を得ることができる。
【００２７】
本発明の一実施形態では、ネットワーク管理層３２０が、複数のネットワークを設定し、複数のネットワークを遷移する責任を負う。図６に関して以下で更に説明するように、複数のネットワークを設定および遷移するのに複数のネットワークリソースラッパー３２２，３２４，３２６を用いることができる。更に、ネットワーク管理層３２０は、複数のネットワーク構成要素に対するＩＰアドレスの割り当てを保守でき、ネットワークにわたる交信を容易にするために各ＩＰアドレスを報告する１つの可読テキストファイルを作成できる。各ネットワーク設定および／あるいは遷移の後、ネットワーク管理層３２０は、現在のネットワーク状態の１つのスナップショットを作成できる。
【００２８】
図４は、１つの例示的な現在のネットワーク状態のスナップショット４００を示す１つの説明図である。現在のネットワーク状態のスナップショット４００の図示された実施形態は、１つ以上のサブネット区分（例えば、サブネット区分４０５）に従って組織化されている。各サブネット区分は、サブネット内の１つ以上のネットワーク構成要素（例えば、ノード区分４１０）に関する情報を含む。ノード区分４１０は、潜在的な移動に関する情報を含む。潜在的な移動に関する情報は、ノードが利用できる複数のネットワークトポロジーおよび複数のインターフェースに基づく複数のネットワークトポロジーの１つのリストを含むことができる。例えば、１つのノードが１つの８０２．１１ａネットワークアダプタ（および、ネットワークに存在する１つの８０２．１１ａアクセスポイント）を含んでいれば、このノードは、１つの無線ネットワーク接続へ１つの遷移を行うことができる。ネットワーク状態のスナップショット４００は、関連の米国特許出願第０４２３９０．Ｐ１７０６３号明細書で更に充分に説明されている。
【００２９】
１つのネットワーク遷移の後、ネットワーク状態のスナップショット４００の複数の区分を更新する場合がある。その理由は、幾つかのネットワーク遷移が複数のネットワーク構成要素に影響を及ぼすためである。本発明の一実施形態では、ネットワーク管理層３２０は、複数のネットワーク構成要素をプログラムで設定するのに複数のネットワークリソースラッパーを用いる。本発明の一実施形態では、複数のネットワーク構成要素が同じ（あるいは、類似の）機能を具える場合に複数のネットワーク構成要素を置き換えできる１つの標準化された方法で複数のネットワークリソースラッパーは１つのネットワーク構成要素の機能を抽象する。プログラムでという表現は、１つ以上のネットワーク構成要素の１つのソフトウェア、ハードウェアおよび／あるいはファームウェア資源により実行される動作を概して意味する。
【００３０】
図５は、ネットワークリソースラッパー関数呼び出し５００を示す１つの例示的な説明図である。例えば、１つのルータを設定するのにネットワークリソースラッパー関数呼び出し５００を用いることができる。複数の類似のネットワーク構成要素を複数の類似のネットワークリソースラッパーで設定できることを当業者は理解するであろう。本発明の一実施形態では、１つのネットワーク内の各々の設定可能なネットワーク構成要素に対応する１つのネットワークリソースラッパーがある。表１は、例示的なネットワークリソースラッパー関数呼び出し５００の複数のフィールドの１つの記述を規定する。
【表１】
【００３１】
図３を再び参照する。検証および妥当性確認層３３０は、現在のネットワーク設定を検証および妥当性確認するのに用いられる複数の装置のすべてを抽象する。これら複数の装置は、例えば、複数のパケットスニファ、複数のトラヒック発生装置、および、複数の別のネットワーク妥当性確認装置を含むことができる。本発明の一実施形態では、複数の第三者検証ツールおよび／あるいは複数の専用ツールをこの層に加えて、途切れのないアクセス容易性を広範囲な複数のネットワーク分析およびトラヒック発生ツールに与えることができる。
【００３２】
本発明の一実施形態では、複数のネットワーク妥当性確認装置は移動できる。例えば、ネットワークシナリオ実行中、妥当性の確認を必要とする特定のサブネット上に複数のネットワーク妥当性確認装置を位置付けることができる。これとは対照的に、従来のネットワーク妥当性確認は、１つのサブネットから別の１つのサブネットへ、および／あるいは１つのＶＬＡＮから別の１つのＶＬＡＮへ、および／あるいは１つのネットワークインターフェースから別の１つのネットワークインターフェースへ複数の妥当性確認装置を手動で移動することを典型的に含む。
【００３３】
本発明の一実施形態では、制御層３１０は、正常な状態回復を実行するために検証および妥当性確認層３３０と相互運用する。１つのネットワークシナリオの実行中、検証および妥当性確認層３３０は、複数の結果を検出およびログして制御層へ報告する。制御層３１０は、正常な状態回復を複数のエラーに基づいて実行するかどうかを決定し、幾らかでもエラーがあれば、検証および妥当性確認層によりログおよび報告される。正常な状態回復とは、１つのネットワークシナリオの実行中、１つのエラーが生じる前に複数のネットワーク構成要素があった１つの状態に複数のネットワーク構成要素を再設定することを意味する。
【００３４】
物理ネットワーク層３４０は、ネットワーク３００の複数の物理ネットワーク資源（例えば、複数の物理ネットワーク資源３４２，３４４，３４６）を含む。本発明の一実施形態では、複数の物理ネットワーク資源３４２，３４４，３４６が、図５に関して上述した複数のネットワークリソースラッパー３２２，３２４，３２６に対応する。制御層３１０は、１つのネットワーク設定要求を介して複数の物理ネットワーク資源３４２，３４４，３４６の機能を要求できる。
【００３５】
図６には、例示的なネットワーク設定要求６００を示す。ネットワーク設定要求６００は、サブネットグループ区分６０５および装置区分６１０を含む。複数のサブネット小区分（例えば、サブネット小区分６１５）を組織化するのにサブネットグループ区分６０５を用いることができる。各サブネット小区分は、サブネットに対して要求されたネットワークトポロジーの種類に関する情報を記載できる。例えば、１つの特定のサブネットは、有線と無線双方のネットワークインフラを含むことができる。装置区分６１０は、１つの要求されたネットワーク設定内の複数のノードに関する情報と、１つの要求されたネットワーク設定内の複数の移動ノードに対する１つの出発位置とを含むことができる。複数のネットワーク設定要求は、関連の米国特許出願第０４２３９０．Ｐ１７０６３号明細書で更に充分に説明されている。
【００３６】
動作中、制御層３１０は、１つのネットワーク設定要求をネットワーク管理層３２０へ送信できる。ネットワーク管理層３２０は次に、複数のネットワークリソースラッパーを用いて物理ネットワーク層３４０内の複数の物理資源をプログラムで設定できる。複数の新たな物理資源がネットワーク３００に加えられたら、複数の対応のネットワークラッパーをネットワーク管理層３２０へ書き込んで新たな資源の機能を抽象することができる。本発明の一実施形態では、複数の設定可能でないネットワーク資源を自由に加えることができ、および／あるいはネットワーク３００から取り除くことができる。その理由は、複数のネットワークリソースラッパーが、複数の設定可能でないネットワーク資源と相互作用する必要がないためである。
（層間の相互作用）
【００３７】
図７は、本発明の一実施形態に従うネットワーク７００内の複数の抽象的機能層間での複数の選択された相互作用を示す１つの概念図である。ネットワーク７００は、制御層７０２、ネットワーク管理層７０４、物理ネットワーク層７０６並びに、検証および妥当性確認層７０８を含む。本発明のその他の実施形態の複数の実施形態では、ネットワーク７００が、より多くの層あるいは、より少ない層を含む場合があることを当業者は理解するであろう。
【００３８】
本発明の一実施形態（図示せず）では、１人のユーザーは、１つの入力を行って１つのネットワークシナリオを開始できる。制御層７０２は、ネットワークシナリオの実行が現在のネットワーク設定を前提として可能であるかを決定するのに７１０でネットワーク管理層７０４に問い合わせる。ネットワークシナリオが現在のネットワーク設定で支援されていれば、制御層７０２は、ネットワークの検証および妥当性確認を７１２で開始する。
【００３９】
そうでなければ、制御層７０２は、７１４で、ネットワークシナリオを１つのネットワーク設定へ分解し、１つの対応のネットワーク設定要求を生成する。ネットワーク設定要求は、複数の移動ノードに対するネットワーク上の出発位置と同様に１つ以上のサブネットを含むことができる。ネットワーク管理層７０４はネットワークを７１６で設定し、設定の成功あるいは失敗を７１８で報告する。ネットワーク管理層７０４が、設定処理中に生じるいかなる失敗をも報告しなければ、制御層７０２は、７１２で、検証および妥当性確認層７０８をトリガーする。検証および妥当性確認層７０８は、ネットワーク検証および／あるいは妥当性確認の複数の検査を実行し、７２０で複数の結果を制御層７０２へ報告する。
【００４０】
１つのネットワークシナリオは、１つ以上のノードの遷移を含むことができる。例えば、１つのネットワークシナリオは、１つの有線ＬＡＮ接続から１つの無線ＬＡＮ接続への１つのノードの遷移を含むことができる。制御層７０２は、１つの遷移がネットワーク設定により支援されるかを決定するために７２２でネットワーク管理層７０４に問い合わせる。遷移が支援される場合、制御層７０２は、７２４で遷移を要求する。ネットワーク管理層７０４は、７２６で遷移の成功あるいは失敗を報告する。遷移が成功すれば、制御層７０２は、７２８で複数の適切な検査を実行し、７３０で複数の結果を制御層７０２へ報告することを検証および妥当性確認層７０８に促す。
【００４１】
本発明の複数の実施形態は、複数のネットワークシナリオが次々に発生できるように複数のネットワーク設定および遷移処理を繰り返すことができる。あるいはまた、ネットワークシナリオ処理は、ただ１つの繰り返しの後に終了できる。このような一実施形態では、完了されたネットワークシナリオの複数の結果を１人のユーザーに報告でき、ネットワークシナリオを再発生させるのに１つの疑似乱数シードを記憶できる。
【００４２】
次に図８を参照する。本発明の複数の実施形態と関連する複数の特定の方法をコンピュータソフトウェアおよびハードウェアの観点から１つのフローチャートを参照して説明する。１つの制御層および／あるいは１つの管理層により実行される複数の方法は、複数のコンピュータ実行可能な命令で構成された複数のステートマシンあるいは複数のコンピュータプログラムを構成できる。１つのフローチャートを参照して複数の方法を説明することによって当業者は、コンピュータアクセス可能媒体からの複数の命令を実行する適切に設定された複数のコンピュータ装置（例えば、１つのネットワーク要素の１つ以上のプロセッサ）上で複数の方法を行うために、このような複数の命令を含むこのような複数のプログラムを開発できる。複数のコンピュータ実行可能な命令を１つのコンピュータプログラミング言語で書き込むことができ、あるいは、ファームウェアロジックで実装できる。１つの認められた標準に従う１つのプログラミング言語での書き込みであれば、このような複数の命令を様々な複数のハードウェアプラットフォーム上で実行でき、様々な複数のオペレーティングシステムとのインターフェースに対して実行できる。更に、いずれかの特定のプログラミング言語を参照して本発明の複数の実施形態を説明しない。当然のことながら、ここで説明するように本発明の複数の教示を実施するのに様々な複数のプログラミング言語を用いることができる。その上、１つの動作を取る時、あるいは１つの結果を生じる時、様々な形（例えば、プログラム、処理、手続き、エージェント、アプリケーションなど）でソフトウェアのことを述べていることは当該技術分野で一般的である。このような複数の表現は、１つのコンピュータ装置によるソフトウェアの実行が装置に１つの動作を遂行させ、あるいは１つの結果を発生させることを述べるのに単に１つの簡略した表現法である。説明を簡単にするために、各層の複数の機能を実行する複数のエンティティを以後、複数のエージェントと称する。例えば、制御層の複数の機能を実行するエンティティ（あるいは、複数のエンティティ）を制御エージェントと称する。本発明の一実施形態では、１つのエージェントを、実行可能なコンテンツ、制御ロジック、ファームウェア、あるいはこれらの幾つかの組み合わせとすることができる。
【００４３】
図８は、本発明の一実施形態に従って、複数のネットワーク構成要素およびそれらの複数の関係を記述する一方法の複数の特定の態様を示す１つの流れ図である。処理ブロック８１０を参照する。１つのネットワーク管理エージェント（図示せず）は、１つのネットワーク構成要素の１つの記述を受信する。本発明の一実施形態では、１人のユーザー（例えば、１人のネットワーク管理者）が、受信した記述を得る。本発明のその他の複数の実施形態では、ネットワーク構成要素の１つのメモリ装置から、受信した記述にアクセスできる。本発明の一実施形態では、ネットワーク管理エージェントは、１つのＤＨＣＰサーバに存在する。本発明のその他の一実施形態では、ネットワーク管理エージェントは、１つの制御ノードに存在できる。ネットワーク管理エージェントが、多くの異なるネットワーク構成要素のいずれかに存在でき、あるいは、多くのネットワーク構成要素の間にネットワーク管理エージェントを分散できることを当業者は理解するであろう。
【００４４】
処理ブロック８２０を参照する。本発明の一実施形態では、ネットワーク管理エージェントは、受信した記述の少なくとも一部分を複数のネットワーク構成要素の１つの電子リストの複数の区分の１つ（例えば、図２に示すネットワーク資源および関連性ファイル２００の複数の区分の１つ）に配置する。本発明の一実施形態では、複数のネットワーク構成要素のリストの各区分は、１つの標準形式を有する。例えば、ルータ区分は、１つ以上のルータ区分要素を含むことができる。本発明の一実施形態では、各ルータ区分要素は、複数のルータインターフェースを記述するためにもう１つのルータ区分インターフェース要素を含む。１つの標準形式を有する複数のネットワーク構成要素の１つのリストの様々な複数の区分の複数の例に対して、例えば、図２に示すネットワーク資源および関連性ファイル２００を参照する。
【００４５】
図９は、本発明の一実施形態により実施される例示的なノード９００の複数の選択された要素の１つの簡易化したブロック図である。ノード９００は、１つあるいはそれ以上の（複数の）プロセッサ９１０、メモリ９２０、１つ以上の入力／出力インターフェース９３０、（複数の）ネットワークインターフェース９４０、制御エージェント９５０、ネットワーク管理エージェント９６０を含むことができる。システム相互接続部９７０を介して図示の複数の要素を一緒に接続できる。（複数の）プロセッサ９１０は、システム記憶装置（例えば、メモリ９２０）からの複数の命令にアクセスし、これらを復号化し、これら複数の命令を複数の算術的および論理的な動作の遂行により実行する１つのマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）、特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）、中央処理ユニット（ＣＰＵ）、プログラマブルロジックデバイス（ＰＬＤ）および、同様な複数の装置を含むことができる。本発明の幾つかの実施形態では、（複数の）プロセッサ９２０は、複数のプロセッサと共に実施される。
【００４６】
メモリ９２０は、読み出し専用メモリ（ＲＯＭ）、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ（ＥＰＲＯＭ）、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ（ＥＥＰＲＯＭ）、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、不揮発性ランダムアクセスメモリ（ＮＶＲＡＭ）、キャッシュメモリ、フラッシュメモリおよび別の複数のメモリ装置が含まれる多種多様の複数のメモリ装置を含むことができる。メモリ９２０は、複数の命令および／あるいはデータを記憶する１つあるいはそれ以上の複数のハードディスク、複数のフロッピーディスク、複数のＺＩＰディスク、複数のコンパクトディスク（例えば、ＣＤ−ＲＯＭ）、複数のデジタル多用途／ビデオディスク（ＤＶＤ）、複数の磁気ランダムアクセスメモリ（ＭＲＡＭ）装置および別の複数のシステム可読媒体をも含むことができる。メモリ９２０は、複数のルーチン、複数のプログラム、複数のオブジェクト、複数の画像、複数のデータ構造体、複数のプログラムデータのような複数のプログラムモジュールと、特定の複数のタスクを実行し、あるいは、システム使用を容易にする特定の複数の抽象データ型を実施する別の複数のプログラムモジュールとを記憶できる。
【００４７】
１つ以上のＩ／Ｏインターフェース９３０は、１つのハードディスクドライブインターフェース、１つの磁気ディスクドライブインターフェース、１つの光ディスクインターフェース、１つのパラレルポート、シリアルコントローラあるいはスーパーＩ／Ｏコントローラ、シリアルポート、ユニバーサルシリアルバス（ＵＳＢ）ポート、１つの表示装置インターフェース（例えば、ビデオアダプタ）、１つのサウンドカード、モデムなどを含むことができる。
【００４８】
（複数の）ネットワークインターフェース９４０は、ノード９００を１つの関連のネットワーク（図示せず）に接続するために多種多様のソフトウェア、ハードウェアおよび／あるいはファームウェアを含むことができる。本発明の一実施形態では、ネットワークインターフェース９４０は、複数の有線（例えば、ローカルエリアネットワーク）インターフェースおよび複数の無線（例えば、無線ローカルエリアネットワーク）インターフェースの双方を含む。（複数の）ネットワークインターフェース９４０は、１つのネットワークインターフェースを構成する（複数の）ネットワークインターフェースカードおよび／あるいは複数のチップセットを含むことができる。
【００４９】
制御エージェント９５０によりノード９００は、ノード９００が接続された１つのネットワークに対する１つの単独の制御点として作用できる。本発明の一実施形態では、制御エージェント９５０を、実行可能なコンテンツ、制御ロジック（例えば、ＡＳＩＣ、ＰＬＤ、ＦＰＧＡなど）、ファームウェア、あるいはこれらの幾つかの組み合わせとすることができる。制御エージェント９５０を実行可能なコンテンツとする本発明の複数の実施形態では、それをメモリ９２０内に記憶し、（複数の）プロセッサ９１０により実行できる。
【００５０】
本発明の一実施形態では、ネットワーク管理エージェント９６０によりノード９００は、複数のネットワーク設定変更および複数のネットワーク遷移を実行できる。本発明の一実施形態では、ネットワーク管理エージェント９６０を、実行可能なコンテンツ、制御ロジック（例えば、ＡＳＩＣ、ＰＬＤ、ＦＰＧＡなど）、ファームウェア、あるいはこれらの幾つかの組み合わせとすることができる。ネットワーク管理エージェント９６０を実行可能なコンテンツとする本発明の複数の実施形態では、それをメモリ９２０内に記憶し、（複数の）プロセッサ９１０により実行できる。本発明の図示の実施形態では、ネットワーク管理エージェント９６０は、制御エージェント９５０と同じノードに存在する。本発明のその他の複数の実施形態では、制御エージェント９５０およびネットワーク管理エージェント９６０は、分かれた複数のノードに存在する。本発明の更なる別のその他の複数の実施形態では、制御エージェント９５０および／あるいはネットワーク管理エージェント９６０は、２つ以上のノードにわたって分散されている。
【００５１】
システム相互接続部９７０は、ノード９７０の様々な複数の要素間での通信を可能にする。システム相互接続部９７０は、１つのメモリバス、周辺機器バス、ローカルバス、ホストバス、ブリッジ、光学的、電気的、音響的および別の方法で伝播する複数の信号線の１つ以上が含まれる多種多様な複数の信号線を含むことができる。
【００５２】
図１０は、本発明の一実施形態により実施される例示的なネットワーク１０００の複数の選択された要素の１つのブロック図である。ネットワーク１０００は、制御ノード１００５、ＤＨＣＰサーバ１０１０、ルータ１０１５、ＶＬＡＮスイッチ１０２０、ＶＰＮ１０２５、ハブ１０３０、およびノード１０３５、電源スイッチシリアルコントローラ装置１０４０およびアクセスポイント１０４５を含む。
【００５３】
本発明の一実施形態では、制御ノード１００５は、複数のネットワーク設定、複数のネットワーク遷移および／あるいは複数のネットワークシナリオを実行する１つの単独の制御点を形成する。本発明の一実施形態では、１つの制御エージェント（例えば、制御エージェント９５０）は、制御ノード１００５に存在する。本発明のその他の複数の実施形態では、１つの制御エージェントおよび１つのネットワーク管理エージェント（例えば、ネットワーク管理エージェント９６０）は制御ノード１００５に存在する。本発明の一実施形態では、制御ノード１００５を、１つの制御エージェントが含まれる１つの汎用コンピュータ装置とすることができる。
【００５４】
本発明の一実施形態では、ＤＨＣＰサーバ１０１０は、複数のネットワーク管理機能を行う。例えば、ＤＨＣＰサーバ１０１０は、複数のＩＰアドレス、複数のサブネットマスクおよび／あるいはゲートウェイ情報をネットワーク１０００の複数のネットワーク構成要素へ供給できる。ＤＨＣＰサーバは、１つ以上のネットワークインターフェースを対応のＩＰアドレス情報（例えば、ＩＰアドレス、サブネットマスクおよびゲートウェイ）と関連付けることができる。本発明の一実施形態では、複数のネットワークインターフェースと対応のＩＰアドレス情報との間の複数の関連性は、複数のどのノードが複数のどのネットワーク管理機能を受信するかを決定する。複数のＤＨＣＰサーバは当業者に周知であり、それらが本発明の複数の実施形態にどのように関連するのかについてこれらＤＨＣＰサーバを更に説明しない。本発明の一実施形態では、１つのネットワーク管理エージェントは、ＤＨＣＰサーバ１０１０に存在する。本発明のこのような一実施形態では、ＤＨＣＰサーバ１０１０を１つのネットワーク管理ノードと称することができる。ネットワーク管理ノードという表現は、１つのネットワーク管理エージェント（あるいは、１つのネットワーク管理エージェントの一部分）が存在する１つのノードを概して意味する。
【００５５】
本発明の一実施形態では、ルータ１０１５は、多くのネットワークインターフェースを構成する。インターフェースで複数のパケットを交換可能にするために各ネットワークインターフェースをＩＰアドレス情報（例えば、インターフェースＩＰアドレスおよびサブネット）と関連付けることができる。複数のルータは当業者に周知であり、それらが本発明の複数の実施形態にどのように関連するのかについてこれらルータを更に説明しない。
【００５６】
本発明の一実施形態では、ＶＬＡＮスイッチ１０２０は複数のポートを具え、複数のＶＬＡＮを支援する。支援された各ＶＬＡＮは、１つ以上のポートを含むことができる。各ポートを１つ以上のネットワーク構成要素に接続できる。ＶＬＡＮスイッチ１０２０により本発明の一実施形態は、複数のハブを一緒にプログラムで複数の論理サブネットにグループ化できる。複数のＶＬＡＮスイッチは当業者に周知であり、それらが本発明の複数の実施形態にどのように関連するのかについてこれらＶＬＡＮスイッチを更に説明しない。
【００５７】
本発明の一実施形態では、ＶＰＮ１０２５は、複数の遷移を保証する１つの機構を具える。本発明の幾つかの実施形態では、１つあるいは複数のＶＰＮは、複数の固定ＩＰアドレス設定を用いる。本発明のこのような複数の実施形態では、１つのネットワーク管理エージェントは、静的に設定されたＶＰＮと通信するのに用いる複数の特定のサブネットを生成できる。このことを、例えば、特定のＶＰＮに対応する複数のサブネットＩＰアドレスでＤＨＣＰサーバ上に複数のＩＰアドレスを設定することにより達成できる。更に、ＶＰＮトラヒックのみを転送するためにＶＰＮのどちらか一方側のネットワークトラヒックを分離するようにルータ１０１５を設定できる。内部トラヒックとは、ＶＰＮ（あるいは、ファイアウォール）内のトラヒックを意味し、外部トラヒックとは、ＶＰＮ（あるいは、ファイアウォール）の外側のトラヒックを意味する。複数のＶＰＮは当業者に周知であり、それらが本発明の複数の実施形態にどのように関連するのかについてこれらＶＰＮを更に説明しない。
【００５８】
当然のことながら、この明細書を通じた「１つの実施形態」あるいは「一実施形態」への言及は、この実施形態と関連して説明した１つの特定の特徴、構造あるいは特性が本発明の少なくとも１つの実施形態に含まれるということを意味する。従って、この明細書の様々な複数の部分における「一実施形態」あるいは「１つの実施形態」あるいは「その他の一実施形態」への２つあるいはそれ以上の言及が、必ずしもすべて同じ実施形態に言及しているとは限らないことに注意すべきである。更に、本発明の１つあるいはそれ以上の実施形態に適するように複数の特定の特徴、複数の構造あるいは複数の特性を組み合わせることができる。
【００５９】
同様に、本発明の例示的な複数の実施形態の上記の説明では、様々な複数の発明の態様の１つあるいはそれ以上の理解を助ける開示の簡素化のために、本発明の様々な複数の特徴が、時には、１つの単独の実施形態、図面あるいはその説明において一緒にグループ化されていること明らかである。しかし、この開示方法は、特許請求の範囲に記載された発明が、各請求項に明確に列挙された特徴よりも多くの特徴を要求するという１つの意図の反映として解釈されるものではない。むしろ、複数の請求項が反映する通りに、複数の発明の態様は、１つの単独の上記の開示した実施形態のあらゆる複数の特徴に満たない状態にある。従って、これにより、詳細な説明に続く複数の請求項は、この詳細な説明の中に明確に組み込まれており、各請求項は、この発明の１つの分かれた実施形態として独立している。
【図面の簡単な説明】
【００６０】
本発明の複数の実施形態を一例として示し、本発明はこれら実施形態に限定されず、複数の添付図面の図中、複数の同一の符号は複数の同様な要素を示す。
【図１】複数のネットワーク構成要素およびそれらの複数の関連性を記述するのに用いることができる１つの例示的な構造体を示す１つの説明図である。
【図２】本発明の一実施形態に従って、複数のネットワーク構成要素およびそれらの複数の関連性を記述するために実施されたネットワーク資源および関連性ファイル２００を示す。
【図３】４つの層内へ抽象された本発明の一実施形態を示すブロック図である。
【図４】１つの例示的な現在のネットワーク状態のスナップショット４００を示す１つの説明図である。
【図５】複数の実行可能な関数パラメータを有するネットワークリソースラッパー関数呼び出し５００を示す１つの例示的な説明図である。
【図６】例示的なネットワーク設定要求６００を示す。
【図７】本発明の一実施形態に従うネットワーク７００内の複数の抽象的機能層間での複数の選択された相互作用を示す１つの概念図である。
【図８】本発明の一実施形態に従って、複数のネットワーク構成要素およびそれらの複数の関係を記述する一方法の複数の特定の態様を示す１つの流れ図である。
【図９】本発明の一実施形態により実施される例示的なノード１０００の複数の選択された要素の１つの簡易化したブロック図である。
【図１０】本発明の一実施形態により実施される例示的なネットワーク１０００の複数の選択された要素の１つのブロック図である。
【関連出願】
【０００１】
この非仮特許出願は、以下の同時に出願された複数の非仮特許出願、すなわち、「１つのネットワーク装置の物理的なネットワーク位置をプログラムで変更するシステムおよび方法（Ｓｙｓｔｅｍ ａｎｄ Ｍｅｔｈｏｄ ｆｏｒ Ｐｒｏｇｒａｍｍａｔｉｃａｌｌｙ Ｃｈａｎｇｉｎｇ ｔｈｅ Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｌｏｃａｔｉｏｎ ｏｆ ａ Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｄｅｖｉｃｅ）」と題された米国特許出願第０４２３９０．Ｐ１７０６０号、「複数の有線および無線ネットワークを動的に設定し、遷移するシステムおよび方法（Ｓｙｓｔｅｍ ａｎｄ Ｍｅｔｈｏｄ ｆｏｒ Ｄｙｎａｍｉｃａｌｌｙ Ｃｏｎｆｉｇｕｒｉｎｇ ａｎｄ Ｔｒａｎｓｉｔｉｏｎｉｎｇ Ｗｉｒｅｄ ａｎｄ Ｗｉｒｅｌｅｓｓ Ｎｅｔｗｏｒｋｓ）」と題された米国特許出願第０４２３９０．Ｐ１７０５９号、「動的ホスト設定プロトコル（ＤＨＣＰ）サーバおよび複数のルータインターフェースを同期設定するシステムおよび方法（Ｓｙｓｔｅｍ ａｎｄ Ｍｅｔｈｏｄ ｆｏｒ Ｓｙｎｃｈｒｏｎｏｕｓ Ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｏｆ Ｄｙｎａｍｉｃ Ｈｏｓｔ Ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ（ＤＨＣＰ） Ｓｅｒｖｅｒ ａｎｄ Ｒｏｕｔｅｒ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅｓ）」と題された米国特許出願第０４２３９０．Ｐ１７０６２号、および「複数のネットワークを設計し、記述するシステムおよび方法（Ｓｙｓｔｅｍ ａｎｄ Ｍｅｔｈｏｄ ｆｏｒ ｔｈｅ Ｄｅｓｉｇｎ ａｎｄ Ｄｅｓｃｒｉｐｔｉｏｎ ｏｆ Ｎｅｔｗｏｒｋｓ）」と題された米国特許出願第０４２３９０．Ｐ１７０６３号に関する。
【技術分野】
【０００２】
本発明の複数の実施形態は、概して、複数のネットワークの分野に関し、特に、複数のネットワーク構成要素およびそれらの複数の関連性を記述する１つのシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【０００３】
複数のモバイルネットワーク構築技術は、複数のネットワークの使用および構造での１つの進化を促進する。例えば、複数のモバイルネットワーク構築技術の複数の使用者は、彼らがあちらこちらに、また、ネットワークからネットワークへ移動している時に、つながったままでいることを望んでいる。更に、複数のモバイルネットワーク構築技術の複数の使用者は、彼らがあちらこちらに移動している時に、容易で、且つ途切れない複数のネットワークインターフェース遷移を望んでいる。
【０００４】
ネットワーク構成要素という表現は、１つのノード（例えば、１つのデスクトップ、ラップトップなど）あるいは、複数のノードの１つの集合体（例えば、１つの仮想プライベートネットワーク、１つのサブネット、１つの仮想ローカルエリアネットワークなど）を概して意味する。ノードという表現は、１つのネットワークインターフェースを有する１つのネットワーク構成要素を意味する。１つのノードの複数の例は、複数のスイッチ、複数のルータ、複数のサーバ、複数のクライアント、複数のワークステーション、複数のラップトップ、複数の手持ち式装置、複数のプリンタ、複数のハブなどを含む。
【０００５】
場所から場所へ、およびネットワークからネットワークへの複数のネットワーク構成要素の移動は、複数のネットワークインフラおよび複数のトポロジーを絶えず変化させる。複数のネットワーク構成要素は、特定の複数のネットワークインフラおよび複数のトポロジーと相互作用するように典型的に設定されている。設定という表現を１つのネットワーク構成要素あるいは１つのネットワーク全体に関して用いる場合がある。１つのネットワーク構成要素と関連して用いる場合、設定とは、ネットワーク構成要素が１つのネットワークと情報を交換できるソフトウェア、ハードウェアおよびファームウェアの複数の設置を意味する。１つの広い意味では、１つのネットワークの設定とは、もう１つと情報を交換するように複数のネットワーク構成要素を設定することを意味する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
最新の複数のネットワーク構築技術は、１つのネットワークと相互作用する様々な複数のネットワーク構成要素を増大させ、しかも、これら複数の相互作用が生じる頻度を増大させる。これら複数の相互作用は、各々が１つの別個の設定を持つ多くの異なる複数のネットワーク構成要素から構成されている複数の異機種ネットワークの１つの組み合わせ的な激増を引き起こす。複数のネットワーク構成要素が加えられ、ネットワークから取り除かれるので、１つの初期ネットワーク設定が時間と共に変化する可能性によって複数の異機種ネットワークのこの組み合わせ的な激増が更に複雑にされる。複数のネットワーク構成要素間の複数の相互作用の管理が、より分かりにくく行われる。その理由は、複数のネットワーク構成要素およびそれらの複数の関連性を記述する標準形式が存在しないためである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明の複数の実施形態は、複数のネットワーク構成要素と、記述された複数のネットワーク構成要素間の複数の関連性とを記述する１つのシステムおよび方法を提供する。本発明の一実施形態では、１つのネットワーク管理ツールが、１つのネットワークと、このネットワーク内の複数の遷移ノードとを動的に設定する記述を用いる。以下に更に説明するように、複数のネットワーク構成要素（およびそれらの複数の関連性）は、多くの異なる区分に分類されて、分類された複数のネットワーク構成要素の１つの標準記述を容易にする。本発明の一実施形態では、分類は、記述されたネットワーク構成要素の複数の機能に基づく。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００８】
図１は、複数のネットワーク構成要素およびそれらの複数の関連性を記述するのに用いることができる１つの例示的な構造体を示す１つの説明図である。本発明の一実施形態では、複数のネットワーク構成要素およびそれらの複数の関連性は、４つの基本要素、すなわち、区分要素１０５、データ要素１１０、関連性要素１１５および情報要素１２０を用いて記述される。本発明のその他の複数の実施形態では、複数のネットワーク資源およびそれらの複数の関連性の１つの記述が、図１に示す複数の要素と異なる複数の要素を含むことができることを当業者は理解するであろう。
【０００９】
例えば、１つの特定の機能（例えば、１つのルータ）を持つ１つ以上のネットワーク構成要素を記述するのに区分要素１１０を用いることができる。複数のネットワーク構成要素を、図２に更に示すそれらの複数の機能に基づいて分類するのに複数の区分要素を用いる。区分要素１０５は、１つ以上のデータ要素１２５を含む。本発明の一実施形態では、区分要素１０５が、ゼロあるいはそれ以上の区分要素１３０をも含むことができる。区分要素１０５は、本発明の一実施形態で選択的に情報要素１３５を含むことができる。
【００１０】
例えば、１つのネットワーク構成要素の１つの特定部分を記述するのにデータ要素１１０を用いることができる。例えば、１つの区分要素は１つのルータを記述でき、この区分要素内の１つのデータ要素はこのルータの１つのルータインターフェースを記述できる。複数の区分要素と複数のデータ要素との間の関係のより詳細な１つの説明を図２に関して以下で行う。データ要素１１０は、本発明の一実施形態で１つ以上の情報要素１４０を含む。データ要素１１０は、本発明の一実施形態で関連性要素１４５を選択的に含む。以下に更に説明するように、関連性要素１４５は、記述されたネットワーク構成要素と、別の１つのネットワーク構成要素との間の１つの関連性を記述する。
【００１１】
関連性要素１１５は、本発明の一実施形態で１つ以上の情報要素１５５を含む。情報要素１５５は、１つの予め規定された要素と、関連性要素１１５を含む要素との間の１つの関連性を示す。情報要素１２０は、本発明の一実施形態で情報を記憶するのに用いられる１つの基本単位である。
【００１２】
図２には、本発明の一実施形態に従って、複数のネットワーク構成要素およびそれらの複数の関連性を記述するために実施されたネットワーク資源および関連性ファイル２００を示す。ネットワーク資源および関連性ファイル２００は、動的ネットワーク装置区分２０２、非動的ネットワーク装置区分２０４、電源管理装置区分２０６、ハブ区分２０８、仮想ローカルエリアネットワーク（ＶＬＡＮ）スイッチ区分２１０、ルータ区分２１２、動的ホスト設定プロトコル（ＤＨＣＰ）サーバ区分２１４およびアドレス方式区分２１６を含む。１つのＤＨＣＰサーバは、１９９７年３月、Ｒ．ドロムス（Ｒ．Ｄｒｏｍｓ）により「動的ホスト設定プロトコル（Ｄｙｎａｍｉｃ Ｈｏｓｔ Ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）」と題されたＲＦＣ（Ｒｅｑｕｅｓｔ Ｆｏｒ Ｃｏｍｍｅｎｔｓ）２１３１に従って複数のネットワーク管理サービスを行う１つのネットワーク構成要素を意味する。ネットワーク資源および関連性ファイル２００のその他の複数の実施形態が、図２に示す複数の区分と比べて更なる複数の区分、少ない複数の区分、および／あるいはその他の複数の区分を含むことができることを当業者は理解するであろう。
【００１３】
動的ネットワーク装置という表現は、時間と共に変更できる複数のＩＰアドレスを有し、１つのネットワーク上のある位置から別の１つの位置へ移動できる１つのネットワーク構成要素を意味する。複数の動的装置の複数の例は、複数のラップトップ、複数のアクセスポイント、複数のパーソナルデジタルアシスタントなどを含むが、これらに限定されない。動的ネットワーク装置区分２０２は、１つの動的ネットワーク装置を記述するために区分要素２１８を含む。本発明の一実施形態では、区分要素２１８は次に、複数のデータ要素２２０，２２２を含む。データ要素２２０は、１つの装置名と、装置により用いられる１つのオペレーティングシステムとをそれぞれ記憶するために複数の情報要素２２４，２２６を含む。本発明の図示された実施形態では、データ要素２２２は、装置の１つのネットワークインターフェースを記述するために複数の情報要素２２８，２３０，２３２を含む。必要に応じて、更なる複数の動的ネットワーク装置を記述するのに装置区分要素２１８を繰り返すことができる。本発明のその他の複数の実施形態では、複数のデータ要素２２０，２２２が、より少ない複数の情報要素、更なる複数の情報要素、および／あるいは別の複数の情報要素を含むことができることを当業者は理解するであろう。
【００１４】
非動的ネットワーク装置という表現は、変化しないＩＰアドレスを有する１つのネットワーク構成要素を意味する。複数の非動的ネットワーク装置は、複数の仮想プライベートネットワーク（ＶＰＮ）を含むことができるが、これらに限定されない。非動的ネットワーク装置区分２０４は、装置区分要素２３４を含む。装置区分要素２３４は、複数の情報要素２３６，２３８，２４０が含まれる１つの単独のデータ要素を含む。図示の実施形態では、複数の情報要素２３６，２３８，２４０が、非動的ネットワーク装置に対応する（複数の）固定ＩＰアドレスを指定する。必要に応じて、更なる複数の非動的ネットワーク装置を記述するのに装置区分要素２３４を繰り返すことができる。本発明のその他の複数の実施形態では、装置区分要素２３４の構成を違ったものにできることを当業者は理解するであろう。
【００１５】
本発明の一実施形態では、電源管理区分２０６が、電源を特定の複数のネットワーク構成要素にプログラムで加える（そして、これらネットワーク構成要素から電源を取り除く）のに用いられる複数の電源管理モジュールの１つのリストを含む。関連の米国特許出願第０４２３９０．Ｐ１７０５９号明細書で更に説明されているように、複数のネットワーク構成要素への電源の印加を制御することは、複数のネットワーク設定および複数の遷移中に有用である。電源管理区分２０６は、１つの電源管理モジュールを記述するためにモジュール区分要素２４２を含む。モジュール区分要素２４２は、複数のデータ要素２４４，２４７を含む。データ要素２４４は、記述された電源管理モジュールに対する１つのホームアドレスを指定するために情報要素２４６を含む。図示の実施形態では、データ要素２４７は、情報要素２４８および関連性要素２５０を含む。関連性要素２５０は、記述された電源管理モジュールにより制御された電源を有する１つのネットワーク要素を指定する。同様に、本発明のその他の複数の実施形態では、電源管理区分２０６の構造が変わる場合があることを当業者は理解するであろう。
【００１６】
本発明の図示の実施形態では、ハブ区分２０８が、ハブ区分要素２５２を含む。ハブ区分要素２５２は、情報要素２５４および１つ以上の関連性要素２５６が含まれた１つのデータ要素を含む。情報要素２５４は、例えば、記述されたハブの名称を指定する。（複数の）関連性要素２５６は、名称を指定されたハブに取り付けられた１つ以上のネットワーク構成要素を指定する。必要に応じて、更なる複数のハブを記述するのにハブ区分要素２５２を繰り返すことができることを当業者は理解するであろう。同様に、本発明のその他の複数の実施形態では、ハブ区分要素２５２の構造が変わる場合があることを当業者は理解するであろう。
【００１７】
本発明の一実施形態では、ＶＬＡＮスイッチ区分２１０が、データ要素２５８およびポート区分要素２６０を含む。本発明の一実施形態では、データ要素２５８が、記述されたＶＬＡＮスイッチに関する詳細な情報を含めることができる複数の情報要素２６２，２６４，２６６，２６８を含む。ポート区分要素２６０は次に、データ要素２７０および（複数の）関連性要素２７２が含まれた１つのデータ要素を含む。データ要素２７０は、記述されたＶＬＡＮスイッチの１つのポート番号を指定するために１つの情報要素を含む。（複数の）関連性要素２７２は、特定のポートを介してアクセスできる１つ以上のネットワーク構成要素を指定する。本発明のその他の複数の実施形態では、ＶＬＡＮスイッチ区分２１０の構造が変わる場合があることを当業者は理解するであろう。
【００１８】
ルータ区分２１２は、１つ以上のルータ区分要素２７４を含む。本発明の図示の実施形態では、（複数の）ルータ区分要素の各々は、データ要素２７６および、１つあるいはそれ以上の（複数の）ルータインターフェース区分要素２７８を含む。データ要素２７６は、記述されたルータに関する複数の詳細（例えば、ルータの名称および、ルータにアクセスするための１つのパスワード）を提供するために１つ以上の情報要素を含む。本発明の一実施形態では、（複数の）ルータインターフェース区分要素２７８の各々は、記述されたルータの１つのインターフェースに対応する。ルータインターフェース区分要素２７８は１つの（複数の）データ要素を含むことができ、このデータ要素は次に、特定のルータインターフェースの複数の詳細（例えば、１つのインターフェース番号および／あるいは１つのインターフェースタイプ）を指定するために複数の情報要素（例えば、複数の情報要素２８０，２８２）を含む。本発明のその他の複数の実施形態では、ルータ区分２１２の構造が変わる場合があることを当業者は理解するであろう。
【００１９】
ＤＨＣＰサーバ区分２１４は、１つあるいはそれ以上の（複数の）ＤＨＣＰサーバ区分要素２８４を含む。本発明の図示の実施形態では、（複数の）ＤＨＣＰサーバ区分要素２８４の各々が、データ要素２８６および、１つあるいはそれ以上の（複数の）ＤＨＣＰサーバインターフェース区分要素２８８を含む。データ要素２８６は、記述されたＤＨＣＰサーバに関する複数の詳細を指定するためにもう１つの情報要素を含む。本発明の一実施形態では、各ＤＨＣＰサーバインターフェース区分要素２８８は、記述されたＤＨＣＰサーバの１つのインターフェースに対応する。ＤＨＣＰサーバインターフェース区分要素２８８は、ＤＨＣＰサーバの１つの特定のインターフェースに関する複数の詳細を提供するために複数の情報要素（例えば、複数の情報要素２９０，２９２）を含む１つのデータ要素を含む。本発明のその他の複数の実施形態では、ＤＨＣＰサーバ区分２１４の構造が変わる場合があることを当業者は理解するであろう。
【００２０】
本発明の複数の実施形態が、ネットワーク資源および関連性ファイル２００内に記載された複数のネットワーク構成要素に対する複数のＩＰアドレスを決定できるようにアドレス方式区分２１６がアドレス方式情報を提供する。アドレス方式区分２１６は１つ以上のアドレス方式区分要素２９４を含む。本発明の一実施形態では、複数のＩＰアドレスは、複数の接頭辞および複数の接尾辞に分割されている。このような一実施形態では、アドレス方式区分要素２９４内の複数の情報要素（例えば、情報要素２９６）は、ネットワーク資源および関連性ファイル２００に対応する１つのネットワークに対する１つのＩＰアドレス接頭辞を指定する。情報要素２９４に記載された接頭辞と、記載されたネットワーク構成要素の１つの情報要素（例えば、情報要素２３０）に記憶された１つのＩＰアドレス接尾辞とを結合することにより、１つの記載されたネットワーク構成要素に対する１つのＩＰアドレスを決定できる。本発明のその他の複数の実施形態では、アドレス方式区分２１６の構造が変わる場合があることを当業者は理解するであろう。
【００２１】
１つのネットワーク管理エージェント（例えば、図１０に示すネットワーク管理エージェント１０５０）は、予め規定された複数のアルゴリズムに従って複数の資源の複数の関連性を動的に分類し、割り当て、そして管理するのにネットワーク資源および関連性ファイル２００の標準化形式を用いることができる。複数のネットワーク構成要素を記述する１つの標準仕様に従うことにより１つのネットワーク管理エージェントはネットワーク資源および関連性ファイル２００を用いて資源有効性を動的に決定し、この情報に基づいて複数のネットワーク資源を割り当てることができる。例えば、関連の米国特許出願第０４２３９０．Ｐ１７０５９号明細書では、ネットワーク資源および関連性ファイル２００の標準化形式が、複数のネットワークの複数の動的設定および複数の遷移を可能にする。
（機能層の概要）
【００２２】
本発明の複数の実施形態を４つの層内へ、すなわち、制御層、ネットワーク管理層、検証および妥当性確認層、並びに物理ネットワーク層内へ抽象することができる。図３は、４つの層内へ抽象された本発明の一実施形態を示すブロック図である。本発明のその他の複数の実施形態では、より多くの層あるいは、より少ない層内へ複数の機能を抽象することができる。図３は、制御層３１０、ネットワーク管理層３２０、検証および妥当性確認層３３０、並びに物理ネットワーク層３４０を含む。
【００２３】
制御層３１０は、本発明の複数の実施形態により提供された複数の機能に対する１つの単独の制御点を形成できる。ネットワーク付近にある１つのノードの直上の１つのコンソールを介して、あるいは、１つの遠隔ログイン区分（例えば、テルネット）を介して制御層３１０にアクセスできる。本発明の一実施形態では、制御層３１０の複数の機能は、複数のネットワークシナリオを発生させること、および、発生された複数のネットワークシナリオに基づいてネットワークを設定し、遷移するように別の複数の層に命令することを含む。
【００２４】
本発明の一実施形態では、複数のネットワークシナリオを無作為に発生させることができ、あるいは、予め規定された複数のネットワーク設定に基づくことができる。また、制御層３１０は、一連の複数のネットワークシナリオを連続して発生させることができる。本発明の一実施形態では、過去の複数のシナリオにログインされた１つのシードを補充することにより複数のネットワークシナリオの各連なりを再発生させることができる。
【００２５】
本発明の一実施形態では、制御層３１０は、ネットワークの現在の物理配置および状態をネットワーク管理層３２０並びに検証および妥当性確認層３３０との複数の相互作用に基づいて決定する。以下で更に説明するように、制御層３１０は、複数のネットワーク設定および複数のネットワーク遷移を実行するためにネットワーク管理層３２０にアクセスする。１つのノードを遷移するとは、例えば、１つのノードを１つの第１ネットワークインターフェースから１つの第２インターフェースへ、および／あるいは、１つの第１サブネットから１つの第２サブネットへ、および／あるいは、１つの第１ＶＬＡＮから１つの第２ＶＬＡＮへ、および／あるいは、１つの第１トポロジーから１つの第２トポロジーへ遷移することを概して意味する。ネットワーク遷移という表現は、ネットワーク内での１つ以上のノードの遷移を意味する。
【００２６】
本発明の一実施形態では、ネットワーク管理層３２０が、複数のネットワーク設定、複数のネットワーク遷移、および、現在のネットワーク状態情報の保守を含む多くの機能を行う。説明を簡単にするために、設定するという表現を以後、設定すること、および、再設定することの双方を意味するのに用いる。複数のネットワーク構成要素を管理および再設定するためにネットワーク管理層３２０を１つのスタンドアロン型の構成要素とすることができる。本発明のその他の複数の実施形態では、ネットワーク管理層３２０は、図３に示す複数の別の層と関連して機能する。このような一実施形態では、複数の別の層は、ネットワーク管理層３２０からネットワーク状態情報を得ることができる。
【００２７】
本発明の一実施形態では、ネットワーク管理層３２０が、複数のネットワークを設定し、複数のネットワークを遷移する責任を負う。図６に関して以下で更に説明するように、複数のネットワークを設定および遷移するのに複数のネットワークリソースラッパー３２２，３２４，３２６を用いることができる。更に、ネットワーク管理層３２０は、複数のネットワーク構成要素に対するＩＰアドレスの割り当てを保守でき、ネットワークにわたる交信を容易にするために各ＩＰアドレスを報告する１つの可読テキストファイルを作成できる。各ネットワーク設定および／あるいは遷移の後、ネットワーク管理層３２０は、現在のネットワーク状態の１つのスナップショットを作成できる。
【００２８】
図４は、１つの例示的な現在のネットワーク状態のスナップショット４００を示す１つの説明図である。現在のネットワーク状態のスナップショット４００の図示された実施形態は、１つ以上のサブネット区分（例えば、サブネット区分４０５）に従って組織化されている。各サブネット区分は、サブネット内の１つ以上のネットワーク構成要素（例えば、ノード区分４１０）に関する情報を含む。ノード区分４１０は、潜在的な移動に関する情報を含む。潜在的な移動に関する情報は、ノードが利用できる複数のネットワークトポロジーおよび複数のインターフェースに基づく複数のネットワークトポロジーの１つのリストを含むことができる。例えば、１つのノードが１つの８０２．１１ａネットワークアダプタ（および、ネットワークに存在する１つの８０２．１１ａアクセスポイント）を含んでいれば、このノードは、１つの無線ネットワーク接続へ１つの遷移を行うことができる。ネットワーク状態のスナップショット４００は、関連の米国特許出願第０４２３９０．Ｐ１７０６３号明細書で更に充分に説明されている。
【００２９】
１つのネットワーク遷移の後、ネットワーク状態のスナップショット４００の複数の区分を更新する場合がある。その理由は、幾つかのネットワーク遷移が複数のネットワーク構成要素に影響を及ぼすためである。本発明の一実施形態では、ネットワーク管理層３２０は、複数のネットワーク構成要素をプログラムで設定するのに複数のネットワークリソースラッパーを用いる。本発明の一実施形態では、複数のネットワーク構成要素が同じ（あるいは、類似の）機能を具える場合に複数のネットワーク構成要素を置き換えできる１つの標準化された方法で複数のネットワークリソースラッパーは１つのネットワーク構成要素の機能を抽象する。プログラムでという表現は、１つ以上のネットワーク構成要素の１つのソフトウェア、ハードウェアおよび／あるいはファームウェア資源により実行される動作を概して意味する。
【００３０】
図５は、ネットワークリソースラッパー関数呼び出し５００を示す１つの例示的な説明図である。例えば、１つのルータを設定するのにネットワークリソースラッパー関数呼び出し５００を用いることができる。複数の類似のネットワーク構成要素を複数の類似のネットワークリソースラッパーで設定できることを当業者は理解するであろう。本発明の一実施形態では、１つのネットワーク内の各々の設定可能なネットワーク構成要素に対応する１つのネットワークリソースラッパーがある。表１は、例示的なネットワークリソースラッパー関数呼び出し５００の複数のフィールドの１つの記述を規定する。
【表１】
【００３１】
図３を再び参照する。検証および妥当性確認層３３０は、現在のネットワーク設定を検証および妥当性確認するのに用いられる複数の装置のすべてを抽象する。これら複数の装置は、例えば、複数のパケットスニファ、複数のトラヒック発生装置、および、複数の別のネットワーク妥当性確認装置を含むことができる。本発明の一実施形態では、複数の第三者検証ツールおよび／あるいは複数の専用ツールをこの層に加えて、途切れのないアクセス容易性を広範囲な複数のネットワーク分析およびトラヒック発生ツールに与えることができる。
【００３２】
本発明の一実施形態では、複数のネットワーク妥当性確認装置は移動できる。例えば、ネットワークシナリオ実行中、妥当性の確認を必要とする特定のサブネット上に複数のネットワーク妥当性確認装置を位置付けることができる。これとは対照的に、従来のネットワーク妥当性確認は、１つのサブネットから別の１つのサブネットへ、および／あるいは１つのＶＬＡＮから別の１つのＶＬＡＮへ、および／あるいは１つのネットワークインターフェースから別の１つのネットワークインターフェースへ複数の妥当性確認装置を手動で移動することを典型的に含む。
【００３３】
本発明の一実施形態では、制御層３１０は、正常な状態回復を実行するために検証および妥当性確認層３３０と相互運用する。１つのネットワークシナリオの実行中、検証および妥当性確認層３３０は、複数の結果を検出およびログして制御層へ報告する。制御層３１０は、正常な状態回復を複数のエラーに基づいて実行するかどうかを決定し、幾らかでもエラーがあれば、検証および妥当性確認層によりログおよび報告される。正常な状態回復とは、１つのネットワークシナリオの実行中、１つのエラーが生じる前に複数のネットワーク構成要素があった１つの状態に複数のネットワーク構成要素を再設定することを意味する。
【００３４】
物理ネットワーク層３４０は、ネットワーク３００の複数の物理ネットワーク資源（例えば、複数の物理ネットワーク資源３４２，３４４，３４６）を含む。本発明の一実施形態では、複数の物理ネットワーク資源３４２，３４４，３４６が、図５に関して上述した複数のネットワークリソースラッパー３２２，３２４，３２６に対応する。制御層３１０は、１つのネットワーク設定要求を介して複数の物理ネットワーク資源３４２，３４４，３４６の機能を要求できる。
【００３５】
図６には、例示的なネットワーク設定要求６００を示す。ネットワーク設定要求６００は、サブネットグループ区分６０５および装置区分６１０を含む。複数のサブネット小区分（例えば、サブネット小区分６１５）を組織化するのにサブネットグループ区分６０５を用いることができる。各サブネット小区分は、サブネットに対して要求されたネットワークトポロジーの種類に関する情報を記載できる。例えば、１つの特定のサブネットは、有線と無線双方のネットワークインフラを含むことができる。装置区分６１０は、１つの要求されたネットワーク設定内の複数のノードに関する情報と、１つの要求されたネットワーク設定内の複数の移動ノードに対する１つの出発位置とを含むことができる。複数のネットワーク設定要求は、関連の米国特許出願第０４２３９０．Ｐ１７０６３号明細書で更に充分に説明されている。
【００３６】
動作中、制御層３１０は、１つのネットワーク設定要求をネットワーク管理層３２０へ送信できる。ネットワーク管理層３２０は次に、複数のネットワークリソースラッパーを用いて物理ネットワーク層３４０内の複数の物理資源をプログラムで設定できる。複数の新たな物理資源がネットワーク３００に加えられたら、複数の対応のネットワークラッパーをネットワーク管理層３２０へ書き込んで新たな資源の機能を抽象することができる。本発明の一実施形態では、複数の設定可能でないネットワーク資源を自由に加えることができ、および／あるいはネットワーク３００から取り除くことができる。その理由は、複数のネットワークリソースラッパーが、複数の設定可能でないネットワーク資源と相互作用する必要がないためである。
（層間の相互作用）
【００３７】
図７は、本発明の一実施形態に従うネットワーク７００内の複数の抽象的機能層間での複数の選択された相互作用を示す１つの概念図である。ネットワーク７００は、制御層７０２、ネットワーク管理層７０４、物理ネットワーク層７０６並びに、検証および妥当性確認層７０８を含む。本発明のその他の実施形態の複数の実施形態では、ネットワーク７００が、より多くの層あるいは、より少ない層を含む場合があることを当業者は理解するであろう。
【００３８】
本発明の一実施形態（図示せず）では、１人のユーザーは、１つの入力を行って１つのネットワークシナリオを開始できる。制御層７０２は、ネットワークシナリオの実行が現在のネットワーク設定を前提として可能であるかを決定するのに７１０でネットワーク管理層７０４に問い合わせる。ネットワークシナリオが現在のネットワーク設定で支援されていれば、制御層７０２は、ネットワークの検証および妥当性確認を７１２で開始する。
【００３９】
そうでなければ、制御層７０２は、７１４で、ネットワークシナリオを１つのネットワーク設定へ分解し、１つの対応のネットワーク設定要求を生成する。ネットワーク設定要求は、複数の移動ノードに対するネットワーク上の出発位置と同様に１つ以上のサブネットを含むことができる。ネットワーク管理層７０４はネットワークを７１６で設定し、設定の成功あるいは失敗を７１８で報告する。ネットワーク管理層７０４が、設定処理中に生じるいかなる失敗をも報告しなければ、制御層７０２は、７１２で、検証および妥当性確認層７０８をトリガーする。検証および妥当性確認層７０８は、ネットワーク検証および／あるいは妥当性確認の複数の検査を実行し、７２０で複数の結果を制御層７０２へ報告する。
【００４０】
１つのネットワークシナリオは、１つ以上のノードの遷移を含むことができる。例えば、１つのネットワークシナリオは、１つの有線ＬＡＮ接続から１つの無線ＬＡＮ接続への１つのノードの遷移を含むことができる。制御層７０２は、１つの遷移がネットワーク設定により支援されるかを決定するために７２２でネットワーク管理層７０４に問い合わせる。遷移が支援される場合、制御層７０２は、７２４で遷移を要求する。ネットワーク管理層７０４は、７２６で遷移の成功あるいは失敗を報告する。遷移が成功すれば、制御層７０２は、７２８で複数の適切な検査を実行し、７３０で複数の結果を制御層７０２へ報告することを検証および妥当性確認層７０８に促す。
【００４１】
本発明の複数の実施形態は、複数のネットワークシナリオが次々に発生できるように複数のネットワーク設定および遷移処理を繰り返すことができる。あるいはまた、ネットワークシナリオ処理は、ただ１つの繰り返しの後に終了できる。このような一実施形態では、完了されたネットワークシナリオの複数の結果を１人のユーザーに報告でき、ネットワークシナリオを再発生させるのに１つの疑似乱数シードを記憶できる。
【００４２】
次に図８を参照する。本発明の複数の実施形態と関連する複数の特定の方法をコンピュータソフトウェアおよびハードウェアの観点から１つのフローチャートを参照して説明する。１つの制御層および／あるいは１つの管理層により実行される複数の方法は、複数のコンピュータ実行可能な命令で構成された複数のステートマシンあるいは複数のコンピュータプログラムを構成できる。１つのフローチャートを参照して複数の方法を説明することによって当業者は、コンピュータアクセス可能媒体からの複数の命令を実行する適切に設定された複数のコンピュータ装置（例えば、１つのネットワーク要素の１つ以上のプロセッサ）上で複数の方法を行うために、このような複数の命令を含むこのような複数のプログラムを開発できる。複数のコンピュータ実行可能な命令を１つのコンピュータプログラミング言語で書き込むことができ、あるいは、ファームウェアロジックで実装できる。１つの認められた標準に従う１つのプログラミング言語での書き込みであれば、このような複数の命令を様々な複数のハードウェアプラットフォーム上で実行でき、様々な複数のオペレーティングシステムとのインターフェースに対して実行できる。更に、いずれかの特定のプログラミング言語を参照して本発明の複数の実施形態を説明しない。当然のことながら、ここで説明するように本発明の複数の教示を実施するのに様々な複数のプログラミング言語を用いることができる。その上、１つの動作を取る時、あるいは１つの結果を生じる時、様々な形（例えば、プログラム、処理、手続き、エージェント、アプリケーションなど）でソフトウェアのことを述べていることは当該技術分野で一般的である。このような複数の表現は、１つのコンピュータ装置によるソフトウェアの実行が装置に１つの動作を遂行させ、あるいは１つの結果を発生させることを述べるのに単に１つの簡略した表現法である。説明を簡単にするために、各層の複数の機能を実行する複数のエンティティを以後、複数のエージェントと称する。例えば、制御層の複数の機能を実行するエンティティ（あるいは、複数のエンティティ）を制御エージェントと称する。本発明の一実施形態では、１つのエージェントを、実行可能なコンテンツ、制御ロジック、ファームウェア、あるいはこれらの幾つかの組み合わせとすることができる。
【００４３】
図８は、本発明の一実施形態に従って、複数のネットワーク構成要素およびそれらの複数の関係を記述する一方法の複数の特定の態様を示す１つの流れ図である。処理ブロック８１０を参照する。１つのネットワーク管理エージェント（図示せず）は、１つのネットワーク構成要素の１つの記述を受信する。本発明の一実施形態では、１人のユーザー（例えば、１人のネットワーク管理者）が、受信した記述を得る。本発明のその他の複数の実施形態では、ネットワーク構成要素の１つのメモリ装置から、受信した記述にアクセスできる。本発明の一実施形態では、ネットワーク管理エージェントは、１つのＤＨＣＰサーバに存在する。本発明のその他の一実施形態では、ネットワーク管理エージェントは、１つの制御ノードに存在できる。ネットワーク管理エージェントが、多くの異なるネットワーク構成要素のいずれかに存在でき、あるいは、多くのネットワーク構成要素の間にネットワーク管理エージェントを分散できることを当業者は理解するであろう。
【００４４】
処理ブロック８２０を参照する。本発明の一実施形態では、ネットワーク管理エージェントは、受信した記述の少なくとも一部分を複数のネットワーク構成要素の１つの電子リストの複数の区分の１つ（例えば、図２に示すネットワーク資源および関連性ファイル２００の複数の区分の１つ）に配置する。本発明の一実施形態では、複数のネットワーク構成要素のリストの各区分は、１つの標準形式を有する。例えば、ルータ区分は、１つ以上のルータ区分要素を含むことができる。本発明の一実施形態では、各ルータ区分要素は、複数のルータインターフェースを記述するためにもう１つのルータ区分インターフェース要素を含む。１つの標準形式を有する複数のネットワーク構成要素の１つのリストの様々な複数の区分の複数の例に対して、例えば、図２に示すネットワーク資源および関連性ファイル２００を参照する。
【００４５】
図９は、本発明の一実施形態により実施される例示的なノード９００の複数の選択された要素の１つの簡易化したブロック図である。ノード９００は、１つあるいはそれ以上の（複数の）プロセッサ９１０、メモリ９２０、１つ以上の入力／出力インターフェース９３０、（複数の）ネットワークインターフェース９４０、制御エージェント９５０、ネットワーク管理エージェント９６０を含むことができる。システム相互接続部９７０を介して図示の複数の要素を一緒に接続できる。（複数の）プロセッサ９１０は、システム記憶装置（例えば、メモリ９２０）からの複数の命令にアクセスし、これらを復号化し、これら複数の命令を複数の算術的および論理的な動作の遂行により実行する１つのマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）、特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）、中央処理ユニット（ＣＰＵ）、プログラマブルロジックデバイス（ＰＬＤ）および、同様な複数の装置を含むことができる。本発明の幾つかの実施形態では、（複数の）プロセッサ９２０は、複数のプロセッサと共に実施される。
【００４６】
メモリ９２０は、読み出し専用メモリ（ＲＯＭ）、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ（ＥＰＲＯＭ）、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ（ＥＥＰＲＯＭ）、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、不揮発性ランダムアクセスメモリ（ＮＶＲＡＭ）、キャッシュメモリ、フラッシュメモリおよび別の複数のメモリ装置が含まれる多種多様の複数のメモリ装置を含むことができる。メモリ９２０は、複数の命令および／あるいはデータを記憶する１つあるいはそれ以上の複数のハードディスク、複数のフロッピーディスク、複数のＺＩＰディスク、複数のコンパクトディスク（例えば、ＣＤ−ＲＯＭ）、複数のデジタル多用途／ビデオディスク（ＤＶＤ）、複数の磁気ランダムアクセスメモリ（ＭＲＡＭ）装置および別の複数のシステム可読媒体をも含むことができる。メモリ９２０は、複数のルーチン、複数のプログラム、複数のオブジェクト、複数の画像、複数のデータ構造体、複数のプログラムデータのような複数のプログラムモジュールと、特定の複数のタスクを実行し、あるいは、システム使用を容易にする特定の複数の抽象データ型を実施する別の複数のプログラムモジュールとを記憶できる。
【００４７】
１つ以上のＩ／Ｏインターフェース９３０は、１つのハードディスクドライブインターフェース、１つの磁気ディスクドライブインターフェース、１つの光ディスクインターフェース、１つのパラレルポート、シリアルコントローラあるいはスーパーＩ／Ｏコントローラ、シリアルポート、ユニバーサルシリアルバス（ＵＳＢ）ポート、１つの表示装置インターフェース（例えば、ビデオアダプタ）、１つのサウンドカード、モデムなどを含むことができる。
【００４８】
（複数の）ネットワークインターフェース９４０は、ノード９００を１つの関連のネットワーク（図示せず）に接続するために多種多様のソフトウェア、ハードウェアおよび／あるいはファームウェアを含むことができる。本発明の一実施形態では、ネットワークインターフェース９４０は、複数の有線（例えば、ローカルエリアネットワーク）インターフェースおよび複数の無線（例えば、無線ローカルエリアネットワーク）インターフェースの双方を含む。（複数の）ネットワークインターフェース９４０は、１つのネットワークインターフェースを構成する（複数の）ネットワークインターフェースカードおよび／あるいは複数のチップセットを含むことができる。
【００４９】
制御エージェント９５０によりノード９００は、ノード９００が接続された１つのネットワークに対する１つの単独の制御点として作用できる。本発明の一実施形態では、制御エージェント９５０を、実行可能なコンテンツ、制御ロジック（例えば、ＡＳＩＣ、ＰＬＤ、ＦＰＧＡなど）、ファームウェア、あるいはこれらの幾つかの組み合わせとすることができる。制御エージェント９５０を実行可能なコンテンツとする本発明の複数の実施形態では、それをメモリ９２０内に記憶し、（複数の）プロセッサ９１０により実行できる。
【００５０】
本発明の一実施形態では、ネットワーク管理エージェント９６０によりノード９００は、複数のネットワーク設定変更および複数のネットワーク遷移を実行できる。本発明の一実施形態では、ネットワーク管理エージェント９６０を、実行可能なコンテンツ、制御ロジック（例えば、ＡＳＩＣ、ＰＬＤ、ＦＰＧＡなど）、ファームウェア、あるいはこれらの幾つかの組み合わせとすることができる。ネットワーク管理エージェント９６０を実行可能なコンテンツとする本発明の複数の実施形態では、それをメモリ９２０内に記憶し、（複数の）プロセッサ９１０により実行できる。本発明の図示の実施形態では、ネットワーク管理エージェント９６０は、制御エージェント９５０と同じノードに存在する。本発明のその他の複数の実施形態では、制御エージェント９５０およびネットワーク管理エージェント９６０は、分かれた複数のノードに存在する。本発明の更なる別のその他の複数の実施形態では、制御エージェント９５０および／あるいはネットワーク管理エージェント９６０は、２つ以上のノードにわたって分散されている。
【００５１】
システム相互接続部９７０は、ノード９７０の様々な複数の要素間での通信を可能にする。システム相互接続部９７０は、１つのメモリバス、周辺機器バス、ローカルバス、ホストバス、ブリッジ、光学的、電気的、音響的および別の方法で伝播する複数の信号線の１つ以上が含まれる多種多様な複数の信号線を含むことができる。
【００５２】
図１０は、本発明の一実施形態により実施される例示的なネットワーク１０００の複数の選択された要素の１つのブロック図である。ネットワーク１０００は、制御ノード１００５、ＤＨＣＰサーバ１０１０、ルータ１０１５、ＶＬＡＮスイッチ１０２０、ＶＰＮ１０２５、ハブ１０３０、およびノード１０３５、電源スイッチシリアルコントローラ装置１０４０およびアクセスポイント１０４５を含む。
【００５３】
本発明の一実施形態では、制御ノード１００５は、複数のネットワーク設定、複数のネットワーク遷移および／あるいは複数のネットワークシナリオを実行する１つの単独の制御点を形成する。本発明の一実施形態では、１つの制御エージェント（例えば、制御エージェント９５０）は、制御ノード１００５に存在する。本発明のその他の複数の実施形態では、１つの制御エージェントおよび１つのネットワーク管理エージェント（例えば、ネットワーク管理エージェント９６０）は制御ノード１００５に存在する。本発明の一実施形態では、制御ノード１００５を、１つの制御エージェントが含まれる１つの汎用コンピュータ装置とすることができる。
【００５４】
本発明の一実施形態では、ＤＨＣＰサーバ１０１０は、複数のネットワーク管理機能を行う。例えば、ＤＨＣＰサーバ１０１０は、複数のＩＰアドレス、複数のサブネットマスクおよび／あるいはゲートウェイ情報をネットワーク１０００の複数のネットワーク構成要素へ供給できる。ＤＨＣＰサーバは、１つ以上のネットワークインターフェースを対応のＩＰアドレス情報（例えば、ＩＰアドレス、サブネットマスクおよびゲートウェイ）と関連付けることができる。本発明の一実施形態では、複数のネットワークインターフェースと対応のＩＰアドレス情報との間の複数の関連性は、複数のどのノードが複数のどのネットワーク管理機能を受信するかを決定する。複数のＤＨＣＰサーバは当業者に周知であり、それらが本発明の複数の実施形態にどのように関連するのかについてこれらＤＨＣＰサーバを更に説明しない。本発明の一実施形態では、１つのネットワーク管理エージェントは、ＤＨＣＰサーバ１０１０に存在する。本発明のこのような一実施形態では、ＤＨＣＰサーバ１０１０を１つのネットワーク管理ノードと称することができる。ネットワーク管理ノードという表現は、１つのネットワーク管理エージェント（あるいは、１つのネットワーク管理エージェントの一部分）が存在する１つのノードを概して意味する。
【００５５】
本発明の一実施形態では、ルータ１０１５は、多くのネットワークインターフェースを構成する。インターフェースで複数のパケットを交換可能にするために各ネットワークインターフェースをＩＰアドレス情報（例えば、インターフェースＩＰアドレスおよびサブネット）と関連付けることができる。複数のルータは当業者に周知であり、それらが本発明の複数の実施形態にどのように関連するのかについてこれらルータを更に説明しない。
【００５６】
本発明の一実施形態では、ＶＬＡＮスイッチ１０２０は複数のポートを具え、複数のＶＬＡＮを支援する。支援された各ＶＬＡＮは、１つ以上のポートを含むことができる。各ポートを１つ以上のネットワーク構成要素に接続できる。ＶＬＡＮスイッチ１０２０により本発明の一実施形態は、複数のハブを一緒にプログラムで複数の論理サブネットにグループ化できる。複数のＶＬＡＮスイッチは当業者に周知であり、それらが本発明の複数の実施形態にどのように関連するのかについてこれらＶＬＡＮスイッチを更に説明しない。
【００５７】
本発明の一実施形態では、ＶＰＮ１０２５は、複数の遷移を保証する１つの機構を具える。本発明の幾つかの実施形態では、１つあるいは複数のＶＰＮは、複数の固定ＩＰアドレス設定を用いる。本発明のこのような複数の実施形態では、１つのネットワーク管理エージェントは、静的に設定されたＶＰＮと通信するのに用いる複数の特定のサブネットを生成できる。このことを、例えば、特定のＶＰＮに対応する複数のサブネットＩＰアドレスでＤＨＣＰサーバ上に複数のＩＰアドレスを設定することにより達成できる。更に、ＶＰＮトラヒックのみを転送するためにＶＰＮのどちらか一方側のネットワークトラヒックを分離するようにルータ１０１５を設定できる。内部トラヒックとは、ＶＰＮ（あるいは、ファイアウォール）内のトラヒックを意味し、外部トラヒックとは、ＶＰＮ（あるいは、ファイアウォール）の外側のトラヒックを意味する。複数のＶＰＮは当業者に周知であり、それらが本発明の複数の実施形態にどのように関連するのかについてこれらＶＰＮを更に説明しない。
【００５８】
当然のことながら、この明細書を通じた「１つの実施形態」あるいは「一実施形態」への言及は、この実施形態と関連して説明した１つの特定の特徴、構造あるいは特性が本発明の少なくとも１つの実施形態に含まれるということを意味する。従って、この明細書の様々な複数の部分における「一実施形態」あるいは「１つの実施形態」あるいは「その他の一実施形態」への２つあるいはそれ以上の言及が、必ずしもすべて同じ実施形態に言及しているとは限らないことに注意すべきである。更に、本発明の１つあるいはそれ以上の実施形態に適するように複数の特定の特徴、複数の構造あるいは複数の特性を組み合わせることができる。
【００５９】
同様に、本発明の例示的な複数の実施形態の上記の説明では、様々な複数の発明の態様の１つあるいはそれ以上の理解を助ける開示の簡素化のために、本発明の様々な複数の特徴が、時には、１つの単独の実施形態、図面あるいはその説明において一緒にグループ化されていること明らかである。しかし、この開示方法は、特許請求の範囲に記載された発明が、各請求項に明確に列挙された特徴よりも多くの特徴を要求するという１つの意図の反映として解釈されるものではない。むしろ、複数の請求項が反映する通りに、複数の発明の態様は、１つの単独の上記の開示した実施形態のあらゆる複数の特徴に満たない状態にある。従って、これにより、詳細な説明に続く複数の請求項は、この詳細な説明の中に明確に組み込まれており、各請求項は、この発明の１つの分かれた実施形態として独立している。
【図面の簡単な説明】
【００６０】
本発明の複数の実施形態を一例として示し、本発明はこれら実施形態に限定されず、複数の添付図面の図中、複数の同一の符号は複数の同様な要素を示す。
【図１】複数のネットワーク構成要素およびそれらの複数の関連性を記述するのに用いることができる１つの例示的な構造体を示す１つの説明図である。
【図２】本発明の一実施形態に従って、複数のネットワーク構成要素およびそれらの複数の関連性を記述するために実施されたネットワーク資源および関連性ファイル２００を示す。
【図３】４つの層内へ抽象された本発明の一実施形態を示すブロック図である。
【図４】１つの例示的な現在のネットワーク状態のスナップショット４００を示す１つの説明図である。
【図５】複数の実行可能な関数パラメータを有するネットワークリソースラッパー関数呼び出し５００を示す１つの例示的な説明図である。
【図６】例示的なネットワーク設定要求６００を示す。
【図７】本発明の一実施形態に従うネットワーク７００内の複数の抽象的機能層間での複数の選択された相互作用を示す１つの概念図である。
【図８】本発明の一実施形態に従って、複数のネットワーク構成要素およびそれらの複数の関係を記述する一方法の複数の特定の態様を示す１つの流れ図である。
【図９】本発明の一実施形態により実施される例示的なノード１０００の複数の選択された要素の１つの簡易化したブロック図である。
【図１０】本発明の一実施形態により実施される例示的なネットワーク１０００の複数の選択された要素の１つのブロック図である。
【特許請求の範囲】
【請求項１】
１つのネットワーク構成要素の１つの記述を受信する工程と、
受信した前記記述の少なくとも一部分を複数のネットワーク構成要素の１つの電子リストの複数の区分の１つに配置する工程と
を有する１つの方法であって、前記複数の区分の各々が１つの標準形式を有する前記方法。
【請求項２】
請求項１に記載の前記方法において、
前記ネットワーク構成要素の前記記述を受信する前記工程が、１つの動的ネットワーク装置の１つの記述を受信する工程を含み、
前記受信した記述の少なくとも一部分を複数の区分の１つに配置する前記工程が、受信した前記記述を複数のネットワーク構成要素の前記電子リストの１つの動的ネットワーク装置区分に配置する工程を含む前記方法。
【請求項３】
請求項２に記載の前記方法において、
前記動的ネットワーク装置区分が、１つの動的ネットワーク装置を記述するために１つの動的ネットワーク装置区分要素を含む前記方法。
【請求項４】
請求項３に記載の前記方法において、
前記動的ネットワーク装置区分要素が、前記動的ネットワーク装置の１つのネットワークインターフェースを記述するために１つのデータ要素を含む前記方法。
【請求項５】
請求項４に記載の前記方法において、
前記データ要素が、前記動的ネットワーク装置の前記ネットワークインターフェースの１つの媒体アクセス制御（ＭＡＣ）アドレスを記憶するために１つの情報要素を含む前記方法。
【請求項６】
請求項１に記載の前記方法において、
前記ネットワーク構成要素の前記記述を受信する前記工程が、１つの非動的ネットワーク装置の１つの記述を受信する工程を含み、
前記受信した記述の少なくとも一部分を複数の区分の１つに配置する前記工程が、受信した前記記述を複数のネットワーク構成要素の前記電子リストの１つの非動的ネットワーク装置区分に配置する工程を含む前記方法。
【請求項７】
請求項６に記載の前記方法において、
前記非動的ネットワーク装置区分が、１つの非動的ネットワーク装置を記述するために１つの非動的ネットワーク装置区分要素を含む前記方法。
【請求項８】
請求項７に記載の前記方法において、
前記非動的ネットワーク装置区分要素が、前記非動的ネットワーク装置と関連するＩＰアドレス情報を記憶するために１つのデータ要素を含む前記方法。
【請求項９】
請求項１に記載の前記方法において、
前記ネットワーク構成要素の前記記述を受信する前記工程が、１つの電源管理装置の１つの記述を受信する工程を含み、
前記受信した記述の少なくとも一部分を複数の区分の１つに配置する前記工程が、受信した前記記述を複数のネットワーク構成要素の前記電子リストの１つの電源管理装置区分に配置する工程を含む前記方法。
【請求項１０】
請求項９に記載の前記方法において、
前記電源管理装置区分が、複数の電源管理装置の１つのリストを含む前記方法。
【請求項１１】
請求項１０に記載の前記方法において、
前記電源管理装置リストが、記述された前記電源管理装置と関連する１つのネットワーク構成要素を指定するために１つの関連性要素を含む前記方法。
【請求項１２】
請求項１に記載の前記方法において、
前記ネットワーク構成要素の前記記述を受信する前記工程が、１つのハブの１つの記述を受信する工程を含み、
前記受信した記述の少なくとも一部分を複数の区分の１つに配置する前記工程が、受信した前記記述を複数のネットワーク構成要素の前記電子リストの１つのハブ区分に配置する工程を含む前記方法。
【請求項１３】
請求項１２に記載の前記方法において、
前記ハブ区分が、１つのハブを記述するために１つのハブ区分要素を含む前記方法。
【請求項１４】
請求項１３に記載の前記方法において、
前記ハブ区分要素が、記述された前記ハブと関連する複数のネットワーク構成要素を指定するために１つの関連性要素を有する１つのデータ要素を含む前記方法。
【請求項１５】
請求項１に記載の前記方法において、
前記ネットワーク構成要素の前記記述を受信する前記工程が、１つの仮想ローカルエリアネットワーク（ＶＬＡＮ）スイッチの１つの記述を受信する工程を含み、
前記受信した記述の少なくとも一部分を複数の区分の１つに配置する前記工程が、受信した前記記述を複数のネットワーク構成要素の前記電子リストの１つのＶＬＡＮスイッチ区分に配置する工程を含む前記方法。
【請求項１６】
請求項１５に記載の前記方法において、
前記ＶＬＡＮスイッチ区分が、
前記ＶＬＡＮスイッチを記述する１つのデータ要素と、
前記ＶＬＡＮスイッチの１つのポートを記述する１つのデータ要素と
を含む前記方法。
【請求項１７】
請求項１６に記載の前記方法において、
前記データ要素が、記述された前記ポートと関連する１つのネットワーク構成要素を指定するために１つの関連性要素を含む前記方法。
【請求項１８】
請求項１に記載の前記方法において、
前記ネットワーク構成要素の前記記述を受信する前記工程が、１つのルータの１つの記述を受信する工程を含み、
前記受信した記述の少なくとも一部分を複数の区分の１つに配置する前記工程が、受信した前記記述を複数のネットワーク構成要素の前記電子リストの１つのルータ区分に配置する工程を含む前記方法。
【請求項１９】
請求項１８に記載の前記方法において、
前記ルータ区分が、
１つのルータを指定する１つのデータ要素と、
指定された前記ルータの１つのルータインターフェースを記述する１つのルータインターフェースデータ要素と
を含む前記方法。
【請求項２０】
請求項１に記載の前記方法において、
前記ネットワーク構成要素の前記記述を受信する前記工程が、１つの動的ホスト設定プロトコル（ＤＨＣＰ）サーバの１つの記述を受信する工程を含み、
前記受信した記述の少なくとも一部分を複数の区分の１つに配置する前記工程が、受信した前記記述を複数のネットワーク構成要素の前記電子リストの１つのＤＨＣＰサーバ区分に配置する工程を含む前記方法。
【請求項２１】
請求項２０に記載の前記方法において、
前記ＤＨＣＰサーバ区分が、前記ＤＨＣＰサーバを記述するために１つのＤＨＣＰサーバ区分要素を含む前記方法。
【請求項２２】
請求項２１に記載の前記方法において、
前記ＤＨＣＰサーバ区分要素が、
前記ＤＨＣＰサーバを指定する１つのデータ要素と、
前記ＤＨＣＰサーバの１つのインターフェースを記述する１つのＤＨＣＰサーバインターフェースデータ要素と
を含む前記方法。
【請求項２３】
１つの第１ネットワーク構成要素と、
前記第１ネットワーク構成要素と電気通信する１つの第２ネットワーク構成要素であって、
前記第１ネットワーク構成要素の１つの記述を受信し、
受信した前記記述の少なくとも一部分を複数のネットワーク構成要素の１つの電子リストの複数の区分の１つに配置するように実行できる１つのプロセッサおよびロジックを持つ前記第２ネットワーク構成要素とを有する１つのネットワークであって、前記複数の区分の各々が１つの標準形式を有する前記ネットワーク。
【請求項２４】
請求項２３に記載の前記ネットワークにおいて、
前記第１ネットワーク構成要素が１つの動的ネットワーク装置であり、
前記受信した記述の少なくとも一部分を複数の区分の１つに配置することが、前記受信した記述を複数のネットワーク構成要素の前記電子リストの１つの動的ネットワーク装置区分に配置することを含む前記ネットワーク。
【請求項２５】
請求項２４に記載の前記ネットワークにおいて、
前記動的ネットワーク装置区分が、前記動的ネットワーク装置を記述するために１つの動的ネットワーク装置区分要素を含む前記ネットワーク。
【請求項２６】
請求項２５に記載の前記ネットワークにおいて、
前記動的ネットワーク装置区分要素が、前記動的ネットワーク装置の１つのネットワークインターフェースを記述するために１つのデータ要素を含む前記ネットワーク。
【請求項２７】
請求項２６に記載の前記ネットワークにおいて、
前記データ要素が、前記動的ネットワーク装置の前記ネットワークインターフェースの１つの媒体アクセス制御（ＭＡＣ）アドレスを記憶するために１つの情報要素を含む前記ネットワーク。
【請求項２８】
請求項２３に記載の前記ネットワークにおいて、
前記第１ネットワーク構成要素が１つの電源管理装置であり、
前記受信した記述の少なくとも一部分を複数の区分の１つに配置することが、前記受信した記述を複数のネットワーク構成要素の前記電子リストの１つの電源管理装置区分に配置することを含む前記ネットワーク。
【請求項２９】
請求項２８に記載の前記ネットワークにおいて、
前記電源管理装置区分要素が、記述された前記電源管理装置と関連する１つのネットワーク構成要素を指定するために１つの関連性要素を含む前記ネットワーク。
【請求項３０】
請求項２３に記載の前記ネットワークにおいて、
前記第１ネットワーク構成要素が１つのルータであり、
前記受信した記述の少なくとも一部分を複数の区分の１つに配置することが、前記受信した記述を複数のネットワーク構成要素の前記電子リストの１つのルータ区分に配置することを含む前記ネットワーク。
【請求項３１】
請求項３０に記載の前記ネットワークにおいて、
前記ルータ区分が、
前記ルータを指定する１つのデータ要素と、
指定された前記ルータの１つのルータインターフェースを記述する１つのルータインターフェースデータ要素と
を含む前記ネットワーク。
【請求項３２】
請求項２３に記載の前記ネットワークにおいて、
前記第１ネットワーク構成要素が１つの動的ホスト設定プロトコル（ＤＨＣＰ）サーバであり、
前記受信した記述の少なくとも一部分を複数の区分の１つに配置することが、前記受信した記述を複数のネットワーク構成要素の前記電子リストの１つのＤＨＣＰサーバ区分に配置することを含む前記ネットワーク。
【請求項３３】
１つの装置により実行されると、前記装置に、
１つのネットワーク構成要素の１つの記述を受信させ、
受信した前記記述の少なくとも一部分を複数のネットワーク構成要素の１つの電子リストの複数の区分の１つへ配置させる複数の命令を具える１つの電子的にアクセス可能な媒体を有する１つの製品であって、前記複数の区分の各々が１つの標準形式を有する前記製品。
【請求項３４】
請求項２３に記載の前記製品において、
前記装置により実行されると、前記装置に前記ネットワーク構成要素の前記記述を受信させる複数の命令を具える前記電子的にアクセス可能な媒体が、前記装置により実行されると、前記装置に１つの動的ネットワーク装置の１つの記述を受信させる複数の命令を含み、
前記装置に、前記受信した記述の少なくとも一部分を複数の区分の１つへ配置させる複数の命令を具える前記電子的にアクセス可能な媒体が、前記装置により実行されると、前記装置に、受信した前記記述を複数のネットワーク構成要素の前記電子リストの１つの動的ネットワーク装置区分内へ配置させる複数の命令を含む前記製品。
【請求項３５】
請求項３４に記載の前記製品において、
前記動的ネットワーク装置区分要素が、前記動的ネットワーク装置の１つのネットワークインターフェースを記述する１つのデータ要素を含む前記製品。
【請求項３６】
請求項３３に記載の前記製品において、
前記装置により実行されると、前記装置に前記ネットワーク構成要素の前記記述を受信させる複数の命令を具える前記電子的にアクセス可能な媒体が、前記装置により実行されると、前記装置に１つの仮想ローカルエリアネットワーク（ＶＬＡＮ）スイッチの１つの記述を受信させる複数の命令を含み、
前記装置に、前記受信した記述の少なくとも一部分を複数の区分の１つへ配置させる複数の命令を具える前記電子的にアクセス可能な媒体が、前記装置により実行されると、前記装置に、受信した前記記述を複数のネットワーク構成要素の前記電子リストの１つのＶＬＡＮスイッチ区分内へ配置させる複数の命令を含む前記製品。
【請求項３７】
請求項３６に記載の前記製品において、
前記ＶＬＡＮスイッチ区分が、
前記ＶＬＡＮスイッチを記述する１つのデータ要素と、
前記ＶＬＡＮスイッチの１つのポートを記述する１つのポートデータ要素と
を含む前記製品。
【請求項３８】
請求項３７に記載の前記製品において、
前記ポート区分要素が、記述された前記ポートと関連する１つのネットワーク構成要素を指定するために１つの関連性要素を含む前記製品。
【請求項３９】
１つの第１ネットワーク構成要素と、
１つの無線ローカルエリアネットワークを介して前記第１ネットワーク構成要素と結合された１つの第２ネットワーク構成要素であって、
前記第１ネットワーク構成要素の１つの記述を受信し、
受信した前記記述の少なくとも一部分を複数のネットワーク構成要素の１つの電子リストの複数の区分の１つに配置するように実行できる１つのプロセッサおよびロジックを持つ前記第２ネットワーク構成要素とを有する１つのシステムであって、前記複数の区分の各々が１つの標準形式を有する前記システム。
【請求項４０】
請求項３９に記載の前記システムにおいて、
前記第１ネットワーク構成要素が１つの動的ネットワーク装置であり、
前記受信した記述の少なくとも一部分を複数の区分の１つに配置することが、前記受信した記述を複数のネットワーク構成要素の前記電子リストの１つの動的ネットワーク装置区分に配置することを含む前記システム。
【請求項４１】
請求項４０に記載の前記システムにおいて、
前記動的ネットワーク装置区分が、前記動的ネットワーク装置を記述するために１つの動的ネットワーク装置区分要素を含む前記システム。
【請求項４２】
請求項４１に記載の前記システムにおいて、
前記動的ネットワーク装置区分要素が、前記動的ネットワーク装置の１つのネットワークインターフェースを記述するために１つのデータ要素を含む前記システム。
【請求項４３】
請求項４２に記載の前記システムにおいて、
前記データ要素が、前記動的ネットワーク装置の前記ネットワークインターフェースの１つの媒体アクセス制御（ＭＡＣ）アドレスを記憶するために１つの情報要素を含む前記システム。
【請求項１】
１つのネットワーク構成要素の１つの記述を受信する工程と、
受信した前記記述の少なくとも一部分を複数のネットワーク構成要素の１つの電子リストの複数の区分の１つに配置する工程と
を有する１つの方法であって、前記複数の区分の各々が１つの標準形式を有する前記方法。
【請求項２】
請求項１に記載の前記方法において、
前記ネットワーク構成要素の前記記述を受信する前記工程が、１つの動的ネットワーク装置の１つの記述を受信する工程を含み、
前記受信した記述の少なくとも一部分を複数の区分の１つに配置する前記工程が、受信した前記記述を複数のネットワーク構成要素の前記電子リストの１つの動的ネットワーク装置区分に配置する工程を含む前記方法。
【請求項３】
請求項２に記載の前記方法において、
前記動的ネットワーク装置区分が、１つの動的ネットワーク装置を記述するために１つの動的ネットワーク装置区分要素を含む前記方法。
【請求項４】
請求項３に記載の前記方法において、
前記動的ネットワーク装置区分要素が、前記動的ネットワーク装置の１つのネットワークインターフェースを記述するために１つのデータ要素を含む前記方法。
【請求項５】
請求項４に記載の前記方法において、
前記データ要素が、前記動的ネットワーク装置の前記ネットワークインターフェースの１つの媒体アクセス制御（ＭＡＣ）アドレスを記憶するために１つの情報要素を含む前記方法。
【請求項６】
請求項１に記載の前記方法において、
前記ネットワーク構成要素の前記記述を受信する前記工程が、１つの非動的ネットワーク装置の１つの記述を受信する工程を含み、
前記受信した記述の少なくとも一部分を複数の区分の１つに配置する前記工程が、受信した前記記述を複数のネットワーク構成要素の前記電子リストの１つの非動的ネットワーク装置区分に配置する工程を含む前記方法。
【請求項７】
請求項６に記載の前記方法において、
前記非動的ネットワーク装置区分が、１つの非動的ネットワーク装置を記述するために１つの非動的ネットワーク装置区分要素を含む前記方法。
【請求項８】
請求項７に記載の前記方法において、
前記非動的ネットワーク装置区分要素が、前記非動的ネットワーク装置と関連するＩＰアドレス情報を記憶するために１つのデータ要素を含む前記方法。
【請求項９】
請求項１に記載の前記方法において、
前記ネットワーク構成要素の前記記述を受信する前記工程が、１つの電源管理装置の１つの記述を受信する工程を含み、
前記受信した記述の少なくとも一部分を複数の区分の１つに配置する前記工程が、受信した前記記述を複数のネットワーク構成要素の前記電子リストの１つの電源管理装置区分に配置する工程を含む前記方法。
【請求項１０】
請求項９に記載の前記方法において、
前記電源管理装置区分が、複数の電源管理装置の１つのリストを含む前記方法。
【請求項１１】
請求項１０に記載の前記方法において、
前記電源管理装置リストが、記述された前記電源管理装置と関連する１つのネットワーク構成要素を指定するために１つの関連性要素を含む前記方法。
【請求項１２】
請求項１に記載の前記方法において、
前記ネットワーク構成要素の前記記述を受信する前記工程が、１つのハブの１つの記述を受信する工程を含み、
前記受信した記述の少なくとも一部分を複数の区分の１つに配置する前記工程が、受信した前記記述を複数のネットワーク構成要素の前記電子リストの１つのハブ区分に配置する工程を含む前記方法。
【請求項１３】
請求項１２に記載の前記方法において、
前記ハブ区分が、１つのハブを記述するために１つのハブ区分要素を含む前記方法。
【請求項１４】
請求項１３に記載の前記方法において、
前記ハブ区分要素が、記述された前記ハブと関連する複数のネットワーク構成要素を指定するために１つの関連性要素を有する１つのデータ要素を含む前記方法。
【請求項１５】
請求項１に記載の前記方法において、
前記ネットワーク構成要素の前記記述を受信する前記工程が、１つの仮想ローカルエリアネットワーク（ＶＬＡＮ）スイッチの１つの記述を受信する工程を含み、
前記受信した記述の少なくとも一部分を複数の区分の１つに配置する前記工程が、受信した前記記述を複数のネットワーク構成要素の前記電子リストの１つのＶＬＡＮスイッチ区分に配置する工程を含む前記方法。
【請求項１６】
請求項１５に記載の前記方法において、
前記ＶＬＡＮスイッチ区分が、
前記ＶＬＡＮスイッチを記述する１つのデータ要素と、
前記ＶＬＡＮスイッチの１つのポートを記述する１つのデータ要素と
を含む前記方法。
【請求項１７】
請求項１６に記載の前記方法において、
前記データ要素が、記述された前記ポートと関連する１つのネットワーク構成要素を指定するために１つの関連性要素を含む前記方法。
【請求項１８】
請求項１に記載の前記方法において、
前記ネットワーク構成要素の前記記述を受信する前記工程が、１つのルータの１つの記述を受信する工程を含み、
前記受信した記述の少なくとも一部分を複数の区分の１つに配置する前記工程が、受信した前記記述を複数のネットワーク構成要素の前記電子リストの１つのルータ区分に配置する工程を含む前記方法。
【請求項１９】
請求項１８に記載の前記方法において、
前記ルータ区分が、
１つのルータを指定する１つのデータ要素と、
指定された前記ルータの１つのルータインターフェースを記述する１つのルータインターフェースデータ要素と
を含む前記方法。
【請求項２０】
請求項１に記載の前記方法において、
前記ネットワーク構成要素の前記記述を受信する前記工程が、１つの動的ホスト設定プロトコル（ＤＨＣＰ）サーバの１つの記述を受信する工程を含み、
前記受信した記述の少なくとも一部分を複数の区分の１つに配置する前記工程が、受信した前記記述を複数のネットワーク構成要素の前記電子リストの１つのＤＨＣＰサーバ区分に配置する工程を含む前記方法。
【請求項２１】
請求項２０に記載の前記方法において、
前記ＤＨＣＰサーバ区分が、前記ＤＨＣＰサーバを記述するために１つのＤＨＣＰサーバ区分要素を含む前記方法。
【請求項２２】
請求項２１に記載の前記方法において、
前記ＤＨＣＰサーバ区分要素が、
前記ＤＨＣＰサーバを指定する１つのデータ要素と、
前記ＤＨＣＰサーバの１つのインターフェースを記述する１つのＤＨＣＰサーバインターフェースデータ要素と
を含む前記方法。
【請求項２３】
１つの第１ネットワーク構成要素と、
前記第１ネットワーク構成要素と電気通信する１つの第２ネットワーク構成要素であって、
前記第１ネットワーク構成要素の１つの記述を受信し、
受信した前記記述の少なくとも一部分を複数のネットワーク構成要素の１つの電子リストの複数の区分の１つに配置するように実行できる１つのプロセッサおよびロジックを持つ前記第２ネットワーク構成要素とを有する１つのネットワークであって、前記複数の区分の各々が１つの標準形式を有する前記ネットワーク。
【請求項２４】
請求項２３に記載の前記ネットワークにおいて、
前記第１ネットワーク構成要素が１つの動的ネットワーク装置であり、
前記受信した記述の少なくとも一部分を複数の区分の１つに配置することが、前記受信した記述を複数のネットワーク構成要素の前記電子リストの１つの動的ネットワーク装置区分に配置することを含む前記ネットワーク。
【請求項２５】
請求項２４に記載の前記ネットワークにおいて、
前記動的ネットワーク装置区分が、前記動的ネットワーク装置を記述するために１つの動的ネットワーク装置区分要素を含む前記ネットワーク。
【請求項２６】
請求項２５に記載の前記ネットワークにおいて、
前記動的ネットワーク装置区分要素が、前記動的ネットワーク装置の１つのネットワークインターフェースを記述するために１つのデータ要素を含む前記ネットワーク。
【請求項２７】
請求項２６に記載の前記ネットワークにおいて、
前記データ要素が、前記動的ネットワーク装置の前記ネットワークインターフェースの１つの媒体アクセス制御（ＭＡＣ）アドレスを記憶するために１つの情報要素を含む前記ネットワーク。
【請求項２８】
請求項２３に記載の前記ネットワークにおいて、
前記第１ネットワーク構成要素が１つの電源管理装置であり、
前記受信した記述の少なくとも一部分を複数の区分の１つに配置することが、前記受信した記述を複数のネットワーク構成要素の前記電子リストの１つの電源管理装置区分に配置することを含む前記ネットワーク。
【請求項２９】
請求項２８に記載の前記ネットワークにおいて、
前記電源管理装置区分要素が、記述された前記電源管理装置と関連する１つのネットワーク構成要素を指定するために１つの関連性要素を含む前記ネットワーク。
【請求項３０】
請求項２３に記載の前記ネットワークにおいて、
前記第１ネットワーク構成要素が１つのルータであり、
前記受信した記述の少なくとも一部分を複数の区分の１つに配置することが、前記受信した記述を複数のネットワーク構成要素の前記電子リストの１つのルータ区分に配置することを含む前記ネットワーク。
【請求項３１】
請求項３０に記載の前記ネットワークにおいて、
前記ルータ区分が、
前記ルータを指定する１つのデータ要素と、
指定された前記ルータの１つのルータインターフェースを記述する１つのルータインターフェースデータ要素と
を含む前記ネットワーク。
【請求項３２】
請求項２３に記載の前記ネットワークにおいて、
前記第１ネットワーク構成要素が１つの動的ホスト設定プロトコル（ＤＨＣＰ）サーバであり、
前記受信した記述の少なくとも一部分を複数の区分の１つに配置することが、前記受信した記述を複数のネットワーク構成要素の前記電子リストの１つのＤＨＣＰサーバ区分に配置することを含む前記ネットワーク。
【請求項３３】
１つの装置により実行されると、前記装置に、
１つのネットワーク構成要素の１つの記述を受信させ、
受信した前記記述の少なくとも一部分を複数のネットワーク構成要素の１つの電子リストの複数の区分の１つへ配置させる複数の命令を具える１つの電子的にアクセス可能な媒体を有する１つの製品であって、前記複数の区分の各々が１つの標準形式を有する前記製品。
【請求項３４】
請求項２３に記載の前記製品において、
前記装置により実行されると、前記装置に前記ネットワーク構成要素の前記記述を受信させる複数の命令を具える前記電子的にアクセス可能な媒体が、前記装置により実行されると、前記装置に１つの動的ネットワーク装置の１つの記述を受信させる複数の命令を含み、
前記装置に、前記受信した記述の少なくとも一部分を複数の区分の１つへ配置させる複数の命令を具える前記電子的にアクセス可能な媒体が、前記装置により実行されると、前記装置に、受信した前記記述を複数のネットワーク構成要素の前記電子リストの１つの動的ネットワーク装置区分内へ配置させる複数の命令を含む前記製品。
【請求項３５】
請求項３４に記載の前記製品において、
前記動的ネットワーク装置区分要素が、前記動的ネットワーク装置の１つのネットワークインターフェースを記述する１つのデータ要素を含む前記製品。
【請求項３６】
請求項３３に記載の前記製品において、
前記装置により実行されると、前記装置に前記ネットワーク構成要素の前記記述を受信させる複数の命令を具える前記電子的にアクセス可能な媒体が、前記装置により実行されると、前記装置に１つの仮想ローカルエリアネットワーク（ＶＬＡＮ）スイッチの１つの記述を受信させる複数の命令を含み、
前記装置に、前記受信した記述の少なくとも一部分を複数の区分の１つへ配置させる複数の命令を具える前記電子的にアクセス可能な媒体が、前記装置により実行されると、前記装置に、受信した前記記述を複数のネットワーク構成要素の前記電子リストの１つのＶＬＡＮスイッチ区分内へ配置させる複数の命令を含む前記製品。
【請求項３７】
請求項３６に記載の前記製品において、
前記ＶＬＡＮスイッチ区分が、
前記ＶＬＡＮスイッチを記述する１つのデータ要素と、
前記ＶＬＡＮスイッチの１つのポートを記述する１つのポートデータ要素と
を含む前記製品。
【請求項３８】
請求項３７に記載の前記製品において、
前記ポート区分要素が、記述された前記ポートと関連する１つのネットワーク構成要素を指定するために１つの関連性要素を含む前記製品。
【請求項３９】
１つの第１ネットワーク構成要素と、
１つの無線ローカルエリアネットワークを介して前記第１ネットワーク構成要素と結合された１つの第２ネットワーク構成要素であって、
前記第１ネットワーク構成要素の１つの記述を受信し、
受信した前記記述の少なくとも一部分を複数のネットワーク構成要素の１つの電子リストの複数の区分の１つに配置するように実行できる１つのプロセッサおよびロジックを持つ前記第２ネットワーク構成要素とを有する１つのシステムであって、前記複数の区分の各々が１つの標準形式を有する前記システム。
【請求項４０】
請求項３９に記載の前記システムにおいて、
前記第１ネットワーク構成要素が１つの動的ネットワーク装置であり、
前記受信した記述の少なくとも一部分を複数の区分の１つに配置することが、前記受信した記述を複数のネットワーク構成要素の前記電子リストの１つの動的ネットワーク装置区分に配置することを含む前記システム。
【請求項４１】
請求項４０に記載の前記システムにおいて、
前記動的ネットワーク装置区分が、前記動的ネットワーク装置を記述するために１つの動的ネットワーク装置区分要素を含む前記システム。
【請求項４２】
請求項４１に記載の前記システムにおいて、
前記動的ネットワーク装置区分要素が、前記動的ネットワーク装置の１つのネットワークインターフェースを記述するために１つのデータ要素を含む前記システム。
【請求項４３】
請求項４２に記載の前記システムにおいて、
前記データ要素が、前記動的ネットワーク装置の前記ネットワークインターフェースの１つの媒体アクセス制御（ＭＡＣ）アドレスを記憶するために１つの情報要素を含む前記システム。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図９】
【図１０】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図９】
【図１０】
【公表番号】特表２００７−５２１７１７（Ｐ２００７−５２１７１７Ａ）
【公表日】平成１９年８月２日（２００７．８．２）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００６−５０９１０３（Ｐ２００６−５０９１０３）
【出願日】平成１６年６月１８日（２００４．６．１８）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＵＳ２００４／０１９６１５
【国際公開番号】ＷＯ２００５／００６６５２
【国際公開日】平成１７年１月２０日（２００５．１．２０）
【公序良俗違反の表示】
（特許庁注：以下のものは登録商標）
１．フロッピー
【出願人】（５９１００３９４３）インテル・コーポレーション (1,101)
【Ｆターム（参考）】
【公表日】平成１９年８月２日（２００７．８．２）
【国際特許分類】
【出願日】平成１６年６月１８日（２００４．６．１８）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＵＳ２００４／０１９６１５
【国際公開番号】ＷＯ２００５／００６６５２
【国際公開日】平成１７年１月２０日（２００５．１．２０）
【公序良俗違反の表示】
（特許庁注：以下のものは登録商標）
１．フロッピー
【出願人】（５９１００３９４３）インテル・コーポレーション (1,101)
【Ｆターム（参考）】
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