説明

調圧弁および燃料電池システム

【課題】流体流路に設置された調圧弁の内部で弁体とピストンとが衝突しても、弁体の摩耗や変形の発生が抑制されること。
【解決手段】この調圧弁H9は、シリンダ110と、シリンダ110の内部に設けられ、燃料供給路74の下流側に存在する水素ガスの圧力が所定の圧力よりも小さくなったときに所定の方向に変位するピストン114と、シリンダ110の内部に設けられ、ピストン114が所定の方向に変位したときにピストン114と当接し、ピストン114に押されて変位することによって燃料供給路74を開く弁体112とを備え、ピストン114と弁体112との当接部位に、衝撃吸収材としてゴム部材120が設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、調圧弁および燃料電池システムに係り、特に、調圧弁の耐久性向上に有効な技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、燃料ガスと酸化ガス(以下、これらを反応ガスという。)との電気化学反応によって発電する燃料電池(セル)をエネルギ源とする燃料電池システムが注目されている。燃料電池システムは、燃料電池に、燃料タンクから高圧の燃料ガスを供給するとともに空気を加圧供給し、燃料電池において燃料ガスと酸化ガスとを電気化学反応させ、起電力と熱とを発生させる。
【0003】
上記の燃料電池システムには、燃料ガスを燃料電池に供給する燃料供給路に、高圧の燃料ガスを減圧(調圧)する調圧弁が設けられている。燃料タンクに蓄えられた高圧の燃料ガスは、調圧弁によって適正な圧力に調整され、燃料電池に供給される。
【0004】
調圧弁は、燃料ガスが導入されるシリンダと、シリンダの内部に設けられたピストンと、同じくシリンダの内部に設けられた弁体とを備える。ピストンは、シリンダよりも下流側の燃料ガス圧力が所定の圧力よりも小さくなったときに、所定の方向(開弁方向)に変位する。弁体は、ピストンが変位したときにピストンと当接し、ピストンに押されて変位することによって燃料供給路を開く(例えば、下記の特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平9―112731号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、燃料電池システムに設けられる調圧弁においては、ユーザから要求される発電量の増加に伴い、燃料電池での水素ガス消費量が急激に増え、調圧弁よりも下流側、すなわち燃料電池側の水素ガスの圧力が急激に低下した場合に、弁体とピストンとが衝突する際の衝撃が大きく、その衝撃で弁体が摩耗したり変形したりすることがある。
【0006】
そこで、本発明は、流体流路に設置された調圧弁の内部で弁体とピストンとが衝突しても、弁体の摩耗や変形の発生を抑制することのできる調圧弁を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の調圧弁は、流体流路に設置されて流体圧力を調整する調圧弁であって、流体が導入されるシリンダ内に、前記シリンダよりも下流側の流体圧力が所定の圧力よりも小さくなったときに所定の方向に変位するピストンと、前記ピストンが前記所定の方向に変位したときに前記ピストンと当接し前記ピストンに押されて変位することによって弁開度を変更する弁体と、前記ピストンと前記弁体との当接部位に設けられた衝撃吸収材と、を備えている。
【0008】
また、本発明の燃料電池システムは、ガス供給を受けて発電する燃料電池と、前記燃料電池に給排されるガスが流通するガス流路と、備える燃料電池システムであって、前記ガス流路上のいずれかの位置に、上記のように構成された調圧弁が設置されている。
【0009】
前記調圧弁は、前記ガス流路のうち、例えば燃料ガスを前記燃料電池に供給する燃料ガス供給流路に設置されてもよい。
【0010】
以上の構成によれば、弁体とピストンとの当接部位に衝撃吸収材が設けられているので、弁体とピストンとが衝突するときの衝撃が緩和される。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、弁体とピストンとの当接部位に衝撃吸収材が設けられているので、弁体とピストンとが衝突するときの衝撃が緩和される。したがって、弁体の摩耗や変形の発生を抑制することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
次に、本発明に係る燃料電池システムの一実施の形態を説明する。以下、この燃料電池システムを燃料電池車両の車載発電システムに適用した場合について説明するが、本発明はこのような適用例に限らず、船舶,航空機,電車等のあらゆる移動体や歩行ロボットへの適用が可能である他、例えば燃料電池が建物(住宅、ビル等)用の発電設備として用いられる定置用発電システムへの適用も可能である。
【0013】
まず、図1を参照しながら、本実施形態に係る燃料電池システム100の全体構成について説明する。
【0014】
この燃料電池システム100において、酸化ガスとしての空気(外気)は、空気供給路71を介して燃料電池20の空気供給口に供給される。空気供給路71には、空気から微粒子を除去するエアフィルタA1、空気を加圧するコンプレッサA3、供給空気圧を検出する圧力センサP4、及び空気に所要の水分を加える加湿器A21が設けられている。コンプレッサA3は、モータ(補機)によって駆動される。このモータは、後述の制御部50によって駆動制御される。なお、エアフィルタA1には、空気流用を検出する図示省略のエアフローメータ(流量計)が設けられている。
【0015】
燃料電池20から排出される空気オフガスは、排気路72を経て外部に放出される。排気路72には、排気圧を検出する圧力センサP1、圧力調整弁A4、及び加湿器A21の熱交換器が設けられている。圧力センサP1は、燃料電池20の空気排気口近傍に設けられている。圧力調整弁A4は、燃料電池20への供給空気圧を設定する調圧(減圧)器として機能する。
【0016】
圧力センサP4,P1の図示しない検出信号は、制御部50に送られる。制御部50は、コンプレッサA3のモータ回転数及び圧力調整弁A4の開度を調整することによって、燃料電池20への供給空気圧や供給空気流量を設定する。
【0017】
燃料ガスとしての水素ガスは、水素供給源(燃料ガス供給源)30から燃料供給路(流体流路、ガス流路、燃料ガス供給流路)74を介して燃料電池20の水素供給口に供給される。水素供給源30は、例えば高圧水素タンクが該当するが、これに代えて、炭化水素系の燃料から水素リッチな改質ガスを生成する改質器と、この改質器で生成した改質ガスを高圧状態にして蓄圧する高圧ガスタンクと、を水素供給源として採用することもできる。また、水素吸蔵合金を有するタンクを水素供給源として採用してもよい。
【0018】
燃料供給路74には、水素供給源30から水素を供給しあるいは供給を停止する遮断弁H100、水素供給源30からの水素ガスの供給圧力を検出する圧力センサP6、燃料電池20への水素ガスの供給圧力を減圧して調整する調圧弁H9、調圧弁H9の下流の水素ガス圧力を検出する圧力センサP9、燃料電池20の水素供給口と燃料供給路74間を開閉する遮断弁H21、及び水素ガスの燃料電池20の入口圧力を検出する圧力センサP5が設けられている。圧力センサP5,P6,P9の図示しない検出信号は、制御部50に供給される。
【0019】
燃料電池20で消費されなかった水素ガスは、水素オフガスとして水素循環路75に排出され、燃料供給路74の調圧弁H9の下流側に戻される。水素循環路75には、水素オフガスの温度を検出する温度センサT31、燃料電池20と水素循環路75を連通/遮断する遮断弁H22、水素オフガスから水分を回収する気液分離器H42、回収した生成水を水素循環路75外の図示しないタンク等に回収する排水弁H41、及び水素オフガスを加圧する水素ポンプH50が設けられている。
【0020】
遮断弁H21,H22は、燃料電池20のアノード側を閉鎖する。温度センサT31の図示しない検出信号は、制御部50に供給される。水素ポンプH50は、制御部50によって動作が制御される。水素オフガスは、燃料供給路74で水素ガスと合流し、燃料電池20に供給されて再利用される。遮断弁H100,H21,H22は、制御部50からの信号で駆動される。
【0021】
水素循環路75は、排出制御弁H51を介して、パージ流路76によって排気路72に接続されている。排出制御弁H51は、電磁式の遮断弁であり、制御部50からの指令によって作動することにより、水素オフガスを外部に排出(パージ)する。このパージ動作を間欠的に行うことによって、水素オフガスの循環が繰り返されて燃料極側の水素ガスの不純物濃度が増すことによるセル電圧の低下を防止することができる。
【0022】
燃料電池20の冷却水出入口には、冷却水を循環させる冷却路73が設けられている。冷却路73には、燃料電池20から排水される冷却水の温度を検出する温度センサT1、冷却水の熱を外部に放熱するラジエータ(熱交換器)C2、冷却水を加圧して循環させる冷却ポンプC1、及び燃料電池20に供給される冷却水の温度を検出する温度センサT2が設けられている。ラジエータC2には、モータによって回転駆動される冷却ファンC13が設けられている。
【0023】
燃料電池20は、燃料ガスと酸化ガスの供給を受けて発電する単セルを所要数積層してなる燃料電池スタックとして構成されている。
【0024】
燃料電池20が発生した電力は、図示しないパワーコントロールユニットに供給される。パワーコントロールユニットは、車両の駆動モータに電力を供給するインバータと、コンプレッサモータや水素ポンプ用モータなどの各種の補機類に電力を供給するインバータと、二次電池等の蓄電手段への充電や該蓄電手段からのモータ類への電力供給を行うDC−DCコンバータなどが備えられている。
【0025】
制御部50は、車両に設けられた加速操作装置(アクセル等)の操作量を検出し、加速要求値(例えば車両の駆動モータ等の負荷装置からの要求発電量)等の制御情報を受けて、システム内の各種機器の動作を制御する。
【0026】
なお、負荷装置とは、車両の駆動モータのほかに、燃料電池20を作動させるために必要な補機装置(例えば、コンプレッサA3、水素ポンプH50、冷却ポンプC1のモータ等)、車両の走行に関与する各種装置(変速機、車輪制御装置、操舵装置、懸架装置等)で使用されるアクチュエータ、乗員空間の空調装置(エアコン)、照明、オーディオ等を含む電力消費装置を総称したものである。
【0027】
制御部50は、図示しない制御コンピュータシステムによって構成されている。この制御コンピュータシステムは、CPU、ROM、RAM、HDD、入出力インタフェース及びディスプレイなどの公知構成から成り、市販されている制御用コンピュータシステムによって構成されている。
【0028】
次に、図2及び図3を参照しながら、本実施形態に係る調圧弁H9の構成及び作用について詳細に説明する。
【0029】
調圧弁H9は、水素供給源30からの水素ガスが導入されるシリンダ110と、シリンダ110の内部を仕切って長手方向に並ぶ2つの空間S1,S2を画成する内部隔壁111と、内部隔壁111に形成された貫通孔111aを開閉する弁体112と、弁体112をシリンダ110の長手方向の一方(弁開度を縮小する方向)に付勢する第1のバネ体113と、空間S2内部でシリンダ110の長手方向に摺動するピストン114と、ピストン114をシリンダ110の長手方向の他方(弁開度を拡大する方向)に付勢することにより弁体112を変位させる第2のバネ体115と、を備えている。
【0030】
シリンダ110の空間S1側には、燃料供給路74の一次側、すなわち水素供給源30側に連通する一次ポートP1が設けられている。一方、空間S2側には、燃料供給路74の二次側、すなわち燃料電池20側に連通する二次ポートP2と、ピストン114の背圧を逃がす通気ポートP3とが設けられている。シリンダ110内部のピストン114の背面114c側の空間は、通気ポートP3を通じて大気に開放している。
【0031】
内部隔壁111は、シリンダ110の長手方向に対して直角に配置されている。貫通孔111aは、内部隔壁111の中央に、内部隔壁111の厚さ方向に向けて形成されている。
【0032】
弁体112は断面が円形の棒状で、一方の端部112aおよび他方の端部112bの直径が、両端部112a,112b間に位置する中間部112cの直径よりも大きく形成されている。一方の端部112aと中間部112cとの間には、テーパ部112dが形成され、他方の端部112bと中間部112cとの間には、テーパ部112eが形成されている。
【0033】
弁体112は、一方の端部112aを空間S1側に配置され、他方の端部112bを空間S2側に配置されるようにして、貫通孔111aに挿通されている。ただし、貫通孔111aは、弁体112の中間部112cの直径よりも大きいが、両端部112a,112bの直径よりも小さい。内部隔壁111のうち、テーパ部112dが当接する貫通孔112aの周囲が弁座を構成する。
【0034】
第1のバネ体113は、シリンダ110の一方の端壁110aと、弁体112の一方の端部112aとの間に介装され、弁体112を空間S1から空間S2に向かう方向に付勢している。
【0035】
ピストン114は、シリンダ110の内径よりも径の小さな肉厚の円板で、その中心をシリンダ110の中心に一致させるようにして、空間S2内部に配置されている。ピストン114の外周面にはOリング114aが取り付けられている。Oリング114aは、シリンダ110の内壁に摺動可能に圧接し、水素ガスを封止して通気ポートP3側への水素ガスの漏洩を防止している。ピストン114は、シリンダ110の内側面にガイドされるようにして、Oリング114aとともにシリンダ10の長手方向に摺動することが可能である。
【0036】
第2のバネ体115は、シリンダ110の他方の端壁110bと、ピストン114の背面114cとの間に介装され、ピストン114を空間S2から空間S1に向かう方向に付勢している。
【0037】
ピストン114の弁体112に対向する端面114b、および弁体112の他方の端部112bのピストン114に対向する端面112fは、内部隔壁111と同様に、シリンダ110の長手方向に対して直角をなすように配置されている。つまり、ピストン114の端面114bと弁体112の端面112fとは平行である。
【0038】
ピストン114の端面(当接部位)114bには、ゴム部材(衝撃吸収部材)120が配設されている。ゴム部材120は、端面114bの中央部に形成された凹部にはめ込まれ、端面114bと面一になっている。また、ゴム部材120が配設される範囲は、弁体112の端面112fに当接する領域よりも広く設定されている。ゴム部材120には、極低温の水素ガス中に置かれても劣化し難い材質(例えば、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、シリコン等)が選択される。
【0039】
上記のように構成された調圧弁H9において、弁体112は、空間S1の内部圧力(すなわち燃料供給路74の一次側の水素ガスの圧力)と、空間S2の内部圧力(すなわち燃料供給路74の二次側の水素ガスの圧力)と、第1のバネ体113の付勢力と、第2のバネ体115の付勢力とがバランスすることにより、水素供給源30から供給される水素ガスを、所定の圧力に調圧する。
【0040】
空間S2の内部圧力が所定の圧力よりも低いときには、空間S2内の水素ガスがピストン114の端面114bを押す力(水素ガスの圧力×端面114bの面積)が、第2のバネ体115の付勢力よりも弱くなることから、ピストン114は空間S2から空間S1に向かう方向に変位し、弁体112の他方の端部112bに当接して弁体112を同じ方向に変位させる。つまり、弁体112は、空間S2の内部圧力が所定の圧力よりも低いときには、図3に示すように、一方の端部112a側のテーパ部112dを内部隔壁111の貫通孔111aから離間させて貫通孔111aを開く。
【0041】
一方、空間S2の内部圧力が所定の圧力よりも高いときには、空間S2内の水素ガスがピストン114の端面114bを押す力が、第2のバネ体115の付勢力よりも強くなることから、ピストン114は空間S1から空間S2に向かう方向に変位し、弁体112の他方の端部112bから離間する。つまり、弁体112は、空間S2の内部圧力が所定の圧力よりも高いときには、図2に示すように、一方の端部112a側のテーパ部112dを内部隔壁111の貫通孔111aに押し付けて貫通孔111aを閉じる。
【0042】
ところで、上記の調圧弁H9においては、燃料電池20において水素ガスの消費量が急激に増え、調圧弁H9よりも下流側、すなわち燃料電池20側に位置する燃料供給路74中の水素ガスの圧力が低下した場合、ピストン114が第2のバネ体115に付勢されて弁体112に向けて急速に変位し、弁体112の他方の端部112bとピストン114とが衝突することがある。
【0043】
本実施形態の調圧弁H9によれば、弁体112とピストン114との当接部位に衝撃吸収材としてのゴム部材120が設けられているので、弁体112の他方の端部112bとピストン114とが衝突するときの衝撃が緩和される。したがって、弁体112の摩耗や変形の発生を抑制することができる。加えて、弁体112とピストン114とが衝突するときに発生する騒音や振動を低減することができる。
【0044】
上記実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこれに限定するものではなく、その要旨を逸脱しない限り各種構成部品を適宜設計することができる。例えば、図4に示すように、ピストン114ではなく、弁体112の他方の端部112bの先端(当接部位)に、衝撃吸収部材としてのゴム部材130が設けられてもよい。また、ピストン114にゴム部材120が設けられ、弁体112にもゴム部材130が設けられてもよい。
【0045】
さらに、調圧弁H9と同じ機能を有する調圧弁が、燃料供給路74だけではなく、加湿器A21と燃料電池20との間に位置する空気供給路71、燃料電池20と加湿器A21との間に位置する排気路72、および燃料電池20と気液分離器H42との間に位置する水素循環路75に設けられてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明に係る燃料電池システムの一実施形態を概略的に示したシステム構成図である。
【図2】図1の燃料電池システムに設けられた調圧弁の構造を示す断面図であって、弁体が燃料供給路を閉じた状態を示している。
【図3】図1の燃料電池システムに設けられた調圧弁の構造を示す断面図であって、弁体が燃料供給路を開いた状態を示している。
【図4】図1の燃料電池システムに設けられた調圧弁の他の実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
【0047】
20…燃料電池、74…燃料供給路(流体流路、ガス流路、燃料ガス供給流路)、H9…調圧弁、100…燃料電池システム、110…シリンダ、111…内部隔壁、112…弁体、113…第1のバネ体、114…ピストン、114b…端面(当接部位)、115…第2のバネ体、120,130…ゴム部材(衝撃吸収材)


【特許請求の範囲】
【請求項1】
流体流路に設置されて流体圧力を調整する調圧弁であって、
流体が導入されるシリンダ内に、
前記シリンダよりも下流側の流体圧力が所定の圧力よりも小さくなったときに所定の方向に変位するピストンと、
前記ピストンが前記所定の方向に変位したときに前記ピストンと当接し前記ピストンに押されて変位することによって弁開度を変更する弁体と、
前記ピストンと前記弁体との当接部位に設けられた衝撃吸収材と、
を備える調圧弁。
【請求項2】
ガス供給を受けて発電する燃料電池と、前記燃料電池に給排されるガスが流通するガス流路と、備える燃料電池システムであって、
前記ガス流路上のいずれかの位置に、請求項1に記載の調圧弁が設置されている燃料電池システム。
【請求項3】
前記調圧弁は、前記ガス流路のうち燃料ガスを前記燃料電池に供給する燃料ガス供給流路に設置されている請求項2に記載の燃料電池システム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−234501(P2007−234501A)
【公開日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−57374(P2006−57374)
【出願日】平成18年3月3日(2006.3.3)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】