説明

記録再生装置

【課題】映像データを用いた容易な操作で、よりユーザの意向に沿った録画コンテンツのタイトルを作成することができる記録再生装置を提供する。
【解決手段】DVDレコーダ100において、受信手段は、映像データを含むコンテンツデータを受信し、記録手段は、受信手段により受信されたコンテンツデータを記録し、再生手段は、記録手段により記録されたコンテンツデータを再生して、映像データに基づく映像を表示部300aに表示させ、マーキング手段は、再生手段によるコンテンツデータの再生時に、表示部300aに表示される映像をマーキングし、取得手段は、マーキング手段によりマーキングされた映像の映像データを取得し、作成手段は、取得手段により取得された映像データに基づいて、記録手段により記録されたコンテンツデータのタイトル情報を作成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツデータを記録して再生する記録再生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
通常、記録再生装置において、テレビジョン番組を録画すると、放送信号とともに送信される番組情報に含まれるタイトル情報に基づいて、番組のタイトルが作成されて記録される(特許文献1参照)。
しかしながら、登場人物名や、シリーズ形式の番組におけるその放送回のタイトル等、録画コンテンツのタイトル名に含まれない情報を知るためには、録画されたコンテンツを実際に再生して確認しなければならず、不便であるという問題があった。
【0003】
そこで、例えば、光ディスクに記録された情報のうち、ディスクの名称やトラックの名称等を、ユーザが自由に書き換えることができる記録装置が知られている(特許文献2参照)。
しかしながら、上記特許文献2によれば、ユーザが文字を入力する操作を行わなければならず、面倒である。
そこで、ユーザが、表示部に表示された付加情報を選択する操作を行うと、選択された付加情報に含まれるタイトル名や、アーティスト名等が取得されて記録媒体に記録されるデジタル放送記録再生装置が知られている(特許文献3参照)。これによれば、録音する曲のタイトルやアーティスト名をユーザ自身で一文字ずつ入力する操作を行わなくても、曲のタイトルやアーティスト名等の必要な情報を記憶することができる。
【特許文献1】特開2003−230080号公報
【特許文献2】特開平8−77762号公報
【特許文献3】特開2003−59246号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献3では、付加情報に含まれていない情報はタイトルに含めることができないため、使い勝手が悪い。
また、上記特許文献1や特許文献3は、デジタル放送のように、番組データに付加情報が付加されていることを前提としている。したがって、アナログ放送の番組を録画する場合には、必要な情報を取得することができず、タイトルを作成することができないという問題があった。
【0005】
本発明の課題は、コンテンツデータに含まれる映像データを用いた容易な操作で、よりユーザの意向に沿った録画コンテンツのタイトルを作成することができる記録再生装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、記録再生装置において、映像データを含むコンテンツデータを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された前記コンテンツデータを記録する記録手段と、
前記記録手段により記録された前記コンテンツデータを再生して、前記映像データに基づく映像を表示部に表示させる再生手段と、
前記再生手段による前記コンテンツデータの再生時に、前記表示部に表示される前記映像をマーキングするマーキング手段と、
前記マーキング手段によりマーキングされた前記映像の映像データを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記映像データに基づいて、前記記録手段により記録された前記コンテンツデータのタイトル情報を作成する作成手段と、
を備えることを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の記録再生装置において、前記コンテンツデータにおける、前記マーキング手段によりマーキングされた前記映像が再生される所定の再生位置を記憶する記憶手段を備え、
前記取得手段は、前記記憶手段により記憶された前記所定の再生位置に基づいて、前記コンテンツデータと同一のシリーズに属する第2のコンテンツデータに含まれる映像データを取得し、
前記作成手段は、前記取得手段により取得された前記映像データに基づいて、前記第2のコンテンツデータのタイトル情報を作成することを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の記録再生装置において、前記コンテンツデータにおける、前記マーキング手段によりマーキングされた前記映像を記憶する記憶手段を備え、
前記取得手段は、前記コンテンツデータと同一のシリーズに属する第2のコンテンツデータから、前記記憶手段により記憶された前記映像が再生される再生位置を検出し、検出された再生位置に基づいて、前記第2のコンテンツデータに含まれる映像データを取得し、
前記作成手段は、前記取得手段により取得された前記映像データに基づいて、前記第2のコンテンツデータのタイトル情報を作成することを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の記録再生装置において、前記作成手段は、前記取得手段により取得された前記映像データに含まれる文字データを取得して、当該文字データに基づく文字の少なくとも一部を含むタイトル情報を作成することを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の記録再生装置において、前記作成手段は、前記取得手段により取得された前記映像データに基づく映像のサムネイル画像を作成して、当該サムネイル画像を含むタイトル情報を作成することを特徴とする。
【0011】
請求項5に記載の発明は、記録再生装置において、映像データを含む第1のコンテンツデータ及び当該第1のコンテンツデータと同一のシリーズに属する第2のコンテンツデータを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された前記第1のコンテンツデータ及び前記第2のコンテンツデータを記録する記録手段と、
前記記録手段により記録された前記第1のコンテンツデータ及び前記第2のコンテンツデータを再生して、前記映像データに基づく映像を表示部に表示させる再生手段と、
前記再生手段による前記第1のコンテンツデータの再生時に、前記表示部に表示される前記映像をマーキングするマーキング手段と、
前記第1のコンテンツデータにおける、前記マーキング手段によりマーキングされた前記映像が再生される所定の再生位置を記憶する記憶手段と、
前記第1のコンテンツデータにおける、前記マーキング手段によりマーキングされた前記映像の映像データを取得するとともに、前記記憶手段により記憶された前記所定の再生位置に基づいて、前記第2のコンテンツデータに含まれる映像データを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記映像データに基づいて、前記記録手段により記録された前記第1のコンテンツデータのタイトル情報及び前記第2のコンテンツデータのタイトル情報を作成する作成手段と、
を備え、
前記作成手段は、前記取得手段により取得された前記映像データに含まれる文字データを取得して、当該文字データに基づく文字の少なくとも一部を含むタイトル情報を作成又は前記取得手段により取得された前記映像データに基づく映像のサムネイル画像を作成して、当該サムネイル画像を含むタイトル情報を作成することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、受信手段により、映像データを含むコンテンツデータが受信され、記録手段により、受信手段により受信されたコンテンツデータが記録され、再生手段により、記録手段により記録されたコンテンツデータが再生されて、映像データに基づく映像が表示部に表示され、マーキング手段により、再生手段によるコンテンツデータの再生時に、表示部に表示される映像がマーキングされ、取得手段により、マーキング手段によりマーキングされた映像の映像データが取得され、作成手段により、取得手段により取得された映像データに基づいて、記録手段により記録されたコンテンツデータのタイトル情報が作成される。
したがって、コンテンツデータの再生時に、再生映像をマーキングすると、その映像の映像データに基づいてタイトル情報が作成されることとなる。したがって、記録再生装置において、コンテンツデータに含まれる映像データを用いた容易な操作で、よりユーザの意向に沿った録画コンテンツのタイトルを作成することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
(実施形態1)
以下、本発明の実施形態1を、図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態1の記録再生装置は、例えば、DVDレコーダであるものとして説明を行う。
なお、記録再生装置は、DVDレコーダに限られることなく、BD(Blue-ray Disc)レコーダ、D−VHSレコーダ等であっても良い。
【0014】
まず、図1を参照しながら、実施形態1のDVDレコーダ100の要部構成について説明する。
DVDレコーダ100は、テレビジョン放送局から伝送される放送信号を受信して、受信した放送信号に含まれるコンテンツデータの記録及び再生を行う。DVDレコーダ100には、テレビジョン受像機300等の外部装置が接続されており、DVD61に記録されたコンテンツデータは、このテレビジョン受像機300に出力されて視聴者に提供される。
【0015】
DVDレコーダ100は、例えば、キー入力部1、放送局から送信された放送信号を受信して、当該放送信号のうちから所定の放送チャンネルの放送信号を選局して、コンテンツデータ(第1のコンテンツデータ、第2のコンテンツデータ)を抽出するチューナ2、チューナ2から入力されたコンテンツデータに対して所定の圧縮処理を行うエンコーダ部3、チューナ2から入力されたコンテンツデータを解析して映像データを取得する解析部4、コンテンツデータの入出力を制御して、エンコーダ部3から入力されたコンテンツデータをDVDドライブ部6に供給するとともに、DVDドライブ部6から取り込んだコンテンツデータをデコーダ部7に供給するデータプロセッサ5、DVD61に対して放送番組データの記録及び再生を行うDVDドライブ部6、DVDドライブ部6から出力された放送番組データに所定の伸張処理を行うデコーダ部7、映像データに含まれる文字を認識する文字認識部8、映像データに基づいてサムネイル画像を作成するサムネイル画像作成部9、文字認識部8から入力されるテキストデータ・サムネイル画像作成部9から入力されるサムネイル画像・ビデオデコーダ72から入力される付加情報(番組配列情報(SI: Service Information))に基づいてタイトル情報を作成するタイトル情報作成部10、OSDデータ等を映像信号に合成するミキシング部11、DVDレコーダ100全体を統括制御する制御部12等を備えて構成されている。
【0016】
キー入力部1は、例えば、機器本体を遠隔操作するリモートコントローラ等であり、各種キーの押下に基づいてリモコン信号を生成し、機器本体の制御部12に対して出力する。具体的には、キー入力部1には、図示は省略するが、電源キー、テンキー、メニューキー、EPG(電子番組ガイド)表示キー、上キー・下キー・左キー・右キーから成るカーソルキー、決定キー、クリアキー、音声切替キー、リターンキー、チャンネルアップ/ダウンキー、ボリュームアップ/ダウンキー等の各種キーが備わる。
また、キー入力部1には、第1のコンテンツデータの再生時に、所望の再生映像をマーキングしてタイトルの作成を指示するためのタイトル作成キー1aが備わる。当該タイトル作成キー1aが操作されると、後述するマーキングプログラム125d、記憶プログラム125e、取得プログラム125f、作成プログラム125gが実行され、マーキングされた再生映像に基づく第1のコンテンツデータのタイトル情報が作成されることとなる。
【0017】
また、タイトル作成キー1aの操作により、第1のコンテンツデータのタイトル情報が作成されると、第1のコンテンツデータと同一のシリーズに属する第2のコンテンツデータのタイトル情報が作成される。
特に、本実施形態1では、第1のコンテンツデータにおいてマーキングされた映像の再生位置が記憶され、第2のコンテンツデータにおける当該再生位置の映像データに基づいて、第2のコンテンツデータのタイトル情報が作成される。
【0018】
ここで、第1のコンテンツデータとは、当該コンテンツデータがシリーズ形式の番組である場合に、タイトル情報が作成される最初の番組を指す。また、コンテンツデータがシリーズ形式の番組でなく単発の番組である場合であっても、タイトル情報が作成される番組は第1のコンテンツデータとされる。
一方、第2のコンテンツデータとは、同一のシリーズに属するコンテンツデータであって既にタイトル情報が作成されているコンテンツデータ(第1のコンテンツデータ)が存在する場合に、二番目以降にタイトル情報が作成される番組を指す。
【0019】
即ち、例えば、『きかんしゃトー○ス』(シリーズ名)というシリーズものの番組を、第1話から順に録画する場合、例えば、第1話の再生時に、タイトル作成キー1aを操作して第1話のタイトル情報を一番初めに作成すると、当該第1話が「第1のコンテンツデータ」とされ、第2話以降が「第2のコンテンツデータ」とされる。
また、例えば、第2話の再生時に、タイトル作成キー1aを操作して第2話のタイトル情報を一番初めに作成すると、第2話が「第1のコンテンツデータ」とされ、第1話及び第3話以降が「第2のコンテンツデータ」とされる。
【0020】
チューナ2は、例えば、高周波増幅回路と、局部発振回路及び混合回路から成る周波数変換回路と、を備えて構成されており、アンテナ等により入力されたデジタルテレビジョン放送信号(RF信号)と、局部発振回路から出力される局部発振信号とを混合回路により混合し、当該放送信号の周波数を選局するための制御部12からの制御出力に応じて、特定周波数帯のデジタルテレビジョン放送信号を受信する。そして当該受信したデジタル放送信号に所定の処理を行うことによりTSに変換し、必要なTSパケットを取り出してエンコーダ部3に出力する。
【0021】
エンコーダ部3は、例えば、入力されるコンテンツデータをDVDドライブ部6においてDVD61に書き込み可能なファイル形式にエンコードし、データプロセッサ5に供給する。
解析部4は、チューナ2から入力される第2のコンテンツデータとしてのTSを解析して、所定の再生位置(後述)に含まれる映像データを取得する。
【0022】
データプロセッサ5は、例えば、CPU121からの制御出力に基づいて、データの入出力経路を設定して、データの入力及び出力を制御する。
例えば、記録処理では、エンコーダ部3から入力されたコンテンツデータに対して、誤り訂正符号化、8−16変調等を行い、一旦バッファメモリ51に貯めた後に、CPU121からの制御出力に応じてDVDドライブ部6に出力する。また、再生時に必要な管理情報を、コンテンツデータとともに、DVDドライブ部6に出力して記録させる。
一方、再生処理では、DVDドライブ部6から読み込んだコンテンツデータに対して、波形等価、A/D変換、8−16復調、誤り訂正復号等を行い、一旦バッファメモリ51に貯めた後に、CPU121からの制御出力に応じてデコーダ部7に出力する。
【0023】
DVDドライブ部6は、例えば、DVDドライブ部6に対して着脱自在なDVD61、DVD61に対する放送番組データの記録及びDVD61に記録された放送番組データの読み出しを行う光ピックアップ62、装填されたDVD61を回転させるスピンドルモータ63、光ピックアップ62をDVD61の半径方向に移動させる送りモータ64等を備えている。
DVD61は、例えば、書き換え可能なDVD−RAM(Random Access Memory)である。DVDドライブ部6では、記録処理において、光ピックアップ62により、DVD61の反射層にレーザ光を照射して、照射光による加熱により記録層の結晶状態を変化させて結晶部・非晶質部を形成することにより、DVD61に対するデータの書き込みを行う。一方、再生処理において、光ピックアップ62によりDVD61の反射層にレーザ光を照射し、光電変換及び電流電圧変換によって反射光に応じた電圧信号を生成することにより、DVD61に記録されたデータの読み出しを行う。
【0024】
デコーダ部7は、例えば、分離部71、ビデオデコーダ72、オーディオデコーダ73、データデコーダ74等を備えて構成されている。
分離部71は、DVDドライブ部6からデータプロセッサ5を介して出力されたデータストリームを、ビデオストリーム、オーディオストリーム、サブピクチャストリーム等の複数のストリームに分離する。
ビデオデコーダ72は、分離部71から入力されるビデオストリームをデコードする。具体的には、ビデオデコーダ72は、ビデオストリームに、可変長復号化、逆量子化、逆DCT、動き補正等の各種処理を行うことでデコードする。
オーディオデコーダ73は、分離部71から入力されるオーディオストリームを伸張する。
データデコーダ74は、分離部71から入力されたサブピクチャストリームをデコードする。
ミキシング部11は、ビデオデコーダ72においてデコードされたビデオストリームに対して、データデコーダ74から入力されるOSDデータ等を合成する。
デコードされたビデオデータは、図示しないメモリに一旦格納された後に、各コマの表示時間情報に応じた所定の再生タイミングで、DVDレコーダ100に接続されたテレビジョン受像機300の表示部300aに出力されることとなる。また、デコードされた音声データは、テレビジョン受像機300のスピーカ300bに出力されることとなる。
【0025】
文字認識部8は、例えば、単語辞書81を備え、制御部12の制御に従い、第1のコンテンツデータのタイトル作成処理に際して、ビデオデコーダ72から入力される映像データに対して、文字認識処理を行って、映像データに含まれるテキストデータを抽出する。また、第2のコンテンツデータのタイトル作成処理に際して、解析部4から入力される映像データに対して、文字認識処理を行って、映像データに含まれるテキストデータを抽出する。
文字認識処理では、映像データに含まれる文字列を取り込んでデジタル化し、デジタル化された文字列に対して文字認識を行う。そして、文字認識された文字の文字コードが、タイトル情報作成部10に入力される。
【0026】
サムネイル画像作成部9は、例えば、第1のコンテンツデータのタイトル作成処理に際して、ビデオデコーダ72から入力される映像データに対して縮小処理を施して、サムネイル画像を作成する。また、第2のコンテンツデータのタイトル作成処理に際して、解析部4から入力される映像データに対して縮小処理を施して、サムネイル画像を作成する。サムネイル画像作成部9において作成されたサムネイル画像は、タイトル情報作成部10に出力される。
【0027】
タイトル情報作成部10は、文字認識部8から入力されるテキストデータ、サムネイル画像作成部9から入力されるサムネイル画像、データデコーダ74から入力される付加情報(番組配列情報)等に基づいて、タイトル情報を作成する。さらに、作成したタイトル情報を、データプロセッサ5を介してDVDドライブ部6に出力する。
タイトル情報作成部10から入力されるタイトル情報は、DVDドライブ部6において、番組と対応付けてDVD61に記憶される。
ここで、本発明において、タイトル情報とは、取得された映像データから抽出される文字、取得された映像のサムネイル画像、コンテンツデータの付加情報(番組配列情報)に含まれるシリーズ名(オリジナルタイトル)等のうち、少なくとも一つを含む情報である。
【0028】
制御部12は、CPU(Central Processing Unit)121、現在時刻を計時する計時部122、RAM(Random Access Memory)123、再生位置記憶部124、ROM(Read Only Memory)125等を備えて構成されている。
【0029】
CPU121は、各部から入力された入力信号に応じて、ROM125に格納された各種プログラムを実行するとともに、実行にかかるプログラムに基づいて各部に出力信号を出力することにより、DVDレコーダ100の動作全般を統括制御する。
【0030】
RAM123は、例えば、CPU121によって各種プログラムが実行される際に生じる処理結果や、入力されたデータ等を記憶する。
再生位置記憶部124は、EPROM(Erasable Programmable ROM)等により構成され、後述する記憶プログラム125eの実行において、タイトル作成キー1aの操作によりマーキングされた映像の所定の再生位置を、番組(シリーズ)毎に記憶する。
【0031】
ROM125は、不揮発性メモリから成るプログラム格納エリアを有しており、具体的には、受信プログラム125a、記録プログラム125b、再生プログラム125c、マーキングプログラム125d、記憶プログラム125e、取得プログラム125f、作成プログラム125g等を記憶している。
【0032】
受信プログラム125aは、例えば、CPU121に、映像データを含む第1のコンテンツデータ及び当該第1のコンテンツデータと同一のシリーズに属する第2のコンテンツデータを受信する機能を実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU121は、キー入力部1において、番組の録画を指示する旨の操作が行われると、チューナ2を特定周波数帯に同調させ、放送信号を受信する。また、シリーズ形式の番組の録画が予約されると、予約された番組の放送開始時刻から放送受信時刻まで、当該番組の放送信号を受信する。さらに、受信したTSから、録画番組のTSパケット(コンテンツデータ、第1のコンテンツデータ、第2のコンテンツデータ)を取得してエンコーダ部3に出力する。
CPU121は、かかる受信プログラム125aを実行することにより、チューナ2とともに受信手段として機能する。
【0033】
記録プログラム125bは、例えば、CPU121に、受信プログラム125aの実行により受信された第1のコンテンツデータ及び第2のコンテンツデータを記録する機能を実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU121は、チューナ2において取り出した第1のコンテンツデータ又は第2のコンテンツデータを、エンコーダ部3においてDVD61に記録可能なファイル形式にエンコードし、データプロセッサ5において、誤り訂正符号化、8−16変調等を行って、DVDドライブ部6においてDVD61に記録させる。CPU121は、同一シリーズに属する番組を、互いに対応づけて記録させる。
CPU121は、かかる記録プログラム125bを実行することにより、DVDドライブ部6とともに記録手段として機能する。
【0034】
再生プログラム125cは、例えば、CPU121に、記憶プログラム125eの実行により記録された第1のコンテンツデータ及び第2のコンテンツデータを再生して、映像データに基づく映像を表示部300aに表示させる機能を実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU121は、キー入力部1において、DVD61に記録された番組の再生を指示する旨の操作が行われると、DVDドライブ部6において、DVD61に記録されたコンテンツデータ(第1のコンテンツデータ又は第2のコンテンツデータ)を読出し、8−16復調、誤り訂正復号等を行って、デコーダ部7に送る。さらに、分離部71において、ビデオストリーム、オーディオストリーム、データストリームに分離した後に、各ストリームを、ビデオデコーダ72、オーディオデコーダ73、データデコーダ74において、それぞれデコードし、機器本体に接続されたテレビジョン受像機300の表示部300a及びスピーカ300bに出力する。
CPU121は、かかる再生プログラム125cを実行することにより、再生手段として機能する。
【0035】
マーキングプログラム125dは、例えば、CPU121に、再生プログラム125cの実行による第1のコンテンツデータの再生時に、表示部300aに表示される映像をマーキングする機能を実現させるためのプログラムである。
具体的には、ユーザは、第1のコンテンツデータの再生時に、テレビジョン受像機300の表示部300aに表示される再生映像を見て、タイトル情報に含めたい文字や映像が表示されている間に、キー入力部1のタイトル作成キー1aを押下する。すると、CPU121は、タイトル作成キー1aの押下に基づいて、キーが押下された時点で表示部300aに表示されている再生映像をマーキング映像として決定する。
CPU121は、かかるマーキングプログラム125dを実行することにより、タイトル作成キー1aとともに、マーキング手段として機能する。
【0036】
記憶プログラム125eは、例えば、CPU121に、第1のコンテンツデータにおける、マーキングプログラム125dの実行によりマーキングされた映像が再生される所定の再生位置を記憶する機能を実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU121は、マーキングプログラム125dの実行により、タイトル作成キー1aが押下された時点で表示部300aに表示されている再生映像がマーキング映像として決定されると、当該マーキング映像の所定の再生位置を決定する。
ここで、所定の再生位置とは、タイトル作成キー1aが操作された時点のマーキング映像を含む所定幅の位置であっても良く、また、タイトル作成キー1aが操作された時点のマーキング映像をピンポイントで示す位置であっても良い。所定の再生位置は、例えば、番組の放送開始からの経過時間で示される。再生位置が決定されると、CPU121は、その再生位置に関する情報(例えば、番組の放送開始からの経過時間データ)を、当該番組(シリーズ)の識別情報とともに、再生位置記憶部124に記憶させる。
CPU121は、かかる記憶プログラム125eを実行することにより、再生位置記憶部124とともに、記憶手段として機能する。
【0037】
取得プログラム125fは、例えば、CPU121に、第1のコンテンツデータにおける、マーキングプログラム125dの実行によりマーキングされた映像の映像データを取得するとともに、記憶プログラム125eの実行により記憶された所定の再生位置に基づいて、第2のコンテンツデータに含まれる映像データを取得する機能を実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU121は、第1のコンテンツデータの再生時に、タイトル作成キー1aの押下に基づいてマーキングされた映像の再生位置が再生位置記憶部124に記憶されると、第1のコンテンツデータにおける当該マーキングされた映像データ(図3参照)をDVD61から取得する。
また、CPU121は、第1のコンテンツデータと、同一のシリーズに属する第2のコンテンツデータがチューナ2において受信されると、解析部4において、第2のコンテンツデータから、記憶プログラム125eの実行により記憶された再生位置の映像データ(図4参照)を取得する。
ここで、第2のコンテンツデータは、第1のコンテンツデータと同じシリーズに属する番組であるため、第2のコンテンツデータから取得された、記憶プログラム125eの実行により記憶された再生位置の映像(図4参照)は、第1のコンテンツデータの再生時にマーキングした映像(図3参照)と同様の映像である可能性が高く、マーキングした映像と同じように、タイトル情報に含めたい文字や映像を含むユーザの意向に沿った映像である可能性が高いと考えられる。
CPU121は、かかる取得プログラム125fを実行することにより、DVDドライブ部6、解析部4とともに、取得手段として機能する。
【0038】
作成プログラム125gは、例えば、CPU121に、取得プログラム125fの実行により取得された映像データに基づいて、記録プログラム125bの実行により記録された第1のコンテンツデータのタイトル情報及び第2のコンテンツデータのタイトル情報を作成する機能を実現させるためのプログラムである。作成プログラム125gは、取得プログラム125fの実行により取得された映像データに含まれる文字データを取得して、当該文字データに基づく文字の少なくとも一部を含むタイトル情報を作成する、又は、取得プログラム125fの実行により取得された映像データに基づく映像のサムネイル画像を作成して、当該サムネイル画像を含むタイトル情報を作成する。
CPU121は、かかる作成プログラム125gを実行することにより、作成手段として機能する。
【0039】
タイトル情報の作成方法は、図2に例示するメニュー画面において予めユーザにより選択されている。図2では、タイトル作成キー1aによりマーキングした映像に含まれる文字を含むタイトル情報を作成する方法と、タイトル作成キー1aによりマーキングした映像のサムネイル画像を含むタイトル情報を作成する方法の何れかを選択することができる。
【0040】
まず、作成プログラム125gの実行において、マーキングした映像に含まれる文字を含むタイトル情報を作成する場合について具体的に説明する。
CPU121は、第1のコンテンツデータの再生中に、タイトル作成キー1aが押下されると、タイトル作成キー1aが押下された時点の再生映像(図3参照)の静止映像データをDVD61から取り込む。そして、取り込んだ映像データを文字認識部8に出力し、映像データに含まれるテキストデータ(例えば、「トー○スとゴー○ン 登場人物名:トー○スとゴー○ン」)を抽出する。そして、抽出したテキストデータをタイトル情報作成部10に出力し、このテキストデータに基づいてタイトル情報を作成する。
タイトル情報作成部10では、例えば、コンテンツデータとともに伝送される付加情報(番組配列情報)に含まれているシリーズ名(例えば、「トー○スとなかまたち」)と、映像データから抽出したテキストデータの一部(例えば、「トー○スとゴー○ン」)と、を合成してタイトル情報(例えば、『トー○スとなかまたち トー○スとゴー○ン』)とする。
また、例えば、コンテンツデータとともに伝送される付加情報に含まれているシリーズ名はタイトル情報に含めず、映像データから抽出したテキストデータをタイトル情報(例えば、『トー○スとゴー○ン 登場人物名:トー○ス、ゴー○ン』)とする。
CPU121は、タイトル情報作成部10においてタイトル情報が作成されると、データプロセッサ5を介してDVDドライブ部6に出力し、第1のコンテンツデータと対応づけてDVD61に記録させる。
【0041】
また、CPU121は、タイトル情報が作成された第1のコンテンツデータと同一のシリーズに属する第2のコンテンツデータの受信が開始されると、当該第2のコンテンツデータを解析部4において解析し、記憶プログラム125eの実行により記憶された再生位置の再生映像(図4参照)の静止映像データを取り込む。そして、取り込んだ映像データを文字認識部8に出力し、映像データに含まれるテキストデータ(例えば、「あかはなのジェー○ス 登場人物名:ジェー○ス、○ック、○ル、○ン、○コ、トレ○ー」)を抽出する。そして、抽出したテキストデータをタイトル情報作成部10に出力し、このテキストデータに基づいてタイトル情報を作成する。
タイトル情報作成部10は、第1のコンテンツデータに対して行ったタイトル情報の作成方法と同様に、例えば、コンテンツデータとともに伝送される付加情報に含まれているシリーズ名(例えば、「トー○スとなかまたち」)と、映像データから抽出したテキストデータの一部(例えば、「あかはなのジェー○ス」)と、を合成してタイトル情報(例えば、『トー○スとなかまたち あかはなのジェー○ス』)とする。
また、例えば、コンテンツデータとともに伝送される付加情報に含まれるシリーズ名はタイトル情報に含めず、映像データから抽出したテキストデータをタイトル情報(例えば、『あかはなのジェー○ス 登場人物名:ジェー○ス、○ック、○ル、○ン、○コ、トレ○ー』)とする。
CPU121は、タイトル情報作成部10においてタイトル情報が作成されると、データプロセッサ5を介してDVDドライブ部6に出力し、第2のコンテンツデータと対応づけてDVD61に記録させる。
【0042】
なお、付加情報から抽出したシリーズ名、映像データから抽出したサブタイトル、映像データから抽出した登場人物名等の種類を、それぞれ区別してタイトル情報を作成しても良い(例えば、『シリーズ名:トー○スとなかまたち サブタイトル:あかはなのジェー○ス 登場人物名:ジェー○ス、○ック、○ル、○ン、○コ、トレ○ー』)。
【0043】
図5及び図6は、マーキングした映像に含まれる文字を含むタイトル情報が作成された場合に、テレビジョン受像機300の表示部300aに表示されるタイトル情報の一覧を例示する図である。
図5では、コンテンツデータとともに伝送される付加情報(番組配列情報)に含まれているシリーズ名(例えば、「トー○スとなかまたち」)と、映像データから抽出したテキストデータの一部(例えば、「トー○スとゴー○ン」、「あかはなのジェー○ス」)とが合成されてタイトル情報とされている。
また、図6では、コンテンツデータとともに伝送される付加情報(番組配列情報)に含まれているシリーズ名はタイトル情報に含まれず、映像データから抽出したテキストデータ(例えば、「トー○スとゴー○ン 登場人物名:トー○ス、ゴー○ン」/「あかはなのジェー○ス 登場人物名:ジェー○ス、○ック、○ル、○ン、○コ、トレ○ー」)が、そのままタイトル情報とされている
【0044】
次に、作成プログラム125gの実行において、マーキングした映像のサムネイル画像を含むタイトル情報を作成する場合について、具体的に説明する。
CPU121は、第1のコンテンツデータの再生中に、タイトル作成キー1aが押下されると、タイトル作成キー1aが押下された時点の再生映像(図3参照)の静止映像データをDVD61から取り込む。そして、取り込んだ映像データをサムネイル画像作成部9に出力し、映像データに縮小処理を行って、サムネイル画像を作成する。そして、作成したサムネイル画像をタイトル情報作成部10に出力し、このサムネイル画像に基づいてタイトル情報を作成する。
タイトル情報作成部10は、例えば、コンテンツデータとともに伝送される付加情報(番組配列情報)に含まれているシリーズ名(例えば、「トー○スとなかまたち」)に、このサムネイル画像を付加してタイトル情報とする。
CPU121は、タイトル情報作成部10においタイトル情報が作成されると、データプロセッサ5を介してDVDドライブ部6に出力し、第1のコンテンツデータと対応づけてDVD61に記録させる。
【0045】
また、CPU121は、タイトル情報が作成された第1のコンテンツデータと同一のシリーズに属する第2のコンテンツデータの受信が開始されると、当該第2のコンテンツデータを解析部4において解析し、記憶プログラム125eの実行により記憶された再生位置の再生映像(図4参照)の静止映像データを取り込む。そして、取り込んだ映像データをサムネイル画像作成部9に出力し、映像データに縮小処理を行って、サムネイル画像を作成する。そして、作成したサムネイル画像をタイトル情報作成部10に出力し、このサムネイル画像に基づいてタイトル情報を作成する。
タイトル情報作成部10は、例えば、コンテンツデータとともに伝送される付加情報(番組配列情報)に含まれているシリーズ名(例えば、「トー○スとなかまたち」)に、このサムネイル画像を付加してタイトル情報とする。
CPU121は、タイトル情報作成部10においタイトル情報が作成されると、データプロセッサ5を介してDVDドライブ部6に出力し、第2のコンテンツデータと対応づけてDVD61に記録させる。
【0046】
図7は、マーキングした映像のサムネイル画像を含むタイトル情報が作成された場合に、テレビジョン受像機300の表示部300aに表示されるタイトル情報の一覧を例示する図である。
図7では、コンテンツデータとともに伝送される付加情報(番組配列情報)に含まれているシリーズ名(例えば、「トー○スとなかまたち」)に対して、再生映像(図3、図4参照)のサムネイル画像を付加したものがタイトル情報として表示されている。
【0047】
以上説明した実施形態1におけるDVDレコーダ100によれば、受信プログラム125aの実行により、映像データを含む第1のコンテンツデータ及び当該第1のコンテンツデータと同一のシリーズに属する第2のコンテンツデータが受信され、記録プログラム125bの実行により、受信プログラム125aの実行により受信された第1のコンテンツデータ及び第2のコンテンツデータが記録され、再生プログラム125cの実行により、記録プログラム125bの実行により記録された第1のコンテンツデータ及び第2のコンテンツデータが再生されて、映像データに基づく映像が表示部300aに表示され、マーキングプログラム125dの実行により、再生プログラム125cの実行による第1のコンテンツデータの再生時に、表示部300aに表示される映像がマーキングされ、記憶プログラム125eの実行により、第1のコンテンツデータにおける、マーキングプログラム125dの実行によりマーキングされた映像が再生される所定の再生位置が記憶され、取得プログラム125fの実行により、第1のコンテンツデータにおける、マーキングプログラム125dの実行によりマーキングされた映像の映像データが取得されるとともに、記憶プログラム125eの実行により記憶された所定の再生位置に基づいて、第2のコンテンツデータに含まれる映像データが取得され、作成プログラム125gの実行により、取得プログラム125fの実行により取得された映像データに基づいて、記録プログラム125bの実行により記録された第1のコンテンツデータのタイトル情報及び第2のコンテンツデータのタイトル情報が作成される。また、作成プログラム125gにより、取得プログラム125fの実行により取得された映像データに含まれる文字データが取得されて、当該文字データに基づく文字の少なくとも一部を含むタイトル情報が作成又は取得プログラム125fの実行により取得された映像データに基づく映像のサムネイル画像が作成されて、当該サムネイル画像を含むタイトル情報が作成される。
したがって、コンテンツデータの再生時に再生映像をマーキングすると、その映像の映像データに基づいて、タイトル情報が作成されることとなる。したがって、コンテンツデータに含まれる映像データを用いた容易な操作で、よりユーザの意向に沿った録画コンテンツのタイトルを作成することができる。
また、ユーザ自身がタイトル情報を入力しなくても、所望の再生映像をマーキングするだけで、ユーザが望むタイトル情報を作成することができるため、ユーザにとって非常に利便的である。
さらに、コンテンツデータとともに送られてくる付加情報に含まれない情報であってもタイトル情報に含めることができるため、ユーザにとってより望ましいタイトル情報を作成することができる。
【0048】
また、第1のコンテンツデータの再生時に再生映像をマーキングすることによりタイトル情報が作成されると、当該第1のコンテンツデータと同一のシリーズに属する第2のコンテンツデータについて、第1のコンテンツデータにおいてマーキングされた再生映像と同一の再生位置の映像に基づいてタイトル情報が作成される。
即ち、同一のシリーズに属するコンテンツデータの各々についてマーキング作業を行わなくても、第1のコンテンツデータの再生時に再生映像のマーキングを行えば、同一のシリーズに属するコンテンツデータの各々の映像に応じたタイトル情報が自動的に作成されることとなる。したがって、第1のコンテンツデータと同一のシリーズに属する第2のコンテンツデータのそれぞれについて、タイトル情報を作成する必要が無いばかりか、第2のコンテンツデータの再生映像をマーキングしなくても、第2のコンテンツデータのそれぞれに応じた適切なタイトル情報が作成されることとなり、ユーザにとって更に利便的となる。
【0049】
また、作成プログラム125gの実行により、取得プログラム125fの実行により取得された映像データに含まれる文字データが取得され、当該文字データに基づく文字の少なくとも一部を含むタイトル情報が作成されるため、タイトル情報に含めたい文字が表示された再生映像をマーキングすれば、所望の文字情報をタイトル情報に含めて、ユーザにとってより望ましいタイトル情報を作成することができる。
【0050】
また、作成プログラム125gの実行により、取得プログラム125fの実行により取得された映像データに基づく映像のサムネイル画像が作成され、当該サムネイル画像を含むタイトル情報が作成されるため、タイトル情報に含めたい再生映像をマーキングすれば、所望の映像のサムネイル画像をタイトル情報に含めて、ユーザにとってより望ましいタイトル情報を作成することができる。
【0051】
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2を、図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態2の記録再生装置は、例えば、実施形態1と同様に、DVDレコーダであるものとして説明を行う。
なお、実施形態1と同様の構成に関しては、同じ符号を付してその説明を省略することとする。
【0052】
まず、図8を参照しながら、実施形態2のDVDレコーダ200の要部構成について説明する。
DVDレコーダ200は、例えば、キー入力部1、放送局から送信された放送信号を受信して、当該放送信号のうちから所定の放送チャンネルの放送信号を選局して、コンテンツデータ(第1のコンテンツデータ、第2のコンテンツデータ)を抽出するチューナ2、チューナ2から入力されたコンテンツデータに対して所定の圧縮処理を行うエンコーダ部3、チューナ2から入力されたコンテンツデータを解析して映像データを取得する解析部13、コンテンツデータの入出力を制御して、エンコーダ部3から入力されたコンテンツデータをDVDドライブ部6に供給するとともに、DVDドライブ部6から取り込んだコンテンツデータをデコーダ部7に供給するデータプロセッサ5、DVD61に対して放送番組データの記録及び再生を行うDVDドライブ部6、DVDドライブ部6から出力された放送番組データに所定の伸張処理を行うデコーダ部7、映像データに含まれる文字を認識する文字認識部8、映像データからサムネイル画像を作成するサムネイル画像作成部9、文字認識部8から入力されるテキストデータ・サムネイル画像作成部9から入力されるサムネイル画像・ビデオデコーダ72から入力される付加情報(番組配列情報(SI: Service Information))に基づいてタイトル情報を作成するタイトル情報作成部10、OSDデータ等を映像信号に合成するミキシング部11、DVDレコーダ200全体を統括制御する制御部14等を備えて構成されている。
【0053】
キー入力部1は、例えば、機器本体を遠隔操作するリモートコントローラ等であり、各種キーの押下に基づいてリモコン信号を生成して、機器本体の制御部14に対して出力する。
キー入力部1には、第1のコンテンツデータの再生時に、所望の再生映像をマーキングしてタイトルの作成を指示するためのタイトル作成キー1aが備わる。当該タイトル作成キー1aが操作されると、後述するマーキングプログラム125d、記憶プログラム143a、取得プログラム143b、作成プログラム125gが実行され、マーキングされた再生映像に基づく第1のコンテンツデータのタイトル情報が作成されることとなる。
【0054】
また、タイトル作成キー1aの操作により、第1のコンテンツデータのタイトル情報が作成されると、第1のコンテンツデータと同一のシリーズに属する第2のコンテンツデータのタイトル情報が作成される。
特に、実施形態2では、実施形態1のように第1のコンテンツデータにおけるマーキングされた映像の再生位置が記憶されるのではなく、第1のコンテンツデータにおけるマーキングされた映像が記憶される。そして、第2のコンテンツデータが解析されて、第2のコンテンツデータにおける当該記憶された映像の再生位置が検出され、検出された再生位置の映像データに基づいて第2のコンテンツデータのタイトル情報が作成される。
【0055】
解析部13は、チューナ2から入力される第2のコンテンツデータとしてのTSを解析して、記憶プログラム143a(後述)の実行により記憶された映像の再生位置を検出して、検出された再生位置の映像データを取得する。
【0056】
制御部14は、CPU(Central Processing Unit)141、現在時刻を計時する計時部122、RAM(Random Access Memory)123、マーキング映像記憶部142、ROM(Read Only Memory)143等を備えて構成されている。
【0057】
CPU141は、各部から入力された入力信号に応じて、ROM143に格納された各種プログラムを実行するとともに、実行にかかるプログラムに基づいて各部に出力信号を出力することにより、DVDレコーダ200の動作全般を統括制御する。
【0058】
RAM123は、例えば、CPU141によって各種プログラムが実行される際に生じる処理結果や、入力されたデータ等を記憶する。
マーキング映像記憶部142は、EPROM(Erasable Programmable ROM)等により構成され、後述する記憶プログラム143aの実行において、タイトル作成キー1aの操作によりマーキングされた映像を、番組毎(シリーズ毎)に記憶する。
【0059】
ROM143は、不揮発性メモリから成るプログラム格納エリアを有しており、具体的には、受信プログラム125a、記録プログラム125b、再生プログラム125c、マーキングプログラム125d、記憶プログラム143a、取得プログラム143b、作成プログラム125g等を記憶している。
【0060】
記憶プログラム143aは、例えば、CPU141に、第1のコンテンツデータにおける、マーキングプログラム125dの実行によりマーキングされた映像を記憶する機能を実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU141は、マーキングプログラム125dの実行により、タイトル作成キー1aが押下された時点で表示部300aに表示されている再生映像がマーキング映像として決定されると、当該マーキング映像を、当該番組(シリーズ)の識別情報とともに、マーキング映像記憶部142に記憶させる。
CPU141は、かかる記憶プログラム143aを実行することにより、マーキング映像記憶部142とともに、記憶手段として機能する。
【0061】
取得プログラム143bは、例えば、CPU141に、第1のコンテンツデータにおける、マーキングプログラム125dの実行によりマーキングされた映像の映像データを取得するとともに、記憶プログラム143aの実行により記憶された映像が再生される再生位置を検出し、検出された再生位置に基づいて、第2のコンテンツデータに含まれる映像データを取得する機能を実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU141は、第1のコンテンツデータの再生時に、タイトル作成キー1aの押下に基づいて、マーキングされた映像が記憶されると、第1のコンテンツデータにおける、当該マーキングされた映像データ(図3参照)をDVD61から取得する。
また、第1のコンテンツデータと同一のシリーズに属する第2のコンテンツデータがチューナ2において受信されると、CPU141は、解析部13において、記憶プログラム143aの実行により記憶された映像(図3参照)との類似度が一定の閾値以上の映像(図4参照)を第2のコンテンツデータから検出する。例えば、CPU141は、第1のコンテンツデータから取得した映像と、背景画像・背景色・背景枠等の一致度が所定の閾値以上の映像を、第2のコンテンツデータから取得する。そして、マーキングされた第1のコンテンツデータの映像と類似している映像が、第2のコンテンツデータにおいて検出された場合には、当該検出された映像の再生位置に基づいて、第2のコンテンツデータから当該映像データを取得する。
ここで、第2のコンテンツデータは、第1のコンテンツデータと同じシリーズに属する番組であるため、記憶プログラム143aの実行により記憶された第1のコンテンツデータの映像(図3参照)と、画面構成(文字位置、文字サイズ、背景画像、背景色、背景枠等)の類似度が一定の閾値以上の映像(図4参照)は、第1のコンテンツデータの再生時にマーキングした映像と同じように、タイトル情報に含めたい文字や映像を含むユーザの意向に沿った映像である可能性が高いと考えられる。
なお、取得プログラム143bにおいて、第2のコンテンツデータから映像データを取得する際に、第1のコンテンツデータにおけるマーキングされた映像との類似度と再生位置の両方を考慮しても良い。
CPU141は、かかる取得プログラム143bを実行することにより、DVDドライブ部6、解析部13とともに、取得手段として機能する。
【0062】
以上説明した実施形態2におけるDVDレコーダ200によれば、受信プログラム125aの実行により、映像データを含む第1のコンテンツデータ及び当該第1のコンテンツデータと同一のシリーズに属する第2のコンテンツデータが受信され、記録プログラム125bの実行により、受信プログラム125aの実行により受信された第1のコンテンツデータ及び第2のコンテンツデータが記録され、再生プログラム125cの実行により、記録プログラム125bの実行により記録された第1のコンテンツデータ及び第2のコンテンツデータが再生されて、映像データに基づく映像が表示部300aに表示され、マーキングプログラム125dの実行により、再生プログラム125cの実行による第1のコンテンツデータの再生時に、表示部300aに表示される映像がマーキングされ、記憶プログラム143aの実行により、第1のコンテンツデータにおける、マーキングプログラム125dの実行によりマーキングされた映像が記憶され、取得プログラム143bの実行により、第1のコンテンツデータにおける、マーキングプログラム125dの実行によりマーキングされた映像の映像データが取得されるとともに、第1のコンテンツデータと同一のシリーズに属する第2のコンテンツデータから、記憶プログラム143aの実行により記憶された映像が再生される再生位置が検出され、検出された再生位置に基づいて、第2のコンテンツデータに含まれる映像データが取得され、作成プログラム125gの実行により、取得プログラム143bの実行により取得された映像データに基づいて、記録プログラム125bの実行により記録された第1のコンテンツデータのタイトル情報及び第2のコンテンツデータのタイトル情報が作成される。また、作成プログラム125gの実行により、取得プログラム143bの実行により取得された映像データに含まれる文字データが取得されて、当該文字データに基づく文字の少なくとも一部を含むタイトル情報が作成又は取得プログラム143bの実行により取得された映像データに基づく映像のサムネイル画像が作成されて、当該サムネイル画像を含むタイトル情報が作成される。
したがって、コンテンツデータの再生時に再生映像をマーキングすると、その映像の映像データに基づいて、タイトル情報が作成されることとなる。したがって、コンテンツデータに含まれる映像データを用いた容易な操作で、よりユーザの意向に沿った録画コンテンツのタイトルを作成することができる。
また、ユーザ自身がタイトル情報を入力しなくても、所望の再生映像をマーキングするだけで、ユーザが望むタイトル情報を作成することができるため、ユーザにとって非常に利便的である。
さらに、コンテンツデータとともに送られてくる付加情報に含まれない情報であってもタイトル情報に含めることができるため、ユーザにとってより望ましいタイトル情報を作成することができる。
【0063】
また、第1のコンテンツデータの再生時に再生映像をマーキングすることによりタイトル情報が作成されると、当該第1のコンテンツデータと同一のシリーズに属する第2のコンテンツデータについて、第1のコンテンツデータにおいてマーキングされた再生映像が再生される再生位置が検出されて、検出された再生位置の映像に基づいてタイトル情報が作成される。
即ち、同一のシリーズに属するコンテンツデータの各々についてマーキング作業を行わなくても、第1のコンテンツデータの再生時に再生映像のマーキングを行えば、同一のシリーズに属する第2のコンテンツデータの各々の映像データに応じたタイトル情報が自動的に作成されることとなる。したがって、第1のコンテンツデータと同一のシリーズに属する第2のコンテンツデータのそれぞれについて、タイトル情報を作成する必要が無いばかりか、第2のコンテンツデータの再生映像をマーキングしなくても、第2のコンテンツデータのそれぞれに応じた適切なタイトル情報が作成されることとなり、ユーザにとって更に利便的となる。
また、第1のコンテンツデータにおいてマーキングされた映像が、第2のコンテンツデータにおいて異なる再生位置で再生される場合でも、第1のコンテンツデータにおいてマーキングされた映像に基づいて、第2のコンテンツデータから映像データが検出されてタイトル情報が作成されることとなるため、より確実に、ユーザにとって望ましいタイトル情報を作成することができる。
【0064】
また、作成プログラム125gの実行により、取得プログラム143bの実行により取得された映像データに含まれる文字データが取得され、当該文字データに基づく文字の少なくとも一部を含むタイトル情報が作成されるため、タイトル情報に含めたい文字が表示された再生映像をマーキングすれば、所望の文字情報をタイトル情報に含めて、ユーザにとってより望ましいタイトル情報を作成することができる。
【0065】
また、作成プログラム125gの実行により、取得プログラム143bの実行により取得された映像データに基づく映像のサムネイル画像が作成され、当該サムネイル画像を含むタイトル情報が作成されるため、タイトル情報に含めたい再生映像をマーキングすれば、所望の映像のサムネイル画像をタイトル情報に含めて、ユーザにとってより望ましいタイトル情報を作成することができる。
【0066】
なお、本発明は、上記実施の形態に限られることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の改良並びに設計の変更をおこなっても良い。
例えば、作成手段により作成されるタイトル情報は、上記実施形態において例示したものに限られない。例えば、『トー○スとゴー○ン』ように、その放送回のタイトルのみをタイトル情報としても良い。また、その放送回のタイトルや登場人物名の他、簡単なあらすじ等、映像データや付加情報に含まれる情報であれば、タイトル情報に含めることができる。
また、映像データから抽出したテキストデータのうち、タイトルや登場人物名等、必要なテキストのみを判別する判別手段を設け、作成手段は、判別手段により必要であると判別されたテキストのみをタイトル情報に含めても良い。
また、一つのコンテンツデータにつき、複数の映像をマーキングできるように構成しても良い。そして、例えば、一度目にマーキングされた映像を、サブタイトルが含まれる映像データであると決定し、二度目にマーキングされた映像を、登場人物名が含まれる映像であると決定する。そして、サブタイトルと登場人物名等を区別してタイトル情報を作成しても良い。
また、第1のコンテンツデータの映像をマーキングする際に、マーキングした映像の種類(例えば、タイトル、サブタイトル、登場人物名)等を、ユーザが指定できる手段が備わっていても良い。
また、第1のコンテンツデータの映像をマーキングする際に、マーキングした映像のうち、タイトル情報に含める文字情報の表示位置(例えば、画面上部等)を指定できる手段が備わっていても良い。
また、第2のコンテンツデータから取得する映像データは、第2のコンテンツデータの受信時に、解析部4において取得するのではなく、一旦DVD61に記録した後に、DVD61から取得しても良い。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】実施形態1におけるDVDレコーダの要部構成を例示するブロック図である。
【図2】タイトル情報の作成方法を選択するためのメニュー画面を例示する図である。
【図3】第1のコンテンツデータから取得される再生映像を例示する図である。
【図4】第2のコンテンツデータから取得される再生映像を例示する図である。
【図5】マーキングした映像に含まれる文字を含むタイトル情報が作成された場合に、テレビジョン受像機の表示部に表示されるタイトル情報の一覧を例示する図である。
【図6】マーキングした映像に含まれる文字を含むタイトル情報が作成された場合に、テレビジョン受像機の表示部に表示されるタイトル情報の一覧を例示する図である。
【図7】マーキングした映像のサムネイル画像を含むタイトル情報が作成された場合に、テレビジョン受像機の表示部に表示されるタイトル情報の一覧を例示する図である。
【図8】実施形態2におけるDVDレコーダの要部構成を例示するブロック図である。
【符号の説明】
【0068】
100 DVDレコーダ(記録再生装置)
1a タイトル作成キー(マーキング手段)
2 チューナ(受信手段)
4 解析部(取得手段)
6 DVDドライブ部(記録手段、再生手段、取得手段)
8 文字認識部(作成手段)
9 サムネイル画像作成部(作成手段)
10 タイトル情報作成部(作成手段)
121 CPU(受信手段、記録手段、再生手段、マーキング手段、記憶手段、取得手段、作成手段)
124 再生位置記憶部(記憶手段)
125a 受信プログラム(受信手段)
125b 記録プログラム(記録手段)
125c 再生プログラム(再生手段)
125d マーキングプログラム(マーキング手段)
125e 記憶プログラム(記憶手段)
125f 取得プログラム(取得手段)
125g 作成プログラム(作成手段)
200 DVDレコーダ(記録再生装置)
13 解析部(取得手段)
141 CPU(受信手段、記録手段、再生手段、マーキング手段、記憶手段、取得手段、作成手段)
142 マーキング映像記憶部(記憶手段)
143a 記憶プログラム(記憶手段)
143b 取得プログラム(取得手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
映像データを含むコンテンツデータを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された前記コンテンツデータを記録する記録手段と、
前記記録手段により記録された前記コンテンツデータを再生して、前記映像データに基づく映像を表示部に表示させる再生手段と、
前記再生手段による前記コンテンツデータの再生時に、前記表示部に表示される前記映像をマーキングするマーキング手段と、
前記マーキング手段によりマーキングされた前記映像の映像データを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記映像データに基づいて、前記記録手段により記録された前記コンテンツデータのタイトル情報を作成する作成手段と、
を備えることを特徴とする記録再生装置。
【請求項2】
前記コンテンツデータにおける、前記マーキング手段によりマーキングされた前記映像が再生される所定の再生位置を記憶する記憶手段を備え、
前記取得手段は、前記記憶手段により記憶された前記所定の再生位置に基づいて、前記コンテンツデータと同一のシリーズに属する第2のコンテンツデータに含まれる映像データを取得し、
前記作成手段は、前記取得手段により取得された前記映像データに基づいて、前記第2のコンテンツデータのタイトル情報を作成することを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
【請求項3】
前記コンテンツデータにおける、前記マーキング手段によりマーキングされた前記映像を記憶する記憶手段を備え、
前記取得手段は、前記コンテンツデータと同一のシリーズに属する第2のコンテンツデータから、前記記憶手段により記憶された前記映像が再生される再生位置を検出し、検出された再生位置に基づいて、前記第2のコンテンツデータに含まれる映像データを取得し、
前記作成手段は、前記取得手段により取得された前記映像データに基づいて、前記第2のコンテンツデータのタイトル情報を作成することを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
【請求項4】
前記作成手段は、前記取得手段により取得された前記映像データに含まれる文字データを取得して、当該文字データに基づく文字の少なくとも一部を含むタイトル情報を作成することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の記録再生装置。
【請求項5】
前記作成手段は、前記取得手段により取得された前記映像データに基づく映像のサムネイル画像を作成して、当該サムネイル画像を含むタイトル情報を作成することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の記録再生装置。
【請求項6】
映像データを含む第1のコンテンツデータ及び当該第1のコンテンツデータと同一のシリーズに属する第2のコンテンツデータを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された前記第1のコンテンツデータ及び前記第2のコンテンツデータを記録する記録手段と、
前記記録手段により記録された前記第1のコンテンツデータ及び前記第2のコンテンツデータを再生して、前記映像データに基づく映像を表示部に表示させる再生手段と、
前記再生手段による前記第1のコンテンツデータの再生時に、前記表示部に表示される前記映像をマーキングするマーキング手段と、
前記第1のコンテンツデータにおける、前記マーキング手段によりマーキングされた前記映像が再生される所定の再生位置を記憶する記憶手段と、
前記第1のコンテンツデータにおける、前記マーキング手段によりマーキングされた前記映像の映像データを取得するとともに、前記記憶手段により記憶された前記所定の再生位置に基づいて、前記第2のコンテンツデータに含まれる映像データを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記映像データに基づいて、前記記録手段により記録された前記第1のコンテンツデータのタイトル情報及び前記第2のコンテンツデータのタイトル情報を作成する作成手段と、
を備え、
前記作成手段は、前記取得手段により取得された前記映像データに含まれる文字データを取得して、当該文字データに基づく文字の少なくとも一部を含むタイトル情報を作成又は前記取得手段により取得された前記映像データに基づく映像のサムネイル画像を作成して、当該サムネイル画像を含むタイトル情報を作成することを特徴とする記録再生装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−87394(P2009−87394A)
【公開日】平成21年4月23日(2009.4.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−251945(P2007−251945)
【出願日】平成19年9月27日(2007.9.27)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】