説明

記録再生装置、記録再生方法、およびデジタル放送受信記録再生装置

【課題】暗号鍵を一元管理することなく情報を暗号化および復号化して不正コピーを防止する記録再生装置を提供する。
【解決手段】暗号化/復号化部152と、暗号化/復号化部152を制御するシステム制御部CNTと、を備え、暗号化/復号化部152は、タイトルデータTLに対応したタイトル鍵TKを発行するタイトル鍵発生部152Aと、複数の記録媒体H毎のディスク鍵DiKを発行するディスク鍵発生部152Bと、デバイスに共通のデバイス鍵DeKを発行するデバイス鍵発生部152Cと、を有し、システム制御部CNTは、記録媒体Hに、暗号化タイトルデータETL、暗号化タイトル鍵ETK、および、ディスク鍵DiKのインデックスを含む情報を暗号化させた暗号化情報を記録し、不揮発性メモリMに、暗号化ディスク鍵DiK、および、暗号化デバイス鍵DeKを記録する手段と、を有する記録再生装置150。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、記録再生装置、記録再生方法、およびデジタル放送受信記録再生装置に関し、特に不揮発性メモリと複数の記録媒体とに接続可能な記録再生装置、記録再生方法、デジタル放送受信記録再生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、記録媒体としてのハードディスク、光ディスクなどの情報記録媒体は、その記憶容量が増大している。このために、これらの情報記録媒体を利用した記録再生装置を例えばテレビジョン受信機に接続し、所望の受信したデータを記録媒体に録画する方法及び装置がある。
【0003】
従来、受信したデータを記録する際に記録再生装置に常時接続されたハードディスク上でコンテンツの暗号化等に用いる暗号鍵を一元管理する方法が提案されている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2004−22085号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記のように、記録再生装置に常時接続されたハードディスク上で暗号化に用いる暗号鍵を一元管理すると、常時接続されたハードディスクが接続されていないときに、他のハードディスクに記録されたデータを読み出すことができない場合があった。また、常時接続されたハードディスクに不具合があった場合に、他のハードディスクに記録されたデータも読み出せなくなる場合があった。
【0005】
本発明は、上記の問題点に鑑みて成されたものであって、記録媒体上で暗号鍵を一元管理することなく、供給された情報を暗号化および復号化して情報が記録された記録媒体意外でのデータの再生を困難とする記録再生装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1態様による記録再生装置は、不揮発性メモリと複数の記録媒体とを接続可能な記録再生装置であって、供給された情報を暗号化および復号化する暗号化/復号化部と、前記暗号化/復号化部を制御するとともに、前記不揮発性メモリに電気的に接続されたシステム制御部と、を備え、前記暗号化/復号化部は、供給されたタイトルデータに対応したタイトル鍵を発行するタイトル鍵発生部と、前記複数の記録媒体のそれぞれに対応したディスク鍵を発行するディスク鍵発生部と、デバイスに共通のデバイス鍵を発行するデバイス鍵発生部と、を有し、前記システム制御部は、前記記録媒体に、前記暗号化/復号化部において前記タイトル鍵によって暗号化させた前記タイトルデータ、前記暗号化/復号化部において前記ディスク鍵によって暗号化させた前記タイトル鍵、および、前記暗号化/復号化部において前記ディスク鍵のインデックスを含む情報を暗号化させた暗号化情報、を記録し、前記不揮発性メモリに、前記暗号化/復号化部において前記デバイス鍵によって暗号化させた前記ディスク鍵、および、前記暗号化/復号化部において暗号化させた前記デバイス鍵を記録する手段を有する。
【0007】
本発明の第2態様によるデジタル放送受信記録再生装置、不揮発性メモリと複数の記録媒体とを接続可能な記録再生装置を備えたデジタル放送受信記録再生装置であって、送信されたデジタル放送信号を受信する受信部と、前記受信部から供給されたデジタル放送信号に対して所定のデジタル処理を行う信号処理部と、前記信号処理部から供給されたデジタルデータを表示部の表示形式に適合する表示信号として前記表示部に表示させる表示信号生成部と、供給された情報を暗号化および復号化する暗号化/復号化部と、前記暗号化/復号化部を制御するとともに、前記不揮発性メモリに電気的に接続されたシステム制御部と、を備え、前記暗号化/復号化部は、供給されたタイトルデータに対応したタイトル鍵を発行するタイトル鍵発生部と、前記複数の記録媒体のそれぞれに対応したディスク鍵を発行するディスク鍵発生部と、デバイスに共通のデバイス鍵を発行するデバイス鍵発生部と、を有し、前記システム制御部は、前記記録媒体に、前記暗号化/復号化部において前記タイトル鍵によって暗号化させた前記タイトルデータ、前記暗号化/復号化部において前記ディスク鍵によって暗号化させた前記タイトル鍵、および、前記暗号化/復号化部において前記ディスク鍵のインデックスを含む情報を暗号化させた暗号化情報、を記録し、前記不揮発性メモリに、前記暗号化/復号化部において前記デバイス鍵によって暗号化させた前記ディスク鍵、および、前記暗号化/復号化部において暗号化させた前記デバイス鍵を記録する手段を有する。
【0008】
本発明の第3態様による記録再生方法は、不揮発性メモリと複数の記録媒体に接続可能な記録再生装置における記録再生方法であって、システム制御部は、暗号化/復号化部のタイトル鍵発生部に、供給されたタイトルデータに対応したタイトル鍵を発行させ、前記暗号化/復号化部に前記タイトルデータをタイトル鍵で暗号化させて前記記録媒体に記録し、前記暗号化/復号化部のディスク鍵発生部に、前記記録媒体のそれぞれに対応したディスク鍵を発行させ、前記暗号化/復号化部に前記タイトル鍵を前記ディスク鍵で暗号化させて前記記録媒体に記録し、前記暗号化/復号化部のデバイス鍵発生部において、デバイスに共通のデバイス鍵を発行させ、前記暗号化/復号化部に前記ディスク鍵を前記デバイス鍵で暗号化させて前記不揮発性メモリに記録し、前記暗号化/復号化部に前記ディスク鍵のインデックスを含む情報を暗号化して前記記録媒体に記録し、前記暗号化/復号化部に前記デバイス鍵を暗号化させて前記不揮発性メモリに記録する。
【発明の効果】
【0009】
この発明によれば、記録媒体上で暗号鍵を一元管理することなく、供給された情報を暗号化および復号化して情報が記録された記録媒体意外でのデータの再生を困難とする記録再生装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の第1実施形態に係る記録再生装置、記録再生方法、およびデジタル放送受信記録再生装置について図面を参照して以下に説明する。
【0011】
図1および図2に示すように、本実施形態に係るデジタル放送受信記録装置1は、薄型のキャビネット12と、このキャビネット12を起立させて支持する支持台13とから構成されている。キャビネット12には、例えば液晶表示パネル等でなる平面パネル型の表示部DYP、スピーカ15、操作部16、リモートコントローラ(図示せず)から送信される操作情報を受ける受光部18等が設置されている。
【0012】
図2に示すように、本実施形態に係るデジタル放送受信記録再生装置1は、デジタル放送信号を受信する受信部110と、受信部110で受信されたデジタル放送信号が供給される信号処理部120と、信号処理部120からデジタル信号が供給される表示信号生成部130と、表示信号生成部130から表示信号が供給される表示部DYPと、記録再生装置150と、を有している。
【0013】
受信部110は、デジタル放送信号を受信するためのアンテナANTを有しているとともに、バスラインBLを介してシステム制御部CNTに接続されている。信号処理部120は、受信部110から供給されたデジタル放送信号に対して、デジタル映像信号及び音声信号とする所定のデジタル信号処理を施し、表示信号生成部130に出力している。
【0014】
表示信号生成部130は、入力されたデジタル映像信号を、表示部DYPで表示可能なフォーマットの映像信号に変換し、表示部DYPに出力して映像表示させるとともに、入力されたデジタル音声信号を、スピーカ15で再生可能なフォーマットのアナログ音声信号に変換し、スピーカ15に出力して音声再生させる。
【0015】
ここで、このデジタル放送受信記録再生装置1は、上記した各種の受信動作を含むその全ての動作をシステム制御部CNTによって統括的に制御されている。
【0016】
システム制御部CNTは、CPU(Central Processing Unit)等を内蔵している。システム制御部CNTは、外部からの操作情報を受けたとき、または、リモートコントローラから送出された操作情報を受光部18を介して受信したときに、その操作内容が装置に反映されるように各部をそれぞれ制御している。
【0017】
この場合、システム制御部CNTは、主として、そのCPUが実行する制御プログラムを格納したROM(Read Only Memory)(図示せず)と、該CPUに作業エリアを提供するRAM(Random Access Memory)(図示せず)と、各種の設定情報及び制御情報等が格納される不揮発性メモリMとを利用している。本実施形態に係るデジタル放送受信記録再生装置1は、不揮発性メモリM(NVRAM:nonvolatile random-access memory)としてEEPROM/FlashROM等を用いている。
【0018】
記録再生装置150は、暗号化/復号化部152と、記録媒体としての複数のハードディスクH(H1、H2、H3・・・)とを備えている。ハードディスクHはそれぞれハードディスク制御部HCNT(HCNT1、HCNT2、HCNT3・・・)によってその動作を制御されている。
【0019】
暗号化/復号化部152は、タイトル鍵発生部152A、ディスク鍵発生部152B、およびデバイス鍵発生部152Cを有している。タイトル鍵発生部152Aは、信号処理部120から供給されたタイトルデータTLを暗号化するタイトル鍵TKを乱数的に生成する。ディスク鍵発生部152Bは、それぞれのハードディスクHに対応したディスク鍵DiKを乱数的に生成する。デバイス鍵発生部152Cは、デジタル放送受信記録再生装置1固有のデバイス鍵DeKを乱数的に生成する。
【0020】
すなわち、タイトル鍵TKはタイトルデータ毎に異なり、ディスク鍵DiKはそれぞれのハードディスクHに記録されたタイトル鍵TKについて共通の鍵である。デバイス鍵DeKは、それぞれの記録再生装置に記録されるディスク鍵DiKについての共通の鍵である。
【0021】
図3に示すように、タイトル鍵TKは、タイトルデータTLの暗号化および暗号化タイトルデータETLの復号化に用いられる。ディスク鍵DiKは、タイトル鍵TKの暗号化および暗号化タイトル鍵ETKの復号化に用いられる。デバイス鍵DeKは、ディスク鍵DiKの暗号化および暗号化ディスク鍵EDiKの復号化に用いられる。
【0022】
システム制御部CNTは、暗号化/復号化部152の動作を制御する記録再生制御部CNTAを有している。記録再生制御部CNTAは、タイトル鍵によって暗号化された暗号化タイトルデータ、およびディスク鍵によって暗号化された暗号化タイトル鍵を、例えば操作情報によって指定された同一のハードディスクH1に記録する。
【0023】
さらに、暗号化/復号化部152においてディスク鍵のインデックスとなるDiskIDを暗号化させ、暗号化情報EIとして同一のハードディスクH1に記録する。
【0024】
また、デバイス鍵によって暗号化された暗号化ディスク鍵、および、暗号化された暗号化デバイス鍵はバスラインBLおよびシステム制御部CNTを介して不揮発性メモリMに記録する。
【0025】
次に、上記のデジタル放送受信記録再生装置1の動作について図面を参照して以下に説明する。最初に、ハードディスクHにタイトルデータを記録する際の動作について説明する。
【0026】
信号処理部120から暗号化/復号化部152にタイトルデータTLが供給されると、記録再生制御部CNTAの制御によって、暗号化/復号化部152のタイトル鍵発生部152Aで、供給されたタイトルデータTLに対応したタイトル鍵TKが乱数発生的に生成される。このタイトル鍵TKによってタイトルデータTLが暗号化される(STA1)。
【0027】
記録再生制御部CNTAは、暗号化タイトルデータETLを操作情報によって指定されたハードディスクH1に記録する(STA2)。
【0028】
ディスク鍵発生部152Bは、記録再生制御部CNTAに制御され、タイトル鍵TKが記録されるハードディスクH1に対応したディスク鍵DiKが存在しない場合にディスク鍵DiKを乱数発生的に生成し、このディスク鍵DiKによってタイトル鍵TKを暗号化する(STA3)。
【0029】
このとき、タイトル鍵TKのインデックスとなるKeyIDをハードディスクH1に暗号化タイトルデータETLと関連付けて記録しておいても良い。例えば、タイトルデータそのものにKeyIDを埋め込む、あるいは、タイトルデータと関連付けたデータ(あるいはタイトルを構成するものが何かを示すデータ)にKeyIDを埋め込んでおくことによって、タイトルを再生する際にタイトルデータを復号するタイトル鍵TKを読み出すことが容易になる。なお、KeyIDは、ハードディスクH1に記憶されない場合であっても良いが、同じ場所に記録するほうが望ましい。
【0030】
記録再生制御部CNTAは、暗号化タイトル鍵ETKを暗号化タイトルデータETLが記録されたものと同一のハードディスクH1に記録する(STA4)。
【0031】
デバイス鍵発生部152Cは、記録再生制御部CNTAの制御によって、デジタル放送受信記録再生装置1毎に異なるデバイス鍵DeKが存在しない場合にデバイス鍵DeKを乱数発生的に生成し、このデバイス鍵DeKによってディスク鍵DiKを暗号化する(STA5)。
【0032】
記録再生制御部CNTAは、暗号化ディスク鍵EDiKをバスラインBLおよびシステム制御部CNTを介して不揮発性メモリMに記録する(STA6)。
【0033】
このとき、暗号化/復号化部152でディスク鍵DiKのインデックスとしてのDiskIDが発行される。DiskIDは、暗号化され、暗号化情報EIとしてハードディスクH1に保存する(STA7)。
【0034】
DiskIDを暗号化する際には、例えばデバイス鍵発生部152Cによって乱数発生的に生成されたデバイス鍵DeKによって暗号化される。
【0035】
記録再生制御部CNTAは、暗号化/復号化部152にデバイス鍵を暗号化させ、暗号化デバイス鍵EDeKをバスラインBLおよびシステム制御部CNTを介して不揮発性メモリMに記録する(STA8)。
【0036】
上記のように記録されたタイトルデータTLを読み出す際には、記録再生制御部CNTAは、図5に示すように、まず不揮発性メモリMから暗号化デバイス鍵を読み出して、暗号化/復号化部152で復号する(STB1)。
【0037】
次に、ハードディスクH1から暗号化され他DiskIDとDTV固有の情報とを読み出して、暗号化/復号化部152で例えばデバイス鍵DeKによって復号する(STB2)。
【0038】
暗号化/復号化部152は、復号されたDiskIDに従って、暗号化ディスク鍵EDiKを不揮発性メモリMから読み出す。読み出された暗号化ディスク鍵EDiKは、デバイス鍵DeKによって復号化される(STB3)。
【0039】
例えば、デバイス鍵DeKによってDiskIDが暗号化されている場合に、タイトルデータTLが不正にコピーされたハードディスクが別の記録再生装置に接続された場合には、デジタル放送受信記録再生装置1のデバイス鍵DeKで、暗号化情報EIを復号することができなくなる。
【0040】
暗号化/復号化部152は、ハードディスクH1から暗号化タイトル鍵ETKを読み出す。読み出された暗号化タイトル鍵ETKはディスク鍵DiKによって復号化される(STB4)。
【0041】
さらに、暗号化/復号化部152は、ハードディスクH1から暗号化タイトルデータETLを読み出す。読み出された暗号化タイトルデータETLは、タイトル鍵TKによって復号化される(STB5)。
【0042】
このとき、例えば、ハードディスクH1にタイトル鍵TKのインデックスとして記録されたKeyIDに従ってタイトル鍵TKに対応する暗号化タイトルデータTLを読み出すようにしても良い。
【0043】
暗号化/復号化部152は、復号化したタイトルデータTLを信号処理部120に送信する。(STB6)信号処理部120は、供給されたタイトルデータTLに所定のデジタル処理を施し、表示信号生成部130に送信し、表示信号生成部130で、デジタルデータを表示部DYPの表示に対応したデータとして信号を生成し、表示部DYPに表示させる。
【0044】
すなわち、上記のように、タイトルデータTLを記録する際の暗号化を行う鍵をハードディスクHと不揮発性メモリとに分けて記録することによって、記録した記録再生装置150以外の装置によってハードディスクのタイトルデータが読み出されることを防止することができる。
【0045】
また、タイトルデータTLを暗号化したタイトル鍵TKを、同一のハードディスクHに記録しているため、タイトルデータTLを記録・再生したいハードディスクのみが記録再生装置150に接続されていればタイトルデータTLを記録・再生することが可能である。
【0046】
例えば、常時接続されたハードディスク上に、暗号に用いる鍵を一元管理している場合には、常時接続されたハードディスクが故障等の不具合があった場合に、他のハードディスクに記録されたタイトルデータも読み出すことができなくなることがあったが、上記のように暗号に用いる鍵をハードディスクHと不揮発性メモリMとに記録することによって、他のハードディスクHに記録されたタイトルデータTLは読み出し可能となる。
【0047】
また、ハードディスク毎に発行されたディスク鍵を使ってタイトルデータTLの記録処理を行っているため、タイトルデータTLを他のハードディスクに移動させる場合には、タイトルデータTLが記録されていたハードディスクHのディスク鍵DiKを変更することにより、移動したタイトルを暗号化するタイトル鍵以外のタイトル鍵を変更した新しいディスク鍵DiKで再暗号化することによって、移動したタイトルを暗号化するタイトル鍵を安全に破棄することができる。また、移動したタイトルを暗号化するタイトル鍵KTに無効な鍵データを上書きした後に変更後のディスク鍵DiKで再暗号化しても構わない。
【0048】
上記のように、本実施形態に係る記録再生装置、この記録再生装置を有するデジタル放送受信記録再生装置、および記録再生方法によれば、常時接続されたハードディスク上で暗号鍵を一元管理することなく、コンテンツを暗号化および復号化してコンテンツの不正コピーを防止する記録再生装置、デジタル放送受信記録再生装置、および記録再生方法を提供することができる。
【0049】
次に、本発明の第2実施形態に係る記録再生装置、この記録再生装置を有するデジタル放送受信記録再生装置、および記録再生方法について図面を参照して以下に説明する。なお、以下の説明において、上述の第1実施形態の場合と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0050】
本実施形態に係るデジタル放送受信記録再生装置1は、上述の第1実施形態に係るデジタル放送記録再生装置と、暗号化情報EIの構成が異なっている。すなわち、図6に示すように、例えば操作情報によって指定されたハードディスクH1にはDiskIDとTV固有の情報とを合わせて暗号化した暗号化データが暗号化情報EIとして記録されている。
【0051】
ここで、DTV固有の情報とは、例えば、デジタル放送受信記録再生装置1のシリアルナンバーや製造番号、型番、MACアドレス等のデジタル放送受信記録再生装置1を他の装置と区別可能な情報である。
【0052】
上記のデジタル放送受信記録再生装置1において、タイトルデータTLを記録する際には、記録再生制御部CNTAは、図7に示すように、信号処理部120から暗号化/復号化部152にタイトルデータTLが供給されると、暗号化/復号化部152のタイトル鍵発生部152Aで、供給されたタイトルデータTLに対応したタイトル鍵TKが乱数発生的に発行する。このタイトル鍵TKによってタイトルデータTLが暗号化される(STC1)。
【0053】
記録再生制御部CNTAは、暗号化タイトルデータETLを操作情報によって指定されたハードディスクH1に記録する(STC2)。
【0054】
ディスク鍵発生部152Bは、記録再生制御部CNTAに制御され、タイトル鍵TKが記録されるハードディスクH1に対応したディスク鍵DiKが存在しない場合にディスク鍵DiKを乱数発生的に生成し、このディスク鍵DiKによってタイトル鍵TKを暗号化する(STC3)。
【0055】
記録再生制御部CNTAは、暗号化タイトル鍵ETKを暗号化タイトルデータETLが記録されたものと同一のハードディスクH1に記録する(STC4)。
【0056】
デバイス鍵発生部152Cは、記録再生制御部CNTAの制御によって、デジタル放送受信記録再生装置1毎に異なるデバイス鍵DeKが存在しない場合にデバイス鍵Dekを乱数発生的に生成し、このデバイス鍵DeKによってディスク鍵DiKを暗号化する(STC5)。
【0057】
記録再生制御部CNTAは、暗号化ディスク鍵EDiKをバスラインBLおよびシステム制御部CNTを介して不揮発性メモリMに記録する(STC6)。
【0058】
このとき、暗号化/復号化部152でディスク鍵DiKのインデックスとしてのDiskIDが発行される。DiskIDは、デジタル放送受信記録再生装置(DTV)固有の情報と合わせて暗号化され、暗号化情報EIとしてハードディスクH1に保存する(STC7)。
【0059】
DiskIDとDTV固有の情報とを合わせて暗号化する際には、例えばデバイス鍵発生部152Cによって乱数発生的に生成されたデバイス鍵DeKによって暗号化される。
【0060】
記録再生制御部CNTAは、暗号化/復号化部152にデバイス鍵を暗号化させ、暗号化デバイス鍵EDeKをバスラインBLおよびシステム制御部CNTを介して不揮発性メモリMに記録する(STC8)。
【0061】
上記のように記録されたタイトルデータを読み出す際には、図8に示すように、まず不揮発性メモリMから暗号化デバイス鍵EDeKを読み出して、暗号化/復号化部152で復号化する(STD1)。
【0062】
次に、ハードディスクH1から暗号化されたDisIDとDTV固有の情報とを読み出して、暗号化/復号化部152で例えばデバイス鍵DeKによって復号化する(STD2)。暗号化/復号化部152は、復号されたDTV固有情報が記録再生装置150の固有情報と一致するかどうか判定を行う(STD3)。一致しない場合はDiskIDを使用不可とする(STD8)。
【0063】
暗号化/復号化部152は、復号されたDiskIDに従って、暗号化ディスク鍵EDiKを不揮発性メモリMから読み出す。読み出された暗号化ディスク鍵EDiKは、デバイス鍵DeKによって復号化される(STD4)。
【0064】
このとき、例えば、タイトルデータTLが不正にコピーされたハードディスクが接続されていた場合には、記録した装置と別の装置でEIを復号しようとした場合にはデバイス鍵DeKが異なる、あるいは、デバイス鍵DeKを持っていない為、暗号化情報EIは復号できない。
【0065】
暗号化/復号化部152は、ハードディスクH1から暗号化タイトル鍵ETKを読み出す。読み出された暗号化タイトル鍵ETKは復号化されたディスク鍵DiKによって復号化される(STD5)。
【0066】
さらに、暗号化/復号化部152は、ハードディスクH1から暗号化タイトルデータETLを読み出す。読み出された暗号化タイトルデータETLは、タイトル鍵TKによって復号化される(STD6)。
【0067】
暗号化/復号化部152は、復号化したタイトルデータTLを信号処理部120に送信する。信号処理部120は、供給されたタイトルデータに所定のデジタル処理を施し、表示信号生成部130に送信し、表示信号生成部130で、デジタルデータを表示部DYPの表示に対応したデータとして信号を生成し、表示部DYPに表示させる(STD7)。
【0068】
すなわち、本実施形態に係る記録再生装置、この記録再生装置を有するデジタル放送受信記録再生装置、および記録再生方法によれば、上述の第1実施形態に記録再生装置等と同様の効果を得ることができる。
【0069】
次に、本発明の第3実施形態に係る記録再生装置、この記録再生装置を有するデジタル放送受信記録再生装置、および記録再生方法について図面を参照して以下に説明する。なお、以下の説明において、上述の第1実施形態の場合と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0070】
本実施形態に係るデジタル放送受信記録再生装置1は、上述の第1実施形態に係るデジタル放送記録再生装置と、ハードディスクHに保存される暗号化情報EIの構成が異なっている。
【0071】
すなわち、図9に示すように、操作情報によって指定されたハードディスクH1にはDiskIDと、HDD固有の情報と、DTV固有の情報とを合わせて暗号化した暗号化データが記録されている。ここで、HDD固有の情報とは、例えばシリアルナンバーや型番等のハードディスクを区別することが可能な情報である。
【0072】
上記のデジタル放送受信記録再生装置1において、タイトルデータTLを記録する際には、記録再生制御部CNTAは、図10に示すように、信号処理部120から暗号化/復号化部152にタイトルデータTLが供給されると、暗号化/復号化部152のタイトル鍵発生部152Aで、供給されたタイトルデータTLに対応したタイトル鍵TKが乱数発生的に発行する。このタイトル鍵TKによってタイトルデータTLが暗号化される(STE1)。
【0073】
記録再生制御部CNTAは、暗号化タイトルデータETLを操作情報によって指定されたハードディスクH1に記録する(STE2)。
【0074】
ディスク鍵発生部152Bは、記録再生制御部CNTAに制御され、タイトル鍵TKが記録されるハードディスクH1に対応したディスク鍵DiKが存在しない場合にディスク鍵DiKを乱数発生的に生成し、このディスク鍵DiKによってタイトル鍵TKを暗号化する(STE3)。
【0075】
記録再生制御部CNTAは、暗号化タイトル鍵ETKを暗号化タイトルデータETLが記録されたものと同一のハードディスクH1に記録する(STE4)。
【0076】
デバイス鍵発生部152Cは、記録再生制御部CNTAの制御によって、デジタル放送受信記録再生装置1毎に異なるデバイス鍵DeKが存在しない場合にデバイス鍵DeKを乱数発生的に生成し、このデバイス鍵DeKによってディスク鍵DiKを暗号化する(STE5)。
【0077】
記録再生制御部CNTAは、暗号化ディスク鍵EDiKをバスラインBLおよびシステム制御部CNTを介して不揮発性メモリMに記録する(STE6)。
【0078】
このとき、暗号化/復号化部152でディスク鍵DiKのインデックスとしてのDiskIDが発行される。記録再生制御部CNTAは、DiskIDをHDD固有の情報とDTV固有の情報と合わせて暗号化して、暗号化情報EIとしてハードディスクH1に保存する(STE7)。
【0079】
DiskIDとDTV固有の情報とHDD固有の情報とを合わせて暗号化する際には、例えばデバイス鍵発生部152Cによって乱数発生的に生成されたデバイス鍵DeKによって暗号化される。ここで、ハードディスク固有の情報とは、例えばシリアルナンバーや型番等のハードディスクを区別することが可能な情報である。
【0080】
記録再生制御部CNTAは、暗号化/復号化部152にデバイス鍵を暗号化させ、暗号化デバイス鍵EDeKをバスラインBLおよびシステム制御部CNTを介して不揮発性メモリMに記録する(STE8)。
【0081】
上記のように記録されたタイトルデータを読み出す際には、図11に示すように、まず不揮発性メモリMから暗号化デバイス鍵EDeKを読み出して、暗号化/復号化部152で復号する(STF1)。
【0082】
次に、ハードディスクH1から暗号化されたDiskID、HDD認証データ、およびDTV固有の情報を読み出して、暗号化/復号化部152で復号する(STF2)。暗号化/復号化部152は、復号されたDTV固有の情報が記録再生装置150のものと一致するかどうか判定を行う(STF3)。また続けてHDDの固有情報がハードディスクH1の固有情報と一致するか判定を行う(STF4)。
【0083】
このとき、DTVの固有情報が記録再生装置150の情報と異なる、あるいは、HDDの固有情報がハードディスクH1の情報と異なると判定された場合には、DiskIDを使用不可とする(STF9)。
【0084】
DTV固有情報とHDD固有情報が一致した場合には、DiskIDの使用が許可される。この場合には、暗号化/復号化部152は、復号されたDiskIDに従って、暗号化ディスク鍵EDiKを不揮発性メモリMから読み出す。読み出された暗号化ディスク鍵EDiKは、デバイス鍵DeKによって復号化される(STF5)。
【0085】
暗号化/復号化部152は、ハードディスクH1から暗号化タイトル鍵ETKを読み出す。読み出された暗号化タイトル鍵ETKはディスク鍵DiKによって復号化される(STF6)。
【0086】
次に、暗号化/復号化部152は、ハードディスクH1から暗号化タイトルデータETLを読み出す。読み出された暗号化タイトルデータETLは、すでに復号化されたタイトル鍵TKによって復号化される(STF7)。
【0087】
暗号化/復号化部152は、復号化されたタイトルデータTLを信号処理部120に送信する(STF8)。信号処理部120は、供給されたタイトルデータに所定のデジタル処理を施し、表示信号生成部130に送信し、表示信号生成部130で、デジタルデータを表示部DYPの表示に対応したデータとして信号を生成し、表示部DYPに表示させる。
【0088】
すなわち、本実施形態に係る記録再生装置、この記録再生装置を有するデジタル放送受信記録再生装置、および記録再生方法によれば、上述の第1実施形態に記録再生装置等と同様の効果を得ることができる。さらに、ハードディスクHに、ディスク鍵DiKのインデックスとなるDiskIDをHDD固有の情報とともに暗号化して記録することによって、コンテンツデータが不正にコピーされたハードディスクHからコンテンツデータが再生されることを防止することができる。
【0089】
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
【0090】
例えば、上記の実施形態に係るデジタル放送受信記録再生装置1の記録再生装置150はハードディスクHを有していたが、このハードディスクHは記録再生装置150にLAN等のネットワークを介して接続されるハードディスクであってもよい。
【0091】
例えば、デジタル放送受信記録再生装置1が複数の接続端子、例えば、LAN(Local Area Network)端子、USB(Universal Serial Bus)端子及びi.Link(登録商標)端子等を備えている場合、このうちの例えばLAN端子は、LAN対応HDD専用ポートとして使用されてもよい。この場合には、LAN端子に接続されたLAN対応のHDDに対して、イーサネット(登録商標)により情報の記録再生を行なうために使用される。
【0092】
また、LAN端子に例えばハブを介して、LAN対応のHDD、PC(Personal Computer)、HDD内蔵のDVD(Digital Versatile Disk)レコーダ等の機器を接続し、これらの機器と情報伝送を行なうために使用されてもよい。また、USB端子は、例えばハブを介してHDDを接続し、これらの機器と情報伝送を行なうために使用されてもよい。i.Link(登録商標)端子は、例えばAV−HDD41、D(Digital)−VHS(Video Home System)等をシリアル接続し、これらの機器と情報伝送を行なうために使用されてもよい。
【0093】
上記のように、接続端子にハードディスクを接続して、そのハードディスクにタイトルデータを記録するようにしても、上記の実施形態に係る記録再生装置等と同様の効果を得ることができる。
【0094】
また、上記の実施形態に記載された記録再生装置150の暗号化/復号化部152では、DiskIDを他の情報とともに暗号化する際にデバイス鍵DeKを用いていたが、デバイス鍵DeKに限らず他の暗号鍵を用いてもよい。その場合にも、デバイス鍵Dekと同様に、記録再生装置150個別の鍵を用いることによって、上述の実施形態に係るデジタル放送受信記録再生装置1と同様の効果を得ることができる。
【0095】
また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0096】
【図1】本発明の一実施形態に係るデジタル放送受信記録再生装置の外観の一例を概略的に説明するための図。
【図2】本発明の第1実施形態に係るデジタル放送受信記録再生装置の構成の一例を説明するための図。
【図3】図2に示すデジタル放送受信記録再生装置で用いる暗号鍵の種類の例について説明するための図。
【図4】図2に示すデジタル放送受信記録再生装置におけるタイトルデータの記録動作の一例について説明するための図。
【図5】図2に示すデジタル放送受信記録再生装置におけるタイトルデータの再生動作の一例について説明するための図。
【図6】本発明の第2実施形態に係るデジタル放送受信記録再生装置の構成の一例を説明するための図。
【図7】図6に示すデジタル放送受信記録再生装置におけるタイトルデータの録動作の一例について説明するための図。
【図8】図6に示すデジタル放送受信記録再生装置におけるタイトルデータの再生動作の一例について説明するための図。
【図9】本発明の第3実施形態に係るデジタル放送受信記録再生装置の構成の一例を説明するための図。
【図10】図9に示すデジタル放送受信記録再生装置におけるタイトルデータの記録動作の一例について説明するための図。
【図11】図9に示すデジタル放送受信記録再生装置におけるタイトルデータの再生動作の一例について説明するための図。
【符号の説明】
【0097】
CNT…システム制御部、M…不揮発性メモリ、H…ハードディスク、TL…タイトルデータ、TK…タイトル鍵、DiK…ディスク鍵、DeK…デバイス鍵、ETL…暗号化タイトルデータ、ETK…暗号化タイトル鍵、EDiK…暗号化ディスク鍵、EDeK…暗号化デバイス鍵、CNTA…記録再生制御部、EI…暗号化情報、1…デジタル放送受信記録再生装置、150…記録再生装置、152…暗号化/復号化部、152B…ディスク鍵発生部、152A…タイトル鍵発生部、152C…デバイス鍵発生部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
不揮発性メモリと複数の記録媒体とを接続可能な記録再生装置であって、
供給された情報を暗号化および復号化する暗号化/復号化部と、
前記暗号化/復号化部を制御するとともに、前記不揮発性メモリに電気的に接続されたシステム制御部と、を備え、
前記暗号化/復号化部は、供給されたタイトルデータに対応したタイトル鍵を発行するタイトル鍵発生部と、
前記複数の記録媒体のそれぞれに対応したディスク鍵を発行するディスク鍵発生部と、
デバイスに共通のデバイス鍵を発行するデバイス鍵発生部と、を有し
前記システム制御部は、前記記録媒体に、前記暗号化/復号化部において前記タイトル鍵によって暗号化させた前記タイトルデータ、前記暗号化/復号化部において前記ディスク鍵によって暗号化させた前記タイトル鍵、および、前記暗号化/復号化部において前記ディスク鍵のインデックスを含む情報を暗号化させた暗号化情報、を記録し、前記不揮発性メモリに、前記暗号化/復号化部において前記デバイス鍵によって暗号化させた前記ディスク鍵、および、前記暗号化/復号化部において暗号化させた前記デバイス鍵を記録する手段を有する記録再生装置。
【請求項2】
前記記録媒体には、前記タイトル鍵のインデックスがさらに記録されている請求項1記載の記録再生装置。
【請求項3】
前記暗号化情報は、前記暗号化/復号化部において前記ディスク鍵のインデックスと、前記記録媒体固有の情報と、を合わせて暗号化された情報である請求項1記載の記録再生装置。
【請求項4】
前記暗号化情報は、前記暗号化/復号化部において前記ディスク鍵のインデックスと、前記デバイスの固有の情報と、を合わせて暗号化された情報である請求項1記載の記録再生装置。
【請求項5】
前記暗号化情報は、前記暗号化/復号化部において前記ディスク鍵のインデックスと、前記記録媒体の固有の情報と、前記デバイスの固有の情報と、を合わせて暗号化された情報である請求項1記載の記録再生装置。
【請求項6】
前記暗号化情報は、前記暗号化/復号化部において、前記デバイス鍵によって暗号化された情報である請求項1記載の記録再生装置。
【請求項7】
不揮発性メモリと複数の記録媒体とを接続可能な記録再生装置を備えたデジタル放送受信記録再生装置であって、
送信されたデジタル放送信号を受信する受信部と、
前記受信部から供給されたデジタル放送信号に対して所定のデジタル処理を行う信号処理部と、
前記信号処理部から供給されたデジタルデータを表示部の表示形式に適合する表示信号として前記表示部に表示させる表示信号生成部と、
供給された情報を暗号化および復号化する暗号化/復号化部と、
前記暗号化/復号化部を制御するとともに、前記不揮発性メモリに電気的に接続されたシステム制御部と、を備え、
前記暗号化/復号化部は、供給されたタイトルデータに対応したタイトル鍵を発行するタイトル鍵発生部と、
前記複数の記録媒体のそれぞれに対応したディスク鍵を発行するディスク鍵発生部と、
デバイスに共通のデバイス鍵を発行するデバイス鍵発生部と、を有し
前記システム制御部は、前記記録媒体に、前記暗号化/復号化部において前記タイトル鍵によって暗号化させた前記タイトルデータ、前記暗号化/復号化部において前記ディスク鍵によって暗号化させた前記タイトル鍵、および、前記暗号化/復号化部において前記ディスク鍵のインデックスを含む情報を暗号化させた暗号化情報、を記録し、前記不揮発性メモリに、前記暗号化/復号化部において前記デバイス鍵によって暗号化させた前記ディスク鍵、および、前記暗号化/復号化部において暗号化させた前記デバイス鍵を記録する手段を有するデジタル放送受信記録再生装置。
【請求項8】
不揮発性メモリと複数の記録媒体に接続可能な記録再生装置における記録再生方法であって、
システム制御部は、暗号化/復号化部のタイトル鍵発生部に、供給されたタイトルデータに対応したタイトル鍵を発行させ、
前記暗号化/復号化部に前記タイトルデータをタイトル鍵で暗号化させて前記記録媒体に記録し、
前記暗号化/復号化部のディスク鍵発生部に、前記記録媒体のそれぞれに対応したディスク鍵を発行させ、
前記暗号化/復号化部に前記タイトル鍵を前記ディスク鍵で暗号化させて前記記録媒体に記録し、
前記暗号化/復号化部のデバイス鍵発生部において、デバイスに共通のデバイス鍵を発行させ、
前記暗号化/復号化部に前記ディスク鍵を前記デバイス鍵で暗号化させて前記不揮発性メモリに記録し、
前記暗号化/復号化部に前記ディスク鍵のインデックスを含む情報を暗号化して前記記録媒体に記録し、
前記暗号化/復号化部に前記デバイス鍵を暗号化させて前記不揮発性メモリに記録する記録再生方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2008−252593(P2008−252593A)
【公開日】平成20年10月16日(2008.10.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−92094(P2007−92094)
【出願日】平成19年3月30日(2007.3.30)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】