超音波センサ
【課題】従来の超音波送受波器においては、バンパー裏側へユニモルフ振動子あるいは圧電素子を接合し、バンパーを振動させて超音波を送受信させることで外観を損なわずに超音波送受信特性の高出力化や指向性の尖鋭化を実現できるが、その取り付けには手間がかかるという問題がある。
【解決手段】バンパーモールの裏側に圧電素子と有底筒状ケースから成るユニモルフ振動子を接合しバンパーモールと振動子を一体化する。またはバンパーモール裏側に凹部を設け、そこに圧電素子と有底筒状ケースから成る振動子を接合しバンパーモールと振動子を一体化する。あるいはバンパーモールの裏側に圧電素子を直接接合させバンパーモールと振動子を一体化する。これらをバンパーに装着し、バンパーモールを振動させて超音波を送受信させる。
【解決手段】バンパーモールの裏側に圧電素子と有底筒状ケースから成るユニモルフ振動子を接合しバンパーモールと振動子を一体化する。またはバンパーモール裏側に凹部を設け、そこに圧電素子と有底筒状ケースから成る振動子を接合しバンパーモールと振動子を一体化する。あるいはバンパーモールの裏側に圧電素子を直接接合させバンパーモールと振動子を一体化する。これらをバンパーに装着し、バンパーモールを振動させて超音波を送受信させる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、超音波周波数帯の送信、受信を行う超音波送受波器に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来の実施の形態に関わる超音波送受波器において、バンパーの裏側に圧電素子と有底筒状ケースから成るユニモルフ振動子を接合し、バンパーを振動させて超音波を送受信する。これにより外観を損なわずに超音波送受信特性の高出力化や指向性の尖鋭化を容易に行うことが出来る。しかしながらユニモルフ振動子、あるいは圧電素子をバンパーと直接接合させる為、取り付け作業はバンパーごと実施する事になり手間がかかるという問題点がある。
【特許文献１】特願２００６−３３５９６５
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
解決しようとする課題はバンパー裏側へのユニモルフ振動子あるいは圧電素子の接合を行う場合の組み付け性の改善である。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
バンパーモールの裏側に圧電素子と有底筒状ケースから成るユニモルフ振動子を接合しバンパーモールと振動子を一体化する。またはバンパーモール裏側に凹部を設け、そこに圧電素子と有底筒状ケースから成る振動子を接合しバンパーモールと振動子を一体化する。あるいはバンパーモールの裏側に圧電素子を直接接合させバンパーモールと振動子を一体化する。これらをバンパーに装着し、バンパーモールを振動させて超音波を送受信させる。
【発明の効果】
【０００５】
本発明により、課題であった超音波送受波器の車輌に対する組み付け性が改善される。また取り付けや取り替えにかかる費用も安くてすむ。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
車載用コーナーセンサ等に用いる際、バンパーモールの裏側に圧電素子と有底筒状ケースから成るユニモルフ振動子を接合して一体化し、バンパーモールを振動させて超音波を送受信することを可能にし、これをバンパーに装着して超音波を送受信する。
【０００７】
図１は本発明の請求項１の実施の形態に関わる超音波送受波器の概略図である。図２はバンパーモールと一体化したユニモルフ振動子の概略図である。図２においてユニモルフ振動子１はバンパーモール２の裏側に接合して一体化されている。図１においてバンパーモールと一体化したユニモルフ振動子はバンパー３に設けられた取り付け穴に装着されている。図３は本発明の実施の形態に関わる超音波送受波器の概略縦断面図である。図３において、アルミニウム材等から成る有底筒状ケース５の底面内部に圧電素子４を貼り合わせ、ユニモルフ振動子を構成する。これをバンパーモール２に裏側からエポキシ接着剤などを用いて接合、固定する。圧電素子４の有底筒状ケース５との接着面側の反対面から入出力リード７a、又、有底筒状ケース５から入出力リード７ｂを半田付け等によって取り出す。圧電素子４の有底筒状ケース５との接着面側と有底筒状ケース５とは電気的に接続されており、更に、圧電素子４と入出力リード７a及び、有底筒状ケース５と入出力リード７ｂとは電気的に接続されている。圧電素子４の上面に発泡シリコーン等から成る吸音材６を載置し、入出力リード７ａおよび７ｂは外部リード８ａおよび８ｂにそれぞれ半田付けする。有底筒状ケースの背面開口部から自己接着性を有するシリコーンまたはウレタンなどから成る封止剤９を有底筒状ケース５内部に充填し、バンパーモールと一体化した超音波送受波器を構成する。この超音波送受波器と一体のバンパーモールが車輌バンパー３に装着されている。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
【図１】本発明の実施の形態に関わる超音波送受波器の概略図
【図２】バンパーモールと一体となったユニモルフ振動子を示す概略図
【図３】本発明の実施の形態に関わる超音波送受波器の概略縦断面図
【符号の説明】
【０００９】
１ ユニモルフ振動子
２ バンパーモール
３ バンパー
４ 圧電素子
５ 有底筒状ケース
６ 吸音材
７ａ 入出力リード
７ｂ 入出力リード
８ａ 入出力端子
８ｂ 入出力端子
９ 封止剤
【技術分野】
【０００１】
本発明は、超音波周波数帯の送信、受信を行う超音波送受波器に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来の実施の形態に関わる超音波送受波器において、バンパーの裏側に圧電素子と有底筒状ケースから成るユニモルフ振動子を接合し、バンパーを振動させて超音波を送受信する。これにより外観を損なわずに超音波送受信特性の高出力化や指向性の尖鋭化を容易に行うことが出来る。しかしながらユニモルフ振動子、あるいは圧電素子をバンパーと直接接合させる為、取り付け作業はバンパーごと実施する事になり手間がかかるという問題点がある。
【特許文献１】特願２００６−３３５９６５
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
解決しようとする課題はバンパー裏側へのユニモルフ振動子あるいは圧電素子の接合を行う場合の組み付け性の改善である。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
バンパーモールの裏側に圧電素子と有底筒状ケースから成るユニモルフ振動子を接合しバンパーモールと振動子を一体化する。またはバンパーモール裏側に凹部を設け、そこに圧電素子と有底筒状ケースから成る振動子を接合しバンパーモールと振動子を一体化する。あるいはバンパーモールの裏側に圧電素子を直接接合させバンパーモールと振動子を一体化する。これらをバンパーに装着し、バンパーモールを振動させて超音波を送受信させる。
【発明の効果】
【０００５】
本発明により、課題であった超音波送受波器の車輌に対する組み付け性が改善される。また取り付けや取り替えにかかる費用も安くてすむ。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
車載用コーナーセンサ等に用いる際、バンパーモールの裏側に圧電素子と有底筒状ケースから成るユニモルフ振動子を接合して一体化し、バンパーモールを振動させて超音波を送受信することを可能にし、これをバンパーに装着して超音波を送受信する。
【０００７】
図１は本発明の請求項１の実施の形態に関わる超音波送受波器の概略図である。図２はバンパーモールと一体化したユニモルフ振動子の概略図である。図２においてユニモルフ振動子１はバンパーモール２の裏側に接合して一体化されている。図１においてバンパーモールと一体化したユニモルフ振動子はバンパー３に設けられた取り付け穴に装着されている。図３は本発明の実施の形態に関わる超音波送受波器の概略縦断面図である。図３において、アルミニウム材等から成る有底筒状ケース５の底面内部に圧電素子４を貼り合わせ、ユニモルフ振動子を構成する。これをバンパーモール２に裏側からエポキシ接着剤などを用いて接合、固定する。圧電素子４の有底筒状ケース５との接着面側の反対面から入出力リード７a、又、有底筒状ケース５から入出力リード７ｂを半田付け等によって取り出す。圧電素子４の有底筒状ケース５との接着面側と有底筒状ケース５とは電気的に接続されており、更に、圧電素子４と入出力リード７a及び、有底筒状ケース５と入出力リード７ｂとは電気的に接続されている。圧電素子４の上面に発泡シリコーン等から成る吸音材６を載置し、入出力リード７ａおよび７ｂは外部リード８ａおよび８ｂにそれぞれ半田付けする。有底筒状ケースの背面開口部から自己接着性を有するシリコーンまたはウレタンなどから成る封止剤９を有底筒状ケース５内部に充填し、バンパーモールと一体化した超音波送受波器を構成する。この超音波送受波器と一体のバンパーモールが車輌バンパー３に装着されている。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
【図１】本発明の実施の形態に関わる超音波送受波器の概略図
【図２】バンパーモールと一体となったユニモルフ振動子を示す概略図
【図３】本発明の実施の形態に関わる超音波送受波器の概略縦断面図
【符号の説明】
【０００９】
１ ユニモルフ振動子
２ バンパーモール
３ バンパー
４ 圧電素子
５ 有底筒状ケース
６ 吸音材
７ａ 入出力リード
７ｂ 入出力リード
８ａ 入出力端子
８ｂ 入出力端子
９ 封止剤
【特許請求の範囲】
【請求項１】
車輌に装着し超音波送受信を行って障害物を検知する目的で使用される超音波送受波器において、バンパーモールの裏側に圧電素子と有底筒状ケースから成るユニモルフ振動子を接合して一体化し、バンパーモールを振動させて超音波を送受信することを特徴とする超音波送受波器。
【請求項１】
車輌に装着し超音波送受信を行って障害物を検知する目的で使用される超音波送受波器において、バンパーモールの裏側に圧電素子と有底筒状ケースから成るユニモルフ振動子を接合して一体化し、バンパーモールを振動させて超音波を送受信することを特徴とする超音波送受波器。
【図１】
【図２】
【図３】
【図２】
【図３】
【公開番号】特開２００８−１６４５６９（Ｐ２００８−１６４５６９Ａ）
【公開日】平成２０年７月１７日（２００８．７．１７）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００７−５６９（Ｐ２００７−５６９）
【出願日】平成１９年１月５日（２００７．１．５）
【出願人】（０００２２９０８１）日本セラミック株式会社 (129)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２０年７月１７日（２００８．７．１７）
【国際特許分類】
【出願日】平成１９年１月５日（２００７．１．５）
【出願人】（０００２２９０８１）日本セラミック株式会社 (129)
【Ｆターム（参考）】
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