説明

複眼カメラの制御方法及び制御装置

【課題】 複数の固体撮像素子間の画質の差異を小さくすることを可能にした固体撮像素子の駆動制御方法を提供すること。
【解決手段】 第1の撮像素子と第2の撮像素子と、前記第1、第2の撮像素子の駆動回路と、前記第1、第2の撮像素子からの映像信号のノイズ量を比較するための画像処理回路と、を具え、前記第1の撮像素子を駆動している期間において、前記ノイズ量の比較結果に応じて、第2の撮像素子を駆動することを特徴とする構成とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複眼センサの制御方法に関し、特に複眼センサの画質向上に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、複数の固体撮像素子に対する駆動制御の最適化を目的とした先願例が多数提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1では、カメラ筐体の制約によって、固体撮像素子から駆動回路までの距離が各撮像系列で異なる場合の駆動制御の最適化について提案されている。
【0004】
特許文献1は駆動回路から固体撮像素子の配線のインピーダンスに応じた撮像駆動データを各撮像素子用に用意し、各撮像素子の特性を引き出すという先行例である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2004−248003号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述の特許文献に開示された従来技術では、筐体の制約や環境の変化による固体撮像素子の温度特性差については最適化が図られていない。例えば、一方の撮像素子を駆動し、もう一方の撮像素子を駆動しない状態が長時間続くと、両方の撮像素子を駆動した直後は温度依存のあるキズ・シェーディング・サグなどのノイズは撮像素子ごとで大きく異なる。その結果、例えば、2枚の撮影画像から1枚の画像を生成する3D撮影モードにおいて、2枚の画像のノイズ感の違いにより3D画像に違和感が生じてしまう。
【0007】
そこで、本発明の目的は、複数の固体撮像素子間の画質の差異を小さくし、違和感のない3D画像を生成するための固体撮像素子の駆動制御方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明は、
第1の撮像素子と第2の撮像素子と、
前記第1、第2の撮像素子の駆動回路と、
前記第1、第2の撮像素子からの映像信号のノイズ量を比較するための画像処理回路と、
を具え、
前記第1の撮像素子を駆動している期間において、
前記ノイズ量の比較結果に応じて、第2の撮像素子を駆動することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
複数の固体撮像素子間の画質の差異を小さくし、違和感のない3D画像を生成するための固体撮像素子の駆動制御方法を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施例に係る全体構成図である。
【図2】本発明の実施例1に係るフローチャートである。
【図3】本発明の実施例1に係るフローチャートである。
【図4】本発明の実施例2に係るフローチャートである。
【図5】本発明の実施例3に係るフローチャートである。
【図6】本発明の実施例4に係るフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
【0012】
[実施例1]
図1は、本発明の実施例の形態によるデジタルカメラの主要構成を示すブロック図である。
【0013】
101、151は被写体の入射光量を受光するためのレンズである。103、153は結像された光の像を電気信号に変換するための固体撮像素子で、本実施例ではCCDセンサとする。105、155は撮像素子からの出力信号をサンプル/ホールド、増幅、A/D変換を行うための信号処理回路である。107、157は固体撮像素子101、151を駆動させるための固体撮像素子駆動回路である。
【0014】
109、159は固体撮像素子103、153、信号処理回路105、155、固体撮像素子駆動回路107、157を動作させるための撮像電源回路である。111は信号処理回路105、155からの被写体像のデジタルデータの画像信号処理や現像処理を行うための画像処理回路である。画像処理回路111は2入力のデジタルデータを処理することができ、デジタルデータの比較・演算処理を行う。
【0015】
113は固体撮像素子駆動回路107、157、撮像電源回路109、159、画像処理回路111などデジタルカメラ各部の制御を司るCPUである。115は固体撮像素子103、153それぞれに対する固定パターンノイズの補正テーブルなどデジタルカメラの各種設定情報を記憶するためのメモリである。117はユーザがカメラ操作を行うためのスイッチなどの操作部である。119は計時機能をもつRTCである。
【0016】
図2、3は本発明の実施例に係るフローチャートである。
【0017】
図2は本実施例の全体フローである。
【0018】
S201でユーザが2D撮影モードを選択しているものとし、現在、固体撮像素子103を使用、固体撮像素子153は未使用状態とする。なお、2D撮影モードは1つのCCDセンサ、3D撮影モードは2つのCCDセンサを使用するものとする。2D撮影モードにて、被写体像を記録するために必要なCCDセンサ(本実施例では固体撮像素子103)を第1のセンサとする。一方、2D撮影モードに必要のないCCDセンサ(本実施例では固体撮像素子153)を第2のセンサとする。
【0019】
202でCPU113は操作部117からの入力信号によりユーザ操作の有無を検知する。ユーザ操作を検知した場合はS203にて、CPU113は固体撮像素子103の駆動モードの切り替えが必要な操作であるか検知する。前記駆動モードとは、例えば静止画撮影時の全画素読み出しモード、ライブビュー時の間引き読み出しモードなどカメラ動作に応じた選択が可能となるよう用意されたCCDセンサの読み出しモードである。また、本実施例では消費電力に小さい順に超低消費電力モード、低消費電力モード、通常駆動モードという駆動モードを持つものとし、通常駆動モードは上述の全画素読み出しモードや間引き読み出しモードである。
【0020】
S203でCCDセンサの駆動モードが変わる場合、Aのフローに入る。Aのフローは図3に示すものである。
【0021】
図3は2つのCCDセンサの画質差を軽減するフローである。
【0022】
S301で第1のCCDセンサの画像を記録する。S302で画像処理回路111は第1のCCDセンサ画像のノイズ量を算出し、CPU113を介してメモリ115に記録する。S303で第2のCCDセンサを駆動し、S304で画像を取得する。S305で画像処理回路111は第2のCCDセンサ画像のノイズ量を算出し、CPU113を介してメモリ115に記録する。
【0023】
S306にてCPU113は第1と第2のCCDセンサのノイズ量をメモリ115から読み出し、画像処理回路111はノイズ量を比較演算する。S307で演算したノイズσと所定の閾値であるノイズ量σを比較し、σ<σであればノイズ差は十分小さいものとし、ダミーCCDセンサは駆動しない。
【0024】
S307でσ>σであれば、S309で所定の閾値であるノイズ量σ、σと比較し(ただし、σ<σ)、σ≦σ<σであればノイズ差は小さいものとし、S310で第2のCCDセンサを超低消費駆動する。超低消費駆動はCPU113が固体撮像素子駆動回路157に対し、固体撮像素子153を超低消費で駆動するよう命令し、また、撮像電源回路109に対し、固体撮像素子153、固体撮像素子駆動回路157のみ電源を供給し、信号処理回路155には供給しないよう命令する駆動である。
【0025】
S309でσ>σであれば、S311で所定の閾値であるノイズ量σ、σと比較し(ただし、σ<σ)、σ≦σ<σであればノイズ差はやや小さいものとし、S312で第2のCCDセンサを低消費駆動する。低消費駆動はCPU113が固体撮像素子駆動回路157に対し、固体撮像素子153を低消費で駆動するよう命令し、また、撮像電源回路109に対し、固体撮像素子153、固体撮像素子駆動回路157のみ電源を供給し、信号処理回路155には供給しないよう命令する駆動である。
【0026】
S311でσ>σであれば、ノイズ差は大きいものとし、S313で第2のCCDセンサを通常駆動する。
【0027】
このようにノイズ量に応じて第2のCCDセンサの駆動を行うことで、温度依存性や露光時間の依存性のあるキズ・シェーディング・サグ等のノイズがセンサ間で小さくなる。
【0028】
なお、超低消費電力モードと低消費電力モードで信号処理回路155に電源を供給していないのは記録画像を必要としないからである。そのため、これらのモードではフレームレートを極端に遅くすることも可能である。
【0029】
S203でAのフローの後、再びS202に戻る。S202でユーザ操作を検知しなかった場合、もしくはS203で第1のCCDセンサの駆動モードを変更しない場合、S204で、CPU113は、第1のセンサ画像に対する固定パターンノイズの補正処理が変更となるか確認するため、画像処理回路111にアクセスする。補正処理が変更となる場合、図3のフローに入る。第1のCCDセンサの補正処理が変更になる場合、第1のCCDセンサの温度上昇や露光時間の長秒設定などが考えられるため、図3にて、2つのCCDセンサの画質差を軽減するフローに入る。
【0030】
S204で第1のCCDセンサの固定パターンノイズ補正処理が変更とならない場合、S205で、CPU113はRTC119の計時情報にて、所定時間が経過したかカウントする。S205で所定時間を経過していたらフローAに入る。所定時間を超えていなければS205のフローに戻る。S205で時間経過を観測することで、定期的に2つのCCDセンサの画質差を軽減することができる。
【0031】
S206で2D撮影モードが続く場合はS202のフローに戻り、2D撮影モードを続けない場合は図2のフローは終了となる。
【0032】
本実施例は第1のCCDセンサと第2のCCDセンサのノイズ量を、第1のCCDセンサの駆動が切り替わる時、第1のCCDセンサの固定パターンノイズの補正処理が変更となる時、所定時間を経過した時に比較し、第2のCCDセンサをノイズ量に応じて駆動するものである。
【0033】
ノイズ量に応じて第2のCCDセンサを駆動させておくことで、温度依存性や露光時間の依存性のあるノイズに対し、CCDセンサ間で生じる差異を小さくすることができる。
【0034】
その結果、図2のフロー後に複数の画像を合成して1枚の画像を生成する3D撮影モードなど、複数のCCDセンサを使用するカメラモードに切り替わる際、CCDセンサの画質差による画像の違和感を軽減することが可能となる。
【0035】
なお、CCDセンサは2つに限定する必要はなく、2つ以上でもよい。カメラの機能として駆動の必要な複数のCCDセンサと、カメラの機能として駆動する必要のない複数のCCDセンサのノイズ差に応じて、カメラの機能として駆動する必要のない複数のCCDセンサを低消費電力で動作させ、複数の固体撮像素子間の画質の差異を小さくすることが本発明の目的である。
【0036】
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
【0037】
固体撮像素子153は未使用状態とする。
【0038】
[実施例2]
実施例2は2D撮影モードからCCDセンサを使わないカメラモードに遷移した時に、2D撮影モードで使っていたCCDセンサの温度を下げるよう制御することで、実施例1の効果を具えつつ省電力化を図るものである。
【0039】
本発明の実施例の形態によるデジタルカメラの主要構成を示すブロック図は実施例1と同様、図1を用いる。
【0040】
図4は本発明の実施例2に係るフローチャートである。
【0041】
S401でユーザが2D撮影モードを選択しているものとし、現在、固体撮像素子103を使用、固体撮像素子153は未使用状態とする。2D撮影モードにて、被写体像を記録するために必要なCCDセンサ(本実施例では固体撮像素子103)を第1のセンサとする。一方、2D撮影モードに必要のないCCDセンサ(本実施例では固体撮像素子153)を第2のセンサと呼ぶことにする。
【0042】
S402でユーザ操作にてカメラが再生モードに切り替わる場合、S403で、CPU113は固体撮像素子駆動回路107に対し、固体撮像素子103を停止するよう命令する。S404でユーザが2D撮影モードを選択したら、S405で、CPU113は固体撮像素子駆動回路157に対し、固体撮像素子153を通常駆動するよう命令する。
【0043】
なお、S402でユーザが再生モードを選択しない場合、S404で2D撮影モードを選択しない場合、フローは終了となる。
【0044】
本実施例は1つのCCDセンサを使うカメラモードにて、CCDセンサを使わないカメラモードを挟んで、使用するCCDセンサを切り替えるものである。
【0045】
使用するCCDセンサを順次切り替えることで、複数のCCDセンサは交互に温度上昇していく。その結果、第2のCCDセンサの駆動時間を抑えることができる。
【0046】
実施例2を実施例1とあわせて適用することで、温度依存性や露光時間の依存性のあるノイズに対し、CCDセンサ間で生じる差異を小さくしつつ、省電力化を図ることができる。
【0047】
[実施例3]
実施例3はカメラ起動時にノイズ量の小さい(温度の低い)CCDセンサを2D撮影モードで使用することで、実施例1の効果を具えつつ省電力化を図るものである。
【0048】
本発明の実施例の形態によるデジタルカメラの主要構成を示すブロック図は実施例1と同様、図1を用いる。
【0049】
図5は本発明の実施例3に係るフローチャートである。
【0050】
S501でユーザがカメラを起動する。S502で2D撮影モードが選択された場合、
S503で片方のCCDセンサ(本実施例では固体撮像素子103でセンサAとする)の画像を記録する。S504で画像処理回路111はCCDセンサAの画像のノイズ量を算出し、CPU113を介してメモリ115に記録する。S505でもう一方のCCDセンサ(本実施例では固体撮像素子153でセンサBとする)、S506で画像を取得する。S507で画像処理回路111はCCDセンサBの画像のノイズ量を算出し、CPU113を介してメモリ115に記録する。
【0051】
S508にてCPU113はCCDセンサAとCCDセンサBのノイズ量をメモリ115から読み出し、画像処理回路111はノイズ量を比較演算する。S509でCCDセンサAのノイズσとCCDセンサBのノイズ量σを比較し、σ<σであればS510でCCDセンサAを駆動する。S509でσ≧σであれば、S511でCCDセンサBを駆動する。
【0052】
なお、S502で2D撮影モードが選択されない場合、フローは終了となる。
【0053】
本実施例は1つのCCDセンサを使うカメラモードにて、カメラ起動時にノイズ量の小さい(温度の低い)CCDセンサを使用するものである。
【0054】
ノイズ量の小さい(温度の低い)CCDセンサを使用することで、ノイズ量の大きい(温度の高い)CCDセンサのノイズ量を超えるまで、第2のCCDセンサの駆動時間を抑えることができる。
【0055】
実施例3を実施例1とあわせて適用することで、温度依存性や露光時間の依存性のあるノイズに対し、CCDセンサ間で生じる差異を小さくしつつ、省電力化を図ることができる。
【0056】
[実施例4]
実施例4は3D撮影モードから2D撮影モードに切り替える際に、ノイズ量の小さい(温度の低い)CCDセンサを2D撮影モードで使用することで、実施例1の効果を具えつつ省電力化を図るものである。
【0057】
本発明の実施例の形態によるデジタルカメラの主要構成を示すブロック図は実施例1と同様、図1を用いる。
【0058】
図6は本発明の実施例4に係るフローチャートである。
【0059】
S601でユーザが3D撮影モードを選択しているものとする。S602で2D撮影モードが選択された場合、S603で片方のCCDセンサ(本実施例では固体撮像素子103でセンサAとする)の画像を記録する。S604で画像処理回路111はCCDセンサAの画像のノイズ量を算出し、CPU113を介してメモリ115に記録する。S605でもう一方のCCDセンサ(本実施例では固体撮像素子153でセンサBとする)、S606で画像を取得する。S607で画像処理回路111はCCDセンサBの画像のノイズ量を算出し、CPU113を介してメモリ115に記録する。
【0060】
S608にてCPU113はCCDセンサAとCCDセンサBのノイズ量をメモリ115から読み出し、画像処理回路111はノイズ量を比較演算する。S609でCCDセンサAのノイズσとCCDセンサBのノイズ量σを比較し、σ<σであればS610でCCDセンサAを駆動する。S609でσ≧σであれば、S611でCCDセンサBを駆動する。
【0061】
なお、S602で2D撮影モードが選択されない場合、フローは終了となる。
【0062】
本実施例は2つのCCDセンサを使うカメラモードから、1つのCCDセンサを使うカメラモードに移行する場合、ノイズ量の小さい(温度の低い)CCDセンサを使用するものである。
【0063】
ノイズ量の小さい(温度の低い)CCDセンサを使用することで、ノイズ量の大きい(温度の高い)CCDセンサのノイズ量を超えるまで、第2のCCDセンサの駆動時間を抑えることができる。
【0064】
実施例4を実施例1とあわせて適用することで、温度依存性や露光時間の依存性のあるノイズに対し、CCDセンサ間で生じる差異を小さくしつつ、省電力化を図ることができる。
【符号の説明】
【0065】
101:レンズ
103:固体撮像素子
105:信号処理回路
107:固体撮像素子駆動回路
109:撮像回路電源
111:画像処理回路
113:制御回路(CPU)
115:メモリ
117:操作部
119:RTC
151:レンズ
153:固体撮像素子
155:信号処理回路
157:固体撮像素子駆動回路
159:撮像回路電源


【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の撮像素子と第2の撮像素子と、
前記第1、第2の撮像素子の駆動回路と、
前記第1、第2の撮像素子からの映像信号のノイズ量を比較するための画像処理回路と、
を具え、
前記第1の撮像素子を駆動している期間において、
前記ノイズ量の比較結果に応じて、第2の撮像素子を駆動することを特徴とする制御装置。
【請求項2】
前記駆動回路は、消費電力の異なる複数の駆動方法を具え、
前記第1の撮像素子を駆動している期間において、
前記ノイズ量が小さいときは消費電力の小さい駆動方法を選択し、
前記ノイズ量が大きいときは消費電力の大きい駆動方法を選択することを特徴とする、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記第1、第2の撮像素子の出力信号をサンプリング、A/D変換するための信号処理回路と、
前記信号処理回路に電源を供給するための電源回路と、を具え、
第2の撮像素子を駆動する期間は、前記ノイズ量の比較結果に応じて、
前記信号処理回路に電源供給を行わないことを特徴とする、請求項1に記載の制御装置。
【請求項4】
前記ノイズ量の比較は、所定の時間ごとに行うことを特徴とする、請求項1記載の制御装置。
【請求項5】
前記ノイズ量の比較は、前記第1の撮像素子の駆動が切り替わる際に行うことを特徴とする、請求項1に記載の制御装置。
【請求項6】
前記画像処理回路は、前記第1、第2の撮像素子の映像信号の補正処理を行う機能を具え、
前記ノイズ量の比較は、前記第1の撮像素子の補正処理が切り替わる際に行うことを特徴とする、請求項1記載の制御装置。
【請求項7】
第1の撮像素子と第2の撮像素子と、
前記第1、第2の撮像素子の駆動回路と、
前記第1、第2の撮像素子からの映像信号のノイズ量を比較するための画像処理回路と、
を具え、
第1、第2 いづれか1つの撮像素子を駆動する際は、前記ノイズ量の比較結果に応じて、ノイズ量の小さい撮像素子を駆動することを特徴とする制御装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−106229(P2013−106229A)
【公開日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−249331(P2011−249331)
【出願日】平成23年11月15日(2011.11.15)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】