説明

試験体製造方法および試験体製造条件評価装置

【課題】試験体に深いき裂を、簡単に付与できるようにする。
【解決手段】粒界割れが付与された試験体を製造する際に、試験体11よりも融点が低い低融点金属を試験体11表面の一部に溶射して低融点金属層12を形成する低融点金属溶射工程と、低融点金属層12に覆われた試験体11の温度が、低融点金属の融点よりも高くなるように、低融点金属層12の近傍を溶接により加熱する加熱工程と、を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、粒界割れが付与された試験体を製造する試験体製造方法および試験体製造条件評価装置に関する。
【背景技術】
【0002】
維持基準のもとに原子力プラントの安全な運用を継続するためには、応力腐食割れ(SCC)等の欠陥を実プラントで検出する非破壊検査技術の向上が求められている。そのためには、各測定器の校正用のSCC摸擬標準試験体が必要となる。従来、原子力機器用のSCC試験体は、SCC感受性を高めた材料を高温高圧水中浸漬により作成していたが、進展速度が遅いために長時間浸漬が必要である。また、原子炉冷却材を模擬した水環境では288〜350℃程度、70〜150気圧程度と高温・高圧となるため試験設備が大掛かりとなり、大型の試験体を製作することは困難であるという難点があった。特に近年問題となっている炭素含有量を低下させた耐SCC材料については短時間でSCCを付与するのが困難であった。
【0003】
また、簡易的な手法で欠陥を付与する場合には、疲労による欠陥付与という方法があるが、き裂の形状がSCCとは異なるために試験体としての信頼性が不十分であった。また、SCC感受性が低い材料に対してき裂を付与する方法として、濃厚沸騰塩化マグネシウム溶液中に浸漬しSCCを付与する方法があるが、この場合き裂が結晶粒内を進展し、高温水中で生じるSCCと異なる様相を呈し、試験体としての信頼性が不十分であった。
【0004】
これに対して、低融点金属による溶接割れを利用した技術では、短時間で粒界に沿ったき裂を付与できる利点がある。
【特許文献1】特開2000−214143号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示されている低融点金属による溶接割れを利用して、試験体にき裂を付与する方法は、低融点金属を塗料により塗布するため、加熱により蒸発や飛散が生じ、1cm以上の深いき裂を付与するのが困難であった。
【0006】
そこで、本発明は、試験体に深いき裂を、簡単に付与できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明は、粒界割れが付与された試験体を製造する試験体製造方法において、前記試験体よりも融点が低い低融点金属を前記試験体表面の一部に溶射して低融点金属層を形成する低融点金属溶射工程と、前記低融点金属層に覆われた前記試験体の温度が、前記低融点金属の融点よりも高くなるように、前記低融点金属層の近傍を溶接により加熱する加熱工程と、を有することを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、粒界割れが付与された試験体の製造条件を提示する試験体製造条件評価装置において、試験体の形状および材質、低融点金属の種類および溶射量、ならびに、入熱量に対するき裂進展深さとの関係を記憶する記憶手段と、試験体の形状および材質、低融点金属の種類および溶射量を入力する入力手段と、前記入力手段から入力された情報、および、前記記憶手段に記憶されている情報に基づいて、最適な試験体の製造条件を求める演算手段と、前記演算手段が求めた製造条件を表示する表示手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、試験体に深いき裂を、容易に付与することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明に係る実施形態を、図面を参照しながら説明する。なお、同一または類似の部分には共通の符号を付して、重複説明は省略する。
【0011】
[実施形態1]
図1は、本発明に係る実施形態1の試験体製造方法を示す模式図である。図2は、本発明に係る実施形態1の試験体製造方法の流れ図である。
【0012】
本実施形態は、継手板状の試験体にき裂を付与する方法である。この方法では、まず、試験体製造条件評価装置に条件を入力して、製造に関するデータを得る(製造準備工程S1)。
【0013】
図3は、本発明に係る実施形態1の試験体製造条件評価装置の構成図である。試験体製造条件評価装置は、コンピュータ21と、コンピュータ21に接続されたプリンタ22から構成されている。コンピュータ21は、記憶装置21cおよび演算装置21dを内蔵する本体21eを有しており、キーボード21aおよびディスプレイ21bは本体21eに接続されている。
【0014】
試験体の製造条件は、試験体の大きさ、形状および材質等により異なる。そのため、新たな形状の試験体を製作する場合には、試行錯誤により最適な条件を探しながら試験体を製造しなければならない。このような方法は非効率なので、予め要素試験により、試験体の大きさ、形状および材質、低融点金属の種類、低融点金属の被覆厚さ、溶接条件などとき裂進展深さの関係を取得して、目的としたき裂を付与するための最適条件を提示する試験体製造条件評価装置を構築している。
【0015】
記憶装置21cには、要素試験により低融点金属の種類、低融点金属の被覆厚さ、溶接条件等とき裂進展深さの関係が記憶されている。キーボード21aから、対象とする試験体の大きさ、形状および材質、低融点金属の種類、低融点金属の被覆厚さを入力すると、演算装置21dは記憶装置21cに保存されているデータに基づいて、適切な製造条件を求め、ディスプレイ21bに表示するとともに、プリンタ22に出力する。
【0016】
試験体製造条件評価装置は、たとえば、材質:SUS316L、板厚:30mm、き裂長さ:50mm、き裂深さ:100mm、低融点金属種類:Znを入力すると、電流:100A、電圧:15V、速度:50mm/min、パス数:5、Zn層との距離:5mmを、試験体の製造条件としてプリンタ22に出力する。この試験体製造条件評価装置を用いることにより、任意の形状、材質の試験体に対し最適な溶接条件が得られ、き裂付与工程の飛躍的効率化が図れる。
【0017】
次に、製造準備工程S1で得られたデータに基づいて、2枚の板17a,17bに開先加工を施す(試料片加工工程S2)。
【0018】
試料片加工工程S2で試料片を加工した後に、製造準備工程S1で得られたデータに基づいて、2枚の板17a,17bの開先加工を施された部分の近傍を、低融点金属たとえば亜鉛の溶射により被覆する(低融点金属溶射工程S3)。
【0019】
低融点金属溶射工程S3の後に、2枚の板17a,17bを、開先加工が施された部分が対向するように押し付けて、変形を押えるように拘束したまま、開先加工された部分の近傍に溶接棒14を近づけて溶接し、試験体11を作成する(溶接工程S4)。溶接の条件は、製造準備工程S1で得られたデータに基づく。
【0020】
これらの工程によって、2枚の板17a,17bを溶接金属15で接続された試験体11が生成される。試験体11には、熱と応力が同時に加えられることにより、溶接部近傍の低融点金属溶射層12に覆われるようにき裂13が付与される。
【0021】
溶接工程S4において、作成された試験体11のき裂13には、低融点金属が残留している。そこで、超音波洗浄器37(図4)を用いて低融点金属を溶出させる(低融点金属溶出工程S5)。
【0022】
図4は、本発明に係る実施形態1の超音波洗浄器の断面図である。超音波洗浄器37は水槽36aを有しており、水槽36aの底面に設置された電解液槽台38の上に電解液槽35aが設置されている。水槽36aには水36が入れられており、電解液槽35aには電解液35が入れられている。
【0023】
低融点金属層12およびき裂13の中の低融点金属を溶出させるために、まず、電解液35に試験体11を沈め、試験体11と直流電源31を陽極リード線34で接続する。また、電解液35に陰極32を沈め、陰極32と直流電源31を陰極リード線33で接続する。さらに、超音波洗浄器37によって発生した超音波は、電解液槽台38を介して電解液槽35aに伝わり、電解液槽35aまたは電解液35によって試験体11に伝わる。電解とともに超音波を加えることにより、溶出した低融点金属を拡散させることができる。これにより大部分の低融点金属はき裂13外に排出されるので、非破壊検査の測定値に与える影響は小さくなり、試験体11は理想的なき裂試験体として利用できる。
【0024】
なお、き裂13内の低融点金属が、試験に影響を与えない場合には、低融点金属溶出工程S5を省略してもよい。また、溶接棒を用いず、アークのみによる加熱でもき裂を付与することができる。
【0025】
[実施形態2]
実施形態2は、試料片加工工程S2において板17に開先加工を施さない場合の試験体11の製造方法である。
【0026】
図5は、本発明に係る実施形態2の試験体製造方法を示す模式図である。浅いき裂13を試験体11に付与する場合には、開先加工を施さなくてもよい。この場合には実施形態1の試料片加工工程S2を省略し、製造準備工程S1で製造に関するデータを得た後に、1つの板17の表面の一部に低融点金属を溶射して低融点金属溶射層12を形成させる。溶接工程S4では、板17の変形を押えるように拘束したまま、低融点金属溶射層12の近傍に溶接棒14を近づけて溶接金属を板17に接合させ、き裂13が付与された試験体11を作成する。
【0027】
本実施形態では、試験体11に開先加工などの機械加工を施さないため、短時間で試験体11を作成することができる。
【0028】
[実施形態3]
実施形態3は、試料片加工工程S2において板17に開先加工を施す代わりに、板17の表面にVノッチ加工を施す試験体11の製造方法である。
【0029】
図6は、本発明に係る実施形態3の試験体製造方法を示す模式図である。本実施形態では、試料片加工工程S2において、板17の表面にVノッチ16の加工を施し、低融点金属溶射工程S3において、Vノッチ16を覆うように低融点金属を溶射して低融点金属溶射層12を形成させる。溶接工程S4では、板17の変形を押えるように拘束したまま、低融点金属溶射層12の近傍に溶接棒14を近づけて溶接金属を板17に接合させ、き裂13が付与された試験体11を作成する。き裂13はVノッチ16の先端近傍から板17の内部に伸びる。
【0030】
Vノッチ加工を施すことにより、Vノッチ先端に応力が集中するため、き裂発生を容易にするばかりでなく、狙った位置にき裂を正確に発生させることができる。
【0031】
[実施形態4]
実施形態4は、表面にき裂を発生させた後に試験体を裏返してき裂をより深く進展させる方法である。
【0032】
低融点金属として融点が420℃の亜鉛を用いる場合には、約700℃以上でき裂が発生するという試験データがあり、このため、き裂13の先端と溶接部の距離は数mm程度でなければならない。厚板の場合にはき裂13の先端と加熱部の距離が大きくなるため、き裂を深く進めるためにはき裂13の先端近傍で加熱する工夫が必要になる。
【0033】
図7は、本発明に係る実施形態4の試験体製造方法を示す模式図であり、(a)は試験体を裏返す前まで、(b)は試験体を裏返した後を示すものである。本実施形態では、試料片加工工程S2において、一方の板17の両面に開先加工を施す。低融点金属溶射工程S3において、もう一方の板17の端部近傍に、低融点金属溶射層12を形成しておく。溶接工程S4では、初めに表面近傍での溶接によりき裂13を発生させた後、試験体11を裏返して溶接することにより、溶接部をき裂13の先端に近づけき裂を深く進展させることができる。
【0034】
[実施形態5]
実施形態5は、実施形態4と同様の効果を得るために、試験体11を裏返すのではなく、溶接によりき裂13を発生させた後に、き裂13発生部近傍に開先状の溝加工を施し、溶接により埋め戻す過程でき裂を進展させる方法である。
【0035】
図8は、本発明に係る実施形態5の試験体製造方法を示す模式図であり、(a)は再加工工程の前まで、(b)は再加工工程の後を示すものである。本実施形態では、実施形態1と同様に製造準備工程S1、試料片加工工程S2、低融点金属溶射工程S3および溶接工程S4を行った後、低融点金属溶出工程S5の前に、再加工工程と再溶接工程を行う。再加工工程とは、き裂13発生部近傍に開先状の溝加工を施す工程であり、再溶接工程とは、その溝を溶接により埋め戻す工程である。再加工工程および再溶接工程を繰り返すことにより、より深いき裂13を得ることができる。
【0036】
本実施形態は、配管のように、裏側から溶接ができない試験体11に対して有効な方法である。
【0037】
[実施形態6]
実施形態6は、試験片11が大きく、実施形態1で示した超音波洗浄器を用いることができない、または、用いることが現実的でない場合にも、き裂13中に含まれる低融点金属を溶出させる方法である。
【0038】
図9は、本発明に係る実施形態6の試験体製造方法を示す模式図である。本実施形態では、電解セル30を試験体11上に設置する。この場合でも、電解とともに超音波を加えることにより溶出した低融点金属を拡散させることができる。
【0039】
以上述べた通り、本発明により、短時間で容易に試験体を製作できる。この試験体は、正確な欠陥検査装置の開発や、検査員の技術向上に寄与する。さらには、欠陥検出技術が向上し、き裂を正確に測定できるようになるため、原子炉プラントの安全性の向上に寄与する。
【0040】
なお、以上の説明は単なる例示であり、本発明は上述の各実施形態に限定されず、様々な形態で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明に係る実施形態1の試験体製造方法を示す模式図である。
【図2】本発明に係る実施形態1の試験体製造方法の流れ図である。
【図3】本発明に係る実施形態1の試験体製造条件評価装置の構成図である。
【図4】本発明に係る実施形態1の超音波洗浄器の断面図である。
【図5】本発明に係る実施形態2の試験体製造方法を示す模式図である。
【図6】本発明に係る実施形態3の試験体製造方法を示す模式図である。
【図7】本発明に係る実施形態3の試験体製造方法を示す模式図であり、(a)は試験体を裏返す前まで、(b)は試験体を裏返した後を示すものである。
【図8】本発明に係る実施形態5の試験体製造方法を示す模式図であり、(a)は再加工工程の前まで、(b)は再加工工程の後を示すものである。
【図9】本発明に係る実施形態6の試験体製造方法を示す模式図である。
【符号の説明】
【0042】
11…試験体、12…低融点金属溶射層、13…き裂、14…溶接棒、15…溶接金属、16…Vノッチ、17,17a,17b…板、21…コンピュータ、22…プリンタ、30…電解セル、31…直流電源、32…陰極、33…陰極リード線、34…陽極リード線、35…電解液、36…水、37…超音波洗浄器、38…超音波発生器、39…超音振動端子

【特許請求の範囲】
【請求項1】
粒界割れが付与された試験体を製造する試験体製造方法において、
前記試験体よりも融点が低い低融点金属を前記試験体表面の一部に溶射して低融点金属層を形成する低融点金属溶射工程と、
前記低融点金属層に覆われた前記試験体の温度が、前記低融点金属の融点よりも高くなるように、前記低融点金属層の近傍を溶接により加熱する加熱工程と、
を有することを特徴とする試験体製造方法。
【請求項2】
前記加熱工程は、前記試験体の変形を拘束しながら、前記低融点金属層に覆われた前記試験体の温度が、前記低融点金属の融点よりも高くなるように、前記低融点金属層の近傍を溶接により加熱するものであることを特徴とする請求項1記載の試験体製造方法。
【請求項3】
前記加熱工程の前に、前記試験体に開先加工を施す加工工程を有し、
前記加熱工程は、前記試験体の開先加工を施された部分を溶接することにより、前記低融点金属層に覆われた前記試験体の温度が、前記低融点金属の融点よりも高くなるように加熱するものであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の試験体製造方法。
【請求項4】
前記低融点金属溶射工程の前に、前記試験体にVノッチ加工を施す加工工程を有し、
前記低融点金属溶射工程は、前記Vノッチを覆うように低融点金属層を形成するものであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の試験体製造方法。
【請求項5】
前記加熱工程は、前記試験体の低融点金属層を有する面を溶接により加熱した後、前記低融点金属層を有する面の反対面を溶接により加熱するものであることを特徴とする請求項1ないし請求項4いずれか記載の試験体製造方法。
【請求項6】
前記加熱工程の後に、溶接部に溝を形成する再加工工程と、
前記再加工工程の後に、前記加熱工程で前記試験体に付与された粒界割れの先端部の温度が、前記低融点金属の融点よりも高くなるように、前記溝の溶接により加熱する再加熱工程と、
を有することを特徴とする請求項1ないし請求項5いずれか記載の試験体製造方法。
【請求項7】
前記再加工工程および前記再加熱工程を複数回行うことを特徴とする請求項6記載の試験体製造方法。
【請求項8】
前記加熱工程の前に、試験体の形状および材質、低融点金属の種類および溶射量、ならびに、入熱量に対するき裂進展深さとの関係を取得し、試験体の形状および材質、低融点金属の種類および溶射量に基づいて、最適な溶接条件を提示する試験体製造条件評価システムを構築する評価システム構築工程と、
前記評価システム構築工程の後で、前記低融点金属溶射工程の前に、前記試験体の形状および材質、ならびに、前記低融点金属の種類および溶射量を前記試験体製造条件評価システムに入力し、最適な溶接条件を得る製造準備工程と、
を有することを特徴とする請求項1ないし請求項7いずれか記載の試験体製造方法。
【請求項9】
粒界割れを付与された前記試験体を試験に供する前に、前記低融点金属層を電解液に接触させ、陽極酸化によって前記低融点金属を溶出させる工程を有することを特徴とする請求項1ないし請求項8いずれか記載の試験体製造方法。
【請求項10】
粒界割れを付与された前記試験体を試験に供する前に、前記低融点金属層を腐食液に接触させ、前記試験体に超音波を加えることによって前記低融点金属を溶出させる工程を有することを特徴とする請求項1ないし請求項9いずれか記載の試験体製造方法。
【請求項11】
粒界割れが付与された試験体の製造条件を提示する試験体製造条件評価装置において、
試験体の形状および材質、低融点金属の種類および溶射量、ならびに、入熱量に対するき裂進展深さとの関係を記憶する記憶手段と、
試験体の形状および材質、低融点金属の種類および溶射量を入力する入力手段と、
前記入力手段から入力された情報、および、前記記憶装置に記憶されている情報に基づいて、最適な試験体の製造条件を求める演算手段と、
前記演算装置が求めた製造条件を表示する表示手段と、
を有することを特徴とする試験体製造条件評価装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2007−120955(P2007−120955A)
【公開日】平成19年5月17日(2007.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−309388(P2005−309388)
【出願日】平成17年10月25日(2005.10.25)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】