説明

記録再生装置

【課題】 テープ編集などによるつなぎ記録をした場合に、つなぎ記録部分をサーチ再生しても欠落のないサーチ画像を得ることができる記録再生装置を提供する。
【解決手段】 記録ヘッド13は、磁気テープ12上にストリームデータとサーチデータを別々の記録エリアに記録し、かつ、ストリームデータに対応するサーチデータの書き込み開始位置が当該ストリームデータよりも所定量遅れた位置になるよう記録する。記録再生装置は、第1のストリームデータが記録された磁気テープ12に対して第2のストリームデータをつなぎ記録する場合に、第1のストリームデータに対応する磁気テープ12に未記録の第1のサーチデータを取得し、取得した第1のサーチデータを第2のストリームデータの所定エリアに記録するよう磁気ヘッド13を制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録再生装置に関し、特にMPEGのストリームデータとそのストリームデータに対応するサーチデータをテープに記録する記録再生装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、磁気テープ上にデジタル画像、音声データを記録再生するデジタルVTRが知られている。そして、近年では、磁気テープ上にMPEG方式で符号化した画像、音声データを記録再生する装置も登場している。この種の装置のうち、特に民生用のVTRの規格として、HDV規格が提案された。HDV規格では、テープ上には、回転ヘッドのトレースで記録される16本のトラック単位でECC(Error−Correcting−code)符号化がされている。この16本トラックのECC符号化単位をECC Unitと定義されている。
【0003】
また、テープ上に通常再生速度で動画再生するためのMPEGストリームと、通常速度より高速で再生するサーチ時の動画再生ためにサーチデータをテープ上の既定のエリアに記録するものがある。そして、テープ上のサーチエリアには、MPEGストリームのIピクチャ(フレーム内符号化されたフレームデータ)の8×8画素のDCTブロックの輝度信号のDC成分を抽出し6ビットに変換したマクロブロックと、8×8画素のDCTブロックの色差信号からDC成分を抽出して、Cb、Crそれぞれ5ビットのデータに変換したマクロブロックの集まりであるサーチデータが、複数のECC Unitにまたがって記録されている。
【0004】
図2は、テープ上の記録フォーマットの一例を示す図である。図2に示すように、トラック16本でECC Unitが構成され、その中の斜線で示す部分がサーチデータエリアである。Iピクチャから抽出された輝度および色差信号のDC成分から変換されたマクロブロックが図2のサーチUnitNO.0〜8のECC Unitのサーチデータエリアに分割して記録されている。
【0005】
また、図3は、テープ上においてMPEGストリームデータとサーチデータの記録位置関係を示す図である。MPEGストリームデータとサーチデータの記録位置関係は、1GOPのMPEGストリーム(GOP_A)のIピクチャがテープから再生されてデコードされるまでの時間(VBV Delay)に相当するトラック数分、サーチデータが後から記録されるようになっている。図3において、1GOP分のストリーム(GOP_A)のサーチデータは、VBV Delayに相当するトラック数分遅延した後、サーチデータの書込み開始位置からサーチデータが記録されている。
【0006】
上述したサーチ用画像データの配置例について開示している文献もある(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】特開2002−209179号公報(第11頁、図5)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上記従来技術の構成では、テープ編集などによるつなぎ記録をした場合の記録単位は、回転ヘッドのトレースで記録されるトラック16本で構成されるECC Unit単位であり、つなぎ記録などを行うと1枚のサーチ画像の途中から新たなストリームが記録され、サーチ画像のデータが欠落するという問題がある。
【0009】
図4は、従来のつなぎ記録したテープの状態を示した図である。図4に示すように、1GOP分のストリーム(GOP_C)がテープ下地として記録されており、その下地のストリームに対して、GOP単位のストリーム(GOP_A)、(GOP_B)を、新たにつなぎ記録した場合を示している。GOP_Cのサーチデータは、GOP_Cの先頭から、Iピクチャのデータがテープから再生されてデコードされるまでの時間(VBV Delay)に相当するトラック数分遅延した位置から書き始められている。そして、GOP_Cのサーチデータは、編集開始点以降(GOP_Aの開始以降)は、新たなストリーム(GOP_A)、(GOP_B)が記録されているためにサーチデータが欠落している。そして、新たに記録されたMPEGストリームデータ(GOP_A)、(GOP_B)は、編集開始点以降から記録され始め、GOP_AのIピクチャのVBV Delay遅延後(区間A)にサーチデータが記録され始めている。
【0010】
したがって、上記説明したようにMPEGストリームとそれに対応するサーチデータをそれぞれテープ上に記録するようなシステムでかつ、サーチデータがストリームより遅れて記録されるような位置関係であるシステムでは、テープ上で編集作業を行うと、遅れて記録されるサーチデータが編集点で欠落するという問題がある。
【0011】
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、テープ編集などによるつなぎ記録をした場合に、つなぎ記録部分をサーチ再生しても欠落のないサーチ画像を得ることができる記録再生装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
この発明は、上述した課題を解決すべくなされたもので、本発明による記録再生装置においては、磁気テープ上に通常再生用データとサーチ再生用データを別々の記録エリアに記録し、かつ、通常再生用データに対応するサーチ再生用データの書き込み開始位置が当該通常再生用データよりも遅れた位置になるよう記録する記録手段を有する記録再生装置であって、第1の通常再生用データが記録された磁気テープに対して第2の通常再生用データをつなぎ記録する場合に、つなぎ記録開始位置の直前に記録された第1の通常再生用データ中の第1のサーチ再生用データを取得するサーチデータ取得手段と、サーチデータ取得手段が取得した第1のサーチ再生用データを第2の通常再生用データに挿入し、つなぎ記録開始位置より記録するよう記録手段を制御する制御手段とを具備することを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、テープ編集などによるつなぎ記録をした場合に、つなぎ記録部分をサーチ再生しても欠落のないサーチ画像を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下に、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。
本発明の一実施形態における記録再生装置として、ビデオ信号をMPEG形式のデジタル画像データ(以下、MPGEストリームとする)に変換して、磁気テープ状に記録処理行う記録再生装置を例に説明を行う。また、本実施形態の記録再生装置は、MPEGストリーム(通常再生用データ)とそれに対応するサーチデータ(サーチ再生用データ)をそれぞれ磁気テープ上に記録し、かつ、サーチデータがMPEGストリームより遅れて記録される。すなわち、上記図2に示すような、トラック16本でECC Unitが構成され、磁気テープ上に記録され、かつ、上記図3に示すような、磁気テープ上においてMPEGストリームデータとサーチデータの記録位置関係にあるとする。
【0015】
図1は、本発明の一実施形態における記録再生装置の概略構成を示す図である。図1において、1は、ビデオ入出力部であり、入力されたビデオ信号をダジタルデータに変換し、後述するフレームメモリ2へ書き込む処理と、フレームメモリ2からデジタルデータを読み出し、ビデオ信号に変換して外部へ出力する処理とを行う機能を有する。2は、フレームメモリであり、ビデオ入出力部1がビデオ信号をデジタルデータ化した画像データを記憶する。
【0016】
3は、サーチ画像処理部であり、サーチデータから画像データに変換する処理と画像データからサーチデータに変換する処理を行う。4は、サーチ画像メモリであり、エンコードされたサーチデータを蓄積する。5は、MGEP処理部であり、記録処理時は、フレームメモリ2に格納されている画像データをMPEGエンコードして、後述するVBVバッファ6にMPEGストリームデータを出力し、再生処理時は、MPEGストリームデータをデコードして画像データをフレームメモリ2へ出力する。
【0017】
6は、VBVバッファであり、MPEG処理部5又は後述するストリームデータ処理部8が出力するMPEGストリームを蓄積するバッファメモリである。7は、サーチデータ処理部であり、記録処理時は、サーチ画像メモリ4からデータを読み出し、後述するトラックメモリ9のサーチエリアにデータを転送し、再生処理時はトラックメモリ9のサーチエリアからデータを読み出し、サーチ画像メモリ4にデータを転送する。
【0018】
ストリームデータ処理部8は、記録処理時は、VBVバッファ6に記憶されているMPEGストリームデータを読み出し、トラックメモリ9の所定の位置に書込み、再生処理時は、トラックメモリ9よりMPEGストリームデータを読み出し、VBVバッファ6にストリームデータを転送する。
【0019】
トラックメモリ9は、後述する磁気テープ12上に記録されるトラックのデータを記憶するメモリである。10は、ECC処理部であり、記録処理時は、MPEGストリームデータにトラック16本単位でエラー訂正のための符号を付加し、再生処理時は16本のトラック単位に付加されたエラー訂正符号から、エラー検出およびエラー訂正を行う。11は、変調処理部であり、記録処理時は磁気テープ12上のトラックに記録しようとするデジタルデータを、磁気テープ12に記録できる信号に変調し、再生処理時は磁気テープ12から出力された電気信号をデジタルデータに復調する。磁気テープ12は、動画ストリームデータ(MPEGストリームデータ)とサーチデータを記憶する磁気記録テープである。磁気ヘッド13は、記録処理時は変調処理部11が出力する電気信号を基に磁気テープ12に対して記録処理を行い、再生処理時は、磁気テープ12に記録された磁気データを読み取り、電気信号を変調処理部11へ出力する。
【0020】
次に、図1に示した記録再生装置の動作について説明する。
図5は、図1に示した記録再生装置において、テープ編集などによるつなぎ記録をした場合の動作の概略を示す図である。まず、編集点でのつなぎ動作が指示されると、記録再生装置は、ステップ61おいて、編集点の直前にまでのサーチデータに関する情報がサーチ画像メモリ4上にあるか否かを判別し、ある場合はステップ64に移行し、ない場合はステップ62に移行する。
【0021】
ステップ61で編集点直前のサーチデータに関する情報がないと判別した場合は、ステップ62において、記録再生装置は、磁気テープ12を巻き戻し、編集点にもっとも近いIピクチャの先頭まで磁気テープ12を移動させる。そして、Iピクチャの先頭から編集点までを再生し、ステップ63において、記録再生装置は、Iピクチャのデータをデコードした後、サーチデータに変換し、サーチ画像メモリ4に記憶する。
【0022】
ここで、上記ステップ63の処理の詳細について図1を用いて説明する。磁気テープ12に記録されている動画ストリームデータは、磁気ヘッド13により読み込まれ電気信号として出力され、変調処理部11を通して、デジタルデータに変換される。変換されたデータは、ECC処理部10で、ECC Unit(トラック16本)単位の、エラー訂正が行われ、エラー訂正後にECC Unit単位でトラックメモリ9に書き込まれる。トラックメモリ9に書き込まれた再生データは、ストリームデータ処理部8によりMPEGストリームだけを抜きだし、VBVバッファ6に転送される。VBVバッファ6に書き込まれたMPEGストリームデータは、VBV Delayに相当する時間後にMPEG処理部5により読み出されデコード後にフレームメモリ2に書き込まれる。
【0023】
フレームメモリ2に書き込まれたIピクチャの画像は、サーチ画像処理部3により、フレームメモリ2より読み出され、サーチデータに変換後にサーチ画像メモリ4に記憶される。また、記録されているサーチUnitNOに関する情報は、トラックメモリ9の中のECC Unit単位の既定の位置に書き込まれているサーチデータを取り出し、サーチUnitNOを編集点まで取得していく。
【0024】
以上、ステップ63の処理後に図5のステップ64に移行する。ステップ64において、記録再生装置は、編集点から新たなストリームデータを磁気テープ12に記録しながら、編集点の前に記録されているサーチデータの続きを書き込んでいく。ここで、このステップ64の詳細について図1を用いて説明する。
【0025】
ステップ64の状態では、Iピクチャのサーチ画像がサーチ画像メモリ4に記憶され、また編集点の前のサーチUnitNOは、サーチデータ処理部7に記憶されている。MPEGストリームのデータは、ビデオ入出力部1より入力されたビデオ信号をデジタルデータに変換し、フレームメモリ2に書き込む。そしてフレームメモリ2に書き込まれた画像データはMPEG処理部5によりエンコードされ、VBVバッファ6に蓄積される。蓄積されたMPEGストリームデータは、ストリームデータ処理部8を通してトラックメモリ9に書き込まれる。それと平行して、サーチデータ処理部7により編集点後に連続すべきサーチデータを記憶しているサーチUnitNOより求め、順次、トラックメモリ9の既定のサーチデータエリアに書き込んでいく。トラックメモリ9に書き込まれたMPEGストリームデータおよびサーチデータは、ECC Unit単位でECC処理部10に読み出され、ECC符号化された後に変調処理部11に変調され、磁気ヘッド13を通して磁気テープ12に記録されていく。
【0026】
以上ステップ64の処理のあとに、図5のステップ65に移行する。ステップ65は記録の定常状態であり、MPEGストリームデータとサーチデータをトラックメモリ9に書き込み、ECC符号化後に磁気テープ12に記録していく。次のステップ66は、記録終了指示の検出であり、ユーザからの記録終了の指示がある場合はステップ67に移行し、指示がない場合はステップ65に移行する。ステップ67は記録終了の処理であり、最後に記録しているIピクチャのサーチデータの保持とその書き込んだサーチUnitNOの保持を行う。そして、上記記録した終了した位置から、再度カメラ記録を繰り返す場合、メモリに記憶しているIピクチャのサーチデータの保持とその書き込んだサーチUnitNOを用いてつなぎ記録を行う。
【0027】
以上説明したように、本実施形態における記録再生装置によれば、テープ編集などによるつなぎ記録をした場合、新たに記録したストリームの先頭のサーチエリアに、下地のストリームの最後のサーチデータを連続して記録することができる。これにより、つなぎ記録部分をサーチ再生した際に、欠落のない完全なサーチ画像を再生することができる。
【0028】
尚、上述した実施形態において図5に示した記録再生装置の各処理部の一部は、各処理部の機能を実現する為のプログラムをメモリから読み出してCPU(中央演算装置)が実行することによりその機能を実現させるものである。
【0029】
また、上述した構成に限定さるものではなく、図5に示した記録再生装置の各処理の全部または一部の機能を専用のハードウェアにより実現してもよい。また、CPUの利用するメモリは、例えばHDD、光磁気ディスク装置、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリや、CD−ROM等の読み出しのみが可能な記録媒体、RAM以外の揮発性のメモリ、あるいはこれらの組合せによるコンピュータ読み取り、書き込み可能な記録媒体より構成されてもよい。
【0030】
また、図5に示した記録再生装置の処理における一部の機能を実現する為のプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各処理を行っても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。具体的には、記憶媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書きこまれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含む。
【0031】
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
【0032】
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現する為のものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【0033】
また、上記のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体等のプログラムプロダクトも本発明の実施形態として適用することができる。上記のプログラム、記録媒体、伝送媒体およびプログラムプロダクトは、本発明の範疇に含まれる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の一実施形態における記録再生装置の概略構成を示す図である。
【図2】テープ上の記録フォーマットの一例を示す図である。
【図3】テープ上においてMPEGストリームデータとサーチデータの記録位置関係を示す図である。
【図4】従来のつなぎ記録したテープの状態を示した図である。
【図5】図1に示した記録再生装置において、テープ編集などによるつなぎ記録をした場合の動作の概略を示す図である。
【符号の説明】
【0035】
1 ビデオ入出力部
2 フレームメモリ
3 サーチ画像処理部
4 サーチ画像メモリ
5 MPEG処理部
6 VBVバッファ
7 サーチデータ処理部
8 ストリームデータ処理部
9 トラックメモリ
10 ECC処理部
11 変調処理部
12 磁気テープ
13 磁気ヘッド

【特許請求の範囲】
【請求項1】
磁気テープ上に通常再生用データとサーチ再生用データを別々の記録エリアに記録し、かつ、前記通常再生用データに対応するサーチ再生用データの書き込み開始位置が当該通常再生用データよりも遅れた位置になるよう記録する記録手段を有する記録再生装置であって、
第1の通常再生用データが記録された磁気テープに対して第2の通常再生用データをつなぎ記録する場合に、前記つなぎ記録開始位置の直前に記録された前記第1の通常再生用データ中の第1のサーチ再生用データを取得するサーチデータ取得手段と、
前記サーチデータ取得手段が取得した前記第1のサーチ再生用データを前記第2の通常再生用データに挿入し、前記つなぎ記録開始位置より記録するよう前記記録手段を制御する制御手段と
を具備することを特徴とする記録再生装置。
【請求項2】
前記制御手段は、前記第1のサーチ再生用データと前記第2のサーチ再生用データが連続再生されるように前記磁気テープに記録するよう前記記録手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
【請求項3】
前記サーチデータ取得手段は、前記磁気テープに記録された前記第1の通常再生用データにおける最後のフレーム内符号化されたフレームデータから求めたサーチ再生用データを第1のサーチ再生用データとして取得することを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
【請求項4】
前記サーチデータ取得手段は、前記磁気テープに記録された前記第1の通常再生用データにおける最後のフレーム内符号化されたフレームデータのデータの先頭から、前記第1の通常再生用データの終了まで再生することで、前記フレーム内符号化されたフレームデータのデータを取り込みデコード処理し、サーチ再生用データに変換することで前記第1のサーチ再生用データを取得することを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
【請求項5】
前記サーチデータ取得手段は、前記磁気テープに前記第1の通常再生用データの記録処理時に前記磁気テープに記録済みの前記第1の通常再生用データに対応する第3のサーチ再生用データの記録状態を示すパラメータを取得する機能と、取得した前記パラメータより、前記第3のサーチ再生用データの続きとなる位置を演算し、当該位置から第1のサーチ再生用データを取得する機能とを更に備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の記録再生装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−190418(P2006−190418A)
【公開日】平成18年7月20日(2006.7.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−2862(P2005−2862)
【出願日】平成17年1月7日(2005.1.7)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】